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JP2006338716A - Pll回路及びこれを用いた光ディスク装置 - Google Patents

Pll回路及びこれを用いた光ディスク装置 Download PDF

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JP2006338716A JP2005159052A JP2005159052A JP2006338716A JP 2006338716 A JP2006338716 A JP 2006338716A JP 2005159052 A JP2005159052 A JP 2005159052A JP 2005159052 A JP2005159052 A JP 2005159052A JP 2006338716 A JP2006338716 A JP 2006338716A
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Abstract

【課題】 シークによりチャネル周波数が切り替わる場合や直前に未記録領域が存在する場合でも、高密度記録されたデータ記録領域を先頭から誤りなく再生することの可能な、光ディスク装置を実現する。
【解決手段】 FM復調器(図1の6)により第2の信号の周波数を連続検出(Fwbl)し、第1の信号を入力とするPLL回路(図1の5)内の局所発振器(図1の53)の制御入力として、ループフィルタ(図1の52)出力(ΔF)と(Fwbl)を加算したものを用いる。常に周波数情報の得られる第2の信号により局所発振器(図1の53)の中心周波数を制御することで、短時間の位相引込みを実現する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスク等に利用されるPLL(Phase-Locked Loop:位相同期ループ)回路に対して、特にチャネル周波数の切り替わりや直前に未記録領域が存在する場合でも、先頭記録領域から誤りなく再生するための高速引込みと安定性を備えたPLL回路に関する。
近年、半導体プロセス技術の進歩、インターネット技術の進歩及びデータ通信容量の拡大などにより、個人で膨大なデータを扱う場面が増えてきた。これに伴い、光ディスク装置及びハードディスク装置等のデータストレージ装置が普及している。光ディスク装置は、ハードディスク装置に比べて、可換媒体という利点がある反面、記録再生に関する制約が多くなる。以下に、光ディスク装置の記録再生方法に関して述べる。
一般に光ディスク装置は、回転するディスク媒体に対して、媒体面に集光するレーザースポットが半径方向及び鉛直方向に正確に追従可能なサーボ機構を備えたピックアップを具備し、ディスク上の案内溝(グルーブトラック)を走査する。鉛直方向の制御をフォーカシングサーボ、半径方向の制御をトラッキングサーボと呼ぶ。
記録時にレーザービームの光強度を上げることで媒体面上に集光された微小スポット領域の温度を上げ、これにより物理的変化(相変化、磁区反転など)を起こすことで微小マークを形成する。再生時には物理変化を起こさない程度の光強度のビームを照射し、反射光量の変化等をフォトディテクタにより検出する。この検出信号を、再生RF(Radio Frequency)信号と呼ぶ。
再生RF信号から情報を検出するためには、同期クロック抽出のためPLL回路が必要である。図4に、一般的なPLLの開ループ特性が示されている。通常、再生RF信号だけから位相同期情報を生成するPLL回路では、ディスク偏芯を圧縮するため、偏芯周波数faに対してA1以上のゲインとなるように、そのループ特性が設定される。ループ帯域を高周波側に移動することによって、偏芯に対する圧縮率が増加する。そうすると、逆にPLLを通過するノイズ帯域が増えるために、クロックジッタという形で同期クロックの精度を悪化させてしまう。PLLを低ゲインにすることで、ノイズに対する影響は改善するものの、偏芯周波数に対する圧縮ゲインがA2となることにより、偏芯量が大きなディスクを再生する場合に位相ずれが発生してしまい再生性能が劣化してしまう。図5は、一般的なPLLにおいて位相誤差を時間軸上で示したものである。この図から明らかなように、高ゲイン時には偏芯による変動を圧縮できるが、低ゲイン時には圧縮効果が少なくなる。
一方、情報を記録する場合、ディスク上の幾何学的な位置(物理アドレス)を特定し、その場所に正確な長さの情報マークを記録する必要がある。これは、主に記録情報の連続性確保、アクセス性向上、記録済み領域の上書き回避等の理由による。物理アドレス情報の埋め込み方には、情報トラック上にプリピットで形成する方法と、グルーブトラックを変調しこの中に情報を埋め込む方法との2種類がある。
光磁気ディスクやDVD−RAMでは、情報トラック上に予めPLL用に単一周波数から成るVFO領域とそれに続く物理アドレス情報を埋め込んだプリピットとを形成しておき、この情報を再生することで位置を特定する。このプリピット領域は、プリピットヘッダと呼ばれ、各セクタの先頭に形成される。この領域には、ユーザー情報を記録することはできない。
CD−R/RW、DVD−R/RW、DVD+R/RWでは、記録後のディスクをROMドライブで再生する必要があるため、情報トラック上に形成されたプリピットを利用することができない。そこで、グルーブトラックのカッティング時に半径方向にウォブリングした、ウォブル(Wobble)トラック方式のディスクが用いられる。CDではウォブリングの周波数変調により、DVD+R/RWでは位相変調により、それぞれアドレス情報を埋め込まれる。DVD−R/RWでは、アドレス情報を埋め込んだランドプリピットと呼ばれるプリプットを、ウォブリング位相に同期してグループトラックと隣接するグルーブトラックの間の領域(ランド領域)上に分散配置する。
ウォブリング周波数は、トラッキングサーボの追従帯域より高域でかつ再生RF信号に影響を与えない低域周波数にする必要があり、CDではRFチャネルの192分の1、DVD−R/RW/RAMではRFチャネル周波数の186分の1、DVD+R/RWでは32分の1がそれぞれ選択されている。ウォブリングは、ディスクからの反射光を半径方向に2分割したフォトディテクタ出力の差から検出できる。この検出信号を以降「ウォブル信号」と呼ぶ。ウォブル信号は、SNR(Signal to Noise Ratio)が低いが、バンド幅が比較的狭く、常に位相情報が得られるため、PLLにより安定なチャネルクロックを生成することができる。したがって、変調ウォブル信号の検波又はランドプリピットの再生により物理位置を特定し、かつ、このウォブルPLLクロックに同期して情報を記録することにより、ディスク上の任意領域に正しい長さの情報を記録することが可能となる。したがって、再生RF信号のチャネル周波数とウォブル信号の基本周波数との比は、ディスク回転数が変化したとしても一定となる。
ディスクの回転制御方法にも主に2種類の方式が存在する。最も簡便なのがウォブル信号の周波数が一定になるようにスピンドル回転数を制御するCLV(Constant Linear Velocity)制御方式である。しかし、CLV制御の場合、内周と外周でスピンドル回転数が約2.4倍変化するため、ランダムアクセス時にスピンドル制御の待ち時間がかかる点と、これにより多くの電力が消費される点とが課題である。このため、CAV(Constant Angular Velocity)制御方式を用いる装置が増えてきている。この方式では、スピンドルを常に一定速度で回転させるため、回転の待ち時間が‘0’となる。一方、半径に依存して線速度が変化することになるため、半径に対する記録パワー制御が必要となる。また、広いキャプチャレンジを持つウォブルPLLと再生RF信号用PLLとが必要となる。
ところで、DVD−RAMでは、光磁気ディスクのランダムアクセス性を踏襲してプリピットヘッダを採用しており、未記録領域に続く記録領域が存在する。すなわち、未記録領域で再生PLLが外れた後、記録領域先頭から直ぐにPLL引込みを完了させてデータ再生が要求される。未記録領域において再生PLL内の位相比較器出力は平均的に‘0’が期待できるが、場合によっては局所発振器周波数がずれてしまう可能性がある。記録領域先頭のVFO領域で位相引込みを完了させる必要があるが、未記録領域において周波数が大きくずれてしまうと、位相引込みが完了しない場合が考えられる。これにより、記録領域先頭でデータ検出誤りを起こす可能性がある。他の光ディスク媒体では、領域途中に未記録領域がないように処理されるため、このような問題は発生しない。
上記の問題を解決するための一手法が、特許文献1に開示されている。主にDVD−RAMの同期を補助するためのものであり、この方式では、再生RF信号の同期クロック生成用の再生PLL入力段に選択スイッチを設け、再生RF信号か又はウォブル同期クロックかのいずれかを入力できるようにし、RF信号が検出されない時にウォブル同期クロックを選択する。これにより、再生RF信号が検出されない場合でも、再生RF同期クロックの発振周波数が大きく外れることがないように維持させることが可能である。
しかし、ディフェクト等による再生RF信号有無の誤判定を防止するために遅れが生じてしまい、この遅れにより等価的にVFOを短くしてしまうという問題点がある。この問題点を回避するための技術が、特許文献2に開示されている。図6にその構成図を示してある。
このチャネルクロック再生システム100は、光ディスク11に記録されている記録信号を読み出す光ピックアップ12、RFアンプ14、バンドパスフィルタ17、ウォブルPLLブロック16及びデータPLLブロック15から構成されている。ウォブルPLLブロック16は、位相比較器161、ループフィルタ162、電圧制御発振器163及び1/186の分周器163から構成されている。データPLLブロック15は、位相比較器155,156、信号加算器154、ループフィルタ152及び電圧制御発振器153から構成されている。
光ディスク11に記録されている記録信号は、光ピックアップ12を介して読み出される。なお、ディスク回転制御や光ピックアップ・サーボについては説明を省略する。光ピックアップ12の出力信号は、RFアンプ14に入力される。RFアンプ14は、所定の処理により再生RF信号とウォブル信号とを出力する。
再生RF信号は位相比較器155に入力される。一方、ウォブル信号は、バンドパスフィルタ17によりヘッダ領域信号や低域の揺らぎ成分などが除去されて、ウォブルPLLブロック16に入力される。ウォブルPLLブロック16の位相比較器161は、ウォブル信号と電圧制御発振器163の出力信号であるウォブル逓倍クロック信号の分周器1164による186分周信号との位相を比較し、位相誤差信号を出力する。位相比較器161は、ウォブル信号の位相がウォブル逓倍クロック信号の186分周信号の位相に対して進んでいる場合、電圧制御発振器163の出力信号の周波数が高くなるような極性を持つ位相誤差信号を出力する。位相誤差信号はループフィルタ162に入力される。ループフィルタ8の出力信号は、VCO制御電圧として電圧制御発振器163に入力される。電圧制御発振器163は、入力されるVCO制御電圧に応じた周波数を持つウォブル逓倍クロック信号を出力する。このウォブル逓倍クロック信号は定常状態においてウォブル周波数の186倍の周波数を持ち、これはヘッダデータを含めた再生信号の再生レートに相当する周波数である。ウォブルPLLブロック16で生成されたウォブル逓倍クロック信号は、位相比較器155,156に入力される。
位相比較器155は、RF信号とウォブル逓倍クロック信号との位相を比較し、位相誤差信号を出力する。この位相比較器155は、RF信号の位相がウォブル逓倍クロック信号の位相に対して進んでいる場合、電圧制御発振器153の出力信号の周波数が高くなるような極性を持つ位相誤差信号を出力する。一方、位相比較器156は、ウォブル逓倍クロック信号とチャネルクロック信号との位相を比較し、位相誤差信号を出力する。この位相比較器156は、ウォブル逓倍クロック信号の位相がチャネルクロック信号の位相に対して進んでいる場合、電圧制御発振器153の出力信号の周波数が高くなるような極性を持つ位相誤差信号を出力する。
位相比較器155の出力である位相誤差信号と位相比較器156の出力である位相誤差信号とは、信号加算器154において所定比率にて加算される。信号加算器154の出力信号はループフィルタ152に入力される。ループフィルタ152の出力信号は、VCO制御電圧として電圧制御発振器153に入力される。電圧制御発振器153は、入力されるVCO制御電圧に応じた周波数を持つクロック信号を出力する。このクロック信号はチャネルクロック信号として出力される。
この技術では、選択スイッチの替わりに、再生RF信号とウォブル同期クロックとの位相比較器155の出力と、ウォブル同期クロックとVCO153との位相比較器156の出力と、を加算する手法をとる。
そして、RF信号の位相をφr、ウォブル同期クロックの位相をφw、RF同期クロックの位相をφpとすると、加算後の位相誤差φは、
φ = K1(φr−φw)+K2(φw−φp)
となり、更に、K1=K2に補正した場合、φはφwと無関係になり、
φ = K1(φr−φp)
となる。PLLによりφ=0となるように制御されるので、φpはφrに一致する。しかも、切り替えスイッチは不要となり、RF信号有無の判定ミスによる不具合は発生しない。
特開2002−298367公報 特開2001−52450公報
ところで、情報記録後のウォブル信号は再生RF信号の干渉を受け、そのSNRは非常に低下する。したがって、このようなウォブル信号から再生チャネルクロックを生成しても位相までは合わせることは困難であり、チャネルクロックに対して数チャネルクロック程度の誤差を含むことになる。この最大ずれ量をNチャネルクロックとする。その場合、RF同期クロックが正しくRF信号に同期している場合でも、位相比較器155の出力は2Nπの位相誤差を出力しなければならない。通常の再生RF信号は、多くの周波数成分を含み、低SNRである場合が多い。このような信号から2π以上の位相誤差情報を安定かつ正確に生成することは、位相周波数比較器を用いても困難である。したがって、特許文献2で開示された技術は、ウォブル信号とRF信号との位相差が十分小さな場合にのみ有効であり、実際の光ディスク装置では適用が困難である。
また、次世代光ディスク規格であるHD DVD−RW(High Definition DVD-Rewritable)は、DVDに比べて再生RF信号の分解能が低くPRML(Partial Response Maximum Likelihood)検出することを前提としている。したがって、その再生信号から得られる位相誤差情報のSNRがより低下する。HD DVD−RWは、DVD+R/RWと同様に位相変調されたウォブル信号のみでプリピットヘッダが存在しないが、DVD−RAM同様のランダムアクセスが要求される。すなわち、未記録部に続く記録部を、その先頭から正しく再生する必要がある。DVD−RAMでは記録部先頭にあるVFO領域の他に記録部VFOの直前のプリピットヘッダ内にもVFO領域が存在するが、HD DVD−RWでは記録部先頭にVFO領域が71B存在するだけである。このため、大きく周波数がずれてしまった場合には、周波数引込みすらできない可能性がある。また、位相誤差情報が低SNRであることも関係し、プリピットを有するDVD−RAM以上に短時間のPLL位相同期が大きな課題となる。CAV動作では、内外周でチャネル周波数は100%から240%まで変わるため、先頭ブロックの再生が更に困難となる。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、シークによりチャネル周波数が切り替わる場合や直前に未記録領域が存在する場合でも、高密度記録されたデータ記録領域を先頭から誤りなく再生することの可能な、高速引込みと安定性を兼ね備えたPLLを実現することにある。そこで、本発明の目的は、チャネル周波数が切り替わる場合や直前に未記録領域が存在する場合でも、データ再生PLLの高速同期及び安定性を確保する高スループットかつ信頼性の高い装置を提供することにある。
本発明に係るPLL回路は、光ディスク媒体から読み出されたRF信号を入力し、このRF信号に位相が同期するクロック信号を生成するPLLと、前記RF信号と同時に前記光ディスク媒体から読み出されたウォブル信号を入力し、このウォブル信号の周波数に対応する周波数信号を出力するFM復調器とを備えたものである。そして、前記PLLは、前記FM復調器から出力された周波数信号に基づき、前記クロック信号の中心となる周波数を設定する。
特許文献2の技術ではウォブル信号の位相を利用しているのに対して、本発明ではウォブル信号の周波数を利用している。前述したように、ウォブル信号の位相には少なくない誤差が含まれる。これに比べて、ウォブル信号とRF信号との周波数比は非常に正確である。したがって、RF信号が途絶えたとき又はRF信号の線速度が変わったときでも、ウォブル信号によって正確にRF信号の周波数を追従することにより、RF信号が入力されると直ちに位相同期を完了させることができる。
例えば、前記周波数信号は、前記ウォブル信号の周波数に対応する電圧値であり、前記PLLは、制御電圧によって前記クロック信号の周波数を変化させる電圧制御発振器を有し、前記制御電圧は、前記周波数信号の電圧値と、前記RF信号と前記クロック信号との位相差に対応する電圧値と、の和である。このとき、電圧制御発振器は、ウォブル信号の周波数に対応する周波数に一致し、かつRF信号の位相に一致したクロック信号を出力するように動作する。
換言すると、本発明に係る光ディスク装置は、FM復調器(図1の6)によりウォブル信号の周波数を連続検出する。再生RF信号を入力とするPLL回路(図1の5)内の局所発振器(図1の53)の制御入力として、ループフィルタ(図1の52)出力(ΔF)とウォブル信号周波数に相当するFM復調器出力(Fwbl)とを加算したものを用いる。これにより、PLL回路(図1の5)は、ウォブル周波数相当信号(Fwbl)と再生RF信号のチャネル周波数との誤差をキャンセルするように動作する。このPLLクロックに同期して、再生RF信号から再生データを検出する。
ウォブル信号及び再生RF信号は、線速度が変化しても、それらの周波数比は一定で変化しない。再生RF信号は場合によって信号が得られないことがあるが、ウォブル信号からは常に位相情報を検出することが可能である。したがって、ウォブル信号を利用すると、再生RF信号が得られない場合でも、再生RF信号の周波数を高精度かつ広い周波数レンジで検出することができる。このウォブル信号周波数に相当するFM復調器出力信号を、再生RF用PLLの局所発振器周波数に周波数オフセットとして加えることで、ほぼチャネル周波数に一致させることができる。ただし、周波数に相当する検出信号には数チャネルクロック程度の誤差を含んでしまうので、これを補正するために再生RF信号を用いる。したがって、再生RF信号のみから位相同期信号を生成する場合に比べて、高速かつ安定にタイミングを生成することができる。よって、シーク後又は未記録部に続く記録部の位相同期確立が短時間で実現可能となる。
また、本発明は、次の(1)〜(9)のように構成することもできる。
(1).第1の信号から同期タイミングを生成するPLL回路において、前記第1の信号のチャネル周波数と周波数比一定かつほぼ連続して周波数情報が得られる第2の信号が与えられ、前記第2の信号を入力とするFM復調器を有し、前記FM復調器出力によって前記PLLの動作中心周波数を設定することを特徴とするPLL回路。
(2).前記PLL内の局所発振器制御入力にリミッタを設け、前記FM復調器出力を基準に前記同期タイミング周波数の上下限を限定することを特徴とする上記(1)記載のPLL回路。
(3).前記FM復調器として第2のPLLにより構成することを特徴とする上記(1)又は(2)記載のPLL回路。
(4).ディスク状記録媒体に同心円状又はスパイラル状のトラックが形成され、前記トラックがトラック横方向に概ね一定の周期を持った微小な正弦波状に蛇行しており、前記トラック上に記録情報が前記トラック蛇行に同期して形成された光ディスク媒体において、回転中の前記光ディスク媒体から前記記録情報を読み出すピックアップ手段と、前記ピックアップ手段の読み取り位置を制御するサーボ機構と、前記ピックアップから得られる記録マーク/スペース列の反射光検出信号であるRF信号から記録情報を検出する手段と、前記ピックアップから得られる前記トラック蛇行による変化検出信号であるウォブル信号を入力とするFM復調器と、前記RF信号から同期タイミングを生成するPLL回路によって構成し、前記PLL回路は前記FM復調器出力によって前記PLLの動作中心周波数を設定し、前記PLLの同期タイミングにより前記記録情報検出手段を動作させることを特徴とする光ディスク装置。
(5).前記PLL内の局所発振器制御入力にリミッタを設け、前記FM復調器出力を基準に前記同期タイミング周波数の上下限を限定することを特徴とする上記(4)記載の光ディスク装置。
(6).前記FM復調器として第2のPLLにより構成することを特徴とする上記(4)又は(5)記載の光ディスク装置。
(7).ある固定長の再生ブロックが連続しかつ前記再生ブロックの特定位置に単一周波数信号が挿入されている前記RF信号と、前記再生ブロックを識別するアドレス情報が埋め込まれた前記ウォブル信号に対して、前記ウォブル信号から前記アドレス情報を検出する手段と、前記アドレス情報から前記RF信号に含まれる前記単一周波数領域を推定する手段と、前記単一周波数領域推定手段により検出された期間だけ前記PLLゲインを上げる手段を有することを特徴とする、上記(4)乃至(6)のいずれかに記載の光ディスク装置。
(8).ディスク状記録媒体に同心円状又はスパイラル状のトラックに対して、前記トラック上に等間隔でプリピットが配置され、前記トラック上のプリピット以外の領域に記録情報が線密度一定で形成された光ディスク媒体において、回転中の前記光ディスク媒体から前記記録情報を読み出すピックアップ手段と、前記ピックアップ手段の読み取り位置を制御するサーボ機構と、前記ピックアップから得られる記録マーク/スペース列の反射光検出信号であるRF信号から記録情報を検出する手段と、前記ピックアップから得られるプリピット再生信号を入力とするFM復調器と、前記RF信号から同期タイミングを生成するPLL回路によって構成し、前記PLL回路は前記FM復調器出力によって前記PLLの動作中心周波数を設定し、前記PLLの同期タイミングにより前記記録情報検出手段を動作させることを特徴とする光ディスク装置。
(9).前記PLL内の局所発振器制御入力にリミッタを設け、前記FM復調器出力を基準に前記同期タイミング周波数の上下限を限定することを特徴とする上記(8)記載の光ディスク装置。
本発明によれば、再生時のスループットを向上させることが可能である(第1の効果)。その理由は、再生RF信号が途絶えるか又は線速度が変わっても、ウォブル信号によって周波数追従が可能であるので、再生RF信号が入力されると直ぐに位相同期を完了させることが可能なためである。また、本発明によれば、再生性能を向上させることができる(第2の効果)。その理由は、再生RF信号に含まれる偏芯による周波数変動をウォブル信号を用いて圧縮することができるため、再生PLLのループゲインを低くすることが可能なためである。
次に、本発明を実施するための最良の第1実施形態について、図1を参照しながら説明する。CD−R/RWやDVD−R/RW/RAM等と同様に、スパイラル状又は同心円状にグルーブトラックを形成したディスク媒体1に、情報の記録再生を行う光ディスク装置10を前提とする。そのグルーブトラックは、半径方向に一定振幅かつ記録ピットの整数倍となるような周期でウォブリングさせて形成する。物理アドレス情報によりウォブリング位相又は周波数を変調してもよい。ディスク媒体1は、図示していないスピンドルモータにより回転制御が行われる。
レーザーダイオード、光学素子、対物レンズ等の駆動系から構成されるピックアップ2により、ディスク媒体1のグルーブトラックに集光ビームスポットを追従させる。ピックアップ2がディスク媒体1との鉛直方向及び半径方向の位置ずれをディスク媒体1からの反射光により検出し、アクチュエータサーボ3が対物レンズの駆動アクチュエータを制御することで、ディスク面ぶれ及びディスク偏芯にも正確に追従する。
ディスク媒体1からの反射光はピックアップ2内のフォトディテクタで受光し、微弱な受光信号をRFアンプ4により増幅する。半径方向に2分割したディテクタ出力の差信号であるウォブル信号は、グルーブトラックの半径方向の変動を振幅情報として出力することができる。ユーザー情報は、トラック内に微小マーク列として記録される。このとき、ウォブル信号をN逓倍した記録クロックに同期して記録が行われる。Nは32から192までの整数であり、記録メディアの種類により一意に決まる。ユーザー情報を含む再生RF信号は、分割ディテクタ出力の和として取り出すこと可能であり、再生RF信号のチャネルクロックとウォブル信号との周波数比は一定となる。
ウォブル信号の帯域は比較的狭いので、BPF(Band Pass Filter)7によって帯域を制限することでSNRを稼ぐことができる。BPF7の出力からウォブル信号の周波数を連続して検出するFM復調器6として、PLLを用いる。再生RF信号用のPLL5と区別するために、以降、RF−PLL5及びウォブルPLL6と呼ぶこととする。すなわち、BPF7の出力信号と分周器64の出力信号との位相差を位相比較器61により検出し、ループフィルタ62を通して局所発振器63の発振周波数を制御する。局所発信器63の出力信号は、分周器64を通して位相比較器61にフィードバックする。これにより、位相比較器61の出力信号が‘0’に近づくように周波数制御がなされる。
局所発振器63の出力信号を別に逓倍する機能があれば、分周器64は必ずしも必要ない(すなわちN=1)。また、BPF7と位相比較器61との間に、コンパレータを追加しても良い。ウォブル信号のSNRが十分高ければ、BPF7を通さなくても良い。ウォブルPLL6がロックしていれば、ウォブル信号周波数と局所発振器63の制御入力(Fwbl)とは一対一に対応する。すなわち、このウォブルPLL6はウォブル信号のFM復調器として動作する。ウォブル信号をA/D変換器で取り込み、デジタル回路でループを構成しても良い。このFM復調器は、例えば、ウォブル信号の波数を計測する構成でも良い。また、FM復調器の入力信号は、ウォブル信号ではなく、例えばDVD−RAMのプリピットヘッダのような信号でもよく、この場合はプリピットヘッダ間隔を計測しても良く、又はプリピットヘッダ内のVFO周波数を検出しても良い。プリピット情報を用いる場合には、ウォブリングなしの案内溝でもかまわない。
再生RF信号と局所発振器53の出力信号との位相差を、位相比較器51により生成する。位相比較器51の出力信号は、ループフィルタ52を通してフィルタリングされΔFとして出力される。この出力信号ΔFと周波数検出器としてのウォブルPLL6の出力信号Fwblとを加算後に、局所発振器53を制御する。これにより、局所発振器53は中心周波数Fwblで発振しながら再生RF信号に位相同期する。
局所発振器53と局所発振器63との感度が異なる場合には、中心周波数Fwblに定数を乗算して補正しても良い。再生RF信号と位相比較器51との間に、コンパレータを追加しても良い。再生RF信号が得られない場合に周波数が大きくずれないように、ΔFに上下限のリミッタを設けても良い。再生RF信号をA/D変換器で取り込み、デジタル回路にてPLLを構成してもよい。
抽出した同期タイミング毎に、再生RF信号をパルス化手段8により2値化して再生データを検出する。その後、図示していない復調回路等によってECC(Error Correction Code)訂正等を行い、情報を取り出す。パルス化手段8はPRML検出器で置き換えても良い。
HD DVD−RWのようにユーザー情報の前に位相同期用VFO領域を付加したディスクフォーマットであり、かつ物理アドレス情報がウォブル信号から読み出せる場合、ウォブル信号からアドレス情報を検出する検出器を設け、これにより再生RF信号上のVFO領域を推定し、このVFO期間だけRF−PLL5のループゲインを上げる手段を設けても良い。この場合、位相引き込み時間の更なる短縮を見込むことができる。
本発明に係る光ディスク装置の第2実施形態を示す構成図を図2に示す。第1の信号から同期タイミングを生成するRF−PLL5は、局所発振器53の出力信号と第1の信号との位相ずれを位相比較器51により検出し、ループフィルタ52によりフィルタリング後、局所発振器53の周波数を制御する。ここで、第1の信号のチャネル周波数と周波数比が一定の第2の信号が与えられるものとする。この第2の信号は、FM復調器6に入力されて第2の信号の周波数に相当する情報(Fwbl)を生成する。ループフィルタ52の出力(ΔF)とFwblとは加算器54により加算される。局所発振器53の中心周波数はFwblによって決定され、誤差分はΔFによって吸収される。この構成は、第1実施形態の中のPLL回路に相当し、FM復調器6の構成例(ウォブルPLL6)等、既述した構成例はそのまま第2実施形態であるPLL回路にも適応できる。
次に、第一及び第二実施形態の光ディスク装置の動作に関して、図を参照しながら説明する。
図3は、CAV制御でディスク内周を再生した後、外周にシークした場合の動作を示したものである。シーク直前までは、再生RF信号にPLLが追従している。シーク後、線速度が大きく変わり、図では未記録領域が続く。チャネル周波数が変化した場合、再生RF信号だけから位相同期を確立するためには長い時間がかかる。これは、再生RF信号の周波数帯域が比較的広いことにも起因する。また未記録領域が続く場合にはその分だけ同期に時間がかかることとなる。
ウォブル信号はディフェクト等を除きほぼ連続して情報が得られ帯域も比較的狭いこともあり、ウォブルPLL6は周波数が変わっても短時間で位相同期が完了する。したがって、ウォブル周波数に相応する信号Fwblも短時間で収束する。Fwblとループフィルタ52の出力信号ΔFとを加算後に、局所発振器53の周波数を制御することで、平均的にはFwblに相当する周波数で発振しながら、再生RF信号チャネルクロック周波数との誤差分をΔFが補正するように動作する。したがって、線速度(チャネル周波数)が切り替わっても、又は未記録領域が存在しても、再生PLLの発振周波数は本来の再生チャネル周波数に近づけることが可能である。周波数ずれが近いほど、引き込みに要する時間は短くなるため、すぐに再生RFデータに位相同期することができる。
本発明では、短時間の位相同期を実現できることの他に、もう一つ利点がある。すなわち、PLLで構成した周波数検出器(ウォブルPLL6)によりディスク偏芯による周波数ずれを連続的に検出できるので、RF−PLL5のループゲインを高くせずとも偏芯を圧縮することができる。したがって、ループ特性を低ゲインにすることが可能となり、クロックジッタを圧縮できるため再生情報の信頼性向上につながる。
本発明は、CD、DVD等の光ディスク装置に利用可能であり、特に高密度記録された光ディスク装置のCAV再生に好適である。
本発明における第1実施形態を示すブロック図である。 本発明における第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の動作を説明するタイミング図である。 PLLの開ループ特性図である。 PLLゲインによる位相誤差圧縮特性図である。 従来技術を用いたPLL装置のブロック図である。
符号の説明
1 ディスク媒体
2 ピックアップ
3 アクチュエータサーボ
4 RFアンプ
5 RF−PLL
6 ウォブルPLL(FM復調器)
7 バンドパスフィルタ
8 パルス化手段
51,61 位相比較器
52,62 ループフィルタ
53,63 局所発振器
54 加算器
64 分周器

Claims (11)

  1. 光ディスク媒体から読み出されたRF信号に位相が同期するクロック信号を生成するPLLを備えたPLL回路において、
    前記RF信号と同時に前記光ディスク媒体から読み出されたウォブル信号を入力し、このウォブル信号の周波数に対応する周波数信号を出力するFM復調器を更に備え、
    前記PLLは、前記FM復調器から出力された周波数信号に基づき、前記クロック信号の中心となる周波数を設定する、
    ことを特徴とするPLL回路。
  2. 前記周波数信号は、前記ウォブル信号の周波数に対応する電圧値であり、
    前記PLLは、制御電圧によって前記クロック信号の周波数を変化させる電圧制御発振器を有し、
    前記制御電圧は、前記周波数信号の電圧値と、前記RF信号と前記クロック信号との位相差に対応する電圧値と、の和である、
    請求項1記載のPLL回路。
  3. 第1の信号から同期タイミングを生成するPLLを備えたPLL回路において、
    前記第1の信号のチャネル周波数と周波数比が一定でありかつほぼ連続して周波数情報が得られる第2の信号を入力するFM復調器を更に備え、
    前記PLLは、前記FM復調器の出力信号に基づいて当該PLLの動作中心周波数を設定する、
    ことを特徴とするPLL回路。
  4. 前記PLL内の局所発振器の制御入力側に、前記FM復調器の出力信号を基準に前記同期タイミングの周波数の上限及び下限を設定するリミッタを設けた、
    ことを特徴とする請求項3記載のPLL回路。
  5. 前記PLLを第1のPLLとしたとき、
    前記FM復調器が第2のPLLから成る、
    ことを特徴とする請求項3又は4記載のPLL回路。
  6. ディスク状記録媒体に同心円状又はスパイラル状のトラックが形成され、前記トラックが概ね一定の周期を持った微小な正弦波状に蛇行しており、前記トラック上に記録情報が前記トラックの蛇行に同期して形成された光ディスク媒体に対して、
    回転中の前記光ディスク媒体から前記記録情報を読み出すピックアップ手段と、
    このピックアップ手段の読み取り位置を制御するサーボ機構と、
    前記ピックアップ手段から得られる記録マーク及びスペース列の反射光検出信号であるRF信号から記録情報を検出する記録情報検出手段と、
    前記ピックアップ手段から得られる前記トラックの蛇行による変化検出信号であるウォブル信号を入力するFM復調器と、
    このFM復調器の出力信号によってPLLの動作中心周波数を設定するとともに、前記記録情報検出手段を動作させる同期タイミングを前記RF信号から生成するPLL回路と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 前記PLL内の局所発振器の制御入力側に、前記FM復調器の出力信号を基準に前記同期タイミングの周波数の上限及び下限を設定するリミッタを設けた、
    ことを特徴とする請求項6記載の光ディスク装置。
  8. 前記PLLを第1のPLLとしたとき、
    前記FM復調器が第2のPLLから成る、
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の光ディスク装置。
  9. 前記RF信号は、ある固定長の再生ブロックが連続し、かつ前記再生ブロックの特定位置に単一周波数信号が挿入され、
    前記ウォブル信号は、前記再生ブロックを識別するアドレス情報が埋め込まれ、
    前記ウォブル信号から前記アドレス情報を検出する検出手段と、
    この検出手段によって検出された前記アドレス情報から、前記RF信号に含まれる前記単一周波数が挿入された領域を推定する推定手段と、
    この推定手段によって推定された領域に対して前記PLL回路のゲインを上げる手段と、
    を有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の光ディスク装置。
  10. ディスク状記録媒体に同心円状又はスパイラル状にトラックが形成され、このトラック上に等間隔でプリピットが配置され、前記トラック上のプリピット以外の領域に記録情報が線密度一定で形成された光ディスク媒体に対して、
    回転中の前記光ディスク媒体から前記記録情報を読み出すピックアップ手段と、
    このピックアップ手段の読み取り位置を制御するサーボ機構と、
    前記ピックアップ手段から得られる記録マーク及びスペース列の反射光検出信号であるRF信号から記録情報を検出する記録情報検出手段と、
    前記ピックアップ手段から得られるプリピット再生信号を入力するFM復調器と、
    このFM復調器の出力信号によってPLLの動作中心周波数を設定するとともに、前記記録情報検出手段を動作させる同期タイミングを生成するPLL回路と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 前記PLL内の局所発振器の制御入力側に、前記FM復調器の出力信号を基準に前記同期タイミングの周波数の上限及び下限を設定するリミッタを設けた、
    ことを特徴とする請求項10記載の光ディスク装置。
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