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JP2006251748A - 画像露光装置 - Google Patents

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JP2006251748A JP2005159804A JP2005159804A JP2006251748A JP 2006251748 A JP2006251748 A JP 2006251748A JP 2005159804 A JP2005159804 A JP 2005159804A JP 2005159804 A JP2005159804 A JP 2005159804A JP 2006251748 A JP2006251748 A JP 2006251748A
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Shuichi Ishii
秀一 石井
Koichi Kimura
宏一 木村
Katsuto Sumi
克人 角
Hiromi Ishikawa
弘美 石川
Toshihiko Omori
利彦 大森
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】 空間光変調素子で変調した光によって感光材料を露光させる画像露光装置において、光利用効率および消光比を高く確保する。
【解決手段】 照射された光を各々変調する多数の反射型画素部が2次元状に配列されてなるDMD等の空間光変調素子50と、この空間光変調素子50に光Bを照射する光源66と、空間光変調素子50を経た光Bによる像を感光材料150上に結像する結像光学系51とを備えてなる画像露光装置において、空間光変調素子50の各画素部(例えばDMDのマイクロミラー)を、露光するための光Bを集光する凹面鏡状もしくは凸面鏡状に形成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は画像露光装置に関し、特に詳細には、空間光変調素子で変調された光による像を感光材料上に結像させて該感光材料を露光する画像露光装置に関するものである。
従来、空間光変調素子で変調された光を結像光学系に通し、この光による像を所定の感光材料上に結像して該感光材料を露光する画像露光装置が公知となっている。この種の画像露光装置は、基本的に、照射された光を各々制御信号に応じて変調する画素部が複数並設されてなる空間光変調素子と、この空間光変調素子に光を照射する光源と、前記空間光変調素子により変調された光による像を感光材料上に結像する結像光学系とを備えてなるものである。
この種の画像露光装置において、上記空間光変調素子として、例えばDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)等が好適に用いられ得る。なお上記のDMDは、制御信号に応じて反射面の角度を変化させる多数の矩形のマイクロミラーが、シリコン等の半導体基板上に2次元状に配列されてなるミラーデバイスであり、そこでは、上記マイクロミラーが反射型の画素部として作用する。
上述のような画像露光装置においては、感光材料に投影する画像を拡大したいという要求が伴うことも多く、その場合には、結像光学系として拡大結像光学系が用いられる。そのようにする際、空間光変調素子を経た光をただ拡大結像光学系に通しただけでは、空間光変調素子の各画素部からの光束が拡大して、投影された画像において画素サイズが大きくなり、画像の鮮鋭度が低下してしまう。
そこで、空間光変調素子で変調された光の光路に第1の結像光学系を配し、この結像光学系による結像面には、空間光変調素子の各画素部にそれぞれ対応するマイクロレンズがアレイ状に配されてなるマイクロレンズアレイを配置し、そしてこのマイクロレンズアレイを通過した光の光路には、変調された光による像を感光材料やスクリーン上に結像する第2の結像光学系を配置して、これら第1および第2の結像光学系によって像を拡大投影することが考えられている。この構成においては、感光材料やスクリーン上に投影される画像のサイズは拡大される一方、空間光変調素子の各画素部からの光はマイクロレンズアレイの各マイクロレンズによって集光されるので、投影画像における画素サイズ(スポットサイズ)は絞られて小さく保たれるので、画像の鮮鋭度も高く保つことができる。
なお特許文献1には、空間光変調素子としてDMDを用い、それとマイクロレンズアレイとを組み合わせてなる画像露光装置の一例が示されている。
また特許文献2には、同種の画像露光装置において、マイクロレンズアレイの後側にマイクロレンズアレイの各マイクロレンズと対応するアパーチャ(開口)を有するアパーチャアレイ(開口板)を配置して、対応するマイクロレンズを経た光のみが開口を通過するようにした構成が示されている。この構成においては、開口板の各開口に、それと対応しない隣接のマイクロレンズからの光が入射することが防止されるので、隣接画素への迷光の入射を抑制できる。また、DMDの画素(マイクロミラー)をオフ状態にして露光面上に光が照射されないようにする場合であっても、露光面上に僅かな光が入射することがあるが、上記構成とすることで、DMD画素がオフ状態にある時の露光面上の光量を低減することができる。
特開2001−305663号公報 特開2004−122470号公報
上述のDMDのように反射型の画素部を有する空間光変調素子とマイクロレンズアレイと結像光学系とを組み合わせてなる従来の画像露光装置においては、結像光学系によって前記マイクロミラー等の画素部の像を結像させ、その結像位置にマイクロレンズアレイの各マイクロレンズが位置するように構成されている。
しかし、そのような構成の画像露光装置においては、空間光変調素子とマイクロレンズアレイとの相対位置関係が厳密に所定関係に保たれていないと、光利用効率や消光比が低下するという問題が発生しやすくなっていた。以下、この点に関して詳しく説明する。
図18の(1)に示す100は、結像光学系によって結ばれる空間光変調素子の画素部、つまり例えばDMDのマイクロミラーの像を示し、同図(2)の101は、マイクロレンズ102が並設されてなるマイクロレンズアレイを示している。上述のようなマイクロミラー像100をマイクロレンズアレイ101のマイクロレンズ102の部分に結像させる場合、そのマイクロミラー像100がマイクロレンズ102のサイズよりも大きく結像されると、図19の(1)に示す状態となり、空間光変調素子とマイクロレンズアレイとが光軸と交わる方向にずれると同図の(2)に示す状態となり、大きなケラレが発生することになる。このようになると、マイクロミラーの周辺部で反射した光は画像露光に利用されなくなるので、光利用効率が低いものとなる。
なお多くの場合、マイクロレンズ102の周縁の外側には、それと一体的あるいは別体にして、不要光を遮断するマスクが設けられる。そのようなマスクが設けられる場合、上述のようにケラレた光はこのマスクで遮断される。またそのようなマスクが設けられない場合でも、上述のようにケラレた光はマイクロレンズ102の開口から外れて集光されなくなるので、当然、本来の用途に利用されなくなる。
さらに、図19の(1)に示したずれの程度が大きくなると、本来、Aというマイクロレンズ102の部分に結像されるべきマイクロミラー像100の一部が、そのマイクロレンズ102に隣接するBというマイクロレンズ102の部分に結像されるようになる。そうであると、Bなるマイクロレンズ102を通過する光は完全に遮断したい場合に、そこに、Aなるマイクロレンズ102を通過すべき光が入射してしまうので、消光比の低下を招く。
本発明は上記の事情に鑑みて、光利用効率が高く、また消光比も高く保つことができる画像露光装置を提供することを目的とする。
本発明による画像露光装置は、前述したように、
照射された光を各々制御信号に応じて変調する反射型画素部が複数並設されてなる空間光変調素子と、
この空間光変調素子に光を照射する光源と、
前記空間光変調素子により変調された光による像を感光材料上に結像する結像光学系とを備えてなる画像露光装置において、
前記空間光変調素子の各画素部が前記光を集光する凹面鏡状もしくは凸面鏡状に形成されたことを特徴とするものである。
なお、上記構成の画像露光装置において、
空間光変調素子の各画素部を経た光を受けて該画素部の像を結像させる光学系が設けられるとともに、
この光学系を通過した光を受けて、前記空間光変調素子の各画素部を経た光を個別に集光するレンズが複数並設されてなるマイクロレンズアレイが設けられる場合は、
上記マイクロレンズアレイが、前記光学系による画素部の結像位置から外れた、前記凹面鏡状画素部もしくは凸面鏡状画素部および前記光学系による集光位置に配置されることが望ましい。
また、上述のマイクロレンズアレイが設けられる場合、前記結像光学系は、該マイクロレンズアレイを通過した光を受けて、その各マイクロレンズ毎の光を感光材料上に結像させる光学系を含んで構成されることが望ましい。
また上記マイクロレンズアレイに代えて、空間光変調素子の各画素部を経た光を個別に透過させる開口が複数並設されてなるアパーチャアレイが設けられてもよい。その場合もアパーチャアレイは、前記光学系による画素部の結像位置から外れた、前記凹面鏡状画素部もしくは凸面鏡状画素部および前記光学系による集光位置に配置されることが望ましい。
そして上述のアパーチャアレイが設けられる場合、前記結像光学系は、該アパーチャアレイを通過した光を受けて、その各開口毎の光を感光材料上に結像させる光学系を含んで構成されることが望ましい。
また本発明の画像露光装置において、空間光変調素子としては、先に説明したDMDを好適に用いることができる。
さらに、本発明の画像露光装置は、照射された光を各々制御信号に応じて変調する反射型画素部が複数並設されてなる空間光変調素子と、空間光変調素子に光を照射する光源と、空間光変調素子により変調された光による像を感光材料上に結像する光学系とを備えてなる画像露光装置において、空間変調素子の各画素部が曲面状に形成されており、空間光変調素子から射出される光の主光線が広がり角度を有しているとき、各画素部および光学系による光の主光線の集光角度が、主光線の広がり角度よりも大きく形成されていることを特徴とするものである。
ここで、空間光変調素子の各画素部は、曲面を有していればその形状を問わず、凹面鏡状に形成されていても良いし、凸面鏡状に形成されていてもよい。
なお、画素部および光学系による結像位置から外れた、画素部および光学系による集光位置にマイクロレンズアレイが配置されていてもよい。このとき、マイクロレンズアレイは、焦点を調整するために光の光軸方向に移動可能に配置されていてもよい。
また、光学系を通過した光を受けて、空間光変調素子の各画素部を経た光を個別に透過させる開口が複数並設されてなるアパーチャアレイをさらに有していてもよい。このときアパーチャアレイは、光学系による画素部の結像位置から外れた、画素部および結像光学系による集光位置に配置されていることが好ましい。
さらに、光の主光線の集光角度が、主光線の広がり角度よりも大きくするために、空間光変調素子に入射する光の主光線の広がり角度である照明角度が、光の主光線の集光角度と空間光変調素子による回折角度との差よりも小さく形成されているものであってもよい。
なお、上述した「集光位置」とは、画素部および光学系によって形成される結像位置から外れた位置において、画素部から反射した光が分離して集光した位置を意味する。
空間光変調素子の各画素部を経た光を感光材料に照射して画像露光する場合、各画素部を経た光は基本的に集光して、結像させなければならない。本発明の画像露光装置において、空間光変調素子の各画素部は凹面鏡状もしくは凸面鏡状に形成されているので、それによって各画素部毎に分離して集光させる機能を与えることができる。さらには、各画素部の形状および光学系によって定まる光の主光線の集光角度が、主光線の広がり角度よりも大きく形成されていることによっても、各画素部毎に分離して集光させる機能を与えることができる。したがって、それらの画素部によって集光された光が所望のビーム径となっている場合は、マイクロレンズアレイを省くことができるので、そのマイクロレンズアレイを配設することによって前述のように光利用効率や消光比が低下することを防止できる。
また、空間光変調素子の各画素部を経た光を受けて該画素部の像を結像させる光学系および、この光学系を通過した光を受ける前述のマイクロレンズアレイが設けられる場合でも、該マイクロレンズアレイを、上記光学系による画素部の結像位置から外れた、凹面鏡状画素部もしくは凸面鏡状画素部による集光位置に配置しておけば、同様に光利用効率や消光比の低下を防止することができる。以下、その点について、図20および図21を参照して説明する。
図20の(1)に示す110は、凹面鏡状画素部および上記光学系による集光像を示し、同図(2)の101は、マイクロレンズ102が並設されてなるマイクロレンズアレイを示している。上述のような集光像は画素部の像と異なって、小さなサイズ(集光サイズ)の光点となる。そこでこのような集光像と、マイクロレンズアレイ101のマイクロレンズ102との関係は、図21(1)、(2)に示すようなものとなる。つまり、同図(1)のように集光像とマイクロレンズ102とが同芯状態にある場合は勿論のこと、同図(2)のように空間光変調素子とマイクロレンズアレイとが多少ずれた場合でも、集光像がケラレたり、あるマイクロレンズ102に入射すべき集光像が隣のマイクロレンズ102に入り込むことがなくなるので、光利用効率や消光比の低下が防止される。
さらに、凹面鏡状画素部で集光された歪の少ない光のみがマイクロレンズを通過するようになるので、集光していない、歪を反映した迷光を、マイクロレンズの外側に配置した前述のアパーチャアレイ等で遮断しやすくなる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。まず、本発明の第1の実施形態による画像露光装置について説明する。
[画像露光装置の構成]
この画像露光装置は、図1に示すように、シート状の感光材料150を表面に吸着して保持する平板状の移動ステージ152を備えている。4本の脚部154に支持された厚い板状の設置台156の上面には、ステージ移動方向に沿って延びた2本のガイド158が設置されている。ステージ152は、その長手方向がステージ移動方向を向くように配置されると共に、ガイド158によって往復移動可能に支持されている。なお、この画像露光装置には、副走査手段としてのステージ152をガイド158に沿って駆動する後述のステージ駆動装置304(図15参照)が設けられている。
設置台156の中央部には、ステージ152の移動経路を跨ぐようにコ字状のゲート160が設けられている。コ字状のゲート160の端部の各々は、設置台156の両側面に固定されている。このゲート160を挟んで一方の側にはスキャナ162が設けられ、他方の側には感光材料150の先端および後端を検知する複数(例えば2個)のセンサ164が設けられている。スキャナ162およびセンサ164はゲート160に各々取り付けられて、ステージ152の移動経路の上方に固定配置されている。なお、スキャナ162およびセンサ164は、これらを制御する図示しないコントローラに接続されている。
スキャナ162は、図2および図3(B)に示すように、m行n列(例えば3行5列)の略マトリックス状に配列された複数(例えば14個)の露光ヘッド166を備えている。この例では、感光材料150の幅との関係で、3行目には4個の露光ヘッド166を配置してある。なお、m行目のn列目に配列された個々の露光ヘッドを示す場合は、露光ヘッド166mnと表記する。
露光ヘッド166による露光エリア168は、副走査方向を短辺とする矩形状である。従って、ステージ152の移動に伴い、感光材料150には露光ヘッド166毎に帯状の露光済み領域170が形成される。なお、m行目のn列目に配列された個々の露光ヘッドによる露光エリアを示す場合は、露光エリア168mnと表記する。
また、図3(A)および(B)に示すように、帯状の露光済み領域170が副走査方向と直交する方向に隙間無く並ぶように、ライン状に配列された各行の露光ヘッドの各々は、配列方向に所定間隔(露光エリアの長辺の自然数倍、本例では2倍)ずらして配置されている。このため、1行目の露光エリア16811と露光エリア16812との間の露光できない部分は、2行目の露光エリア16821と3行目の露光エリア16831とにより露光することができる。
露光ヘッド16611〜166mnの各々は、図4および図5に示すように、入射された光ビームを画像データに応じて各画素毎に変調する空間光変調素子として、米国テキサス・インスツルメンツ社製のデジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)50を備えている。このDMD50は、データ処理部とミラー駆動制御部とを備えた後述のコントローラ302(図15参照)に接続されている。このコントローラ302のデータ処理部では、入力された画像データに基づいて、各露光ヘッド166毎にDMD50の制御すべき領域内の各マイクロミラーを駆動制御する制御信号を生成する。なお、制御すべき領域については後述する。また、ミラー駆動制御部では、画像データ処理部で生成した制御信号に基づいて、各露光ヘッド166毎にDMD50の各マイクロミラーの反射面の角度を制御する。なお、反射面の角度の制御については後述する。
DMD50の光入射側には、光ファイバの出射端部(発光点)が露光エリア168の長辺方向と対応する方向に沿って一列に配列されたレーザ出射部を備えたファイバアレイ光源66、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光を補正してDMD上に集光させるレンズ系67、このレンズ系67を透過したレーザ光をDMD50に向けて反射するミラー69がこの順に配置されている。なお図4では、レンズ系67を概略的に示してある。
上記レンズ系67は、図5に詳しく示すように、ファイバアレイ光源66から出射した照明光としてのレーザ光Bを集光する集光レンズ71、この集光レンズ71を通過した光の光路に挿入されたロッド状オプティカルインテグレータ(以下、ロッドインテグレータという)72、およびこのロッドインテグレータ72の前方つまりミラー69側に配置された結像レンズ74から構成されている。集光レンズ71、ロッドインテグレータ72および結像レンズ74は、ファイバアレイ光源66から出射したレーザ光を、平行光に近くかつビーム断面内強度が均一化された光束としてDMD50に入射させる。このロッドインテグレータ72の形状や作用については、後に詳しく説明する。
上記レンズ系67から出射したレーザ光Bはミラー69で反射し、TIR(全反射)プリズム70を介してDMD50に照射される。なお図4では、このTIRプリズム70は省略してある。
またDMD50の光反射側には、DMD50で反射されたレーザ光Bによる像を、感光材料150上に結像する光学系51が配置されている。この光学系51は図4では概略的に示してあるが、図5に詳細を示すように、レンズ系52,54からなる第1光学系と、レンズ系57,58からなる第2光学系と、これらの光学系の間に挿入されたマイクロレンズアレイ55と、アパーチャアレイ59とから構成されている。
DMD50は図6に示すように、SRAMセル(メモリセル)60上に、各々画素(ピクセル)を構成する多数(例えば1024個×768個)の微小ミラー(マイクロミラー)62が格子状に配列されてなるミラーデバイスである。各ピクセルにおいて、最上部には支柱に支えられた矩形のマイクロミラー62が設けられており、マイクロミラー62の表面にはアルミニウム等の反射率の高い材料が蒸着されている。なお、マイクロミラー62の反射率は90%以上であり、そのサイズは縦方向、横方向とも一例として13μm、配列ピッチは縦方向、横方向とも一例として13.7μmである。また各マイクロミラー62は、後述する方法によって、集光機能を有する凹面鏡状に形成されている。また、マイクロミラー62の直下には、ヒンジおよびヨークを含む支柱を介して通常の半導体メモリの製造ラインで製造されるシリコンゲートのCMOSのSRAMセル60が配置されており、全体はモノリシックに構成されている。
DMD50のSRAMセル60にデジタル信号が書き込まれると、支柱に支えられたマイクロミラー62が、対角線を中心としてDMD50が配置された基板側に対して±α度(例えば±12度)の範囲で傾けられる。図7(A)は、マイクロミラー62がオン状態である+α度に傾いた状態を示し、図7(B)は、マイクロミラー62がオフ状態である−α度に傾いた状態を示す。したがって、画像信号に応じて、DMD50の各ピクセルにおけるマイクロミラー62の傾きを、図6に示すように制御することによって、DMD50に入射したレーザ光Bはそれぞれのマイクロミラー62の傾き方向へ反射される。
なお図6には、DMD50の一部を拡大し、マイクロミラー62が+α度又は−α度に制御されている状態の一例を示す。それぞれのマイクロミラー62のオンオフ制御は、DMD50に接続された前記コントローラ302によって行われる。また、オフ状態のマイクロミラー62で反射したレーザ光Bが進行する方向には、光吸収体(図示せず)が配置されている。
図5に示したマイクロレンズアレイ55は、DMD50の各画素、つまり各マイクロミラー62に対応する多数のマイクロレンズ55aが2次元状に配列されてなるものである。各マイクロレンズ55aは、それぞれ対応するマイクロミラー62からのレーザ光Bが入射する位置において、レンズ系52,54によるマイクロミラー62の結像位置から外れた、該マイクロミラー62およびレンズ系52,54による集光位置に配されている。本例では、後述するようにDMD50の1024個×768列のマイクロミラーのうち1024個×256列だけが駆動されるので、それに対応させてマイクロレンズ55aは1024個×256列配置されている。またマイクロレンズ55aのサイズは縦方向、横方向とも41μmである。このマイクロレンズ55aは、一例として焦点距離が0.23mm、NA(開口数)が0.06で、石英ガラスから形成されている。
一方アパーチャアレイ59は、遮光性部材59bに、マイクロレンズアレイ55の各マイクロレンズ55aに対応する多数のアパーチャ(開口)59aが形成されてなるものである。なお本実施形態において、アパーチャ59aの径は12μmである。
また、図5に示したレンズ系52,54からなる第1光学系は、DMD50による像を3倍に拡大し、そしてレンズ系57,58からなる第2光学系は、マイクロレンズアレイ55を経た集光像を1.6倍に拡大して感光材料150上に結像する。
なお本例では、第2光学系と感光材料150との間にプリズムペア73が配設され、このプリズムペア73を図5中で上下方向に移動させることにより、感光材料150上における像のピントを調節可能となっている。なお同図中において、感光材料150は矢印F方向に副走査送りされる。
ここでDMD50は、その短辺が副走査方向と所定角度θ(例えば、0.1°〜5°)を成すように僅かに傾斜させて配置するのが好ましい。図8(A)はDMD50を傾斜させない場合の各マイクロミラーによる反射光像(露光ビーム)53の走査軌跡を示し、図8(B)はDMD50を傾斜させた場合の露光ビーム53の走査軌跡を示している。
DMD50には、長手方向にマイクロミラーが多数個(例えば1024個)配列されたマイクロミラー列が、短手方向に多数組(例えば756組)配列されているが、図8(B)に示すように、DMD50を傾斜させることにより、各マイクロミラーによる露光ビーム53の走査軌跡(走査線)のピッチPが、DMD50を傾斜させない場合の走査線のピッチPより狭くなり、解像度を大幅に向上させることができる。一方、DMD50の傾斜角は微小であるので、DMD50を傾斜させた場合の走査幅Wと、DMD50を傾斜させない場合の走査幅Wとは略同一である。
また、異なるマイクロミラー列により同じ走査線上が重ねて露光(多重露光)されることになる。このように、多重露光されることで、露光位置の微少量をコントロールすることができ、高精細な露光を実現することができる。また、主走査方向に配列された複数の露光ヘッドの間のつなぎ目を微少量の露光位置制御により段差無くつなぐことができる。
なお、DMD50を傾斜させる代わりに、各マイクロミラー列を副走査方向と直交する方向に所定間隔ずらして千鳥状に配置しても、同様の効果を得ることができる。
ファイバアレイ光源66は図9aに示すように、複数(例えば14個)のレーザモジュール64を備えており、各レーザモジュール64には、マルチモード光ファイバ30の一端が結合されている。マルチモード光ファイバ30の他端には、コア径がマルチモード光ファイバ30と同一で且つクラッド径がマルチモード光ファイバ30より小さい光ファイバ31が結合されている。図9bに詳しく示すように、マルチモード光ファイバ31の光ファイバ30と反対側の端部は副走査方向と直交する主走査方向に沿って7個並べられ、それが2列に配列されてレーザ出射部68が構成されている。
マルチモード光ファイバ31の端部で構成されるレーザ出射部68は、図9bに示すように、表面が平坦な2枚の支持板65に挟み込まれて固定されている。また、マルチモード光ファイバ31の光出射端面には、その保護のために、ガラス等の透明な保護板が配置されるのが望ましい。マルチモード光ファイバ31の光出射端面は、光密度が高いため集塵し易く劣化し易いが、上述のような保護板を配置することにより、端面への塵埃の付着を防止し、また劣化を遅らせることができる。
本例では図10に示すように、クラッド径が大きいマルチモード光ファイバ30のレーザ光出射側の先端部分に、長さ1〜30cm程度のクラッド径が小さい光ファイバ31が同軸的に結合されている。それらの光ファイバ30,31は、それぞれのコア軸が一致する状態で光ファイバ31の入射端面を光ファイバ30の出射端面に融着することにより結合されている。上述した通り、光ファイバ31のコア31aの径は、マルチモード光ファイバ30のコア30aの径と同じ大きさである。
マルチモード光ファイバ30および光ファイバ31としては、ステップインデックス型光ファイバ、グレーデッドインデックス型光ファイバ、および複合型光ファイバの何れも適用可能である。例えば、三菱電線工業株式会社製のステップインデックス型光ファイバを用いることができる。本例において、マルチモード光ファイバ30および光ファイバ31はステップインデックス型光ファイバであり、マルチモード光ファイバ30は、クラッド径=125μm、コア径=50μm、NA=0.2、入射端面コートの透過率=99.5%以上であり、光ファイバ31は、クラッド径=60μm、コア径=50μm、NA=0.2である。
ただし、光ファイバ31のクラッド径は60μmには限定されない。従来のファイバ光源に使用されている多くの光ファイバのクラッド径は125μmであるが、クラッド径が小さくなるほど焦点深度がより深くなるので、マルチモード光ファイバのクラッド径は80μm以下が好ましく、60μm以下がより好ましい。一方、シングルモード光ファイバの場合、コア径は少なくとも3〜4μm必要であることから、光ファイバ31のクラッド径は10μm以上が好ましい。また、光ファイバ30のコア径と光ファイバ31のコア径を一致させることが、結合効率の点から好ましい。
なお本発明においては、上述のようにクラッド径が互いに異なる2つの光ファイバ30、31を融着(いわゆる異径融着)して用いることは必ずしも必要ではなく、クラッド径が一定の光ファイバ(例えば図9aの例ならば光ファイバ30)を複数本そのままバンドル状に束ねてファイバアレイ光源を構成してもよい。
レーザモジュール64は、図11に示す合波レーザ光源(ファイバ光源)によって構成されている。この合波レーザ光源は、ヒートブロック10上に配列固定された複数(例えば7個)のチップ状の横マルチモード又はシングルモードのGaN系半導体レーザLD1,LD2,LD3,LD4,LD5,LD6,およびLD7と、GaN系半導体レーザLD1〜LD7の各々に対応して設けられたコリメータレンズ11,12,13,14,15,16および17と、1つの集光レンズ20と、1本のマルチモード光ファイバ30とから構成されている。なお、半導体レーザの個数は7個に限定されるものではなく、その他の個数が採用されてもよい。また、上述のような7個のコリメータレンズ11〜17に代えて、それらのレンズが一体化されてなるコリメータレンズアレイを用いることもできる。
GaN系半導体レーザLD1〜LD7は、発振波長がほぼ共通(例えば、405nm)であり、最大出力も総てほぼ共通(例えばマルチモードレーザでは100mW、シングルモードレーザでは50mW程度)である。なお、GaN系半導体レーザLD1〜LD7の各出力は、最大出力以下で、互いに異なっていても構わない。また、GaN系半導体レーザLD1〜LD7としては、350nm〜450nmの波長範囲において、上記405nm以外の波長で発振するレーザを用いてもよい。
上記の合波レーザ光源は、図12および図13に示すように、他の光学要素と共に、上方が開口した箱状のパッケージ40内に収納されている。パッケージ40は、その開口を閉じるように作成されたパッケージ蓋41を備えており、脱気処理後に封止ガスを導入し、パッケージ40の開口をパッケージ蓋41で閉じることにより、それらによって形成される閉空間(封止空間)内に上記合波レーザ光源が気密封止されている。
パッケージ40の底面にはベース板42が固定されており、このベース板42の上面には、前記ヒートブロック10と、集光レンズ20を保持する集光レンズホルダー45と、マルチモード光ファイバ30の入射端部を保持するファイバホルダー46とが取り付けられている。マルチモード光ファイバ30の出射端部は、パッケージ40の壁面に形成された開口からパッケージ外に引き出されている。
また、ヒートブロック10の側面にはコリメータレンズホルダー44が取り付けられており、そこにコリメータレンズ11〜17が保持されている。パッケージ40の横壁面には開口が形成され、この開口を通してGaN系半導体レーザLD1〜LD7に駆動電流を供給する配線47がパッケージ外に引き出されている。
なお、図13においては、図の煩雑化を避けるために、複数のGaN系半導体レーザのうちGaN系半導体レーザLD7にのみ番号を付し、複数のコリメータレンズのうちコリメータレンズ17にのみ番号を付している。
図14は、上記コリメータレンズ11〜17の取り付け部分の正面形状を示すものである。コリメータレンズ11〜17の各々は、非球面を備えた円形レンズの光軸を含む領域を平行な平面で細長く切り取った形状に形成されている。この細長形状のコリメータレンズは、例えば、樹脂又は光学ガラスをモールド成形することによって形成することができる。コリメータレンズ11〜17は、長さ方向がGaN系半導体レーザLD1〜LD7の発光点の配列方向(図14の左右方向)と直交するように、上記発光点の配列方向に密接配置されている。
一方GaN系半導体レーザLD1〜LD7としては、発光幅が2μmの活性層を備え、活性層と平行な方向、直角な方向の拡がり角が各々例えば10°、30°の状態で各々レーザ光B1〜B7を発するレーザが用いられている。これらGaN系半導体レーザLD1〜LD7は、活性層と平行な方向に発光点が1列に並ぶように配設されている。
したがって、各発光点から発せられたレーザ光B1〜B7は、上述のように細長形状の各コリメータレンズ11〜17に対して、拡がり角度が大きい方向が長さ方向と一致し、拡がり角度が小さい方向が幅方向(長さ方向と直交する方向)と一致する状態で入射することになる。つまり、各コリメータレンズ11〜17の幅が1.1mm、長さが4.6mmであり、それらに入射するレーザ光B1〜B7の水平方向、垂直方向のビーム径は各々0.9mm、2.6mmである。また、コリメータレンズ11〜17の各々は、焦点距離f=3mm、NA=0.6、レンズ配置ピッチ=1.25mmである。
集光レンズ20は、非球面を備えた円形レンズの光軸を含む領域を平行な平面で細長く切り取って、コリメータレンズ11〜17の配列方向、つまり水平方向に長く、それと直角な方向に短い形状に形成されている。この集光レンズ20は、焦点距離f=23mm、NA=0.2である。この集光レンズ20も、例えば樹脂又は光学ガラスをモールド成形することにより形成される。
次に図15を参照して、本例の画像露光装置における電気的な構成について説明する。ここに示されるように全体制御部300には変調回路301が接続され、該変調回路301にはDMD50を制御するコントローラ302が接続されている。また全体制御部300には、レーザモジュール64を駆動するLD駆動回路303が接続されている。さらにこの全体制御部300には、前記ステージ152を駆動するステージ駆動装置304が接続されている。
[画像露光装置の動作]
次に、上記画像露光装置の動作について説明する。スキャナ162の各露光ヘッド166において、ファイバアレイ光源66の合波レーザ光源を構成するGaN系半導体レーザLD1〜LD7(図11参照)の各々から発散光状態で出射したレーザ光B1,B2,B3,B4,B5,B6,およびB7の各々は、対応するコリメータレンズ11〜17によって平行光化される。平行光化されたレーザ光B1〜B7は、集光レンズ20によって集光され、マルチモード光ファイバ30のコア30aの入射端面上で収束する。
本例では、コリメータレンズ11〜17および集光レンズ20によって集光光学系が構成され、その集光光学系とマルチモード光ファイバ30とによって合波光学系が構成されている。すなわち、集光レンズ20によって上述のように集光されたレーザ光B1〜B7が、このマルチモード光ファイバ30のコア30aに入射して光ファイバ内を伝搬し、1本のレーザ光Bに合波されてマルチモード光ファイバ30の出射端部に結合された光ファイバ31から出射する。
各レーザモジュールにおいて、レーザ光B1〜B7のマルチモード光ファイバ30への結合効率が0.9で、GaN系半導体レーザLD1〜LD7の各出力が50mWの場合には、アレイ状に配列された光ファイバ31の各々について、出力315mW(=50mW×0.9×7)の合波レーザ光Bを得ることができる。したがって、14本のマルチモード光ファイバ31全体では、4.4W(=0.315W×14)の出力のレーザ光Bが得られる。
画像露光に際しては、図15に示す変調回路301から露光パターンに応じた画像データがDMD50のコントローラ302に入力され、そのフレームメモリに一旦記憶される。この画像データは、画像を構成する各画素の濃度を2値(ドットの記録の有無)で表したデータである。
感光材料150を表面に吸着したステージ152は、図15に示すステージ駆動装置304により、ガイド158に沿ってゲート160の上流側から下流側に一定速度で移動される。ステージ152がゲート160下を通過する際に、ゲート160に取り付けられたセンサ164により感光材料150の先端が検出されると、フレームメモリに記憶された画像データが複数ライン分ずつ順次読み出され、データ処理部で読み出された画像データに基づいて各露光ヘッド166毎に制御信号が生成される。そして、ミラー駆動制御部により、生成された制御信号に基づいて各露光ヘッド166毎にDMD50のマイクロミラーの各々がオンオフ制御される。
ファイバアレイ光源66からDMD50にレーザ光Bが照射されると、DMD50のマイクロミラーがオン状態のときに反射されたレーザ光は、レンズ系51により感光材料150上に結像される。このようにして、ファイバアレイ光源66から出射されたレーザ光が画素毎にオンオフされて、感光材料150がDMD50の使用画素数と略同数の画素単位(露光エリア168)で露光される。また、感光材料150がステージ152と共に一定速度で移動されることにより、感光材料150がスキャナ162によりステージ移動方向と反対の方向に副走査され、各露光ヘッド166毎に帯状の露光済み領域170が形成される。
なお本例では、図16(A)および(B)に示すように、DMD50には、主走査方向にマイクロミラーが1024個配列されたマイクロミラー列が副走査方向に768組配列されているが、本例では、コントローラ302により一部のマイクロミラー列(例えば、1024個×256列)だけが駆動するように制御がなされる。
この場合、図16(A)に示すようにDMD50の中央部に配置されたマイクロミラー列を使用してもよく、図16(B)に示すように、DMD50の端部に配置されたマイクロミラー列を使用してもよい。また、一部のマイクロミラーに欠陥が発生した場合は、欠陥が発生していないマイクロミラー列を使用するなど、状況に応じて使用するマイクロミラー列を適宜変更してもよい。
DMD50のデータ処理速度には限界があり、使用する画素数に比例して1ライン当りの変調速度が決定されるので、一部のマイクロミラー列だけを使用することで1ライン当りの変調速度が速くなる。一方、連続的に露光ヘッドを露光面に対して相対移動させる露光方式の場合には、副走査方向の画素を全部使用する必要はない。
スキャナ162による感光材料150の副走査が終了し、センサ164で感光材料150の後端が検出されると、ステージ152は、ステージ駆動装置304により、ガイド158に沿ってゲート160の最上流側にある原点に復帰し、再度、ガイド158に沿ってゲート160の上流側から下流側に一定速度で移動される。
次に、図5に示したファイバアレイ光源66、集光レンズ71、ロッドインテグレータ72、結像レンズ74、ミラー69およびTIRプリズム70から構成されてDMD50に照明光としてのレーザ光Bを照射する照明光学系について説明する。ロッドインテグレータ72は例えば四角柱状に形成された透光性ロッドであり、その内部をレーザ光Bが全反射しながら進行するうちに、該レーザ光Bのビーム断面内強度分布が均一化される。なお、ロッドインテグレータ72の入射端面、出射端面には反射防止膜がコートされて、透過率が高められている。以上のようにして、照明光であるレーザ光Bのビーム断面内強度分布を高度に均一化できれば、照明光強度の不均一を無くして、高精細な画像を感光材料150に露光可能となる。
そして本装置において、図5に示したマイクロレンズアレイ55の各マイクロレンズ55aは、レンズ系52,54によるマイクロミラー62の結像位置から外れた、該マイクロミラー62およびレンズ系52,54による集光位置に配されているので、DMD50とマイクロレンズアレイ55とが多少位置ずれを起こしても、光利用効率および消光比が高く保たれる。その理由は、先に図20および図21を参照して説明した通りである。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図17は、本発明の第2の実施形態による画像露光装置の露光ヘッドを示す概略断面図である。この露光ヘッドは、図5に示した第1の実施形態における露光ヘッドと比べると、レンズ系57,58からなる第2光学系が省かれた点が基本的に異なるものである。すなわちこの画像露光装置においては、マイクロレンズアレイ55の各マイクロレンズ55aによる集光位置に感光材料150が配置され、該マイクロレンズアレイ55が集光した像が直接この感光材料150に露光されるようになっている。
本実施形態においても、マイクロレンズアレイ55の各マイクロレンズ55aが、レンズ系52,54によるマイクロミラー62の結像位置から外れた、該マイクロミラー62およびレンズ系52,54による集光位置に配されているので、第1の実施形態におけるのと同様、DMD50とマイクロレンズアレイ55とが多少位置ずれを起こしても、光利用効率および消光比が高く保たれる。
なお、マイクロミラー62およびレンズ系52,54によって集光されたレーザ光Bが、所望のビーム径となっている場合は、マイクロレンズアレイ55を省くことも可能である。
また、上述した2つの実施形態で使用されたマイクロレンズアレイ55に代えて、多数のアパーチャ(開口)が並設されてなるアパーチャアレイを採用することも可能である。その場合もアパーチャアレイは、マイクロミラー62およびレンズ系52,54による集光位置に配される。そのようなアパーチャアレイは、光利用効率が高く、また開口によってビーム形状を整形できるという効果も奏する。
次に、DMD50を作製する方法の例について説明する。図22は、上述したDMD50の一素子400の部分を詳しく示す平面図であり、また図23は、この素子400を図22のA−A線を通る面で切断して示す側断面図である。まず、DMD50の1画素部となるこの素子400について説明する。
本素子400は、駆動回路基板451上に、互いに離して形成された第1下部電極463aおよび第2下部電極463bと、それらから上方に離間して形成された第1上部電極467aおよび第2上部電極467bと、下部電極463a、463bと上部電極467a、467bとの間に配設された可動部材461(ヒンジ455およびミラー部457からなる)とが設けられてなる。第1上部電極467aは第1下部電極463aと対応する位置に、第2上部電極467bは第2下部電極463bと対応する位置に各々配置されている。なお、図22における479はヒンジ455の支持部、483は上部電極467a、467bの支持部である。
図7等に概略的に示したマイクロミラー62は、上記ミラー部457の中央領域(上部電極467a、467bによって遮られない部分)に対応する。またこの図22では図示の明確化のために、1素子400の全体の大きさに対してミラー部457の中央領域を相対的に小さく示しているが、この素子400は実際には、その中でミラー部457の中央領域が大部分を占めるように構成される。
図23に示す通り、第1下部電極463aと第2上部電極467bは互いに接続された上で第1駆動電極485に接続される。一方第2下部電極463bと第1上部電極467aは互いに接続された上で第2駆動電極487に接続される。また導電体からなるヒンジ455は、可動体電極489に接続される。これらの第1駆動電極485、第2駆動電極487および可動体電極489の各電位V1,V2,およびVmは、駆動回路基板451内に形成された半導体集積回路、例えばCMOS回路によって制御される。
ここで、Vmに対するV1の電位差をV(1)と表し、Vmに対するV2の電位差をV(2)と表すと、V(1)=V(2)に設定された場合は、可動部材461の一端と第1下部電極463aとの間、該一端と第1上部電極467aとの間に作用する静電気力が互いに等しくなり、また可動部材461の他端と第2下部電極463bとの間、該他端と第2上部電極467bとの間に作用する静電気力も互いに等しくなるので、可動部材461つまりミラー部457は駆動回路基板451に対して平行に保たれる。この状態は、ヒンジ455の弾性により安定に維持される。
次にV(1)>V(2)に設定された場合は、可動部材461の一端と第1下部電極463aとの間に作用する静電気力F、並びに可動部材461の他端と第2上部電極467bとの間に作用する静電気力Fが、可動部材461の一端と第1上部電極467aとの間に作用する静電気力f、並びに可動部材461の他端と第2下部電極463bとの間に作用する静電気力fよりも大となるので、ヒンジ455が捻れつつ、図23に示すようにミラー部457が傾斜する。一方、V(1)<V(2)に設定された場合は、図23の状態とは反対の向きにミラー部457が傾斜する。以上のようにしてミラー部457を、2つの傾斜位置の一方に選択的に設定することができる。
次に図24および図25を参照して、上記素子400の作製方法について説明する。なお図24では、図22のA−A線を通る面で切断した概略側面形状を左側に、そして同じくB−B線を通る面で切断した概略側面形状を右側に示す。
先ず図24の(a)に示すように、駆動回路基板451が用意される。この駆動回路基板451は図25に詳しく示す通り、例えばSi基板469上に駆動回路を構成するCMOS回路471および配線回路473を形成し、その上に絶縁層475を形成し、その表面をCMP等によって平坦化した後、配線回路473と素子の各電極とを接続するためのコンタクトホールを形成することによって構成されたものである。
この駆動回路基板451の上に、図示しない第1のアルミニウム薄膜(好ましくは高融点金属を含有したアルミニウム合金)をスパッタにより成膜し、それを通常のフォトリソエッチングにより所望の電極形状にパターニングして第1下部電極463aおよび第2下部電極463bを形成する。なお、これらの第1下部電極463aおよび第2下部電極463bは、上記コンタクトホールを通る配線および配線回路473を介してCMOS回路471の出力側に接続され、それぞれ所定の電位に設定される。
次に同図(b)に示すように第1のポジ型レジスト491を塗布し、ヒンジ455の支持部479を形成する箇所491aをパターニングして、その後ハードベークする。この第1レジスト491からなる層は犠牲層として機能し、後述の工程で除去される。したがって、ハードベーク後のレジストの膜厚は、下部電極463aおよび463bと、後に形成されるヒンジ455との間の間隔を決定する。なおポジ型レジスト491の代わりに、感光性ポリイミド等も使用可能である。
次に同図(c)に示すように、ヒンジ455およびその支持部479となる第2のアルミニウム薄膜(好ましくは高融点金属を含有したアルミニウム合金)493をスパッタにより成膜し、その後、PE−CVD(プラズマCVD)によりSiO膜(図示せず)を成膜する。このSiO膜は、第2のアルミニウム薄膜493のエッチングマスクとして機能する。次にフォトリソエッチングにより該SiO膜を、所望のヒンジ455およびその支持部479の形状となるように、パターニングする。
次に、ミラー部457となる第3のアルミニウム薄膜(好ましくは高融点金属を含有したアルミニウム合金)495をスパッタにより成膜し、その後、PE−CVD(プラズマCVD)によりSiO膜(図示せず)を成膜する。このSiO膜は、第3アルミニウム薄膜495のエッチングマスクとして機能する。次にフォトリソエッチングにより該SiO膜を、所望のミラー部形状となるようにパターニングする。
次いで上記SiO膜をエッチングマスクとして、第3アルミニウム薄膜495および第2アルミニウム薄膜493を連続してエッチングし、最後にSiO膜をプラズマエッチングにより除去する。なおアルミニウム薄膜のエッチングは、リン酸、硝酸および酢酸の混合水溶液からなるアルミエッチャントによるウエットエッチング、または塩素系ガスを用いるプラズマエッチング等によってなされる。また、上記SiO膜にはコンタクトホールが形成され、ヒンジ455はこのコンタクトホールを通る配線および配線回路473を介してCMOS回路471の出力側に接続され、所定の電位に設定される。
次に同図(d)に示すように、第2のポジ型レジスト497を塗布し、上部電極467a、467bの支持部483を形成する箇所をパターニングして、その後ハードベークする。なおこのポジ型レジスト497の表面は、ハードベーク時のリフロー効果により、下地膜の段差に拘わらず平坦となる。この第2レジスト497からなる層は犠牲層として機能し、後述の工程で除去される。したがって、ハードベーク後の第2レジスト497の膜厚は、ヒンジ455およびミラー部457と、後に形成される上部電極467a、467bとの間の間隔を決定する。なおポジ型レジスト497の代わりに、感光性ポリイミド等も使用可能である。
次に同図(e)に示すように、上部電極467a、467bおよびその支持部となる第4のアルミニウム薄膜(好ましくは高融点金属を含有したアルミニウム合金)499をスパッタにより成膜し、その後フォトリソエッチングにより該第4のアルミニウム薄膜499を、所望の上部電極467a、467bおよびその支持部483の形状となるようにパターニングする。なおアルミニウム薄膜のエッチングは、リン酸、硝酸および酢酸の混合水溶液からなるアルミエッチャントによるウエットエッチング、または塩素系ガスを用いるプラズマエッチング等によってなされる。このとき、第1上部電極467aと第2上部電極467bは、駆動回路基板451上で、第2下部電極463bおよび第1下部電極463aにそれぞれ接続される。
次に同図(f)に示すように、酸素ガス系のプラズマエッチングにより、犠牲層である第2のレジスト層497と第1のレジスト層491を除去して、空隙453,465を形成する。これにより、第1下部電極463aおよび第2下部電極463bが設けられた基板451上に、空隙453を介して可動部材461(ヒンジ455およびミラー部457)が配置され、この可動部材461の上方にさらに空隙465を介して第1上部電極467aと第2上部電極467bが配置されてなる素子400が得られる。このような素子400は同時に複数形成され、それらによってDMD50が構成される。
以上述べたようにしてDMD50を作製する場合、ミラー部457となる第3のアルミニウム薄膜495を成膜する際に、その成膜温度を制御することで膜に応力分布を与えておき、その後犠牲層である第1レジスト491の層を除去することにより、ミラー部457を、前述したような凹面鏡状に形成することができる。
またその他に、ミラー部457となる第3のアルミニウム薄膜495と、その下地となるヒンジ455とを互いに異なる材料から形成し、両者の熱膨張係数の差によってミラー部457を湾曲させ、それによって該ミラー部457を凹面鏡状に形成することもできる。
さらに、ミラー部457およびヒンジ455の下地となる第1レジスト491を層成する前に、その層成面上に、後に該第1レジスト491とともに除去される凹面のパターンを形成しておくことにより、第1レジスト491の表面を凹面状に形成しておいてもよい。そのようにすれば、該第1レジスト491の表面上に形成されるミラー部457を、凹面鏡状に形成することができる。なおこの場合、第1レジスト491の粘度によっては、下地の形状によらずその表面が平坦となることもあるので、該第1レジスト491の粘度を適切に設定する必要がある。
次に、別の構成を有するDMDの作製方法について説明する。図26は、この別のDMDの一素子500の部分を詳しく示す平面図であり、また図27は、この素子500を図26のA−A線を通る面で切断して示す側断面図である。まず、DMDの1画素部となるこの素子500について説明する。
本素子500は、駆動回路基板451上に、互いに離して形成された第1下部電極543aおよび第2下部電極543bと、それらから上方に離間して形成された第1上部電極545aおよび第2上部電極545bと、第1下部電極543aおよび第1上部電極545aの組と第2下部電極543bおよび第2上部電極545bの組との間に配設された可動部材531(ヒンジ525およびミラー部527からなる)とが設けられてなる。上記第1上部電極545aは絶縁層549を間に介して第1下部電極543aと対応する位置に、第2上部電極545bは同じく絶縁層549を間に介して第2下部電極543bと対応する位置に各々配置されている。なお、図26における551はヒンジ525の支持部、553は上部電極545a、545bの支持部である。
本例では上記ミラー部527が、図7等に概略的に示したマイクロミラー62に対応する。またこの図26では図示の明確化のために、1素子500の全体の大きさに対してミラー部527を相対的に小さく示しているが、この素子500は実際には、その中でミラー部527が大部分を占めるように構成される。
図27に示す通り、第1下部電極543aと第2上部電極545bは互いに接続された上で第1駆動電極555に接続される。一方第2下部電極543bと第1上部電極545aは互いに接続された上で第2駆動電極557に接続される。また導電体から一体的に形成されたヒンジ525およびミラー部527は、可動体電極559に接続される。これらの第1駆動電極555、第2駆動電極557および可動体電極559の各電位V1,V2,およびVmは、駆動回路基板521内に形成された半導体集積回路、例えばCMOS回路によって制御される。
ここで、Vmに対するV1の電位差をV(1)と表し、Vmに対するV2の電位差をV(2)と表すと、V(1)=V(2)に設定された場合は、可動部材531の一端と第1下部電極543aとの間、該一端と第1上部電極545aとの間に作用する静電気力が互いに等しくなり、また可動部材531の他端と第2下部電極543bとの間、該他端と第2上部電極545bとの間に作用する静電気力も互いに等しくなるので、可動部材531つまりミラー部527は駆動回路基板521に対して平行に保たれる。この状態は、ヒンジ525の弾性により安定に維持される。
次にV(1)>V(2)に設定された場合は、可動部材531の一端と第1下部電極543aとの間に作用する静電気力F、並びに可動部材531の他端と第2上部電極545bとの間に作用する静電気力Fが、可動部材531の一端と第1上部電極545aとの間に作用する静電気力f、並びに可動部材531の他端と第2下部電極543bとの間に作用する静電気力fよりも大となるので、ヒンジ525が捻れつつ、図27に示すようにミラー部527が傾斜する。一方、V(1)<V(2)に設定された場合は、図27の状態とは反対の向きにミラー部527が傾斜する。以上のようにしてミラー部527を、2つの傾斜位置の一方に選択的に設定することができる。
次に図28および図29を参照して、上記素子500の作製方法について説明する。なお図28では、図26のA−A線を通る面で切断した概略側面形状を左側に、そして同じくB−B線を通る面で切断した概略側面形状を右側に示す。
先ず図28(a)に示すように駆動回路基板521が用意される。この基板521は図29に詳しく示す通り、例えばSi基板535上に駆動回路を構成するCMOS回路537および配線回路539を形成し、その上に絶縁層541を形成し、その表面をCMP等によって平坦化した後、配線回路539と素子の各電極とを接続するためのコンタクトホールを形成することによって構成されたものである。
この基板521上に、図示しない第1のアルミ薄膜(好ましくは高融点金属を含有したアルミ合金)をスパッタにより成膜し、それを通常のフォトリソエッチングにより所定の電極形状にパターニングすることにより、図28(b)に示すように、第1下部電極543aおよび第2下部電極543bを形成する。このとき、第1下部電極543aおよび第2下部電極543bは、上記コンタクトホールを通して配線回路539(図29参照)と接続され、所定の電位を印加可能とされる。なお、下部電極543aおよび543bは、後述するヒンジ525およびミラー部527と高精度に近接させる必要があるので、フォトリソはステッパ露光で行い、エッチングはドライエッチングを適用するのが好ましい。
次に図28(c)に示すように、PE−CVD(プラズマCVD)により、SiOあるいはSiNからなる絶縁層549を形成する。この絶縁層549は、下部電極543aおよび543bと、後述する上部電極545a、545bとの層間絶縁膜として機能し、その層厚は上部電極545a、545bの位置を決定する。その後、通常のフォトリソエッチングにより、絶縁層549を所定形状にパターニングする。なお、この絶縁層549の端面は、ヒンジ525およびミラー部527と高精度に近接させる必要があるので、フォトリソはステッパ露光で行い、エッチングはドライエッチングを適用するのが好ましい。
次に同図(d)に示すように、基板521の上にポジ型のレジスト561を塗布し、ヒンジ525の支持部551を形成する箇所をパターニングして、ハードベークする。このレジスト561の層は犠牲層として機能し、後述の工程で除去されて空隙523となる。したがって、ハードベイク後のレジスト561の膜厚は、後に形成される可動部材531(ヒンジ525およびミラー部527)の位置を決定する。なおこのレジスト561の代わりに、感光性ポリイミド等も好適に用いることができる。
次に同図(e)に示すように、第2のアルミ薄膜(好ましくは高融点金属を含有したアルミ合金)をスパッタにより成膜し、それを通常のフォトリソエッチングにより加工して、第1上部電極545aおよび第2上部電極545b、並びにヒンジ525(梁体)、その支持部551およびミラー部527を形成する。また、第1上部電極545aおよび第2上部電極545bを、コンタクトホールを介して基板521の配線回路539(図29参照)に接続する。本例では配線回路539により、第1上部電極545aと第2下部電極543bとが、第2上部電極545bと第1下部電極543aとがそれぞれ接続される。またヒンジ525は、図示外の手段によって、図29に示すCMOS回路537に接続される。
なお、第1上部電極545aおよび第2上部電極545bは、可動部材531と高精度に近接させる必要があるので、フォトリソはステッパ露光で行い、エッチングはドライエッチングを適用するのが好ましい。
最後に図28(f)に示すように、酸素ガス系のプラズマエッチングにより、犠牲層であるレジスト561を除去して、空隙523を形成する。これによりヒンジ525およびミラー部527は、ヒンジ525内を通る軸を中心として揺動自在となる。
以上により、基板521上に空隙523を介してヒンジ525が架設され、このヒンジ525の動きによってミラー部527が揺動するように構成された素子500が得られる。このような素子500は同時に複数形成され、それらによってDMD50が構成される。
このようにしてDMD50を作製する場合も、先に説明したミラー部457を凹面鏡状に形成するための3つの手法を同様に適用して、ミラー部527を凹面鏡状に形成することができる。
なお以上説明した2つの素子400および500は、2対の電極を用いてミラー部を揺動させるように構成され、またミラー部の下側にアドレス電極との接触用の梁は持たないものであるが、本発明の画像露光装置は、現在実用されている代表的なDMDのように、1対の電極を用いてミラー部を揺動させ、またミラー部の下側にアドレス電極との接触用の梁を持つDMDを用いて構成することも可能である。
また、以上説明した実施形態の画像露光装置は、空間光変調素子としてDMDを用いるものであるが、DMD以外の反射型空間光変調素子を用いる画像露光装置においても、本発明を適用することにより、光利用効率および消光比の低下を防止可能である。
ここで、DMD50から反射した光が分離して集光されることを具体的に説明する。図30は上述した図5および図17におけるDMD(空間光変調素子)50により光が集光される様子を示す模式図である。図30のDMD50の各画素部62は、上述したように凹面鏡状(たとえば曲面に形成された凹状のミラー)からなっている。そして、凹面鏡状画素部62に入射された光は、凹面鏡状画素部62および光学系52、54により集光され結像位置f1において結像するようになっている。光学系52、54から結像位置f1までの範囲において、各画素部62の集光像110はそれぞれ重なり合う。
一方、結像位置f1から光学系52、54から遠ざかる方向(矢印X1方向)に外れたとき、各画素部62の集光像110は各画素毎にそれぞれ分離した状態になる。集光像110が所望のビーム径となっている場合は、光学系52、54から感光材料に直接露光することができる。このため、上述したようにマイクロレンズアレイを配置する必要がなくなり、そのマイクロレンズアレイを配設することによって前述のように光利用効率や消光比が低下することを防止できる。
つまり、図31に示すように、DMD50の画素部が平面に形成されている場合、各集光像110aは結像位置f0において隙間なく配列され、結像位置から外れた集光位置においては重なり合ってしまう。よって、図18、図19を用いて説明したように、マイクロレンズ102およびマスクの位置が結像位置f0からずれている場合には、光利用効率の低下を招いてしまうという問題がある。一方、図30においては、結像位置f1から外れた集光位置における各集光像110が分離して集光されるため、集光像110が所望のビーム径となっている場合は、マイクロレンズアレイを省くことができ、そのマイクロレンズアレイを配設することによって前述のように光利用効率や消光比が低下することを防止できる。
さらに、図30において、光学系52、54による画素部62の結像位置から外れた、凹面鏡状画素部62による集光位置にマイクロレンズアレイ55を配置した場合であっても、上述した図20、図21を用いて説明したように、光利用効率や消光比の低下を防止することができる。
図32は本発明の画像露光装置の第3の実施の形態を示す構成図であり、図32を参照して画像露光装置について説明する。なお、図32の画像露光装置において図30と同一の構成を有する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
図32の画像露光装置が図30の画像露光装置と異なる点は、空間光変調素子の各画素部が凸面鏡状に形成されている点である。具体的には、DMD(空間光変調素子)250の各画素部262が凸面鏡状(たとえば凸状の曲面に形成されたミラー)からなっている。そして、凸面鏡状画素部262に入射された光は結像光学系52、54を経て、結像位置f10において結像するようになっている。
ここで、光学系52、54から結像位置f10までの範囲においては、各画素262の集光像210がそれぞれ分離した状態になる。一方、結像位置f10から矢印X1方向に外れた集光位置において集光像210は重なり合う。結像位置f10から外れた、結像位置f10と光学系52、54との間の集光位置において、集光像210がそれぞれ分離した所望のビーム径となっている場合は、光学系52、54から感光材料に直接露光することができるため、マイクロレンズアレイ55を省くことができ、そのマイクロレンズアレイ55を配設することによって前述のように光利用効率や消光比が低下することを防止できる。
また、光学系52、54を通過した光を受ける前述のマイクロレンズアレイ55が設けられる場合でも、マイクロレンズアレイ55を、上記光学系による画素部262の結像位置f10から外れた、凸面鏡状画素部262による集光位置に配置しておけば、同様に光利用効率や消光比の低下を防止することができる(図20、図21参照)。
なお、凸面鏡状のDMD250は、図22から図28に示した凹面鏡状のDMD50と同様に作製することができる。
ところで、DMD50、250に入射される光は、集光レンズ71、ロッドインテグレータ72および結像レンズ74において平行光に近くかつビーム断面内強度が均一化された光束になるようにしている(図4、図5参照)。しかし、実際にDMD50、250に入射される光は広がりを有したものになっており、結果としてDMD50、250から射出される光は一定の広がり角度を有している。各画素部62、262および結像光学系52、54によって集光された光の大きさは光の広がり角度に依存し、広がり角度の大きさによっては各画素部62、262毎に分離して集光させることができないという問題がある。
そこで、図30、図32に示すように、DMD50に入射される光の主光線が所定の広がり角βを有しているとき、各画素部62、262および光学系52、54によって定まる光の主光線の集光角度γが、主光線の広がり角度βよりも大きく形成されている(γ>β)。
図33は各画素部62が凹面鏡状に形成されている場合の集光角度γおよび広がり角度βを示す模式図である。図33(A)に示すように、主光線の集光角度γが広がり角度βよりも大きいとき(γ>β)、結像位置f1から外れた集光位置において各画素部62毎の分離した光の集光が可能となる(図30参照)。一方、図33(B)に示すように集光角度γが広がり角度β以下であるとき(γ≦β)、各画素62毎に分離して集光することができず、結像位置f1の前後において重なり合った状態になってしまう。
同様に、図34(A)に示すように、各画素部262が凸面鏡状に形成されている場合であって主光線の集光角度γが広がり角度βよりも大きいとき(γ>β)、結像位置f10から外れた集光位置において各画素部262毎の分離した光の集光が可能となる(図32参照)。一方、図34(B)に示すように集光角度γが広がり角度β以下であるとき(γ≦β)、各画素262毎に分離して集光することができず、結像位置f10の前後において各画素部262毎に集光された光が重なり合ってしまう。したがって、図33(A)、図34(A)に示すように、集光角度γ>広がり角度βにすることにより、各画素部62、262において反射した光を分離して集光させることができる。
ここで、主光線の集光角度γは、各画素部62、262および光学系52、54による光の集光度合いによって定まる。一方、広がり角度βは、照明角度β1と回折角度β2とを加算したものとして表すことができる(β=β1+β2)。照明角度β1は集光レンズ71、ロッドインテグレータ72および結像レンズ74を介してDMD50に出射された光の主光線の広がりを示すものである。回折角度β2は、たとえば特開2004−133279号公報、特開2000−338475号公報に開示されているような、DMD50の光出射面側に配置される回折光学素子による回折角度を示すものである(図30、図32においては図示せず)。
よって、集光角度γ>広がり角度βを成立させるために、照明角度β1<集光角度γ−回折角度β2になるような光が集光レンズ71、ロッドインテグレータ72および結像レンズ74を介してDMD50に出射されるようになっている(図4,図5参照)。
このように、光の主光線の集光角度γが、主光線の広がり角度βよりも大きく形成されていることにより、各画素部62、262から反射した光を分離して集光することができ、特に、各画素部62、262によって集光された光210がそれぞれ分離した所望のビーム径となっている場合は、光学系52、54から感光材料に直接露光することができるため、マイクロレンズアレイ55を省くことができ、そのマイクロレンズアレイ55を配設することによって前述のように光利用効率や消光比が低下することを防止できる。
なお、光学系52、54による画素部62、262の結像位置f1、f10から外れた、各画素部62、262毎に分離して集光された位置にマイクロレンズアレイ55を配置するようにしてもよい。これにより、上述した図20、図21において説明したように光利用効率や消光比の低下を防止することができる。
さらに、配置したマイクロレンズアレイ55が光の光軸方向(矢印X方向)に移動可能に配置されていれば、光の焦点の調整を容易に行うことができる。特に、マイクロレンズアレイ55が結像位置f1、f10ではなく集光位置に配置されていることにより、焦点一の調整を行ったときに光利用効率の変化量を最小限に押さえることができる。すなわち、図30、図32において結像位置f1、f10とその前後との光利用効率の変化量よりも、集光位置とその前後との光利用効率の変化量の方が小さい。よって、マイクロレンズアレイ55を矢印X方向に移動させたときに、光利用効率が急激に変化するのを防止することができる。
なお、図34に示すように、光学系52、54による結像位置f1、f10での像面が湾曲している場合、マイクロレンズアレイ55は、各画素部の結像位置における平均位置を基準に配置するようにしても良いし、結像位置の頂点を基準に配置するようにしてもよい。
さらに、光学系52、54による画素部62、262の結像位置f1、f10から外れた、各画素部62、262毎に分離して集光された位置にアパーチャアレイが配置されていてもよい。これにより、上述したように迷光を遮断することができる。なお、集光位置にアパーチャアレイとマイクロレンズとの双方を配置するようにしてもよい(図20、図21参照)。
本発明の第1の実施形態による画像露光装置の外観を示す斜視図 図1の画像露光装置のスキャナの構成を示す斜視図 (A)は感光材料に形成される露光済み領域を示す平面図、(B)は各露光ヘッドによる露光エリアの配列を示す図 図1の画像露光装置の露光ヘッドの概略構成を示す斜視図 上記露光ヘッドの概略断面図 デジタルマイクロミラーデバイス(DMD)の構成を示す部分拡大図 (A)および(B)はDMDの動作を説明するための説明図 (A)および(B)は、DMDを傾斜配置しない場合と傾斜配置する場合とで、露光ビームの配置および走査線を比較して示す平面図 ファイバアレイ光源の構成を示す斜視図 ファイバアレイ光源のレーザ出射部における発光点の配列を示す正面図 マルチモード光ファイバの構成を示す図 合波レーザ光源の構成を示す平面図 レーザモジュールの構成を示す平面図 図12に示すレーザモジュールの構成を示す側面図 図12に示すレーザモジュールの構成を示す部分正面図 上記画像露光装置の電気的構成を示すブロック図 (A)および(B)は、DMDの使用領域の例を示す図 本発明の第2の実施形態による画像露光装置に用いられた露光ヘッドの概略断面図 従来装置の問題点を説明する説明図 従来装置の問題点を説明する説明図 本発明装置の効果を説明する説明図 本発明装置の効果を説明する説明図 本発明の画像露光装置に用いられるDMDの要部を示す概略平面図 図22に示すDMDの要部を示す概略側面図 図22に示すDMDの作製工程を示す概略図 図22に示すDMDに用いられる駆動回路基板を示す概略側面図 本発明の画像露光装置に用いられる他のDMDの要部を示す概略平面図 図26に示すDMDの要部を示す概略側面図 図26に示すDMDの作製工程を示す概略図 図26に示すDMDに用いられる駆動回路基板を示す概略側面図 本発明装置におけるDMDおよび光学系により光が集光される様子を示す模式図 従来装置におけるDMDおよび光学系により光が集光される様子を示す模式図 本発明装置におけるDMDおよび光学系により光が集光される別の一例を示す模式図 本発明の画像露光装置の別の実施の形態の要部を示す模式図 本発明の画像露光装置の別の実施の形態の要部を示す模式図
符号の説明
LD1〜LD7 GaN系半導体レーザ
30、31 マルチモード光ファイバ
50、250 デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)
51 光学系
52,54 レンズ系
55 マイクロレンズアレイ
55a マイクロレンズ
57,58 レンズ系
59 アパーチャアレイ
59a アパーチャ
62 マイクロミラー
66 レーザモジュール
66 ファイバアレイ光源
68 レーザ出射部
72 ロッドインテグレータ
150 感光材料
152 ステージ
162 スキャナ
166 露光ヘッド
168 露光エリア
170 露光済み領域
f0、f1、f10 結像位置
γ 集光角度
β 広がり角度
β1 照明角度
β2 回折角度

Claims (12)

  1. 照射された光を各々制御信号に応じて変調する反射型画素部が複数並設されてなる空間光変調素子と、
    この空間光変調素子に光を照射する光源と、
    前記空間光変調素子により変調された光による像を感光材料上に結像する結像光学系とを備えてなる画像露光装置において、
    前記空間光変調素子の各画素部が凹面鏡状もしくは凸面鏡状に形成されたことを特徴とする画像露光装置。
  2. 前記空間光変調素子の各画素部を経た光を受けて該画素部の像を結像させる光学系が設けられるとともに、
    この光学系を通過した光を受けて、前記空間光変調素子の各画素部を経た光を個別に集光するマイクロレンズが複数並設されてなるマイクロレンズアレイが設けられ、
    前記マイクロレンズアレイが、前記光学系による画素部の結像位置から外れた、前記凹面鏡状画素部もしくは凸面鏡状画素部および前記光学系による集光位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像露光装置。
  3. 前記結像光学系が、前記マイクロレンズアレイを通過した光を受けて、その各マイクロレンズ毎の光を前記感光材料上に結像させる光学系を含むものであることを特徴とする請求項2記載の画像露光装置。
  4. 前記空間光変調素子の各画素部を経た光を受けて該画素部の像を結像させる光学系が設けられるとともに、
    この光学系を通過した光を受けて、前記空間光変調素子の各画素部を経た光を個別に透過させる開口が複数並設されてなるアパーチャアレイが設けられ、
    前記アパーチャアレイが、前記光学系による画素部の結像位置から外れた、前記凹面鏡状画素部もしくは凸面鏡状画素部および前記光学系による集光位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像露光装置。
  5. 前記結像光学系が、前記アパーチャアレイを通過した光を受けて、その各開口毎の光を前記感光材料上に結像させる光学系を含むものであることを特徴とする請求項4記載の画像露光装置。
  6. 前記空間光変調素子が、画素部としての微小ミラーが2次元状に配列されてなるDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)であることを特徴とする請求項1から5いずれか1項記載の画像露光装置。
  7. 照射された光を各々制御信号に応じて変調する反射型画素部が複数並設されてなる空間光変調素子と、
    該空間光変調素子に光を照射する光源と、
    前記空間光変調素子により変調された光による像を感光材料上に結像する光学系とを備えてなる画像露光装置において、
    前記空間変調素子の各画素部が曲面状に形成されており、
    前記空間光変調素子から射出される光の主光線が広がり角度を有しているとき、前記各画素部および前記光学系による前記光の主光線の集光角度が、前記主光線の広がり角度よりも大きく形成されていることを特徴とする画像露光装置。
  8. 前記空間光変調素子の各画素部が凹面鏡状もしくは凸面鏡状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の画像露光装置。
  9. 前記画素部および前記光学系による結像位置から外れた、前記画素部および前記光学系による集光位置にマイクロレンズアレイが配置されていることを特徴とする請求項7または8記載の画像露光装置。
  10. 前記マイクロレンズアレイが、前記光の光軸方向に移動可能に配置されていることを特徴とする請求項9記載の画像露光装置。
  11. 前記光学系を通過した光を受けて、前記空間光変調素子の各画素部を経た光を個別に透過させる開口が複数並設されてなるアパーチャアレイをさらに有し、該アパーチャアレイが、前記光学系による画素部の結像位置から外れた、前記画素部および前記結像光学系による集光位置に配置されていることを特徴とする請求項7記載の画像露光装置。
  12. 前記空間光変調素子に入射する光の主光線の広がり角度である照明角度が、前記光の主光線の集光角度と前記空間光変調素子による回折角度との差よりも小さく形成されているものであることを特徴とする請求項7から11のいずれか1項記載の画像露光装置。
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