JP2007026047A - Icタグの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】シート状の基材11及びこの基材11に保持されたICチップ13を有するICタグ1と、基材11の一方の面部に設けられた接着部30とを備え、接着部30によって基材11と接着対象物100とを接着させるICタグの取付構造において、基材11は、ICチップ13を保持するICチップ保持領域1aと、接着部30によって接着対象物100に接着される接着領域1cと、ICチップ保持領域1a及び接着領域1cの間に設けられ、可撓性を有する材料によって形成された可撓領域1bとを備える構成とした。
【選択図】図3
Description
このようなICタグは、例えば商品梱包用のパレットに添付され、このパレットに積載される荷物の管理をパレット単位において行うことができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このICタグは、全体的にシート状に形成されており、従来、パレットが樹脂系の材料によって形成されている場合は、パレットに対してその一方の面部の全面が両面テープによって貼り付けられていた。
請求項1の発明は、シート状の基材及び前記基材に保持されたICチップを有するICタグと、前記基材の一方の面部に設けられた接着部とを備え、前記接着部によって前記基材と接着対象物とを接着させるICタグの取付構造において、前記基材は、前記ICチップを保持するICチップ保持領域と、前記接着部によって前記接着対象物に接着される接着領域と、前記ICチップ保持領域及び前記接着領域の間に設けられ、可撓性を有する材料によって形成された可撓領域とを備えることを特徴とするICタグの取付構造である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のICタグの取付構造において、前記基材は、前記ICチップを保持するインレット層と、前記インレット層のICチップを保持する面部側に対して層状に重ねて設けられるインレット保護層とを備え、前記接着部は、前記インレット保護層に設けられることを特徴とするICタグの取付構造である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のICタグの取付構造において、前記接着部は、前記基材に接着する第1の接着剤層と、前記接着対象物に接着する第2の接着剤層と、前記第1の接着剤層及び前記第2の接着剤層の間に設けられ、緩衝性を有する材料によって形成された緩衝層とを備えることを特徴とするICタグの取付構造である。
ICタグの基材のICチップ保持領域と接着領域との間に可撓領域を設けたから、接着対象物に、例えば衝撃が加えられて振動が発生すると、接着部を介して接着領域が加振されるが、この可撓領域が撓むことによってICチップへの振動の伝搬が抑制される。したがって、ICチップが壊れにくい。
また、接着部をループアンテナの内周側に設けたから、例えばICタグの接着面のアンテナを含めた全面を接着する場合等に比べ接着部の使用量が少なく、ICタグを低コストで接着対象物に取り付けることができる。
図1は、本発明を適用したICタグの取付構造の実施例であるICタグ及びパレットを示す全体斜視図である。図2は、図1のパレットに設けられたICタグを示す平面図である。図3は、図2のICタグのA−A矢視断面図である。
パレット100は、例えばPP、PE等の樹脂材料を用いて上方から見た平面形が略正方形状であるボード状に形成され、側面側には、例えばフォークリフトのフォークが挿入されるフォーク孔が設けられている。
また、パレット100は、その一部の側面部の略中央部分を凹ませて形成されたICタグ収容部101を備え、このICタグ収容部101の底面にICタグ1が両面テープ30によって貼り付けられている。
インレット10は、インレット基材11、アンテナ12、ICチップ13を備えるインレット層である。
インレット基材11は、例えばPET等の樹脂材料を用いて上方から見た平面形が略長方形であるシート状に形成され、可撓性を有している。
アンテナ12は、インレット基材11の一方の面部の外周縁部に渦巻状に形成されたループアンテナである。このアンテナ12は、例えば銅やアルミなどのエッチング加工により、あるいは、導電性を有するインクを使用した印刷によって形成される。
この保護フィルム20は、図2に示すように、接着層及び保護層をともに備える一対のフィルムからなり、互いの接着層が対向して配置され、インレット基材11は、これらの間に挟み込まれている。この保護フィルム20は、一対のフィルムが柔軟性を有する状態においてインレット10を挟み込み、その後加熱されることによって、接着層に含まれる粘着剤が融解して互いに接着するとともに、常温において硬化するようになっている(いわゆる、ラミネート加工)。この保護フィルム20の保護層は、例えばPP、PE等の樹脂材料を用いて形成され、上述の硬化した状態において可撓性を有している。
この両面テープ30は、ICタグ1のICチップ13が設けられた側の面部(以下、「接着面部」という)におけるアンテナ12の内周側であって、ICタグ1の略中央部分に貼り付けられている。また、両面テープ30は、この貼り付け状態において、ループアンテナ12と重ならないようにその各辺の長さ方向寸法が設定されている(図2参照)。
基材層30aは、アクリルフォームによって形成されている。アクリルフォームは、アクリル系ゴム材料を発泡させたものであり、緩衝性を有する材料である。なお、本明細書中、「緩衝性を有する材料」とは、パレット100に加えられた衝撃がICタグ1に伝搬する際にその衝撃を緩和する機能を備えた材料を意味し、具体的にはパレット100よりも剛性の低い材料を意味する。
粘着剤層30bは、アクリル系の粘着剤が基材層30aの両面部に塗布された第1の接着剤層及び第2の接着剤層である。このアクリル系の粘着剤は、例えばゴム系の粘着剤等に比べ、耐水性に優れ、かつ、PP、PE等の樹脂材料に対して特に良好な接着性を有している。
両面テープ30は、一方の粘着剤層30bが保護フィルム20に、他方の粘着剤層30bがパレット100のICタグ取付部101に貼り付けられ、ICタグ1は、この貼り付け状態において、図3に示すように、その接着面部がICタグ取付部101の底部(パレット100の側面部)と対向している。
パレット100は、その上面部に荷物が積載され、フォークリフト等によって移動されるが、例えばフォークリフトのフォークをパレット100のフォーク孔に差し込む際等に、パレット100に衝撃が加わる。
パレット100に衝撃が加えられると、この衝撃によってパレット100が加振され、この振動が両面テープ30を介して接着領域1cに伝搬し、接着領域1cが加振される。
ここで、ICタグ1の接着領域1cよりICチップ保持領域1a側の領域は、接着領域1cが加振されると、その振動が伝搬してICチップ保持領域1aと接着領域1cとの間の領域1b(可撓領域)が撓む。
また、可撓領域1bは、振動によって撓むが、インレット基材11及び保護フィルム20の材料、及び、ICチップ保持領域1aと接着領域1cとの間隔(可撓領域1bの広さ)は、接着領域1c及びICチップ保持領域1aの振幅を比較した場合に、ICチップ保持領域1a側における振幅を小さくするように設定されている。
(1)ICチップ保持領域1aと接着領域1cとの間に可撓領域1bを設けたから、パレット100に衝撃が加えられた場合にこの可撓領域1bが撓み、ICチップ13への振動の伝搬が抑制される。これによって、ICチップ保持領域1aの振幅が接着領域1cに比べて小さくなるので、ICチップ13が壊れにくい。
(2)両面テープ30をICタグ1の接着面部の中央部分に設けたから、例えば両面テープ30を接着面部の全面にわたって設ける場合に比べ両面テープ30の使用量が少なく、ICタグ1を低コストでパレットに接着できる。また、両面テープ30は、その平面形が正方形状と簡単なので量産性もよい。さらに、両面テープ30は、ICタグ1への貼り付け状態においてアンテナ12に重なっていないので、通信電波の伝搬を阻害することもない。
(3)ICチップ13を保護フィルム20によって保護したから、振動によりICタグ1が撓んでパレット100に当接しても、ICチップ13が直接パレット100に接触しないので、ICチップ13の破損が防止される。
(4)ICタグ1とパレット100との接着に、アクリル系の粘着剤を使用したから、例えばパレット100が屋外において使用され雨水等に晒されたとしても、ICタグ1がパレット100から剥がれにくい。また、パレット100、ICタグの保護フィルム20は、ともにPP、PE等の樹脂材料によって形成されており、ICタグ1がパレット100から剥がれにくい。
(5)両面テープ30にウレタンフォームにより形成された基材層30aを設けたから、パレット100からICチップ13に伝播される振動を、より効果的に抑制することができる。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例において、接着部は、ICタグの接着面部の中央部分に一箇所設けられていたが、接着部を設ける位置は、これに限らず、ICチップの位置に応じて変更が可能である。例えばICチップがインレットの中央に設けられた場合には、接着部は、ICチップを挟むように、ICタグの両端部に2箇所設けてもよい。
(2)実施例において、ICタグは、その平面形が略長方形であったが、これに限らず、他の形状であってもよく、例えば略円形状であってもよい。
(3)実施例において、ICタグは、ループアンテナを備える電磁誘導式のものであったが、これに限らず、他の種類のものであってもよく、例えばダイポールアンテナを備えるUHF方式のものであってもよい。
(4)実施例において、ICタグの接着対象物は、樹脂製のパレットであったが、これに限らず、ICタグを他の物に貼り付けてもよく、例えば樹脂製のコンテナやケース等に貼り付けてもよい。
1a ICチップ保持領域
1b 可撓領域
1c 接着領域
10 インレット
11 インレット基材
12 アンテナ
13 ICチップ
20 保護フィルム
30 両面テープ
30a 粘着剤層
30b 基材層
100 パレット
Claims (4)
- シート状の基材及び前記基材に保持されたICチップを有するICタグと、前記基材の一方の面部に設けられた接着部とを備え、前記接着部によって前記基材と接着対象物とを接着させるICタグの取付構造において、
前記基材は、
前記ICチップを保持するICチップ保持領域と、
前記接着部によって前記接着対象物に接着される接着領域と、
前記ICチップ保持領域及び前記接着領域の間に設けられ、可撓性を有する材料によって形成された可撓領域とを備えること
を特徴とするICタグの取付構造。 - 請求項1に記載のICタグの取付構造において、
前記基材は、その外周縁部に前記ICチップに接続されたループアンテナを備え、
前記接着部は、前記ループアンテナの内周側に設けられること
を特徴とするICタグの取付構造。 - 請求項1又は請求項2に記載のICタグの取付構造において、
前記基材は、
前記ICチップを保持するインレット層と、
前記インレット層のICチップを保持する面部側に対して層状に重ねて設けられるインレット保護層とを備え、
前記接着部は、前記インレット保護層に設けられること
を特徴とするICタグの取付構造。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のICタグの取付構造において、
前記接着部は、
前記基材に接着する第1の接着剤層と、
前記接着対象物に接着する第2の接着剤層と、
前記第1の接着剤層及び前記第2の接着剤層の間に設けられ、緩衝性を有する材料によって形成された緩衝層とを備えること
を特徴とするICタグの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005206709A JP2007026047A (ja) | 2005-07-15 | 2005-07-15 | Icタグの取付構造 |
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2005
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