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JP2007071228A - 伝動ベルト - Google Patents

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JP2007071228A
JP2007071228A JP2005255549A JP2005255549A JP2007071228A JP 2007071228 A JP2007071228 A JP 2007071228A JP 2005255549 A JP2005255549 A JP 2005255549A JP 2005255549 A JP2005255549 A JP 2005255549A JP 2007071228 A JP2007071228 A JP 2007071228A
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JP2005255549A
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Takeshi Takehara
剛 竹原
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

【課題】接着性、耐引き裂き性を改善し、高い耐久性を備えた伝動ベルトを提供する。
【解決手段】歯付ベルト1は、ベルト長手方向に沿って複数の歯部2と、心線3を埋設した背部4から構成されるベルト本体を有し、前記歯部2の表面には必要に応じて歯布5が貼着されている。ここで歯部2及び背部4は、水素化ニトリルゴムを含有するゴム成分100重量部に対して、シリカを5〜60重量部、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール短繊維を1〜40重量部、及びメタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルを0.1〜10重量部配合したゴム組成物の有機過酸化物系架橋物で構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は駆動装置などの動力伝動に用いられる伝動ベルトに関する。
近年、伝動ベルトに求められる品質が年々過酷なものとなっている。中でも自動車エンジンに使用される伝動ベルトは、エンジンルーム内の温度に耐えられるものでなければならず元々環境温度としては厳しいものであったが、エンジンルーム内の温度は更に上昇する傾向にあって、伝動ベルトにとっても極高温に耐えうるものが求められている。また、省スペース化、エンジンのコンパクト化に伴って、エンジンルームもかなり狭くなってきており、ベルトの細幅化の要求もある。
耐熱性の改善の要求に対しては、歯付ベルトの歯ゴム、背ゴムを構成するゴム組成物として水素化ニトリルゴムを有機過酸化物架橋させたものを用いることが提案されている。(例えば特許文献1参照)そして細幅化の要求については、カーボンブラックや短繊維などの補強材や、有機過酸化物や加硫促進剤、共架橋剤を増量することによってゴム物性を向上させ、幅狭化に対応しようという検討がなされている。
特開昭64−87937
しかし、繰り返し圧縮力を受ける伝動ベルトに補強材を高充填したゴム組成物を使用した場合には、該補強材の大きな凝集塊が発生して補強性、耐摩耗性、引張り強さ、ヒステリシスが発揮されず、しかも屈曲疲労性に劣り、早期ベルト寿命の原因になっていた。また、心線となる繊維コードとの接着に劣るため良複合化せず、ベルト寿命が短くなるといった不具合もあった。
本発明はこのような問題点を解決するものであり、耐引き裂き性、接着性を改善し、高負荷の使用においても高い耐久性を備えた伝動ベルトを提供することを目的とする。
本願請求項1記載の発明は、本体の少なくとも一部が、水素化ニトリルゴムを含有するゴム成分100重量部に対して、シリカを5〜60重量部、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール短繊維を1〜40重量部、及びメタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルを0.1〜10重量部配合したゴム組成物の有機過酸化物系架橋物で構成されることを特徴とする伝動ベルトである。
本願請求項2記載の発明は、請求項1記載の伝動ベルトであって、ゴム成分が、(イ)水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属塩とを配合した複合ポリマー体と(ロ)水素化ニトリルゴムを配合したものであることを特徴とする。
本願請求項3記載の発明は、請求項2記載の伝動ベルトであって、ゴム成分が、(イ)水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属塩とを重量比30:70〜70:30で配合した複合ポリマー体と(ロ)水素化ニトリルゴムとを重量比が10:90〜70:30となるよう配合したものであることを特徴とする。
本願請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の伝動ベルトであって、メタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルが、トリメチロールプロパントリメタクリレートであることを特徴とする。
本願請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の伝動ベルトであって、伝動ベルトが、歯付ベルトであることを特徴とする。
本願請求項6記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の伝動ベルトであって、伝動ベルトが、コグドVベルトであることを特徴とする。
本発明では、本体の一部を特定のゴム組成物で構成することで、耐引き裂き性、接着性を改善し、高い耐久性を備えた伝動ベルトが得られる。またゴム成分を複合ポリマー体と水素化ニトリルゴムとのブレンド物とすることで、引張弾性率、硬度、切断伸度、そして引裂強度などの諸物性を高めることができる。更に、そのブレンド割合を特定範囲とすることで、引張弾性率や切断伸度、さらに高い引き裂き強度や硬度などを確保することができる。
そして、メタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルとして特定の化合物を選択することで、より耐引き裂き性に優れ、高モジュラスな構成とすることができる。また本発明を歯付ベルトに適用した場合、耐歯欠け性、心線との接着性に優れ、ベルトを高寿命化することができる。更にコグドVベルトに適用した場合、耐側圧性、耐磨耗性に優れ、コグ谷での亀裂などを抑制することができる。
本発明の伝動ベルトは、本体の少なくとも一部が、水素化ニトリルゴムを含有するゴム成分100重量部に対して、シリカを5〜60重量部、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール短繊維を1〜40重量部、及びメタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルを0.1〜10重量部配合したゴム組成物の有機過酸化物系架橋物で構成されることを特徴とする。
本発明で用いる水素化ニトリルゴム(H−NBR)は、アクリロニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリルからなるアクリロニトリル結合量が10〜40重量%と、1,3−ブタジエン、2,3−ジメチルブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエンなどの共役ジエン90〜60重量%とからなる共重合体、および更にこれらのモノマーに加えて共重合可能なエチレン性不飽和モノマーを共重合させた多元共重合体が挙げられる。ニトリルゴム中の不飽和ニトリルの量が過少であると硬度、モジュラス、耐油性が低下して伝動ベルトとしての機能を満足できず、また、逆に過多であると耐寒性の低下や硬度、モジュラスなの一般的物性に劣るなどの問題がある。
上記エチレン性不飽和モノマーとしては、スチレン、クロロメチルスチレン、α−メチルスチレンなどのビニル芳香族化合物、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、エトキシエチルアクリレート、マレイン酸、イタコン酸、モノメチルマレイン酸エステル、ジメチルマレイン酸エステルなどの不飽和ジカルボン酸、これらの不飽和ジカルボン酸のモノエステルおよびジエステルなどが挙げられる。
H−NBRは単独で用いることもできるが、例えば(イ)H−NBRと不飽和カルボン酸金属塩とを配合した複合ポリマー体と(ロ)H−NBRとを配合したものを用いることが、引張弾性率、硬度、切断伸度、そして引裂強度などの諸物性を高める上で好ましい。このように構成することで、不飽和カルボン酸金属塩がポリマー分を高次構造にし、不飽和カルボン酸金属塩がポリマー分で微細に分散したフィラーを形成すると考えられ、当初からH−NBR全量分に不飽和カルボン酸金属塩を配合するよりも大きな引張り強さを有することができる。
より望ましくは、ゴム成分は(イ)H−NBRと不飽和カルボン酸金属塩とを重量比30:70〜70:30で配合された複合ポリマー体と(ロ)H−NBRとを重量比10:90〜30:70で配合したゴム成分を用いることが、引張弾性率や切断伸度、さらに高い引き裂き強度や硬度などを確保する為に好ましい。
不飽和カルボン酸金属塩は、カルボキシル基を有する不飽和カルボン酸と金属とがイオン結合したものであり、不飽和カルボン酸としてはアクリル酸、メタクリル酸等のモノカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などのジカルボン酸が好ましく、金属としてはベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、クロム、モリブデン、マンガン、鉄、コバルト、ニッケル、銅、銀、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、錫、鉛、アンチモンなどを好ましく用いることができる。
シリカは、乾式シリカ、湿式シリカなど限定されるものではない。シリカの配合量はH−NBRを含有するゴム成分100重量部に対して5〜60重量部である。しりかは凝集力が高いため、カーボンブラック配合系に比べて高モジュラスなゴム組成物を得ることができる。配合量が5重量部未満の場合、モジュラス、強度が低く、一方60重量部を超えると、接着力の低下を引き起こすと共にゴムの剛性が高くなるためにベルトの屈曲性に問題がある。
更に、前記ゴム組成物は、メタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルがゴム100重量部に対して0.1〜10重量部配合されている。メタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルは有機過酸化物系架橋において共架橋剤として作用し、耐引き裂き性を向上させると共に、未加硫粘度を低下させることができる。即ち、ゴムにPBO短繊維やシリカを配合すると粘度が上昇して加工性が低下し、歯付ベルトにおいては歯部、コグドVベルトにおいてはコグの形状不良を引き起こす恐れがあるが、メタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルを特定量配合することで、未加硫粘度の上昇を抑制し、加工性を損なうことがない。0.1重量部未満では添加による効果が顕著でなく、10重量部を超えると引裂き力並びに接着力が急激に低下する。
メタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルとして具体的には、エチレンジメタクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、ジプロピレングリコールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、またこれらに対応したアクリレートなどが挙げられる。これらは単独あるいは二種類以上混合して使用することができる。なかでも好ましくは、トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPT)である。
そして、前記ゴム組成物には、ゴム100重量部に対して、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール短繊維(PBO短繊維)を1〜40重量部配合されている。PBO短繊維は、繊維長1〜20mm、繊維径が1〜3デニールのものが好ましく用いられる。
尚、PBO短繊維を単独に添加することは必須ではなく、他の素材からなる短繊維を添加することも可能である。PBO短繊維以外に配合できる短繊維としては、アラミド繊維、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、綿等の短繊維を挙げることができる。繊維長は繊維種によって異なるが、1〜10mmの短繊維が適当であり、具体的にはアラミド繊維では3〜5mm、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維または綿では5〜10mmのものを使用することができる。なかでも、耐摩耗性、補強性などを考慮するとアラミド繊維を選択することが好ましい。アラミド短繊維は、例えば商品名コーネックス、ノーメックス、ケブラー、テクノーラ、トワロン等である。
尚、PBO繊維は、他の繊維と比べてゴムとの接着が困難であることから、接着処理を施すことが望ましい。接着処理としては公知の処理方法が適用できるが、例えばニトリルゴム変性エポキシ樹脂及びアルキルフェノール・ホルムアルデヒド樹脂を含む接着処理液で処理した後、レゾルシン・ホルムアルデヒド・ラテックス(RFL)液で処理する方法がある。またアラミド短繊維も、RFL液などを用いた公知の方法で接着処理を施されることが好ましい。
ここで用いるRFL液は、レゾルシン・ホルムアルデヒド初期縮合物とゴムラテックスを混合した処理液である。この場合、レゾルシンとホルムアルデヒドのモル比は3/1〜1/3にすることが接着力を高める上で好適である。また、RFL液の固形分付着量が3〜10重量%であることがRFL液による接着力の効果を高める上で好ましい。1/1を超えると、短繊維の凝集力が大きくなって分散性が悪くなり、逆に1/5未満になると、ゴムと短繊維との接着力が低下し、引張強さも低下する恐れがある。更に、RFL液の固形分付着量が10重量%を超えると、処理液が固まって短繊維のフィラメント同士が分割しにくくなり、逆に3重量%未満の場合にはRFL液による分散性及び引張強さの向上効果が顕著ではない。また、ゴムラテックスとしては、スチレン・ブタジエン・ビニルピリジン三元共重合体、クロロスルフォン化ポリエチレン、水素化ニトリルゴム、エピクロルヒドリン、天然ゴム、SBR、クロロプレンゴム、オレフィン−ビニルエステル共重合体、EPDM等のラテックスが挙げられる。尚、接着処理を施す際の処理液の温度は5〜40°Cに調節し、また浸漬時間は0.5〜30秒であり、200〜250°Cに調節したオーブンに1〜3分間通して熱処理されることが望ましい。また、RFL処理の前にプレディップ処理を施したり、RFL処理の後にオーバーコート処理することも可能である。
前記ゴム組成物には架橋剤として有機過酸化物が配合される。有機過酸化物としては、例えばジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、2,5−ジメチル−2,5−(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−モノ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等を挙げることができる。この有機過酸化物は、単独もしくは混合物として、ゴム成分100重量部に対して1〜8重量部であり、更に好ましくは1.5〜4重量部である。
そして該ゴム組成物には、必要に応じてカーボンブラックのような増強剤、炭酸カルシウム、タルクのような充填剤、可塑剤、安定剤、加工助剤、着色剤のような通常のゴム配合に用いるものを配合することができる。
本発明に係る伝動ベルトの一例として、噛合伝動するベルトと摩擦伝動するベルトを例示し、具体的には歯付ベルト1の断面斜視図を図1に、コグドVベルト10の断面斜視図を図2示す。
図1の歯付ベルト1は、ベルト長手方向(図中矢印)に沿って複数の歯部2と、心線3を埋設した背部4から構成されるベルト本体を有し、前記歯部2の表面には必要に応じて歯布5が貼着されている。
尚、歯付ベルト1が圧入成形方法によって作製される場合、歯部2および背部4は同一のゴム組成物シートから形成されるため、背部4もまた歯部2と同一のゴム層となる。
図2のコグドVベルト10は、内周側の圧縮部12と、外周側の伸張部5と、両ゴム層12,15間に接着部18を積層した構成を有し、該接着部18にはベルト長手方向に伸延した心線19が埋設されている。また、圧縮部12および伸張部15には、ベルト幅方向に伸延したコグ山13、16とコグ谷14、17とがベルト長手方向に沿って交互に形成されている。
本発明で使用する心線3,19は、例えばポリアリレート繊維、ポリブチレンテレフタレート(PBT)繊維、ポリエチレンテレフタレート(PET)繊維、ポリトリメチレンテレフタレート(PTT)繊維、ポリエチレンナフタレート(PEN)繊維などのポリエステル繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、カーボン繊維などのコードを用いることができる。ガラス繊維の組成は、Eガラス、Sガラス(高強度ガラス)のいずれでもよく、フィラメントの太さ及びフィラメントの集束本数及びストランド本数に制限されない。
心線3,19にはゴムとの接着性を向上させるべく接着処理を施すのが好ましい。例えば(1)未処理コードをエポキシ化合物やイソシアネート化合物などを含有する前処理液を入れたタンクに含浸してプレディップした後、(2)160〜200°Cに温度設定した乾燥炉に30〜600秒間通して乾燥し、(3)続いてRFL溶液からなる接着液を入れたタンクに浸漬し、(4)210〜350°Cに温度設定した延伸熱固定処理機に30〜600秒間通して−1〜3%延伸して延伸処理コードとし、(5)更にゴム糊を入れたタンクに浸漬し、(6)130〜170°Cに温度設定した乾燥炉に120〜300秒間通して乾燥する、方法などがある。尚、(1)〜(6)の全工程を行う必要はなく、所望に応じて(1)〜(4)のみ行うことなども可能である。
この前処理液で使用するイソシアネート化合物としては、例えば4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレン2,4−ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ポリアリールポリイソシアネート(例えば商品名としてPAPIがある)等がある。このイソシアネート化合物はトルエン、メチルエチルケトン等の有機溶剤に混合して使用される。
また、上記イソシアネート化合物にフェノール類、第3級アルコール類、第2級アルコール類等のブロック化剤を反応させてポリイソシアネートのイソシアネート基をブロック化したブロック化ポリイソシアネートも使用可能である。
エポキシ化合物としては、例えばエチレングリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールや、ポリエチレングリコール等のポリアルキレングリコールとエピクロルヒドリンのようなハロゲン含有エポキシ化合物との反応生成物や、レゾルシン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルメタン、フェノール.ホルムアルデヒド樹脂、レゾルシン.ホルムアルデヒド樹脂等の多価フェノール類やハロゲン含有エポキシ化合物との反応生成物などである。上記エポキシ化合物はトルエン、メチルエチルケトン等の有機溶剤に混合して使用される。
RFL処理液はレゾルシンとホルムアルデヒドの初期縮合物をゴムラテックスと混合したものであり、この場合レゾルシンとホルムアルデヒドのモル比は1:2〜2:1にすることが接着力を高める上で好適である。モル比が1/2未満では、レゾルシン−ホルムアルデヒド樹脂の三次元化反応が進み過ぎてゲル化し、一方2/1を超えると、逆にレゾルシンとホルムアルデヒドの反応があまり進まないため、接着力が低下する。またゴムラテックスとしては、スチレン・ブタジエン・ビニルピリジン三元共重合体、H−NBR、クロロプレンゴム、ニトリルゴムなどがあげられる。
尚、レゾルシン−ホルムアルデヒドの初期縮合物と上記ゴムラテックスの固形分重量比は1:2〜1:8が好ましく、この範囲を維持すれば接着力を高める上で好適である。上記の比が1/2未満の場合には、レゾルシン−ホルムアルデヒドの樹脂分が多くなり、RFL皮膜が固くなり動的な接着が悪くなり、他方1/8を超えると、レゾルシン−ホルムアルデヒドの樹脂分が少なくなるため、RFL皮膜が柔らかくなり、接着力が低下する。
更に、上記RFL液には架橋促進剤や架橋剤を添加してもよく、添加する架橋促進剤は、含硫黄架橋促進剤であり、具体的には2−メルカプトベンゾチアゾール(M)やその塩類(例えば、亜鉛塩、ナトリウム塩、シクロヘキシルアミン塩等)ジベンゾチアジルジスルフィド(DM)等のチアゾール類、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド(CZ)等のスルフェンアミド類、テトラメチルチウラムモノスルフィド(TS)、テトラメチルチウラムジスルフィド(TT)、ジペンタメチレンチウラムテトラスルフィド(TRA)等のチウラム類、ジ−n−ブチルジチオカルバミン酸ナトリウム(TP)、ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛(PZ)ジエチルジメチルジチオカルバミン酸亜鉛(EZ)等のジチオカルバミン酸塩類等がある。また、架橋剤としては、硫黄、金属酸化物(酸化亜鉛、酸化マグネシウム、酸化鉛)、過酸化物等があり、上記架橋促進剤と併用する。
本発明においては、本体の少なくとも一部が、前記ゴム組成物の有機過酸化物系架橋物にて構成されることを特徴とするが、好ましくは伝動部を該有機過酸化物系架橋物で形成することが望ましい。尚、いうまでもなく伝動ベルト本体を構成するゴム全てを該有機過酸化物系架橋物で構成することが可能である。
図1で示す歯付ベルト1においては、伝動部となるゴム層は歯部2であるが、背部4も該ゴム組成物で構成することができる。
図2に示すコグドVベルト10においては、伝動部となるゴム層は圧縮部12であるが、伸張部15,接着部18も該ゴム組成物で構成することができる。
ベルト本体に上記ゴム組成物以外のゴム組成物を使用する場合は、例えばゴム成分としてH−NBR単独またはその他の種類ゴムからなる相手ゴムを混ぜ合わせたブレンドゴムなどが挙げられる。H−NBRにブレンドする相手ゴムとしては、エチレン・α−オレフィンエラストマー、ブタジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、天然ゴム(NR)のゴムを挙げることができる。
歯付ベルト1の歯部表面を被覆する歯布5としては、平織物、綾織物、朱子織物などからなる帆布が用いられる。これらの織物のベルト長手方向に配置される緯糸としては、例えば0.3〜1.2デニールのパラ系アラミド繊維のフィラメント原糸を収束したマルチフィラメント糸をベルト長手方向の緯糸全量の20〜80重量%含んだものが好ましい。
即ち、緯糸はパラ系アラミド繊維のマルチフィラメント糸を含んだ糸であり、このパラ系アラミド繊維のマルチフィラメント糸にメタ系アラミド繊維からなる糸とを含めることができる。具体的な緯糸の構成は、パラ系アラミド繊維のマルチフィラメント糸、メタ系アラミド繊維からなる紡績糸、そしてウレタン弾性糸の3種の糸を合撚したものである。
また、他の具体的な緯糸の構成は、パラ系アラミド繊維のマルチフィラメント糸、脂肪族繊維糸(6ナイロン、66ナイロン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等)、そしてウレタン弾性糸の3種の糸を合撚したものであってもよい。
歯布5の経糸としては、パラ系アラミド繊維、メタ系アラミド繊維からなるアラミド繊維のフィラメント糸、6ナイロン、6.6ナイロン、12ナイロン等のポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリエステル等のフィラメント糸からなる。好ましくは、アラミド繊維のフィラメント糸が緯糸5にパラ系アラミド繊維のフィラメント原糸を収束したマルチフィラメント糸を使用すれば、剛性のバランスが取れ、均一な厚みの歯布になる。
しかし、上記経糸と緯糸の材質はこれらに限定されるものではなく、またその他の形態としてはコード、不織布、編布などが挙げられ特に限定されるものではない。また歯布はソーキング、スプレディング、コーチングなどにより接着ゴムを付着することが望ましい。
またコグドVベルト10は、必要に応じて、圧縮部12の表面や伸張部15の表面に補強布を積層することができる。この補強布としては、織物、編物、不織布などから選択される帆布が挙げられる。構成する繊維素材としては、公知公用のものが使用できるが、例えば綿、麻等の天然繊維や、金属繊維、ガラス繊維等の無機繊維、そしてポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリフロルエチレン、ポリアクリル、ポリビニルアルコール、全芳香族ポリエステル、アラミド等の有機繊維が挙げられる。該帆布は、公知技術に従ってRFL液に浸漬後、未加硫ゴムを擦り込むフリクションを行ったり、またRFL溶液に浸漬後にゴムを溶剤に溶かしたソーキング液に浸漬処理することができる。尚、RFL液には適宜カーボンブラック液を混合して処理反を黒染めしたり、公知の界面活性剤を0.1〜5.0重量%加えてもよい。
尚、伝動ベルトは上述した歯付ベルト、コグドVベルトに限定されるものではなく、Vリブドベルト、平ベルトなども本発明の技術範囲に属するものである。またコグドVベルトとしては上述した構成に限定されるものではなく、圧縮部、伸張部のどちらか一方にのみコグを設けたコグドVベルトなども挙げることができる。
本発明で用いるゴム組成物を作製する方法としては、まず第1ステップのマスターバッチ練りとして、バンバリーミキサーのような密閉式混練機にH−NBRと短繊維と軟化剤を投入して混練した後、混練したマスターバッチをいったん放出し、これを20〜50°Cまで冷却する。これはゴムのスコーチを防止するためである。次いで、得られたマスターバッチに所定量の補強剤、充填剤、老化防止剤、加硫促進剤、加硫剤等をバンバリーミキサー、オープンロールを用いて仕上げ練りする。また、ゴム種によっては混練したマスターバッチをいったん放出し、冷却する必要はなく、連続して仕上げ練りを行うことも可能である。
尚、混練り方法としては、上記方法に限るものでなく、また混練り手段も例えばバンバリーミキサー、ロール、ニーダー、そして押出機等限定するものでなく、適宜公知の手段、方法によって混練することができる。また加硫方法も限定されるものでなく、モールド加熱、熱空気加熱、回転ドラム式加硫機、射出成形機等の加硫装置を用いた公知の手段で加硫される。
以下、具体的な実施例を伴って説明する。
表1に示す配合にて調製したゴム組成物のムーニー粘度(125°C)をJIS K6300−1に従って測定した。尚、PBO短繊維は接着処理を施したものを用いた。また該ゴム組成物を165°Cで30分間加硫し、得られた加硫ゴム(有機化酸化物系架橋物)の硬度(JIS−A)をJIS K6253、引き裂き力(JIS−A:N/mm)をJIS K6252に従って測定した。また接着処理されたガラス繊維コードを表1に示す配合をもつ厚さ4mmのゴムシートの上に25mm幅に並べ、プレス板で2.0MPaの圧力をかけて165°Cで30分間加硫し、接着試験用の試料を作製した。各試料についてJIS K6256に従い接着力を測定した。各測定結果を表1に併記する。
Figure 2007071228
<歯付ベルト>
実施例1〜3,5〜7、比較例2,3
表1に示すゴム配合のゴムシートを用いて歯付ベルトを作製した。本実施例で作製した歯付ベルトでは、この歯付ベルトは、歯部をナイロン歯布で被覆され、本体にガラス心線を埋設してなり、ベルトサイズは、歯型:MY、歯数:105、ベルト幅:60mmのサイズである。
ここで歯部、背部を表1に示すゴム組成物から調製し、バンバリーミキサーで混練後、カレンダーロールで圧延したものを用いた。
ベルト作製用の歯形付き金型にナイロン歯布を巻き付けた後、接着処理を施したガラス心線を所定のピッチにてスパイラルに所定の張力で巻き付けた。この心線の上に、表1のゴムシートを貼り付けた後、架橋缶に投入して通常の圧入方式により165°Cにて30分加圧架橋して、ベルト背面を一定厚さに研磨し一定幅にカットして歯付ベルトを得た。
このようにして得られた歯付ベルトについて、図3に示すレイアウトによって、雰囲気温度23°Cで、ベルト1mm幅あたり15kgfという高負荷での走行試験を実施した。結果を表2に併記する。
<コグドVベルト>
実施例4、比較例1,4
表1に示すゴム配合のゴムシートを用いてカットエッジタイプのコグドVベルトを作製した。本実施例で作製したコグドVベルトは、表面に1プライの帆布を積層した圧縮部と、表面に1プライの帆布を積層した伸張部と、両ゴム層間にポリエステル繊維ロープからなる心線を埋設した接着部を配置した構成からなる。そしてベルト内周面、外周面にはコグが形成されている。また圧縮部、伸張部には短繊維が含有されてなり、ベルト幅方向に配向している。
ここで伸張部、圧縮部を形成するゴムシートを、表1に示すゴム配合にて調製し、バンバリーミキサーで混練後、カレンダーロールで圧延したものを用いた。また接着部を形成するゴムシートを、表1に示すゴム配合から短繊維をのぞいたゴム配合にて調整し、バンバリーミキサーで混練後、カレンダーロールで圧延したものを用いた。
ベルトの製造方法は公知の方法であり、まず、所定の間隔で溝部を設けた円筒状ドラムの周面に1プライの補強布、未加硫圧縮ゴムシート、未加硫接着ゴムシートを巻き付けた後、この上に心線となるロープを螺旋状にスピニングし、更に未加硫伸張ゴムシート、1プライの補強布を巻き付けて積層体(未加硫ベルトスリーブ)を得た後、これを加硫して加硫ベルトスリーブを得る。このようにして得られた加硫ベルトスリーブをカッターによって所定に幅に切断し、個々のコグドVベルトに仕上げた。
このようにして得られるコグドVベルトの耐久性を評価した。ベルト耐久試験では、上記ベルトを図4に示すレイアウトからなる2軸の横型走行試験機に懸架し、85°Cの雰囲気温度下、従動プーリに6.77kwの負荷をかけ、駆動プーリを7,000rpmで回転させて、ベルトの走行寿命を測定した。尚、打切り時間は240時間とし、寿命に達した場合はその故障原因を確認した。結果を表2に併記する。
Figure 2007071228
結果、実施例のベルトは、接着性が高く、耐引き裂き性が改善していると共に、モジュラスが高く、耐久性に優れ、走行寿命が長いベルトとすることができた。また歯付ベルトにおいては歯部形状、コグドVベルトにおいてはコグ形状が、良好に形成されていた。しかし、シリカを配合していない比較例1では、カーボンブラックを配合したものの硬度が上がらず、引き裂き力及び接着性に乏しかった。また走行試験においても、走行早期に圧縮部に亀裂が発生し、ベルト寿命が極めて短いという不具合があった。またシリカを過剰に配合した比較例2では、接着性が低く、心線−ゴムの複合化が良好ではないため、走行試験において、心線とゴムとの境界で亀裂が生じ、早期に寿命となった。比較例3では、共架橋剤として汎用的なTAICを用いた例であるが、耐引き裂き性に乏しく、歯部に亀裂が生じて寿命となった。またPBO短繊維を配合しせず、ポリアミド短繊維を配合した比較例4では、強度に劣り、ベルト寿命が充分とは言えない。
本発明にかかる伝動ベルトは自動車用あるいは一般産業用の駆動装置などに装着することができる。
本発明に係る伝動ベルトである歯付ベルトの断面斜視図である。 本発明に係る伝動ベルトであるコグドVベルトの断面斜視図である。 歯付ベルト耐久試験にて用いた試験機のレイアウトを示す図である。 コグドVベルト耐久試験にて用いた試験機のレイアウトを示す図である。
符号の説明
1 歯付ベルト
2 歯部
3 心線
4 背部
5 歯布
10 コグドVベルト
12 圧縮ゴム層
13,16 コグ山
14,17 コグ谷
15 伸張ゴム層
18 接着ゴム層
19 心線

Claims (6)

  1. 本体の少なくとも一部が、水素化ニトリルゴムを含有するゴム成分100重量部に対して、シリカを5〜60重量部、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール短繊維を1〜40重量部、及びメタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルを0.1〜10重量部配合したゴム組成物の有機過酸化物系架橋物で構成されることを特徴とする伝動ベルト。
  2. ゴム成分が、(イ)水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属塩とを配合した複合ポリマー体と(ロ)水素化ニトリルゴムを配合したものである請求項1記載の伝動ベルト。
  3. ゴム成分が、(イ)水素化ニトリルゴムと不飽和カルボン酸金属塩とを重量比30:70〜70:30で配合した複合ポリマー体と(ロ)水素化ニトリルゴムとを重量比が10:90〜70:30となるよう配合したものである請求項2記載の伝動ベルト。
  4. メタクリル酸エステル及び/又はアクリル酸エステルが、トリメチロールプロパントリメタクリレートである請求項1〜3のいずれか1項に記載の伝動ベルト。
  5. 伝動ベルトが、歯付ベルトである請求項1〜4のいずれか1項に記載の伝動ベルト。
  6. 伝動ベルトが、コグドVベルトである請求項1〜4のいずれか1項に記載の伝動ベルト。
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