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JP2007094965A - プリント処理システム - Google Patents

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JP2007094965A JP2005286624A JP2005286624A JP2007094965A JP 2007094965 A JP2007094965 A JP 2007094965A JP 2005286624 A JP2005286624 A JP 2005286624A JP 2005286624 A JP2005286624 A JP 2005286624A JP 2007094965 A JP2007094965 A JP 2007094965A
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Hiroshi Okano
弘 岡野
Fuyuki Okamoto
冬樹 岡本
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Noritsu Koki Co Ltd
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Noritsu Koki Co Ltd
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Abstract

【課題】オーダーデータ保存部の残容量が少なくなってきた場合でも、優先度の高い新規のオーダを確実に保存できるプリント処理システムを提供する。
【解決手段】写真プリントを作成するための画像データを含むオーダーデータをオーダー単位で保存するスプーラ6aと、プリント処理の優先度をオーダーごとに設定可能な優先度設定部5eと、新規オーダーに係るオーダーデータを設定された優先度と共にオーダーデータ保存部に登録・保存させるためのオーダー登録部5aと、スプーラ6aに保存されているオーダーデータに対するプリント処理を指令するプリント処理制御部5bと、 高優先度の新規オーダーを登録しようとする時にオーダーデータ保存部の残容量レベルを判定する残容量判定部5dと、残容量レベルが少ないと判定された場合に、オーダーデータ保存部に保存済みの低優先度オーダーを選択し、データ圧縮処理を行う圧縮処理部18aとを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、写真プリントを作成するための画像データを含むオーダーデータをオーダー単位で保存するオーダーデータ保存部を有し、オーダーデータ保存部の保存容量が少ない場合でも優先度の高いオーダーをオーダーデータ保存部に保存可能なプリント処理システムに関するものである。
写真プリントを作成するプリント処理システムにおいては、適宜の画像形成媒体から画像データを取得し、オーダー単位でオーダーデータ保存部に一旦保存される。ここで、1オーダーとは、ネガフィルム1本に含まれる画像データ、記録メディア1個に格納される画像データのことを指す。従前は、画像形成媒体としての現像済みネガフィルムに形成されているコマ画像をフィルムスキャナーで読み取り、この読み取られた画像データに基づいて、写真プリントを作成するケースが多かった。
しかしながら、近年においてはデジタルカメラがかなり普及してきており、デジタルカメラにより撮影された画像に基づいて、写真プリントの依頼を受けるようなケースが多くなって来ている。かかるプリント処理の注文において、写真店へ顧客が持参するデジタルカメラの記録メディアから画像データを取得するケースの他、インターネット等のネットワークを介して注文に係る画像データを取得するケースも多くなって来ている。また、近年のデジタルカメラでは、有効画素数が増大してきており、1枚あたりの画像データのデータサイズが大きくなって来ている。更に、JPEG圧縮による画質の劣化を避けるために、画像データをrawファイルや非圧縮のTIFFファイルで保存するケースも増えてきており、オーダーデータのサイズも大きくなる方向に移行している。
このように、同じ写真店において、種々の形態の写真プリントの注文が行なわれることで一時的に多数のプリント処理を行なわなければならないことや、処理対象の画像データのサイズが大きくなっていることに起因して、オーダーデータ保存部(通常ハードディスクにより構成される)の保存容量が一時的に不足する事態が生じている。保存容量が不足してくると、新規のオーダーを保存しようとしてもできないため、保存容量が空くまで待たなければならないことがあった。従って、新規オーダーとして優先度の高い特急仕上げを顧客から指定されていた場合、オーダーデータを保存できないため、指定された納期を遵守できないという問題があった。
データを保存する保存部の残容量が少なくなった場合の課題を解決した先行技術として、下記特許文献1に開示される撮像装置が知られている。この撮像装置は、使用中のメモリカードに対する記録済み容量が満杯状態に達したことを検出する機能を設け、満杯状態を検出すると記録済み画像データの記録画質を変更するようにしている。記録画質としては高画質、標準画質、低画質が例示されている。
また、下記特許文献2に開示される情報記憶装置(デジタルカメラ等)は、ハードディスクやメモリカード等に保存された画像データを削除することなく、記憶可能枚数を増やすことができ、具体的には新規画像データを保存しようとするとき、残容量が少ないと、保存されている画像データを圧縮処理するものである。
特開2003−319321号公報 特開2002−237141号公報
しかしながら、上記特許文献1,2に開示される技術を本発明のようなプリント処理システムに応用すると、次のような問題点が生じる。プリント処理システムで作成される写真プリントには、所定レベルの画質が要求されるため、特許文献1のように保存容量を確保するためにあえて低画質で画像データを保存することは写真プリントの画質低下となるため好ましくない。また、特許文献2のように画像データを圧縮処理する場合には、圧縮処理を行うための処理時間が必要である。従って、係る処理時間を要することで、プリント処理の効率を低下させないようにする必要がある。画像データを圧縮処理すれば確かに保存容量を増やすことができるが、プリント処理システムで扱う画像データは1枚単位ではなくオーダー単位(画像データが数十枚になることもある)であるため、新規オーダーを保存するためには、まとまった単位の保存容量が必要である。
上記課題を解決するため本発明に係るプリント処理システムは、オーダーデータ保存部の残容量が少なくなってきた場合でも、優先度の高い新規のオーダを確実に保存できるプリント処理システムを提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係るプリント処理システムは、
写真プリントを作成するための画像データを含むオーダーデータをオーダー単位で保存するオーダーデータ保存部と、
プリント処理の優先度をオーダーごとに設定可能な優先度設定部と、
新規オーダーに係るオーダーデータを設定された優先度と共にオーダーデータ保存部に登録・保存させるためのオーダー登録部と、
オーダーデータ保存部に保存されているオーダーデータに対するプリント処理を指令するプリント処理制御部と、
高優先度の新規オーダーを登録しようとする時にオーダーデータ保存部の残容量レベルを判定する残容量判定部と、
残容量レベルが少ないと判定された場合に、オーダーデータ保存部に保存済みの低優先度オーダーを選択する低優先度オーダー選択部と、
選択されたオーダーデータのデータ圧縮処理を行う圧縮処理部とを備えていることを特徴とするものである。
かかる構成によるプリント処理システムの作用・効果を説明する。オーダーデータ保存部には、オーダーデータがオーダー単位で保存される。ここで、オーダーデータには少なくとも画像データが含まれる。また、プリント処理の優先度をオーダーごとに設定することができる。優先度とは、仕上がり納期に関するものであり「特急仕上げ」「通常仕上げ」などである。新規オーダーをオーダーデータ保存部に登録する場合には、優先度データと共に登録・保存される。プリント処理制御部は、オーダーデータ保存部に保存されているオーダーデータに対してプリント処理を指令する。すなわち、プリント処理の対象となる画像データは、オーダーデータ保存部に保存された後、プリント処理が行われることになるため、オーダーデータ保存部にデータが保存できないとプリント処理を行うことができない仕組みとなっている。
ここで、優先度の高い新規オーダーを登録しようとするときに、オーダーデータ保存部の残容量を判定し、残容量レベルが少ない場合には、オーダーデータ保存部に保存済みの低優先度オーダーを選択し、圧縮処理を行なう。選択されるオーダーは1つもしくは複数であり、登録しようとする新規オーダーのデータ量により決めることが好ましい。かかる圧縮処理はオーダー単位で行うものであり、保存済みオーダーデータのデータ量を効果的に減少させ、高優先度の新規オーダーを登録することができる。また、低優先度のオーダーについて圧縮処理を行なうものであるから、圧縮処理や解凍処理を行うための処理時間が顧客引渡し時間に対して与える影響は少ないものと考えられる。その結果、オーダーデータ保存部の残容量が少なくなってきた場合でも、優先度の高い新規のオーダーを確実に保存できるプリント処理システムを提供することができる。
本発明に係る写真処理システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、システム全体の構成を示す模式図である。
<システムの全体構成>
図1において、写真処理装置100は、取得されたデジタルの画像データに基づいて、写真プリントを作成する機能を有する。画像データは、写真処理装置100に設けられるフィルムスキャナーから取得される現像済みネガフィルムのコマ画像の画像データや、ネットワーク経由で送信されてくる画像データなどがあげられる。
受付端末20は、店頭に設置され、デジタルカメラの記録メディアやその他の記録メディアに格納された画像データを受け付けることができる。記録メディアの種類としては、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリスティック(登録商標)、CD−R、DVD−Rなどが例としてあげられる。受付端末20は、主として顧客により操作されるものであり、顧客が自分で持参した記録メディアを挿入し、プリント処理の対象となる画像データの選択、プリント枚数、プリントサイズの設定などを行うことができる。もちろん、店員が受付端末20を操作するようにしてもよい。
記録装置40は、写真処理装置100が取得した画像データをCD−R、DVD−R等の記録メディアに書き込む機能を有する。ネット受付端末50(パソコンにより構成)は、インターネット経由でのプリント注文に係る画像データを受け付ける機能を有する。写真処理装置100、受付端末20、記録装置40、ネット受付端末50は、ネットワーク(例えば、LAN)により接続されている。また、写真処理装置100、受付端末20、記録装置40、ネット受付端末50の設置台数は1台に限定されるものではなく、必要に応じて複数台を設置することができる。
インターネット上に設置されるサーバー60は、オンラインでのプリント注文を受け付ける機能を提供する。プリント注文を行なう場合は、インターネットに接続されるパソコン70から、プリント処理に係る画像データをアップロードすると、サーバー60に画像データが保存される。ネット受付端末50から、当該画像データをサーバー60からダウンロードすることで、プリント処理を行なうことができる。オンラインでプリント処理を受け付けるシステムについては、公知のシステムを利用することができる。
<写真処理システムの機能ブロック構成>
図2は、写真処理システムの中心をなす写真処理装置100の機能を示すブロック図である。フィルムスキャナー1は、現像済みネガフィルム(写真フィルム)に形成されているコマ画像をスキャニングしてデジタルの画像データを取得する。画像取得部2は、主としてネットワーク経由で送信されてくる画像データを取得する。ネットワークを介して通信を行なうために通信制御部3が設けられる。画像取得部2が取得する画像データは、デジタルカメラの記録メディアに格納されていた画像データや、インターネットサーバー60に保存されていた画像データである。なお、写真処理装置100自身に記録メディアを装着することができるようにし、直接記録メディアから画像データを取得できるように構成してもよい。
<画像判定部の構成>
画像判定部4は、取得した画像データに対する判定をオペレータが行なうための機能を提供し、かかる機能は主としてソフトウェアにより提供される。これは、画像データに基づいて写真プリントを作成する前に、適切な画質の写真プリントが作成されるか否かを判定するものであり、かかる作業をプレジャッジと称することとする。画像判定部4には、補正データ設定部4a、プリントデータ設定部4b、サムネイル画像設定部4cが主たる機能として設けられており、これを図3を参照しながら説明する。なお、プレジャッジは必ず行なわなければならないものではなく、プレジャッジを省略してプリント処理を行うことも可能である。
図3は、プレジャッジを行なうためのモニター画面の構成例を示す図である。画面には、プリント処理の対象となるコマ画像が6コマごとに表示される。プレジャッジの対象となっているコマ画像は、画像選択枠30で囲まれた状態となっている。コマ画像のコマ番号はコマ番号表示欄31に表示される。写真プリントのプリントサイズについては、プリントサイズ表示欄32に表示される。プリント枚数は、プリント枚数設定欄33にて設定することができる。色補正データ設定欄34と、濃度補正データ設定欄35には、色や濃度の補正データを入力することができる。補正データ設定部4aは、上記のような色や濃度を補正するための補正データを入力する機能を提供するものであり、かかる補正データの入力は必要に応じて設定される。その他の補正データの設定としては、赤目補正、逆光補正などの特殊補正の設定が例としてあげられる。
プリント枚数の設定としては、フィルムスキャナー1から取得した画像データに関してはデフォルトで1が設定されているが、オペレータの入力操作により変更することができる。また、ネットワーク経由で取得した画像データについては、顧客により注文にかかるプリント枚数が既に設定されているため、オペレータにより設定変更できないようにすることが好ましい。このプリント枚数の設定データは、プリントデータに含まれるものであり、プリントデータ設定部4bの機能により提供される。プリントデータには、プリント枚数の他にプリントサイズ、ペーパー面質(光沢面や絹目など)、縁有りプリントか否かについても含まれるものとする。
図3に示されるコマ画像は、サムネイル画像であり、取得した画像データを縮小処理することで得られるものである。画像取得部2が取得した画像データの場合は、取得したオリジナルの画像データに基づいてサムネイル画像を作成することができる。フィルムスキャナー1からネガフィルムの画像データを取得する場合は、ネガフィルムをプレスキャンした画像データに基づいて、サムネイル画像を作成することができる。
ここで、ネガフィルムのスキャニング態様であるプレスキャンと本スキャンについて説明する。プレスキャンとは、現像済みネガフィルムの画像を粗い画素数で読み取る処理のことであり、前述のサムネイル画像を表示させるために行われる。プレジャッジを行う場合は、高解像度の画像データが不要であり、読み取り処理時間を短縮化するために、粗い画素数でスキャニングする。
本スキャンとは、ネガフィルムの各コマ画像を高解像度で読み取るための処理であり、実際に写真プリントを作成するために用いられる画像データである。画質のよい写真プリントを作成するために高解像度でコマ画像を読み取る。また、本スキャンの際には、プリント枚数が0と設定されたコマ画像については、読み取りを行わない。
<オーダー制御部の構成>
オーダー制御部5は、プリント処理すべき画像データをオーダー単位に管理する機能を提供する。ここで1オーダーとは、フィルム1本分あるいは記録メディア1個分についてのプリント注文に係る画像データ群を指すものであるが、これに限定されるものではなく、1オーダーの概念はオペレータにより適宜設定することができる。
オーダー登録部5aは、画像判定部4によりプレジャッジの終了したオーダーデータを記憶装置6に登録・保存する機能を有する。記憶装置6は概念的に、スプーラ6a(オーダーデータ保存部に相当)と呼ばれる部分と、その他の記憶部6bとで構成される。プリント処理すべきオーダーデータは、すべてスプーラ6aに保存される。従って、スプーラ6aにオーダーデータを保存することでオーダーの管理を行なうことができ、プリント処理の順番や割り込みなどの制御を行なうことができる。スプーラ6aと、記憶部6bは、いずれもハードディスクのような大容量記憶装置により構成することができるが、スプーラ6aと記憶部6bは、ハードウェア的に別々のハードディスクにより構成してもよいし、1つのハードディスクの記憶領域を分割して、スプーラ6aとして機能する領域と、それ以外の領域を形成してもよい。
なお、オーダーデータとは1オーダー分のデータのことを指すが、1オーダーに含まれる画像データ群と、プレジャッジにより設定された補正データやプリント枚数などのプリントデータ、オーダーを特定するデータ(オーダー識別ID、顧客の氏名、住所、会員IDなどのデータ)により構成される。ただし、オーダーデータのデータ量は大半が画像データにより決まるため、オーダーデータのデータ量は画像データのデータ量であると考えても問題はない。なお、ネガフィルムから取得した画像データの場合には、本スキャンの画像データのみならずプレスキャンの画像データも合わせてオーダーデータとして保存しておくことが好ましい。
プリント処理制御部5bは、プリント処理の対象となるオーダーのオーダーデータをプリント処理するように指令を与える。図4は、オーダー管理画面の構成例を示す図であり、処理待ちオーダーのリストと、完了済みオーダーのリストが表示されている。処理待ちオーダーのリストには、基本的にはプリント処理が行なわれる順番にオーダーのリストが表示されている。状態表示欄には、オーダーの処理状態が示されており、1番上のオーダーがプリント処理中であること、その他のオーダーについてはプリント処理待ちの状態であることが示されている。プリント処理が完了すると、完了済みオーダーの表示欄へと移行し、状態表示もプリント処理完了に変わる。
オーダーデータ削除部5cは、プリント処理が完了したオーダーデータをスプーラ6aから削除する。スプーラ6aには、リオーダー用にスプーラ6aの保存容量の所定%(例えば50%)が確保されており、プリント処理が完了したオーダーデータは直ちに削除するのではなく、後日の焼き増しプリントの依頼に備えて所定期間保存しておくようにする。これにより、再度の画像データの取得やプレジャッジを繰り返さなくても済み、作業効率がよくなる。どの程度の期間保存しておくかについては、適宜設定することができる。リオーダー用の保存容量が少なくなってきた場合は、古いオーダーからデータを削除していくようにする。これにより、スプーラ6aの保存容量を確保できるようにする。なお、リオーダー用の保存領域としては、スプーラ6aでなくてもよく、記憶部6bやその他の大容量外部記憶装置を用いてもよい。
残容量判定部5dは、スプーラ6aの保存容量の残容量が所定容量以下か否かを判定する。オーダー登録部5aにより、新規のオーダーデータを保存しようとした場合、残容量が少ないとオーダーの新規登録ができなくなることがある。特に、特急仕上げすべきオーダーを登録しようとするときに、残容量が少ないために登録ができないと、納期通りに写真プリントの作成ができなくなることがある。そこで、残容量を常時監視するようにしておき、所定の残容量が確保できているか否かを判定する機能を設けている。
新規オーダーを登録しようとしたときに残容量がない場合には、その旨の表示をモニターにさせて登録ができないことをオペレータに知らせる。この場合は、保存容量が空くのを待つか、プリント処理済みの古いオーダーデータを削除するなどの対処を行なう。ただし、新規オーダーが特急仕上げのような高優先度の場合は、後述するような処理を行う。
優先度設定部5eは、登録しようとする新規オーダーの優先度を設定する。優先度として「特急仕上げ」「通常仕上げ」「ゆっくり仕上げ」の3段階があり、「特急仕上げ」は高優先度に相当し、「通常仕上げ」「ゆっくり仕上げ」は低優先度に相当する。優先度の設定は、この3段階でなくてもよく、例えば、「特急仕上げ」「通常仕上げ」の2段階でもよく、4段階以上に増やしてもよい。優先度の設定方法としては、例えば、モニター画面の新規オーダー登録ボタンをクリックすると、優先度選択画面がポップアップし、表示されているいずれかの優先度を選択させるようにすることができる。図4には、優先度を表示するため、A,B,Cの符号が各オーダーについて表示されており、夫々「特急仕上げ」「通常仕上げ」「ゆっくり仕上げ」を示している。
低優先度オーダー選択部5fは、高優先度の新規オーダーを登録しようとするときに、残容量が少ない場合に低優先度の登録済みオーダーを選択する機能を有する。前述の残容量判定部5dは、高優先度の新規オーダーを登録するときに、保存可能な容量が確保できているか否かを判定する。この判定は、所定レベル以上の保存容量が空いているか否かを判定しても良いし、新規オーダーのデータ量と現在の残容量とを比較して、保存可能か否かを判定してもよい。残容量が少ないと判定された場合に、前述のように低優先度のオーダーが選択される。
選択された低優先度オーダーのオーダーデータの圧縮・解凍を行うために、圧縮・解凍ソフトウェア18が設けられており、圧縮処理部18aと解凍処理部18bを有する。圧縮処理部18aは、選択されたオーダーのオーダーデータに含まれる全画像データを圧縮処理する。これにより、データ量を少なくすることができ、残容量を増大させる。残容量が増大することで、残容量が少ない状態であっても、高優先度オーダーを登録することができるようになる。圧縮処理はオーダー単位で行なわれるため、データ量を大きく削減することができ、高優先度オーダーの登録を確実に行なうことができる。1オーダー分の圧縮処理では残容量が不足する場合、複数のオーダーを選択するようにしてもよい。
低優先度オーダーを選択するのは、顧客引渡し時間に対する余裕があるからであり、圧縮処理や解凍処理による処理時間についてほとんど考慮する必要がないため、プリント処理の効率を低下させることもない。低優先度オーダーを選択するに際して、選択可能な低優先度オーダーが複数存在する場合、例えば、最もオーダーデータのデータ量が大きなものを選択することが好ましい。これは、圧縮処理によるデータ量の削減が最も効果があると考えられるからである。あるいは、受付Noが最も新しいものを選択するなど、適宜のルールを定めておく。また、低優先度オーダーを選択する場合、圧縮処理されていない画像データにより構成されるオーダーを選択することが好ましい。例えば、JPEGのような既に圧縮されている形式の画像データを更に圧縮処理してもデータ量の削減に関して大きな効果がないからである。従って、rawファイル、非圧縮のTIFFファイル、BMPファイルなどで保存された画像データを含むオーダーを選択することが好ましい。
また、圧縮処理を行う場合は可逆圧縮を行なうことが好ましい。これにより、データの劣化なく圧縮処理を行なうことができ、写真プリントの品質を落とさなくてもすむ。圧縮処理されたオーダーについては、プリント処理を行なう直前に解凍処理部18bにて解凍を行った後、プリント処理が行われる。
図4の画面構成例について更に説明すると、画面右上に残容量が表示され、新規のオーダーを登録するときの目安にしたり、残容量の確認を行なうことができる。また、オーダー数として「15」が表示されており、これはプリント処理待ちのオーダー数を示している。また、待ち時間として「20分」が表示されており、プリント処理待ちのオーダーを全て処理するのに要する時間が表示されている。オペレータは、この表示を見て、新規のオーダーが処理されるおよその時間を認識することができる。
図2に戻り、モニター7は、プレジャッジを行なうための画面(図3参照)やオーダー管理画面等を表示させるものであり、プリント処理等を行うために必要な画面を提供する。入力操作部8は、キーボードやマウス等により構成され、プリント処理に必要なデータ入力や設定、各種指令を行う。
画像処理基板9は、スプーラ6aから画像データと補正データを受け取り、補正データに基づいて画像データに対する画像処理を行い、写真プリントを作成するために用いられるプリント用画像データを生成する。画像処理基板9は、受信メモリ、処理回路部、展開メモリにより構成され、処理回路部において指定された画像処理が行なわれる。具体的には、補正データに基づく色・濃度の補正、設定されたプリントサイズに従ったデータの拡縮処理などである。
次に、図2においてプリント処理部の構成を簡単に説明する。ペーパーマガジン10には、写真感光材料であるペーパーがロール状に収容されている。ペーパーマガジン10は、2台を設置することができ、例えば、ペーパー幅の異なるペーパーを予めセットしておくことができる。ペーパーカッター11は、ペーパーマガジン10から引き出された長尺状のペーパーを設定されたプリントサイズになるように切断する。
露光エンジン12は、画像処理基板9の展開メモリから送信されてくるプリント用画像データを受け取り、このプリント用画像データに基づいて、ペーパーの乳剤面に画像を焼付露光する。露光エンジン12としては、特定の方式のものに限定されるものではなく、例えば、レーザーエンジン、CRTエンジン、PLZTエンジンなどを用いることができる。
現像処理部13は、画像が焼付露光されたペーパーの現像処理を行い、乾燥処理部14は、現像処理されたペーパーの乾燥処理を行なう。ペーパー排出部15から仕上がりの写真プリントが装置本体外部に排出され、所定の集積装置によりオーダー単位で集積される。
ペーパーセンサー16は、ペーパー排出部15から排出されるペーパーを検出し、あるオーダーの写真プリントが全て排出されたか否かを検出する。センサー制御部17は、ペーパーセンサー16の駆動制御を行なうと共に、ペーパーセンサー16からの信号を受信して解析する。かかるペーパーセンサー16を設けることで、オーダーのプリント処理が完了したか否かを判定することができる。プリント処理が完了したオーダーについては、図4に示すように完了済みオーダーのリストに移行する。
<オーダー登録の手順>
次に、新規オーダーを登録するときの手順を図5のフローチャートにより説明する。新規オーダーを登録するに際して、優先度の設定を行う(#1)。次に、スプーラ6aの残容量が少ないか否かを判定する(#2)。新規オーダーのオーダーデータを保存するのに十分な容量が確保できている場合は、ステップ#6に移行し、オーダーデータをスプーラ6aに保存・登録する。残容量が少ない場合は、優先度が高いか低いかを判断する(#3)。優先度が低いオーダーの場合は、必要な残容量が確保されるまで待機するか、プリント処理済みのオーダーデータを削除する(#7)。図4の画面にも示されるように、削除ボタンが設けられており、完了済みオーダーの1つもしくは複数を選択して削除ボタンをクリックすることで、オーダーデータを削除することができる。保存容量を確保できた場合は、ステップ#6に移行し新規オーダーを登録することができる。保存容量を確保できなければ、更にオーダーを選択して削除を続行する。なお、完了済みのオーダーの全てを削除するための全削除ボタンも設けられている。
ステップ#3において、高優先度のオーダーの場合は、既に登録されているプリント処理待ちの低優先度オーダーの1つ(もしくは複数)を選択する(#4)。そして、選択されたオーダーデータの画像データを圧縮処理し、スプーラ6aに保存しなおす(#5)。これにより、保存容量を確保する。低優先度オーダーを選択する場合には、登録しようとする新規オーダーのオーダーデータを確保することができるように、圧縮処理対象のオーダーの1つもしくは複数が選択される。画像データを圧縮処理した後、高優先度の新規オーダーを登録する(#6)。
高優先度オーダーが登録された場合のプリント処理の順番の変化について図6により説明する。図6(a)は高優先度オーダーを登録する前を示し、(b)は高優先度オーダーを登録した後を示す。高優先度オーダーは、現在プリント処理中のオーダーのすぐ次にプリント処理されるように、プリント処理の順番が決定される。優先度が同じオーダーについては、受け付けた順番にプリント処理が行なわれる。
<プリント処理の手順>
次にプリント処理の手順を図7のフローチャートにより説明する。プリント処理を行う場合に、まず画像データに圧縮処理部18aによる圧縮処理が行われたか否かを判定する(#11)。圧縮処理を行なっていなければ、スプーラ6aから必要なデータを読み出し、プリント処理を行なうことができる。(#13)。画像データに圧縮処理を行なっていた場合は、画像データの解凍処理を行う(#12)。以下同様にプリント処理を行なうことができる。
<別実施形態>
本実施形態において、オーダーデータに含まれる画像データと付帯データのうち、画像データのみを圧縮処理するようにしているが、付帯データも含めたオーダーデータの全体を圧縮処理するように構成してもよい。
本実施形態において、ネガフィルムからプリント処理を行なうオーダーと、受付端末20で注文を受け付けた記録メディアからのプリント処理を行なうオーダーとを混在させて処理することもできるが、これを別々に行なわせることもできる。すなわち、写真処理装置100におけるプリント処理モードとして、通常モードとネットモードを切り換えるようにし、通常モードでは写真処理装置100自身で受け付けたネガフィルムからのプリント処理のみを行なうようにし、ネットモードでは受付端末20やネット受付端末50で受け付けたオーダーのプリント処理のみを行なうように構成してもよい。この場合は、夫々のモードにおいて本発明の構成を適用することができる。また、夫々のモード用にスプーラ6aを別々に設けてもよい。
写真処理システムの構成を示す概念図 写真処理装置の機能を示すブロック図 プレジャッジ画面の構成例を示す図 オーダー管理画面の構成例を示す図 新規オーダーを登録するときの手順を示すフローチャート 高優先度オーダーが登録された場合のプリント処理の順番の変化を示す図 プリント処理を行なうときの手順を示すフローチャート
符号の説明
4 画像判定部
5 オーダー制御部
5a オーダー登録部
5b プリント処理制御部
5c オーダーデータ削除部
5d 残容量判定部
5e 優先度設定部
5f 低優先度オーダー選択部
6 記憶装置
6a スプーラ
6b 記憶部
18 圧縮・解凍ソフトウェア
18a 圧縮処理部
18b 解凍処理部
20 受付端末
40 記録装置
50 ネット受付端末
100 写真処理装置

Claims (1)

  1. 写真プリントを作成するための画像データを含むオーダーデータをオーダー単位で保存するオーダーデータ保存部と、
    プリント処理の優先度をオーダーごとに設定可能な優先度設定部と、
    新規オーダーに係るオーダーデータを設定された優先度と共にオーダーデータ保存部に登録・保存させるためのオーダー登録部と、
    オーダーデータ保存部に保存されているオーダーデータに対するプリント処理を指令するプリント処理制御部と、
    高優先度の新規オーダーを登録しようとする時にオーダーデータ保存部の残容量レベルを判定する残容量判定部と、
    残容量レベルが少ないと判定された場合に、オーダーデータ保存部に保存済みの低優先度オーダーを選択する低優先度オーダー選択部と、
    選択されたオーダーデータのデータ圧縮処理を行う圧縮処理部とを備えていることを特徴とするプリント処理システム。
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