[go: up one dir, main page]

JP2007108194A - 多層膜ミラーの製造方法、光学系の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法 - Google Patents

多層膜ミラーの製造方法、光学系の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007108194A
JP2007108194A JP2005295848A JP2005295848A JP2007108194A JP 2007108194 A JP2007108194 A JP 2007108194A JP 2005295848 A JP2005295848 A JP 2005295848A JP 2005295848 A JP2005295848 A JP 2005295848A JP 2007108194 A JP2007108194 A JP 2007108194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multilayer
surface shape
substrate
multilayer film
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005295848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007108194A5 (ja
Inventor
Akira Miyake
明 三宅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2005295848A priority Critical patent/JP2007108194A/ja
Priority to EP20060122024 priority patent/EP1775604B1/en
Priority to US11/548,107 priority patent/US7543948B2/en
Publication of JP2007108194A publication Critical patent/JP2007108194A/ja
Publication of JP2007108194A5 publication Critical patent/JP2007108194A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • G02B5/0891Ultraviolet [UV] mirrors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/08Mirrors
    • G02B5/0816Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers
    • G02B5/0825Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers the reflecting layers comprising dielectric materials only
    • G02B5/0841Multilayer mirrors, i.e. having two or more reflecting layers the reflecting layers comprising dielectric materials only comprising organic materials, e.g. polymers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70316Details of optical elements, e.g. of Bragg reflectors, extreme ultraviolet [EUV] multilayer or bilayer mirrors or diffractive optical elements
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21KTECHNIQUES FOR HANDLING PARTICLES OR IONISING RADIATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; IRRADIATION DEVICES; GAMMA RAY OR X-RAY MICROSCOPES
    • G21K1/00Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating
    • G21K1/06Arrangements for handling particles or ionising radiation, e.g. focusing or moderating using diffraction, refraction or reflection, e.g. monochromators
    • G21K1/062Devices having a multilayer structure
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S359/00Optical: systems and elements
    • Y10S359/90Methods

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Optical Filters (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】 高い反射率を維持すると共に、反射面形状を所望の形状に維持することができる多層膜ミラーの製造方法を提供する。
【解決手段】 基板と、前記基板上に形成される多層膜とを含み、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーの製造方法であって、前記多層膜を前記基板上に形成する前の前記基板の表面形状と前記多層膜を前記基板上に形成した後の前記多層膜ミラーの表面形状との差分である表面形状変化量を求めるステップと、前記基板の表面形状を、前記所望の反射面形状から前記表面形状変化量を差し引いた形状に加工するステップと、前記加工ステップで加工された前記基板上に前記多層膜を形成するステップとを有することを特徴とする製造方法を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には、製造方法に係り、特に、半導体ウェハ用の単結晶基板、液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板などの被処理体を露光する露光装置を構成する多層膜ミラー及び光学系の製造方法に関する。本発明は、特に、露光光源として紫外線や軟X線(EUV:extreme ultraviolet光)を利用して露光を行う露光装置に好適である。
フォトリソグラフィー(焼き付け)技術を用いて微細な半導体素子を製造する際に、マスク(レチクル)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に投影して回路パターンを転写する投影露光装置が従来から使用されている。
投影露光装置で転写できる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、投影光学系の開口数(NA)に反比例する。従って、波長を短くすればするほど解像度はよくなる。このため、近年の半導体素子の微細化への要求に伴い露光光の短波長化が進められてきた。具体的には、超高圧水銀ランプ(i線(波長約365nm))、KrFエキシマレーザー(波長約248nm)、ArFエキシマレーザー(波長約193nm)と、露光光として用いられる紫外線光の波長は短くなってきた。
しかし、半導体素子は急速に微細化しており、紫外線光を用いたリソグラフィーでは限界がある。そこで、0.1μm以下の非常に微細な回路パターンを効率よく転写するために、紫外線光よりも更に波長が短い、波長10nm乃至15nm程度のEUV光を用いた投影露光装置(以下、「EUV露光装置」と称する。)が開発されている。
EUV光の波長領域では、物質による光の吸収が非常に大きくなる。従って、可視光や紫外線光で用いられるような光の屈折を利用した屈折型光学素子(屈折型光学系)は実用的ではない。そこで、EUV露光装置では、光の反射を利用した反射型光学素子(反射型光学素子)が用いられる。EUV露光装置を構成する反射型光学素子としては、斜入射全反射ミラーと多層膜ミラーとがある。
EUV光の波長領域では、屈折率の実部は1より僅かに小さいので、入射角を大きくし、反射面すれすれにEUV光を入射させれば全反射となる。従って、斜入射全反射ミラーは、通常、反射面からの角度が数度乃至10数度以内の斜入射で80%以上の高い反射率を得ることができる。しかし、斜入射全反射ミラーは光学設計上の自由度が小さく、光学系も大型化してしまうために実際に用いることが難しい。
そこで、EUV露光装置の反射型光学素子としては、ガラス基板に、光学定数の異なる2種類の物質を交互に積層した多層膜ミラーが用いられる。多層膜ミラーは、垂直入射に近い入射角度で使用することができ、高い反射率を得ることができる。なお、多層膜ミラーにEUV光を入射させると、特定の波長のEUV光が反射される。換言すれば、多層膜ミラーは、波長選択性を有する。例えば、入射角をθ、EUV光の波長をλ、膜周期をd、次数をmとすると、近似的には、数式1で示されるブラッグ条件の関係を満足するような波長λを中心として狭いバンド幅のEUV光だけが効率よく反射される。
多層膜ミラーに用いられる多層膜としては、W(タングステン)とC(炭素)とを交互に積層したW/C多層膜や、Mo(モリブデン)とCとを交互に積層したMo/C多層膜などがある。特に、MoとSi(シリコン)とを交互に積層したMo/Si多層膜は、SiのL吸収端(波長12.4nm)の長波長側で高い反射率を有し、13nm付近の波長において60%以上の反射率(直入射)を比較的容易に得ることができる。Mo/Si多層膜を有する多層膜ミラーは、X線望遠鏡やX線レーザー共振器などの研究分野で使用されており、EUV露光装置への応用が期待されている。
このような多層膜は、スパッタリング法、真空蒸着法、CDV法等の薄膜形成技術によって作製され、例えば、Mo/Si多層膜は、スパッタリング法によって作製される。しかし、スパッタリング法で作製した薄膜は、一般に、圧縮内部応力を有する。Mo/Si多層膜に生じた内部応力は、多層膜ミラーの基板を変形させ、光学系に波面収差を発生させてしまう。その結果、かかる多層膜ミラーの光学特性が劣化してしまう。
そこで、Mo/Si多層膜の内部応力を低減させるための技術が従来から幾つか提案されている(例えば、特許文献1乃至3参照。)。具体的には、特許文献1は、Si層のB(ボロン)の含有濃度を調整することによって、多層膜の内部応力を制御する方法を提案している。特許文献2は、Mo層の少なくとも1つの層にRu(ルテニウム)層を形成することによって、多層膜の内部応力を低減する方法を提案している。特許文献3は、多層膜の内部応力の向きと異なる向き(反対向き)に応力を有する応力緩和層を、基板と多層膜との間に形成することによって、多層膜の内部応力を相殺する方法を提案している。
特開平11−38192号公報 特開2001−27700号公報 米国特許第6011646号
しかしながら、多層膜を構成する薄膜層に、Bなどを含有させたり、Ru層などを形成したりする方法は、多層膜の反射率を最大にする膜構成からずらすことで内部応力を低減させている。従って、多層膜の内部応力の低減には有効であるが、反射率の低下が避けられない。また、Mo層やSi層に加えて新たな層(別な物質)を成膜することになるため、成膜装置や成膜手順が複雑になり、成膜時間の増大や成膜精度の低下などの問題を生じてしまう。
一方、応力緩和層によって内部応力を相殺する方法は、応力緩和層の表面に微小な(1nm以下)粗さを生じてしまうため、その上に形成される多層膜の反射率を低下させてしまう。また、多層膜ミラーは、ミラー面内において微小な厚さの分布、即ち、膜厚不均一性を生じないことが好ましい。しかしながら、応力緩和層の表面に生じる微小な粗さが多層膜に反映されてしまうため、多層膜ミラーの反射面形状の精度が低下してしまう(即ち、反射面形状を所望の形状に維持することができない)。このような多層膜ミラーで構成された光学系は、大きな波面収差を発生させてしまう。
そこで、本発明は、高い反射率を維持すると共に、反射面形状を所望の形状に維持することができる多層膜ミラーの製造方法を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての製造方法は、基板と、前記基板上に形成される多層膜とを含み、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーの製造方法であって、前記多層膜を前記基板上に形成する前の前記基板の表面形状と前記多層膜を前記基板上に形成した後の前記多層膜ミラーの表面形状との差分である表面形状変化量を求めるステップと、前記基板の表面形状を、前記所望の反射面形状から前記表面形状変化量を差し引いた形状に加工するステップと、前記加工ステップで加工された前記基板上に前記多層膜を形成するステップとを有することを特徴とする。
本発明の別の側面としての製造方法は、複数の多層膜ミラーを含み、所望の光学性能を有する光学系の製造方法であって、多層膜を基板上に形成する前の基板の表面形状と前記多層膜を基板上に形成した後の多層膜ミラーの表面形状との差分である表面形状変化量を求めるステップと、基板上に多層膜を形成し、前記複数の多層膜ミラーのうち一部の多層膜ミラーを作製するステップと、前記作製ステップで作製した前記一部の多層膜ミラーの表面形状に基づいて、前記所望の光学性能を得るために、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーが必要とする表面形状を算出するステップと、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーを作製するための基板の表面形状を、前記算出ステップで算出した前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーが必要とする表面形状から前記表面形状変化量を差し引いた形状に加工するステップと、前記加工ステップで加工された前記基板上に前記多層膜を形成し、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーを作製するステップと、前記作製ステップで作製された前記複数の多層膜ミラーを鏡筒に組み込むステップとを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての製造方法は、複数の多層膜ミラーを含み、所望の光学性能を有する光学系の製造方法であって、多層膜を基板上に形成する前の基板の表面形状と前記多層膜を基板上に形成した後の多層膜ミラーの表面形状との差分である表面形状変化量を求めるステップと、基板上に多層膜を形成し、前記複数の多層膜ミラーのうち一部の多層膜ミラーを作製するステップと、前記作製ステップで作製した前記一部の多層膜ミラーを鏡筒に組み込んだ場合の光学性能を測定するステップと、前記測定ステップの測定結果に基づいて、前記所望の光学性能を得るために、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーが必要とする表面形状を算出するステップと、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーを作製するための基板の表面形状を、前記算出ステップで算出した前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーが必要とする表面形状から前記表面形状変化量を差し引いた形状に加工するステップと、前記加工ステップで加工された前記基板上に前記多層膜を形成し、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーを作製するステップと、前記作製ステップで作製された前記複数の多層膜ミラーを鏡筒に組み込むステップとを有することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての多層膜ミラーは、上述の製造方法を用いて製造されたことを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての光学系は、上述の製造方法を用いて製造されたことを特徴とする。
本発明の更に別の側面としての露光装置は、光源からの光を、上述の多層膜ミラー又は上述の光学系を介して被処理体に導いて当該被処理体を露光することを特徴とする。
本発明の更に別の側面としてのデバイス製造方法は、上述の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、高い反射率を維持すると共に、反射面形状を所望の形状に維持することができる多層膜ミラーの製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
実施例1では、本発明の一側面としての多層膜ミラーの製造方法100について説明する。図1は、本発明の多層膜ミラーの製造方法100を説明するためのフローチャートである。製造方法100で製造される多層膜ミラーは、EUV光を用いる反射型光学系、例えば、EUV露光装置の投影光学系や、顕微鏡、天体観測用の望遠鏡等の光学系に好適である。これらの光学系は、EUV光の像を高い分解能で結像するために、波面収差を極限まで抑える(即ち、波面収差の値が十分に小さい)ことが要求される。特に、回折限界で用いられるEUV露光装置の投影光学系では、EUV光の波長の数十分の一の波面収差に抑える必要がある。本発明の製造方法100は、後述するように、所望の波面形状を有する多層膜ミラーを製造することが可能であり、波面収差を極限まで抑えることができる。
図1を参照するに、まず、多層膜ミラーに要求される光学性能に基づいて、多層膜ミラーの目標とする反射面形状(即ち、所望の反射面形状)を算出する(ステップS102)。一般には、必要な画角において要求される解像度などの光学性能を実現するように、多層膜ミラーの最適な反射面形状を光学設計によって算出する。
次に、基板上に多層膜を形成した際の表面形状(反射面形状)の変化量を求める(ステップS104)。一般に、多層膜ミラー10を製造するための基板12は、図2(a)に示すように、所望の反射面形状に研磨(加工)されている。従って、基板12に多層膜14を形成すると、図2(b)に示すように、多層膜14に生じた内部応力によって、製造される多層膜ミラー10の反射面形状が所望の反射面形状から変化する。即ち、ステップS104は、多層膜14を基板12上に形成する前の基板10の表面形状と多層膜14を基板12に形成した後の多層膜ミラー10(多層膜14)の表面形状との差分(表面形状変化量)を求める。ここで、図2は、多層膜ミラー10の反射面形状の変化について説明するための図である。
具体的には、まず、多層膜を形成する前の基板の表面形状を干渉計などで計測する(計測値A)。次に、多層膜を基板上に形成し(テスト形成)、かかる多層膜の表面形状を干渉計などで計測する(計測値B)。そして、2つの計測値の差(計測値B−計測値A)から表面形状変化量を求める。また、多層膜の内部応力や基板の剛性などの物性値を測定し、かかる測定値を用いて有限要素法などの解析法によって、表面形状変化量を求めてもよい。なお、多層膜の内部応力は、例えば、薄いシリコンウェハの上に多層膜を形成し、シリコンウェハの変形量(反る量)を計測することによって求めることができる。
また基板上に成膜する多層膜の膜厚に不均一性がある場合には、表面形状変化量はこの不均一量を反映したものとなる。すなわち、ミラー面内において周辺より膜厚が厚い箇所においては、表面形状が周辺よりも盛り上がった形状に変化することになる。
次いで、ステップS102で算出した多層膜ミラーの反射面形状及びステップS104で求めた表面形状変化量に基づいて、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーを製造するための基板の表面形状を算出する(ステップS106)。具体的には、ステップS102で算出した反射面形状から、ステップS104で求めた表面形状変化量を差し引いた形状を、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーを製造するための基板の表面形状として算出する。なお、かかる多層膜ミラーを用いた光学系を組立調整する際に補正可能な形状誤差を差し引いて基板の表面形状を算出してもよい。例えば、所望の反射面形状が軸対称な形状であり、かかる形状を近似した球面の曲率半径がある程度ずれても、光学系を構成する多層膜ミラーの間隔を調整することによって所望の光学性能を得ることができる場合を考える。この場合、基板の表面形状に微小な球面成分を加えたり差し引いたりしてもよい。これにより、加工がしやすい形状を基板の表面形状にすることができる。
また、ミラーに成膜された多層膜の、ミラー面内の入射角分布に対応して設計された膜厚分布を差し引いて基板の表面形状を算出してもよい。
次に、ステップS106で算出した基板の表面形状に基づいて、基板を加工する(ステップS108)。具体的には、ステップS106で算出した表面形状に対して、所定の許容誤差範囲になるまで、基板の加工と加工した表面形状の計測を繰り返す。なお、許容誤差範囲は、製造する多層膜ミラーが達成すべき波面収差の許容量から決定される。勿論、複数の多層膜ミラーで光学系を構成する場合には、最終的に光学系が達成すべき波面収差の許容量を各多層膜ミラーに割り振って許容誤差範囲を決定する。ステップS102乃至S108を経て加工された基板12Aを図3に示す。図3を参照するに、基板12Aの表面形状は、図2(a)に示す基板12と比較して、表面形状変化量だけ変化している。
次に、ステップS108で加工した基板に多層膜を形成する(ステップS110)。この際、多層膜を形成する条件(成膜条件)は、表面形状変化量を求めるために多層膜を形成した条件(成膜条件)と同一にすることが好ましい。これにより、ステップS110で形成される多層膜に生じる内部応力を、ステップS104で形成された多層膜に生じた内部応力と略同一にすることが可能である。換言すれば、多層膜ミラーの表面形状変化量を略同一にすることができる。更に、膜厚分布についても、ステップS110で形成される多層膜の膜厚分布を、ステップS104で形成された多層膜の膜厚分布と略同一にすることが可能であり、多層膜ミラーの表面形状変化量を略同一にすることができる。
図4は、ステップS108で加工した基板12Aに多層膜14を形成した多層膜ミラー10を示す図である。図4を参照するに、基板12Aの上に形成された多層膜14の内部応力によって、基板12Aは変形する。但し、その変形量は、ステップ104で求めた表面形状変化量と略等しい。また、基板12Aは、所望の反射面形状から表面形状変化量を差し引いた形状に加工されている。従って、多層膜14に生じた内部応力によって変形した基板12Aの形状は、ステップS102で算出された所望の反射面形状に極めて近い形状となる。
このように、本発明の製造方法100は、多層膜に生じる内部応力を積極的に利用し、多層膜の内部応力によって基板に変形が生じても、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーを製造することができる。また、本発明の製造方法100によって製造された所望の反射面形状を有する多層膜ミラーを組み合わせて光学系を構成すれば、多層膜の内部応力に起因する光学性能の劣化を抑制することができる。かかる光学系は、波面収差が極めて小さい値に抑制され、優れた光学特性(例えば、解像度など)を達成することができる。
更に、本発明の製造方法100は、多層膜に生じる内部応力を相殺するための応力緩和層や、内部応力を低減するための特定の膜構造を形成する必要がない。従って、製造方法100は、多層膜の構造を反射率が最大となるように最適化することができ、高い反射率を有する多層膜ミラーを製造することができる。換言すれば、本発明の製造方法100は、多層膜ミラーの反射率を最大とするような多層膜(の膜構造)を用いながら、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーを製造することができる。また、本発明の製造方法100によって製造された多層膜ミラーは、反射率が高く、スループットに優れた光学装置を実現することができる。また、応力緩和層や特定の膜構造を形成する必要がないため、多層膜ミラーの製造プロセスが簡略になる(即ち、製造時間を短縮する)と共に、優れた光学性能を有する多層膜ミラーを容易に製造することができる。
また、本発明の製造方法100は、多層膜の内部応力による反射面形状の変形だけではなく、多層膜を形成する際の膜厚のばらつきによる反射面形状の変形も補正し、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーを製造している。多層膜ミラーの表面形状変化量を求めるために、基板上に多層膜を形成し、その表面形状を計測しているが、計測された表面形状には形成した多層膜の膜厚のばらつきも含まれているからである。即ち、多層膜ミラーの表面形状変化量は、多層膜の膜厚のばらつきによる表面形状の変形量も含まれている。更には、多層膜ミラーの表面形状変化量には、多層膜の形成に起因するあらゆる表面形状の変形量を含んでいる。従って、本発明の製造方法100は、多層膜の形成に起因する基板の変形に対して、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーを製造することができる。
実施例2では、本発明の一側面としての光学系の製造方法200について説明する。図5は、本発明の製造方法200を説明するためのフローチャートである。本発明の製造方法200は、複数の多層膜ミラーで構成される光学系を製造する。本発明の製造方法200で製造される光学系は、EUV光を用いる反射光学系、例えば、EUV露光装置の投影光学系や、顕微鏡、天体観測用の望遠鏡等の光学系に好適である。これらの光学系は、EUV光の像を高い分解能で結像するために、波面収差を極限まで抑える(即ち、波面収差の値が十分に小さい)ことが要求される。特に、回折限界で用いられるEUV露光装置の投影光学系では、EUV光の波長の数十分の一の波面収差に抑える必要がある。本発明の製造方法200は、後述するように、波面収差を極限まで抑えた光学系を製造することができる。
図5を参照するに、まず、光学系に要求される光学性能に基づいて、光学系を構成する各多層膜ミラーの目標とする反射面形状(即ち、所望の反射面形状)を算出する(ステップS202)。一般には、必要な画角において要求される解像度などの光学性能を実現するように、各多層膜ミラーの最適な反射面形状を光学設計によって算出する。この際、各多層膜ミラーの間隔などのパラメータなども考慮して、各多層膜ミラーの反射面形状を算出するとよい。
次に、光学系を構成する複数の多層膜ミラーを、反射面形状を修正する多層膜ミラー(A群)と、反射面形状を修正しない多層膜ミラー(B群)とに選別する(ステップS204)。例えば、ステップS202の光学設計に基づいて、反射面形状を修正すると光学系の光学性能に大きく影響する、即ち、波面収差に敏感な多層膜ミラーをA群とする。
そして、反射面形状を修正するA群の多層膜ミラーに関して、基板上に形成した際の表面形状(反射面形状)の変化量を求める(ステップS206)。かかる変化量(表面形状変化量)は、例えば、実施例1で説明したように、多層膜を形成する前の基板の表面形状と、多層膜を形成した後の多層膜ミラー(多層膜)の表面形状の差分から求めることができる。なお、ステップS206においては、実際のA群の多層膜ミラーの基板には多層膜を形成せず、シミュレーションやテスト基板などを用いて、表面形状変化量を求める。換言すれば、ステップS206においては、A群の多層膜ミラーの基板に多層膜を形成しない。
一方、反射面形状を修正しないB群の多層膜ミラーに関して、ステップS202で算出された反射面形状に基づいて、基板の表面形状を加工する(ステップS208)。次いで、ステップS208で加工された基板上に多層膜を形成し(ステップS210)、基板に多層膜を形成した後の多層膜ミラー(多層膜)の表面形状を計測する(ステップS212)。ステップS212で計測されるB群の多層膜ミラーの表面形状は、多層膜の応力によって基板が変形しているため、ステップS202で算出した所望の反射面形状からずれた(異なる)形状となる。
なお、ステップS206とステップS208乃至S212は、どちらを先に行ってもよいし、並行して行ってもよい。
次に、ステップS212で計測したB群の多層膜ミラーの反射面形状に基づいて、光学系に要求される光学性能を実現するために、A群の多層膜ミラーが必要とする反射面形状を算出する(ステップS214)。上述したように、B群の多層膜ミラーの反射面形状は、ステップS202で算出した所望の反射面形状からずれているため、かかる多層膜ミラーを構成要素に有する光学系は、所望の光学性能を得ることができない。そこで、所望の光学性能を得られるように、A群の多層膜ミラーの反射面形状で調整する(即ち、A群の多層膜ミラーの反射面形状を最適化する)。
次に、ステップS214で算出したA群の多層膜ミラーの反射面形状及びステップS206で求めた表面形状変化量に基づいて、A群の多層膜ミラーを製造するための基板の表面形状を算出する(ステップS216)。具体的には、ステップS214で算出した反射面形状から、ステップS206で求めた表面形状変化量を差し引いた形状を、A群の多層膜ミラーを製造するための基板の表面形状として算出する。なお、光学系を組立調整する際に補正可能な形状誤差を差し引いて基板の表面形状を算出してもよい。例えば、反射面形状が軸対称な形状であり、かかる形状を近似した球面の曲率半径がある程度ずれても、光学系を構成する多層膜ミラーの間隔を調整することによって所望の光学性能を得ることができる場合を考える。この場合、基板の表面形状に微細な球面成分を加えたり差し引いたりしてもよい。これにより、加工がしやすい形状を基板の表面形状にすることができる。
次に、ステップS216で算出した基板の表面形状に基づいて、A群の多層膜ミラーの基板を加工する(ステップS218)。具体的には、ステップS216で算出した表見形状に対して、所定の許容誤差範囲になるまで、基板の加工と加工した基板の表面形状の計測を繰り返す。なお、許容誤差範囲は、最終的に光学系が達成すべき波面収差の許容量を各多層膜ミラーに割り振って決定される。
次に、ステップS218で加工したA群の多層膜ミラーの基板に多層膜を形成する(ステップS220)。この際、多層膜を形成する条件(成膜条件)は、表面形状変化量を求めるために多層膜を形成した条件(成膜条件)と同一にすることが好ましい。これにより、ステップS220で形成される多層膜に生じる内部応力や膜厚分布を、ステップS206で形成された多層膜に生じた内部応力や膜厚分布とをそれぞれ略同一にすることが可能である。従って、多層膜の内部応力によって変形した基板の形状は、ステップS216で算出された反射面形状に極めて近い形状となる。
次に、ステップS210で製造されたB群の多層膜ミラーと、ステップS220で製造されたA群の多層膜ミラーとを鏡筒に組み込み(ステップS222)、光学系が製造される。
このように、本発明の製造方法200は、B群の多層膜ミラーに多層膜の内部応力による変形が生じても、A群の多層膜ミラーの反射面形状を調整することによって、所望の光学性能を有する光学系を製造することができる。このようにして製造された光学系は、波面収差が極めて小さい値に抑制され、優れた光学性能(例えば、解像度など)を達成することができる。なお、A群の多層膜ミラーの反射面形状は、実施例1で説明した製造方法100を用いて、所望の反射面形状(即ち、B群の多層膜ミラーの変形に応じた反射面形状)にすることができる。
更に、本発明の製造方法200は、多層膜に生じる内部応力を相殺するための応力緩和層や、内部応力を低減するための特定の膜構造を形成する必要がない。従って、製造方法200は、多層膜の構造を反射率が最大となるように最適化することができ、高い反射率を有する光学系を製造することができる。換言すれば、本発明の製造方法200は、多層膜ミラーの反射率を最大とするような多層膜(の膜構造)を用いながら、所望の光学性能を有する光学系を製造することができる。また、本発明の製造方法200によって製造された光学系は、反射率が高く、スループットに優れた光学装置を実現することができる。また、応力緩和層や特定の膜構造を形成する必要がないため、多層膜ミラーの製造プロセスが簡略になる(即ち、製造時間を短縮する)と共に、優れた光学性能を有する光学系を容易に製造することができる。また、多層膜成膜の膜厚分布が設計値と異なる分布となっている場合にも、波面収差が極めて小さい値に抑制され、優れた光学性能を達成することができる。
また、本発明の製造方法200は、反射面形状を調整する多層膜ミラーを予め選別しているが、全ての多層膜ミラーの基板に多層膜を形成した(即ち、多層膜ミラーを製造した)後で、反射面形状を調整する多層膜ミラーを選別してもよい。この場合、多層膜を形成した基板から、多層膜のみを除去することが必要となる。但し、実際には、多層膜の除去は、化学的なエッチングによって行われるため、基板もエッチングされ、多層膜のみを除去することが非常に難しい。従って、本実施形態のように、反射面形状を調整する多層膜ミラーを予め選別し、かかる多層膜ミラーの基板には多層膜を形成しないことが好ましい。勿論、エッチングによって多層膜を除去した基板を、ステップS216で算出された反射面形状に加工することも可能であるが、加工に長時間を要してしまうため好ましくない。
実施例3では、実施例2で説明した製造方法200の変形例である製造方法200Aについて説明する。図6は、本発明の製造方法200Aを説明するためのフローチャートである。本発明の製造方法200Aは、製造方法200と比較して、ステップS230及びステップS232を有する。なお、図6において、図5と同じ参照番号のステップは、実施例2のステップと同じであるため、説明を省略する。
図6を参照するに、ステップS202乃至S212を経て、ステップS210で基板上に多層膜が形成されたB群の多層膜ミラーと、基板上に多層膜が形成されていないA群の多層膜ミラーとを組み合わせて、光学系の仮組立を行う(ステップS230)。
次に、ステップS230で仮組立を行った光学系の波面収差を計測する(ステップS232)。具体的には、光学系の波面収差は、可視光や紫外光を用いた計測法によって計測する。例えば、点回折干渉法、シアリング干渉法、シャックハルトマン法など公知の方向を適用することができる。なお、計測した波面収差を低減するように、光学系の組立状態(多層膜ミラーの間隔等)を再度調整してもよい。
仮組立した光学系は、B群の多層膜ミラーの反射面形状がステップS202で算出した所望の反射面形状からずれているため、所望の光学性能を得ることができない。そこで、所望の光学性能を得られるように、A群の多層膜ミラーの反射面形状で調整する(即ち、A群の多層膜ミラーの反射面形状を最適化する)。
次に、ステップS232で計測した波面収差に基づいて、光学系に要求される光学性能を実現するために、A群の多層膜ミラーが必要とする反射面形状を算出する(ステップS214)。そして、ステップS214で算出したA群の多層膜ミラーの反射面形状及びステップS206で求めた表面形状変化量に基づいて、A群の多層膜ミラーを製造するための基板の表面形状を算出する(ステップS216)。具体的には、ステップS214で算出した反射面形状から、ステップS206で求めた表面形状変化量を差し引いた形状を、A群の多層膜ミラーを製造するための基板の表面形状として算出する。
そして、実施例2と同様に、ステップS218乃至ステップS222を経て、光学系が製造される。
このように、本発明の製造方法200Aは、B群の多層膜ミラーに多層膜の内部応力による変形が生じても、A群の多層膜ミラーの反射面形状を調整することによって、所望の光学性能を有する光学系を製造することができる。このようにして製造された光学系は、波面収差が極めて小さい値に抑制され、優れた光学性能(例えば、解像度など)を達成することができる。なお、製造方法200Aは、B群の多層膜ミラーを作製した後、実際に光学系の仮組立を行っているため、実使用における波面収差をより小さい値に抑制することが可能となる。
更に、本発明の製造方法200Aは、多層膜に生じる内部応力を相殺するための応力緩和層や、内部応力を低減するための特定の膜構造を形成する必要がない。従って、製造方法200Aは、多層膜の構造を反射率が最大となるように最適化することができ、高い反射率を有する光学系を製造することができる。換言すれば、本発明の製造方法200Aは、多層膜ミラーの反射率を最大とするような多層膜(の膜構造)を用いながら、所望の光学性能を有する光学系を製造することができる。また、本発明の製造方法200Aによって製造された光学系は、反射率が高く、スループットに優れた光学装置を実現することができる。また、応力緩和層や特定の膜構造を形成する必要がないため、多層膜ミラーの製造プロセスが簡略になる(即ち、製造時間を短縮する)と共に、優れた光学性能を有する光学系を容易に製造することができる。また、多層膜成膜の膜厚分布が設計値と異なる分布となっている場合にも、波面収差が極めて小さい値に抑制され、優れた光学性能を達成することができる。
また、本発明の製造方法200Aは、反射面形状を調整する多層膜ミラーを予め選別しているが、全ての多層膜ミラーの基板に多層膜を形成した(即ち、多層膜ミラーを製造した)後で、反射面形状を調整する多層膜ミラーを選別してもよい。この場合、多層膜を形成した基板から、多層膜のみを除去することが必要となる。但し、実際には、多層膜の除去は、化学的なエッチングによって行われるため、基板もエッチングされ、多層膜のみを除去することが非常に難しい。従って、本実施形態のように、反射面形状を調整する多層膜ミラーを予め選別し、かかる多層膜ミラーの基板には多層膜を形成しないことが好ましい。勿論、エッチングによって多層膜を除去した基板を、ステップS216で算出された反射面形状に加工することも可能であるが、加工に長時間を要してしまうため好ましくない。
以下、図7を参照して、本発明の例示的な露光装置700について説明する。ここで、図7は、本発明の露光装置700の概略断面図である。本発明の露光装置700は、露光用の照明光としてEUV光(例えば、波長13.4nm)を用いて、ステップ・アンド・スキャン方式の露光を行う投影露光装置である。
本発明の露光装置700は、露光用の照明光としてEUV光(例えば、波長13.4nm)を用いる投影露光装置である。露光装置700は、例えば、ステップ・アンド・スキャン方式又はステップ・アンド・リピート方式でレチクル720に形成された回路パターンを被処理体740に露光する。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態ではステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる。)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」とは、レチクルに対してウェハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウェハに露光する方式である。また、「ステップ・アンド・スキャン方式」では、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次の露光領域に移動する。「ステップ・アンド・リピート方式」は、ウェハの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次のショットの露光領域に移動する方式である。
図7を参照するに、露光装置700は、照明装置710と、マスク720と、マスクステージ725と、投影光学系730と、被処理体740と、ウェハステージ745と、アライメント検出機構750と、フォーカス位置検出機構760とを有する。
また、図7に示すように、少なくとも、EUV光が通る光路を真空環境とするため、真空チャンバVCを設けている。EUV光は、大気に対する透過率が低く、また、残留ガス(高分子有機ガスなど)成分との反応によりコンタミナントを生成してしまうからである。
照明装置710は、投影光学系730の円弧状の視野に対応して円弧状のEUV光によりレチクル720を照明する照明装置であって、EUV光源712と、照明光学系714とを有する。
EUV光源712は、例えば、レーザープラズマ光源が用いられる。これは、真空容器中のターゲット材に高強度のパルスレーザー光を照射し、高温のプラズマを発生させる。当該プラズマから、例えば、波長13nm程度のEUV光が放射される。ターゲット材としては、金属膜、ガスジェット、液滴などが用いられる。放射されるEUV光の平均強度を高くするためにはパルスレーザーの繰り返し周波数は高い方がよい。当該繰り返し周波数は、通常数kHzである。
照明光学系714は、集光ミラー714a、オプティカルインテグレーター714bから構成される。集光ミラー714aは、レーザープラズマからほぼ等方的に放射されるEUV光を集める役割を果たす。オプティカルインテグレーター714bは、レチクル720を均一に所定の開口数で照明する役割を持っている。また、照明光学系714は、レチクル720と共役な位置に、レチクル720の照明領域を円弧状に限定するためのアパーチャを有してもよい。照明光学系714を構成する反射型光学素子(集光ミラー712a等)は、本発明の製造方法100によって製造されている。また、照明光学系714を本発明の製造方法200又は200Aによって製造してもよい。これにより、照明光学系714は、優れた光学性能を発揮することができる。
マスク720は、反射型マスクで、その上には転写されるべき回路パターン(又は像)が形成され、マスクステージ725により支持及び駆動される。マスク720から発せられた回折光は、投影光学系730で反射されて被処理体740上に投影される。マスク720と被処理体740とは、光学的に共役の関係に配置される。露光装置700は、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置であるため、マスク720と被処理体740とを走査することにより、マスク720のパターンを被処理体740上に縮小投影する。
マスクステージ725は、マスク720を支持し、図示しない移動機構に接続されている。マスクステージ725は、当業界周知のいかなる構造をも適用することができる。図示しない移動機構は、リニアモーターなどで構成され、少なくともX方向にマスクステージ725を駆動することでマスク720を移動することができる。露光装置700は、マスク720と被処理体740とを同期した状態で走査する。ここで、マスク720又は被処理体740面内で走査方向をX、それに垂直な方向をY、マスク720又は被処理体740面に垂直な方向をZとする。
投影光学系730は、複数の反射ミラー(即ち、多層膜ミラー)730aを用いて、マスク720面上のパターンを像面に配された被処理体740上に縮小投影する。複数の多層膜ミラー730aの枚数は、4枚乃至6枚程度である。少ない枚数のミラーで広い露光領域を実現するには、光軸から一定の距離だけ離れた細い円弧状の領域(リングフィールド)だけを用い、マスク720と被処理体740とを同時に走査して広い面積を転写する。投影光学系730の開口数(NA)は、0.2乃至0.3程である。投影光学系730を構成する反射型光学素子(多層膜ミラー730a等)は、本発明の製造方法100によって製造されている。また、投影光学系730を本発明の製造方法200又は200Aによって製造してもよい。これにより、投影光学系730は、優れた光学性能を発揮することができる。
被処理体740は、本実施形態では半導体ウェハであるが、液晶基板その他の被処理体を広く含む。被処理体740には、フォトレジストが塗布されている。
ウェハステージ745は、ウェハチャック745aを介して被処理体740を支持する。ウェハステージ745は、例えば、リニアモーターを利用してXYZ方向に被処理体740を移動する。マスク720と被処理体740とは、同期して走査される。また、マスクステージ725の位置とウェハステージ745の位置とは、例えば、レーザー干渉計などにより監視され、両者は一定の速度比率で駆動される。
アライメント検出機構750は、マスク720の位置と投影光学系730の光軸との位置関係、及び、被処理体740の位置と投影光学系730の光軸との位置関係を計測する。更に、アライメント検出機構750は、マスク720の投影像が被処理体740の所定の位置に一致するようにマスクステージ725及びウェハステージ745の位置と角度を設定する。
フォーカス位置検出機構760は、被処理体740面でZ方向のフォーカス位置を計測し、ウェハステージ745の位置及び角度を制御することによって、露光中、常時被処理体740面を投影光学系730による結像位置に保つ。
露光において、照明装置710から射出されたEUV光はマスク720を照明し、マスク720面上のパターンを被処理体740面上に結像する。本実施形態において、像面は円弧状(リング状)の像面となり、マスク720と被処理体740を縮小倍率比の速度比で走査することにより、マスク720の全面を露光する。
露光装置700が使用する照明光学系714及び投影光学系730は、本発明の製造方法100で製造される反射型光学素子を含み、又は、本発明の製造方法200又は200Aで製造される。従って、照明光学系714及び投影光学系730は、EUV光を高い反射率で反射し、優れた結像性能を有する。これにより、露光装置700は、高いスループットで経済性よく高品位なデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を提供することができる。
次に、図8及び図9を参照して、上述の露光装置700を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図8は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図9は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上述の露光装置700によってマスクの回路パターンをウェハに転写する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、露光装置700を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の一側面としての多層膜ミラーの製造方法を説明するためのフローチャートである。 多層膜ミラーの反射面形状の変化について説明するための図である。 図1に示すステップS102乃至S108を経て加工された基板を示す図である。 図1に示すステップS108で加工した基板に多層膜を形成した多層膜ミラーを示す図である。 本発明の一側面としての製造方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一側面としての製造方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の一側面としての露光装置の構成を示す概略断面図である。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図8に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
符号の説明
10 多層膜ミラー
12及び12A 基板
14 多層膜
700 露光装置
710 照明装置
712 EUV光源
714 照明光学系
714a 集光ミラー
720 マスク
725 マスクステージ
730 投影光学系
730a 多層膜ミラー
740 被処理体
745 ウェハステージ
750 アライメント検出機構
760 フォーカス位置検出機構

Claims (8)

  1. 基板と、前記基板上に形成される多層膜とを含み、所望の反射面形状を有する多層膜ミラーの製造方法であって、
    前記多層膜を前記基板上に形成する前の前記基板の表面形状と前記多層膜を前記基板上に形成した後の前記多層膜ミラーの表面形状との差分である表面形状変化量を求めるステップと、
    前記基板の表面形状を、前記所望の反射面形状から前記表面形状変化量を差し引いた形状に加工するステップと、
    前記加工ステップで加工された前記基板上に前記多層膜を形成するステップとを有することを特徴とする製造方法。
  2. 複数の多層膜ミラーを含み、所望の光学性能を有する光学系の製造方法であって、
    多層膜を基板上に形成する前の基板の表面形状と前記多層膜を基板上に形成した後の多層膜ミラーの表面形状との差分である表面形状変化量を求めるステップと、
    基板上に多層膜を形成し、前記複数の多層膜ミラーのうち一部の多層膜ミラーを作製するステップと、
    前記作製ステップで作製した前記一部の多層膜ミラーの表面形状に基づいて、前記所望の光学性能を得るために、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーが必要とする表面形状を算出するステップと、
    前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーを作製するための基板の表面形状を、前記算出ステップで算出した前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーが必要とする表面形状から前記表面形状変化量を差し引いた形状に加工するステップと、
    前記加工ステップで加工された前記基板上に前記多層膜を形成し、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーを作製するステップと、
    前記作製ステップで作製された前記複数の多層膜ミラーを鏡筒に組み込むステップとを有することを特徴とする製造方法。
  3. 複数の多層膜ミラーを含み、所望の光学性能を有する光学系の製造方法であって、
    多層膜を基板上に形成する前の基板の表面形状と前記多層膜を基板上に形成した後の多層膜ミラーの表面形状との差分である表面形状変化量を求めるステップと、
    基板上に多層膜を形成し、前記複数の多層膜ミラーのうち一部の多層膜ミラーを作製するステップと、
    前記作製ステップで作製した前記一部の多層膜ミラーを鏡筒に組み込んだ場合の光学性能を測定するステップと、
    前記測定ステップの測定結果に基づいて、前記所望の光学性能を得るために、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーが必要とする表面形状を算出するステップと、
    前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーを作製するための基板の表面形状を、前記算出ステップで算出した前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーが必要とする表面形状から前記表面形状変化量を差し引いた形状に加工するステップと、
    前記加工ステップで加工された前記基板上に前記多層膜を形成し、前記一部の多層膜ミラーを除く前記複数の多層膜ミラーを作製するステップと、
    前記作製ステップで作製された前記複数の多層膜ミラーを鏡筒に組み込むステップとを有することを特徴とする製造方法。
  4. 請求項1記載の製造方法を用いて製造されたことを特徴とする多層膜ミラー。
  5. 請求項2又は3記載の製造方法を用いて製造されたことを特徴とする光学系。
  6. 光源からの光を、請求項4記載の多層膜ミラーを介して被処理体に導いて当該被処理体を露光することを特徴とする露光装置。
  7. 光源からの光を、請求項5記載の光学系を介して被処理体に導いて当該被処理体を露光することを特徴とする露光装置。
  8. 請求項6又は7記載の露光装置を用いて被処理体を露光するステップと、
    露光された前記被処理体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
JP2005295848A 2005-10-11 2005-10-11 多層膜ミラーの製造方法、光学系の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法 Pending JP2007108194A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005295848A JP2007108194A (ja) 2005-10-11 2005-10-11 多層膜ミラーの製造方法、光学系の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法
EP20060122024 EP1775604B1 (en) 2005-10-11 2006-10-10 Multilayer mirror manufacturing method, optical system manufacturing method, exposure apparatus, and device manufacturing method
US11/548,107 US7543948B2 (en) 2005-10-11 2006-10-10 Multilayer mirror manufacturing method, optical system manufacturing method, exposure apparatus, and device manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005295848A JP2007108194A (ja) 2005-10-11 2005-10-11 多層膜ミラーの製造方法、光学系の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007108194A true JP2007108194A (ja) 2007-04-26
JP2007108194A5 JP2007108194A5 (ja) 2008-11-27

Family

ID=37600760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005295848A Pending JP2007108194A (ja) 2005-10-11 2005-10-11 多層膜ミラーの製造方法、光学系の製造方法、露光装置、及びデバイス製造方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7543948B2 (ja)
EP (1) EP1775604B1 (ja)
JP (1) JP2007108194A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109060A (ja) * 2005-11-10 2008-05-08 Asahi Glass Co Ltd Euvリソグラフィ用反射型マスクブランクの多層反射膜を成膜する方法、ならびにeuvリソグラフィ用反射型マスクブランクの製造方法
JP2017506363A (ja) * 2014-01-30 2017-03-02 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー ミラー素子を製造する方法
JP2017126062A (ja) * 2015-12-16 2017-07-20 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 特にマイクロリソグラフィ投影露光装置用のミラー素子

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016658A1 (en) * 2007-07-27 2009-02-05 Galileo Avionica S.P.A. Preliminary controlled pre-deformation treatment for the production of mirrors
JP2010152096A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Canon Inc ミラー基板、ミラー、露光装置、デバイス製造方法、およびミラーの製造方法
US10468149B2 (en) * 2017-02-03 2019-11-05 Globalfoundries Inc. Extreme ultraviolet mirrors and masks with improved reflectivity
US11605478B2 (en) * 2019-11-22 2023-03-14 Zygo Corporation Method of reducing roughness and/or defects on an optical surface and mirror formed by same
CN112577475A (zh) * 2021-01-14 2021-03-30 天津希格玛微电子技术有限公司 一种能够有效降低功耗的视频测距方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06186418A (ja) * 1992-06-30 1994-07-08 Victor Co Of Japan Ltd ダイクロイックミラーの製造方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4066344A (en) * 1976-08-30 1978-01-03 Dipak Chandra Talapatra Light-weight arch type structures for large reflective mirrors
JPH1138192A (ja) 1997-07-17 1999-02-12 Nikon Corp 多層膜反射鏡
US6011646A (en) 1998-02-20 2000-01-04 The Regents Of The Unviersity Of California Method to adjust multilayer film stress induced deformation of optics
JP2001027700A (ja) 1999-07-14 2001-01-30 Nikon Corp 多層膜反射鏡、多層膜反射鏡の製造方法、多層膜反射鏡の応力の制御方法および露光装置
US6319635B1 (en) * 1999-12-06 2001-11-20 The Regents Of The University Of California Mitigation of substrate defects in reticles using multilayer buffer layers
JP4320970B2 (ja) * 2001-04-11 2009-08-26 株式会社ニコン 多層膜反射鏡の製造方法
JP2004273926A (ja) 2003-03-11 2004-09-30 Canon Inc 露光装置
EP2490227B1 (en) * 2003-06-02 2014-11-19 Nikon Corporation Multilayer film reflector and X-ray exposure system
JP4095566B2 (ja) * 2003-09-05 2008-06-04 キヤノン株式会社 光学素子を評価する方法
JP2005308629A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Canon Inc ミラーユニット及びそれの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06186418A (ja) * 1992-06-30 1994-07-08 Victor Co Of Japan Ltd ダイクロイックミラーの製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008109060A (ja) * 2005-11-10 2008-05-08 Asahi Glass Co Ltd Euvリソグラフィ用反射型マスクブランクの多層反射膜を成膜する方法、ならびにeuvリソグラフィ用反射型マスクブランクの製造方法
JP2017506363A (ja) * 2014-01-30 2017-03-02 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー ミラー素子を製造する方法
US10423073B2 (en) 2014-01-30 2019-09-24 Carl Zeiss Smt Gmbh Method for producing a mirror element
JP2017126062A (ja) * 2015-12-16 2017-07-20 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 特にマイクロリソグラフィ投影露光装置用のミラー素子

Also Published As

Publication number Publication date
US7543948B2 (en) 2009-06-09
EP1775604B1 (en) 2015-04-29
EP1775604A1 (en) 2007-04-18
US20070188870A1 (en) 2007-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100877639B1 (ko) 다층막미러, 평가방법, 노광장치 및 디바이스 제조 방법
JP2004252363A (ja) 反射型投影光学系
US20040095662A1 (en) Adjustment method and apparatus of optical system, and exposure apparatus
JP2004252358A (ja) 反射型投影光学系及び露光装置
US7232233B2 (en) Catoptric reduction projection optical system and exposure apparatus using the same
US7543948B2 (en) Multilayer mirror manufacturing method, optical system manufacturing method, exposure apparatus, and device manufacturing method
JP2008270564A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
EP1335228A1 (en) Catoptric projection system, exposure apparatus and device fabrication method using the same
JP2003233005A (ja) 反射型投影光学系、露光装置及びデバイス製造方法
JP4040481B2 (ja) 3次元構造形成方法
JP3958261B2 (ja) 光学系の調整方法
JP2005308629A (ja) ミラーユニット及びそれの製造方法
JP2005209769A (ja) 露光装置
JP4393227B2 (ja) 露光装置、デバイスの製造方法、露光装置の製造方法
JP3870118B2 (ja) 結像光学系、該光学系を有する露光装置、収差低減方法
JP4537087B2 (ja) 露光装置、デバイスの製造方法
JP4393226B2 (ja) 光学系及びそれを用いた露光装置、デバイスの製造方法
JP4819419B2 (ja) 結像光学系、露光装置及びデバイス製造方法
JP4307039B2 (ja) 照明装置、露光装置及びデバイス製造方法
JP2008066578A (ja) 結像光学系の設計方法、結像光学系、露光装置及びデバイス製造方法
JP2006073905A (ja) 光学系及び当該光学系の調整方法、露光装置、並びにデバイス製造方法
JP2004252362A (ja) 反射型投影光学系、露光装置及びデバイス製造方法
JP2006091202A (ja) 多層膜ミラーの製造方法、多層膜ミラー、露光装置及びデバイス製造方法
JP2004252359A (ja) 反射型投影光学系及び当該反射型投影光学系を有する露光装置
JP2006128439A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081014

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081014

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110408

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120105