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JP2006351131A - データ管理装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 - Google Patents

データ管理装置、コンピュータプログラム、及び記録媒体 Download PDF

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JP2006351131A JP2005177671A JP2005177671A JP2006351131A JP 2006351131 A JP2006351131 A JP 2006351131A JP 2005177671 A JP2005177671 A JP 2005177671A JP 2005177671 A JP2005177671 A JP 2005177671A JP 2006351131 A JP2006351131 A JP 2006351131A
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Abstract

【課題】 一度取得したコンテンツのリムーバブルメディアへの書込を行なう際のユーザの手間を軽減する装置を提供する。
【解決手段】 コンテンツ管理装置100は、データ項目をコンテンツ記憶部108に格納する記録部110と、データ項目の属性情報を記憶する属性記憶部162と、属性情報に基づいて、リムーバブルメディア90への記録の対象となるデータ項目をコンテンツ記憶部108内で選定し、データ項目の組合せ表を作成するコンテンツ管理部160と、組合せ表に基づき、第1の記録媒体内のデータ項目と当該データ項目の書込先となる第2の記録媒体とをユーザに対し提示するメッセージ作成部168と、ユーザの指示にしたがい、コンテンツ記憶部108内のデータ項目を、組合せ表に基づいてリムーバブルメディア90に書込むための書込部116とを含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記録媒体に記録されたデータを管理するデータ管理装置に関し、特に、外部記録媒体へのデータの書込、及びデータを書込んだ外部記録媒体を利用する際のユーザの操作を補助し、データを有効利用できるようにするデータ管理装置に関する。
近年、音声及び映像等の情報のデジタル化に伴い、高密度の電子的情報を身近な情報機器で入手できるようになった。特に最近では、映像、動画像、静止画像、音声等、従来はアナログ形式で作成されていた情報がデジタル化されて様々な箇所に蓄積され、流通している。本明細書ではこのようなデジタルデータ化された電子的情報全般をコンテンツと呼ぶ。コンテンツについては、複製しても劣化しないこと、情報記憶媒体に記憶することにより半永久的な保存が可能なこと、移動・複製が容易に行なえる(可搬性に優れる)こと、等の特徴がある。
こうしたコンテンツを個人的に作成することも容易になっている。例えば、現在ではデジタルカメラにより高精細の画像(場合によっては映像)を容易に撮影しデジタルデータとして保存できる。パーソナルコンピュータ(以下「PC」と呼ぶ。)上で動作するソフトウェアにより動画を作成したり、映像、動画像、静止画像、音声及びテキストを複合化したコンテンツを製作したりすることもできる。テレビジョン(以下「TV」と呼ぶ。)放送についても、放送局でデジタル化されるだけでなく、放送された番組を個人がデジタル化して保存することも可能である。
このようなコンテンツはまた、前述した通り可搬性に優れている。例えば、デジタル放送によって、DVD(Digital Versatile Disc)等によって、又はいわゆるインターネットに代表される情報インフラストラクチャを介した通信によって、コンテンツを公開したり特定の相手に提供したりすることも容易となっている。さらには、携帯電話に代表される情報機器の高機能と、いわゆる情報家電の普及とにより、いたるところで手軽にコンテンツを入手できるようになっている。
このようにコンテンツの作成、公開、提供、及び取得が容易になったことにより、ユーザが利用可能なコンテンツも多量となっている。こうした状況では、ユーザが利用したいと考えるコンテンツを何らかの手段で入手することは従来と比較して容易になってきている。しかし、一度入手したコンテンツについては、手元で保存しておくことを望むユーザが大半である。
幸いなことに、現在では、ハードディスク等の大容量の情報記憶媒体を搭載した情報記録装置が普及しており、大量のコンテンツを一元的に保管できるようになりつつある。しかし、それに伴いユーザが扱う情報の量も増加し、大量の情報を記憶保管し、かつ有効に利用することが困難となりつつある。例えば、コンテンツは高密度化・遍在化しつつあり、その量には事実上限りがない。一方、どのような記録装置でもその記憶容量には限界がある。
そこで、一度入手したコンテンツを手放すことなく保存しておくとともに、新たなコンテンツを記憶できるだけの記憶領域を確保しておくために、コンテンツを着脱可能な記録媒体に移動させることが広く行なわれてきた。例えば、内蔵のハードディスクに保存されたコンテンツの中からユーザが選んだものを、DVD等のリムーバブルメディアに移動させ、ハードディスクから消去する。コンテンツを利用する際には、DVDからコンテンツを読出し再生する。この方法では、移動させるコンテンツをユーザが手作業で選ぶため、保存しておきたいと望むコンテンツを、望みどおりのリムーバブルメディアに記録保管しておくことができる。
また、近年のハードディスクレコーダの中には、記憶領域の逼迫に対処するために、自動的にハードディスク内のコンテンツを消去したり、劣化させたりするものもある。
さらには、リムーバブルメディアに書込んだコンテンツを利用する際の利便性を向上させるための技術が開発されている。例えば、後掲の特許文献1には、リムーバブルメディアに書込んだコンテンツの管理を容易にするための技術が開示されている。特許文献1に記載の装置は、DVDレコーダ等の録画装置であり、放送番組等をDVDに記録する際に、その番組のコンテンツだけでなく、番組の識別情報、記録日時等、コンテンツを番組単位で管理するためのディスク管理情報を記録する。また、録画装置にハードディスクが搭載されている場合、ディスク管理情報とDVDを識別するためのディスク識別情報とをハードディスク内に記録しておく。この装置により、外部メディアに記録されたコンテンツの情報を管理でき、コンテンツの検索等が容易となる。
特開2002−369138号公報
前述したようにハードディスクレコーダの記憶資源は有限であり、コンテンツを無尽蔵に記憶することは不可能である。新しいコンテンツを記憶するためには、記憶しているコンテンツを消去して、記憶領域を確保する必要がある。コンテンツの選定と、リムーバブルメディアへの移動と、ハードディスクからの消去とをユーザが手作業で行なう方法では、ユーザが絶えずハードディスクの使用状況を把握しておかなければならず、煩わしい。
また、リムーバブルメディアも多様化している。そのため、リムーバブルメディアに書込む際には、リムーバブルメディアとコンテンツとの照合を行なわなければならないことがある。すなわち、リムーバブルメディアの容量に合わせて、コンテンツの種類に合せて、又はリムーバブルメディアの用途に合せて、書込むコンテンツとその書込先とを選ばなければならない。上記のようにコンテンツが多量に入手される現状においては、既に、書込むコンテンツとその書込先とを選択することが困難となっている。さらには、リムーバブルメディアにコンテンツを移動させる場合、どのメディアにどのコンテンツを移動させたかを正しく管理しておかなければならない。後刻コンテンツを利用したいときに、どのリムーバブルメディアに移動させたのかがわからなくなることも頻発する。
自動的にハードディスク内のコンテンツを消去したり劣化させたりするハードディスクレコーダを用いると、ハードディスクの使用状況をユーザが把握しておく必要はなくなるかも知れない。しかし、このような装置にコンテンツを保存しておくと、ユーザがコンテンツを利用しようと思ったときに既に当該コンテンツが消去されているおそれがある。
特許文献1に記載の技術では、リムーバブルメディアに書込まれたコンテンツを、ハードディスク内に格納した管理情報によって管理する。そのため、リムーバブルメディアにコンテンツを書込んだ後においては、コンテンツの利用が容易になるかもかも知れない。しかし、内蔵のハードディスクからリムーバブルメディアにコンテンツを書込む際に生じる上記の諸問題を解決するものではない。
それゆえに、本発明の目的は、一度取得したコンテンツのリムーバブルメディアへの書込を行なう際のユーザの手間を軽減する装置を提供することである。
本発明の別の目的は、内蔵の記憶資源の逼迫に備えて、ユーザの意図に反することなく、かつ的確にコンテンツをリムーバブルメディアに移動させることができる装置を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、コンテンツが記録されたリムーバブルメディアを、容易に発見可能にする装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係るデータ管理装置は、所定の第1の記録媒体に格納されたデータ項目の、所定の第2の記録媒体への記録を管理するためのデータ管理装置である。このデータ管理装置は、複数のデータ項目を第1の記録媒体に格納するための記録手段と、データ項目の属性情報を記憶するための属性情報記憶手段と、属性情報に基づき、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための選定手段と、選定手段により選定されたデータ項目を表す組合せ表を作成するための組合せ表作成手段と、所定の条件が充足されたことに応答して、組合せ表に基づき、第1の記録媒体内のデータ項目と当該データ項目の書込先となる第2の記録媒体とをユーザに対し提示するための提示手段と、ユーザからの指示にしたがい、第1の記録媒体に格納されたデータ項目を、組合せ表に基づいて第2の記録媒体に書込むための書込手段とを含む。
記録手段は、複数のデータ項目を第1の記録媒体に格納する。属性情報記憶手段は、データ項目の属性情報を記憶する。選定手段は、属性情報に基づき、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目の選定を行なう。組合せ表作成手段は、当該選定されたデータ項目を表す組合せ表を作成する。所定の条件が充足されると、提示手段は、組合せ表に基づき、データ項目とその書込先となる第2の記録媒体とをユーザに対し提示する。ユーザは、いちいち第2の記録媒体とデータ項目とを照合させなくても、提示を参考にデータ項目を適切な書込先に書込むよう指示することができる。その結果、書込手段が、第1の記録媒体内のデータ項目を第2の記録媒体に適切に書込むことができる。
好ましくは、提示手段は、第1の記録媒体の媒体使用状況を管理し、当該媒体使用状況に基づき所定の条件が充足されたか否かを判定するための判定手段と、判定手段により所定の条件が充足されたと判定されたことに応答して、組合せ表に基づき、第1の記録媒体内のデータ項目とその書込先となる第2の記録媒体とを提示するための手段を含む。
判定手段が、第1の記録媒体の媒体使用状況に基づき、所定の条件を充足したと判定すると、提示するための手段は、ユーザに対する提示を行なう。すなわち、ユーザへの提示が第1の記録媒体の媒体使用状況に応じて行なわれる。ユーザが第1の記録媒体の使用状況を把握しておかなくても、所定の条件を充足した際に、ユーザに対し提示を行ない、ユーザに書込に関する指示を促すことができる。
より好ましくは、判定手段は、第1の記録媒体の空き容量が所定量を下回るという条件が充足されたか否かを判定するための空き容量判定手段を含む。
第1の記録媒体の空き容量が所定量を下回ると、提示するための手段により、ユーザに対し提示が行なわれる。よって、第1の記録媒体の空き容量の逼迫に備えて、第2の記録媒体への書込に関する指示をユーザに促すことができる。
より好ましくは、データ管理装置はさらに、第1の記録媒体内のデータ項目に対し、所定のデータ量削減処理を行なうためのデータ量削減手段を含む。判定手段は、第1の記録媒体の媒体使用状況を管理し、データ量削減手段による処理後の第1の記録媒体における空き容量の予測値を算出するための空き容量予測手段と、予測値が所定量を下回るという条件が充足されたか否かを判定するための手段を含む。
空き容量予測手段が、第1の記録媒体に格納されたデータ項目のうち、データ量削減手段による処理後の第1の記録媒体における空き容量の予測値を算出することにより、判定するための手段が、実際にデータ量削減処理を行なう前に、提示を行なうか否かを判定することができる。よって、データ量削減手段によるデータ項目に対する処理が実行される前に、ユーザに対する提示、ユーザによる指示に基づく書込を行なうことが可能になる。
より好ましくは、判定手段は、書込手段による第2の記録媒体への書込が可能となったか否かを判定するための手段を含む。
書込手段による第2の記録媒体への書込が可能になると、提示するための手段により、ユーザに対し提示が行なわれるようになる。したがって、当該第2の記録媒体への書込に関してユーザが行なう指示を、提示によって補助できる。
より好ましくは、判定手段は、組合せ表作成手段により組合せ表が作成されたか否かを判定するための手段を含む。
組合せ表作成手段により組合せ表が作成されると、提示するための手段により、ユーザに対し提示が行なわれるようになる。この提示により、第1の記録媒体の空き容量の逼迫に備えて、第2の記録媒体への書込に関する指示をユーザに促すことができる。
書込手段は、ユーザから、組合せ表を用いた書込を指示する入力を受付けるための書込指示受付手段と、書込指示受付手段が指示を受付けたことに応答して、組合せ表により示されるデータ項目の各々を第1の記録媒体から読出し、第2の記録媒体に書込むための手段を含んでもよい。
組合せ表は、第2の記録媒体に記録可能な組合せで選定されたデータ項目を示す。書込指示受付手段がユーザから入力を受付けると、書込むための手段は、組合せ表により示されるデータ項目の各々を、第2の記録媒体に書込む。よって、第2の記録媒体に格納するデータ項目をユーザがいちいち選定しなくても、第2の記録媒体に応じた適切な組合せでデータ項目が第2の記録媒体に書込まれるようになる。また、ここで書込まれるデータ項目は、提示手段により提示されており、ユーザが当該第2の記録媒体に書込まれたデータ項目を認知することを補助することができる。
より好ましくは、データ管理装置はさらに、属性情報をもとに、当該組合せ表による書込対象となる第2の記録媒体のラベル情報を作成するためのラベル情報作成手段と、書込むための手段による書込が実行されたことに応答して、組合せ表に対応するラベル情報を印刷するための手段とを含む。
ラベル情報作成手段は、属性情報をもとに、組合せ表による書込対象となる第2の記録媒体のラベル情報を作成する。すなわち、組合せ表に示すデータ項目の属性情報に基づき、ラベル情報が作成される。書込むための手段により書込が実行されると、印刷するための手段が、ラベル情報を印刷する。印刷されたラベル情報によって、ユーザは、書込むための手段による書込済の第2の記録媒体と、組合せ表及びそこに示されたデータ項目とを対応付けて管理できるようになる。
属性情報は、データ項目が記録された日時、分類、及びタイトルの少なくとも1の属性を表す情報を含んでもよい。ラベル情報作成手段は、属性を表す情報を用いてラベル情報を作成するための手段を含む。
データ項目が記録された日時、分類、又はタイトルの属性を用いてラベル情報を作成することにより、ユーザにとってデータ項目を特定しやすいラベル情報を作成することができる。
好ましくは、データ管理装置はさらに、当該組合せ表における書込先となる第2の記録媒体を特定する媒体情報を作成するための媒体情報作成手段と、組合せ表及び当該組合せ表に対応する媒体情報からなる、第2の記録媒体の管理情報を作成するための管理情報作成手段と、管理情報を記憶するための管理情報記憶手段と、管理情報をもとに、第2の記録媒体を特定する媒体情報を出力するための出力手段とを含む。
媒体情報により、当該組合せ表における書込先となる第2の記録媒体を特定できる。組合せ表により、第2の記録媒体に書込まれるデータ項目を特定できる。よって、組合せ表及び当該組合せ表に対応する媒体情報からなる管理情報を管理情報記憶手段が記憶しておくことにより、当該管理情報を用いて、書込対象のデータ項目及び既に組合せ表に基づく書込済のデータ項目を、その書込先の第2の記録媒体と対応付けて管理することが可能となる。出力手段が、管理情報をもとに、第2の記録媒体を特定する媒体情報を出力することにより、当該媒体情報の出力を用いて、第2の記録媒体とそこに書込まれたデータ項目を管理し利用することができる。
より好ましくは、出力手段は、管理情報をもとに、第2の記録媒体に書込まれたデータ項目を検索し、検索結果として記録媒体を特定する媒体情報を出力するための手段を含む。
出力するための手段が、管理情報をもとにデータ項目の書込先を検索し、検索結果として媒体情報を出力することにより、データ項目の書込先を検索し、その書込先を同定することができる。よって、あるデータ項目が書込まれた第2の記録媒体を特定することができ、データ項目が利用しやすくなる。
より好ましくは、媒体情報作成手段は、属性情報をもとに、組合せ表における書込先となる第2の記録媒体のラベル情報を作成するためのラベル情報作成手段を含む。
データ管理装置はさらに、第1の記録媒体に記録されているという第1の条件を充足するデータ項目と、第1の記録媒体から消去済でありかつ第2の記録媒体に記録済であるという第2の条件を充足するデータ項目とを判別可能にユーザに対して提示するための手段と、判別可能に提示するための手段による提示に対応して、ユーザがデータ項目を指定したことに応答して、指定されたデータ項目が第1の条件を充足するデータ項目か否かにしたがって、指定されたデータ項目を第1の記録媒体内から読出し再生出力する動作と、指定されたデータ項目が記録された第2の記録媒体の媒体情報を提示する動作とを選択的に実行するための手段とを含んでもよい。
ユーザが第1の条件を充足するデータ項目を指定すると、選択的に実行するための手段は、第1の記録媒体内の指定されたデータ項目を再生する。したがって、第1の記録媒体内のデータ項目を速やかに利用できる。これに対し、ユーザが第2の条件を充足するデータ項目を指定すると、選択的に実行するための手段は、第2の記録媒体の媒体情報を提示する。この媒体情報の提示に基づき、指定されたデータ項目が書込まれた第2の記録媒体を容易に特定することができ、データ項目が利用しやすくなる。
出力手段は、ラベル情報作成手段が作成したラベル情報を出力する。出力されたラベル情報に基づき、第2の記録媒体を識別することが容易になり、第2の記録媒体に書込んだデータ項目が利用しやすくなる。
好ましくは、データ管理装置はさらに、第1の記録媒体内にある書込手段による書込済のデータ項目に対し、所定のデータ量削減処理を行なうためのデータ量削減手段を含む。
書込手段による書込済のデータ項目は、第2の記録媒体に格納されているため、必要に応じて第2の記録媒体から再度読出し利用することができる。このようなデータ項目に対して所定のデータ量削減処理を行なうことにより、利用可能なデータ項目を損なうことなく、第1の記録媒体内に空き容量を確保することができる。
好ましくは、記録手段は、データ項目を取得するための取得手段と、取得手段により取得されたデータ項目を、第1の記録媒体に格納するためのデータ格納手段と、取得手段により取得されたデータ項目の属性情報を準備して属性記憶手段に格納するための属性準備手段とを含む。データ管理装置はさらに、属性準備手段により属性情報が準備されたことに応答して組合せ表が作成されるよう、選定手段及び組合せ表作成手段を動作させるための手段を含む。
取得手段がデータ項目を取得すると、データ格納手段がデータ項目を第1の記録媒体に格納するため、その分、第1の記録媒体の空き容量は減少する。これに対応すべく、まず属性準備手段が、当該データ項目の属性情報を準備し属性記憶手段に格納する。これにより、選定手段による属性情報に基づくデータ項目の選定が可能になる。さらに、属性情報が準備されたことに応答して、選定手段及び組合せ表作成手段は、それぞれデータ項目の選定と組合せ表の作成を行なう。作成された組合せ表を提示手段が提示すると、ユーザにより、第2の記憶媒体に書込むデータ項目が新たに指定される可能性が生じる。よって、速やかに、第1の記録媒体内のデータ項目を第2の記録媒体に移動、複製することが可能となる。
より好ましくは、選定手段は、属性準備手段により属性情報が準備されたことに応答して、当該準備された属性情報に基づき、データ項目の選定基準を設定するための手段と、選定基準に基づき、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む。
取得手段がデータ項目を取得し、属性準備手段が当該データ項目の属性情報を準備すると、設定するための手段は、当該準備された属性情報に基づいてデータ項目の選定基準を設定する。選定するための手段は、当該選定基準に基づきデータ項目の選定を行なう。したがって、取得手段により取得されたデータ項目に応じて、適切な選定基準でデータ項目を選定することが可能になる。
好ましくは、データ管理装置はさらに、第2の記録媒体の容量を表す容量情報を含む媒体属性情報を記憶するための媒体属性情報記憶手段を含む。属性情報は、データ項目のデータ量を表すデータ量情報を含む。選定手段は、データ項目のデータ量情報及び容量情報に基づき、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための容量基準選定手段を含む。
容量基準選定手段は、データ項目のデータ量情報と容量情報とを用いて、第2の記録媒体の容量を基準とした組合せで、データ項目の選定を行なうため、第2の記録媒体の容量に対して適切なデータ量となる組合せでデータ項目を選定することができる。この選定に基づき作成される組合せ表をもとに提示を行なうことにより、ユーザがいちいちデータ項目のデータ量を確かめなくても、第2の記録媒体に、適切なデータ量となる組合せでデータ項目を書込むよう指示することが可能になる。
容量基準選定手段は、選定されたデータ項目のデータ量の合計が記録媒体の容量以下となる組合せで、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含んでもよい。
したがって、第2の記録媒体の容量に収まる組合せで、データ項目の選定が行なわれる。この選定に基づき作成される組合せ表をもとに提示を行なうことにより、ユーザがいちいちデータ項目のデータ量を確かめなくても、第2の記録媒体に格納可能なデータ量となる組合せでデータ項目を書込まれるよう、書込手段に対し指示することが可能になる。
容量基準選定手段は、第2の記録媒体の容量に対する、選定されたデータ項目のデータ量の合計の割合が、所定の基準範囲内の値となる組合せで、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含んでもよい。
したがって、第2の記録媒体の容量に対し適正な範囲内に収まる組合せで、データ項目の選定が行なわれる。この選定に基づき作成される組合せ表をもとに提示を行なうことにより、ユーザがいちいちデータ項目のデータ量を確かめなくても、第2の記録媒体の記憶領域を無駄にすることなく、データ項目が書込まれるよう、書込手段に対し指示することが可能になる。
より好ましくは、属性情報はさらに、データ項目が記録された日時を表す日時属性情報を含み、容量基準選定手段は、データ項目のデータ量情報及び容量情報に基づき第2の記録媒体の容量を基準とした組合せで、データ項目を日時属性情報により表される日時の順に、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む。
選定するための手段による選定に基づき作成される組合せ表をもとに提示を行なうと、ユーザは、データ項目の記録された日時をいちいち確かめなくても、第2の記録媒体に、記録された日時の順にデータ項目が書込まれるよう、書込手段に対し指示することが可能になる。よって、ユーザにとって分かりやすい組合せで、データ項目を第2の記録媒体に書込むことが容易になる。
より好ましくは、属性情報はさらに、データ項目の分類を表す分類情報を含み、選定手段はさらに、分類情報を用いて、第1の記録媒体に記録されたデータ項目の中から選定対象の候補を収集するための手段を含む。容量基準選定手段は、収集するための手段が収集したデータ項目の中から、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を選定するための手段を含む。
好ましくは、選定手段は、属性情報をもとに、第1の記録媒体内のデータ項目を分類するための分類手段と、分類手段による分類から処理対象の分類を選択するための分類選択手段と、第1の記録媒体内のデータ項目のうち選択するための手段により選択された処理対象の分類に属するデータ項目から、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目の選定を行なうための手段とを含む。
選定するための手段による選定に基づき作成される組合せ表をもとに提示を行なうと、ユーザがいちいちデータ項目の分類を確かめなくても、第2の記録媒体に、分類別にデータ項目が書込まれるよう、書込手段に対し指示することが可能になる。よって、ユーザにとって分かりやすい組合せで、データ項目を第2の記録媒体に書込むことが容易になる。
属性情報は、データ項目の入手経路、データ項目のデータ形式、データ項目の公私種別、及びデータ項目のタイトルの少なくとも1の属性を表す情報を含み、分類手段は、属性を表す情報をもとに、第1の記録媒体内のデータ項目を分類するための手段を含んでもよい。
記録手段は、データ項目を取得するための取得手段と、取得手段により取得されたデータ項目を、第1の記録媒体に格納するためのデータ格納手段と、取得手段により取得されたデータ項目の属性情報を準備して属性記憶手段に格納するための属性準備手段とを含んでもよい。分類選択手段は、取得されたデータ項目の属性情報をもとに、当該データ項目が属する分類を、処理対象の分類として選択するための手段を含む。
好ましくは、データ管理装置はさらに、データ項目の選定基準に関する指定情報の入力を受付けるための手段を含み、選定手段は、指定情報の入力に応答して、指定情報及び属性情報に基づき、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための指定データ項目選定手段を含む。
指定情報が入力されると、指定データ項目選定手段は、指定情報及び属性情報に基づき、記録対象のデータ項目を選定する。この選定に基づき作成される組合せ表をもとに提示を行なうことにより、ユーザがいちいち第2の記録媒体とデータ項目とを照合させなくても、指定情報により指定される選定基準にしたがい第2の記録媒体に書込まれるよう、書込手段に対し指示することが可能になる。
より好ましくは、指定情報は、記録の対象となるべきデータ項目の条件を表す条件指定情報を含む。指定データ項目選定手段は、条件指定情報の入力に応答して、条件指定情報により表される条件及び属性情報に基づき、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む。
条件指定情報が入力されると、選定するための手段は、記録の対象となるべきデータ項目の条件と属性情報とに基づいて、記録対象のデータ項目を選定する。この選定に基づき作成される組合せ表をもとに提示を行なうことにより、ユーザがいちいち第2の記録媒体とデータ項目とを照合させなくても、条件指定情報が表す条件を選定基準として、適切なデータ項目が第2の記録媒体に書込まれるよう、書込手段に対し指示することが可能になる。
より好ましくは、指定情報は、記録の対象となるべき代表的なデータ項目を例示する代表指定情報を含む。指定データ項目選定手段は、代表指定情報の入力に応答して、代表指定情報により例示されたデータ項目の属性、及び属性情報に基づき、第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む。
代表指定情報が入力されると、選定するための手段は、代表指定情報により例示されたデータ項目の属性と、属性情報とに基づき、記録対象のデータ項目を選定する。この選定に基づき作成される組合せ表をもとに提示を行なうことにより、ユーザがいちいち第2の記録媒体とデータ項目とを照合させなくても、代表的なデータ項目が持つ属性を選定基準として、適切なデータ項目が第2の記録媒体に書込まれるよう、書込手段に対し指示することが可能になる。
好ましくは、データ管理装置はさらに、第1の記録媒体に記録されたデータ項目を出力するためのデータ項目出力手段と、データ項目出力手段によるデータ項目の出力履歴をとり、当該出力履歴をもとに属性情報を準備して属性記憶手段に格納するための手段とを含む。選定手段は、データ項目のデータ量情報及び出力履歴に基づき、データ項目の選定を行なうための手段を含む。
データ項目出力手段によりデータ項目が出力され利用されると、その出力履歴をもとに属性情報が準備され、属性記憶手段に記憶される。この属性情報をもとにデータ項目の選定を行なうことにより、データ項目の利用状況に応じた適切な組合せでデータ項目の選定が行なわれる。選定するための手段による選定に基づき作成される組合せ表をもとに、提示を行なうと、ユーザがいちいち出力履歴を確かめなくても、第2の記録媒体に、書込手段に対し指示することが可能になる。
データ項目出力手段は、ユーザからの指示にしたがい、第1の記録媒体内のデータ項目を再生出力するための手段を含んでもよい。
選定手段は、属性情報に基づき、第2の記録媒体に記録可能な複数通りの組合せで第1の記録媒体内のデータ項目の選定を行なうための手段を含み、組合せ表作成手段は、選定手段により選定されたデータ項目を表す組合せ表を複数通りの組合せごとに作成するための手段を含んでもよい。
複数通りの組合せでデータ項目の選定を行なうことにより、複数の第2の記録媒体に亘ってデータ項目の書込を行なう場合にも、適切なデータ項目の書込先を提示することが可能になる。また、ユーザは、提示された複数の組合せから好みの組合せを選ぶことも可能となる。
第2の記録媒体は複数種類存在してもよく、データ管理装置はさらに、複数種類の第2の記録媒体に対応する複数の媒体属性情報を記憶するための手段を含む。選定手段は、属性情報及び複数の媒体属性情報に基づき、複数種類の第2の記録媒体ごとに、当該第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む。
したがって、リムーバブルメディアの多様化に対応し、複数種類の記録媒体ごとに、適切な組合せ表を作成し、コンテンツごとに適切な書込先を提示することができる。
本発明の第2の局面に係るコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されると、そのコンピュータを本発明の第1の局面に係るいずれかのデータ管理装置として動作させる。したがって、このコンピュータプログラムをコンピュータで実行することにより、上記した本発明の第1の局面の作用及び効果をコンピュータで実現することができる。
本発明の第3の局面に係る記録媒体は、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読取可能な記録媒体である。この記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータで読取り実行することにより、本発明の第1の局面の作用及び効果を実現できる。
本発明の第1の局面によれば、データ項目が、そのデータ項目の記録可能な記録媒体とともに提示される。ユーザは、いちいち第2の記録媒体とデータ項目とを照合させなくても、提示を参考にデータ項目を適切な書込先に書込むよう指示することができる。その結果、第1の記録媒体内のデータ項目を第2の記録媒体に適切に書込むことができる。第1の記録媒体の空き容量の逼迫に備えて、データ量削減処理が実行される前に、ユーザに書込に関する指示を促すことができる。
書込手段は、組合せ表により示されるデータ項目を第2の記録媒体に書込むこともできる。第2の記録媒体に格納するデータ項目をユーザがいちいち選定しなくても、第2の記録媒体に応じた適切な組合せでデータ項目が第2の記録媒体に書込まれるようになる。さらには、ラベル情報を用いて、書込済の第2の記録媒体と、組合せ表及びそこに示されたデータ項目とを対応付けて管理できるようになる。
また、媒体情報により、当該組合せ表における書込先となる第2の記録媒体を特定できる。組合せ表及び媒体情報からなる管理情報を管理情報記憶手段が記憶しておき、管理情報をもとに、第2の記録媒体を特定する媒体情報を出力することにより、当該媒体情報の出力を用いて、第2の記録媒体とそこに書込まれたデータ項目を管理し利用することができる。データ項目の書込先を検索し、その書込先を同定することができる。
また、第2の記録媒体に書込済のデータ項目に対して所定のデータ量削減処理を行なうことにより、利用可能なデータ項目を損なうことなく、第1の記録媒体内に空き容量を確保することができる。
データ項目の取得に応じてデータ項目の選定と組合せ表の作成を行なうことができ、速やかに、第1の記録媒体内のデータ項目を第2の記録媒体に移動、複製することが可能となる。この際、さらに適切な選定基準でデータ項目を選定することが可能になる。
また、データ項目のデータ量情報と容量情報とを用いて、第2の記録媒体の容量を基準とした組合せで、データ項目の選定を行なうため、第2の記録媒体の容量に対して適切なデータ量となる組合せでデータ項目を選定することができる。したがって、ユーザがいちいちデータ項目のデータ量を確かめなくても、第2の記録媒体に、適切なデータ量となる組合せでデータ項目を書込むよう指示することが可能になる。
ユーザがいちいちデータ項目を分類しなくても、第2の記録媒体に、分類別にデータ項目が書込まれるよう、書込手段に対し指示することが可能になり、ユーザにとって分かりやすい組合せで、データ項目を第2の記録媒体に書込むことが容易になる。また、データ項目の利用状況、又はユーザによる指定に応じた適切な組合せで、データ項目の選定を行ない、提示を行なうことができる。ユーザがいちいち出力履歴を確かめなくても、指示することが可能になる。リムーバブルメディアの多様化に対応し、複数種類の記録媒体ごとに、適切な組合せ表を作成し、コンテンツごとに適切な書込先を提示することができる。
本発明の第2の局面によれば、上記した本発明の第1の局面の作用及び効果をコンピュータで実現することができる。
本発明の第3の局面によれば、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをコンピュータで読取り実行することにより、本発明の第1の局面の作用及び効果を実現できる。
[第1の実施の形態]
<概要>
以下、図面を参照しつつ本発明の具体的な実施の形態について説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、同一の部品に同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
また、「コンテンツ」とは、本明細書ではデジタルデータ化された電子的情報全般を指すものとし、特に、その出所にかかわらず、電子的に再生可能な動画及び音声を含む映像、画像、並びに音声等、電子的な手段を用いることによりユーザが視聴したり再生したり利用したりすることができる情報を含むが、ユーザが視聴できないようなデータであってもよい。
図1に、本実施の形態に係るシステム全体の構成をブロック図で示す。図1を参照して、本実施の形態に係るシステム50は、コンテンツの提供元となる外部機器62と、コンテンツの再生信号を受けて映像及び音声等を表示する表示装置64と、イメージ情報を受けて印刷を行なう印刷装置66と、外部機器62、表示装置64、及び印刷装置66に接続され、外部機器62からコンテンツを取得し、コンテンツの記憶、再生、及び書込可能なリムーバブルメディア90への書込を行なうためのコンテンツ管理装置100と、コンテンツ管理装置100に対するユーザの指示操作を受けてその指示に対応する操作信号を発生するリモートコントローラ(以下、「リモコン」と呼ぶ。)60とを含む。
外部機器62は、いわゆるインターネット等のネットワーク70を介してコンテンツ管理装置100に対しコンテンツを送信するネットワーク通信機器72と、直接的な無線の通信経路74を介してコンテンツ管理装置100にコンテンツを入力する入力機器76と、放送信号を受信しコンテンツ管理装置100に供給するためのアンテナ78と、コンテンツ管理装置100による読出が可能な形式でコンテンツが書込まれたリムーバブルメディア(以下、このリムーバブルメディアを「書込済のリムーバブルメディア」と呼ぶことがある。)80とを含む。リムーバブルメディア80及び90は、具体的には、DVD、CD(Compact Disc)、及びFD(Flexible Disk)等である。
コンテンツ管理装置100は、コンテンツとともに当該コンテンツの属性を記憶し、当該コンテンツの属性に基づいてコンテンツを管理する機能を持つ。また、コンテンツ管理装置100は表示装置64を介してユーザに対し指示操作を補助するための通知を行なう機能を持つ。すなわち、リムーバブルメディア90への書込対象のコンテンツを予め選定しておき、選定したコンテンツとそのコンテンツの書込対象となるリムーバブルメディア90を対応付けてユーザに対し通知する。書込済のリムーバブルメディア80からコンテンツの読出及び再生を行なう際に、再生対象のコンテンツが書込まれた書込済のリムーバブルメディア80の探索と通知を行なう。本明細書では、これらの通知をまとめて「ユーザ通知」と呼ぶ。コンテンツ管理装置100はさらに、リムーバブルメディア90のラベルの印刷イメージを作成し、印刷装置66に出力する機能を持つ。ラベルの情報は、ユーザ通知を行なう際にも利用される。
コンテンツ管理装置100はさらに、コンテンツ管理装置100内の記憶領域の逼迫に備えて、コンテンツ管理装置100内の記憶領域からコンテンツを消去して、記憶領域を確保する機能と、ユーザ通知を行ない書込可能なリムーバブルメディア90へのコンテンツの書込を促す機能とを持つ。
<構成>
図2にコンテンツ管理装置100の機能的構成をブロック図形式で示す。図2を参照して、コンテンツ管理装置100は、図1に示すリモコン60から操作信号を受付けるための操作入力部102と、図1に示す外部機器62及びリムーバブルメディア90と当該コンテンツ管理装置100との間でのコンテンツの授受を仲介するためのインタフェース106と、コンテンツを記憶するためのコンテンツ記憶部108と、操作入力部102を介して与えられる操作信号にしたがい、インタフェース106を介してコンテンツ及びその属性に関する情報を取得しコンテンツ記憶部108に格納するための記録部110と、コンテンツ記憶部108内から又はインタフェース106を介して外部機器62からコンテンツを取得し再生するための再生部112と、再生部112及び表示装置64(図1参照)の間でのコンテンツの再生信号の授受を仲介するための出力部114と、記憶部108内のコンテンツを読出し、インタフェース106を介してリムーバブルメディア90に書込むための書込部116と、操作入力部102からの操作信号にしたがい、再生部112、書込部116、及びコンテンツ処理部118を制御するとともに、記録部110により取得されるコンテンツの属性及び制御の結果を用いてコンテンツ及び書込部116による書込の対象であるリムーバブルメディア80及び90の管理を行なうためのコンテンツ管理部160と、コンテンツ管理部160による制御にしたがい、記憶部108内のコンテンツを消去するためのコンテンツ処理部118と、コンテンツ管理部160による制御にしたがい、ユーザ通知のためのメッセージを作成し、出力部114を介して表示装置84に出力するためのメッセージ作成部168と、コンテンツ管理部160及び所定の印刷装置66に接続され、コンテンツ管理部160による制御にしたがいリムーバブルメディア90のラベルの印刷イメージを印刷装置66に出力するためのラベルイメージ出力部170とを含む。
コンテンツ管理装置100はさらに、コンテンツ管理部160によるコンテンツ並びにリムーバブルメディア80及び90の管理に用いる情報を記憶するための以下の機能部を持つ。すなわち、コンテンツ管理部160の管理下にあるコンテンツの属性及び現状を表す属性情報を記憶するための属性記憶部162と、コンテンツ管理装置100の管理下にあるリムーバブルメディア80及び90とコンテンツとの関係を表す保存リストを記憶するための保存リスト記憶部164と、リムーバブルメディア90の種類及びその容量との関係を表すメディアタイプリストを記憶するためのメディアタイプ記憶部166とを含む。属性情報と、保存リストと、メディアタイプリストとの詳細については、それぞれ、図5〜図8を用いて後述する。
インタフェース106は、ネットワーク通信機器72及び入力機器76との間で通信を行なうことによりコンテンツの入力を受けるための通信部140と、アンテナ78を介して放送番組のコンテンツを受信するためのコンテンツ受信部142と、書込済のリムーバブルメディア80(図1参照)及びリムーバブルメディア90を駆動し、リムーバブルメディア80に書込まれたコンテンツの読出、及び書込部116から与えられるコンテンツのリムーバブルメディア90に対する書込を行なうためのメディアドライブ144とを含む。
記録部110は、取得したコンテンツの属性に関する種々の情報を取得し、コンテンツの取得及び格納の完了時に、取得完了通知をコンテンツ管理部160に対し発行する機能を持つ。
取得完了通知は、当該コンテンツを一意に識別可能にするためのコンテンツIDと、取得時の状況を表す情報と、その他コンテンツの属性に関する種々の情報とを含む。取得時の状況を表す情報は、例えば、コンテンツの入手先、コンテンツの種別、コンテンツが録画された日時、録画を指示したユーザ、録画モード、及びコンテンツのファイルサイズの情報を含む。コンテンツの属性に関する種々の情報は、例えば、コンテンツのタイトル、入手先、及びデータ形式の情報を含む。コンテンツが放送番組のコンテンツである場合、これらの情報は、既存の番組情報サービス等が提供する番組案内等から得ることができる。以下、この情報を「取得時の属性情報」と呼ぶ。
記録部110により取得されるコンテンツには、コンテンツの所有者という観点から大別して2種類がある。第1の種類のコンテンツは、ユーザ以外の者により公開され管理されているコンテンツである。第2の種類のコンテンツは、ユーザにより個人的に作成され管理されているコンテンツである。本明細書では、前者のコンテンツを「公的コンテンツ」と呼び、後者のコンテンツを「私的コンテンツ」と呼ぶ。例えば、インターネット上で公開されネットワーク70を介して供給されるコンテンツ、アンテナ78により供給される公共放送及び民間放送のコンテンツ、並びに書込済のリムーバブルメディア80に書込まれた状態で流通している市販のコンテンツは、いずれも公的コンテンツに該当する。これに対して、例えばユーザが所有するデジタルカメラ又はカムコーダ等の撮像装置で撮像されたコンテンツは、私的コンテンツに該当する。また、コンテンツは、コンテンツの種類及びタイトル等によっても分類される。
図4に、記録部110(図2参照)により取得される取得時の属性情報の一例を示す。図4を参照して、この取得時の属性情報240は、放送コンテンツについて、既存の番組情報サービス等によるその番組に関する番組案内の情報である。取得時の属性情報240には、当該コンテンツを識別するためのコンテンツIDが付与されている。取得時の属性情報240はさらに、番組の種類を示す番組種別と、番組の画質と、放送チャンネルと、番組IDと、当該番組の放送回数等を示す番組番号(NO)と、タイトル及びサブタイトルと、キーワードと、出演者と、番組の紹介文(内容)とを含む。番組種別とは、例えば連続ドラマ,ニュース,ドキュメンタリ等の区別をいう。これら情報はいずれも番組案内から得られることが想定されている。なお、取得時の属性情報240は、放送信号とともに送信され、BML(Broadcast Markup Language)等により記述される情報であってもよい。又は、放送局等のサーバにより適宜入手可能に提供されている情報であってもよい。
書込部116は、メディアドライブ144にリムーバブルメディア90が装填されたことを検出して、当該リムーバブルメディア90の種類をコンテンツ管理部160に対してその旨を通知する機能を持つ。
図3に、コンテンツ管理部160の機能的構成をブロック図形式で示す。図3を参照して、コンテンツ管理部160は、記録部110からのコンテンツ取得の完了通知に基づいて当該コンテンツの属性情報を作成し、属性記憶部162へ格納するための属性情報編集部200と、属性情報編集部200から属性情報を受け、当該属性情報とメディアタイプ記憶部166内のメディアタイプリストとに基づき、リムーバブルメディア90の容量に対し適正なデータ量となる組合せでコンテンツの選定を行ない、選定したコンテンツとリムーバブルメディア90との関係を表す保存リストを作成し保存リスト記憶部164に格納するための保存リスト作成部202と、所定の条件が充足されたことに応答して、属性記憶部162及び保存リスト記憶部164からユーザ通知に用いる属性情報及び保存リストをそれぞれ読出しメッセージ作成部168に与えるためのユーザ通知処理部204と、リムーバブルメディア90に書込むべきコンテンツを、操作入力部102(図2参照)からの操作信号とユーザ通知処理部204により読出される保存リストをもとに特定し、書込部116に対し当該コンテンツを指定する情報を与えるための書込処理部206と、コンテンツ属性情報を用いてコンテンツ記憶部108に格納可能なコンテンツのデータ量を監視し、空き容量の逼迫への対処方法を決定してコンテンツ処理部118によるコンテンツの処理を制御するための空き容量監視部208と、操作入力部102からの操作信号にしたがい、再生されるべきコンテンツをコンテンツ属性情報及び保存リストに基づき検索し、コンテンツの再生のための制御及びユーザ通知の要求を再生部112及びユーザ通知処理部204に対し行なう再生対象判定部210とを含む。
保存リスト作成部202は、類似する属性を持つコンテンツがリムーバブルメディア90に書込まれるようコンテンツを選定する機能を持つ。保存リスト作成部202は、類似した属性のコンテンツを選定するために、与えられたコンテンツの属性情報に基づき処理対象となるコンテンツの分類を定め、その分類をもとに処理対象のコンテンツの収集を行なう。また、適正なデータ量のコンテンツが書込まれるよう、当該分類とメディアタイプリストに基づく、コンテンツの選定を行なう。保存リスト作成部202はさらに、保存リストを作成したことを属性情報編集部200及びユーザ通知処理部204に対し通知する機能を持つ。なお、コンテンツの分類に基づくコンテンツの収集については後述する。
ユーザ通知処理部204は、保存リスト作成部202、書込処理部206、空き容量監視部208、及び再生対象判定部210のいずれかからの要求に応答して、メッセージ作成部168にメッセージの作成を要求する機能と、読出した保存リストを書込処理部206に与える機能を持つ。
書込処理部206は、操作入力部102(図2参照)からの操作信号に応答して、又は書込部116からリムーバブルメディア90の装填を検出した旨の通知が与えられたことに応答して、ユーザ通知処理部204にユーザ通知の要求を行なう機能を持つ。書込処理部206は、ユーザ通知処理部204から保存リストを受け、操作信号にしたがい、書込部116に対するコンテンツの指定を当該保存リストに基づいて行なう機能と、指定したコンテンツの書込完了を属性情報編集部200に通知する機能とを持つ。
属性情報編集部200は、保存リスト作成部202と、書込処理部206と、空き容量監視部208と、再生対象判定部210とから、保存リストの作成と、コンテンツの書込と、消去と、再生とに関する通知を受けて、当該通知に基づき、属性記憶部162内の属性情報を変更する機能を持つ。
<属性情報>
図5及び図6に、属性情報編集部200により作成される属性情報の例を示す。図5に示す属性情報260は、取得時の属性情報240(図4参照)を含む取得完了通知に基づき作成される、公的コンテンツの属性情報である。これに対して、図6に示す属性情報320は、私的コンテンツの属性情報である。
図5及び図6を参照して、属性情報260(320)は、コンテンツID262と、コンテンツの入手先264と、コンテンツの分類を表す以下の情報を含む。すなわち、コンテンツの種別266と、コンテンツが録画された日時を示す録画日時268と、コンテンツの取得を指示した録画ユーザ270と、コンテンツの録画モード272と、コンテンツのファイルサイズ274と、コンテンツの収録地等の場所276と、コンテンツのタイトル278と、ユーザによるコメント280とを含む。これらの項目262〜280の値は、取得時の属性情報に基づき、属性情報編集部200により設定される。これらの項目の値は、記録部110からの取得完了通知に基づきコンテンツごとに設定される。公的コンテンツの属性情報260においては、種別266の値は、放送番組、ネットワーク経由で公開されたコンテンツ、及び公開頒布されたリムーバブルメディア80に格納されていたコンテンツのいずれかを表す所定の値である。図5に示す例では、種別266の値は、放送番組を表す値となっている。図6に示す私的コンテンツの属性情報320においては、種別266は、私的コンテンツであることを表す所定の値(私的映像)である。
属性情報260(320)はさらに、コンテンツの上位分類304と下位分類306とを含む。上位分類は、コンテンツが公的コンテンツであるか私的コンテンツであるかの別を示す所定の値である。上位分類304の値は、属性情報の種別266の値をもとに設定される。下位分類306の値は、番組属性やコンテンツの種類を表す値に設定される。例えば、公的コンテンツについての下位分類306の値は、番組属性を表す所定の値に設定される。また例えば、私的コンテンツについての下位分類306の値は、入手先264、録画モード272等の値に基づき、コンテンツの種類を表す値に設定される。
属性情報260(320)はさらに、このコンテンツの視聴回数282を含む。当該属性情報260(320)の作成時には、この項目の値は図6に示すように未視聴であることを表す所定の値に設定される。当該コンテンツが再生されると、再生対象判定部210(図3参照)からの通知に基づき、図5に示すように再生した回数を表す数値に変更される。
属性情報260(320)はさらに、コンテンツに対する処理に関する以下の項目の情報を含む。すなわち、当該コンテンツを保存リストに登録済であるか否かの別を示す保存リスト化フラグ284と、リムーバブルメディアへの書込が完了した後に当該コンテンツをコンテンツ記憶部108から消去してよいか否かを示す保存済時自動消去フラグ286と、リムーバブルメディア90への書込が完了していない時点で当該コンテンツをコンテンツ記憶部108から消去してよいか否かを示す未保存時自動消去フラグ288と、当該コンテンツを、リムーバブルメディアへの書込の対象とするか否かを表す保存要否フラグ290とを含む。
保存リスト化フラグ284の値は、属性情報260(320)の作成時に未登録であることを表す所定の値に設定され、保存リスト作成部202(図3参照)からの通知に基づき、登録済であることを表す所定の値に変更される。
保存済時自動消去フラグ286と未保存時自動消去フラグ288の値は、消去してよいこと表す所定の値(以下、「OK」と呼ぶ。)と、消去してはならないことを表す所定の値(以下、「NG」と呼ぶ。)のいずれか一方の値となる。属性情報260(320)の作成時にOKに設定され、ユーザによる指示操作にしたがい変更される。また、これらの値が所定の条件式によって決定されるよう設定することができる。例えば、図5に示す属性情報260における未保存時自動消去フラグ288の値は、視聴回数280の値を変数とする条件式により決定されるよう設定されている。この条件式では、視聴回数280の値が0である又は2以上である場合、未保存時自動消去フラグ288の値はNGとなる。すなわち、1度だけ当該コンテンツが再生されていた場合に限り、リムーバブルメディア90に書込まれていなくても、このコンテンツをコンテンツ記憶部108から消去できることを示す。
保存要否フラグ290の値は、保存済時自動消去フラグ286及び未保存時自動消去フラグ288の値と同様に、ユーザによる指示にしたがい設定される。当該属性情報260(320)の作成時にリムーバブルメディアへの書込が必要であることを表す所定の値に設定され、ユーザによる指示操作にしたがい書込む必要がないことを表す所定の値に変更される。
属性情報260(320)はさらに、コンテンツのリムーバブルメディアへの書込に関する以下の項目の情報を含む。すなわち当該コンテンツのリムーバブルメディアへの書込が実行されたか否かを示す保存フラグ292と、書込が完了した日時を示す外部出力日時294と、書込先のリムーバブルメディアにおけるコンテンツの録画モードを示す外部出力モード296と、当該コンテンツの書込を指示した外部出力ユーザ298と、当該コンテンツを書込む予定の又はコンテンツを書込んだリムーバブルメディアを識別するための外部出力ID300とを含む。
保存フラグ292の値は、属性情報260(320)の作成時に、書込が完了していないことを表す所定の値(未保存)に設定され、保存リスト作成部202(図3参照)からの通知に基づき、登録済であることを表す所定の値(保存済)に変更される。外部出力日時294、外部出力モード296、及び外部出力ユーザ298の各値は、書込処理部206からの通知に基づき設定される。外部出力ID300の値は、保存リストにより規定される、リムーバブルメディア80又は90のボリュームの識別番号である。この値は、保存リスト作成部202により保存リストが作成された時点で、保存リスト作成部202からの通知に基づいて設定される。なおボリュームの識別番号については、図8を用いて後述する。
属性情報260(320)はさらに、コンテンツが図2に示すコンテンツ記憶部108から消去済か否かの別を表す消去フラグ302を含む。
<メディアタイプリスト>
図7に、メディアタイプ記憶部166に記憶されるメディアタイプリストの一例を示す。図7を参照して、メディアタイプリスト340は、メディアドライブ144による書込が可能なリムーバブルメディア90の種類ごとのエントリ350A,…,350Nを含む。エントリ350A,…,350Nの各々は、リムーバブルメディア90の種類を表すメディアタイプ342と、そのリムーバブルメディアに格納可能なデータの量を示す容量344とを含む。エントリ350A,…,350Nのうち、エントリ350A〜350Eは、それぞれ、何も書込まれていないリムーバブルメディア(生メディア)90を表すエントリである。これらのエントリにおいては、メディアタイプ342の値は、リムーバブルメディアの一般的な名称を示す値であり、容量344の値は、その種類のメディアの一般的な容量である。これに対し、エントリ350F〜350Nはそれぞれ、コンテンツ管理装置100によりコンテンツが書込まれたリムーバブルメディアのうち、追記可能なものを表すエントリである。これらのエントリにおいては、メディアタイプ342の値は、保存リストにおけるボリュームの識別番号となる。また、容量344の値は、当該リムーバブルメディアに追記可能な容量となる。
<保存リスト>
図8に、保存リスト記憶部164内に格納される情報の一例を示す。図8を参照して、保存リスト記憶部164内に格納される情報360は、複数の保存リスト362A,…,362Dを含む。保存リスト362A,…,362Dはそれぞれ、リムーバブルメディア90を識別するためのボリュームID364と、そのボリュームのコンテンツが書込まれたリムーバブルメディアに貼るラベルの情報366と、ボリュームと対応関係となるコンテンツのコンテンツIDの一覧368と、保存リスト362A,…,362Dにより示される対応関係に基づき、リムーバブルメディアへのコンテンツの書込が行なわれたか否かの別を示す出力370と、リムーバブルメディアの使用率372とを含む。使用率372は、コンテンツIDの項目に列挙されたコンテンツの総データ量の、保存リストに対応するリムーバブルメディアに格納可能なデータ量に対する割合を表す。
ボリュームID364の値は、保存リスト作成部202により保存リスト362A,…,362Dに対し付与される。実際に当該保存リストに基づく書込が行なわれた後は、書込済のリムーバブルメディア80をボリュームID364によって管理する。ラベル366には、ラベルイメージを構成する情報が格納される。この情報は、日付、タイトル、コメント、及びボリュームIDからなる。この情報は、コンテンツID368に列挙されたコンテンツの属性情報(図5又は図6参照)をもとに保存リスト作成部202により作成され、書込処理部206がラベル印刷の要求を行なう際、及び保存リスト通知部204が保存リストの通知を行なう際に用いられる。出力370の値は、書込処理部206からの通知に基づき設定される。
図9に、メッセージ作成部168により作成されるメッセージの一例を示す。図9を参照して、ここで作成されるメッセージ380は、保存リスト360に列挙されたコンテンツのリスト形式のメッセージである。メッセージ380は、コンテンツごとの複数のエントリを含む。各エントリは、録画日時(年月日)382、上位分類384及び下位分類386、タイトル388、ファイルサイズ390、及びそのコンテンツの列挙された保存リストのボリュームIDを表す出力392を含む。なお、図9に示すメッセージ380においては、エントリは、コンテンツの録画日時順に列挙されている。エントリの表示順序は、ユーザの指示に応じて分類順、タイトル順、サイズ順等に適宜変更される。
メッセージ380においては、斜体で各項目の値を記載したエントリがある。これらのエントリに対応するコンテンツは、既にリムーバブルメディア90に書込まれ、コンテンツ処理部118によりコンテンツ記憶部108から消去済となったコンテンツであることを示す。このように、コンテンツ記憶部108に記憶されているコンテンツと、リムーバブルメディア90に書込済でありかつコンテンツ記憶部108から消去済であるコンテンツとを判別可能に表示する。
<コンピュータによる実現>
本実施の形態に係るコンテンツ管理装置100は、放送受信用のチューナ等の特殊な装置を除き、一般的なものと同様のコンピュータハードウェアと、そのコンピュータハードウェアにより実行されるコンピュータプログラム(以下単に「プログラム」と呼ぶ。)と、コンピュータハードウェアに格納されるデータとにより実現される。
図10に、コンテンツ管理装置100の機能を実現するコンピュータの内部構成を示す。図10を参照して、このコンピュータ400は、リモコン60からの入力を受ける入力装置402と、ネットワーク70への接続を提供するためのネットワーク接続回路404と、アンテナ78に接続される放送受信用チューナ406と、リムーバブルメディア80及び90に対するデータの入出力を実現するためのコンテンツ入出力装置408と、表示装置64に接続される出力装置410とを含む。このコンピュータはさらに、CPU(中央処理装置)412と、入力装置402、ネットワーク接続回路404、放送受信用チューナ406、コンテンツ入出力装置408、出力装置410、及びCPU412に接続されたバス414と、バス414に接続され、ブートアッププログラム、プログラム命令、システムプログラム、及び作業データ等を記憶するためのメモリ416と、プログラム命令、システムプログラム、及びコンテンツを形成するデータファイル、属性情報、保存リスト等を記憶するためのHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性メモリ418と、バス414及び印刷装置66に接続されたプリンタ接続回路420とを含む。
コンピュータにコンテンツ管理装置60の機能を実現させるためのプログラムは、予め不揮発性メモリ418に記憶されている。又は、コンテンツ入出力装置408に挿入されるリムーバブルメディア80に記憶され、さらに不揮発性メモリ418に転送されてもよい。又は、プログラムはネットワーク70及びネットワーク接続回路404を介して不揮発性メモリ418に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にメモリ416にロードされる。リムーバブルメディア80から、又はネットワーク70を介して、直接にメモリ416にプログラムをロードしてもよい。
このプログラムは、コンピュータに本実施の形態に係るコンテンツ管理装置100の機能を実現させる複数の命令を含む。これらの機能を実現するのに必要な基本的機能のいくつかはコンピュータ上で動作するオペレーティングシステム(OS)若しくはサードパーティのプログラム、又はコンピュータにインストールされる各種ツールキットのモジュールにより提供される。したがって、このプログラムはこの実施の形態のシステム及び方法を実現するのに必要な機能全てを必ずしも含まなくてよい。このプログラムは、命令のうち、所望の結果が得られるように制御されたやり方で適切な機能又は「ツール」を呼出すことにより、上記したコンテンツ管理装置100の機能を実現するための命令のみを含んでいればよい。コンピュータの動作は周知であるので、ここでは繰返さない。
以下、コンテンツ管理装置100を実現するためのプログラムの制御構造について説明する。図11に、1種類のリムーバブルメディア90について保存リストを作成するプログラムの制御構造をフローチャートで示す。図11を参照して、このプログラムは、外部機器62(図1参照)からの取得によりコンテンツ管理装置100に新たにコンテンツが記録され、当該コンテンツに対応する属性情報が記憶されると自動的に起動される。このプログラムが起動すると、ステップ442において、新たに記録されたコンテンツの属性情報260(320)における、種別266、タイトル278、上位分類304、及び下位分類306をもとに、当該コンテンツと同じ分類に属し、かつ保存フラグ292の値が「未保存」となっているコンテンツの属性情報を収集する。この際に収集した属性情報に対応するコンテンツが、保存リスト化されるコンテンツの候補となる。ステップ444では、収集した属性情報260(320)を、録画日時268の昇順にソートする。
ステップ446では、収集しソートした属性情報に基づき、録画日時268が最も古いコンテンツを選択し、処理用の一時的な保存リスト(以下、この保存リストを「一時リスト」と呼ぶ。)に処理対象を加える。すなわち、処理対象のコンテンツIDを一時リストのコンテンツIDの項目に格納し、処理対象のファイルサイズ属性の値を合計データ量の値に加算する。
ステップ448では、候補のうち、処理対象の次に古いコンテンツのファイルサイズ及びその時点での合計データ量の和と、リムーバブルメディア90の容量344(図7参照)とを比較する。次に古いコンテンツのファイルサイズ及びその時点での合計データ量の和が、リムーバブルメディア90の1枚分の容量を超えるならばステップ450に進む。リムーバブルメディアの容量以下であれば、ステップ452に進む。
ステップ450では、その時点での一時リストを保存リストとして登録する。すなわち、合計データ量及び容量344に基づき使用率372の計算を行ない、さらに、新たなボリュームID364とラベル366の情報とを作成して、保存リスト362を作成し記憶する。
ステップ452では、候補のコンテンツのうちステップ446での処理対象となっていないものの有無を判定する。処理対象となっていない未処理のコンテンツがあれば、ステップ446に戻る。未処理のコンテンツがなければステップ454に進む。ステップ454では、その時点での一時リストを破棄し、ステップ460に進む。
ステップ460では、1以上の新たな保存リストが登録されたか否かを判定する。新たな保存リストが登録されたならば、ステップ462に進み、保存リストと属性情報とをもとにメッセージを作成し、当該メッセージを表示することにより、ユーザに対する通知を行ない、処理を終了する。さもなければ、そのまま処理を終了する。
図12に、保存リストを用いてコンテンツのリムーバブルメディア90への書込を行なうプログラムの制御構造をフローチャートで示す。図12を参照して、このプログラムは、ユーザによる保存リストを指定する操作に対応して操作信号が発行されたことに応答して起動される。図12を参照して、このプログラムが起動すると、ステップ472において、操作信号をもとに指定された保存リストを特定し、内部に保持するコンテンツのうち、当該保存リストに列挙されたコンテンツIDのものを読出し、リムーバブルメディア90に書込む。さらにこのステップでは、ラベルイメージを作成し、印刷装置66(図1参照)に出力する。
ステップ474では、ステップ472での処理に用いた保存リストの出力370(図8参照)を「済」に変更し、さらに、当該保存リストに列挙されたコンテンツIDに対応する属性情報の各々において、保存フラグ292(図5又は図6参照)の値を、「保存済」に変更し、処理を終了する。
図13に、空き容量の監視とコンテンツの消去とを行なうプログラムの制御構造をフローチャートで示す。図13を参照して、このプログラムが開始されると、ステップ480において、リムーバブルメディア90が装填されたか否かを判定する。装填が検出されれば、ステップ486に進む。さもなければ、482に進む。ステップ482では、コンテンツの記憶領域が逼迫しているか否かの判定を行なう。このプログラムでは、コンテンツの記憶領域における空き領域が記憶領域全体の10%以下であるか否かを判定基準として判定を行なう。空き領域が10%以下であれば、ステップ484へ進む。さもなければステップ480に戻る。
ステップ484では、記憶領域の逼迫を、消去可能なコンテンツの記憶領域からの解放によって回避できるか否かを判定する。ここでは、消去フラグ302(図5又は図6参照)の値が未消去であるコンテンツが、判定の対象となる。判定の対象のうち、属性情報の保存済時自動消去フラグ286の値がOKであり、かつ保存フラグ292の値が保存済という条件が満たされるものを、消去可能なコンテンツとする。当該条件が満たされるコンテンツのファイルサイズの合計と空き領域との合計が、記憶領域全体の10%以上であるか否かを判定する。10%以上であればステップ488へ進む。さもなければ、ステップ486に進む。ステップ486では、保存リストのユーザ通知を行ない、プログラムを終了する。ステップ488では、空き領域が全体の15%以上になることを目標として、コンテンツの削除を行なう。すなわち、まず、ステップ484での条件を満たすコンテンツを、録画日時の古いものから順に消去する。目標が達成されると、プログラムを終了する。目標が達成されることなくステップ484での条件を満たすコンテンツを全て消去された場合、未保存時自動消去フラグ288の値がOKのコンテンツを録画日時の古いものから順に消去する。目標が達成されると、プログラムを終了する。又は未保存時自動消去フラグ288の値がOKのコンテンツを全て消去すると、プログラムを終了する。
<動作>
本実施の形態に係るコンテンツ管理装置100は、以下のように動作する。
・コンテンツの取得及び記録
まず、コンテンツ管理装置100が新たにコンテンツを記録する際の動作を説明する。コンテンツ管理装置100は、以下の3条件のいずれかが充足されると、コンテンツの取得及び記録に関する一連の動作を開始する。すなわち、
(1)ユーザが図1に示すリモコン60を操作しコンテンツの所在を指定してコンテンツの取得を指示したか、
(2)図1に示すネットワーク通信機器72又は入力機器76から、コンテンツ管理装置100に対してコンテンツの記録を求める信号が与えられたか、又は、
(3)コンテンツ管理装置100のメディアドライブ144(図2参照)に、書込済のリムーバブルメディア80が装填されたことをメディアドライブ144が検知したか、
という3つの条件である。
第1の条件が充足された場合、図2に示す操作入力部102は、リモコン60から操作信号を受け、ユーザによる指示内容を操作信号に基づいて判別する。指示内容がコンテンツの取得を求めるものであると判別されると、操作入力部102は、記録部110に当該操作信号を与える。記録部110は、与えられた操作信号にしたがい、取得及び記録に関する動作を開始する。
第2の条件が充足された場合、図1に示す入力機器76が図2に示す通信部140を介してコンテンツ管理装置100と通信可能となっている。入力機器76からの信号は図2に示す通信部140を介して記録部110によって受取られ、記録部110はこの信号に応じて、コンテンツの取得及び記録に関する動作を開始する。
第3の条件が充足された場合、メディアドライブ144から記録部110に対して、書込済のリムーバブルメディア80の装填を示す信号が与えられる。記録部110はこの信号に応答して、コンテンツの取得及び記録に関する動作を開始する。
コンテンツの取得及び記録動作において、記録部110はまず、コンテンツの入手先を特定する。例えば、コンテンツが放送番組である場合、ユーザによる指示に基づいて、受信可能な放送チャンネルの中から放送チャンネルを選び、番組の放送時間を特定する。コンテンツがネットワーク通信機器72からのものである場合、ユーザによる指示に基づいて、又は通信部140を介してネットワーク通信機器72と通信を行なうことによって、ネットワーク70におけるコンテンツのアドレスを特定する。コンテンツが入力機器76からのものである場合、通信部140を介して入力機器76と通信を行ない、入力機器76を特定する。
記録部110は、特定した入手元からのコンテンツの取得を、インタフェース106を用いて行ない、取得したコンテンツにコンテンツIDを付与してコンテンツ記憶部108に格納する。
この際、記録部110は、当該コンテンツのファイルサイズ、録画日時、及び種別を特定する。またこの際、記録部110は、コンテンツのタイトル、取得元、コンテンツのデータ形式等の属性について情報を取得し、取得時の属性情報とする。例えば、番組情報サービス等から番組案内の情報240(図4参照)を取得し、取得時の属性情報とする。記録部110はさらに、録画ユーザの示す情報を取得する。リモコン60を用いたユーザの指示にしたがって動作する場合、ユーザはリモコン60を用いてユーザ名等を入力する。記録部110は、その操作信号に基づいて、録画ユーザの情報として取得する。入力機器76からコンテンツを取得する場合、入力機器76から、ユーザを表す情報を取得する。
記録部110は、コンテンツの取得及び格納が完了すると、コンテンツID、取得時の属性情報、コンテンツの入手先、種別、録画日時、録画ユーザ、録画モード、及びコンテンツのファイルサイズ等の情報を合わせて、取得完了通知を作成し、コンテンツ管理部160に与える。
図3を参照して、属性情報編集部200は、記録部110から取得完了通知を受けたことに応答して、属性情報260(320)(図5又は図6参照)の作成を開始する。コンテンツ管理部160はまず、属性情報260(320)におけるコンテンツID262、コンテンツの入手先264、録画日時268、録画ユーザ270、録画モード272、ファイルサイズ274、場所276、コンテンツのタイトル278、及びコメント280を、取得完了通知に基づきコンテンツごとに設定する。
属性情報編集部200はさらに、取得完了通知に基づき、コンテンツの種別266を特定する。この種別は、コンテンツの入手先に依存する。例えばコンテンツの入手先が放送チャンネル、市販のDVD、CD−ROM、インターネット上でコンテンツを公開しているサーバ等であれば、そのコンテンツは、公的コンテンツとなる。この場合、属性情報編集部200は、当該公的コンテンツが、放送番組、インターネット上で公開されたコンテンツ、及び公開頒布されたリムーバブルメディア80に格納されていたコンテンツのいずれであるかを特定し、その結果に応じて種別266の値を設定する。コンテンツの入手先が図1に示す入力機器76より供給されるものであれば、そのコンテンツは、私的コンテンツとなる。この場合、属性情報編集部200はさらに、取得完了通知により示される録画モードを参照して、種別266の値を設定する。属性情報編集部200はさらに、上記のようにして設定された種別266の値、及び取得時の属性情報240をもとに、上位分類304及び下位分類306の値を設定する。
属性情報編集部200は上記の属性情報の各項目に加え、コンテンツの視聴回数282、保存リスト化フラグ284、保存済時自動消去フラグ286、未保存時自動消去フラグ288、保存要否フラグ290、及び保存フラグ292の各項目を属性情報に設け、各項目の初期値を設定する。この際、保存済時自動消去フラグ286と未保存時自動消去フラグ288の値は、OKに設定される。保存要否フラグ290の値は、リムーバブルメディアへの書込が必要であることを表す所定の値に設定される。保存フラグ292の値は、未保存に設定される。
属性情報編集部200はさらに、外部出力日時294、外部出力モード296、外部出力ユーザ298、及び外部出力ID300の各項目を加えた属性情報260(320)を作成する。ただし、この時点ではこれら項目の値は設定されない。属性情報編集部200は、作成した属性情報260(320)を属性記憶部162に格納するとともに、当該属性情報を保存リスト作成部202に与える。
保存リスト作成部202は、属性情報編集部200から属性情報260(320)が与えられたことに応答して、保存リストの作成を開始する。
保存リストの作成が開始されると、保存リスト作成部202は、メディアタイプリスト340(図7参照)に列挙された全てのメディアタイプ342について、それぞれ以下の処理を行なう。
保存リスト作成部202はまず、与えられた属性情報260(320)に基づき、処理対象となるコンテンツの分類を設定する。例えば、与えられた属性情報260(320)の種別266の値とタイトル278の値とを、処理対象のコンテンツの分類として設定する。
続いて、保存リスト作成部202は、属性記憶部162から、同一の分類に属するコンテンツの属性情報を収集する。すなわち種別266の値とタイトル278の値とが同一のコンテンツの属性情報であり、保存フラグの値が「未保存」となっているものを読出す。収集された属性情報に対応するコンテンツが、保存リスト化されるコンテンツの候補となる。
保存リスト作成部202は、収集した属性情報260(320)を、録画日時268の昇順にソートする。このソートにより、録画日時が古い順番にコンテンツを特定することができる。
続いて、保存リスト作成部202は、一時リストを準備し保存リスト化されるコンテンツの候補のコンテンツIDを、録画日時が古い順番に一時リストに列挙する。この際には、属性情報のファイルサイズ274の値を参照し、列挙したコンテンツのファイルサイズの合計を計算する。そして、最後に一時リストに追加した候補の次に処理対象となる候補のファイルサイズを参照し、合計容量と当該ファイルサイズとの和が、容量を超える場合には、列挙を中止し、その時点での一時リストを保存リストとして登録する。すなわち、ファイルサイズの合計と容量344(図7参照)とに基づき使用率372の計算を行ない、さらに、新たなボリュームID364とラベル366とを作成して、保存リスト362を作成する。さらに作成した保存リストを、保存リスト記憶部164に格納する。
この処理が完了すると、新たに一時リストを準備し、列挙を中止した時点の候補から順に、一時リストへの列挙を再開する。これを、全ての候補が列挙されるまで繰返す。全ての候補が一時リストに列挙された時点で、一時リストが残っている場合、その一時リストは登録せずに破棄する。
以上の処理が完了し、保存リスト作成部202が1以上の保存リストを保存リスト記憶部164に格納した場合、保存リスト作成部202は、新たに作成した保存リストに列挙したコンテンツIDを属性情報編集部200に与えて、属性情報の変更を要求する。保存リスト作成部202はさらに、ユーザ通知処理部204に対し、ユーザ通知を要求する。
属性情報編集部200は、保存リスト作成部202から与えられたコンテンツIDに基づき、保存リスト化されたコンテンツの属性情報を属性記憶部162から読出す。読み出した当該属性情報の保存リスト化フラグ284の値が「未登録」であれば、当該項目の値を「登録済」に変更する。また、外部出力ID300の値を、保存リストにおけるボリュームIDに設定する。属性情報編集部200は、変更後の属性情報を属性記憶部162に再格納する。
・ユーザ通知
コンテンツ管理装置100は以下のようにして、保存リストのユーザ通知を行なう。
保存リストのユーザ通知は、
(1)新たな保存リストが登録された場合、
(2)リムーバブルメディア90がメディアドライブ144に装填された場合、及び
(3)図2に示すコンテンツ記憶部108の記憶容量が逼迫した場合、
のいずれかの場合に実行される。
(1)の場合、保存リスト作成部202は、属性情報編集部200に属性情報の変更を要求するとともに、ユーザ通知処理部204に対し、保存リストのユーザ通知を要求する。
(2)の場合、図2に示す書込部116は、メディアドライブ144にリムーバブルメディア90が装填されたことを検知すると、コンテンツ管理部160の書込処理部206(図3参照)に通知を与える。書込処理部206は、書込部116からの通知に応答して、ユーザ通知処理部204に対し、保存リストのユーザ通知を要求する。
(3)の場合、空き容量監視部208が、空き容量の逼迫を検出し、ユーザ通知処理部204に対し、保存リストのユーザ通知を要求する。空き容量監視部208の動作については、後述する。
ユーザ通知処理部204は、保存リスト作成部202、書込処理部206、及び空き容量監視部208のいずれかからの要求に応答して、保存リスト記憶部164に記憶された保存リスト360のボリュームのうち、出力属性の値が「未」に設定されているボリューム362B,…,362Dを読出す。さらに、ユーザ通知処理部204は、保存リスト362B,…,362DのコンテンツID368を参照して、保存リストに列挙されたコンテンツの属性情報を属性記憶部162から読出す。ユーザ通知処理部204は、ユーザ通知として用いる情報を選ぶ。例えば、各コンテンツの種別266、録画日時268、ファイルサイズ274、及びタイトル278を選ぶ。ユーザ通知処理部204は、各コンテンツについてこれらの選んだ項目の値をそれらのボリュームID364と共にメッセージ作成部168(図2参照)に与え、メッセージの作成を要求する。
メッセージ作成部168は、与えられた情報をもとに、ユーザ通知380(図9参照)を作成し、ボリュームID毎に出力部114に与える。出力部114は、与えられたメッセージを表示装置64に出力し、表示装置64(図1参照)が、当該メッセージを表示する。なお、出力属性の値が「未」に設定されているボリュームを除いて、図8に示した保存リスト360をそのまま表示し、選択するようにしてもよい。
・コンテンツのリムーバブルメディアへの書込
以下、コンテンツ管理装置100が、リムーバブルメディア90にコンテンツを書込む動作について説明する。ユーザが表示装置64(図1参照)に表示されるユーザ通知380(図9参照)を見て、リモコン60を用いボリュームIDを指定する操作を行なうと、リモコン60は、当該操作に対応する操作信号を発する。図2に示す操作入力部102がこの操作信号を受信すると、当該操作信号を書込処理部206(図3参照)に与える。書込処理部206は、操作信号に応答して、ユーザ通知処理部204に対し、ユーザにより指定されたボリュームIDの保存リストを要求する。ユーザ通知処理部204は、ユーザ通知のために読出した保存リストの中から、ユーザにより指定されたものを選び書込処理部206に与える。
書込処理部206は、保存リストのコンテンツIDの項目に列挙されているコンテンツIDを、書込部116に与え、当該コンテンツIDのコンテンツのリムーバブルメディア90への書込を要求する。図2に示す書込部116は、書込処理部206からの要求にしたがい、与えられたコンテンツIDが付与されているコンテンツを、コンテンツ記憶部108から読出し、メディアドライブ144を介してリムーバブルメディア90に書込む。
この際、必要があれば、書込部116と、書込処理部206と、ユーザ通知処理部204と、メッセージ作成部168とは連動して、保存リストに基づくコンテンツの書込が実行可能になるよう、ユーザに対するメッセージの作成と表示とを行なう。例えば、メディアドライブ144にリムーバブルメディアが装填されていない場合、及びメディアドライブ144に異なるメディアタイプのリムーバブルメディアが装填されていた場合、書込部116はそれを検出し、書込処理部206にその検出結果を与える。書込処理部206は、この検出結果に応答して、ユーザ通知処理部204にユーザ通知を要求する。ユーザ通知処理部204は、書込処理部206に与えた保存リストのボリュームIDに基づき、装填されるべきリムーバブルメディアを特定する。ユーザ通知処理部204は、特定したリムーバブルメディアについての情報をメッセージ作成部168に与える。メッセージ作成部168は、リムーバブルメディア90のメディアドライブ144への装填を促すユーザ通知の作成を作成し、出力部114を介して表示装置64に表示させる。
リムーバブルメディア90へのコンテンツの書込が完了すると、書込部116は図3に示す書込処理部206に通知する。書込処理部206は、当該通知に応答して、書込の対象となったコンテンツのコンテンツIDと、書込先のボリュームIDと、外部出力ユーザと、外部出力日時とを特定する。書込処理部206は、これらの情報を合わせて書込完了通知を作成し、属性情報編集部200に与える。書込処理部206はさらに、保存リスト作成部202に、書込先のボリュームIDを通知する。書込処理部206はさらに、保存リストのラベル366の情報をラベルイメージ出力部170に与える。
属性情報編集部200は、書込完了通知に基づき、書込済のコンテンツの属性情報を読出し、当該属性情報に、以下の変更を行なう。すなわち属性情報260(320)における、保存フラグ292の値を「保存済」に変更する。また、書込完了通知に基づき、外部出力日時294、外部出力モード296、及び外部出力ユーザ298の各項目の値を設定する。さらに、外部出力ID300の値が、書込完了通知により通知されたボリュームIDと異なるのであれば、通知されたボリュームIDで当該項目の値を更新する。
保存リスト作成部202は、書込処理部206からの通知に応答して、通知されたボリュームIDが付与されている保存リストを特定し、当該保存リストの出力370の値を、「済」に更新する。
ラベルイメージ出力部170は、与えられたラベル366の情報から、ラベルの形状に合わせて画像データを作成する。ラベルイメージ出力部170は、作成した画像データを印刷装置66に出力する。印刷装置66は、与えられた画像データをリムーバブルメディア90のラベルに印刷する。図14に、リムーバブルメディア80のラベルの一例を示す。図14を参照して、ラベル520は、DVD等のディスク用のラベルである。このラベル520には、保存リスト362Aにおけるラベル366の項目に格納された情報が印刷される。ユーザは、リムーバブルメディア80に書込まれたコンテンツと、このリムーバブルメディアのボリュームIDとを、このラベルによって識別できる。なお、作成されたラベルイメージ自体を、保存リスト記憶部166に、各ボリュームIDと対応付けて記憶してもよい。
・コンテンツの消去
空き容量監視部208は、属性記憶部162内の属性情報が追加又は変更されると、属性情報に基づき、コンテンツ記憶部108に格納されているコンテンツのファイルサイズの合計を算出する。空き容量監視部208は、コンテンツ記憶部108の最大容量について情報を保持しており、この情報とファイルサイズの合計とをもとに、コンテンツ記憶部108における空き容量を算出する。空き容量監視部208は、空き容量が最大容量の10%以下になると、コンテンツ処理部118による処理を行なった場合の空き容量を予測する。すなわち、空き容量監視部208は、属性記憶部162に格納されている属性情報260(320)(図5又は図6参照)の中から、保存フラグ292の値が「保存済」であり、かつ保存時自動消去フラグ286の値がOKとなっているものを探索する。空き容量監視部208は、属性情報に基づき、探索により得られた各コンテンツのファイルサイズの合計を算出する。空き容量監視部208は、このファイルサイズの合計と空き容量との和を空き容量の予測値とし、予測値が、最大容量の10%以上となるか否かを判定する。
予測値が最大容量の10%未満であった場合、リムーバブルメディア90への書込の指示をユーザに催促する。すなわち、空き容量監視部208は、ユーザ通知処理部204に対し、保存リストのユーザ通知を要求する。この要求に応答して、ユーザ通知処理部204、メッセージ作成部168(図2参照)、及び出力部114は、上記した一連の動作でユーザ通知を行なう。ユーザが表示装置64(図1参照)に表示されるユーザ通知380(図9参照)を見て、リモコン60を用いボリュームIDを指定する操作を行なうと、コンテンツ管理装置100は、リムーバブルメディア90に対するコンテンツの書込を実行する。その結果、保存フラグ292(図5参照)の値が「保存済」であり、かつ保存時自動消去286の値が「OK」となっているものが増えることになる。
予測値が最大容量の10%以上であった場合、空き容量監視部208は、属性記憶部162に格納されている属性情報260(320)(図5又は図6)を参照して、コンテンツ処理部118による消去の対象となるコンテンツを指定する。この際、空き容量監視部208は、空き容量が最大容量の15%以上になることを目標として、コンテンツを指定する。すなわち、まず、空き容量監視部208が、探索されたコンテンツを、録画日時の古いものから順に消去する。目標が達成されると、指定を終了する。探索されたコンテンツを全て消去しても目標が達成されることのない場合、未保存時自動消去フラグ288の値がOKのコンテンツを録画日時の古いものから順に指定する。目標が達成されると、コンテンツの指定を終了する。又は未保存時自動消去フラグ288の値がOKのコンテンツが全て指定されると、コンテンツの指定を終了する。
コンテンツ処理部118は、与えられたコンテンツIDのコンテンツをコンテンツ記憶部108から消去する。属性情報編集部200は、空き容量監視部208より与えられたコンテンツIDのコンテンツ属性情報260(320)において、保存済自動消去フラグ286の値又は未保存時自動消去フラグ288の値を、「消去済」に変更する。
・コンテンツ再生の際のユーザ通知
以下、コンテンツ管理装置100によるコンテンツの再生時の動作について説明する。
ユーザが図1に示すリモコン60を操作しコンテンツの再生を指示すると、操作入力部102は、リモコンから操作信号を受け、操作信号に基づきユーザによる指示内容を判別する。指示内容がコンテンツの再生を求めるものであると判別されると、操作入力部102は、図3に示す再生対象判定部210に操作信号を与える。
再生対象判定部210は、与えられた操作信号に応答して、再生の対象となるコンテンツの入手先を判別する。入手先が図1に示す外部機器62のいずれかであれば、再生対象判定部210は、図2に示す再生部112に、コンテンツの入手先を指定し、コンテンツの取得及び再生を要求する。この場合、再生部112は、再生対象判定部210からの要求にしたがい、インタフェース106を介して外部機器62からコンテンツを取得し再生する。再生部112は、当該コンテンツの再生信号を、出力部114を介して表示装置64に出力する。表示装置64は、再生信号の入力を受けてコンテンツを表示する。
コンテンツの入手先が外部機器62ではない場合、又は不明な場合、ユーザ通知処理部204にユーザ通知を要求する。ユーザ通知処理部204及びメッセージ作成部168は、上記の動作と同様の動作で、図9に示すメッセージ380を作成する。ユーザがメッセージ380を見て、リモコン60を用いてメッセージ380のいずれかのエントリを選択し、当該コンテンツの再生を指示する操作を行なうと、操作信号は、操作入力部102を介して、図3に示す再生対象判定部210に与えられる。再生対象判定部210は、操作信号と、ユーザ通知処理部204により読出された属性情報とをもとに、再生対象のコンテンツを特定し、当該コンテンツの属性情報を参照する。
再生対象のコンテンツが、コンテンツ記憶部108内に記憶されている場合、再生対象判定部210は、再生部112にコンテンツIDを与える。再生部112は、与えられたコンテンツIDをもとにコンテンツ記憶部108内から再生対象のコンテンツを取得し、再生する。再生対象のコンテンツが、コンテンツ記憶部108内からすでに消去されている場合、再生対象判定部210は、再生対象の属性情報260(320)より、コンテンツID262と当該コンテンツの外部出力ID300とを取得し、ユーザ通知処理部204に与えて、エラーメッセージの作成を要求する。
ユーザ通知処理部204は、コンテンツID262と、外部出力ID300とをもとに、再生対象の属性情報と、そのコンテンツが書込まれた書込済のリムーバブルメディア80に対応する保存リストとを、メッセージ作成部168に与える。この場合、メッセージ作成部168は、書込済のリムーバブルメディア80の装填を求めるメッセージを作成し表示する。
図15に、書込済のリムーバブルメディア80の装填を求めるメッセージの一例を示す。図15に示すメッセージは、再生対象のコンテンツのタイトルと、そのコンテンツがコンテンツ記憶部108から消去済みであることと、当該コンテンツを書込済のリムーバブルメディア80のボリュームIDと、そのラベルイメージとを含む。再生対象のコンテンツのタイトルは、当該コンテンツの属性情報より得られる情報である。ボリュームIDは、属性情報の外部出力ID300から得られる情報、又は図8に示す保存リスト(例えば保存リスト362A)のボリュームID364から得られる情報である。さらに、ラベルイメージは、保存リストから得られる情報である。ユーザは、ラベルイメージの表示を参考に、再生したいコンテンツを書込んだリムーバブルメディアを容易に探し出すことができる。
[第2の実施の形態]
上記した第1の実施の形態に係るコンテンツ管理装置100は、外部機器62(図1参照)からのコンテンツの取得によりコンテンツ管理装置100に新たなコンテンツが記録されて当該新たなコンテンツに対応する属性情報が記憶されると、自動的に保存リストを作成する処理を開始するものであった。またコンテンツ管理装置100は、当該新たなコンテンツの分類と同じ分類に属するコンテンツを収集して、新たな保存リストを作成するものであった。しかし、本発明はこのような実施の形態には限定されない。例えば、ユーザから所定の指示を受けた時点で保存リストの作成を開始し、当該ユーザの指示に基づきコンテンツの収集を行なうようにすることも可能である。以下に説明する第2の実施の形態に係るコンテンツ管理装置はさらに、ユーザから、書込の対象となるコンテンツの指定を受けて、その指定に基づいて、保存リストの作成を行なう。
本実施の形態に係るコンテンツ管理装置は、図2に示す第1の実施の形態に係るコンテンツ管理装置100と類似の構成である。ただし、本実施の形態に係るコンテンツ管理装置のコンテンツ管理部は、図2に示すコンテンツ管理部160が持つ機能に加えて、ユーザによる書込の対象となるコンテンツの指定に基づいて、保存リストを作成する機能を持つ。
書込の対象となるコンテンツの指定には、2種類のものがある。一方の指定は、リムーバブルメディア90への書込の対象となるコンテンツが充足すべき条件の指定である。他方の指定は、書込の対象となるコンテンツの代表例の指定である。以下、前者の指定を「条件指定」と呼び、後者の指定を「代表指定」と呼ぶ。
ユーザが条件指定を行なう場合、ユーザは、リムーバブルメディア90への書込の対象となるコンテンツの条件として、例えば属性情報260(320)における上位分類304(図5又は図6参照)、下位分類306、タイトル278中の文字等、又はそれらの組合せにより、リムーバブルメディア90への書込の対象となるコンテンツの属性が満たすべき条件を指定する。この場合、指定された条件を満たすコンテンツが、書込の対象となるコンテンツの候補となり、それらのコンテンツについての保存リストを作成する。ユーザが代表指定を行なう場合、ユーザは、リムーバブルメディア90への書込を所望するコンテンツの一つを指定する。指定されたコンテンツと類似の属性を持つコンテンツが、書込の対象となるコンテンツの候補となる。コンテンツ管理部は、それらのコンテンツについての保存リストを作成する。
図16に本実施の形態に係るコンテンツ管理部600の機能的構成を示す。図16を参照して、コンテンツ管理部600は、図3に示す第1の実施の形態に係るコンテンツ管理部160と類似の構成であるが、図3に示す保存リスト作成部202に替えて、保存リスト作成部602を含む。保存リスト作成部602は、保存リスト作成部202の持つ機能に加えて、操作入力部102を介してユーザからの指定を受け、その指定に基づき保存リストを作成する機能を持つ。保存リスト作成部602は、条件指定を受けると、その指定に基づき、リムーバブルメディア90への書込の対象となるコンテンツの分類を設定し、設定した条件に該当するコンテンツを書込の対象として収集する。そして、第1の実施の形態に係る保存リスト作成部202と同様の動作で保存リストの候補を作成する。また、保存リスト作成部602は、代表指定を受けると、第1の実施の形態に係る保存リスト作成部202が新しく記録されたコンテンツの属性情報に基づいて保存リストを作成した動作と同様の動作で、指定されたコンテンツの属性情報に基づいて保存リストの候補を作成する。
本実施の形態に係るコンテンツ管理装置は、第1の実施の形態に係るコンテンツ管理装置100と同様に、放送受信用のチューナ等の特殊な装置を除き、一般的なものと同様のコンピュータハードウェアと、そのコンピュータハードウェアにより実行されるプログラムと、コンピュータハードウェアに格納されるデータとにより実現される。
図17に、本実施の形態に係るコンテンツ管理装置がユーザによる指示に基づき保存リストを作成するプログラムの制御構造をフローチャートで示す。図17を参照して、このプログラムは、コンテンツ管理装置の起動時等に、自動的に開始される。このプログラムが開始されると、ステップ622において、ユーザによる保存リストの作成を指示するための操作入力が与えられるのを待つ。ユーザによる操作入力が行なわれると、ステップ624に進む。
ステップ624では、ユーザから条件指定又は代表指定の入力を受けて、当該指定をもとに、次のようにして、リムーバブルメディア90への書込の対象となるコンテンツの属性がどのようなものであるかを特定する。すなわち、まず、ユーザから指定を受けたことに応答して、その指定が条件指定であるか代表指定であるかを判定する。ユーザが、上位分類304(図5又は図6参照)、下位分類306、タイトル278中の文字等、又はそれらの組合せを入力したのであれば、条件指定であると判定し、入力された上位分類304、下位分類306、タイトル278中の文字等をもとに、保存の対象となるコンテンツの持つ属性を特定する。ユーザが、図9に示すメッセージ380を用いたコンテンツの選択、及びコンテンツID262(図5又は図6参照)の入力等を行なって、一つのコンテンツを指定したならば、代表指定であると判定し、指定されたコンテンツの属性情報260(320)を読出し、書込の対象となるコンテンツが持つ属性として特定する。
ステップ626では、ステップ624で特定された、書込の対象となるコンテンツの属性に基づいて、書込の対象となる分類を設定し、その分類に属するコンテンツの属性情報を収集する。すなわち、ステップ624で受けた指定が条件指定であれば、ユーザにより入力された条件を満たす属性を持つコンテンツについて収集する。ステップ624で受けた指定が代表指定であれば、指定されたコンテンツの属性をもとに、書込の対象となる分類を特定し、その分類と同じ分類に属するコンテンツについて収集する。この際に収集される属性情報に対応するコンテンツは、図11に示すステップ442において収集された属性情報に対応するコンテンツと同様に、保存リスト化されるコンテンツの候補となる。
この後、図11に示すプログラムのものとそれぞれ同一のステップ444〜ステップ448に進む。ステップ448において、次に古いコンテンツのファイルサイズ及びその時点での合計データ量の和が、リムーバブルメディア90の1枚分の容量を超えるならばステップ628に進む。さもなければ図11に示すプログラムのものと同一のステップ452に進む。
ステップ628では、その時点での一時リストを保存リストの候補として登録する。すなわち、図11に示すプログラムのステップ450と同様の処理で保存リスト362(図8参照)と同様の情報を作成し、保存リスト362とは別に記憶する。なお、この時点で保存リストの候補が既に記憶されている場合、作成した保存リストの候補を、既に記憶されている保存リストの候補とは別に記憶する。この後、ステップ452に進む。
ステップ452において、ステップ624で収集した候補のコンテンツのうちステップ446での処理が未だされていないものがあるか否かを判定する。処理されていないコンテンツがまだあればステップ446に戻る。なければステップ630に進む。
ステップ630に進んだ時点では、保存リストの候補と一時リストとの少なくとも一方が存在する。ステップ630では、これらの保存リストの候補及び一時リストをもとにメッセージを作成し、当該メッセージを表示することにより、ユーザに対する通知を行なう。続くステップ632では、ユーザからの指示を受付けて、その内容を判定する。
入力された指示が、ステップ624で受付けた条件を変更する旨の指示であれば、ステップ624に戻る。入力された指示が、保存リストの候補を確定する旨の指示であれば、ステップ634に進む。入力された指示が、保存リストの作成をキャンセルする旨の指示であれば、ステップ636に進む。ステップ634では、ステップ630での通知の対象となった保存リストの候補及び一時リストを保存リスト362(図8参照)として確定し終了する。ステップ636では、本処理において作成された保存リストの候補と一時リストとを破棄し終了する。
なお、図17に示すプログラムでは、ステップ632でユーザから受ける指示に基づき、ステップ636で、保存リストの作成をキャンセルしたが、保存リストの作成をキャンセルする旨の指示を受けた時点で、随時、保存リストの作成をキャンセルするための割込処理を実行するようにしてもよい。
本実施の形態に係るコンテンツ管理装置の動作は、後述するユーザから所定の指示にしたがい保存リストを作成する動作を除き、第1の実施の形態のコンテンツ管理装置の動作と同様である。したがって、それらについては説明を繰返さない。
保存リストの作成を指示するための操作入力をユーザが行なうと、本実施の形態に係るコンテンツ管理装置は、その操作入力に応答して保存リストの作成を開始する。この場合保存リスト作成部602は、ユーザによる条件指定又は代表指定の入力を受ける。
条件指定の入力を受けた場合、保存リスト作成部602は、入力された上位分類304(図5又は図6参照)と、下位分類306と、タイトル278中の文字等とをもとに、書込の対象となるコンテンツの分類を設定する。保存リスト作成部602は、設定した分類のコンテンツを書込の対象となるコンテンツとして収集し、第1の実施の形態に係る保存リスト作成部202と同様の動作で保存リストの候補を作成する。
代表指定の入力を受けた場合、保存リスト作成部602はまず、書込の対象となるコンテンツの分類を設定する。この際、保存リスト作成部602は、指定されたコンテンツの属性情報に基づき、コンテンツの分類を設定する。この動作は、第1の実施の形態に係る保存リスト作成部202が新たに記録されたコンテンツの属性情報に基づき、コンテンツの分類を設定する動作と同様の動作である。保存リスト作成部602は、設定した分類のコンテンツを書込の対象として収集する。この場合、上位分類、下位分類、及びタイトルの文字等が指定されたコンテンツと一致するコンテンツを、書込の対象となるコンテンツとして収集し、保存リストの候補を作成する。
保存リスト作成部602はさらに保存リスト記憶部164に、作成された保存リストの候補を、確定している保存リストとは区別して格納する。収集した書込の対象となるコンテンツが全て処理されると、その時点での一時リストを保存リストの候補と同様に保存リスト記憶部164に格納する。さらに、ユーザ通知処理部204に対してユーザ通知を要求する。なお、この際、保存リスト作成部602は、属性情報編集部200に対し、属性情報の変更を要求しない。
ユーザ通知処理部204は、保存リスト作成部602からの要求に応答して、第1の実施の形態と同様の動作で、保存リスト記憶部164に格納された保存リストの候補及び一時リストを読出す。ユーザ通知処理部204は、さらに、それらのリストに列挙されたコンテンツの属性情報を属性記憶部162から読出し、ユーザ通知に用いる情報を選ぶ。ユーザ通知処理部204は、各コンテンツについて、選んだ情報とそれらのボリュームIDとを共にメッセージ作成部168(図2参照)に与え、メッセージの作成を要求する。メッセージ作成部168は、第1の実施の形態と同様の動作でメッセージを作成し、出力部114を介して当該メッセージを出力する。出力されたリストをユーザが見て、指定の変更を行なう所定の入力を行なうと、本実施の形態のコンテンツ管理装置は、新たに入力された指定に基づき、上記の一連の動作で保存リストの候補を作成し直し、再度ユーザに通知する。
このような動作を繰返すことにより、ユーザは、通知された保存リストの候補を確認しながら、書込の対象となるコンテンツを収集する際の条件を指定することができる。ユーザの意図した数より多くのコンテンツが保存リストの候補に列挙されている場合、又はユーザの意図しないようなコンテンツが保存リストの候補に列挙されている場合、ユーザは、より厳密な条件に変更するよう指定の変更を行なえばよい。これにより、保存リストの候補に列挙されるコンテンツの精度が高まり、列挙されるコンテンツの数は減る。逆に、コンテンツが少なすぎるとユーザが感じた場合、ユーザは、条件が緩和されるよう、条件の変更を指示すればよい。これにより、変更後の条件に合致するコンテンツが増えるため、保存リストの候補に列挙されるコンテンツの数は増える。
最終的に、保存リストの候補を確定する旨の指示が与えられると、保存リスト作成部602(図16参照)は、保存リストの候補と一時リストとを保存リスト記憶部164内において確定し、それらに列挙されているコンテンツのコンテンツIDを属性情報編集部200に与えて、属性情報の変更を要求する。これら一連の動作によって、ユーザの意図に沿った保存リストが作成されるようになる。なお、通知後、指定を変更する旨の入力がないまま所定の時間が経過したことに応答して、保存リストの候補及び一時リストを保存リスト記憶部164内において確定するようにしてもよい。
上記の第2の実施の形態では、保存リストの候補に列挙される数を変更するために、ユーザが指定の変更を行なった。しかし、本発明はこのような実施の形態には限定されない。コンテンツ管理装置が自動的に条件を変更しながら、保存リストの候補の作成と提示とを行なうようにしてもよい。例えば、保存リストの候補の合計容量が少なかった場合に段階的に条件を緩和しリムーバブルメディア90の容量に近づけるようにしてもよい。具体的には、ユーザがコンテンツのタイトルを用いて条件指定を行なった場合に、又はユーザが代表指定を行なった場合に、保存リスト作成部602が、まず、当該タイトルに基づく保存リストの候補の作成を試みる。その結果、合計容量がリムーバブルメディア90の容量に遠く及ばなかった場合(例えば50%以下であった場合)、タイトルの文字列を1文字短くしたものを書込の対象となるコンテンツが満たすべき条件に用いて、書込の対象となるコンテンツの収集及び保存リストの候補の作成を行なう。この処理を繰返し、タイトルの文字列を0文字としても容量に及ばなかった場合、さらに下位分類を条件から外し、上位分類のみを条件として用いる。このように段階的な条件の緩和と、その条件に合致するコンテンツの収集を行なった結果、収集されたコンテンツのデータ量の合計が、リムーバブルメディア90の容量よりも大きくなった時点で、処理を停止し、その時点で収集された書込の対象を破棄する。そして、その前の回の収集によって得られた結果を採用する。そして、当該採用した書込の対象に基づき作成された保存リストの候補をユーザに対し通知する。これにより、リムーバブルメディア90の容量に応じた量のコンテンツを書込の対象として収集し、ユーザに通知することができる。なお、自動的に条件を変化させながら保存リストの候補の作成及び提示を行なうか否かを、ユーザが選択するようにしてもよい。
なお、ここでは書込の対象を収集する際の条件として用いるタイトルの文字列を1文字単位で変化させたが、条件を変更する方法はこのような方法には限定されない。例えば、タイトルの文字列に対して形態素解析を行ない、形態素を単位としてタイトルの文字列を変化させるようにしてもよい。また、本実施の形態では、上位分類と、下位分類と、タイトルの文字列とを、書込の対象を収集する際の条件として用いたが、条件として用いることのできる情報はこの限りではない。これ以外にも、例えば、出演者等のキーワード、日時、又はファイルサイズを条件として用いるようにしてもよい。また、属性情報を構成する要素のうちユーザにより指定されたものを条件として用いるようにしてもよく、ユーザにとっても好都合である。また、上記の実施の形態では、コンテンツの分類は、上位分類と下位分類の2段階であったが、より細かく階層化された分類を準備し、収集に利用するようにしてもよい。
以上のように、上記の第1及び第2の実施の形態に係るコンテンツ管理装置は、ユーザに代わり、事前に、リムーバブルメディア90に書込可能なコンテンツの組合せを準備して保存リスト化する。保存リストに基づきユーザに提示を行なうことにより、ユーザがいちいちコンテンツの選定を行なわなくても、適切な量のコンテンツがリムーバブルメディア90に書込まれるような組合せでコンテンツを書込むことができる。
リムーバブルメディアの容量をもとに、コンテンツの選定を行なうため、リムーバブルメディアの記憶資源を無駄なく利用できる。コンテンツの属性に基づき、保存リスト化するコンテンツの選定を行なうため、ユーザにとっても分かりやすい組合せで、リムーバブルメディアへのコンテンツの書込みを行なうことができる。
また、保存リストと属性情報とを用いてラベルを作成し、その情報を用いてユーザ通知を行なうため、ユーザがコンテンツを書込んだリムーバブルメディアを識別するのが容易になる。
なお、上記の実施の形態では、属性情報編集部200は、図3に示すコンテンツ管理部160の各機能部からの通知に基づき、属性情報の変更を行なったが、本発明はこのような実施の形態には限定されない。例えば、属性情報編集部200が、操作入力部102から操作信号を受けて、その操作信号にしたがい、属性情報の変更を行なうようにしてもよい。また例えば、インタフェース106を介して外部の装置から属性情報を取得し、逐次更新するようにしてもよい。
なお、保存リストの作成を開始するタイミングは、上記の第1の実施の形態及び第2の実施の形態に例示したものには限定されない。例えば、図3に示す保存リスト作成部202が、保存リストを作成するための一連の動作を定期的に実行するようにしてよい。
保存リスト作成部202及び602は、メディアタイプリスト340に列挙された種類ごとに、保存リスト及びその候補を作成した。しかし、本発明は、このような実施の形態には限定されない。例えば、コンテンツの分類とリムーバブルメディア90の種類との間に予め対応関係を設定しておき、処理対象のコンテンツの分類に応じて、メディアタイプリスト340からその分類に対応するリムーバブルメディア90の種類を選択するようにしてもよい。例えば、エントリ350F〜350Nのように、コンテンツ管理装置によりコンテンツが書込まれたリムーバブルメディアについては、保存リストに基づき、書込済のコンテンツの分類を、対応関係にある分類として設定するようにしてもよい。
また、保存リスト作成部202及び602は、属性情報のうち、種別とタイトルとを用いて、コンテンツの分類を行なった。しかし、本発明は、このような実施の形態には限定されない。コンテンツの分類に用いる属性の値を、適宜変更することも可能である。例えば、同一分類のコンテンツを収集した際に、収集されたコンテンツのデータ量の合計を算出しておき、合計がリムーバブルメディア90の容量に対し少なすぎる場合又は多すぎる場合に、処理対象となるコンテンツの分類を変更してもよい。又は、保存リスト作成部202が、操作入力部102を介してユーザによる指示操作を受けて、当該指示操作にしたがい、処理対象となるコンテンツの分類を選ぶようにしてもよい。
予め属性情報260(320)に基づく分類の広さを、段階的に変更するようにしてもよい。例えば、まず、第一段階として、保存リストにないコンテンツでかつコンテンツ記憶手段に記憶されたコンテンツのうち、種別、番組種別、タイトルのすべてが一致するコンテンツを収集する。所定のリムーバブルメディア1単位分に満たない場合に第二段階として、種別、番組種別が一致するコンテンツを収集する。それでも所定のメディア1単位分に満たない場合には、第三段階として、種別のみが一致するコンテンツを収集する。
また、動画など時間要素を持ったコンテンツに関しては、圧縮又は伸張しながらリムーバブルメディア90に記録することも可能である。例えば、動画に対してレート変換を行なって容量を調節する。保存リストに列挙されたコンテンツが所定のリムーバブルメディア複数単位分に及ぶ場合、整数枚のリムーバブルメディアの合計容量を使い切るようにレート変換を行なうようにしてもよい。なお、この場合には、コンテンツの画質などに目立った影響が出ない範囲でレート変換を行なうと、ユーザにとって好適である。
上記の実施の形態では、コンテンツ処理部118(図2参照)と空き容量監視部208(図3参照)は、消去可能なコンテンツを、コンテンツの録画日時268(図5参照)が古いものから順にコンテンツ記憶部108から消去した。しかし本発明は、このような実施の形態には、限定されない。例えば、公的コンテンツを私的コンテンツに優先して消去するようにしてもよい。又は、容量の大きなコンテンツを容量の小さなコンテンツより優先して消去するようにしてもよい。又は、視聴回数の少ないコンテンツを視聴回数の多いコンテンツより優先して消去するようにしてもよい。また、属性情報の各項目の値を総合して、コンテンツに対し優先順位を付与し、当該優先順位に基づき、消去するコンテンツを決めるようにしてもよい。また、コンテンツを消去する代わりに、コンテンツに圧縮処理を施し、コンテンツのデータ量を削減するようにしてもよい。
図1に示す印刷装置66は、図2に示すメディアドライブ144に内蔵されるよう構成することも可能である。この場合、リムーバブルメディア90へのコンテンツの書込とラベルイメージの印刷とを一連の動作で実行するようにすると好都合である。例えば、図2に示す書込部116及びメディアドライブ144によるリムーバブルメディア90への書込が完了し、メディアドライブ144がリムーバブルメディア90を排出する時に、ラベルイメージ出力部170は、印刷装置66にラベルイメージを出力する。印刷装置66は、当該排出されるリムーバブルメディア90に対し、直接にラベルイメージを印刷する。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
本発明の実施の形態に係るコンテンツ管理装置を含むシステム全体の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るコンテンツ管理装置100の構成を示すブロック図である。 コンテンツ管理部160の機能的構成を示すブロック図である。 取得時の属性情報の一例を示す図である。 属性情報の一例を示す図である。 属性情報の別の一例を示す図である。 メディアタイプ記憶部166に記憶されるメディアタイプリストの一例を示す図である。 保存リスト記憶部164内に格納される情報の一例を示す図である。 メッセージ作成部168により作成されるメッセージの一例を示す図である。 コンテンツ管理装置100の機能を実現するコンピュータの内部構成を示すブロック図である。 1種類のリムーバブルメディア90について保存リストを作成するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 保存リストを用いてコンテンツのリムーバブルメディア90への書込を行なうプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 空き容量の監視とコンテンツの消去を行なうプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 リムーバブルメディアのラベルイメージの一例を示す図である。 書込済のリムーバブルメディア80の装填を求めるメッセージの一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るコンテンツ管理部600の機能的構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態において、ユーザの指示に基づき保存リストを作成するプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
50 システム、60 リモコン、62 外部機器、64 表示装置、66 印刷装置、70 ネットワーク、72 ネットワーク通信機器、74 直接的な通信経路、76 入力機器、78 アンテナ、80 書込済のリムーバブルメディア、90 書込可能なリムーバブルメディア、100 コンテンツ管理装置、102 操作入力部、106 インタフェース、108 コンテンツ記憶部、110 記録部、112 再生部、114 出力部、116 書込部、118 コンテンツ処理部、160,600 コンテンツ管理部、162 属性記憶部、164 保存リスト記憶部、166 メディアタイプ記憶部、168 メッセージ作成部、170 ラベルイメージ出力部、200 属性情報編集部、202,602 保存リスト作成部、204 ユーザ通知処理部、206 書込処理部、208 空き容量監視部、210 再生対象判定部、400 コンピュータ、402 入力装置、404 ネットワーク接続回路、406 放送受信用チューナ、408 コンテンツ入出力装置、410 出力装置、412 CPU、414 バス、416 メモリ、418 不揮発性メモリ

Claims (33)

  1. 所定の第1の記録媒体に格納されたデータ項目の、所定の第2の記録媒体への記録を管理するためのデータ管理装置であって、
    複数のデータ項目を前記第1の記録媒体に格納するための記録手段と、
    前記データ項目の属性情報を記憶するための属性情報記憶手段と、
    前記属性情報に基づき、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための選定手段と、
    前記選定手段により選定されたデータ項目を表す組合せ表を作成するための組合せ表作成手段と、
    所定の条件が充足されたことに応答して、前記組合せ表に基づき、前記第1の記録媒体内のデータ項目と当該データ項目の書込先となる第2の記録媒体とをユーザに対し提示するための提示手段と、
    ユーザからの指示にしたがい、前記第1の記録媒体に格納されたデータ項目を、前記組合せ表に基づいて前記第2の記録媒体に書込むための書込手段とを含む、データ管理装置。
  2. 前記提示手段は、
    前記第1の記録媒体の媒体使用状況を管理し、当該媒体使用状況に基づき前記所定の条件が充足されたか否かを判定するための判定手段と、
    前記判定手段により前記所定の条件が充足されたと判定されたことに応答して、前記組合せ表に基づき、前記第1の記録媒体内のデータ項目と当該データ項目の書込先となる第2の記録媒体とを提示するための手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 前記判定手段は、前記第1の記録媒体の空き容量が所定量を下回るという条件が充足されたか否かを判定するための空き容量判定手段を含む、請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. さらに、前記第1の記録媒体内の前記データ項目に対し、所定のデータ量削減処理を行なうためのデータ量削減手段を含み、
    前記判定手段は、
    前記第1の記録媒体の媒体使用状況を管理し、前記データ量削減手段による処理後の前記第1の記録媒体における空き容量の予測値を算出するための空き容量予測手段と、
    前記予測値が所定量を下回るという条件が充足されたか否かを判定するための手段を含む、請求項2に記載のデータ管理装置。
  5. 前記判定手段は、前記書込手段による前記第2の記録媒体への書込が可能となったか否かを判定するための手段を含む、請求項2に記載のデータ管理装置。
  6. 前記判定手段は、前記組合せ表作成手段により前記組合せ表が作成されたか否かを判定するための手段を含む、請求項2に記載のデータ管理装置。
  7. 前記書込手段は、
    ユーザから、前記組合せ表を用いた書込を指示する入力を受付けるための書込指示受付手段と、
    前記書込指示受付手段が前記指示を受付けたことに応答して、前記組合せ表により示されるデータ項目の各々を前記第1の記録媒体から読出し、前記第2の記録媒体に書込むための手段を含む、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のデータ管理装置。
  8. さらに、前記属性情報をもとに、当該組合せ表における書込先となる前記第2の記録媒体のラベル情報を作成するためのラベル情報作成手段と、
    前記書込むための手段による書込が実行されたことに応答して、前記組合せ表に対応する前記ラベル情報を印刷するための手段とを含む、請求項7に記載のデータ管理装置。
  9. 前記属性情報は、前記データ項目が記録された日時、分類、及びタイトルの少なくとも1の属性を表す情報を含み、
    前記ラベル情報作成手段は、前記属性を表す情報を用いて前記ラベル情報を作成するための手段を含む、請求項8に記載のデータ管理装置。
  10. さらに、当該組合せ表における書込先となる前記第2の記録媒体を特定する媒体情報を作成するための媒体情報作成手段と、
    前記組合せ表及び当該組合せ表に対応する媒体情報からなる、前記第2の記録媒体の管理情報を作成するための管理情報作成手段と、
    前記管理情報を記憶するための管理情報記憶手段と、
    前記管理情報をもとに、前記第2の記録媒体を特定する媒体情報を出力するための出力手段とを含む、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のデータ管理装置。
  11. 前記出力手段は、前記管理情報をもとに、前記第2の記録媒体に書込まれるデータ項目の書込先を検索し、当該検索結果として前記記録媒体を特定する媒体情報を出力するための手段を含む、請求項10に記載のデータ管理装置。
  12. 前記媒体情報作成手段は、前記属性情報をもとに、当該組合せ表における書込先となる前記第2の記録媒体のラベル情報を作成するためのラベル情報作成手段を含む、請求項10に記載のデータ管理装置。
  13. さらに、前記第1の記録媒体に記録されているという第1の条件を充足するデータ項目と、前記第1の記録媒体から消去済でありかつ前記第2の記録媒体に記録済であるという第2の条件を充足するデータ項目とを判別可能に提示するための手段と、
    前記判別可能に提示するための手段による提示に対応して、ユーザがデータ項目を指定したことに応答して、当該指定されたデータ項目が前記第1の条件を充足するデータ項目であるか否かにしたがって、前記指定されたデータ項目を第1の記録媒体内から読出し再生出力する動作と、前記指定されたデータ項目が記録された前記第2の記録媒体の前記媒体情報を提示する動作とを選択的に実行するための手段とを含む、請求項10〜請求項12のいずれかに記載のデータ管理装置。
  14. さらに、前記第1の記録媒体内にある前記書込手段による書込済の前記データ項目に対し、所定のデータ量削減処理を行なうためのデータ量削減手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  15. 前記記録手段は、
    前記データ項目を取得するための取得手段と、
    前記取得手段により取得されたデータ項目を、前記第1の記録媒体に格納するためのデータ格納手段と、
    前記取得手段により取得されたデータ項目の属性情報を準備して前記属性記憶手段に格納するための属性準備手段とを含み、
    さらに、前記属性準備手段により前記属性情報が準備されたことに応答して前記組合せ表が作成されるよう、前記選定手段及び前記組合せ表作成手段を動作させるための手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  16. 前記選定手段は、
    前記属性準備手段により前記属性情報が準備されたことに応答して、当該準備された属性情報に基づき、前記データ項目の選定基準を設定するための手段と、
    前記選定基準に基づき、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む、請求項15に記載のデータ管理装置。
  17. さらに、前記第2の記録媒体の容量を表す容量情報を含む媒体属性情報を記憶するための媒体属性情報記憶手段を含み、
    前記属性情報は、前記データ項目のデータ量を表すデータ量情報を含み、
    前記選定手段は、前記データ項目のデータ量情報及び前記容量情報に基づき、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための容量基準選定手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  18. 前記容量基準選定手段は、選定されたデータ項目のデータ量の合計が前記記録媒体の容量以下となる組合せで、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む、請求項17に記載のデータ管理装置。
  19. 前記容量基準選定手段は、前記第2の記録媒体の容量に対する、前記選定されたデータ項目のデータ量の合計の割合が、所定の基準範囲内の値となる組合せで、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む、請求項17に記載のデータ管理装置。
  20. 前記属性情報はさらに、前記データ項目が記録された日時を表す日時属性情報を含み、
    前記容量基準選定手段は、前記データ項目のデータ量情報及び前記容量情報に基づき前記第2の記録媒体の容量を基準とした組合せで、前記日時属性情報により表される日時の順に、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む、請求項17に記載のデータ管理装置。
  21. 前記属性情報はさらに、前記データ項目の分類を表す分類情報を含み、
    前記選定手段はさらに、前記分類情報を用いて、前記第1の記録媒体に記録されたデータ項目の中から前記選定対象の候補を収集するための手段を含み、
    前記容量基準選定手段は、前記収集するための手段が収集したデータ項目の中から、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を選定するための手段を含む、請求項17に記載のデータ管理装置。
  22. 前記選定手段は、
    前記属性情報をもとに、前記第1の記録媒体内のデータ項目を分類するための分類手段と、
    前記分類手段による分類から処理対象の分類を選択するための分類選択手段と、
    前記第1の記録媒体内のデータ項目のうち前記選択するための手段により選択された処理対象の分類に属するデータ項目から、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を選定するための手段とを含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  23. 前記属性情報は、前記データ項目の入手経路、前記データ項目のデータ形式、前記データ項目の公私種別、及び前記データ項目のタイトルの少なくとも1の属性を表す情報を含み、
    前記分類手段は、前記属性を表す情報をもとに、前記第1の記録媒体内のデータ項目を分類するための手段を含む、請求項22に記載のデータ管理装置。
  24. 前記記録手段は、
    前記データ項目を取得するための取得手段と、
    前記取得手段により取得されたデータ項目を、前記第1の記録媒体に格納するためのデータ格納手段と、
    前記取得手段により取得されたデータ項目の属性情報を準備して前記属性記憶手段に格納するための属性準備手段とを含み、
    前記分類選択手段は、
    前記取得されたデータ項目の属性情報をもとに、当該データ項目が属する分類を、前記処理対象の分類として選択するための手段を含む、請求項22に記載のデータ管理装置。
  25. さらに、前記データ項目の選定基準に関する指定情報の入力を受け付けるための手段を含み、
    前記選定手段は、前記指定情報の入力に応答して、当該指定情報及び前記属性情報に基づき、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための指定データ項目選定手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  26. 前記指定情報は、記録の対象となるべきデータ項目の条件を表す条件指定情報を含み、
    前記指定データ項目選定手段は、前記条件指定情報の入力に応答して、当該条件指定情報により表される条件及び前記属性情報に基づき、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む、請求項25に記載のデータ管理装置。
  27. 前記指定情報は、記録の対象となるべき代表的なデータ項目を例示する代表指定情報を含み、
    前記指定データ項目選定手段は、前記代表指定情報の入力に応答して、当該代表指定情報により例示されたデータ項目の属性、及び前記属性情報に基づき、前記第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む、請求項25に記載のデータ管理装置。
  28. さらに、前記第1の記録媒体に記録されたデータ項目を出力するためのデータ項目出力手段と、
    前記データ項目出力手段による前記データ項目の出力履歴をとり、当該出力履歴をもとに前記属性情報を準備して前記属性記憶手段に格納するための手段とを含み、
    前記選定手段は、前記データ項目のデータ量情報及び前記出力履歴に基づき、前記データ項目の選定を行なうための手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  29. 前記データ項目出力手段は、ユーザからの指示にしたがい、前記第1の記録媒体内のデータ項目を再生出力するための手段を含む、請求項28に記載のデータ管理装置。
  30. 前記選定手段は、前記属性情報に基づき、前記第2の記録媒体に記録可能な複数通りの組合せで前記第1の記録媒体内のデータ項目の選定を行なうための手段を含み、
    前記組合せ表作成手段は、前記選定手段により選定されたデータ項目を表す組合せ表を前記複数通りの組合せごとに作成するための手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  31. 前記第2の記録媒体は複数種類存在し、
    前記データ管理装置はさらに、複数種類の前記第2の記録媒体に対応する複数の媒体属性情報を記憶するための手段を含み、
    前記選定手段は、前記属性情報及び前記複数の媒体属性情報に基づき、前記複数種類の第2の記録媒体ごとに、当該第2の記録媒体への記録の対象となるデータ項目を、前記第1の記録媒体内に格納されたデータ項目の中から選定するための手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  32. コンピュータにより実行されると、当該コンピュータを請求項1〜請求項31のいずれかに記載のデータ管理装置として動作させる、コンピュータプログラム。
  33. 請求項32に記載のコンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読取可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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