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JP2006347303A - シート格納装置 - Google Patents

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JP2006347303A
JP2006347303A JP2005174764A JP2005174764A JP2006347303A JP 2006347303 A JP2006347303 A JP 2006347303A JP 2005174764 A JP2005174764 A JP 2005174764A JP 2005174764 A JP2005174764 A JP 2005174764A JP 2006347303 A JP2006347303 A JP 2006347303A
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seat back
rotation
handle
seat
gear
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JP2005174764A
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English (en)
Inventor
Toshibumi Nishioka
俊文 西岡
Naohiro Imaoka
直浩 今岡
Osamu Kubota
収 窪田
Shinya Matsumoto
慎弥 松本
Kazuo Hanaki
和郎 花木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

【課題】
この発明は、この発明は、リヤハッチ開口部からの操作により、シートバックの着座位置と、前倒され折り畳まれた前伏位置との間で、シートバックを任意の傾斜角に調節、保持できるようにし、活用形態に応じてシートバックの状態を容易に変更することができるシート格納装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
リヤハッチ開口部3からのハンドル51の回転操作により、シートバック1aの着座位置と前伏位置との間で、シートバック1aを任意の傾斜角に調節、保持するものであって、第1、第2ウォーム53、54および第1、第2ウォームホイール55、56は、ハンドル51からの回転力の入力がない限り、現在のシートバック1aの傾斜角度を保持する。ハンドル51からの回転力の入力の有無に応じて、シートバック回転軸52に対して回転力を出力する状態と、現在のシートバック1aの傾斜角を保持する状態とを有する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、リヤハッチと、荷室フロアとを有する車両における、後席シートバックが前倒可能なシート格納装置に関する。
従来より、シート後方の荷室後端部の後部リヤハッチ近傍に操作部を配設し、操作部を操作することにより、カムに設けられている切欠に挿入係止されていた車体側のストライカがレリーズケーブルを介して開放され、シートバックを倒置可能な状態にするものが知られている(特許文献1参照)。
さらに、前記特許文献1に開示の技術では、前記操作部の操作によりストライカが開放されると、シートバックの下方部で回動軸のまわりに設けられたスプリングの付勢により、シートバックは回動軸を中心として前方へ回動させることができるため、リヤハッチ開口部からの遠隔操作によりシートバックを前倒することが出来、操作性が良いとしている。
特開2003−118456号公報
ところで、前記特許文献1にも開示されているような車両のシートバックは、上述したようにシートバックを前倒した後、その背面部を荷物の載置面として活用される他、例えば、起立状態にあるシートバックにおいても、シート後方の荷室に積み込んだ荷物の載置状態を安定させるために、シートバック背面部に荷物をもたれさせるべく活用されることもある。この場合、荷物の形状、種類等によってシートバック背面部へもたれる状態にはそれぞれ違いがあるため、その荷物に応じて傾斜角を適宜調節できるものが好ましい。
しかしながら、従来においては、シートバックを、前倒された前伏位置と着座位置との間で任意の傾斜角に調節することは困難であり、前記特許文献1に開示のものは、シートバックの前倒するにあたっての操作は可能であるが、シートバックの傾斜角を調節するための構成を備えたものではない。
また、シートバックの傾斜角の調節を行えるものを想定した場合、車両後方からの荷物の積み込み作業と併せてシートバックの傾斜角の調節を行う際には、該調節のための操作も車両後方から行えることが作業効率等からすれば好ましい。
この発明は、リヤハッチ開口部からの操作により、シートバックの着座位置と、前倒され折り畳まれた前伏位置との間で、シートバックを任意の傾斜角に調節、保持できるようにし、シートバックの活用形態に応じてその状態を容易に変更することができるシート格納装置を提供することを目的とする。
この発明のシート格納装置は、リヤハッチと、荷室フロアとを有する車両における、後席シートバックが前倒可能なシート格納装置であって、上記シートバックを前後に傾動可能に支持するシートバック回転軸と、上記荷室側壁部に配置され、上記シートバック回転軸に付与する回転力を入力する回転入力手段と、該回転入力手段により入力された回転力を上記シートバック回転軸に伝達する回転伝達部材と、上記回転伝達部材により伝達された回転力を、上記シートバック回転軸に対して出力する回転出力手段とを備え、該回転出力手段は、上記回転力の入力の有無に応じて、上記シートバック回転軸に対して回転力を出力する状態と、現在のシートバック傾斜角を保持する状態とを有することを特徴とする。
この構成によれば、リヤハッチ開口部からシートバックに直接手が届かなくても、車両後方からの作業者の回転入力操作により、シートバックの着座位置と、前倒され折り畳まれた前伏位置との間で、シートバックを任意の傾斜角に調節、保持することができる。
この発明の一実施態様においては、前記回転入力手段は、ハンドル軸を中心に回転操作が可能なハンドルと、該ハンドル軸の他端に取付けられた第1歯車とを有し、前記回転伝達部材は、上記第1歯車に歯合する第2歯車を一端部に備え、車両前後方向に延びる長尺体であり、該長尺体の他端部は、前記シートバック回転軸に対して、回転入力手段からの回転力を伝達可能に係合されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1歯車と第2歯車との歯合において、適宜の回転数比を設定することにより回転を減速させることが可能になるため、ハンドルの操作に必要な力を低減させることができるとともに、回転伝達部材を車両前後方向に延びる長尺体とすることにより、装置の設置スペースを小さくすることができる。
この発明の一実施態様においては、前記第1歯車、第2歯車を各々ウォーム、ウォームホイールとするとともに、前記シートバック回転軸の一端部にウォームホイールを固着し、前記長尺体の他端部には、上記シートバック回転軸の一端部に固着されたウォームホイールと歯合するウォームを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、各ウォームとウォームホイールとの歯合により、回転を減速させることが可能になるため、ハンドルの操作に必要な力を低減させることができる。さらに、ウォームからウォームホイールへの回転力は伝達されてシートバック回転軸への回転力の出力が可能になる一方、ウォームホイールからウォームへの回転力の伝達は阻止されるため、シートバック側から回転力を付与しようとしても、ハンドル側が回転しないので、シートバックが保持状態から傾動することを確実に防止することができる。
また、シートバックを前方へ傾動させ前倒させる方向、シートバックを後方に傾動させ起立させる方向のいずれにおいてもハンドル操作によりシートバックの傾斜角を調節可能とすることができ、シートバックが傾動する際の角速度をも任意にすることができる。従って、特に、シートバックを前倒させる方向においては、シートバックの前伏位置への位置決めを静かに行うことができる。
この発明の一実施態様においては、前記回転入力手段のハンドルは、前記荷室側壁部の略鉛直部分に取付けられ、該荷室側壁部に沿って車両前後方向に回転可能とされ、ハンドルの操作向きとシートバック傾動の向きが一致することを特徴とする。
この構成によれば、シートバックを傾動させる操作を行う際の、ハンドル回転方向を直感的に判断できる。
この発明の一実施態様においては、前記回転伝達部材は、前記荷室側壁部に沿って配索され、荷室側壁トリムに隠蔽されたことを特徴とする。
この構成によれば、回転伝達部材等を、荷室に載置された荷物から保護することができるとともに、荷室空間における見栄えに影響を与えることがない。
この発明の一実施態様においては、前記シートバックを前倒させる方向に付勢する付勢手段と、前記回転出力手段における、現在のシートバック傾斜角の保持状態を解除する保持状態解除手段とを備え、前記荷室側壁部には、上記保持状態解除手段の保持状態解除動作を操作する操作手段を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、リヤハッチ開口部からの遠隔操作で回転出力手段によるシートバック傾斜角の保持状態を解除することにより、シートバックを前倒させる方向では、付勢手段により回転操作を伴わずして一気にシートバックを前倒させることができる。
この発明によれば、リヤハッチ開口部からシートバックに直接手が届かなくても、車両後方からの作業者の回転入力操作により、シートバックの着座位置と、前倒され折り畳まれた前伏位置との間で、シートバックを任意の傾斜角に調節、保持することができるため、例えば、起立状態にあるシートバック背面部に荷物をもたれさせる場合、荷物の形状、種類に応じて傾斜角を適宜調節できる。
従って、シートバック背面部を荷物の載置面とする場合のみならず、シートバックの活用形態に応じてその状態を容易に変更することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1、図2は、この発明の実施形態に係るシート格納装置全体を示す斜視図、側面図であり、車室内にはフロントシート(不図示)、その後方には、図1、図2に示すようにリヤシート1が備えられ、さらにその後方に荷室フロア2を床面とする荷室が設けられている。また、荷室の後端部には、荷室への荷物積み下ろしのためリヤハッチ開口部3が設けられている。
車両の荷室の後端部に設けられたリヤハッチ開口部3近傍の、荷室側壁パネル4に沿って設けられた荷室側壁トリム4aには、後述するシート格納装置5を構成するハンドル51が配設され、リヤシート1のシートバック1aの側方下部には、シートバック1aの前後方向の傾動を可能にするためのシートバック回転軸52が配設されている。ハンドル51は、ハンドル軸51aを中心にして車両前後方向に回転可能な(ハンドル51先端が回転に伴って前後方向の移動が可能な)棒状体であり、荷室側壁トリム4aの略鉛直部分に取付けられている。また、ハンドル軸51aの端部には作業者が操作し易いようにグリップ部51bが取付けられている。
ここで、リヤシート1の位置は、着座位置におけるシートクッション1bの先端が、図2に示すフロアパネル6のフロア高さが変わるキックアップ部6aの上方に位置するように配置されている。また、シート1の不使用時には、前記シートバック回転軸52を中心にして前方に傾動することにより、シートバック1aが前倒され、二点鎖線にて示すようにシートクッション1b側に折り畳まれるようになっている。
さらに、リヤシート1は、前記シートバック1aに着脱自在に取付けられたヘッドレスト1cを備えている。
シート格納装置5は、主に、ハンドル51、シートバック回転軸52の他、第1、第2ウォーム53、54、第1、第2ウォームホイール55、56、伝達ワイヤ57から構成される。
前記シート格納装置5のうち、第1、第2ウォーム53、54、第1、第2ウォームホイール55、56、伝達ワイヤ57は、図1および図1のA−A矢視断面図である図3に示すように、荷室側壁パネル4の、車輪7外周の上側を覆うべく車室内へ円弧状に突出したタイヤハウス4bと、荷室側壁トリム4aとの間に配設され、外部即ち荷室空間へは露出しないように隠蔽されている。これにより、伝達ワイヤ57等を、荷室2に載置された荷物から保護することができるとともに、荷室2の空間における見栄えに影響を与えないという利点がある。
伝達ワイヤ57は、図1に示すように車両の前後方向に延在し、荷室側壁パネル4に沿って配索されており、図4のB−B矢視断面図である図5に示すように、その長手方向に沿って延びるワイヤプロテクタ58によって外周が被覆、保護されている。
なお、作業者が腰をかがめた姿勢でハンドル51の操作をしなくても済むように、伝達ワイヤ57を、図1、図2に示すように、高さが互いに異なる複数のガイドプーリ59a、59bの外周に張架させることにより、リヤハッチ開口部3近傍でのハンドル51の高さ位置を高く設定するようにしてもよい。
ところで、シート格納装置5のハンドル51側は、図4に示すように、前記第1ウォーム53がハンドル51のハンドル軸51aに取付けられ、第1ウォームホイール55と、その回転軸が90度偏向するように歯合している。
シート格納装置5のハンドル51側に、第1ウォームホイール55が取付けられる一方、シートバック回転軸52側には、図5に示すように第2ウォーム54が取付けられており、第2ウォーム54、第1ウォームホイール55は、伝達ワイヤ57とその回転中心が同心となるように固着されることにより、第1ウォームホイール55の回転を伝達ワイヤ57により確実に第2ウォーム54に伝達できるようにしている。
さらに、シート格納装置5のシートバック回転軸52側においては、図5のC−C矢視断面図となる図6に示すように、前記第2ウォームホイール56がシートバック回転軸52とその回転中心が同心となるように、該シートバック回転軸52に固着され、第2ウォームホイール56は、第2ウォーム54と、その回転軸が90度偏向するように歯合している。
このように、第1ウォーム53、第2ウォームホイール56に対して軸線方向を90度偏向させて第1ウォームホイール55、第2ウォーム56を歯合させていることにより、図1、図2に示すように伝達ワイヤ57を車両前後方向に延在させるように配設することができるため、シート格納装置5の設置スペースを小さくすることができる。
ここで、前記シート格納装置5のうち、第1ウォーム53、第1ウォームホイール55は、図4乃至図6に示すように、荷室側壁パネル4にブラケット4cを介して軸支されており、他方、第2ウォーム54においても、荷室側壁パネル4にブラケット4dを介して軸支されている。ここで、前記ワイヤプロテクタ58はその両端を各々上記ブラケット4c、4dを介して荷室側壁パネル4に固着されている。
因みに、図4に示すシート1の不使用時にシートバック1aが前倒されると、特開2003−118456号公報に開示されているように、連動リンクによりシートクッション1bがフロアパネル6の傾斜面に沿って前部が大きく沈み込み、図2の二点鎖線で示す位置にシートバック1bが移動するものがあるが、この場合シートバック1aを着座位置にするためには、シートバック1aを起立させる力のみならずシートクッション1bを浮上させる力も必要となる。そこで、このような場合には、確実にハンドル51の回転力を伝達するために、伝達ワイヤ57に代えて、両端に第1ウォームホイール55、第2ウォーム54が取付けられた太径のロッド部材を使用することもできる。
図示実施形態は上記の如く構成するものにして、以下作用を説明する。
先ず、図2の二点鎖線で示す、リヤシート1のシートバック1aを前伏位置から実線で示す着座位置へ切替える場合であるが、作業者はリヤハッチ開口部3の開閉体となるバックドア8を開けてリヤハッチ開口部3を開放し、車両後方からグリップ部51bを掴んでハンドル51を図2、図4に示す方向aに回転させる。これにより、ハンドル軸51aに取付けられた第1ウォーム53も方向aに回転するとともに、該第1ウォーム53に歯合する第1ウォームホイール55を方向cに回転させる。
ここで、第1ウォームホイール55の方向cへの回転により、図5に示す伝達ワイヤ57をも方向cへ回転させるようになっており、この方向cへの回転力が第2ウォーム54にも伝達されることになる。
さらに、伝達ワイヤ57を介して方向cへの回転力が第2ウォーム54に伝達されると、該第2ウォーム54に歯合(係合)している第2ウォームホイール56を図6に示す方向eに回転させ、ウォームホイール56に固着されたシートバック回転軸52を方向eへ回転させるための回転力が出力されることになる。従って、図2において二点鎖線で示すシートバック1aを後方に傾動させることができ、前伏位置から着座位置へとその位置を切替えることができる。
この時、第1、第2ウォーム53、54から第1、第2ウォームホイール55、56への回転力は伝達されて、ハンドル51側からシートバック回転軸52への回転力の伝達が可能になる一方、第1、第2ウォームホイール55、56から第1、第2ウォーム53、54への回転力の伝達はその機構上の特性により阻止される。このため、シートバック1a側から何らかの荷重が加えられ、シートバック回転軸52に回転力が付与されたとしても、ハンドル51側が回転しないので、ハンドル51を回転させない限りシートバック1aが保持状態から傾動することは確実に防止される。即ち、第1、第2ウォーム53、54および第1、第2ウォームホイール55、56は、ハンドル51からの回転力の入力がない限り、現在のハンドル51の回転角度に応じたシートバック1aの傾斜角度を保持する役割を果たすことになり、ハンドル51からの回転力の入力の有無に応じて、シートバック回転軸52に対して回転力を出力する状態と、現在のシートバック1aの傾斜角を保持する状態とを有する。
従って、リヤハッチ開口部3からシートバック1aに直接手が届かなくても、車両後方からの作業者のハンドル51の適宜の回転操作により、シートバック1aの着座位置と、前倒され折り畳まれた前伏位置との間で、シートバック1aを任意の傾斜角に調節、保持することができる。
例えば、図7の二点鎖線で示すような、高さ方向に長尺な荷物Wを荷室に載置するにあたり、よりその載置状態を安定させるために、荷物Wをシートバック1aの背面部にもたれさせることが考えられる。このような場合、この発明によれば、ハンドル51の操作によって前伏状態にあるシートバック1aを図7の二点鎖線で示す略直立した角度まで起立させ、その傾斜角を調節することにより容易に実現できる。
以上より、シートバック1aを前伏位置とし、その背面部を荷物の載置面とする場合のみならず、起立状態にあるシートバック1aにおいても、活用形態に応じてその状態を容易に変更することができる。
また、ハンドル51からシートバック回転軸52へ回転力を伝達する伝達経路において、第1、第2ウォーム53、54と、第1、第2ウォームホイール55、56とを歯合させる構成としているが、これにより、回転を減速させることが可能になるため、ハンドル51の操作に必要な力を低減させることができる。
さらにまた、この実施形態におけるシート格納装置5においては、シートバック1aを前伏位置から着座位置へ切替える場合のみならず、その逆の、着座位置から前伏位置へ切替える場合においても同様に、ハンドル51からの回転力の入力の有無に応じて、シートバック回転軸52に対して回転力を出力する状態と、現在のシートバック1aの傾斜角を保持する状態とを有することができる。
これにより、シートバック1aが着座位置から前伏位置に向かって傾動させる途中であってもシートバック1aを任意の傾斜角に調節、保持することができる。
さらに、この実施形態においては、ハンドル51を操作する回転速度に応じてシートバック1aを任意の角速度で傾動させることができる。従って、シートバック1aをゆっくり前倒させることにより、シートクッション1bに当接する際の衝突音を発生させることなく静かに前伏位置へ位置決めすることができる。
ところで、シートバック1aを着座位置から前伏位置に向かって傾動させる場合であるが、この場合は、ハンドル51を図2に示す方向bに回転させることにより実現可能になる。即ち、第1ウォーム53を方向bに回転させることにより、第1ウォームホイール55を図4に示す方向dに回転させ、この第1ウォームホイール55の方向dへの回転力を図5に示す伝達ワイヤ57を介して第2ウォーム54にも伝達され、該第2ウォーム54に歯合している第2ウォームホイール56を図6に示す方向fに回転させるようになっている。これにより、第2ウォームホイール56に固着されたシートバック回転軸52を方向fへ回転させるための回転力を出力することができる。
上述したような、第1、第2ウォーム53、54、第1、第2ウォームホイール55、56の歯合により、シートバック1aが前伏位置から着座位置に向かって傾動させる場合のハンドル51の回転操作方向aと、シートバック回転軸52の回転方向e(シートバック1aの傾動方向)とが一致し、他方、シートバック1aが着座位置から前伏位置へ向かって傾動する場合のハンドル51の回転操作方向bと、シートバック回転軸52の回転方向f(シートバック1aの傾動方向)とが一致している。
これにより、作業者は、シートバック1aを傾動させる際の、ハンドル51の回転操作方向を直感的に判断することができるようになっており、試しにハンドル51をランダムに回転させてシートバック1aの回転方向を確認することを必要とせず、咄嗟に適切な回転操作方向を把握し調節作業を行うことができるため、作業性を向上させることができるのである。
ところで、上述した実施形態においては、シートバック1aを着座位置から前伏位置まで傾動させる場合においてもハンドル51の回転操作を必要としている。しかしながら、シートバック1aを前倒させるにあたっては、できるだけ短時間に少ない労力で作業を行いたいというニーズもある。そこで、この発明では、シートバック1aを前伏位置から着座位置に向かって傾動させる操作過程のみにおいてシートバック1aの傾斜角を調節可能とし、着座位置から前伏位置に傾動させる場合には回転操作を伴わずして一気にシートバックを前倒させることも可能である。
そこで、図8乃至図11とともに、着座位置から前伏位置に傾動させる場合、回転操作を伴わずして一気にシートバックを前倒させる実施形態について説明する。なお、後述する実施形態において作用等が同様のものは同一の符号を付すものとし、詳述は略することとする。
例えば、図8に示すシートバック回転軸152のように、シートバック1aに取付けられた回転軸本体152aと、軸線方向に沿って摺動可能なスライド軸部152bと、シートバック回転軸152aの一端部に取付けられ、シートバック1aを前倒する方向fに常に回転力を付勢する渦巻状のスプリング160と、上記スライド軸部152bの位置を遠隔操作可能とする前倒操作手段161とを備えることにより構成することができる。
前記回転軸本体152aは中空筒状をなし、前記スライド軸部152bの一端部が摺動可能になっている。回転軸本体152aは、その中空部に突出する凸部152cが内周面の所定間隔をおいて複数(ここでは2個)形成され、スライド軸部152bは、その外周面から突出する凸部152dが所定間隔をおいて複数(ここでは2個)形成されている。
さらに、前記スライド軸部152bの、回転軸本体152aと反対側の端部は、第2ウォームホイール156の中心に形成された孔156aに対して挿抜可能になっており、孔156aには、その中空部に突出する凸部156bが内周面に所定間隔をおいて複数(ここでは2個)形成されている。
また、前倒操作手段161は、荷室側壁トリム4a(図1参照)の、ハンドル51の近傍に2個のレバー161a、161bを別途配設し、各々車両前後方向に延在するワイヤ161c、161dを介して前記スライド軸部152bに接続されている。ワイヤ161c、161dは、途中でガイドプーリ161eにより張力を付与されるとともに、その向きが変えられ、ワイヤ161cの端部は第2ウォームホイール156側に、ワイヤ161dの端部は回転軸本体152a側にガイドされている。
ここで、図8は、シートバック1aが起立状態にあり、且つ第2ウォーム54、第2ウォームホイール156によって、スライド軸部152bを介して回転軸本体152aがその角度を保持されている故に、シートバック1aの傾斜角が保持されている状態を示している。即ち、第2ウォームホイール156が現在の回転角で静止していることにより、図8(b)にて示すように、該第2ウォームホイール156の凸部156bと、スライド軸部152bの凸部152dとが係合して、方向fへの回転が阻止されている状態にあり、ひいては、スライド軸部152bの凸部152dと回転軸本体152aの凸部152cとが図8(c)に示すように係合していることにより、回転軸本体152aの方向fへの回動が阻止されている状態である。
この時、図8(a)に示すように、リヤハッチ開口部3(図1参照)からレバー161aを手前に引っ張ると、ガイドプーリ161eによってワイヤ161c向きが変えられているために、その先端では、引張力が略シートバック回転軸152の軸線方向に沿った方向となるため、結果として、図9(a)に示すように、スライド軸部152bが回転軸本体152a側へスライドし、図9(b)に示すように第2ウォームホイール156の孔156aからスライド軸部152bが抜き去られ、回転軸本体152a側はその中空部にさらに深く挿入されることになる。
従って、スライド軸部152bが、第2ウォームホイール156により回転を阻止され回転角が保持された状態から解放されるため、シートバック回転軸152は、前記スプリング160から付勢される回転力のみを受け、回転軸本体152a、スライド軸部152bがともに凸部152c、152dの係合により図9(c)に示すように方向fに回転する。シートバック1aは、スプリング160の付勢力により着座位置から前伏位置に傾動させられ、一気に前倒される。なお、スライド軸部152bの中心が、第2ウォームホイール156側の孔156aの中心からずれないように、例えば、スライド軸部152bのスライド方向に沿ってスライド軸部152bを支持するスライドガイド162を設けてもよい。
逆に、シートバック1aの前伏状態から、ハンドル51(図1参照)の操作によりシートバック1aを傾動させ、その傾斜角を調節したい場合は、図9(a)に示すように、リヤハッチ開口部3(図1参照)からレバー161bを手前に引っ張ればよく、ガイドプーリ161eによってワイヤ161dの向きが変えられているために、その先端では、引張力が略シートバック回転軸152の軸線方向に沿った方向となるため、結果として、図10(a)に示すように、スライド軸部152bが第2ウォームホイール156側へスライドし、図10(b)に示すように第2ウォームホイール156の孔156aにスライド軸部152bが挿入されることになる。
この時、スライド軸部152bの凸部152dと、第2ウォームホイール156の凸部156bとを係合させれば、第2ウォームホイール156はスプリング160の付勢力に抗して、スライド軸部152bの方向fへの回転を阻止できる状態となる。
ここで、ハンドル51(図1参照)を方向aに回転操作すると、第2ウォームホイール156が方向eに回転するが、この方向eへの回転操作を進めることにより、いずれ凸部156bが凸部152dに係合し、凸部156b、152d、152cによりその回転力が回転軸本体152aへ伝達され、回転軸本体152aは、スライド軸部152bを介して方向eへ回転することができ、シートバック1aを起立する方向に傾動させることができる。
このように、第2ウォーム54、第2ウォームホイール156による、シートバック1aの傾斜角保持状態を解除するためのスライド軸部152bと、該スライド軸部152bを孔156aから抜き去る方向にスライド操作するレバー161aとを備えるとともに、シートバックを前倒させる方向に付勢するスプリング160を備えたことにより、リヤハッチ開口部3からレバー161aを操作すれば、第2ウォームホイール156によるシートバック1aの傾斜角の保持状態を解除でき、スプリング160により回転操作を伴わずして一気にシートバック1aを前倒させることができる。
ところで、上述した各実施形態においては、いずれもウォームと、それに歯合するウォームホイールを用いるとしたが、これに必ずしも限定されない。例えば、図11に示すように、シート格納装置205として、ハンドル251と、該ハンドル251の回転操作により、シートバック回転軸252を回転させるべくループ状に配索したケーブル253と、該ケーブル253の巻取り、繰出しを行うドラム254とを有するものとすることもできる。
そこで、図11乃至図13とともに、ループ状に配索したケーブル253と、該ケーブル253の巻取り、繰出しを行うドラム254とを有するシート格納装置205の実施形態について説明する。
ハンドル251側には、図12の分解斜視図に示すように、ドラム254と、ハンドル251のハンドル軸251aの回転操作に伴い、回転可能な第1ギア255と、該第1ギア255に歯合し、ドラム254と同心状に、且つ一緒に回転可能な第2ギア256とが設けられている。第1ギア255、第2ギア256は図示の如くいずれも平歯車により構成することができる。
ケーブル253は、2本のケーブル253a、253bからなり、シートバック1aを起立、前倒させるための第1ケーブル253a、第2ケーブル253bはその一端部がドラム254に係止されている。
ここで、ドラム254、第1ギア255、第2ギア256等は、荷室側壁パネル4(図1参照)に取付けられたドラム収容部に回転可能に収容されており、該ドラム収容部を構成する蓋257には有底筒状のカップ部材258が突設されている。該カップ部材258の中心には、軸受部259が設けられており、この軸受部259によりハンドル軸251aを回転自在に支持している。
前記ハンドル軸251aの長さ方向の中央部には、扇状の形状を有する2個の係合部260が突設されている。そして係合部260と回転方向に遊びをもって係合する係合突起261が第1ギア255に突設され、係合部260と係合突起261とは、図13に示すように上記遊びを形成するギャップGを介して互いに歯合しており、それらのギャップGに円筒コイル状のブレーキスプリング262の両端部262a、262bが配置されている。なお、ブレーキスプリング262の外周面は、前記カップ部材258の内面と摺接し、上記ブレーキスプリング262の両端部262a、262bは、係合部260の角部と係合可能となるよう「く」字状に折り曲げられており、その折れ曲がった外側と係合突起261とが対向するようになっている。
そのため外部から第2ギア256を回転させようとすると、第1ギア255が回転しようとするが、係合突起261が前記端部262a、262bの折り曲がりの外側に当接し、ブレーキスプリング262の端部262a、262b同士を離反させる方向に押圧することにより、ブレーキスプリング262が外側に拡がり、カップ部材258の内面と強く当接し摩擦抵抗が発生する。このため、ブレーキスプリング262とカップ部材258の内面との摩擦が増大し、ロック作用を奏する。
しかし、ハンドル251によって回転されるときは、係合部260の角部がブレーキスプリング262の端部262a、262bの「く」字状の折れ曲がりの内側に入り込み、該端部262a、262bを引っ掛けて、互いを接近させる方向に押圧する。これにより、係合部260がブレーキスプリング262を巻き込んで縮径させる方向に引っ張ることになり、ブレーキスプリング262に対するカップ部材258の摩擦抵抗は軽減される。このため、アンロックとされた状態で係合部260は係合突起261と係合しながら、第1ギア255を自由に回転させることができる。
また、シートバック回転軸252側には、図11に示すように、ドラム263と、該ドラム263と同心状に且つ一緒に回転できるように設けられた第1ギア264と、該第1ギア254に歯合し、シートバック回転軸252の端部が取付けられた第2ギア265とが設けられている。ここで、前記第1ケーブル253a、第2ケーブル253bはその他端部が前記ドラム254と同様にドラム263に係止されている。また、第1ギア264、第2ギア265は、前記第1ギア255、第2ギア256と同様にいずれも平歯車により構成することができる。
以上の構成により、ハンドル251を方向gへ回転操作すると、図12、図13に示す係合部260の回転により、該係合部260に係合する係合突起261を介して第1ギア255も方向gへの回転を始める。従って、第1ギア255の方向gへの回転によって、これに歯合している第2ギア256が方向iに回転することになり、ドラム254は、第1ケーブル253aを繰出し、逆に、第2ケーブル253bを巻回してハンドル251側に引っ張るように作用する。
すると、図11において、シートバック回転軸252側では、第2ケーブル253bがハンドル251側に引っ張られて繰出されることによりドラム263、ひいては第1ギア264を方向kに回転させる回転力が伝達され、同時に第1ケーブル253aが、上記ドラム263の方向kへの回転により該ドラム263に巻回される。
前記第1ギア264の方向kの回転により、該第1ギア264に歯合している第2ギア265、シートバック回転軸252が方向mの回転を始め、結果としてシートバック1aを着座位置に向けて傾動させることができる。
逆に、ハンドル251を方向hへ回転操作すると、係合部260の回転により第1ギア255も方向hへの回転を始め、第2ギア256が方向jに回転することになり、ドラム254は、第1ケーブル253aを巻回して、第1ケーブル253aをハンドル251側に引っ張り、逆に、第2ケーブル253bを繰出すように作用する。
すると、図11において、シートバック回転軸252側では、第1ケーブル253aがハンドル251側に引っ張られて繰出されることによりドラム263、ひいては第1ギア264を方向lに回転させる回転力が伝達され、同時に第2ケーブル253bがドラム263に巻回される。
前記第1ギア264の方向lの回転により、第2ギア265、シートバック回転軸252が方向nの回転を始め、結果としてシートバック1aを前伏位置に向けて傾動させることができる。
ここで、シートバック1a側から押圧してシートバック1aの傾斜角を変更しようとすると、第1ギア264、第2ギア265、第1、第2ケーブル253a、253b、ドラム263、254を介して、その押圧力が最終的には第1ギア255に伝達されることになる。しかしながら、上述したように、ブレーキスプリング262が外側に拡がってカップ部材258の内面と強く当接し、ロック作用を奏するため、ハンドル251を回転することを阻止できる。従って、ブレーキスプリング262のロック作用によって、ハンドル251側から回転力の入力がない限り、シートバック1aの現在の傾斜角を変更することはできず、このブレーキスプリング262がシートバック1aの傾斜角を保持する役割を果たしている。
また、各第1ギア255、264、第2ギア256、265の歯合により、適宜の回転数比を設定することにより回転を減速させることが可能になるため、ハンドル251の操作に必要な力を低減させることができ、ドラム254、263により、ハンドル251の操作向きとシートバックの傾動の向きとを一致させることもできる。
上述したシート格納装置205においては、特に、第1ギア255、264、第2ギア256、265をいずれも平歯車で構成することにより、互いの摩擦による損失を小さくすることができ、回転力の伝達効率を高めることができる。従って、ハンドル251から入力される回転力が確実に伝達されるため、ある程度の重量を有するシートバック1aを操作する場合であっても、ハンドル251の操作の負担を軽減することができる。
また、前記各ギア255、264、256、265をいずれも平歯車で構成することにより、互いに歯合しているギア同士で軸線方向が90度偏向されることがなく、さらに、車両前後方向にループ状に配索したケーブル253と接続されているため、シート格納装置205の車幅方向における設置スペースを小さくすることができる。
なお、その他の作用効果については、最初の実施形態と同様である。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の回転入力手段は、ハンドル51、251、第1ウォーム53、第1ギア255に対応し、
以下同様に、
回転伝達部材は、ワイヤ57、ケーブル253に対応し、
回転出力手段は、第2ウォーム54、第1、第2ウォームホイール55、56、第2ギア256、第1、第2ギア264、265、ブレーキスプリング262に対応し、
第1歯車は、第1ウォーム53、第1ギア255に対応し、
第2歯車は、第1ウォームホイール55、第2ギア256に対応し、
付勢手段は、スプリング160に対応し、
保持状態解除手段は、スライド軸部152bに対応し、
操作手段は、前倒操作手段161に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
この発明の実施形態に係るシート格納装置全体を示す斜視図。 図1に示すシート格納装置全体の側面図。 図1におけるA−A矢視断面図。 ハンドル回転軸を含む平面で切断した時のシート格納装置の側断面図。 図4におけるB−B矢視断面図。 図5におけるC−C矢視断面図。 シートバックを略直立状態とし、荷物をもたれさせた状態を示す側面図。 この発明の別の実施形態に係るシートバック回転軸、前倒操作手段を示す(a)平面図、(b)第2ウォームホイールとスライド軸部との関係を回転軸本体から見た図、(c)スライド軸部と回転軸本体との関係を第2ウォームホイールから見た図。 図8に示す状態から、レバーを手前に引っ張った時の状態を示す(a)平面図、(b)第2ウォームホイールとスライド軸部との関係を回転軸本体から見た図、(c)スライド軸部と回転軸本体との関係を第2ウォームホイールから見た図。 図9に示す状態から、レバーを手前に引っ張った時の状態を示す(a)平面図、(b)第2ウォームホイールとスライド軸部との関係を回転軸本体から見た図、(c)スライド軸部と回転軸本体との関係を第2ウォームホイールから見た図。 この発明のさらに別の実施形態に係るシート格納装置全体を示す側面図。 図11に示すシート格納装置のハンドル側の構成を示す分解斜視図。 図11に示すハンドル軸、第1ギア、ブレーキスプリングの関係を示す平断面図。
符号の説明
4a…荷室側壁トリム
5、205…シート格納装置
51、251…ハンドル
52、152、252…シートバック回転軸
53、54…第1、第2ウォーム
55、56、156…第1、第2ウォームホイール
57…伝達ワイヤ
152b…スライド軸部
160…スプリング
161…前倒操作手段
253…ケーブル
255…第1ギア
256…第2ギア

Claims (6)

  1. リヤハッチと、荷室フロアとを有する車両における、後席シートバックが前倒可能なシート格納装置であって、
    上記シートバックを前後に傾動可能に支持するシートバック回転軸と、
    上記荷室側壁部に配置され、上記シートバック回転軸に付与する回転力を入力する回転入力手段と、
    該回転入力手段により入力された回転力を上記シートバック回転軸に伝達する回転伝達部材と、
    上記回転伝達部材により伝達された回転力を、上記シートバック回転軸に対して出力する回転出力手段とを備え、
    該回転出力手段は、上記回転力の入力の有無に応じて、上記シートバック回転軸に対して回転力を出力する状態と、現在のシートバック傾斜角を保持する状態とを有する
    シート格納装置。
  2. 前記回転入力手段は、ハンドル軸を中心に回転操作が可能なハンドルと、
    該ハンドル軸の他端に取付けられた第1歯車とを有し、
    前記回転伝達部材は、上記第1歯車に歯合する第2歯車を一端部に備え、車両前後方向に延びる長尺体であり、
    該長尺体の他端部は、前記シートバック回転軸に対して、回転入力手段からの回転力を伝達可能に係合されている
    請求項1記載のシート格納装置。
  3. 前記第1歯車、第2歯車を各々ウォーム、ウォームホイールとするとともに、
    前記シートバック回転軸の一端部にウォームホイールを固着し、
    前記長尺体の他端部には、上記シートバック回転軸の一端部に固着されたウォームホイールと歯合するウォームを備えた
    請求項2記載のシート格納装置。
  4. 前記回転入力手段のハンドルは、前記荷室側壁部の略鉛直部分に取付けられ、該荷室側壁部に沿って車両前後方向に回転可能とされ、
    ハンドルの操作向きとシートバック傾動の向きが一致する
    請求項2または3記載のシート格納装置。
  5. 前記回転伝達部材は、前記荷室側壁部に沿って配索され、荷室側壁トリムに隠蔽された
    請求項1乃至4のうちいずれか一項記載のシート格納装置。
  6. 前記シートバックを前倒させる方向に付勢する付勢手段と、
    前記回転出力手段における、現在のシートバック傾斜角の保持状態を解除する保持状態解除手段とを備え、
    前記荷室側壁部には、上記保持状態解除手段の保持状態解除動作を操作する操作手段を備えた
    請求項1乃至5のうちいずれか一項記載のシート格納装置。

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JPH03501832A (ja) * 1987-10-12 1991-04-25 ハカンソン,ウイリアム 車輛運転者周りの調節対象物調節装置
JP2003118456A (ja) * 2001-10-17 2003-04-23 Mazda Motor Corp 車両のシート前倒し装置

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