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JP2007017704A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2007017704A
JP2007017704A JP2005199116A JP2005199116A JP2007017704A JP 2007017704 A JP2007017704 A JP 2007017704A JP 2005199116 A JP2005199116 A JP 2005199116A JP 2005199116 A JP2005199116 A JP 2005199116A JP 2007017704 A JP2007017704 A JP 2007017704A
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JP2005199116A
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Akio Ueda
章生 上田
Takaaki Sakai
孝明 酒井
Masaru Ushio
勝 牛尾
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Konica Minolta Business Technologies Inc
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Konica Minolta Business Technologies Inc
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Abstract

【課題】 原稿画像の向きとインデックス紙のタブ位置との関係が適正な出力結果を得られる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 インデックス紙を格納する給紙トレイ部5と、原稿画像の画像データを入力する画像読取部1と、その画像データに基づいてインデックス紙上に原稿画像を形成するプリンタ部80と、後処理装置FSとを有する。更に、後処理に関する設定入力に基づいて原稿画像の画像データを回転させる画像回転部614と、給紙トレイ部5に格納されたインデックス紙のタブ位置を設定入力するためのタブ位置設定ボタン143、144と、画像回転部614による画像データの回転状態及び設定入力されたタブ位置に基づいて、インデックス紙の格納方向の適否を判断する判断部610と、格納方向が不適切と判断されたときに警告メッセージを表示するLCD71(操作部70)とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録紙上に画像を形成する複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に、画像形成装置によりインデックス紙上に画像を適正な向きで形成するための技術に関するものである。
インデックス紙(タブ紙とも呼ばれる。)Pは、図15に示すように、長方形状の記録紙の縁端の一部に突出形状のタブPaが形成されたものであり、ファイリング時の章区切り等に用いられている。
インデックス紙P上に画像を形成する場合、原稿の種類(ポートレート、ランドスケープ)や、原稿画像の上下方向や、ステープル、パンチ等の綴じ位置などに応じた画像回転の影響を考慮する必要がある。すなわち、インデックス紙Pに対する画像形成処理において画像の回転を適用する場合、インデックス紙P上に形成された画像の向きに対してタブPaが所望の位置に配置されている必要がある。下記の特許文献1、2には、このような観点から考案された画像形成装置が開示されている。
特許文献1の画像形成装置は、画像の向きとタブ位置とを関連付けて指定し、インデックス紙の印刷画像の向きと他の指定モード(画像回転を伴うモード;ステープルモード、パンチモード等)に適合した印刷画像の向きとを対比判断し、それぞれの画像の向きが矛盾しているときに、他の指定モードを解除するとともに指定した画像の向きとタブ位置の指定により印刷を実行するようになっている。このように、特許文献1の画像形成装置は、画像の向きに対するタブの位置の適否を判断して印刷を行うものである。
一方、特許文献2の画像形成装置は、インデックス紙に画像を形成する場合に、画像回転を伴うモードを制限して印刷を実行するものである。
このような従来の画像形成装置では、インデックス紙上の画像の向きとタブの位置と所望の関係にならない場合であっても、画像回転を伴うモードもしくはタブ位置の指定のいずれかを優先して印刷出力を実行するようになっているため、ユーザが所望するものとは異なる出力結果が得られるおそれがある。
また、画像の向きとインデックス紙のタブ位置との関係自体を修正することなく、いずれかのモードを優先して実際に印刷出力を行うため、インデックス紙を浪費してしまうという問題もある。なお、この印刷出力の結果を参考にして画像の向きとタブ位置との関係を修正することは、一般ユーザには困難と考えられる。
特開2004−109507号公報 特開2002−152442号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、画像回転を伴うモードをインデックス紙の印刷出力に適用する場合に、原稿画像の向きとタブの位置との関係が適正な出力結果を得ることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、画像回転を伴うモードをインデックス紙の印刷出力に適用する場合におけるインデックス紙の浪費を回避可能な画像形成装置を提供することを他の目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、インデックス紙を格納する格納手段と、前記格納されたインデックス紙を搬送する搬送手段と、原稿画像の画像データを入力する原稿入力手段と、前記入力された原稿画像の画像データに基づいて、前記搬送されたインデックス紙上に前記原稿画像を形成する画像形成手段と、前記原稿画像が形成されたインデックス紙に後処理を施す後処理手段と、前記後処理に関する設定入力を行うための後処理設定手段とを有する画像形成装置であって、前記後処理に関する設定入力に基づいて、前記原稿入力手段により入力された原稿画像の画像データを回転させる画像回転手段と、前記格納手段におけるインデックス紙の格納方向を設定入力するための格納方向設定手段と、前記画像回転手段による前記画像データの回転状態と、前記設定入力されたインデックス紙の格納方向とに基づいて、該格納方向の適否を判断する判断手段と、前記判断手段により前記格納方向が不適切であると判断されたときに警告メッセージを表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記後処理手段は、前記画像形成手段により原稿画像が形成されたインデックス紙にパンチ穴を形成し、前記後処理設定手段は、前記後処理手段によるパンチ位置を設定入力するためのパンチ位置設定手段を含み、前記判断手段は、前記設定入力されたパンチ位置に基づいて、前記画像回転手段による画像データの回転の要否を判断する回転判断手段を含み、前記回転判断手段による判断結果と、前記設定入力されたインデックス紙の格納方向とに基づいて、該格納方向の適否を判断する、ことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記後処理手段は、前記画像形成手段により原稿画像が形成されたインデックス紙に対してステープルを施し、前記後処理設定手段は、前記後処理手段によるステープル位置を設定入力するためのステープル位置設定手段を含み、前記判断手段は、前記設定入力されたステープル位置に基づいて、前記画像回転手段による画像データの回転の要否を判断する回転判断手段を含み、前記回転判断手段による判断結果と、前記設定入力されたインデックス紙の格納方向とに基づいて、該格納方向の適否を判断する、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置であって、前記判断手段は、前記回転判断手段による判断結果に対応するインデックス紙の格納方向を取得する格納方向取得手段と、前記格納方向取得手段により取得された格納方向と、前記格納方向設定手段により設定入力された格納方向とが一致するか否かを判断する格納方向判断手段と、を含み、一致すると前記判断された場合には前記設定入力された格納方向は適切であると判断し、一致しないと前記判断された場合には前記設定入力された格納方向は不適切であると判断する、ことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記画像回転手段は、前記回転判断手段により画像データの回転が必要と判断されたことに対応して、前記原稿画像の画像データを180°回転させることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記インデックス紙の格納方向は、前記格納手段に格納されたインデックス紙のタブの位置によって表されることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、前記表示手段により表示される警告メッセージは、当該インデックス紙に対して前記原稿画像を形成しない旨のメッセージ、及び/又は、当該インデックス紙の格納方向を変更するよう指示するメッセージを含むことを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置は、後処理手段による後処理に関する設定入力に基づいて原稿画像の画像データを回転させる画像回転手段と、格納手段におけるインデックス紙の格納方向を設定入力するための格納方向設定手段と、画像回転手段による画像データの回転状態及び設定入力されたインデックス紙の格納方向に基づいて、インデックス紙の格納方向の適否を判断する判断手段と、インデックス紙の格納方向が不適切であると判断されたときに警告メッセージを表示する表示手段とを備えている。
したがって、ユーザは、表示された警告メッセージにより、インデックス紙の格納方向が不適切であることを認識でき、適切な格納方向に修正することができる。それにより、原稿画像の向きとタブの位置との関係が適正な出力結果を得ることが可能となり、また、インデックス紙の浪費を回避することが可能となる。
本発明に係る画像形成装置の好適な実施形態の一例について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。
[装置構成]
図1は、本実施形態の画像形成装置の概略構成を表す装置断面図である。同図に示す画像形成装置は、画像形成装置本体GHと後処理装置(フィニッシャ)FSとを含んで構成されている。なお、図示は省略するが、大量の記録紙を格納して給紙を行う大容量給紙装置などを更に設けることができる。
画像形成装置本体GHには、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4、給紙トレイ部5、大容量給紙部6、定着処理部7、排紙部8及び自動両面コピー給紙部9がそれぞれ設けられている。一方、後処理装置FSには、後述のステープル処理やパンチ(穿孔)処理等の後処理を実行するための構成が設けられている。
給紙トレイ部5には、複数の給紙トレイが設けられている。これら複数の給紙トレイには、用紙サイズや種類の異なる記録紙CPがそれぞれ格納される。各給紙トレイは、図1の紙面手前側に引き出すことができる。ユーザは、所望の給紙トレイを手前に引き出した状態で記録紙CPの補充を行う。この給紙トレイ部5は、本発明の「格納手段」の一例に相当するものである。
大容量給紙部6は、図1の紙面右方向に引き出すことができ、ユーザは、大容量給紙部6を右方向に引き出した状態で記録紙CPの補充を行う。
画像形成装置本体GHの上部には、自動原稿送り装置DFが搭載されている。画像形成装置本体GHの図示の左側面の排紙部8側には、後処理装置FSが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿GKは図中の矢印方向に搬送されて画像読取部1に送られる。画像読取部1のCCDイメージセンサ1Aは、その原稿GKの片面又は両面の画像(原稿画像)を読み取る。
また、自動原稿送り装置DFの下側には原稿ステージGSが設けられている。CCDイメージセンサ1Aは、原稿ステージGSに載置された原稿の下面側の画像(原稿画像)を読み取るようになっている。
CCDイメージセンサ1Aは、読み取った原稿画像をアナログ信号に光電変換し、画像データとして出力する。このような画像読取部1は、原稿画像の画像データを入力する、本発明の「原稿入力手段」の一例に相当する。
CCDイメージセンサ1Aから出力されたアナログ信号は、後述の制御部60(図2参照)によってアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等が施され、そのデジタル信号として画像書込部3に伝送される。
画像処理部2は、後述のクライアントPC90(図2参照)等から要求される印刷ジョブ(原稿画像の画像データ)を受け付けて処理する。この印刷ジョブは、所定の処理が施されて画像書込部3に送られる。この画像処理部2も、本発明の「原稿入力手段」の一例に相当するものである。
画像書込部3は、画像読取部1が読み取った画像の画像データや、画像処理部2が受け付けた印刷ジョブの画像データなどに基づいて半導体レーザを制御し、その出力光を画像形成部4の感光体ドラムに照射して潜像を形成する。
画像形成部4は、帯電、露光、現像、転写、分離、及びクリーニング等の処理を行って、感光体ドラム上の潜像を記録紙CPに転写する。この記録紙CPは、給紙トレイ部5あるいは大容量給紙部6から複数のローラ(図1参照。なお符号は省略。)により搬送されて、画像形成部4に供給される。この複数のローラは、本発明の「搬送手段」の一例である。
画像が転写された記録紙CPは、定着処理部7により定着処理が施された後に、排紙ローラ8により後処理装置FSに搬送される。
なお、記録紙CPの両面に画像を形成する場合には、片面に画像が定着された記録紙CPは、搬送路切り替え板8Aによって自動両面コピー給紙部9に送られる。自動両面コピー給紙部9は、この記録紙CPを画像形成部4に搬送する。この記録紙CPは、画像形成部4に再び搬送され、前回とは逆側の面に画像が転写され、定着処理を経て後処理装置FSに搬送される。また、搬送路切り替え板8Aは、画像が形成された記録紙CPを自動両面コピー給紙部9への搬送路に一旦引き入れ、排紙ローラ8に向けてスイッチバックさせるように動作する。それにより、搬送される記録紙CPの向きが逆転される。
後処理装置FSには、穿孔手段10、シフト手段11、中間スタッカ12、ステープラ14が設けられている。
穿孔手段10は、ファイル用の孔(パンチ穴)を記録紙CPに形成するように構成されている。この穿孔手段10は、パンチ位置等に関する設定条件に従って、記録紙CPの縦辺部又は横辺部にパンチ穴を形成する。なお、この設定条件は、画像形成装置本体GHの操作部OPや、ネットワーク等を介して画像形成装置本体GHに接続されたクライアントPC90などにて設定される。
シフト手段11は、順次搬送されてくる記録紙CPを、部ごとに排紙位置を変えて排紙させる処理ユニットである。排紙位置を何枚ごとにシフトさせるかは、操作部OPやクライアントPC90からの設定に従う。
ステープラ14は、中間スタッカ12に蓄積された記録紙CPの束を針で綴じる処理を実行する。1部として綴じる記録紙CPの枚数や、ステープルを施す位置(縦辺部、横辺部、角部)や、部数等の処理条件は、操作部OPやクライアントPC90にて設定される。
後処理装置FSには、更に、昇降排紙トレイ23が設けられている。この昇降排紙トレイ23は、後処理装置FSから排出された記録紙CPを蓄積するためのトレイであり、上下に移動可能に構成されている。
このような後処理装置FSが行う処理について、各処理モードごとに簡単に説明する。処理モードとしては、たとえば、記録紙CPのパンチ穴を形成するパンチモード、記録紙CPの排紙位置を部単位でシフトさせるシフトモード、記録紙CPを部単位で綴じるステープルモードなどがある。
なお、処理モードが設定されていない場合には、画像形成装置GHにより画像が形成された記録紙CPは、搬入部A、共通搬送路B、搬送路Cを順次経由して、昇降排紙トレイ23あるいは図示しない固定排紙トレイ上に排紙される。
ここで、共通搬送路Bは、搬入部Aからローラ30、穿孔手段10及びローラ31を経由して分岐機構39に至る経路である。また、搬送路Cは、分岐機構39からシフト手段11を経由して排紙ローラ33に至る経路である。
なお、搬送路D、Eは、ステープラ14による処理を施す場合に、記録紙CPを中間スタッカ12に案内する経路を形成する。搬送路Dは、分岐機構39からローラ34、35、36を経由する経路である。また、搬送路Eは、ローラ36によって上方に向けて搬送された記録紙CPが下方に落下してストッパEAに保持されるまでの経路である。
さて、パンチモードが設定されている場合、後処理装置FSは、搬入部Aより搬入された記録紙CPに対して穿孔手段10によりパンチ穴を形成する。このとき、穿孔手段10は、搬入されてきた記録紙CPのたとえば進行方向後側にパンチ穴を形成するようになっている。後処理装置FSは、パンチ穴が形成された記録紙CPを、搬送路C経由で昇降排紙トレイ23に排紙する。なお、パンチモードとともにステープルモードが設定されている場合には、その記録紙CPを搬送路D、E経由で搬送してステープル処理を施してから昇降排紙トレイ23に排紙する。
シフトモードが設定されている場合、後処理装置FSは、搬入部Aより搬入された記録紙CPを共通搬送路B経由で搬送路Cに送り、シフト手段11によってシフト処理した後に、昇降排紙トレイ23に排紙する。
ステープルモードが設定されている場合、搬入部Aより搬入された記録紙CPを共通搬送路B経由で搬送路D、搬送路Eに送る。それにより、記録紙CPは、ストッパEAによりその下端が揃えられた状態で中間スタッカ12に保持されて、設定部数だけ集積される。ステープラ14は、集積された記録紙CPの束に対してステープル処理を行う。ステープル処理が完了すると、ストッパEAを上方に移動させて記録紙CPの束を押し上げ、排紙ローラ33により昇降排紙トレイ23に排紙する。
[制御系の構成]
次に、本実施形態の画像形成装置の制御系の構成について、図2及び図3を参照しつつ説明する。以下、当該画像形成装置の制御系のハードウェア構成について図2のブロック図を参照して説明し、続いて、その機能的構成について図3のブロック図を参照して説明する。なお、図3は、図2に示す画像制御部61の内部構成及びその周辺の構成を表している。
[ハードウェア構成]
図2に示すように、画像読取部1には、前述のCCDイメージセンサ1Aと、画像読取部1各部を制御する制御部1Bとが設けられている。
画像処理部2には、LAN等のネットワークを介してクライアントPC90と通信する通信インターフェイス(I/F)2Dが設けられている。また、画像処理部2には、クライアントPC90から要求される印刷ジョブに関する制御を行う制御部2Aと、その印刷ジョブの画像データを記憶する画像メモリ(DRAM)2Cと、この画像メモリ2Cに対する画像データ等の記憶処理及び読出処理を制御するDRAM制御部2Bとが設けられている。
プリンタ部80は、本発明の「画像形成手段」の一例に相当し、図1に示した画像書込部3及び画像形成部4を含んで構成される。このプリンタ部80には、レーザ光を出力する半導体レーザ(LD)81と、画像データに基づいて半導体レーザ81を駆動制御する制御部82とが設けられている。また、図示は省略するが、半導体レーザ81からの出力光は、画像形成部4の感光体ドラムに照射されて画像データに基づく潜像を形成する。
制御部60は、画像読取部1、プリンタ部80、操作部70などの装置各部の動作制御を行うものである。この制御部60には、主として、画像制御部(CPU)61、読取処理部65、書込処理部67、DRAM制御部62及び画像メモリ(DRAM)64が設けられている。
画像メモリ64には、圧縮された画像データを格納する圧縮メモリと、圧縮前の画像データを格納するページメモリとが設けられている(図示省略)。
画像制御部61は、画像読取部1の制御部1B、操作部70の制御部72(後述)、プリンタ部80の制御部82、及びDRAM制御部62にそれぞれ接続されている。画像制御部61は、これらの各制御部の動作制御を行う。
DRAM制御部62は、画像処理部2のDRAM制御部2Bや圧縮部66から受けた画像データを画像メモリ64に格納する処理や、画像メモリ64から読み出した画像データを圧縮部66や伸長部68に転送する処理などを行う。DRAM制御部62は、ICチップ等により構成される。
このDRAM制御部62と画像処理部2のDRAM制御部2Bとは、PCIバス(Peripheral Components Interconnect bus)等により接続されている。
読取処理部65は、CCDイメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号を処理してデジタル画像データを作成し、それを圧縮部66に出力する。圧縮部66は、画像データを圧縮してDRAM制御部62に出力する。
伸長部68は、圧縮された画像データをDRAM制御部62から受けると、その画像データを伸長して書込み処理部67に出力する。書込み処理部67は、伸長された画像データを記録紙CPへの書込み用画像として処理し、プリンタ部80に出力する。
不揮発性メモリ63は、画像制御部61等により実行される各種の制御プログラムや、画像形成装置の各種機能に応じた制御データ等をあらかじめ記憶している。
操作部70は、当該画像形成装置のユーザインターフェイスとして使用されるものである。この操作部70は、各種のテキストデータや画像データに基づく画面を表示する表示機能と、ユーザによる情報入力を受け付ける入力機能とを備えており、例えばタッチパネル方式の液晶ディスプレイ(LCD)71等のフラットパネルディスプレイを具備している。このLCD71は、本発明の「表示手段」の一例に相当し、制御部72に駆動されて各種の画面やメッセージ等を表示する。一方、入力操作は、LCD71にソフトキーとして表示されるカーソルキー、数字入力キー、各種機能キーなどをユーザが指し示すことにより行う。その入力内容は、制御部72により電気信号として画像制御部61に伝送される。
なお、画像形成装置の操作や設定入力は、クライアントPC90からも行うことが可能である。
後処理装置FSには、前述した穿孔手段10、シフト手段11及びステープラ14に加えて、これら各手段の動作を制御するFS制御部16が設けられている。FS制御部16は、プリンタ部80の制御部82からの制御信号に基づいて、後処理装置FS各部の動作制御を行う。穿孔手段10とステープラ14は、それぞれ、本発明の「後処理手段」の一例に相当する。
[機能的構成]
制御部60の画像制御部61には、図3に示すように、画像回転部614、印刷制御部615及び操作I/F制御部616が設けられている。
(画像回転部)
画像回転部614は、画像読取部1や画像処理部2から入力された原稿画像の画像データを回転させる処理を行うもので、本発明の「画像回転手段」の一例に相当する。この画像回転部614は、後述の回転判断部611により画像データの回転が必要と判断されたときに、当該画像データを180°回転させる。
(印刷制御部)
印刷制御部615は、プリンタ部80及び後処理装置FSの動作制御を行う。なお、後処理装置FSの制御は、プリンタ部80を介して行うようになっている。
(操作I/F制御部)
操作I/F(インターフェイス)制御部616は、操作部70の制御、特に、LCD71に表示させる画面のデータ供給や、LCD71(タッチパネル式の入力操作デバイスである。)からの操作信号に対応する処理などを行う。
(表示画面について)
ここで、LCD71の表示画面の一例を説明する(図4〜図11参照)。図4〜図9は、印刷出力に関わる各種設定(特に用紙に関わる設定)を行うための表示画面の一例を表す。図4は用紙設定画面110を、図5はトレイ設定画面120を、図6は用紙サイズ設定画面130を、図7はインデックス紙設定画面140を、図8はステープル位置設定画面150を、図9は穿孔位置設定画面160を、それぞれ表している。また、図10、図11は、印刷出力を実行するときの表示画面の一例を表す。図10は印刷操作画面170を、図11は用紙設定操作画面180を、それぞれ表している。
図4に示す用紙設定画面110は、LCD71の表示画面中の左側領域に設けられた設定メニュー表示部100中の用紙設定ボタン103が押下されたことに対応して、表示画面中の右側領域に表示される。
なお、設定メニュー表示部100の管理者設定ボタン101は、当該画像形成装置の管理者が各種設定の入力を受け付ける管理者設定画面(図示せず)を表示させるために操作されるボタンである。また、環境設定ボタン102は、当該画像形成装置の使用環境に関する各種設定の入力を受け付ける環境設定画面(図示せず)を表示させるために操作されるボタンである。また、終了ボタン104は、設定メニューによる設定操作を終了するために押下される。
さて、図4の用紙設定画面110には、トレイ設定ボタン111とPI設定ボタン112とが設けられている。トレイ設定ボタン111は、給紙トレイ部5に格納された記録紙CPに関する条件設定を行うために押下されるボタンである。このトレイ設定ボタン111を押下すると、LCD71の表示が図5のトレイ設定画面120に切り替わる。また、PI設定ボタン112は、連続的に出力される記録紙CPの間に白紙(カバーシート)を挿入する機構を後処理装置FSが具備する場合に、類似サイズ(たとえばA4Rサイズと、8.5×11Rサイズ)のカバーシートのうちのいずれを自動検知するか選択する画面を表示させるために押下されるボタンである。この用紙設定画面110のウィンドウを閉じるには、「閉じる」ボタン113を押下する。
図5に示すトレイ設定画面120には、給紙トレイ部5の複数(ここでは4つ)の給紙トレイを択一的に選択するためのトレイ選択ボタン121(「トレイ1」ボタン〜「トレイ4」ボタン)が設けられている。このトレイ選択ボタン121にて所望の給紙トレイを選択すると、その給紙トレイに格納された記録紙CP(用紙)に関する設定条件が表示部122に表示される。ここで表示される設定条件としては、用紙のサイズ、名称、色、倍率、パンチ穴などがある。また、表示部122には、表示された設定条件を変更するために押下される設定変更ボタン123が配設されている。更に、トレイ設定画面120には、用紙サイズを設定するためのサイズ設定ボタン124が設けられている。このサイズ設定ボタン124を押下すると、LCD71の表示が図6の用紙サイズ設定画面130に切り替わる。このトレイ設定画面120のウィンドウを閉じるには、「閉じる」ボタン125を押下する。
図6に示す用紙サイズ設定画面130には、記録紙CPの各種サイズを選択設定するためのサイズ選択ボタン131(「定型サイズ」ボタン、「不定形サイズ」ボタン、「ワイド紙」ボタン、「インデックス紙」ボタン)が設けられている。更に、類似サイズの記録紙CPのうちのいずれを自動検知するか設定するための検知サイズ設定ボタン132が設けられている。サイズ選択ボタン131の「インデックス紙」ボタンを押下すると、LCD71の表示が図7のインデックス紙設定画面140に切り替わる。この用紙サイズ設定画面130のウィンドウを閉じるには、「閉じる」ボタン133を押下する。
図7に示すインデックス紙設定画面140には、インデックス紙のサイズを設定するための複数のボタンが配列されたサイズ設定部141と、インデックス紙のタブに関する設定を行うためのタブ設定部142とが設けられている。
サイズ設定部141には、インデックス紙の各種定型サイズ・不定形サイズに相当するサイズ設定ボタン(「11×17T」ボタン、「A3T」ボタン、「B3T」ボタン等)が配設されている。ここで、「T」は、タブ紙(インデックス紙)を表す略号である。また、サイズ設定部141には、使用するインデックス紙のサイズを手動入力するための画面を表示させるための「サイズ入力」ボタンが設けられている。
タブ設定部142には、給紙トレイ部5の給紙トレイに格納されるインデックス紙のタブの位置を設定入力するためのタブ位置設定ボタン143、144が設けられている。なお、本実施形態の画像形成装置では、搬送方向の後側にタブが位置するようにインデックス紙を給紙トレイ部5に格納するようになっている。すなわち、図1において、紙面に向かって左側にタブが位置するようにインデックス紙を給紙トレイ部5に格納するようになっている。
タブ位置設定ボタン143は、給紙トレイを手前に引き出したときの奥側(装置奥側;図1の紙面奥側)にタブを配置させた状態でインデックス紙を格納するときに押下されるボタンである。一方、タブ位置設定ボタン144は、給紙トレイを手前に引き出したときの手前側(装置手前側;図1の紙面手前側)にタブを配置させた状態でインデックス紙を格納するときに押下されるボタンである。
このような、給紙トレイ部5におけるインデックス紙の格納方向を設定するためのボタンは新規なものであり、本発明の特徴の一つである。これらタブ位置設定ボタン143、144は、本発明の「格納方向設定手段」の一例に相当するものである。
インデックス紙設定画面140のタブ設定部142には、更に、使用するインデックス紙のタブの個数を設定入力するためのタブ個数入力ボタン145が設けられている。このタブ個数入力ボタン145による設定結果は、タブ個数表示部146に表示される。
このインデックス紙設定画面140にて行った設定の変更を適用せずにウィンドウを閉じるには、キャンセルボタン147を押下する。また、インデックス紙設定画面140にて行った設定変更を適用するには、OKボタン148を押下する。
図8に示すステープル位置設定画面150には、本発明の「ステープル位置設定手段」及び「後処理設定手段」の一例に相当する複数のボタンが配設されている。具体的には、ステープルを1カ所に施す場合については、ステープル位置として記録紙CPの左上の角位置を選択するための左上ステープルボタン151と、右上の角位置を選択するための右上ステープルボタン152とが設けられている。また、ステープルを2カ所に施す場合については、ステープル位置として記録紙CPの左側端を選択するための左ステープルボタン153と、上端を選択するための上ステープルボタン154と、右側端を選択するための右ステープルボタン155とが設けられている。このステープル位置設定画面150は、図10の印刷操作画面170の仕上りボタン173を押下すると展開表示される。
図9に示す穿孔位置設定画面160には、本発明の「パンチ位置設定手段」及び「後処理設定手段」の一例に相当する複数のボタンが配設されている。具体的には、パンチ穴を2カ所に施す場合については、パンチ位置(穿孔位置)として記録紙CPの左側端を選択するための左パンチボタン161と、右側端を選択するための右パンチボタン162と、上端を選択するための上パンチボタン163とが設けられている。また、パンチ穴を3カ所に施す場合については、パンチ位置として記録紙CPの左側端を選択するための左パンチボタン164と、右側端を選択するための右パンチボタン165と、上端を選択するための上パンチボタン166とが設けられている。この穿孔位置設定画面160は、図10の印刷操作画面170の仕上りボタン173を押下すると展開表示される。
図10に示す印刷操作画面170は、印刷実行時の各種設定条件を表示する画面である。ユーザは、この印刷操作画面170に表示された設定条件を確認し、図示しない印刷実行ボタンを押下することで、印刷出力を実行させる。
この印刷操作画面170には、設定条件を変更するためのボタンが配設されている。それらボタンのうちの用紙条件設定ボタン171を押下すると、図9の用紙設定操作画面180が展開される。
また、設定変更ボタン172を押下すると、図4等に示した設定メニュー表示部100が表示され、図4〜図7に示した表示画面による設定操作を行うことができる。
また、仕上りボタン173は、前述したように、ステープル位置設定画面150や穿孔位置設定画面160を表示させるためのボタンである。ステープルモードが設定された印刷ジョブを行うときに仕上りボタン173を押下すると、ステープル位置設定画面150が表示される。一方、パンチモードが設定された印刷ジョブを行うときに仕上りボタン173を押下すると、穿孔位置設定画面160が表示される。
図11に示す用紙設定操作画面180は、用紙条件設定ボタン171から展開された用紙設定部181を有している。この用紙設定部181には、給紙トレイ部5に格納されている記録紙CPの種類やサイズを設定するためのボタンが各給紙トレイ毎に設けられている。同図に示す設定条件においては、給紙トレイ部5の給紙トレイ1にA4サイズのインデックス紙が格納されている。このインデックス紙に画像を印刷する場合には、この給紙トレイ1のボタンを押下する。
この用紙設定部181による設定内容を適用するには、OKボタン182を押下する。また、その設定内容を適用しない場合や他の条件を設定する場合には、他の設定条件のボタンを押下する。以上で、表示画面についての説明を終了し、画像制御部61の説明に戻る。
〔判断部〕
画像制御部61は、インデックス紙に画像を形成する場合に、そのインデックス紙が給紙トレイ部5に適切な格納方向で格納されているか否かを判断する判断部610を具備している。この判断部610は、本発明の「判断手段」の一例に相当し、画像回転部614による画像データの回転状態(画像データ回転処理の処理内容)と、設定入力されたインデックス紙の格納方向とに基づいて、そのインデックス紙の格納方向の適否を判断するように構成されている。
そのために、判断部610には、回転判断部611、格納方向取得部612及び格納方向判断部613が設けられている。
(回転判断部)
回転判断部611は、本発明の「回転判断手段」の一例に相当し、ステープル位置設定画面150にて設定入力されたステープル位置、もしくは、穿孔位置設定画面160にて設定入力されたパンチ位置に基づいて、原稿画像の画像データを180°回転させるか否かを判断する。なお、本実施形態では、インデックス紙のタブを原稿画像の上方向に位置させるように画像回転の要否を判断するものとする(原稿画像の下方向にタブを配置させる場合については、後述の[変形例]の項にて説明する。)。
ところで、インデックス紙は、その側端部(左側又は右側の縁端)にタブが形成されているので、インデックス紙に対するステープル位置やパンチ位置はタブの反対側とされる。また、ステープル位置については、インデックス紙の角位置に施されることも無いと考えられる。
したがって、インデックス紙にステープルを施す場合には、図8のステープル位置設定画面150のボタンのうち、左ステープルボタン153又は右ステープルボタン155が選択設定される。また、インデックス紙にパンチを施す場合には、図9の穿孔位置設定画面160のボタンのうち、左パンチボタン161、右パンチボタン162、パンチボタン164又は右パンチボタン165が選択設定される。すなわち、インデックス紙に対するステープル位置やパンチ位置は、左側又は右側に設定される。
さて、画像形成装置を複写機として使用する場合、原稿画像の上方向を装置奥側に配置させるようにして原稿GKを自動原稿送り装置DFや原稿ステージGSに載置させるのが通常である。そこで、インデックス紙に画像を形成する場合において、回転判断部611は、画像形成面に対してステープル位置又はパンチ位置が左側である場合には画像データの回転は不要であると判断し、右側である場合には画像データの180°回転が必要であると判断する。
なお、原稿画像の上下を自動識別する構成を適用する場合や、原稿画像の上下をユーザが手入力する構成を適用する場合、回転判断部611は、その識別結果や入力結果を更に参照して画像データの180°回転の要否を判断する。すなわち、原稿画像の上方向が装置奥側に配置するように原稿GKが載置されていると識別/入力された場合には、上記と同様に、ステープル位置等が左側のときは回転不要と判断し、右側のときには回転必要と判断する。一方、原稿画像の上方向が装置手前側に配置するように原稿GKが載置されていると識別/入力された場合(つまり、原稿GKが通常とは逆向きに載置されている場合)には、逆に、ステープル位置等が左側のときは回転必要と判断し、右側のときには回転不要と判断する。
なお、クライアントPC90から送信される原稿についても、原稿画像には上下方向が設定されているので、回転判断部611は、複写機使用時と同様に画像データ回転の要否の判断を行う。
(格納方向取得部)
格納方向取得部612は、回転判断部611による判断結果に応じたインデックス紙の格納方向を取得する、本発明の「格納方向取得手段」の一例に相当する。
この格納方向取得部612は、回転判断部611により画像データの回転が必要と判断されたときには、給紙トレイ部5に格納されるインデックスのタブ位置は装置手前側であるとする。逆に、回転判断部611により画像データの回転が不要と判断されたときには、給紙トレイ部5に格納されるインデックスのタブ位置は装置奥側であるとする。
(格納方向判断部)
格納方向判断部613は、格納方向取得部612により取得されたインデックス紙の格納方向と、インデックス紙設定画面140にて設定入力された格納方向とが一致するか否かを判断する、本発明の「格納方向判断手段」の一例に相当する。
画像制御部610は、格納方向判断部613による判断結果に基づき、以下の[動作]の項で説明するような制御を実行する。
[動作]
以上のような構成を有する本実施形態の画像形成装置の動作の一例について、図12のフローチャートを参照しつつ説明する。原稿画像は、既に入力されて画像メモリ64に格納されているものとする。
まず、インデックス紙設定画面140をLCD71に表示させ、タブ位置設定ボタン143、144のいずれかを選択的に押下して、インデックス紙のタブ位置(装置奥側/装置手前側)を設定入力する(S1)。また、ステープル位置設定画面150又は穿孔位置設定画面160を表示させ、ステープル位置又はパンチ位置(右/左)を設定入力する(S2)。ステップS1、S2にて設定された内容は、操作部70から電気信号として操作I/F制御部616に送られる。
ユーザは、給紙トレイ部5の任意の給紙トレイを引き出して、ステップS1にて設定入力したタブ位置となるようにインデックス紙を格納する(S3)。なお、最初にインデックス紙を格納し、それから、その格納方向(タブ位置)をインデックス紙設定画面140で入力するようにしてもよい。
回転判断部611は、ステップS2にて設定入力されたステープル位置又はパンチ位置に基づき、原稿画像の画像データの180°回転の要否を判断する(S4)。
回転不要と判断された場合(S4;N)、格納方向取得部612は、インデックス紙の適切な格納方向として「タブ位置=装置奥側」を取得する(S5)。一方、回転必要と判断された場合には(S4;Y)、適切な格納方向として「タブ位置=装置手前側」を取得する(S6)。なお、回転必要と判断された場合、回転判断部611から画像回転部614に対して、原稿画像の画像データを180°回転させるように制御信号が送られる。
格納方向判断部613は、ステップS1にて入力されたタブ位置(装置奥側/装置手前側)と、ステップS5又はステップS6にて取得された適切なタブ位置(装置奥側/装置手前側)とを比較する(S7)。
ステップS1のタブ位置と適切なタブ位置とが一致する場合(S7;Y)、画像形成装置は、ユーザからの要求に応じて、通常のように、画像メモリ64に格納された原稿画像の画像データに基づいてインデックス紙に対する画像形成処理を行い、原稿画像が形成されたインデックス紙にステープル処理又はパンチ処理を施す(S8)。処理がなされたインデックス紙は、昇降排紙トレイ23に排紙される。
なお、本実施形態の穿孔手段10は、記録紙CPの搬送方向後側にパンチ穴を形成するようになっているので、搬送路切り替え板8Aにより、インデックス紙をスイッチバックしてやる。それにより、搬送方向後側にタブがある向きで搬送されてきたインデックス紙を、搬送方向前側にタブがある向きで搬送するようにして穿孔手段10に供給することができる。
一方、ステップS1のタブ位置と適切なタブ位置とが一致しない場合(S7;N)、画像制御部61は、当該インデックス紙に対する画像形成処理・後処理を禁止するとともに、操作I/F制御部616によりLCD71に警告メッセージを表示させる(S9)。このとき、画像形成処理を行わない旨のメッセージ(たとえば「コピーできません」、「印刷できません」等)や、給紙トレイにおけるインデックス紙の格納方向を変更するよう指示するメッセージ(たとえば「タブ位置を変更してください」、「タブを装置奥側に配置させてください」、「タブを装置手前側に配置させてください」等)が表示される。
[作用効果]
このように動作する本実施形態の画像形成装置の作用及び効果について説明する。
以下、原稿画像の上方向を装置奥側に配置させるように原稿GKが載置されているとして、本実施形態の作用を説明する。また、
まず、パンチ位置を左側(左パンチ)に設定する場合において、タブを装置奥側に位置させてインデックス紙を給紙トレイ部5に格納したときには、画像データの回転は行わずにインデックス紙に画像を形成し、その搬送方向をスイッチバック逆転した後にパンチ穴を形成して排紙する。それにより、図13(A)に示すように、インデックス紙Pの画像形成面の左側にパンチ穴Hが形成され、原稿画像Gの上方向の位置にタブPaが配置された、目的の出力物が得られる。
同じくパンチ位置を左側(左パンチ)に設定する場合において、タブを装置手前側に位置させてインデックス紙を給紙トレイ部5に格納したときには、処理を行わずに警告メッセージが表示される。ユーザは、この警告メッセージに応じて、タブ位置を装置奥側に位置させるようにインデックス紙の格納方向を変更する。そして、ユーザが処理要求を再度入力すると、図13(A)に示すような目的の出力物が得られる。
一方、パンチ位置を右側(右パンチ)に設定する場合において、タブを装置奥側に位置させてインデックス紙を給紙トレイ部5に格納したときには、処理を行わずに警告メッセージが表示される。ユーザは、この警告メッセージに応じて、タブ位置を装置手前側に位置させるようにインデックス紙の格納方向を変更する。そして、ユーザが処理要求を再度入力すると、画像データを180°回転させてインデックス紙に画像を形成し、その搬送方向をスイッチバック逆転した後にパンチ穴を形成して排紙する。それにより、図13(B)に示すように、インデックス紙Pの画像形成面の右側にパンチ穴Hが形成され、原稿画像Gの上方向の位置にタブPaが配置された、目的の出力物が得られる。
同じくパンチ位置を右側(右パンチ)に設定する場合において、タブを装置手前側に位置させてインデックス紙を給紙トレイ部5に格納したときには、画像データを180°回転させてインデックス紙に画像を形成し、その搬送方向をスイッチバック逆転した後にパンチ穴を形成して排紙する。それにより、図13(B)に示すような目的の出力物が得られる。
なお、ステープルモードを実行する場合にも、同様に、目的の出力物を得ることが可能である。
なお、従来の画像形成装置を用いた場合には、給紙トレイ部5におけるインデックス紙の格納方向を修正させずに処理を行ってしまう。したがって、パンチ位置を左側(左パンチ)に設定する場合において、タブを装置手前側に位置させてインデックス紙を給紙トレイ部5に格納したときには、図14(A)に示すように、パンチ穴Hは左側に形成されるものの、タブPaが原稿画像Gの下方向の位置に配置された目的外の出力物が形成されることとなる。また、パンチ位置を右側(右パンチ)に設定する場合において、タブを装置奥側に位置させてインデックス紙を給紙トレイ部5に格納したときには、図14(B)に示すように、パンチ穴Hは右側に形成されるものの、タブPaが原稿画像Gの下方向の位置に配置された目的外の出力物が形成されてしまう。
このように、本実施形態の画像形成装置によれば、ステープルモードやパンチモードなどの画像回転を伴うモードをインデックス紙の印刷出力に適用する場合において、形成される原稿画像の向きとタブの位置との関係が適正な出力物を得ることができる。
また、給紙トレイ部5におけるインデックス紙の格納方向が適正でない場合に、そのまま処理を実行してしまう従来の構成とは異なり、警告メッセージを表示してユーザに格納方向を変更させるように指示するようになっているので、インデックス紙を浪費しなくて済む。
[変形例]
以上で詳述した構成は、本発明に係る画像形成装置を好適に実施するための一構成例である。したがって、たとえば以下に説明するように、本発明の要旨の範囲内における任意の変形を適宜施すことが可能である。
(変形例1)
上記実施形態では、インデックス紙のタブを原稿画像の上方向に位置させるように画像データ回転の要否を判断しているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、原稿画像の上方向にタブ位置を設けたい場合だけでなく、下方向にタブ位置を設けたい場合にも本発明は適用可能である。
タブ位置を原稿画像の下方向に設けたい場合には、回転判断部611による画像データ回転の要否の判断を上記実施形態とは逆にする。たとえば、画像形成面に対してステープル位置又はパンチ位置が左側である場合には画像データの180°回転が必要であると判断し、右側である場合には画像データの回転は不要であると判断するように構成する。
また、タブ位置を原稿画像の上方向にするか下方向にするかを切換可能に構成することも可能である。そのために、たとえば、出力物におけるタブ位置を設定するためのボタンを、インデックス紙設定画面140のタブ設定部142等に設け、そのボタンによる設定結果に応じて回転判断部611による判断を切り換えるように構成できる。
(変形例2)
上記実施形態では、ステープル等の設定位置(右/左)に応じた画像データ回転の要否に基づいて適切なタブ位置を求めるとともに、あらかじめ設定入力されたインデックス紙の格納方向(タブ位置)が適切なタブ位置に一致するか判断することで、インデックス紙の格納方向の適否を判断している。
このような格納方向の適否判断処理の変形例として、インデックス紙の格納方向(装置奥側/装置手前側)と、ステープル等の設定位置(右/左)との各組み合わせ毎に、格納方向の適否情報を含むテーブルデータを用いることができる。上記実施形態のケースにおいては、このテーブルデータは次のような情報を含むこととなる:(格納方向=装置奥側)と(ステープル位置=右)との組み合わせの適否情報は「不適切」、(格納方向=装置奥側)と(ステープル位置=左)との組み合わせの適否情報は「適切」、(格納方向=装置手前側)と(ステープル位置=右)との組み合わせの適否情報は「適切」、(格納方向=装置手前側)と(ステープル位置=左)との組み合わせの適否情報は「不適切」。
(変形例3)
上記実施形態は、給紙トレイ部5におけるインデックス紙の格納方向をユーザが手入力するように構成されているが(図12のフローチャートのステップS1参照。)、給紙トレイ部5における格納位置を自動検出する手段を設け、その検出結果に示す格納方向が適切であるか判断するように構成することも可能である。
格納位置を自動検出する手段としては、たとえば、給紙トレイ部5にインデックス紙を格納したときにタブが配置されるべき各位置(奥側/手前側)を挟むように赤外線送信部と受信部を上下に設置することができる。それにより、赤外線が受信されない側がタブ位置であると判断することができる。また、タブが配置されるべき各位置にタッチセンサを設け、そのタッチセンサがオンになっている側にタブがあると判断するように構成してもよい。
(その他の変形例)
上記実施形態では、画像形成装置のLCD71に警告メッセージを表示させているが、特にクライアントPC90からのジョブについては、当該クライアントPC90に向けて警告メッセージを送信し、そのモニタ装置に表示させるように構成することもできる。それにより、ジョブを要求したユーザがクライアントPC90の前にいる場合に、そのジョブの実行が停止されていることを認識でき、迅速に対応することができる。
インデックス紙の格納方向が適切でない場合に、警告メッセージを表示させるだけでなく、音声メッセージや警告音等を用いてユーザに報知を行うように構成することも可能である。
本発明に係る画像形成装置の実施形態の概略構成を表す断面側面図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態のハードウェア構成の概略を表すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態の機能的構成の概略を表すブロック図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態による表示画面の概略を表す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態による表示画面の概略を表す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態による表示画面の概略を表す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態による表示画面の概略を表す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態による表示画面の概略を表す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態による表示画面の概略を表す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態による表示画面の概略を表す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態による表示画面の概略を表す説明図である。 本発明に係る画像形成装置の実施形態の動作を表すフローチャートである。 本発明に係る画像形成装置の実施形態の作用を説明するための概略説明図である。図13(A)は、パンチ位置を左側に設定したときの出力物の一例を表している。図13(B)は、パンチ位置を右側に設定したときの出力物の一例を表している。 本発明に係る画像形成装置の実施形態の作用を従来の画像形成装置と比較して説明するための概略説明図である。図14(A)は、従来の画像形成装置においてパンチ位置を左側に設定したときの出力物の一例を表している。図14(B)は、従来の画像形成装置においてパンチ位置を右側に設定したときの出力物の一例を表している。 インデックス紙の形態を表す概略図である。
符号の説明
1 画像読取部
2 画像処理部
2A 制御部
3 画像書込部
4 画像形成部
5 給紙トレイ部
10 穿孔手段
14 ステープラ
60 制御部
61 画像制御部
610 判断部
611 回転判断部
612 格納方向取得部
613 格納方向判断部
614 画像回転部
615 印刷制御部
616 操作I/F制御部
62 DRAM制御部
64 画像メモリ
70 操作部
71 LCD
80 プリンタ部
140 インデックス紙設定画面
142 タブ設定部
143、144 タブ位置設定ボタン
150 ステープル位置設定画面
160 穿孔位置設定画面
GH 画像形成装置本体
FS 後処理装置
P インデックス紙
Pa タブ
G 原稿画像
H パンチ穴

Claims (7)

  1. インデックス紙を格納する格納手段と、前記格納されたインデックス紙を搬送する搬送手段と、原稿画像の画像データを入力する原稿入力手段と、前記入力された原稿画像の画像データに基づいて、前記搬送されたインデックス紙上に前記原稿画像を形成する画像形成手段と、前記原稿画像が形成されたインデックス紙に後処理を施す後処理手段と、前記後処理に関する設定入力を行うための後処理設定手段とを有する画像形成装置であって、
    前記後処理に関する設定入力に基づいて、前記原稿入力手段により入力された原稿画像の画像データを回転させる画像回転手段と、
    前記格納手段におけるインデックス紙の格納方向を設定入力するための格納方向設定手段と、
    前記画像回転手段による前記画像データの回転状態と、前記設定入力されたインデックス紙の格納方向とに基づいて、該格納方向の適否を判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記格納方向が不適切であると判断されたときに警告メッセージを表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記後処理手段は、前記画像形成手段により原稿画像が形成されたインデックス紙にパンチ穴を形成し、
    前記後処理設定手段は、前記後処理手段によるパンチ位置を設定入力するためのパンチ位置設定手段を含み、
    前記判断手段は、
    前記設定入力されたパンチ位置に基づいて、前記画像回転手段による画像データの回転の要否を判断する回転判断手段を含み、
    前記回転判断手段による判断結果と、前記設定入力されたインデックス紙の格納方向とに基づいて、該格納方向の適否を判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記後処理手段は、前記画像形成手段により原稿画像が形成されたインデックス紙に対してステープルを施し、
    前記後処理設定手段は、前記後処理手段によるステープル位置を設定入力するためのステープル位置設定手段を含み、
    前記判断手段は、
    前記設定入力されたステープル位置に基づいて、前記画像回転手段による画像データの回転の要否を判断する回転判断手段を含み、
    前記回転判断手段による判断結果と、前記設定入力されたインデックス紙の格納方向とに基づいて、該格納方向の適否を判断する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記判断手段は、
    前記回転判断手段による判断結果に対応するインデックス紙の格納方向を取得する格納方向取得手段と、
    前記格納方向取得手段により取得された格納方向と、前記格納方向設定手段により設定入力された格納方向とが一致するか否かを判断する格納方向判断手段と、を含み、
    一致すると前記判断された場合には前記設定入力された格納方向は適切であると判断し、一致しないと前記判断された場合には前記設定入力された格納方向は不適切であると判断する、
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像回転手段は、前記回転判断手段により画像データの回転が必要と判断されたことに対応して、前記原稿画像の画像データを180°回転させることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記インデックス紙の格納方向は、前記格納手段に格納されたインデックス紙のタブの位置によって表されることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記表示手段により表示される警告メッセージは、当該インデックス紙に対して前記原稿画像を形成しない旨のメッセージ、及び/又は、当該インデックス紙の格納方向を変更するよう指示するメッセージを含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置。

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