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JP2007029705A - 腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置 - Google Patents

腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置 Download PDF

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JP2007029705A JP2005365498A JP2005365498A JP2007029705A JP 2007029705 A JP2007029705 A JP 2007029705A JP 2005365498 A JP2005365498 A JP 2005365498A JP 2005365498 A JP2005365498 A JP 2005365498A JP 2007029705 A JP2007029705 A JP 2007029705A
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Tomokazu Kano
智一 狩野
Masahiro Okamoto
正宏 岡本
Hiroyuki Hamada
浩幸 濱田
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Abstract

【課題】演算結果を含め、入力データや演算中途のデータを随時検討対象とすることにより、利便性の高い透析プランニングが可能な腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置を提供する。
【解決手段】データベース記憶部51に、演算部60で演算するための入力項目、演算項目、演算結果に基づくシミュレーション結果に係る各データを含むデータ群(具体的には患者情報、残腎機能、腹膜透析、血液透析、前記演算した指標、臨床検査データ)を格納する。当該データベース記憶部51の内容は、ユーザからの求めに応じて、制御手段80によって適宜選択され、出力手段70の選択データ表示部703によりディスプレイに表示される。
【選択図】図3

Description

本発明は、腹膜透析及び血液透析用プランニング方法と、これを用いた併用プランニング装置に関する。
現在、日本国内で20万人ほどの慢性腎不全患者がいる。その92〜93%の患者が血液透析、残りの7〜8%の患者が腹膜透析による人工透析療法をそれぞれ受けている。
ここで言う透析とは、膜を介して分子量のサイズで篩をかけ、濃度勾配により分子を除去することで、代謝活動によって体内に蓄積された各種溶質{尿毒素としての尿素(U)、クレアチニン(Cr)等}、および電解質(Ca2+、Cl-、Na+、K+)、過剰水分等を体液中から前記透析液中に移動させたのち、透析液を排出して患者の低下した腎機能を補助するものである。透析液で血液を濾過する方法、あるいは透析液を腹腔内へ導入する方法の違いで、血液透析(HD;HemoDialysis)、腹膜透析(PD;Peritoneal Dialysis)の区別がある。従来、患者へはこのいずれかの方法の透析が適用されてきた。
ここで近年、腹膜透析および血液透析(PD+HD)併用療法が、本邦では健康保険との兼ね合いによって、1990年代以降から徐々に臨床適用されるようになっている。当該併用療法は、患者の負担を減らして残腎機能をなるべく活かす目的でPDを行い、これに補助的にHDを併用するものである。
最近になって、特許文献1のように患者の腹膜機能状態をコンピュータでシミュレートするPDシステムが開発されている。このPDシステムでは腹膜平衡試験(PET;Peritneal Equilibration Test、1987)を利用して得られた患者の各溶質濃度・除水量等のデータから、PDの巨視的モデルとして知られるPyle-Popovichの数理モデルを演算することより、溶質除去能・除水能などの腹膜機能を検査できる。
これにより、例えば一週間のPDスケジュールをプランニングできる。またPDとHDの両方に共通した処方検討用パラメータをすることで、良好にPD+HD併用プランニングを行うことが可能なPD+HD併用プランニング方法とその装置が提供されている。
特開2000−140100号公報 特開2005−27886号公報
しかしながら、併用療法におけるプランニングには、前記装置における演算結果だけでなく、広範囲なデータを照らし合わせた検討が必要とされる。
例えば、透析の強度は当該透析方法の種類や回数、用いられる透析液の浸透圧等の条件に加え、患者の体重変化、性別等、比較的多くのパラメータを随時組み合わせた検討が必要である。
しかしながら、従来のプランニング装置においては、ディスプレイにはその演算結果のみしか表示されず、柔軟且つ広範囲なパラメータを視野に入れた検討が行いにくい。
このように、現在のPD+HD併用プランニングにおいては、未だ改善の余地が存在する。
本発明は以上の問題に鑑みてなされたものであって、演算結果を含め、入力データや演算中途のデータを随時検討対象とすることにより、利便性の高い透析プランニングが可能な腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、演算部、出力部及び記憶部と、これらを制御する制御部を備える腹膜透析および血液透析併用プランニング装置であって、前記記憶部には、演算部で演算するための入力項目、演算項目、演算結果に基づくシミュレーション結果に係る各データを含むデータ群が格納され、前記制御部は、ユーザからの求めに応じ、前記データ群のうちのいずれかのデータについて出力部に出力させる構成とした。
ここで、前記記憶部に格納されるデータ群には、患者情報、残腎機能、腹膜透析、血液透析、前記演算した指標、臨床検査データが含まれているものとすることができる。
さらに前記制御部は、ユーザが選択した同種項目のデータに関し、同一又は複数の患者について時系列で出力部に表示させることもできる。
また前記制御部は、ユーザが選択した複数のデータについて、その相関関係を出力部に表示させることもできる。
以上の構成を有する本発明では、従来の併用プランニング装置では一時的なデータとして用いられていた各種データ群をデータベースとして記憶部に記憶する構成になっている。
これにより医師等のユーザは、ディスプレイ等の出力部に表示される演算結果はもとより、前記記憶部に格納された重要な透析指標の検査項目のいずれかを適宜呼び出し、これを表示させることができる。これにより専ら演算結果のみに頼ってプランニングを行わなくても済み、患者の身体情報等の元データや演算途中の各種パラメータ値を参照して確認しながら、柔軟で経時的に広範囲な検討が可能となり、確実なプランニングを行うことが可能となる。
なお、ユーザがデータベースから呼び出すことのできる項目は理論上無限にあるが、実際には当該装置で扱う入力データ、演算データ、シミュレーション結果等を予め項目別に指定して、制御部を動作させるプログラムに含めておくことで実現できる。

1.実施の形態1
以下、本実施の形態1のPD+HD併用プランニング装置では、巨視的なPDモデルであるPyle-Popovichモデルと、微視的なPDモデルであるThree Pore Theoryモデルを適用し、その演算結果を利用している。
すなわちPyle-Popovichモデルより大まかな演算を行った後、その演算結果を援用してThree Pore Theoryモデルを解くことで、セルポア透水係数LPScおよび総括透水係数LPSを算出する。また併せて比LPSc/LPSを獲得し、当該比LPSc/LPSと、除水量とを腹膜機能の検査指標として用いることで、Pyle-Popovichモデルよりさらに詳しい腹膜機能検査を行うことができるようになっている。
ここでは前段階として、当該数理モデルの各々について説明する。

1-1.PDの数理モデルについて
図1は、Pyle-Popovichモデルを簡潔に示した腹膜断面図である。当図中の矢印の向きが示すように、均質膜と仮定した腹膜を介して、体液側から透析液側への溶質移動は、透析液への溶質分子拡散と、対流(水分移動による物質移動すなわち対流輸送と、腹膜下のリンパ吸収による逆流)の和で示される。この数理モデルは次の数式1の(1-1)〜(1-8)で表すことができる。


このようにPyle-Popovichモデルにおいては、体液中の各溶質の物質収支式と、透析液側の物質収支式が基本となっている。Pyle-Popovichモデルで患者ごとに算出する項は、総括物質移動・膜面積係数KA(MTAC;overall Mass Transfer-Area Coefficient)、反撥係数σ、および除水パラメータa1、a2、a3である。このうち除水パラメータa1、a2、a3は、患者が体内より過剰水分を除去できる能力(これを除水能という)を評価する上で特に重要であるとされる。
なお、体液量(VB)の算出は、HumeとWeyersによって作成された経験式を用いることができる(Humeら、1971)。この経験式は、患者の性別、身長[HT(cm)]および体重[WT (Kg)]で次のように表される。

男性: VB(0) = −14.249 + 0.19678HT + 0.29571WT
女性: VB(0) = −9.9260 + 0.17003HT + 0.21371WT

除水パラメータa1、a2、a3は排液量曲線のカーブフィッティングにより求めることができるが、その各値の推定には、臨床データと計算値との誤差を最小にする修正パウエル法を用いることができる。

一方、Pyle-Popovichモデルとは対称的に、腹膜機能を微視的に見た場合、腹腔の各毛細血管が持つ透過能には部分的にバラツキがあると考えられる。これに基づいた腹膜透析モデルがThree Pore Theoryモデルである。
Three Pore Theoryでは、毛細血管が大きさの異なる3種の細孔(Large Pore、Small Pore、Cell Pore)を有していると考える。この場合、各細孔のサイズの違いから、特定のサイズの細孔を透過できる溶質の種類や量に篩が掛けられる。また同様の理由で除水にかかる各サイズの細孔の寄与度も異なる。そこでThree Pore Theoryでは、大中小各細孔について、水の移動速度(濾過速度)を算出し、総計としての透水流量(全体の限外濾過速度)を求めている。この数理モデルは次の数式2の(2-1)〜(2-4)、数式3、数式4、数式5のそれぞれで表すことができる。

数式5の(5-1)および(5-2)に表れるA0/ΔxとLPScは患者個人に特有の未知パラメータである。Three Pore Theoryモデルでこれを近似値解として算出する方法には、修正パウエル法などいくつかのものが提案されている。この算出方法では、少なくとも浸透圧の異なる2種の透析液についてデータを採取し、この修正パウエル法を利用して算出を行う方法を取っているが、他の方法を用いて算出してもよい。Pyle-Popovichモデルは2点のデータ群でも解析できるが、Three Pore Theoryモデルでは上記修正パウエル法で繰り返し計算を行い、A0/ΔxとLPScを算出する際により多くのデータ群を必要とする性質がある。
なお、Cell Poreはアクアポリン(H2Oチャネル)と考えられ、全除水量の40%もの寄与度を有する重要な細孔であるとされている。アクアポリンは不可逆性を有し、一度壊れると元に戻らないため、患者の除水能に極めて重要な相関関係にある。透析療法では、腹膜機能を維持する上でいかにアクアポリンを失活させず保持するかがポイントとなる。
一群のLPS項(LPSc、LPSs、LPSL)は透水係数、LPSは総括透水係数と呼ばれ、これらの値が大きいと除水能が高いことを示す。特にLPScの値が高いということは、患者の除水能が比較的良好に保たれていることを表すと言える。したがってThree Pore Theoryを用いて患者の腹膜機能を検討する場合、当該透水係数値を吟味することは非常に重要である。
Three Pore Theoryでは、各溶質のその時刻の濃度勾配を更新することで、その時刻の新しい浸透圧が求められ、新たに水の移動速度も算出される。そして、腹膜の総面積値と合わせて患者ごとに計算することにより、溶質の移動と除水量の詳細なモデル構築が可能となっている。
ここで本実施の形態1のPD+HD併用プランニング装置では、Three Pore Theoryモデルより総括透水係数に対するアクアポリンの透水係数比LPSc/LPSを求める。当該LPSc/LPSは、腹膜の毛細血管中に存在する細孔において除水能の約40%を担うとされるアクアポリンの活性能を示す比であり、この比が大きいほど腹膜の除水能が高いことを示す。このLPSc/LPSについてMTACUn/cや除水量に対する相関を表すことで、腹膜機能に関する詳細な診断が可能となる。
さらに本実施の形態1では、Three Pore Theoryモデルを用いた腹膜機能検査方法において、LPScおよびLPSを算出するとともに、比LPSc/LPSを獲得し、当該LPSc/LPSを腹膜機能の検査指標として用いても、除水能について具体的な機能検査を行うことができる。
この場合、さらに前記LPSc/LPSと、除水量とを腹膜機能の検査指標として用いることで、腹膜の除水能について、アクアポリン活性を踏まえた詳細な機能検査を行うことができる。

1-2.PD+HD併用プランニング装置の構成
次に、本実施の形態1におけるPD+HD併用プランニング装置の構成について説明する。PD+HD併用プランニング装置は、PD+HD併用プランニング方法を実行するためのプログラム(PD+HD併用プランニングプログラム)を汎用コンピュータに導入して構成することができる。
図2はPD+HD併用プランニング装置の構成例を示す。
当該装置は、ここでは本体部11と、当該本体部11に接続された入力手段としてのキーボード12、ディスプレイ10を備えるパーソナルコンピュータ(PC)1を示している。
本体部11は、内部に制御部をなすCPU、記憶部をなすHD及びメモリ等を含む一般的なアーキテクチャを有するコンピュータとしての基本構成を備えている。この本体部11には、外部から挿入される各種可搬型記録媒体20(CD-ROM201、DVD-ROM202、フレキシブルディスク203、メモリーカード204)を読み込むためのドライブユニットを備え、これらの記録媒体20に記録されたデータ或いはプログラムが適宜CPUに読み込まれるようになっている。
キーボード12は前記本体部11に接続されている。当該キーボード12は、ユーザにより本体部11にデータを入力するための入力手段の一例である。
ディスプレイ10は本体部11に接続されたデータ表示(出力手段)の一例である。ここではCRTを利用してなるディスプレイ10を示している。
PD+HD併用プランニングプログラムは、例えば各種可搬型記録媒体20(CD-ROM201、DVD-ROM202、フレキシブルディスク203、メモリーカード204)からPC1側に読み込まれるようにしてもよいし、通信回線を介して別のサーバー、PC等の記憶装置30からPC1側に読み込まれるようにしてもよい。一度読み込んだPD+HD併用プランニングプログラムは、患者のデータとともにPC1内のHDに格納するのが望ましい。
このPD+HD併用プランニング装置では、一般的な臨床試験(例えば腹膜平衡試験;PET)で患者から得た各種データを入力データとして用いる。PC1内のCPUは、PETから得られたデータ、および腹膜機能についての数理モデル(Pyle-Popovichモデル等)を演算し、その演算結果により得られた各溶質濃度、除水量等についてのデータを元に各曲線(排液量曲線、D/P曲線、血中濃度の経時変化)がディスプレイ10に表示される。
また、本実施の形態1の特徴として、PD+HD併用プランニング装置に内蔵される前記メモリには血液透析、腹膜透析、併用療法およびその他の臨床検査項目および解析結果を患者ごと、施設ごとにデータベースに蓄積される。このデータに関し、CPUは後にユーザの求めに応じて個々にディスプレイ10に表示させることで、患者の治療方法の検討や、透析方法の変更タイミング・併用バランス等の検討が可能となっている。
排液量曲線は、透析液における低浸透圧液および中浸透圧液の限外濾過曲線、D/P曲線は着目溶質の透析液中濃度と血中濃度の比を表した曲線である。
このディスプレイ10の表示内容により今後のPD+HD併用プランニングに対する検討の補助とするものであり、PD+HD併用療法のプランニングを的確に行うことが可能である。
なお当該PD+HD併用プランニング装置は、その機能を実現する上で別個の特別な装置、計算方法、或いは今まで用いられていなかった新規なデータの類を一切必要とせず、装置・データともに過去の遺産を有効活用できるといった特徴も有する。

1-3.機能ブロックで表したPD+HD併用プランニング装置の構成
図3は、前記PD+HD併用プランニング装置の構成を示す機能ブロック図である。
当図に示すように、前記PD+HD併用プランニングプログラムをHDに格納したPD+HD併用プランニング装置の構成を機能ブロックとして大別すると、入力手段40、記憶手段50、演算部60、出力手段70及び制御手段80で表すことができる。
このうち入力手段40には、患者データ入力部401、血液透析カタログ値入力部402、透析スケジュール部403が存在する。そして、これらの入力手段40内部の各部とそれぞれ接続するように、記憶手段50には患者データ記憶部501、血液透析カタログ値記憶部502、患者腹膜機能記憶部503、透析スケジュール記憶部504が主として存在する。
また、当該データベース記憶部51には、制御手段80が接続されている。
記憶手段50は、本発明の特徴として、その記憶格納領域の大部分が外部PC又は外部施設と情報の共有が可能なデータベース記憶部51を備えるものである。そして、当該データベース記憶部51の内部には、前記501〜504の各記憶部に加え、当該データベース機能を拡張するための演算過程記憶部505を有している。当該演算過程記憶部505は、演算部60の演算により算出される演算過程のうち、予め定められた各演算結果を記憶するための記憶部である。
これによりデータベース記憶部51には、演算部60で演算するための入力項目、演算項目、演算結果に基づくシミュレーション結果に係る各データを含むデータ群(具体的には患者情報、残腎機能、腹膜透析、血液透析、前記演算した指標、臨床検査データが含まれている)が全て格納される。そしてこのデータベース記憶部51の内容は、ユーザからの求めに応じて、制御手段80によって適宜選択され、出力手段70の選択データ表示部703によりディスプレイに表示されるようになっている。CPUはこのような制御手段80としての機能を果たす。
患者データ入力部401は、キーボード12からユーザが入力する患者の臨床データを受け付けるものであって、当該臨床データを記憶手段50の患者データ記憶部501に格納するものである。
血液透析カタログ値入力部402は、具体的にはダイアライザの設定値を受け付け、これを記憶手段50の血液透析カタログ値記憶部502に格納するものである。
透析スケジュール入力部403は、キーボード12からユーザが入力するPD+HD併用プランニングの各項目を受け付け、記憶手段50の透析スケジュール記憶部504に格納するものである。
当該記憶手段50には患者腹膜機能記憶部503が存在する。これは、次の演算部60と相互に接続されている。
演算部60は、記憶手段50中の患者データ記憶部501、血液透析カタログ値記憶部502、患者腹膜機能記憶部503、透析スケジュール記憶部504から適宜データを受け取り、Pyle-Popovichモデルを含むPD・HDについて各種演算を行うものである。また、前述した演算過程記憶部505に対し、適宜演算過程を記憶できるように接続される。演算部60の稼働中には、モデルの構築に必要な演算(例えば反撥係数の決定)を繰り返し行うため、当該演算部60は患者腹膜機能記憶部503に新しい演算結果を上書きして記憶し、再度演算を行うようになっている。
演算部60は出力手段70と接続されている。出力手段70には、患者腹膜機能出力部701と透析スケジュール出力部702が存在する。
患者腹膜機能出力部701は、演算部60の演算結果により得られたPyle-Popovichモデルに基づいて、患者の腹膜機能を表すデータ(例えば排液量曲線、D/P曲線等)を出力するものである。
一方、透析スケジュール出力部702は、演算部60の演算結果により得られたPyle-Popovichモデルに基づいて、PD+HD併用プランニングについてのスケジュールを出力する。
なお、ユーザは出力手段70が出力する演算結果を判断し、場合に応じて再度、入力手段40の透析スケジュール入力部403でデータを入力し直す。これにより前記演算を繰り返され、より最適な透析スケジュールが決定されるようになる。

1-4.PD+HD併用プランニング装置の動作
PC1に導入されるPD+HD併用プランニングプログラムは全体的に以下の流れで実行されるように構成されている。図4は、当該データ入力から計算結果表示までのプログラムの流れを示す図である。
当図に示されるように、ユーザによって、まずPC1のディスプレイ10に表示される所定の臨床データ入力画面から、PD・HDのそれぞれに必要な患者の臨床データ(患者情報、腎機能、HD設定項目、PD設定項目)が入力される。このデータ入力後にプログラムは実行可能となり、前記Pyle-Popovichモデルを含むPD・HDについて各種演算を行う。その演算結果により得られた除水パラメータ、体表面積、体液量、注液量、残液量、尿素窒素生成速度、クレアチニン生成速度等の各パラメータを利用し、排液量曲線、D/P曲線、血中溶質濃度をディスプレイ10に表示する。
このようなディスプレイ10に表示される各曲線を元にして、ユーザはこれから設定しようとするPD+HD併用療法についての各項目を決める(PD+HDプランニング)。具体的には、一定期間(ここでは一週間単位)のHDおよびPD、休息日の組み合わせによる透析スケジュール、PDスケジュール(透析液の浸透圧、透析液量、貯留時間、交換回数)、HD条件(透析時間、除水量、尿素窒素クリアランス、クレアチニンクリアランス)をそれぞれ決め、これを所定のPD+HDプランニング入力画面から入力する。PC1はその入力条件をもとに、設定された条件に基づく透析プランでの溶質除去量Mおよび透析前血中濃度C(0)からクリアスペースであるその比M/C(0)を算出し、これを体液量VBで割ってなるM/C(0)/VBをHD、PD、およびRRF(Residual Renal Function;残腎機能)を加えた積算和として表示する(PD+HDプランニング出力)。
ここで本発明では、当該プログラムによる演算処理の流れとは別に、ユーザの求めに応じて選択されたデータを適宜ディスプレイ10に表示する処理を行う。

1-5.実施例
次に、上記構成を持つ本実施の形態1の装置について実施例を説明する。
本装置を動作させるためには、最初に患者から取得するデータが必要である。本装置の動作説明に先立ち、このデータ取得方法についてまず説明する。
1-5-1.臨床データの取得と入力
ここでは、本発明の上記PD+HD併用プランニングのための手続とデータ取得ステップ例を示す。図5はこのときのPDのデータ取得ステップ図(腹膜機能検査プロトコル)である。このデータ取得ステップでは、浸透圧が低い(360(mOsm/Kg-solvent))、中程度(400(mOsm/Kg-solvent))の透析液を2回ずつ同順に用い、図6に示すように、患者に対して前夜から6時間、3時間、8時間、4時間(うち3回)の貯留間隔で計4回透析液を交換し、排液サンプルD1〜D6を獲得し、各排液量(除水量)VDL1、VDL2、VDM1、VDM2を測定する。透析終了後には血液透析のための採血(B1)を行う。図6の一連の検査実施中の間蓄尿(U1)し、尿量(VU)を測定しておく。透析液の浸透圧、および交換数は各透析液に対して2回以上であるが、上記の通り本発明では、1種類の浸透圧の透析液について少なくとも2つの排液データが得られれば実行可能である。
上記データ取得ステップではPDの臨床データとして、サンプルD1〜D6から尿素、クレアチニンの各溶質濃度、および排液量(VDL1、VDL2、VDM1、VDM2)、貯留時間が取得される。サンプルD4〜D6はPETに相当する。一方、採血サンプルB1からは、尿素およびクレアチニンの各溶質濃度が得られる。尿サンプルU1からは、尿素濃度、クレアチニン濃度、尿量VU等が求められる。
これによって得られた患者データの各項目は、PC1へ患者データとして入力される。この入力項目には、通常では患者情報、日常処方、腹膜透析データ、血液透析データ、コンソール設定値を入力する。また、必要であれば尿素窒素、クレアチニン、pH、GPT、GOTなどの数値化可能な患者の臨床検査データを入力することもできるし、これ以外も追加可能である。

1-5-2.PD+HD併用プランニング装置の動作
PD+HD併用プランニング装置1に対して上記各データの入力を終えると、PD+HD併用プランニング装置のプログラム(PD+HD併用プランニングプログラム)を実行することができる。
PC1上で当該プログラムを起動すると、PC1は当該プログラムに従い、まずPyle-Popovichの式を演算するために必要なデータが入力されているか否かを判断する。
入力データが必要量以上揃っていれば、PC1は入力されている患者の臨床データに基づいて、前記数式<数1>に示すPyle-Popovichのモデルについて演算を行う。この演算により、尿素窒素、クレアチニンの各総括物質移動・膜面積係数MTACun、MTACc、除水パラメータa1、a2、a3等が決定される。なお、このPyle-Popovichのモデルにおける連立方程式の具体的な演算については特開2000-140100号公報に記載されている。
また、PC1は次の<数6>により患者の身長および体重から、患者の体表面積(BSA;Body Surface Area)(m2)を計算する(BSAの計算方式;Gehan、1970)。
(数6)
BSA=0.0235・(100・L)exp(0.4226)・Wexp(0.51456)
ここでLは身長(m)、Wは体重(kg)である。
患者Aの場合、身長159.5cm、体重58.1kgであるから、体表面積BSAは数6によれば1.62m2となる。この体表面積の計算が済むと、PC1はプログラムに従い、例えば排液量曲線作成データ解析結果画面をディスプレイ10に表示させる。当図には、<患者情報>(体表面積・体液量・注液量・残液量)およびPyle-Popovichのモデル・修正パウエル法に基づく近似値解析を演算して得られた低・中浸透圧透析液の除水パラメータa1、a2、a3が表示される。ユーザはこの情報を確認し、PC1に排液量曲線についての計算を行わせ、続いてディスプレイ10に排液量曲線を表示させる。
なお、この時点で本実施の形態1では、プログラムの設定項目の調整により、PET結果としての各データ(クレアチニンD/Pデータ、PET曲線)を表示することも可能である。
続いてPC1は、すでに入力された臨床データに基づき、D/P曲線作成用データ解析結果画面をディスプレイ10に表示させる。ここではパラメータ推定法、患者情報として尿素窒素、クレアチニンの各溶質生成速度、および動的パラメータである総括物質移動・膜面積係数(KA=MTAC)、反撥係数(σ)等を表示させる。ユーザはこの情報を確認し、PC1にD/P曲線についての計算を行わせ、ディスプレイ10にD/P曲線を表示させる。このD/P曲線を検証することで、臨床データと計算結果が一致しているか確認することができる。また、排液量曲線と当該D/P曲線を比較することで、溶質除去・除水量を考慮した透析交換スケジュールを検討することができる。
ここで、前記排液量曲線と当該D/P曲線はどちらか一方を表示することもできるし、ディスプレイ10の画面設定を行うことで、両曲線を並べて表示することもできる。この場合、排液量曲線を先に計算してから、D/P曲線を計算する。ユーザはディスプレイに表示された曲線を元に患者の腹膜機能パラメータ(MTAC、σ、a1、a2、a3)を確認した上で、PD+HD併用プランニングを行う。
具体的には図7に示すように、PD+HD併用プランニングのための日常処方入力画面から所定の設定を行う。具体的な設定内容は、一定期間(ここでは一般的な透析スケジュールの期間単位として知られている一週間分)のPD、HD、および休息日の振り分けと、PDスケジュール(透析液浸透圧、透析液量、交換回数、貯留時間)、およびHD条件(透析時間、除水量、尿素窒素クリアランス、クレアチニンクリアランス)である。これらのPD+HD併用プランニング用データが入力されると、PC1はプログラムにしたがいデータが正しく入力されているか判断し、スケジュールから治療効率を計算する。
ここでPC1は、一定期間(本実施の形態1では一週間分)のPDおよびHDのそれぞれについて溶質除去量M(mg/week)、透析前の血中溶質(尿素、クレアチニン)濃度C(0)(mg/mL)、クリアスペースとしてその比M/C(0)(L/week)を算出して、これをクリアランスのPD+HDの積算和M/C(0)(L/week)として算出する。具体的には、PD、HDそれぞれ一回ごとにM/C(0)を算出し、7日分の総和を取ることにより、トータルなM/C(0)(L/week)とする。そして、算出したM/C(0)(L/week)をさらに患者の体液量VBで割ったM/C(0)/VBを算出する。
PC1はこの結果をPD+HD併用プランニング画面としてディスプレイ10に表示させる。これによりユーザは前記プランニングを検討できるようになる。

1-5-3.本発明の効果について
以上の演算が終了したら、本発明の特徴として、ユーザは以下の検討をさらに行うことができる。
上記のようにPD-HD併用プランニングにおいて、別途患者の経時的なデータや、複数の患者データを参照して、より精密なプランニングを検討したい場合がある。
この場合、本実施の形態1では、入力した透析スケジュールにおける患者のクリアスペースなどを表示させることができる。本装置では演算結果であるシミュレーション結果も保存させることで、当該保存した結果をいつでもディスプレイに表示可能であって、これにより複数の透析スケジュールの比較を簡単に行うことができる。具体的には、シミュレーション結果を個々に保存し,データの読み出しをボタン選択で行い、画面上のグラフの変化により視覚的に処方の変化を観察できる。
このように演算により解析したパラメータなどを前記データベースに格納し、これを適宜ユーザが呼び出せるようにすれば、同一患者で複数回の検査を実施した場合にも、同一患者の解析データやその他検査項目の複数回の検査データを時系列等でグラフ表示することができる。
また、それら項目を同一検査日で関連づけ、種々検査項目の相関グラフを表示すれば、血液透析、腹膜透析および併用療法などの透析としての解析項目(指標の探索、危険因子の探索)の探索、評価に役立てることも可能である。
さらに、同一患者において検査日を変えて複数の検査を行った場合、図8右側の時系列・相関についての表示を選択することもできる。ここで図8に示す例では、患者情報、残腎機能、および腹膜透析、血液透析、併用指標に必要な検査項目、さらに臨床検査データの中から好きなデータをピックアップし、図中右側の時系列グラフボタンを押すことで、時系列グラフを表示させることができる。
また図9に示す例では、腹膜透析の除水量、クレアチニン濃度を時系列で表した図である。つまり、患者の複数回の検査データをある項目について時系列で一つのグラフとして表示することで、過去から現在までのパラメーターの変化を観察できる。
このように患者の過去から現在までを時系列グラフとして評価できるようにすれば、過去の透析量および透析能の解析ができ、治療期間でのそれらのデータの時間経過的な変化を見ることができ、未来の変化を予測し得る可能性があるので極めて有用である。
さらに、図8において画面上部の「グラフ1〜4」のX軸とY軸に患者情報、残腎機能、および腹膜透析、血液透析、併用指標に必要な検査項目、さらに臨床検査データの中から好きなデータをピックアップし、図8右側の相関グラフボタンを押すことで相関グラフを表示させることができる。図10は腹膜透析の尿素窒素クリアランスをX軸、PETの血中クレアチニン濃度をY軸に取ったときのグラフを示している。
つまり、複数回検査され、解析された項目について同一検査日ごとに表示することで相関グラフを書かせることで、透析、特に併用療法の透析指標の検索と指標の評価を可能にした。このように、透析療法の解析に必要な検査項目だけでなくその他の検査項目の保存および時系列グラフの表示さらにその他検査項目と透析療法ソフトウェア解析結果の相関の表示、その他検査項目での相関グラフ表示にも対応している。
また施設内の評価として全ての患者のデータ、解析結果、各種透析指標のパラメーターおよび患者管理のために検査した一般臨床検査値の平均や透析期間、治療期間の時系列評価さらにそれら測定・解析項目の相関を施設内の患者で評価する事ができる。患者や施設により、血液透析、腹膜透析さらには併用療法といった手法の異なる透析間の解析パラメーターの相関などの関係が確認できる。
従って、これまでの透析療法ソフトウェアでは不可能であった異なる透析間の管理、透析導入前の管理およびそれらの療法間の評価に役立つと考えられる。
例えば、図9、10は患者1人についてのグラフになるが、複数の患者データを表示させることも可能である。また、施設内の患者の平均データを求め複数の施設について表示することも可能である。さらに、図9の横軸は患者の検査履歴に変更可能である。
こうすることにより、患者個人もしくは施設単位でのパラメータの把握ができ、より深く検査結果を理解することにつながり、今後の透析スケジュールにも反映させることができる。
また、画面の中に血液透析、腹膜透析、または併用療法およびその他臨床検査値のデータを患者や施設で組み合わせて処理することで、希望する結果を表示することができる。
さらに、透析導入前から患者を管理でき、透析においても血液透析、腹膜透析などの治療変更時にも対応できる。また、施設内の全てのデータを管理することで治療に対する目標値や管理値を提案できる。
また種々パラメーターの相関を見ることで治療上重要な測定項目や検査項目を発見でき、指標としてみる事が可能となる。また、施設ばかりではなく透析療法種の違いによるパラメーターなどの管理も可能となる。さらにグラフ表示を多用することで視覚的判断が可能となる。
また、入力された検査結果を既知の透析療法解析のための計算式に導入し、解析したパラメータおよびその他臨床検査値をデータベースに蓄積し、要求する順に並べ直すことで患者、施設内のデータについてまとめ直すことで患者の管理、治療の模索、施設の管理、それら治療の目標値、管理値などの設定に役立てることができる。
本発明は、人工透析の腹膜透および血液透析の併用療法に対する検討に用いることが可能である。
Pyle-Popovichモデルの説明図である。 本発明の一適用例であるPCを用いたPD+HD併用プランニング装置の模式図である。 装置の機能ブロック図である。 プランニングプログラムの処理の流れを示す図である。 臨床データ入力画面である。 腹膜機能検査プロトコルである。 ディスプレイに表示される併用療法のシミュレーション画面である。 ディスプレイに表示されるグラフ項目選択画面である。 ディスプレイに表示される時系列グラフ表示画面である。 ディスプレイに表示される相関グラフ表示画面である。
符号の説明
1 PCを利用したPD+HD併用プランニング装置
10 表示手段(モニタ)
11 PC本体
12 入力手段(キーボード)
20 記録媒体
30 通信回線を介した記憶装置

Claims (4)

  1. 演算部、出力部及び記憶部と、これらを制御する制御部を備える腹膜透析および血液透析併用プランニング装置であって、
    前記記憶部には、演算部で演算するための入力項目、演算項目、演算結果に基づくシミュレーション結果に係る各データを含むデータ群が格納され、
    前記制御部は、ユーザからの求めに応じ、前記データ群のうちのいずれかのデータについて出力部に出力させる構成である
    ことを特徴とする腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置。
  2. 前記記憶部に格納されるデータ群には、患者情報、残腎機能、腹膜透析、血液透析、前記演算した指標、臨床検査データが含まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置。
  3. 前記制御部は、ユーザが選択した同種項目のデータに関し、同一又は複数の患者について時系列で出力部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置。
  4. 前記制御部は、ユーザが選択した複数のデータについて、その相関関係を出力部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の腹膜透析及び血液透析併用プランニング装置。
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