JP2006325292A - チャージポンプ方式昇圧回路及びアンテナスイッチ - Google Patents
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Abstract
【課題】 所定電位までは急速な昇圧を実行することができ、かつ所定電位への昇圧後は消費電力を低減させることができるチャージポンプ方式の昇圧回路を提供する。
【解決手段】 昇圧処理部20からの出力電圧Vout は、抵抗41及び42で分圧され、その分圧出力電圧Vaがコンパレータ45の一方に入力される。コンパレータ45の他方には、電圧Vccを抵抗43及び44で分圧した基準電圧Vbが入力される。コンパレータ45は、分圧出力電圧Vaと基準電圧Vbとを比較し、分圧出力電圧Vaの方が低い場合にはHigh電圧を、高い場合にはLow電圧を出力する。よって、信号発振部10は、出力電圧Vout が基準電圧Vbで定まる閾値を超えない間は、高い周波数で発振し(N型CMOSFET18がOFF状態)、この閾値を超えると低い周波数で発振する(同ON状態)。
【選択図】 図1
【解決手段】 昇圧処理部20からの出力電圧Vout は、抵抗41及び42で分圧され、その分圧出力電圧Vaがコンパレータ45の一方に入力される。コンパレータ45の他方には、電圧Vccを抵抗43及び44で分圧した基準電圧Vbが入力される。コンパレータ45は、分圧出力電圧Vaと基準電圧Vbとを比較し、分圧出力電圧Vaの方が低い場合にはHigh電圧を、高い場合にはLow電圧を出力する。よって、信号発振部10は、出力電圧Vout が基準電圧Vbで定まる閾値を超えない間は、高い周波数で発振し(N型CMOSFET18がOFF状態)、この閾値を超えると低い周波数で発振する(同ON状態)。
【選択図】 図1
Description
本発明は、チャージポンプ方式の昇圧回路、及びこの昇圧回路を用いたアンテナスイッチに関する。
従来のチャージポンプ方式の昇圧回路100の構成の一例を、図7に示す。図7に示す従来の昇圧回路100は、NAND111、抵抗112、インバータ114〜115、及び容量116で構成される信号発振部110と、ダイオード121〜124、容量125〜127、及びインバータ128〜132で構成される昇圧処理部20とを備える。
NAND111の一方の入力端子には、電源電圧に相当する電圧Vccが印加される。NAND111の出力端子は、抵抗112、容量116、インバータ114及びインバータ115を介して、他方の入力端子にフィードバック接続される。この構成により、信号発振部110は、抵抗112と容量116とで定まる発振周波数fによる発振を行う。
ダイオード121〜124は直列に接続され、初段のダイオード121のアノード端子には電圧Vccが印加される。アノード端子とカソード端子との接続点には、容量125〜127の一方端子がそれぞれ接続されている。容量125〜127の他方端子には、それぞれ所定個数のインバータ128〜132を介して、信号発振部110から出力される発振信号が入力される。この構成により、昇圧処理部120は、電圧Vccからダイオード121〜124を介して複数段に接続された容量125〜127による電荷の充放電を交互に繰り返すことで電荷を次々に移送し、電圧Vccを所定の電圧まで昇圧して出力することができる。
このような従来のチャージポンプ方式の昇圧回路100を用いた高周波信号切り替え用のアンテナスイッチが、特許文献1等で開示されている。
特開平11−55156号公報
上述した従来のチャージポンプ方式の昇圧回路100では、容量125〜127に電荷を貯めてそれを移送することにより、昇圧電圧を得ている。このため、昇圧動作の開始直後は、電圧が徐々に上昇していき、所望の電圧が得られるまでにある程度時間を要する。すなわち、従来のチャージポンプ方式の昇圧回路100は、立ち上がり時間が長い。そこで、このチャージポンプ方式の昇圧回路100で立ち上がり時間を短くするために、信号発振部110による発振周波数を上昇させて容量125〜127による充放電回数を多くする方法が考えられる。
しかし、この方法では、電源電圧印加直後の立ち上がり時間を短縮させることには確かに有効であるが、所望の電圧に達した後も昇圧回路が高い周波数で発振し続けることになり、発振周波数が低い昇圧回路と比べ電源電流が多くなる。このため、この方法を用いた昇圧回路では、消費電力が大きくなるという問題を残していた。
それ故に、本発明の目的は、所定電位までは急速な昇圧を実行することができ、かつ所定電位への昇圧後は消費電力を低減させることができるチャージポンプ方式の昇圧回路を提供することである。
本発明は、チャージポンプ方式の昇圧回路、及びこの昇圧回路を用いたアンテナスイッチに向けられている。そして、上記目的を達成させるために、本発明の昇圧回路は、信号発振部、昇圧処理部、及び発振制御部を備える。また、アンテナスイッチでは、高周波信号の切り替え動作を行う論理回路へ電源を供給する電源回路に、本発明の昇圧回路が用いられる。
信号発振部は、容量及び抵抗の時定数で定まる周波数の発振信号を出力する。昇圧処理部は、複数のダイオード及び複数の容量を用いて、信号発振部から出力される発振信号に従った入力電圧の充放電を交互に繰り返して電荷を移送することにより、入力電圧の昇圧を行う。発振制御部は、昇圧処理部から昇圧出力される出力電圧と所定の基準電圧とを比較し、比較結果に応じて信号発振部の時定数を変更して発振信号の周波数を制御する。
この場合において、発振制御部は、発振信号の周波数を決定する時定数の容量値を変更して周波数を制御してもよいし、発振信号の周波数を決定する時定数の抵抗値を変更して周波数を制御してもよい。
また、発振制御部は、昇圧処理部から昇圧出力される出力電圧のレベルに応じて、基準電圧のレベルを変更してもよいし、基準電圧と比較する当該出力電圧のレベルを変更してもよい。
上記発明によれば、時定数の容量値又は抵抗値を制御して、所定電位に昇圧するまでは発振信号の周波数を高くし、所定電位に昇圧した後は発振信号の周波数を低くくするように制御する。これにより、所定電位までは急速な昇圧を実行することができ、かつ所定電位への昇圧後は消費電力を低減させることができる。
また、コンパレータの分圧出力電圧Va及び/又は基準電圧Vbを制御して、所定電位に昇圧した後もある時間は発振信号の周波数を高く維持し、このある時間経過後に発振信号の周波数を低くくするように制御する。これにより、立ち上がり時間を短くさせることができる。
また、コンパレータの分圧出力電圧Va及び/又は基準電圧Vbを制御して、所定電位に昇圧した後もある時間は発振信号の周波数を高く維持し、このある時間経過後に発振信号の周波数を低くくするように制御する。これにより、立ち上がり時間を短くさせることができる。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路1の構成を示す図である。図1において、第1の実施形態に係る昇圧回路1は、信号発振部10と、昇圧処理部20と、発振制御部40とを備える。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路1の構成を示す図である。図1において、第1の実施形態に係る昇圧回路1は、信号発振部10と、昇圧処理部20と、発振制御部40とを備える。
信号発振部10は、NAND11、抵抗12、インバータ14〜15、容量16〜17、及びN型CMOSFET18で構成される。NAND11の一方の入力端子には、電源電圧に相当する電圧Vccが印加される。NAND11の出力端子は、抵抗12、インバータ14及びインバータ15、容量16及び/又は容量17を介して、他方の入力端子にフィードバック接続される。N型CMOSFET18は、抵抗12と容量17との間に挿入され、スイッチング素子の役割を果たす。この構成により、信号発振部10は、所定の周波数で発振する。このとき、発振周波数fは、抵抗12、容量16及び容量17によって次のように決定される。
N型CMOSFET18は、後述する発振制御部40からの指示に従って、ON/OFF状態を切り替える。N型CMOSFET18がOFF状態の場合、容量17が非接続となるため、信号発振部10の発振周波数fO FF は、抵抗12と容量16とによる時定数で決定される。一方、N型CMOSFET18がON状態の場合、容量17が接続されるため、信号発振部10の発振周波数fONは、抵抗12と、容量16及び容量17が並列接続された大きな容量値とによる時定数で決定される。よって、N型CMOSFET18がON状態である方が、発振周波数が低くなる(fOFF >fON)。
昇圧処理部20は、ダイオード21〜24、容量25〜27、及びインバータ28〜32で構成される。ダイオード21〜24は、直列に接続され、初段のダイオード21のアノード端子には電圧Vccが印加される。アノード端子とカソード端子との接続点には、容量25〜27の一方端子がそれぞれ接続されている。容量25〜27の他方端子には、それぞれ所定個数のインバータ28〜32を介して、信号発振部10から出力される発振信号が入力される。なお、インバータ28〜32の個数は、発振信号による容量25〜27の充電と放電とが、接続順に交互になるように設定される。図1の例では、容量25及び容量27による充電と容量26による放電とを行う期間と、容量25及び容量27による放電と容量26による充電とを行う期間とが、交互に繰り返される。この構成により、昇圧処理部20は、ダイオード21〜24による電荷の移動を次々繰り返して、初段のダイオード21のアノード端子に印加された電圧Vccを、最終段のダイオード24のカソード端子に昇圧して出力することができる。
発振制御部40は、抵抗41〜44、コンパレータ45、及びインバータ46で構成される。昇圧処理部20から昇圧出力される出力電圧Vout は、抵抗41及び抵抗42で分圧され、その分圧出力電圧Vaがコンパレータ45の一方の入力端子に入力される。コンパレータ45の他方の入力端子には、電圧Vccを抵抗43及び抵抗44で分圧した基準電圧Vbが入力される。コンパレータ45は、分圧出力電圧Vaと基準電圧Vbとを比較し、分圧出力電圧Vaの方が低い場合にはHigh電圧を、分圧出力電圧Vaの方が高い場合にはLow電圧を出力する。インバータ46は、コンパレータ45からの出力電圧を極性反転し、制御電圧Vcontとして信号発振部10のN型CMOSFET18のゲート端子へ出力する。すなわち、昇圧処理部20の出力電圧Vout が、発振制御部40の基準電圧Vbで定まる閾値を超えなければ発振制御部40の出力(制御電圧Vcont)がLow電圧となり、この閾値を超えれば発振制御部40の出力がHigh電圧となる。なお、High電圧とは、N型CMOSFET18のゲートに印加した場合に、N型CMOSFET18がON状態となる電圧である。
上記構成及び動作によって、昇圧処理部20の出力電圧Vout が発振制御部40の基準電圧Vbで定まる閾値を超えない間は、N型CMOSFET18がOFF状態となって、信号発振部10は高い周波数fOFF で発振することになり、この閾値を超えるとN型CMOSFET18がON状態となって、信号発振部10は低い周波数fONで発振することになる。図2に、昇圧処理部20の出力電圧Vout と、発振制御部40の制御電圧Vcontと、信号発振部10の発振周波数fとの関係を示す。
以上のように、本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路1によれば、時定数の容量値を制御して、所定電位に昇圧するまでは発振信号の周波数を高くし、所定電位に昇圧した後は発振信号の周波数を低くくするように制御する。これにより、所定電位までは急速な昇圧を実行することができ、かつ所定電位への昇圧後は消費電力を低減させることができる。
[第2の実施形態]
図3は、本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路2の構成を示す図である。図3において、第2の実施形態に係る昇圧回路2は、信号発振部60と、昇圧処理部20と、発振制御部70とを備える。
図3は、本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路2の構成を示す図である。図3において、第2の実施形態に係る昇圧回路2は、信号発振部60と、昇圧処理部20と、発振制御部70とを備える。
信号発振部60は、NAND11、抵抗12〜13、インバータ14〜15、容量16、及びN型CMOSFET18で構成される。発振制御部70は、抵抗41〜44、及びコンパレータ45で構成される。図3でわかるように、第2の実施形態に係る昇圧回路2は、第1の実施形態に係る昇圧回路1の容量17を抵抗13に代え、インバータ46をなくした構成であり、動作は基本的に同じである。この構成による信号発振部60の発振周波数fは、抵抗12、抵抗13、及び容量16によって次のように決定される。
発振制御部70のコンパレータ45は、分圧出力電圧Vaと基準電圧Vbとを比較し、分圧出力電圧Vaの方が低い場合にはHigh電圧を、分圧出力電圧Vaの方が高い場合にはLow電圧を出力する。N型CMOSFET18は、のコンパレータ45の指示に従って、ON/OFF状態を切り替える。N型CMOSFET18がON状態の場合、抵抗13が接続されるため、信号発振部60の発振周波数fONは、抵抗12及び抵抗13が並列接続された小さな抵抗値と、容量16とによる時定数で決定される。一方、N型CMOSFET18がOFF状態の場合、抵抗13が非接続となるため、信号発振部60の発振周波数fOFF は、抵抗12と容量16とによる時定数で決定される。よって、N型CMOSFET18がOFF状態である方が、発振周波数が低くなる(fOFF <fON)。
以上のように、本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路2によれば、時定数の抵抗値を制御して、所定電位に昇圧するまでは発振信号の周波数を高くし、所定電位に昇圧した後は発振信号の周波数を低くくするように制御する。これにより、所定電位までは急速な昇圧を実行することができ、かつ所定電位への昇圧後は消費電力を低減させることができる。
[第3の実施形態]
図4は、本発明の第3の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路3の構成を示す図である。図4において、第3の実施形態に係る昇圧回路3は、信号発振部10と、昇圧処理部20と、発振制御部80とを備える。
図4は、本発明の第3の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路3の構成を示す図である。図4において、第3の実施形態に係る昇圧回路3は、信号発振部10と、昇圧処理部20と、発振制御部80とを備える。
発振制御部80は、抵抗41〜44,48、コンパレータ45、及びN型CMOSFET47で構成される。図4でわかるように、第3の実施形態に係る昇圧回路3は、第1の実施形態に係る昇圧回路1の発振制御部40にN型CMOSFET47及び抵抗48をさらに加えた構成である。この構成による発振制御部80は、昇圧処理部20から昇圧出力される出力電圧Vout のレベルに応じて、分圧出力電圧Vaと比較する基準電圧Vbを切り替えることを行う。
この切り替えは、出力電圧Vout のレベルがN型CMOSFET47がON状態となる電圧か否かで行われる。すなわち、N型CMOSFET47がOFF状態の場合、抵抗48が非接続となるため、基準電圧Vbは、抵抗43と抵抗44とで分圧された電圧となる。一方、N型CMOSFET47がON状態の場合、抵抗48が接続されるため、基準電圧Vbは、抵抗43と、抵抗44及び抵抗48が並列接続された小さな抵抗値とで、分圧された電圧となる。
以上のように、本発明の第3の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路3によれば、コンパレータの基準電圧Vbを制御して、所定電位に昇圧した後もある時間は発振信号の周波数を高く維持し、このある時間経過後に発振信号の周波数を低くくするように制御する。これにより、上記第1及び第2の実施形態よりも立ち上がり時間を短くさせることができる。
[第4の実施形態]
図5は、本発明の第4の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路4の構成を示す図である。図5において、第4の実施形態に係る昇圧回路4は、信号発振部10と、昇圧処理部20と、発振制御部90とを備える。
図5は、本発明の第4の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路4の構成を示す図である。図5において、第4の実施形態に係る昇圧回路4は、信号発振部10と、昇圧処理部20と、発振制御部90とを備える。
発振制御部90は、抵抗41〜44,50、コンパレータ45、及びN型CMOSFET49で構成される。図5でわかるように、第4の実施形態に係る昇圧回路4は、第1の実施形態に係る昇圧回路1の発振制御部40にN型CMOSFET49及び抵抗50をさらに加えた構成である。この構成による発振制御部90は、昇圧処理部20から昇圧出力される出力電圧Vout のレベルに応じて、基準電圧Vbと比較する分圧出力電圧Vaを切り替えることを行う。
この切り替えは、出力電圧Vout のレベルがN型CMOSFET49がON状態となる電圧か否かで行われる。すなわち、N型CMOSFET49がOFF状態の場合、抵抗50が非接続となるため、分圧出力電圧Vaは、抵抗41と抵抗42とで分圧された電圧となる。一方、N型CMOSFET49がON状態の場合、抵抗50が接続されるため、分圧出力電圧Vaは、抵抗41と、抵抗42及び抵抗50が並列接続された小さな抵抗値とで、分圧された電圧となる。
以上のように、本発明の第4の実施形態に係るチャージポンプ方式の昇圧回路4によれば、コンパレータの分圧出力電圧Vaを制御して、所定電位に昇圧した後もある時間は発振信号の周波数を高く維持し、このある時間経過後に発振信号の周波数を低くくするように制御する。これにより、上記第1及び第2の実施形態よりも立ち上がり時間を短くさせることができる。
なお、上記第1〜第4の実施形態で示した昇圧回路1〜4は、一例であり回路構成はこれに限定されるものではない。信号発振部10及び60は、外部からの制御によって発振周波数を変化できる構成であれば、その構成は問わない。発振制御部40、70、80及び90は、外部からの制御によって分圧出力電圧Va及び/又は基準電圧Vbを変化できる構成であれば、その構成は問わない。
また、上記第3の実施形態の発振制御部80で示した追加構成と、第4の実施形態の発振制御部90で示した追加構成とを、同時に使用してもよい。
また、上記第3の実施形態の発振制御部80で示した追加構成と、第4の実施形態の発振制御部90で示した追加構成とを、同時に使用してもよい。
[アンテナスイッチの実施例]
図6は、本発明の昇圧回路を構成に含んだ、論理回路動作に従って高周波信号の切り替えを行うアンテナスイッチ5の一例を示す図である。このアンテナスイッチ5では、論理回路へ電源を供給する電源回路に、本発明の第1〜第4の実施形態に係る昇圧回路1〜4のいずれかが用いられている。本発明の昇圧回路を電源回路に使用することにより、立ち上がり時間の早さと消費電力の低さとを両立させつつ、高周波信号の切り替えができるようになる。
図6は、本発明の昇圧回路を構成に含んだ、論理回路動作に従って高周波信号の切り替えを行うアンテナスイッチ5の一例を示す図である。このアンテナスイッチ5では、論理回路へ電源を供給する電源回路に、本発明の第1〜第4の実施形態に係る昇圧回路1〜4のいずれかが用いられている。本発明の昇圧回路を電源回路に使用することにより、立ち上がり時間の早さと消費電力の低さとを両立させつつ、高周波信号の切り替えができるようになる。
本発明は、チャージポンプ方式の昇圧回路やそれを用いたアンテナスイッチ等に利用可能であり、特に所定電位までの急速な昇圧及び所定電位への昇圧後における消費電力の低減を実現したい場合等に有効である。
1〜4、100 昇圧回路部
10、60、110 信号発振部
11、111 NAND
12〜13、41〜44、48、50、112 抵抗
14〜15、28〜32、46、114〜115、128〜132 インバータ
16〜17、25〜27、116、125〜127 容量
18、47、49 N型CMOSFET
20、120 昇圧処理部
21〜24、121〜124 ダイオード
40、70、80、90 発振制御部
45 コンパレータ
10、60、110 信号発振部
11、111 NAND
12〜13、41〜44、48、50、112 抵抗
14〜15、28〜32、46、114〜115、128〜132 インバータ
16〜17、25〜27、116、125〜127 容量
18、47、49 N型CMOSFET
20、120 昇圧処理部
21〜24、121〜124 ダイオード
40、70、80、90 発振制御部
45 コンパレータ
Claims (6)
- チャージポンプ方式の昇圧回路であって、
容量及び抵抗の時定数で定まる周波数の発振信号を出力する信号発振部と、
複数のダイオード及び複数の容量を用いて、前記信号発振部から出力される発振信号に従った入力電圧の充放電を交互に繰り返して電荷を移送することにより、入力電圧の昇圧を行う昇圧処理部と、
前記昇圧処理部から昇圧出力される出力電圧と所定の基準電圧とを比較し、比較結果に応じて前記信号発振部の時定数を変更して前記発振信号の周波数を制御する発振制御部とを備える、昇圧回路。 - 前記発振制御部は、前記発振信号の周波数を決定する時定数の容量値を変更して周波数を制御することを特徴とする、請求項1に記載の昇圧回路。
- 前記発振制御部は、前記発振信号の周波数を決定する時定数の抵抗値を変更して周波数を制御することを特徴とする、請求項1に記載の昇圧回路。
- 前記発振制御部は、前記昇圧処理部から昇圧出力される出力電圧のレベルに応じて、前記基準電圧のレベルを変更できることを特徴とする、請求項1に記載の昇圧回路。
- 前記発振制御部は、前記昇圧処理部から昇圧出力される出力電圧のレベルに応じて、前記基準電圧と比較する当該出力電圧のレベルを変更できることを特徴とする、請求項1に記載の昇圧回路。
- 論理回路動作に従って高周波信号の切り替えを行うアンテナスイッチであって、
前記請求項1〜5のいずれかに記載の昇圧回路を、前記論理回路へ電源を供給する電源回路に用いた、アンテナスイッチ。
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