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JP2007115454A - 放電灯点灯装置およびその放電灯異常検出回路 - Google Patents

放電灯点灯装置およびその放電灯異常検出回路 Download PDF

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JP2007115454A JP2005303841A JP2005303841A JP2007115454A JP 2007115454 A JP2007115454 A JP 2007115454A JP 2005303841 A JP2005303841 A JP 2005303841A JP 2005303841 A JP2005303841 A JP 2005303841A JP 2007115454 A JP2007115454 A JP 2007115454A
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Abstract

【課題】 両側エミレスと片側エミレスの検出を1個の検出回路で行うことが可能な放電灯点灯装置およびその放電灯異常検出回路の提供。
【解決手段】 定電圧ダイオード21bは放電灯20の端子電圧のうちの正電圧を所定レベルで切り取る。抵抗24とコンデンサ26とからなるローパスフィルタは放電灯20の正および負端子電圧の差電圧を生成する。比較回路43はその差電圧を所定閾値と比較して両側エミレスかあるいは片側エミレスかの判定結果を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放電灯点灯装置およびその放電灯異常検出回路に関し、特にインバータ回路の高周波出力で放電灯を点灯させる放電灯点灯装置およびその放電灯異常検出回路に関する。
この種の放電灯点灯装置では、用途に応じて様々なワット数の放電灯が使用され、ワット数によって放電灯電圧、光出力等の特性が異なる。
一方、放電灯は寿命末期時には、エミレスと呼ばれる現象が発生する。エミレスとは、フィラメントに塗ってある電子放射物質の喪失を意味し、一方のフィラメントのみがエミレスとなる片側エミレスと、両方のフィラメントがエミレスとなる両側エミレスとがある。
両側エミレスとなると放電灯の両端電圧が通常よりも高くなるため、この両端電圧の上昇分を検出することにより両側エミレスを検出することが可能である。
一方、片側エミレスの場合は放電灯の片側電圧のみが通常よりも高くなるが、両端電圧は通常に比べそれほど高くならない。したがって、両端電圧に基づいて片側エミレスを検出することは困難という欠点があった。
これに対し、両側エミレスとともに片側エミレスの検出が可能な発明が特許文献1に開示されている。これは放電灯の両端電圧を検出する両端電圧検出回路7と、放電灯の正電圧を検出する正電圧検出回路8と、放電灯の負電圧を検出する負電圧検出回路9とを備え、両端電圧検出回路7により両端電圧が所定閾値よりも高くなった場合に両側エミレスと判定し、正電圧検出回路8が検出した正電圧の絶対値と、負電圧検出回路9が検出した負電圧の絶対値との差が所定閾値よりも高くなった場合に片側エミレスと判定することを特徴としている。
特開2001−035679号公報(段落0015、0020、図1および図8)
しかし、特許文献1開示の発明では両側エミレスと片側エミレスの検出に別個の検出回路が必要となるという欠点があった。これは、片側電圧検出によって片側エミレスの検出が可能であるが、両側エミレスの場合は、正電圧および負電圧とも正常時よりも高くなるものの、両電圧の絶対値はほぼ等しいため、その差がほぼ零となり、両側エミレスの検出が困難となるためである。そこで、従来は両側エミレス検出のために片側電圧検出回路とは別個に両端電圧検出回路を設けている。
このように、従来の放電灯点灯装置は両側エミレスと片側エミレスの検出に別個の検出回路が必要であるため、回路構成が複雑化し、コストおよび回路スペースの増大を招くという欠点がある。
そこで本発明の目的は、両側エミレスと片側エミレスの検出を1個の検出回路で行うことが可能な放電灯点灯装置およびその放電灯異常検出回路を提供することにある。
前記課題を解決するために本発明による放電灯点灯装置は、インバータ回路の高周波出力で放電灯を点灯させる放電灯点灯装置であって、前記放電灯の端子電圧を分圧する分圧手段と、前記分圧手段で分圧された電圧のうちの正または負電圧を所定電圧で切り取る電圧切り取り手段と、前記分圧された電圧の正電圧と負電圧との差を演算する演算手段と、前記演算手段での演算結果と所定閾値とを比較して前記放電灯の異常を検出する比較手段とを含むことを特徴とする。
また、本発明による放電灯異常検出回路は、インバータ回路の高周波出力で放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に用いられる放電灯異常検出回路であって、前記放電灯の端子電圧を分圧する分圧手段と、前記分圧手段で分圧された電圧のうちの正または負電圧を所定電圧で切り取る電圧切り取り手段と、前記分圧された電圧の正電圧と負電圧との差を演算する演算手段と、前記演算手段での演算結果と所定閾値とを比較して前記放電灯の異常を検出する比較手段とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、放電灯異常時には、常に、一方の端子電圧の絶対値と他方の端子電圧の絶対値間に差分が発生する。したがって、この差分を利用して片側エミレスのみならず両端エミレスの検出が可能となる。
本発明によれば、両側エミレスと片側エミレスの検出を1個の検出回路で行うことが可能となるため、回路の簡潔化およびコストの削減ならびに回路スペースの縮小を図ることが可能となる。また、上記検出回路を用いることにより様々なワット数の放電灯が使用される場合にも放電灯の寿命末期状態を検出することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係る放電灯点灯装置の一例の回路図である。同図を参照すると、放電灯点灯装置1は、直流電源11と、トランジスタ12,13と、抵抗14,15と、コンデンサ16と、チョークコイル17と、コンデンサ18と、変圧器19と、放電灯20と、ダイオード回路41と、分圧回路42と、比較回路43と、制御回路44とを含んで構成される。
直流電源11の正電極はトランジスタ12のドレインに、負電極は接地される。トランジスタ12のゲートと制御回路44間およびトランジスタ13のゲートと制御回路44間にはそれぞれ抵抗14,15が接続される。また、トランジスタ12のソースとトランジスタ13のドレインは短絡され、さらに制御回路44に接続される。また、その短絡点にはコンデンサ16の一端が接続される。また、トランジスタ13のソースは接地される。これらにより、公知のインバータ回路が構成される。
放電灯20は一方のフィラメント20aと、他方のフィラメント20bとを備えている。そして、チョークコイル17と、フィラメント20aと、コンデンサ18とにより直列共振回路を構成している。
変圧器19の一次側19aはコンデンサ18とフィラメント20bとの間に接続され、フィラメント20aからコンデンサ18、変圧器19の一次側19a、フィラメント20bを経由してフィラメント20aに戻る閉回路が構成されている。
この変圧器19は放電灯20に予熱電圧を与える回路(コンデンサ18)に流れる電流を検出している。また、変圧器19は放電灯20が点灯した場合に、チョークコイル17およびコンデンサ18から構成される直列共振回路の特性に影響を与えないように設計されている。
フィラメント20a,20bの断線等のない正常な放電灯20の点灯中は変圧器19の二次側19bには常に放電周波数の交流電圧が発生している。制御回路44はこの交流電圧を正常信号として検出している。一方、放電灯20のフィラメント20a,20bの片側または両側が断線した場合、変圧器19の二次側19bの出力電圧は減少あるいは0Vとなる。制御回路44はこの出力電圧の減少に基づき放電灯20の異常等を検出している。
ダイオード回路41はダイオード21aの陰極と定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)21bの陰極とを接続し、ダイオード回路21の陽極を抵抗22、23の接続点に接続し、定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)21bの陽極を接地して構成される。
この定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)21bは放電灯20の正電圧または負電圧の一方のみ(本実施例では、一例として正電圧側)をツェナー電圧により切り取るのに用いられている。
分圧回路42は抵抗22〜25と、コンデンサ26とから構成され、抵抗24とコンデンサ26とで低域通過フィルタ(以下、ローパスフィルタと表示する)を形成している。この分圧回路42は、放電灯20の交流放電電圧を抵抗22,23により所定電圧に分圧している。この際、その最大電圧は正常な放電灯20を使用している場合において、定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)21bの逆電圧を超えないように設定されている。
この分圧した交流電圧を抵抗24およびコンデンサ26によるローパスフィルタに入力することにより、その出力(コンデンサ26の両端)に入力した交流電圧の正電圧および負電圧の差分が直流電圧として現れる。
放電灯20が正常時の場合、正電圧と負電圧とはほぼ等しいため、コンデンサ26の両端電圧はほぼ直流0Vとなる。一方、正電圧が高い場合の片側エミレスの場合は、コンデンサ26の両端に直流正電圧が現れ、負電圧が高い場合の片側エミレスの場合は、コンデンサ26の両端に直流負電圧が現れる。
なお、ローパスフィルタの出力(コンデンサ26の両端電圧)の直流出力電圧に対し、抵抗25で電源電圧Vcc方向にバイアス電圧を掛けることにより、ローパスフィルタの出力(コンデンサ26の両端電圧)の直流出力電圧を全て正電圧(0V〜Vcc)にレベルシフトすることが可能となり、このレベルシフトされた電圧が比較対象の電圧として比較器30,31に入力される。
比較回路43は、抵抗27〜29と、比較器30,31と、抵抗32,33と、ダイオード34,35とから構成され、抵抗27〜29は直列に接続され、抵抗27の他端に電源電圧Vccが印加され、抵抗29の他端は接地されている。
また、抵抗27の一端と抵抗28の一端の接続点は比較器30の負入力端子に入力され、抵抗28の他端と抵抗29の一端の接続点は比較器31の正入力端子に入力されている。比較器30の負入力端子および比較器31の正入力端子に入力されるのは比較基準電圧であり、それぞれ異なる数値を取る。
一方、分圧回路42のローパスフィルタの出力(コンデンサ26の両端電圧)は比較器30の正入力端子および比較器31の負入力端子に入力されている。これは比較対象電圧である。
抵抗32の一端は比較器30の出力端子に接続され、他端は電源電圧Vccが印加されている。同様に、抵抗33の一端は比較器31の出力端子に接続され、他端は電源電圧Vccが印加されている。また、ダイオード34の陽極は比較器30の出力端子に、ダイオード35の陽極は比較器31の出力端子にそれぞれ接続され、ダイオード34、35の陰極は共通接続され出力されている。
比較器30,31は入力電圧(比較対象電圧)を比較基準電圧と比較し、比較結果を出力する。
また、正電圧側の比較基準電圧(比較器30の負入力端子に入力される電圧)、負電圧側の比較基準電圧(比較器31の正入力端子に入力される電圧)に電圧差を持たせることにより、0V近辺に不感帯電圧を設定している。これにより、放電灯20の正電圧と負電圧との差が一定範囲内の場合は、その差は放電灯20のばらつき等によるものと判断し、放電灯20を正常と判定するようにしている。なお、ダイオード34,35は逆流防止用である。
制御回路44は、保護回路36と、周波数制御回路37と、駆動回路38とを含んで構成される。
保護回路36は比較器30、31から出力される信号S1と、変圧器19の二次側19bから出力される信号S2とを入力し、信号S3を出力する。
信号S1は放電灯20が片側エミレスであるかあるいは両側エミレスであるかを示す判定信号であり、信号S2は放電灯20のフィラメントが断線したか否かを示す判定信号である。
すなわち、保護回路36はエミレス検出を示す信号S1が入力された場合に、この電圧を保持するための自己保持回路、および信号S2が入力された場合にその信号がフィラメント断線を示すものかどうかを検出するための電圧整流回路、平滑回路および比較器とを含んで構成される。比較器は信号S2を基準電圧と比較し、信号S2が基準電圧よりも低い場合、フィラメント断線と判定する。保護回路36はエミレス検出判定結果およびフィラメント断線判定結果に応じた信号を信号S3として出力する。
周波数制御回路37は、放電灯20の放電電圧を発生させるための高周波信号S4を発生する。
駆動回路38は、周波数制御回路37からの高周波信号S4をトランジスタ12および13の駆動が可能な電圧および位相に変換する。トランジスタ12および13のゲート・ソース間電圧は電位および位相が異なるため、トランスや専用IC(integrated circuit)等を用いて電位および位相の変換を行っている。
すなわち、駆動回路38は周波数制御回路37からの信号S4を入力してインバータ回路(直流電源11、トランジスタ12,13、抵抗14,15、コンデンサ16を含む回路)を駆動し、その結果得られる放電電圧で放電灯20が点灯される。
一方、保護回路36に片側エミレスあるいは両側エミレスであることを示す信号S1あるいはフィラメントが断線したことを示す信号S2が入力されると、保護回路36は発振停止を指示する信号S3を周波数制御回路37へ出力する。周波数制御回路37はこの信号S3を受けて発振を停止する。これにより、駆動回路38もトランジスタ12および13の駆動を停止するため、放電灯20は消灯する。
すなわち、片側エミレス、両側エミレスあるいはフィラメントの断線が検出されると、インバータ回路の破損および放電灯20の異常な発熱等を防止するためにインバータ回路が停止される。
なお、放電灯異常検出回路は同図に示すダイオード回路41と、分圧回路42と、比較回路43と、変圧器19とから構成されている。
以下、本放電灯点灯装置1の動作の詳細について各部信号波形図を参照しながら説明する。図2〜図12は本放電灯点灯装置1の各部の信号波形の一例を示す信号波形図である。
(1)駆動回路38の出力波形(図1のA点の波形)について説明する。図2は駆動回路38の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、駆動回路38から一定レベルおよび一定周期の正電位パルスが出力され、これがトランジスタ12および13のゲート(G)・ソース(S)間に印加される。また、それぞれの正電位パルスは位相が180度異なるよう構成されている。これは放電灯20が通常点灯の場合である。
一方、同図(B)を参照すると、駆動回路38の出力は0Vとなる。これは放電灯20が異常の場合であり、保護回路36からの指示に基づき周波数制御回路37が出力を停止し、これにより放電灯20が消灯したことを示している。
(2)インバータ回路の出力波形(図1のB点の波形)について説明する。図3はインバータ回路の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、一定レベルかつ一定周期の正電位パルスが出力される。これは放電灯20が通常点灯の場合である。一方、同図(B)を参照すると、出力信号のレベルは0Vとなり、放電灯20は消灯する。これは放電灯20が異常の場合であり、駆動回路38が出力を停止したためである。
(3)放電灯20の端子電圧の波形(図1のC点の波形)について説明する。図4は放電灯20の端子電圧の波形の一例を示す信号波形図である。インバータ回路の出力パルスはチョークコイル17、フィラメント20aおよびコンデンサ18による直列共振回路を経て高周波信号に変換される。
同図(A)を参照すると、電圧の閾値TH1,TH2が設定されている。閾値TH1は正電圧側の閾値、閾値TH2は負電圧側の閾値である。同図(A)を参照すると、放電灯20の端子電圧は振幅がV1(V2=−V1)Vの高周波信号となっている。ここにV1<TH1,V2>TH2である。これは放電灯20が通常点灯の場合である。一方、同図(B)を参照すると、放電灯20の正端子電圧は振幅が閾値TH1を超えている。これは放電灯20の一方のフィラメントが片側エミレス状態であることを示している。
これに対し、同図(C)を参照すると、放電灯20の負端子電圧は振幅が閾値TH2を超えている。これは放電灯20の他方のフィラメントが片側エミレス状態であることを示している。
さらに、同図(D)を参照すると、放電灯20の正および負端子電圧の両者の振幅が閾値TH1およびTH2を超えている。これは放電灯20が両側エミレス状態あるいは放電灯20取り外し状態であることを示している。
(4)放電灯20の端子電圧の分圧電圧の波形(図1のD点の波形)について説明する。図5は放電灯20の端子電圧の分圧電圧の波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、波形は図4(A)とほぼ同一となっている。これは放電灯20が通常点灯の場合である。
一方、同図(B)を参照すると、放電灯20の正端子電圧は振幅が閾値TH1で切り取られている。これは現実には正端子電圧はその振幅が閾値TH1以上なのであるが、定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)21bが設けられていることにより、その最大値が定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)21bのツェナー電圧(本実施例では一例として閾値TH1)に切り取られているためである。これは、放電灯20の一方のフィラメントが片側エミレス状態1であることを示している。この場合、(正端子電圧)>(負端子電圧の絶対値)であり、正端子電圧および負端子電圧間には差分が検出される。
他方、同図(C)を参照すると、放電灯20の負端子電圧は振幅が閾値TH2を超えている。これは、放電灯20の他方のフィラメントが片側エミレス状態2であることを示している。この場合、(正端子電圧)<(負端子電圧の絶対値)であり、正端子電圧および負端子電圧間には差分が検出される。
さらに、同図(D)を参照すると、放電灯20の正端子電圧は振幅が閾値TH1で切り取られている。これは同図(B)の説明で述べたのと同様の理由による。また、放電灯20の負端子電圧は振幅が閾値TH2を超えている。これは、放電灯20が両側エミレス状態であることを示している。
現実には放電灯20の正端子電圧および負端子電圧はともにTH1およびTH2を超えているのであるが、定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)21bにより、正端子電圧のみがTH1に切り取られ、(正端子電圧)<(負端子電圧の絶対値)となり、正端子電圧および負端子電圧間に意図的に差分が生成されている。
すなわち、従来であれば、両側エミレス状態の場合、正端子電圧および負端子電圧ともその絶対値はほぼ同一であり、両端子電圧の差分に基づいて両側エミレス状態を検出することは困難であったが、本発明によれば意図的に差分が生成されるため、両側エミレス状態の検出が可能となる。
(5)ローパスフィルタ出力(図1のE点の波形)について説明する。図6はローパスフィルタ出力の波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、放電灯20が通常点灯の場合を示しており、出力電圧は0Vとなる。なお、同図(A)〜(C)では、ローパスフィルタ出力に対し電圧の閾値TH3およびTH4を設定している。これは、比較回路43の比較での基準電圧となるもので、正側の閾値TH3は比較器30の負入力端子に入力される電圧に対応するものであり、負側の閾値TH4は比較器31の正入力端子に入力される電圧に対応するものである。
一方、同図(B)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態1の場合を示しており、出力電圧は閾値TH3を超えている。他方、同図(C)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態2の場合を示しており、出力電圧は閾値TH4よりも小さくなっている。
また、同図(D)を参照すると、放電灯20が両エミレス状態および放電灯20取り外しの場合を示しており、出力電圧は閾値TH4よりも小さくなっている。これは、同図(C)の片エミレス状態2の場合と同様であり、この波形から片エミレス状態2であるか両エミレス状態であるかの判別を行うことはできないが、両エミレス状態を検出できるところに本発明の意義がある。
(6)比較器31の出力波形(図1のF点の波形)について説明する。図7は比較器31の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、放電灯20が通常点灯の場合を示しており、ローパスフィルタ出力は0Vであり、したがって、ローパスフィルタ出力は閾値TH4を超えるため、比較器31の出力は0Vとなる。
一方、同図(B)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態1の場合を示しており、ローパスフィルタ出力は閾値TH3を超えており、したがって閾値TH4も超えているため、比較器31の出力は0Vとなる。
一方、同図(C)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態2の場合を示しており、ローパスフィルタ出力は閾値TH4よりも小さくなっているため、比較器31の出力は電源電圧Vccとなる。しかし、後述するが、この電圧により保護回路36が動作し、放電電圧の発振停止動作を行うため、比較器31の出力は再び0Vに復帰する。
他方、同図(D)を参照すると、放電灯20が両エミレス状態および放電灯20取り外しの場合を示しており、ローパスフィルタ出力は閾値TH4よりも小さくなっているため、比較器31の出力は電源電圧Vccとなる。
(7)比較器30の出力波形(図1のG点の波形)について説明する。図8は比較器30の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、放電灯20が通常点灯の場合を示しており、ローパスフィルタ出力は0Vであり、したがって、ローパスフィルタ出力は閾値TH3未満であるため、比較器30の出力は0Vとなる。
一方、同図(B)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態1の場合を示しており、ローパスフィルタ出力は閾値TH3を超えているため、比較器30の出力は電源電圧Vccとなる。
一方、同図(C)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態2の場合を示しており、ローパスフィルタ出力は閾値TH4よりも小さくなっており、したがって閾値TH3よりも小さく、比較器30の出力は0Vとなる。
他方、同図(D)を参照すると、放電灯20が両エミレス状態および放電灯20取り外しの場合を示しており、ローパスフィルタ出力は閾値TH4よりも小さくなっており、したがって閾値TH3よりも小さく、比較器30の出力は0Vとなる。
(8)比較回路43の出力波形(図1のH点の波形)について説明する。図9は比較回路43の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、放電灯20が通常点灯の場合を示しており、比較器30、31の出力はともに0Vであるため、出力は0Vとなる。
一方、同図(B)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態1の場合を示しており、比較器30の出力は電源電圧Vcc、比較器31の出力は0Vであるため、出力は電源電圧Vccとなる。
他方、同図(C)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態2の場合を示しており、比較器30の出力は0V、比較器31の出力は電源電圧Vccであるため、出力は電源電圧Vccとなる。
また、同図(D)を参照すると、放電灯20が両エミレス状態および放電灯20取り外しの場合を示しており、比較器30の出力は0V、比較器31の出力は電源電圧Vccであるため、出力は電源電圧Vccとなる。
(9)変圧器19の一次側電圧の出力波形(図1のI点の波形)について説明する。図10は変圧器19の一次側電圧の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、放電灯20が通常点灯の場合を示しており、変圧器19の一次側電圧は振幅がV1(=V2の絶対値)Vの高周波信号となる。
同図(B)を参照すると、放電灯20のフィラメント断線(フィラメント20aまたは20bあるいはその両者の断線)の場合を示しており、変圧器19の一次側電圧はほぼ0Vとなる。
(10)変圧器19の二次側電圧の出力波形(図1のJ点の波形)について説明する。図11は変圧器19の二次側電圧の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、放電灯20が通常点灯の場合を示しており、変圧器19の一次側電圧は振幅がV3(=V4の絶対値)Vの高周波信号となる。
同図(B)を参照すると、放電灯20のフィラメント断線(フィラメント20aまたは20bあるいはその両者の断線)の場合を示しており、この場合、変圧器19の二次側電圧は減少しほぼ0Vとなる。
(11)保護回路36の出力波形(図1のK点の波形)について説明する。図12は保護回路36の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、放電灯20が通常点灯の場合を示しており、比較回路43からの電圧0Vの信号S1(図9(A)参照)を受け、保護回路36の出力波形は電源電圧Vccとなる。これは保護回路36が保護動作を行っていないことを示している。
一方、同図(B)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態1の場合を示しており、比較回路43からの電圧Vccの信号S1(図9(B)参照)を受け、保護回路36の出力電圧は電圧Vccから電圧0Vに降下する。これにより、周波数制御回路37および駆動回路38の動作は停止し、インバータ回路の発振も停止するため放電灯20は消灯する。したがって、比較回路43の信号S1も初期状態の0Vに復帰する(図9(B)参照)。
他方、同図(C)を参照すると、放電灯20が片エミレス状態2の場合を示しており、比較回路43からの電圧Vccの信号S1(図9(C)参照)を受け、保護回路36の出力電圧は電圧Vccから電圧0Vに降下する。これにより、周波数制御回路37および駆動回路38の動作は停止し、インバータ回路の発振も停止するため放電灯20は消灯する。したがって、比較回路43の信号S1も初期状態の0Vに復帰する(図9(C)参照)。
また、同図(D)を参照すると、放電灯20が両エミレス状態および放電灯20取り外しの場合を示しており、比較回路43からの電圧Vccの信号S1(図9(D)参照)を受け、保護回路36の出力電圧は電圧Vccから電圧0Vに降下する。これにより、周波数制御回路37および駆動回路38の動作は停止し、インバータ回路の発振も停止するため放電灯20は消灯する。したがって、比較回路43の信号S1も初期状態の0Vに復帰する(図9(D)参照)。
また、同図(E)を参照すると、放電灯20のフィラメントの断線状態を示しており、変圧器19の二次側からの電圧0Vの信号S2(図11(B)参照)を受け、保護回路36の出力電圧は電圧Vccから電圧0Vに降下する。これにより、周波数制御回路37および駆動回路38の動作は停止し、インバータ回路の発振も停止するため放電灯20へ高周波電圧は供給されない。
(11)周波数制御装置37の出力波形(図1のL点の波形)について説明する。図13は周波数制御装置37の出力波形の一例を示す信号波形図である。同図(A)を参照すると、放電灯20が通常点灯の場合を示しており、周波数制御装置37の出力は一定レベルかつ一定周期の正電位パルスと、このパルスと同レベルかつ位相が180度異なる負電位パルスとになる。このパルスにより駆動回路38がインバータ回路を駆動し、放電灯20を点灯させる。
一方、同図(B)を参照すると、放電灯20が異常の場合(片側エミレス1,2、両側エミレス、フィラメント断線または放電灯20の取り外しの場合)を示しており、周波数制御装置37の出力は0Vとなる。これにより、駆動回路38は動作を停止しインバータ回路の発振が停止するため、放電灯20は消灯する。
本発明に係る放電灯点灯装置の一例の回路図である。 駆動回路38の出力波形の一例を示す信号波形図である。 インバータ回路の出力波形の一例を示す信号波形図である。 放電灯20の端子電圧の波形の一例を示す信号波形図である。 放電灯20の端子電圧の分圧電圧の波形の一例を示す信号波形図である。 ローパスフィルタ出力の波形の一例を示す信号波形図である。 比較器31の出力波形の一例を示す信号波形図である。 比較器30の出力波形の一例を示す信号波形図である。 比較回路43の出力波形の一例を示す信号波形図である。 変圧器19の一次側電圧の出力波形の一例を示す信号波形図である。 変圧器19の二次側電圧の出力波形の一例を示す信号波形図である。 保護回路36の出力波形の一例を示す信号波形図である。 周波数制御装置37の出力波形の一例を示す信号波形図である。
符号の説明
1 放電灯点灯装置
11 直流電源
12,13 トランジスタ
14,15,22〜25 抵抗
27〜29,32,33 抵抗
16、18、26 コンデンサ
17 チョークコイル
19 変圧器
20 放電灯
21a ダイオード
21b 定電圧ダイオード(ツェナーダイオード)
30,31 比較器
34,35 ダイオード
36 保護回路
37 周波数制御回路
38 駆動回路
41 ダイオード回路
42 分圧回路
43 比較回路
44 制御回路

Claims (14)

  1. インバータ回路の高周波出力で放電灯を点灯させる放電灯点灯装置であって、
    前記放電灯の端子電圧を分圧する分圧手段と、
    前記分圧手段で分圧された電圧のうちの正または負電圧を所定電圧で切り取る電圧切り取り手段と、
    前記分圧された電圧の正電圧と負電圧との差を演算する演算手段と、
    前記演算手段での演算結果と所定閾値とを比較して前記放電灯の異常を検出する比較手段とを含むことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記電圧切り取り手段で切り取られる電圧レベルは放電灯の通常点灯時の電圧レベルよりも高く、放電灯の異常時の電圧レベルよりも低いことを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記比較手段は、前記演算手段で演算された差電圧のうちの正電圧と比較する第1閾値と、負電圧と比較する第2閾値とを含み、前記第1閾値は前記第2閾値よりも高いことを特徴とする請求項1または2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記比較手段は、前記第1閾値よりも前記正電圧のほうが高い場合、または前記第2閾値よりも前記負電圧のほうが低い場合に、放電灯の異常と判定することを特徴とする請求項3記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記第1および第2閾値の符号が正または負に統一されるよう閾値のレベルをシフトするレベルシフト手段を含むことを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記放電灯を点灯させる高周波電圧を変圧し、変圧された電圧を出力する変圧手段を含むことを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記比較手段の比較結果に基づいて前記インバータ回路の動作を制御する制御手段を含むことを特徴とする請求項1から5いずれかに記載の放電灯点灯装置。
  8. 前記変圧手段から出力される電圧を所定閾値と比較し、比較結果に基づいて前記インバータ回路の動作を制御する制御手段を含むことを特徴とする請求項6記載の放電灯点灯装置。
  9. インバータ回路の高周波出力で放電灯を点灯させる放電灯点灯装置に用いられる放電灯異常検出回路であって、
    前記放電灯の端子電圧を分圧する分圧手段と、
    前記分圧手段で分圧された電圧のうちの正または負電圧を所定電圧で切り取る電圧切り取り手段と、
    前記分圧された電圧の正電圧と負電圧との差を演算する演算手段と、
    前記演算手段での演算結果と所定閾値とを比較して前記放電灯の異常を検出する比較手段とを含むことを特徴とする放電灯異常検出回路。
  10. 前記電圧切り取り手段で切り取られる電圧レベルは放電灯の通常点灯時の電圧レベルよりも高く、放電灯の異常時の電圧レベルよりも低いことを特徴とする請求項9記載の放電灯異常検出回路。
  11. 前記比較手段は、前記演算手段で演算された差電圧のうちの正電圧と比較する第1閾値と、負電圧と比較する第2閾値とを含み、前記第1閾値は前記第2閾値よりも高いことを特徴とする請求項9または10記載の放電灯異常検出回路。
  12. 前記比較手段は、前記第1閾値よりも前記正電圧のほうが高い場合、または前記第2閾値よりも前記負電圧のほうが低い場合に、放電灯の異常と判定することを特徴とする請求項11記載の放電灯異常検出回路。
  13. 前記第1および第2閾値の符号が正または負に統一されるよう閾値のレベルをシフトするレベルシフト手段を含むことを特徴とする請求項9から12いずれかに記載の放電灯異常検出回路。
  14. 前記放電灯を点灯させる高周波電圧を変圧し、変圧された電圧を出力する変圧手段を含むことを特徴とする請求項9から13いずれかに記載の放電灯異常検出回路。
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