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JP2007073499A - 発光装置およびその作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】パネルが高精細化した場合にも実現可能であり、各画素の発光素子間で輝度特性にばらつきを生じないようなアクティブマトリクス型の発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置は、第1の電極と第2の電極との間に発光物質を含む層を挟んでなる発光素子の一方の電極(第2電極)と補助配線とが、周辺部だけでなく画素部においても電気的に接続されている。なお、発光物質を含む層は、第1のバッファー層、発光層、および第2のバッファー層を少なくとも有する。画素部において第2の電極と補助配線(第1の補助配線)が電気的に接続される接続部(第1の接続部)では、補助配線(第1の補助配線)と第2の電極との間に第1のバッファー層または第2のバッファー層のいずれか一方、または両方が挟まれている。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光素子を有する発光装置、およびその作製方法に関する。
一対の電極(陽極と陰極)間に発光物質を挟んでなる発光素子は、薄型軽量、高速応答性などの特徴を有し、次世代のフラットパネルディスプレイへの応用が期待されている。また、発光素子をマトリクス状に配置した発光装置は、従来の液晶表示装置と比較して、視野角が広く視認性が優れる点に優位性があると言われている。
なお、発光装置の駆動方式として、単純マトリクス方式とアクティブマトリクス方式が挙げられるが、高精細なパネル(例えば、QVGA以上の画素数を有するパネル)の場合には薄膜トランジスタ(TFT)などの能動素子を用いたアクティブマトリクス方式が多く採用されている。
アクティブマトリクス方式の発光装置の場合には、画素部の各画素に形成されたTFTと発光素子とが電気的に接続されており、発光素子は、TFTと接続された一方の電極(以下、第1の電極という)と、他方の電極(以下、第2の電極という)との間に発光物質を挟んでなる構造を有する。なお、発光素子の第2の電極は、同一の導電膜で形成され、画素部の全ての発光素子に共通する導電膜が用いられている。
しかし、パネルが高精細化し、画素数が増えるにつれて、全ての画素に共通する導電膜で形成された第2の電極は、電極の材料抵抗などによる電圧降下が大きくなり、各画素の発光素子間で第2の電極から印加される電圧にばらつきが生じてしまう。発光素子は、輝度が電流量に依存するため、それに伴って発光素子の輝度にもばらつきが生じるという問題を有している。
これに対して、各画素の発光素子に安定的に駆動電圧あるいは電流を供給するために、配線構造や配線レイアウトを最適化するといった方法がとられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−102245号公報
しかし、上述した特許文献1に記載の場合には、第2の電極の配線抵抗による電圧降下を低減させるために、画素部の周辺に第2の電極用の配線を発光用電源配線よりも広い線幅となるように形成する必要がある為、パネルの有効領域外の面積を小さくしたい(いわゆる挟額縁化を図りたい)場合には好ましくない。
そこで、本発明では、アクティブマトリクス型のパネルが高精細化した場合にも実現可能であり、各画素の発光素子間で輝度特性にばらつきを生じないような発光装置を提供することを目的とする。
本発明の発光装置は、第1の電極と第2の電極との間に発光物質を含む層を挟んでなる発光素子の一方の電極(第2電極)と補助配線とが、周辺部だけでなく画素部においても電気的に接続されていることを特徴とする。
なお、本発明において発光素子に含まれる発光物質を含む層は、第1のバッファー層、正孔輸送層、発光層、電子輸送層、および第2のバッファー層のうち、前記第1のバッファー層、前記発光層、および前記第2のバッファー層を少なくとも有することを特徴とする。画素部において第2の電極と補助配線(第1の補助配線)が電気的に接続される接続部(第1の接続部)では、補助配線(第1の補助配線)と前記第2の電極との間に前記第1のバッファー層または前記第2のバッファー層のいずれか一方、または両方が挟まれていることを特徴とする。
なお、周辺部に形成された第2の電極と補助配線(第2の補助配線)との接続部(第2の接続部)では、補助配線(第2の補助配線)と第2の電極が接して形成される。
また、本発明の別の構成は、発光装置の作製方法であって、第1の電極、第1の補助配線、および第2の補助配線を形成し、前記第1の電極および前記第1の補助配線上に第1のバッファー層を形成し、前記第1の電極上に発光層を形成し、前記第1の電極および前記第1の補助配線上に第2のバッファー層を形成し、前記第1の電極、前記第1の補助配線、および前記第2の補助配線上に第2の電極を形成する。その結果、前記第1の電極、前記第1のバッファー層、前記発光層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む発光素子と、前記第1の補助配線、前記第1のバッファー層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む第1の接続部と、前記第2の補助配線および前記第2の電極を含む第2の接続部とが、それぞれ、形成されることを特徴とする。
なお、上記構成において、第1の補助配線上に第1のバッファー層を形成せず、前記第1の電極、前記第1のバッファー層、前記発光層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む発光素子と、前記第1の補助配線、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む第1の接続部と、前記第2の補助配線および前記第2の電極を含む第2の接続部とを形成することを特徴とする別の構成も本発明に含めることとする。
さらに、第1の補助配線上に第2のバッファー層を形成せず、前記第1の電極、前記第1のバッファー層、前記発光層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む発光素子と、前記第1の補助配線、前記第1のバッファー層、および前記第2の電極を含む第1の接続部と、前記第2の補助配線および前記第2の電極を含む第2の接続部とを形成することを特徴とする別の構成も本発明に含めることとする。
上記各構成において、第1のバッファー層は、正孔(ホール)輸送性を示す物質でなる層であることを特徴とする。また、正孔輸送性を示す物質として、有機化合物と金属化合物を含む物質を用いる。有機化合物は、芳香族アミン化合物、カルバゾール誘導体、芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)のうちのいずれかである。また、金属化合物は、モリブデン酸化物、バナジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物、チタン酸化物、クロム酸化物、ジルコニウム酸化物、ハフニウム酸化物、タンタル酸化物、タングステン酸化物、銀酸化物のうちのいずれか一であることを特徴とする。これらの有機化合物と金属化合物とでなる複合材料を用いることにより、第1のバッファー層は正孔輸送層として機能する。
また、上記各構成において、第2のバッファー層は、電子輸送性物質またはバイポーラ性物質に電子供与性物質を含ませた層である。また、第2のバッファー層は電子供与性物質でなる層として形成することもできる。電子供与性物質として例えば、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属窒化物、アルカリ土類金属窒化物、アルカリ金属フッ化物、アルカリ土類金属フッ化物を用いることができる。電子輸送性物質またはバイポーラ性物質に電子供与性物質を含ませた物質、および電子供与性物質は、それぞれ、電子輸送性を示す物質であるので、第2のバッファー層は、電子輸送性を示す物質でなる層として形成することができる。
さらに、上記各構成において、第1のバッファー層は、第1の電極または第2の電極の一方と接し、第2のバッファー層は、第1の電極または第2の電極の他方と接することを特徴とする。
本発明を実施することにより、発光素子の近傍に補助配線を形成することができる。よって、発光表示パネルの周辺部だけでなく発光素子を有する画素部にも第2の電極と電気的に接続される補助配線が形成することが可能になるため、画素部において第2の電極の電圧降下に起因する発光素子間の輝度のばらつきを低減させることができる。
また、本発明において、画素部には発光物質を含む層(第1のバッファー層、正孔(ホール)輸送層、発光層、電子輸送層、第2のバッファー層等を含む)が形成されるが、本発明における発光素子の構造の場合には、第1のバッファー層、または第2のバッファー層のいずれか一方、または両方が間に挟まれる構造の場合でも、第2の電極と補助配線は電気的に接続されるため、発光物質を含む層のうち、正孔(ホール)輸送層、発光層、および電子輸送層のみ接続部にかからないように形成すればよい。よって、発光物質を含む層を構成する全ての層を微細な形状に加工する必要がないため、発光物質を含む層の全てを接続部にかからないように形成する場合に比べて、作製工程の削減が可能となる。
以下に、本発明の一態様について図面等を用いながら詳細に説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得ることは当業者であれば容易に理解される。従って、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
(実施の形態1)
本実施の形態1では、本発明の発光装置に用いることができるアクティブマトリクス型の発光表示パネルであって、薄膜トランジスタ(TFT)と電気的に接続された発光素子に含まれる一対の電極のうち、TFTと直接電気的に接続されない電極(第2の電極)が周辺部に形成された補助配線だけでなく、画素部に形成された補助配線とも電気的に接続される場合について図1を用いて説明する。
図1において、基板101上の画素部120には、薄膜トランジスタ(TFT)が形成されている。なお、ここでは、画素部120に形成され、かつ発光素子119と電気的に接続されるTFTを電流制御用TFT102とよぶ。
図1において、電流制御用TFT102は、トップゲート型であり、ソース領域103、ドレイン領域104、およびチャネル形成領域105上にゲート絶縁膜106を介してゲート電極107が形成され、ソース領域103と電気的に接続されたソース電極109、ドレイン領域104と電気的に接続されたドレイン電極110とで構成されている。
なお、基板101には、ガラス基板、石英基板、アルミナなどのセラミック等絶縁物質で形成される基板、プラスチック基板、シリコンウェハ、金属板等を用いることができる。
また、ソース領域103、ドレイン領域104、およびチャネル形成領域105は、半導体層で形成され、ソース領域103およびドレイン領域104には、n導電型またはp導電型の不純物(例えば、リン、ヒ素、ボロン等)が添加されている(なお、場合によっては、チャネル形成領域105にも微量の上記不純物が添加される。)。また、半導体層は、結晶性の半導体であっても、非結晶性の半導体であってもよい。さらには、セミアモルファス半導体等でも良い。また、半導体層の膜厚は、10〜150nmとし、さらに30〜70nmとするのが好ましい。
結晶性の半導体としては、単結晶または多結晶性の珪素、或いはシリコンゲルマニウム等から成るものが挙げられる。これらはレーザ結晶化によって形成されたものでもよいし、例えばニッケル等を用いた固相成長法による結晶化によって形成されたものでもよい。また、非晶質の半導体としては、例えばアモルファスシリコンが挙げられる。
また、ここでいうセミアモルファス半導体とは、非晶質と結晶構造(単結晶、多結晶を含む)の中間的な構造を有し、自由エネルギー的に安定な第3の状態を有する半導体であって、短距離秩序を持ち格子歪みを有する結晶質な領域を含んでいるものである。また少なくとも膜中の一部の領域には、0.5〜20nmの結晶粒を含んでいる。ラマンスペクトルが520cm−1よりも低波数側にシフトしている。X線回折ではSi結晶格子に由来するとされる(111)、(220)の回折ピークが観測される。また、未結合手(ダングリングボンド)を終端するために水素またはハロゲンを少なくとも1原子%またはそれ以上含ませている。また、セミアモルファス半導体は、微結晶半導体(マイクロクリスタル半導体)とも言われている。
また、ゲート絶縁膜106は、酸化珪素膜、窒化珪素膜、酸化窒化珪素膜、及び窒化酸化珪素膜、その他の珪素を含む絶縁膜等により、単層または積層構造で形成され、その膜厚は、10〜150nmとするのが好ましく、さらに30〜70nmとするのが好ましい。
また、ゲート電極107には、Ag、Au、Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Rh、W、Al、Ta、Mo、Cd、Zn、Fe、Ti、Si、Ge、Zr、Ba、Nd等の金属元素からなる膜、または前記元素を主成分とする合金材料からなる膜、Mo膜、Al膜、Mo膜を順次積層した積層膜、Ti膜、Al膜、Ti膜を順次積層した積層膜、MoN膜、Ndを添加したAl膜、MoN膜を順次積層した積層膜、Mo膜、Ndを添加したAl膜、Mo膜を順次積層した積層膜、Al膜と、Al膜上にCr膜を積層した積層膜、又は金属窒化物等の化合物材料からなる膜、透明導電膜として用いられるインジウム錫酸化物(ITO:indium tin oxide)、酸化インジウムに2〜20[wt%]の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(indium zinc oxide)膜、酸化ケイ素を組成物として有するITO等の膜を用いることができる。また、ゲート電極107の膜厚は、200nm以上とするのが好ましく、さらに300〜500nmとするのが好ましい。
さらに、ゲート電極107上に形成される層間絶縁膜108は、単層で形成されていても多層で形成されていてもよい。なお、層間絶縁膜108には、酸化珪素、窒化珪素、酸化窒化珪素、または窒化酸化珪素等のような無機物からなる膜や、アクリル、ポリイミド、ポリアミド、またはシロキサン(シロキサンは、シリコン(Si)と酸素(O)との結合で骨格構造が構成される。)等の有機物からなる膜を用いることができる。
また、層間絶縁膜108の一部に形成された開口部を介して、ソース領域103およびドレイン領域104と電気的に接続するように形成されたソース電極109、ドレイン電極110には、Si、GeまたはSiとGeの化合物にドーパントを添加して導電性を高めた半導体、Ag、Au、Cu、Ni、Pt、Pd、Ir、Rh、W、Al、Ta、Mo、Cd、Zn、Fe、Ti、Zr、Ba等の金属元素からなる膜、または前記元素を主成分とする合金材料からなる膜、又は金属窒化物等の化合物材料からなる膜、透明導電膜として用いられるインジウム錫酸化物(ITO:indium tin oxide)、酸化インジウムに2〜20[wt%]の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(indium zinc oxide)、酸化ケイ素を組成物として有するITO等の膜を用いることができる。また、ソース電極109、およびドレイン電極110の膜厚は、200nm以上とするのが好ましく、さらに300nm以上500nm以下の範囲とするのが好ましい。
また、ソース電極109およびドレイン電極110と同時に補助配線(第1の補助配線112および第2の補助配線113)が形成される。すなわち、補助配線(第1の補助配線112および第2の補助配線113)は、ソース電極109およびドレイン電極110と同一の材料で形成される。
電流制御用TFT102のドレイン電極110と電気的に接続されるように発光素子119の第1の電極111が形成されている。なお、第1の電極111は、第1のバッファー層115と接して形成されていることから、第1の電極114に印加される電圧が第2の電極118に印加される電圧よりも大きい場合(すなわち、第1の電極114が陽極として機能する場合)であっても、仕事関数の値に関係なく電極材料を選択することができる。
従って、第1の電極114の材料として、インジウム錫酸化物(ITO:indium tin oxide)、酸化珪素を含むインジウム錫酸化物、酸化インジウムに2〜20[wt%]の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(indium zinc oxide)、金(Au)、白金(Pt)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)、金属材料の窒化物(例えば、TiN等)、LiやCs等のアルカリ金属、およびMg、Ca、Sr等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)や化合物(LiF、CsF、CaF)の他、希土類金属を含む遷移金属等を用いることができる。
本発明において、第1の電極114は、陽極として機能する電極であっても、陰極として機能する電極でも良いが、陽極として機能する電極である場合には、電流制御用TFT102は、Pチャネル型TFTであることが好ましく、陰極として機能する電極である場合には、電流制御用TFT102は、nチャネル型TFTであることが好ましい。
また、第1の電極114および補助配線(第1の補助配線112および第2の補助配線113)の端部を覆って絶縁体122が形成されている。なお、絶縁体122は、アクリル、シロキサン、レジスト等の有機膜や、酸化珪素等の無機膜を用いて形成される。なお、これらの無機膜と有機膜のいずれか一方を用いて単層で形成されていてもよいし、両方を用いて多層で形成してもよい。
画素部120において、第1の電極114上に第1のバッファー層115が形成されている。なお、第1のバッファー層115は、画素部120において、画素ごとに分割されることなく1つの膜(連続するベタ膜)で形成されることから、第1の補助配線112上にも第1のバッファー層115が形成されている。なお、図1に示す第1のバッファー層115は、微細な形状の加工がされていないベタ膜で形成される場合について示したが、後述する発光層116と同様に、発光素子119が形成される部分に選択的に形成される構成とすることもできる。
第1のバッファー層115には、正孔(ホール)輸送層として機能する機能層を用いることができる。正孔輸送層を形成するには、有機化合物と金属化合物でなる発光素子用の第1の複合材料を用いることができる。本発明における発光素子用の第1の複合材料において、有機化合物には、芳香族アミン化合物、カルバゾール誘導体、または芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)を用いることができる。なお、本実施の形態1における発光素子用の第1の複合材料の具体例としては、実施の形態7に挙げる物質を用いることができるので、実施の形態7を参照することとし、説明を省略する。
また、第1のバッファー層115上であって、第1の電極114と重なる位置に発光層116が形成される。第1のバッファー層115と異なり、発光層116はベタ膜で形成せず、画素ごとに分割され、画素の所定の領域に形成される。本発明において、発光層116を画素ごとに分割して、所望の形状に形成することにより、第1の接続部123において、第1の補助配線112と第2の電極118は、発光層116を挟まずに、第1のバッファー層115および第2のバッファー層117を間に挟んで電気的に接続される。
なお、発光層116は、少なくとも一種の発光物質を含んでおり、ここでいう発光物質とは、発光効率が良好で、所望の波長の発光をし得る物質である。発光層は、発光物質のみから形成された層であってもよいが、発光物質の有するエネルギーギャップ(LUMO準位とHOMO準位との間のエネルギーギャップをいう)よりも大きいエネルギーギャップを有する物質からなる層中に、発光物質が分散するように混合された層(いわゆる、ホストとゲストの関係にある物質をそれぞれ含む層)であっても良い。なお、本実施の形態1における発光層116に用いることができる発光物質の具体例としては、実施の形態7に挙げる発光物質を用いることができるので、実施の形態7を参照することとし、説明を省略する。
発光層116上に第2のバッファー層117が形成されている。第2のバッファー層117は、画素部120において、微細な形状の加工をすることなく、ベタ膜で形成されることから、第1のバッファー層115上にも形成されている。なお、図1に示す第2のバッファー層117は、ベタ膜で形成される場合について示したが、発光層116と同様に、発光素子119が形成される部分に形成される構成とすることもできる。
第2のバッファー層117には、発光素子用の第2の複合材料を用いることができる。本発明における発光素子用の第2の複合材料とは、電子輸送性物質またはバイポーラ性物質から選ばれるいずれかの物質と、これらの物質に対し電子供与性を示す物質(ドナー)とを組み合わせた材料である。なお、本実施の形態1における発光素子用の第2の複合材料の具体例としては、実施の形態7に挙げる物質を用いることができるので、実施の形態7を参照することとし、説明を省略する。
さらに、第2のバッファー層117上に第2の電極118が形成されている。なお、第2の電極118は、微細な形状の加工をすることなく、画素部120および周辺部121に1つのベタ膜で形成されることから、画素部120の第2のバッファー層117上だけでなく、周辺部121の第2の補助配線113上にも形成され、第2の補助配線113と第2の電極118とが電気的に接続された第2の接続部124が形成される。
また、第2の電極118は、第2のバッファー層117と接して形成されていることから、発光素子119において、第2の電極118に印加される電圧が第1の電極114に印加される電圧よりも大きい場合(すなわち、第2の電極118が陰極として機能する場合)であっても、仕事関数の値に関係なく電極材料を選択することができる。従って、第1の電極114に挙げたものと同様の材料を用いて第2の電極118を形成することができる。
以上により、本発明では、周辺部121に形成される第2の接続部124だけでなく、画素部120に形成される第1の接続部123により、第2の電極と補助配線と電気的に接続することができる。すなわちこのような構造とすることにより、発光表示パネルの大型化に伴い画素部の面積が大きくなったり、高精細化により画素数が多くなったりした場合に、第2の電極118が全画素共通で形成されていても、別の言い方をすると、画素部で1つの導電層として形成されていても、第2の補助配線113から離れた位置にある画素の第2の電極118と、近い位置にある画素の第2の電極118との間で遅延を生じることなく電圧を印加することができる。
また、画素部120に形成される第1の接続部123は、画素ごとに形成しても良いが、複数の画素ごとに形成しても良い。
(実施の形態2)
本実施の形態では、発光表示パネルの画素部200における発光素子、および接続部の構造の一例について、図2の断面図を用いて説明する。なお、ここでは、各画素に形成される発光素子と接続部の構造についての説明を容易にするため、図1で説明したような基板上の画素部に形成されるTFT(電流制御用TFT、スイッチング用TFT等)、層間絶縁膜、絶縁体等についての説明は省略することとする。
図2(A)に示すように、基板201上には、複数の画素(赤色で発光する画素R(210a)、緑色で発光する画素G(210b)、青色で発光する画素B(210c))と、接続部211が形成されている。
なお、画素R(210a)は、第1の電極202、第1のバッファー層204、発光層R(205a)、第2のバッファー層206、および第2の電極207を順次積層してなる発光素子R(208a)を有し、画素G(210b)は、第1の電極202、第1のバッファー層204、発光層G(205b)、第2のバッファー層206、および第2の電極207を順次積層してなる発光素子G(208b)を有し、画素B(210c)は、第1の電極202、第1のバッファー層204、発光層B(205c)、第2のバッファー層206、および第2の電極207を順次積層してなる発光素子B(208c)を有している。
また、接続部211では、補助配線203上に第1のバッファー層204、第2のバッファー層206、および第2の電極207が順次積層されており、補助配線203と第2の電極207が、第1のバッファー層204および第2のバッファー層206を介して電気的に接続される構造を有している。
ここで、第1のバッファー層204、第2のバッファー層206、および第2の電極207は、画素部において、微細な形状の加工をすることなく、ベタ膜で形成されている為、複数の画素(画素R(210a)、画素G(210b)、画素B(210c))と、接続部211において、連続する膜として形成されている。
なお、図2(A)の場合には、各画素の発光素子は、一対の電極間に第1のバッファー層204、発光層205、第2のバッファー層206で構成される発光物質を含む層を挟んでなる場合について示したが、図2(B)に示すように一対の電極(第1の電極202、第2の電極207)間に形成される発光物質を含む層219は、第1のバッファー層204、発光層205、および第2のバッファー層206に加えて、正孔(ホール)輸送層214および電子輸送層216を含む構造とすることもできる。なお、発光層205が画素ごとに分割されて、所望の微細な形状に加工される場合において、ここでは、それぞれの発光層(発光層R(205a)、発光層G(205b)、発光層B(205c))に対して異なる材料を用いる場合について説明したが、これに限られることはなく、同一の材料を用いて形成することもできる。
また、図2(C)には、図2(A)で示した発光素子のそれぞれが、図2(B)で示した発光物質を含む層の構成を有する場合について示す。なお、図2(C)において、図2(A)、(B)と共通の部分については共通の符号を用いることとする。
すなわち、複数の画素(画素R(220a)、画素G(220b)、画素B(220c))は、第1の電極202と第2の電極207との間に発光物質を含む層219を有しており、発光物質を含む層219のうち、第1のバッファー層204および第2のバッファー層206は、図2(A)の場合と同様に画素部において、微細な形状の加工をすることなく、ベタ膜で形成されている。また、正孔(ホール)輸送層214、発光層205(発光層R(205a)、発光層G(205b)、発光層B(205c))、電子輸送層216については、各画素(画素R(220a)、画素G(220b)、画素B(220c))の発光素子(発光素子R(221a)、発光素子G(221b)、発光素子B(221c))ごとに分割され、所望の微細な形状に形成される。
なお、図2(C)の場合にも、接続部211には、補助配線203上に第1のバッファー層204、第2のバッファー層206、および第2の電極207のみが順次積層される構造となるため、補助配線203と第2の電極207は、第1のバッファー層204および第2のバッファー層206を介して電気的に接続されている。つまり、図2(A)、(C)に示す画素部の接続部において、第1のバッファー層から、補助配線にホールが流れると、第1のバッファー層と第2のバッファー層の界面で電荷が発生し、第2のバッファー層から第2の電極に電子が流れる。第2の電極を流れた電子は、各画素の発光素子にある第2のバッファー層から発光層に流れ込む。
なお、本実施の形態2で説明した発光物質を含む層(第1のバッファー層204、発光層205、第2のバッファー層206、正孔(ホール)輸送層214、電子輸送層216)に用いる物質の具体例としては、実施の形態7に挙げる物質を用いることができるので、実施の形態7を参照することとし、説明を省略する。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態2とは異なる発光表示パネルの画素部300における発光素子、および接続部の構造の一例について、図3の断面図を用いて説明する。なお、ここでは、各画素に形成される発光素子と接続部の構造についての説明を容易にするため、図1で説明したような基板上の画素部に形成されるTFT(電流制御用TFT、スイッチング用TFT等)、層間絶縁膜、絶縁体等についての説明は省略することとする。
図3(A)に示すように、基板301上には、複数の画素(赤色に発光する画素R(310a)、緑色に発光する画素G(310b)、青色に発光する画素B(310c))と、接続部311が形成されている。
なお、画素R(310a)は、第1の電極302、第1のバッファー層304、発光層R(305a)、第2のバッファー層306、および第2の電極307を順次積層してなる発光素子R(308a)を有し、画素G(310b)は、第1の電極302、第1のバッファー層304、発光層R(305a)、第2のバッファー層306、および第2の電極307を順次積層してなる発光素子G(308b)を有し、画素B(310c)は、第1の電極302、第1のバッファー層304、発光層B(305c)、第2のバッファー層306、および第2の電極307を順次積層してなる発光素子B(308c)を有している。
また、接続部311では、補助配線303上に第2のバッファー層306および第2の電極307が順次積層されており、補助配線303と第2の電極307が、第2のバッファー層306を介して電気的に接続される構造を有している。
ここで、第2のバッファー層306および第2の電極307は、画素部において、微細な形状の加工をすることなく、ベタ膜で形成されている為、複数の画素(画素R(310a)、画素G(310b)、画素B(310c))と、接続部311において、連続する膜として形成されている。
なお、図3(A)には、各画素の発光素子は、一対の電極間に第1のバッファー層304、発光層305、第2のバッファー層306で構成される発光物質を含む層を挟んでなり、第1のバッファー層304および発光層(発光層R(305a)、発光層G(305b)、発光層B(305c))のみが画素ごとに分割されて、所望の形状に形成される場合について示したが、発光素子を図3(B)に示すような構造とすることもできる。図3(B)に示すように、一対の電極(第1の電極302、第2の電極307)間に形成される発光物質を含む層が、第1のバッファー層304、正孔(ホール)輸送層314、発光層305、電子輸送層316、および第2のバッファー層306で形成され、第1のバッファー層304、正孔(ホール)輸送層314、発光層305、および電子輸送層316が所望の形状に形成されている。なお、発光層305が所望の微細な形状に加工される場合において、ここでは、それぞれの発光層(発光層R(305a)、発光層G(305b)、発光層B(305c))に対して異なる材料を用いる場合について説明したが、これに限られることはなく、同一の材料を用いて形成することもできる。
なお、図3(B)の場合には、第1のバッファー層304が、各画素の発光素子ごとに所望の形状に形成されているため、接続部311では、補助配線303上に第2のバッファー層306および第2の電極307のみが順次積層される構造となる。従って、補助配線303と第2の電極307は、第2のバッファー層306を介して電気的に接続されている。つまり、図3(A)、(B)に示す画素部の接続部において、電子が補助配線から第2のバッファー層を通過して、第2の電極に電子が流れる。第2の電極を流れた電子は、各画素の発光素子にある第2のバッファー層から発光層に流れ込む。
なお、本実施の形態3で説明した発光物質を含む層(第1のバッファー層304、発光層305、第2のバッファー層306、正孔(ホール)輸送層314、電子輸送層316)に用いる物質の具体例としては、実施の形態7に挙げる物質を用いることができるので、実施の形態7を参照することとし、説明を省略する。
(実施の形態4)
本実施の形態では、実施の形態2または実施の形態3とは異なる発光表示パネルの画素部400における発光素子、および接続部の構造の一例について、図4の断面図を用いて説明する。なお、ここでは、各画素に形成される発光素子と接続部の構造についての説明を容易にするため、図1で説明したような基板上の画素部に形成されるTFT(電流制御用TFT、スイッチング用TFT等)、層間絶縁膜、絶縁体等についての説明は省略することとする。
図4(A)に示すように、基板401上には、複数の画素(赤色で発光する画素R(410a)、緑色で発光する画素G(410b)、青色で発光する画素B(410c))と、接続部411が形成されている。
なお、画素R(410a)は、第1の電極402、第1のバッファー層404、発光層R(405a)、第2のバッファー層406、および第2の電極407を順次積層してなる発光素子R(408a)を有し、画素G(410b)は、第1の電極402、第1のバッファー層404、発光層G(405b)、第2のバッファー層406、および第2の電極407を順次積層してなる発光素子G(408b)を有し、画素B(410c)は、第1の電極402、第1のバッファー層404、発光層B(405c)、第2のバッファー層406、および第2の電極407を順次積層してなる発光素子B(408c)を有している。
また、接続部411では、補助配線403上に第1のバッファー層404および第2の電極407が順次積層されており、補助配線403と第2の電極407が、第1のバッファー層404を介して電気的に接続される構造を有している。
ここで、第1のバッファー層404および第2の電極407は、画素部において、微細な形状の加工をすることなくベタ膜で形成されている為、複数の画素(画素R(410a)、画素G(410b)、画素B(410c))と、接続部411において、連続する膜として形成されている。
なお、図4(A)の場合には、各画素の発光素子は、一対の電極間に第1のバッファー層404、発光層405、第2のバッファー層406で構成される発光物質を含む層を挟んでなり、発光層(発光層R(405a)、発光層G(405b)、発光層B(405c))および第2のバッファー層406のみが所望の微細な形状に加工される場合について示したが、図4(B)に示す構造とすることもできる。図4(B)に示すように、一対の電極(第1の電極402、第2の電極407)間に形成される発光物質を含む層が、第1のバッファー層404、正孔(ホール)輸送層414、発光層405、電子輸送層416、および第2のバッファー層406で形成され、正孔(ホール)輸送層414、発光層405、電子輸送層416、および第2のバッファー層406が所望の形状に形成されている。なお、発光層405が所望の形状に形成される場合において、ここでは、それぞれの発光層(発光層R(405a)、発光層G(405b)、発光層B(405c))に対して異なる材料を用いる場合について説明したが、これに限られることはなく、同一の材料を用いて形成することもできる。
図4(B)の場合には、第2のバッファー層406が、各画素の発光素子ごとに所望の形状に形成されているため、接続部411では、補助配線403上に第1のバッファー層404および第2の電極407のみが順次積層される構造となる。従って、補助配線403と第2の電極407は、第1のバッファー層404を介して電気的に接続されている。つまり、図4(A)、(B)に示す画素部の接続部において、ホールが第1のバッファー層から補助配線に流れ、電子は第2の電極、画素の第2のバッファー層を通じて発光層に流れる。
なお、本実施の形態4で説明した発光物質を含む層(第1のバッファー層404、発光層405、第2のバッファー層406、正孔(ホール)輸送層414、電子輸送層416)に用いる物質の具体例としては、実施の形態7に挙げる物質を用いることができるので、実施の形態7を参照することとし、説明を省略する。
(実施の形態5)
本実施の形態では、本発明の発光表示パネルの画素部500におけるTFT、発光素子、および補助配線の構造の一例について、図5の断面図および図6の平面図を用いて説明する。ただし、図6に示す平面図は、説明を容易にするため、第1の電極502まで形成された状態を示しているが、図5の断面図は、図6の平面図中のA−A’およびB−B’における断面図であって、第1の電極502上に順次積層して第2の電極507まで形成された状態を示している。なお、図5および図6において、共通する部分については共通の符号を用いることとする。
図5(A)は、発光表示パネルの画素部の一部を示すものであり、基板501上に形成されるTFT(図6に示すスイッチング用TFT508、電流制御用TFT509)のうち、電流制御用TFT509のみについて示している。
また、電流制御用TFT509は、図5(A)および図6に示すように領域D515において電流供給線512と電気的に接続されるソース電極521と、領域E516において第1の電極502と電気的に接続されたドレイン電極522と、ソース領域、ドレイン領域、およびチャネル形成領域とを含む半導体領域523と、ゲート電極517とで構成される。なお、ソース電極521は電流供給線512と一体に形成されている。
スイッチング用TFT508は電流制御用TFT509と同様の断面構造を有する。図6に示すように領域B513においてソース信号線510と電気的に接続されるソース電極525と、領域C514において電流制御用TFT509のゲート電極517と電気的に接続されたドレイン電極526と、ソース領域、ドレイン領域、およびチャネル形成領域とを含む半導体領域527と、ゲート電極511とで構成される。
また、補助配線503は、図6に示すようにソース信号線510および電流供給線512と平行して形成されている。領域F518に、第2の電極507を補助配線503に電気的に接続するための接続部520が設けられている。図5(A)に示すように、領域F518において、補助配線503上に第1のバッファー層504、第2のバッファー層506、および第2の電極507が順次積層され、接続部520が形成される。
なお、図5(A)の場合には、第1のバッファー層504および第2のバッファー層506は、微細な形状の加工をすることなくベタ膜で形成され、各画素に共通して用いられており、発光層のみが画素ごとに分割され、所望の形状に形成される場合について示したが、実施の形態3または4で示した第1のバッファー層504、または第2のバッファー層506も発光層505と同様に画素ごとに分割された所望の形状に形成する構成とすることもできる。
さらに、本実施の形態5で示す図5の場合には、発光物質を含む層が第1のバッファー層504、発光層505(発光層R(505a)、発光層G(505b))で構成される場合について示したが、これに限らず、正孔(ホール)輸送層、電子輸送層も発光物質を含む層に含める構成とすることができる。なお、その場合に、これらの層を形成する際に用いる物質の具体例としては、実施の形態7に挙げる物質を用いることができるので、実施の形態7を参照することとし、説明を省略する。
また、図5(A)に示す発光層505(505a発光層R、505b発光層G)は、メタルマスク等のマスクを用いた蒸着法(真空蒸着法などの公知の成膜方法)等により、画素ごとに分割された所望の形状に形成される場合について示したものであるが、本発明の場合には、図5(B)に示すように湿式法(インクジェット法、液滴塗布法などの公知の成膜方法)等により所望の形状に形成することもできる。
湿式法を用いる場合には、発光層505に用いることができる物質を溶媒に溶解(または分散)させた溶液を用いる。なお、発光層に用いることができる物質としては、実施の形態7で示す物質の他に高分子系の物質(本明細書中においては、ポリマーだけでなく、オリゴマーやデンドリマー等の中程度の分子量の化合物も含む)を用いることもできる。なお、低分子系の物質を用いる場合には、成膜するときの膜質を考慮し、バインダーとなる材料(以下、バインダー物質)を含んでいても良い。
なお、高分子系の物質としては、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、ポリフルオレン誘導体、ポリパラフェニレン誘導体、ポリアルキルフェニレン、ポリアセチレン誘導体等が挙げられる。
具体的には、ポリ(2,5−ジアルコキシ−1,4−フェニレンビニレン):RO−PPV、ポリ(2−ジアルコキシフェニル−1,4−フェニレンビニレン):ROPh−PPV、ポリ(2−メトキシ−5−(2−エチル−ヘキソキシ)−1,4−フェニレンビニレン):MEH−PPV、ポリ(2,5−ジメチルオクチルシリル−1,4−フェニレンビニレン):DMOS−PPV、ポリ(2,5−ジアルコキシ−1,4−フェニレン):RO−PPP、ポリ(3−アルキルチオフェン):PAT、ポリ(3−ヘキシルチオフェン):PHT、ポリ(3−シクロヘキシルチオフェン):PCHT、ポリ(3−シクロヘキシル−4−メチルチオフェン):PCHMT、ポリ(3−[4−オクチルフェニル]−2,2’−ビチオフェン):PTOPT、ポリ(3−(4−オクチルフェニル)−チオフェン):POPT−1、ポリ(ジアルキルフルオレン):PDAF、ポリ(ジオクチルフルオレン):PDOF、ポリプロピルフェニルアセチレン:PPA−iPr、ポリブチルフェニルフェニルアセチレン:PDPA−nBu、ポリヘキシルフェニルアセチレン:PHPA等が挙げられる。
また、これらの物質に用いる代表的な溶媒としては、トルエン、ベンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、クロロホルム、テトラリン、キシレン、アニソール、ジクロロメタン、γ−ブチルラクトン、ブチルセルソルブ、シクロヘキサン、NMP(N−メチル−2−ピロリドン)、ジメチルスルホキシド、シクロヘキサノン、ジオキサンまたは、THF(テトラヒドロフラン)等が挙げられる。
また、バインダー物質としては、ポリビニルアルコール、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、またはフェノール樹脂等を用いることができる。
(実施の形態6)
本実施の形態では、実施の形態5とは異なる発光表示パネルの画素部700におけるTFT、発光素子、および補助配線の構造の一例について、図7の断面図および図8の平面図を用いて説明する。ただし、図8に示す平面図は、説明を容易にするため、第1の電極702まで形成された状態を示しているが、図7の断面図は、図8の平面図中のA−A’およびB−B’における断面図であって、第1の電極702上に順次積層して第2の電極707まで形成された状態を示している。なお、図7および図8において、共通する部分については共通の符号を用いることとする。
図7(A)は、発光表示パネルの画素部の一部を示すものであり、基板701上に形成されるTFT(図8に示すスイッチング用TFT708、電流制御用TFT709)のうち、電流制御用TFT709のみについて示している。
また、電流制御用TFT709は、図8に示すように領域D715において電流供給線712と電気的に接続されるソース電極と、領域E716において第1の電極702と電気的に接続されたドレイン電極と、ソース領域、ドレイン領域、およびチャネル形成領域とを含む半導体領域と、ゲート電極717とで構成される。
なお、スイッチング用TFT708は電流制御用TFT709と同様の断面構造を有し、図8に示すように領域B713においてソース信号線710と電気的に接続されるソース電極725と、領域C714において電流制御用TFT709のゲート電極717と電気的に接続されたドレイン電極726と、ソース領域、ドレイン領域、およびチャネル形成領域とを含む半導体領域727と、ゲート電極711とで構成される。なお、ソース電極725はソース信号線710と一体に形成されている。
また、補助配線703は、図8に示すようにゲート信号線719と平行して形成されている。領域F718に、第2の電極707を補助配線703に接続するための接続部720が形成されている。図7(A)に示すように、領域F718において、補助配線703上に第1のバッファー層704、第2のバッファー層706、および第2の電極707が順次積層され、接続部720が形成される。
なお、図7(A)の場合には、第1のバッファー層704および第2のバッファー層706は、微細な形状の加工を行うことなくベタ膜で形成され、各画素に共通して用いられており、発光層のみが画素ごとに分割され、所望の形状に形成される場合について示したが、実施の形態3または4で示した第1のバッファー層704、または第2のバッファー層706も発光層と同様に、画素ごとに分割した所望の微細な形状に形成する構成とすることもできる。
さらに、本実施の形態6で示す図7の場合には、発光物質を含む層が第1のバッファー層704、発光層705(発光層R(705a)、発光層G(705b))で構成される場合について示したが、これに限らず、正孔(ホール)輸送層、電子輸送層も発光物質を含む層に含める構成とすることができる。なお、その場合に、これらの層を形成する際に用いる物質の具体例としては、実施の形態7に挙げる物質を用いることができるので、実施の形態7を参照することとし、説明を省略する。
また、図7(A)に示す発光層705(705a発光層R、705b発光層G)は、メタルマスク等のマスクを用いた蒸着法(真空蒸着法などの公知の成膜方法)等により、画素ごとに分割され、所望の形状に形成される場合について示したものであるが、本発明の場合には、図7(B)に示すように湿式法(インクジェット法、液滴塗布法などの公知の成膜方法)等により所望の形状に形成することもできる。
なお、湿式法を用いて発光層705を形成する場合に用いる物質としては、実施の形態5に示した物質を用いることができるとし、説明を省略する。
(実施の形態7)
本実施の形態では、本発明において適用できる発光素子の構成について、図9を用いて説明する。すなわち、本実施の形態に示す発光素子の構成を他の実施の形態における発光素子部分に適用できるものとする。なお、図9(A)〜(F)のいずれの場合も基板901上に形成される発光素子は、第1の電極902、発光物質を含む層903、第2の電極904が順次積層された構造を有する。また、本実施の形態で示す図9の場合には、基板上に薄膜トランジスタが形成されている場合も、基板901に含まれることとして、説明を省略する。また、本実施の形態において、第1の電極902は、陽極として機能し、第2の電極904は、陰極として機能するものとする。
図9(A)の場合は、第1の電極902が透明導電膜で形成され、第2の電極904が遮光性(反射性)導電膜で形成され、発光層907で生じた光が第1の電極902側(図中の矢印の方向)から射出される構成となる。なお、この場合には、発光物質を含む層903は、第1の電極902側から第1のバッファー層905、発光層907、第2のバッファー層909が順次積層された構造を有する。なお、図9(A)に示すように第1のバッファー層905と発光層907との間に正孔輸送層906を設けてもよい。さらに、発光層907と第2のバッファー層909との間に電子輸送層908を設けてもよい。
第1の電極902を形成する材料としては、透光性を有する導電性材料を用いることが好ましい。なお、透光性を有する導電性材料としては、その膜に対する可視光の透過率が40%以上であり、かつその抵抗率が1×10−2Ωcm以下の膜のことをいう。
なお、第1の電極902を形成する材料の具体例としては、インジウム錫酸化物(ITO:indium tin oxide)、酸化珪素を含むインジウム錫酸化物、酸化インジウムに2〜20[wt%]の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(indium zinc oxide)等を用いることができる。
さらに、第1の電極902に必要な透光性を確保するために100nm以下の薄膜で用いる場合には、金(Au)、白金(Pt)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、または金属材料の窒化物、例えば、窒化チタン(TiN)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、アルカリ金属、マグネシウム(Mg)等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)等を用いることもできる。
なお、図9(A)の場合には、第1の電極902に接して第1のバッファー層905が設けられていることから、一般に仕事関数の小さい材料として知られるアルミニウム(Al)、銀(Ag)、アルカリ金属、マグネシウム(Mg)等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)等も用いることができる。これは、第1のバッファー層905を設けることにより幅広い範囲の仕事関数を有する電極材料に対してのオーム接触が可能となるためである。
また、第2の電極904を形成する材料としては、遮光性(反射性)を有する導電性材料を用いることが好ましい。なお、遮光性を有する導電性材料としては、その膜に対する可視光の透過率が10%未満であり、かつその抵抗率が1×10−2Ωcm以下の膜のことをいう。また、反射性を有する導電性材料としては、その膜に対する可視光の反射率が40%〜100%、好ましくは70%〜100%であり、かつその抵抗率が1×10−2Ωcm以下の膜のことをいう。
なお、第2の電極904を形成する材料の具体例としては、金(Au)、白金(Pt)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、または金属材料の窒化物、例えば窒化チタン(TiN)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、アルカリ金属、マグネシウム(Mg)等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)等が挙げられる。
さらに、第2の電極904に必要な遮光性(反射性)を確保するために他の遮光性(反射性)を有する材料と組み合わせて用いる場合には、透光性材料であるITO、酸化珪素を含むインジウム錫酸化物、IZO等を用いることもできる。
なお、図9(A)の場合には、第2の電極904に接して第2のバッファー層909が設けられていることから、一般に仕事関数の大きい材料として知られるITO、酸化珪素を含むインジウム錫酸化物、IZO等も用いることができる。これは、第2のバッファー層909を設けることにより幅広い範囲の仕事関数を有する電極材料に対してのオーム接触が可能となるためである。
第1のバッファー層905には、正孔輸送性を示す物質として、発光素子用の第1の複合材料を用いることができる。なお、本発明において、発光素子用の第1の複合材料とは、芳香族アミン化合物、カルバゾール誘導体、芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)のうちのいずれかと、金属化合物との組み合わせで構成される。
芳香族アミン化合物としては、例えば、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:NPB)、4,4’−ビス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:TPD)、4,4’,4’’−トリス(N,N−ジフェニルアミノ)トリフェニルアミン(略称:TDATA)、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]トリフェニルアミン(略称:MTDATA)、4,4’−ビス[N−{4−(N,N−ジ−m−トリルアミノ)フェニル}−N−フェニルアミノ]ビフェニル(略称:DNTPD)、1,3,5−トリス[N,N−ジ(m−トリル)アミノ]ベンゼン(略称:m−MTDAB)、4,4’,4’’−トリス(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン(略称:TCTA)、2,3−ビス(4−ジフェニルアミノフェニル)キノキサリン(略称:TPAQn)、2,2’,3,3’−テトラキス(4−ジフェニルアミノフェニル)−6,6’−ビスキノキサリン(略称:D−TriPhAQn)、2,3−ビス{4−[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]フェニル}−ジベンゾ[f,h]キノキサリン(略称:NPADiBzQn)等が挙げられる。
また、カルバゾール誘導体としては、下記一般式(1)で示されるものが挙げられる。なお、具体例としては、3−[N−(9−フェニルカルバゾール−3−イル)−N−フェニルアミノ]−9−フェニルカルバゾール(略称:PCzPCA1)、3,6−ビス[N−(9−フェニルカルバゾール−3−イル)−N−フェニルアミノ]−9−フェニルカルバゾール(略称:PCzPCA2)等が挙げられる。この構造を有するカルバゾール誘導体を用いた発光素子用の複合材料は熱的安定性に優れ、信頼性が良い。
Figure 2007073499
(式中、RおよびRは、それぞれ同一でも異なっていてもよく、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜25のアリール基、炭素数5〜9のヘテロアリール基、アリールアルキル基、炭素数1〜7のアシル基のいずれかを表し、Arは、炭素数6〜25のアリール基、炭素数5〜9のヘテロアリール基のいずれかを表し、Rは、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基のいずれかを表し、Rは、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、一般式(2)で示される置換基のいずれかを表し、一般式(2)で示される置換基において、Rは、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜25のアリール基、炭素数5〜9のヘテロアリール基、アリールアルキル基、炭素数1〜7のアシル基のいずれかを表し、Arは、炭素数6〜25のアリール基、炭素数5〜9のヘテロアリール基のいずれかを表し、Rは、水素、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基のいずれかを表す。)
Figure 2007073499
また、下記一般式(3)乃至(6)のいずれかで示されるようなカルバゾール誘導体も用いることができる。下記一般式(3)乃至(6)のいずれかで表されるカルバゾール誘導体の具体例としては、N−(2−ナフチル)カルバゾール(略称:NCz)、4,4’−ジ(N−カルバゾリル)ビフェニル(略称:CBP)、9,10−ビス[4−(N−カルバゾリル)フェニル]アントラセン(略称:BCPA)、3,5−ビス[4−(N−カルバゾリル)フェニル]ビフェニル(略称:BCPBi)、1,3,5−トリス[4−(N−カルバゾリル)フェニル]ベンゼン(略称:TCPB)等を挙げることができる。
Figure 2007073499
式中Arは炭素数6〜42の芳香族炭化水素基を表し、nは1〜3の自然数を表し、R、Rは水素、または炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数6〜12のアリール基を表す。
Figure 2007073499
ただし、式中Arは炭素数6〜42の1価の芳香族炭化水素基を表し、R、Rは水素、または炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数6〜12のアリール基を表す。
Figure 2007073499
ただし、式中Arは炭素数6〜42の2価の芳香族炭化水素基を表し、R〜Rは水素、または炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数6〜12のアリール基を表す。
Figure 2007073499
ただし、式中Arは炭素数6〜42の3価の芳香族炭化水素基を表し、R〜Rは水素、または炭素数1〜4のアルキル基、または炭素数6〜12のアリール基を表す。
また、芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)としては、アントラセン、9,10−ジフェニルアントラセン(略称:DPA)、2−tert−ブチル−9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(略称:t−BuDNA)、テトラセン、ルブレン、ペンタセン等の芳香族炭化水素等が挙げられる。
また、上記金属化合物としては、遷移金属の酸化物や窒化物が望ましく、4〜8族に属する金属の酸化物もしくは窒化物がさらに望ましい。また、上述した芳香族アミン、カルバゾール誘導体、および芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)のいずれに対しても電子受容性を示すものが好ましい。このような金属化合物として、例えば、モリブデン酸化物、バナジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物等が挙げられる。この他、チタン酸化物、クロム酸化物、ジルコニウム酸化物、ハフニウム酸化物、タンタル酸化物、タングステン酸化物、銀酸化物等の金属化合物を用いることもできる。
なお、第1のバッファー層905において、金属化合物は、芳香族アミン、カルバゾール誘導体、および芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)のいずれを用いた場合でもこれらに対して質量比が0.5〜2、若しくはモル比が1〜4(=金属化合物/芳香族炭化水素)となるように含まれていることが好ましい。このように第1のバッファー層905において、金属化合物を、芳香族アミン、カルバゾール誘導体、および芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)のいずれかと混合することにより結晶化しやすい傾向にあるこれらの物質の結晶化を抑えることができる。
また、上述した金属化合物の中でも特にモリブデン酸化物は、単体で層にしたときに結晶化し易いが、芳香族アミン、カルバゾール誘導体、芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)のうちのいずれかと混合することによって、同様に結晶化を抑えることができる。従って、第1のバッファー層905は、複数の材料を混合することにより互いの結晶化が阻害されるため、結晶化し難い層であるといえる。なお、第1のバッファー層905は、導電率が高いことから50nm以上の膜厚とすることができる。
発光層907は、少なくとも一種の発光物質を含んでいる。ここでいう発光物質とは、発光効率が良好で、所望の波長の発光をし得る物質である。発光層は、発光物質のみから形成された層であってもよいが、発光物質の有するエネルギーギャップ(LUMO準位とHOMO準位との間のエネルギーギャップをいう。)よりも大きいエネルギーギャップを有する物質からなる層中に、発光物質が分散するように混合された層(いわゆる、ホストとゲストの関係にある物質をそれぞれ含む層)であっても良い。なお、発光層において、ホストとして機能する発光物質(ホスト物質ともいう)にゲストとして機能する発光物質(ゲスト物質ともいう)を分散して存在させることにより、発光が濃度に起因して消光してしまうことを防ぐこともできる。
なお、発光層907に用いることができる具体的な発光物質としては、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(以下、Alqと示す)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(以下、Almqと示す)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]−キノリナト)ベリリウム(以下、BeBqと示す)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(4−フェニルフェノラト)アルミニウム(以下、BAlqと示す)、ビス[2−(2’−ヒドロキシフェニル)−ベンゾオキサゾラト]亜鉛(以下、Zn(BOX)と示す)、ビス[2−(2’−ヒドロキシフェニル)−ベンゾチアゾラト]亜鉛(以下、Zn(BTZ)と示す)、4−(ジシアノメチレン)−2−イソプロピル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン(以下、DCJTIと示す)、4−(ジシアノメチレン)−2−メチル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン(以下、DCJTと示す)、4−(ジシアノメチレン)−2−tert−ブチル−6−[2−(1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]−4H−ピラン(以下、DCJTBと示す)やペリフランテン、1,4−ビス[2−(10−メトキシ)−1,1,7,7−テトラメチルジュロリジン−9−イル)エテニル]−2,5−ジシアノベンゼン、N,N’−ジメチルキナクリドン(以下、DMQdと示す)、クマリン6やクマリン545T、9,10−ジ(2−ナフチル)−2−tert−ブチルアントラセン(以下、t−BuDNAと示す)、9,9’−ビアントリル、9,10−ジフェニルアントラセン(以下、DPAと示す)、9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(以下、DNAと示す)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−フェニルフェノラト−ガリウム(以下、BGaqと示す)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)(4−フェニルフェノラト)アルミニウム(以下、BAlqと示す)、トリス(2−フェニルピリジナト−N,C’)イリジウム(以下、Ir(ppy)と示す)、(2,3,7,8,12,13,17,18−オクタエチル−21H,23H−ポルフィリナト)白金(以下、PtOEPと示す)、ビス{2−[3’,5’−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ピリジナト−N,C’}イリジウム(III)ピコリナート(以下、Ir(CFppy)(pic)と示す)、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C’]イリジウム(III)アセチルアセトナート(以下、FIr(acac)と示す)、ビス[2−(4’,6’−ジフルオロフェニル)ピリジナト−N,C’]イリジウム(III)ピコリナート(以下、FIr(pic)と示す)、などの各種発光物質が有効である。
なお、ホスト物質とゲスト物質とを組み合わせて発光層を形成する場合には、上述した発光物質と以下に示すようなホスト物質とを組み合わせて形成すればよい。
具体的なホスト物質としては、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(以下、Alqと示す)、トリス(4−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム(以下、Almqと示す)、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]−キノリナト)ベリリウム(以下、BeBqと示す)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−(4−フェニルフェノラト)アルミニウム(以下、BAlqと示す)、ビス[2−(2’−ヒドロキシフェニル)−ベンゾオキサゾラト]亜鉛(以下、Zn(BOX)と示す)、ビス[2−(2’−ヒドロキシフェニル)−ベンゾチアゾラト]亜鉛(以下、Zn(BTZ)と示す)、9,10−ジ(2−ナフチル)−2−tert−ブチルアントラセン(以下、t−BuDNAと示す)、9,10−ジ(2−ナフチル)アントラセン(以下、DNAと示す)、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)−4−フェニルフェノラト−ガリウム(以下、BGaqと示す)、4,4’−ジ(N−カルバゾリル)ビフェニル(以下、CBPと示す)、4,4’,4’’−トリス(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン(以下、TCTAと示す)、2,2’,2’’−(1,3,5−ベンゼントリイル)−トリス(1−フェニル−1H −ベンゾイミダゾール)(以下、TPBiと示す)、TPAQn等を用いることができる。
また、第2のバッファー層909には、発光素子用の第2の複合材料を用いることができる。本発明における発光素子用の第2の複合材料とは、電子輸送性物質およびバイポーラ性物質から選ばれる少なくとも一の物質と、これらの物質に対し電子供与性を示す物質(ドナー)との組み合わせで構成される。電子輸送性物質およびバイポーラ性物質としては、1×10−6cm/Vs以上の電子移動度を有する物質が好ましい。
なお、電子輸送性物質およびバイポーラ性物質については、それぞれ、後述する電子輸送層908についての説明で示す材料を用いることができる。さらに、電子輸送性物質およびバイポーラ性物質の中から、電子輸送層908の形成に用いる物質よりも電子親和力が大きい物質を選択することが好ましい。
また、電子供与性を示す物質(ドナー)としては、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の中から選ばれた物質、具体的にはリチウム(Li)、カルシウム(Ca)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)、マグネシウム(Mg)等のアルカリ金属やアルカリ土類金属を用いることができる。さらに、アルカリ金属酸化物およびアルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属窒化物、アルカリ土類金属窒化物、アルカリ金属フッ化物、アルカリ土類金属フッ化物等のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の化合物、具体的にはリチウム酸化物(LiO)、カルシウム酸化物(CaO)、ナトリウム酸化物(NaO)、カリウム酸化物(KO)、マグネシウム酸化物(MgO)、リチウム窒化物(LiN)、マグネシウム窒化物(MgN)、カルシウム窒化物(CaN)、フッ化リチウム(LiF)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化カルシウム(CaF)等の物質も電子供与性を示す物質として用いることができる。
また、第2のバッファー層909は、上述した電子供与性を示す物質(ドナー)のみで形成しても良い。
正孔輸送層906は、正孔の輸送性に優れた層であり、特に1×10−6cm/Vs以上の正孔移動度を示す正孔輸送性物質またはバイポーラ性物質を用いて形成することが好ましい。なお、正孔輸送性物質とは、電子よりも正孔の移動度が高い物質であり、好ましくは電子の移動度に対する正孔の移動度の比の値(=正孔移動度/電子移動度)が100よりも大きい物質をいう。
正孔輸送性物質としては、例えば芳香族アミン系(すなわち、ベンゼン環−窒素の結合を有するもの)の化合物が好適である。広く用いられている物質として、例えば、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’−ビフェニル−4,4’−ジアミン(以下、TPDと示す)の他、その誘導体である4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]−ビフェニル(以下、NPBと示す)や、4,4’,4’’−トリス(N−カルバゾリル)−トリフェニルアミン(以下、TCTAと示す)、4,4’,4’’−トリス(N,N−ジフェニルアミノ)トリフェニルアミン(以下、TDATAと示す)、4,4’,4’’−トリス[N−(3−メチルフェニル)−N−フェニルアミノ]トリフェニルアミン(以下、MTDATAと示す)などのスターバースト型芳香族アミン化合物が挙げられる。
また、バイポーラ性物質とは、電子の移動度と正孔の移動度とを比較したときに、一方のキャリアの移動度に対する他方のキャリアの移動度の比の値が100以下、好ましくは10以下である物質をいう。バイポーラ性の物質として、例えば、2,3−ビス(4−ジフェニルアミノフェニル)キノキサリン(略称:TPAQn)、2,3−ビス{4−[N−(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]フェニル}−ジベンゾ[f,h]キノキサリン(略称:NPADiBzQn)等が挙げられる。バイポーラ性の物質の中でも特に、正孔及び電子の移動度が1×10−6cm/Vs以上の物質を用いることが好ましい。
電子輸送層908は、電子の輸送性に優れた層であり、特に1×10−6cm/Vs以上の電子移動度を示す電子輸送性物質またはバイポーラ性物質を用いて形成することが好ましい。なお、電子輸送性物質とは、正孔よりも電子の移動度が高い物質であり、好ましくは正孔の移動度に対する電子の移動度の比の値(=電子移動度/正孔移動度)が100よりも大きい物質をいう。
具体的な電子輸送性物質としては、先に述べたAlq、Almq、BeBqなどのキノリン骨格またはベンゾキノリン骨格を有する金属錯体や、混合配位子錯体であるBAlqなどが好適である。また、Zn(BOX)、Zn(BTZ)などのオキサゾール系、チアゾール系配位子を有する金属錯体もある。さらに、金属錯体以外にも、2−(4−ビフェニリル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール(以下、PBDと示す)、1,3−ビス[5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル]ベンゼン(以下、OXD−7と示す)などのオキサジアゾール誘導体、3−(4−ビフェニリル)−4−フェニル−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,2,4−トリアゾール(以下、TAZと示す)、3−(4−ビフェニリル)−4−(4−エチルフェニル)−5−(4−tert−ブチルフェニル)−1,2,4−トリアゾール(以下、p−EtTAZと示す)などのトリアゾール誘導体、バソフェナントロリン(以下、BPhenと示す)、バソキュプロイン(以下、BCPと示す)等のフェナントロリン誘導体、その他、4,4−ビス(5−メチルベンズオキサゾリル−2−イル)スチルベン(以下、BzOsと示す)等を用いることができる。なお、バイポーラ性物質としては、上述した材料を用いることができる。
図9(B)の場合は、第2の電極904が透明導電膜で形成され、第1の電極902が遮光性(反射性)導電膜で形成され、発光層907で生じた光が第2の電極904側(図中の矢印の方向)から射出される構成となる。なお、この場合も発光物質を含む層903を構成する各層の積層構成は、図9(A)と同様の構造を有する。また、図9(B)において、第1の電極902および第2の電極904以外(発光物質を含む層903に含まれる各層)で、図9(A)と同一の番号で示される層には、同一の材料を用いて形成することができるものとし、説明を省略する。
図9(B)の第1の電極902を形成する材料としては、遮光性(反射性)を有する導電性材料を用いることが好ましい。
なお、第1の電極902を形成する材料の具体例としては、金(Au)、白金(Pt)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、または金属材料の窒化物、例えば窒化チタン(TiN)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、アルカリ金属、マグネシウム(Mg)等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)等を用いることができる。さらに、第1の電極902に必要な遮光性(反射性)を確保するために遮光性(反射性)を有する材料と積層して用いる場合には、ITO、酸化珪素を含むインジウム錫酸化物、IZO等を用いることができる。
なお、図9(B)の場合には、第1の電極902に接して第1のバッファー層905が設けられていることから、一般に仕事関数の小さい材料として知られるアルミニウム(Al)、銀(Ag)、アルカリ金属、マグネシウム(Mg)等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)等も用いることができる。これは、第1のバッファー層905を設けることにより幅広い範囲の仕事関数を有する電極材料に対してのオーム接触が可能となるためである。
また、第2の電極904を形成する材料としては、透光性を有する導電性材料を用いることが好ましい。第2の電極904を形成する材料の具体例としては、ITO、酸化珪素を含むインジウム錫酸化物、IZO等を用いることができる。また、第2の電極904に必要な透光性を確保するために100nm以下の薄膜で用いる場合には、金(Au)、白金(Pt)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、タングステン(W)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、鉄(Fe)、コバルト(Co)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、または金属材料の窒化物、例えば窒化チタン(TiN)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、アルカリ金属、マグネシウム(Mg)等のアルカリ土類金属、およびこれらを含む合金(Mg:Ag、Al:Li)等を用いることができる。
図9(C)の場合は、第1の電極902および第2の電極904が透明導電膜で形成され、発光層907で生じた光が第1の電極902側と、第2の電極904側の両側(図中の矢印の方向)から射出される構成となる。なお、この場合も発光物質を含む層903を構成する各層の積層構成は、図9(A)と同様の構造を有する。また、図9(C)において、第2の電極904以外(第1の電極902および発光物質を含む層903に含まれる各層)で、図9(A)と同一の番号で示される層、もしくは電極には、同一の材料を用いて形成することができるものとし、説明を省略する。
図9(D)の場合は、第1の電極902が透明導電膜で形成され、第2の電極904が遮光性(反射性)導電膜で形成され、発光層907で生じた光が第1の電極902側(図中の矢印の方向)から射出される構成となる。なお、この場合には、図9(A)〜(C)に示した場合と異なり、発光物質を含む層903は、第1の電極902側から第2のバッファー層909、発光層907、第1のバッファー層905が順次積層された構造を有する。なお、図9(D)に示すように第2のバッファー層909と発光層907との間に電子輸送層908を設けても良い。さらに、発光層907と第1のバッファー層905との間に正孔輸送層906を設けてもよい。
また、図9(D)において、図9(A)と同一の番号で示される層、もしくは電極には、同一の材料を用いて形成することができるものとし、説明を省略する。
図9(E)の場合は、第2の電極904が透明導電膜で形成され、第1の電極902が遮光性(反射性)導電膜で形成され、発光層907で生じた光が第2の電極904側(図中の矢印の方向)から射出される構成となる。なお、この場合も発光物質を含む層903を構成する各層の積層構成は、図9(D)と同様の構造を有する。また、図9(E)において、図9(B)と同一の番号で示される層、もしくは電極には、同一の材料を用いて形成することができるものとし、説明を省略する。
図9(F)の場合は、第1の電極902および第2の電極904が透明導電膜で形成され、発光層907で生じた光が第1の電極902側と、第2の電極904側の両側(図中の矢印の方向)から射出される構成となる。なお、この場合も発光物質を含む層903を構成する各層の積層構成は、図9(D)と同様の構造を有する。また、図9(F)において、図9(C)と同一の番号で示される層、もしくは電極には、同一の材料を用いて形成することができるものとし、説明を省略する。
(実施の形態8)
本実施形態では、表示パネルの一例として、発光表示パネルの外観について、図10を用いて説明する。図10(A)は、第1の基板と、第2の基板との間を第1のシール材1005によって封止されたパネルの上面図であり、図10(B)は、図10(A)のA−A’、B−B’における断面図に相当する。
図10(A)において、点線で示された1001はソース側駆動回路、1002は画素部、1003はゲート側駆動回路である。また、1004は基板、1005はシール材であり、シール材1005で囲まれた内側は、空間になっている。また、シール材としては、粘性の高いエポキシ系樹脂を用いるのが好ましい。なお、シール材は、できるだけ水分や酸素を透過しない材料であることが望ましい。
なお、1036はソース側駆動回路1001及びゲート側駆動回路1003に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC(フレキシブルプリントサーキット)1009からビデオ信号やクロック信号を受け取る。なお、ここではFPCしか図示されていないが、外部電源と電気的に接続されている。
次に、断面構造について図10(B)を用いて説明する。基板1010上には駆動回路及び画素部が形成されているが、ここでは、駆動回路としてソース側駆動回路1001とゲート側駆動回路1003が示されている。
なお、ソース側駆動回路1001、ゲート側駆動回路1003はnチャネル型TFT1013とpチャネル型TFT1014とを組み合わせたCMOS回路が形成される。また、駆動回路はTFTを用いて、PMOS回路もしくはNMOS回路で形成しても良い。また、本実施の形態では、基板上に駆動回路を形成したドライバ一体型を示すが、必ずしもその必要はなく、基板上ではなく外部に形成することもできる。
また、画素部1002は、ソース側駆動回路からの映像信号が入力されるスイッチング用TFT1011と、スイッチング用TFT1011と接続され、かつ発光素子の輝度を制御する機能を有する電流制御用TFT1012と、電流制御用TFT1012のドレインに電気的に接続された第1の電極(陽極)1006を含む複数の画素により形成される。
また、これらのTFT1013、1014、1011、1012の層間絶縁膜1023としては、無機材料(酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコンなど)、有機材料(ポリイミド、ポリアミド、ポリイミドアミド、ベンゾシクロブテン、またはシロキサンポリマー)を主成分とする材料を用いて形成することができる。
また、第1の電極1006の両端には絶縁物(バンク、隔壁、障壁、土手などと呼ばれる)1024が形成される。絶縁物1024に形成する膜の被覆率(カバレッジ)を良好なものとするため、絶縁物1024の上端部または下端部に曲率を有する曲面が形成されるようにする。また、第1の電極1006上には、第1のバッファー層1025、発光層1026、第2のバッファー層1027等を順次積層してなる発光物質を含む層1015が形成される。なお、発光物質を含む層1015には、さらに正孔輸送層や電子輸送層が含まれる構成としても良い。さらに、発光物質を含む層1015上には第2の電極1016が形成される。これにより、第1の電極(陽極)1006、発光物質を含む層1015、及び第2の電極(陰極)1016からなる発光素子1018が形成される。なお、本実施の形態に示す発光物質を含む層1015には、他の実施の形態において発光物質を含む層に用いることができるとして示した材料を用いることができる。また、本実施の形態の場合、発光素子1018は、基板1010側に発光する。
また、各TFT(1013、1014、1011、1012)のソース電極・ドレイン電極と同じ層に補助配線1008、1038が形成される。補助配線1008は、第2の接続領域1019で第2の電極1016と電気的に接続されており、補助配線1038は、接続領域1034で、第1のバッファー層1025および第2のバッファー層1027を挟んで、第2の電極1016と電気的に接続される。
また、補助配線1035は、接続配線1036と電気的に接続されており、FPC(フレキシブルプリントサーキット)1009を介して外部電源と電気的に接続されている。なお、接続配線1036とFPC1009とは、異方性導電膜(又は異方性導電樹脂)1037を介して電気的に接続されている。また、接続配線1036は、ソース側駆動回路1001及びゲート側駆動回路1003に入力される信号を伝送するための配線であり、外部入力端子となるFPC1009から、ビデオ信号やクロック信号を受け取る。
また、基板1010上に形成された発光素子1018を封止するためにシール材1005により基板1004が貼り合わされている。なお、基板1004と発光素子1018との間隔を確保するために樹脂膜からなるスペーサを設けても良い。そして、シール材1005の内側の空間には窒素等の不活性気体が充填されている。
なお、基板1010の一部には、凹みが形成され、乾燥剤1033が備えられており、封止された空間の内部に存在する水分を吸収させることができる。乾燥剤1033としては、酸化カルシウム(CaO)や酸化バリウム(BaO)等のようなアルカリ土類金属の酸化物のような化学吸着によって水(HO)を吸着する物質を用いるのが好ましい。但し、これに限らずゼオライトやシリカゲル等の物理吸着によって水を吸着する物質を用いても構わない。
以上のようにして発光素子を空間に封入して発光表示パネルを形成することにより、発光素子を外部から完全に遮断することができ、外部から水分や酸素等の有機化合物層の劣化を促す物質が侵入することを防ぐことができる。なお、ここで示した発光表示パネルに電源回路、コントローラ等の外部回路を接続することにより、発光表示モジュールを形成することが可能である。
なお、実施形態1乃至実施形態7のいずれをも本実施形態に適用することができる。
(実施の形態9)
本実施の形態では、本発明の発光表示パネルにおける駆動回路の実装方法について、図11を用いて説明する。
図11(A)の場合には、画素部1101の周辺にソース側駆動回路1102、及びゲート側駆動回路1103a、1103bを実装される。すなわち、公知の異方性導電接着剤、及び異方性導電フィルムを用いた実装方法、COG方式、ワイヤボンディング方法、並びに半田バンプを用いたリフロー処理等により基板1100上にICチップ1105を実装することで、ソース側駆動回路1102、及びゲート側駆動回路1103a、1103b等が実装される。なお、ICチップ1105は、FPC(フレキシブルプリントサーキット)1106を介して、外部回路と接続される。
なお、ソース側駆動回路1102の一部、例えばアナログスイッチを基板上に一体形成し、かつその他の部分を別途ICチップで実装してもよい。
また、図11(B)の場合には、画素部1101とゲート側駆動回路1103a、1103b等が基板上に一体形成され、ソース側駆動回路1102等が別途ICチップで実装される。すなわち、COG方式などの実装方法により、画素部1101とゲート側駆動回路1103a、1103b等が一体形成された基板1100上にICチップ1105を実装することで、ソース側駆動回路1102等が実装される。なお、ICチップ1105は、FPC1106を介して、外部回路と接続される。
なお、ソース側駆動回路1102の一部、例えばアナログスイッチを基板上に一体形成し、かつその他の部分を別途ICチップで実装してもよい。
さらに、図11(C)の場合には、TAB方式によりソース側駆動回路1102等が実装される。なお、ICチップ1105は、FPC1106を介して、外部回路と接続される。図11(C)の場合には、ソース側駆動回路1102等をTAB方式により実装しているが、ゲート側駆動回路等をTAB方式により実装してもよい。
ICチップ1105をTAB方式により実装すると、基板に対して画素部を大きく設けることができ、狭額縁化を達成することができる。
また、ICチップ1105の代わりにガラス基板上にICを形成したIC(以下、ドライバICと表記する)を設けてもよい。ICチップ1105は、円形のシリコンウェハからICチップを取り出すため、母体基板形状に制約がある。一方ドライバICは、母体基板がガラスであり、形状に制約がないため、生産性を高めることができる。そのため、ドライバICの形状寸法は自由に設定することができる。例えば、ドライバICの長辺の長さを15〜80mmとして形成すると、ICチップを実装する場合と比較し、必要な数を減らすことができる。その結果、接続端子数を低減することができ、製造上の歩留まりを向上させることができる。
ドライバICは、基板上に形成された結晶質半導体を用いて形成することができ、結晶質半導体は連続発振型のレーザ光を照射することで形成するとよい。連続発振型のレーザ光を照射して得られる半導体膜は、結晶欠陥が少なく、大粒径の結晶粒を有する。その結果、このような半導体膜を有するトランジスタは、移動度や応答速度が良好となり、高速駆動が可能となり、ドライバICに好適である。
(実施の形態10)
本発明の発光装置を備えた電子機器として、テレビジョン装置(単にテレビ、又はテレビジョン受信機ともよぶ)、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ等のカメラ、携帯電話装置(単に携帯電話機、携帯電話ともよぶ)、PDA等の携帯情報端末、携帯型ゲーム機、コンピュータ用のモニター、コンピュータ、カーオーディオ等の音響再生装置、家庭用ゲーム機等の記録媒体を備えた画像再生装置等が挙げられる。その好ましい形態について、図12を参照して説明する。
図12(A)に示すテレビジョン装置は、本体8001、表示部8002等を含んでいる。表示部8002は、本発明の発光装置を適用することができる。なお、本発明の発光装置では、発光表示パネルの画素部にも発光素子の第2の電極と電気的に接続された補助配線が形成されている為、各画素の発光素子に対して印加される電圧のばらつきを押さえることができる。これにより、画素部における画素間での輝度ムラを防ぐことができるため優れた画像表示が実現可能なテレビジョン装置を提供することができる。
図12(B)に示す携帯情報端末機器は、本体8101、表示部8102等を含んでいる。表示部8102は、本発明の発光装置を適用することができる。なお、本発明の発光装置では、発光表示パネルの画素部にも発光素子の第2の電極と電気的に接続された補助配線が形成されている為、各画素の発光素子に対して印加される電圧のばらつきを押さえることができる。これにより、画素部における画素間での輝度ムラを防ぐことができるため優れた画像表示が実現可能な携帯情報端末機器を提供することができる。
図12(C)に示すデジタルビデオカメラは、本体8201、表示部8202等を含んでいる。表示部8202は本発明の発光装置を適用することができる。なお、本発明の発光装置では、発光表示パネルの画素部にも発光素子の第2の電極と電気的に接続された補助配線が形成されている為、各画素の発光素子に対して印加される電圧のばらつきを押さえることができる。これにより、画素部における画素間での輝度ムラを防ぐことができるため優れた画像表示が実現可能なデジタルビデオカメラを提供することができる。
図12(D)に示す携帯電話機は、本体8301、表示部8302等を含んでいる。表示部8302は、本発明の発光装置を適用することができる。なお、本発明の発光装置では、発光表示パネルの画素部にも発光素子の第2の電極と電気的に接続された補助配線が形成されている為、各画素の発光素子に対して印加される電圧のばらつきを押さえることができる。これにより、画素部における画素間での輝度ムラを防ぐことができるため優れた画像表示が実現可能な携帯電話機を提供することができる。
図12(E)に示す携帯型のテレビジョン装置は、本体8401、表示部8402等を含んでいる。表示部8402は、本発明の発光装置を適用することができる。なお、本発明の発光装置では、発光表示パネルの画素部にも発光素子の第2の電極と電気的に接続された補助配線が形成されている為、各画素の発光素子に対して印加される電圧のばらつきを押さえることができる。これにより、画素部における画素間での輝度ムラを防ぐことができるため優れた画像表示が実現可能な携帯型のテレビジョン装置を提供することができる。またテレビジョン装置としては、携帯電話機などの携帯端末に搭載する小型のものから、持ち運びをすることができる中型のもの、また、大型のもの(例えば40インチ以上)まで、幅広いものに、本発明の発光装置を適用することができる。
このように、画素部における画素間での輝度ムラを防ぐことができる本発明の発光装置をその表示部に用いることにより、優れた画像表示が実現可能な電子機器を提供することができる。
本発明の発光表示パネルは、その画素部に発光素子と、一対の導電体(本明細書中に記載の補助配線と第2の電極)の間にバッファー層(本明細書中に記載の第1のバッファー層、または第2のバッファー層のいずれか一方、または両方)を挟んでなる第1の接続部が形成されており、また、その周辺部には一対の導電体間にバッファー層を挟まない構造の第2の接続部が形成されている。
なお、発光素子の一部に含まれる第2の電極は、補助配線と電気的に接続され、第2の電極に印加される電圧は補助配線を介して外部から与えられる。従って、補助配線と第2の電極との間の電気的な接続が不十分であると、第2の電極に対して十分な電圧が印加されないため、発光素子の素子特性が悪くなってしまう。
そこで、本実施例では、図13に示す素子(発光素子、第1の接続部、および第2の接続部の構造が含まれる素子)を作製し、第1の接続部を用いた場合(すなわち、第1の接続部から発光素子の第2の電極へ電圧を印加した場合)について、発光素子の素子特性を測定した。
まず、図13に示す素子の構造、および作製方法について説明する。図13に示す素子は、基板1301上に発光素子の第1の電極1302、第1の補助配線1303、第2の補助配線1304が形成される。なお、本実施例では、第1の電極1302は陽極として機能する。第1の電極1302および第1の補助配線1303には、透明導電膜であるITOを用い、スパッタリング法により110nmの膜厚で形成する。また、第2の補助配線1304には、Al膜(300nm)上にTi膜(100nm)を積層した積層膜を用い、スパッタリング法により形成する。なお、ここで用いるスパッタリング法としては、2極スパッタ法、イオンビームスパッタ法、または対向ターゲットスパッタ法等がある。また、第1の電極1302、第1の補助配線1303、および第2の補助配線1304の大きさは2mm×2mmとする。
第1の電極(陽極)1302上には、発光物質を含む層が形成される。なお、本実施例における発光物質を含む層は、第1の電極1302側から第1のバッファー層1305、正孔輸送層1306、発光層1307、電子輸送層1308、第2のバッファー層1309を含む積層構造を有している。
また、図13(A)〜(C)には、一部の積層構造がそれぞれ異なる素子を示している。図13(A)〜(C)において、発光素子1300と第2の接続部1312は、積層構造が共通であり、第1の接続部1311、1321、1331の積層構造が異なっている。発光素子1300は、第1の電極1302、第1のバッファー層1305、正孔輸送層1306、発光層1307、電子輸送層1308、および第2の電極1310が積層された積層構造である。また、第2の接続部1312は、第2の補助配線1304、第2の電極1310が積層する積層構造である。
なお、図13(A)の第1の接続部1311は、第1の補助配線1303上に第1のバッファー層1305、および第2のバッファー層1309が積層されて形成されている。また、図13(B)の第1の接続部1321は、第1の補助配線1303上に第2のバッファー層1309、第2の電極1310が積層されて形成されている。図13(C)の第1の接続部1331は、第1の補助配線1303上に第1のバッファー層1305、第2の電極1310が積層されて形成されている。なお、図13(A)〜(C)は、いずれも第1の電極1302上のみに正孔輸送層1306、発光層1307、および電子輸送層1308が形成された構造を有する。
第1の電極1302、第1の補助配線1303、および第2の補助配線1304が形成された基板を市販の真空蒸着装置の基板ホルダーに第1の電極1302等が形成された面を下方にして固定し、真空蒸着装置の内部に備えられた蒸発源の一方にDNTPDを入れ、他方に金属化合物としてモリブデン酸化物を入れ、抵抗加熱法を用いた共蒸着法により120nmの膜厚で第1のバッファー層1305を形成する。なお、ここで形成される第1のバッファー層1305におけるDNTPDとモリブデン酸化物との重量比は1:0.5(モル比は、1:1.8)(=DNTPD:モリブデン酸化物)となるようにする。
図13(A)、図13(C)の素子を形成する場合には、第1のバッファー層1305は、第1の電極1302および第1の補助配線1303上の所望の位置に形成されるようにマスクを用いて成膜される。また、図13(B)の素子を形成する場合には、第1のバッファー層1305は、第1の電極1302上の所望の位置に形成されるようにマスクを用いて成膜される。
次に正孔輸送性に優れた材料により正孔輸送層1306を形成する。ここでは、正孔輸送性に優れた材料としてNPBを、抵抗加熱法を用いた蒸着法により、10nmの膜厚で形成する。なお、ここで正孔輸送層1306は、第1の電極1302上の所望の位置に形成されるようにマスクを用いて成膜される。
次に発光層1307が形成される。なお、発光層1307において正孔と電子が再結合し、発光を生じる。ここでは、Alqとクマリン6とをバッファー層と同様の共蒸着法により40nmの膜厚で形成する。なお、Alqとクマリン6との重量比は、1:0.01(モル比は、1:0.013)(=Alq:クマリン6)となるようにした。これによって、クマリン6はAlqからなる層の中に分散して含まれた状態となる。なお、発光層1307も第1の電極1302上の所望の位置に形成されるようにマスクを用いて成膜される。
次に、電子輸送層1308が形成される。なお、電子輸送層1308は、Alqを正孔輸送層1306と同様の蒸着法により15nmの膜厚で形成する。なお、電子輸送層1308も第1の電極1302上の所望の位置に形成されるようにマスクを用いて成膜される。
次に、第2のバッファー層1309が形成される。なお、第2のバッファー層1309は、BCPとLiを第1のバッファー層1305と同様の蒸着法により15nmの膜厚で形成する。
図13(A)、図13(B)の素子を形成する場合には、第2のバッファー層1309は、第1の電極1302および第1の補助配線1303上の所望の位置に形成されるようにマスクを用いて成膜される。また、図13(C)の素子を形成する場合には、第2のバッファー層1309は、第1の電極1302上の所望の位置に形成されるようにマスクを用いて成膜される。
上述したように積層構造を有する発光物質を含む層を形成した後、陰極として機能する第2の電極1310をスパッタリング法または蒸着法により形成する。なお、本実施例では、発光物質を含む層上にアルミニウムを蒸着法により200nmの膜厚で形成することにより第2の電極1310を得る。なお、第2の電極1310は、第1の電極1302、第1の補助配線1303、および第2の補助配線1304上に形成される。
以上により作製された素子のうち、図13(A)に示す素子において、第1の接続部を用いた場合(すなわち、第1の接続部から発光素子の第2の電極へ電圧を印加した場合)における電流−電圧特性、輝度−電圧特性、電流効率−輝度特性について測定した結果を、それぞれ、図14、図15、図16の黒い丸印(発光素子(1))で表されるプロットで示した。また、図13(B)に示す素子において、第1の接続部を用いた場合における電流−電圧特性、輝度−電圧特性、電流効率−輝度特性をについて測定した結果を、それぞれ、図17、図18、図19の黒い丸印(発光素子(2))で表されるプロットで示した。また、図13(C)に示す素子において、第1の接続部を用いた場合における電流−電圧特性、輝度−電圧特性、電流効率−輝度特性について測定した結果を、それぞれ、図20、図21、図22の黒い丸印(発光素子(3))で表されるプロットで示すこととする。
なお、発光素子(1)(図13(A)第1の接続部1311と組み合わされた発光素子1300)の構造は、具体的には、第1の電極1302:ITO(110nm)、第1のバッファー層1305:(DNTPD、MoO)(120nm)、正孔輸送層1306:NPB(10nm)、発光層1307:(Alq、クマリン6)(40nm)、電子輸送層1308:Alq(40nm)、第2のバッファー層1309:(BCP、Li)(15nm)、第2の電極1310:Al(110nm)、第2のバッファー層1309:(BCP、Li)(15nm)、第1のバッファー層1305:(DNTPD、MoO)(120nm)、第1の補助配線1303:ITO(100nm)が順次接するように形成された構造である。
また、発光素子(2)(図13(B)の第1の接続部1321と組み合わされた発光素子1300)の構造は、具体的には、第1の電極1302:ITO(110nm)、第1のバッファー層1305:(DNTPD、MoO)(120nm)、正孔輸送層:NPB(10nm)、発光層:(Alq、クマリン6)(40nm)、電子輸送層:Alq(40nm)、第2のバッファー層1309:(BCP、Li)(15nm)、第2の電極1310:Al(110nm)、第2のバッファー層1309:(BCP、Li)(15nm)、第1の補助配線1303:ITO(100nm)が順次接するように形成された構造である。
さらに、発光素子(3)(図13(C)第1の接続部1331と組み合わされた発光素子1300)の構造は、具体的には、第1の電極1302:ITO(110nm)、第1のバッファー層1305:(DNTPD、MoO)(120nm)、正孔輸送層:NPB(10nm)、発光層:(Alq、クマリン6)(40nm)、電子輸送層:Alq(40nm)、第2のバッファー層1309:(BCP、Li)(15nm)、第2の電極1310:Al(110nm)、第1のバッファー層1305:(DNTPD、MoO)(120nm)、第1の補助配線1303:ITO(100nm)が順次接するように形成された構造である。
第1の接続部1321と組み合わされた各発光素子(1)、(2)、(3)の電流−電圧特性(図14、図17、図20)において、いずれの場合も7Vの電圧を印加して1.0mA程度の電流が流れた。この結果から、第2の電極1310と第1の補助配線1303との間に第1のバッファー層1305、または第2のバッファー層1309のいずれか一方、または両方が挟まれている構造の場合(第1の接続部を用いる場合)でも発光素子の発光物質を含む層に電流が十分に注入されている様子が確認される。
また、第1の接続部を用いた各発光素子(1)、(2)、(3)の輝度−電圧特性(図15、図18、図21)において、いずれの場合も6Vの電圧を印加して、1000cd/m程度の輝度が得られた。この結果から、第2の電極1310と第1の補助配線1303との間に第1のバッファー層1305、または第2のバッファー層1309のいずれか一方、または両方が挟まれている構造の場合(第1の接続部を用いる場合)でも電圧に対する輝度特性に対して良好な効果が得られることが分かる。
また、第1の接続部を用いた各発光素子(1)、(2)、(3)の電流効率−輝度特性(図16、図19、図22)において、いずれの場合も100cd/mの輝度が得られた場合における電流効率は13cd/A程度であった。この結果からは、発光素子の発光物質を含む層において、正孔(ホール)と電子とがバランス良く存在しており、効率よく再結合できる環境にあるといえる。
(比較例1)
発光素子(1)、(2)、(3)対して、図13(A)〜(C)の第2の接続部1312と組み合わせた発光素子1300を、それぞれ、発光素子(1’)、発光素子(2’)、発光素子(3’)とし、各発光素子(1’)(2’)(3’)の素子特性を測定した。図13(A)における第2の接続部1312を有する発光素子1300の電流−電圧特性、輝度−電圧特性、電流効率−輝度特性を、それぞれ、図14、図15、図16に白い丸印(発光素子(1’))で表されるプロットで示した。また、図13(B)に示す第2の接続部1312を有する発光素子1300の電流−電圧特性、輝度−電圧特性、電流効率−輝度特性を、それぞれ、図17、図18、図19の白い丸印(発光素子(2’))で表されるプロットで示した。また、図13(C)における第2の接続部1312を有する発光素子1300の電流−電圧特性、輝度−電圧特性、電流効率−輝度特性を、それぞれ、図20、図21、図22に白い丸印(発光素子(3’))で表されるプロットで示した。
なお、図13(A)の発光素子(1’)の構造、図13(B)の発光素子(2’)の構造、図13(C)の発光素子(3’)の構造は、いずれも同じであり、具体的には、第1の電極1302:ITO(110nm)、第1のバッファー層1305:(DNTPD、MoO)(120nm)、正孔輸送層:NPB(10nm)、発光層:(Alq、クマリン6)(40nm)、電子輸送層:Alq(40nm)、第2のバッファー層1309:(BCP、Li)(15nm)、第2の電極1310:Al(110nm)、第2の補助配線1304:Ti(100nm)、Al(300nm)が順次接する構造である。
電流−電圧特性(図14、図17、図20)において、発光素子(1’)、発光素子(2’)、および発光素子(3’)のいずれの場合も1.0mAの電流を流すために6.8V程度の電圧印加が必要であった。すなわち、発光素子(1’)、発光素子(2’)、および発光素子(3’)は、本発明に係る発光素子(1)、発光素子(2)、発光素子(3)と同程度の素子特性を示すことが確認される。
図13(A)〜(C)の素子構造の場合における輝度−電圧特性(図15、図18、図21)において、発光素子(1’)、発光素子(2’)、および発光素子(3’)のいずれの場合も1000cd/m程度の輝度を得るために5.5V程度の電圧印加が必要であった。すなわち、発光素子(1’)、発光素子(2’)、および発光素子(3’)は、本発明に係る発光素子(1)、発光素子(2)、発光素子(3)と同程度の素子特性を示すことが確認される。
また、図13(A)〜(C)の素子構造の場合における電流効率−輝度特性(図16、図19、図22)において、発光素子(1’)、発光素子(2’)、および発光素子(3’)のいずれの場合も13cd/A程度の電流効率に対して100cd/mの輝度が得られた。すなわち、発光素子(1’)、発光素子(2’)、および発光素子(3’)は、本発明に係る発光素子(1)、発光素子(2)、発光素子(3)と同程度の素子特性を示すことが確認される。
以上の結果から、本発明の発光素子において、第2の電極1310と第1の補助配線1303との間に第1のバッファー層1305、または第2のバッファー層1309のいずれか一方、または両方を挟んで形成される第1の接続部(1311、1321、1331)を用いた場合でも、第2の電極1310と第2の補助配線1304とが直接電気的に接続された第2の接続部1312を用いた場合でも素子特性に大きく影響を与えないことが確認された。
本発明の発光表示パネルを説明する図。 発光表示パネルの画素部における発光素子および接続部の断面図。 発光表示パネルの画素部における発光素子および接続部の断面図。 発光表示パネルの画素部における発光素子および接続部の断面図。 発光表示パネルの画素部における発光素子および接続部の断面図。 発光表示パネルの画素部における平面図。 発光表示パネルの画素部における発光素子および接続部の断面図。 発光表示パネルの画素部における平面図。 本発明の発光表示パネルを説明する図。 発光素子の構造について説明する図。 発光表示パネルに実装される駆動回路について説明する図。 電子機器について説明する図。 実施例1に示す発光素子の構造を説明する図。 実施例1に示す発光素子の電圧−電流特性を示す図。 実施例1に示す発光素子の電圧−輝度特性を示す図。 実施例1に示す発光素子の輝度−電流効率特性を示す図。 実施例1に示す発光素子の電圧−電流特性を示す図。 実施例1に示す発光素子の電圧−輝度特性を示す図。 実施例1に示す発光素子の輝度−電流効率特性を示す図。 実施例1に示す発光素子の電圧−電流特性を示す図。 実施例1に示す発光素子の電圧−輝度特性を示す図。 実施例1に示す発光素子の輝度−電流効率特性を示す図。
符号の説明
101 基板
102 電流制御用TFT
103 ソース領域
104 ドレイン領域
105 チャネル形成領域
106 ゲート絶縁膜
107 ゲート電極
108 層間絶縁膜
109 ソース電極
110 ドレイン電極
111 電極
112 補助配線
113 補助配線
114 第1の電極
115 第1のバッファー層
116 発光層
117 第2のバッファー層
118 第2の電極
119 発光素子
120 画素部
121 周辺部
122 絶縁体
123 第1の接続部
124 第2の接続部
200 画素部
201 基板
202 第1の電極
203 補助配線
204 第1のバッファー層
205 発光層
206 第2のバッファー層
207 第2の電極
211 接続部
214 正孔(ホール)輸送層
216 電子輸送層
219 発光物質を含む層
300 画素部
301 基板
302 第1の電極
303 補助配線
304 第1のバッファー層
305 発光層
306 第2のバッファー層
307 第2の電極
311 接続部
314 正孔(ホール)輸送層
316 電子輸送層
400 画素部
401 基板
402 第1の電極
403 補助配線
404 第1のバッファー層
405 発光層406 第2のバッファー層
407 第2の電極
411 接続部
414 正孔(ホール)輸送層
416 電子輸送層
500 画素部
501 基板
502 第1の電極
503 補助配線
504 第1のバッファー層
505 発光層
506 第2のバッファー層
507 第2の電極
508 スイッチング用TFT
509 電流制御用TFT
510 ソース信号線
511 ゲート電極
512 電流供給線
513 領域B
514 領域C
515 領域D
516 領域E
517 ゲート電極
518 領域F
520 接続部
524 半導体領域
525 ソース電極
526 ドレイン電極
527 半導体領域
700 画素部
701 基板
702 第1の電極
703 補助配線
704 第1のバッファー層
705 発光層
706 第2のバッファー層
707 第2の電極
708 スイッチング用TFT
709 電流制御用TFT
710 ソース信号線
711 ゲート電極
712 電流供給線
713 領域B
714 領域C
715 領域D
716 領域E
717 ゲート電極
718 領域F
719 ゲート信号線
720 接続部
724 半導体領域
725 ソース電極
726 ドレイン電極
727 半導体領域
901 基板
902 第1の電極
903 発光物質を含む層
904 第2の電極
905 第1のバッファー層
906 正孔輸送層
907 発光層
908 電子輸送層
909 第2のバッファー層
1001 ソース側駆動回路
1002 画素部
1003 ゲート側駆動回路
1004 基板
1005 シール材
1006 第1の電極
1008 補助配線
1009 FPC(フレキシブルプリントサーキット)
1010 基板
1011 スイッチング用TFT
1012 電流制御用TFT
1013 nチャネル型TFT
1014 pチャネル型TFT
1015 発光物質を含む層
1016 第2の電極(陰極)
1018 発光素子
1019 接続領域
1023 層間絶縁膜
1024 絶縁物
1025 第1のバッファー層
1026 発光層
1027 第2のバッファー層
1033 乾燥剤
1034 接続領域
1035 補助配線
1036 接続配線
1037 異方性導電樹脂
1038 補助配線
1100 基板
1101 画素部
1102 ソース信号線駆動回路
1105 ICチップ
1106 FPC(フレキシブルプリントサーキット)
1300 発光素子
1301 基板
1302 第1の電極
1302 第2の電極(陽極)
1303 補助配線
1304 補助配線
1305 第1のバッファー層
1306 正孔輸送層
1307 発光層
1308 電子輸送層
1309 第2のバッファー層
1310 電極
1311 第1の接続部
1312 第2の接続部
1321 第1の接続部
1331 第1の接続部
8001 本体
8002 表示部
8101 本体
8102 表示部
8201 本体
8202 表示部
8301 本体
8302 表示部
8401 本体
8402 表示部

Claims (23)

  1. 第1の電極と第2の電極との間に発光物質を含む層を挟んでなる発光素子と、前記第2の電極と電気的に接続された補助配線とを含み、
    前記発光物質を含む層は、第1のバッファー層、発光層、および第2のバッファー層を少なくとも含み、
    前記補助配線と前記第2の電極との間に前記第1のバッファー層または前記第2のバッファー層のいずれか一方、または両方が挟まれていることを特徴とする発光装置。
  2. 第1の電極と第2の電極との間に発光物質を含む層を挟んでなる発光素子と、前記第2の電極と電気的に接続された第1の補助配線および第2の補助配線とを含み、
    前記発光物質を含む層は、第1のバッファー層、発光層、および第2のバッファー層を少なくとも含み、
    前記第1の補助配線と前記第2の電極との間に前記第1のバッファー層または前記第2のバッファー層のいずれか一方、または両方が挟まれており、
    前記第2の補助配線は、前記第2の電極と接していることを特徴とする発光装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記第1のバッファー層は、正孔輸送性を示す物質でなる層であることを特徴とする発光装置。
  4. 請求項3において、
    前記正孔輸送性を示す物質は、有機化合物と金属化合物との複合材料であることを特徴とする発光装置。
  5. 請求項3において、
    前記正孔輸送性を示す物質は、芳香族アミン化合物、カルバゾール誘導体、および芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)から選ばれた有機化合物と、金属化合物との複合材料であることを特徴とする発光装置。
  6. 請求項1または請求項2において、
    前記第1のバッファー層は、芳香族アミン化合物、カルバゾール誘導体、および芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)のうちの少なくとも1つと、金属化合物とを含むことを特徴とする発光装置。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項において、
    前記金属化合物は、モリブデン酸化物、バナジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物、チタン酸化物、クロム酸化物、ジルコニウム酸化物、ハフニウム酸化物、タンタル酸化物、タングステン酸化物、および銀酸化物のうちのいずれかであることを特徴とする発光装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一において、
    第2のバッファー層は、電子輸送性を示す物質でなる層であることを特徴とする発光装置。
  9. 請求項8において、
    前記電子輸送性を示す物質は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属窒化物、アルカリ土類金属窒化物、アルカリ金属フッ化物、およびアルカリ土類金属フッ化物から選ばれた物質であることを特徴とする発光装置。
  10. 請求項8において、
    前記電子輸送性を示す物質は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属窒化物、アルカリ土類金属窒化物、アルカリ金属フッ化物、およびアルカリ土類金属フッ化物から選ばれた物質と、有機化合物との複合材料であることを特徴とする発光装置。
  11. 請求項8において、
    前記電子輸送性を示す物質は、電子輸送性物質またはバイポーラ性物質と、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属窒化物、アルカリ土類金属窒化物、アルカリ金属フッ化物、およびアルカリ土類金属フッ化物から選ばれた物質との複合材料であることを特徴とする発光装置。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか一において、
    前記第1のバッファー層は、前記第1の電極または前記第2の電極の一方と接し、
    前記第2のバッファー層は、前記第1の電極または前記第2の電極の他方と接することを特徴とする発光装置。
  13. 第1の電極、第1の補助配線、および第2の補助配線を形成し、
    前記第1の電極および前記第1の補助配線上に第1のバッファー層を形成し、
    前記第1の電極上に発光層を形成し、
    前記第1の電極および前記第1の補助配線上に第2のバッファー層を形成し、
    前記第1の電極、前記第1の補助配線、および前記第2の補助配線上に第2の電極を形成し、
    前記第1の電極、前記第1のバッファー層、前記発光層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む発光素子と、
    前記第1のバッファー層または前記第2のバッファー層のいずれか一方のバッファー層、前記第1の補助配線、および前記第2の電極を含む第1の接続部と、
    前記第2の補助配線および前記第2の電極を含む第2の接続部と、を形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  14. 第1の電極および前記第1の補助配線上に第1のバッファー層を形成し、
    前記第1の電極上に発光層を形成し、
    前記第1の電極および前記第1の補助配線上に第2のバッファー層を形成し、
    前記第1の電極、前記第1の補助配線、および前記第2の補助配線上に第2の電極を形成し、
    前記第1の電極、前記第1のバッファー層、前記発光層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む発光素子と、
    前記第1の補助配線、前記第1のバッファー層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む第1の接続部と、
  15. 第1の電極、第1の補助配線、および第2の補助配線を形成し、
    前記第1の電極上に第1のバッファー層を形成し、
    前記第1の電極上に発光層を形成し、
    前記第1の電極および前記第1の補助配線上に第2のバッファー層を形成し、
    前記第1の電極、前記第1の補助配線、および前記第2の補助配線上に第2の電極を形成し、
    前記第1の電極、前記第1のバッファー層、前記発光層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む発光素子と、前記第1の補助配線、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む第1の接続部と、前記第2の補助配線および前記第2の電極を含む第2の接続部とをそれぞれ形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  16. 第1の電極、第1の補助配線、および第2の補助配線を形成し、
    前記第1の電極および前記第1の補助配線上に第1のバッファー層を形成し、
    前記第1の電極上に発光層を形成し、
    前記第1の電極上に第2のバッファー層を形成し、
    前記第1の電極、前記第1の補助配線、および前記第2の補助配線上に第2の電極を形成し、
    前記第1の電極、前記第1のバッファー層、前記発光層、前記第2のバッファー層、および前記第2の電極を含む発光素子と、前記第1の補助配線、前記第1のバッファー層、および前記第2の電極を含む第1の接続部と、前記第2の補助配線および前記第2の電極を含む第2の接続部とをそれぞれ形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  17. 請求項13乃至請求項16のいずれか一において、
    前記第1のバッファー層として、正孔輸送性を示す物質でなる層を形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  18. 請求項17において、
    前記正孔輸送性を示す物質でなる層は、有機化合物と金属化合物とを含むことを特徴とする発光装置の作製方法。
  19. 請求項18において、
    前記有機化合物は、芳香族アミン化合物、カルバゾール誘導体、および芳香族炭化水素(ビニル骨格を少なくとも一つ含む芳香族炭化水素を含む)のうちのいずれかであることを特徴とする発光装置の作製方法。
  20. 請求項18において、
    前記金属化合物は、モリブデン酸化物、バナジウム酸化物、ルテニウム酸化物、レニウム酸化物、チタン酸化物、クロム酸化物、ジルコニウム酸化物、ハフニウム酸化物、タンタル酸化物、タングステン酸化物、および銀酸化物のうちのいずれかであることを特徴とする発光装置の作製方法。
  21. 請求項13乃至請求項20のいずれか一において、
    前記第2のバッファー層は、電子輸送性を示す物質でなる層で形成することを特徴とする発光装置の作製方法。
  22. 請求項21において、
    前記電子輸送性を示す物質は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属窒化物、アルカリ土類金属窒化物、アルカリ金属フッ化物、またはアルカリ土類金属フッ化物のいずれかの物質であることを特徴とする発光装置の作製方法。
  23. 請求項21において、
    前記電子輸送性を示す物質は、電子輸送性物質またはバイポーラ性物質と、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属窒化物、アルカリ土類金属窒化物、アルカリ金属フッ化物、およびアルカリ土類金属フッ化物から選ばれた物質との複合材料であることを特徴とする発光装置の作製方法。
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