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JP2007116713A - 耐放射線型位相ロック・ループ - Google Patents

耐放射線型位相ロック・ループ Download PDF

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JP2007116713A JP2006286605A JP2006286605A JP2007116713A JP 2007116713 A JP2007116713 A JP 2007116713A JP 2006286605 A JP2006286605 A JP 2006286605A JP 2006286605 A JP2006286605 A JP 2006286605A JP 2007116713 A JP2007116713 A JP 2007116713A
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/093Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal using special filtering or amplification characteristics in the loop

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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【課題】耐放射線型位相ロック・ループ(PLL)を実現するための方法および装置を提供する。
【解決手段】耐放射線型PLLは、調節可能な帯域幅のループ・フィルタを含む。調節可能なフィルタは、未濾波の電圧制御信号を変更し、検出された放射線誘導型の過渡イベント中に、安定した電圧制御信号を電圧制御発振器(VCO)へ送る。調節可能なフィルタは、放射イベントが検出されたときに、その帯域幅を減少することによって、放射の作用を除去する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に位相ロック・ループに関し、より詳細には、帯域幅を調節可能なつループ・フィルタを有する耐放射線型位相ロック・ループに関する。
米国政府は、国防脅威削減局(Defense Threat Reduction Agency)によって授与された契約番号DTRA01−03−D−0018および納入番号DTRA01−03−D−0018−0001に従って本発明におけるある種の権利を獲得している。
位相ロック・ループ(PLL)は、アナログ電気システムや通信システムで広く使用されている。益々厳しくなるタイミング制約内で動作する今日の高性能システムでは、PLLは、より一般的なデジタル電子回路へ導入されつつある。例えば、様々な回路応用例で使用される特定用途向け集積回路(ASIC)は、一般に、クロック信号分配用にオンチップのPLLを含む。
クロックの分配に関してPLLのもたらす主な利点は、位相/遅延の補償、周波数の逓倍化、およびデューティ・サイクルの補正である。PLLは、1周期信号またはクロック信号を、基準クロック信号の周波数の倍数に位相合わせすることを可能にする。名前が暗示するように、PLLの出力は、入来する基準クロック信号にロック・オンし、基準クロックの平均周波数と実質的に等しい周波数を有する周期的な出力信号を生成する。この周期的な出力信号がPLL出力であり、フィードバック・クロック信号を決定するためにも使用される。フィードバック・クロック信号が基準信号を追跡しているとき、PLLは「ロックされている」と言われる。
しかし、PLLは、保持(hold-in)レンジまたはロック・レンジと呼ばれる限られた周波数範囲またはチューニング範囲にわたってのみロックを維持する。PLLは、基準周波数がゆっくり変化するならば、一般に、そのロック・レンジにわたって基準信号を追跡する。周波数が非常に速く変化した場合、PLLは、ロックから外れる。基準周波数の変化の最大レート(ロックを失うことがない変化の最大レート)は、「ロック掃引レート(lock sweep rate)」として知られる。
PLLは、一般に、特定の周波数範囲またはチューニング範囲用に設計される。電圧制御発振器(VCO)を位相コンパレータと共に使用して、周期的な出力信号を生成する。周期的な出力信号の周波数は、電圧制御発振器および/または位相コンパレータ内の回路構成要素に直接依存する。位相コンパレータは、基準クロック信号とフィードバック・クロック信号とを比較し、電圧制御信号を生成し、この電圧制御信号はVCOが受け取るように結合される。また、位相コンパレータは、チャージ・ポンプを含むことができる。チャージ・ポンプは、電圧制御信号の電圧レベルを、フィードバック・クロック信号と基準クロック信号との間の位相または周波数における差の平均に基づいて調節する回路を含む。電圧制御信号は、低域通過フィルタを使用してチャージ・ポンプの出力を平均することによって決定される。VCOは、周期的な出力信号を、電圧制御信号の電圧レベルに基づいて生成する。
残念ながら、電圧制御信号は、しばしばACノイズやトランジェント・ノイズ、およびVCOの周期的な出力信号に影響を及ぼす他の有害な作用を受ける可能性がある。ACノイズなどのような有害な作用を低減するために、低域通過フィルタやループ・フィルタは、電圧制御信号の平均化と、ノイズ源に起因する応答の最小限化またはシェーピングとを処理するように調節される。ループ・フィルタの応答を発展させる際に、ノイズ/過渡作用に対する不感性(immunity)と、チューニング速度および周期的信号の安定性という通常の考慮すべき点との兼ね合いを考慮しなければならない。
ループ・フィルタの時定数は、ループ・フィルタの帯域幅に反比例する。ループ・フィルタの帯域幅の幅は、ループ・フィルタが通過させる信号の周波数の範囲に直接比例する。ループ・フィルタは低域通過タイプであるため、ループ・フィルタの帯域幅は、ゼロからコーナ周波数、即ち3dB周波数の範囲内の周波数を有する信号を通過させる。コーナ周波数は、ループ・フィルタの利得が、ループ・フィルタの最大利得に対して3dBだけ低減される周波数である。
時定数の大きい、または狭帯域幅(即ち、低コーナ周波数)ループ・フィルタは、周波数の大範囲をフィルタリングして除去する。これはPLLにとって有益である。なぜなら、ACノイズ、ならびに未濾波の電圧制御信号における電圧スパイクやグリッチを引き起こす不慮の発振が、弱められるからである。しかし、コーナ周波数が高められた場合、信号周波数の大範囲が、VCOの周期的な出力信号に影響を及ぼし得る。
小帯域幅のループ・フィルタは、電圧制御信号ノイズのより大きな範囲をフィルタリングすることによってPLLに利益をもたらすが、PLLの性能に対して悪影響もあり得る。具体的には、ループ・フィルタの帯域幅が狭くなるほど、PLLがロックまたはキャプチャ(捕捉)を達成するのにかかる時間が長くなる。更に、PLLがロック・オンすることが可能な周波数のロック・レンジもまた、帯域幅が減少するにつれて減少する。
従って、PLLを選択する際に、ループ・フィルタの帯域幅を考慮することが必要とされる。その応用において、波形信号におけるある程度の不安定性を許容することができる場合、より広い帯域幅のループ・フィルタを選択することができ、ロックの速度と範囲とを最適化することができる。しかし、不安定性を許容することができない場合、より狭い帯域幅のループ・フィルタが選択され、ロックの速度と範囲とが犠牲にされる可能性がある。
しかし、耐放射線性の応用では、ループ・フィルタの考慮がより困難になり得る。具体的には、シングル・イベント・トランジェント(SET)(single event transient)などのような放射イベントは、予測不可能である。SETは、粒子の衝突が位相コンパレータまたはループ・フィルタの前にある他の回路内で回路ノードに影響を及ぼすとき、発生し得る。粒子衝突は、未濾波の電圧制御信号に、予測不可能なグリッチを引き起こし得る。グリッチは、正しくない基準または分周のVCO信号周波数、あるいはチャージ・ポンプからのトランジェント信号出力として見ることができる。ループ・フィルタは、これらのグリッチを効果的に濾波せず、周期的な出力信号は、影響を受けることになる。予測不可能なSETを防止するため、また、意図されたクロック信号の正しい位相および周波数を維持するためには、より狭い帯域幅のループ・フィルタが必要とされることになる。
しかし、SETなどのような放射イベントは、あまり頻繁に発生しない。従って、より狭い帯域幅のループ・フィルタは、あまり頻繁に発生しない放射イベントのためにPLLの性能を低下させることになる。
従って、放射環境のために最適化される耐放射線型PLLが求められている。
耐放射線型位相ロック・ループ(PLL)のための動作の方法および装置が提供される。
例示の耐放射線型位相PLLは、位相比較器(位相コンパレータ)と、調節可能な帯域幅のループ・フィルタと、電圧制御発振器(VCO)とを含む。位相コンパレータは、フィードバック・クロック信号および基準クロック信号から、未濾波の電圧制御信号を導出する。調節可能なフィルタは、未濾波の電圧制御信号を濾波し、濾波済み電圧制御信号を生成する。耐放射線性は、放射イベントが検出されたときに、調節可能なフィルタの帯域幅を狭めることによって達成される。濾波済み電圧制御信号はVCOによって使用されて、PLL出力信号が生成される。
他の例は、調節可能なフィルタの様々な実装を含む。一つの例では、調節可能なフィルタが、広帯域幅ループ・フィルタおよび狭帯域幅ループ・フィルタを含む。放射イベント時には、狭帯域幅フィルタが選択される。狭帯域幅フィルタの選択は、不調(アプセット、upset)検出信号を使用することによって実施することができる。他の例では、調節可能なフィルタは、連続的に調整(チューン)可能な帯域幅ループ・フィルタを含む。連続的にチューン可能な帯域幅のフィルタは、電圧制御信号自体のAC信号内容から導出されるアプセット検出信号によって調節される。放射イベント時には、その帯域幅は、濾波する周波数の範囲を増大することができる。非線形の帯域幅のフィルタによって使用されるアプセット検出信号は、アプセット検出回路によって生成することも、未濾波の電圧制御信号から導出することも、できる。
これら及び他の態様および利点は、適切な場合には添付の図面を参照して、以下の詳細な説明を読めば、当業者には明らかになろう。更に、この概要は単なる一例であり、特許請求されている本発明の範囲を限定することは意図されていないことは理解される。
幾つかの実施例について、添付の図面に関連して下記で述べるが、様々な図において同様の符号は同様の要素を指す。
耐放射線型位相ロック・ループ(PLL)の例が提示される。PLLは、調節可能な帯域幅のループ・フィルタを含めることによって、耐放射線化される。この帯域幅を調節可能なフィルタは、少なくとも2つの濾波モードを有する。1つのモードでは、調節可能なフィルタ(調節可能フィルタ)は、広帯域幅で未濾波の電圧制御信号を濾波する。この広帯域幅は、PLLのロックの速度と範囲とを増大することを可能にする。シングル・イベント・トランジェント(SET)などのような放射イベントが検出されたとき、調節可能フィルタは第2のモードで動作する。第2のモードでは、調節可能フィルタは、狭帯域幅で未濾波の電圧制御信号を濾波する。狭帯域幅で濾波することにより、エラー信号、特に放射イベント信号の周波数の広い範囲を濾波することが可能になる。
次に図1を参照すると、位相コンパレータ10と、調節可能な帯域幅のループ(低域通過)フィルタ16と、VCO18と、周波数分周器28と、ロック検出器30とを含むPLL5の例が示されている。位相コンパレータ10は、位相−周波数検出器12と、チャージ・ポンプ14とを含む。位相−周波数検出器12は、信号ライン20を介して基準クロック信号を、また、信号ライン22を介して、導出された(またはフィードバック)クロック信号を、受け取る。位相−周波数検出器12の出力信号は、チャージ・ポンプ14へ伝えられる。チャージ・ポンプ14からの出力信号は、調節可能フィルタ16へ伝えられる。調節可能フィルタ16は、VCO18と結合される。VCO18の出力信号は、周波数分周器28へ伝えられる。周波数分周器28の出力信号は、位相−周波数検出器12へ戻され、また、ロック検出器30へも送られる。ロック検出器30はまた、信号ライン20を介して基準クロック信号の供給を受け、それにより信号ライン32上にロック検出信号を与えることが可能になる。
動作時に、位相検出器12は、2つの入力周波数を比較し、それらの位相差の尺度である出力信号を生成する。例えば、位相−周波数検出器12は、入力基準クロック信号(REFCLK)とフィードバック・クロック信号(FBKCLK)とを比較してエラー信号を生成し、このエラー信号は信号ライン24を介して伝えられる。エラー信号は、2つの信号間の位相/周波数の差の大きさに比例する。例示のために、位相検出器12の出力信号は、信号ライン24上で伝えられるアップ・パルスまたはダウン・パルスとして示されている。
エラー信号は、PLL5回路の位相検出器12の負荷を低減するために、チャージ・ポンプ14へ伝えられる。チャージ・ポンプ14の出力電流信号は、信号ライン25に出力される。チャージ・ポンプ14の出力電流信号は未濾波の電圧制御信号であり、この電圧制御信号は、調節可能フィルタ16に蓄積された電荷の大きさを制御するために使用され、従って、位相−周波数検出器12の出力信号を、信号ライン26を介して伝えられVCO18用の濾波済み制御電圧入力信号へと変換するために使用されるものである。VCO18は、濾波済み制御電圧信号に比例する周波数を有する出力信号を生成する。
PLL5がロックされているとき、REFCLKとFBKCLKとの間に一定の位相差(通常、ゼロ)があり、それらの周波数は合致される。2つの信号が実質的に等しい場合、位相検出器12からのそれらの出力信号は、約ゼロの振幅を有することになる。それらの信号が異なる場合、位相検出器12は、対応する電圧信号を信号ライン24に出力する。動作時に、位相検出器12は、REFCLK信号と発振器出力信号(周波数分周器28を用いる)とを比較する。これは、REFCLKを追跡するFBKCLKを用いて行われる。発振器のFBKCLKが周波数においてREFCLKより遅れる場合、位相検出器12は、発振器18が速度を上げるように、チャージ・ポンプ14に濾波済み制御電圧信号を変更させる。同様に、FBKCLKがREFCLKより進む場合、位相検出器12は、チャージ・ポンプ14に濾波済み制御電圧信号を変更させて、発振器18を遅させる。
位相コンパレータ10からの未濾波の電圧制御信号出力にACノイズまたはグリッチがある場合、調節可能フィルタ16は、位相検出器12による補正をほとんど行わない状態へとPLL5が向かうように、ACノイズまたはグリッチを除去することになる。その結果として、信号ライン34のPLL出力信号が安定し、それを様々な応用で使用することができる。1つのそのような応用は、集積回路上に実装されるクロック生成回路であり得る。
PLL5は、位相検出器12とチャージ・ポンプ14とを含む位相コンパレータ10を使用するが、他のタイプの位相コンパレータを使用することもできる。開示されている例は、そのタイプの位相コンパレータに限定されない。調節可能フィルタ16を使用し、任意のタイプの未濾波の電圧制御信号を濾波することができる。更に、位相コンパレータからの未濾波の電圧制御信号は、電流信号または電圧信号とすることができる。
実際には、濾波済み電圧制御信号は、未濾波の電圧制御信号の耐放射線化されたバージョンのものである。更に、調節可能フィルタ16の前にあるすべての回路構成要素(即ち、位相コンパレータ10、周波数分周器28、ロック検出器30)は、粒子衝突などのような放射イベントによる影響を受ける可能性があるが、濾波済み電圧制御信号上でSETを発生させない。従って、PLL5は、調節可能フィルタ16によって耐放射線化される。
調節可能フィルタ16は、その濾波帯域幅を調節することによって、放射イベントがその出力に影響を及ぼすのを防止する。通常の動作中(即ち、放射イベントが検出されていないとき)には、調節可能フィルタ16の帯域幅を広げ、それにより、PLL5のロック(または同調)の速度と範囲とを最適化することができる。しかし、放射イベント中には、調節可能フィルタはフィルタの帯域幅を狭め、それにより、信号におけるより大きな周波数範囲が濾波されるようにする。PLL5が通常の動作に戻ると、調節可能フィルタ16は、その帯域幅を広げて、ロックの速度と範囲とを改善することができる。
耐放射線型PLLを動作させる方法を示す例示のブロック図が図2に示されている。位相コンパレータを有するPLLは、基準クロック信号およびフィードバック・クロック信号を受け取り、ブロック52で示されているように、未濾波の電圧制御信号を生成する。ブロック54で示されているように、調節可能な帯域幅のループ・フィルタは、特定の帯域幅でノイズおよび他の過渡信号を濾波する。この特定の帯域幅は、通常の動作中(即ち、放射イベントが検出されないとき)に発生するノイズのタイプによって決定することができる。次いで、濾波済み電圧制御信号が使用されて、VCOからの周期的な出力信号の周波数が決定される。放射イベントが検出されたとき、調節可能フィルタは、ブロック56で示されているように、放射イベントに起因するノイズおよび他の過渡信号を濾波するように、調節可能フィルタの帯域幅を狭める。放射イベントは、発生した後にまたは回路ノード部で発生している間に、検出することができる。放射イベントが、発生している間に検出された場合、調節可能フィルタは、放射イベントが終わる前にその帯域幅を狭めることができる。帯域幅を狭めることにより、予測不可能な周波数を有する予測不可能な過渡信号を濾波することが可能になる。放射イベントが終わった後に、調節可能フィルタは、その帯域幅を通常の動作レベルの帯域幅に戻すように広げることができる。
上記の実施例では、ロック速度が変わる。通常の動作中には、ロック速度は、最適化されたレベルとなるように設計されている。放射イベント中には、ロック速度が低下することになる。放射イベントの後に調節可能フィルタが再調節されたとき、ロック速度は増すことになる。このようにして調節可能フィルタを動作させることにより、PLLを性能(即ち、ロックの速度と範囲)について最適化することが可能になり、放射イベントが検出されたときのみ性能が低下する。例えば、回路設計者は、1つのみの帯域幅、従って1つのみのロック速度およびチューニング範囲を有するPLLを備えるということに、制限されないことになる。
調節可能フィルタ16の例が図3に示されている。調節可能フィルタ16は、狭帯域幅ループ・フィルタ60と、広帯域幅ループ・フィルタ62と、マルチプレクサ(MUX)64および66とを含む。狭帯域幅フィルタ60および広帯域幅フィルタ62の実装は、デュアル・ループ・フィルタと称することができる。調節可能フィルタはまた、アプセット(不調)検出信号を受け取るように結合される。MUX64および66は、信号ライン68上のアプセット検出信号を受け取るように結合される。
通常の動作中には、アプセット検出信号は、放射イベントが検出されていないことを示す。MUX64は、アプセット検出信号を使用し(選択入力として使用)、未濾波の電圧制御信号を広帯域幅フィルタ62へ送る。広帯域幅フィルタ62の濾波済み出力信号は、選択されてMUX66へ出力される。MUX66は、広帯域幅フィルタ62の濾波済み出力信号を、濾波済み電圧制御信号として選択する。
しかし、アプセット検出信号で放射イベントが示されているとき、MUX64は、アプセット検出信号を介して、未濾波の電圧制御信号を狭帯域幅フィルタ60へ送る。MUX66は、狭帯域幅フィルタ60の濾波済み出力信号を、濾波済み電圧制御信号として選択する。アプセット検出信号が、PLLが回復していること、または放射イベントが終わったことを示すとき、広帯域幅フィルタ62を、MUX64および66を介して選択して、未濾波の電圧制御信号を濾波する。
アプセット検出信号は、PLL5で提供することも、PLL5の外部の回路から受け取ることもできる。図1における信号ライン32で提供されるロック検出信号などのようなロック検出信号を、アプセット検出信号として使用することができる。例えば、ロック検出器30から生成されたロック検出信号32もまた、放射イベントを示すことができる。代替例としては、PLL内の他の内部回路を、放射イベントを検出してアプセット検出信号を提供するように構成することもできる。
図3の例は、MUXの構成に限定されない。狭帯域幅フィルタ60および広帯域幅フィルタ62の前または後に、1つのMUXを使用することもできる。更に、MUX以外の他の論理や回路を使用して、調節可能フィルタ16において選択される適切なフィルタへの経路指定またはその適切なフィルタの選択を行うことができる。
図3の例の代替例として、図4は、非線形ループ・フィルタ70とアプセット検出器72とを備える調節可能フィルタ16を示す。アプセット検出器は、未濾波の電圧制御信号を受け取るように結合され、アプセット検出信号を信号ライン74上に出力する。
動作時には、アプセット検出器72は、未濾波の電圧制御信号を受け取り、放射イベントが検出されているか否かを判定する。放射イベントが検出された場合、アプセット検出器72は、不調(アプセット)が検出されていることを示すアプセット検出信号を生成することになる。アプセット検出信号がアプセットを示したことに応答して、非線形ループ・フィルタは、障害のレベルに基づいて帯域幅を適切に増大する。比例的な応答とは対照的な非線形の応答を使用して、障害のレベルが高まったときに増大する比率で、帯域幅を減少させることができる。従って、非線形ループ・フィルタという用語が使用される。
図3の例とは対照的に、アプセット検出器は、非線形フィルタの周波数範囲を示すアプセット検出信号を提供することができる。例えば、小さな放射イベントが検出され、その小さな放射イベントが小さなグリッチを引き起こした場合、非線形フィルタ70の帯域幅を、大きな放射イベントが検出された場合と比べて同じほど著しく狭める必要がないことがある。アプセット検出器72は、放射イベントの度合いを測定し、適切なアプセット検出信号を導出することができる。また、アプセット検出器72は、適切なアプセット検出信号を決定するために、放射イベントと非放射イベントとを区別するように構成することができる。PLLが放射イベントから回復した後に、アプセット検出信号は、非線形フィルタ70が戻るべき濾波範囲を示すことができる。
図4に示されていない他の例では、アプセット検出器72を省略することができ、アプセット検出信号を、未濾波の電圧制御信号の一部分とすることができる。例えば、未濾波の電圧制御信号が短時間に低い電圧レベルから高い電圧レベルへと急上昇した場合、この急速なスパイクは、放射イベントが検出されたことを示すことができる。この急速なスパイクはアプセット検出信号となり、このスパイク(アプセット検出信号)は実際には未濾波の電圧制御信号の一部である。このアプセット検出信号、即ち未濾波の電圧制御信号の一部分が非線形フィルタ70によって検出されたときに、非線形フィルタ70はその帯域幅を狭めることができる。非線形フィルタは、アプセット検出信号を未濾波の電圧制御信号から導出することができる。
上述の方法および装置は、例えば、ディスク、CD−ROM、DVD−ROMなどのようなキャリア媒体や、読取り専用メモリ(ファームウェア)などのようなプログラム式メモリや、光信号キャリアや電気信号キャリアなどのようなデータ・キャリア上のソフトウェア・コードとして実施することができる。従って、そのコードは、従来のプログラム・コードやマイクロコード、あるいは、例えば、ASICやFPGAをセットアップしたり制御するためのコードを含むことができる。また、そのコードは、再プログラム可能な論理ゲート・アレイなどのような再コンフィギュレーション可能な装置を動的にコンフィギュレーションするためのコードを含むことができる。同様に、そのコードは、VerilogやVHDL(Very high speed integrated circuit Hardware Description Language)などのようなハードウェア記述言語のためのコードを含むことができる。当業者なら理解できるように、このコードは、互いに通信する複数の結合された構成要素間で分配することができる。適切な場合には、上記の例はまた、アナログ・ハードウェアを構成するために、現場でプログラム(および再プログラム)可能なアナログ・アレイやそれと同様のデバイスで動作するコードを使用して実装することができる。
上記の例は、調節可能な帯域幅のループ・フィルタを含む耐放射線型PLLについて述べている。調節可能な帯域幅のループ・フィルタは、PLL内で放射イベントが検出された場合i、その帯域幅を減少させる(またはその時定数を増大させる)。調節可能なループ・フィルタは、デュアル・ループ・フィルタや非線形フィルタを含めての、多くのタイプのフィルタを含むことができる。更に、調節可能フィルタは、調節可能フィルタの帯域幅を決定するために使用されるアプセット検出信号を受け取ることができる。例示されている例は単なる例にすぎず、本発明の範囲を限定するものと捉えるべきではないことを理解されたい。特許請求の範囲は、その旨述べられていない限り、述べられている順序または要素に限定されるものと読むべきではない。従って、添付の特許請求の範囲とその均等物の範囲および精神内に入る例のすべてが、本発明として特許請求される。
図1は、耐放射線型位相ロック・ループ(PLL)のブロック図である。 図2は、耐放射線型PLLを動作させる方法を示すブロック図である。 図3は、調節可能な帯域幅のループ・フィルタのブロック図である。 図4は、別の調節可能な帯域幅のループ・フィルタのブロック図である。

Claims (10)

  1. 未濾波の電圧制御信号を生成する位相コンパレータと、帯域幅を調節可能なループ・フィルタと、電圧制御発振器(VCO)とを備える耐放射線型位相ロック・ループ(PLL)を動作させる方法において、
    前記帯域幅を調節可能なループ・フィルタを用いて前記未濾波の電圧制御信号を濾波するステップであって、濾波済み電圧制御信号が前記VCOに結合され、前記濾波済み電圧制御信号が前記VCOの出力信号の周波数を決定するものである、ステップと、
    放射イベントが検出されたときに、前記調節可能なフィルタの濾波範囲を増大するように、前記調節可能なフィルタの帯域幅を狭めるステップと
    を備える方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記調節可能なフィルタが、広帯域幅ループ・フィルタと狭帯域幅ループ・フィルタとを備え、前記広帯域幅フィルタと狭帯域幅フィルタとは選択可能であり、選択されたフィルタが、前記未濾波の電圧制御信号を濾波する、方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、帯域幅を狭める前記ステップが、前記選択されたフィルタとして前記狭帯域幅フィルタを選択するステップを含む、方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記調節可能なフィルタが、不調検出信号を受け取るように結合され、前記不調検出信号は、放射イベントが検出されたことと、前記狭帯域幅フィルタを選択するべきであることとを示す、方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、前記放射イベントが検出されなくなった後に、前記調節可能なフィルタの帯域幅を増大するステップを更に含む方法。
  6. 請求項4に記載の方法であって、前記放射イベントが検出されなくなった後に、前記選択されたフィルタとして前記広帯域幅ループ・フィルタを選択するステップを更に含む方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、前記放射イベントがシングル・イベント・トランジェント(SET)・タイプのイベントである、方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、前記調節可能なフィルタが、不調検出信号を受け取るように結合され、前記不調検出信号は、前記放射イベントが検出されたことを示す、方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、前記不調検出信号は、前記調節可能なフィルタの濾波範囲を示す、方法。
  10. 請求項9に記載の方法であって、前記不調検出信号は、前記未濾波の電圧制御信号から導出される、方法。
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