JP2006335138A - 鉄道車両用軸受ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】 横方向の剛性を高め、変位を小さくすること。
【解決手段】 外輪4の外周面には、軸箱のハウジング部10が嵌合されている。ハウジング部10には、アーム20が延在されていて、アーム20は、枝分かれした2つの枝部21a,21bからなり、ハウジング部10側では、1箇所から延在し、台車側では、開成して、2箇所になっている。アーム20の先端には、取付部22がそれぞれ形成されている。アーム20の枝分かれした2本の枝部21a,21bのうち1本の枝部21aは、軸箱に対して略直角に枝分かれしている。従って、台車の取付部側でのアーム20の幅は、軸箱の取付部側でのアーム20の幅より広くなっており、車軸1に横方向に荷重がかかっても、剛性が高められて、変位を小さくすることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 外輪4の外周面には、軸箱のハウジング部10が嵌合されている。ハウジング部10には、アーム20が延在されていて、アーム20は、枝分かれした2つの枝部21a,21bからなり、ハウジング部10側では、1箇所から延在し、台車側では、開成して、2箇所になっている。アーム20の先端には、取付部22がそれぞれ形成されている。アーム20の枝分かれした2本の枝部21a,21bのうち1本の枝部21aは、軸箱に対して略直角に枝分かれしている。従って、台車の取付部側でのアーム20の幅は、軸箱の取付部側でのアーム20の幅より広くなっており、車軸1に横方向に荷重がかかっても、剛性が高められて、変位を小さくすることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高速で走行する鉄道車両の車軸などを支持するために用いられる鉄道車両用軸受ユニットに関する。
一般的な鉄道車両用台車は、特許文献1に記載されているように、車軸に、車輪が取付けられ、その外側即ち車軸の端部に、軸受を介して、軸箱が取り付けられている。
軸箱は、ばねを介して梁を支持し、さらに複数の梁によって台車枠を形成している。台車枠は、ばねを介して車体を支持している。
軸箱の構造の従来例の一例を図3(a)(b)に示す。
図3(a)は、従来例に係る鉄道車両用軸受ユニットの側面図であり、(b)は、その断面図である。
図3(a)では、紙面左側がレール30側となる。車軸1には、転がり軸受2が取付けられている。
転がり軸受2は、複列の円錐ころ軸受であり、内輪3と、外輪4と、これらの間に介装した転動体としての円錐ころ5と等から形成されている。
外輪4の外周面には、軸箱のハウジング部10が嵌合されている。ハウジング部10には、アーム11が延在されていて、台車枠に連結するための取付部12が形成されている。また、軸箱は、ばね13を介して梁(非表示)を支持している。
特開平2−212263号公報(特許公報第2788047号公報)
しかしながら、図3(a)(b)の構造では、アーム11が直線状に形成してあることから、鉄道車両が曲線を描くレール上を通過する際、車軸1に横方向に荷重がかかり、取付部12を中心に大きく変位してしまう可能性がある。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、横方向の剛性を高め、変位を小さくすることができる、鉄道車両用軸受ユニットを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る鉄道車両用軸受ユニットは、鉄道車両の台車と、車軸用軸受を組み込んだ軸箱とを、当該軸箱に設けたアームにより連結する鉄道車両用軸受ユニットに於いて、
前記アームは、前記軸箱の取付部の根元から、あるいは、前記台車と前記軸箱の取付部との間において枝分かれしていることを特徴とする。
前記アームは、前記軸箱の取付部の根元から、あるいは、前記台車と前記軸箱の取付部との間において枝分かれしていることを特徴とする。
好適には、前記アームは、前記台車の取付部が複数箇所となるように、枝分かれしている。
また、好適には、前記アームは、V字状に枝分かれしている。
さらに、好適には、前記アームの枝分かれした1本は、前記軸箱に対して、略直角に枝分かれしている。
本発明によれば、台車の取付部側でのアームの幅は、軸箱の取付部側でのアームの幅より広くなっており、車軸に横方向に荷重がかかっても、剛性が高められて、変位を小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る鉄道車両用軸受ユニットを図面を参照しつつ説明する。
図1(a)は、本発明の実施の形態に係る鉄道車両用軸受ユニットの側面図であり、(b)は、その断面図である。
図1(a)(b)に示すように、車軸1には、転がり軸受2が取付けられている。
転がり軸受2は、複列の円錐ころ軸受であり、複列の内輪3と、一体の外輪4と、これらの間に介装した転動体としての円錐ころ5と等から形成されている。外輪4は複列でも良い。
外輪4の外周面には、軸箱のハウジング部10が嵌合されている。ハウジング部10には、アーム20が延在されていて、台車枠に連結するための取付部22が形成されている。また、軸箱は、ばね13を介して梁(非表示)を支持している。
アーム20は、枝分かれした2つの枝部21a,21bからなり、ハウジング部10側では、1箇所から延在し、台車側では、開成して、2箇所になっている。
アーム20の先端には、取付部22がそれぞれ形成されている。アーム20の枝分かれした2本の枝部21a,21bうちの1本の枝部21aは、軸箱に対して略直角に枝分かれしており、他方の枝部21bは台車と反対側に枝分かれしている。
以上から、本実施の形態によれば、台車の取付部側でのアーム20の幅は、軸箱の取付部側でのアーム20の幅より広くなっており、車軸1に横方向に荷重がかかっても、剛性が高められて、変位を小さくすることができる。
図2(a)は、本発明の実施の形態の第1変形例に係る鉄道車両用軸受ユニットのアームの断面図であり、(b)は、本発明の実施の形態の第2変形例に係る鉄道車両用軸受ユニットのアームの断面図である。
図2(a)の第1変形例は、枝分かれしたアーム20の先端の取付部22が一体に形成してある点が異なる。
図1(b)のように台車と軸箱の取付部が枝分かれに対応して複数箇所となっている場合においても、図2(a)のように台車と軸箱の取付部が枝分かれ後再び一体となって1箇所となっている場合においても、台車と軸箱の取付部22の少なくとも中間部において枝分かれして、2本以上の枝部21a,21bとなっており、台車の取付部側でのアーム20の幅は、軸箱の取付部側でのアーム20の幅より広くなっている(すなわちアーム根元が開いている)ので、車軸1に横方向に荷重がかかっても、剛性が高められて、変位を小さくすることができる。
図2(b)の第2変形例は、アーム20がV字状に左右対称に形成している点が異なる。
このように左右対称とすることにより、両方向の横方向荷重及び荷重変動に対して、より均しい剛性が得られるが、鉄道車両用の軸受ユニットは、アーム20が台車と対向するので、図1(b)及び図2(a)のように、2本の枝部21a,21bのうち1本の枝部21aは、軸箱に対して略直角に枝分かれしている方が実用的である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
また、転がり軸受2は複列の円錐ころ軸受に限定されず、複列の円筒ころ軸受や、円錐ころ軸受と円筒ころ軸受の組み合わせ、円筒ころ軸受と玉軸受の組み合わせでもよく、軸受の種類は限定しない。
1 車軸
2 転がり軸受
3 内輪
4 外輪
5 円錐ころ
10 ハウジング部
11 アーム
12 取付部
13 ばね
20 アーム
21a,21b 枝部
22 取付部
2 転がり軸受
3 内輪
4 外輪
5 円錐ころ
10 ハウジング部
11 アーム
12 取付部
13 ばね
20 アーム
21a,21b 枝部
22 取付部
Claims (4)
- 鉄道車両の台車と、車軸用軸受を組み込んだ軸箱とを、当該軸箱に設けたアームにより連結する鉄道車両用軸受ユニットに於いて、
前記アームは、前記軸箱の取付部の根元から、あるいは、前記台車と前記軸箱の取付部との間において枝分かれしていることを特徴とする鉄道車両用軸受ユニット。 - 前記アームは、前記台車の取付部が複数箇所となるように、枝分かれしていることを特徴とする請求項1に記載の鉄道車両用軸受ユニット。
- 前記アームは、V字状に枝分かれしていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉄道車両用軸受ユニット。
- 前記アームの枝分かれした1本は、前記軸箱に対して、略直角に枝分かれしていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の鉄道車両用軸受ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005159760A JP2006335138A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 鉄道車両用軸受ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005159760A JP2006335138A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 鉄道車両用軸受ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006335138A true JP2006335138A (ja) | 2006-12-14 |
Family
ID=37556058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005159760A Withdrawn JP2006335138A (ja) | 2005-05-31 | 2005-05-31 | 鉄道車両用軸受ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006335138A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010043689A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Ntn Corp | 複列ころ軸受 |
CN104608789A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-05-13 | 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 轨道列车及其轴箱结构 |
US9744976B2 (en) | 2015-01-16 | 2017-08-29 | Crrc Qingdao Sifang Co., Ltd. | Railway vehicle and axle box structure thereof |
-
2005
- 2005-05-31 JP JP2005159760A patent/JP2006335138A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010043689A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Ntn Corp | 複列ころ軸受 |
CN104608789A (zh) * | 2015-01-16 | 2015-05-13 | 南车青岛四方机车车辆股份有限公司 | 轨道列车及其轴箱结构 |
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Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080121 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090828 |