JP2006256857A - 情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム、制御プログラムを記録した記録媒体、および情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のRFIDタグが存在し、各RFIDタグが配置されるべき位置が決まっているようなシステムにおいて、RFIDタグの配置位置が誤っている場合に、これを検出することを可能とする情報処理装置を提供する。
【解決手段】 通信処理部21は、リーダライタ4からRFIDタグの位置情報を受信する。この位置情報が、データベース記録部23によって書籍データベース25に記録される。一方、書籍データベース25には、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報も記録されている。そして、載置位置判定部が、通信処理部21において受信された位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する。
【選択図】 図1
【解決手段】 通信処理部21は、リーダライタ4からRFIDタグの位置情報を受信する。この位置情報が、データベース記録部23によって書籍データベース25に記録される。一方、書籍データベース25には、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報も記録されている。そして、載置位置判定部が、通信処理部21において受信された位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、RFIDタグが取り付けられている物品の管理を行う情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム、制御プログラムを記録した記録媒体、および情報処理システムに関するものである。
例えば図書館、書籍販売店、レンタルビデオ・CD店、およびビデオ・CD販売店などにおいて、多数の書籍、ビデオ、DVD、およびCDなどの管理対象物品を的確に管理することは大きな課題となっている。このような管理対象物品の管理としては、管理対象物品の販売実績、在庫状況、入庫状況、および貸し出し・返却状況などの入退出管理、ならびに、管理対象物品の陳列管理などが挙げられる。
従来、上記の入退出管理を行うために、各管理対象物品に付されたバーコードを利用する手法が広く採用されている。この手法では、予め各管理対象物品とそれに付されているバーコードとの対応が管理端末に入力され、販売、入庫、貸し出し、および返却などの入退出処理が行われる際に、バーコードの読み取りが行われることによって入退出管理が行われる。
このように、バーコードを利用すれば、入退出管理に関しては十分に行うことが可能である。しかしながら、管理対象物品がどの棚に陳列されているか、などの陳列管理に関しては、バーコードの利用では不十分である。
これに対して、各管理対象物品に対してRFIDタグを付して管理を行うシステムが提案されている。例えば特許文献1には、図書館などにおいて、各図書にRFIDラベルを付すとともに、携帯型の図書検索端末を用いるシステムが開示されている。このシステムでは、図書の検索者は、携帯型の図書検索端末を携帯して特定図書番号の電波を発信しながら書棚に沿って移動し、該当図書に付されているRFIDラベルからの無線応答を受信することによって、希望する図書を検索する。
また、例えば特許文献2には、図書館などにおいて、各書籍にRFタグを付すとともに、書籍を収納する書架に対して、床面上を移動可能な移動体に取り付けられたRFタグ読み取り・書き込み部を移動させることによって、各RFタグからの情報を読み取るシステムが開示されている。
また、例えば特許文献3には、書籍及びCDなどの商品、またはそれらのカバー・ケース等に非接触型のICタグを貼り付け、システムラック上に載置するとともに、システムラック上からの商品の取り出し、またはシステムラック上への商品の返却などの履歴を、非接触ICタグ用リーダ・ライタを使用して、認識、管理、データ処理を行うシステムが開示されている。
特開2003−155103公報(平成15年(2003)5月27日公開)
特開2001−163417公報(平成13年(2001)6月19日公開)
特開平11−283123公報(平成11年(1999)10月15日公開)
特許文献1に開示されているシステムでは、図書を検索するためには検索者が図書検索端末を携帯して書棚の前を移動する必要があるので、全ての図書の管理を行うためには、全ての書棚の前を移動することになる。よって、例えばある書棚の前を移動することを忘れたなどが生じると、的確に管理することができないという問題や、全ての図書を管理するための手間が比較的大きいという問題がある。
特許文献2に開示されているシステムでは、RFタグ読み取り・書き込み部を移動させるための移動体を設ける必要がある。よって、このような移動体を各書架に対して設けることによるコストが高くなるとともに、この移動体が移動する空間を確保しなければならないという問題がある。
特許文献3に開示されているシステムでは、非接触ICタグ用リーダ・ライタは、基本的に1つのシステムラックに対して1つ設けられることになる。よって、1つのシステムラック内にどの商品が存在しているかを認識することは可能であるが、各商品がシステムラック内でどのような配置で載置されているかまでは認識することができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のRFIDタグが存在し、各RFIDタグが配置されるべき位置が決まっているようなシステムにおいて、RFIDタグの配置位置が誤っている場合に、これを検出することを可能とする情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム、制御プログラムを記録した記録媒体、および情報処理システムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、RFIDタグと無線通信を行うことによって該RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグの位置情報を受信する通信処理部と、複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報を記録するデータベースから、上記通信処理部において受信された位置情報に対応するRFIDタグの所定位置情報を読み出し、受信された位置情報と該所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定部とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る情報処理方法は、RFIDタグと無線通信を行うことによって該RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグの位置情報を受信する位置情報受信ステップと、複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報をデータベースに記録する記録ステップと、受信された上記位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの上記所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定ステップとを有することを特徴としている。
上記の構成または方法では、まず、RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグの位置情報が受信される。そして、受信されたRFIDタグの位置情報と、データベースに記録されている該RFIDタグに対応する所定位置情報とが比較されることによって、所定位置に配置されていないRFIDタグが検出される。これにより、複数のRFIDタグが存在し、各RFIDタグが配置されるべき位置が決まっているようなシステムにおいて、RFIDタグの配置位置が誤っている場合に、これを検出することが可能となる。
なお、上記所定位置情報は、上記RFIDタグそれぞれの配置位置を特定する情報であり、各RFIDタグの所定位置が互いに異なるように設定されていることが好ましい。これにより、例えば各RFIDタグが特定の領域に一列に配置されている場合でも、その配置順番が誤っていることを検出することが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記の構成において、上記載置位置判定部によって所定位置に配置されていないRFIDタグが検出された場合に、その旨を利用者に通知する警告処理部をさらに備える構成としてもよい。
上記の構成によれば、所定位置に配置されていないRFIDタグが検出された際に、その旨が利用者に通知されるので、利用者に対して、例えばRFIDタグの位置を所定の位置に配置し直す、というような行為を促すことが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記の構成において、表示を行う表示部をさらに備え、上記警告処理部が、上記載置位置判定部によって所定位置に配置されていないRFIDタグが検出された場合に、その旨を上記表示部に表示させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、所定位置に配置されていないRFIDタグが検出された際に、情報処理装置が備える表示部から、情報処理装置の使用者に対してその旨が通知されるので、例えばシステムの管理者などが、誤った位置に配置されているRFIDタグを認識することが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記の構成において、上記RFIDタグが取り付けられている物品が載置される物品載置手段に備えられている、利用者に対して光、表示、および音の少なくともいずれか1つによって警告を行う警告手段に対して、上記警告処理部が警告を行うように指示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、所定位置に配置されていないRFIDタグが検出された際に、物品載置手段に備えられている警告手段から利用者に対してその旨が通知されるので、例えば、RFIDタグが取り付けられている物品を誤った位置に載置した利用者に対して警告を行うことが可能となる。よって、このような利用者に対して、例えばRFIDタグが取り付けられている物品の配置位置を所定の位置に配置し直す、というような行為を促すことが可能となる。
また、本発明に係る情報処理装置は、上記の構成において、上記RFIDタグが取り付けられている物品に備えられている、利用者に対して光、表示、および音の少なくともいずれか1つによって警告を行う警告手段に対して、上記警告処理部が警告を行うように指示する構成としてもよい。
上記の構成によれば、所定位置に配置されていないRFIDタグが検出された際に、物品に備えられている警告手段から利用者に対してその旨が通知されるので、例えば、RFIDタグが取り付けられている物品を誤った位置に載置した利用者に対して警告を行うことが可能となる。よって、このような利用者に対して、例えばRFIDタグが取り付けられている物品の配置位置を所定の位置に配置し直す、というような行為を促すことが可能となる。
また、警告手段が動作している物品を見つけることによって、誤った位置に配置されている物品を容易に探し出すことが可能となる。
なお、上記情報処理装置が備える各部は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各部として動作させることにより上記情報処理装置をコンピュータにて実現させる情報処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
また、本発明に係る情報処理システムは、RFIDタグから送られてきた信号を解析することによって、該RFIDタグの位置を測定する位置測定部と、複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報を記録するデータベースと、上記位置測定部によって測定された位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの上記所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定部とを備えることを特徴としている。
これにより、複数のRFIDタグが存在し、各RFIDタグが配置されるべき位置が決まっているようなシステムにおいて、RFIDタグの配置位置が誤っている場合に、これを検出することが可能となる。
本発明に係る情報処理装置は、以上のように、タグ通信装置から、RFIDタグの位置情報を受信する通信処理部と、複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報を記録するデータベースと、上記通信処理部において受信された位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの上記所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定部とを備える構成である。
また、本発明に係る情報処理方法は、タグ通信装置から、RFIDタグの位置情報を受信する位置情報受信ステップと、複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報をデータベースに記録する記録ステップと、受信された上記位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの上記所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定ステップとを有する方法である。
また、本発明に係る情報処理システムは、RFIDタグから送られてきた信号を解析することによって、該RFIDタグの位置を測定する位置測定部と、複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報を記録するデータベースと、上記位置測定部によって測定された位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの上記所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定部とを備える構成である。
これにより、複数のRFIDタグが存在し、各RFIDタグが配置されるべき位置が決まっているようなシステムにおいて、RFIDタグの配置位置が誤っている場合に、これを検出することが可能となるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本実施形態においては、例えば図書館や書籍販売店における書籍管理システムについて説明するが、管理対象物品は書籍に限定されるものではなく、販売実績、在庫状況、入庫状況、および貸し出し・返却状況などの入退出管理、ならびに、陳列/保管位置管理などが必要とされる物品に対して適用可能である。管理対象物品としては、例えば、レンタルビデオ・CD店、およびビデオ・CD販売店などにおけるビデオ、DVD、およびCDなどの物品、薬品販売店や病院などにおける薬物などの物品、その他各種商品などが挙げられる。
(書籍管理システムの構成)
図2は、本実施形態に係る書籍管理システム1の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、書籍管理システム1は、書籍棚7に格納されている複数の書籍6…にそれぞれ取り付けられているRFIDタグ2…、アンテナ3、リーダライタ(タグ通信装置)4、および管理サーバ5を備えた構成となっている。
図2は、本実施形態に係る書籍管理システム1の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、書籍管理システム1は、書籍棚7に格納されている複数の書籍6…にそれぞれ取り付けられているRFIDタグ2…、アンテナ3、リーダライタ(タグ通信装置)4、および管理サーバ5を備えた構成となっている。
RFIDタグ2は、取り付けられている書籍6に関する情報を記憶するものである。このRFIDタグ2は、無線通信用IC(Integrated Circuit)、記憶部、およびアンテナなどを備えた構成となっている。本実施形態においては、RFIDタグ2として、電池などの電源を有しておらず、リーダライタ4から電波で送電された電力によって回路が動作し、リーダライタ4と無線通信を行うパッシブタイプのRFIDタグを用いることが想定されている。なお、本実施形態において用いられるRFIDタグ2は、上記のようなパッシブタイプのRFIDタグに限定されるものではなく、電池などの電源を有するアクティブタイプのRFIDタグであっても構わない。
アンテナ3は、RFIDタグ2…に対して電波を送信するとともに、RFIDタグ2…から送られてきた電波を受信するアンテナである。このアンテナ3は、例えばパッチアンテナやアレーアンテナなどによって構成される。なお、本構成例では、アンテナ3が送信機能および受信機能ともに有する構成となっているが、送信アンテナと受信アンテナとをそれぞれ別に設けた構成としてもよい。
リーダライタ4は、各RFIDタグ2との間でアンテナ3を介して無線通信を行い、RFIDタグ2に記憶されている情報の読み書きを行う装置である。なお、本実施形態では、リーダライタ4は、RFIDタグ2に記憶されている情報の読み書きを行うものとしているが、これに限定されるものではなく、RFIDタグ2に記憶されている情報の読み出しのみを行うRFIDリーダであってもよい。
本実施形態では、リーダライタ4がアンテナ3を介して送受信する電波の周波数帯域は、800MHz〜960MHz前後のいわゆるUHF帯としている。このような周波数帯域の電波を用いることにより、リーダライタ4は、数m〜数10m程度の距離範囲内に位置するRFIDタグ2と通信可能となる。なお、本実施形態においては、UHF帯を用いた通信を想定しているが、これに限定されるものではなく、RFIDタグ向けの周波数帯域としての、13.56MHz帯、2.45GHz帯などの周波数帯域を用いてもよく、さらには、無線による通信を行うことが可能なその他の周波数帯による通信が行われても構わない。
管理サーバ5は、リーダライタ4によって読み取られた各書籍6の情報に基づいて、書籍6…の販売実績、在庫状況、入庫状況、および貸し出し・返却状況などの入退出管理、ならびに、陳列/保管位置管理などを行うサーバ装置である。この管理サーバ5とリーダライタ4とは、例えば有線のLANケーブルによって接続される。なお、管理サーバ5とリーダライタ4との間の接続形式は、有線に限定されるものではなく、無線であってもよい。また、LAN接続に限定されるものではなく、通信が可能な通信形式であればどのように通信接続であってもよい。
なお、図2においては、管理サーバ5に対して1つのリーダライタ4が接続されているが、複数のリーダライタ4が管理サーバ5に対して接続されていてもよい。この場合、複数の書籍棚7…に収納されている複数の書籍6…のRFIDタグ2…から各リーダライタ4が情報を収集し、各リーダライタ4から管理サーバ5が各書籍6…の情報を収集することによって、管理サーバ5は全ての書籍6…の管理を行うことが可能となる。
また、各リーダライタ4に複数のアンテナ3…が接続されており、各アンテナ3で受信された信号が集約的にリーダライタ4に送信されて、リーダライタ4において処理が行われるようになっていてもよい。
(リーダライタの構成)
次に、リーダライタ4の構成について図3を参照しながら説明する。同図に示すように、リーダライタ4は、送信処理部11、受信処理部12、通信制御部13、位置測定部14、および外部通信部15を備えた構成となっている。
次に、リーダライタ4の構成について図3を参照しながら説明する。同図に示すように、リーダライタ4は、送信処理部11、受信処理部12、通信制御部13、位置測定部14、および外部通信部15を備えた構成となっている。
送信処理部11は、アンテナ3から送信される送信信号の変調、増幅などの処理を行うブロックである。また、受信処理部12は、アンテナ3において受信された受信信号の増幅、復調などの処理を行うブロックである。
通信制御部13は、通信対象となるRFIDタグ2に対して、アンテナ3を介して情報の読み出しおよび/または書き込み制御を行うブロックである。
位置測定部14は、RFIDタグ2から受信した受信信号に基づいて、該RFIDタグ2の位置を測定するブロックである。詳細は後述するが、RFIDタグ2の位置の測定としては、アンテナ3とRFIDタグ2との距離の測定、アンテナ3から見た際のRFIDタグ2の方向の測定、および、RFIDタグ2の空間的な位置の測定などが挙げられる。
外部通信部15は、リーダライタ4において読み出されたRFIDタグ2の読み出し情報、および、該RFIDタグ2の位置情報を管理サーバ5に対して送信する処理、および、管理サーバ5からのRFIDタグ2に対する書き込み情報を受信する処理を行うブロックである。
(管理サーバの構成)
次に、管理サーバ5の構成について図1を参照しながら説明する。同図に示すように、管理サーバ5は、通信処理部21、管理部28、書籍データベース25、表示部26、および入力部27を備えた構成となっている。
次に、管理サーバ5の構成について図1を参照しながら説明する。同図に示すように、管理サーバ5は、通信処理部21、管理部28、書籍データベース25、表示部26、および入力部27を備えた構成となっている。
表示部26は、管理サーバ5における表示手段であり、管理サーバ5において行われる処理内容が適宜表示されるものである。入力部27は、管理サーバ5における情報入力手段であり、例えばキーボードやマウスなどの入力デバイスによって構成される。この入力部27によって、例えば書籍データベース25に記録すべき書籍情報がオペレータによって入力される。
通信処理部21は、リーダライタ4との通信処理を行うブロックであり、通信インターフェースとして機能するものである。管理部28は、管理サーバ5によって管理されている書籍6…の管理処理を行うブロックであり、載置位置判定部22、データベース記録部23、および警告処理部24を備えている。
データベース記録部23は、リーダライタ4から受信したRFIDタグ2の読み出し情報、および該RFIDタグ2の位置情報を、該RFIDタグ2に対応する書籍6の書籍情報として書籍データベース25に記録する処理を行う。また、入力部27によって入力された書籍情報を書籍データベース25に記録する処理も行う。
載置位置判定部22は、書籍データベース25に記録される書籍情報に基づいて、各書籍6が正しい位置に載置されているかを判定する処理を行う。この載置位置判定処理の詳細については後述する。
警告処理部24は、載置位置判定部22によって正しい位置に載置されていないと判定された書籍6が存在する場合に、その旨を警告する処理を行う。この警告処理の一例としては、警告内容を表示部26に表示させる処理が挙げられるが、その他の警告処理の例については後述する。
なお、上記の例では、管理サーバ5が書籍データベース25を備えた構成となっているが、図15に示すように、書籍データベース25が管理サーバ5の外部に設けられるデータベースサーバ8に備えられる構成としてもよい。データベースサーバ8と管理サーバ5とは、例えば有線のLANケーブルによって接続される。なお、この接続形式は、有線に限定されるものではなく、無線であってもよい。また、LAN接続に限定されるものではなく、通信が可能な通信形式であればどのように通信接続であってもよい。このような構成の場合、載置位置判定部22、データベース記録部23、および警告処理部24は、通信処理部21を介してデータベースサーバ8内の書籍データベース25にアクセスすることになる。
(書籍データベースの記録処理)
次に、管理サーバ5における書籍データベース25に対する記録処理について説明する。ここでは、RFIDタグ2の位置情報として、各RFIDタグ2が書籍棚7におけるどの棚のどの位置に載置されているかについての情報が、リーダライタ4から管理サーバ5へ伝送されるものとする。
次に、管理サーバ5における書籍データベース25に対する記録処理について説明する。ここでは、RFIDタグ2の位置情報として、各RFIDタグ2が書籍棚7におけるどの棚のどの位置に載置されているかについての情報が、リーダライタ4から管理サーバ5へ伝送されるものとする。
ここで、まず書籍棚7、書籍6…、およびアンテナ3の配置状態の例について説明する。図4は、書籍棚7、書籍6…、およびアンテナ3・3の配置状態の一例を示している。同図に示す例では、書籍棚7には複数の棚7A・7B・7C・7Dが設けられており、また書籍棚7の最上面部材の内部にアンテナ3・3が設けられている。そして、複数の書籍6…は、棚7A・7B・7C・7Dのそれぞれの上に載置されている。なお同図においては図示していないが、各書籍6には、図5に示すように、例えばその側面などにRFIDタグ2が貼り付けられている。各書籍6に対するRFIDタグ2の貼り付け位置は、図5に示される例に限定されるものではなく、例えば書籍6の背表紙、内部、など種々の位置に取り付けられていてもよい。
ここで、リーダライタ4は、RFIDタグ2から送信される信号を解析することによって、該RFIDタグ2の配置位置を特定することが可能となっているものとする。そして、リーダライタ4は、特定した配置位置に基づいて、各RFIDタグ2に対応する書籍6が載置されている書籍棚7の情報、棚の情報、および棚における位置の情報を管理サーバ5へ伝送するものとする。例えば、ID情報が「0001」であるRFIDタグ2が貼り付けられている書籍6が、「A」という書籍棚7の「01」という棚における「0015」という棚内位置に載置されている、といった位置情報がリーダライタ4から管理サーバ5へ伝送される。なお、棚内位置の値は、例えば棚において基準となる位置(例えば棚の左側面の位置など)からの距離などによって表されていればよい。
以上のようなRFIDタグ2の位置情報、および、読み出し情報が通信処理部21によってリーダライタ4から受信されると、データベース記録部23は、これらの情報を書籍データベース25に記録する。図6は、書籍データベース25に記録される情報の一例を示している。同図に示すように、書籍データベース25に記録される情報の項目としては、各RFIDタグ2のID情報、対応する書籍6の書籍名情報、該当書籍6が通常配置されるべき所定位置情報、該当書籍6の現在位置情報、貸出中であるか否かを示す貸出中フラグ、および、該当書籍6の配置位置が誤っている可能性があるか否かを示す位置誤りフラグがある。
ID情報は、各RFIDタグ2に固有のID情報である。書籍名情報は、各RFIDタグ2が貼り付けられている書籍6の書籍名に関する情報である。これらのID情報および書籍名情報は、RFIDタグ2からの読み出し情報に含まれる情報である。
所定位置情報は、対応する書籍6が配置されるべき位置を示す情報である。この情報としては、配置されるべき書籍棚、棚、および棚内位置などの情報が挙げられる。図6に示す例では、例えば「A−01−003」という情報が格納されている。この情報は、「A」という書籍棚7の「01」という棚の左から3番目に載置される、という情報を示している。この所定位置情報は、予めオペレータなどによって入力部27を介して入力される。
現在位置情報は、対応する書籍6が現在配置されている位置を示す情報である。この情報としては、配置されている書籍棚、棚、および棚内位置などの情報が挙げられる。図6に示す例では、例えば「A−01−0015」という情報が格納されている。この情報は、「A」という書籍棚7の「01」という棚の左から15mmの位置に載置されている、という情報を示している。この現在位置情報は、リーダライタ4から送られてきた位置情報に基づいてデータベース記録部23によって記録される。
なお、上記の現在位置情報における棚内位置として、棚内における距離情報ではなく、棚内における載置順番情報が記録されるようになっていてもよい。この場合、データベース記録部が、各棚内に載置されている全ての書籍6…の棚内における距離情報を認識して載置順番を特定し、この載置順番情報を書籍データベース25に記録するようにすればよい。
貸出中フラグは、対応する書籍6が現在貸出中であることを示すフラグである。この貸出中フラグは、対応する書籍6の貸出が行われた時点で、例えばオペレータなどによって入力部27を介して入力されることになる。なお、この例では、図書館など書籍を貸し出す施設・店舗における適用例を想定しているので、このようなフラグを設けているが、例えば書籍を販売するような店舗に適用する場合には、例えば該当書籍6が売却されたことを示すフラグなどであってもよい。
位置誤りフラグは、対応する書籍6が現在配置されるべき位置に配置されていない可能性があるという情報を示すフラグである。この位置誤りフラグは、上記所定位置情報と上記現在位置情報とを比較することによって、載置位置判定部22が判定し、書籍データベース25に記録される。
(載置位置判定処理)
次に、載置位置判定部22による載置位置判定処理について図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下の処理は特に断らない限り載置位置判定部22が行う。書籍データベース25に記録されている各書籍6の所定位置情報と現在位置情報とが比較され(ステップ1、以降S1のように称する)、まず、書籍棚7の情報が一致していない書籍6がピックアップされる(S2)。ここでピックアップされた書籍6は、載置されている書籍棚7が誤っていることになるので、載置位置が誤っている書籍6として位置誤りフラグに1が記録される(S4)。
次に、載置位置判定部22による載置位置判定処理について図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、以下の処理は特に断らない限り載置位置判定部22が行う。書籍データベース25に記録されている各書籍6の所定位置情報と現在位置情報とが比較され(ステップ1、以降S1のように称する)、まず、書籍棚7の情報が一致していない書籍6がピックアップされる(S2)。ここでピックアップされた書籍6は、載置されている書籍棚7が誤っていることになるので、載置位置が誤っている書籍6として位置誤りフラグに1が記録される(S4)。
次に、棚の情報が一致していない書籍6がピックアップされる(S3)。ここでピックアップされた書籍6は、載置されている棚が誤っていることになるので、載置位置が誤っている書籍6として位置誤りフラグに1が記録される(S4)。
次に、この時点で位置誤りフラグに1が設定されておらず、かつ、貸出中フラグに1が設定されていない書籍6…を対象として、同じ書籍棚7の同じ棚に載置されている書籍6…がピックアップされる(S5)。そして、ピックアップされた書籍6…の現在位置情報における棚内位置に基づいて、現在の該当書籍6…の載置位置順番が認識される(S6)。例えば図6に示す例では、「A」という書籍棚7の「01」という棚に載置されており、位置誤りフラグおよび貸出中フラグに1が設定されていない書籍6…として、「aaa」「bbb」「ccc」という書籍がピックアップされる。これらの棚内位置は、「aaa」が「0015」、「bbb」が「0150」、「ccc」が「0065」となっているので、現在の並び順は、「aaa」、「ccc」、「bbb」となっていることがわかる。
その後、認識された載置位置順番と、所定位置情報に示されている載置位置順番とが比較され、順番が異なっている書籍6があれば(S7においてYES)、該当書籍6に対して位置誤りフラグに1が設定される(S4)。図6に示す例では、所定位置情報に示されている載置位置順番は、「aaa」が「003」、「bbb」が「004」、「ccc」が「005」であるので、これらは「aaa」、「bbb」、「ccc」という順番に載置されていることが好ましいことになる。すなわち、「bbb」と「ccc」との順番が誤って載置されていることがわかる。ここで、図6に示す例では、「ccc」に対して位置誤りフラグがセットされているが、「bbb」に位置誤りフラグがセットされてもよいし、「bbb」「ccc」ともに位置誤りフラグがセットされてもよい。
以上のような載置位置判定処理が、各書籍棚7における各棚において行われることによって(S8)、書籍データベース25に記録されている全ての書籍6…に対して、正常に載置されているか否かを判定することが可能となる。
なお、以上のような載置位置判定処理は、定期的に行われてもよいし、現在位置情報が変更したことをトリガーとして行われてもよい。また、定期的に行われる場合、書籍棚7単位あるいは棚単位で実行間隔をそれぞれ設定してもよい。また、現在位置情報が変更したことをトリガーとする場合、現在位置情報が変更した書籍6を含む書籍棚7単位あるいは棚単位で実行されてもよい。
(警告処理例1)
以上のような載置位置判定処理が行われることによって、不正な位置に載置されている書籍6が検出されると、警告処理部24が書籍データベース25における位置誤りフラグを確認することによってこれを検知する。そして、警告処理部24は、前記したように、管理サーバ5における表示部26に、不正な位置に載置されている書籍6の情報を表示することによってオペレータなどに通知する。
以上のような載置位置判定処理が行われることによって、不正な位置に載置されている書籍6が検出されると、警告処理部24が書籍データベース25における位置誤りフラグを確認することによってこれを検知する。そして、警告処理部24は、前記したように、管理サーバ5における表示部26に、不正な位置に載置されている書籍6の情報を表示することによってオペレータなどに通知する。
これに対して、警告が管理サーバ5における表示部26に表示されるだけでなく、書籍棚7が備える警告手段から利用者に対して警告が行われるようになっていてもよい。図8は、この例を示している。同図に示す例では、書籍棚7には、警告手段として、制御部31、パトライト32、表示部33、および音声出力部34が設けられている。
制御部31は、管理サーバ5における通信処理部21と通信接続されており、警告処理部24から出力された警告情報が通信処理部21を介して伝送されるようになっている。そして、制御部31は、警告処理部24から受信した警告情報に基づいて、パトライト32、表示部33、および音声出力部34の動作を制御する。
パトライト32は、発光体が回転することによって周囲の人に対して警告を行うものである。表示部26は、警告処理部24から受信した警告情報に基づいて、不正な位置に載置されている書籍6の情報の表示を行う。音声出力部34は、警告処理部24から受信した警告情報に基づいて、不正な位置に載置されている書籍6の情報を音声によって出力する。
以上のような警告処理が行われることによって、例えば利用者が書籍棚7に対して書籍6を誤った位置に載置した場合に、その時点で該利用者に対して、載置位置が誤っている旨を通知することが可能となる。よって、例えば図書館員が後で載置位置を直しに行く、というような手間を削減することが可能となる。このような警告処理を実現するためには、各書籍6の載置位置情報の検出がリアルタイムで行われることが好ましい。
また、警告処理に加えて、さらに、本来の棚位置に是正する為のガイド表示(アドバイス表示)が行われるようになっていてもよい。すなわち、警告処理部24が、位置誤りフラグがセットされている書籍6を検出すると、該書籍6の適正な配置位置を特定し、該書籍6の情報と、該書籍6の適正な配置位置情報とを表示部26および/または警告手段に通知する。そして、表示部26および/または警告手段は、載置位置が誤っている書籍6の情報および該書籍6の適正な配置位置情報を表示/音声出力することによって、その旨を利用者に通知する。例えば、表示部26および表示部33では、現在の誤った位置と、適正な載置位置とを並べて表示し、置き直し方をガイド表示されるようにし、音声出力部34では、「書籍cccは、書籍bbbの右隣となるように返却下さい」というような音声が出力されるようにすればよい。
なお、上記の例では、書籍棚7には、警告手段として、パトライト32、表示部33、および音声出力部34が設けられている例を示したが、これらに限定されるものではなく、利用者に対して警告を行うことが可能な構成であれば、どのような構成を用いても良い。また、書籍棚7は、パトライト32、表示部33、および音声出力部34の全てを備えている必要はなく、少なくともいずれか1つを備えていればよい。
(警告処理例2)
また、書籍6に、RFIDタグ2に加えて、警告手段としてのLED41が設けられている構成とすることによって、警告処理が行われるようになっていてもよい。図9は、この例を示している。
また、書籍6に、RFIDタグ2に加えて、警告手段としてのLED41が設けられている構成とすることによって、警告処理が行われるようになっていてもよい。図9は、この例を示している。
RFIDタグ2は、発光手段としてのLED41の発光制御を行うことが可能となっている。管理サーバ5における警告処理部24は、載置位置が誤っている書籍6を検出すると、対応するRFIDタグ2を特定し、該RFIDタグ2を発光させる指示情報を、通信処理部21を介してリーダライタ4に送信する。リーダライタ4は、この指示情報に基づいて、該当RFIDタグ2とアンテナ3を介して通信を行い、LED41を発光させるように指示を行う。これにより、載置位置が誤っている書籍6に設けられたLED41が発光する。
以上のような警告処理が行われることによって、例えば利用者が書籍棚7に対して書籍6を誤った位置に載置した場合に、その時点で該利用者に対して、載置位置が誤っている旨を通知することが可能となる。よって、例えば図書館員が後で載置位置を直しに行く、というような手間を削減することが可能となる。このような警告処理を実現するためには、各書籍6の載置位置情報の検出がリアルタイムで行われる必要がある。また、後で図書館員が載置位置を直しに行く場合でも、載置位置が誤っている書籍6を容易に見つけ出すことが可能となる。
なお、この例では、書籍6にLED41が設けられている例を示したが、警告手段として、その他の発光手段、表示を行う手段、音を発生する手段などが設けられていてもよい。
(書籍棚に対するアンテナ配置例)
次に、書籍棚7に対してのアンテナ3の配置例について説明する。図4に示した構成では、書籍棚7の最上面部材の内部にアンテナ3・3が設けられている。これに対して、図10に示すように、書籍棚7の最上面部材の内部にアンテナ3・3が設けられるとともに、書籍棚7の最下面部材の内部にもアンテナ3・3が設けられる構成としてもよい。この場合、1つの書籍棚7に対してアンテナ3が4つ設けられることになり、リーダライタ4は、各書籍6のRFIDタグ2の位置をより的確に測定することが可能となる。また、上側のアンテナ3・3と、下側のアンテナ3・3とで、位置測定を行う範囲を分担することによって、測定精度の高い領域のみを用いた位置測定を行うことが可能となる。
次に、書籍棚7に対してのアンテナ3の配置例について説明する。図4に示した構成では、書籍棚7の最上面部材の内部にアンテナ3・3が設けられている。これに対して、図10に示すように、書籍棚7の最上面部材の内部にアンテナ3・3が設けられるとともに、書籍棚7の最下面部材の内部にもアンテナ3・3が設けられる構成としてもよい。この場合、1つの書籍棚7に対してアンテナ3が4つ設けられることになり、リーダライタ4は、各書籍6のRFIDタグ2の位置をより的確に測定することが可能となる。また、上側のアンテナ3・3と、下側のアンテナ3・3とで、位置測定を行う範囲を分担することによって、測定精度の高い領域のみを用いた位置測定を行うことが可能となる。
なお、書籍棚7に対するアンテナ3の数はこれらの例に限定されるものではなく、アンテナ3を3箇所に設けた構成や、5箇所以上に設けた構成としてもよい。例えば、各棚ごとにアンテナ3を設け、隣接する棚同士の間で電波が遮断されるような構成とすれば、1つのアンテナ3が1つの棚に対応することになる。この場合、1つのアンテナ3によって測定されるRFIDタグ2の位置情報が距離情報のみであっても、対応する書籍6の載置位置を特定することが可能となる。
また、図11に示すように、アンテナ3を書籍棚7から離れた位置に配置する構成としてもよい。この場合、例えば1つのアンテナ3によって複数の書籍棚7…におけるRFIDタグ2と通信する構成とすることも可能である。
(距離測定に関する構成)
次に、上記リーダライタ4において、RFIDタグ2と当該リーダライタ4との距離を測定するための構成の一例について図12を参照しながら説明する。同図に示すように、送信処理部11は、周波数調整部としてのPLL(Phase Locked Loop)部11A、変調部11B、および電力増幅部11Cを備えている。また、受信処理部12は、増幅部12A、および、周波数変換部12Bを備えている。また、通信制御部13は、周波数制御部13A、送信制御部13B、および受信制御部13Cを備えている。また、位置測定部14は、位相情報取得部14A、距離算出部14B、および位置特定部14Cを備えている。
次に、上記リーダライタ4において、RFIDタグ2と当該リーダライタ4との距離を測定するための構成の一例について図12を参照しながら説明する。同図に示すように、送信処理部11は、周波数調整部としてのPLL(Phase Locked Loop)部11A、変調部11B、および電力増幅部11Cを備えている。また、受信処理部12は、増幅部12A、および、周波数変換部12Bを備えている。また、通信制御部13は、周波数制御部13A、送信制御部13B、および受信制御部13Cを備えている。また、位置測定部14は、位相情報取得部14A、距離算出部14B、および位置特定部14Cを備えている。
送信処理部11において、PLL部11Aは、アンテナ3から送信される送信信号の搬送周波数を設定するブロックであり、PLL回路によって構成される。変調部11Bは、PLL部11Aによって生成された搬送信号に変調を加えて送信信号にデータを重畳させる処理を行う。
本実施形態においては、変調部11Bは、ASK(Amplitude Shift Keying)変調によって送信信号を生成する。なお、送信信号の変調方式としては、上記のASK変調に限定されるものではなく、FSK(Frequency Shift Keying)変調、PSK(Phase Shift Keying)変調など、その他のデジタル変調方式を採用してもよい。電力増幅部11Cは、送信信号の増幅を行うブロックである。
受信処理部12において、増幅部12Aは、アンテナ3において受信された受信信号の増幅を行うブロックである。周波数変換部12Bは、増幅部12Aにおいて増幅された受信信号の周波数を変換して、より低周波の信号に変換する処理を行うブロックである。
通信制御部13において、周波数制御部13Aは、PLL部11Aによって設定される搬送信号の周波数を制御するブロックである。送信制御部13Bは、変調部11Bに対して、送信信号を変調すべきデータを入力するブロックである。受信制御部13Cは、位置特定部14Cによって特定された位置情報を受信する処理を行うブロックである。
位置測定部14において、位相情報取得部14Aは、周波数変換部12Bによって周波数変換された受信信号の位相を検出し、これを位相情報として取得するブロックである。距離算出部14Bは、位相情報取得部14Aによって取得された位相情報に基づいて、該当RFIDタグ2とアンテナ3との距離を算出するブロックである。
位置特定部14Cは、距離算出部14Bによって算出された距離に基づいて、該当RFIDタグ2の載置位置を特定するブロックである。例えばアンテナ3が複数設けられている場合、距離算出部14Bによって各アンテナ3とRFIDタグ2との距離がそれぞれ算出されることになる。この場合、位置特定部14Cは、複数の距離情報に基づいて、RFIDタグ2の位置を2次元座標(距離が2種類の場合)または3次元座標(距離が3種類以上の場合)として特定することができる。そして、この特定されたRFIDタグ2の座標によって、位置特定部14Cは、該当RFIDタグ2がどの棚のどの棚内位置に配置されているかを特定することが可能である。このようにして特定されたRFIDタグ2の位置情報が、受信制御部13Cを介して外部通信部15に伝送され、管理サーバ5へ伝送される。
なお、上記の例では、複数の距離情報に基づいてRFIDタグ2の座標を特定しているが、これに限定されるものではなく、アンテナ3から見た際のRFIDタグ2の存在位置方向を検出することによって、距離情報と組み合わせてRFIDタグ2の座標を特定するようになっていてもよい。
また、上記の例では、リーダライタ4側に位置特定部14Cが設けられる構成となっているが、この位置特定部が管理サーバ5側に設けられる構成となっていてもよい。すなわち、距離算出部14Bによって算出された距離情報がそのまま外部通信部15から管理サーバ5に伝送され、管理サーバ5内に設けられる位置特定部によって位置特定処理が行われる構成であってもよい。さらに、位置測定部14自体がリーダライタ4側ではなく、管理サーバ5側に設けられる構成となっていてもよい。
(距離測定の詳細)
上記の距離算出部14Bにおける距離の算出方法の一例について、図13(a)〜図13(c)、および図14を参照して説明する。
上記の距離算出部14Bにおける距離の算出方法の一例について、図13(a)〜図13(c)、および図14を参照して説明する。
本実施形態では、リーダライタ4がRFIDタグ2に対してR/W要求信号(要求信号)を送信し、RFIDタグ2がこれに応じてタグ応答信号を返信するようになっている。この様子を図13(a)に示す。
リーダライタ4は、常に特定の信号を送信している一方、RFIDタグ2に対してタグ応答信号を送信することを要求する時に、図13(b)に示すように、タグ応答信号の返信を要求するR/W要求信号を送信する。
すなわち、リーダライタ4における送信制御部13Bは、定常状態では定常状態を示すデータを送信するように変調部11Bを制御し、タグ応答信号を要求する際には、R/W要求信号を構成するデータを送信するように変調部11Bを制御する。
RFIDタグ2は、常にリーダライタ4から送られてくる信号を監視し、R/W要求信号を受信したことを検知すると、それに応答する形でタグ応答信号を送信する。
タグ応答信号は、図13(c)に示すように、プリアンブル部とデータ部とによって構成されている。プリアンブル部は、タグ応答信号の始まりを示すデータを示しており、同一規格(例えばEPC(Electronic Product Code))内であれば、全てのRFIDタグ2に共通の所定のデータとなっている。データ部は、プリアンブル部に引き続いて送信されるものであり、RFIDタグ2から送信される実質的な情報を示すデータを示している。このデータ部に含まれる情報としては、例えば各RFIDタグ2に固有のID情報などが挙げられるが、RFIDタグ2から送信すべき情報、例えばRFIDタグ2内の記憶部に格納されている各種情報などを含んでいてもよい。
そして、リーダライタ4は、R/W要求信号を2回送信するとともに、各R/W要求信号の送信における搬送周波数を互いに異ならせている。すなわち、リーダライタ4における周波数制御部13Aは、1回目のR/W要求信号の送信時には、第1の周波数f1で搬送信号を出力するようにPLL部11Aを制御し、2回目のR/W要求信号の送信時には、第1の周波数f1とは異なる第2の周波数f2で搬送信号を出力するようにPLL部11Aを制御する。この状態を、図14に示す。
同図に示すように、第1の周波数f1で送信されたR/W要求信号をRFIDタグ2が受信すると、同じく第1の周波数f1でタグ応答信号が返信される。そして、リーダライタ4では、位相情報取得部14Aが受信したタグ応答信号のプリアンブル部を解析することによって、タグ応答信号の位相の変化を示すφ1を検出する。同様に、第2の周波数f2で送信されたR/W要求信号をRFIDタグ2が受信すると、同じく第2の周波数f2でタグ応答信号が返信される。そして、リーダライタ4では、位相情報取得部14Aが受信したタグ応答信号のプリアンブル部を解析することによって、タグ応答信号の位相の変化を示すφ2を検出する。
なお、上記の例では、タグ応答信号の位相の変化は、プリアンブル部を解析することによって検出するようになっているが、これに限定されるものではなく、データ部をも含めて位相の変化を検出してもよいし、データ部において位相の変化を検出してもよい。ただし、変調方式がPSKである場合には、内容が変化しうるデータ部に基づいて、距離に伴う位相の変化を検出することは困難となるので、内容が固定であるプリアンブル部において位相の変化を検出することが好ましい。
また、上記リーダライタ4は、この位相の変化の検出を、本実施形態では50msecごとに行うように設定されている。すなわち、上記リーダライタ4は、50msec間隔でRFIDタグ2に対してR/W要求信号を2回送信するようになっている。なお、この位相の変化の検出のタイミングは50msec間隔に限定されるものではなくもっと短い時間間隔であってもよいし、さらに長い時間間隔であてもよい。物品の移動速度に応じて適切に決められることが好ましい。
また、この位相の変化の検出時に、本実施形態ではRFIDタグ2に記憶されている物品に関する物品情報も取得するように構成されているが、物品情報の取得はこの位相の変化の検出とは異なるタイミングで行われてもよい。
以上のようにして、位相情報取得部14Aが位相の変化φ1およびφ2を検出すると、この位相の変化の情報が距離算出部14Bに伝送される。距離算出部14Bは、φ1およびφ2に基づいて、RFIDタグ2とアンテナ3との距離を以下のように算出する。
まず、アンテナ3からRFIDタグ2までの距離を距離rとすると、第1の周波数f1および第2の周波数f2によって搬送される信号が往復2rの距離を伝搬することによって生じる位相の変化φ1およびφ2は、次の式で表される。
上式において、cは光速を表している。上記の2つの式に基づいて、距離rは、次の式で求められる。
以上のようにして、位相の変化φ1およびφ2に基づいて、アンテナ3からRFIDタグ2までの距離rを求めることができる。なお、RFIDタグ2において、R/W要求信号を受信してからタグ応答信号を送信する間に、位相のずれが生じることが予想されるが、この位相のずれは、第1の周波数f1および第2の周波数f2によって搬送される信号のどちらにおいても同じ量となる。よって、RFIDタグ2における信号の送受信時に生じる位相のずれは、上記の距離の算出に影響を与えることはない。
また、上記したように、リーダライタ4は、RFIDタグ2に対して50msec間隔でR/W要求信号を2回送信する構成である。このため、リーダライタ4は、RFIDタグ2と自装置との間の距離を50msecごとに測定することができる。
なお、数2において、Δφが2π以上となっている場合には、距離rを的確に算出することができない。すなわち、測定可能な距離rの最大値rmaxは、Δφ=2πの時であり、次の式で表される。
ここで、例えば第1の周波数f1と第2の周波数f2との差を5MHzとした場合、数3より最大距離rmaxは30mとなる。また、同様に、第1の周波数f1と第2の周波数f2との差を2MHzとした場合、数3より最大距離rmaxは75mとなる。UHF帯を利用した場合では、想定される最大通信距離は10m程度であるので、上記のような測定は実用上問題がないことがわかる。
なお、上記の最大距離rmax以上の測定が必要となる場合は、例えば受信信号の受信強度の測定を併用することによって、距離rの測定を行うことが可能である。
具体的には、Δφが2π以上となる可能性がある場合、距離rの候補r’は、r’=r+n・rmax(nは0以上の整数)となる。よって、受信信号の受信強度は、距離rが長くなる程小さくなることを利用することによって、上記のnの値を特定することが可能となる。
なお、上記した「距離測定に関する構成」および「距離測定の詳細」に示す測定方法はアンテナ3とRFIDタグ2との距離を測定するための一例であって、本実施の形態に係るリーダライタ4の構成はこれに限定されるものではない。すなわち、上記リーダライタ4は、アンテナ3とRFIDタグ2との間の距離を、RFIDタグ2から受信した信号から測定することができる構成であればよい。
また、アクティブタイプのRFIDタグを用いる場合には、リーダライタ4側からR/W要求信号を送信せずに、RFIDタグ側から能動的に送られるタグ応答信号に基づいて、距離の測定を行うようになっていてもよい。
(ソフトウェアによる実現)
なお、上記リーダライタ4が備える通信制御部13、位置測定部14、および外部通信部15、ならびに、管理サーバ5が備える載置位置判定部22、データベース記録部23、および警告処理部24は、ハードウェアロジックによって構成されていてもよいし、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行することにより実現する構成となっていてもよい。
なお、上記リーダライタ4が備える通信制御部13、位置測定部14、および外部通信部15、ならびに、管理サーバ5が備える載置位置判定部22、データベース記録部23、および警告処理部24は、ハードウェアロジックによって構成されていてもよいし、CPUなどの演算手段が、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶手段に記憶されたプログラムを実行することにより実現する構成となっていてもよい。
CPUなどの演算手段および記憶手段によって上記の各構成を構成する場合、これらの手段を有するコンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体を読み取り、当該プログラムを実行することによって、記リーダライタ4が備える通信制御部13、位置測定部14、および外部通信部15、ならびに、管理サーバ5が備える載置位置判定部22、データベース記録部23、および警告処理部24の各種機能および各種処理を実現することができる。また、上記プログラムをリムーバブルな記録媒体に記録することにより、任意のコンピュータ上で上記の各種機能および各種処理を実現することができる。
この記録媒体としては、コンピュータで処理を行うために図示しないメモリ、例えばROMのようなものがプログラムメディアであっても良いし、また、図示していないが外部記憶装置としてプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することにより読み取り可能なプログラムメディアであっても良い。
また、何れの場合でも、格納されているプログラムは、マイクロプロセッサがアクセスして実行される構成であることが好ましい。さらに、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、マイクロコンピュータのプログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であることが好ましい。なお、このダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納されているものとする。
また、インターネットを含む通信ネットワークを接続可能なシステム構成であれば、通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように流動的にプログラムを担持する記録媒体であることが好ましい。
さらに、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別の記録媒体からインストールされるものであることが好ましい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る情報処理装置は、例えば図書館、書籍販売店、レンタルビデオ・CD店、ビデオ・CD販売店、薬品販売店、および病院などにおける、商品を管理する管理サーバとして適用することができる。
1 書籍管理システム
2 RFIDタグ
3 アンテナ
4 リーダライタ(タグ通信装置)
5 管理サーバ
6 書籍
7 書籍棚
11 送信処理部
12 受信処理部
13 通信制御部
14 位置測定部
14A 位相情報取得部
14B 距離算出部
14C 位置特定部
15 外部通信部
21 通信処理部
22 載置位置判定部
23 データベース記録部
24 警告処理部
25 書籍データベース
26 表示部
27 入力部
28 管理部
31 制御部
32 パトライト
33 表示部
34 音声出力部
41 LED
2 RFIDタグ
3 アンテナ
4 リーダライタ(タグ通信装置)
5 管理サーバ
6 書籍
7 書籍棚
11 送信処理部
12 受信処理部
13 通信制御部
14 位置測定部
14A 位相情報取得部
14B 距離算出部
14C 位置特定部
15 外部通信部
21 通信処理部
22 載置位置判定部
23 データベース記録部
24 警告処理部
25 書籍データベース
26 表示部
27 入力部
28 管理部
31 制御部
32 パトライト
33 表示部
34 音声出力部
41 LED
Claims (9)
- RFIDタグと無線通信を行うことによって該RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグの位置情報を受信する通信処理部と、
複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報を記録するデータベースから、上記通信処理部において受信された位置情報に対応するRFIDタグの所定位置情報を読み出し、受信された位置情報と該所定位置情報とを比較することによって、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定部とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 上記載置位置判定部によって所定位置に配置されていないRFIDタグが検出された場合に、その旨を利用者に通知する警告処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 表示を行う表示部をさらに備え、
上記警告処理部が、上記載置位置判定部によって所定位置に配置されていないRFIDタグが検出された場合に、その旨を上記表示部に表示させることを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。 - 上記RFIDタグが取り付けられている物品が載置される物品載置手段に備えられている、利用者に対して光、表示、および音の少なくともいずれか1つによって警告を行う警告手段に対して、上記警告処理部が警告を行うように指示することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
- 上記RFIDタグが取り付けられている物品に備えられている、利用者に対して光、表示、および音の少なくともいずれか1つによって警告を行う警告手段に対して、上記警告処理部が警告を行うように指示することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
- RFIDタグと無線通信を行うことによって該RFIDタグの位置を測定することが可能なタグ通信装置から、RFIDタグの位置情報を受信する位置情報受信ステップと、
複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報をデータベースに記録する記録ステップと、
受信された上記位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの上記所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定ステップとを有することを特徴とする情報処理方法。 - 請求項1〜5いずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各部として機能させるための制御プログラム。
- 請求項7に記載の情報処理装置の制御プログラムを記録したコンピュータの読取り可能な記録媒体。
- RFIDタグから送られてきた信号を解析することによって、該RFIDタグの位置を測定する位置測定部と、
複数のRFIDタグに関して、各RFIDタグが配置されるべき所定位置情報を記録するデータベースと、
上記位置測定部によって測定された位置情報と、該位置情報に対応するRFIDタグの上記所定位置情報とを比較し、所定位置に配置されていないRFIDタグを検出する載置位置判定部とを備えることを特徴とする情報処理システム。
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