[go: up one dir, main page]

JP2006527788A - 親油性流体系のための布地ケア組成物 - Google Patents

親油性流体系のための布地ケア組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006527788A
JP2006527788A JP2006517752A JP2006517752A JP2006527788A JP 2006527788 A JP2006527788 A JP 2006527788A JP 2006517752 A JP2006517752 A JP 2006517752A JP 2006517752 A JP2006517752 A JP 2006517752A JP 2006527788 A JP2006527788 A JP 2006527788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric article
alkyl
substituted
lipophilic fluid
treatment composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006517752A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェフリー、スコット、デュポン
ビクター、マニュエル、アレドンド
マーク、ロバート、シビック
ジャレッド、ジョン、シェファー
ロジャー、スティーブン、バーガー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2006527788A publication Critical patent/JP2006527788A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/43Solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/66Non-ionic compounds
    • C11D1/662Carbohydrates or derivatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/66Non-ionic compounds
    • C11D1/667Neutral esters, e.g. sorbitan esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/162Organic compounds containing Si

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

布地物品からの汚れの洗浄、及び/又は布地物品のケア、及び/又は布地物の処理が向上し、特に、従来の布地物品処理組成物と比較して、水に対して敏感な物品に対して優れた衣類ケアをもたらす、布地物品、特に、衣類、亜麻布及びカーテンを処理するための組成物が提供される。

Description

本発明は、布地物品、特に、衣類、亜麻布及びカーテンを処理するための組成物に関し、該組成物によって、布地物品の汚れの洗浄及び/又はケア及び/又は処理が向上される。特に、従来の布地物品処理組成物と比較して、水に対して敏感な物品に対して優れた衣類ケアをもたらす。
布地物品の洗浄に関して、消費者には、現在従来の洗濯洗浄か又はドライクリーニングの選択がある。
従来の洗濯洗浄は、通常は消費者の家又はコインランドリーのような専用の場所の洗濯機で、比較的多量の水を用いて実施される。洗濯機及び洗濯洗剤は非常に高性能なものになってきたが、従来の洗濯プロセスは、依然として布地物品を移染及び縮みの危険に曝している。消費者によって使用される布地物品の大部分は、従来の洗濯プロセスでの洗浄に適していない。「洗濯機で安全」と考えられる布地物品でさえも、洗濯プロセスからひどいしわが生じ、アイロンがけが必要となることが多い。
ドライクリーニングプロセスは、洗浄を非水性溶媒に頼る。水を避けることによって、これらのプロセスは、縮みやしわが生じる危険を最小限に抑えるが、汚れの洗浄、特に水に基づく汚れ及びアルコールに基づく汚れの洗浄は、これらのプロセスでは大きく制限される。通常、ドライクリーニング店は、このような汚れをドライクリーニングプロセスの前に手作業で除去する。これらの方法は複雑であり、見つかった様々な染みに対処するために広範な組成物を必要とし、非常に労力を要し、処理される物品に何らかの局所的損傷を与える結果となることが多い。
従って、商業的洗濯で、ドライクリーニングで、及び家庭で、広範囲の布地物品に対して安全を保ちつつ、同時に様々な汚れに対して許容可能な洗浄を提供する布地物品処理組成物に対する、まだ満たされていない必要性がある。
本発明は、布地物品からの汚れの洗浄、及び/又は布地物品のケア、及び/又は布地物品の処理を向上させる組成物を提供する。優れた布地ケア特性を維持しながら、これらの効果を本発明の組成物によって処理される布地物品にもたらすことができる。
本発明の1つの態様において、布地物品処理組成物は:
a)親油性流体;及び
b)親油性流体の汚れ除去効果を増大させることができ、及び/又は親油性流体中に水を懸濁させることができるポリオール界面活性剤成分;及び
c)所望により、当該組成物による汚れの除去をさらに増大させることができる非シリコーン添加剤;及び
d)所望により、極性溶媒;及び
e)所望により、他の洗浄補助剤;及び
f)所望により、加工助剤;を含み、前記組成物が、親油性流体中に水を懸濁させることができる、組成物が提供される。
本発明の別の態様において、消費可能な洗剤組成物は:
a)親油性流体の汚れ除去効果を増大させることができ、及び/又は親油性流体中に水を懸濁させることができる界面活性剤成分;及び
b)当該組成物による汚れの除去をさらに促進させることができる非シリコーン添加剤;及び
c)所望により、極性溶媒;及び
d)所望により、他の洗浄補助剤;及び
e)所望により、親油性流体;及び
f)所望により、加工助剤;
を含み、前記組成物が、親油性流体中に水を懸濁させることができる組成物が提供される。
これら及び他の態様、特徴、並びに利点は、以下の詳細な説明及び添付の特許請求の範囲を読めば当業者には明らかになる。特に指定のない限り、本明細書のパーセンテージ、比率、及び割合は、すべて重量による。特に指定のない限り、温度はすべて摂氏(℃)である。特に指定のない限り、測定値はすべてSI単位である。引用される文献は、すべて関連部分において本明細書に参考として組み込まれる。
(定義)
本明細書で使用される用語「布地物品」とは、従来の洗濯プロセス又はドライクリーニングプロセスで慣例的に洗浄されるあらゆる物品を意味するものとする。したがって、この用語は、衣類、亜麻布、カーテン及び衣類付属品の物品を包含する。この用語は、また、手提げバッグ、家具カバー、防水布等のような、全体又は一部が布地で作製された他の品目も包含する。
本明細書で使用される用語「親油性流体」は、以下でより詳細に説明するように、皮脂を除去可能ないかなる非水性流体をも意味するものとする。
本明細書で使用する用語「布地物品処理組成物」は、洗浄すべき布地物品と直接接触する、洗浄及び/又はケア用添加剤を含有するいかなる親油性流体含有組成物をも意味するものとする。用語「布地物品処理組成物」が、コンディショニング及びサイジングのような洗浄以外の用途を包含することを理解すべきである。さらに、前述した界面活性剤以外の追加の界面活性剤及び漂白剤等のような任意の洗浄補助剤を、「布地物品処理組成物」に添加してもよい。すなわち、洗浄補助剤を、所望により親油性流体と組み合わせてよい。これら任意の洗浄補助剤について、以下でより詳細に説明する。このような洗浄補助剤は、本発明の布地物品処理組成物中に、当該布地物品処理組成物の約0.01重量%〜約10重量%の濃度で存在してよい。
用語「汚れ」とは、除去が望まれる、布地物品上の望ましくないいかなる物質をも意味する。用語「水を主体とする」又は「親水性の」汚れとは、汚れが、最初に布地物品と接触した時点で水を含んでいるか、又は汚れが布地物品上で相当量の水を保持していることを意味する。水に基づく汚れの例としては、これらに限定するものではないが、飲物、多くの食品汚れ、水溶性染料、汗、尿、若しくは血液などの体液、並びに草の染み及び泥などの戸外の汚れが挙げられる。
用語「親油性流体中に水を懸濁させることが可能」は、ある物質が、成分の最初の混合後に少なくとも5分間静置させたときに、目で見て水が懸濁し、溶媒和し、又は乳化したままであるような形で、水を懸濁させ、溶媒和させ、且つ/又は乳化させることができることを意味する。本発明による組成物の一部の実施例では、組成物は、コロイドの性質であってよく、及び/又は乳状に見えてもよい。本発明による組成物の他の実施例では、組成物は透明であってよい。
用語「親油性流体に不溶性」とは、親油性流体に添加された時に、物質が、添加後5分以内に親油性流体から物理的に分離(即ち、沈殿、凝縮、浮揚)し、それに対して「親油性流体に可溶性」である物質は、添加後5分以内に親油性流体から物理的に分離しないことを意味する。
用語「消費可能な洗剤組成物」は、分離性の親油性流体と組み合わせたときに、結果として本発明による布地物品処理組成物が得られる、いかなる洗剤組成物をも意味する。
用語「加工助剤」は、本発明による布地物品処理組成物を形成するために、消費可能な洗剤組成物を、処方、安定性、及び/又は親油性流体による希釈により適したものにする、いかなる物質をも指す。
本明細書で使用する時、用語「混合」は、2つ以上の物質(すなわち、より具体的には、分離性の親油性流体と、本発明による洗剤組成物)を、均質な混合物又は安定な分散液又は懸濁液が形成されるような形で組み合わせることを意味する。好適な混合方法は、当該技術分野において公知である。好適な混合方法の非限定例としては、攪拌混合方法及び静的混合方法が挙げられる。
本明細書で使用する時、「溶媒と適合性のある基」は、いかなる炭化水素、シリコーン、ポリアルキレンオキシド(エトキシ、プロポキシ、ブトキシなど、及び混合物)又はフルオロ化基をも意味する。炭化水素基は、線状、環状、分枝状、飽和若しくは不飽和の直鎖及び分枝鎖線状脂肪族;複素環式脂肪族を含む飽和及び不飽和の環状脂肪族;又は複素環式芳香族を含む単核若しくは多核の芳香族であってよい。ポリオキシアルキレン基は、1以上のアルコキシ繰り返し単位又はアルコキシ繰り返し単位の混合物を含んでよい。シリコーン及びフッ素化基は、1以上の繰り返し単位又は繰り返し単位の混合物から構成されてよい。
本明細書で使用する時、「官能化した」は、指示された溶媒相溶性基がポリオールと化学的に結合していることを意味する。
本明細書で使用する時、「官能化ユニット」は、ポリオールを官能化するために使用される溶媒相溶性基の1つを意味する。
(本発明の組成物)
本発明は、布地物品からの汚れの洗浄(即ち、汚れの除去及び/又は低減)、及び/又は布地物品のケア、及び/又は布地物品の処理の改善を示す組成物を提供する。優れた布地ケア特性を維持しながら、これらの効果を本発明の組成物によって処理される布地物品にもたらすことができる。
(親油性流体)
本明細書で使用する時、「親油性流体」は、以下に記載する皮脂除去試験を満たし、並びに周囲温度及び圧力で少なくとも部分的に液体である、及び/又は容易に流動可動(非粘性)である任意の非水性流体を意味する。一般に、好適な親油性流体は、周囲温度及び圧力において完全に液体であることができ、容易に溶解する固体、例えば約0℃〜約60℃の範囲の温度で流体になることができ、又は例えば25℃及び101kPa(1気圧)の周囲温度及び圧力において液相及び気相の混合物を含むことができる。
本明細書の親油性流体は、不燃性であるか、或いは、従来の公知のドライクリーニング流体の特性に等しい、又は好ましくはそれを上回る、比較的高い引火点及び/又は低いVOC特性を有することが好ましく、ここでこれらの用語は、ドライクリーニング業界で使用される従来の意味を有する。
(皮脂除去試験)
本明細書に記載の皮脂除去試験を使用して、本発明で使用するのに好適な親油性流体を特定する。当該試験方法は、皮脂に関するモデル汚れとして、市販のクリスコ(Crisco)(登録商標)キャノーラ油、オレイン酸(純度95%、シグマ・アルドリッチ社(Sigma Aldrich Co.)から入手可能)、及びスクアレン(純度99%、J.T.ベイカー(J.T. Baker)から入手可能)を使用する。試験物質は、実質的に無水で、補助剤又は他の物質が添加されていないものでなければならない。一般指針として、ペルフルオロブチルアミン(フロリナート(Fluorinert)FC−43(登録商標))は、それ自体が(補助剤と共に、又は補助剤なしで)基準物質であり、それは定義により親油性流体として適していない。
皮脂除去試験を3本のバイアルの調製とともに開始する。第1のバイアル瓶に1.0gのキャノーラ油を入れ、第2のバイアル瓶に1.0gのオレイン酸(95%)を入れ、第3及び最後のバイアル瓶に1.0gのスクアレン(99%)を入れる。各バイアル瓶に、親油性を試験すべき流体を1g入れる。室内温度及び圧力において、準備した各バイアル瓶を最大設定の標準攪拌混合器上で20秒間別々に混合する。バイアル瓶を作業台に載置し、室内温度及び圧力で15分間置く。15分後に親油性汚れの入ったバイアル瓶のいずれかに単一の相が形成された場合、その流体は、本発明による「親油性流体」として使用するのに好適であると見なされる。しかし、3本のバイアル瓶すべてに2つ以上の分離相が形成された場合、その流体の「親油性流体」としての適格性を拒否又は容認する前に、油相中に溶解した流体の量をさらに測定する必要がある。
このような場合、注射器により、各バイアル瓶の各層から200μlのサンプルを慎重に取り出す。3つのモデル汚れそれぞれの較正サンプル及び試験される流体の保持時間の測定後、注射器で取り出した層のサンプルをGCオートサンプラーバイアル瓶に入れ、従来のGC分析を実施する。GCによって、オレイン酸層、キャノーラ油層、又はスクアラン層から成る層のいずれか1つに、1%を超える、好ましくはそれ以上の試験流体が存在することが見出された場合、その試験流体も親油性流体として使用するのに適格である。必要であれば、当該方法は、ヘプタコサフルオロトリブチルアミン、すなわちフロリナート(Fluorinert)FC−43(不合格)及びシクロペンタシロキサン(合格)を使用してさらに較正することができる。
好適なGCは、スプリット/スプリットレス注入器及びFIDを備えたヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)のガスクロマトグラフHP5890シリーズIIである。親油性流体の存在量を決定するのに使用する好適なカラムは、J&Wサイエンティフィック社(J&W Scientific)の、30メートル、内径0.25mm、0.1μmの膜厚、カタログ番号1221131のキャピラリーカラムDB−1HTである。GCは、以下の条件下で操作されるのが好適である:
キャリアガス:水素;カラムヘッド圧:62kPa(9psi);流量:カラム流量を約1.5mL/分にて;スプリットベントを約250〜500mL/分にて;セプタムパージを1mL/分にて;注入:HP7673オートサンプラー、10μL注射器、1μL注入;注入温度:350℃;検出器温度:380℃;オーブン温度プログラム:初期60℃、持続時間1分;速度25℃/分;最終380℃、持続時間30分。
本明細書で使用するのに好適な好ましい親油性流体は、優れた衣類ケア特性を有することに基づいて、使用のためにさらに認定することができる。衣類ケア特性試験は、当該技術分野において周知であり、継ぎ目等に使用される布地、糸及びゴムひも、並びに様々なボタンを含め、幅広い範囲の衣類又は布地物品構成要素を使用する、認定すべき流体の試験を伴う。本発明で使用するのに好ましい親油性流体は、優れた衣類ケア特性を有し、例えば、良好な縮み又は布皺付け特性を有して、プラスチックボタンに感知可能な損傷を与えない。
衣類ケア試験、又は例えば可燃性などのその他の認定のためには、親油性流体中で使用される親油性流体は、例えば水との混合物中に、布地物品と接触することになる最終親油性流体中で使用されるのに近い比率で存在することができる。皮脂を除去するある種の物質は、親油性流体として使用するのに適格であり、例えば、乳酸エチルは、ボタンを溶解させる傾向があるので全く好ましくない可能性があり、このような物質を親油性流体中で使用しなければならない場合は、水及び/又は他の溶媒と共に処方して、全体的な混合物が実質的にボタンを傷めないようにする。その他の親油性流体、例えば、デカメチル−シクロペンタシロキサンが、衣類ケア要件を十分に満たす。いくつかの好適な親油性流体は、米国特許第5,865,852号、第5,942,007号、第6,042,617号、第6,042,618号、第6,056,789号、第6,059,845号、及び第6,063,135号に見出すことができる。
好適な親油性流体物質の非限定例としては、シロキサン、他のシリコーン、炭化水素、グリコールエーテル、グリセリンエーテルのようなグリセリン誘導体、ペルフルオロ化アミン、ペルフルオロ化及びハイドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性の非フッ素化有機溶媒、ジオール溶媒、環境に優しいその他の溶媒、並びにこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で使用する時、「シロキサン」は、非極性及び水中又は低級アルコール中に不溶性であるシリコーン流体を意味する。線状シロキサン(例えば、米国特許第5,443,747号及び同第5,977,040号参照)並びに環状シロキサンは、本明細書で有用であり、それには、オクタメチルシクロテトラシロキサン(テトラマー)、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン(ヘキサマー)、及び好ましくはデカメチルシクロペンタシロキサン(ペンタマー、一般に「D5」と呼ばれる)から選択される環状シロキサンが含まれる。好ましいシロキサンは、約50%を超える環状シロキサンペンタマー、別の実施形態においては約75%を超える環状シロキサンペンタマー、さらに別の実施形態においては少なくとも約90%の環状シロキサンペンタマーを含む。やはり本明細書で使用するのに好ましいのは、少なくとも約90%(好ましくは少なくとも約95%)のペンタマー並びに約10%未満(好ましくは約5%未満)のテトラマー及び/又はヘキサマーを有する、環状シロキサンの混合物であるシロキサンである。
以下で説明するような親油性流体試験の要件を満たす限り、親油性流体の混合物も好適である。親油性流体には、ドライクリーニング溶媒、特にフッ素化溶媒又はペルフルオロ化アミンを包含するより新しい種類の任意の部分を含むことができる。ペルフルオロ化トリブチルアミンのような一部のペルフルオロ化アミンは、親油性流体として使用するには適していないが、親油性流体を含有する組成物中に存在し得る多くの補助剤の1つとして存在してよい。
他の好適な親油性流体としては、これらに限定するものではないが、ジオール溶媒系、例えば、C6若しくはC8又はさらに高級のジオールのような高級ジオール、環式及び非環式型の両方を含む有機シリコーン溶媒等、並びにこれらの混合物が挙げられる。
低揮発性の非フッ素化有機溶媒の非限定例としては、例えば、オレアン(OLEAN)(登録商標)及びその他のポリオールエステル、又はある種の比較的非揮発性の生分解性中鎖分枝状石油留分が挙げられる。
グリコールエーテルの非限定例としては、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールn−プロピルエーテル、プロピレングリコールt−ブチルエーテル、プロピレングリコールn−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールn−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールt−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールn−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールn−プロピルエーテル、トリプロピレングリコールt−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールn−ブチルエーテルが挙げられる。
シロキサンに加えて、他のシリコーン溶媒の非限定例が文献で周知であり(例えば、カーク・オスマー(Kirk Othmer)の「工業化学百科事典(Encyclopedia of Chemical Technology)」参照)、GEシリコーンズ(GE Silicones)、東芝シリコーン(Toshiba Silicone)、バイエル(Bayer)及びダウ・コーニング(Dow Corning)を含む多数の市販源から入手可能である。例えば、好適なシリコーン溶媒の1つは、GEシリコーンズ(GE Silicones)から入手可能なSF−1528である。
本発明の方法及び/又は装置で使用するのに好適なグリセリン誘導体溶媒の非限定的な例には、次の構造を有するグリセリン誘導体が挙げられる:
Figure 2006527788
式中、R、R、及びRそれぞれは:H;分枝状又は直鎖の、置換又は非置換の、C〜C30アルキル、C〜C30アルケニル、C〜C30アルコキシカルボニル、C〜C30アルキレンオキシアルキル、C〜C30アシルオキシ、C〜C30アルキレンアリール;C〜C30シクロアルキル;C〜C30アリール、及びこれらの混合物から独立に選択される。R、R及びRの2つ以上が相まって、C〜Cの、芳香族又は非芳香族、複素環式又は非複素環式の環を形成することができる。
好適なグリセリン誘導体溶媒の非限定例としては、さらに、2,3−ビス(1,1−ジメチルエトキシ)−1−プロパノール;2,3−ジメトキシ−1−プロパノール;3−メトキシ−2−シクロペントキシ−1−プロパノール;3−メトキシ−1−シクロペントキシ−2−プロパノール;炭酸(2−ヒドロキシ−1−メトキシメチル)エチルエステルメチルエステル;グリセロールカーボネート、及びこれらの混合物が挙げられる。
環境に優しい他の溶媒の非限定例としては、オゾン反応性が約0〜約0.31の親油性流体、蒸気圧が約0〜約13Pa(0.1mmHg)の親油性流体、及び/又は、蒸気圧が13Pa(0.1mmHg)より高く、ただしオゾン反応性が約0〜約0.31である親油性流体が挙げられる。ここまでに記載していない親油性流体の非限定例としては、カーボネート溶媒(すなわち、メチルカーボネート、エチルカーボネート、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、グリセリンカーボネート)、及び/又はサクシネート溶媒(すなわち、ジメチルサクシネート)が挙げられる。
本明細書で使用する時、「オゾン反応性」は、VOCが大気中でオゾンを形成する能力の指標である。それは、揮発性有機物1グラムあたりで形成されるオゾンのグラム数として測定される。オゾン反応性を測定するための方法については、W.P.L.カーター(W. P. L. Carter)「揮発性有機化合物のオゾン反応性尺度の開発(Development of Ozone Reactivity Scales of Volatile Organic Compounds)」大気及び廃棄物管理協会誌(Journal of the Air & Waste Management Association)、第44巻、881〜899頁、1994年、で論じられている。使用される「蒸気圧」は、カリフォルニア大気資源局(California Air Resources Board)の方法310で定義される技術によって測定することができる。
好ましくは、親油性流体は、当該親油性流体の50重量%を超える、シクロペンタシロキサン(「D5」)、及び/又は、ほぼ同様の揮発性を有し、所望により他のシリコーン溶媒によって補完された、線状類縁体を含む。
(界面活性剤成分)
本発明の界面活性剤成分は、水を親油性流体に懸濁させることができ、及び/又は親油性流体の汚れ除去効果を向上させることができる物質にすることができる。この物質は、親油性流体中に可溶性であってもよい。
界面活性剤成分は、本発明の布地物品処理組成物中に存在する場合、好ましくは布地物品処理組成物の約0.01重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.02重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.05重量%〜約2重量%含まれる。
界面活性剤成分は、本発明の消費可能な洗剤組成物中に存在する場合、好ましくは消費可能な洗剤組成物の約1重量%〜約99重量%、より好ましくは約2重量%〜約75重量%、さらにより好ましくは約5重量%〜約60重量%含まれる。
(ポリオール系界面活性剤)
別の部類の物質には、ポリオール系界面活性剤を挙げることができる。本明細書で使用する時、用語「ポリオール」は、少なくとも2つの遊離のヒドロキシル基を含有する脂肪族又は芳香族化合物を意味する。本明細書に開示される方法を実行する際に、好適なポリオールの選別は単に選択の問題である。例えば、好適なポリオール類は、以下の部類から選択されてもよい:飽和及び不飽和の、直鎖及び分枝鎖の線状脂肪族;複素環式脂肪族を含めた、飽和及び不飽和の環状脂肪族;又は複素環式芳香族を含めた、単核若しくは多核性芳香族。炭水化物類及びグリコール類は、代表的なポリオール類である。特に好ましいグリコール類には、グリセリンが挙げられる。本明細書における使用に好適な単糖類は、例えば、マンノース、ガラクトース、アラビノース、キシロース、リボース、アピオース、ラムノース、プシコース、フルクトース、ソルボース、タジトース(tagitose)、リブロース、キシルロース、グルコース(glusose)、及びエリスルロースを含む。本明細書における使用に好適なオリゴ糖類は、例えば、マルトース、コージビオース、ニゲロース、セロビオース、ラクトース、メリビオース、ゲンチオビオース、ツラノース、ルチノース、トレハロース、スクロース、及びラフィノースを含む。本明細書における使用に好適な多糖類は、例えば、アミロース、グリコーゲン、セルロース、キチン、イヌリン、アガロース、ジラン類、マンナン、及びガラクタン類を含む。厳密に言えば、糖アルコール類は炭水化物類ではないが、天然に生じる糖アルコール類は非常に密接に炭水化物類に関連しているため、それらも本明細書における使用には好ましい。天然に最も広く分布し、本明細書における使用に好適な糖アルコールは、ソルビトール、エリスリトール、アラビトール、キシリトール、トレイトール、ペンタエリスリトール、マンニトール及びガラクチトールである。
本明細書に用いるのに特に好適な部類の物質は、単糖類、二糖類、及び糖アルコール類を包含する。その他の部類の物質は、糖エーテル、アルコキシル化ポリオール(例えば、ポリエトキシグリセロール)、ペンタエリスリトール、及び、その他のポリオール含有アミン(例えば、グルコサミン)を含む。
ポリオール系界面活性剤は、水溶性の汚れ及び水性の汚れの洗浄を助ける能力を有する。しかし、これらの官能性は、通常、デカメチルシクロペンタシロキサンのようなドライクリーニング溶媒中では良好な相溶性をもたない。本発明は、洗浄の向上のためにポリオール上に官能化した溶媒相溶性基を利用する。一般構造の例を以下の例に示す:
本発明で使用するのに好適な界面活性剤は、次の一般式を有する:
−(X−Y−L’
ここで、L及びL’は、溶媒相溶化(又は親油性)部分であり、これらは独立して次から選択される:
(a)C1〜C22アルキル若しくはC4〜C12アルコキシの、線状又は分枝状、環式又は非環式、飽和又は不飽和、置換又は非置換のもの;
(b)次式を有するシロキサン:
D’D’’
式中、aは0〜2であり;bは0〜1000であり;cは0〜50であり;dは0〜50であり、ただしa+c+dが少なくとも1であり;
MはR 3−eSiO1/2であり、式中、Rは独立してH又はアルキル基であり、Xはヒドロキシル基であり、eは0又は1であり;
DはR SiO2/2であり、式中、Rは独立してH又はアルキル基であり;
D’はR SiO2/2であり、式中、Rは独立して、H、アルキル基、又は(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであり、ただし、少なくとも1つのRが(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであり、式中、Rは独立して、H、アルキル基、又はアルコキシ基であり、fは1〜10であり、gは0又は1であり、hは1〜50であり、iは0〜50であり、jは0〜50であり、kは4〜8であり;Cは、非置換又は置換型であり;Qは独立して、H、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、及びこれらの混合物から選択され;
D’’はR SiO2/2であり、式中、Rは独立して、H、アルキル基、又は(CH(C(A)−[(T)−(A’)−]−(T’)Z(G)であり、式中、lは1〜10であり;mは0又は1であり;nは0〜5であり;oは0〜3であり;pは0又は1であり;qは0〜10であり;rは0〜3であり;sは0〜3であり;Cは、非置換又は置換型であり;Qは独立して、H、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、及びこれらの混合物から選択され;A及びA’はそれぞれ独立して、エステル、ケト、エーテル、チオ、アミド、アミノ、C1〜4フルオロアルキル、C1〜4フルオロアルケニル、分枝鎖又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ホスフェート、スルホニル、サルフェート、アンモニウム、及びこれらの混合物を表す連結部分であり;T及びT’はそれぞれ独立して、C1〜30直鎖若しくは分枝状アルキル若しくはアルケニル又はアリールで、非置換又は置換型であり;Zは、水素、カルボン酸、ヒドロキシ、ホスフェート(phosphato)、ホスフェートエステル、スルホニル、スルホネート、サルフェート、分枝鎖若しくは直鎖ポリアルキレンオキシド、ニトリル、グリセリル、C1〜30アルキル若しくはアルケニルで置換されたアリール又は非置換のアリール、C1〜10アルキル若しくはアルケニルで置換された炭水化物又は非置換の炭水化物、或いはアンモニウムであり;Gは、H、Na、Li、K、NH 、Ca+2、Mg+2、Cl、Br、I、メシラート又はトシラートのような、アニオン又はカチオンであり;D’’は、C1〜C4アルキル又はヒドロキシ基で末端処理することができ;
Y及びY’は親水性部分であり、ヒドロキシ;ポリヒドロキシ;C1〜C3アルコキシ;モノ−又はジ−アルカノールアミン;C1〜C4アルキル置換アルカノールアミン;O、S、Nを含有する置換複素環;サルフェート;カルボキシレート;カーボネートから独立して選択され;Y及び/又はY’がエトキシ(EO)又はプロポキシ(PO)であるときには、次から成る群から選択されるRで末端処理されなければならない:
(i)1〜3個のヘテロ原子を含有する、4〜8員環、置換又は非置換の複素環式環;及び
(ii)約1〜約30個の炭素原子を有する、線状又は分枝状、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル;
Xは、O;S;N;P;またはO、S、N、Pが入り込んだ、C1〜C22アルキルの、線状又は分枝状、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族のもの;グリシジル、エステル、アミド、アミノ、PO 2−、HPO 、PO 2−、HPO から選択される架橋結合であり、これらは、プロトン化、又は非プロトン化しており;
u及びwは、0〜20から独立して選択される整数であり、ただしu+w≧1であり;
tは1〜10の整数であり;
vは0〜10の整数であり;
xは1〜20の整数であり;
y及びzは、1〜10から独立して選択される整数である。
一般的なスクロースに基づく構造の例を以下の構造に示す:
Figure 2006527788
式中、Rは、独立して、H、アルキル、ポリオキシアルキレン、シロキサン、又はフッ素化基から選択され;及び、少なくとも2つのヒドロキシル基がポリオール部分中において存在し、それらは1以上のR基を終結させるために1以上のR基内に存在するか、又はポリオール出発物質の不完全な官能化に由来して存在し、その例はスクロールである。アルキル基は、直鎖又は分枝鎖、環状又は非環状、飽和又は不飽和であってよく、約1〜30個の炭素、好ましくは、約6〜30個の炭素、より好ましくは約8〜18個の炭素を含有してよい。シリコーン及びフッ素化基は、1〜50個の繰り返し単位から構成されてよい。
ポリオール部分を官能化する方法には、限定するものではないが、アルキル化、エステル化、エーテル化、アミド化、アミン化、及びその他の連結化学が含まれる。従って、対応する架橋基Bは、アルキル、エステル、エーテル、アミド、及びアミノ連結基であることができる。所定のポリオール基と連結する親油性部分Lの数と大きさが、界面活性剤の性能を最適化するために重要である。理論に限定されるものではないが、所定のポリオールに対する親油性部分Lの数と大きさが、界面活性剤の性能の最適化のために重要である。理論に拘束されるものではないが、大きすぎる及び/又は多すぎる親油性部分Lは、溶媒中での高すぎる溶解特性、分子量の非効率性へ導く大きすぎる分子量等の、様々な望ましくない特性をもたらし得、また潜在的にその物質は、溶媒中における可溶化及び処方の困難性をもたらす固体となる。少なすぎる及び/又は小さすぎる親油性部分Lは、溶媒中での溶解度特性の乏しさによる、ポリオールの性能の低下をもたらし得る。
本発明のポリオール系界面活性剤は、その構造中に1以上のポリアルキレンオキシド単位を含んでよい。EO/PO/BO及びさらに分子量が大きい物質がアルコキシ部分であり、好ましくは、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ及び混合されたEO/PO、EO/BO、PO/BO、EO/PO/BO基であって、そこにおける繰り返し単位(m)の数が1〜50単位からなり得るものである。アルコキシ部分は、分布を有しているか、又は平均的なアルコキシル化の度合を有しているか、もしくは厳密なアルコキシル化数を伴う単一の特定の鎖であり得る。構造内のアルコキシ部分の配置は、ポリオール部分の近く、又はR単位上の末端部上であってよい。構造内のアルコキシ部分の配置は、ポリオール部分の近く、又はR単位上の末端部上であってよい。
Figure 2006527788
構造内のアルコキシ部分の配置は、ポリオール部分の近く、又はR単位上の末端部上であってよい。
本発明の一実施形態では、官能化ポリオールは、平均で、少なくとも分子あたり1つの溶媒適合性基を有する。その他の本発明の実施形態において、ポリオールは、平均で、少なくとも分子あたり2つの溶媒適合性基を有し(ツインテール(twin tail)、一方、その他の実施形態において、ポリオールは、平均で、少なくとも分子あたり約2〜8の溶媒適合性基を有する。
本発明の一実施形態では、官能化ポリオールは、平均で、分子あたり2つのOH基を有する。本発明の一実施形態では、ポリオールは、平均で、分子あたり少なくとも3個のOH基を有し、一方もう一つの実施形態では、ポリオールは、平均で分子あたり約3〜約8個のOH基を有する。
本発明の一実施形態では、官能化ポリオールは、スルフェート、スルホネート、カルボン酸塩、アミン、アルカノールアミン、ホスフェート、及びアミド含有部分の基の1以上又はそれらの基の組み合わせにより置換された2以上のヒドロキシルを有し得る。以下の構造は、本発明において有用なポリオールエステル含有界面活性剤を例示する:
Figure 2006527788
本発明の一実施形態では、官能化ポリオールは、以下に示すような炭化水素又はシリコーン系の線状、環状、分枝状、不飽和原料油(feedstock)に由来する親油性基Rを伴った、平均で分子あたり少なくとも2つのOH基を有するスクロースエステルに由来する。
本発明の一実施形態では、官能化ポリオールは、以下に示すような炭化水素又はシリコーン系の線状、環状、分枝状、不飽和原料油に由来する親油性基Rを伴った、平均で分子あたり少なくとも2つのOH基を有するスクロースエステルに由来する。
Figure 2006527788
化合物1は、上記に示されたスクロースエステルであり、溶媒適合性基は、平均エステル化度が5である大豆油等のオレイル系原料油に由来する。
化合物2は、上記に示されたスクロースエステルであり、溶媒適合性基は、平均エステル化度が6である大豆油等のオレイル系原料油に由来する。
化合物3は、上記に示されたスクロースエステルであり、溶媒適合性基は、平均エステル化度が7である大豆油等のオレイル系原料油に由来する。
本発明の一実施形態では、官能化ポリオールは、以下に示すような炭化水素又はシリコーン系の線状、環状、分枝状、不飽和原料油に由来する親油性基Rを伴った、平均で、分子あたり少なくとも2つのOH基を有するスクロースエステルに由来する。
Figure 2006527788
本発明の一実施形態では、官能化ポリオールは、スクロースエステルに由来し、平均で、以下に示すような炭化水素又はシリコーン系の線状、環状、分枝状、不飽和原料油に由来する親油性基Rを伴った、分子あたり少なくとも2つのOH基を伴う。
Figure 2006527788
本発明のポリオール系界面活性剤は、少なくとも分子あたり2つの、より好ましくは、溶媒適合性が維持される限りより多くの、遊離のヒドロキシルを有する。
本発明のポリオール系界面活性剤は、少なくとも分子あたり1つの、より好ましくは、溶媒適合性を維持するために必要とされる最小数の溶媒適合性基を有する。
本発明のポリオール系界面活性剤は、総炭素数6〜30、より好ましくは炭素数8〜18の、飽和、不飽和、線状又は分枝状、環状、あるいは非環状の炭化水素であるR基を有する。
ポリオール系界面活性剤は、本発明の洗浄剤中に0.001%〜20%、より好ましくは0.01%〜2%の量で存在する。
(追加の界面活性剤)
任意の第2の界面活性剤は、シロキサン系界面活性剤(シロキサン系物質)を包含する部類の物質から選択され得る。この用途におけるシロキサン系界面活性剤は、他の用途向けのシロキサンポリマーであってよい。シロキサン系界面活性剤の重量平均分子量は、典型的には、500〜20,000である。ポリ(ジメチルシロキサン)から誘導されるこのような物質は、当該技術分野において周知である。本発明では、このようなシロキサン系界面活性剤すべてが好適であるとは限らないが、それは、そのような界面活性剤が、親油性流体自体によってもたらされる洗浄レベルに比べて改善された汚れの洗浄をもたらさないからである。シロキサン系の前述の界面活性剤の種類の例は、EP−1043443A1、EP−1041189、及びPCT国際公開特許WO01/34,706(全てGEシリコーンズ(GE Silicones)に発行)、及び米国特許第5,676,705号、米国特許第5,683,977号、米国特許第5,683,473号、及びEP−1092803A1(全てリーバー・ブラザーズ(Lever Brothers)に発行)に見出すことができる。
好適なシロキサン系界面活性剤の非限定的な市販の例は、TSF4446(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)より)、XS69−B5476(ゼネラル・エレクトリック・シリコーンズ(General Electric Silicones)より);ジェナミン(Jenamine)HSX(デルコン(DelCon)より)及びY12147(オーシースペシャルティー(OSi Specialties)より)である。
界面活性剤成分に好適な第2の好ましい分類の物質は、有機物の性質をもつ。好ましい物質は、炭素原子数約6〜約20の炭素鎖をもつ、オルガノスルホサクシネート界面活性剤である。それぞれ炭素原子数約6〜約20の炭素鎖をもつ、ジアルキル(dialkly)鎖を含有するオルガノスルホサクシネートが、最も好ましい。また、アリール又はアルキルアリール、置換又は非置換、分枝状又は線状、飽和又は不飽和の基を含有する鎖も好ましい。
好適なオルガノスルホスクシネート界面活性剤の市販品の非限定例は、エアゾール(Aerosol)OT及びエアゾール(Aerosol)TR−70(サイテック(Cytec)より)の商品名で入手可能である。
(非シリコーン添加剤)
好ましくは極性の強い及び/又は水素結合する先端基を含む、任意の非シリコーン添加剤(すなわち、Si原子を含有しない物質)は、本発明の組成物による汚れの除去をさらに向上させる。極性の高い及び/又は水素結合する先端基を含有する物質の例としては、これらに限定するものではないが、アルコール、カチオン性界面活性剤などのカチオン性物質、四級界面活性剤、塩化アンモニウムのような四級アンモニウム塩(塩化アンモニウムの非限定例は、アクゾ・ノーベル(Akzo Nobel)から市販のアークワッド(Arquad)物質である)及びカチオン性布地柔軟化活性物質、非イオン性界面活性剤のような非イオン性物質(すなわち、アルコールエトキシレート、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド)、ジェミニ界面活性剤、アニオン性界面活性剤、双極性イオン界面活性剤、カルボン酸、サルフェート、スルホネート、ホスフェート、ホスホネート、並びに窒素含有物質が挙げられる。一実施形態では、非シリコーン添加剤は、一級、二級、及び三級アミン、ジアミン、トリアミン、エトキシル化アミン、アミンオキシド、アミド、及びベタインから選択される窒素含有物質を含み、ベタインの非限定例は、スケア・ケミカルズ(Scher Chemicals)から市販のスケアコタイン(Schercotaine)物質及びそれらの混合物である。
他の実施形態では、アルキル鎖は、融点を低下させるのに役立つ可能性のある分枝を含有する。
さらに他の実施形態では、約6〜約22個の炭素原子を含む一級アルキルアミンが使用される。特に好ましい一級アルキルアミンは、オレイルアミン(アーミン(Armeen)OLDの商標名でアクゾ(Akzo)から市販)、ドデシルアミン(アーミン(Armeen)12Dの商標名でアクゾ(Akzo)から市販)、分枝状C16〜C22アルキルアミン(プリミーン(Primene)JM−Tの商標名でローム・アンド・ハース(Rohm & Haas)から市販)及びこれらの混合物である。
好適なカチオン性物質には四級界面活性剤を挙げることができ、これは四級アンモニウム化合物であってよい。市販の剤には、ゴールドシュミット(Goldschmidt)製のバリソフト(Varisoft)物質が挙げられる。
(極性溶媒)
本発明の組成物はさらに極性溶媒を含んでもよい。極性溶媒の非限定例としては:水、アルコール、グリコール、ポリグリコール、エーテル、カーボネート、二塩基性エステル、ケトン、他の酸素化溶媒、及びこれらの混合物が挙げられる。アルコール類のさらなる例には、プロパノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのようなC1〜C126アルコール類、ベンジルアルコール、及び1,2−ヘキサンジオールなどのジオール類が挙げられる。ダウ・ケミカル(Dow Chemical)によるダウアノール(Dowanol)シリーズは、本発明で有用なグリコール及びポリグリコールの例であり、例えば、ダウアノールTPM、TPnP、DPnB、DPnP、TPnB、PPh、DPM、DPMA、DB、及びその他がある。さらなる例としては、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ポリブチレングリコール、及びより疎水性のグリコールが挙げられる。カーボネート溶媒の例は、エチレン、プロピレン及びブチレンカーボネート、例えば、ジェフソル(Jeffsol)の商標名で入手可能なものである。本発明のための極性溶媒は、分散性(δ)、極性(δ)及び水素結合(δ)ハンセン溶解度パラメータによってさらに識別することができる。好ましい極性溶媒又は極性溶媒混合物は、部分極性(f)及び部分水素結合(f)値が、f>0.02及びf>0.10であり、ここでf=δ/(δ+δ+δ)及びf=δ/(δ+δ+δ)であり、より好ましくはf>0.05及びf>0.20、最も好ましくはf>0.07及びf>0.30である。
本発明の洗剤組成物では、極性溶媒の濃度は、当該洗剤組成物の約0〜約70重量%、好ましくは1〜50重量%、さらにより好ましくは1〜30%重量とすることができる。
水は、本発明の洗浄流体布地物品処理組成物中に存在する場合、洗浄流体布地物品処理組成物の約0.001重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.005重量%〜約5重量%、さらにより好ましくは約0.01重量%〜約1重量%含まれてもよい。
水は、本発明の洗剤組成物中に存在するときには、好ましくは消費可能な洗剤組成物の約1重量%〜約90重量%、より好ましくは約2重量%〜約75重量%、さらにより好ましくは約5重量%〜約40重量%含まれる。
(加工助剤)
所望により、本発明の組成物は加工助剤を更に含んでもよい。加工助剤は、消費可能な洗剤組成物の流動性及び/若しくは均質性を維持し、及び/又は希釈プロセスを援助することによって、本発明の布地物品処理組成物の形成を促進する。本発明に好適な加工助剤は、溶媒、好ましくは前述したもの以外の溶媒、ヒドロトロープ、及び/又は界面活性剤、好ましくは界面活性剤成分に関して前述したもの以外の界面活性剤である。特に好ましい加工助剤は、脂肪族アルコール、ジオール、トリオールなどのようなプロトン性溶媒、及びエトキシル化脂肪族アルコールなどのような非イオン性界面活性剤である。
加工助剤は、本発明の布地物品処理組成物中に存在するときには、好ましくは当該布地物品処理組成物の約0.02重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約10重量%、さらにより好ましくは約0.1重量%〜約10重量%含まれる。
加工助剤は、本発明の消費可能な洗剤組成物中に存在するときには、好ましくは消費可能な当該洗剤組成物の約1重量%〜約75重量%、より好ましくは約5重量%〜約50重量%含まれる。
(洗浄補助剤)
好適な洗浄補助剤には、これらに限定するものではないが、ビルダー、界面活性剤成分に関して前述したもの以外の界面活性剤、酵素、漂白活性化剤、漂白触媒、漂白促進剤、漂白剤、アルカリ性供給源、抗菌剤、着色剤、香料、プロ香料(pro-perfume)、仕上げ助剤、ライム石鹸分散剤、臭気抑制剤、臭気中和剤、ポリマー移染阻害剤、結晶成長阻害物質、光漂白剤、重金属イオン封鎖剤、変色防止剤、抗微生物剤、酸化防止剤、再付着防止剤、汚れ放出ポリマー、電解質、pH調整剤、増粘剤、研磨剤、二価又は三価イオン、金属イオン塩、酵素安定化剤、腐食防止剤、ポリアミン及び/又はそのアルコキシレート、泡安定化ポリマー、溶媒、加工助剤、布地柔軟化剤、蛍光増白剤、ヒドロトロープ、泡若しくはフォーム抑制剤、泡若しくはフォーム増進剤、並びにこれらの混合物が挙げられる。
(処理済みの布地物品)
本発明の方法に従って処理された布地物品も、本発明の範囲内である。好ましくは、そのような処理済みの布地物品は、分析的に検出可能な量の、表面エネルギー変性効果をもつが静電気防止効果を持たない少なくとも1種の化合物(例えば、オルガノシリコーン)、又は分析的に検出可能な量の、表面エネルギー変性及び/若しくは感触変性及び/若しくは快適性変性及び/若しくは美的効果を有する少なくとも1種の化合物、並びに前記少なくとも1種の化合物以外の少なくとも1種の静電気防止剤を含む。
(実施例1)
平均エステル化度5.0を有するオレイル系スクロースエステルの合成:
材料:オレイル(大豆原料油由来)スクロースエステル=7.75(MW=2390g/モル)
DMSO(ジメチルスルホキシド−イーエム・サイエンス(EM Science))
スクロース(342g/モル−ドミノ・シュガー(Domino Sugar))
(炭酸カリウム触媒)
手順:
DMSO及びスクロースを12リットルのリアクターに添加し、スクロースを溶解させるために十分に混合する。次に、オレイルエステル7.75g及び触媒30gを添加する。100〜110℃まで加熱する。SFC(超臨界流体クロマトグラフィー)を測定することにより、所望のエステル化度に到達するまで反応させる。窒素でリアクター上を掃流する。
反応が完了したら、約65℃まで冷却し、次に、10%の水で洗浄し、穏やかに混合する。残存する触媒、石鹸及びDMSOを除去するために、63rad/s(約6000rpm)にて5分間遠心分離する。上部液体層をデカンテーションにより除く。材料を、100℃、106.6Pa(約0.8mmHg)の状態の5.08cm(2”)ワイプ・フィルム・エバポレーター(Wipe Film Evaporator;WFE)に通過させることにより、残存するいずれのDMSO/水も蒸発させる。
(実施例2)
非イオン性界面活性剤及び1以上の洗浄補助剤を含有する対照の布地ケア組成物を、以下の成分を混合することにより調製する:
Figure 2006527788
*二級アルコール非イオン性界面活性剤(ダウ(Dow))
**シリコーンコポリオール(ゼネラル・エレクトリック(General Electric))
この洗剤組成物は、得られる洗浄溶液(「実施例2」と呼ぶ)中の濃度が1重量%になるように、D5/0.5%水で希釈される。実施例2の染み除去又は布地洗浄能を、ASTM D4265−98に従って、綿の布切れ及び人工の染みを使用して試験する。
(実施例3)
洗剤組成物は、プロピレングリコールを部分的に置換して、処方の15%のスクロースエステル(化合物1)を添加すること以外は、実施例2に従って調製する。この組成物は、得られる洗浄溶液中の濃度が1重量%になるように、D5/0.5%水で希釈される。当該組成物の染み除去又は布地洗浄能を、ASTM D4265−98に従って、綿の布切れ及び人工の染みを使用して試験する。実施例3は、実施例2と比較して、草(grass)、US粘土(clay)及びスパゲッティーソースに関する染み除去の向上を示す。
(実施例4)
洗剤組成物は、プロピレングリコールを部分的に置換して、処方の15%のスクロースエステル6.0及び7.0(化合物2及び3)を添加すること以外は、実施例2に従って調製する。この組成物は、得られる洗浄溶液中の濃度が1重量%になるように、D5/0.5%水で希釈される。当該組成物の染み除去又は布地洗浄能を、ASTM D4265−98に従って、綿の布切れ及び人工の染みを使用して試験する。実施例4は、実施例3と比較して、草(grass)、US粘土(clay)及びスパゲッティーソースに関する染み除去の向上を示す。
(実施例5)
以下は、本発明による布地物品処理組成物の非限定的な実施例である。
Figure 2006527788
(実施例6)
以下は、本発明による消費可能な洗剤組成物の非限定的な実施例である。
Figure 2006527788

Claims (10)

  1. 布地物品処理組成物であって、
    a)親油性流体;及び
    b)親油性流体の汚れ除去効果を増大させることができ、及び/又は親油性流体中に水を懸濁させることができるポリオール系界面活性剤成分;及び
    c)所望により、当該組成物による汚れの除去をさらに増大させることができる非シリコーン添加剤;及び
    d)所望により、極性溶媒;
    e)所望により、他の洗浄補助剤;及び
    f)所望により、第2の界面活性剤;
    を含み、前記布地物品処理組成物が、親油性流体中に水を懸濁させることができる、布地物品処理組成物。
  2. 消費可能な洗剤組成物であって、
    a)親油性流体の汚れ除去効果を増大させることができ、及び/又は親油性流体中に水を懸濁させることができるポリオール系界面活性剤成分;及び
    b)当該組成物による汚れの除去をさらに促進させることができる非シリコーン添加剤;及び
    c)所望により、極性溶媒;及び
    d)所望により、他の洗浄補助剤;及び
    e)所望により、親油性流体;及び
    f)所望により、加工助剤;
    を含み、前記組成物が、親油性流体中に水を懸濁させることができる、消費可能な洗剤組成物。
  3. 前記親油性流体が、シロキサン、他のシリコーン、炭化水素、グリコールエーテル、グリセリンエーテルなどのグリセリン誘導体、ペルフルオロ化アミン、ペルフルオロ化及びハイドロフルオロエーテル溶媒、低揮発性非フッ化有機溶媒、ジオール溶媒、及びこれらの混合物から選択される、請求項1又は2に記載の布地物品処理組成物。
  4. 前記親油性流体が、デカメチルシクロペンタシロキサンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の布地物品処理組成物。
  5. 前記親油性流体が、前記布地物品処理組成物の70重量%〜99.99重量%含まれる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の布地物品処理組成物。
  6. 前記界面活性剤成分が、前記布地物品処理組成物の0.001重量%〜20重量%含まれる、請求項1〜5のいずれか一項に記載の布地物品処理組成物。
  7. 前記(b)界面活性剤成分が、以下の構造:
    −(X−Y−L’
    ここで、L及びL’は、溶媒相溶化(又は親油性)部分であり、これらは独立して次から選択される:
    (a)C1〜C22アルキル若しくはC4〜C12アルコキシの、線状又は分枝状、環式又は非環式、飽和又は不飽和、置換又は非置換のもの;
    (b)次式を有するシロキサン:
    D’D’’
    式中、aは0〜2であり;bは0〜1000であり;cは0〜50であり;dは0〜50であり、ただしa+c+dが少なくとも1であり;
    MはR 3−eSiO1/2であり、式中、Rは独立してH又はアルキル基であり、Xはヒドロキシル基であり、eは0又は1であり;
    DはR SiO2/2であり、式中、Rは独立してH又はアルキル基であり;
    D’はR SiO2/2であり、式中、Rは独立して、H、アルキル基、又は(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであり、ただし、少なくとも1つのRが(CH(CO−(CO)−(CO)(C2k−Rであり、式中、Rは独立して、H、アルキル基、又はアルコキシ基であり、fは1〜10であり、gは0又は1であり、hは1〜50であり、iは0〜50であり、jは0〜50であり、kは4〜8であり;Cは、非置換又は置換型であり;Qは独立して、H、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、及びこれらの混合物から選択され;
    D’’はR SiO2/2であり、式中、Rは独立して、H、アルキル基、又は(CH(C(A)−[(T)−(A’)−]−(T’)Z(G)であり、式中、lは1〜10であり;mは0又は1であり;nは0〜5であり;oは0〜3であり;pは0又は1であり;qは0〜10であり;rは0〜3であり;sは0〜3であり;Cは、非置換又は置換型であり;Qは独立して、H、C1〜10アルキル、C2〜10アルケニル、及びこれらの混合物から選択され;A及びA’はそれぞれ独立して、エステル、ケト、エーテル、チオ、アミド、アミノ、C1〜4フルオロアルキル、C1〜4フルオロアルケニル、分枝鎖又は直鎖ポリアルキレンオキシド、ホスフェート、スルホニル、サルフェート、アンモニウム、及びこれらの混合物を表す連結部分であり;T及びT’はそれぞれ独立して、C1〜30直鎖若しくは分枝状アルキル若しくはアルケニル又はアリールで、非置換又は置換型であり;Zは、水素、カルボン酸、ヒドロキシ、ホスフェート、ホスフェートエステル、スルホニル、スルホネート、サルフェート、分枝鎖若しくは直鎖ポリアルキレンオキシド、ニトリル、グリセリル、C1〜30アルキル若しくはアルケニルで置換されたアリール又は非置換のアリール、C1〜10アルキル若しくはアルケニルで置換された炭水化物又は非置換の炭水化物、或いはアンモニウムであり;Gは、H、Na、Li、K、NH 、Ca+2、Mg+2、Cl、Br、I、メシラート又はトシラートのような、アニオン又はカチオンであり;D’’は、C1〜C4アルキル又はヒドロキシ基で末端処理することができ;
    Y及びY’は親水性部分であり、ヒドロキシ;ポリヒドロキシ;C1〜C3アルコキシ;モノ−又はジ−アルカノールアミン;C1〜C4アルキル置換アルカノールアミン;O、S、Nを含有する置換複素環;サルフェート;カルボキシレート;カーボネートから独立して選択され;Y及び/又はY’がエトキシ(EO)又はプロポキシ(PO)であるときには、次から成る群から選択されるRで末端処理されなければならない:
    (i)1〜3個のヘテロ原子を含有する、4〜8員環、置換又は非置換の複素環式環;及び
    (ii)約1〜約30個の炭素原子を有する、線状又は分枝状、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族の炭化水素ラジカル;
    Xは、O;S;N;P;またはO、S、N、Pが入り込んだ、C1〜C22アルキルの、線状又は分枝状、飽和又は不飽和、置換又は非置換、環式又は非環式、脂肪族又は芳香族のもの;グリシジル、エステル、アミド、アミノ、PO 2−、HPO 、PO 2−、HPO から選択される架橋結合であり、これらは、プロトン化、又は非プロトン化しており;
    u及びwは、0〜20から独立して選択される整数であり、ただしu+w≧1であり;
    tは1〜10の整数であり;
    vは0〜10の整数であり;
    xは1〜20の整数であり;
    y及びzは、1〜10から独立して選択される整数である、
    を有する界面活性剤を含む、請求項1に記載の布地物品処理組成物。
  8. 前記界面活性剤成分が、以下の構造:
    Figure 2006527788
    式中、Rは、炭化水素又はシリコーン系の線状、環状、分枝状、不飽和原料油に由来する、
    を有する界面活性剤を含む、請求項7に記載の布地物品処理組成物。
  9. 式中、Rがオレイルである、請求項8に記載の布地物品処理組成物。
  10. 前記非シリコーン添加剤(c)が、窒素含有有機物質を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の布地物品処理組成物。
JP2006517752A 2003-06-27 2004-06-28 親油性流体系のための布地ケア組成物 Pending JP2006527788A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US48295803P 2003-06-27 2003-06-27
PCT/US2004/020788 WO2005003269A1 (en) 2003-06-27 2004-06-28 Fabric care compositions for lipophilic fluid systems

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006527788A true JP2006527788A (ja) 2006-12-07

Family

ID=33563898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006517752A Pending JP2006527788A (ja) 2003-06-27 2004-06-28 親油性流体系のための布地ケア組成物

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20050000030A1 (ja)
EP (1) EP1639068A1 (ja)
JP (1) JP2006527788A (ja)
CN (1) CN1813050A (ja)
AU (1) AU2004253943A1 (ja)
BR (1) BRPI0411885A (ja)
CA (1) CA2526220A1 (ja)
MX (1) MXPA05013660A (ja)
WO (1) WO2005003269A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308592A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Kao Corp 液体洗浄剤組成物

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7318843B2 (en) * 2003-06-27 2008-01-15 The Procter & Gamble Company Fabric care composition and method for using same
US7202202B2 (en) * 2003-06-27 2007-04-10 The Procter & Gamble Company Consumable detergent composition for use in a lipophilic fluid
US7462589B2 (en) * 2003-06-27 2008-12-09 The Procter & Gamble Company Delivery system for uniform deposition of fabric care actives in a non-aqueous fabric treatment system
US20040266643A1 (en) * 2003-06-27 2004-12-30 The Procter & Gamble Company Fabric article treatment composition for use in a lipophilic fluid system
US20070056119A1 (en) * 2003-06-27 2007-03-15 Gardner Robb R Method for treating hydrophilic stains in a lipophlic fluid system
US20050129478A1 (en) * 2003-08-08 2005-06-16 Toles Orville L. Storage apparatus
US8933055B2 (en) 2010-09-22 2015-01-13 Ecolab Usa Inc. Antimicrobial compositions containing cationic active ingredients and quaternary sugar derived surfactants
DE102011056679A1 (de) * 2011-12-20 2013-06-20 Studiengesellschaft Kohle Mbh Verfahren zur säurekatalysierten Oligomerisation von Mono- oder Disacchariden
US20150272124A1 (en) 2014-03-25 2015-10-01 Ecolab Usa Inc. Antimicrobial compositions containing cationic active ingredients
US9956153B2 (en) 2014-08-01 2018-05-01 Ecolab Usa Inc. Antimicrobial foaming compositions containing cationic active ingredients
US9920003B2 (en) * 2014-08-19 2018-03-20 Archer Daniels Midland Company Non-ionic amphiphiles and methods of making the same
CA3200234A1 (en) 2020-11-25 2022-06-02 Daryl C. Drummond Lipid nanoparticles for delivery of nucleic acids, and related methods of use
KR20250031230A (ko) 2022-05-25 2025-03-06 아카제라 메디신즈, 인크. 핵산 전달을 위한 지질 나노입자 및 이의 사용 방법

Family Cites Families (64)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE522094A (ja) * 1952-08-12
BE611618A (ja) * 1960-12-23
BE756805A (fr) * 1969-09-29 1971-03-29 Dow Chemical Co Procede et compositions pour traiter des supports flexibles tels que des tissus ou du papier
GB1315843A (en) * 1970-05-05 1973-05-02 Ici Ltd Emulsions
GB1364452A (en) * 1970-11-06 1974-08-21 Ici Ltd Application of finishing agents
FR2205562B1 (ja) * 1972-11-09 1976-10-29 Rhone Progil
US4124517A (en) * 1975-09-22 1978-11-07 Daikin Kogyo Kabushiki Kaisha Dry cleaning composition
JPS531204A (en) * 1976-06-25 1978-01-09 Kao Corp Nonaqueous detergent compositions
JPS5354208A (en) * 1976-10-27 1978-05-17 Kao Corp Detergent composition for dry cleaning
US4685930A (en) * 1984-11-13 1987-08-11 Dow Corning Corporation Method for cleaning textiles with cyclic siloxanes
US4639321A (en) * 1985-01-22 1987-01-27 The Procter And Gamble Company Liquid detergent compositions containing organo-functional polysiloxanes
US4708807A (en) * 1986-04-30 1987-11-24 Dow Corning Corporation Cleaning and waterproofing composition
US4911853A (en) * 1988-12-21 1990-03-27 The Procter & Gamble Company Dry cleaning fluid with curable amine functional silicone for fabric wrinkle reduction
JPH0768115B2 (ja) * 1989-05-17 1995-07-26 花王株式会社 洗浄剤組成物
DE3925846A1 (de) * 1989-08-04 1991-02-14 Huels Chemische Werke Ag Emulgatoren zur herstellung von lagerstabilen, waessrigen polysiloxan- bzw. polysiloxan-paraffinoel-emulsionen
US5057240A (en) * 1989-10-10 1991-10-15 Dow Corning Corporation Liquid detergent fabric softening laundering composition
MY107434A (en) * 1989-10-26 1995-12-30 Momentive Performance Mat Jp Cleaning compositions.
US5876510A (en) * 1995-03-09 1999-03-02 The Dow Chemical Company Process for cleaning articles
GB9604849D0 (en) * 1996-03-07 1996-05-08 Reckitt & Colman Inc Improvements in or relating to organic compositions
US5705562A (en) * 1995-11-20 1998-01-06 Dow Corning Corporation Spontaneously formed clear silicone microemulsions
US5976604A (en) * 1996-03-08 1999-11-02 Mitsubishi Chemical Corporation Oil-in-water emulsion composition having high oil content and method for producing the same
US6060546A (en) * 1996-09-05 2000-05-09 General Electric Company Non-aqueous silicone emulsions
US6114298A (en) * 1996-11-13 2000-09-05 The Procter & Gamble Company Hard surface cleaning and disinfecting compositions comprising essential oils
US5888250A (en) * 1997-04-04 1999-03-30 Rynex Holdings Ltd. Biodegradable dry cleaning solvent
US6273919B1 (en) * 1997-04-04 2001-08-14 Rynex Holdings Ltd. Biodegradable ether dry cleaning solvent
GB9708182D0 (en) * 1997-04-23 1997-06-11 Dow Corning Sa A method of making silicone in water emulsions
US5942007A (en) * 1997-08-22 1999-08-24 Greenearth Cleaning, Llp Dry cleaning method and solvent
US6059845A (en) * 1997-08-22 2000-05-09 Greenearth Cleaning, Llc Dry cleaning apparatus and method capable of utilizing a siloxane composition as a solvent
US5865852A (en) * 1997-08-22 1999-02-02 Berndt; Dieter R. Dry cleaning method and solvent
US6056789A (en) * 1997-08-22 2000-05-02 Greenearth Cleaning Llc. Closed loop dry cleaning method and solvent
US6063135A (en) * 1997-08-22 2000-05-16 Greenearth Cleaning Llc Dry cleaning method and solvent/detergent mixture
US6042617A (en) * 1997-08-22 2000-03-28 Greenearth Cleaning, Llc Dry cleaning method and modified solvent
US6042618A (en) * 1997-08-22 2000-03-28 Greenearth Cleaning Llc Dry cleaning method and solvent
DE19908170A1 (de) * 1998-03-05 1999-10-21 J P Haas Gmbh & Co Kg Flüssigwaschmittel
US6200943B1 (en) * 1998-05-28 2001-03-13 Micell Technologies, Inc. Combination surfactant systems for use in carbon dioxide-based cleaning formulations
US6136778A (en) * 1998-07-22 2000-10-24 Kamiya; Akira Environment safeguarding aqueous detergent composition comprising essential oils
US6083901A (en) * 1998-08-28 2000-07-04 General Electric Company Emulsions of fragrance releasing silicon compounds
TW374095B (en) * 1998-10-07 1999-11-11 Dow Corning Taiwan Inc A process for cleaning textile
US6013683A (en) * 1998-12-17 2000-01-11 Dow Corning Corporation Single phase silicone and water compositions
US6310029B1 (en) * 1999-04-09 2001-10-30 General Electric Company Cleaning processes and compositions
US6309425B1 (en) * 1999-10-12 2001-10-30 Unilever Home & Personal Care, Usa, Division Of Conopco, Inc. Cleaning composition and method for using the same
US6312476B1 (en) * 1999-11-10 2001-11-06 General Electric Company Process for removal of odors from silicones
US6258130B1 (en) * 1999-11-30 2001-07-10 Unilever Home & Personal Care, A Division Of Conopco, Inc. Dry-cleaning solvent and method for using the same
US6368359B1 (en) * 1999-12-17 2002-04-09 General Electric Company Process for stabilization of dry cleaning solutions
US6521580B2 (en) * 2000-02-22 2003-02-18 General Electric Company Siloxane dry cleaning composition and process
US6313079B1 (en) * 2000-03-02 2001-11-06 Unilever Home & Personal Care Usa, Division Of Conopco Heterocyclic dry-cleaning surfactant and method for using the same
US20020004953A1 (en) * 2000-03-03 2002-01-17 Perry Robert J. Siloxane dry cleaning composition and process
US20030074742A1 (en) * 2000-03-03 2003-04-24 General Electric Company Siloxane dry cleaning composition and process
US6548465B2 (en) * 2000-03-10 2003-04-15 General Electric Company Siloxane dry cleaning composition and process
US6939837B2 (en) * 2000-06-05 2005-09-06 Procter & Gamble Company Non-immersive method for treating or cleaning fabrics using a siloxane lipophilic fluid
US6706677B2 (en) * 2000-06-05 2004-03-16 Procter & Gamble Company Bleaching in conjunction with a lipophilic fluid cleaning regimen
US6673764B2 (en) * 2000-06-05 2004-01-06 The Procter & Gamble Company Visual properties for a wash process using a lipophilic fluid based composition containing a colorant
US6706076B2 (en) * 2000-06-05 2004-03-16 Procter & Gamble Company Process for separating lipophilic fluid containing emulsions with electric coalescence
US6828292B2 (en) * 2000-06-05 2004-12-07 Procter & Gamble Company Domestic fabric article refreshment in integrated cleaning and treatment processes
US6610108B2 (en) * 2001-03-21 2003-08-26 General Electric Company Vapor phase siloxane dry cleaning process
WO2002097024A1 (fr) * 2001-05-30 2002-12-05 Nof Corporation Composition detergente pour nettoyage a sec
BR0210940B1 (pt) * 2001-06-22 2014-12-23 Procter & Gamble Composição para tratamento de artigos de tecido, composição detergente consumível e método para o preparao de uma composição para tratamento de artigos de tecido a partir de uma composição detergente consumível"
JP4294472B2 (ja) * 2001-07-10 2009-07-15 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 布帛物品から偶発的な汚れを除去するための組成物及び方法
EP1304158A1 (en) * 2001-10-09 2003-04-23 Tiense Suikerraffinaderij N.V. Hydrophobically modified saccharide surfactants
CA2469368A1 (en) * 2001-12-06 2003-09-19 The Procter & Gamble Company Compositions and methods for removal of incidental soils from fabric articles via soil modification
US7462589B2 (en) * 2003-06-27 2008-12-09 The Procter & Gamble Company Delivery system for uniform deposition of fabric care actives in a non-aqueous fabric treatment system
US7318843B2 (en) * 2003-06-27 2008-01-15 The Procter & Gamble Company Fabric care composition and method for using same
US20040266643A1 (en) * 2003-06-27 2004-12-30 The Procter & Gamble Company Fabric article treatment composition for use in a lipophilic fluid system
US7202202B2 (en) * 2003-06-27 2007-04-10 The Procter & Gamble Company Consumable detergent composition for use in a lipophilic fluid

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308592A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Kao Corp 液体洗浄剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
EP1639068A1 (en) 2006-03-29
WO2005003269A1 (en) 2005-01-13
CN1813050A (zh) 2006-08-02
MXPA05013660A (es) 2006-02-24
BRPI0411885A (pt) 2006-08-29
CA2526220A1 (en) 2005-01-13
US20050000030A1 (en) 2005-01-06
AU2004253943A1 (en) 2005-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100824669B1 (ko) 친유액 시스템용 직물 보호 조성물
US6987086B2 (en) Compositions and methods for removal of incidental soils from fabric articles
US6828295B2 (en) Non-silicone polymers for lipophilic fluid systems
JP2006527788A (ja) 親油性流体系のための布地ケア組成物
US20080248323A1 (en) Leather Care Using Lipophilic Fluids
EP1451403B1 (en) Compositions and methods for removal of incidental soils from fabric articles via soil modification
JP3961481B2 (ja) 親油性流体を含有する布地を乾燥するための方法及びシステム
US7318843B2 (en) Fabric care composition and method for using same
US6972279B2 (en) Silicone polymers for lipophilic fluid systems
JP2005513293A (ja) 布地物品の溶媒処理
JP2005513291A (ja) 疎水性キレート剤を用いた布地物品の処理

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070518

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070809

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070816

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070918

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070926

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20071015

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20071022

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080201