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JP2006500465A - 混合物中のアシッドレッド82 - Google Patents

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Abstract

染料C.I.アシッドレッド82(式IIb)及びC.I.アシッドレッド80(式IIc)を含有している混合物。

Description

本発明は、アシッドレッド82及びアシッドレッド80の混合物、それらの製造方法並びにインクジェット法に適している印刷インキにおけるそれらの使用に関する。色マゼンダの相応する印刷インキは意外に高い長時間安定性を有し、それにより極めて高い耐光性及び耐オゾン性及び適している色合いの印刷物が製造されることができる。
インクジェット法は、筆記液(インキ)の小滴が小さなノズルから基材(紙、織物、プラスチック、金属)上に吹き付けられることによるインクジェット記録法であると理解される。電子制御により小滴は文字又はグラフィックスにまとめられる。微細なインキ小滴は異なる方法により製造されることができ;好ましくはその際に一般的に公知の連続的方法及びドロップオンデマンド法(サーマルインクジェット、バブルジェット、ピエゾインクジェット)が使用される。
EP-A-1 123 932からは、特に高い耐光性及び耐オゾン性に傑出しているインクジェット法におけるマゼンダ染料としてのアントラピリドン誘導体の使用が公知である。特にそこに、一般式(I)
Figure 2006500465
[式中、
R′はH又はアルキルを表し;
R″はH、アルキル、OPh、SOH又はCOOHを表す(Ph=フェニル)]
で示されるタイプの染料が適しているとして記載されている。
置換基X及びYとしてその際に、水溶液中での染料の高められた溶解度を生じさせる置換基が主に使用される。しかしながらその際に高められた溶解度の利点は明らかに減少された色の濃さを伴う。そのうえ、染料を製造するために相対的に高い合成費用が必要である。
タイプIの染料のように類似に高い耐光性及び耐オゾン性、そのために明らかにより高い色の濃さは、既に構造的により単純なアントラピリドン類、例えばC.I.アシッドレッド82(式IIb)から提供される。
Figure 2006500465
[式中、
a)R=H;R=SOH:アシッドレッド81
b)R=SOH;R=SOH:アシッドレッド82
c)R=SOH;R=CH:アシッドレッド80
を表す]
前記染料は、例えばDE-A-2 543 092、DE-A-3 220 334及びEP-A-1 048 705にインクジェット法における使用のために既に個々に記載されている。
しかしながらインクジェット法における、単純に製造すべき染料C.I.アシッドレッド82の実地の使用はこれまで実現されることができなかった、それというのもインクジェット印刷に使用されるインキ配合物において十分な長時間安定性が達成されることができなかったからである。そのうえ、インクジェット法において印刷されるアシッドレッド82のインキ水溶液の色調は、通常マゼンダ成分としてインキセットにおいて使用される染料溶液よりも赤味を帯びている。
故に、本発明の課題は、変わらない耐光性及び耐オゾン性で極めて良好な長時間安定性及び場合により付加的に色合いの弱い深色シフトを印刷物において提供する、インクジェット法に常用のインキにおいて染料C.I.アシッドレッド82を使用する可能性を提供することであった。そのうえ、それらの工業的実現には、アシッドレッド82の製造のための費用を上回るべきではない。
意外なことに、アシッドレッド82とアントラピリドン染料C.I.アシッドレッド80(IIc)との混合物がインキ配合物中で、アシッドレッド80の溶解度がアシッドレッド82の溶解度よりも僅かであるにもかかわらず、明らかに高められた長時間安定性を有することが現在見出された。
それに反してアシッドレッド82及びアシッドレッド81の相応する混合物は明らかにより劣悪な長時間安定性の結果となった。
故に、本発明は、染料C.I.アシッドレッド82(式IIb)及びC.I.アシッドレッド80(式IIc)を含有する混合物である。
Figure 2006500465
好ましい混合物は、(IIb)と(IIc)との質量比が99:1〜1:99、好ましくは98:2〜50:50、特に96:4〜70:30、極めて特に好ましくは95:5〜85:15であることにより特徴付けられている。
式(IIb)及び(IIc)の染料は好ましくはそれらの塩の形で存在し、その際にカチオンとしてナトリウム、リチウム、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウム、トリアルカノールアンモニウム、アルキルジアルカノールアンモニウムが使用される。
本発明による混合物は、固体の形で例えば粉末又はグラニュールとして並びに液状の形で例えば懸濁液、例えばペースト又は水溶液として存在していてよい。
特に好ましくは本発明による混合物は、同様に本発明の対象である水溶液として存在する。
本発明による水溶液は、式(IIb)及び(IIc)の染料に加えて、特にシェーディング(Nuancieren)のための、さらに別の染料ももちろん含有していてよい。
好ましくは、これらの水溶液は、染料量の90〜100質量%、特に95〜100、好ましくは98〜100質量%が式(IIb)及び(IIc)の染料からなることにより特徴付けられている。
本発明による水溶液は、式(IIb)及び(IIc)の染料を好ましくは0.01〜25.0質量%、特に0.01〜15.0質量%、好ましくは0.05〜10.0質量%、特に好ましくは0.1〜5.0質量%含有する。同様に好ましくはこれらは25質量%又はそれ以上を含有し、特にこれらは水85〜99.99質量%及び場合により溶剤、好ましくは0〜50質量%、特に0〜15質量%並びに場合により別の常用の成分を含有する。
好ましい一実施態様において本発明による水溶液は染料5〜25質量%を含有し、その際に染料量の90〜100質量%が式(IIb)及び(IIc)の染料からなり、かつ残部は水である。これらは特にインキを製造するための濃縮物として使用される。
同様に好ましい一実施態様において本発明による水溶液は式(IIb)及び(IIc)の染料を0.01〜15.0質量%、好ましくは0.05〜10.0質量%、特に好ましくは0.1〜5.0質量%含有する。同様に好ましくはこれらは有機溶剤を0〜50質量%、好ましくは15〜40質量%含有する。そのような水溶液は好ましくは記録液(インキ)として使用される。
好ましい有機溶剤は、水と混和性であるもの、特にアルコール類及びそれらのエーテル類又はエステル類、カルボン酸アミド類、尿素類、スルホキシド類及びスルホン類、特に<200g/molの分子量を有するものである。特に適している溶剤は、例えば:メタノール、エタノール、プロパノール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、チオジエチレングリコール及びジプロピレングリコール;ブタンジオール;−ヒドロキシプロピオニトリル、ペンタメチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエーテル及びエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレンジグリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ブチルポリグリコール、ホルムアミド、トリエチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,3,6−ヘキサントリオール、酢酸−2−ヒドロキシエチルエステル、酢酸−2(2′−ヒドロキシ)−エチルエステル、グリセリン、酢酸グリコール、1,2−ジヒドロキシプロパン、1−メトキシ−2−プロパノール、2−メトキシ−1−プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミド、ピロリドン、ε−カプロラクタム、N−メチル−カプロラクタム、ブチロラクトン、尿素、テトラメチル尿素、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N,N′−ジメチロールプロピレン尿素、ジメチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホラン、イソプロパノール、ポリエチレングリコール並びにこれらの混合物である。
さらに、本発明による水溶液が異種塩(Fremdsalze)をできるだけ少なく含有することが好ましい。異種塩はこれに関連して通例、式(IIb)及び(IIc)の染料の合成の際に生じうる塩、例えば塩化ナトリウム又は塩化カリウム又は硫酸ナトリウム又は硫酸カリウム並びにこれらの混合物であると理解されるべきである。
異種塩含量は溶液に対して好ましくは<1質量%、特に<0.5質量%である。
相応して少ない異種塩含量は例えば、相応する膜を用いる逆浸透又は限外ろ過により得られることができる。
本発明による混合物は例えば、
a)式(IIb)及び(IIc)の染料を互いに混合するか又は
b)式(III)の化合物を式(IVb)及び(IVc)のアニリン類の混合物と反応させ、かつ式(Vb)及び(Vc)の化合物の生じる混合物をスルホン置換するか又は
c)式(Vb)及び(Vc)の化合物を別個に製造し、かつ一緒に本発明による混合物へスルホン置換する
ことにより製造されることができる。
Figure 2006500465
製造変法b)の場合に、式(III)の6−ブロモ−3−メチル−3H−ジベンズ[f,ij]−イソキノリン−2,7−ジオンを好ましくはアニリン及び4−メチルアニリン(IVb+IVc)からなる混合物中で最終生成物(IIb及びIIc)の所望の比のために計算された、特に95.3:4.7の比で、炭酸ナトリウムを添加しながら、特に170〜180℃の温度で反応させ、かつ得られた混合染料塩基(Vb及びVc)を引き続いてスルホン化剤、例えば20%分率の三酸化硫黄を有する硫酸(発煙硫酸20%)を用いて、アシッドレッド82(IIb)及びアシッドレッド80(IIc)からなる生成物混合物へスルホン置換する。好ましくはスルホン化は20〜40℃で行われる。その後、逆浸透により混合物は脱塩されることができ、かつ適している溶剤及び助剤と混合されてインクジェット法における使用のためのインキへ変換されることができる。このことは変法c)により製造される混合物にも当てはまる。
製造変法c)の場合に、式(III)の6−ブロモ−3−メチル−3H−ジベンズ[f,ij]−イソキノリン−2,7−ジオンと好ましくはアニリンもしくは4−メチルアニリン(IVbもしくはIVc)との反応により染料塩基(Va及びVb)は別個に製造され、最終生成物の所望の比のために計算された比で混合され、かつさらに前記のようにスルホン置換される。
別個の反応により、生成物アシッドレッド82(IIb)及びアシッドレッド80(IIc)は選択肢a)により製造されることができ、かつ最終生成物の所望の比のために計算された比で混合されることができる。可能な脱塩後に、溶液はついで適している溶剤及び助剤とさらに混合されてインクジェット法における使用のためのインキに変換されることができる。
選択肢b)は好ましくは使用される。
助剤として、例えば溶解助剤、分散剤、湿潤剤、殺生物剤又は緩衝剤系が考慮の対象になる。これらの成分の割合は通例、製剤の質量に対して0〜10質量%、好ましくは0〜5質量%である。
インクジェット−記録系用の記録液としての水溶液の形での本発明による染料混合物の使用の際に、同じ目的のための単独染料としてのC.I.アシッドレッド82の使用と比較して次の利点がもたらされる:
− 物理的性質の変化及び堆積物の形成に関連してインキ配合物の高い長時間安定性が達成され;
− インクジェット法において印刷されるインキ配合物の色調は深色にシフトされる。
単独染料の使用の次の利点は変わらずに維持されたままである:
− インクジェット法において得られる印刷物の極めて高い耐光性及び耐オゾン性が達成され;
− 前記のより複雑に構成された式Iのアントラピリドン染料と比較してより高い色の濃さが存在し;
− 染料混合物の製造は、単独染料の製造の費用に相当するに過ぎない比較的僅かな合成の費用と結びついている。
次の例は本発明をより詳細に説明するはずである。部の記載は質量部である。
例1(アシッドレッド82)
C.I.アシッドレッド82を製造するために、アニリン150部、炭酸ナトリウム12部及び6−ブロモ−3−メチル−3H−ジベンズ[f,ij]−イソキノリン−2,7−ジオン(III)60部を180℃に4h加熱し、
Figure 2006500465
その際に遊離した水を、水分離器を用いて反応から除去した。80℃に冷却した後に、メタノール120部を添加し、室温に冷却し、吸引ろ過し、メタノール40部で洗浄した。残留物を水150部中でスラリーにし、濃塩酸で1のpH値に調節し、80℃で1h熱処理した。引き続いて吸引ろ過し、水で洗浄し、かつ乾燥させた。
得られたペースト(65部)を発煙硫酸20% 210部中へ、温度が40℃を上回らないように少しずつ配合し、40℃で16h撹拌した。その後、反応混合物を氷800部上に取り出し、吸引ろ過し、希塩酸で洗浄した。湿ったプレスケーキを蒸留水300ml中に溶解させ、カセイソーダ液で7.5のpH値に調節し、かつ逆浸透を用いて、溶液に対して0.1質量%未満の塩含量に脱塩した。引き続いて、蒸留水で890mLの最終体積に調節した。こうして得られた染料水溶液は、純染料アシッドレッド82 10質量%を含有する。
例2(アシッドレッド80)
C.I.アシッドレッド80を製造するために、例1と同じように操作したが、しかしながらアニリン150部の代わりに4−メチルアニリン170部を使用した。逆浸透を用いる脱塩後に、蒸留水で760mLの最終体積に調節した。こうして得られた染料水溶液は、純染料アシッドレッド80 10%を含有する。
例3
純染料の質量%に対して90:10の比の成分アシッドレッド82及びアシッドレッド80の本発明による混合物を製造するために、例1と同じように操作したが、しかしながらアニリン150部の代わりにアニリン143部及び4−メチルアニリン7部からなる混合物を使用した。逆浸透を用いる脱塩後に、蒸留水で870mLの最終体積に調節した。こうして得られた染料水溶液は、アシッドレッド82及びアシッドレッド80の混合物として純染料10%を含有する。
例4(比較例)
インクジェット法に適しているインキを製造するために、次の成分を互いに混合し、かつ孔径0.2μmの硝酸セルロース−フィルターに通してろ過した。インキ配合物はその組成において例えばEP-A 1048705に開示されているような常用の印刷インキに類似している。
例1からのC.I.アシッドレッド82染料溶液 30部
蒸留水 35部
グリセリン 5部
ジエチレングリコール 15部
ジエチレングリコール−モノブチルエーテル 5部
1,3−ジメチルイミダゾリジン−2−オン 5部
N,N−ジメチル尿素 5部
このインキ配合物において、室温で8週間の貯蔵時間後及びそれとは独立して50℃で20日間の貯蔵時間後に沈殿が観察された。
例5(比較例)
例4と同じように操作したが、しかしながら例2により製造されたC.I.アシッドレッド80の染料溶液を使用し、インキ配合物中で室温で6週間の貯蔵時間後及びそれとは独立して50℃で20日間の貯蔵時間後に沈殿が観察された。
例6(比較例)
例4と同じように操作したが、しかしながら単独染料の混合物により製造された90:10の比のC.I.アシッドレッド82及びアシッドレッド81の10%染料溶液を使用し、インキ配合物中で室温で2週間の貯蔵時間後及びそれとは独立して50℃で5日間の貯蔵時間後に沈殿が観察された。
例7
例4と同じように操作したが、しかしながら例3により製造された本発明による染料溶液を使用し、室温で又は50℃での6ヶ月間の貯蔵時間後にもいかなる種類の沈殿も観察されることができなかった。
それとは別に、同じことは、双方の染料が一緒に製造されずに、別個の製造後に混合され、かつ混合物を使用した場合に観察された。

Claims (9)

  1. 染料C.I.アシッドレッド82(式IIb)及びC.I.アシッドレッド80(式IIc)を含有している混合物。
    Figure 2006500465
  2. (IIb)と(IIc)との質量比が99:1〜1:99、好ましくは98:2〜50:50、特に96:4〜70:30、極めて特に好ましくは95:5〜85:15である、請求項1記載の混合物。
  3. 前記染料がそれらの塩の形で存在し、その際にカチオンとしてナトリウム、リチウム、アンモニウム、テトラアルキルアンモニウム、トリアルカノールアンモニウム、アルキルジアルカノールアンモニウムが使用される、請求項1から2までのいずれか1項記載の混合物。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項記載の混合物を含有している水溶液。
  5. 染料量の90〜100質量%が式(IIb)及び(IIc)の染料からなる、請求項4記載の水溶液。
  6. 染料(IIb)及び(IIc)の染料含分が、水溶液の質量に対して0.01〜15.0質量%である、請求項4から5までのいずれか1項記載の水溶液。
  7. 有機溶剤を0〜50質量%、好ましくは15〜40質量%含有している、請求項4から6までのいずれか1項記載の水溶液。
  8. 請求項1記載の混合物を製造する方法において、
    a)式(IIb)及び(IIc)の染料を互いに混合するか又は
    b)式(III)
    Figure 2006500465
    で示される化合物を式(IVb)及び(IVc)
    Figure 2006500465
    で示されるアニリン類の混合物と反応させ、かつ式(Vb)及び(Vc)
    Figure 2006500465
    で示される化合物の生じる混合物をスルホン化するか又は
    c)式(Vb)及び(Ve)の化合物を別個に製造し、かつ一緒にスルホン化する
    ことを特徴とする、請求項1記載の混合物の製造方法。
  9. インクジェット印刷用の記録液(インキ)としての請求項4から7までのいずれか1項記載の水溶液の使用。
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