JP2007041632A - コンテンツアクセス方法および振分装置 - Google Patents

Abstract

【課題】コードをもちいてコンテンツにアクセスさせる方式をとるコンテンツ提供業者が複数存在する場合であっても、利用者が混乱なくコンテンツへアクセスすることを可能にするコンテンツアクセス方法および振分装置を提供すること。
【解決手段】コードをもちいてコンテンツにアクセスさせるための変換サーバが複数存在する場合に、どのコードがどの変換サーバにて変換されるべきかというルールを記憶した振分サーバ２００を設ける。端末装置１００は、コンテンツを取得するためのコードがどの変換サーバに対応したものであるかを知らなくても、同コードを振分サーバ２００に送信することにより、同コードは適切な変換サーバに転送され、コンテンツまたはコンテンツへのアクセス情報が応答される。
【選択図】 図１

Description

この発明は、ネットワーク上のコンテンツへのアクセスを提供するコンテンツアクセス方法および振分装置に関し、特に、コードをもちいてコンテンツにアクセスさせる方式をとるコンテンツ提供業者が複数存在する場合であっても、利用者が混乱なくコンテンツへアクセスすることを可能にするコンテンツアクセス方法および振分装置に関するものである。

インターネット上には多種多様なコンテンツが存在する。これらのコンテンツにアクセスするには、通常は、ＵＲＬ（Uniform Resource Locator）と呼ばれる所定の書式の文字列を端末装置に対して指定することが必要になる。

このＵＲＬは、１０〜３０文字程度の長さがあり、正確に指定することは容易ではない。そこで、短いコードを指定するだけでインターネット上のコンテンツにアクセスすることを可能にするサービスが提供されている。これらのサービスでは、指定されたコードを変換サーバへいったん送信し、変換サーバにてコードを正式なＵＲＬに変換する仕組みがとられている。

この仕組みをさらに応用し、特許文献１において開示されているような画像データへのコードの埋め込み技術と組み合わせたサービスも実現されている。画像データ中に、その画像データと関連したコンテンツにアクセスするためのコードを埋め込んでおくことにより、利用者は、画像をたよりにして希望するコンテンツの選択とアクセスを容易におこなうことができる。

特開２００４−３４９８７９号公報

しかしながら、上記のようにコードをもちいてコンテンツにアクセスするサービスを複数の業者が提供する場合、利用者に混乱が生じる恐れがある。たとえば、画像データからコードを取得し、そのコードをもちいてコンテンツにアクセスする仕組みを複数の業者が独自に提供した場合、利用者はどの画像データがどの業者のサービスに対応しているのかを意識しなければコンテンツにアクセスすることができなくなってしまう。

この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、コードをもちいてコンテンツにアクセスさせる方式をとるコンテンツ提供業者が複数存在する場合であっても、利用者が混乱なくコンテンツへアクセスすることを可能にするコンテンツアクセス方法および振分装置を提供することを目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、ネットワーク上のコンテンツへのアクセスを提供するコンテンツアクセス方法であって、コンテンツの要求元から受信したコンテンツアクセスのためのコードを所定のルールに基づいて処理し、予め登録された振分先の一つへ振り分ける振分工程と、前記振分工程において、前記コード、もしくは、前記振分工程において前記コードを基にして生成されたコードを前記コンテンツの格納場所を示す情報に変換する変換工程とを含んだことを特徴とする。

また、本発明は、コードに対応したコンテンツを提供するコンテンツ提供システムとネットワークを介して接続された振分装置であって、コンテンツの要求元からコンテンツアクセスのためのコードを受信する受信手段と、前記受信手段が受信したコードを所定のルールに基づいて処理し、予め登録された前記コンテンツ提供システムの一つへ振り分ける振分手段とを備えたことを特徴とする。

この発明によれば、予め振分対象のコンテンツ提供システムが登録された振替サーバが所定のルールに基づいてコードをコンテンツ提供システムへ振り分けるように構成したので、コードをもちいてコンテンツにアクセスさせる方式をとるコンテンツ提供システムが複数存在する場合であっても、利用者は、コンテンツにアクセスするためのコードを振替サーバに送信することにより混乱なくコンテンツへアクセスできる。

また、本発明は、上記の発明において、前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへアクセスするための情報をコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする。

この発明によれば、振替サーバは、コードの振分先を選定し、選定した振分先をコンテンツの要求元へ応答する処理までを担当するように構成したので、振替サーバの負荷を軽減させることができる。

また、本発明は、上記の発明において、前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへ前記コード、もしくは、前記コードより生成したコンテンツを特定するためのコードを送信する送信手段と、前記送信手段が送信した情報に対応して前記コンテンツ提供システムから応答された情報をコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする。

この発明によれば、振替サーバは、コードの振分先を選定し、選定した振分先へコンテンツを要求するコードを送信し、振分先から応答された情報をコンテンツの要求元へ応答する処理までを担当するように構成したので、コンテンツの要求元に対して振分先へのアクセスを秘匿することができる。

また、本発明は、上記の発明において、前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへ前記コード、もしくは、前記コードより生成したコンテンツを特定するためのコードを送信する送信手段と、前記送信手段が送信した情報に対応して前記コンテンツ提供システムから応答された情報に基づいてコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、前記コンテンツ取得手段により取得されたコンテンツをコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする。

この発明によれば、振替サーバは、コードの振分先を選定し、選定した振分先へコンテンツを要求するコードを送信し、振分先から応答された情報に基づいてコンテンツを取得し、取得したコンテンツをコンテンツの要求元へ応答する処理までを担当するように構成したので、コンテンツの要求元に対してコンテンツ取得手順の詳細をすべて秘匿することができる。

また、本発明は、上記の発明において、前記振分手段が前記コードもしくは前記コードを基にして生成されたコードから該コードの正当性を識別し、該識別結果に基づいて該コードの振分けを制御する手段をさらに備えたことを特徴とする。

この発明によれば、振り分けるコードの正当性を確認し、正当性を確認できないコードはコンテンツ提供システムへ振り分けないように構成したので、不正なコードによるコンテンツ提供システムへのアクセスを防止することができる。

本発明によれば、予め振分対象のコンテンツ提供システムが登録された振替サーバが所定のルールに基づいてコードをコンテンツ提供システムへ振り分けるように構成したので、コードをもちいてコンテンツにアクセスさせる方式をとるコンテンツ提供システムが複数存在する場合であっても、利用者は、コンテンツにアクセスするためのコードを振替サーバに送信することにより混乱なくコンテンツへアクセスできるという効果を奏する。

また、本発明によれば、振替サーバは、コードの振分先を選定し、選定した振分先をコンテンツの要求元へ応答する処理までを担当するように構成したので、振替サーバの負荷を軽減させることができるという効果を奏する。

また、本発明によれば、振替サーバは、コードの振分先を選定し、選定した振分先へコンテンツを要求するコードを送信し、振分先から応答された情報をコンテンツの要求元へ応答する処理までを担当するように構成したので、コンテンツの要求元に対して振分先へのアクセス手順を秘匿することができるという効果を奏する。

また、本発明によれば、振替サーバは、コードの振分先を選定し、選定した振分先へコンテンツを要求するコードを送信し、振分先から応答された情報に基づいてコンテンツを取得し、取得したコンテンツをコンテンツの要求元へ応答する処理までを担当するように構成したので、コンテンツの要求元に対してコンテンツ取得手順の詳細をすべて秘匿することができるという効果を奏する。

また、本発明によれば、振り分けるコードの正当性を確認し、正当性を確認できないコードはコンテンツ提供システムへ振り分けないように構成したので、不正なコードによるコンテンツ提供システムへのアクセスを防止することができるという効果を奏する。

以下に添付図面を参照して、本発明に係るコンテンツアクセス方法および振分装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。以下の説明では、まず、本発明の原理を説明し、その後、この原理を画像データに埋め込まれたコードに基づいてコンテンツにアクセスするサービスに適用した実施例について説明することとする。

（本発明の原理）
まず、本発明の原理について従来技術と比較して説明する。図１３は、従来のコンテンツアクセス方式を説明するための説明図である。同図は、画像データに埋め込まれたコードに基づいてコンテンツにアクセスする方式の例を示している。この画像データにコードを埋め込む技術としては、上記の特許文献１に記載された技術を利用すればよい。

画像データ１０は、コンテンツにアクセスするためのコードが埋め込まれた画像データである。この画像データ１０は、印刷、あるいは、表示することにより、画像データ自体を可視化するが、肉眼では通常の画像データと同様に見え、コードが埋め込まれていることはわからない。

端末装置１００は、インターネット上のコンテンツを表示可能な情報処理装置であり、画像データ１０に埋め込まれたコードを取得し、このコードを変換サーバ３００に送信することによりコンテンツを取得する。

端末装置１００は、たとえば、カメラ機能を備えた携帯電話端末であり、カメラ機能によって撮影した画像データ１０を変換サーバ３００の提供業者によって配布されているプログラムによって読み取ってコードを取得する。そして、このプログラムがコードを変換サーバ３００へ送信してコンテンツを取得する。

変換サーバ３００は、端末装置１００から送信されたコードをインターネット上のコンテンツのＵＲＬに変換するサーバ装置である。変換サーバ３００が有するコンテンツＩＤ変換表３２１には、コードとコンテンツのＵＲＬとの対応が予め登録されており、変換サーバ３００は、コンテンツＩＤ変換表３２１に基づいてコードの変換をおこなう。

なお、図１３においては、変換サーバ３００が端末装置１００からコードを取得し、端末装置１００に対してコンテンツのＵＲＬを応答するように図示しているが、変換サーバ３００がコンテンツのＵＲＬをもちいてコンテンツにアクセスし、端末装置１００に対してコンテンツを応答するように構成することもできる。

このように、画像データにコンテンツアクセス用のコードを埋め込んでおく方式は、コードを埋め込む画像データを適切に選択することにより画像データからコンテンツを容易に連想できるようになるため、利用者が親しみやすい仕組みを実現することができる。また、コンテンツのＵＲＬそのものでなく、短いコードを画像データに埋め込むことにより、誤認識によるアクセス不能を回避しやすくなる。

しかしながら、このような仕組みを複数のコンテンツ提供業者が独自に提供した場合、問題が生じる。各業者がコードの取得とコンテンツアクセスのためのプログラムを独自に提供すると、利用者は、画像データからコンテンツにアクセスする場合に、適切なプログラムを選択し、適切な変換サーバにコードを送信しなければコンテンツを取得することができなくなる。

図１は、本発明の原理を説明するための説明図である。同図に示すように、本発明においては、振分サーバ２００を設置し、この振分サーバ２００にてコンテンツアクセスのためのコードを一括して受信し、そのコードを対応するコンテンツ提供業者の変換サーバに振り分ける構成をとる。

このような構成をとることにより、コンテンツ提供業者が複数存在する場合であっても、利用者は、個別のコンテンツ提供業者を意識せずにサービスを利用することができる。また、コンテンツ提供業者は、他の業者と共通するアクセス制御や課金等の処理を振分サーバ２００に委任することによって、自身の変換サーバの処理を軽減させることができるとともに、サーバ管理の工数を削減することもできる。

なお、振分サーバ２００の基本処理は、図１に図示したようにコンテンツ提供業者にコードを振り分けるだけのものであってもよいし、さらに、コンテンツ提供業者から応答されたコンテンツのＵＲＬもしくはコンテンツそのものを端末装置１００へ応答する処理を含んでいてもよい。また、コンテンツ提供業者から応答されたコンテンツのＵＲＬを基にしてコンテンツを取得し、取得したコンテンツを端末装置１００へ応答する処理を含んでいてもよい。

振分サーバ２００から端末装置１００に対してコンテンツのＵＲＬやコンテンツそのものを応答する場合、コンテンツ提供業者のサーバの詳細を利用者に対して秘匿することができ、サーバへの不正なアクセスを防止することができる効果がある。

まず、本実施例に係るコンテンツアクセス方式について説明する。図２は、本実施例に係るコンテンツアクセス方式を説明するための説明図である。同図に示すように、本実施例に係るコンテンツアクセス方式は、画像データ１０と、端末装置１００と、振分サーバ２００ａと、変換サーバ３００ａによって実現される。

画像データ１０は、コンテンツにアクセスするためのコードが埋め込まれた画像データである。画像データ１０は、ネットワーク経由、ＤＶＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体経由、もしくはカメラ機能による撮影によって端末装置１００に取り込まれる。

端末装置１００は、インターネット上のコンテンツを表示可能な情報処理装置であり、たとえば、パソコンや携帯電話端末である。端末装置１００上では、コンテンツ取得プログラムを動作させることができる。

このコンテンツ取得プログラムは、画像データ１０に埋め込まれたコードを読み取り、そのコードを既知のサーバである振分サーバ２００ａに送信し、応答として変換サーバのアドレスとコンテンツＩＤを受信する。そして、応答された変換サーバのアドレスにコンテンツＩＤを送信し、応答としてコンテンツのＵＲＬを取得する。そして、このＵＲＬをＷＥＢブラウザに引き渡して、コンテンツを取得させる。

コンテンツ取得プログラムは、端末装置１００内の記憶手段もしくは振分サーバ２００ａ等のサーバ装置内に記憶され、必要に応じて読み出されて端末装置１００のメモリ上に展開され、プロセッサによって実行される。

振分サーバ２００ａは、ネットワークを通じて端末装置１００と接続されたサーバ装置であり、コードとコンテンツの対応を記憶した変換サーバを選択する役割をもっている。

具体的には、端末装置１００からコンテンツアクセスのためのコードを受信すると、そのコードをデコードして変換サーバＩＤとコンテンツＩＤを取得する。変換サーバＩＤは、振分サーバ２００ａが変換サーバを特定するためのＩＤであり、コンテンツＩＤは、変換サーバがコンテンツを特定するためのＩＤである。

そして、変換サーバＩＤと変換サーバのアドレスの対応が予め記憶された変換サーバＩＤ変換表２２１を検索して、変換サーバＩＤに対応する変換サーバのアドレスを取得し、取得した変換サーバのアドレスとコンテンツＩＤを端末装置１００に応答する。

ここで、変換サーバＩＤ変換表２２１に当該の変換サーバＩＤが存在しない場合は、端末装置１００に対して応答をおこなわない。この場合、端末装置１００のコンテンツ取得はエラー終了することになる。

このように、予め登録された変換サーバのみを選択対象とすることは、不正なコンテンツへの誘導を排除することができる効果がある。不正なコンテンツ提供業者は、自身のコンテンツへアクセスするコードを画像データに埋め込み、それを正当なコンテンツ提供業者の提供する画像データに見せかけることが可能である。しかし、そのような不正行為をおこなったとしても、変換サーバＩＤ変換表２２１に該当する変換サーバＩＤは存在しないので、不正なコンテンツ提供業者のコンテンツへの誘導は排除される。

変換サーバ３００ａは、ネットワークを通じて端末装置１００と接続されたサーバ装置であり、コンテンツＩＤをコンテンツのＵＲＬに変換する役割をもっている。

具体的には、端末装置１００からコンテンツＩＤを受信すると、コンテンツＩＤとコンテンツのＵＲＬの対応が予め記憶されたコンテンツＩＤ変換表３２１を検索して、コンテンツＩＤに対応するコンテンツのＵＲＬを取得し、取得したコンテンツのＵＲＬを端末装置１００に応答する。

図２においては、１台の変換サーバのみを図示しているが、変換サーバは何台存在していてもよい。原則として、変換サーバは、コンテンツ提供業者ごとに少なくとも１台ずつ用意される。変換サーバが何台あったとしても、コンテンツアクセスに必要な変換サーバのアドレスは振分サーバ２００ａから応答されるため、端末装置１００はそれらを意識する必要がない。

このように、本実施例に係るコンテンツアクセス方式では、振分サーバ２００ａがコンテンツアクセス用のコードに基づいて変換サーバを選択し、選択された変換サーバに端末装置１００がアクセスしてコンテンツ取得をおこなう構成をとる。この構成では、振分サーバ２００ａは、変換サーバ選択後の処理に関与しないため、振分サーバ２００ａの負荷が小さくなる。

なお、振分サーバ２００ａが、端末装置１００に変換サーバのアドレスとコンテンツＩＤを応答する際に、コンテンツＩＤに認証情報を付与することとし、端末装置１００から送信されたコンテンツＩＤ付与された認証情報を変換サーバ３００ａにおいて確認するように構成してもよい。このように構成することにより、振分サーバ２００ａを経由しない不正なアクセスを排除することができる。

また、コードをデコードして変換サーバＩＤとコンテンツＩＤを取得する処理を、端末装置１００でおこない、変換サーバＩＤのみを端末装置１００から振分サーバ２００ａへ送信するように構成してもよい。このように構成することにより、振分サーバ２００ａの負荷が軽減される。一方、コードのデコードを振分サーバ２００ａがおこなう場合は、デコード処理の実施が１ヶ所に集約化されるため、コードの形式の変更等をおこないやすくなる。

また、コードを変換サーバＩＤとコンテンツＩＤの組み合わせではなく、コンテンツＩＤのみからなるように構成してもよい。この場合、振分サーバ２００ａは、コンテンツＩＤの値の範囲や書式等に基づいて変換サーバの選択をおこなう。

次に、本実施例に係る振分サーバ２００ａの構成について説明する。図３は、本実施例に係る振分サーバ２００ａの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、振分サーバ２００ａは、制御部２１０ａと、記憶部２２０とを有する。

制御部２１０ａは、振分サーバ２００ａを全体制御する制御部であり、通信制御部２１１ａと、コードデコード部２１２ａと、変換サーバＩＤ変換部２１３ａと、認証情報付与部２１４ａとを有する。

通信制御部２１１ａは、ネットワークを通じた各種情報のやりとりを制御する制御部である。具体的には、端末装置１００等からコンテンツアクセスのためのコードを受信したり、変換サーバのアドレスとコンテンツＩＤをコードの送信元の端末装置に送信したりといった処理を制御する。

コードデコード部２１２ａは、通信制御部２１１ａが受信したコードから変換サーバＩＤとコンテンツＩＤを取得する処理部である。たとえば、コードが２４ビットのデータで、前半８ビットが変換サーバＩＤ、後半１６ビットがコンテンツＩＤであるとすると、コードデコード部２１２ａは、コードを前半８ビットと後半１６ビットに分離する処理をおこなう。

変換サーバＩＤ変換部２１３ａは、コードデコード部２１２ａが取得した変換サーバＩＤに対応する変換サーバのアドレスを記憶部２２０の変換サーバＩＤ変換表２２１を検索して取得する処理部である。変換サーバＩＤに対応する変換サーバのアドレスが変換サーバＩＤ変換表２２１に存在しなかった場合、通信制御部２１１ａは、コードの送信元の端末装置に対して変換サーバのアドレスとコンテンツＩＤの送信をおこなわない。

認証情報付与部２１４ａは、コードデコード部２１２ａが取得したコンテンツＩＤに認証情報を付与する処理部である。この認証情報は、コンテンツＩＤが振分サーバ２００ａを経て送信されたものであり、不正なものでないことを変換サーバにて確認するための情報である。

たとえば、コードの送信元の端末装置のＩＰアドレスをハッシュ関数でハッシュした値を認証情報としてコンテンツＩＤに付与することができる。この場合、変換サーバは、コンテンツＩＤの送信元の端末装置のＩＰアドレスを同一のハッシュ関数でハッシュし、コンテンツＩＤに付与された値と比較することにより、コンテンツＩＤが振分サーバ２００ａを経て送信されたものであることを確認することができる。

記憶部２２０は、各種情報を記憶する記憶部であり、変換サーバＩＤ変換表２２１と、変換エラーログ２２２とを有する。図４は、変換サーバＩＤ変換表２２１のデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、変換サーバＩＤ変換表２２１は、変換サーバＩＤと変換サーバのアドレスの対応を保持する。

変換エラーログ２２２は、変換サーバＩＤ変換部２１３ａにて変換サーバのアドレスを取得できなかった場合の記録であり、コードの値やコードの送信元の端末装置のＩＰアドレスや日時などを保持する。この情報は、不正アクセスの確認等の目的で利用される。

次に、本実施例に係る変換サーバ３００ａの構成について説明する。図５は、本実施例に係る変換サーバ３００ａの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、変換サーバ３００ａは、制御部３１０ａと、記憶部３２０とを有する。

制御部３１０ａは、変換サーバ３００ａを全体制御する制御部であり、通信制御部３１１ａと、コンテンツＩＤ認証部３１２ａと、コンテンツＩＤ変換部３１３ａとを有する。

通信制御部３１１ａは、ネットワークを通じた各種情報のやりとりを制御する制御部である。具体的には、端末装置１００等からコンテンツＩＤを受信したり、コンテンツのＵＲＬをコンテンツＩＤの送信元の端末装置に送信したりといった処理を制御する。

コンテンツＩＤ認証部３１２ａは、通信制御部３１１ａが受信したコンテンツＩＤに付与されている認証情報を切り離して取得し、当該のコンテンツＩＤが振分サーバ２００ａを経て送信されたものであることを確認する処理部である。コンテンツＩＤが振分サーバ２００ａを経て送信されたものでなかった場合、通信制御部２１１ａは、コンテンツＩＤの送信元の端末装置に対してコンテンツのＵＲＬの送信をおこなわない。

コンテンツＩＤ変換部３１３ａは、コンテンツＩＤ認証部３１２ａにより認証情報が除かれたコンテンツＩＤに対応するコンテンツのＵＲＬを記憶部３２０のコンテンツＩＤ変換表３２１を検索して取得する処理部である。コンテンツＩＤに対応するコンテンツのＵＲＬがコンテンツＩＤ変換表３２１に存在しなかった場合、通信制御部３１１ａは、コードの送信元の端末装置に対してコンテンツのＵＲＬの送信をおこなわない。

記憶部３２０は、各種情報を記憶する記憶部であり、コンテンツＩＤ変換表３２１を有する。図６は、コンテンツＩＤ変換表３２１のデータ構成の一例を示すサンプル図である。同図に示すように、コンテンツＩＤ変換表３２１は、コンテンツＩＤとコンテンツのＵＲＬの対応を保持する。

次に、図２に示した端末装置１００、振分サーバ２００ａおよび変換サーバ３００ａの処理手順について説明する。図７は、図２に示した端末装置１００、振分サーバ２００ａおよび変換サーバ３００ａの処理手順を示すフローチャートである。

まず、端末装置１００が画像データ１０に埋め込まれたコードを読み取り（ステップＳ１０１）、このコードを振分サーバ２００ａへ送信する（ステップＳ１０２）。

振分サーバ２００ａは、コードを受信すると（ステップＳ１０３）、コードをデコードして変換サーバＩＤとコンテンツＩＤを取得する（ステップＳ１０４）。そして、変換サーバＩＤ変換表２２１を検索して変換サーバＩＤに対応する変換サーバアドレスを取得する（ステップＳ１０５）。

ここで、対応する変換サーバアドレスが存在しない場合（ステップＳ１０６否定）、変換エラーログ２２２にその旨を記録する（ステップＳ１０７）。この場合、端末装置１００に変換サーバアドレスとコンテンツＩＤが応答されず、端末装置１００のコンテンツアクセスは失敗となる（ステップＳ１０８）。

変換サーバＩＤに対応する変換サーバアドレスが存在した場合（ステップＳ１０６肯定）、コンテンツＩＤに認証情報を付与し（ステップＳ１０９）、変換サーバアドレスとコンテンツＩＤを端末装置１００に応答する（ステップＳ１１０）。

端末装置１００は、変換サーバアドレスとコンテンツＩＤを受信すると（ステップＳ１１１）、変換サーバアドレスが示すサーバ装置（この場合、変換サーバ３００ａ）に対してコンテンツＩＤを送信する（ステップＳ１１２）。

変換サーバ３００ａは、コンテンツＩＤを受信すると（ステップＳ１１３）、コンテンツＩＤから認証情報を分離し、認証情報を基にしてコンテンツＩＤが振分サーバ２００ａを経て送信されたものであるか否かを確認する（ステップＳ１１４）。

ここで、コンテンツＩＤが振分サーバ２００ａを経て送信されたものでないと判断された場合（ステップＳ１１５否定）、端末装置１００にコンテンツＵＲＬが応答されず、端末装置１００のコンテンツアクセスは失敗となる（ステップＳ１１６）。

コンテンツＩＤが振分サーバ２００ａを経て送信されたものであると判断された場合（ステップＳ１１５肯定）、コンテンツＩＤ変換表３２１を検索してコンテンツＩＤに対応するコンテンツＵＲＬを取得する（ステップＳ１１７）。

ここで、対応するコンテンツＵＲＬが存在しない場合（ステップＳ１１８否定）、端末装置１００にコンテンツＵＲＬが応答されず、端末装置１００のコンテンツアクセスは失敗となる（ステップＳ１１９）。

コンテンツＩＤに対応するコンテンツＵＲＬが存在した場合（ステップＳ１１８肯定）、コンテンツＵＲＬを端末装置１００に応答する（ステップＳ１２０）。端末装置１００は、コンテンツＵＲＬを受信すると（ステップＳ１２１）、そのＵＲＬにアクセスしてコンテンツを取得する（ステップＳ１２２）。

上記実施例で説明した端末装置１００、振分サーバ２００ａおよび変換サーバ３００ａの各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、振分サーバ２００ａの機能を実現する場合を例として、そのようなプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。

図８は、振分プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。このコンピュータ１０００は、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置１０１０、モニタ１０２０、各種プログラムを記録した記録媒体からプログラムを読み取る媒体読取り装置１０３０、各種情報を一時記憶するＲＡＭ（Random Access Memory）１０４０、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース装置１０５０、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）１０６０およびＣＰＵ（Central Processing Unit）１０７０をバス１０８０で接続して構成される。

そして、ＨＤＤ１０６０には、振分サーバ２００ａの機能と同様の機能を発揮するプログラムである振分プログラム１０６０ｃが記憶されている。ＨＤＤ１０６０には、図３の変換サーバＩＤ変換表２２１に対応する変換サーバＩＤ変換テーブル１０６０ａと、変換エラーログ２２２に対応する変換エラーファイル１０６０ｂも記憶される。

そして、ＣＰＵ１０７０が、振分プログラム１０６０ｃをＨＤＤ１０６０から読み出して実行することにより、同プログラムは、振分プロセス１０７０ａとして機能するようになる。この振分プロセス１０７０ａは、図３に示した制御部２１０ａに対応する。

また、ＣＰＵ１０７０は、ＨＤＤ１０６０の変換サーバＩＤ変換テーブル１０６０ａから適宜必要な情報を読み出してＲＡＭ１０４０に変換サーバＩＤ変換データ１０４０ａとして格納し、このＲＡＭ１０４０に格納された変換サーバＩＤ変換データ１０４０ａに基づいて各種データ処理を実行する。

なお、上記の振分プログラム１０６０ｃについては、必ずしもＨＤＤ１０６０に格納されている必要はなく、ＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体に記憶された振分プログラム１０６０ｃを、コンピュータ１０００が読み出して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、ＬＡＮ、ＷＡＮ等を介してコンピュータ１０００に接続される他のコンピュータ（またはサーバ）などに振分プログラム１０６０ｃを記憶させておき、コンピュータ１０００がこれらからプログラムを読み出して実行するようにしてもよい。

上述してきたように、本実施例１では、振替サーバが所定のルールに基づいてコードを変換サーバへ振り分けるように構成したので、コードをもちいてコンテンツにアクセスさせる方式をとる変換サーバが複数存在する場合であっても、利用者は、コンテンツにアクセスするためのコードを振替サーバに送信することにより混乱なくコンテンツへアクセスできる。

実施例１では、振分サーバがコードの送信元の端末装置に変換サーバのアドレスを応答する構成としたが、端末装置に対して変換サーバのアドレスを秘匿するように構成することもできる。本実施例では、端末装置に対して変換サーバのアドレスを秘匿するように構成した例について説明する。

まず、本実施例に係るコンテンツアクセス方式について説明する。図９は、本実施例に係るコンテンツアクセス方式を説明するための説明図である。同図に示すように、本実施例に係るコンテンツアクセス方式は、画像データ１０と、端末装置１００と、振分サーバ２００ｂと、変換サーバ３００ｂによって実現される。

画像データ１０は、コンテンツにアクセスするためのコードが埋め込まれた画像データである。画像データ１０は、ネットワーク経由、ＤＶＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体経由、もしくはカメラ機能による撮影によって端末装置１００に取り込まれる。

端末装置１００は、インターネット上のコンテンツを表示可能な情報処理装置であり、たとえば、パソコンや携帯電話端末である。端末装置１００上では、コンテンツ取得プログラムを動作させることができる。

このコンテンツ取得プログラムは、画像データ１０に埋め込まれたコードを読み取り、そのコードを既知のサーバである振分サーバ２００ｂに送信し、応答としてコンテンツのＵＲＬを取得する。そして、このＵＲＬをＷＥＢブラウザに引き渡して、コンテンツを取得させる。

コンテンツ取得プログラムは、端末装置１００内の記憶手段もしくは振分サーバ２００ｂ等のサーバ装置内に記憶され、必要に応じて読み出されて端末装置１００のメモリ上に展開され、プロセッサによって実行される。

振分サーバ２００ｂは、ネットワークを通じて端末装置１００および変換サーバ３００ｂ等の変換サーバと接続されたサーバ装置であり、コードとコンテンツの対応を記憶した変換サーバを選択する役割をもっている。

具体的には、端末装置１００からコンテンツアクセスのためのコードを受信すると、そのコードをデコードして変換サーバＩＤとコンテンツＩＤを取得する。変換サーバＩＤは、振分サーバ２００ｂが変換サーバを特定するためのＩＤであり、コンテンツＩＤは、変換サーバがコンテンツを特定するためのＩＤである。

そして、変換サーバＩＤと変換サーバのアドレスの対応が予め記憶された変換サーバＩＤ変換表２２１を検索して、変換サーバＩＤに対応する変換サーバのアドレスを取得し、取得したアドレスが示す変換サーバに対してコンテンツＩＤを送信する。そして、変換サーバから応答されたコンテンツのＵＲＬを端末装置１００へ応答する。

変換サーバ３００ｂは、ネットワークを通じて振分サーバ２００ｂと接続されたサーバ装置であり、コンテンツＩＤをコンテンツのＵＲＬに変換する役割をもっている。

具体的には、振分サーバ２００ｂからコンテンツＩＤを受信すると、コンテンツＩＤとコンテンツのＵＲＬの対応が予め記憶されたコンテンツＩＤ変換表３２１を検索して、コンテンツＩＤに対応するコンテンツのＵＲＬを取得し、取得したコンテンツのＵＲＬを振分サーバ２００ｂに応答する。

図９においては、１台の変換サーバのみを図示しているが、変換サーバは何台存在していてもよい。原則として、変換サーバは、コンテンツ提供業者ごとに少なくとも１台ずつ用意される。

このように、本実施例に係るコンテンツアクセス方式では、振分サーバ２００ｂがコンテンツアクセス用のコードに基づいて変換サーバを選択し、選択した変換サーバにアクセスして取得したコンテンツのアドレス情報を端末装置１００応答する構成をとる。

この構成では、実施例１の振分サーバ２００ａと比べて、振分サーバ２００ｂの処理量が増大し負荷が大きくなるが、端末装置１００等の端末装置に対して変換サーバ３００ｂ等の変換サーバが秘匿され、不正アクセスを受けにくくなる。

なお、変換サーバ３００ｂがコンテンツＩＤを受信する際に、コンテンツＩＤの送信元が振分サーバ２００ｂであることを確認するように構成してもよい。このように構成することにより、振分サーバ２００ｂを経由しない不正なアクセスを排除することができる。

また、コードをデコードして変換サーバＩＤとコンテンツＩＤを取得する処理を、端末装置１００でおこない、変換サーバＩＤとコンテンツＩＤを端末装置１００から振分サーバ２００ｂへ送信するように構成してもよい。このように構成することにより、振分サーバ２００ｂの負荷が軽減される。一方、コードのデコードを振分サーバ２００ｂがおこなう場合は、デコード処理の実施が１ヶ所に集約化されるため、コードの形式の変更等をおこないやすくなる。

また、コードを変換サーバＩＤとコンテンツＩＤの組み合わせではなく、コンテンツＩＤのみからなるように構成してもよい。この場合、振分サーバ２００ｂは、コンテンツＩＤの範囲や書式等に基づいて変換サーバの選択をおこなう。

また、振分サーバ２００ｂから端末装置１００に対してコンテンツのＵＲＬではなく、コンテンツそのものを応答するように構成してもよい。この場合、振分サーバ２００ｂ、もしくは、変換サーバ３００ｂ等の変換サーバにおいてコンテンツの取得をおこなう必要があるため、これらのサーバ装置の負荷が増大するが、端末装置１００等の端末装置に対してコンテンツを提供するサーバ装置が秘匿され、不正アクセスを受けにくくなる。

次に、本実施例に係る振分サーバ２００ｂの構成について説明する。図１０は、本実施例に係る振分サーバ２００ｂの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、振分サーバ２００ｂは、制御部２１０ｂと、記憶部２２０とを有する。

制御部２１０ｂは、振分サーバ２００ｂを全体制御する制御部であり、通信制御部２１１ｂと、コードデコード部２１２ｂと、変換サーバＩＤ変換部２１３ｂと、変換サーバアクセス部２１５ｂとを有する。

通信制御部２１１ｂは、ネットワークを通じた各種情報のやりとりを制御する制御部である。具体的には、端末装置１００等からコンテンツアクセスのためのコードを受信したり、コンテンツのＵＲＬをコードの送信元の端末装置に送信したりといった処理を制御する。

コードデコード部２１２ｂと変換サーバＩＤ変換部２１３ｂは、それぞれ、コードデコード部２１２ａと変換サーバＩＤ変換部２１３ａと同様の処理部であるため説明を省略する。

変換サーバアクセス部２１５ｂは、変換サーバＩＤ変換部２１３ｂが取得した変換サーバアドレスが示すサーバ装置にコードデコード部２１２ｂが取得したコンテンツＩＤを送信し、応答としてコンテンツのＵＲＬを受信する処理部である。

記憶部２２０は、実施例１にて説明済みのため説明を省略する。

次に、本実施例に係る変換サーバ３００ｂの構成について説明する。図１１は、本実施例に係る変換サーバ３００ｂの構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、変換サーバ３００ｂは、制御部３１０ｂと、記憶部３２０とを有する。

制御部３１０ｂは、変換サーバ３００ｂを全体制御する制御部であり、通信制御部３１１ｂと、コンテンツＩＤ変換部３１３ｂと、接続先認証部３１４ｂとを有する。

通信制御部３１１ｂは、ネットワークを通じた各種情報のやりとりを制御する制御部である。具体的には、振分サーバ２００ｂからコンテンツＩＤを受信したり、コンテンツのＵＲＬを振分サーバ２００ｂに送信したりといった処理を制御する。

コンテンツＩＤ変換部３１３ｂは、コンテンツＩＤ変換部３１３ａと同様の処理部であるため説明を省略する。

接続先認証部３１４ｂは、コンテンツＩＤの送信元が振分サーバ２００ｂであることをＩＰアドレスなどを基にして確認する処理部である。送信元が振分サーバ２００ｂでなかった場合、通信制御部２１１ｂは、送信元に対してコンテンツのＵＲＬの送信をおこなわない。

記憶部３２０は、実施例１にて説明済みのため説明を省略する。

次に、図９に示した端末装置１００、振分サーバ２００ｂおよび変換サーバ３００ｂの処理手順について説明する。図１２は、図９に示した端末装置１００、振分サーバ２００ｂおよび変換サーバ３００ｂの処理手順を示すフローチャートである。

まず、端末装置１００が画像データ１０に埋め込まれたコードを読み取り（ステップＳ２０１）、このコードを振分サーバ２００ｂへ送信する（ステップＳ２０２）。

振分サーバ２００ｂは、コードを受信すると（ステップＳ２０３）、コードをデコードして変換サーバＩＤとコンテンツＩＤを取得する（ステップＳ２０４）。そして、変換サーバＩＤ変換表２２１を検索して変換サーバＩＤに対応する変換サーバアドレスを取得する（ステップＳ２０５）。

ここで、対応する変換サーバアドレスが存在しない場合（ステップＳ２０６否定）、変換エラーログ２２２にその旨を記録する（ステップＳ２０７）。この場合、端末装置１００にコンテンツＵＲＬが応答されず、端末装置１００のコンテンツアクセスは失敗となる（ステップＳ２０８）。

変換サーバＩＤに対応する変換サーバアドレスが存在した場合（ステップＳ２０６肯定）、変換サーバアドレスが示すサーバ装置（この場合、変換サーバ３００ｂ）に対してコンテンツＩＤを送信する（ステップＳ２０９）。

変換サーバ３００ｂは、コンテンツＩＤを受信すると（ステップＳ２１０）、コンテンツＩＤの送信元が振分サーバ２００ｂであるか否かを確認する（ステップＳ２１１）。

ここで、コンテンツＩＤの送信元が振分サーバ２００ｂでないと判断された場合（ステップＳ２１２否定）、端末装置１００にコンテンツＵＲＬが応答されず、端末装置１００のコンテンツアクセスは失敗となる（ステップＳ２１３）。

コンテンツＩＤの送信元が振分サーバ２００ｂであると判断された場合（ステップＳ２１２肯定）、コンテンツＩＤ変換表３２１を検索してコンテンツＩＤに対応するコンテンツＵＲＬを取得する（ステップＳ２１４）。

ここで、対応するコンテンツＵＲＬが存在しない場合（ステップＳ２１５否定）、端末装置１００にコンテンツＵＲＬが応答されず、端末装置１００のコンテンツアクセスは失敗となる（ステップＳ２１６）。

コンテンツＩＤに対応するコンテンツＵＲＬが存在した場合（ステップＳ２１５肯定）、コンテンツＵＲＬを振分サーバ２００ｂに応答する（ステップＳ２１７）。振分サーバ２００ｂは、コンテンツＵＲＬを受信すると（ステップＳ２１８）、これを端末装置１００に送信する（ステップＳ２１９）。端末装置１００は、コンテンツＵＲＬを受信すると（ステップＳ２２０）、そのＵＲＬにアクセスしてコンテンツを取得する（ステップＳ２２１）。

上述してきたように、本実施例２では、振替サーバは、コードの振分先を選定し、選定した振分先へコンテンツを要求するコードを送信し、振分先から応答された情報をコンテンツの要求元へ応答する処理までを担当するように構成したので、コンテンツの要求元に対して振分先へのアクセス手順を秘匿することができる。

（付記１）ネットワーク上のコンテンツへのアクセスを提供するコンテンツアクセス方法であって、
コンテンツの要求元から受信したコンテンツアクセスのためのコードを所定のルールに基づいて予め登録された振分先の一つへ振り分ける振分工程と、
前記コードもしくは前記振分工程において前記コードを基にして生成されたコードを前記コンテンツの格納場所を示す情報に変換する変換工程と
を含んだことを特徴とするコンテンツアクセス方法。

（付記２）コンテンツに対応するコードが埋め込まれた画像データからコードを読み取り、該コードに対応するコンテンツを前記振分工程に要求するコード読取工程をさらに含んだことを特徴とする付記１に記載のコンテンツアクセス方法。

（付記３）コードに対応したコンテンツを提供するコンテンツ提供システムとネットワークを介して接続された振分装置であって、
コンテンツの要求元からコンテンツアクセスのためのコードを受信する受信手段と、
前記受信手段が受信したコードを所定のルールに基づいて予め登録された前記コンテンツ提供システムの一つへ振り分ける振分手段と
を備えたことを特徴とする振分装置。

（付記４）前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへアクセスするための情報をコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする付記３に記載の振分装置。

（付記５）前記応答手段は、当該の振分装置が振分先の選定をおこなったことを証明するための認証情報をコンテンツの要求元への応答に含めることを特徴とする付記４に記載の振分装置。

（付記６）前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへ前記コードもしくは前記コードより生成したコンテンツを特定するためのコードを送信する送信手段と、
前記送信手段が送信した情報に対応して前記コンテンツ提供システムから応答された情報をコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする付記３に記載の振分装置。

（付記７）前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへ前記コードもしくは前記コードより生成したコンテンツを特定するためのコードを送信する送信手段と、
前記送信手段が送信した情報に対応して前記コンテンツ提供システムから応答された情報に基づいてコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
前記コンテンツ取得手段により取得されたコンテンツをコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする付記３に記載の振分装置。

（付記８）前記振分手段が前記コードもしくは前記コードを基にして生成されたコードから該コードの正当性を識別し、該識別結果に基づいて該コードの振分けを制御する手段をさらに備えたことを特徴とする付記３に記載の振分装置。

（付記９）コードに対応したコンテンツを提供するコンテンツ提供システムとネットワークを介して接続されたコンピュータにて動作する振分プログラムであって、
コンテンツの要求元からコンテンツアクセスのためのコードを受信する受信手順と、
前記受信手順が受信したコードを所定のルールに基づいて予め登録された前記コンテンツ提供システムの一つへ振り分ける振分手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする振分プログラム。

（付記１０）前記振分手順が振分先として選択したコンテンツ提供システムへアクセスするための情報をコンテンツの要求元へ応答する応答手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記９に記載の振分プログラム。

（付記１１）前記応答手順は、当該の振分プログラムが振分先の選定をおこなったことを証明するための認証情報をコンテンツの要求元への応答に含めることを特徴とする付記１０に記載の振分プログラム。

（付記１２）前記振分手順が振分先として選択したコンテンツ提供システムへ前記コードもしくは前記コードより生成したコンテンツを特定するためのコードを送信する送信手順と、
前記送信手順が送信した情報に対応して前記コンテンツ提供システムから応答された情報をコンテンツの要求元へ応答する応答手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記９に記載の振分プログラム。

（付記１３）前記振分手順が振分先として選択したコンテンツ提供システムへ前記コードもしくは前記コードより生成したコンテンツを特定するためのコードを送信する送信手順と、
前記送信手順が送信した情報に対応して前記コンテンツ提供システムから応答された情報に基づいてコンテンツを取得するコンテンツ取得手順と、
前記コンテンツ取得手順により取得されたコンテンツをコンテンツの要求元へ応答する応答手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記９に記載の振分プログラム。

（付記１４）前記振分手順が前記コードもしくは前記コードを基にして生成されたコードから該コードの正当性を識別し、該識別結果に基づいて該コードの振分けを制御する手順をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記９に記載の振分プログラム。

（付記１５）ネットワーク上でコンテンツを提供する少なくとも１つのコンテンツ提供システムからコンテンツを取得するコンテンツ取得プログラムであって、
コンテンツに対応するコードが埋め込まれた画像データからコードを読み取る読取手順と、
前記読取手順によって読み取られたコードを既知の振分手段に送信し、該コードに対応したコンテンツ提供システムへコンテンツ取得要求を振り分けさせる送信手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ取得プログラム。

以上のように、本発明に係るコンテンツアクセス方法および振分装置は、ネットワーク上のコンテンツへのアクセスに有用であり、特に、コードをもちいてコンテンツにアクセスさせる方式をとるコンテンツ提供業者が複数存在する場合であっても、利用者が混乱なくコンテンツへアクセスできることが必要な場合に適している。

本発明の原理を説明するための説明図である。 本実施例に係るコンテンツアクセス方式を説明するための説明図である。 本実施例に係る振分サーバの構成を示す機能ブロック図である。 変換サーバＩＤ変換表のデータ構成の一例を示すサンプル図である。 本実施例に係る変換サーバの構成を示す機能ブロック図である。 コンテンツＩＤ変換表のデータ構成の一例を示すサンプル図である。 図２に示した端末装置、振分サーバおよび変換サーバの処理手順を示すフローチャートである。 振分プログラムを実行するコンピュータを示す機能ブロック図である。 本実施例に係るコンテンツアクセス方式を説明するための説明図である。 本実施例に係る振分サーバの構成を示す機能ブロック図である。 本実施例に係る変換サーバの構成を示す機能ブロック図である。 図９に示した端末装置、振分サーバおよび変換サーバの処理手順を示すフローチャートである。 従来のコンテンツアクセス方式を説明するための説明図である。

符号の説明

１０ 画像データ
１００ 端末装置
２００、２００ａ、２００ｂ 振分サーバ
２１０ａ、２１０ｂ 制御部
２１１ａ、２１１ｂ 通信制御部
２１２ａ、２１２ｂ コードデコード部
２１３ａ、２１３ｂ 変換サーバＩＤ変換部
２１４ａ 認証情報付与部
２１５ｂ 変換サーバアクセス部
２２０ 記憶部
２２１ 変換サーバＩＤ変換表
２２２ 変換エラーログ
３００、３００ａ、３００ｂ 変換サーバ
３１０ａ、３１０ｂ 制御部
３１１ａ、３１１ｂ 通信制御部
３１２ａ コンテンツＩＤ認証部
３１３ａ、３１３ｂ コンテンツＩＤ変換部
３１４ｂ 接続先認証部
３２０ 記憶部
３２１ コンテンツＩＤ変換表
１０００ コンピュータ
１０１０ 入力装置
１０２０ モニタ
１０３０ 媒体読取り装置
１０４０ ＲＡＭ
１０４０ａ 変換サーバＩＤ変換データ
１０５０ ネットワークインターフェース装置
１０６０ ＨＤＤ
１０６０ａ 変換サーバＩＤ変換テーブル
１０６０ｂ 変換エラーファイル
１０６０ｃ 振分プログラム
１０７０ ＣＰＵ
１０７０ａ 振分プロセス
１０８０ バス

Claims (6)

1. ネットワーク上のコンテンツへのアクセスを提供するコンテンツアクセス方法であって、
   コンテンツの要求元から受信したコンテンツアクセスのためのコードを所定のルールに基づいて予め登録された振分先の一つへ振り分ける振分工程と、
   前記コードもしくは、前記振分工程において前記コードを基にして生成されたコードを前記コンテンツの格納場所を示す情報に変換する変換工程と
   を含んだことを特徴とするコンテンツアクセス方法。
2. コードに対応したコンテンツを提供するコンテンツ提供システムとネットワークを介して接続された振分装置であって、
   コンテンツの要求元からコンテンツアクセスのためのコードを受信する受信手段と、
   前記受信手段が受信したコードを所定のルールに基づいて予め登録された前記コンテンツ提供システムの一つへ振り分ける振分手段と
   を備えたことを特徴とする振分装置。
3. 前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへアクセスするための情報をコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする請求項２に記載の振分装置。
4. 前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへ前記コードもしくは前記コードより生成したコンテンツを特定するためのコードを送信する送信手段と、
   前記送信手段が送信した情報に対応して前記コンテンツ提供システムから応答された情報をコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする請求項２に記載の振分装置。
5. 前記振分手段が振分先として選択したコンテンツ提供システムへ前記コードもしくは前記コードより生成したコンテンツを特定するためのコードを送信する送信手段と、
   前記送信手段が送信した情報に対応して前記コンテンツ提供システムから応答された情報に基づいてコンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
   前記コンテンツ取得手段により取得されたコンテンツをコンテンツの要求元へ応答する応答手段をさらに備えたことを特徴とする請求項２に記載の振分装置。
6. 前記振分手段が前記コードもしくは前記コードを基にして生成されたコードから該コードの正当性を識別し、該識別結果に基づいて該コードの振分けを制御する手段をさらに備えたことを特徴とする請求項２に記載の振分装置。

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