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JP2007110499A - 複眼式撮影装置 - Google Patents

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JP2007110499A
JP2007110499A JP2005300108A JP2005300108A JP2007110499A JP 2007110499 A JP2007110499 A JP 2007110499A JP 2005300108 A JP2005300108 A JP 2005300108A JP 2005300108 A JP2005300108 A JP 2005300108A JP 2007110499 A JP2007110499 A JP 2007110499A
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Masaru Osada
勝 長田
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Fujifilm Corp
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Abstract

【課題】本発明は、複数の固体撮像素子それぞれと、これらの複数の固体撮像素子それぞれに被写体像を結像する複数の撮影光学系それぞれとを有する複数の撮影部を備え、これらの複数の撮影光学系は各撮像領域内に少なくとも1つの同一の被写体を共通に含むように、複数の固体撮像素子それぞれに結像した各被写体像を画像データに生成する複眼式撮影装置に関し、消費電力の低減が図られた複眼式撮影装置を提供することを目的とする。
【解決手段】複数の撮影部のうちの1つである第1の撮影部で得た画像データに基づいて行う画像中の任意のエリアの特定な対象の検出の検出結果に基づいて、複数の撮影部のうちのその第1の撮影部を除く少なくとも1つの第2の撮影部に対する通電制御を行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の固体撮像素子それぞれと、これらの複数の固体撮像素子それぞれに被写体像を結像する複数の撮影光学系それぞれとを有する複数の撮影部を備え、これらの複数の撮影光学系は各撮像領域内に少なくとも1つの同一の被写体を共通に含むように、複数の固体撮像素子それぞれに結像した各被写体像を画像データに生成する複眼式撮影装置に関する。
従来より、撮影装置の中には、複数の固体撮像素子それぞれに被写体像を結像する複数の撮影光学系を備えた複眼式撮影装置がある。このような複眼式撮影装置として、例えば、複数の撮影光学系で同一の被写体を左右の視線に対応する相互に異なる方向から捉える立体撮影モードや、2つの撮影光学系で相互に隣接する被写体を捉えるパノラマ撮影モードが搭載された複眼式撮影装置が知られている。
複眼式撮影装置として、複数の撮影光学系により得られた複数の撮影画像を表示する際に使用する表示用メモリとこれら複数の撮影光学系により得られた複数の撮影画像を記録する際に使用する記録用メモリとを共用するための複数のメモリ手段を備えた複眼式撮影装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このような技術によれば、複眼式撮影装置において、画像表示時並びに撮影画像の記録時のメモリを共用することにより、複眼式撮影装置の消費電力の低減が図られる。
また、複眼式撮影装置として、複数の撮影光学系により得られた複数の撮影画像それぞれを表す複数の画像データをそれぞれ一時的にストアする複数のバッファメモリと、これらのバッファメモリそれぞれから読み出した複数の画像データを合成するとを備えた複眼式撮影装置も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。このような技術によれば、複眼式撮影装置において、画像表示時並びに撮影画像の記録時にダブルバッファとしてメモリを使用することにより、メモリの効率化が可能となり、上述した特許文献1に提案された技術と同様に、複眼式撮影装置の消費電力の低減が図られる。
ここで、撮影装置の中には、被写体を撮影してデジタル動画像としてネットワークに出力するネットカメラがある。このようなネットカメラとして、被写体を撮影してデジタル動画像として画像信号を出力するカメラユニットと、このカメラユニットからの画像信号を圧縮する圧縮エンジンと、圧縮された画像信号を必要に応じてネットワークに出力可能な無線通信ユニットと、カメラユニットからの画像信号に基づき移動体を検出して、移動体が検出されない場合には撮影レートが低く圧縮や無線通信を行わない低消費電力モードに設定し、検出された場合にはその旨と検出画像とを無線通信ユニットを介して外部の端末に送信させ該端末からの指示があったときに低消費電力モードから通常モードに設定するCPUと、バッテリを電源とし各回路に電力を供給する電源ユニットとを備えたネットカメラが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平11−127374号公報 特開2000−102037号公報 特開2004−140595号公報
上述した特許文献1や特許文献2に提案された技術によれば、複眼式撮影装置の消費電力の低減が図られる。ところが、複眼式撮影装置においては複数の撮影光学系を駆動する必要があることから、一般に、単眼式の撮影装置に比して電力消費量が大きく、上述した特許文献1や特許文献2に提案された技術を適用したとしても、消費電力の低減に関して満足の行くレベルで解決されるとはいえない。
単眼式の撮影装置においては、上述した特許文献3に、低消費電力モードを有するネットカメラといった技術が提案されているものの、複眼式撮影装置にあっては、例えばこの特許文献3に提案されたような技術が搭載されるまでには至っていない。そのため、一般に単眼式の撮影装置に比して電力消費量が大きい複眼式撮影装置において1次電池や2次電池を用いて駆動する場合、短時間でバッテリ切れを引き起こして長時間撮影が不可能となってしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、消費電力の低減が図られた複眼式撮影装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明の複眼式撮影装置は、
複数の固体撮像素子それぞれと、これらの複数の固体撮像素子それぞれに被写体像を結像する複数の撮影光学系それぞれとを有する複数の撮影部を備え、これらの複数の撮影光学系は各撮像領域内に少なくとも1つの同一の被写体を共通に含むように、複数の固体撮像素子それぞれに結像した各被写体像を画像データに生成する複眼式撮影装置において、
上記複数の撮影部のうちの1つである第1の撮影部で得た画像データに基づいて、この画像データにより表される画像中の任意のエリアの特定な対象を検出する対象検出部と、
上記対象検出部による検出結果に基づいて、上記複数の撮影部のうちの上記第1の撮影部を除く少なくとも1つの第2の撮影部に対する通電制御を行う通電制御部とを備えたことを特徴とする。
ここで、本発明にいう「通電制御」とは、例えば上記第2の撮影部に対する電力の供給を完全に停止する通電オフ制御や、上記第2の撮影部に関する要素のうちの、スタンバイ時における必要最低限の要素に電力を供給するスタンバイ制御などをいう。
本発明の複眼式撮影装置は、上記複数の撮影部のうちの1つである第1の撮影部で得た画像データに基づいて行う画像中の任意のエリアの特定な対象の検出の検出結果に基づいて、上記複数の撮影部のうちのその第1の撮影部を除く少なくとも1つの第2の撮影部に対する通電制御を行うものである。従って、本発明の複眼式撮影装置によれば、画像中の任意のエリアの特定な対象を目的に撮影を行う際に、その対象が非検出の状態において、対象の検出を担う上記第1の撮影部を除く少なくとも1つの第2の撮影部に対する通電制御を行うことにより、消費電力の低減が図られる。
ここで、上記本発明の複眼式撮影装置は、上記通電制御部に代えて、上記対象検出部による検出結果に基づいて、上記第2の撮影部の駆動周波数を変更する駆動周波数制御部を備えたという形態も好ましい。
上記通電制御部に代えて、このような駆動周波数制御部を備えた複眼式撮影装置によれば、画像中の任意のエリアの特定な対象を目的に撮影を行う際に、その対象が非検出の状態において、対象の検出を担う上記第1の撮影部を除く少なくとも1つの第2の撮影部に対する駆動周波数を変更して、単位時間あたりの撮影フレーム数を少なくすることにより、消費電力の低減が図られる。また、画像データを記録しておく記録メディアの容量を有効に利用することができる。
また、上記本発明の複眼式撮影装置は、上記通電制御部に代えて、上記対象検出部による検出結果に基づいて、上記第2の撮影部の記録画素数を変更する記録画素数制御部を備えたという形態も好ましい。
上記通電制御部に代えて、このような記録画素数制御部を備えた複眼式撮影装置によれば、画像中の任意のエリアの特定な対象を目的に撮影を行う際に、その対象が非検出の状態において、対象の検出を担う上記第1の撮影部を除く少なくとも1つの第2の撮影部に対する記録画素数を変更して、少ない画素数の画像データを処理することにより、消費電力の低減が図られる。また、画像データを記録しておく記録メディアの容量を有効に利用することができる。
また、上記本発明の複眼式撮影装置は、上記通電制御部に代えて、上記対象検出部による検出結果に基づいて、上記第1の撮影部を含む上記複数の撮影部の駆動周波数を変更する駆動周波数制御部を備えたという形態も好ましい。
このように、上記通電制御部に代えて、このような駆動周波数制御部を備えた複眼式撮影装置によれば、画像中の任意のエリアの特定な対象を目的に撮影を行う際に、その対象が非検出の状態において、対象の検出を担う上記第1の撮影部を含む上記複数の撮影部に対する駆動周波数を変更して、単位時間あたりの撮影フレーム数を少なくすることにより、消費電力の低減が図られる。また、画像データを記録しておく記録メディアの容量を有効に利用することができる。
また、上記本発明の複眼式撮影装置は、上記通電制御部に代えて、上記対象検出部による検出結果に基づいて、上記第1の撮影部を含む上記複数の撮影部の記録画素数を変更する記録画素数制御部を備えたという形態も好ましい。
上記通電制御部に代えて、このような記録画素数制御部を備えた複眼式撮影装置によれば、画像中の任意のエリアの特定な対象を目的に撮影を行う際に、その対象が非検出の状態において、対象の検出を担う上記第1の撮影部を含む上記複数の撮影部に対する記録画素数を変更して、少ない画素数の画像データを処理することにより、消費電力の低減が図られる。また、画像データを記録しておく記録メディアの容量を有効に利用することができる。
また、上記本発明の複眼式撮影装置は、上記対象検出部が、上記画像中の人物を検出するものであることが好ましい。
また、上記本発明の複眼式撮影装置は、上記対象検出部が、上記画像中の顔を検出するものであることも好ましい形態である。
また、上記本発明の複眼式撮影装置は、上記対象検出部が、上記画像中の移動体を検出するものであることも好ましい形態である。
さらに、上記本発明の複眼式撮影装置は、上記対象検出部が、上記画像中の、物体の温度を検出するものであることも好ましい形態である。
このように、対象検出部が画像中の人物や顔や移動体や物体の温度を検出することによって、例えば人物撮影を行う際に、人物が非検出の状態において消費電力の低減が図られる。
本発明によれば、複数の固体撮像素子それぞれに被写体像を結像する複数の撮影光学系を備えた複眼式撮影装置において、消費電力の低減が図られた複眼式撮影装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の複眼式撮影装置の一実施形態が適用された第1実施形態の2眼式デジタルカメラ10を前面から見た外観斜視図である。
図1に示す2眼式デジタルカメラ10は、2つの固体撮像素子(ここでは、Charge Coupled Device:CCDとする)それぞれと、これらの2つのCCDそれぞれに被写体像を結像する2つの撮影光学系それぞれとを有する2つの撮影部を備え、これらの2つの撮影光学系は各撮像領域内に少なくとも1つの同一の被写体を共通に含むように、2つのCCDそれぞれに結像した各被写体像を画像データに生成する撮影装置である。
図1に示すように、この2眼式デジタルカメラ10の前面の中央部には、外観上、被写体に焦点を合わせる複数のフォーカスレンズなどで構成される撮影光学系がそれぞれに内蔵された2つの撮影レンズ11,12が備えられている。また、この2眼式デジタルカメラ10の内部の、2つの撮影レンズ11,12それぞれの背面にはCCD113,123(図2参照)が配備されている。2つの撮影レンズ11,12のうちの一方の撮影レンズ11を経由してきた被写体光は、この一方の撮影レンズ11の背面に配備されたCCD113(図2参照)に入射されてアナログ信号である被写体信号に変換され、一方の撮影レンズ11に対する他方の撮影レンズ12を経由してきた被写体光は、この他方の撮影レンズ12の背面に配備されたCCD123(図2参照)に入射されてアナログ信号である被写体信号に変換される。また、この2眼式デジタルカメラ10の前面の上部には、シャッタレリーズボタン14への押下操作に同期して発光する閃光発光部13が備えられている。また、この2眼式デジタルカメラ10はセルフタイマ撮影機能を有しており、この2眼式デジタルカメラ10の前面の中央上部には、セルフタイマ撮影機能を用いた撮影時に点滅するLED発光部14が備えられている。
また、この2眼式デジタルカメラ10の上面には、シャッタレリーズボタン15が備えられている。このシャッタレリーズボタン15は、半押しおよび全押しの2段階で構成されている。この2眼式デジタルカメラ10は、静止画を撮影する際に選択する静止画撮影モードと、動画を撮影する際に選択する動画撮影モードと、記録メディアに保存された撮影画像を再生する際に選択する再生モードとを有しており、静止画撮影モードあるいは動画撮影モードを選択すると、顔認識機能による画像中の顔の検出、AF機能による焦点調整、およびAE機能による露光調整が連続的に行われる。
静止画撮影モードが選択された後にシャッタレリーズボタン15を半押しすると、顔認識機能により検出された顔までの距離およびその顔の輝度を半押しされた時点の位置に固定するAFロックおよびAEロックが設定される。その後、シャッタレリーズボタン15が半押しされた状態を保って構図を決定した上でシャッタレリーズボタン15を全押しすると、シャッタが切られて被写体の静止画撮影が行われ、焦点および露光の双方が適正に調整された撮影画像が得られる。
また、詳細な説明は後述するが、静止画撮影モードが選択された後にシャッタレリーズボタン15を全押しすると、顔認識機能による画像中の顔の検出、AF機能による焦点調整、およびAE機能による露光調整が連続的に行われるとともに、顔認識機能により検出された顔までの距離およびその顔の輝度に基づいた動画撮影が行われる。
図2は、図1に示す2眼式デジタルカメラ10の機能を示すブロック図である。
図2に示すように、2眼式デジタルカメラ10の内部には、大きく分けて、2つの撮影レンズ11,12(図1参照)のうちの一方の撮影レンズ11(図1参照)側に内蔵された第1撮影部110と、その一方の撮影レンズ11(図1参照)に対する他方の撮影レンズ12(図1参照)側に内蔵された第2撮影部120と、第1撮影部110および第2撮影部120から送られる信号を処理する信号処理部130とが設けられている。
第1撮影部110には、フォーカスレンズ111、IRフィルタ(赤外線カットフィルタ)112、CCD113、カメラCPU114、TG(タイミングジェネレータ)115、メカCPU116、CDS(相関二重サンプリング)回路117、AGC(オートゲインコントロール)回路118、A/D(アナログ/デジタル)コンバータ119が具備されている。この第1撮影部110は、本発明にいう第1の撮影部の一例に相当する。
また、この第1撮影部110と同様に、第2撮影部120にも、フォーカスレンズ121、IRフィルタ122、CCD123、カメラCPU124、TG125、メカCPU126、CDS回路127、AGC回路128、A/Dコンバータ129が具備されている。この第2撮影部120は、本発明にいう第2の撮影部の一例に相当する。
また、信号処理部130には、不揮発性メモリ131、RAM132、第1バッファメモリ133a、第2バッファメモリ133b、AF演算部134、AE演算部135、特定被写体検出部136、画像メモリ137、画像信号処理部138、DSP139、圧縮伸長部140、表示メモリ141、表示制御部142、D/Aコンバータ143、操作I/F144、電源制御部145、記録メディアI/F146、通信制御部147が具備されており、これらの各種要素はバス148を介して相互に接続されている。
さらに、この2眼式デジタルカメラ10には、第1撮影部110、第2撮影部120、および信号処理部130のほかに、スルー画像や撮影画像などを表示させるための画像表示部150、図1に示すシャッタレリーズボタン15や図示しない電源ボタンや各種設定を行う各種設定ボタンをまとめて表示した操作部160、2眼式デジタルカメラ10に電力を供給するバッテリ170、撮影画像を表す画像データを記録しておく記録メディア180も設けられている。2眼式デジタルカメラ10には、これらの他に、シャッタなどが備えられているが本発明の主題とは無関係であるので図示を省略する。
2眼式デジタルカメラ10にバッテリ170を装填し、図示しない電源ボタンを操作して電源スイッチが入れられると電源がオンされ、2眼式デジタルカメラ10が駆動される。
まず第1撮影部110の構成を、図2を参照して説明する。
2眼式デジタルカメラ10では、図2の左方から被写体光が入射し、第1撮影部110のフォーカスレンズ111を経て、被写体光の赤外線をカットするIRフィルタ112を通過した後、被写体光に基づく被写体像をCCD113に結像し、アナログ信号である被写体信号として読み取る。CCD113に被写体信号を出力させるにあたっては、カメラCPU114からの、所定時間ごと、あるいは図1に示すシャッタレリーズボタン15が押下されたときに、CCD113に被写体信号を出力させる指示に従った指示信号が、TG115を介してCCD113に与えられることによって行われる。尚、本来、撮影光学系には複数のレンズが配備され、それら複数のレンズのうち少なくとも1つのレンズが焦点の調節に大きく関与し、各レンズの相対位置が焦点距離に関与するが、この図2では、それらの複数のレンズのうち、焦点の調節に係わるレンズをフォーカスレンズ111として模式的に示している。
この2眼式デジタルカメラ10が駆動されると、メカCPU116からの、フォーカスレンズ111を所定の駆動範囲内で移動させる指示や合焦位置に向かわせるための合焦位置の指示に従った指示信号によって、フォーカスレンズ113が移動し、撮影画角のうちの顔認識機能により検出された顔に焦点を合わせるAF機能による焦点調整が連続的に行われる。また、詳細な説明は後述するが、撮影画角のうちの顔認識機能により検出された顔に対する露光調整を行うAE機能による露光調整も連続的に行われる。
CCD113に結像して読み取られた被写体信号はCDS回路117に読み出され、このCDS回路117で増幅率を調整してその調整された増幅率で被写体信号を増幅する。CDS回路117で増幅率が調整された被写体信号はAGC回路118に読み出され、このAGC回路118でゲインを制御することによって被写体信号レベルの強弱を自動補正する。AGC回路118で被写体信号レベルの強弱が自動補正された被写体信号は、A/Dコンバータ119に読み出され、このA/Dコンバータ119でアナログ信号がデジタル信号に変換され信号処理部130へと出力される。
第2撮影部120の構成は、上述した第1撮影部110と同様の構成であるため、第2撮影部120の構成の説明は省略する。
次に、信号処理部130の構成を、図2を参照して説明する。
不揮発性メモリ131には、2眼式デジタルカメラ10を動作させる各種プログラムなどが保存されている。
RAM132には、例えば、ユーザによって、各モードそれぞれについて設定された項目情報などが書き込まれて保存される。
2眼式デジタルカメラ10は、静止画撮影モードあるいは動画撮影モードが選択された際、顔認識機能による画像中の顔の検出、AF機能による焦点調整、およびAE機能による露光調整を連続的に行うために、静止画撮影や動画撮影の前にも被写体信号を生成する。尚、静止画撮影や動画撮影の前に生成される被写体信号は、本撮影時に生成される被写体信号よりも低解像度の一時的なデータである。
第1撮影部110のフォーカスレンズ111などを経てA/Dコンバータ119でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部130の第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられる。第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号は、画像中の顔の検出機能を実現するための演算を行う特定被写体検出部136に読み出され、この特定被写体検出部136で、その被写体信号のRGB信号から画像中の顔を検出する。この特定被写体検出部136は、本発明にいう対象検出部の一例に相当する。
また、その被写体信号は、AF機能を実現するための演算を行うAF演算部134に読み出され、このAF演算部134で、その被写体信号のRGB信号から被写体のコントラストを検出して被写体までの距離を測定し、検出結果に基づいて、フォーカスレンズ111,121によって焦点調整を行う。尚、AF演算部134は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する焦点調整を行う。
さらに、その被写体信号は、AE機能を実現するための演算を行うAE演算部135にも読み出され、このAE演算部135で、その被写体信号のRGB信号から輝度信号を抽出して被写体の輝度を検出し、検出結果に基づいて、CCD113,123に与えられる被写体光の光量が適切になるように露光調整を行う。尚、AE演算部135は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する露光調整を行う。
また、第2撮影部120のフォーカスレンズ121などを経てA/Dコンバータ129でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部130の第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられる。第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられた被写体信号に対して、上述した第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号に対する処理と同様の処理が施される。
画像信号処理部138は、静止画撮影や動画撮影時に生成されて画像メモリ137に書き込まれた被写体信号を画像メモリ137から読み出して、その被写体信号に対してRGBレベルの調節やガンマ調整などを施す。
DSP139は、静止画撮影や動画撮影時に生成されて画像メモリ137に書き込まれた被写体信号を画像メモリ137から読み出して、その被写体信号に対して輪郭強調などを施す。
圧縮伸長部140は、静止画撮影や動画撮影時に生成されて画像メモリ137に書き込まれた被写体信号を画像メモリ137から読み出して、その被写体信号に対してJPEG圧縮に代表される圧縮処理や伸長処理を施す。
表示制御部142およびD/Aコンバータ143は、画像信号処理部138、DSP139、および圧縮伸長部140によって画像処理が施されて表示メモリ141に書き込まれた被写体信号を、画像表示部150で表示できるデータの形式に変換する。変換された後の被写体信号は、画像表示部150に送られ、被写体信号を表す撮影画像が画像表示部150に表示される。
操作I/F144は、操作部160による設定情報の授受を行うものである。
電源制御部145は、2眼式デジタルカメラ10に装填されたバッテリ170の電池残量の画像表示部150への表示を制御する。また、この電源制御部145は、特定被写体検出部136によって顔が検出された場合には、第2撮影部120に対して電力を供給する通電オン制御を行い、特定被写体検出部136によって顔が検出されなかった場合には、第2撮影部120に対する電力の供給を完全に停止する通電オフ制御を行う。この電源制御部145は、本発明にいう通電制御部の一例に相当する。尚、ここでは本発明にいう通電制御の例として、通電オン制御や通電オフ制御の例を挙げたが、本発明にいう通電制御は、例えば、本発明にいう第2の撮影部に関する要素のうちの、スタンバイ時における必要最低限の要素に電力を供給するスタンバイ制御などであってもよい。
従って、第1実施形態の2眼式デジタルカメラ10によれば、画像中の顔を目的に撮影を行う際に、その顔が非検出の状態において、顔の検出を担う第1撮影部110を除く第2撮影部120に対する電力の供給を完全に停止する通電オフ制御を行うことにより、消費電力の低減が図られる。
また、特定被写体検出部136が画像中の顔を検出することによって、人物撮影時において、人物が非検出の状態において消費電力の低減が図られる。
尚、ここでは、特定被写体検出部136が画像中の顔を検出する例を挙げたが、本発明にいう対象検出部は、これに限られるものではなく、例えば、画像中の人物や移動体や物体の温度など、画像中の任意のエリアの特定な対象を検出するものであってもよい。
記録メディアI/F146は、記録メディア180への被写体信号の記録や読み出しのための情報や信号の授受を行うものである。
通信制御部147は、信号処理部130内の各種要素間の通信を制御する。
2眼式デジタルカメラ10は、基本的には以上のように構成されている。
ここで、2眼式デジタルカメラ10における、本発明の一実施形態としての特徴は、電源制御部145における通電オフ制御の動作にあり、以下、この動作について詳述する。
図3は、第1実施形態の2眼式デジタルカメラ10の起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。
図3に示すフローチャートで説明する動作は、図示しない電源ボタン操作されることによって開始される。
まず、図示しない電源ボタンが操作されたことを受けて電源スイッチが入れられると電源がオンされ、2眼式デジタルカメラ10が駆動される(ステップS101)。
ステップS101で2眼式デジタルカメラ10が駆動されると、動作指示待ちのスタンバイ状態に移行し(ステップS102)、動画を撮影する際に選択する動画撮影モードを選択すると(ステップS103:Yes)、動画撮影が可能な撮影準備状態に移行し、顔認識機能による画像中の顔の検出、AF機能による焦点調整、およびAE機能による露光調整が連続的に行われる。尚、この段階では、第1撮影部110に対して電力が供給されているが、第2撮影部120に対する電力の供給は完全に停止されている。
また、ステップS102でスタンバイ状態に移行した後、静止画を撮影する際に選択する静止画撮影モードを選択すると(ステップS103:No)静止画撮影モードに移行し(ステップS104)、記録メディアに保存された撮影画像を再生する際に選択する再生モードを選択すると(ステップS103:No)再生モードに移行する(ステップS104)。
ステップS103:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされるまでは(ステップS105:No)、ステップS103〜ステップS104の動作が可能である。
ステップS103:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされると動画撮影が開始され、特定被写体検出部136、AF演算部134、およびAE演算部135の各々の動作が実行される。(ステップS105:Yes)。
ステップS105:Yesで動画撮影が開始されると同時に、第1撮影部110より第1バッファメモリ133aに取得された被写体信号に基づいて(ステップS106)、この被写体信号により表される画像中の顔を検出する動作が特定被写体検出部136で実行される(ステップS107)。
ステップS107で顔が検出された場合には(ステップS108:Yes)、電源制御部145によって、第2撮影部120に対して電力を供給する通電オン制御が行われる(ステップS109)。
また、ステップS107で顔が検出されなかった場合には(ステップS108:No)、電源制御部145によって、第2撮影部120に対する電力の供給を完全に停止する通電オフ制御が行われる(ステップS110)。
以下、動画撮影が行われている間(ステップS111:No)、ステップS106〜ステップS110の動作が実行され続ける。
動画撮影が行われている間にシャッタレリーズボタン15が再度全押しされることによって(ステップS111:Yes)動画撮影が終了される(ステップS112)。
以上で、本発明の第1実施形態の説明を終了する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
尚、以下説明する第2実施形態では、上述した第1実施形態で説明した装置構成とほぼ同じ装置構成を有するため、上述した第1実施形態との相違点に注目し、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図4は、第2実施形態の2眼式デジタルカメラ20の機能を示すブロック図である。
図4に示すように、2眼式デジタルカメラ20の内部には、大きく分けて、2つの撮影レンズ11,12(図1参照)のうちの一方の撮影レンズ11(図1参照)側に内蔵された第1撮影部110と、その一方の撮影レンズ11(図1参照)に対する他方の撮影レンズ12(図1参照)側に内蔵された第2撮影部120と、第1撮影部110および第2撮影部120から送られる信号を処理する信号処理部230とが設けられている。
信号処理部230には、不揮発性メモリ131、RAM132、第1バッファメモリ133a、第2バッファメモリ133b、AF演算部134、AE演算部135、特定被写体検出部136、画像メモリ137、画像信号処理部138、DSP139、圧縮伸長部140、表示メモリ141、表示制御部142、D/Aコンバータ143、操作I/F144、電源制御部245、記録メディアI/F146、通信制御部247、駆動周波数制御部249が具備されており、これらの各種要素はバス148を介して相互に接続されている。
信号処理部230の構成を、図4を参照して説明する。
第1撮影部110のフォーカスレンズ111などを経てA/Dコンバータ119でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部230の第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられる。第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号は、画像中の顔の検出機能を実現するための演算を行う特定被写体検出部136に読み出され、この特定被写体検出部136で、その被写体信号のRGB信号から画像中の顔を検出する。この特定被写体検出部136は、本発明にいう対象検出部の一例に相当する。
また、その被写体信号は、AF機能を実現するための演算を行うAF演算部134に読み出され、このAF演算部134で、その被写体信号のRGB信号から被写体のコントラストを検出して被写体までの距離を測定し、検出結果に基づいて、フォーカスレンズ111,121によって焦点調整を行う。尚、AF演算部134は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する焦点調整を行う。
さらに、その被写体信号は、AE機能を実現するための演算を行うAE演算部135にも読み出され、このAE演算部135で、その被写体信号のRGB信号から輝度信号を抽出して被写体の輝度を検出し、検出結果に基づいて、CCD113,123に与えられる被写体光の光量が適切になるように露光調整を行う。尚、AE演算部135は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する露光調整を行う。
また、第2撮影部120のフォーカスレンズ121などを経てA/Dコンバータ129でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部230の第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられる。第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられた被写体信号に対して、上述した第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号に対する処理と同様の処理が施される。
電源制御部245は、2眼式デジタルカメラ20に装填されたバッテリ170の電池残量の画像表示部150への表示を制御する。
通信制御部247は、信号処理部230内の各種要素間の通信を制御する。
駆動周波数制御部249は、特定被写体検出部136によって顔が検出された場合には、第2撮影部120に対する駆動周波数を上げることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数に設定する制御を行い、特定被写体検出部136によって顔が検出されなかった場合には、第2撮影部120に対する駆動周波数を下げることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数よりも少ない撮影フレーム数に設定する制御を行う。この駆動周波数制御部249は、本発明にいう駆動周波数制御部の一例に相当する。
従って、第2実施形態の2眼式デジタルカメラ20によれば、画像中の顔を目的に撮影を行う際に、その顔が非検出の状態において、顔の検出を担う第1撮影部110を除く第2撮影部120に対する駆動周波数を下げて、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数よりも少ない撮影フレーム数に設定する制御を行うことにより、消費電力の低減が図られる。また、画像データを記録しておく記録メディア180の容量を有効に利用することができる。
2眼式デジタルカメラ20は、基本的には以上のように構成されている。
ここで、2眼式デジタルカメラ20における、本発明の一実施形態としての特徴は、駆動周波数制御部249における駆動周波数制御の動作にあり、以下、この動作について詳述する。
図5は、第2実施形態の2眼式デジタルカメラ20の起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。
図5に示すフローチャートで説明する動作は、図示しない電源ボタン操作されることによって開始される。
まず、図示しない電源ボタンが操作されたことを受けて電源スイッチが入れられると電源がオンされ、2眼式デジタルカメラ20が駆動される(ステップS201)。
ステップS201で2眼式デジタルカメラ20が駆動されると、動作指示待ちのスタンバイ状態に移行し(ステップS202)、動画を撮影する際に選択する動画撮影モードを選択すると(ステップS203:Yes)、動画撮影が可能な撮影準備状態に移行し、顔認識機能による画像中の顔の検出、AF機能による焦点調整、およびAE機能による露光調整が連続的に行われる。尚、この段階では、第1撮影部110に対しては、単位時間あたりの撮影フレーム数が動画撮影用の撮影フレーム数に設定されているが、第2撮影部120に対しては、駆動周波数が下げられていることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数が動画撮影用の撮影フレーム数よりも少ない撮影フレーム数に設定されている。
また、ステップS202でスタンバイ状態に移行した後、静止画を撮影する際に選択する静止画撮影モードを選択すると(ステップS203:No)静止画撮影モードに移行し(ステップS204)、記録メディアに保存された撮影画像を再生する際に選択する再生モードを選択すると(ステップS203:No)再生モードに移行する(ステップS204)。
ステップS203:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされるまでは(ステップS205:No)、ステップS203〜ステップS204の動作が可能である。
ステップS203:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされると動画撮影が開始され、特定被写体検出部136、AF演算部134、およびAE演算部135の各々の動作が実行される。(ステップS205:Yes)。
ステップS205:Yesで動画撮影が開始されると同時に、第1撮影部110より第1バッファメモリ133aに取得された被写体信号に基づいて(ステップS206)、この被写体信号により表される画像中の顔を検出する動作が特定被写体検出部136で実行される(ステップS207)。
ステップS207で顔が検出された場合には(ステップS208:Yes)、駆動周波数制御部249によって、第2撮影部120に対する駆動周波数が上げられることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数に設定する制御が行われる(ステップS209)。
また、ステップS207で顔が検出されなかった場合には(ステップS208:No)、駆動周波数制御部249によって、第2撮影部120に対する駆動周波数が下げられることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数よりも少ない撮影フレーム数に設定する制御が行われる(ステップS210)。
以下、動画撮影が行われている間(ステップS211:No)、ステップS206〜ステップS210の動作が実行され続ける。
動画撮影が行われている間にシャッタレリーズボタン15が再度全押しされることによって(ステップS211:Yes)動画撮影が終了される(ステップS212)。
以上で、本発明の第2実施形態の説明を終了する。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
尚、以下説明する第3実施形態では、上述した第1実施形態で説明した装置構成とほぼ同じ装置構成を有するため、上述した第1実施形態との相違点に注目し、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図6は、第3実施形態の2眼式デジタルカメラ30の機能を示すブロック図である。
図6に示すように、2眼式デジタルカメラ30の内部には、大きく分けて、2つの撮影レンズ11,12(図1参照)のうちの一方の撮影レンズ11(図1参照)側に内蔵された第1撮影部110と、その一方の撮影レンズ11(図1参照)に対する他方の撮影レンズ12(図1参照)側に内蔵された第2撮影部120と、第1撮影部110および第2撮影部120から送られる信号を処理する信号処理部330とが設けられている。
信号処理部330には、不揮発性メモリ131、RAM132、第1バッファメモリ133a、第2バッファメモリ133b、AF演算部134、AE演算部135、特定被写体検出部136、画像メモリ137、画像信号処理部138、DSP139、圧縮伸長部140、表示メモリ141、表示制御部142、D/Aコンバータ143、操作I/F144、電源制御部345、記録メディアI/F146、通信制御部347、記録画素数制御部349が具備されており、これらの各種要素はバス148を介して相互に接続されている。
信号処理部330の構成を、図6を参照して説明する。
第1撮影部110のフォーカスレンズ111などを経てA/Dコンバータ119でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部330の第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられる。第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号は、画像中の顔の検出機能を実現するための演算を行う特定被写体検出部136に読み出され、この特定被写体検出部136で、その被写体信号のRGB信号から画像中の顔を検出する。この特定被写体検出部136は、本発明にいう対象検出部の一例に相当する。
また、その被写体信号は、AF機能を実現するための演算を行うAF演算部134に読み出され、このAF演算部134で、その被写体信号のRGB信号から被写体のコントラストを検出して被写体までの距離を測定し、検出結果に基づいて、フォーカスレンズ111,121によって焦点調整を行う。尚、AF演算部134は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する焦点調整を行う。
さらに、その被写体信号は、AE機能を実現するための演算を行うAE演算部135にも読み出され、このAE演算部135で、その被写体信号のRGB信号から輝度信号を抽出して被写体の輝度を検出し、検出結果に基づいて、CCD113,123に与えられる被写体光の光量が適切になるように露光調整を行う。尚、AE演算部135は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する露光調整を行う。
また、第2撮影部120のフォーカスレンズ121などを経てA/Dコンバータ129でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部330の第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられる。第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられた被写体信号に対して、上述した第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号に対する処理と同様の処理が施される。
電源制御部345は、2眼式デジタルカメラ30に装填されたバッテリ170の電池残量の画像表示部150への表示を制御する。
通信制御部347は、信号処理部330内の各種要素間の通信を制御する。
記録画素数制御部349は、特定被写体検出部136によって顔が検出された場合には、第2撮影部120に対する記録画素数を拡大する制御を行い、特定被写体検出部136によって顔が検出されなかった場合には、第2撮影部120に対する記録画素数を縮小する制御を行う。この記録画素数制御部349は、本発明にいう記録画素数制御部の一例に相当する。
従って、第3実施形態の2眼式デジタルカメラ30によれば、画像中の顔を目的に撮影を行う際に、その顔が非検出の状態において、顔の検出を担う第1撮影部110を除く第2撮影部120に対する記録画素数を縮小する制御を行うことにより、少ない画素数の画像データを処理することとなり、消費電力の低減が図られる。また、画像データを記録しておく記録メディア180の容量を有効に利用することができる。
2眼式デジタルカメラ30は、基本的には以上のように構成されている。
ここで、2眼式デジタルカメラ30における、本発明の一実施形態としての特徴は、記録画素数制御部349における記録画素数制御の動作にあり、以下、この動作について詳述する。
図7は、第3実施形態の2眼式デジタルカメラ30の起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。
図7に示すフローチャートで説明する動作は、図示しない電源ボタン操作されることによって開始される。
まず、図示しない電源ボタンが操作されたことを受けて電源スイッチが入れられると電源がオンされ、2眼式デジタルカメラ30が駆動される(ステップS301)。
ステップS301で2眼式デジタルカメラ30が駆動されると、動作指示待ちのスタンバイ状態に移行し(ステップS302)、動画を撮影する際に選択する動画撮影モードを選択すると(ステップS303:Yes)、動画撮影が可能な撮影準備状態に移行し、顔認識機能による画像中の顔の検出、AF機能による焦点調整、およびAE機能による露光調整が連続的に行われる。尚、この段階では、第1撮影部110に対しては、記録画素数が拡大されているが、第2撮影部120に対しては、記録画素数が縮小されている。
また、ステップS302でスタンバイ状態に移行した後、静止画を撮影する際に選択する静止画撮影モードを選択すると(ステップS303:No)静止画撮影モードに移行し(ステップS304)、記録メディアに保存された撮影画像を再生する際に選択する再生モードを選択すると(ステップS303:No)再生モードに移行する(ステップS304)。
ステップS303:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされるまでは(ステップS305:No)、ステップS303〜ステップS304の動作が可能である。
ステップS303:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされると動画撮影が開始され、特定被写体検出部136、AF演算部134、およびAE演算部135の各々の動作が実行される。(ステップS305:Yes)。
ステップS305:Yesで動画撮影が開始されると同時に、第1撮影部110より第1バッファメモリ133aに取得された被写体信号に基づいて(ステップS306)、この被写体信号により表される画像中の顔を検出する動作が特定被写体検出部136で実行される(ステップS307)。
ステップS307で顔が検出された場合には(ステップS308:Yes)、記録画素数制御部349によって、第2撮影部120に対する記録画素数を拡大する制御が行われる(ステップS309)。
また、ステップS307で顔が検出されなかった場合には(ステップS308:No)、記録画素数制御部349によって、第2撮影部120に対する記録画素数を縮小する制御が行われる(ステップS310)。
以下、動画撮影が行われている間(ステップS311:No)、ステップS306〜ステップS310の動作が実行され続ける。
動画撮影が行われている間にシャッタレリーズボタン15が再度全押しされることによって(ステップS311:Yes)動画撮影が終了される(ステップS312)。
以上で、本発明の第3実施形態の説明を終了する。
次に、本発明のについて説明する。
尚、以下説明する第4実施形態では、上述した第1実施形態で説明した装置構成とほぼ同じ装置構成を有するため、上述した第1実施形態との相違点に注目し、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図8は、第4実施形態の2眼式デジタルカメラ40の機能を示すブロック図である。
図8に示すように、2眼式デジタルカメラ40の内部には、大きく分けて、2つの撮影レンズ11,12(図1参照)のうちの一方の撮影レンズ11(図1参照)側に内蔵された第1撮影部110と、その一方の撮影レンズ11(図1参照)に対する他方の撮影レンズ12(図1参照)側に内蔵された第2撮影部120と、第1撮影部110および第2撮影部120から送られる信号を処理する信号処理部430とが設けられている。
信号処理部430には、不揮発性メモリ131、RAM132、第1バッファメモリ133a、第2バッファメモリ133b、AF演算部134、AE演算部135、特定被写体検出部136、画像メモリ137、画像信号処理部138、DSP139、圧縮伸長部140、表示メモリ141、表示制御部142、D/Aコンバータ143、操作I/F144、電源制御部445、記録メディアI/F146、通信制御部447、駆動周波数制御部449が具備されており、これらの各種要素はバス148を介して相互に接続されている。
信号処理部430の構成を、図8を参照して説明する。
第1撮影部110のフォーカスレンズ111などを経てA/Dコンバータ119でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部430の第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられる。第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号は、画像中の顔の検出機能を実現するための演算を行う特定被写体検出部136に読み出され、この特定被写体検出部136で、その被写体信号のRGB信号から画像中の顔を検出する。この特定被写体検出部136は、本発明にいう対象検出部の一例に相当する。
また、その被写体信号は、AF機能を実現するための演算を行うAF演算部134に読み出され、このAF演算部134で、その被写体信号のRGB信号から被写体のコントラストを検出して被写体までの距離を測定し、検出結果に基づいて、フォーカスレンズ111,121によって焦点調整を行う。尚、AF演算部134は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する焦点調整を行う。
さらに、その被写体信号は、AE機能を実現するための演算を行うAE演算部135にも読み出され、このAE演算部135で、その被写体信号のRGB信号から輝度信号を抽出して被写体の輝度を検出し、検出結果に基づいて、CCD113,123に与えられる被写体光の光量が適切になるように露光調整を行う。尚、AE演算部135は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する露光調整を行う。
また、第2撮影部120のフォーカスレンズ121などを経てA/Dコンバータ129でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部430の第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられる。第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられた被写体信号に対して、上述した第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号に対する処理と同様の処理が施される。
電源制御部445は、2眼式デジタルカメラ40に装填されたバッテリ170の電池残量の画像表示部150への表示を制御する。
通信制御部447は、信号処理部430内の各種要素間の通信を制御する。
駆動周波数制御部449は、特定被写体検出部136によって顔が検出された場合には、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する駆動周波数を上げることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数に設定する制御を行い、特定被写体検出部136によって顔が検出されなかった場合には、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する駆動周波数を下げることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数よりも少ない撮影フレーム数に設定する制御を行う。この駆動周波数制御部449は、本発明にいう駆動周波数制御部の一例に相当する。
従って、第4実施形態の2眼式デジタルカメラ40によれば、画像中の顔を目的に撮影を行う際に、その顔が非検出の状態において、顔の検出を担う第1撮影部110を含む第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する駆動周波数を下げて、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数よりも少ない撮影フレーム数に設定する制御を行うことにより、消費電力の低減が図られる。また、画像データを記録しておく記録メディア180の容量を有効に利用することができる。
2眼式デジタルカメラ40は、基本的には以上のように構成されている。
ここで、2眼式デジタルカメラ40における、本発明の一実施形態としての特徴は、駆動周波数制御部449における駆動周波数制御の動作にあり、以下、この動作について詳述する。
図9は、第4実施形態の2眼式デジタルカメラ40の起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。
図9に示すフローチャートで説明する動作は、図示しない電源ボタン操作されることによって開始される。
まず、図示しない電源ボタンが操作されたことを受けて電源スイッチが入れられると電源がオンされ、2眼式デジタルカメラ40が駆動される(ステップS401)。
ステップS401で2眼式デジタルカメラ40が駆動されると、動作指示待ちのスタンバイ状態に移行し(ステップS402)、動画を撮影する際に選択する動画撮影モードを選択すると(ステップS403:Yes)、動画撮影が可能な撮影準備状態に移行し、顔認識機能による画像中の顔の検出、AF機能による焦点調整、およびAE機能による露光調整が連続的に行われる。尚、この段階では、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対して、駆動周波数が下げられていることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数が動画撮影用の撮影フレーム数よりも少ない撮影フレーム数に設定されている。
また、ステップS402でスタンバイ状態に移行した後、静止画を撮影する際に選択する静止画撮影モードを選択すると(ステップS403:No)静止画撮影モードに移行し(ステップS404)、記録メディアに保存された撮影画像を再生する際に選択する再生モードを選択すると(ステップS403:No)再生モードに移行する(ステップS404)。
ステップS403:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされるまでは(ステップS405:No)、ステップS403〜ステップS404の動作が可能である。
ステップS403:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされると動画撮影が開始され、特定被写体検出部136、AF演算部134、およびAE演算部135の各々の動作が実行される。(ステップS405:Yes)。
ステップS405:Yesで動画撮影が開始されると同時に、第1撮影部110より第1バッファメモリ133aに取得された被写体信号に基づいて(ステップS406)、この被写体信号により表される画像中の顔を検出する動作が特定被写体検出部136で実行される(ステップS407)。
ステップS407で顔が検出された場合には(ステップS408:Yes)、駆動周波数制御部449によって、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する駆動周波数が上げられることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数に設定する制御が行われる(ステップS409)。
また、ステップS407で顔が検出されなかった場合には(ステップS408:No)、駆動周波数制御部449によって、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する駆動周波数が下げられることにより、単位時間あたりの撮影フレーム数を動画撮影用の撮影フレーム数よりも少ない撮影フレーム数に設定する制御が行われる(ステップS410)。
以下、動画撮影が行われている間(ステップS411:No)、ステップS406〜ステップS410の動作が実行され続ける。
動画撮影が行われている間にシャッタレリーズボタン15が再度全押しされることによって(ステップS411:Yes)動画撮影が終了される(ステップS412)。
以上で、本発明の第4実施形態の説明を終了する。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
尚、以下説明する第5実施形態では、上述した第1実施形態で説明した装置構成とほぼ同じ装置構成を有するため、上述した第1実施形態との相違点に注目し、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図10は、第5実施形態の2眼式デジタルカメラ50の機能を示すブロック図である。
図10に示すように、2眼式デジタルカメラ50の内部には、大きく分けて、2つの撮影レンズ11,12(図1参照)のうちの一方の撮影レンズ11(図1参照)側に内蔵された第1撮影部110と、その一方の撮影レンズ11(図1参照)に対する他方の撮影レンズ12(図1参照)側に内蔵された第2撮影部120と、第1撮影部110および第2撮影部120から送られる信号を処理する信号処理部530とが設けられている。
信号処理部530には、不揮発性メモリ131、RAM132、第1バッファメモリ133a、第2バッファメモリ133b、AF演算部134、AE演算部135、特定被写体検出部136、画像メモリ137、画像信号処理部138、DSP139、圧縮伸長部140、表示メモリ141、表示制御部142、D/Aコンバータ143、操作I/F144、電源制御部545、記録メディアI/F146、通信制御部547、記録画素数制御部549が具備されており、これらの各種要素はバス148を介して相互に接続されている。
信号処理部530の構成を、図10を参照して説明する。
第1撮影部110のフォーカスレンズ111などを経てA/Dコンバータ119でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部530の第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられる。第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号は、画像中の顔の検出機能を実現するための演算を行う特定被写体検出部136に読み出され、この特定被写体検出部136で、その被写体信号のRGB信号から画像中の顔を検出する。この特定被写体検出部136は、本発明にいう対象検出部の一例に相当する。
また、その被写体信号は、AF機能を実現するための演算を行うAF演算部134に読み出され、このAF演算部134で、その被写体信号のRGB信号から被写体のコントラストを検出して被写体までの距離を測定し、検出結果に基づいて、フォーカスレンズ111,121によって焦点調整を行う。尚、AF演算部134は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する焦点調整を行う。
さらに、その被写体信号は、AE機能を実現するための演算を行うAE演算部135にも読み出され、このAE演算部135で、その被写体信号のRGB信号から輝度信号を抽出して被写体の輝度を検出し、検出結果に基づいて、CCD113,123に与えられる被写体光の光量が適切になるように露光調整を行う。尚、AE演算部135は、特定被写体検出部136により顔が検出された場合にはその顔に対する露光調整を行う。
また、第2撮影部120のフォーカスレンズ121などを経てA/Dコンバータ129でデジタル信号に変換された、静止画撮影や動画撮影の前に生成される低解像度の被写体信号や静止画撮影や動画撮影時に生成される被写体信号は、信号処理部530の第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられる。第2バッファメモリ133bに一旦蓄えられた被写体信号に対して、上述した第1バッファメモリ133aに一旦蓄えられた被写体信号に対する処理と同様の処理が施される。
電源制御部545は、2眼式デジタルカメラ50に装填されたバッテリ170の電池残量の画像表示部150への表示を制御する。
通信制御部547は、信号処理部530内の各種要素間の通信を制御する。
記録画素数制御部549は、特定被写体検出部136によって顔が検出された場合には、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する記録画素数を拡大する制御を行い、特定被写体検出部136によって顔が検出されなかった場合には、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する記録画素数を縮小する制御を行う。この記録画素数制御部549は、本発明にいう記録画素数制御部の一例に相当する。
従って、第5実施形態の2眼式デジタルカメラ50によれば、画像中の顔を目的に撮影を行う際に、その顔が非検出の状態において、顔の検出を担う第1撮影部110を含む第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する記録画素数を縮小する制御を行うことにより、少ない画素数の画像データを処理することとなり、消費電力の低減が図られる。また、画像データを記録しておく記録メディア180の容量を有効に利用することができる。
2眼式デジタルカメラ50は、基本的には以上のように構成されている。
ここで、2眼式デジタルカメラ50における、本発明の一実施形態としての特徴は、記録画素数制御部549における記録画素数制御の動作にあり、以下、この動作について詳述する。
図11は、第5実施形態の2眼式デジタルカメラ50の起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。
図11に示すフローチャートで説明する動作は、図示しない電源ボタン操作されることによって開始される。
まず、図示しない電源ボタンが操作されたことを受けて電源スイッチが入れられると電源がオンされ、2眼式デジタルカメラ50が駆動される(ステップS501)。
ステップS501で2眼式デジタルカメラ50が駆動されると、動作指示待ちのスタンバイ状態に移行し(ステップS502)、動画を撮影する際に選択する動画撮影モードを選択すると(ステップS503:Yes)、動画撮影が可能な撮影準備状態に移行し、顔認識機能による画像中の顔の検出、AF機能による焦点調整、およびAE機能による露光調整が連続的に行われる。尚、この段階では、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対して、記録画素数が縮小されている。
また、ステップS502でスタンバイ状態に移行した後、静止画を撮影する際に選択する静止画撮影モードを選択すると(ステップS503:No)静止画撮影モードに移行し(ステップS504)、記録メディアに保存された撮影画像を再生する際に選択する再生モードを選択すると(ステップS503:No)再生モードに移行する(ステップS504)。
ステップS503:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされるまでは(ステップS505:No)、ステップS503〜ステップS504の動作が可能である。
ステップS503:Yesで動画撮影モードが選択された後、シャッタレリーズボタン15が全押しされると動画撮影が開始され、特定被写体検出部136、AF演算部134、およびAE演算部135の各々の動作が実行される。(ステップS505:Yes)。
ステップS505:Yesで動画撮影が開始されると同時に、第1撮影部110より第1バッファメモリ133aに取得された被写体信号に基づいて(ステップS506)、この被写体信号により表される画像中の顔を検出する動作が特定被写体検出部136で実行される(ステップS507)。
ステップS507で顔が検出された場合には(ステップS508:Yes)、記録画素数制御部549によって、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する記録画素数を拡大する制御が行われる(ステップS509)。
また、ステップS507で顔が検出されなかった場合には(ステップS508:No)、記録画素数制御部549によって、第1撮影部110および第2撮影部120の双方に対する記録画素数を縮小する制御が行われる(ステップS510)。
以下、動画撮影が行われている間(ステップS511:No)、ステップS506〜ステップS510の動作が実行され続ける。
動画撮影が行われている間にシャッタレリーズボタン15が再度全押しされることによって(ステップS511:Yes)動画撮影が終了される(ステップS512)。
以上で、本発明の第5実施形態の説明を終了する。
次に、本発明の第6実施形態および第7実施形態について説明する。
尚、以下説明する第6実施形態および第7実施形態では、上述した第1実施形態との相違点に注目し、同じ要素については同じ符号を付して説明を省略する。
図12は、本発明の複眼式撮影装置の一実施形態が適用された第6実施形態の3眼式デジタルカメラ60を前面から見た外観斜視図であり、図13は、本発明の複眼式撮影装置の一実施形態が適用された第7実施形態の4眼式デジタルカメラ70を前面から見た外観斜視図である。
図12に示す3眼式デジタルカメラ60は、3つのCCDそれぞれに被写体像を結像する3つの撮影光学系を備え、これらの3つの撮影光学系は各撮像領域内に少なくとも1つの同一の被写体を共通に含むように、3つのCCDそれぞれに結像した各被写体像を画像データに生成する撮影装置である。図12に示すように、この3眼式デジタルカメラ60の前面の中央部には、外観上、被写体に焦点を合わせる複数のフォーカスレンズなどで構成される撮影光学系がそれぞれに内蔵された3つの撮影レンズ61,62,63が備えられている。この3眼式デジタルカメラ60は、本発明の複眼式撮影装置の一例に相当する。
図13に示す4眼式デジタルカメラ70は、4つのCCDそれぞれに被写体像を結像する4つの撮影光学系を備え、これらの4つの撮影光学系は各撮像領域内に少なくとも1つの同一の被写体を共通に含むように、4つのCCDそれぞれに結像した各被写体像を画像データに生成する撮影装置である。図13に示すように、この4眼式デジタルカメラ70の前面の中央部には、外観上、被写体に焦点を合わせる複数のフォーカスレンズなどで構成される撮影光学系がそれぞれに内蔵された4つの撮影レンズ71,72,73,74が備えられている。この4眼式デジタルカメラ70は、本発明の複眼式撮影装置の一例に相当する。
尚、上述した第1実施形態〜第5実施形態では、2つのCCDそれぞれと、これらの2つのCCDそれぞれに被写体像を結像する2つの撮影光学系それぞれとを有する2つの撮影部を備えた2眼式デジタルカメラに本発明を適用した例で説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、第6実施形態で示した3眼式デジタルカメラや第7実施形態で示した4眼式デジタルカメラなど、複数の固体撮像素子それぞれと、これらの複数の固体撮像素子それぞれに被写体像を結像する複数の撮影光学系それぞれとを有する複数の撮影部を備えた複眼式撮影装置であればよい。
本発明の複眼式撮影装置の一実施形態が適用された第1実施形態の2眼式デジタルカメラを前面から見た外観斜視図である。 図1に示す2眼式デジタルカメラの機能を示すブロック図である。 第1実施形態の2眼式デジタルカメラの起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。 第2実施形態の2眼式デジタルカメラの機能を示すブロック図である。 第2実施形態の2眼式デジタルカメラの起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。 第3実施形態の2眼式デジタルカメラの機能を示すブロック図である。 第3実施形態の2眼式デジタルカメラの起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。 第4実施形態の2眼式デジタルカメラの機能を示すブロック図である。 第4実施形態の2眼式デジタルカメラの起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。 第5実施形態の2眼式デジタルカメラの機能を示すブロック図である。 第5実施形態の2眼式デジタルカメラの起動処理が開始されてから動画撮影が終了するまでの間における動作の流れを説明するフローチャートである。 本発明の複眼式撮影装置の一実施形態が適用された第6実施形態の3眼式デジタルカメラを前面から見た外観斜視図である。 本発明の複眼式撮影装置の一実施形態が適用された第7実施形態の4眼式デジタルカメラを前面から見た外観斜視図である。
符号の説明
10,20,30,40,50 2眼式デジタルカメラ
11,12,61,62,63,71,72,73,74 撮影レンズ
13 閃光発光部
14 LED発光部
15 シャッタレリーズボタン
110 第1撮影部
111,121 フォーカスレンズ
112,122 IRフィルタ
113,123 CCD
114,124 カメラCPU
115,125 TG
116,126 メカCPU
117,127 CDS回路
118,128 AGC回路
119,129 A/Dコンバータ
120 第2撮影部
130,230,330,430,530 信号処理部
131 不揮発性メモリ
132 RAM
133a 第1バッファメモリ
133b 第2バッファメモリ
134 AF演算部
135 AE演算部
136 特定被写体検出部
137 画像メモリ
138 画像信号処理部
139 DSP
140 圧縮伸長部
141 表示メモリ
142 表示制御部
143 D/Aコンバータ
144 操作I/F
145,245,345,445,545 電源制御部
146 記録メディアI/F
147,247,347,447,547 通信制御部
148 バス
150 画像表示部
160 操作部
170 バッテリ
180 記録メディア
249,449 駆動周波数制御部
349,549 記録画素数制御部
60 3眼式デジタルカメラ
70 4眼式デジタルカメラ

Claims (9)

  1. 複数の固体撮像素子それぞれと、該複数の固体撮像素子それぞれに被写体像を結像する複数の撮影光学系それぞれとを有する複数の撮影部を備え、該複数の撮影光学系は各撮像領域内に少なくとも1つの同一の被写体を共通に含むように、該複数の固体撮像素子それぞれに結像した各被写体像を画像データに生成する複眼式撮影装置において、
    前記複数の撮影部のうちの1つである第1の撮影部で得た画像データに基づいて、該画像データにより表される画像中の任意のエリアの特定な対象を検出する対象検出部と、
    前記対象検出部による検出結果に基づいて、前記複数の撮影部のうちの前記第1の撮影部を除く少なくとも1つの第2の撮影部に対する通電制御を行う通電制御部とを備えたことを特徴とする複眼式撮影装置。
  2. 前記通電制御部に代えて、前記対象検出部による検出結果に基づいて、前記第2の撮影部の駆動周波数を変更する駆動周波数制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の複眼式撮影装置。
  3. 前記通電制御部に代えて、前記対象検出部による検出結果に基づいて、前記第2の撮影部の記録画素数を変更する記録画素数制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の複眼式撮影装置。
  4. 前記通電制御部に代えて、前記対象検出部による検出結果に基づいて、前記第1の撮影部を含む前記複数の撮影部の駆動周波数を変更する駆動周波数制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の複眼式撮影装置。
  5. 前記通電制御部に代えて、前記対象検出部による検出結果に基づいて、前記第1の撮影部を含む前記複数の撮影部の記録画素数を変更する記録画素数制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の複眼式撮影装置。
  6. 前記対象検出部が、前記画像中の人物を検出するものであることを特徴とする請求項1または2記載の複眼式撮影装置。
  7. 前記対象検出部が、前記画像中の顔を検出するものであることを特徴とする請求項1または2記載の複眼式撮影装置。
  8. 前記対象検出部が、前記画像中の移動体を検出するものであることを特徴とする請求項1または2記載の複眼式撮影装置。
  9. 前記対象検出部が、前記画像中の、物体の温度を検出するものであることを特徴とする請求項1または2記載の複眼式撮影装置。
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