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JP2006347730A - 用紙搬送装置 - Google Patents

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JP2006347730A JP2005178126A JP2005178126A JP2006347730A JP 2006347730 A JP2006347730 A JP 2006347730A JP 2005178126 A JP2005178126 A JP 2005178126A JP 2005178126 A JP2005178126 A JP 2005178126A JP 2006347730 A JP2006347730 A JP 2006347730A
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Akinori Matsuno
昭典 松野
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Abstract

【課題】搬送される用紙の跳ねを確実に抑制できて、用紙を安定して搬送する。
【解決手段】本用紙搬送装置5では、用紙搬送路12に、用紙を搬送するために回転する送りローラ15と、この送りローラ15と対をなす従動送りローラ16とが設けられている。従動送りローラ16と送りローラ15との間に、用紙の幅方向の中央寄り部分を挟んで送る。一対の従動送りローラ16の一対の支軸19には、搬送される用紙の幅方向の端部を案内するための一対のガイド21が、回動自在に支持されている。ガイド21は、傾斜面に形成された第2のガイド面26で用紙と摺接し、搬送される用紙の端部の跳ねを確実に抑制する。一対のガイド21と一対の従動送りローラ16とは、軸方向Sに沿って、所定の間隔を開けて並び、用紙を安定して搬送し、用紙の傾き等を抑制する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、複写機等に設けられて用紙を搬送する用紙搬送装置に関する。
用紙搬送装置では、例えば、用紙を搬送するための搬送路が一対の区画部材の間に区画され、この搬送路に沿って用紙を送るために互いに対向する一対のローラが設けられている。一方のローラが駆動されて回転すると、これに連動して他方のローラが回転する。用紙は、これら一対のローラの間に通されて送られる。
用紙が一対のローラの間を通過すると、通過した用紙が跳ねて、ローラの近傍にある区画部材に当たることがある。その結果、異音が発生することがある。
そこで、用紙の跳ねの発生を抑制するために、用紙を押さえる押さえ部材を有する用紙搬送装置がある(例えば、特許文献1,2参照。)。
特許文献1では、押さえ部材は、用紙に接触可能な複数の板ばねであり、用紙の搬送方向について、ローラよりも下流側の位置にローラから離れて配置されるとともに、用紙の幅方向について複数が並んで配置されている。
特許文献2では、押さえ部材は、用紙に接触可能な板ばねであり、用紙の搬送方向について、ローラに近接して配置されるとともに、用紙の幅方向について用紙の中央部に対応する位置に配置されている。
実開平1−70746号公報 特開平10−232567号公報
しかし、特許文献1では、押さえ部材は、一対のローラから搬送方向に離れているので、用紙の跳ねを抑制できないことがある。
特許文献2では、押さえ部材は、用紙の幅方向の中央部に接しているので、用紙の跳ねが生じ易い幅方向の端部を押さえることができず、跳ねを抑制できないことがある。
そこで、この発明の目的は、用紙の跳ねを確実に抑制できる用紙搬送装置を提供することである。
本発明の用紙搬送装置は、用紙搬送路に設けられ、用紙を搬送するために回転する送りローラと対をなし、送りローラとの間で用紙を挟んで送りローラの回転に伴って従動回転する従動送りローラと、上記従動送りローラの軸方向に沿って、従動送りローラと所定の間隔を開けて並び、搬送される用紙の端部を案内するためのガイドとを有し、上記ガイドは、搬送方向の下流側に向かうにしたがって用紙搬送路へ斜めに突出するような傾斜面に形成されたガイド面を有することを特徴とする。
本発明によれば、ガイドが、搬送方向について送りローラおよび従動送りローラの近傍において、搬送される用紙の幅方向(搬送方向に直交する方向に相当する。)の端部に接触できるので、用紙の端部の跳ねを確実に抑制することができる。その結果、異音の発生を抑制することができる。また、用紙の幅方向の端部をガイドにより案内し、送りローラおよび従動送りローラにより用紙の幅方向の中央寄り部分を安定して搬送することが可能となる。従って、用紙が傾くこと、用紙の端部が耳折れすること等の発生を抑制することができる。
また、本発明において、上記ガイドは、上記従動送りローラを回転自在に支持するための支軸に、回動自在に保持されているようにしてもよい。
この構成では、ガイドが回動することにより、用紙がガイドに接触するときの衝撃を緩和できるので、異音の発生をより一層抑制することができる。ガイドを回動自在に保持するために、従動送りローラ用の支軸を兼用できるので、構造を簡素化できる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、用紙搬送装置が、画像形成装置としての複写機に適用される場合に則して説明するが、画像形成装置としては、プリンタ、ファクシミリ等であってもよい。
図1は、複写機の用紙搬送装置を示す概略構成図であり、複写機の他の部分については模式的に図示されている。
画像形成装置1は、原稿画像を読み取り画像データを得るための画像読取部2と、この画像読取部2により得られる画像データに基づき画像を用紙に形成する画像形成部3と、この画像形成部3へ用紙供給部4から用紙を搬送する用紙搬送装置5とを有している。
用紙供給部4は、用紙を積層状態で収容している。用紙は、画像形成部3での画像形成のタイミングに合わせて、用紙供給部4から一枚ずつ繰り出されて、画像形成部3に送られる。
画像形成部3では、像担持体としての感光体ドラム6を回転させつつ、感光体ドラム6の外周面をメインチャージャ7により均一に帯電する。これとともに、画像データに応じたビーム光を光学部8により発生させて、感光体ドラム6を露光し、感光体ドラム6の外周面に、画像データに応じた所望の画像を結像させて静電潜像を形成する。この静電潜像を現像装置9によりトナー像に顕像化する。トナー像は、用紙供給部4から送られた転写材としての用紙に転写部10により転写される。トナー像が転写された用紙は、定着部11に送られて、トナー像が用紙に加熱定着される。その後、用紙は機外に排出される。
用紙搬送装置5は、用紙供給部4から繰り出された用紙を、画像形成のタイミングに合わせて画像形成部3に送る。図1には用紙の搬送経路を一点鎖線で図示している。
用紙搬送装置5は、用紙供給部4から画像形成部3へ用紙を送るための用紙搬送路12を区画する第1および第2の区画部材13,14を有し、用紙搬送路12に沿って用紙を送るための対をなす送りローラ15および従動送りローラ16を有し、これらのローラ15,16により送られた用紙を画像形成のタイミングに合わせて画像形成部3に送るための一対のレジストローラ17,18を有している。用紙は、搬送方向Hとしての上下方向に概ね沿うようにして、下から上へ向けて搬送される。搬送方向Hについて、一対のレジストローラ17,18よりも上流側に、一対のローラ15,16と、第1および第2の区画部材13,14とが配置されている。
第1および第2の区画部材13,14は、互いに対向して配置されている。第1および第2の区画部材13,14の間には、用紙搬送路12としての隙間が開けられている。用紙搬送路12では、用紙の両面が、対応する第1および第2の区画部材13,14とそれぞれ対向している。
送りローラ15は、その中心軸線15aの回りに回動可能であり、第1の区画部材13に支持されていて、駆動源としての電動モータ(図示せず)と駆動可能に連結されている。この駆動側の送りローラ15は、用紙を搬送するために駆動されて回転する。
従動送りローラ16は、支軸19を介して第2の区画部材14に支持されていて、従動送りローラ16の中心軸線16a(支軸19の中心軸線に相当する。)の回りに回動自在である。従動送りローラ16は、対をなすローラ15,16同士が互いに対向する方向について、送りローラ15に対して変位可能に支持されるとともに、送りローラ15へ向けてばね等の付勢部材(図示せず)により付勢されている。
送りローラ15の中心軸線15aと、従動送りローラ16の中心軸線16aとは、互いに平行に配置されている。これらの中心軸線15a,16aは、搬送方向に直角に交差する方向と平行であり且つ搬送される用紙の面に沿う方向に延びている。また、中心軸線15a,16aが延びる方向(軸方向Sともいう。軸方向Sは図1の紙面垂直方向である。)は、搬送される用紙の幅方向に相当する。
従動送りローラ16と、駆動側の送りローラ15とは、ニップ部で互いに接している。この一対のローラ15,16のニップ部が用紙搬送路12に配置されている。
駆動側の送りローラ15が回転し、これに連動して従動送りローラ16が回転すると、用紙は、従動送りローラ16と送りローラ15との間に通されて、従動送りローラ16のニップ部と送りローラ15のニップ部との間に挟まれて、一対のレジストローラ17,18へ送り出される。
一方のレジストローラ17は、第1の区画部材13に回動可能に支持されていて、駆動源としての電動モータ(図示せず)に駆動可能に連結されている。他方のレジストローラ18は、第2の区画部材14に回動自在に支持されている。一対のレジストローラ17,18は、上記軸方向Sに平行に延びていて、互いに対向して配置されている。
一対のレジストローラ17,18は、画像形成のタイミングに合わせて回転を開始する。回転が開始されるまでに、用紙の搬送方向下流側の端部は、一対のレジストローラ17,18に当接している。一対のレジストローラ17,18が回転することにより、その間に用紙が挟まれて、用紙が感光体ドラム6と転写部10との間へ送り出される。
本実施形態では、第2の区画部材14と、従動側のレジストローラ18と、従動送りローラ16とは、ユニット20をなしている。
図2は、ユニット20の斜視図である。図2と図1を参照する。
ユニット20は、単一の第2の区画部材14と、単一の従動側のレジストローラ17,18と、2つの従動送りローラ16とを有している。
本実施形態では、ユニット20は、搬送される用紙Pの幅方向の端部P1を案内できる一対のガイド21を有している。
ガイド21は、用紙Pの幅方向の対応する端部P1に摺動可能に接触することにより、端部P1を案内し、これにより用紙Pが跳ねることを防止する。ガイド21は、用紙Pが送りローラ15および従動送りローラ16のニップ部に挟まれた状態から離れた直後に用紙が跳ね易いので、搬送方向Hについて、従動送りローラ16のニップ部に対応する位置およびこの位置に近接した位置に配置されている。また、幅方向の用紙Pの端部P1が跳ね易い傾向にあるので、ガイド21は、幅方向についての用紙Pの端部P1に対応する位置に配置されている。
一対のガイド21の間に、一対の従動送りローラ16が配置されている。一対のガイド21と、一対の従動送りローラ16とは、従動送りローラ16の軸方向Sに沿って並んで配置され、互いの間に所定間隔を開けて配置されている。一対の従動送りローラ16の間の距離は、一対のガイド21の間の距離の半分から4分の1の範囲の値、例えば3分の1の値である。
用紙の幅方向について、一方のガイド21は、搬送される用紙Pの幅方向の一方の端部P1に対向する位置に配置され、この端部に接触して案内することができる。他方のガイド21は、搬送される用紙Pの幅方向の他方の端部P1に対向する位置に配置され、この端部P1に接触して案内することができる。一対の従動送りローラ16は、搬送される用紙Pの幅方向の中央寄りの所定部P2に対向する位置に配置されていて、この所定部P2は、用紙Pの幅方向の両端部P1の間にある部分である。本実施形態では、所定部P2は搬送される用紙Pの幅方向の中央部に隣接する一対の部分である。この一対の部分は、用紙の幅方向の中央部を避け且つ中央部を挟んだ両側にある部分である。一対の従動送りローラ16は、対応する送りローラ15との間に用紙の所定部P2を挟んで送ることができる。
また、ユニット20は、用紙の幅方向について概ね左右対称に構成されている。すなわち、対称軸は、用紙の幅方向についての用紙搬送路12の中央位置を通り搬送方向Hに沿う直線である。この直線に対して線対称になるように、一対のガイド21が配置されている。また、上述の線対称になるように、一対の従動送りローラ16が配置されている。また、上述の線対称になるような形状に、第2の区画部材14が形成されている。
第2の区画部材14は、搬送方向Hについて上流側から下流側へと順に並ぶ第1、第2および第3の部分22,23,24を有している。
第2の部分23には、凹部が形成されている。この凹部内に、一対の従動送りローラ16および一対のガイド21が配置されている。一対の従動送りローラ16のニップ部および一対のガイド21のガイド面は、凹部から用紙搬送路12に臨んで配置されている。
第2の部分23は、複数のリブ23a(一部のみ図示。)を有している。各リブ23aは、一対の従動送りローラ16および一対のガイド21を避けた位置に配置されて、搬送方向Hに沿って延びている。リブ23aの先端部は、面状の第1および第3の部分22,24を連続してつないでいて、第1および第3の部分22,24とともに、用紙搬送路12を区画している。
一対の従動送りローラ16は、互いに独立して回転できるように、一対の支軸19に回転自在にそれぞれ取り付けられている。また、一対の支軸19は、互いに独立して変位できるようにして、第2の区画部材14に回動自在にそれぞれ支持されている。
図3は、図2の上側に図示された一方のガイド21と一方の従動送りローラ16と一方の支軸19との斜視図である。図2と図3を参照する。
一方のガイド21は、一方の支軸19に嵌合して取り付けられていて、支軸19の中心軸線の回りに支軸19に対して回動自在である。従って、一方のガイド21と、一方の従動送りローラ16とは、一方の支軸19の中心軸線の回りに相対回動自在とされている。また、一方のガイド21は、一方の支軸19を介して、一方の従動送りローラ16に連結されている。一方のガイド21は、用紙搬送路12内へ向けての一方の従動送りローラ16の変位に追従して連動し、この変位と同様に変位することができる。
一方のガイド21と一方の支軸19と一方の従動送りローラ16と同様に、他方のガイド21と他方の支軸19と他方の従動送りローラ16とは、構成されている。
また、一対のガイド21は、互いに独立して変位可能であり且つ互いに独立して回動可能である。また、一対のガイド21は、互いに同じ形状に形成されている。以下では、一方のガイド21を中心に説明する。
ガイド21は、用紙搬送路12に臨む部分に、用紙の幅方向についての用紙Pの端部P1に摺接してこの端部P1を案内可能な第1、第2および第3のガイド面25,26,27を有している。各ガイド面25,26,27は、用紙の幅方向に所定長さで形成されている。
第1のガイド面25は、相対的に搬送方向Hの上流側にあり、ユニット20に組付けられた状態では、搬送方向Hについて従動送りローラ16のニップ部よりも上流側に位置している。第1のガイド面25は、断面円弧状の凸湾曲したR面に形成されている。
第2のガイド面26は、第1のガイド面25よりも搬送方向Hの下流側に配置されていて、平坦面に形成されている。第2のガイド面26は、ユニット20に組付けられた状態で、搬送方向Hについて、従動送りローラ16のニップ部の近傍位置から下流側へ向けて、一方向に沿って真直に所定長さで延びている。第1および第2のガイド面25,26は、互いに連続して滑らかに接続されている。
第2のガイド面26は、用紙がニップ部で挟まれている間およびニップ部から離れた直後において、この用紙に接触して案内できるので、用紙の搬送状態を安定化できる。
第2のガイド面26は、搬送方向Hの下流側に向かうにしたがって、用紙搬送路12へ斜めに突出するような傾斜面に形成されている。軸方向Sに垂直な断面において、第2のガイド面26は、搬送方向Hの下流側にある部分であるほどに、当該部分と支軸19の中心軸線との距離が長くされている。第2のガイド面26は、以下のような下流側部分26aを含んでいる。すなわち、軸方向Sに垂直な断面において、搬送方向Hについての同じ位置で比較して、第2のガイド面26の上記下流側部分26aと支軸19の中心軸線との距離が、第2の区画部材14の表面と支軸19の中心軸線との距離と、ほぼ等しいか、この距離よりも長くされている。
第3のガイド面27は、第2のガイド面26よりも搬送方向Hの下流側に配置されていて、断面円弧状の凸湾曲したR面に形成されている。第2および第3のガイド面26,27は、互いに連続して滑らかに接続されている。
図4は、用紙搬送装置5の要部の断面図であり、主に、ガイド21を示す。図5は、用紙搬送装置5の他の要部の断面図であり、主に送りローラ15と従動送りローラ16を示す。図4および図5を参照する。
ガイド21は、支軸19の回りの回動角度範囲を規制する第1および第2の規制部28,29を有している。第1の規制部28は、第2の区画部材14の凹部に設けられた第1の当接部30と当接することにより、ガイド21の回動角度範囲の一方の端を規制し、ガイド21が一方向(図4で時計回り方向)に回動するのを規制する。第2の規制部29は、第2の区画部材14の凹部に設けられた第2の当接部31と当接することにより、ガイド21の回動角度範囲の他方の端を規制し、ガイド21が他方向に回動するのを規制する。このようにガイド21が回動することにより、第2のガイド面26の端部である下流側部分26aがリブ23aの先端よりも用紙搬送路12内に一時的に突出可能である。
また、第1の区画部材13は、一対のガイド21に対向する平面状の案内部を有している。また、駆動側の送りローラ15は、従動送りローラ16に対向した位置に配置されて、対応する従動送りローラ16と幅方向についてほぼ同じ長さで形成されている。
図1および図2を参照して、本実施形態の用紙搬送装置5では、用紙供給部4から用紙搬送路12を一枚ずつ搬送されてきた用紙は、搬送方向Hの下流側の端部にある幅方向の両端部P1において、先ず、ガイド21の第1のガイド面25により案内される。用紙が、搬送方向Hの上流側の端部にある幅方向の中央の所定部P2において、駆動側の送りローラ15と従動送りローラ16とのニップ部の間に挟まれる。両ローラ15,16の回転に伴って送られる。
次に、図4および図5を参照して、用紙が、搬送方向Hの上流側端部にある幅方向の中央の所定部が、送りローラ15および従動送りローラ16のニップ部同士から離れ、所定距離を搬送される。この間、用紙は、搬送方向Hの上流側端部にある幅方向の端部において、ガイド21の第2のガイド面26により案内されながら送られる。ガイド21は、用紙の動き(跳ね)に追従しながら、支軸19との間に摩擦を伴って回動することにより、用紙の跳ねを減衰させつつ、用紙を安定して案内することができる。
このように本発明の実施形態によれば、ガイド21が、搬送方向Hについて送りローラ15および従動送りローラ16の近傍において、搬送される用紙Pの端部P1に接触できるので、用紙の端部の跳ねを確実に抑制することができる。その結果、異音の発生を抑制することができる。
また、用紙の幅方向について、用紙の両端部を一対のガイド21により案内し、用紙の中央寄りの所定部のみを送りローラ15および従動送りローラ16により挟むようにしている。その結果、用紙を安定して搬送することが可能となる。従って、用紙が傾くこと、用紙の端部が耳折れすること、搬送時に用紙にしわが生じること等の不具合の発生が抑制される。
すなわち、用紙の幅方向の端部が一対のローラ15,16で挟まれる場合には、ローラによる送り力や摩擦力が、大きなモーメントとして用紙に作用する傾向にある。その結果、用紙に傾きが生じ易くなったり、用紙にしわが生じ易くなったりする。これに対して、用紙の幅方向の中央寄りの所定部のみを一対のローラ15,16で挟む場合には、上記モーメントが小さくて済むので、用紙に傾きが生じ難く、しわが生じ難くなる。また、一対の従動送りローラ16が、用紙の幅方向の中央部を挟んで対称に配置される場合には、上記モーメントの少なくとも一部を相殺することができる。
また、ガイド21が回動して変位自在であり、より好ましくは、摩擦を伴って変位自在であることにより、弾性的に変位可能なガイド(図示せず)に比べて、用紙がガイド21に接触するときの衝撃を緩和でき、異音の発生をより一層抑制することができる。
また、ガイド21を支軸19に取り付けることにより、ガイド21を回動自在に保持するために、従動送りローラ16用の支軸19を兼用できるので、構造を簡素化できる。
また、ガイド21の第2のガイド面26が、上述の傾斜面に形成され、且つガイド21が支軸19に回動自在に支持されている。これにより、支軸19を介して従動送りローラ16に連動してガイド21を変位させることができる。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
従動送りローラ16は、3つ以上または単一で設けられる場合も考えられる。また、従動送りローラ16は、対応する送りローラ15との間に用紙の所定部P2として用紙の幅方向の中央部を挟んで送る場合も考えられる。
ガイド21は、3つ以上を設けてもよい。また、単一のガイド21のみを設け、このガイド21により用紙の幅方向の一方の端部のみを案内することも考えられる。
ガイド21を回動自在に支持するための構成は、特に限定されない。例えば、従動送りローラ16は支軸19に一体回動可能に取り付けられて、支軸19が回動自在に第2の区画部材14に支持されている場合がある。また、従動送りローラ16は、第2の区画部材14に固定された支軸19の回りに回動自在に嵌合されている場合もある。従って、ガイド21は、従動送りローラ16を回転自在に支持するための支軸19に、回動自在に保持されていればよい。さらに、ガイド21を回動自在に支持するための専用の支軸(図示せず)を設けてもよい。
また、第2のガイド面26は、湾曲した傾斜面に形成されてもよい。また、第2のガイド面26は、搬送方向Hの下流側に向かうにしたがって用紙搬送路12に一時的に突出可能な傾斜面に形成されたが、これには限定されず、例えば、ガイド21の回動位置にかかわらず搬送方向Hの下流側に向かうにしたがって用紙搬送路12に常時突出するような傾斜面に形成されていてもよい。要は、ガイド21は、搬送方向の下流側に向かうにしたがって用紙搬送路12に突出するような傾斜面に形成されたガイド面としての第2のガイド面26を有していればよい。
用紙搬送装置5としては、互いに異なるサイズの複数種の用紙を搬送してもよい。この場合、各サイズの用紙の幅方向の中央部が、用紙搬送路12の幅方向の中央位置を通るようにしてもよい。また、各サイズの用紙の幅方向の一方の端部が、用紙搬送路12の幅方向の一方の端部に沿って搬送されるようにしてもよい。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の一実施形態の用紙搬送装置を含む複写機の概略構成図であり、複写機の他の部分については模式的に図示されている。 図1に示すユニットの斜視図である。 図2に示すガイドと従動送りローラと支軸との斜視図である。 図1の用紙搬送装置の要部の断面図であり、主にガイドを示す。 図1の用紙搬送装置の他の要部の断面図である。
符号の説明
5…用紙搬送装置
12…用紙搬送路
15…送りローラ
16…従動送りローラ
19…支軸
21…ガイド
26…第2のガイド面(ガイド面)
H…搬送方向
P…用紙
P1…用紙の端部
S…(従動送りローラの)軸方向

Claims (2)

  1. 用紙搬送路に設けられ、用紙を搬送するために回転する送りローラと対をなし、送りローラとの間で用紙を挟んで送りローラの回転に伴って従動回転する従動送りローラと、
    上記従動送りローラの軸方向に沿って、従動送りローラと所定の間隔を開けて並び、搬送される用紙の端部を案内するためのガイドとを有し、
    上記ガイドは、搬送方向の下流側に向かうにしたがって用紙搬送路へ斜めに突出するような傾斜面に形成されたガイド面を有することを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 請求項1に記載の用紙搬送装置において、
    上記ガイドは、上記従動送りローラを回転自在に支持するための支軸に、回動自在に保持されていることを特徴とする用紙搬送装置。
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