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JP2006285976A - 不揮発性記憶システム、不揮発性記憶装置、データ読出方法及び読出プログラム - Google Patents

不揮発性記憶システム、不揮発性記憶装置、データ読出方法及び読出プログラム Download PDF

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JP2006285976A JP2006062545A JP2006062545A JP2006285976A JP 2006285976 A JP2006285976 A JP 2006285976A JP 2006062545 A JP2006062545 A JP 2006062545A JP 2006062545 A JP2006062545 A JP 2006062545A JP 2006285976 A JP2006285976 A JP 2006285976A
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Toshiyuki Honda
利行 本多
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】不揮発性記憶装置のデータ保持ブロックのエラー発生ビット数が、不揮発性記憶装置で対応している誤り訂正能力よりも多い場合にはエラーの発生したビットを含むデータのブロック単位でデータを読出すことができないという課題がある。
【解決手段】不揮発性記憶装置100Aは、コントローラ101Aとフラッシュメモリ102を有する。フラッシュメモリはユーザデータとユーザデータの誤りを訂正するための誤り訂正符号を記憶する。外部より読み出しコマンドがあればユーザデータと誤り訂正符号をフラッシュメモリより読み出す。読出したユーザデータに誤りがあり、訂正が可能な場合は、誤り訂正を行って出力する。また誤り訂正が不可能であれば、そのデータをそのまま出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に書込まれたファイルがデータ保持不良等のエラーによって損なわれた場合における不揮発性記憶装置からのデータの読出しに特徴を有する不揮発性記憶システム、不揮発性記憶装置、そのデータ読出方法及びデータ読出プログラムに関する。
近年、不揮発性メモリを搭載した不揮発性記憶装置は、デジタルカメラや携帯電話のメモリカードとして市場を拡大している。そしてメモリカードの記憶容量の増加に伴い、データファイルや静止画等の小容量の記録からより大容量が必要となる動画記録へとその用途は広がっている。
しかし、メモリカードの不揮発性メモリとして主に使用されているNANDタイプのフラッシュメモリは、本質的にデータ保持のエラーの可能性を持っている。そのために記録すべきデータに誤り訂正符号(Error correcting code)(以下、ECCともいう)を付加してフラッシュメモリに書込むと共に、読出し時には誤り訂正符号を基にしてデータの訂正を行うことで、データ保持エラーが発生したときのデータの保証を行っている。
特開2003−316661号公報
しかしながらECCの訂正能力を越えるデータ保持エラーが発生した場合は、データの訂正を行うことができない。メモリカードはエラーが発生したビットだけでなく、その不正と思われるビットを含む管理単位のデータを出力しない。その場合にはそのビットを含む管理単位でデータが失われることになる。そのため不揮発性メモリをデジタルカメラのデータ記録用としていた場合には、ユーザがせっかく撮影した貴重な静止画や動画のデータの一部が大きく損なわれたり、またはデータそのものが失われることになる。しかし実際には、静止画や動画のデータのうち一部のビットでエラーが発生しても、概ね元の静止画像に近いものを得られることも多く、また動画では一瞬の画像の乱れ程度で済むことも多い。そのためデータそのものが失われることに比べると、例えビットエラーが発生しているデータであったとしても、読出すことには大きな意味があると考えられる。
不揮発性記憶装置のデータ保持ブロックのエラー発生ビット数が、不揮発性記憶装置で対応している誤り訂正能力よりも多い場合にはエラーの発生したビットを含むデータのブロック単位でデータを読出すことができないという課題がある。
この課題を解決するために、本発明の不揮発性記憶システムは、不揮発性記憶装置と、前記不揮発性記憶装置にアクセスして不揮発性記憶装置のユーザデータを読出すアクセス装置とを有する不揮発性記憶システムであって、前記不揮発性記憶装置は、ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記管理領域の誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含み、前記不揮発性メモリよりユーザデータを読出し、誤りがあれば前記誤り訂正回路を用いて誤り訂正を行い、誤りがなければそのまま読出す誤り訂正読出しと、前記不揮発性メモリから読出されたユーザデータをそのまま出力する生データ読出しとを備えたコントローラと、を有するものであり、前記アクセス装置は、前記不揮発性記憶装置から、前記誤り訂正読出しを使用したユーザデータの読出しと、前記生データ読出しを組み合わせてユーザデータを読出すものである。
この課題を解決するために、本発明の不揮発性記憶装置は、ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含むコントローラと、を有する不揮発性記憶装置であって、前記コントローラは、誤りがない場合にはユーザデータ領域のデータをそのまま出力し、訂正可能な誤りである場合にはユーザデータ領域のデータの誤りを訂正して出力し、訂正不可能な誤りがある場合にはデータの出力を行わない通常読出しモードと、誤りがない場合にはユーザデータ領域のデータをそのまま出力し、訂正可能な誤りである場合にはユーザデータ領域のデータの誤りを訂正して出力し、訂正不可能な誤りがある場合にはユーザデータ領域のデータをそのまま出力する特殊読出しモードとを備えたものである。
この課題を解決するために、本発明のデータ読出方法は、ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記管理領域の誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含むコントローラと、を含む不揮発性記憶装置からユーザデータを読出すデータ読出し方法であって、前記不揮発性メモリよりユーザデータを読出し、不揮発性メモリより読出されたユーザデータの誤りの有無を判別し、ユーザデータに誤りがなければそのまま出力し、誤りがあれば前記誤り訂正回路を用いて誤り訂正を行って出力し、前記誤り訂正回路を用いて誤りが訂正できない場合に前記不揮発性メモリから読出されたユーザデータをそのまま出力するものである。
この課題を解決するために、本発明のデータ読出しプログラムは、ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記管理領域の誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含むコントローラと、を含む不揮発性記憶装置からユーザデータを読出すデータ読出しプログラムであって、前記コントローラが前記誤り訂正回路を使用して前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを訂正して前記揮発性記憶装置外部に出力する通常読出しを用いてユーザデータを読出し、前記誤り訂正回路では訂正できない誤りが前記不揮発性メモリに発生し、前記通常読出しでは読出せないと判断した場合に、前記コントローラが前記誤り訂正回路を使用せず前記不揮発性メモリから読出したユーザデータをそのまま前記揮発性記憶装置外部に出力するECCオフ読出しを用いてユーザデータを読出すものである。
この課題を解決するために、本発明のデータ読出しプログラムは、ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記管理領域の誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含むコントローラと、を含む不揮発性記憶装置からユーザデータを読出すデータ読出しプログラムであって、前記不揮発性記憶装置に対して、訂正できる誤りの場合には前記不揮発性メモリから読出したユーザデータを訂正して出力し、誤りができないときには前記不揮発性メモリから読出される生データを出力する特殊読出しによって、ユーザデータを読出すものである。
本発明の不揮発性記憶システム、不揮発性記憶装置とそのデータ読出方法及びデータ読出プログラムによれば、たとえ不揮発性記憶装置に搭載されている誤り訂正能力以上の誤りが不揮発性記憶装置内部において発生していて、誤りを訂正してデータを読出せない状態であっても、誤り訂正を使用しない読出しを行うことにより、不揮発性記憶装置のデータを読出すことができ、その結果、データを完全、または不完全な形で読出すことができる。
本発明の実施の形態1について図面を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における不揮発性記憶装置、図2はアクセス装置の一例を示すブロック図である。図1において、メモリカード100Aは不揮発性記憶装置であり、アクセス装置120よりメモリカード100Aに対してデータの書込み及び読出しを行う。このメモリカード100Aとアクセス装置120とによって不揮発性記憶システムが構成される。メモリカード100Aはコントローラ101Aと、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ102を含んで構成されている。コントローラ101Aにおいて、ホストI/F111はアクセス装置120とコントローラ101Aとのインターフェースであり、フラッシュI/F112はフラッシュメモリ102とコントローラ101Aとのインターフェースである。制御回路113はコントローラ101A内部の各ブロックを制御してアクセス装置120からの書込みデータをフラッシュメモリ102に書込んだり、フラッシュメモリ102のデータをアクセス装置120に読出す制御を行うものである。ページバッファ114はアクセス装置120から転送され、フラッシュメモリ102に書込まれるデータ、又はフラッシュメモリより読出されたデータを一時的に記憶するバッファである。ここではページバッファ114の容量は2kB(バイト)とする。またECC回路115は、アクセス装置120からフラッシュメモリ102にデータを書込むときには書込みデータを基にして演算した誤り訂正符号を付加し、フラッシュメモリ102からアクセス装置120にデータを読出すときには一時的にページバッファ114に読出したデータに対してECCを用いて誤り訂正を行う誤り訂正回路である。ECC切換えフラグ116は誤り訂正を行ってデータを読出すECCオンモードと、ECC訂正を行わないでデータを読出すECCオフモードとを切換える情報を保持するフラグである。
次にアクセス装置120について、図2を用いて説明する。アクセス装置120は全体を制御するCPU121、入力装置122、表示装置123、記憶装置124及びメモリカードI/F125を有している。メモリカードI/F125はコマンド制御部126、書込み制御部127、読出し制御部128を有し、メモリカードのインターフェースを制御するものである。例えばこのアクセス装置120がデジタルカメラの場合には、シャッターやユーザが操作可能なボタン及び画像データを入力するためのCCDが入力装置122となり、液晶パネルが表示装置123となる。コマンド制御部126はメモリカード100Aに対してコマンドを発行するものであり、書込み制御部127、読出し制御部128は夫々メモリカードにデータを書込み、及びデータを読出す際の制御部として用いられる。
アクセス装置120がメモリカード100Aからデータを読出す際には、CPU121に搭載されたデータ読出しプログラムに基づいて、コマンド制御部126と読出し制御部128を使用してメモリカードからデータを読出す。アクセス装置120がメモリカード100にデータを書込む際には、CPU121に搭載されたデータ書込みプログラムに基づいて、コマンド制御部126と書込み制御部127を使用してメモリカードにデータを書込む。
フラッシュメモリ102はユーザデータを保持する不揮発性のメモリであり、消去単位である多数の物理ブロックから成る。各物理ブロックは複数のページから成り立っている。図3はフラッシュメモリ102の書込み、読出しの単位であるページ単位のデータの構成を示す図である。各ページは2kB(バイト)の容量を持つユーザデータ領域201と、64Bの容量を持つ管理領域202とからなっている。ユーザデータ領域201はアクセス装置120から送られてきたユーザデータをそのまま書込む領域である。管理領域202はユーザデータの管理情報を書込む領域であり、ユーザデータに対して誤り訂正をするためのECC203を含む。ユーザデータはユーザデータ領域(2kB)単位で分割してフラッシュメモリ102に書込む。分割する単位はここでは2kBとしているが、特に限定するものではなく、一般的にアクセス装置120からのアクセス単位である512Bを使用しても、またその他の容量であってもよい。
まず、図4,図5を用いてアクセス装置120がメモリカード100Aからデータを読出す場合について説明する。図4はアクセス装置120の動作を示すフローチャート、図5はメモリカード100Aの動作を示すフローチャートである。まず最初にメモリカード100Aをアクセス装置120に接続し電源を投入した状態では、制御回路113はECC切換えフラグ116をECCオンモードに設定する。これが標準状態である。アクセス装置120はメモリカード100Aに対して論理アドレスを指定して読出しコマンドを発行する。ここでデータの読出し単位をセクター単位とし、変数mとnをセクター単位の変数とする。セクターは前述した物理ブロックと同一の容量のものであってもよく、又これと異なってもよい。さてステップS01で変数mを読出すべきデータの先頭セクターに設定し、変数nを0に設定する。次にステップS02でセクターmのデータをECCオンモードで読出す。
一方メモリカード100Aではアクセス装置120から読出しコマンドを受信する(ステップS11)。ホストI/F111は制御回路113に読出しコマンドであることと、アクセス装置120からの論理アドレスの情報を通知する。制御回路113はその論理アドレスのデータが書かれたフラッシュメモリ102の物理アドレスを決定し、その情報と読出しの実行命令をフラッシュI/F112に通知する。フラッシュI/F112はフラッシュメモリ102に対して読出しコマンドを発行する。こうしてフラッシュメモリ102の対象セクターからデータを読出す(ステップS12)。そのうちユーザデータ領域201のデータをページバッファ114およびECC回路115に転送する。その後、フラッシュI/F112は、管理領域202に含まれるECC203をECC回路115にのみ転送する。転送が終わった後、制御回路113はECC回路115からエラーに関する情報を得て、エラーの有無を判別する(ステップS13)。エラーが無い場合にはページバッファ114のデータをそのままホストI/F111を介してアクセス装置120へと出力する(ステップS17)。訂正可能な誤りがある場合には、ECC回路115によってページバッファ114の誤りを訂正する(ステップS14,S15)。その後ステップS17に進んで、ページバッファ114のデータをホストI/F111を介してアクセス装置120へと出力する。こうしてアクセス装置120はメモリカード100Aからデータを読出すことができる。
一方、訂正できない誤りが発生している場合には、制御回路113はステップS16においてECC切換フラグ116を判定する。最初はこのフラグがECCオンとなっているので、データを出力することなく読出し処理を終了し、ページバッファ114のデータをアクセス装置120へ出力しない。
一方アクセス装置120は図4に示す判定ステップS03において、セクターmのデータに訂正できないECCエラーが発生したのかどうかを判定する。これは前述のようにメモリカード100Aからデータが出力されればエラー無しとし、データが出力されないときにメモリカード100Aに対してステータスを問い合わせることによりエラーを判定する。
メモリカード100Aの制御回路113はホストI/F111を介して訂正ができないECCエラーが発生していたことを伝える。それを受けてアクセス装置120はメモリカード100Aへ誤り訂正を行わずに出力をするように訂正不使用のコマンドを発行する。そのコマンドを受けて制御回路113は、ECC切換えフラグ116を誤り訂正を行わずにデータを読出すECCオフモードに設定する。
その状態でアクセス装置120は改めて、ステップS04においてエラーが発生して読出せなかったデータを読出すために、読出しコマンドを発行する。メモリカード100A側ではアクセス装置120の読出しコマンドに対して、図5のステップS11〜S14の処理を繰り返し、ステップS16でECC切換フラグ116の判定を行う。このフラグはオフであるので、制御回路113はデータ訂正をすることなくページバッファ114のデータをホストI/F111を介してそのままアクセス装置120へと出力する(ステップS17)。これをECCオフ読出しという。
こうすればエラーの有無にかかわらずにデータが出力される。アクセス装置120ではステップS05において直前に読出したデータをイメージファイルIm(n)に格納する。続いてステップS06では直前に処理したセクターが読出すべきデータの最終セクターであるかどうかを判定する。最終セクターであると判定した場合にはファイル取得処理を終了し、最終セクターでないと判定した場合にはステップS07へと遷移する。ステップS07では変数m、nをそれぞれインクリメントした後に、ステップS02へと戻って同様の処理を繰り返す。以上の処理を経ることにより、データを完全、または不完全な形で読出すことができ、エラーを含んだセクターを認識することができる。
図6A,図6B,図6Cはこの実施の形態の効果を示す図である。図6Aはフラッシュメモリに書込まれた誤りのない画像データとする。この画像データの一部のデータがビットエラーで損なわれた場合に、従来のメモリカードではエラーを発生する前までのデータしか読出すことができない。従ってこの画像を表示すると、図6Bのようになり、画像が大きく損なわれてしまう。これに対して本実施の形態のように、エラー発生の有無にかかわらずにデータを読出すこととすると、エラーの発生した部分は誤り訂正ができない場合であっても、例えば図6Cに番号300で示すように一部分のみの画像が損なわれるだけで、ほぼ元の画像を再現することができる。又このデータが動画のデータとすると、エラーが発生して誤りが訂正できない場合であっても一瞬の画像の乱れですむだけで、ほぼ元の動画像を再生することができるという効果が得られる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について説明する。図7は本実施の形態の不揮発性記憶装置の構成を示すブロック図であり、実施の形態1と同一部分は同一符号を付している。この実施の形態ではメモリカード100Bはメモリコントローラ101Bとフラッシュメモリ102から成り立っている。メモリコントローラ101Bにおいて、ECC出力許可フラグ131は、誤り訂正符号による誤り訂正をしないでデータを出力することを許可するか許可しないかの切換えを示すフラグとする。制御回路132は後述する処理を行うプログラムを保持するものである。本実施の形態2ではECC出力許可フラグ131をECCによる誤り訂正を使用しないでもデータの出力を許可することで、メモリカード100B内で自動的にECC訂正機能が使用できる場合はECC訂正を行って出力し、ECC訂正ができないときにそのまま出力するものとする。
次に実施の形態2の動作について図8、図9のフローチャートを用いて説明する。アクセス装置のデータ読出処理では図8に示すように、データを読出すためにまずステップS21で変数mを読出すべきデータの先頭セクターに設定し、変数nを0に設定する。変数mとnはセクター単位の変数である。次にステップS22でセクターmのデータを読出す。ここでは誤り訂正なしの読出しを許可しているものとする。そしてステップS23ではセクターmの読出したデータをイメージファイルIm(n)に格納する。ステップS24では直前に処理したセクターが読出すべきデータの最終セクターであるかどうかを判定する。最終セクターであると判定した場合にはデータの読出し処理を終了する。最終セクターで無いと判定した場合には、ステップS25へと遷移し、変数m、nをそれぞれインクリメントした後にステップS22に戻る。
一方メモリカード100Bでは、図9に示すようにアクセス装置120から読出しコマンドを受信する(ステップS31)。ホストI/F111は制御回路132に読出しコマンドであることと、アクセス装置120からの論理アドレスの情報を通知する。制御回路132はその論理アドレスのデータが書かれたフラッシュメモリ102の物理アドレスを決定し、その情報と読出しの実行命令をフラッシュI/F112に通知する。フラッシュI/F112はフラッシュメモリ102に対して読出しコマンドを発行する。こうしてフラッシュメモリ102の対象セクターからデータを読出す(ステップS32)。そのうちユーザデータ領域201のデータをページバッファ114およびECC回路115に転送する。その後、フラッシュI/F112は、管理領域202に含まれるECC203をECC回路115にのみ転送する。転送が終わった後、制御回路132はECC回路115からエラーに関する情報を得て、エラーの有無を判別する(ステップS33)。エラーが無い場合には、ページバッファ114のデータをそのままホストI/F111を介してアクセス装置120へと出力する(ステップS37)。訂正可能な誤りがある場合には、ECC回路115によってページバッファ114の誤りを訂正する(ステップS34,S35)。その後ステップS37に進んで、ページバッファ114のデータをホストI/F111を介してアクセス装置120へと出力する。
又ステップS34において、訂正不可の場合にはステップS36に進む。そしてECC出力許可フラグ131を参照し、訂正なしの出力を許可するかどうかを判別する。訂正なしの出力が許可されている場合には、ステップS37に進んでデータを出力し、訂正なしの出力が許可されていない場合にはデータを読出すことなく終了する。訂正なしの出力を許可しない場合には従来のメモリカードと同様となり、訂正なしの出力を許可する場合には、アクセス装置120はメモリカード100Bからデータを完全又は不完全な形で読出すことができる。
本発明の実施の形態における不揮発性記憶システム、不揮発性記憶装置、データ読出方法及び読出プログラムは、同じセクターに対して、誤り訂正を行う通常の読出しモードに加えて、誤り訂正を行わずに読出す特殊な読出しモードの2種類の読出モードを備えることで、強力にデータを読出すことができる。
以上のように、本発明に係わる不揮発性記憶装置のデータ読出方法及び読出プログラムは静止画データや動画データを取り扱うデジタルカメラやデジタルビデオカメラの携帯機器等に用いられる不揮発性装置に適用することができる。
本発明の実施の形態1における不揮発性記憶装置のブロック図 本発明の実施の形態1によるアクセス装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1におけるフラッシュメモリのページのデータ構成図 本発明の実施の形態1におけるアクセス装置のデータ読出しを示すフローチャート 本発明の実施の形態1におけるメモリカード内のデータ読出しを示すフローチャート フラッシュメモリに書込まれた画像を示す図 そのエラーが生じたときの読出された画像を示す図 実施の形態1におけるデータ読出し後の画像を示す図 本発明の実施の形態2における不揮発性記憶装置のブロック図 本発明の実施の形態2におけるアクセス装置のデータ読出しを示すフローチャート 本発明の実施の形態2におけるメモリカードのデータ読出しを示すフローチャート
符号の説明
100A,100B メモリカード
101A.101B コントローラ
102 フラッシュメモリ
111 ホストI/F
112 フラッシュI/F
113,132 制御回路
114 ページバッファ
115 ECC回路
116 ECC切り替えフラグ
120 アクセス装置
131 ECC出力許可フラグ

Claims (12)

  1. 不揮発性記憶装置と、前記不揮発性記憶装置にアクセスして不揮発性記憶装置のユーザデータを読出すアクセス装置とを有する不揮発性記憶システムであって、
    前記不揮発性記憶装置は、
    ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記管理領域の誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含み、前記不揮発性メモリよりユーザデータを読出し、誤りがあれば前記誤り訂正回路を用いて誤り訂正を行い、誤りがなければそのまま読出す誤り訂正読出しと、前記不揮発性メモリから読出されたユーザデータをそのまま出力する生データ読出しとを備えたコントローラと、を有するものであり、
    前記アクセス装置は、
    前記不揮発性記憶装置から、前記誤り訂正読出しを使用したユーザデータの読出しと、前記生データ読出しを組み合わせてユーザデータを読出す不揮発性記憶システム。
  2. 前記アクセス装置は、
    前記不揮発性記憶装置に指示することにより前記誤り訂正読出しを使用し、前記誤り訂正ができないときに生データの読出しに切換えてユーザデータを読出す請求項1記載の不揮発性記憶システム。
  3. 前記アクセス装置は、
    前記誤り訂正読出しを使用したユーザデータの読出しにおいて、前記不揮発性記憶装置からデータが出力されないことで、前記誤り訂正回路で誤り訂正ができない誤りが発生していることを判断する請求項1記載の不揮発性記憶システム。
  4. 前記コントローラは、
    誤り訂正符号を用いた訂正を行うかどうかを識別するフラグを有し、前記フラグによって前記誤り訂正読出しと、前記生データ読出しとを切換える請求項2記載の不揮発性記憶システム。
  5. ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含むコントローラと、を有する不揮発性記憶装置であって、
    前記コントローラは、
    誤りがない場合にはユーザデータ領域のデータをそのまま出力し、訂正可能な誤りである場合にはユーザデータ領域のデータの誤りを訂正して出力し、訂正不可能な誤りがある場合にはデータの出力を行わない通常読出しモードと、
    誤りがない場合にはユーザデータ領域のデータをそのまま出力し、訂正可能な誤りである場合にはユーザデータ領域のデータの誤りを訂正して出力し、訂正不可能な誤りがある場合にはユーザデータ領域のデータをそのまま出力する特殊読出しモードとを備えた不揮発性記憶装置。
  6. 前記コントローラは、
    誤り訂正を用いずにデータの出力が許されるかどうかを識別するフラグを有し、前記フラグの値によって前記コントローラが前記通常読出しモードと、前記特殊読出しモードとの切換えを行う請求項5記載の不揮発性記憶装置。
  7. 前記フラグは、前記不揮発性記憶装置外部から切換えられる請求項5記載の不揮発性記憶装置。
  8. ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記管理領域の誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含むコントローラと、を含む不揮発性記憶装置からユーザデータを読出すデータ読出し方法であって、
    前記不揮発性メモリよりユーザデータを読出し、
    不揮発性メモリより読出されたユーザデータの誤りの有無を判別し、
    ユーザデータに誤りがなければそのまま出力し、
    誤りがあれば前記誤り訂正回路を用いて誤り訂正を行って出力し、
    前記誤り訂正回路を用いて誤りが訂正できない場合に前記不揮発性メモリから読出されたユーザデータをそのまま出力するデータ読出方法。
  9. ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記管理領域の誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含むコントローラと、を含む不揮発性記憶装置からユーザデータを読出すデータ読出しプログラムであって、
    前記コントローラが前記誤り訂正回路を使用して前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを訂正して前記揮発性記憶装置外部に出力する通常読出しを用いてユーザデータを読出し、
    前記誤り訂正回路では訂正できない誤りが前記不揮発性メモリに発生し、前記通常読出しでは読出せないと判断した場合に、前記コントローラが前記誤り訂正回路を使用せず前記不揮発性メモリから読出したユーザデータをそのまま前記揮発性記憶装置外部に出力するECCオフ読出しを用いてユーザデータを読出すデータ読出しプログラム。
  10. 前記通常読出しと前記ECCオフ読出しとをセクター単位で切換えて使用する請求項9記載のデータ読出しプログラム。
  11. 前記通常読出しを使用した読出しにおいて前記不揮発性記憶装置からデータが出力されない場合に、前記誤り訂正回路では訂正できない誤りが前記不揮発性メモリに発生し、前記通常読出しでは読出せないと判断する請求項9記載のデータ読出しプログラム。
  12. ユーザデータを書込むユーザデータ領域及び前記ユーザデータ領域に書込まれたデータの誤り訂正を行う誤り訂正符号を記憶する管理領域を有する不揮発性メモリと、
    前記不揮発性メモリから読出したユーザデータの誤りを前記管理領域の誤り訂正符号を基にして訂正する誤り訂正回路を含むコントローラと、を含む不揮発性記憶装置からユーザデータを読出すデータ読出しプログラムであって、
    前記不揮発性記憶装置に対して、訂正できる誤りの場合には前記不揮発性メモリから読出したユーザデータを訂正して出力し、誤りができないときには前記不揮発性メモリから読出される生データを出力する特殊読出しによって、ユーザデータを読出すデータ読出しプログラム。
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