JP2007108373A - 電動ズーム装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手動ズーム操作を自動操作に簡単に切り替えることができる電動ズーム装置を提供する。
【解決手段】レンズユニット14には、撮影レンズ20及びCCD21が収納されており、外周に手動操作用のズームリング23が配されている。デジタルカメラ11には、カメラボディ13の前面にマウント部16が設けられており、レンズユニット14が着脱自在に装着される。また、レンズユニット14には、外周に電動ズーム装置13が着脱自在に装着される。電動ズーム装置13には、ズームリング23を回転させる回転体28、及び、テレ/ワイドボタン30,31が配されており、また、レンズユニット14から電源を供給するための接続部29が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】レンズユニット14には、撮影レンズ20及びCCD21が収納されており、外周に手動操作用のズームリング23が配されている。デジタルカメラ11には、カメラボディ13の前面にマウント部16が設けられており、レンズユニット14が着脱自在に装着される。また、レンズユニット14には、外周に電動ズーム装置13が着脱自在に装着される。電動ズーム装置13には、ズームリング23を回転させる回転体28、及び、テレ/ワイドボタン30,31が配されており、また、レンズユニット14から電源を供給するための接続部29が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、手動操作用のズームリングを有するズームレンズ鏡筒又はそれを備えたカメラに着脱自在に取り付けられ、前記ズームリングを自動的に回転する電動ズーム装置に関するものである。
デジタルカメラは、被写体の光学的な像を形成する撮影光学系、撮影光学系により形成される像を画像信号に変換するCCD等の撮像センサ、及び、撮像センサから得られる画像信号等の情報を記録するメモリカード等の情報記録部とを備えている。このようなデジタルカメラには、カメラボディに撮像センサを内蔵しており、撮影光学系を保持するレンズ鏡筒が一体的に取り付けられているタイプと、レンズ鏡筒を取り外すことができ、焦点距離の異なるものと交換することができるタイプとがある。後者の方は、カメラボディにレンズ鏡筒を取り付けるためのマウント部を備えている。しかし、カメラボディにマウント部を設けると、カメラボディ内に埃等が入り、撮像センサやその周辺の部品に埃が付着して撮影画像の画質が劣化するという問題があった。このため、レンズ鏡筒に撮像センサを内蔵したレンズユニットを着脱自在に取り付けるタイプのデジタルカメラ(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)で、カメラボディの装着部に開閉蓋が設けられているものが知られている(特許文献1)。
ところで、従来、手動操作用のズームリングを有したズームレンズ鏡筒及びそれをもつカメラが知られている。このようなズームリングは、手動で回転操作されるが、時には自動的に操作することができるように構成がなされているのが簡便でよい。
ズーム操作を電動又は手段とのいずれかに使い分けることができるズームレンズが知られている(特許文献3)。このズームレンズは、例えばテレビ放送用ズームレンズ装置であり、電動で使うときにはサーボモジュールを、また手動で使う場合にはフレキモジュールを、レンズ装置本体に取り付ける。レンズ装置本体には、レンズを移動させるための回転力を入力するための駆動軸が内蔵されており、サーボモジュールには、その駆動軸に連結される出力軸、出力軸に回転を伝達するモータ、そのモータの制御を行う制御回路、モータ出力軸の回転角を電気信号に変換する、例えばポテンショメータからなる位置センサ、及び、制御回路にズーム指令を与えるレンズ操作部とを備えている。
一方、フレキモジュールは、操作者による操作力又は操作トルクを、レンズ装置本体の駆動軸を回転させるトルクに変換・伝達する機構を有する。
特開2004−109970号公報
特開2005−215521号公報
特開平8−327879号公報
しかしながら、上記特許文献3に記載されているズームレンズでは、サーボモジュールを取り付けるときに、一々フレキモジュールを取り外す作業が伴うため、手間がかかる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、手動と電動との操作を簡便に変更することができる電動ズーム装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の電動ズーム装置には、アクチュエータと;レンズ鏡筒の外部に着脱自在に固定するための固定手段と;前記固定手段により前記レンズ鏡筒に固定したときにズームリングに接する回転体を有し、前記アクチュエータから得られる回転力を前記ズームリングに伝達する駆動伝達手段と;を備えたものである。
ところで、ズームレンズ装置には、焦点距離を変えたときにピントがずれないようにするために、変倍時に移動するレンズ群とは異なるレンズ群をフォーカスモータの駆動により光軸方向に移動してフォーカスの補正を行うタイプがある。また、焦点距離に応じてフォーカスレンズ群の移動量を変えるタイプもある。さらに、焦点距離に応じてレンズの明るさ(Fナンバー)が変わるため、焦点距離に応じて露出制御を変更するタイプもある。このような場合、現時点の焦点距離を知っておく必要がある。そこで、前記ズームリングの操作量、又はレンズ案内手段の案内量、あるいは、変倍時に移動するレンズ群の移動量を検出して、撮影光学系の焦点距離の情報を常に認識するために、ズームリングの操作量に応じて変更される前記撮影光学系のズーム位置を検出するズーム位置検出手段がズームレンズ装置に設けられている。
回転体としては、ズームリングの表面との間に生じる摩擦を利用して回転力を伝達してもよいし、また、ズームリングの表面にその回転方向に列を成して設けた歯列に嵌合する歯車としてもよい。
電動ズーム装置としては、レンズ鏡筒の外周に着脱自在に取り付けられる構成としてもよいし、カメラボディとズームレンズ装置との間に着脱自在に介在される構成であってもよい。後者の場合には、カメラボディの前面に設けたボディマウント部に着脱自在に取り付けられるレンズマウント部がズームレンズ装置に設けられており、前記固定手段は、カメラボディとズームレンズ装置との間に介在される中間部材の前後面にそれぞれ設けられ前記レンズマウント部が着脱自在に装着される前マウント部と、前記ボディマウント部に着脱自在に装着される後マウント部と、で構成すればよい。
また、撮影光学系により形成される像を画像信号に変換する撮像センサを備えたズームレンズ装置が知られている。この場合には、画像信号などの情報を、カメラボディに伝達して、カメラボディに設けた記録部に記録する必要がある。そこで、固定手段を構成する前及び後マウント部には、ズームレンズ装置からカメラボディに信号を中継するためにレンズマウント部とボディマウント部とに設けた接点群にそれぞれ電気的に接触する前及び後中継用接点群を設けるのが望ましい。
レンズ交換式のカメラでは、レンズを取り外すと、カメラボディのボディマウント部に設けた接点群が外部に露呈し、ここに手の油や埃等が付着して接触不良が起こるおそれがある。このため、接点群を覆う遮蔽位置と外部に露呈するように前記接点群から退避する退避位置との間で移動自在な遮蔽部材をボディマウント部に設けることで接触不良を防ぐことができる。この場合には、ボディマウント部に装着されたときに後マウント部の一部により前記遮蔽部材を遮蔽位置から前記退避位置に移動させ、移動後に接点群同士が接触する構成にするのが好適である。
本発明の電動ズーム装置によれば、回転体がズームリングの表面に接するように、レンズ鏡筒の外部に着脱自在に固定するための固定手段を備えたから、電動で使う場合には、取り付けるだけでよく、また手動に変更するときには取り外すだけでよいので、手動と電動との使い分けが簡便になる。
図1に示すカメラシステム10は、デジタルカメラ11と電動ズーム装置12とから構成される。デジタルカメラ11は、レンズ交換式のカメラであり、カメラボディ13にレンズユニット14を着脱自在に取り付けて使用する。レンズユニット14は、後端にレンズマウント部15を有し、そのレンズマウント部15をカメラボディ13の前面に設けたボディマウント部16に係止される。マウント結合は、レンズユニット14を撮影光軸17と平行な方向に移動してレンズマウント部15をボディマウント部16に嵌合し、その後は、レンズユニット14を所定方向に所定角度だけ回転させることで成される。このようなマウント部同士の結合としては、周知のネジ式のスクリューマウントや複数の爪をもつバヨネットマウントなどを採用することができる。
なお、レンズユニット14としては、焦点距離の異なるものや、ズーム操作が手動か自動かなど種類の異なるものが多数用意されている。ここでは、ズームレンズで、且つズーム操作が手動式のものをレンズユニット(ズームレンズ装置)14として説明する。
電動ズーム装置12は、レンズ鏡筒18の外周に着脱自在に取り付けられる。取り付けることで、レンズユニット14のズーム操作を自動で行うことができる。
レンズユニット14には、内部に、撮影光学系20、CCD(撮像センサ)21、レンズ案内手段等を内蔵しており、また、レンズ鏡筒18の外部には手動操作用のズームリング23が配されている。撮影光学系20は、複数のレンズ群で構成したズームレンズであり、被写体の光学的な像をCCD21の受光面に形成する。複数のレンズ群はレンズ鏡筒18に保持されている。CCD21は、撮影光学系20により形成される像を画像信号に変換する。レンズ案内手段24(図2参照)は、ズームリング23の回動操作に連動して、レンズ鏡筒18に内蔵した周知のカム機構やヘリコイド機構により撮影光学系20を構成する一部のレンズ群を撮影光軸17の方向に移動して、撮影光学系20の焦点距離を可変する。
レンズ鏡筒18は、円筒形状となっている。ズームリング23は、レンズ鏡筒18の外周面から周方向に沿って一段突出した環形状となっており、撮影光軸17を中心に回動する。なお、レンズ鏡筒18の中心軸に対して撮影光軸をズラして撮影光学系をレンズ鏡筒に配したレンズユニットの場合には、ズームリングはレンズ鏡筒の中心軸を中心に回転する。
電動ズーム装置12は、外ケース25の外部に、一対の取り付けネジ26,27、回転体28、接続部29、テレ及びワイドボタン30,31を配した形状となっている。外ケース25は、ズームリング23の一部を覆う凹部32と、レンズ鏡筒18の外面のうちのズームリング23を挟んだ両面に接する一対の取り付け面33,34とをもつ略断面コ字形状になっている。一対の取り付け面33,34には、一対の取り付けネジ26,27のネジ部がそれぞれ突出して設けられている。一対のネジ部は、レンズ鏡筒18の外周に設けた一対のネジ穴36,37に係合する。一対の取り付けネジ26,27のネジ頭は、外ケース25の上面に露呈されており、取り付けネジ26,27は、ネジ頭を手動で回転させることでネジ部がネジ穴36,37に締め付けられる。これら一対の取り付けネジ26,27が着脱自在な固定手段を構成する。
回転体28は、凹部32の底面に設けた開口から一部が露呈して設けられており、外ケース25をレンズ鏡筒18に取り付けることで回転体28の周面がズームリング23の周面に接する。ズームリング23は、回転方向のうちの一方への回転により、撮影光学系20の焦点距離をテレ方向に向けて変更し、また他方への回転によりワイド方向に向けて変更する。テレ及びワイドボタン30,31は、回転体28の回転方向を変えてズームの方向を指定するための操作部である。
接続部29は、例えば弾性自在な板バネを複数設けた構成になっており、外ケース25の内部に設けたアクチュエータ38(図2参照)への電源をレンズユニット14から供給するとともに、レンズユニット14に設けたレンズ側CPU40(図3参照)にテレ及びワイドボタン30,31から得られる操作信号を供給するためのものである。板バネは、導電性の材料で折り曲げ形成されており、外ケース25をレンズ鏡筒18に取り付けることでレンズ鏡筒18の外周に設けた複数の接点からなるレンズ側接続部41に接触する。
なお、レンズマウント部15とボディマウント部16とには、それぞれ複数の接点からなる接点群43,44が設けられており、レンズユニット14をカメラボディ13に取り付けたときには、接点群43,44同士が接続されて電気的な接続がなされる。
なお、レンズユニット14を取り外すと、カメラボディ13のボディマウント部16に設けた接点群44が外部に露呈し、ここに手の油や埃等が付着して接触不良が起こるおそれがある。このため、ボディマウント部16には、遮蔽部材45が設けられている。遮蔽部材45は、接点群44を覆う遮蔽位置と外部に露呈するように接点群44から退避する退避位置との間で移動自在になっている。この遮蔽部材45は、レンズマウント部15が装着されたときに遮蔽位置から退避位置に移動する。退避位置に移動すると、接点群43,44同士が接触する。そして、レンズユニット14を取り外すと、遮蔽部材45が接点群44を遮蔽するため、接触不良を防ぐことができる。
図2に示すように、電動ズーム装置12には、アクチュエータ38、回転体28、及び接続部29が設けられている。アクチュエータ38としては、例えばモータである。回転体28には、アクチュエータ38から得られる回転が伝達される。回転体28は、外周にゴムなどの弾性部材が被されており、ズームリング23の表面との摩擦抵抗が大きくなるように工夫されている。
レンズユニット14には、エンコーダ46、アクチュエータ用ドライバ47、フォーカス用モータ48、フォーカスモータ用ドライバ49、及び、レンズ基板50などが内蔵されている。レンズ基板50には、CCD21やレンズ側CPU40(図3参照)が設けられている。エンコーダ46は、アブソリュートタイプの2相出力型であり、ズームリング23の回転方向及び絶対値となる回転位置を検出し、これらをズーム情報としてレンズ側CPU40に送る。レンズ側CPU40に送られるズーム情報は、例えば撮影光学系20のズーム位置がテレ端又はワイド端に至ったときにアクチュエータ38の駆動を強制的に停止するときに使用する。また、ズーム位置によって撮影光学系20の明るさ(Fナンバ)が変わるため、AE制御に利用する。レンズ側CPU40には、エンコーダ46以外にアクチュエータ用ドライバ47が接続されている。レンズ側CPU40は、テレ及びワイドボタン30,31から得られる操作信号に応じて、アクチュエータ38の駆動時間及び回転方向を制御するように、アクチュエータ用ドライバ47を駆動する。
また、レンズ側CPU40は、詳しくは後述する積算回路(オートフォーカス回路)から得られるAF信号に基づいてドライバ49を介してフォーカス用モータ48の駆動を制御する。フォーカス用モータ48の駆動は、フォーカス用案内手段52に入力される。フォーカス用案内手段52は、例えばカム機構又はヘリコイドあるいはネジ軸機構などで構成されており、フォーカス用モータ48から入力される回転を利用して撮影光学系20の一部のレンズ群を撮影光軸17の方向に移動して撮影光学系20のピントを被写体に合わせる。
図3に示すように、レンズ基板50には、CCD21やレンズ側CPU40以外に、ROM52、RAM53、圧縮回路54、インターフェイス(I/F)ドライバ55、積算回路56、及び、デジタル信号処理57などを備え、これらは伝送路(バス)58に接続されている。また、レンズ基板50には、CCD21から得られる画像信号をデジタルの画像信号に変換して、予め決められた圧縮形式に圧縮するまで処理を行う回路、すなわち、アナログ信号処理59、A/D(アナログ/デジタル変換器)60、デジタル信号処理57、及び、圧縮回路54などを備える。アナログ信号処理は、被写体像を電気変換した画像信号をサンプルホールドしてA/D60に送る。A/D60は、サンプルホールドした画像データをデジタル化し、デジタルの画像データとしてデジタル信号処理57に送る。デジタル信号処理57から出力される記録用の画像データは圧縮回路54で圧縮され、圧縮した画像データは、記録用画像データとしてI/Fドライバ55を介して高速な通信でカメラボディ13の側に送られる。勿論この間には、レンズマウント部15の接点群43とボディマウント部16の接点群44とを通る。また、デジタル信号処理57から得られるスルー画像用の画像データは、バス58,I/Fドライバ55を介してカメラボディ13に送られる。
また、積算回路56は、A/D60から得られるデジタルの画像信号を取り込んで、コントラス式のAF制御、及びAE制御を行う。積算回路56で得た測距情報は、AF信号としてレンズ側CPU40に送られる。また、積算回路56で得た測光情報は、AE信号としてレンズ側CPU40に送られ、レンズ側CPU40は、AE信号に基づいて、図示していない絞り用ドライバを介して撮影光学系20に設けた絞りを制御する。
カメラボディ13には、ボディ基板61(図2参照)が内蔵されており、ボディ基板61には、ボディ側CPU61、I/Fドライバ62、ROM63、RAM64、伸長回路65、カードI/F66、及び、フレームメモリ67等が設けられており、これらはボディ側CPU61を通さずに各回路間でデータをやり取りするための伝送路(バス)68に接続されている。レンズユニット14から高速で送られてくる記録用の画像データは、I/Fドライバ62からバス68を通ってカードI/F66に送られ、カードI/F66に接続したメモリカード70に記録される。このメモリカード70は、スロット71に着脱自在に取り付けられている。なお、記録用の画像データとしては、静止画又は動画との2種類がある。また、レンズユニット14から送られるスルー画像用の画像データは、フレームメモリ67に蓄積された後に、LCD用のドライバ72を介してカメラボディ13の背面に設けたLCD73に送られる。これにより、LCD73には、CCD21で撮像した被写体像が表示される。
カメラボディ13には、レリーズボタン74、モード切替操作部75、及び、電源スイッチ76(図2参照)が設けられている。モード切替操作部75は、撮影モードと再生モードとのうちのいずれか一方のモードを指定する操作部である。ここで指定したモード情報は、モード切替操作部75から接点群43,44を通ってレンズ側CPU40に送られる。撮影モードが指定されたときには、レンズ側CPU40が統括的な制御を行い、レンズユニット14の側に設けたROM52に記憶した撮影用プログラムを実行して前述したスルー画表示、及び、画像記録など撮影に関する処理を行うように各部を制御する。画像記録は、レリーズボタン74のレリーズ操作に応じて処理が実行される。レリーズボタン74から得られるレリーズ信号は、接点群43,44を通ってレンズ側CPU40に送られる。
また、再生モードを指定した時には、レンズ側CPU40からボディ側CPU61に制御を移管する。ボディ側CPU61は、カメラボディ側のROM63に予め記憶した再生用プログラムを実行し、予めメモリカード70に記憶した画像データを読み出して伸長回路65で伸長した後にLCD73に表示するように各部を制御する。
カメラボディ13には、図2に示したように、バッテリ80が着脱自在に取り付けられている。バッテリ80からの電源は、電源制御部81を介してDC/DC回路82に供給され、ここからカメラボディ13とレンズユニット14とに電源供給される。電源スイッチ76は、電源制御部81の作動をON−OFFする。
デジタルカメラは、レンズユニット14を取り付けた後に電源スイッチ76をONすることで、各部に電源が供給される。そして、このときのモード切替操作部75の指定、又はその後のモード切替操作部75の切り替え操作に応じて、撮影又は再生プログラムが実行される。
撮影モードを指定すると、レンズ側CPU40は、CCD21で撮像した画像信号に基づいてピントを調節し、また、CCD21から連続して得られる画像信号をスルー画像としてLCD73に表示する。また、レンズユニット14のズームリング23を手動で回転させることで撮影光学系20の焦点距離が可変する。
電動ズーム装置12をレンズユニット14に取り付けると、接続部29がレンズ側接続部41に接続されて、アクチュエータ38への電源供給用の回路と、テレ及びワイドボタン30,31からの操作信号をレンズ側CPU40に送るための回路とが形成される。また、凹部32がズームリング23の一部を跨ぐように覆い、凹部32の底面に配した回転体28がズームリング23の表面に押し付けられる。その後、テレ又はワイドボタン30,31を押下操作することで、アクチュエータ38が駆動してその回転が回転体28に伝達されることでズームリング23が自動的に回転する。
ズームリング23が回転すると、レンズユニット14に設けたエンコーダ46がズームリング23の回転方向及び回転角を検出し、それらを含むズーム情報がレンズ側CPU40に送られる。レンズ側CPU40は、そのズーム情報を、撮影時のAE制御、及び、テレ端又はワイド端に至ったときのアクチュエータ38の駆動を停止する制御に利用する。
電動ズーム装置91としては、図4に示すように、カメラボディ13とレンズユニット14との間に介在される中間部材(中間リング)90に、アクチュエータや操作部などの電動ズーム機構を内蔵してもよい。中間部材90は、円板状をしており、前後面には、レンズマウント部15が着脱自在に装着される前マウント部92と、ボディマウント部16に着脱自在に装着される後マウント部93とが設けられている。前及び後マウント部92,93には、レンズユニット14からカメラボディ13に信号を中継するために、レンズマウント部15とボディマウント部16とに設けた接点群43、44にそれぞれ接する中継用接点群94,95がそれぞれ設けられている。
また、中継用接点群94には、アクチュエータへの電源供給用の回路と、テレ及びワイドボタン96,97からの操作信号をレンズ側CPU40に送るための回路とを、レンズユニット14との間で形成するための端子部を含む。この中間部材90の前後面は、塞がれている。これは、CCD21がレンズユニット14に内蔵しており、被写体光をカメラボディ13に向けて通過させるための開口を必要としないためである。
この電動ズーム装置91は、中間部材90から横に張り出した位置に、外ケース100が一体的に設けられている。外ケース100には、DCモータ101や減速機構が内蔵されている。減速機構の入力軸にはDCモータ101の出力軸が噛合している。減速機構の出力軸102は、外ケース100からレンズユニット14に向けて突出しており、その出力軸102の先端に回転体103が固定されている。回転体103は、中間部材90を取り付けたときに外周がズームリング23の表面に接する。この回転体103としては、樹脂成形の円板の外周にゴムなどを被せた形態で構成されている。なお、ズームリング23の外周にその回転方向に沿って歯列を形成し、また、回転体103を歯車にして互いを噛合させてもよい。この場合、レンズユニット14を撮影光軸17と平行な方向に移動してレンズマウント部15を中間部材90の前マウント部92に嵌合することで、互いの歯列が噛合する。
また、DCモータ101は、固定子と回転子とを内蔵した円筒部が大きく、円筒部若しくは円筒部を覆うカバー部が外ケース100から出っ張る。そこで、外ケース100に対してDCモータ101の円筒部又はカバー部と、回転体103との出っ張り方向を揃えると、より一層の小型化を達成することができる。なお、小型なモータを用いる場合には、モータを中間部材90に内蔵することができ、電動ズーム装置91をさらにコンパクトにすることができる。なお、電動ズーム装置としては、中間部材90を省略した形態としてもよい。この場合には、レンズ鏡筒18の外周に固定手段で着脱自在に取り付けるように構成すればよい。
上記各実施形態の電動ズーム装置12,91では、デジタルカメラ11に用いるレンズユニット14に取り付けられることを例に説明したが、ビデオカメラや写真用カメラのズームレンズ装置にも採用することができるのは言うまでもない。また、レンズユニット14としては、ズーム機構が手動式となっているものに限らず、ズーム操作を自動と手動とを切り替えて使用するタイプで、手動時に使用するズームリングがレンズ鏡筒の外周に設け設けられているタイプにも採用することができる。この場合、カメラボディ側にズーム操作部があるので電動ズーム装置を使用することは考えにくいが、レンズ鏡筒側にズーム操作部が合った方が操作易い形状、又は重量バランス面で持ち易いなどのカメラでは、電動ズーム装置を使用する方が好適である。
また、回転体28,103として、ズームリング23の外面との間で生じる摩擦によりズームリング23を回転させるタイプの場合には、ズームリング23の外面に凹凸を形成するのも効果的である。また、スリップしたとしても、エンコーダ46をレンズユニット14に設け、そのエンコーダ46でズームリング23の回転を監視する構成にしているから、回転体28とズームリング23との間でスリップしてもズーム情報には誤差が生じなく、常に正確なズーム情報を得ることができる。
さらに、上記実施形態において、撮像素子としてCCD21を用いる場合を例に説明したが、これに限るものではなく、例えば、CMOSイメージセンサを用いても良い。
10 カメラシステム
11 デジタルカメラ
12,91 電動ズーム装置
13 カメラボディ
14 レンズユニット
20 撮影光学系
23 ズームリング
28,103 回転体
30,31、96,97 テレ及びワイドボタン
11 デジタルカメラ
12,91 電動ズーム装置
13 カメラボディ
14 レンズユニット
20 撮影光学系
23 ズームリング
28,103 回転体
30,31、96,97 テレ及びワイドボタン
Claims (7)
- 被写体の光学的な像を形成する撮影光学系と、前記撮影光学系を保持するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒の外周に設けられたズームリングと、前記レンズ鏡筒に内蔵され、前記ズームリングの回転操作に連動して、前記撮影光学系を構成する複数のレンズ群のうちの少なくとも1つのレンズ群を撮影光軸方向に移動して前記撮影光学系の焦点距離を変更するレンズ案内手段と、を備えたズームレンズ装置に着脱自在に取り付けられる電動ズーム装置において、
アクチュエータと、
前記ズームリングに接する回転体を有し、前記アクチュエータから得られる回転力を前記回転体を介して前記ズームリングに伝達する駆動伝達手段と、
前記回転体が前記ズームリングの表面に接するように、前記レンズ鏡筒の外部に着脱自在に固定するための固定手段と、
を備えたことを特徴とする電動ズーム装置。 - 前記ズームレンズ装置には、前記ズームリングの操作量に応じて変更される前記撮影光学系のズーム位置を検出するズーム位置検出手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の電動ズーム装置。
- 前記回転体は、前記ズームリングの表面との間に生じる摩擦を利用して回転力を伝達することを特徴とする請求項1又は2記載の電動ズーム装置。
- 前記回転体は、前記ズームリングの表面にその回転方向に列を成して設けた歯列に嵌合する歯車であることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の電動ズーム装置。
- 前記ズームレンズ装置には、カメラボディの前面に設けたボディマウント部に着脱自在に取り付けられるレンズマウント部が設けられており、
前記固定手段は、カメラボディとズームレンズ装置との間に介在される中間部材の前後面にそれぞれ設けられ前記レンズマウント部が着脱自在に装着される前マウント部と、前記ボディマウント部に着脱自在に装着される後マウント部とで構成されていることを特徴とする請求項1ないし4記載の電動ズーム装置。 - 前記ズームレンズ装置には、撮影光学系により形成される像を画像信号に変換する撮像センサを備えており、
前記前及び後マウント部には、前記ズームレンズ装置から前記カメラボディに信号を中継するために前記レンズマウント部とボディマウント部とに設けた接点群に接する中継用接点群がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項5記載の電動ズーム装置。 - 前記ボディマウント部には、前記接点群を覆う遮蔽位置と外部に露呈するように前記接点群から退避する退避位置との間で移動自在な遮蔽部材が設けられており、
前記後マウント部は、ボディマウント部に装着されたときに、前記遮蔽部材を遮蔽位置から前記退避位置に移動させることを特徴とする請求項6記載の電動ズーム装置。
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