JP2006329001A - 気体圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外部に発電機を必要とすることなく作動を制御し得る気体圧縮機を提供する。
【解決手段】 ハウジング11と、駆動回転部17を有し該駆動回転部の回転により気体を圧縮すべくハウジング11内に収容された圧縮機構12と、圧縮機構12の作動を制御する電動部45とを備える気体圧縮機10。駆動回転部17とハウジング11との間には、電動部45のための電力を生成する発電機構46が組み込まれている。
【選択図】 図1
【解決手段】 ハウジング11と、駆動回転部17を有し該駆動回転部の回転により気体を圧縮すべくハウジング11内に収容された圧縮機構12と、圧縮機構12の作動を制御する電動部45とを備える気体圧縮機10。駆動回転部17とハウジング11との間には、電動部45のための電力を生成する発電機構46が組み込まれている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、気体圧縮機に関し、特に、吐出容量が切換可能な容量可変型気体圧縮機に好適な気体圧縮機に関する。
従来の気体圧縮機に吐出容量が切換可能の容量可変型気体圧縮機がある(例えば特許文献1参照。)。この種の気体圧縮機では、吸入ポートから吸入室を経て圧縮機構本体の圧縮室内に吸入された気体は、この圧縮室で圧縮される。また、圧縮機構本体の前記圧縮室には、圧縮された気体の一部を該圧縮室から吸入室に案内する帰還通路が連通し、この帰還通路には該帰還通路の連通を断続するための電磁弁が設けられている。帰還通路が連通状態におかれると圧縮室内で圧縮された気体の一部が吸入室に戻される。また、帰還通路の連通が遮断されると、圧縮室内で圧縮された気体は吸入室に戻されることなく、その全てが吐出ポートから排出される。従って、この電磁弁の動作を制御することにより、帰還通路の連通を断続することができ、これにより、気体圧縮機の吐出容量の切換が可能となる。
実開昭57−123991号公報
しかしながら、従来の前記気体圧縮機では、前記吐出容量の切換のための電磁弁を作動させる電力を気体圧縮機の外部から電磁弁に供給する必要があった。そのため、電力供給用として、気体圧縮機を駆動させる駆動源で作動する発電機が別途必要となった。
そこで、本発明の目的は、外部に発電機を必要とすることなく作動を制御し得る気体圧縮機を提供することにある。
本発明は、ハウジングと、駆動回転部を有し該駆動回転部の回転により気体を圧縮すべく前記ハウジング内に収容された圧縮機構と、前記圧縮機構の作動を制御する電動部とを備える気体圧縮機において、前記駆動回転部と前記ハウジングとの間に、前記駆動回転部の回転によって前記電動部のための電力を生成する発電機構を組み込んだことを特徴とする。
本発明によれば、気体の圧縮動作のために駆動回転部が回転されると、この駆動回転部とハウジングとの間に組み込まれた発電機構で電力が生成されることから、この電力で前記電動部を作動させることができる。従って、電動部を作動させるための従来のような外部電力供給源が不要となり、この電力供給源として外部に発電機を設定する必要が無くなることから、またこの外部電力供給源から電力を供給する必要がないので、気体圧縮機の電力消費量の削減が可能となることから、大きなコスト削減が可能となる。
前記圧縮機構が容量可変型気体圧縮機である場合、電動部である吐出容量切換用電磁弁を前記発電機構からの電力で作動させることができる。
前記回転駆動部に、駆動源からの駆動力を伝達する伝動ベルトが巡るプーリを前記ハウジングの外面に対向して該ハウジングの外部に配置し、このプーリの回転軸線を前記回転駆動部の回転軸線に一致して設けることができる。この場合、前記発電機構は、前記プーリの前記ハウジングに対向する部分に、前記駆動回転部の回転軸線を取り巻く周方向へ異磁極を交互に配列された複数の磁石と、前記プーリの回転と一体的に前記回転軸線の回りに回転する前記磁石の磁気相互作用により電力を生成すべく前記ハウジングの前記外面に前記複数の磁石の各異磁極面から間隔をおいて支持された界磁コイルとで構成することができる。
前記発電機構を交流発電機構とし、前記電動部は直流電力により動作する電動部とすることができ、この場合、前記交流発電機構からの電力は整流器を経て前記電動部に供給される。
前記圧縮機構には、前記駆動回転部の作動により、前記ハウジングに形成された吸入ポートから吸入した気体を圧縮するための圧縮室と、該圧縮機構の圧縮行程中に前記圧縮室から一部の圧縮気体を前記吸入ポートへ向けて案内する帰還通路とを有する圧縮機構を採用することができる。前記電動部は、前記ハウジングに形成された吐出ポートから排出される圧縮気体についての前記圧縮機構の吐出容量の切換のために前記帰還通路の連通を断続するための電磁弁で構成することができる。
また、前記圧縮機構は、前記圧縮室のためのシリンダ室を規定するシリンダと、前記シリンダ室内に回転可能に配置され、前記駆動回転部を構成するロータとを有し、該ロータの回転に伴ってベーンが前記シリンダ室の壁面を摺動すべく前記ベーンがロータに保持され、前記ベーンによって前記シリンダ室内がその周方向へ区画されて前記圧縮室が形成されるベーンロータリー式気体圧縮機構で構成することができる。
本発明に係る気体圧縮機によれば、前記したように、電動部を作動させるための従来のような外部電力供給源が不要となり、この電力供給源として外部に発電機を設ける必要は無く、またこの外部電力供給源から電力を供給する必要がないので、気体圧縮機の電力消費量の削減が可能となることから、大きなコスト削減が可能となる。
本発明が特徴とするところは、図示の実施例に沿っての以下の説明により、さらに明らかとなろう。
本発明に係る気体圧縮機は、例えば自動車に搭載される空気調和装置に用いられ、図示しないが、この空気調和装置の構成要素である従来よく知られた凝縮器、膨張弁および蒸発器等と共に、冷却サイクルのための冷媒循環経路を構成する。
本発明に係る気体圧縮機10は、図1に示すように、全体に円筒状のハウジング11と、該ハウジング内に収容された圧縮機構12とを備える。ハウジング11は、一端開放のハウジング本体11aおよび該ハウジング本体の開放端を閉鎖するフロントハウジング部材11bを有する。フロントハウジング部材11bには前記蒸発器に接続される吸入ポート13が形成されており、ハウジング本体11aには前記凝縮器に接続される吐出ポート14が形成されている。
圧縮機構12は、従来よく知られた同芯型のベーンロータリー式の圧縮機構である。ベーンロータリー式の圧縮機構12は、シリンダ15を備える。シリンダ15は、両端開放のシリンダ部材15aと、該シリンダ部材の各開放端を気密的に閉鎖する一対の端壁部材であるフロントサイドブロック15bおよびリアサイドブロック15cとで構成されている。このシリンダ15により、図2に示すような楕円の横断面形状を有するシリンダ室16が規定されている。
シリンダ室16内には、回転軸17aを有する円柱状のロータ17が収容されている。ロータ17の回転軸17aは、図1に示すように、その中心軸線をシリンダ室16のそれに一致させて配置され、フロントサイドブロック15bおよびリアサイドブロック15cに形成された各滑り軸受面18a、18bで回転可能に支承されている。
回転軸17aは、フロントサイドブロック15bを貫通して該フロントサイドブロックの外方へ伸長する。この回転軸17aには、その伸長端に設けられた従来よく知られたプーリ19が、環状ベアリング19aを介して、その回転軸線を回転軸17aのそれに一致させて固定されている。プーリ19には、エンジンの回転軸とプーリ19とを巡る伝動ベルト20aを経て、車両のエンジンの回転力が伝達可能であり、このエンジンの回転力によってプーリ19が回転すると、回転軸17aと一体にロータ17が一方向へ駆動回転される。回転軸17aには、大気側への冷媒ガス及び潤滑油の漏れを防止するための従来と同様な環状シール機構20bが設けられている。
ロータ17には、図2に示すように、複数のベーン溝21が形成されている。各ベーン溝21内には、ベーン22が摺動可能にかつロータ17の周方向へ突出可能に収容されている。各ベーン22は、各ベーン溝21の底部に形成された背圧室21aに供給される潤滑油の圧力を受けることにより、ロータ17の回転に伴いシリンダ室16の壁面を摺動する。
シリンダ室16は、ロータ17に保持されたベーン22によってロータ17の周方向へ区画され、これにより、各圧縮室16aに分割されている。各圧縮室16aは、従来よく知られているように、ロータ17の回転に伴なう吸入行程および圧縮行程でそれぞれ容積の増大および減少を繰り返す。
シリンダ室16の両端径部近傍には、各圧縮室16aに冷媒を吸入するための一対の吸入口23a、23bが開放する。図1には、これら一対の吸入口23a、23bが現れていないが、各吸入口23は、フロントハウジング部材11bとフロントサイドブロック15bとの間に形成された吸入室27(図1参照)に連通することから、吸入ポート13に導かれた気体は、この吸入室27を経て一対の吸入口23a、23bに案内される。
また、シリンダ室16の両短径部近傍には、図2に示すように、各圧縮室16aで圧縮された冷媒を該圧縮室から吐出するための一対の吐出口24が開放する。シリンダ室16の短径から見て、ロータ17の回転方向(図2では時計方向)の側へ偏倚した位置にはシリンダ室16の径方向に整列して前記した各吸入口23(23a、23b)が配置され、また、ロータ17の回転方向と逆方向(図2では反時計方向)の側へ偏倚した位置に各吐出口24がシリンダ室16の径方向に整列して配置されている。各吐出口24には、圧縮室16aから排出される冷媒の逆流を阻止する従来よく知られた吐出弁25aおよび該吐出弁の過大な変形を阻止する弁サポート25bが設けられている。
各吐出口24は、吐出弁25aを経て、図1に示すように、リアサイドブロック15cに設けられた油分離器26に連通する。
本発明に係る気体圧縮機10では、前記エンジンの回転力がプーリ19を経て回転軸17aに伝えられると、該回転軸と一体に駆動回転部であるロータ17が回転する。ロータ17が回転すると、ロータ17の回転に伴ってこれに保持された各ベーン22がシリンダ室16を摺動する。ベーン22の摺動によって容積を増大する圧縮室16aには吸引力が作用する。
この圧縮室16aに作用する吸引力により、吸入行程では、図2に示す各吸入口23a、23bを経て対応する各圧縮室16aに冷媒が吸入される。引き続くロータ17の回転により、吸入行程にある圧縮室16aがその容積を減少させる圧縮行程に移行すると、圧縮室16a内の冷媒が圧縮される。圧縮行程中の圧縮室16a内の冷媒圧力が所定値を越えると、吐出口24から吐出弁25aを経て圧縮室16aから圧縮冷媒が油分離器26へ向けて排出され、図1に示すように、ハウジング11内の圧縮機構12の背面側で該圧縮機構のリアサイドブロック15cとハウジング本体11aとの間に形成された高圧室28内の油分離器26に案内され、さらに、該油分離器を経て高圧室28内に吐出される。高圧室28で脈動成分を除去された冷媒は、ハウジング11に形成された吐出ポート14を経て、前記凝縮器に圧送される。
油分離器26で冷媒から分離された潤滑油は、高圧室28の底部に形成された油貯め29から、潤滑油に混入した異物をフィルタ29aで除去された後、高圧室28の吐出圧力により、従来と同様な油供給路30(図面の簡素化のためにその一部が示されている。)を経て、前記した滑り軸受面18a、18bおよびこれらに関連してフロントサイドブロック15bおよびリアサイドブロック15cの内面に形成された従来よく知られた油貯め用の凹所31a、31bに供給される。油貯め用凹所31a、31bに供給された潤滑油はベーン22の背圧として前記した背圧室21aに供給される。
また、本発明に係る前記気体圧縮機10には、ロータ17の回転速度の変更を招くことなく前記した吐出ポート14からの冷媒の吐出量を変更するために、図1に示すような容量変更手段32が設けられている。
容量変更手段32は、図1に示す例では、フロントサイドブロック15bに形成された一対の帰還通路33と、該各帰還通路の連通を断続する一対の弁機構34とを備える。
各帰還通路33の一端は、図1に示すように、フロントサイドブロック15bの内面に形成されたリーク開口33aを経て圧縮室16aに連通し、また、帰還通路33の他端は図中省略されているが、吸入室27に連通する。
各弁機構34は、油供給路30および該供給路に連通するオリフィス40aが設けられた油案内通路40を経て、その加圧室34aに油貯め29から潤滑油の供給を受けると、帰還通路33を遮断すべく弁体35をリーク開口33aの閉鎖位置に保持する。
また、電磁バルブ45が、弁機構34の各加圧室34aと吸入室27とを連通する通路44に設けられ、該通路を開閉する電磁バルブ45の開放動作によって加圧室34aの圧力が解除されると、弁体35は圧縮室16a内の圧縮ガスの圧力によりリーク開口33aの開放位置に作動される。
電磁バルブ45は、図示の例では、通路44の連通を断続するためのプランジャー45aと、該プランジャーを通路44の閉鎖位置に向けて偏倚させるコイルスプリング(図示せず)のばね力に打ち勝って電磁バルブ45を通路44の開放位置に保持させるための電磁ソレノイド45bとを備える。この電磁バルブ45は、その電磁ソレノイド45bへの非通電状態で、通路44を遮断状態におき、他方、電磁ソレノイド45bへの通電状態で通路44を連通させる。
従って、電磁バルブ45の電磁ソレノイド45bへの非通電状態すなわち電磁バルブ45の非作動状態では、加圧室34aに供給される潤滑油の圧力によりリーク開口33aが閉鎖状態に保持されることから、圧縮室16a内の圧縮ガスが帰還通路33を経て吸入室27に戻されることはなく、気体圧縮機10は、この圧縮ガスの戻りによる容量の低下を招くことなくその最大吐出量で動作する。
他方、電磁バルブ45の電磁ソレノイド45bへ通電することにより、すなわち電磁バルブ45を作動することにより、加圧室34aの圧力が解除され、これによりリーク開口33aが開放されると、ベーン22の摺動に伴う圧縮行程で一部の圧縮ガスは帰還通路33を経て吸入室27に戻され、ベーン22がシリンダ室16の周壁を摺動するに際し、リーク開口33aの位置を通過して実質的な圧縮行程が開始されることから、圧縮機構12による吐出量が低減される。
これにより、電磁バルブ45の電磁ソレノイド45bへの電力の供給のオンオフ操作に応じて、気体圧縮機10の容量の切り換えがなされる。
この容量切換用電磁バルブ45の電磁ソレノイド45bに電力を供給するための発電機構46がプーリ19とフロントハウジング部材11bとの間に設けられている。
プーリ19のフロントハウジング部材11bに対向する内面には、プーリ19の回転軸線を取り巻く環状の凹溝47が形成されており、図1および図4に示すように、環状の凹溝47の内周面47aには、それぞれの板厚方向に磁化された複数の永久磁石48が、その板厚方向をプーリ19の径方向に一致させかつ異磁極面を凹溝47の周方向へ交互に配列させて、固定されている。また、フロントハウジング部材11bには、コの字状のヨーク49がその各端部を各永久磁石48の磁極面に対応させかつ該磁極面から間隔をおくように、十字状に配置されており、それぞれのヨーク49がフロントハウジング部材11bに静的に支持されている。
各ヨーク49の端部には、互いに直列的に結線された界磁コイル50が巻き付けられており、プーリ19の回転に伴う永久磁石48の円形循環路に沿った循環によって各界磁コイル50には、永久磁石48との間の電磁相互作用によって交流電圧が励起される。従って、永久磁石48およびヨーク49に巻き付けられた界磁コイル50は、前記した発電機構46を構成する。
発電機構46により発生した交流電力は、図示しない整流器を経て整流された後、電磁バルブ45の電磁ソレノイド45bに供給される。また、この電磁ソレノイド45bへの電力の供給を制御するためのスイッチング回路(図示せず)が接続端子51を介して、界磁コイル50と電磁ソレノイド45bとの間に挿入されている。
従って、前記スイッチング回路の動作に応じて、電磁ソレノイド45bへの電力の供給をオン・オフすることができ、これにより、前記したように各弁機構34の加圧室34aと吸入室27とを連通する通路44の連通を断続することができ、この通路44の連通の断続により、加圧室34aの油圧を制御することができるので、各弁機構34の弁体35の作動を制御することができ、該弁体の作動によるリーク開口33aの開閉によって、気体圧縮機10の容量の切換が可能となる。
本発明に係る前記気体圧縮機10によれば、前記したように、容量切換制御用の電磁バルブ45の電力がプーリ19とフロントハウジング部材11bとの間に組み込まれた発電機構46から供給されるので、従来のような気体圧縮機10とは別体の発電機を用いることなく、電磁バルブ45を作動させることができる。
図1に示した例では、プーリ19の凹溝47の内周面47aに永久磁石48を固定したが、これに代えて、図4に示すように、凹溝47の底面47bに永久磁石48をその板厚方向が凹溝47の底部の板厚方向に沿うように、異磁極面をプーリ19の周方向へ交互に配列させることができる。この場合、フロントハウジング部材11bに支持されるヨーク49は、界磁コイル50が巻き付けられた先端を永久磁石48に対向させて配置される。
前記したところでは、楕円の横断面形状を有するシリンダ室が設けられた同芯型のベーンロータリー式容量可変型気体圧縮機の例について本発明を説明したが、本発明は、円形の横断面形状を有するシリンダ室が設けられる偏心型のベーンロータリー式容量可変型気体圧縮機あるいはスクロール式容量可変型気体圧縮機、その他の種々の気体圧縮機に適用することができる。
また、前記したところでは、弁機構34の作動を制御する電磁バルブ45に発電機構46の電力を供給した例について説明したが、弁体35を電動部である前記したと同様な電磁バルブにより直接的に作動させ、この弁体35を直接的に作動させる電磁バルブに発電機構46の電力を供給することができる。
さらに、発電機構46の電力を気体圧縮機10以外の機器の電動部に供給することができ、また発電機構として、交流発電機構に代えて、直流発電機構を用いることができる。
10 容量可変型気体圧縮機
11 ハウジング
12 圧縮機構
13 吸入ポート
14 吐出ポート
15 シリンダ
16 シリンダ室
16a 圧縮室
17 (駆動回転部)ロータ
19 プーリ
22 ベーン
23(23a、23b) 吸入口
32 容量変更手段
33 帰還通路
33a リーク開口
34 弁機構
45 (電動部)電磁バルブ
46 発電機構
48 永久磁石
50 界磁コイル
11 ハウジング
12 圧縮機構
13 吸入ポート
14 吐出ポート
15 シリンダ
16 シリンダ室
16a 圧縮室
17 (駆動回転部)ロータ
19 プーリ
22 ベーン
23(23a、23b) 吸入口
32 容量変更手段
33 帰還通路
33a リーク開口
34 弁機構
45 (電動部)電磁バルブ
46 発電機構
48 永久磁石
50 界磁コイル
Claims (6)
- ハウジングと、駆動回転部を有し該駆動回転部の回転により気体を圧縮すべく前記ハウジング内に収容された圧縮機構と、前記圧縮機構の作動を制御する電動部とを備え、前記駆動回転部と前記ハウジングとの間には、前記駆動回転部の回転によって前記電動部のための電力を生成する発電機構が組み込まれていることを特徴とする気体圧縮機。
- 前記電動部は前記圧縮機構の吐出容量切換用電磁弁である請求項1に記載の気体圧縮機。
- 前記回転駆動部には、前記ハウジングの外面に対向して該ハウジングの外部に配置され、駆動源からの駆動力を伝達する伝動ベルトが巡るプーリがその回転軸線を前記回転駆動部の回転軸線に一致して設けられており、前記発電機構は、前記プーリの前記ハウジングに対向する部分に、前記駆動回転部の回転軸線を取り巻く周方向へ異磁極を交互に配列された複数の磁石と、前記プーリの回転と一体的に前記回転軸線の回りに回転する前記磁石の磁気相互作用により電力を生成すべく前記ハウジングの前記外面に前記複数の磁石の各異磁極面から間隔をおいて支持された界磁コイルとを有する請求項1に記載の気体圧縮機。
- 前記発電機構は交流発電機構であり、前記電動部は直流電力により動作する電動部であり、前記交流発電機構からの電力は整流器を経て前記電動部に供給される請求項3に記載の気体圧縮機。
- 前記ハウジングには、吸入ポート及び吐出ポートが形成され、前記圧縮機構は、前記駆動回転部の作動により、前記吸入ポートから吸入した気体を圧縮するための圧縮室と、該圧縮機構の圧縮行程中に前記圧縮室から一部の圧縮気体を前記吸入ポートへ向けて案内する帰還通路とを有し、前記電動部は、前記吐出ポートから排出される圧縮気体についての前記圧縮機構の吐出容量の切換のために前記帰還通路の連通を断続するための電磁弁である請求項4に記載の気体圧縮機。
- 前記圧縮機構は、前記圧縮室のためのシリンダ室を規定するシリンダと、前記シリンダ室内に回転可能に配置され、前記駆動回転部を構成するロータとを有し、該ロータの回転に伴ってベーンが前記シリンダ室の壁面を摺動すべく前記ベーンがロータに保持され、前記ベーンによって前記シリンダ室内がその周方向へ区画されて前記圧縮室が形成されるベーンロータリー式気体圧縮機構である請求項5に記載の気体圧縮機。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109790836A (zh) * | 2016-11-28 | 2019-05-21 | 株式会社神户制钢所 | 无油压缩机及其运转方法 |
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2005
- 2005-05-24 JP JP2005151012A patent/JP2006329001A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109790836A (zh) * | 2016-11-28 | 2019-05-21 | 株式会社神户制钢所 | 无油压缩机及其运转方法 |
CN109790836B (zh) * | 2016-11-28 | 2020-05-19 | 株式会社神户制钢所 | 无油压缩机及其运转方法 |
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