JP2007069132A - 機能液滴吐出ヘッドの保守方法、機能液滴吐出ヘッドの保守装置およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 - Google Patents
機能液滴吐出ヘッドの保守方法、機能液滴吐出ヘッドの保守装置およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 ノズルの周縁部に付着した機能液を良好に除去することを課題とする。
【解決手段】 ノズル面53に機能液が付着した機能液滴吐出ヘッド17に対して振動を付与し、ノズル面53の一端部に機能液を集める振動手段18と、ノズル面53の一端部に集まった機能液を、ノズル面53から除去する清掃手段62と、を備えた。また、清掃手段62は、機能液を吸収する吸収材81と、ノズル面53の一端部に、吸収材81を当接させる当接手段と、を有することが好ましい。
【選択図】 図2
【解決手段】 ノズル面53に機能液が付着した機能液滴吐出ヘッド17に対して振動を付与し、ノズル面53の一端部に機能液を集める振動手段18と、ノズル面53の一端部に集まった機能液を、ノズル面53から除去する清掃手段62と、を備えた。また、清掃手段62は、機能液を吸収する吸収材81と、ノズル面53の一端部に、吸収材81を当接させる当接手段と、を有することが好ましい。
【選択図】 図2
Description
本発明は、インクジェット方式で機能液を吐出する機能液滴吐出ヘッドの保守方法、機能液滴吐出ヘッドの保守装置およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器に関するものである。
従来、インクジェットヘッド(機能液滴吐出ヘッド)のインク吐出口(ノズル)の周縁部にインク(機能液)が付着した場合に、洗浄液を含浸した清掃用布(吸収材)でインク吐出口の周縁部に付着したインクを拭き取るクリーニング機構が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−171135号公報
しかしながら、実際には、このようなクリーニング機構によりインク吐出口を清掃用布で払拭したとしても、インク吐出口の周縁部に付着したインクを完全に拭き取ることは困難であった。インク吐出口の周縁部にインクが残ってしまうと、それが乾燥してインク残渣となり、吐出ヌケ(不吐出)、飛行曲がり等の吐出不良が生ずるため、問題であった。
本発明は、ノズルの周縁部に付着した機能液を良好に除去することができる機能液滴吐出ヘッドの保守方法、機能液滴吐出ヘッドの保守装置およびこれを備えた液滴吐出装置、並びに電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器を提供することを目的とする。
本発明の機能液滴吐出ヘッドの保守方法は、ノズル面に機能液が付着した機能液滴吐出ヘッドに対して振動を付与し、ノズル面の一端部に機能液を集める振動工程と、振動工程の後、機能液をノズル面から除去する清掃工程と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の機能液滴吐出ヘッドの保守装置は、ノズル面に機能液が付着した機能液滴吐出ヘッドに対して振動を付与し、ノズル面の一端部に機能液を集める振動手段と、ノズル面の一端部に集まった機能液を、ノズル面から除去する清掃手段と、を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、機能液滴吐出ヘッドを振動させることで、ノズルの周縁部に付着した機能液をノズルの周縁部から離れさせ、ノズル面の一端部に集めた上で、これをノズル面から除去することができ、ノズルの周縁部に機能液が残ることがない。したがって、機能液滴吐出ヘッドのノズル面(特にノズルの周縁部)に機能液が付着した場合にも、これを適切に除去することができ、機能液の吐出を良好に行うことができるように吐出機能を回復させることができる。
上記の機能液滴吐出ヘッドの保守方法において、振動工程における機能液滴吐出ヘッドに対する振動の付与は、ノズル面の一端部に向かって先下がりとなるようにノズル面を水平面に対して傾けた状態で、行われることが好ましい。
また、上記の機能液滴吐出ヘッドの保守装置において、ノズル面がノズル面の一端部に向かって先下がりとなるように、ノズル面を水平面に対して傾ける傾斜手段を、さらに備え、振動手段は、ノズル面が水平面に対して傾いた状態で、機能液滴吐出ヘッドに対して振動を付与することが好ましい。
これらの構成によれば、ノズル面の一端部に向かって先下がりとなるようにノズル面を水平面に対して傾けた状態で機能液滴吐出ヘッドを振動させることで、ノズルの周縁部に付着した機能液をノズルの周縁部から確実に離れさせ、ノズル面の一端部に効率良く集めることができる。
上記の機能液滴吐出ヘッドの保守方法において、清掃工程における機能液の除去は、ノズル面の一端部に、機能液を吸収する吸収材を当接させることにより行われることが好ましい。
また、上記の機能液滴吐出ヘッドの保守装置において、清掃手段は、機能液を吸収する吸収材と、ノズル面の一端部に、吸収材を当接させる当接手段と、を有することが好ましい。
これらの構成によれば、機能液滴吐出ヘッドを振動させてノズル面の一端部に集めた機能液を、ノズル面の一端部に吸収材を当接して除去する。このため、ノズル面全体、特にノズルの周縁部を吸収材で払拭せずとも、ノズルの周縁部から機能液を除去することができ、ノズルに吸収材が接触することによる弊害を回避することができる。すなわち、吸収材がノズルに気泡を押し込んだり、吸収材がノズル内に入り込んでそのメニスカスを破壊したりすることがない。また、より小さい吸収材で機能液を吸収することが可能となり、吸収材の消費量を削減することができる。
上記の機能液滴吐出ヘッドの保守方法において、清掃工程における機能液の除去は、ノズル面の一端部に近接して対峙させた吸引ヘッドから、機能液をエアーと共に吸引することにより行われることが好ましい。
また、上記の機能液滴吐出ヘッドの保守装置において、清掃手段は、ノズル面の一端部に近接して対峙する吸引ヘッドと、吸引ヘッドに連なり、吸引ヘッドを介して機能液をエアーと共に吸引する吸引手段と、を有することが好ましい。
これらの構成によれば、機能液滴吐出ヘッドを振動させてノズル面の一端部に集めた機能液を、ノズル面の一端部に近接して対峙させた吸引ヘッドから吸引して除去する。このため、この場合も、ノズルを吸収材で払拭せずとも、ノズルの周縁部から機能液を除去することができ、ノズルに吸収材が接触することによる弊害を回避することができる。
上記の機能液滴吐出ヘッドの保守装置において、吸引ヘッドの吸引口には、フィルタ材が装着されていることが好ましい。
また、吸引ヘッドの吸引口は、長スリット部と、長スリット部を横断するようにして、長スリット部の長辺方向に並べた複数の短スリット部と、から構成されていることが好ましい。
また、吸引ヘッドの吸引口は、長スリット部と、長スリット部を横断するようにして、長スリット部の長辺方向に並べた複数の短スリット部と、から構成されていることが好ましい。
これらの構成によれば、ノズル面の一端部に集まった機能液に対して吸引力を均一に及ぼすことができると共に、作用させる吸引力を緩和することができるため、機能液の吸引を適切に行うことができる。
なお、複数の短スリット部は、長スリット部の長辺方向に均等間隔で並べることが好ましい。
なお、複数の短スリット部は、長スリット部の長辺方向に均等間隔で並べることが好ましい。
本発明の液滴吐出装置は、上記した機能液滴吐出ヘッドの保守装置と、機能液滴吐出ヘッドを搭載すると共に、ワークに対し、機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出して描画動作を行う描画装置と、を備え、描画装置は、機能液滴吐出ヘッドを、描画動作を行う描画エリアと、保守装置が設置されたメンテナンスエリアと、の間で移動させるヘッド移動手段を、有することを特徴とする。
この構成によれば、ノズルの周縁部に付着した機能液を良好に除去することができる機能液滴吐出ヘッドの保守装置を備えたことで、機能液滴吐出ヘッドのノズル面(特にノズルの周縁部)に機能液が付着した場合にも、機能液の吐出を良好に行うことができるように吐出機能を回復させることができるため、ワークに対する描画動作を適切に行うことができる。
この場合、ヘッド移動手段は、キャリッジを介して機能液滴吐出ヘッドを搭載しており、振動手段は、キャリッジに取り付けられていることが好ましい。
この構成によれば、振動手段を機能液滴吐出ヘッドと共にキャリッジに搭載したことで、機能液滴吐出ヘッドを適切に振動させることができると共に、装置全体をコンパクトに設計することができる。
本発明の電気光学装置の製造方法は、上記した液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液による成膜部を形成することを特徴とする。
また、本発明の電気光学装置は、上記した液滴吐出装置を用い、ワーク上に機能液による成膜部を形成したことを特徴とする。
これらの構成によれば、ワークに対する描画動作を適切に行うことができる液滴吐出装置を用いることで、信頼性の高い電気光学装置を製造することが可能となる。なお、電気光学装置(フラットパネルディスプレイ:FPD)としては、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、PDP装置、電子放出装置等が考えられる。なお、電子放出装置は、いわゆるFED(Field Emission Display)やSED(Surface-conduction Electron-Emitter Display)装置を含む概念である。さらに、電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等を包含する装置が考えられる。
本発明の電子機器は、上記した電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または上記した電気光学装置を搭載したことを特徴とする。
この場合、電子機器としては、いわゆるフラットパネルディスプレイを搭載した携帯電話、パーソナルコンピュータのほか、各種の電気製品がこれに該当する。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る機能液滴吐出ヘッドの保守方法および液滴吐出装置について説明する。液滴吐出装置は、フラットパネルディスプレイの製造ラインに組み込まれるものであり、インクジェットヘッドである機能液滴吐出ヘッドを用いた印刷技術(インクジェット法)により、液晶表示装置のカラーフィルタや有機EL装置の各画素となる発光素子等を形成するものである。
図1に示すように、液滴吐出装置1は、機台2と、機台2上の全域に広く載置され、機能液滴吐出ヘッド17を搭載した描画装置3と、機台2上で描画装置3に添設されたメンテナンス装置4とを備え、メンテナンス装置4により機能液滴吐出ヘッド17のメンテナンス処理(機能維持・回復)を行うと共に、描画装置3により基板W(ワーク)上に機能液を吐出させる描画動作を行うようにしている。また、図示しないが、液滴吐出装置1には、各構成部品へ駆動・制御用の圧縮エアーを供給するエアー供給装置や、パソコン等で構成され、液滴吐出装置1の各部を制御する制御装置等が組み込まれている。
描画装置3は、X軸テーブル12およびX軸テーブル12に直交するY軸テーブル13(ヘッド移動手段)から成るXY移動機構11と、Y軸テーブル13に移動自在に取り付けられたキャリッジ14と、キャリッジ14に垂設したヘッドユニット15とを有している。そして、ヘッドユニット15には、機能液滴吐出ヘッド17が搭載されている。一方、基板Wは、X軸テーブル12の端部に臨む一対の基板認識カメラ(図示省略)により、X軸テーブル12に位置決めされた状態で搭載されている。なお、本実施形態では、単一の機能液滴吐出ヘッド17を搭載しているが、その個数は任意である。
X軸テーブル12は、X軸方向の駆動系を構成するモータ駆動のX軸スライダ21を有し、これに吸着テーブル23および基板θテーブル24等から成るセットテーブル22を移動自在に搭載して、構成されている。同様に、Y軸テーブル13は、Y軸方向の駆動系を構成するモータ駆動のY軸スライダ26を有し、これに上記のキャリッジ14を介してヘッドユニット15を移動自在に搭載して、構成されている。X軸テーブル12は、機台2上に直接支持される一方、Y軸テーブル13は、機台2上に立設した左右の支柱27,27に支持されており、X軸テーブル12とメンテナンス装置4とを跨ぐように延在している。
そして、Y軸テーブル13は、これに搭載したヘッドユニット15を、X軸テーブル12の直上部に位置する描画エリア91と、メンテナンス装置4の直上部に位置するメンテナンスエリア92との相互間で、適宜移動させる。すなわち、Y軸テーブル13は、X軸テーブル12に導入した基板Wに描画動作を行う場合には、ヘッドユニット15を描画エリア91に臨ませ、機能液滴吐出ヘッド17のメンテナンス処理を行う場合には、ヘッドユニット15をメンテナンスエリア92に臨ませる。
また、キャリッジ14は、垂設したヘッドユニット15をZ軸方向(上下方向)にモータ駆動で微小移動させるヘッドZ軸テーブル(図示省略)と、ヘッドユニット15をZ軸廻りにモータ駆動で微小量正逆回転させるヘッドθテーブル31と、ヘッドユニット15をX軸廻りにモータ駆動で微小量正逆回転させるヘッドαテーブル(図示省略)と、ヘッドユニット15をY軸廻りにモータ駆動で微小量正逆回転させるヘッドβテーブル(図示省略)と、を有している。
ヘッドZ軸テーブルにより、ヘッドユニット15をZ軸方向に微小移動させることで、これに搭載した機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53(後述する)と基板Wの表面との距離(ワークギャップ)を微調整することができる。また、ヘッドθテーブル31、ヘッドαテーブルおよびヘッドβテーブルにより、ヘッドユニット15を微小量回転させることで、基板Wに対する機能液滴吐出ヘッド17の姿勢を微調整することができる。さらに、ヘッドαテーブルは、特許請求の範囲に記載された機能液滴吐出ヘッドの保守装置を構成する傾斜手段として機能するものであって、これにより、後述する機能液滴吐出ヘッド17の保守処理を行う際に、ノズル面53を水平面に対して傾けることができる。
図2(a)に示すように、ヘッドユニット15は、機能液滴吐出ヘッド17と、これを位置決めして装着するヘッドプレート16とから構成されている。機能液滴吐出ヘッド17は、ヘッドプレート16を介してキャリッジ14に搭載されている。なお、本実施形態では、機能液滴吐出ヘッド17は、ノズル面53の短辺方向がX軸方向と平行となり、ノズル面53の長辺方向(後述するノズル列54の列方向)がY軸方向と平行になるように、ヘッドプレート16に位置決めされている。
さらに、ヘッドプレート16には、特許請求の範囲に記載された機能液滴吐出ヘッドの保守装置を構成する振動モータ18(振動手段)が取り付けられており、これにより、後述する機能液滴吐出ヘッド17の保守処理を行う際に、機能液滴吐出ヘッド17に振動を付与するようになっている。なお、振動モータ18に代えて、パルスモータ(ステッピングモータ)や、ピエゾ素子を駆動源とした振動手段を用いてもよい。
図3に示すように、機能液滴吐出ヘッド17は、インクジェット方式で機能液を吐出するものであって、2連の接続針42を有する機能液導入部41と、機能液導入部41に連なる2連のヘッド基板43と、機能液導入部41の下方(同図では上方)に連なり、内部に機能液で満たされるヘッド内流路が形成されたヘッド本体44とを備えている。接続針42は、図示しない給液チューブを介して給液タンクに接続されており、機能液滴吐出ヘッド17のヘッド内流路に機能液を供給する。また、ヘッド基板43には、フレキシブルフラットケーブルにより制御装置に接続されるコネクタ56が設けられている。
ヘッド本体44は、ピエゾ素子等で構成されたポンプ部51と、2本のノズル列54を相互に平行に形成したノズル面53を有するノズルプレート52とを備えている。各ノズル列54は、複数のノズル55が等ピッチで並べられて構成されている。そして、コネクタ56を介してポンプ部51に駆動波形を印加することにより、各ノズル55から機能液が吐出される。
ノズルプレート52は、ステンレス等で構成されており、そのノズル面53および各ノズル55の内面には共析メッキにより撥水膜が形成されており、機能液によって侵食されないようになっている。
図1に示すように、メンテナンス装置4は、機能液滴吐出ヘッド17のノズル55から機能液を吸引するキャッピングユニット61と、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に付着した機能液を吸収シート81で吸い取って除去する清掃ユニット62(詳細は後述する)とを備えている。キャッピングユニット61と清掃ユニット62とは、Y軸テーブル13によるヘッドユニット15の移動軌跡上に設けられており、それぞれに機能液滴吐出ヘッド17を臨ませることができるようになっている。
キャッピングユニット61は、機能液滴吐出ヘッド17内で増粘した機能液を除去するためのクリーニングを行う場合や、新たにヘッドユニット15に機能液滴吐出ヘッド17を投入した場合のように機能液の初期充填を行う場合に用いられ、機能液滴吐出ヘッド17に密着させるヘッドキャップ71と、ヘッドキャップ71を機台2上に支持するキャップスタンド72と、図示しないが、ヘッドキャップ71を昇降させるキャップ昇降機構と、密着させたヘッドキャップ71を介して機能液滴吐出ヘッド17内の機能液を吸引するキャップ吸引ポンプと、ヘッドキャップ71と吸引ポンプとを接続するキャップ吸引チューブとを有している。
機能液滴吐出ヘッド17に対し、吸引処理を行う場合には、まず、Y軸テーブル13により、ヘッドユニット15をキャッピングユニット61に臨ませると共に、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53にヘッドキャップ71を密着させる。この状態で、キャップ吸引ポンプを駆動し、吸引処理を行う。この吸引処理により、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に機能液が付着するため、吸引処理に引き続いて、清掃ユニット101等による保守処理が行われる(詳細は後述する)。
このように構成された液滴吐出装置1は、メンテナンス装置4により機能液滴吐出ヘッド17に対し適宜メンテナンス処理を行うと共に、描画装置3により基板Wに描画動作を行うようにしている。すなわち、描画装置3は、制御装置による制御を受けながら、基板WをX軸テーブル12によりX軸方向に往動させると共に、これに同期して機能液滴吐出ヘッド17を選択的に駆動させて、基板Wに対する機能液の主走査が行われる。そして、Y軸テーブル13によりヘッドユニット15をY軸方向に副走査させた後、基板WをX軸方向に復動させると共に、これに同期して機能液滴吐出ヘッド17を選択的に駆動させて、再度主走査が行われる。このような基板Wの往復動に伴う主走査およびヘッドユニット15の副走査を複数回繰り返すことで、基板Wの端から端まで機能液の吐出(描画)が行われる。
続いて、図1および図2を参照して、清掃ユニット62の装置構成について説明すると共に、清掃ユニット62、上記の振動モータ18およびヘッドαテーブルを用いた機能液滴吐出ヘッド17の保守処理について説明する。清掃ユニット62は、上記の吸引処理等によりノズル面53に付着した機能液を、ノズル面53に吸収シート81を当接して除去するものである。清掃ユニット62は、上述したように、Y軸方向においてキャッピングユニット61と描画エリア91との間に配設されており、このような配置により、清掃ユニット62は、キャッピングユニット61による吸引処理を終えて、描画エリア91に移動するヘッドユニット15に臨むことができ、その機能液滴吐出ヘッド17に清掃処理(吸収シート81の当接)を行うことができるようになっている。
清掃ユニット62は、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に吸収シート81を当接させるための当接ローラ82と、当接ローラ82に吸収シート81を供給するシート供給ユニット83と、当接ローラ82を昇降させるローラ昇降機構(図示省略)と、吸収シート81に洗浄液を散布する洗浄液吐出ユニット84と、これらを機台2上に支持する清掃フレーム(図示省略)とを有している。
吸収シート81は、多孔質体で構成されており、具体的には、機能液に対する耐食性を有すると共に、吸液性および保液性に優れたポリウレタンやポリビニルアルコール等で構成することが好ましい。なお、吸収シート81の材質は、状況に応じて適宜選択可能であり、例えば、機能液を吸着可能に表面加工した紙等を吸収シート81として用いることも可能である。
シート供給ユニット83は、清掃フレームにより回転自在に軸支された繰出しリール86および巻取りリール87と、巻取りリール87を回転させると共に、巻取りリール87の回転を介して繰出しリール86を回転させる巻取りモータ(図示省略)とを有している。繰出しリール86は、当接ローラ82に対して描画エリア91側に配設され、ロール状に巻回された吸収シート81を装填すると共に当接ローラ82に吸収シート81を張設状態で繰り出す。巻取りリール87は、当接ローラ82に対してキャッピングユニット61側(ヘッドキャップ71の下方)に設けられ、当接ローラ82を経由した吸収シート81を張設状態で巻き取る。
当接ローラ82は、Y軸方向において繰出しリール86と巻取りリール87との間に位置しており、清掃フレームに昇降自在に支持された昇降スタンドより回転自在に軸支されている。また、当接ローラ82は、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に吸収シート81を適度な押圧力でもって当接させると共にノズル面53への損傷を防止するため、柔軟性且つ弾力性を有する部材(例えば合成ゴム)で構成されている。
ローラ昇降機構は、エアーシリンダ等で構成されており、昇降スタンドを上昇端位置に上昇させた状態で、当接ローラ82に回する吸収シート81を、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に当接させるようになっている。
洗浄液吐出ユニット84は、当接ローラ82に対し、吸収シート81の送り方向の手前側に位置しており、図示しないが、洗浄液を供給する洗浄液タンクと、洗浄液タンクからの洗浄液を、吸収シート81の所定範囲に均一に散布(噴霧)する洗浄液ヘッドとを有している。洗浄液吐出ユニット84は、繰出しリール86から当接ローラ82に送られる吸収シート81に対し、その表側(ノズル面53と当接する側)から洗浄液を吐出する。吸収シート81に吐出される洗浄液は、機能液を溶解するもの(機能液の溶媒等)が用いられ、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に付着する機能液を効果的に除去することができる。
このように構成された清掃ユニット62は、次のようにして、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に付着した機能液を吸収する。すなわち、まず、洗浄液吐出ユニット84により、吸収シート81に洗浄液が散布され、洗浄液が散布された部分が当接ローラ82の位置に送られる。そして、ローラ昇降機構により、当接ローラ82を上昇させて、吸収シート81をノズル面53に当接させ、所定時間後、当接ローラ82を下降させる。このようにして、ノズル面53に付着した機能液を吸収することができる。
ここで、機能液滴吐出ヘッド17の保守処理における一連の動作について説明する。まず、Y軸テーブル13により、ヘッドユニット15を清掃ユニット62に臨ませる(図2(a)参照)。
続いて、上記のキャリッジ14に設けられたヘッドαテーブルにより、ヘッドユニット15をX軸周りに回転させ、ノズル面53の一方の短辺部分に向かって先下がりとなるように、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53を水平面に対して傾くようにする。この状態で、ヘッドプレート16に取り付けられた振動モータ18により、機能液滴吐出ヘッド17に振動を付与する(同図(b)参照)。これにより、ノズル面53に付着した機能液を、ノズル面53の一端部(先下がりとなったノズル面53の短辺部分)に集めることができ、特に、ノズル55の周縁部に付着した機能液をノズル55の周縁部から離れさせることができる(同図(c)参照)。
最後に、ノズル面53の短辺部分に集まった機能液を、清掃ユニット62により、上記のようにして除去する。すなわち、吸収シート81をノズル面53の短辺部分に当接させて、機能液を吸収する(同図(d)参照)。このようにして、ノズル55の周縁部に付着した機能液を良好に除去することができる。
ここで、機能液を清掃ユニット62により除去(吸収)する際には、吸収シート81を送りつつ、清掃ユニット62に対して機能液滴吐出ヘッド17を相対移動させて、ノズル面53全体を吸収シート81で払拭するようにしてもよい。もっとも、この場合、吸収シート81でノズル55の周縁部を払拭することになるため、吸収シート81によるノズル55への気泡の押込みや、吸収シート81がノズル55内に入り込むことによるメニスカスの破壊等の弊害が生じてしまう。これに対し、本実施形態のように、ノズル面53の短辺部分に集めた機能液を、ノズル面53の短辺部分に吸収シート81に当接させて吸収するようにすれば、ノズル55の周縁部に付着した機能液を良好に除去することができると共に、ノズル55に吸収シート81が接触することによる弊害を回避することができる。
さらに、本実施形態では、吸収シート81のより狭い範囲で機能液を吸収することが可能となり、吸収シート81を送りつつ機能液を吸収する必要がなく、あるいは、微小量送るだけでよい。このため、吸収シート81の消費量を削減することができる。
また、このとき、ノズル面53を水平にした状態で、機能液滴吐出ヘッド17を振動させてもよいが、本実施形態のように、ノズル面53を水平面に対して傾けることで、ノズル55の周縁部に付着した機能液をノズル55の周縁部から確実に離れさせ、ノズル面53の一端部(短辺部分)に効率良く集めることができる。
なお、本実施形態では、ヘッドαテーブルにより、ヘッドユニット15をX軸廻りに回転させて、ノズル面53の一方の短辺部分に向かって先下がりとなるようにしているが、ヘッドβテーブルにより、ヘッドユニット15をY軸廻りに回転させて、ノズル面53の一方の長辺部分に向かって先下がりとなるようにしてもよい。この場合は、機能液滴吐出ヘッド17を振動させると、先下がりとなったノズル面53の一方の長辺部分に機能液が集まることになる。さらに、ヘッドαテーブルおよびヘッドβテーブルにより、ノズル面53の一隅部に向かって先下がりとなるようにしてもよい。
また、振動モータ18の振動周波数は、機能液の物性等に依存するが、1Hz〜300kHzが好ましく、さらに、30Hz〜30kHzがより好ましい。また、振動方向は、前後方向(X軸方向)、左右方向(Y軸方向)、上下方向(Z軸方向)等、状況に応じて適切な方向に振動させることが好ましく、振動角度についても、機能液の物性等に応じて適切な角度で振動させることが好ましい。
さらに、振動モータ18を機能液滴吐出ヘッド17と共にキャリッジ14(ヘッドプレート16)に搭載したことで、機能液滴吐出ヘッド17を適切に振動させることができると共に、装置全体をコンパクトに設計することができる。なお、本実施形態では、振動モータ18は、ノズル面53に付着した機能液が集まるノズル面53の短辺部分に近い側のヘッドプレート16の端部に取り付けられているが、ヘッドプレート16への取付位置は適宜変更可能であり、また、機能液滴吐出ヘッド17に直接取り付けてもよい。
次に、図4および図5を参照して、他の実施形態に係る清掃ユニットについて説明する。第2実施形態の清掃ユニット101は、上記の吸引処理等によりノズル面53に付着した機能液を、吸引ヘッド111からエアーと共に吸引して除去するものである。
清掃ユニット101は、上面にスリット状の吸引口116を形成した吸引ヘッド111と、吸引ヘッド111を機台2上に支持する吸引スタンド(図示省略)と、吸引ヘッド111を昇降させる吸引ヘッド昇降機構(図示省略)と、吸引ヘッド111を介して機能液をエアーと共に吸引する清掃吸引ポンプ(図示省略)と、吸引ヘッド111および清掃吸引ポンプを接続する清掃吸引チューブ112とを有している。なお、上記のキャップ吸引ポンプを、清掃吸引ポンプとして兼用させてもよい。
吸引口116は、その長辺が機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53の短辺の長さに対応するようにして、形成されている。このため、ノズル面53の短辺部分に集まった機能液を一括して吸引することができる。もっとも、機能液滴吐出ヘッド17に対し、吸引ヘッド111をノズル面53の短辺方向(X軸方向)に相対的に移動させるようにしてもよい。これによれば、機能液の吸引をより効率的且つ適切に行うことができる。すなわち、吸引口116の長辺の長さが、ノズル面53の短辺の長さよりも短いような場合にも、ノズル面53の短辺部分に集まった機能液を全て吸引することができる。
さらには、機能液滴吐出ヘッド17に対し、吸引ヘッド111をノズル面53の長辺方向(Y軸方向)に相対的に微小量移動させるようにしてもよい。これによれば、機能液の吸引をより効率的且つ適切に行うことができる。すなわち、ノズル面53の短辺部分に集まった機能液の塊をよりすばやく全て吸引することができる。
また、吸引ヘッド111には、吸引口116に連なる開口凹部117と、開口凹部117の底面に開口し、清掃吸引チューブ112が接続する吸引孔118とが形成されている。開口凹部117には、多孔質体で構成されたフィルタ材119が装着されている。これにより、機能液に対して吸引力を均一に及ぼすことができると共に、作用させる吸引力を緩和することができるため、機能液の吸引を適切に行うことができる。
なお、吸引口116は、長スリット部116aと、長スリット部116aを横断するようにして、長スリット部116aの長辺方向に均等間隔に並べた複数(3個)の短スリット部116bとから構成される形状としてもよい(図4(b)参照)。これによっても、機能液に対して吸引力を均一に及ぼすことができると共に、作用させる吸引力を緩和することができるため、機能液の吸引を適切に行うことができる。なお、長スリット部116aの短辺方向において、長スリット部116aの中心位置と各短スリット部116bの中心位置とは、一致させることが好ましい。
このように構成された清掃ユニット101は、次のようにして、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に付着した機能液を吸引する。すなわち、まず、吸引ヘッド昇降機構により、吸引ヘッド111を上昇させ、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53に近接して対峙させる。この状態で、清掃吸引ポンプを駆動し、ノズル面53に付着した機能液をエアーと共に吸引口116から吸引する。
そして、第2実施形態の清掃ユニット101を用いた場合にも、第1実施形態の清掃ユニット62を用いた場合と同様に、機能液滴吐出ヘッド17の保守処理を行うことができる。すなわち、上記のようにして、機能液滴吐出ヘッド17を振動させてノズル面53の一端部(短辺部分)に機能液を集めた後、清掃ユニット101により、これをノズル面53から吸引することで、ノズル55の周縁部に付着した機能液を良好に除去することができる(図5参照)。さらに、この場合も、ノズル55を吸収シート81で払拭せずとも、ノズル55の周縁部から機能液を除去することができ、ノズル55に吸収シート81が接触することによる弊害を回避することができる。
以上のように、本実施形態の機能液滴吐出ヘッド17の保守方法によれば、機能液滴吐出ヘッド17を振動させることで、ノズル55の周縁部に付着した機能液をノズル55の周縁部から離れさせ、ノズル面53の一端部に集めた上で、これをノズル面53から除去することができ、ノズル55の周縁部に機能液が残ることがない。したがって、機能液滴吐出ヘッド17のノズル面53(特にノズル55の周縁部)に機能液が付着した場合にも、これを適切に除去することができ、機能液の吐出を良好に行うことができるように吐出機能を回復させることができる。そして、本実施形態の液滴吐出装置1によれば、このような機能液滴吐出ヘッド17の保守方法を行うことで、基板Wに対する描画動作を適切に行うことができる。
次に、本実施形態の液滴吐出装置1を用いて製造される電気光学装置(フラットパネルディスプレイ)として、カラーフィルタ、液晶表示装置、有機EL装置、プラズマディスプレイ(PDP装置)、電子放出装置(FED装置、SED装置)、さらにこれら表示装置に形成されてなるアクティブマトリクス基板等を例に、これらの構造およびその製造方法について説明する。なお、アクティブマトリクス基板とは、薄膜トランジスタ、および薄膜トランジスタに電気的に接続するソース線、データ線が形成された基板をいう。
まず、液晶表示装置や有機EL装置等に組み込まれるカラーフィルタの製造方法について説明する。図6は、カラーフィルタの製造工程を示すフローチャート、図7は、製造工程順に示した本実施形態のカラーフィルタ500(フィルタ基体500A)の模式断面図である。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S101)では、図7(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
まず、ブラックマトリクス形成工程(S101)では、図7(a)に示すように、基板(W)501上にブラックマトリクス502を形成する。ブラックマトリクス502は、金属クロム、金属クロムと酸化クロムの積層体、または樹脂ブラック等により形成される。金属薄膜からなるブラックマトリクス502を形成するには、スパッタ法や蒸着法等を用いることができる。また、樹脂薄膜からなるブラックマトリクス502を形成する場合には、グラビア印刷法、フォトレジスト法、熱転写法等を用いることができる。
続いて、バンク形成工程(S102)において、ブラックマトリクス502上に重畳する状態でバンク503を形成する。即ち、まず図7(b)に示すように、基板501およびブラックマトリクス502を覆うようにネガ型の透明な感光性樹脂からなるレジスト層504を形成する。そして、その上面をマトリクスパターン形状に形成されたマスクフィルム505で被覆した状態で露光処理を行う。
さらに、図7(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において機能液滴吐出ヘッド17により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
さらに、図7(c)に示すように、レジスト層504の未露光部分をエッチング処理することによりレジスト層504をパターニングして、バンク503を形成する。なお、樹脂ブラックによりブラックマトリクスを形成する場合は、ブラックマトリクスとバンクとを兼用することが可能となる。
このバンク503とその下のブラックマトリクス502は、各画素領域507aを区画する区画壁部507bとなり、後の着色層形成工程において機能液滴吐出ヘッド17により着色層(成膜部)508R、508G、508Bを形成する際に機能液滴の着弾領域を規定する。
以上のブラックマトリクス形成工程およびバンク形成工程を経ることにより、上記フィルタ基体500Aが得られる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置のばらつきを自動補正できる。
なお、本実施形態においては、バンク503の材料として、塗膜表面が疎液(疎水)性となる樹脂材料を用いている。そして、基板(ガラス基板)501の表面が親液(親水)性であるので、後述する着色層形成工程においてバンク503(区画壁部507b)に囲まれた各画素領域507a内への液滴の着弾位置のばらつきを自動補正できる。
次に、着色層形成工程(S103)では、図7(d)に示すように、機能液滴吐出ヘッド17によって機能液滴を吐出して区画壁部507bで囲まれた各画素領域507a内に着弾させる。この場合、機能液滴吐出ヘッド17を用いて、R・G・Bの3色の機能液(フィルタ材料)を導入して、機能液滴の吐出を行う。なお、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
その後、乾燥処理(加熱等の処理)を経て機能液を定着させ、3色の着色層508R、508G、508Bを形成する。着色層508R、508G、508Bを形成したならば、保護膜形成工程(S104)に移り、図7(e)に示すように、基板501、区画壁部507b、および着色層508R、508G、508Bの上面を覆うように保護膜509を形成する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
即ち、基板501の着色層508R、508G、508Bが形成されている面全体に保護膜用塗布液が吐出された後、乾燥処理を経て保護膜509が形成される。
そして、保護膜509を形成した後、カラーフィルタ500は、次工程の透明電極となるITO(Indium Tin Oxide)などの膜付け工程に移行する。
図8は、上記のカラーフィルタ500を用いた液晶表示装置の一例としてのパッシブマトリックス型液晶装置(液晶装置)の概略構成を示す要部断面図である。この液晶装置520に、液晶駆動用IC、バックライト、支持体などの付帯要素を装着することによって、最終製品としての透過型液晶表示装置が得られる。なお、カラーフィルタ500は図7に示したものと同一であるので、対応する部位には同一の符号を付し、その説明は省略する。
この液晶装置520は、カラーフィルタ500、ガラス基板等からなる対向基板521、および、これらの間に挟持されたSTN(Super Twisted Nematic)液晶組成物からなる液晶層522により概略構成されており、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置している。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
なお、図示していないが、対向基板521およびカラーフィルタ500の外面(液晶層522側とは反対側の面)には偏光板がそれぞれ配設され、また対向基板521側に位置する偏光板の外側には、バックライトが配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層側)には、図8において左右方向に長尺な短冊状の第1電極523が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極523のカラーフィルタ500側とは反対側の面を覆うように第1配向膜524が形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
一方、対向基板521におけるカラーフィルタ500と対向する面には、カラーフィルタ500の第1電極523と直交する方向に長尺な短冊状の第2電極526が所定の間隔で複数形成され、この第2電極526の液晶層522側の面を覆うように第2配向膜527が形成されている。これらの第1電極523および第2電極526は、ITOなどの透明導電材料により形成されている。
液晶層522内に設けられたスペーサ528は、液晶層522の厚さ(セルギャップ)を一定に保持するための部材である。また、シール材529は液晶層522内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するための部材である。なお、第1電極523の一端部は引き回し配線523aとしてシール材529の外側まで延在している。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
そして、第1電極523と第2電極526とが交差する部分が画素であり、この画素となる部分に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
通常の製造工程では、カラーフィルタ500に、第1電極523のパターニングおよび第1配向膜524の塗布を行ってカラーフィルタ500側の部分を作成すると共に、これとは別に対向基板521に、第2電極526のパターニングおよび第2配向膜527の塗布を行って対向基板521側の部分を作成する。その後、対向基板521側の部分にスペーサ528およびシール材529を作り込み、この状態でカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる。次いで、シール材529の注入口から液晶層522を構成する液晶を注入し、注入口を閉止する。その後、両偏光板およびバックライトを積層する。
実施形態の液滴吐出装置1は、例えば上記のセルギャップを構成するスペーサ材料(機能液)を塗布すると共に、対向基板521側の部分にカラーフィルタ500側の部分を貼り合わせる前に、シール材529で囲んだ領域に液晶(機能液)を均一に塗布することが可能である。また、上記のシール材529の印刷を、機能液滴吐出ヘッド17で行うことも可能である。さらに、第1・第2両配向膜524,527の塗布を機能液滴吐出ヘッド17で行うことも可能である。
図9は、本実施形態において製造したカラーフィルタ500を用いた液晶装置の第2の例の概略構成を示す要部断面図である。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
この液晶装置530が上記液晶装置520と大きく異なる点は、カラーフィルタ500を図中下側(観測者側とは反対側)に配置した点である。
この液晶装置530は、カラーフィルタ500とガラス基板等からなる対向基板531との間にSTN液晶からなる液晶層532が挟持されて概略構成されている。なお、図示していないが、対向基板531およびカラーフィルタ500の外面には偏光板等がそれぞれ配設されている。
カラーフィルタ500の保護膜509上(液晶層532側)には、図中奥行き方向に長尺な短冊状の第1電極533が所定の間隔で複数形成されており、この第1電極533の液晶層532側の面を覆うように第1配向膜534が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
対向基板531のカラーフィルタ500と対向する面上には、カラーフィルタ500側の第1電極533と直交する方向に延在する複数の短冊状の第2電極536が所定の間隔で形成され、この第2電極536の液晶層532側の面を覆うように第2配向膜537が形成されている。
液晶層532には、この液晶層532の厚さを一定に保持するためのスペーサ538と、液晶層532内の液晶組成物が外部へ漏出するのを防止するためのシール材539が設けられている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
そして、上記した液晶装置520と同様に、第1電極533と第2電極536との交差する部分が画素であり、この画素となる部位に、カラーフィルタ500の着色層508R、508G、508Bが位置するように構成されている。
図10は、本発明を適用したカラーフィルタ500を用いて液晶装置を構成した第3の例を示したもので、透過型のTFT(Thin Film Transistor)型液晶装置の概略構成を示す分解斜視図である。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500を図中上側(観測者側)に配置したものである。
この液晶装置550は、カラーフィルタ500と、これに対向するように配置された対向基板551と、これらの間に挟持された図示しない液晶層と、カラーフィルタ500の上面側(観測者側)に配置された偏光板555と、対向基板551の下面側に配設された偏光板(図示せず)とにより概略構成されている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
カラーフィルタ500の保護膜509の表面(対向基板551側の面)には液晶駆動用の電極556が形成されている。この電極556は、ITO等の透明導電材料からなり、後述の画素電極560が形成される領域全体を覆う全面電極となっている。また、この電極556の画素電極560とは反対側の面を覆った状態で配向膜557が設けられている。
対向基板551のカラーフィルタ500と対向する面には絶縁層558が形成されており、この絶縁層558上には、走査線561および信号線562が互いに直交する状態で形成されている。そして、これらの走査線561と信号線562とに囲まれた領域内には画素電極560が形成されている。なお、実際の液晶装置では、画素電極560上に配向膜が設けられるが、図示を省略している。
また、画素電極560の切欠部と走査線561と信号線562とに囲まれた部分には、ソース電極、ドレイン電極、半導体、およびゲート電極とを具備する薄膜トランジスタ563が組み込まれて構成されている。そして、走査線561と信号線562に対する信号の印加によって薄膜トランジスタ563をオン・オフして画素電極560への通電制御を行うことができるように構成されている。
なお、上記の各例の液晶装置520,530,550は、透過型の構成としたが、反射層あるいは半透過反射層を設けて、反射型の液晶装置あるいは半透過反射型の液晶装置とすることもできる。
次に、図11は、有機EL装置の表示領域(以下、単に表示装置600と称する)の要部断面図である。
この表示装置600は、基板(W)601上に、回路素子部602、発光素子部603および陰極604が積層された状態で概略構成されている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されると共に、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
この表示装置600においては、発光素子部603から基板601側に発した光が、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されると共に、発光素子部603から基板601の反対側に発した光が陰極604により反射された後、回路素子部602および基板601を透過して観測者側に出射されるようになっている。
回路素子部602と基板601との間にはシリコン酸化膜からなる下地保護膜606が形成され、この下地保護膜606上(発光素子部603側)に多結晶シリコンからなる島状の半導体膜607が形成されている。この半導体膜607の左右の領域には、ソース領域607aおよびドレイン領域607bが高濃度陽イオン打ち込みによりそれぞれ形成されている。そして陽イオンが打ち込まれない中央部がチャネル領域607cとなっている。
また、回路素子部602には、下地保護膜606および半導体膜607を覆う透明なゲート絶縁膜608が形成され、このゲート絶縁膜608上の半導体膜607のチャネル領域607cに対応する位置には、例えばAl、Mo、Ta、Ti、W等から構成されるゲート電極609が形成されている。このゲート電極609およびゲート絶縁膜608上には、透明な第1層間絶縁膜611aと第2層間絶縁膜611bが形成されている。また、第1、第2層間絶縁膜611a、611bを貫通して、半導体膜607のソース領域607a、ドレイン領域607bにそれぞれ連通するコンタクトホール612a,612bが形成されている。
そして、第2層間絶縁膜611b上には、ITO等からなる透明な画素電極613が所定の形状にパターニングされて形成され、この画素電極613は、コンタクトホール612aを通じてソース領域607aに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
また、第1層間絶縁膜611a上には電源線614が配設されており、この電源線614は、コンタクトホール612bを通じてドレイン領域607bに接続されている。
このように、回路素子部602には、各画素電極613に接続された駆動用の薄膜トランジスタ615がそれぞれ形成されている。
上記発光素子部603は、複数の画素電極613上の各々に積層された機能層617と、各画素電極613および機能層617の間に備えられて各機能層617を区画するバンク部618とにより概略構成されている。
これら画素電極613、機能層617、および、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
これら画素電極613、機能層617、および、機能層617上に配設された陰極604によって発光素子が構成されている。なお、画素電極613は、平面視略矩形状にパターニングされて形成されており、各画素電極613の間にバンク部618が形成されている。
バンク部618は、例えばSiO、SiO2、TiO2等の無機材料により形成される無機物バンク層618a(第1バンク層)と、この無機物バンク層618a上に積層され、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂等の耐熱性、耐溶媒性に優れたレジストにより形成される断面台形状の有機物バンク層618b(第2バンク層)とにより構成されている。このバンク部618の一部は、画素電極613の周縁部上に乗上げた状態で形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
そして、各バンク部618の間には、画素電極613に対して上方に向けて次第に拡開した開口部619が形成されている。
上記機能層617は、開口部619内において画素電極613上に積層状態で形成された正孔注入/輸送層617aと、この正孔注入/輸送層617a上に形成された発光層617bとにより構成されている。なお、この発光層617bに隣接してその他の機能を有する他の機能層をさらに形成しても良い。例えば、電子輸送層を形成することも可能である。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
正孔注入/輸送層617aは、画素電極613側から正孔を輸送して発光層617bに注入する機能を有する。この正孔注入/輸送層617aは、正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物(機能液)を吐出することで形成される。正孔注入/輸送層形成材料としては、公知の材料を用いる。
発光層617bは、赤色(R)、緑色(G)、または青色(B)のいずれかに発光するもので、発光層形成材料(発光材料)を含む第2組成物(機能液)を吐出することで形成される。第2組成物の溶媒(非極性溶媒)としては、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な公知の材料を用いることが好ましく、このような非極性溶媒を発光層617bの第2組成物に用いることにより、正孔注入/輸送層617aを再溶解させることなく発光層617bを形成することができる。
そして、発光層617bでは、正孔注入/輸送層617aから注入された正孔と、陰極604から注入される電子が発光層で再結合して発光するように構成されている。
陰極604は、発光素子部603の全面を覆う状態で形成されており、画素電極613と対になって機能層617に電流を流す役割を果たす。なお、この陰極604の上部には図示しない封止部材が配置される。
次に、上記の表示装置600の製造工程を図12〜図20を参照して説明する。
この表示装置600は、図12に示すように、バンク部形成工程(S111)、表面処理工程(S112)、正孔注入/輸送層形成工程(S113)、発光層形成工程(S114)、および対向電極形成工程(S115)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
この表示装置600は、図12に示すように、バンク部形成工程(S111)、表面処理工程(S112)、正孔注入/輸送層形成工程(S113)、発光層形成工程(S114)、および対向電極形成工程(S115)を経て製造される。なお、製造工程は例示するものに限られるものではなく必要に応じてその他の工程が除かれる場合、また追加される場合もある。
まず、バンク部形成工程(S111)では、図13に示すように、第2層間絶縁膜611b上に無機物バンク層618aを形成する。この無機物バンク層618aは、形成位置に無機物膜を形成した後、この無機物膜をフォトリソグラフィ技術等によりパターニングすることにより形成される。このとき、無機物バンク層618aの一部は画素電極613の周縁部と重なるように形成される。
無機物バンク層618aを形成したならば、図14に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
無機物バンク層618aを形成したならば、図14に示すように、無機物バンク層618a上に有機物バンク層618bを形成する。この有機物バンク層618bも無機物バンク層618aと同様にフォトリソグラフィ技術等によりパターニングして形成される。
このようにしてバンク部618が形成される。また、これに伴い、各バンク部618間には、画素電極613に対して上方に開口した開口部619が形成される。この開口部619は、画素領域を規定する。
表面処理工程(S112)では、親液化処理および撥液化処理が行われる。親液化処理を施す領域は、無機物バンク層618aの第1積層部618aaおよび画素電極613の電極面613aであり、これらの領域は、例えば酸素を処理ガスとするプラズマ処理によって親液性に表面処理される。このプラズマ処理は、画素電極613であるITOの洗浄等も兼ねている。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618sおよび有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば四フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、機能液滴吐出ヘッド17を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
また、撥液化処理は、有機物バンク層618bの壁面618sおよび有機物バンク層618bの上面618tに施され、例えば四フッ化メタンを処理ガスとするプラズマ処理によって表面がフッ化処理(撥液性に処理)される。
この表面処理工程を行うことにより、機能液滴吐出ヘッド17を用いて機能層617を形成する際に、機能液滴を画素領域に、より確実に着弾させることができ、また、画素領域に着弾した機能液滴が開口部619から溢れ出るのを防止することが可能となる。
そして、以上の工程を経ることにより、表示装置基体600Aが得られる。この表示装置基体600Aは、図2に示した液滴吐出装置1のセットテーブル22に載置され、以下の正孔注入/輸送層形成工程(S113)および発光層形成工程(S114)が行われる。
図15に示すように、正孔注入/輸送層形成工程(S113)では、機能液滴吐出ヘッド17から正孔注入/輸送層形成材料を含む第1組成物を画素領域である各開口部619内に吐出する。その後、図16に示すように、乾燥処理および熱処理を行い、第1組成物に含まれる極性溶媒を蒸発させ、画素電極(電極面613a)613上に正孔注入/輸送層617aを形成する。
次に発光層形成工程(S114)について説明する。この発光層形成工程では、上述したように、正孔注入/輸送層617aの再溶解を防止するために、発光層形成の際に用いる第2組成物の溶媒として、正孔注入/輸送層617aに対して不溶な非極性溶媒を用いる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒並びに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
しかしその一方で、正孔注入/輸送層617aは、非極性溶媒に対する親和性が低いため、非極性溶媒を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617a上に吐出しても、正孔注入/輸送層617aと発光層617bとを密着させることができなくなるか、あるいは発光層617bを均一に塗布できない虞がある。
そこで、非極性溶媒並びに発光層形成材料に対する正孔注入/輸送層617aの表面の親和性を高めるために、発光層形成の前に表面処理(表面改質処理)を行うことが好ましい。この表面処理は、発光層形成の際に用いる第2組成物の非極性溶媒と同一溶媒またはこれに類する溶媒である表面改質材を、正孔注入/輸送層617a上に塗布し、これを乾燥させることにより行う。
このような処理を施すことで、正孔注入/輸送層617aの表面が非極性溶媒になじみやすくなり、この後の工程で、発光層形成材料を含む第2組成物を正孔注入/輸送層617aに均一に塗布することができる。
そして次に、図17に示すように、各色のうちのいずれか(図17の例では青色(B))に対応する発光層形成材料を含有する第2組成物を機能液滴として画素領域(開口部619)内に所定量打ち込む。画素領域内に打ち込まれた第2組成物は、正孔注入/輸送層617a上に広がって開口部619内に満たされる。なお、万一、第2組成物が画素領域から外れてバンク部618の上面618t上に着弾した場合でも、この上面618tは、上述したように撥液処理が施されているので、第2組成物が開口部619内に転がり込み易くなっている。
その後、乾燥工程等を行うことにより、吐出後の第2組成物を乾燥処理し、第2組成物に含まれる非極性溶媒を蒸発させ、図18に示すように、正孔注入/輸送層617a上に発光層617bが形成される。この図の場合、青色(B)に対応する発光層617bが形成されている。
同様に、機能液滴吐出ヘッド17を用い、図19に示すように、上記した青色(B)に対応する発光層617bの場合と同様の工程を順次行い、他の色(赤色(R)および緑色(G))に対応する発光層617bを形成する。なお、発光層617bの形成順序は、例示した順序に限られるものではなく、どのような順番で形成しても良い。例えば、発光層形成材料に応じて形成する順番を決めることも可能である。また、R・G・Bの3色の配列パターンとしては、ストライプ配列、モザイク配列およびデルタ配列等がある。
以上のようにして、画素電極613上に機能層617、即ち、正孔注入/輸送層617aおよび発光層617bが形成される。そして、対向電極形成工程(S115)に移行する。
対向電極形成工程(S115)では、図20に示すように、発光層617bおよび有機物バンク層618bの全面に陰極604(対向電極)を、例えば蒸着法、スパッタ法、CVD法等によって形成する。この陰極604は、本実施形態においては、例えば、カルシウム層とアルミニウム層とが積層されて構成されている。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO2、SiN等の保護層が適宜設けられる。
この陰極604の上部には、電極としてのAl膜、Ag膜や、その酸化防止のためのSiO2、SiN等の保護層が適宜設けられる。
このようにして陰極604を形成した後、この陰極604の上部を封止部材により封止する封止処理や配線処理等のその他処理等を施すことにより、表示装置600が得られる。
次に、図21は、プラズマ型表示装置(PDP装置:以下、単に表示装置700と称する)の要部分解斜視図である。なお、同図では表示装置700を、その一部を切り欠いた状態で示してある。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、およびこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
この表示装置700は、互いに対向して配置された第1基板701、第2基板702、およびこれらの間に形成される放電表示部703を含んで概略構成される。放電表示部703は、複数の放電室705により構成されている。これらの複数の放電室705のうち、赤色放電室705R、緑色放電室705G、青色放電室705Bの3つの放電室705が組になって1つの画素を構成するように配置されている。
第1基板701の上面には所定の間隔で縞状にアドレス電極706が形成され、このアドレス電極706と第1基板701の上面とを覆うように誘電体層707が形成されている。誘電体層707上には、各アドレス電極706の間に位置し、且つ各アドレス電極706に沿うように隔壁708が立設されている。この隔壁708は、図示するようにアドレス電極706の幅方向両側に延在するものと、アドレス電極706と直交する方向に延設された図示しないものを含む。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
そして、この隔壁708によって仕切られた領域が放電室705となっている。
放電室705内には蛍光体709が配置されている。蛍光体709は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、赤色放電室705Rの底部には赤色蛍光体709Rが、緑色放電室705Gの底部には緑色蛍光体709Gが、青色放電室705Bの底部には青色蛍光体709Bが各々配置されている。
第2基板702の図中下側の面には、上記アドレス電極706と直交する方向に複数の表示電極711が所定の間隔で縞状に形成されている。そして、これらを覆うように誘電体層712、およびMgOなどからなる保護膜713が形成されている。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
第1基板701と第2基板702とは、アドレス電極706と表示電極711が互いに直交する状態で対向させて貼り合わされている。なお、上記アドレス電極706と表示電極711は図示しない交流電源に接続されている。
そして、各電極706,711に通電することにより、放電表示部703において蛍光体709が励起発光し、カラー表示が可能となる。
本実施形態においては、上記アドレス電極706、表示電極711、および蛍光体709を、図2に示した液滴吐出装置1を用いて形成することができる。以下、第1基板701におけるアドレス電極706の形成工程を例示する。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のセットテーブル22に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、機能液滴吐出ヘッド17により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、またはニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
この場合、第1基板701を液滴吐出装置1のセットテーブル22に載置された状態で以下の工程が行われる。
まず、機能液滴吐出ヘッド17により、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴としてアドレス電極形成領域に着弾させる。この液体材料は、導電膜配線形成用材料として、金属等の導電性微粒子を分散媒に分散したものである。この導電性微粒子としては、金、銀、銅、パラジウム、またはニッケル等を含有する金属微粒子や、導電性ポリマー等が用いられる。
補充対象となるすべてのアドレス電極形成領域について液体材料の補充が終了したならば、吐出後の液体材料を乾燥処理し、液体材料に含まれる分散媒を蒸発させることによりアドレス電極706が形成される。
ところで、上記においてはアドレス電極706の形成を例示したが、上記表示電極711および蛍光体709についても上記各工程を経ることにより形成することができる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を機能液滴吐出ヘッド17から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
表示電極711の形成の場合、アドレス電極706の場合と同様に、導電膜配線形成用材料を含有する液体材料(機能液)を機能液滴として表示電極形成領域に着弾させる。
また、蛍光体709の形成の場合には、各色(R,G,B)に対応する蛍光材料を含んだ液体材料(機能液)を機能液滴吐出ヘッド17から液滴として吐出し、対応する色の放電室705内に着弾させる。
次に、図22は、電子放出装置(FED装置あるいはSED装置ともいう:以下、単に表示装置800と称する)の要部断面図である。なお、同図では表示装置800を、その一部を断面として示してある。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、およびこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
この表示装置800は、互いに対向して配置された第1基板801、第2基板802、およびこれらの間に形成される電界放出表示部803を含んで概略構成される。電界放出表示部803は、マトリクス状に配置した複数の電子放出部805により構成されている。
第1基板801の上面には、カソード電極806を構成する第1素子電極806aおよび第2素子電極806bが相互に直交するように形成されている。また、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bで仕切られた部分には、ギャップ808を形成した導電性膜807が形成されている。すなわち、第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807により複数の電子放出部805が構成されている。導電性膜807は、例えば酸化パラジウム(PdO)等で構成され、またギャップ808は、導電性膜807を成膜した後、フォーミング等で形成される。
第2基板802の下面には、カソード電極806に対峙するアノード電極809が形成されている。アノード電極809の下面には、格子状のバンク部811が形成され、このバンク部811で囲まれた下向きの各開口部812に、電子放出部805に対応するように蛍光体813が配置されている。蛍光体813は、赤(R)、緑(G)、青(B)のいずれかの色の蛍光を発光するもので、各開口部812には、赤色蛍光体813R、緑色蛍光体813Gおよび青色蛍光体813Bが、上記した所定のパターンで配置されている。
そして、このように構成した第1基板801と第2基板802とは、微小な間隙を存して貼り合わされている。この表示装置800では、導電性膜(ギャップ808)807を介して、陰極である第1素子電極806aまたは第2素子電極806bから飛び出す電子を、陽極であるアノード電極809に形成した蛍光体813に当てて励起発光し、カラー表示が可能となる。
この場合も、他の実施形態と同様に、第1素子電極806a、第2素子電極806b、導電性膜807およびアノード電極809を、液滴吐出装置1を用いて形成することができると共に、各色の蛍光体813R,813G,813Bを、液滴吐出装置1を用いて形成することができる。
第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807は、図23(a)に示す平面形状を有しており、これらを成膜する場合には、図23(b)に示すように、予め第1素子電極806a、第2素子電極806bおよび導電性膜807を作り込む部分を残して、バンク部BBを形成(フォトリソグラフィ法)する。次に、バンク部BBにより構成された溝部分に、第1素子電極806aおよび第2素子電極806bを形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)し、その溶剤を乾燥させて成膜を行った後、導電性膜807を形成(液滴吐出装置1によるインクジェット法)する。そして、導電性膜807を成膜後、バンク部BBを取り除き(アッシング剥離処理)、上記のフォーミング処理に移行する。なお、上記の有機EL装置の場合と同様に、第1基板801および第2基板802に対する親液化処理や、バンク部811,BBに対する撥液化処理を行うことが、好ましい。
また、他の電気光学装置としては、金属配線形成、レンズ形成、レジスト形成および光拡散体形成等の装置が考えられる。上記した液滴吐出装置1を各種の電気光学装置(デバイス)の製造に用いることにより、各種の電気光学装置を効率的に製造することが可能である。
1…液滴吐出装置 3…描画装置 13…Y軸テーブル 14…キャリッジ 17…機能液滴吐出ヘッド 18…振動モータ 53…ノズル面 62,101…清掃ユニット 81…吸収シート 82…当接ローラ 111…吸引ヘッド 116…吸引口 116a…長スリット部 116b…短スリット部 119…フィルタ材 W…基板
Claims (15)
- ノズル面に機能液が付着した機能液滴吐出ヘッドに対して振動を付与し、前記ノズル面の一端部に前記機能液を集める振動工程と、
前記振動工程の後、前記機能液を前記ノズル面から除去する清掃工程と、
を備えたことを特徴とする機能液滴吐出ヘッドの保守方法。 - 前記振動工程における前記機能液滴吐出ヘッドに対する振動の付与は、前記ノズル面の一端部に向かって先下がりとなるように前記ノズル面を水平面に対して傾けた状態で、行われることを特徴とする請求項1に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守方法。
- 前記清掃工程における前記機能液の除去は、前記ノズル面の一端部に、前記機能液を吸収する吸収材を当接させることにより行われることを特徴とする請求項1または2に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守方法。
- 前記清掃工程における前記機能液の除去は、前記ノズル面の一端部に近接して対峙させた吸引ヘッドから、前記機能液をエアーと共に吸引することにより行われることを特徴とする請求項1または2に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守方法。
- ノズル面に機能液が付着した機能液滴吐出ヘッドに対して振動を付与し、前記ノズル面の一端部に前記機能液を集める振動手段と、
前記ノズル面の一端部に集まった前記機能液を、前記ノズル面から除去する清掃手段と、
を備えたことを特徴とする機能液滴吐出ヘッドの保守装置。 - 前記ノズル面が前記ノズル面の一端部に向かって先下がりとなるように、前記ノズル面を水平面に対して傾ける傾斜手段を、さらに備え、
前記振動手段は、前記ノズル面が水平面に対して傾いた状態で、前記機能液滴吐出ヘッドに対して振動を付与することを特徴とする請求項5に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。 - 前記清掃手段は、
前記機能液を吸収する吸収材と、
前記ノズル面の一端部に、前記吸収材を当接させる当接手段と、
を有することを特徴とする請求項5または6に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。 - 前記清掃手段は、
前記ノズル面の一端部に近接して対峙する吸引ヘッドと、
前記吸引ヘッドに連なり、前記吸引ヘッドを介して前記機能液をエアーと共に吸引する吸引手段と、
を有することを特徴とする請求項5または6に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。 - 前記吸引ヘッドの吸引口には、フィルタ材が装着されていることを特徴とする請求項8に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
- 前記吸引ヘッドの吸引口は、長スリット部と、前記長スリット部を横断するようにして、前記長スリット部の長辺方向に並べた複数の短スリット部と、から構成されていることを特徴とする請求項8または9に記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置。
- 請求項5ないし10のいずれかに記載の機能液滴吐出ヘッドの保守装置と、
前記機能液滴吐出ヘッドを搭載すると共に、ワークに対し、前記機能液滴吐出ヘッドから機能液を吐出して描画動作を行う描画装置と、を備え、
前記描画装置は、前記機能液滴吐出ヘッドを、前記描画動作を行う描画エリアと、前記保守装置が設置されたメンテナンスエリアと、の間で移動させるヘッド移動手段を、有することを特徴とする液滴吐出装置。 - 前記ヘッド移動手段は、キャリッジを介して前記機能液滴吐出ヘッドを搭載しており、
前記振動手段は、前記キャリッジに取り付けられていることを特徴とする請求項11に記載の液滴吐出装置。 - 請求項11または12に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワーク上に機能液滴による成膜部を形成することを特徴とする電気光学装置の製造方法。
- 請求項11または12に記載の液滴吐出装置を用い、前記ワーク上に機能液滴による成膜部を形成したことを特徴とする電気光学装置。
- 請求項13に記載の電気光学装置の製造方法により製造した電気光学装置または請求項14に記載の電気光学装置を、搭載したことを特徴とする電子機器。
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JP2013158748A (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-19 | Panasonic Corp | 液滴吐出方法、有機el素子の製造方法、有機el表示パネル、および有機el表示装置 |
-
2005
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