JP2006325087A - 通信システムおよび鍵送信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯型通信装置が特段の計算機資源を必要とせずかつ特段の操作なしに鍵を変更できる通信システムおよび鍵送信方法を提供する。
【解決手段】携帯型通信装置1の二次電池18を充電する充電部28を据置型通信装置2が備え、充電部28による二次電池18の充電が開始されたとき(S15:YES)に新しい鍵を作成する(S163)鍵作成部25を据置型通信装置2が備え、作成された鍵に共通な鍵を送受信(S69/S167)するための近傍通信インタフェース11を携帯型通信装置1が備え、そのための近傍通信インタフェース24を据置型通信装置2が備えることで、充電操作により鍵が変更されるので、WANに接続される携帯型通信装置において一定時間毎に鍵を作成する計算機資源のような特段の計算機資源が不要であり、充電操作以外の特段の操作なしに鍵を変更することができる。
【選択図】図1
【解決手段】携帯型通信装置1の二次電池18を充電する充電部28を据置型通信装置2が備え、充電部28による二次電池18の充電が開始されたとき(S15:YES)に新しい鍵を作成する(S163)鍵作成部25を据置型通信装置2が備え、作成された鍵に共通な鍵を送受信(S69/S167)するための近傍通信インタフェース11を携帯型通信装置1が備え、そのための近傍通信インタフェース24を据置型通信装置2が備えることで、充電操作により鍵が変更されるので、WANに接続される携帯型通信装置において一定時間毎に鍵を作成する計算機資源のような特段の計算機資源が不要であり、充電操作以外の特段の操作なしに鍵を変更することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯型通信装置が特段の計算機資源を必要とせずかつ特段の操作なしに鍵を変更できる通信システムおよび鍵送信方法に関するものである。
携帯型通信装置が無線ネットワークを介して行う据置型通信装置との通信では無線区間においてパケットが暗号化される。
これは無線信号が携帯型通信装置と据置型通信装置以外にも伝播するためであり、パケットが傍受されても、通信内容が解読されないようにするため、パケットの暗号化がなされる(IEEE802.11i)。
このように暗号化される無線区間に対し、有線区間といえば、無線区間でのような携帯型通信装置と据置型通信装置以外への伝播がないため、パケットは暗号化されないことが多い。
また、有線区間と無線区間の両方でパケットを暗号化する通信方式がある。
この通信方式では、必ずパケットが暗号化されるので、それが傍受されても通信内容を短期間で解読するのは困難とされている。
しかしながら、一方で、暗号化されたパケットを長期にわたり解析することによって通信内容が解読できるようになることが解明されており、それを防ぐための手段として、(1)一定時間毎に双方の鍵を変更する方式や、(2)通信を開始する度に鍵を変更する方式や、(1)と(2)を組み合わせた方式が採用される(特許文献1と非特許文献1参照)。
IEE802.1xおよびワンタイムパスワードを利用したDES方式,インターネット,URL:http://yougo.ascii24.com/gh/76/007669.html 特開2004−248169号公報
IEE802.1xおよびワンタイムパスワードを利用したDES方式,インターネット,URL:http://yougo.ascii24.com/gh/76/007669.html
これら通信方式を採用すれば、通信内容の解読は困難となるが、一定時間毎に暗号の鍵を作成する計算機資源が携帯型通信装置に必要となったり、携帯型通信装置に鍵を入力するユーザ操作が必要となる。
ところが、携帯型通信装置は、据置型通信装置と比較して計算機資源が少なく、また、その小さな筐体内に二次電池を搭載しているので計算機資源の増強する余裕が少ない。また、携帯型通信装置に対する鍵の入力操作は利便性低下の原因となる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、携帯型通信装置が特段の計算機資源を必要とせずかつ特段の操作なしに鍵を変更できる通信システムおよび鍵送信方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の本発明は、第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網または第2網である網に携帯型通信装置が接続され、携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを据置型通信装置が該据置型通信装置に記憶された共通な鍵で復号化するとともに、据置型通信装置が共通な鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された前記鍵で復号化し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う通信システムにおいて、携帯型通信装置の二次電池を充電する充電部を据置型通信装置が備え、充電部による二次電池の充電が開始されたときに新しい鍵を作成する鍵作成部を携帯型通信装置または据置型通信装置が備え、作成された鍵に共通な鍵を送受信するための近傍通信インタフェースを携帯型通信装置と据置型通信装置とが備えることを特徴とする通信システムをもって解決手段とする。
請求項1の本発明によれば、充電部による二次電池の充電が開始されたときに新しい鍵を作成する鍵作成部を備え、作成された鍵に共通な鍵を送受信するための近傍通信インタフェースを備えることで、充電操作により鍵が変更されるので、一定時間毎に鍵を作成する計算機資源のような特段の計算機資源が不要であり、充電操作以外の特段の操作なしに鍵を変更することができる。
請求項2の本発明は、据置型通信装置は、複数の携帯型通信装置の各携帯型通信装置に記憶される鍵に共通な鍵が該鍵に共通な元の鍵が記憶される携帯型通信装置を示す携帯型通信装置IDとともに記憶される鍵記憶部と、暗号化されたパケットを該パケットに付与された携帯型通信装置IDに対し前記鍵記憶部で対応づけられている鍵で復号化し、復号化されたパケットまたは暗号化されていないパケットを該パケットの送信先である携帯型通信装置を示す携帯型通信装置IDに前記鍵記憶部で対応づけられている鍵で暗号化する暗号処理部とを備えることを特徴とする請求項1記載の通信システムをもって解決手段とする。
請求項2の本発明によれば、暗号化されたパケットを該パケットに付与された携帯型通信装置IDに対し鍵記憶部で対応づけられている鍵で復号化し、復号化されたパケットまたは暗号化されていないパケットを該パケットの送信先である携帯型通信装置を示す携帯型通信装置IDに鍵記憶部で対応づけられている鍵で暗号化することで、携帯型通信装置と据置型通信装置間のパケットを暗号化する鍵を、他の携帯型通信装置と据置型通信装置間のパケットを暗号化する鍵に対し異ならせ得るので、特段の計算機資源や特段の操作なしに鍵を変更できることに加えて、他の携帯型通信装置による通信内容の解読を防止することができる。
請求項3の本発明は、携帯型通信装置IDは、該携帯型通信装置IDが示す携帯型通信装置において書き換え不能となっているものであることを特徴とする請求項2記載の通信システムをもって解決手段とする。
請求項3の本発明によれば、さらに携帯型通信装置IDが書き換え不能なので、特段の計算機資源や特段の操作なしに鍵を変更できることに加えて、さらに他の据置型通信装置による通信傍受防止の確実性を高めることができる。
請求項4の本発明は、前記鍵作成部が据置型通信装置に設けられ、該鍵作成部により作成される新しい鍵に対する古い鍵に共通な鍵が記憶される携帯型通信装置において当該鍵に対応づけて記憶された当該古い鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定されたことにより当該携帯型通信装置の近傍通信インタフェースから鍵要求が据置型通信装置に送信されたときに鍵作成部が新しい鍵を作成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の通信システムをもって解決手段とする。
請求項4の本発明によれば、特段の計算機資源や特段の操作なしに、古くなった鍵を新しい鍵に変更することができる。
請求項5の本発明は、前記鍵作成部が携帯型通信装置に設けられ、該鍵作成部により作成される新しい鍵に対する古い鍵に対応づけて記憶された当該古い鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定されたときに鍵作成部が新しい鍵を作成することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の通信システムをもって解決手段とする。
請求項5の本発明によれば、特段の計算機資源や特段の操作なしに、古くなった鍵を新しい鍵に変更することができる。
請求項6の本発明は、据置型通信装置が、復号化したパケット内の宛先アドレスを基に送出先と判断した第1網または第2網に当該パケットを送出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の通信システムをもって解決手段とする。
請求項6の本発明によれば、パケットを復号しない通信装置と携帯型通信装置間の通信が可能となる。
請求項7の本発明は、第1網または第2網の一方がWAN、他方がLANであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の通信システムをもって解決手段とする。 請求項7の本発明によれば、WANまたはLANに接続される携帯型通信装置において特段の計算機資源を不要とし、しかも特段の操作なしに鍵を変更することができる。
請求項8の本発明は、第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網または第2網である網に携帯型通信装置が接続され、携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを据置型通信装置が該据置型通信装置に記憶された共通な鍵で復号化するとともに、据置型通信装置が共通な鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された前記鍵で復号化し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う通信システムが行う鍵送信方法であって、携帯型通信装置の二次電池が据置型通信装置の充電部により充電開始されたときに携帯型通信装置または据置型通信装置が新しい鍵を作成し、携帯型通信装置または据置型通信装置の近傍通信インタフェースから新しい鍵に共通な鍵を据置型通信装置または携帯型通信装置の近傍通信インタフェースに送信することを特徴とする鍵送信方法をもって解決手段とする。
請求項8の本発明によれば、特段の計算機資源や特段の操作なしに、鍵を変更することができる。
請求項9の本発明は、第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網または第2網である網に携帯型通信装置が接続され、携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを据置型通信装置が該据置型通信装置に記憶された共通な鍵で復号化するとともに、据置型通信装置が共通な鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された前記鍵で復号化し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う通信システムが行う鍵送信方法であって、携帯型通信装置の二次電池が据置型通信装置の充電部により充電開始されかつ携帯型通信装置に記憶された鍵に対応づけて記憶された当該鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定されときに携帯型通信装置の近傍通信インタフェースから鍵要求を据置型通信装置の近傍通信インタフェースに送信し、据置型通信装置の鍵作成部が新しい鍵を作成し、据置型通信装置の近傍通信インタフェースから新しい鍵に共通な鍵を携帯型通信装置の近傍通信インタフェースに送信することを特徴とする鍵送信方法をもって解決手段とする。
請求項9の本発明によれば、特段の計算機資源や特段の操作なしに、古くなった鍵を新しい鍵に変更することができる。
請求項10の本発明は、第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網または第2網である網に携帯型通信装置が接続され、携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを据置型通信装置が該据置型通信装置に記憶された共通な鍵で復号化するとともに、据置型通信装置が共通な鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された前記鍵で復号化し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う通信システムが行う鍵送信方法であって、携帯型通信装置の二次電池が据置型通信装置の充電部により充電開始されかつ携帯型通信装置に記憶された鍵に対応づけて記憶された当該鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定されときに携帯型通信装置の鍵作成部が新しい鍵を作成し、携帯型通信装置の近傍通信インタフェースから新しい鍵に共通な鍵を据置型通信装置の近傍通信インタフェースに送信することを特徴とする鍵送信方法をもって解決手段とする。
請求項10の本発明によれば、特段の計算機資源や特段の操作なしに、古くなった鍵を新しい鍵に変更することができる。
本発明によれば、据置型通信装置の充電部が携帯型通信装置の二次電池の充電を開始したときに新しい鍵を作成する鍵作成部と、作成された鍵に共通な鍵を送受信するための近傍通信インタフェースとを備えることで、充電操作により鍵が変更されるので、一定時間毎に鍵を作成する計算機資源のような特段の計算機資源が不要であり、特段の操作なしに、すなわち充電操作だけで鍵を変更することができ、これにより、利便性低下を防止することができる。また、充電は繰り返し行われるので、同一鍵が長期間使用されることに起因して、通信内容が解読されることを防止することができる。
以下、本発明に係る通信システムと鍵送信方法の実施の形態を図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る携帯型通信装置1の構成図であり、図2は、図1の携帯型通信装置1ならびに該装置1と同様な構成をもつ図示しない他の1以上の携帯型通信装置とともに用いられる据置型通信装置2の構成図である。
図1は、第1の実施の形態に係る携帯型通信装置1の構成図であり、図2は、図1の携帯型通信装置1ならびに該装置1と同様な構成をもつ図示しない他の1以上の携帯型通信装置とともに用いられる据置型通信装置2の構成図である。
図1に示すように、携帯型通信装置1は、無線通信の1種である近傍通信を据置型通信装置2に対して行うための近傍通信インタフェース11と、インターネットなどの、図示しないWAN(Wide Area Network:以下、単にWANという)またはWANに含まれない図示しないLAN(Local Area Nework:以下、単にLANという)に接続して無線通信または有線通信を行うための通信インタフェース12と、据置型通信装置2に記憶される鍵と同じ鍵が記憶される鍵記憶部13と、情報を暗号化および復号化する暗号処理部14と、この携帯型通信装置1を一意に示す携帯型通信装置識別情報(以下、識別情報をIDという)が記憶される携帯型通信装置ID記憶部15と、携帯型通信装置1や据置型通信装置2のアドレスが記憶されるアドレス記憶部16と、アプリケーションプログラムにより機能するアプリケーション部17と、これらを構成する電子回路など(例えば、大規模集積回路、演算装置、半導体メモリーなど)に電力を供給する二次電池18と、この二次電池18を充電する充電部19とを備える。
以下、通信インタフェース12がWANに接続することとして説明を行う。
図2に示すように、据置型通信装置2は、WANに接続されるWANインタフェース21と、LANに接続されるLANインタフェース22と、パケット交換部231とアドレス記憶部232とを備えるルーチング部23と、携帯型通信装置1との無線通信または有線通信を行うための近傍通信インタフェース24と、携帯型通信装置1に記憶される鍵を作成する鍵作成部25と、作成された鍵が記憶される鍵記憶部26と、情報を暗号化および復号化する暗号処理部27と、携帯型通信装置1の充電部19を介して二次電池18を充電する充電部28(レセプタクル)と、アプリケーションプログラムにより機能するアプリケーション部29とを備え、これらは携帯型通信装置1と同様な電子回路で構成されている。
図3は、鍵記憶部13の構成と記憶される鍵などの一例を示す図である。
鍵記憶部13は、新しい鍵の作成毎に当該鍵が作成日時に対応づけられ古いものが更新されて(例えば、消去または無効にされる。以下の更新でも同様)記憶されるようになっている。ここでいう鍵とは、例えば、DES(Data Encryption Standard)などの秘密鍵暗号方式で用いられるものである。
図4は、鍵記憶部26の構成と記憶される鍵などの一例を示す図である。
鍵記憶部26は、新しい鍵の作成毎に当該鍵が当該鍵に共通(同一)な鍵が記憶されることとなる携帯型通信装置を示す携帯型通信装置IDと作成日時とに対応づけられ古いものが更新されて記憶されるようになっている。
図5は、アドレス記憶部232の構成と記憶されるアドレスなどの一例を示す図である。
アドレス記憶部232は、携帯型通信装置1などの携帯型通信装置ならびにWANやLANに接続される通信装置のアドレスが当該通信装置を一意に示す通信装置IDに対応づけて記憶されるようになっている。なお、図示しないが、アドレスと該アドレスに対応づけられた通信装置IDとには当該アドレスを払い出した日時や当該アドレスの有効期限などが対応づけられることがある。
(第1の実施の形態の動作)
図6と図7は、携帯型通信装置1のフローチャートである。
図6と図7は、携帯型通信装置1のフローチャートである。
携帯型通信装置1の二次電池18から、近傍通信インタフェース11などを構成する電子回路に電力が供給(S1されると、通信インタフェース12は、WANが利用可能か否かを判定し(S3)、利用可能な場合は、各種ネットワークの設定(S5)を行う。そして、アドレス記憶部16から携帯型通信装置1と据置型通信装置2のアドレスを読み出すとともに、携帯型通信装置ID記憶部15から携帯型通信装置1の携帯型通信装置IDを読み出し、据置型通信装置2のアドレスを宛先として据置型通信装置2に対し携帯型通信装置1の携帯型通信装置IDおよびアドレスを送信する(S7)。なお、据置型通信装置2は、送信された携帯型通信装置IDおよびアドレスを対応づけてアドレス記憶部232に記憶させる。
携帯型通信装置1では、次に、通信インタフェース12が、再びWANが利用可能か否かを判定し(S9)、YESと判定された場合は、S9へ戻る。つまり、YESと判定されている間は、携帯型通信装置1は待機状態となる。一方、S9でNOと判定された場合は、S3へ戻り、S3以降が再度行われる。
なお、携帯型通信装置1がパケットを受信しないように設定されている場合は、二次電池18からの電力供給の直後に携帯型通信装置1は待機状態となる。
図6の処理とは別に、図7に示すように、携帯型通信装置1は、アプリケーション部17からWANへ送信すべきパケットが与えられたか否かを判定し(S11)、YESと判定された場合は、WANが利用可能か否かを判定する(S17)。ここで、NOと判定された場合は、アプリケーション部17に送信不可能の旨を通知し(S19)、S11へ戻る。
一方、S17でYESと判定された場合は、アプリケーション部17から与えられたパケットに含まれるアドレス(宛先)と、アドレス記憶部16に記憶された据置型通信装置2のアドレスとが同じか否かを判定し(S21)、ここでNOと判定された場合は、通信インタフェース12が当該パケットをWANに送出する(S23)。これにより、当該パケットはWANに接続された通信装置に送信される。
一方、S21でYESと判定された場合は、当該パケットを暗号処理部14へ与える(S25)。暗号処理部14は、パケットが与えられると、鍵記憶部13からの鍵の読み出しを試み(S27)、鍵を読み出せなかった場合(S29:NO)は、S23へ制御を遷移させる。これにより、当該パケットはWANに接続された通信装置に送信される。
一方、鍵を読み出せた場合(S29:YES)は、その鍵を暗号化のパラメータとしてパケットを暗号化する(S31)。そして、携帯型通信装置ID記憶部15から携帯型通信装置IDを読み出して(S33)、暗号化されたパケットに付与し(S35)、S23へ制御を遷移させる。これにより、当該暗号化されかつ携帯型通信装置IDが付与されたパケットは据置型通信装置2に送信される。
さて、S11でNOと判定された場合は、WANからパケットを受信したか否かを判定し(S13)、YESと判定された場合は、当該パケットの受信処理を行い(S41)、当該パケットに含まれるアドレス(送信元)と、アドレス記憶部16に記憶された据置型通信装置2のアドレスとが同じか否かを判定する(S43)。ここでNOと判定された場合は、当該パケットをアプリケーション部17へ与え(S45)、S11へ戻る。
一方、S43でYESと判定された場合は、当該パケットを暗号処理部14へ与える(S47)。パケットが与えられた暗号処理部14は、当該パケットのペイロードを基に、当該パケット(ペイロード)が暗号化されているか否かを判定し(S49)、NOと判定された場合は、制御をS45に移す。
一方、S49でYESと判定された場合は、鍵記憶部13からの鍵の読み出しを試み(S51)、鍵を読み出せなかった場合(S53)は、送信元つまり据置型通信装置2に対し、鍵がないことによる通信不可の旨の信号(例えば、notACK/NACK)を送信し(S55)、当該パケットを廃棄し(S57)、S11に戻る。
鍵を読み出せた場合(S53:YES)は、その鍵を用いて当該パケットを復号化する(S59)し、制御をS45に移す。
これにより、後述するS135以降において、据置型通信装置2が鍵で暗号化し(S135)WANに送出した(S141)パケットが共通な鍵で復号化される(S51〜S59)。
さて、S13でNOと判定された場合は、充電が開始されたか否かを判定し(S15)、NOと判定された場合は、S11へ戻る。
一方、YESと判定された場合は、鍵記憶部13に記憶された鍵の作成日時を参照し(S61)、その作成日時が予め定められた日時(例えば、現在の日時の1週間前の日時)よりも古いか否かを判定し(S63)、NOと判定された場合は、S11へ戻る。
一方、YESと判定された場合は、近傍通信インタフェース11と据置型通信装置2の近傍通信インタフェース24と通信可能か否かを判定し(S65)、NOと判定された場合は、S11へ戻る。
一方、YESと判定された場合は、携帯型通信装置ID記憶部15から携帯型通信装置IDを読み出し、鍵要求とともに近傍通信インタフェース11から送信し(S67)、鍵が受信されるのを待機しつつ、適宜、鍵が受信されたか否かを判定する(S69)。NOと判定された場合は、制御をS67へ移す。
一方、後述するS167で据置型通信装置2の近傍通信インタフェース24から送信された鍵が携帯型通信装置1の近傍通信インタフェース11で受信され、これにより、S69でYESと判定された場合は、受信された鍵と現在の日時を対応づけて鍵記憶部13に記憶させ(S71)、S11へ戻る。
図8、図9および図10は、据置型通信装置2のフローチャートである。
据置型通信装置2は、先ず、WANからパケットを受信したか否かを判定し(S101)、NOと判定された場合は、LANからパケットを受信したか否かを判定する(S103)。
S101またはS103でYESと判定された場合は、当該パケットの受信処理を行い(S103)、当該パケットのペイロードを基に、当該パケット(ペイロード)が携帯型通信装置IDと暗号を組み合わせたものであるか否かを判定し(S105)。
ここでYESと判定された場合は、当該パケットを暗号処理部27へ与える(S107)。パケットが与えられた暗号処理部27は、当該パケットから携帯型通信装置IDを読み出し(S109)、その携帯型通信装置IDに対して鍵記憶部26で対応づけられている鍵の読み出しを試み(S111)、鍵を読み出せなかった場合(S113:NO)は、送信元つまり携帯型通信装置1などに対し、鍵がないことによる通信不可の旨の信号(例えば、notACK/NACK)を送信し(S115)、当該パケットを廃棄し(S117)、S101に戻る。
一方、鍵を読み出せた場合(S113:YES)は、その鍵を用いて当該パケットの暗号を復号化する(S119)。
これにより、携帯型通信装置1が鍵記憶部13に記憶された鍵で暗号化し(S31)WANに送出(S23)したパケットが当該鍵に共通な鍵で復号化される。また、他の携帯型通信装置がその鍵記憶部13に記憶された鍵で暗号化し(S31)WANに送出(S23)したパケットが当該鍵に共通な鍵で復号化される。
さて、S119の後またはS105でNOと判定された場合は、受信または復号化されたパケットから宛先アドレスを読み出し(S121)、当該宛先アドレスと据置型通信装置2自身のアドレスとが同じか否かを判定する(S123)、YESと判定された場合は、当該パケットをアプリケーション部29に与え(S125)、S101に戻る。
一方、S123でNOと判定された場合は、当該宛先アドレスがアドレス記憶部232に記憶されているか否かを判定する(S127)。
ここでYESと判定された場合は、当該アドレスに対してアドレス記憶部232で対応づけられている通信装置ID(携帯型通信装置IDが対応づけられている場合は当該携帯型通信装置ID)を読み出し(S129)、当該通信装置IDに対して鍵記憶部26で対応づけられている鍵の読み出しを試みる(S131)。
そして、鍵を読み出せた場合(図9のS133:YES)は、その鍵を暗号化のパラメータとして、先に受信または復号化されたパケットのペイロードを暗号化する(S135)。
これにより、例えば、LANやWANに接続された通信装置や他の携帯型通信装置から携帯型通信装置1宛に送出され据置型通信装置2で受信されたパケットが携帯型通信装置1に記憶された鍵と共通な鍵で暗号化される(S129〜S135)。
さて、S135の後または図8のS127でNOと判定された場合は、先に受信または復号化されたパケットまたはペイロードを暗号化されたパケットの宛先アドレスを参照して、当該パケットをWANインタフェース21から送信すべきか否かを判定する(S137)。ここでYESと判定された場合は、LANインタフェース22が当該パケットをLANに送出し(S139)、S101へ戻る。一方NOと判定された場合は、WANインタフェース21が当該パケットをWANに送出し(S141)、S101へ戻る。
これにより、携帯型通信装置1に記憶された鍵と共通な鍵で暗号化された(S135)携帯型通信装置1宛のパケットがWANに送出される(S141)。
また、WANやLANに接続された通信装置から受信した(S101/S103)パケットをLANやWANに送出(S139/S141)する、すなわち、WANとLAN間のルーチングが行われる。
図8のS103でNOと判定された場合は、近傍通信インタフェース24と携帯型通信装置1などの近傍通信インタフェース11と通信可能か否かを判定し(図10のS151)、NOと判定された場合は、S101へ戻る。
一方、YESと判定された場合は、近傍通信インタフェース24を待ち受け状態とし(S153)、携帯型通信装置1などから信号を受信したか否かを判定し(S155)、NOと判定された場合は、S155へ戻る。
一方、YESと判定された場合は、受信した信号の内容を確認し(S157)、鍵要求を含んでいない場合(S159)、S155へ戻り、鍵要求を含んでいた場合(S159:YES)は、鍵要求とともに受信した携帯型通信装置IDを読み出す(S161)。
そして、鍵作成部25が新らしい鍵を作成し(S163)、当該鍵を当該携帯型通信装置IDと現在の日時とに対応づけて古いものを更新して鍵記憶部26に記憶させる(S165)。
そして、近傍通信インタフェース24が、作成された鍵に共通な鍵を携帯型通信装置1などへ送信し(S167)、これにより、当該鍵について、図7のS69でYESと判定され、続くS71で、当該鍵が携帯型通信装置1の鍵記憶部13に記憶されることとなる。
図10に戻り、S167の後は、S101へ戻る。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、WANを第1網、LANを第2網とすれば、第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網である網(WAN)に携帯型通信装置1が接続され、携帯型通信装置1が鍵記憶部13に記憶された鍵でパケットを暗号化して(S27〜S31)WANへ送出し、網(WAN)から受信したパケットを据置型通信装置2が鍵記憶部26に記憶された共通な鍵で復号化する(S101〜S119)とともに、据置型通信装置2が共通な鍵でパケットを暗号化して(S129〜S135)網(WAN)へ送出し(S141)、網(WAN)から受信したパケットを携帯型通信装置1が鍵記憶部13に記憶された鍵で復号化(S13〜S59)し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う(S101/S103〜S139/S141)通信システムにおいて、携帯型通信装置1の二次電池18を充電する充電部28を据置型通信装置2が備え、充電部28による二次電池18の充電が開始されたとき(S15:YES)に新しい鍵を作成する(S163)鍵作成部25を据置型通信装置2が備え、作成された鍵に共通な鍵を送受信(S69/S167)するための近傍通信インタフェース11を携帯型通信装置1が備え、そのための近傍通信インタフェース24を据置型通信装置2が備えることで、充電操作により鍵が変更されるので、一定時間毎に鍵を作成する計算機資源のような特段の計算機資源が不要であり、特段の操作なしに、すなわち充電操作だけで鍵を変更することができ、これにより、利便性低下を防止することができる。また、充電は繰り返し行われるので、同一鍵が長期間使用されることに起因して、通信内容が解読されることを防止することができる。
また、暗号化されたパケットを該パケットに付与された携帯型通信装置IDに対し鍵記憶部で対応づけられている鍵で復号化し(S109〜S119)、復号化されたパケットまたは暗号化されていないパケットを該パケットの送信先である携帯型通信装置を示す携帯型通信装置IDに鍵記憶部で対応づけられている鍵で暗号化する(S121〜S135)ことで、携帯型通信装置1と据置型通信装置間のパケットを暗号化する鍵を、他の携帯型通信装置と据置型通信装置2間のパケットを暗号化する鍵に対し異ならせ得るので、特段の計算機資源や特段の操作なしに鍵を変更できることに加えて、他の携帯型通信装置による通信内容の解読を防止することができる。
なお、さらに携帯型通信装置IDを、該携帯型通信装置IDが示す携帯型通信装置において書き換え不能となっているもの(例えば、ROM(Read Only Momory)に書き込まれたもの)とすることで、特段の計算機資源や特段の操作なしに鍵を変更できることに加えて、さらに他の据置型通信装置による通信傍受防止の確実性を高めることができる。
また、鍵作成部25を据置型通信装置2に設け、鍵作成部25により作成される新しい鍵に対する古い鍵に共通な鍵が記憶される携帯型通信装置1において当該鍵に対応づけて記憶された当該古い鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定された(S63:YES)ことにより携帯型通信装置1の近傍通信インタフェース11から鍵要求が据置型通信装置2に送信された(S67)ときに鍵作成部25が新しい鍵を作成する(S64)ことで、特段の計算機資源や特段の操作なしに、古くなった鍵を新しい鍵に変更することができる。
また、据置型通信装置2が、復号化したパケット内の宛先アドレスを基に送出先と判断した第1網または第2網に当該パケットを送出することで、パケットを復号しない通信装置と携帯型通信装置間の通信が可能となる。
また、上記説明では、通信インタフェース12がWANに接続することとしたが、通信インタフェース12がLANに接続する場合でも同様に実施してよく、これにより、同様の作用効果が得られる。
[第2の実施の形態]
図11は、第2の実施の形態に係る携帯型通信装置1Aの構成図であり、図12は、図11の携帯型通信装置1Aならびに該装置1Aと同様な構成をもつ図示しない他の1以上の携帯型通信装置とともに用いられる据置型通信装置2Aの構成図である。ここでは、第1の実施の形態で説明した構成要素には同一符号を付し、第1の実施の形態との差異を中心に説明する。
図11は、第2の実施の形態に係る携帯型通信装置1Aの構成図であり、図12は、図11の携帯型通信装置1Aならびに該装置1Aと同様な構成をもつ図示しない他の1以上の携帯型通信装置とともに用いられる据置型通信装置2Aの構成図である。ここでは、第1の実施の形態で説明した構成要素には同一符号を付し、第1の実施の形態との差異を中心に説明する。
図11、携帯型通信装置1Aは、第1の実施の形態の据置型通信装置2が備えていた鍵作成部25を第1の実施の形態の携帯型通信装置1に設けたものである。また、図12に示すように、据置型通信装置2Aは、第1の実施の形態の据置型通信装置2から鍵作成部25を除いたものである。
(第2の実施の形態の動作)
図13(a)は、携帯型通信装置1Aのフローチャートの一部であり、図13(b)は、据置型通信装置2Aのフローチャートの一部である。
図13(a)は、携帯型通信装置1Aのフローチャートの一部であり、図13(b)は、据置型通信装置2Aのフローチャートの一部である。
携帯型通信装置1Aでは、ステップS63までは、携帯型通信装置1と同様に動作し、ステップS63でYESと判定された場合は、鍵作成部25が新しい鍵を作成する。(S64:鍵を作成する)。そして、近傍通信インタフェース11と据置型通信装置2の近傍通信インタフェース24と通信可能か否かを判定し(S65:近傍通信インタフェースが通信可能?)、NOと判定された場合は、S11へ戻る。
一方、YESと判定された場合は、携帯型通信装置ID記憶部15から携帯型通信装置IDを読み出し、作成した鍵とともに近傍通信インタフェース11から送信し(S68:鍵と携帯型通信装置IDを近傍通信インタフェースから送信)、その鍵と現在の日時を対応づけて鍵記憶部13に記憶させ(S70:鍵記憶部13に鍵と作成日時を記憶)、S11へ戻る。その他の動作は携帯型通信装置1と同様である。
一方、据置型通信装置2Aでは、ステップS161までは、据置型通信装置2と同様に動作し、S161の後、送信された鍵を当該携帯型通信装置IDと現在の日時とに対応づけて古いものを更新して鍵記憶部26に記憶させ(S166:鍵記憶部26に鍵と携帯型通信装置IDと作成日時を記憶)、S101へ戻る。その他の動作は据置型通信装置2と同様である。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、鍵作成部25を携帯型通信装置1Aが備え、近傍通信インタフェース11を携帯型通信装置1Aが備え、近傍通信インタフェース24を据置型通信装置2Aが備えることで、充電操作により鍵が変更されるので、一定時間毎に鍵を作成する計算機資源のような特段の計算機資源が不要であり、特段の操作なしに、すなわち充電操作だけで鍵を変更することができ、これにより、利便性低下を防止することができる。
また、鍵作成部25により作成される新しい鍵に対する古い鍵に対応づけて記憶された当該古い鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定された(S63:YES)ときに鍵作成部25が新しい鍵を作成することで、特段の計算機資源や特段の操作なしに、古くなった鍵を新しい鍵に変更することができる。
(変形例1)
なお、図14に示すように、例えば、据置型通信装置2に代わる据置型通信装置(本体装置)2Cおよび据置型充電装置2Dを設け、据置型通信装置2CにはWANインタフェース21、LANインタフェース22、ルーチング部23、鍵記憶部26、暗号処理部27、アプリケーション部29ならびに据置型充電装置2Dとの通信を行うための本体側通信インタフェース201を設け、据置型充電装置2Dには近傍通信インタフェース24、鍵作成部25、充電部28ならびに据置型通信装置2Cとの通信を行うため充電装置側インタフェース202を設け、据置型通信装置2Cの各部と据置型充電装置2Dの各部とのやりとりを本体側通信インタフェース201および充電装置側インタフェース202を介して行ってもよい。なお、これと同様な構成を第2の実施の形態でも採用して同様な処理を行ってもよい。
なお、図14に示すように、例えば、据置型通信装置2に代わる据置型通信装置(本体装置)2Cおよび据置型充電装置2Dを設け、据置型通信装置2CにはWANインタフェース21、LANインタフェース22、ルーチング部23、鍵記憶部26、暗号処理部27、アプリケーション部29ならびに据置型充電装置2Dとの通信を行うための本体側通信インタフェース201を設け、据置型充電装置2Dには近傍通信インタフェース24、鍵作成部25、充電部28ならびに据置型通信装置2Cとの通信を行うため充電装置側インタフェース202を設け、据置型通信装置2Cの各部と据置型充電装置2Dの各部とのやりとりを本体側通信インタフェース201および充電装置側インタフェース202を介して行ってもよい。なお、これと同様な構成を第2の実施の形態でも採用して同様な処理を行ってもよい。
(変形例2)
なお、第1の実施の形態では、図15(a)に示すように、携帯型通信装置1が自身の携帯型通信装置IDおよびアドレスを据置型通信装置2に送信し、これを据置型通信装置2がアドレス記憶部232に記憶させるようにしたが、図15(b)に示すように、携帯型通信装置1が自身の携帯型通信装置IDおよびアドレスをアドレス記録サーバ3に送信するとともに当該携帯型通信装置IDを据置型通信装置2に送信し、アドレス記録サーバ3が自身のアドレス記憶部31に当該携帯型通信装置IDおよびアドレスを対応づけて記憶させ、据置型通信装置2は、携帯型通信装置1のアドレスが必要なときは、送信された携帯型通信装置IDをアドレス記録サーバ3に送信し、アドレス記録サーバ3が、当該送信された携帯型通信装置IDに対応するアドレスを据置型通信装置2に送信することとしてもよい。また、かかる処理を第2の実施の形態や変形例1において行ってもよい。
なお、第1の実施の形態では、図15(a)に示すように、携帯型通信装置1が自身の携帯型通信装置IDおよびアドレスを据置型通信装置2に送信し、これを据置型通信装置2がアドレス記憶部232に記憶させるようにしたが、図15(b)に示すように、携帯型通信装置1が自身の携帯型通信装置IDおよびアドレスをアドレス記録サーバ3に送信するとともに当該携帯型通信装置IDを据置型通信装置2に送信し、アドレス記録サーバ3が自身のアドレス記憶部31に当該携帯型通信装置IDおよびアドレスを対応づけて記憶させ、据置型通信装置2は、携帯型通信装置1のアドレスが必要なときは、送信された携帯型通信装置IDをアドレス記録サーバ3に送信し、アドレス記録サーバ3が、当該送信された携帯型通信装置IDに対応するアドレスを据置型通信装置2に送信することとしてもよい。また、かかる処理を第2の実施の形態や変形例1において行ってもよい。
また、携帯型通信装置1等の各部や据置型通信装置2等の各部としてコンピュータを機能させるコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納したり、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
1,1A…携帯型通信装置
2,2A,2C…据置型通信装置
2D…据置型充電装置
3…アドレス記録サーバ
11,24…近傍通信インタフェース
12…通信インタフェース
13,26…鍵記憶部
14,27…暗号処理部
15…記憶部
16,31,232…アドレス記憶部
17,29…アプリケーション部
18…二次電池
19,28…充電部
21…WANインタフェース
22…LANインタフェース
23…ルーチング部
25…鍵作成部
201…本体側通信インタフェース
202…充電装置側インタフェース
231…パケット交換部
2,2A,2C…据置型通信装置
2D…据置型充電装置
3…アドレス記録サーバ
11,24…近傍通信インタフェース
12…通信インタフェース
13,26…鍵記憶部
14,27…暗号処理部
15…記憶部
16,31,232…アドレス記憶部
17,29…アプリケーション部
18…二次電池
19,28…充電部
21…WANインタフェース
22…LANインタフェース
23…ルーチング部
25…鍵作成部
201…本体側通信インタフェース
202…充電装置側インタフェース
231…パケット交換部
Claims (10)
- 第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網または第2網である網に携帯型通信装置が接続され、携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを据置型通信装置が該据置型通信装置に記憶された共通な鍵で復号化するとともに、据置型通信装置が共通な鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された前記鍵で復号化し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う通信システムにおいて、
携帯型通信装置の二次電池を充電する充電部を据置型通信装置が備え、
充電部による二次電池の充電が開始されたときに新しい鍵を作成する鍵作成部を携帯型通信装置または据置型通信装置が備え、作成された鍵に共通な鍵を送受信するための近傍通信インタフェースを携帯型通信装置と据置型通信装置とが備える
ことを特徴とする通信システム。 - 据置型通信装置は、
複数の携帯型通信装置の各携帯型通信装置に記憶される鍵に共通な鍵が該鍵に共通な元の鍵が記憶される携帯型通信装置を示す携帯型通信装置IDとともに記憶される鍵記憶部と、
暗号化されたパケットを該パケットに付与された携帯型通信装置IDに対し前記鍵記憶部で対応づけられている鍵で復号化し、復号化されたパケットまたは暗号化されていないパケットを該パケットの送信先である携帯型通信装置を示す携帯型通信装置IDに前記鍵記憶部で対応づけられている鍵で暗号化する暗号処理部と
を備えることを特徴とする請求項1記載の通信システム。 - 携帯型通信装置IDは、該携帯型通信装置IDが示す携帯型通信装置において書き換え不能となっているものであることを特徴とする請求項2記載の通信システム。
- 前記鍵作成部が据置型通信装置に設けられ、該鍵作成部により作成される新しい鍵に対する古い鍵に共通な鍵が記憶される携帯型通信装置において当該鍵に対応づけて記憶された当該古い鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定されたことにより当該携帯型通信装置の近傍通信インタフェースから鍵要求が据置型通信装置に送信されたときに鍵作成部が新しい鍵を作成する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の通信システム。 - 前記鍵作成部が携帯型通信装置に設けられ、該鍵作成部により作成される新しい鍵に対する古い鍵に対応づけて記憶された当該古い鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定されたときに鍵作成部が新しい鍵を作成する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の通信システム。 - 据置型通信装置が、復号化したパケット内の宛先アドレスを基に送出先と判断した第1網または第2網に当該パケットを送出することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の通信システム。
- 第1網または第2網の一方がWAN、他方がLANであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の通信システム。
- 第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網または第2網である網に携帯型通信装置が接続され、携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを据置型通信装置が該据置型通信装置に記憶された共通な鍵で復号化するとともに、据置型通信装置が共通な鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された前記鍵で復号化し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う通信システムが行う鍵送信方法であって、
携帯型通信装置の二次電池が据置型通信装置の充電部により充電開始されたときに携帯型通信装置または据置型通信装置が新しい鍵を作成し、
携帯型通信装置または据置型通信装置の近傍通信インタフェースから新しい鍵に共通な鍵を据置型通信装置または携帯型通信装置の近傍通信インタフェースに送信する
ことを特徴とする鍵送信方法。 - 第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網または第2網である網に携帯型通信装置が接続され、携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを据置型通信装置が該据置型通信装置に記憶された共通な鍵で復号化するとともに、据置型通信装置が共通な鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された前記鍵で復号化し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う通信システムが行う鍵送信方法であって、
携帯型通信装置の二次電池が据置型通信装置の充電部により充電開始されかつ携帯型通信装置に記憶された鍵に対応づけて記憶された当該鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定されときに携帯型通信装置の近傍通信インタフェースから鍵要求を据置型通信装置の近傍通信インタフェースに送信し、据置型通信装置の鍵作成部が新しい鍵を作成し、据置型通信装置の近傍通信インタフェースから新しい鍵に共通な鍵を携帯型通信装置の近傍通信インタフェースに送信する
ことを特徴とする鍵送信方法。 - 第1網と第2網とに据置型通信装置が接続され、第1網または第2網である網に携帯型通信装置が接続され、携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを据置型通信装置が該据置型通信装置に記憶された共通な鍵で復号化するとともに、据置型通信装置が共通な鍵でパケットを暗号化して網へ送出し、網から受信したパケットを携帯型通信装置が該携帯型通信装置に記憶された前記鍵で復号化し、据置型通信装置が第1網と第2網間のパケットのルーチングを行う通信システムが行う鍵送信方法であって、
携帯型通信装置の二次電池が据置型通信装置の充電部により充電開始されかつ携帯型通信装置に記憶された鍵に対応づけて記憶された当該鍵の作成日時が予め定められた日時より古いと判定されときに携帯型通信装置の鍵作成部が新しい鍵を作成し、携帯型通信装置の近傍通信インタフェースから新しい鍵に共通な鍵を据置型通信装置の近傍通信インタフェースに送信する
ことを特徴とする鍵送信方法。
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