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JP2006255097A - 血圧計用カフおよび血圧計 - Google Patents

血圧計用カフおよび血圧計 Download PDF

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JP2006255097A JP2005075535A JP2005075535A JP2006255097A JP 2006255097 A JP2006255097 A JP 2006255097A JP 2005075535 A JP2005075535 A JP 2005075535A JP 2005075535 A JP2005075535 A JP 2005075535A JP 2006255097 A JP2006255097 A JP 2006255097A
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佳彦 佐野
Hiromichi Karo
広道 家老
Hiroshi Kishimoto
寛志 岸本
Yoshinori Tsurumi
嘉徳 鶴身
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Omron Healthcare Co Ltd
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Abstract

【課題】 本来要求される特性を損なうことなく折り畳み可能に構成されたカーラを備えた、血圧計用カフおよび血圧計を提供する。
【解決手段】 局部的な屈曲が可能な屈曲部161を有するカーラ160を備え、カーラ160は屈曲部161の外側に位置し、カーラ160を血圧測定に適した形状とした状態において屈曲部161近傍の外面が当接する当接片165が設けられている。屈曲部161には、その内周側に溝底が断面円弧状の溝162を設ける。
【選択図】 図8

Description

本発明は、生体を圧迫することにより動脈を阻血するための空気袋を備えた血圧計用カフおよびこれを備えた血圧計に関する。
通常、血圧値の測定に際しては、まず、生体内部に位置する動脈を圧迫するための流体袋を内包するカフを生体の表面に巻き付ける。そして、巻き付けた流体袋を加圧し、適宜減圧することによって動脈内に生じる動脈圧脈波を検出する。これによって血圧値の測定が行なわれる。
カフとは、流体袋を有する中空な帯状の構造物であって、生体の一部に巻き付けが可能なものを意味する。カフは、流体袋とこの流体袋を生体に巻き付けるための巻付手段とカフの形状を維持するカーラを含む。人体の手首や上腕に巻き付けられて装着されるカフは、腕帯またはマンシェットと呼ばれることもある。
このようなカフに用いられるカーラとしては、通常、弾性を有する合成樹脂を一体成型したものが用いられる。ところで、時間と場所を問わず血圧測定を行なうために、携帯に適した血圧計の開発が進められている。そのためには、カーラもコンパクトに収納できることが望ましい。これらの課題を解決するため、特許文献1(特開平6−105813号公報)において折り畳み可能なカフが提案されている。
特許文献1に記載のカフにおいては、カーラの外面に凹溝を設け、この凹溝を設けることでヒンジ部を形成している。ヒンジ部は、カーラを内方へ折り畳み自在とし、かつ、凹溝の側壁を相互に当接することで外側に広がらないようにしている。
特開平6−105813号公報
特許文献1に記載のカーラにおいては、凹溝の内側面が相互に当接することで、所定の角度以上に外側に広がらないようにしている。この機能を実現するためには、カーラの厚みを、かなり厚いものとしなければならない。
しかし、人体に装着したときに最適な保持力を得るために適したカーラの厚みと、上記のようなヒンジ部を構成するために適したカーラの厚みとは必ずしも一致しない。そのため、ヒンジ部としての機能を確保するためにカーラの厚みを決定すると最適な保持力が得られなかったり、ヒンジ部を設ける位置が制約されたりするという問題があった。
したがって、この発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、カーラに本来要求される特性を損なうことなく折り畳み可能に構成されたカーラを備えた、血圧計用カフおよび血圧計を提供することを目的とする。
この発明に基づいた血圧計用カフに従えば、局部的な屈曲が可能な屈曲部を有するカーラを備えた血圧計用カフであって、上記カーラは、上記屈曲部の外側に位置し、上記カーラを血圧測定に適した形状とした状態において上記屈曲部近傍の外面が当接する当接片が設けられている。
この構成によると、屈曲部の外側に当接片を設け、これに屈曲部近傍の外面を当接しているので、この当接片に当接することで屈曲部が外側に広がることを抑制することができる。これにより、屈曲部を開いたときには、血圧測定に適した形状が維持される。また、当接片を設けることで外側への広がりを防止しているので、屈曲部におけるカーラの厚みとは無関係にこの機能を実現することができ、カーラの厚みはカーラ本来の機能上必要とされる特性を得るために最適なものを採用することができる。
上記血圧計用カフにおいて、上記屈曲部は、その内周側に設けられた、上記カーラの周方向と直交する方向に延びる溝を有してもよい。また、その溝の溝底は曲面で構成してもよい。このように構成することにより、カーラを折り畳んだ場合の、屈曲部における応力集中を緩和することができる。
上記血圧計用カフにおいて、上記屈曲部は、上記カーラの周方向の単位長さあたりの面積が、カーラの他の箇所より小さくなるように構成してもよい。屈曲部に開口や切込みなどを設けて屈曲部の面積を小さくすることで、屈曲部の曲げ剛性が小さくなり、容易に屈曲が可能な屈曲部を構成することができる。
上記のような血圧計用カフと、上記流体袋を膨縮させる膨縮部と、上記流体袋内の圧力を検知する圧力検知部と、上記圧力検知部によって検知された圧力情報に基づいて血圧値を算出する血圧値算出部とを備えることにより血圧計を構成することができる。
本発明によると、カーラに本来要求される特性を損なうことなく折り畳み可能に構成されたカーラを備えた、血圧計用カフおよび血圧計を提供することができる。
以下、この発明に基づいた各実施の形態における血圧計用カフおよび血圧計の構造について、図を参照しながら説明する。なお、各実施の形態において、同一または相当箇所については同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さないこととする。
(実施の形態1)
以下に示す実施の形態においては、手首用の血圧計を例示して説明するが、本発明に係る血圧計用カフおよび血圧計は、手首用の血圧計に限らず上腕用の血圧計など、他の形式の血圧計にも適用可能である。
図1は、本発明の実施の形態における血圧計の外観を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の実施の形態における血圧計100は、装置本体110とカフ130とを備える。装置本体110の表面には、表示部111と操作部112とが配置されており、この装置本体110に上述のカフ130が取付けられている。
図2は、図1に示す血圧計用カフの内部構造を示す断面図である。図2に示すように、本実施の形態における血圧計用カフ130は、布等からなる袋状のカバー体140と、このカバー体140の内部に配置された空気袋150と、カバー体140の内部に配置され、装着状態において空気袋150の外側に位置し、当該カフを手首に仮装着させるための湾曲弾性のカーラ160とを主に備える。これらカバー体140、空気袋150およびカーラ160は、カフ130の巻き付け方向(周方向)を長手方向として延在している。
カバー体140は、装着状態において内側に位置し、伸縮性に優れた布等からなる内側カバー142と、内側カバー142よりも外側に位置し、伸縮性に乏しい布等からなる外側カバー141とを備えており、これら内側カバー142と外側カバー141とを重ね合わせてその周縁を縫合することによって袋状に形成されている。カバー体140の長手方向の一方端の内周面側には、面ファスナ155が設けられており、カバー体140の長手方向の他方端の外周面には、上記面ファスナ155と係合する面ファスナ156が貼り付けられている。これら面ファスナ155,156は、血圧計100を手首に安定的に固定するための手段である。
空気袋150は、樹脂シートを用いて形成された袋状の部材からなり、内部に膨縮空間を有している。空気袋150の内周面は、手首を圧迫するための圧迫作用面として機能する。膨縮空間は、後述する装置本体110の血圧測定用エア系121と、チューブ120を介して接続される(図3参照)。
空気袋150の外側には、環状に巻き回されることによって径方向に弾性変形可能に構成されたカーラ160が配置されている。カーラ160は、空気袋150の外表面に図示しない両面テープ等の接着手段によって接着されている。このカーラ160は、自身の環状形態を維持するように構成されており、装着状態において空気袋150が生体に対してぴったりとフィットするように作用するものである。このカーラ160は、十分な弾性力を発現するように、たとえばポリプロピレン等の樹脂部材にて形成される。このカーラ160の構造の詳細については後述する。
図3は、本実施の形態における血圧計の構成を示すブロック図である。図3に示すように、装置本体110は、上述の空気袋150にチューブ120を介して空気を供給または排出するための血圧測定用エア系121と、血圧測定用エア系121に関連して設けられる発振回路125、ポンプ駆動回路126および弁駆動回路127とを含む。これら各構成要素は、空気袋150を膨縮させるための膨縮部として機能する。
また、装置本体110は、各部を集中的に制御および監視するためのCPU(Central Processing Unit)113と、CPU113に所定の動作をさせるプログラムや測定された血圧値などの各種情報を記憶するためのメモリ部114と、血圧測定結果を含む各種情報を表示するための表示部111と、測定のための各種指示を入力するために操作される操作部112と、操作部112からの電源ONの指示によりCPU113に電力を供給するための電源部115とを含む。CPU113は、血圧値を算出するための血圧値算出手段として機能する。
血圧測定用エア系121は、空気袋150内の圧力(以下、「カフ圧」という)を計測するための圧力センサ122と、空気袋150に空気を供給するためのポンプ123と、空気袋150の空気を排出しまたは封入するために開閉される弁124とを有する。圧力センサ122は、カフ圧を検知するための圧力検知手段として機能する。発振回路125は、圧力センサ122の出力値に応じた発振周波数の信号をCPU113に出力する。ポンプ駆動回路126は、ポンプ123の駆動をCPU113から与えられる制御信号に基づいて制御する。弁駆動回路127は、弁124の開閉制御をCPU113から与えられる制御信号に基づいて行なう。
図4は、本実施の形態における血圧計の血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに従うプログラムは、メモリ部114に予め記憶されて、CPU113がメモリ部114からこのプログラムを読出し実行することにより血圧測定処理が行なわれる。
図4に示すように、被験者が血圧計100の操作部112の操作ボタンを操作して電源ONすると血圧計100の初期化がなされる(ステップS101)。次に、CPU113は、測定可能状態になると、ポンプ123の駆動を開始し、空気袋150のカフ圧を徐々に上昇させる(ステップS102)。徐々に加圧する過程において、血圧測定のための所定レベルにまでカフ圧が達すると、CPU113はポンプ123を停止し、次に閉じていた弁124を徐々に開いて、空気袋150の空気を徐々に排気し、カフ圧を徐々に減圧させる(ステップS103)。本実施の形態ではカフ圧の微速減圧過程において血圧を測定する。
次に、CPU113は公知の手順で血圧(最高血圧値、最低血圧値)を算出する(ステップS104)。具体的には、カフ圧が徐々に減圧する過程において、CPU113は発振回路125から得られる発振周波数に基づき脈波情報を抽出する。そして、抽出された脈波情報により血圧値を算出する。ステップS104において血圧値が算出されると、算出された血圧値を表示部111に表示する(ステップS105)。なお、以上において説明した測定方式は、空気袋の減圧時に脈波を検出するいわゆる減圧測定方式に基づいたものであるが、空気袋の加圧時に脈波を検出するいわゆる加圧測定方式を採用することも当然に可能である。
本実施の形態における血圧計100および血圧計用カフ130は、血圧計用カフ130内に配置されるカーラ160の構造において特徴を有している。以下に、カーラ160の構造について図を参照して詳細に説明する。
図5は、本実施の形態におけるカーラの構造を示す正面図であり、図6は、同側面図であり、図7は、屈曲部の構造を示す正面図である。本実施の形態のカーラ160は、湾曲した円弧状の断面を有し、その両端部が相互に重なる程度の長さに構成されている。
カーラ160には局部的な屈曲が可能な屈曲部161が設けられている。この実施の形態では、カーラ160の対向する二箇所に屈曲部161が設けられている。より詳しくは、カーラ160の全長の中央部からそれぞれ90°の位置に設けられている。このカーラ160は、人体の手首の形状に適合するように、断面が楕円形に近い形状とされているが、両屈曲部161は、この楕円とその長軸との交点の付近に位置している。
本実施の形態では、二箇所に屈曲部161を設ける場合について説明するが、屈曲部161を一箇所にのみ設けても良いし、また、三箇所以上に設けても良い。
屈曲部161の内周面側には溝162が設けられている。この溝162は、カーラ160の周方向に直交する方向に延び、カーラ160の幅の全長に亙る。また、この溝162の溝底は曲面で構成されている。具体的には断面円弧状とされている。溝底を構成する曲面は、円弧状に限らず、他の二次曲線であってもよい。溝162の両側壁は、図7に示すように、カーラ160を開いた状態(血圧測定に適した状態)において、略V字状となり、カーラ160を折り畳んだ状態(収納に適した状態)において、略U字状となる。
図7を参照してカーラ160の寸法の具体例を示すと、本実施の形態では、屈曲部161近傍のカーラ160の肉厚t1は、1.0mm以上、1.5mm以下、溝162の底部の肉厚t2は、0.3mm以上、0.6mm以下、さらに、溝162の底部を構成する円弧の半径は、0.5mm以上、2.0mm以下としている。
ここで、カーラ160を折り畳むときの曲げモーメントM(kg・mm)は、曲げ応力をσ(kg/mm2)、断面係数をZ(mm3)とすると次の式で表される。
M=σ×Z
このとき、断面係数Zは、カーラ160の幅をW(mm)、厚みをt(mm)とすると次の式で表される。
Z=1/6×W×t2
カーラ160の屈曲部161の肉厚(溝底の肉厚)を、屈曲部161近傍のカーラ160の肉厚の1/5とした場合、カーラ160の屈曲部161を折り畳むときの曲げモーメントは、屈曲部161以外を折り曲げる場合の1/25の大きさとなる。カーラ160にこのような溝162を有する屈曲部161を設けることで、カーラ160を容易に折り畳むことができ、また、カーラ160を折り畳むときのカーラ160の屈曲位置を屈曲部161に特定することができる。
また、カーラ160の内周面側に溝162を設け、その溝底を断面円弧状としたので、カーラ160を折り畳んだときには、この溝162の溝底全体に圧縮応力が分散して加わる。これにより折り畳み時の屈曲部161における応力集中を緩和することができる。
この効果は、本実施の形態とは逆にカーラ160の外面に溝を設けた場合と比較するとより明らかとなる。カーラ160の外面に溝を設けた場合には、カーラ160の内周面の、溝に対応する線状の部分が局部的に折れ曲がり、この部分に圧縮応力が集中する。この場合には、この線状の部分が破損しやすくなる。これに対し、本実施の形態においては、溝162をカーラ160の内面に設け、その溝底を断面円弧状としているので、カーラ160を折り畳んだときにも、屈曲部161の溝162の底部は、湾曲した曲面の断面形状を維持する。これにより溝底の全体に圧縮応力を分散させることができ、応力集中を回避することができる。その結果、カーラ160の強度が向上する。
屈曲部161のカーラ160の外周側には、カーラ160の外面が当接する当接片165が設けられている。当接片165は、カーラ160を成型するときに、同時に一体成型された長方形の板状体である。図6に示すように、当接片165は、カーラ160の幅方向の中央部に設けられ、カーラ160の全幅の半分程度の長さを有している。
当接片165は、屈曲部161近傍の、屈曲部161より中央部160aの側に連結されている。当接片165の図5および図6における上端は自由端とされている。当接片165の内表面は、屈曲部161近傍の、屈曲部161より端部160bの側(当接部163)に当接される。この当接片165が当接する当接部163は平面とされており、カーラ160を開いた状態において当接片165の内表面と密着する。本実施の形態とは逆に、当接片165を端部160の側に連結し、中央部160aの側にその内表面を当接するようにしてもよい。
本実施の形態のカーラ160においては、二箇所に対向して屈曲部161を設けたので、カーラ160の屈曲部161より端部側160bをカーラ160の内側に折り畳むことができる。
図8は、カーラを折り畳んだ状態を示す断面図である。カーラ160を内側に折り畳み可能としたので、カーラ160を内蔵するカフ130もコンパクトな形状に折り畳むことができる。これにより、血圧計100を図8に示すような薄型の収納ケース191に収納することが可能となり、携帯しやすい血圧計を構成することができる。
本実施の形態においては、カーラ160の屈曲部161の外側に当接片165を設け、この当接片165によりカーラ160が所定の角度以上に開かないようにすることができる。カーラの外側に溝を設け、溝の内側面を相互に当接するようにした従来のカーラにおいては、カーラの屈曲部における厚みを十分に厚くする必要があるが、この実施の形態のカーラ160においてはその必要がない。これにより本実施の形態のカーラ160においては、カーラ160の本来の機能上必要とされる特性を得るために最適な厚みを採用することができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について、図面に基づき説明する。図9は、カーラの屈曲部の構造を示す斜視図であり、図10は同正面図である。
本実施の形態のカーラ160においては、屈曲部161に、カーラ160の幅方向に延びる、長方形の開口部168を設け、屈曲部161におけるカーラ160の周方向の単位長さあたりの面積が、カーラ160の他の箇所より小さくなるように構成されている。より具体的には、カーラ160の全幅をWとすると、屈曲部161の幅方向の両端に、それぞれWの1/10の幅の接続部169を残して、中央部にWの8/10長さに亙る開口部168を設けている。
この開口部168を設けた屈曲部161を折り畳むときの曲げモーメントを上述の式により計算すると、本実施の形態のカーラ160の曲げモーメントは、開口部168を設けない場合と比較して1/5となる。これによりカーラ160を屈曲部161で容易に折り畳むことができ、また、カーラ160の屈曲位置を屈曲部161に特定することができる。本実施の形態では、屈曲部161の接続部169の肉厚t3を、0.8mm以上、1.2mm以下としている。この接続部169の幅や肉厚は、カーラ160の材質などに応じて種々変更しうる。
屈曲部161の外側には、実施の形態1と同様に、当接片195が設けられている。この当接片195は、開口部168の一方の縁部(図9および図10における下側)に連結されており、開口部168の他方の縁部(図9および図10における上側)の付近の当接部163に当接する。これにより、カーラ160を開いたときに、カーラ160が所定の角度以上に開くことを防止することができる。
本実施の形態においては、幅方向に延びる開口部168を設けることで、屈曲部161におけるカーラ160の周方向の単位長さあたりの面積が、カーラ160の他の箇所より小さくなるようにしたが、屈曲部161に開口部168に代えてカーラ160の両側から切れ込みを設けるようにしてもよい。開口部と切れ込みとを両方設けるようにしてもよい。
本実施の形態では、実施の形態1の溝162に代えて、開口部168を設けたが、溝162と開口部168とを両方設けるようにしてもよい。すなわち、開口部168の両側の接続部169に溝162を設けるようにしてもよい。
上記二つの実施の形態においては、初期状態(自然状態)でカーラ160は開いた状態(血圧測定に適した状態)となり、収納時に屈曲部161を屈曲させて折り畳んだ状態とする場合について説明したが、逆に、初期状態で屈曲部161が屈曲してカーラ160が折り畳まれた状態となるようにカーラ160を成型し、人体に装着するときに屈曲部161を伸ばしてカーラ160を開いた状態とするようにしてもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるのではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
この発明に基づいた実施の形態1における血圧計の外観を示す斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態1における血圧計用カフの内部構造を示す断面図である。 この発明に基づいた実施の形態1における血圧計の構成を示すブロック図である。 この発明に基づいた実施の形態1における血圧計の血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。 この発明に基づいた実施の形態1におけるカーラの構造を示す正面図である。 この発明に基づいた実施の形態1におけるカーラの構造を示す側面図である。 この発明に基づいた実施の形態1における屈曲部の構造を示す正面図である。 この発明に基づいた実施の形態1におけるカーラを折り畳んだ状態を示す断面図である。 この発明に基づいた実施の形態2におけるカーラの屈曲部の構造を示す斜視図である。 この発明に基づいた実施の形態2におけるカーラの屈曲部の構造を示す正面図である。
符号の説明
100 血圧計、110 装置本体、122 圧力センサ、130 カフ、160 カーラ、161 屈曲部、162 溝、165 当接片。

Claims (5)

  1. 局部的な屈曲が可能な屈曲部を有するカーラを備えた血圧計用カフであって、
    前記カーラには、前記屈曲部の外側に位置し、前記カーラを血圧測定に適した形状とした状態において前記屈曲部近傍の外面が当接する当接片が設けられている、血圧計用カフ。
  2. 前記屈曲部は、その内周側に設けられた、前記カーラの周方向と直交する方向に延びる溝を有する、請求項1に記載の血圧計用カフ。
  3. 前記溝の溝底は曲面で構成されている、請求項2に記載の血圧計用カフ。
  4. 前記屈曲部は、前記カーラの周方向の単位長さあたりの面積が、カーラの他の箇所より小さくなるように構成されている、請求項1から3のいずれかに記載の血圧計用カフ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の血圧計用カフと、
    前記流体袋を膨縮させる膨縮部と、
    前記流体袋内の圧力を検知する圧力検知部と、
    前記圧力検知部によって検知された圧力情報に基づいて血圧値を算出する血圧値算出部とを備えた、血圧計。
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