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JP2006281371A - 転削工具およびこれに用いるスローアウェイチップ - Google Patents

転削工具およびこれに用いるスローアウェイチップ Download PDF

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JP2006281371A JP2005104792A JP2005104792A JP2006281371A JP 2006281371 A JP2006281371 A JP 2006281371A JP 2005104792 A JP2005104792 A JP 2005104792A JP 2005104792 A JP2005104792 A JP 2005104792A JP 2006281371 A JP2006281371 A JP 2006281371A
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善弘 井上
Chie Onodera
千絵 小野寺
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B23CMILLING
    • B23C5/00Milling-cutters
    • B23C5/02Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
    • B23C5/10Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2210/00Details of milling cutters
    • B23C2210/02Connections between the shanks and detachable cutting heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C2210/00Details of milling cutters
    • B23C2210/03Cutting heads comprised of different material than the shank irrespective of whether the head is detachable from the shank

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract


【課題】 切り屑排出性の低下を抑えて、チップの装着可能な枚数を増やすことができる転削工具を提供する。
【解決手段】 ホルダ周方向R1に隣接する2つのチップのうち、一方のチップ23Aの表面部54と、他方のチップ23Bの表面部55とをホルダ周方向Rに互いに対向させる。これによってホルダ周方向Rに隣接する2つのチップ23A,23Bの間に、切り屑ポケット25を形成することができる。したがって、各チップ23A,23Bがホルダ周方向Rに対向する領域では、チップ23の間にチップホルダ22が存在せず、その分、切り屑ポケット25を大きく形成することができる。これによって切り屑の排出性を向上することができる。これによってチップホルダ22に装着されるチップ22の数を多くしても、切り屑が切り屑ポケット95で留まる可能性を防ぐことができ、チップホルダ22に装着可能なチップ23の装着枚数を増やすことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スローアウェイチップが装着された転削工具に関し、特に複数のスローアウェイチップが装着されたエンドミルに関する。
従来技術のエンドミルは、略円筒状に形成されるチップホルダと、チップホルダに対して着脱可能なスローアウェイチップとを含んで構成される。スローアウェイチップ(以下、単にチップと称する)は、被削材を削るための切刃を有する。チップホルダは、複数のチップを装着する場合には、チップ毎に装着部がそれぞれ形成される。各装着部は、チップホルダの円筒状基部からホルダ半径方向外方に突出し、ホルダ周方向に間隔をあけて配置される。各装着部は、ホルダ回転方向下流側の表面にチップを装着し、チップと装着部とは、チップホルダの円筒状基部からホルダ半径方向にほぼ同じ量突出する。またホルダ周方向に隣接する2つの装着部の間には、凹所が形成される。
各チップが各装着部にそれぞれ装着された状態では、チップは、ホルダ周方向に等間隔に並ぶ。そして各チップは、チップのうち大部分が凹所に収容され、チップのうち切刃が形成される部分がチップホルダの外周面から突出する。チップホルダに各チップが装着されて構成されるエンドミルは、ホルダ軸線まわりに回転することで、切刃が被削材に接触し、被削材を切削する。そして削り取られた切り屑は、ホルダ回転方向下流側のチップを固定する装着部と、その装着部に対してホルダ回転方向上流側のチップとの間に形成される切り屑ポケットに一旦に収容される。そして切り屑は、遠心力によって切り屑ポケットの開口からエンドミル外方に脱出する。このようなエンドミルがたとえば特許文献1に開示されている。
実開平5−5322号公報
チップホルダには、多数の切刃が装着される場合がある。チップホルダに多数のチップを装着すると、ホルダ周方向に隣接するチップの間の間隔が狭くなる。このような場合でも、チップを装着するために装着部の肉厚を確保する必要があるので、その分、装着部とチップとの間に形成される各切り屑ポケットが小さくなってしまう。この場合、各切り屑ポケットに収容された切り屑が脱出しにくくなり、切り屑の排出性が低下してしまう。
またチップホルダに多数のチップを装着するために、チップホルダに形成される装着部の肉厚を薄くすると、装着部の剛性が低下してしまい、被削材から与えられる切削負荷が大きい場合には、チップホルダが破損するおそれがある。したがって従来技術では、チップホルダのチップ装着可能枚数に限度がある。このことは、チップホルダが小径である場合に、特に顕著な問題となる。
したがって本発明の目的は、切り屑排出性の低下を抑えて、チップの装着可能な枚数を増やすことができる転削工具を提供することである。
本発明の転削工具は、円柱状に形成されるチップホルダと、該チップホルダの外周部から突出しホルダ周方向に間隔をあけて並ぶ複数の切刃がそれぞれ形成され、前記チップホルダに対して着脱可能な複数のスローアウェイチップとを含む転削工具であって、ホルダ周方向に隣接する2つの前記スローアウェイチップのうち、ホルダ周方向一方のスローアウェイチップのホルダ周方向他方側表面部と、ホルダ周方向他方のスローアウェイチップのホルダ周方向一方側表面部とが、ホルダ周方向に互いに対向することを特徴とする。
また、本発明の転削工具は、前記チップホルダの外周部には、前記複数のスローアウェイチップを固定する複数の装着部がホルダ周方向に並んでそれぞれ形成され、各スローアウェイチップは、各装着部からホルダ半径方向外方にそれぞれ突出することを特徴とする。
また、本発明の転削工具は、前記スローアウェイチップは、前記切刃を形成する切刃形成部と、前記チップホルダの装着部に固定される固定部とを有し、該固定部は、前記切刃形成部に比べてホルダ周方向寸法が大きいことを特徴とする。
また、本発明の転削工具は、ホルダ周方向に隣接する2つの前記スローアウェイチップのうち、ホルダ周方向一方のスローアウェイチップのホルダ周方向他方側表面部と、ホルダ周方向他方のスローアウェイチップのホルダ周方向一方側表面部とは、ホルダ半径方向外方に向かうにつれて周方向間隔が大きくなることを特徴とする。
また、本発明の転削工具は、前記チップホルダの外周部には、各スローアウェイチップが嵌り込む嵌合溝がホルダ周方向に間隔をあけてそれぞれ形成されることを特徴とする。
また、本発明の転削工具は、前記チップホルダの外周部には、前記スローアウェイチップの一部が当接する着座面と壁面とが形成され、前記着座面は、ホルダ回転方向上流側に向かうにつれて、ホルダ半径方向内方に傾斜し、前記壁面は、前記着座面のホルダ回転方向上流側縁辺からホルダ半径方向外方に延びることを特徴とする。
また、本発明の転削工具は、ホルダ周方向に隣接する2つの前記スローアウェイチップのうち、ホルダ周方向一方のスローアウェイチップと、ホルダ周方向他方のスローアウェイチップとは、ホルダ周方向に互いに当接することを特徴とする。
また、本発明の転削工具は、各スローアウェイチップは、前記チップホルダの外周部を協働して覆うことを特徴とする。
また、本発明の転削工具は、前記チップホルダの許容強度よりも、前記スローアウェイチップの許容強度が小さくなるように構成されることを特徴とする。
本発明のスローアウェイチップは、前記転削工具に用いられることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、転削工具が、ホルダ軸線まわりに回転しながら被削材に接触することで、切刃が被削材を断続切削する。これによって被削材を予め定める形状に切削することができる。切刃が被削材を切削するときには、チップは、被削材から切削抵抗に応じた反力を受け、その反力をチップホルダに与える。また切刃が摩耗した場合には、新しいチップをチップホルダに装着することによって、転削工具の切削能力を回復することができる。
本発明によれば、ホルダ周方向に隣接する2つのチップのうち、ホルダ周方向一方側のチップのホルダ周方向他方側表面部と、ホルダ周方向他方側のチップのホルダ周方向一方側表面部とがホルダ周方向に互いに対向する。これによってホルダ周方向に隣接する2つのチップの間に空間を形成することができる。この空間は、切刃によって切り屑が一時的に収容される切り屑ポケットとなる。
上述した従来技術では、チップホルダに形成される装着部と、その装着部のホルダ回転方向上流側のチップとの間の空間が切り屑ポケットとなる。これに対して本発明では、ホルダ周方向に隣接する2つのチップ間の空間が切り屑ポケットとなる。したがって、各チップが周方向に対向する領域では、チップ間にチップホルダの装着部が形成されない分、切り屑ポケットを大きく形成することができる。
このように切り屑ポケットを大きくすることで、切り屑の排出性を向上することができる。したがってチップホルダに装着されるチップの数を多くしても、切り屑が切り屑ポケットで留まる可能性を防ぐことができ、チップホルダに装着可能なチップの装着枚数を増やすことができる。またチップホルダに装着されるチップを増やすことによって、1つのチップで被削材を切削する切削量を少なくすることができ、切削抵抗を減らして円滑な切削を行うことができる。また転削工具の1回転あたりに被削材を切削する切削量を増加することができ、作業時間を短縮することができる。
請求項2記載の本発明によれば、チップホルダの外周部に各チップがそれぞれ固定され、外周部からホルダ半径方向外方に突出する。これによって周方向に隣接する2つのチップのうち、チップホルダの外周部からホルダ半径方向外方に突出する面同士をほぼ全面にわたって互いに対向させることができる。これによって、2つのチップ間に形成される切り屑ポケットをさらに大きくすることができる。
また本発明では、チップを固定するための装着部が、チップホルダの外周部に設けられる。チップの装着枚数が増加しても、チップホルダの外周部の外径は、小さくなることがない。すなわちチップの装着枚数が増加しても、チップホルダの肉厚が減少することがなく、チップホルダの剛性の低下を防ぐことができる。したがって被削材から与えられる切削負荷が大きくなる場合であっても、チップホルダの損傷を防ぐことができる。すなわち切削量を多くしても、チップホルダの損傷を防ぐことができ、作業時間を短縮することができる。
請求項3記載の本発明によれば、チップのうちでチップホルダの装着部に固定される固定部が、チップのうちで切刃を形成する切刃形成部に比べて大きく形成される。これによって被削材から与えられる反力を分散させてチップホルダに伝えることができ、チップホルダの一部に応力が集中することを防ぐことができる。また切刃形成部を固定部に比べて小さく形成することで、切り屑ポケットのうちの開口が小さくなることを防いで、切り屑排出性の低下を抑えることができる。このように本発明によれば、切り屑排出性の低下を抑えたうえで、チップホルダの強度をさらに向上することができ、切削条件が厳しくなっても、好適に用いることができる。
請求項4記載の本発明によれば、互いに対向する2つのチップの対向面は、ホルダ半径方向外方に向かうにつれて周方向間隔が大きくなる。これによって切り屑ポケットは、半径方向外方に向かうにつれて広がり、切り屑ポケットの容積および開口を大きくすることができ、切り屑排出性をさらに向上することができる。
請求項5記載の本発明によれば、チップホルダには、チップが嵌合する嵌合溝が形成される。チップが嵌合溝に嵌合することによって、チップを容易に位置合わせしてチップホルダに装着することができる。また切削時に被削材から力を与えられても、チップに位置ずれが生じることを防ぐことができる。
請求項6記載の本発明によれば、チップホルダには、チップが当接する着座面と壁面とが形成される。壁面が半径方向外方に延びることによって、チップが被削材から力を与えられた場合に、チップホルダは、壁面でチップを支えることでき、チップの位置ずれをさらに確実に防ぐことができる。また着座面はホルダ回転方向下流側が浅く形成されることで、チップホルダの外周部の肉厚の減少を防ぐことができ、チップホルダの剛性の低下を抑えることができる。
請求項7記載の本発明によれば、チップ同士がホルダ周方向に互いに当接する。これによって、1つのチップが被削材から受けた切削負荷を複数のチップで分担して受け持つことができる。したがってチップの位置ずれ、チップホルダのうちチップを固定する装着部の破損を防ぐことができる。
請求項8記載の本発明によれば、各チップは、装着部の外周部を協働して覆うことによって、切り屑がチップホルダの外周部に衝突することを防ぐことができる。この場合、切り屑ポケットに収容された切り屑によって摩耗するのは、チップホルダではなくチップである。チップが摩耗したとしても、新しいチップに取り替えられることによって切り屑ポケットの形状を、予め定められる初期形状に回復させることができる。このようにチップホルダは、切り屑によって摩耗することが防がれ、チップホルダの寿命を長くすることができる。
請求項9記載の本発明によれば、チップホルダの許容強度よりも、スローアウェイチップの許容強度が小さくなるように構成される。これによって被削材から与えられる切削負荷が過剰となる場合には、チップホルダより先にチップにクラックが損傷する。チップのほうが先に損傷することで、チップホルダの損傷を防ぐことができる。この場合、損傷したチップを交換することで、切削加工を継続することができる。たとえばチップの肉厚を部分的に薄くすることによって、チップホルダの許容強度よりもチップの許容強度が小さくなるように構成することができる。
請求項10記載の本発明によれば、上述したチップとチップホルダに装着することによって、切り屑ポケットを大きくすることができる。これによってチップホルダに装着されるチップの数を多くしても、切り屑が切り屑ポケットで留まる可能性を防ぐことができ、ホルダに装着可能なチップの装着枚数を増やすことができる。
図1は、本発明の実施の一形態であるエンドミル20を示す斜視図であり、図2は、エンドミル20を示す端面図である。エンドミル20は、切刃30,31が形成されたスローアウェイチップ23と、チップ23を着脱可能に装着するチップホルダ22とを含んで構成される。チップホルダ22は、多数、具体的には10枚のスローアウェイチップ23(以下、単にチップ23と称する)が装着可能に構成される。
チップホルダ22は、略円筒状に形成される。チップホルダ22の軸線方向基端部にはフライス盤に保持される被保持部が形成される。またチップホルダ22の軸線方向先端部には、チップ23の切刃30,31が外周面32および先端面33から突出した状態でチップ23を保持する装着部24が形成される。チップホルダ22に各チップ23が装着された状態で、エンドミル20を構成する。
フライス盤は、クランプした被削材と、保持したエンドミル20とを相対的に移動駆動する移動駆動手段と、保持したエンドミル20をチップホルダ22の軸線L1まわりに回転駆動する回転駆動手段とを含む。エンドミル20は、チップホルダ22の軸線L1まわりに回転しながら被削材に接触することで、チップ23によって形成される切刃30,31が被削材を断続切削する。これによって被削材を予め定める形状に切削することができる。たとえばエンドミル20を用いて、被削材に溝加工および段つき加工などを施すことができる。エンドミル20は、チップ23の切刃30,31が摩耗または折損した場合には、新しいチップ23に取り替えることによって、切削能力を回復することができる。
図3は、チップホルダ22を示す斜視図であり、図4は、チップホルダ22を示す端面図である。以下、チップホルダ22の軸線を単にホルダ軸線L1と称する。またホルダ軸線L1に沿うホルダ軸線方向Xであって、チップホルダ22の基端部から先端部に進む方向を軸線方向一方X1と称し、チップホルダ22の先端部から基端部に向かう方向を軸線方向他方X2と称する。またチップホルダ22の半径方向Yに沿ってホルダ軸線L1に向かう方向をホルダ半径方向内方Y1と称し、チップホルダ22の半径方向Yに沿ってホルダ軸線L1から遠ざかる方向をホルダ半径方向外方Y2と称する。またホルダ軸線L1を中心にまわるホルダ周方向Rであって、エンドミル20の回転方向下流をホルダ周方向一方R1と称し、エンドミル20の回転方向上流をホルダ周方向他方R2と称する。
チップホルダ22は、略円筒状に形成されるホルダ本体部90と、ホルダ本体部90からホルダ軸線方向一方X1に突出し、ホルダ本体部90と同軸な円筒状に形成されるホルダ先端部91とが形成される。ホルダ先端部91の外径は、ホルダ本体部90の外径よりも小さく形成される。これによってホルダ本体部90の外周面32からホルダ半径方向内方Y1に没入する円環状の凹所27が形成される。この凹所27は、スローアウェイチップ収容空間26と、切り屑ポケット25とを含む空間となる。スローアウェイチップ収容空間26は、チップ23の刃先部分以外の残余部分が収容される空間となる。また切り屑ポケット25は、チップ23によって削り取られた切り屑を一時的に収容する空間となる。
またホルダ先端部91の外周部60には、チップ23をそれぞれ固定するための装着部24が形成される。装着部24は、装着されるチップ23毎に形成される。各装着部24は、ホルダ周方向Rに隣接して並ぶ。たとえばn個のチップ23がチップホルダ22に装着される場合には、n個の装着部24が設けられる。ここでnは自然数である。本実施の形態では、10枚のチップ23がチップホルダ22に装着されるので、ホルダ先端部91の外周部60には、10個の装着部24が形成される。
各装着部24には、チップ23の底面93が当接する着座面40がそれぞれ形成される。各着座面40は、ホルダ周方向Rに並ぶ。着座面40は、ホルダ先端部91の外周面61の一部を構成し、ホルダ軸線L1に平行に延びる平面に形成される。本実施の形態では、着座面40は、ホルダ周方向他方R2に進むにつれて、ホルダ軸線L1から着座面40までのホルダ半径方向寸法P1が小さくなるように傾斜する。また着座面40のうちホルダ周方向Rの中央位置とホルダ軸線L1と結ぶ平面に対して、着座面40は、垂直に延びる。
また各装着部24は、壁面41と連結面42とがそれぞれ形成される。壁面41および連結面42もまた、ホルダ先端部91の外周面61の一部を構成する。壁面41は、着座面40のホルダ周方向他方R2の縁辺に連なり、その縁辺から半径方向外方Y2に向かって延びる。壁面41は、ホルダ軸線L1に平行に延びる平面に形成される。
また連結面42は、着座面40のホルダ周方向一方R1の縁辺に連なり、隣接する壁面41に連なる。具体的には、ホルダ周方向Rに隣接する2つの装着部24のうち、ホルダ周方向一方R1の装着部24に形成される壁面41と、ホルダ周方向他方R2の装着部24に形成される連結面42とが連なる。連結面42は、ホルダ軸線L1に垂直な断面形状が円弧状に形成される。具体的には、ホルダ軸線L1から連結面42までのホルダ半径方向寸法は、ホルダ周方向Rにわたってほぼ一様であり、ホルダ軸線L1から着座面40のうちホルダ周方向一方R1の縁辺までのホルダ半径方向寸法と同一に設定される。
ホルダ先端部91の外周部60には、着座面40と壁面41とによって、ホルダ半径方向内方Y1に没入する凹所が形成される。この凹所は、チップ23が嵌り込むための嵌合溝95となる。嵌合溝95は、装着部24毎に形成されて、ホルダ周方向Rに並ぶ。また嵌合溝95は、ホルダ軸線方向Xに延びる。着座面40とホルダ軸線L1までのホルダ半径方向寸法Pがホルダ周方向他方R2に向かうにつれて小さくなるので、嵌合溝95は、ホルダ半径方向寸法P2の深さが、ホルダ回転方向上流側に向かうにつれて大きくなるように形成される。
また各装着部24は、着座面40からホルダ半径方向内方Y1に没入するねじ孔29が形成される。ねじ孔29は、チップ23を固定するために形成され、ねじ孔形成部分には内ねじが形成される。本実施の形態では、ねじ孔29は、着座面40のうち、ホルダ周方向一方R1寄りでかつ、ホルダ軸線方向X中央に位置する。
図5は、チップ23を示す斜視図であり、図6は、チップ23を示す側面図である。チップ23は、切刃を形成する切刃形成部96と、チップホルダ22に固定される固定部97とが形成される。切刃形成部96は、略直方体状に形成され、主切刃30と副切刃31とを形成する。主切刃30は、ホルダ本体部90の外周面32からホルダ半径方向外方Y2に突出するとともに、ホルダ軸線方向Xに延びる切刃となる。また副切刃31は、ホルダ先端部91の端面からホルダ軸線方向一方X1に突出するとともに、ホルダ半径方向Yに延びる切刃となる。
以下、チップ23がチップホルダ22に装着された状態で、ホルダ軸線L1に沿って延びる方向を長手方向Bと称し、チップ23がチップホルダ22に装着された状態で、ホルダ半径方向Yに延びる方向を幅方向Cと称し、長手方向Bと幅方向Cとに垂直な方向を厚み方向Aと称する。ここで、チップ23がチップホルダ22に装着された状態で、厚み方向Aのうちでホルダ回転方向下流方向に一致する方向を厚み方向一方A1とし、幅方向Cのうちでホルダ半径方向外方Y2に一致する方向を幅方向一方C1とし、長手方向Bのうちでホルダ軸線方向一方X1に一致する方向を長手方向一方X1とする。
主切刃30は、切刃形成部96の厚み方向一方A1の面98のうち幅方向一方C1側となる第1すくい面98Aと、切刃形成部96の幅方向一方C1の面のうち厚み方向一方A1側となる第1逃げ面99との交差する稜線部分となる。主切刃30は、長手方向Bに延びる。第1逃げ面99は、主切刃30から厚み方向他方A2に向かうにつれて幅方向他方C2に傾斜する。
また副切刃31は、切刃形成部96の厚み方向一方A1の面98のうち長手方向一方B1側となる第2すくい面98Bと、切刃形成部96の長手方向B1の面のうち厚み方向一方A1側となる第2逃げ面94との交差する稜線部分となる。副切刃31は、幅方向Cに延びる。第2逃げ面94は、副切刃31から厚み方向他方A2に向かうにつれて長手方向他方B2に傾斜する。
固定部97は、切刃形成部96の幅方向他方C2側部分に連なる。また固定部97は、切刃形成部96に対して厚み方向Aに突出する。本実施形態のチップ23は、長手方向Bに垂直な断面形状が略L字状に形成される。具体的には、固定部97は、切刃形成部96から厚み方向一方A1に突出する突出部分51が形成される。突出部分51は、切刃形成部96の連結部分から幅方向他方C2に進むにつれて厚み方向一方A1に突出する傾斜面52を有する。
突出部分51には、長手方向B中央位置で、幅方向Cに貫通する貫通孔50が形成される。貫通孔50は、チップ23をチップホルダ22に固定するための孔となり、円筒状に形成される。固定部97は、幅方向他方C2の面が底面93となる。底面93は、平面に形成され、幅方向Cに対して垂直に延びる。幅方向Cに垂直な投影面にチップ23を投影した場合、投影面に投影されるチップ23の形状は、底面93の形状と等しくなる。すなわちチップ23のうち幅方向Cに垂直な形状は、底面93が最も大きくなる。またチップ23の長手方向寸法B1は、ホルダ本体部90からホルダ先端部91がホルダ軸線方向X1に突出する突出量とほぼ同じ寸法に形成される。言い換えると、ホルダ本体部90からホルダ先端部91がホルダ軸線方向X1に突出する突出量は、チップ23の長手方向寸法B1とほぼ同じ寸法に形成される。
図1および図2に示すように、チップ23がチップホルダ22の嵌合溝95に嵌合することで、チップ23がチップホルダ22に対して予め定める位置に位置合わせされる。具体的には、チップ23に設定される長手方向Bがホルダ軸線方向Xと一致し、幅方向Cがホルダ半径方向Yと一致し、厚さ方向Aがホルダ周方向Rと一致する。
この状態で、ねじ部材が、チップ23の貫通孔50を挿通し、ねじ孔29に螺着する。ねじ部材がねじ孔29を螺進することによって、チップ23の底面93がチップホルダ22の着座面40に当接し、チップホルダ22にチップ23が締結される。このようにしてチップ23は、ホルダ22に装着される。
チップ23がチップホルダ22に装着されることによって、主切刃30が予め定める突出量U1、ホルダ本体部90の外周面32からホルダ半径方向外方Y2に突出する。また副切刃31が予め定める突出量、ホルダ先端部91の端面33からホルダ軸線方向一方X1に突出する。各主切刃30および各副切刃31は、ホルダ周方向Rに間隔をあけて並ぶ。また本実施の形態では、ホルダ周方向一方R1のチップ23Aのホルダ周方向他方側表面部54と、ホルダ周方向他方R2のチップ23Bのホルダ周方向一方側表面部55とは、ホルダ半径方向外方Y2に向かうにつれて周方向間隔が大きくなる。
チップ23がチップホルダ22に装着された状態では、チップ23は、ホルダ先端部91の外周面60からホルダ半径方向外方Y2に突出する。これによってホルダ周方向Rに隣接する2つのチップ23のうち、ホルダ周方向一方R1のチップ23Aのホルダ周方向他方側表面部54と、ホルダ周方向他方R2のチップ23Bのホルダ周方向一方側表面部55とが、全面にわたってホルダ周方向Rに互いに対向する。したがってホルダ本体部90の外周面32からホルダ半径方向Yに没入する円環状の凹所27のうち、チップ23を除く空間が切り屑ポケット25となる。切り屑ポケット25は、ホルダ半径方向外方Y2に開放される。チップ23の切刃30,31によって被削材から分離された切り屑は、切り屑ポケット25に収容されたあと、切り屑ポケット25に収容された状態で、ホルダ軸線L1まわりに角変位し、切り屑ポケット25の開口から脱出する。
以上のように本実施の形態によれば、ホルダ周方向Rに隣接する2つのチップ23A,23Bの間に切り屑ポケット25を形成することができる。したがって各チップ23がホルダ周方向Rに対向する領域では、チップ23の間にチップホルダ22が存在せず、その分、切り屑ポケット25を大きく形成することができ、エンドミル20の切り屑ポケット25からの切り屑の排出性を向上することができる。
これによってチップホルダ22に装着されるチップ23の数を多くしても、切り屑が切り屑ポケット25で留まる可能性を防ぐことができ、チップホルダ22に装着可能なチップ23の装着枚数を増やすことができる。チップホルダ22に装着されるチップ23を増やすことによって、1つのチップ23で被削材を切削する切削量を少なくすることができ、切削抵抗を減らして円滑な切削を行うことができる。また転削工具の1回転あたりに被削材を切削する切削量を増加することができ、作業時間を短縮することができる。
また本実施形態によれば、ホルダ先端部91の外周部61に各チップ23がそれぞれ固定され、ホルダ先端部91の外周部61からホルダ半径方向外方Y2に突出する。これによってホルダ周方向Rに隣接する2つのチップ23A,23Bのうち、ホルダ周方向Rの面同士をほぼ全面にわたって互いに対向させることができる。これによって、チップホルダ22に形成されてチップ23を固定するための部分を、チップ間に設ける必要がなく、切り屑ポケット25をさらに大きくすることができる。
またチップ23を固定するための装着部24が、ホルダ先端部91の外周部60に設けられる。これによってチップ23の装着枚数が増加しても、ホルダ先端部91の外周部60の外径は、小さくなることがない。すなわちチップ23の装着枚数が増加しても、チップホルダ22の肉厚が減少することがなく、チップホルダ22の剛性の低下を防ぐことができる。したがって被削材から与えられる切削負荷が大きくなる場合であっても、チップホルダ22の損傷を防ぐことができる。すなわち切削量を多くしても、チップホルダ22の損傷を防ぐことができ、作業時間を短縮することができる。
また本実施形態によれば、チップ23のうちの固定部97が、チップ23のうちの切刃形成部96に比べて大きく形成される。これによって被削材から与えられる反力を分散させてチップホルダ22に伝えることができ、チップホルダ22が損傷することを防ぐことができる。また切刃形成部96を固定部97に比べて小さく形成することで、切り屑ポケット25のうちの開口を大きくすることができ、切り屑排出性の低下を防ぐことができる。このように本実施形態によれば、切り屑排出性を向上したうえで、チップホルダ22の強度をさらに向上することができ、切削条件が厳しくなっても、好適に用いることができる。
また本実施形態によれば、互いに対向する2つのチップ23A,23Bの対向面は、ホルダ半径方向外方Y2に向かうにつれて周方向間隔P3が大きくなる。これによって切り屑ポケット25は、半径方向外方Y2に向かうにつれて広がり、切り屑ポケット25の容積および開口を大きくすることができ、切り屑排出性をさらに向上することができる。また、チップホルダ22には、チップ23が嵌合する嵌合溝95が形成される。チップ23が嵌合溝95に嵌合することによって、チップ23を容易に位置合わせしてチップホルダ22に装着することができる。また切削時に被削材から力を与えられても、チップ23が、位置ずれを生じることを防ぐことができる。
さらに嵌合溝95は、ホルダ半径方向Yの深さがホルダ回転方向上流に向かうにつれて大きくなるように形成される。これによってチップ23が被削材から力を与えられた場合に、チップホルダ22は、チップ23をホルダ回転方向上流側で支えることができ、チップ23の位置ずれをさらに確実に防ぐことができる。また嵌合溝95はホルダ回転方向下流側が浅く形成されることで、チップ先端部91の外周部61の肉厚の減少を抑えて、チップホルダ22の剛性の低下を抑えることができる。
また着座面40と壁面41とが平面に形成され、チップ23のうち着座面40と周面41とに当接する面も平面に形成されることによって、チップ23を介して与えられる被削材の切削負荷を、着座面40および周面41全面にわたって与えることができる。これによってチップホルダ22の一部に応力が集中することを防ぐことができ、チップホルダ22の破損を防ぐことができる。また連結面42が形成されることによって、周壁41と連結面42とで囲まれた部分の肉厚を大きくすることができ、チップホルダ22の破損をさらに確実に防止することができる。
また装着部24に形成されるねじ孔29は、着座面40のうち、ホルダ周方向一方R1寄りでかつ、ホルダ軸線方向X中央に位置する。チップ23は、突出部分51に形成される貫通孔50と装着部24のねじ孔29とが同軸に位置合わせされた状態で、ねじ部材によって、チップホルダ22に固定される。このように切刃形成部96からホルダ半径方向一方R1に突出する突出部分51がチップホルダ22に固定されることで、チップ23の底面93が、チップホルダ22の着座面40に押圧される力が働き、チップ23がチップホルダから離反することを防ぐことができる。また1つのねじ部材では強度が不足する場合には、複数のねじ部材によってチップ23をチップホルダ22に固定してもよい。
また本実施形態では、チップ23がホルダ先端部91の外周部60に固定されるとした。変形例として、ホルダ先端部91からホルダ半径方向外方Y2に突出する突出部51に、チップ23が固定されてもよい。この場合、突出部51よりもチップ23のほうがホルダ半径方向外方Y2に突出することによって、ホルダ周方向Rに並ぶ2つのチップ23をホルダ周方向Rに対向させることができ、チップ23よりも突出部51のほうがホルダ半径方向外方Y2に突出する場合に比べて、少なくともチップ23が互いに対向する領域で、切り屑ポケット25を大きく形成することができる。
図7は、本発明の他の実施の形態であるエンドミル120を示す斜視図であり、図8は、エンドミル120を示す端面図である。また図9は、チップホルダ122を示す斜視図である。図10は、チップホルダ122を示す端面図である。本発明の他の実施の形態のエンドミル120は、図1に示す第1の実施形態のエンドミル20と類似の構成を示し、類似の構成については、参照符号に100を加算して示して、異なる構成について説明する。
エンドミル120は、チップホルダ122にチップ123が装着された状態で、ホルダ周方向に隣接する各チップ123が互いにホルダ周方向Rに当接する。したがってチップ123と、チップホルダ122の装着部24との構成が、第1実施形態のエンドミル20と異なる。また他の実施の形態のエンドミル120では、12枚のチップ123が装着可能に構成される。
各装着部124は、チップ123が当接する着座面140と、壁面141とが形成される。着座面140は、ホルダ先端部191の外周面161の一部を構成し、ホルダ軸線L1に平行に延びる平面に形成される。このような着座面140は、チップ23に形成される底面が当接する。着座面140は、ホルダ周方向一方R1からホルダ周方向他方R2に進むにつれて、ホルダ軸線L1から着座面140までのホルダ半径方向寸法P1が小さくなるように傾斜する。
壁面141は、ホルダ先端部191の外周面61の一部を構成する。壁面141は、着座面40のホルダ周方向他方R2の縁辺に連なり、その縁辺から半径方向外方Y2に突出する。壁面41は、ホルダ軸線L1に平行に延びる平面に形成される。そして壁面141は、隣接する装着部124の着座面140に連なる。すなわち、他の実施形態では、上述した連結面42を介することなく、着座面140と壁面141とが互いに連なる。これによってチップ123がチップホルダ122に装着された場合には、図8に示すように、ホルダ周方向一方R1のチップ123Aの周方向他方側表面154に、ホルダ周方向他方R2のチップ123Bの周方向一方側表面155が当接する。
以上のように他の実施の形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。さらにチップ123同士がホルダ周方向R1に互いに当接することによって、1つのチップ123が被削材から受けた切削負荷を複数のチップ123で分担して受け持つことができる。これによってチップ123に位置ずれを生じたり、チップ123を固定する部分が破損したりすることを防ぐことができる。
また他の実施形態によれば、各チップ123は、装着部123の外周部を協働して覆うことによって、切り屑がチップホルダ122のチップ先端部191の外周部160に衝突することを防ぐことができる。この場合、切り屑ポケット125に収容された切り屑によって摩耗するのは、チップホルダ122ではなくチップ123である。チップ123が摩耗したとしても、新しいチップ123に取り替えられることによって切り屑ポケット125の形状を、初期形状に回復させることができる。これによってチップホルダ122は、切り屑によって摩耗することなく、チップホルダ122の寿命を長くすることができる。
また上述した各実施形態に加えて、チップ23は、その許容強度が、チップホルダ22の許容強度よりも小さくなるように形成されることが好ましい。たとえば切刃構成部97の一部の肉厚が残余の部分に比べて薄く形成される。これによって被削材から与えられる切削負荷が極めて大きい場合には、チップホルダ22のねじ孔形成部分が損傷する前に、切刃構成部97が先に損傷する。この場合、新しいチップ23に取り替えることで、チップホルダ22の損傷を防いで、エンドミルの切削性能および強度を回復することができる。
以上のような本実施の形態は、発明の例示に過ぎず発明の範囲内で構成を変更することができる。たとえば転削工具として、エンドミルについて説明したが、副切刃を有しない他の転削工具、たとえばフライス用転削工具であっても同様の効果を得ることができる。またチップ23の形状についても、本発明の一例示であって、各種の変更が可能である。たとえば主切刃30および副切刃31を傾斜させて、アキシャルレーキおよびラジアルレーキを付与するようにしてもよい。また各逃げ面および各すくい面についても、チップ23がチップホルダ22に装着された状態で、予め定める傾斜を有していればよい。またチップ23およびチップホルダ22のうち、ねじ孔を形成する場所についても限定されない。たとえばチップのうち底面93と反対側の面にねじ孔が形成されてもよい。
また本実施の形態では、チップ23をチップホルダ22に位置合わせするために嵌合溝95が形成されたが、嵌合溝95は形成されていなくてもよい。またチップ23とチップホルダとを位置合わせ可能であれば、チップ23およびチップホルダ22が互いに嵌合する凹凸部が形成されていてもよい。またチップ23を固定する装着部24は、ホルダ先端部91に設けられるとしたが、先端部91以外の部分に設けられてもよい。
本発明の実施の一形態であるエンドミル20を示す斜視図である。 エンドミル20を示す端面図である。 チップホルダ22を示す斜視図である。 チップホルダ22を示す端面図である。 チップ23を示す斜視図である。 チップ23を示す側面図である。 本発明の実施の他の形態であるエンドミル120を示す斜視図である。 エンドミル120を示す端面図である。 チップホルダ122を示す斜視図である。 チップホルダ122を示す端面図である。
符号の説明
20 エンドミル
22 チップホルダ
23 スローアウェイチップ
24 装着部
30,31 切刃
40 着座面
41 壁面
95 嵌合溝
96 切刃形成部
97 固定部

Claims (10)

  1. 円柱状に形成されるチップホルダと、
    該チップホルダの外周部から突出しホルダ周方向に間隔をあけて並ぶ複数の切刃がそれぞれ形成され、前記チップホルダに対して着脱可能な複数のスローアウェイチップとを含む転削工具であって、
    ホルダ周方向に隣接する2つの前記スローアウェイチップのうち、ホルダ周方向一方のスローアウェイチップのホルダ周方向他方側表面部と、ホルダ周方向他方のスローアウェイチップのホルダ周方向一方側表面部とが、ホルダ周方向に互いに対向することを特徴とする転削工具。
  2. 前記チップホルダの外周部には、前記複数のスローアウェイチップを固定する複数の装着部がホルダ周方向に並んでそれぞれ形成され、
    各スローアウェイチップは、各装着部からホルダ半径方向外方にそれぞれ突出していることを特徴とする請求項1記載の転削工具。
  3. 前記スローアウェイチップは、前記切刃を形成する切刃形成部と、前記チップホルダの装着部に固定される固定部とを有し、該固定部は、前記切刃形成部に比べてホルダ周方向寸法が大きいことを特徴とする請求項2記載の転削工具。
  4. ホルダ周方向に隣接する2つの前記スローアウェイチップのうち、ホルダ周方向一方のスローアウェイチップのホルダ周方向他方側表面部と、ホルダ周方向他方のスローアウェイチップのホルダ周方向一方側表面部とは、ホルダ半径方向外方に向かうにつれて周方向間隔が大きくなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の転削工具。
  5. 前記チップホルダの外周部には、各スローアウェイチップが嵌り込む嵌合溝がホルダ周方向に間隔をあけてそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の転削工具。
  6. 前記チップホルダの外周部には、前記スローアウェイチップの一部が当接する着座面と壁面とが形成され、
    前記着座面は、ホルダ回転方向上流側に向かうにつれて、ホルダ半径方向内方に傾斜し、
    前記壁面は、前記着座面のホルダ回転方向上流側縁辺からホルダ半径方向外方に延びることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の転削工具。
  7. ホルダ周方向に隣接する2つの前記スローアウェイチップのうち、ホルダ周方向一方のスローアウェイチップと、ホルダ周方向他方のスローアウェイチップとは、ホルダ周方向に互いに当接することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の転削工具。
  8. 各スローアウェイチップは、前記チップホルダの外周部を協働して覆うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の転削工具。
  9. 前記チップホルダの許容強度よりも、前記スローアウェイチップの許容強度が小さくなるように構成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の転削工具。
  10. 請求項1〜9のいずれか1つに記載の転削工具に用いられることを特徴とするスローアウェイチップ。
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