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JP2006320984A - 締付データ管理システム、締付データ管理装置及び締付工具 - Google Patents

締付データ管理システム、締付データ管理装置及び締付工具 Download PDF

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JP2006320984A
JP2006320984A JP2005144747A JP2005144747A JP2006320984A JP 2006320984 A JP2006320984 A JP 2006320984A JP 2005144747 A JP2005144747 A JP 2005144747A JP 2005144747 A JP2005144747 A JP 2005144747A JP 2006320984 A JP2006320984 A JP 2006320984A
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tightening
torque
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data
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Yasunori Watanabe
泰則 渡邊
Rikuo Hiraga
陸雄 平賀
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Waki Seisakusho KK
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Waki Seisakusho KK
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Abstract

【課題】 締付部材の締め忘れや締め付け不良を防止できる締付データ管理システム、締付データ管理装置及び締付工具を提供することにある。
【解決手段】 締付データ管理装置4のモニタ16に、トルクレンチから順次受信したトルクデータによるトルク計測値をその都度表示してゆきトルク計測値全てを一覧表示するようにした。従って、締付データ管理装置4では、トルクレンチ2から受信したトルクデータによるトルク計測値の全てをリアルタイムで一覧表示させてゆくことにより、トルクレンチ2で締め付け作業を終えた複数のボルト全ての締め付け状態を作業者に対して一段と容易に、かつ瞬時に確認させることができ、かくしてボルトの締め忘れや締め付け不良を防止できる。
【選択図】 図1

Description

この発明は締付データ管理システム、締付データ管理装置及び締付工具に関し、例えば
予め設定された設定トルク値でボルトの締め付けを行うトルクレンチに適用して好適なものである。
従来、工業製品の組み立てにおいて、例えばボルトを所定のトルク値で締め付ける場合には、当該ボルトを締め付けているときのトルク値を計測し、予め設定された設定トルク値に計測したトルク値が達すると、所定音を放音するトルクレンチが用いられている。
ところで、このようなトルクレンチにおいては、このトルクレンチ自体に表示部が設けられており、この表示部に締め付け作業時におけるトルク値が表示されるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−354977号
ところが、かかる構成のトルクレンチでは、手元で瞬時にトルク値を確認できるものの、作業者が把持可能なトルクレンチ自体に表示部が設けられているので表示部の表示面積が限られたものとなり、複数のボルトに対して締め付け作業を行う場合、ボルト毎に計測した複数のトルク値について一度に表示部に表示し難いために、これらトルクレンチで締め付け作業を終えた複数のトルク値全てを一度に確認し難く、ボルトの締め忘れや締め付け不良が発生する場合がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、締付部材の締め忘れや締め付け不良を防止できる締付データ管理システム、締付データ管理装置及び締付工具を提供することにある。
本発明の請求項1では、締付対象に複数の締付部材を順次締め付けてゆくための締付工具と、前記締付工具に有線又は無線で電気的に接続された締付データ管理装置とによって構築された締付データ管理システムであって、前記締付工具は、前記締付部材を締め付ける際のトルクデータを検出する検出手段と、該検出手段により前記トルクデータを検出するたびに前記トルクデータを前記締付データ管理装置へ送信する送信手段とを備え、前記締付データ管理装置は、前記トルクデータを受信する受信手段と、該受信手段を介して順次受信した前記トルクデータをその都度表示してゆき前記トルクデータ全てを一覧表示する表示手段とを備えるようにした。
本発明の請求項2及び6では、前記締付データ管理装置の前記表示手段は、前記締付工具からの前記トルクデータに基づいて該締付工具による締付回数を表示するようにした。
本発明の請求項3及び7では、前記締付データ管理装置は、前記締付工具からの前記トルクデータを受信するたびに、前記トルクデータに基づいて前記締付回数及び又はトルク平均値を算出する算出手段を備え、前記表示手段は、前記締付回数及び又は前記トルク平均値を表示するようにした。
本発明の請求項4及び8では、前記締付データ管理装置は、前記締付工具で前記トルクデータを検出したときの日時情報を取得し、前記表示手段は、順次取得した前記日時情報をその都度表示してゆき、前記トルクデータと共に前記日時情報全てを一覧表示するようにした。
本発明の請求項5では、締付対象に複数の締付部材を順次締め付けてゆくための締付工具に対して、有線又は無線で電気的に接続された締付データ管理装置であって、前記締付部材を締め付ける際に検出されたトルクデータを前記締付工具から受信する受信手段と、該受信手段を介して順次受信した前記トルクデータをその都度表示してゆき前記トルクデータ全てを一覧表示する表示手段とを備えるようにした。
本発明の請求項9では、有線又は無線で締付データ管理装置と電気的に接続され、締付対象に複数の締付部材を順次締め付けてゆくための締付工具であって、前記締付部材を締め付ける際のトルクデータを検出する検出手段と、前記締付データ管理装置の表示手段で前記トルクデータをその都度表示させてゆき該トルクデータ全てを一覧表示させるために、前記トルクデータを検出するたびに前記トルクデータを前記締付データ管理装置へ送信する送信手段とを備えるようにした。
本発明の請求項1、5及び9によれば、締付データ管理装置において、締付工具から受信したトルクデータの全てをリアルタイムで一覧表示させてゆくことにより、締付工具で締め付け作業を終えた複数の締付部材全ての締め付け状態を作業者に対して一段と容易に、かつ瞬時に確認させることができ、かくして締付部材の締め忘れや締め付け不良を防止できる。
本発明の請求項2及び6によれば、締付データ管理装置では、締付工具から得られたトルクデータに加えて、締付回数についても作業者に対して瞬時に確認させることができ、かくしてボルトの締め忘れを防止させ得る。
本発明の請求項3及び7によれば、締付データ管理装置では、トルクデータに基づき作業者自身が算出しなければならない締付回数やトルク平均値についても作業者に煩雑な操作をさせることなく表示手段を介して瞬時に確認させることができる。
本発明の請求項4及び8によれば、締付データ管理装置の表示手段に日時情報を表示するようにしたので、各締付部材でトルクデータを検出したときの日時情報についても作業者に対して瞬時に認識させることができ、かくしてこの日時情報を基に締め付け作業の作業間隔や作業経緯を容易に確認させることができる。
以下、本発明における好ましい実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
(1)第1実施の形態
(1−1)締付データ管理システムの全体構成
図1において、1は全体として本発明による締付データ管理システムを示し、締付データ管理システム1は、作業者が片手で保持可能な大きさ及び重量でなるトルクレンチ2と、このトルクレンチ2にRS-232Cに準拠したケーブル3で電気的に接続されたパーソナルコンピュータでなる締付データ管理装置4とで構築されている。
ここでトルクレンチ2は、弾性金属材料からなるレバー5の先端に配置されたヘッド6がトルクレンチ2本体の先端側から露出した構成を有し、このヘッド6に図示しないボルトやナットなどに嵌合するソケット(図示せず)が着脱自在に設けられる。因みに、このヘッド6には、通常用いられるソケットに替えて、図2に示すようなスタンプ機能付ソケット10を装着可能な構成を有する。このスタンプ機能付ソケット10は、図示しない弾性部材で常時上方へ付勢されてヘッド6の上部6Aから一端が突出した上下動可能な押下部11と、当該押下部11の他端に設けられたスタンプ部(図示せず)と、このスタンプ部を内部に配置するソケット本体12とで構成されており、ソケット本体12をボルトに係合させた状態で、作業者が指Fで押下部11の一端を下方へ押下することにより、図3に示すように、スタンプ部を介してスタンプ印Mをボルト14のヘッド部15に捺印し得る。かくして、締め付け作業が完了したボルト14にスタンプ印Mを捺印させることにより、作業者に対し締め付け作業が完了したボルト14であるか否かを瞬時に判別させることができる。
ところで、このようなトルクレンチ2のレバー5には、例えばストレンゲージ(歪ゲージ)などの歪検出部(後述する)が設けられており、レバー5に生ずる曲げ歪を電気的に計測し、締め付け作業終了時のトルク値(以下、これをトルク計測値と呼ぶ)をトルクデータとして締付データ管理装置4へケーブル3を介して送信し得るようになされている。
締付データ管理装置4は、このトルクデータに基づいたトルク計測値をモニタ16にリアルタイムで一覧表示させてゆくとともに、締め付け作業に関する締付情報(後述する)を当該トルク計測値を用いて算出し、この算出結果をモニタ16に一覧表示し得るようになされている。
(1−2)トルクレンチの回路構成
実際上、トルクレンチ2は、図4に示すように、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory) 及びRAM(Random Access Memory) 等からなるマイクロコンピュータ構成の制御部20を有し、この制御部20に電源キーや各種設定数値を入力するための設定値入力キー等で構成された入力部21、報知手段22、表示部23、外部出力端子24及びAD変換部25が接続されて設けられており、当該AD変換部25には歪検出部26が接続されて設けられている。そして、トルクレンチ2は、制御部20によってトルクレンチ2における各種機能を統括的に制御し得るようになされている。
この場合、制御部20は、入力部21を介して所定の設定トルク値が入力されると、この設定トルク値を記憶し得るようになされている。
その後、歪検出部26は、ボルトにソケットが係合された状態でトルクレンチ2自体が回動され、レバー5に曲げ歪みが生じると、この曲げ歪を電気的に計測し、この計測結果をAD変換部25へ送出する。AD変換部25は、計測結果にアナログデジタル変換処理を施した後、これを歪データとして制御部20へ送出する。これにより制御部20は、この歪データをトルク値に換算する。
制御部20は、締め付け作業中のトルク値やトルク計測値を作業者に対して通知するトルク表示モード時、図5に示すように、表示部23のデジタル数値領域28にトルク値やトルク計測値をデジタル表示するとともに、当該トルク値やトルク計測値を棒グラフ領域29において湾曲状に延びる棒グラフで表示する。
この場合、制御部20は、予め設定された設定トルク値とトルク値とを比較し、締め付け対象である締付部材としてのボルトやナットが良好に締め込まれているか否かの良否判定を行うようになされている。すなわち制御部20は、例えばボルトの締め付け作業中のトルク値が設定トルク値に到達すると、報知信号を生成してこれを報知手段22へ送出する。
これにより報知手段22では、スピーカ30からビープ音を出力させたり、或いはバイブレータ31によりトルクレンチ2自体を振動させ、作業者に対してボルトが設定トルク値以上で良好に締め込まれたことを通知し得るようになされている。
なお、制御部20は、トルクレンチ2において測定可能なトルク値の範囲(以下、これをトルク測定可能範囲と呼ぶ)を設定し得るようになされており、入力部21を介してトルク測定可能範囲としてトルク最低値及びトルク最高値が入力されると、図6に示すように、このトルク最低値(この場合、「11.8Nm」)及びトルク最高値(この場合、「14.1Nm」)を表示部23のデジタル数値領域28に表示する。また制御部20は、これらトルク最低値及びトルク最高値を記憶し、このトルク測定可能範囲内でトルク計測値を計測し得るようになされており、トルク計測値とトルク測定可能範囲とを比較し、当該トルク計測値がトルク測定可能範囲外であると認識すると、スピーカ30から警告音を出力し得る。
また、これに加えて制御部20は、ボルトの締め付け作業が終了したときのトルク計測値を、トルクデータとして外部出力端子24からケーブル3を介して締付データ管理装置4へ順次送信するようになされている。
因みに、制御部20は、トルクデータに基づいて設定トルク値による締付回数を計数し得るようになされている。この場合、制御部20は、締付回数表示モード時、図7に示すように、入力部21を介して予め設定された設定締付回数(この場合、例えば4回を表す「C04」)を表示部23のデジタル数値領域28に表示し、設定トルク値以上のトルク計測値を得ると、図8(A)に示すように、設定締付回数を一つ減じた締付回数(この場合、例えば残り3回を表す「C03」)を表示部23に表示する。
このうようにして制御部20は、設定トルク値以上のトルク計測値を得るたびにこの表示部23に表示された締付回数を順次減じてゆく。かくして作業者は、図8(B)に示すように、表示部23に表示された締付回数を示す数値がゼロ(すなわち「C00」)になることによって締め付け作業を締付必要回数行ったことを容易に、かつ瞬時に認識できる。
(1−3)締付データ管理装置の回路構成
締付データ管理装置4においては、当該締付データ管理装置4全体を統括的に制御するCPU40にバス41を介して、ワークエリアとしてのRAM42、外部入力端子43、ハードディスクドライブ44、アルファベットや各種記号等を入力するための複数種類の操作キーからなる操作部45及び液晶ディスプレイ等でなるモニタ16が接続されて構成されている。
ハードディスクドライブ44には、基本プログラム、トルクレンチ2から順次受け取ったトルクデータと当該トルクデータに基づいて算出した締付情報とを管理する締付データ管理プログラム等が格納されている。
従ってCPU40は、ハードディスクドライブ44に格納された各種プログラムを適宜読出し、これをRAM42に展開して実行することにより、締付データ管理装置4の各回路部を制御して各種処理を実行するようになされている。
例えばCPU40は、外部入力端子43にケーブル3を介してトルクレンチ2が電気的に接続されたことを認識すると、締付データ管理プログラムに従って図10に示すような締付データ管理画面50をモニタ16に表示する。
この締付データ管理画面50は、ファイル名入力領域51と、トルクレンチ2本来の測定能力範囲が入力されるトルク測定範囲入力領域52と、トルクレンチ2における設定トルク値が入力される設定トルク入力領域53と、トルクデータをトルクレンチ2から受け取り保存した日時が表示されるデータ保存日時表示領域54と、トルクレンチ2の型式など使用するトルクレンチ2の識別情報を入力するデータリスト入力領域55と、締付情報一覧表示領域56とで構成されている。
ここで締付情報一覧表示領域56には、1つの対象製品に対して所定の選択番号を割り当てて複数の対象製品を個別に管理するための選択番号表示欄57と、当該対象製品毎に受信したトルクデータを順次表示するトルクデータ表示領域58と、当該対象製品毎に得られたトルクデータに基づき算出した締付情報を表示する締付情報表示領域59とで構成されており、この締付情報表示領域59には、対象製品毎にトルクデータを受け取った総数(すなわち、締付回数であって締め付け作業を終了したボルトの個数)を表示する締付回数表示欄60と、当該トルクデータのうち最も数値が大きいトルク計測値(以下、これを最大トルク計測値と呼ぶ)を表示する最大トルク表示欄61と、当該トルクデータのうち最も数値が小さいトルク計測値(以下、これを最小トルク計測値と呼ぶ)を表示する最小トルク表示欄62と、対象製品毎に受け取ったトルク計測値の平均値(以下、これをトルク平均値と呼ぶ)を表示するトルク平均値表示欄63とを有する。なお、図10においては選択番号表示欄57に「1」〜「10」の数値が表示されているので、この場合、10個の対象製品に締め付け作業が行われたことを示すものである。
そして、CPU40は、操作部45を介してデータ選択領域65で例えば選択番号「1」の数値が選択指定された後、締付データ管理画面50を介してファイル名と、トルクレンチ2のトルク測定可能範囲(すなわち、トルク最低値及びトルク最高値)と、設定トルク値と、トルクレンチ2の識別情報とが入力されると、これらを入力データとしてデータ選択領域65で選択指定された選択番号「1」に対応付けて記憶する。
この状態で、CPU40は、トルクレンチ2からトルクデータを受信すると、これに応じて当該トルクデータに基づくトルク計測値を、選択番号表示欄57の選択番号「1」に対応付けられたトルクデータ表示領域58A(すなわち、締付データ管理画面50で選択番号「1」から横方向へ延びた箇所の欄)に順字表示させてゆく。このときCPU40は、設定トルク値よりも低いトルク計測値については標準色(例えば黒色)と異なる赤色で表示し、設定トルク値以上のトルク計測値(これらはすべて標準色である黒色)よりも目立たせてモニタ16上で表すようになされている。
このときCPU40は、トルクデータのうち、設定トルク値以上のトルク計測値を受け取った回数を加算してゆき、これを対象製品におけるボルトの締付回数として選択番号「1」に対応付けた締付回数表示欄60A(すなわち、締付データ管理画面50で選択番号「1」から横方向へ延びた箇所の欄)に表示する。
また、CPU40は、締め付け作業を行っている対象製品において現在受信しているトルクデータのなかから最大トルク計測値及び最小トルク計測値を検索し、この検索結果(この場合、最大トルク計測値は「11,9」、最小トルク計測値は「11,8」)をそれぞれ選択番号「1」に対応付けた最大トルク表示欄61A及び最小トルク表示欄62A(すなわち、締付データ管理画面50で選択番号「1」から横方向へ延びた箇所の欄)に表示する。
さらに、このときCPU40は、選択番号「1」に対応付けるトルクデータを受信するたびに、これら順次受信したトルクデータにおけるトルク計測値の全てを加算し、トルクデータを受信した受信回数で除算することによりトルク平均値を算出し、これを選択番号「1」に対応付けたトルク平均値表示欄63A(すなわち、締付データ管理画面50で選択番号「1」から横方向へ延びた箇所の欄)に表示する。なお、このときCPU40は、設定トルク値よりも低いトルク平均値については標準色(例えば黒色)と異なる赤色で表示し、設定トルク値以上のトルク平均値(これらはすべて標準色である黒色)よりも目立たせてモニタ16上で表すようにしても良く、この場合、作業者は赤色に表示されたトルク平均値のみを視認するだけで、複数表示されたトルク計測値のなかに設定トルク値よりも低いトルク計測値が少なくとも1つ以上あることを瞬時に認識できる。
なお、締付データ管理画面50には、トルク計測値の単位をトルク単位選択領域66で選択し得るようになされており、例えば、[N・m]や[kgf・cm]など予め設定された所定の単位系を選択し得、トルク計測値などを自動的に選択した単位系に切り替え表示し得るようになされている。また、締付データ管理画面50には、選択番号表示欄57の選択番号に対してファイル名を付した総数を総数表示欄67に表示し得るようになされている。
(1−4)動作及び効果
以上の構成において、締付データ管理システム1では、締付データ管理装置4において締付データ管理画面50を介してファイル名と、トルクレンチ2本来のトルク測定能力範囲と、設定トルク値と、トルクレンチ2の識別情報とを作業者に入力させ、これら入力データを、作業者によって任意に選択された選択番号に対応付ける。
作業者は、締付対象としての対象製品に設けられた複数のボルトをトルクレンチ2を用いて順次締め付けてゆく。このときトルクレンチ2では、ボルトの締め付け作業が完了するたびにトルクデータを検出し、このボルト毎に検出したトルクデータをケーブル3を介して締付データ管理装置4へ順次送信する。締付データ管理装置4では、トルクレンチ2からトルクデータを受信するたびに、当該トルクデータに基づくトルク計測値を、選択指定された選択番号のトルクデータ表示領域58に順次表示してゆき、かくして1つの対象製品においてボルトの締め付け作業が完了するたびに得られたトルク計測値を一覧表示する。
このように締付データ管理装置4では、トルクレンチ2から得られたトルク計測値の全てをリアルタイムで一覧表示させることができるので、トルクレンチ2で締め付け作業を行ったボルト全ての締め付け状態を作業者に対して一段と容易に、かつ瞬時に把握させることができる。
また、締付データ管理装置4では、トルクレンチ2からトルクデータを受信するたびに、当該トルクデータに基づいて締付回数及びトルク平均値を自動的に算出してリアルタイムでモニタ16に表示するようにした。従って、締付データ管理装置4では、1つの対象製品において得られたトルク計測値に加えて、トルク計測値に基づき作業者自身が算出しなければならない締付情報についても作業者に煩雑な操作をさせることなく瞬時に認識させることができる。
さらに、締付データ管理装置4では、トルク計測値のなかから最小トルク計測値及び最大トルク計測値を自動的に検索し、検索結果たる最小トルク計測値及び最大トルク計測値を同時にモニタ16に表示するようにした。従って、締付データ管理装置4では、複数あるトルク計測値を作業者がその都度個別に対比してゆき最小トルク計測値及び最大トルク計測値を判別する判別作業を行わせることなく、瞬時に最小トルク計測値及び最大トルク計測値を作業者に認識させることができる。
さらに、締付データ管理装置4では、所定の対象製品をそれぞれ対応付けた複数の選択番号と、当該選択番号毎に対応付けられた複数のトルク計測値及び締付情報をモニタ16に一覧表示するようにしたことにより、作業者に対し一度に複数の対象製品についてのトルク計測値及び締付情報を認識させることができる。
因みに、締付データ管理装置4では、締付データ管理画面50において、ファイル名入力領域51にファイル名が入力され、又はデータ選択領域65で選択番号が選択指定されて、所定の検索操作が行われることにより、当該ファイル名を基に選択番号や当該選択番号におけるトルク計測値及び締付情報等を検索できるとともに、選択番号を基にファイル名や当該選択番号におけるトルク計測値及び締付情報等を検索できる。
以上のように、本実施例では、対象製品に複数のボルトを順次締め付けてゆくためのトルクレンチ2と、このトルクレンチ2にケーブル3で電気的に接続された締付データ管理装置4とによって構築された締付データ管理システム1であって、トルクレンチ2は、ボルトを締め付ける際のトルクデータを検出する歪検出部26と、当該歪検出部26によりトルクデータを検出するたびに当該トルクデータを締付データ管理装置4へ送信する制御部20.及び外部出力端子24とを備え、締付データ管理装置4は、当該トルクデータを受信する外部入力端子43と、この外部入力端子43を介して順次受信したトルクデータによるトルク計測値をその都度表示してゆき当該トルクデータによるトルク計測値全てを一覧表示するモニタ16とを備えるようにした。
従って締付データ管理装置4では、トルクレンチ2から受信したトルクデータによるトルク計測値の全てをリアルタイムで一覧表示させてゆくことにより、トルクレンチ2で締め付け作業を終えた複数のボルト全ての締め付け状態を作業者に対して一段と容易に、かつ瞬時に確認させることができ、かくしてボルトの締め忘れや締め付け不良を防止できる。
また、本実施例では、締付データ管理装置4のモニタ16は、トルクレンチ2からのトルクデータに基づいてトルクレンチ2による締付回数を表示するようにしたことにより、トルクレンチ2から受信したトルクデータに基づくトルク計測値に加えて、締付回数についても作業者に対して瞬時に確認させることができ、かくしてボルトの締め忘れを防止できる。
さらに、本実施例では、締付データ管理装置4は、トルクレンチ2からのトルクデータを受信するたびに、当該トルクデータに基づいて締付回数及びトルク平均値を算出するCPU20を備え、この算出した締付回数やトルク平均値をモニタ16に表示するようにしたことにより、トルクデータに基づき作業者自身が算出しなければならない締付回数やトルク平均値についても作業者に煩雑な操作をさせることなくモニタ16を介して瞬時に確認させることができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)締付データ管理システムの全体構成
図1との対応部分に同一符号を付して示す図11において、101は第2の実施の形態による締付データ管理システムを示し、第1の実施の形態とはトルクレンチ102の構成と締付データ管理装置4における締付データ管理画面(後述する)の構成とが異なっており、当該トルクレンチ102において、締め付け作業時のトルクデータを検出するとともに、この締め付け作業が行われる毎に日時情報をも取得し得るようになされており、トルクレンチ102はこれらトルクデータ及び日時情報を締付データ管理装置4へ送信する。
締付データ管理装置4は、トルクレンチ102からトルクデータ及び日時情報を受信すると、その都度、当該トルクデータに基づいたトルク計測値をモニタ16に表示するとともに、日時情報に基づいた作業時刻や作業日も同時にモニタ16に表示するようになされている。
因みに、この第2の実施の形態による締付データ管理システムで101では、第1の実施の形態と同様に、トルク計測値に基づいて締め付け作業に関する締付情報を算出し、この算出結果についてもモニタ16に一覧表示し得るようになされている。
(2−2)トルクレンチの回路構成
実際上、図4との対応部分に同一符号を付して示す図12のように、トルクレンチ102の制御部20には、計時手段103が接続されており、当該計時手段103によって現在の時刻を計時し得るようになされている。
この場合、制御部20は、入力部21の操作に応じて上述したトルク表示モード又は締付回数表示モードから時刻表示モードに切り替わると、図5との対応部分に同一符号を付して示す図13のように、表示部23のデジタル数値領域28にトルク値やトルク計測値に替えて現在の時刻(例えば、「13時25分」の場合には「13:25」)をデジタル表示させる。
これに加えて、制御部20は、歪検出部26及びAD変換部25から得られた歪データに基づいてトルク計測値を計測すると、これに応じて当該トルク計測値を計測したときの日時(年月日及び時刻)を日時情報として計時手段103から取得し、この日時情報とトルクデータとを締付データ管理装置4へ送信するようになされている。
(2−3)締付データ管理装置における締付データ管理画面の構成
この場合、締付データ管理装置4は、外部入力端子43にケーブル3を介してトルクレンチ102が電気的に接続されたことを認識すると、締付データ管理プログラムに従って締付データ管理画面をモニタ16に表示する。
図10との対応部分に同一符号を付して示す図14のように、この締付データ管理画面105には、上述した第1の実施の形態における締付データ管理画面50の構成に加えて、トルク最高値が入力される上限値入力領域106と、トルクレンチ102の種類を区別するための識別番号が入力される名称レンチ番号入力領域107と、この締付作業を行った作業者名が入力される作業者名入力領域108とが設けられている。
また、かかる構成に加えて、第2の実施の形態における締付情報一覧表示領域110には、トルクデータ表示領域58に対応付けられた作業時刻表示領域111を有し、この作業時刻表示領域111には各トルクデータと共に受信した日時情報のうち時刻(例えば、「13時24分20秒」の場合には「13:24:20」)が表示されることにより、各締め付け作業が行われた作業時刻を作業者に対して通知し得るようになされている。
ここでこの実施の形態の場合、トルクデータ表示領域58の下側近傍に作業時刻表示領域111が配置されていることにより、各トルク計測値毎に対応した作業時刻を作業者に対しそれぞれ直感的に認識させることができる。また、この実施の形態の場合、作業時刻表示領域111には、時刻のうち「時」、「分」及び「秒」の全てが表示されることにより、秒単位で行われる迅速な締め付け作業が行われても正確な作業時刻を確実に表示でき、かくして作業者に対して各締め付け作業が行われた作業経緯を確実に認識させ得る。
これに加えて、第2の実施の形態における締付情報表示領域112には、作業日付表示領域113が設けられており、この作業日付表示領域113には日時情報のうち年月日(例えば、「2005年3月15日」の場合には「05.03.15」)が表示され、各対象製品毎に締め付け作業が行われた作業日を作業者に対して通知し得るようになされている。
すなわち、CPU40は、例えば選択番号「1」の数値が選択指定された後、トルクレンチ102からトルクデータを受信すると、これに応じて当該トルクデータに基づくトルク計測値を、選択番号表示欄57の選択番号「1」に対応付けられたトルクデータ表示領域58(すなわち、締付データ管理画面105で選択番号「1」から横方向へ延びた箇所の欄)に順字表示させてゆく。
これと同時にCPU40は、トルクレンチ102から各トルクデータと共に受信した日時情報に基づいて、選択番号「1」のトルクデータ表示領域58に対応する作業時刻表示領域111に作業時刻を順字表示させてゆく。また、このときCPU40は、選択番号表示欄57の選択番号「1」に対応付けられた作業日付表示領域113に日時情報に基づいて作業日を表示させる。
(2−4)動作及び効果
以上の構成において、この締付シデータ管理ステム101では、基本的動作については上述した第1の実施の形態と同様であるので、その基本的動作については以下省略する。
実際上、この締付データ管理システム101では、締付データ管理装置4において締付データ管理画面105を介してファイル名と、トルクレンチ102のトルク測定可能範囲と、設定トルク値と、トルクレンチ102の識別情報と、トルクレンチ102の識別番号と、トルクレンチ102を用いて締め付け作業を行う作業者名とを作業者に入力させ、これら入力データを、作業者によって任意に選択された選択番号に対応付ける。
作業者は、締付対象としての対象製品に設けられた複数のボルトをトルクレンチ102を用いて順次締め付けてゆく。このときトルクレンチ102では、ボルトの締め付け作業が完了するたびにトルクデータを検出するとともに、トルク計測値を計測したときの日時(年月日及び時分秒)を日時情報として計時手段103から取得し、これらボルト毎に検出したトルクデータと日時情報とをケーブル3を介して締付データ管理装置4へ順次送信する。
締付データ管理装置4は、トルクレンチ102からトルクデータ及び日時情報を受信すると、選択指定された選択番号のトルクデータ表示領域58に当該トルクデータに基づくトルク計測値を順次表示してゆくとともに、当該選択番号の作業時刻表示領域111に日時情報に基づく作業時刻を順次表示してゆき、かくして1つの対象製品においてボルトの締め付け作業が完了するたびに得られたトルク計測値と作業時刻とを一覧表示する。
このように締付データ管理装置4では、トルクレンチ102から得られたトルク計測値の全てをリアルタイムで一覧表示させる他、締め付け作業を行う毎に得られた作業時刻を一覧表示させることができるので、トルクレンチ102で締め付け作業を行ったボルト全ての締め付け作業時刻についても作業者に対して容易に、かつ瞬時に把握させることができる。かくして作業者は、作業時刻表示領域111においてトルク計測値毎に表示された作業時刻を対比することにより、締め付け作業の作業間隔や作業経緯を容易に把握することができる。また締付データ管理装置4では、作業日付表示領域113に日時情報に基づいて作業日を表示することにより、作業者に対して各ボルトの締め付け作業の作業日について瞬時に認識させることができる。
さらに、この締付データ管理装置4では、作業者名を入力でき、この作業者名を選択番号に対応付けることにより、各作業者毎に締め付け作業に関するトルクデータや作業時刻を管理できる。
因みに、締付データ管理装置4では、締付データ管理画面105において、作業者名入力領域108に作業名が入力され、又は名称レンチ番号入力領域107に識別番号が入力されて、所定の検索操作が行われることにより、当該作業名を基に選択番号や当該選択番号におけるトルク計測値及び締付情報等を検索できるとともに、識別番号を基に作業名や当該識別番号におけるトルク計測値及び締付情報等を検索できる。
以上のように、本実施例では、上述した第1の実施の形態による効果に加えて、締付データ管理装置4のモニタ16に、トルクレンチ102からの日時情報に基づいて作業時刻及び作業日を表示するようにしたことにより、各ボルトの締め付け作業の作業時刻や作業日についても作業者に対して瞬時に認識させることができ、かくしてこの作業時刻や作業日を基にボルトの締め付け作業の作業間隔や作業経緯を容易に確認させることができる。
なお、上述した第2の実施の形態においては、トルクレンチ102に設けた計時手段103によって日時情報を取得するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、締付データ管理装置4のCPU40内に設けられた計時手段(図示せず)によってトルクレンチ102からトルクデータを受信したときの日時情報を取得するようにして良く、この場合であっても上述と同様の効果を得ることができる。
(3)他の実施の形態
なお、上述した第1の実施の形態においては、トルクレンチ2とパーソナルコンピュータたる締付データ管理装置4とで締付データ管理システム1を構築し、モニタ16に表示したトルク計測値及び締付情報を、締め付け作業を終えたボルトの締め付け状態の確認に活用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図1との対応部分に同一符号を付して示す図11のように、トルクレンチ2と、パーソナルコンピュータたる締付データ管理装置4と、周辺機器201と、第1、第2、第3…のユニット202、203、204…や搬送ユニット等(図示せず)からなるユニット装置205とで締付データ管理システム200を構築し、モニタ16に表示したトルク計測値及び締付情報を、対象製品の自動進捗に活用するようにしても良い。
この場合、締付データ管理装置4は、トルクレンチ2からのトルクデータに基づいて周辺装置201及び当該周辺装置201を介してユニット装置205を制御し得るようになされている。すなわち、締付データ管理システム200では、例えば第1のユニット202において、トルクレンチ2により対象製品の第1の領域における全てのボルトの締め付け作業が行われると、これを締付データ管理装置4がトルクレンチ2からのトルクデータに基づいて認識し、これにより締付データ管理装置4は締付回数完了信号を生成してこれを周辺装置201へ送信する。
これにより周辺装置201は、第1のユニット202のゲートを開けさせ、搬送ユニットを介して対象製品を第2のユニット203へ搬送させる。第2のユニット203においては、トルクレンチ2により対象製品の第1の領域とは異なる第2の領域におけるボルトの締め付け作業が行われる。そして、締付データ管理装置4は、トルクレンチ2からのトルクデータに基づいて、対象製品の第2の領域における全てのボルトの締め付け作業が終えたことを認識すると、締付回数完了信号を生成してこれを周辺装置201へ送信する。
これにより周辺装置201は、第2のユニット203のゲートを開けさせ、搬送ユニットを介して対象製品を第3のユニット204へ搬送させる。第3のユニット204においては、トルクレンチ2により対象製品の第1及び第2の領域とは異なる第3の領域におけるボルトの締め付け作業が行われる。このようにして締付データ管理システム200では、締付データ管理装置4がトルクレンチ2からのトルクデータに基づいて周辺装置201及び当該周辺装置201を介してユニット装置205を制御して対象製品に対する製造工程について自動進捗を図ることができる。なお、この場合、第1の実施の形態によるトルクレンチ2を用いるようにしたが、第2の実施の形態によるトルクレンチ102を用いていも良い。
また、上述した第1及び第2の実施の形態においては、締付工具として、トルクレンチ2又は102を適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トルクドライバなど種々の締付工具を適用するようにしても良い。
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態においては、トルクレンチ2又は102と締付データ管理装置4とを、RS-232Cに準拠したケーブル3によって電気的に接続するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トルクレンチ2又は102と締付データ管理装置4とを、ブルートゥース(Bluetooth:登録商標)やHomeRF(Home Radio Frequency)、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11b等に準拠した種々の有線又は無線で電気的に接続するようにしても良い。
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態においては、締付データ管理画面50又は105を介してトルク最低値及びトルク最高値や設定トルク値、トルクレンチ2又は102の識別情報等を直接入力させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トルクレンチ2又は102において入力されたトルク最低値及びトルク最高値や設定トルク値、トルクレンチ2又は102の識別情報を、トルクレンチ2又は102が締付データ管理装置4へ送信し、締付データ管理装置4においてトルクレンチ2又は102から受信したトルク最低値及びトルク最高値や設定トルク値、識別情報を締付データ管理画面50又は105に自動的に入力させるようにしても良い。
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態においては、締付データ管理装置4が締付回数及びトルク平均値を算出してモニタ16に表示するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トルクレンチ2又は102が締付回数及びトルク平均値を算出して締付データ管理装置4へ送信し、締付データ管理装置4がトルクレンチ2又は102から受信した締付回数及びトルク平均値をモニタ16に表示するようにしても良い。
さらに、本発明は上記した第1及び第2の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。
第1の実施の形態による締付データ管理システムの全体構成を示す概略図である。 スタンプ機能付ソケットの構成を示す斜視図である。 ボルトのヘッド部にスタンプ印が捺印された様子を示す斜視図である。 第1の実施の形態によるトルクレンチの回路構成を示すブロック図である。 表示部の画面構成を示す正面図である。 トルク最低値及びトルク最高値が入力されたときの表示部における画面構成を示す正面図である。 設定締付回数が入力されたときの表示部における画面構成を示す正面図である。 設定締付回数が一つ減じたときの表示部における画面構成及び締め付け作業を締付必要回数行ったときの表示部における画面構成を示す正面図である。 締付データ管理装置の回路構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による締付データ管理画面の構成を示す正面図である。 第2の実施の形態による締付データ管理システムの全体構成を示す概略図である。 第2の実施の形態によるトルクレンチの回路構成を示すブロック図である。 現在時刻が表示されたときの表示部における画面構成を示す正面図である 第2の実施の形態による締付データ管理画面の構成を示す正面図である。 他の実施の形態による締付データ管理システムの全体構成を示す概略図である。
符号の説明
1、101、200 締付データ管理システム
2、102 トルクレンチ(締付工具)
3 ケーブル(有線)
4 締付データ管理装置
16 モニタ(表示手段)
20 制御部(送信手段)
24 外部出力端子(送信手段)
26 歪検出部(検出手段)
40 CPU(算出手段)
43 外部入力端子(受信手段)
103 計時手段

Claims (9)

  1. 締付対象に複数の締付部材を順次締め付けてゆくための締付工具と、前記締付工具に有線又は無線で電気的に接続された締付データ管理装置とによって構築された締付データ管理システムであって、前記締付工具は、前記締付部材を締め付ける際のトルクデータを検出する検出手段と、該検出手段により前記トルクデータを検出するたびに前記トルクデータを前記締付データ管理装置へ送信する送信手段とを備え、前記締付データ管理装置は、前記トルクデータを受信する受信手段と、該受信手段を介して順次受信した前記トルクデータをその都度表示してゆき前記トルクデータ全てを一覧表示する表示手段とを備えることを特徴とする締付データ管理システム。
  2. 前記締付データ管理装置の前記表示手段は、前記締付工具からの前記トルクデータに基づいて該締付工具による締付回数を表示することを特徴とする請求項1記載の締付データ管理システム。
  3. 前記締付データ管理装置は、前記締付工具からの前記トルクデータを受信するたびに、前記トルクデータに基づいて前記締付回数及び又はトルク平均値を算出する算出手段を備え、前記表示手段は、前記締付回数及び又は前記トルク平均値を表示することを特徴とする請求項2記載の締付データ管理システム。
  4. 前記締付データ管理装置は、前記締付工具で前記トルクデータを検出したときの日時情報を取得し、前記表示手段は、順次取得した前記日時情報をその都度表示してゆき、前記トルクデータと共に前記日時情報全てを一覧表示することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の締付データ管理システム。
  5. 締付対象に複数の締付部材を順次締め付けてゆくための締付工具に対して、有線又は無線で電気的に接続された締付データ管理装置であって、前記締付部材を締め付ける際に検出されたトルクデータを前記締付工具から受信する受信手段と、該受信手段を介して順次受信した前記トルクデータをその都度表示してゆき前記トルクデータ全てを一覧表示する表示手段とを備えることを特徴とする締付データ管理装置。
  6. 前記表示手段は、前記締付工具からの前記トルクデータに基づいて該締付工具による締付回数を表示することを特徴とする請求項5記載の締付データ管理装置。
  7. 前記締付工具からの前記トルクデータを受信するたびに、前記トルクデータに基づいて前記締付回数及び又はトルク平均値を算出する算出手段を備え、前記表示手段は、前記締付回数及び又は前記トルク平均値を表示することを特徴とする請求項6記載の締付データ管理装置。
  8. 前記締付工具で前記トルクデータを検出したときの日時情報を取得し、前記表示手段は、順次取得した前記日時情報をその都度表示してゆき、前記トルクデータと共に前記日時情報全てを一覧表示することを特徴とする請求項5乃至7のうちいずれか1項記載の締付データ管理装置。
  9. 有線又は無線で締付データ管理装置と電気的に接続され、締付対象に複数の締付部材を順次締め付けてゆくための締付工具であって、前記締付部材を締め付ける際のトルクデータを検出する検出手段と、前記締付データ管理装置の表示手段で前記トルクデータをその都度表示させてゆき該トルクデータ全てを一覧表示させるために、前記トルクデータを検出するたびに前記トルクデータを前記締付データ管理装置へ送信する送信手段とを備えることを特徴とする締付工具。
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