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JP2007035324A - 放電灯点灯装置及びこれを含む照明器具 - Google Patents

放電灯点灯装置及びこれを含む照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】放電灯の残り寿命を早期に報知して、放電灯の交換を早期に促し、不点の回避と、安全性及び利便性の向上とを図る。
【解決手段】放電灯点灯装置3において、先ず、直流電源1の投入直後かつインバータ部30の起動前に、直流電圧印加部31は、スイッチ311をオン状態にして放電灯2の電極フィラメント20,21間に直流電圧を印加する。また、予熱部32は、スイッチ322をオン状態にして電極フィラメント21を予熱電流I2の供給により熱する。続いて、エミッション時間検出部332は、抵抗331の両端電圧V1を計測し、上記両端電圧V1及び放電灯2の両端電圧VLが急激に低下する時点でエミッション時間を検出する。寿命推定部34は、エミッション時間検出部332により検出されたエミッション時間から累積点灯時間を求めて放電灯2の残り寿命を推定する。最後に、報知部35は、放電灯2が寿命に近づいている場合に音声で報知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電灯の残り寿命を推定するために用いられる放電灯点灯装置及びこれを含む照明器具に関するものである。
従来、この種の照明器具は、種々提案されまた市販されている。例えば特許文献1には以下の照明器具が開示されている。図7に示す回路構成ブロック図のように、放電灯40にある2つの電極フィラメント400,401のそれぞれの両端電圧(以下、フィラメント電圧という)VfをVfレベル検出回路410,411で検出し、各電極フィラメント400,401の電子放出物質(エミッタ)が消耗した状態(以下、エミレス状態という)であるか否かを判定する。具体的には、Vfレベル検出回路410,411は、フィラメント電圧Vfをそれぞれ整流して平滑し、図8に示すように、得られた電圧のレベルを境界値Thと比較することによって、正常点灯時又はエミレス時のいずれかを2値として判定する。図7に示すオア回路42は、2つのVfレベル検出回路410,411の少なくとも一方がエミレス状態を検出すると、エミレス状態が生じているという判定を下す。この判定に基づいて、放電灯40を点灯させるインバータ部43の出力を低下させたり動作を停止させたりする。これにより、放電灯40の温度上昇を抑え、インバータ部43のストレスを回避し、電極フィラメント400,401の断線といった不具合などを防止して安全性を確保することができる。
また、従来の照明器具の他の例として、放電灯の両端電圧(ランプ電圧)のピーク値が上昇することや、電子放出物質の消耗が電極フィラメント間でアンバランスになり放電灯の両端電圧に直流成分が重畳されることを検出し、予め決められた閾値と比較することで放電灯の寿命末期を判別するものもある。
特開2002−83697号公報(第4頁−第8頁、第1図及び第15図)
しかしながら、上記従来の照明器具において、フィラメント電圧のレベル、放電灯の両端電圧のピーク値及び直流成分は、電極フィラメントが断線したときなどでないと放電灯の初期段階から寿命末期までほとんど変化しないので、放電灯の残り寿命の推定及び報知が遅くなり、不点が発生することが多いという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、不点を防止するために、放電灯の残り寿命を早期に推定し、報知することができる放電灯点灯装置及びこれを含む照明器具を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、電子放出物質が塗布された電極フィラメントを一対有する放電灯を点灯させる前に前記一対の電極フィラメント間に直流電圧を印加する直流電圧印加手段と、前記直流電圧印加手段が前記一対の電極フィラメント間に前記直流電圧を印加しているときに陰極側の前記電極フィラメントを予熱電流の供給により熱する予熱手段と、前記予熱手段が前記予熱電流の供給を行っているときに前記放電灯の両端電圧が急激に低下する時点で、エミッション特性に関連するエミッション特性値を検出する検出手段と、前記放電灯の累積点灯時間と前記エミッション特性値の関係及び前記放電灯の寿命を予め記憶し、前記検出手段により検出された前記エミッション特性値から前記累積点灯時間を求めて前記放電灯の残り寿命を推定する寿命推定手段と、前記寿命推定手段により推定された前記残り寿命を報知する報知手段とを備えることを特徴とする。
この構成では、エミッション特性値が放電灯の初期段階から寿命末期まで変化することにより、放電灯の残り寿命を早期に推定し、報知することができるので、放電灯の交換を早期に促すことができ、不点の回避と、安全性及び利便性の向上とを図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記エミッション特性値が、前記累積点灯時間の初期段階では前記累積点灯時間が増加するにつれて減少し、一定時間累積後では前記累積点灯時間が増加するにつれて増加することを特徴とする。この構成では、エミッション特性値から放電灯の累積点灯時間を求めるときに誤差を小さくすることができるので、放電灯の残り寿命の推定精度を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記エミッション特性値が、前記予熱手段が前記予熱電流の供給を開始してから、前記放電灯の両端電圧が急激に低下する前後の両端電圧差に対して予め決められた割合分低下するまでの時間であることを特徴とする。この構成では、放電灯の累積点灯時間を容易かつ精度よく求めることができるので、放電灯の残り寿命の推定精度をより向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記エミッション特性値が、前記放電灯の両端電圧が急激に低下する前後の両端電圧差であることを特徴とする。この構成では、両端電圧差を明確に検出することができるとともに、両端電圧差から放電灯の累積点灯時間を容易かつ精度よく求めることができる。これにより、放電灯の残り寿命の推定精度をより向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記寿命推定手段が、前記累積点灯時間と前記エミッション特性値の関係として、前記累積点灯時間の単位時間あたりにおける前記エミッション特性値の変化量を予め記憶し、前記検出手段により検出された前記エミッション特性値から前記エミッション特性値の変化量を検出し前記累積点灯時間を求めて前記残り寿命を推定することを特徴とする。この構成では、エミッション特性値の変化量のほうがエミッション特性値の絶対値よりばらつき誤差を小さくすることができるので、放電灯の残り寿命の推定精度をさらに向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記寿命推定手段が、前記累積点灯時間と前記エミッション特性値の関係として、前記エミッション特性値が最小値になる前記累積点灯時間を予め記憶するとともに、前記エミッション特性値が最小値になる前記累積点灯時間と前記寿命の比率を予め記憶し、前記検出手段により検出された前記エミッション特性値を最小値であると判断したときに、前記エミッション特性値が最小値になる前記累積点灯時間に前記比率を掛け合わせて前記残り寿命を推定することを特徴とする。この構成では、エミッション特性値が最小値になる累積点灯時間を容易かつ精度よく検出することができるので、放電灯の残り寿命の推定精度をさらに向上させることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記直流電圧印加手段、前記予熱手段、前記検出手段、前記寿命推定手段及び前記報知手段が、前記累積点灯時間が予め決められた時間を超える毎に動作することを特徴とする。この構成では、放電灯の残り寿命の推定により放電灯の点灯が遅れる頻度を低減することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の放電灯点灯装置と、電子放出物質が塗布された電極フィラメントを一対有する放電灯とを備えることを特徴とする。
この構成では、エミッション特性値が放電灯の初期段階から寿命末期まで変化することにより、放電灯の残り寿命を早期に推定し、報知することができるので、放電灯の交換を早期に促すことができ、不点の回避と、安全性及び利便性の向上とを図ることができる。
本発明によれば、放電灯の交換を早期に促すことができ、不点の回避と、安全性及び利便性の向上とを図ることができる。
(実施形態1)
本発明の実施形態1について図1〜3を用いて説明する。図1は実施形態1の照明器具の回路構成ブロック図である。図2は実施形態1の照明器具において予熱電流の供給時間と放電灯の両端電圧の関係を示す図である。図3は実施形態1の照明器具において放電灯の累積点灯時間とエミッション時間の関係を示す図である。
先ず、実施形態1の基本的な構成について説明する。実施形態1の照明器具は、図1に示すように、直流電源1と、放電灯(ランプ)2と、放電灯点灯装置3とを備えている。
直流電源1は、例えば商用電源などの交流電源からの交流電圧を整流し平滑するものである。上記直流電源1は、一定の大きさの直流電圧を放電灯2及び放電灯点灯装置3に供給する。
放電灯2は、例えば直管型の蛍光ランプや環状の二重管からなる高周波専用の蛍光ランプなどの熱陰極型放電ランプであり、一対の電極フィラメント20,21を備えている。各電極フィラメント20,21は、電子放出物質(エミッタ)が塗布されたものであり、熱電子を授受する機能及びヒータとしての機能を有する。上記放電灯2は、後述する放電灯点灯装置3からの高周波電圧により電極フィラメント20,21間に放電が発生して点灯する。
放電灯点灯装置3は、インバータ部30と、直流電圧印加部31と、予熱部32と、検出ブロック33と、寿命推定部34と、報知部35とを備えている。
インバータ部30は、直流電源1から供給される直流電圧を正弦波状の高周波電圧に変換して放電灯2に供給する。上記インバータ部30は、構成が限定されるものではなく、例えば、2つのスイッチング素子を備え、一方のスイッチング素子が開のとき他方のスイッチング素子は閉、又はその逆のように2つのスイッチング素子の開閉を交互に繰り返すことで直流電圧を矩形電圧に変換する。その後、コンデンサ及びコイルからなる共振回路により矩形電圧を正弦波状の高周波電圧に変換して放電灯2に供給する。
直流電圧印加部31は、高抵抗の抵抗310及びスイッチ311を直列に接続して備え、抵抗310側を直流電源1の正電極側に接続し、スイッチ311側を放電灯2の電極フィラメント20に接続している。上記直流電圧印加部31は、放電灯2を点灯させる前に、スイッチ311をオン状態にし、直流電源1からの直流電圧を放電灯2の一対の電極フィラメント20,21間に抵抗310を介して印加して微小電流I1を放電灯2に供給する。微小電流I1の大きさは限定されるものではないが、1.0mA以下であることが好ましい。一対の電極フィラメント20,21間に直流電圧を印加して微小電流I1を供給するのは放電灯2の両端電圧VLを計測するためであるので、微小電流I1は1.0mA以下でも十分である。また微小電流I1を1.0mA以下にすると各電極フィラメント20,21に及ぼす影響を小さくすることができる。
予熱部32は、2つの抵抗320,321を直列に接続して備え、抵抗320側を直流電源1の正電極側に接続し、抵抗321側を直流電源1の負電極側に接続している。さらに、抵抗320と抵抗321の間に一端側が接続し、放電灯2の電極フィラメント21に他端側が接続するスイッチ322を備えている。上記予熱部32は、直流電圧印加部31が放電灯2の一対の電極フィラメント20,21間に直流電圧を印加しているときに、陰極側(低電圧側)の電極フィラメント21に、予め決められた一定の大きさの予熱電流I2を供給し、電極フィラメント21を熱するものである。上記のように電極フィラメント21が熱せられてエミッション温度になると、熱電子が電極フィラメント21から放出されて電極フィラメント20側に到達する。これにより、放電灯2の両端電圧VLは急激に低下する。上記において、予熱電流I2の大きさは限定されるものではないが、0.1〜1Aであることが好ましい。これにより、電極フィラメント21に過大な負荷を与えることなく電極フィラメント21を短時間でエミッション温度に熱することができる。さらに好ましい範囲は0.3〜0.4Aである。上記さらに好ましい範囲は、電極フィラメント21の負荷と加熱時間の両方を考慮すると最適な範囲である。
検出ブロック33は、2つの抵抗330,331の直列回路を放電灯2と並列に接続して備えているとともに、抵抗331の両端電圧V1を検出するエミッション時間検出部332を備えている。上記検出ブロック33において、直流電圧印加部31が放電灯2の一対の電極フィラメント20,21間に直流電圧を印加し、予熱部32が電極フィラメント21に予熱電流I2を供給しているときに、エミッション時間検出部332は、抵抗331の両端電圧V1を計測する。上記両端電圧V1が放電灯2の両端電圧VLの分圧であるので、エミッション時間検出部332は、両端電圧V1から放電灯2の両端電圧VLを検出することができる。また、エミッション時間検出部332は、両端電圧V1が急激に低下する時点、つまり放電灯2の両端電圧VLが急激に低下する時点でエミッション時間teを検出する。エミッション時間teとは、図2に示すように、予熱部32(図1参照)が予熱電流I2の供給を開始してから、放電灯2の両端電圧VLが急激に低下する前後の両端電圧差ΔVeに対して予め決められた割合分低下するまでの時間である。上記予め決められた割合分は限定されるものではなく、実施形態1では10%としている。これにより、ノイズなどで放電灯2の両端電圧VLにばらつきがあったとしても、上記ばらつきが両端電圧差ΔVeの10%以内であれば誤動作を防止することができる。
寿命推定部34は、図1に示すように、検出ブロック33のエミッション時間検出部332と接続するとともに、放電灯2の累積点灯時間t2とエミッション時間teの関係及び放電灯2の寿命Tを予め記憶している。
累積点灯時間t2とエミッション時間teの関係は、図3に示すように、累積点灯時間t2の初期段階(0〜ta)では、未使用の状態から累積点灯時間t2が増加するにつれてエミッション時間teが徐々に減少する関係である。電極フィラメント21(図1参照)に塗布された電子放出物質が消費されて減少するので、電極フィラメント21の熱容量が低下して温まりやすくなるからである。これに対して、一定時間累積後(ta〜T)では、累積点灯時間t2が増加するにつれてエミッション時間teが急激に増加する。電極フィラメント21の電子放出物質が減少した結果、エミッション能力が低下して放電しにくくなるからであり、放電灯2(図1参照)の寿命Tと強い相関を有している。
上記寿命推定部34は、図1に示すように、検出ブロック33のエミッション時間検出部332により検出されたエミッション時間teを入力し、入力されたエミッション時間teから累積点灯時間t2を求め、エミッション時間te及び累積点灯時間t2を逐次記憶する。さらに、寿命推定部34は、放電灯2の寿命Tと累積点灯時間t2の差である放電灯2の残り寿命を推定する。なお、累積点灯時間teの検出範囲は前回の累積点灯時間から寿命Tまでの範囲であり、上記範囲において、入力されたエミッション時間teに対して複数の累積点灯時間teが該当する場合には小さいほうを適用している。
報知部35は、例えばスピーカやブザーなどであり、寿命推定部34により推定された放電灯2の残り寿命を音声で報知するものである。具体的には、報知部35は、放電灯2の残り寿命が300時間を切って寿命Tに近づいている場合、インバータ部30が起動する前に、放電灯2が寿命Tに近づいていることを音声で報知する。その後、寿命時間になったときや寿命時間を超えたときに放電灯2が交換されていない場合には、最初に報知してから300時間後や600時間後に再度報知する。上記より、放電灯2が寿命Tに達して不点状態になる前に交換用の放電灯の準備を促して放電灯2を交換させることにより、安全性及び利便性を向上させることができる。
次に、実施形態1の照明器具において、放電灯2を点灯する前の放電灯点灯装置3の動作について図1を用いて説明する。先ず、直流電源1の投入直後かつインバータ部30の起動前に、直流電圧印加部31は、スイッチ311をオン状態にして放電灯2の電極フィラメント20,21間に直流電圧を印加する。また、予熱部32は、スイッチ322をオン状態にして電極フィラメント21に予熱電流I2を供給する。続いて、検出ブロック33のエミッション時間検出部332は、抵抗331の両端電圧V1を計測し、上記両端電圧V1が急激に低下する時点、つまり放電灯2の両端電圧VLが急激に低下する時点(図2参照)でエミッション時間te(図2参照)を検出する。寿命推定部34は、エミッション時間検出部332により検出されたエミッション時間teから累積点灯時間t2(図3参照)を求めて放電灯2の残り寿命を推定する。最後に、報知部35は、放電灯2が寿命T(図3参照)に近づいている場合に音声で報知する。エミッション時間teの検出に基づく放電灯2の残り寿命の推定が終了すると、スイッチ311,322をオフ状態にし、インバータ部30を起動して放電灯2を点灯させる。
上記より、実施形態1の照明器具は、インバータ部30の起動前にエミッション時間teを検出することができ、放電灯2の残り寿命を早期に推定し、適切に報知することができる。
以上、実施形態1によれば、エミッション時間teが放電灯2の初期段階から寿命末期まで変化することにより、放電灯2の残り寿命を早期に推定し、報知することができるので、放電灯2の交換を早期に促すことができ、不点の回避と、安全性及び利便性の向上とを図ることができる。また、エミッション時間teを検出することにより、エミッション時間teから累積点灯時間t2を求めるときに誤差を小さくしながら容易かつ精度よく求めることができるので、放電灯2の残り寿命の推定精度を向上させることができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2について図4,5を用いて説明する。図4は実施形態2の照明器具の要部回路構成ブロック図である。図5は実施形態2の照明器具において放電灯の累積点灯時間と放電灯の両端電圧差の関係を示す図である。なお、図4のA1、A2は図1のA1、A2で抵抗331の両端と接続し、B1、B2は図1のB1、B2で寿命推定部34と接続している。
実施形態2の照明器具は、図4のA1、A2、B1、B2を図1のA1、A2、B1、B2にそれぞれ接続したものであり、実施形態1の照明器具と同様に、直流電源1(図1参照)と、放電灯2(図1参照)とを備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態2の照明器具の放電灯点灯装置3は、実施形態1のエミッション時間検出部332に代えて、図4に示すような両端電圧差検出部333を備えている。両端電圧差検出部333は、抵抗331の両端電圧V1(図1参照)を実施形態1と同様に計測するが、上記両端電圧V1が急激に低下する前後における抵抗331の両端電圧差ΔV1から、図2に示すような、放電灯2の両端電圧VLが急激に低下する前後の放電灯2の両端電圧差ΔVeを検出するものである。ここで、急激に低下する前の両端電圧とは0〜10%の割合分低下した電圧であり、急激に低下した後の両端電圧とは90%以上の割合分低下した電圧である。これにより、ノイズなどで放電灯2の両端電圧VLにばらつきがあったとしても誤動作を防止することができる。
また、実施形態2の寿命推定部34は、実施形態1のような放電灯2の累積点灯時間t2とエミッション時間teの関係に代えて、放電灯2の累積点灯時間t2と放電灯2の両端電圧差ΔVeの関係を予め記憶している。
累積点灯時間t2と両端電圧差ΔVeの関係は、図5に示すように、累積点灯時間t2の初期段階(0〜ta)では、未使用の状態から累積点灯時間t2が増加するにつれて両端電圧差ΔVeが徐々に減少する関係である。これに対して、一定時間累積後(ta〜T)では、累積点灯時間t2が増加するにつれて両端電圧差ΔVeが急激に増加する。
上記寿命推定部34は、図1に示すように、両端電圧差検出部333(図4参照)により検出された両端電圧差ΔVeを入力し、入力された両端電圧差ΔVeから累積点灯時間t2を求めて放電灯2の残り寿命を推定する。なお、累積点灯時間teの検出範囲は前回の累積点灯時間から寿命Tまでの範囲であり、上記範囲において、入力された両端電圧差ΔVeに対して複数の累積点灯時間teが該当する場合には小さいほうを適用している。
なお、実施形態2の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態1の放電灯点灯装置と同様である。
次に、実施形態2の照明器具において、放電灯2を点灯する前の放電灯点灯装置3の動作について図1,4を用いて説明する。先ず、実施形態1と同様に、直流電圧印加部31は放電灯2の電極フィラメント20,21間に直流電圧を印加する。同時に、予熱部32は電極フィラメント21に予熱電流I2を供給する。続いて、検出ブロック33の両端電圧差検出部333は、抵抗331の両端電圧V1を計測し、上記両端電圧V1が急激に低下する前後において放電灯2の両端電圧差ΔVe(図2参照)を検出する。寿命推定部34は、両端電圧差検出部333により検出された両端電圧差ΔVeから累積点灯時間t2(図5参照)を求めて放電灯2の残り寿命を推定する。最後に、実施形態1と同様に、報知部35は音声で報知する。両端電圧差ΔVeの検出に基づく放電灯2の残り寿命の推定が終了すると、実施形態1と同様に、インバータ部30を起動して放電灯2を点灯させる。
上記より、実施形態2の照明器具は、インバータ部30の起動前に放電灯2の両端電圧差ΔVeを検出することができ、放電灯2の残り寿命を早期に推定し、適切に報知することができる。
以上、実施形態2によれば、放電灯2の両端電圧差ΔVeを検出する場合であっても、実施形態1と同様に、放電灯2の残り寿命を早期に推定し、報知することができるので、放電灯2の交換を早期に促すことができ、不点の回避と、安全性及び利便性の向上とを図ることができる。また、放電灯2の両端電圧差ΔVeを明確に検出することができるとともに、両端電圧差ΔVeから累積点灯時間t2を求めるときに誤差を小さくしながら容易かつ精度よく求めることができるので、放電灯2の残り寿命の推定精度を向上させることができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3について説明する。図6は実施形態3の照明器具において放電灯の累積点灯時間とエミッション時間の変化量の関係を示す図である。
実施形態3の照明器具は、図1に示すように、直流電源1と、放電灯2とを、実施形態1の照明器具と同様に備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態3の照明器具の放電灯点灯装置3において、寿命推定部34は、放電灯2の累積点灯時間t2の単位時間あたりにおけるエミッション時間の変化量Δte/Δtを予め記憶している。
エミッション時間の変化量Δte/Δtは、図6に示すように、累積点灯時間t2の初期段階(0〜ta)では、未使用の状態から累積点灯時間t2が増加するにつれてエミッション時間teが減少するので負の値である。これに対して、エミッション時間teが最小になる累積点灯時間taでは0であり、それ以降(ta〜T)では、累積点灯時間t2が増加するにつれてエミッション時間teが増加するので正の値である。
上記寿命推定部34は、実施形態1と同様に、図1に示すように、検出ブロック33のエミッション時間検出部332により検出されたエミッション時間teを入力し、入力されたエミッション時間teから累積点灯時間t2を求め、エミッション時間te及び累積点灯時間t2を逐次記憶する。また、寿命推定部34は、入力されたエミッション時間teと、一定時間前に既に記憶されているエミッション時間とからエミッション時間の変化量Δte/Δtを検出する。具体的には、寿命推定部34は、エミッション時間検出部332から図3に示すエミッション時間ecを入力して累積点灯時間tcを求めた場合、一定時間前に既に記憶されているエミッション時間eb及び累積点灯時間tbを用いて、Δte/Δt=(ec−eb)/(tc−tb)として求める。さらに、寿命推定部34は、エミッション時間の変化量Δte/Δtから図6の関係を用いて累積点灯時間t2を求めて放電灯2の残り寿命を推定する。
なお、実施形態3の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態1の放電灯点灯装置と同様である。
以上、実施形態3によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、エミッション時間の変化量Δte/Δtのほうがエミッション時間teの絶対値よりばらつき誤差を小さくすることができるので、放電灯2の残り寿命の推定精度をさらに向上させることができる。
なお、実施形態3の変形例として、エミッション時間の変化量に代えて、放電灯の両端電圧差の変化量を適用してもよい。放電灯の両端電圧差は図5に示すような特性を有し、寿命推定部は、放電灯の両端電圧差の変化量を検出し累積点灯時間を求めて放電灯の残り寿命を推定する。このようにしても、両端電圧差の変化量のほうがエミッション時間の絶対値よりばらつき誤差を小さくすることができるので、放電灯の残り寿命の推定精度をさらに向上させることができる。
(実施形態4)
本発明の実施形態4について説明する。
実施形態4の照明器具は、図1に示すように、直流電源1と、放電灯2とを、実施形態3の照明器具と同様に備えているが、実施形態3の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態4の照明器具の放電灯点灯装置3において、寿命推定部34は、エミッション時間の変化量Δte/Δtが0になる累積点灯時間ta(図6参照)を予め記憶するとともに、上記累積点灯時間taと放電灯2の寿命Tの比率T/taを予め記憶している。ここで、エミッション時間の変化量Δte/Δtが0になることとは、図3に示すように、エミッション時間tが最小値eaになることである。
上記寿命推定部34は、実施形態3と同様に、図1に示すように、検出ブロック33のエミッション時間検出部332により検出されたエミッション時間teを入力し、入力されたエミッション時間teから累積点灯時間t2を求め、エミッション時間te及び累積点灯時間t2を逐次記憶する。また、寿命推定部34は、入力されたエミッション時間teと、一定時間前に既に記憶されているエミッション時間とからエミッション時間の変化量Δte/Δtを検出し、上記エミッション時間の変化量Δte/Δtが0であるか否かを判断する。エミッション時間の変化量Δte/Δtが0であると寿命推定部34が判断した場合、つまりエミッション時間が最小値である場合、エミッション時間の変化量Δte/Δtが0になる累積点灯時間taに比率T/taを掛け合わせることで放電灯2の寿命Tを推定して放電灯2の残り寿命を推定する。
なお、実施形態4の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態3の放電灯点灯装置と同様である。
以上、実施形態4によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、エミッション時間teが最小値になる累積点灯時間taを容易かつ精度よく検出することができるので、放電灯2の残り寿命の推定精度をさらに向上させることができる。
なお、実施形態4の変形例として、エミッション時間に代えて、放電灯の両端電圧差を適用してもよい。放電灯の両端電圧差は図5に示すような特性を有し、寿命推定部は、放電灯の両端電圧差の変化量が0になる累積点灯時間に比率を掛け合わせることで放電灯の寿命を推定して放電灯の残り寿命を推定する。このようにしても、両端電圧差が最小値になる累積点灯時間を容易かつ精度よく検出することができるので、放電灯の残り寿命の推定精度をさらに向上させることができる。
(実施形態5)
本発明の実施形態5について説明する。
実施形態5の照明器具は、図1に示すように、直流電源1と、放電灯2とを、実施形態1の照明器具と同様に備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態5の照明器具の放電灯点灯装置3において、寿命推定部34は、実施形態1に加えて、次回のエミッション時間の検出時までの設定時間を記憶するとともに、前回のエミッション時間の検出時からの放電灯2の点灯時間をカウントして記憶する。
直流電圧印加部31、予熱部32、検出ブロック33、寿命推定部34及び報知部35は、累積点灯時間が上記設定時間を超える毎に動作する。エミッション時間の検出には数秒要するので、直流電源1の投入毎にエミッション時間を検出すると放電灯2の点灯が毎回遅れるからである。ここで、設定時間とは、例えば1000時間などの予め決められた時間である。インバータ部30の起動前に毎回エミッション時間を検出しても点灯時間が短いと前回のエミッション時間とほとんど差がないが、1000時間を超える毎に検出すると差が出る。
なお、実施形態5の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態1の放電灯点灯装置と同様である。
次に、実施形態5の照明器具において、放電灯2が点灯する前の放電灯点灯装置3の動作について図1を用いて説明する。先ず、寿命推定部34は、インバータ部30の起動前に前回のエミッション時間の検出時からの点灯時間が設定時間を超えているか否かを判断する。続いて、前回のエミッション時間の検出時からの点灯時間が設定時間を超えていると寿命推定部34が判断した場合、放電灯点灯装置3は、実施形態1と同様にしてエミッション時間を検出して放電灯2の残り寿命を推定するとともに、次回のエミッション時間の検出時までの設定時間を設定する。これに対して、前回のエミッション時間の検出時からの点灯時間が設定時間を超えていないと寿命推定部34が判断した場合、放電灯点灯装置3はエミッション時間の検出を行わない。
以上、実施形態5によれば、放電灯2の残り寿命の推定により放電灯2の点灯が遅れる頻度を低減することができる。
なお、実施形態5の変形例として、エミッション時間に代えて、放電灯の両端電圧差を適用してもよい。このようにしても、実施形態5と同様の効果を得ることができる。
また、実施形態5の他の変形例として、放電灯の累積点灯時間の初期段階では設定時間を1000時間とし、それ以降で放電灯が寿命に近づいているときでは設定時間を300〜500時間と初期段階より短くしてもよい。このようにすると、放電灯の残り寿命をより精度よく検出することができる。
さらに、実施形態5の他の変形例として、放電灯が1回あたりの点灯時間を一定にして点灯する場合、放電灯点灯装置は、点灯回数が予め決められた回数を超える毎にエミッション特性値を検出してもよい。このようにしても、実施形態5と同様の効果を得ることができる。
実施形態5の他の変形例として、例えばトンネル灯などのように放電灯が常時点灯する場合、点灯時間が設定時間を超えると、放電灯点灯装置は、放電灯を一旦消灯し、エミッション特性値を検出してから再度放電灯を点灯させてもよい。このようにすると、放電灯が常時点灯する場合であっても放電灯の残り寿命を推定することができる。また、放電灯の残り寿命の推定により放電灯の点灯が遅れる頻度を低減することができる。
(実施形態6)
本発明の実施形態6について説明する。
実施形態6の照明器具は、図1に示すように、直流電源1と、放電灯2とを、実施形態1の照明器具と同様に備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態6の照明器具の放電灯点灯装置3において、報知部35は、実施形態1のような音声での報知に代えて、寿命推定部34で推定された放電灯2の残り寿命に基づいて、放電灯2の点灯初期(インバータ部30の起動直後)などに放電灯2を点滅させて報知する。なお、実施形態6の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態1の放電灯点灯装置と同様である。
以上、実施形態6によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、放電灯2の残り寿命を視覚的に早期に報知することができる。また、放電灯2を用いて報知することができるので、安価に報知することができる。
(実施形態7)
本発明の実施形態7について説明する。
実施形態7の照明器具は、図1に示すように、直流電源1と、放電灯2とを、実施形態1の照明器具と同様に備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態7の照明器具は、例えば豆球や発光ダイオードなどの常夜灯(図示せず)を備える。
実施形態7の照明器具の放電灯点灯装置3において、報知部35は、実施形態1のような音声での報知に代えて、寿命推定部34で推定された放電灯2の残り寿命に基づいて、放電灯2の点灯初期(インバータ部30の起動直後)などに常夜灯を点灯させたり点滅させたりして報知する。なお、実施形態7の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態1の放電灯点灯装置と同様である。
以上、実施形態7によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、放電灯2の残り寿命を視覚的に早期に報知することができる。また、常夜灯(図示せず)を用いて報知することができるので、安価に報知することができる。
(実施形態8)
本発明の実施形態8について説明する。
実施形態8の照明器具は、図1に示すように、直流電源1と、放電灯2とを、実施形態1の照明器具と同様に備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態8の照明器具の放電灯点灯装置3において、報知部35は、実施形態1のような音声での報知に代えて、例えば発光ダイオードなどの補助光源(図示せず)を備え、寿命推定部34により推定された放電灯2の残り寿命に基づいて、上記補助光源を点灯させて報知する。なお、実施形態8の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態1の放電灯点灯装置と同様である。
以上、実施形態8によれば、実施形態1と同様の効果を得ることができるとともに、放電灯2の残り寿命を視覚的に早期に報知することができる。
なお、実施形態6〜8のいずれかの変形例として、報知部は、音声での報知と兼用してもよい。このようにすると、放電灯の残り寿命を視覚的かつ聴覚的に早期に報知することができる。
(実施形態9)
本発明の実施形態9について説明する。
実施形態9の照明器具は、例えば道路灯やトンネル灯、街路灯、非常灯などであり、図1に示すように、直流電源1と、放電灯2とを、実施形態1の照明器具と同様に備えているが、実施形態1の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態9の照明器具は、監視センター(図示せず)とネットワークを構築する。監視センターは、上記照明器具から離れた場所にあり、1乃至複数の照明器具からの信号を受信する。
実施形態9の照明器具の放電灯点灯装置3において、報知部35は、放電灯2が寿命に近づいていると、自己の照明器具を特定する信号、及び放電灯2の残り寿命を知らせる信号を、ネットワークを介して監視センター(図示せず)に送信して報知する。なお、実施形態9の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態1の放電灯点灯装置と同様である。
これに対して、監視センター(図示せず)は、信号を受信したとき、信号を送信した照明器具を特定し、不点となる前に放電灯2を交換する。
以上、実施形態9によれば、ユーザが照明器具から離れた場所にいても放電灯2の残り寿命を把握することができ、不点となる前に放電灯2を交換することにより、道路やトンネルなどの安全性の確保と、メンテナンス作業の効率化とを図ることができる。
(実施形態10)
本発明の実施形態10について説明する。
実施形態10の照明器具は、図1に示すように、直流電源1と、放電灯2とを、実施形態9の照明器具と同様に備えているとともに、監視センター(図示せず)とネットワークを構築するが、実施形態9の照明器具にはない以下に記載の特徴部分がある。
実施形態10の照明器具の放電灯点灯装置3において、報知部35は、実施形態9のように放電灯2が寿命に近づいている場合に報知するだけでなく、寿命推定部34がエミッション特性値を検出して放電灯2の残り寿命を推定する毎に、自己の照明器具を特定する信号、及び放電灯2の残り寿命を知らせる信号を、ネットワークを介して監視センター(図示せず)に送信して報知する。なお、実施形態10の放電灯点灯装置3は、上記以外の点において実施形態9の放電灯点灯装置と同様である。
以上、実施形態10によれば、ユーザが照明器具から離れた場所にいても放電灯2の残り寿命をより精度よく把握することができる。
なお、実施形態1〜10のいずれかの変形例として、放電灯点灯装置は、放電灯の寿命末期を検出するフィラメント断線の検出、放電灯の両端電圧に重畳される直流電圧の検出、放電灯の両端電圧が増大することの検出などを行う回路を備えてもよい。このような構成にすると、放電灯の寿命に伴う異常を検出することができるので、照明器具を保護することができる。
また、実施形態1〜10のいずれかの他の変形例として、放電灯点灯装置は、放電灯の交換時に累積点灯時間をリセットするためのスイッチを備えてもよい。このような構成にすると、正確な累積点灯時間のカウントを常に行うことができる。
さらに、実施形態1〜10のいずれかの他の変形例として、放電灯点灯装置は、放電灯の交換時に累積点灯時間のリセット信号を外部から受信する機能を有してもよい。このような構成にすると、外部からの操作により、正確な累積点灯時間のカウントを常に行うことができる。
本発明による実施形態1,3〜10の照明器具の回路構成ブロック図である。 本発明による実施形態1,2の照明器具において予熱電流の供給時間と放電灯の両端電圧の関係を示す図である。 本発明による実施形態1,3,4の照明器具において放電灯の累積点灯時間とエミッション時間の関係を示す図である。 本発明による実施形態2の照明器具の要部回路構成ブロック図である。 同上の照明器具において放電灯の累積点灯時間と放電灯の両端電圧差の関係を示す図である。 本発明による実施形態3,4の照明器具において放電灯の累積点灯時間とエミッション時間の変化量の関係を示す図である。 従来の照明器具の回路構成ブロック図である。 同上の照明器具においてフィラメント電圧の分布図を示す図である。
符号の説明
1 直流電源
2 放電灯
20,21 電極フィラメント
3 放電灯点灯装置
31 直流電圧印加部
32 予熱部
33 検出ブロック
332 エミッション時間検出部
333 両端電圧差検出部
34 寿命推定部
35 報知部
I2 予熱電流
VL 両端電圧
ΔVe 両端電圧差
te エミッション時間
t2 累積点灯時間

Claims (8)

  1. 電子放出物質が塗布された電極フィラメントを一対有する放電灯を点灯させる前に前記一対の電極フィラメント間に直流電圧を印加する直流電圧印加手段と、
    前記直流電圧印加手段が前記一対の電極フィラメント間に前記直流電圧を印加しているときに陰極側の前記電極フィラメントを予熱電流の供給により熱する予熱手段と、
    前記予熱手段が前記予熱電流の供給を行っているときに前記放電灯の両端電圧が急激に低下する時点で、エミッション特性に関連するエミッション特性値を検出する検出手段と、
    前記放電灯の累積点灯時間と前記エミッション特性値の関係及び前記放電灯の寿命を予め記憶し、前記検出手段により検出された前記エミッション特性値から前記累積点灯時間を求めて前記放電灯の残り寿命を推定する寿命推定手段と、
    前記寿命推定手段により推定された前記残り寿命を報知する報知手段と
    を備えることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 前記エミッション特性値が、前記累積点灯時間の初期段階では前記累積点灯時間が増加するにつれて減少し、一定時間累積後では前記累積点灯時間が増加するにつれて増加することを特徴とする請求項1記載の放電灯点灯装置。
  3. 前記エミッション特性値が、前記予熱手段が前記予熱電流の供給を開始してから、前記放電灯の両端電圧が急激に低下する前後の両端電圧差に対して予め決められた割合分低下するまでの時間であることを特徴とする請求項1又は2記載の放電灯点灯装置。
  4. 前記エミッション特性値が、前記放電灯の両端電圧が急激に低下する前後の両端電圧差であることを特徴とする請求項1又は2記載の放電灯点灯装置。
  5. 前記寿命推定手段が、前記累積点灯時間と前記エミッション特性値の関係として、前記累積点灯時間の単位時間あたりにおける前記エミッション特性値の変化量を予め記憶し、前記検出手段により検出された前記エミッション特性値から前記エミッション特性値の変化量を検出し前記累積点灯時間を求めて前記残り寿命を推定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の放電灯点灯装置。
  6. 前記寿命推定手段が、前記累積点灯時間と前記エミッション特性値の関係として、前記エミッション特性値が最小値になる前記累積点灯時間を予め記憶するとともに、前記エミッション特性値が最小値になる前記累積点灯時間と前記寿命の比率を予め記憶し、前記検出手段により検出された前記エミッション特性値を最小値であると判断したときに、前記エミッション特性値が最小値になる前記累積点灯時間に前記比率を掛け合わせて前記残り寿命を推定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の放電灯点灯装置。
  7. 前記直流電圧印加手段、前記予熱手段、前記検出手段、前記寿命推定手段及び前記報知手段が、前記累積点灯時間が予め決められた時間を超える毎に動作することを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の放電灯点灯装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか記載の放電灯点灯装置と、
    電子放出物質が塗布された電極フィラメントを一対有する放電灯と
    を備えることを特徴とする照明器具。
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