JP2006248191A - シート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂製印刷原版は紫外線領域に光透過性を有する感光性樹脂硬化物からなり、かつ前記レーザー彫刻工程において用いられるレーザー光源が、1パルス当りの尖頭出力が1J以上20kJ以下であるパルス発振紫外線レーザーであって、前記パルス発振紫外線レーザーから出力されるレーザービームのビーム径を0.4μm以上15μm未満に集光し、幅が0.4μm以上20μm未満、深さが1μm以上100μm未満の微細な凹パターンを樹脂製印刷原版表面に形成することができることを特徴とするシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
【選択図】なし
Description
1. 表面に凹凸パターンを有するシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法が、レーザー光を樹脂製印刷原版表面に照射してレーザー光が照射された部分の樹脂が除去されることにより凹パターンが形成されるレーザー彫刻工程を含み、前記樹脂製印刷原版は紫外線領域に光線透過性を有する感光性樹脂硬化物からなり、かつ前記レーザー彫刻工程において用いられるレーザー光源が、平均出力が0.01W以上5W未満、1パルス当たりのエネルギー量が10J以上50kJ以下であるパルス発振紫外線レーザーであって、前記パルス発振紫外線レーザーから出力されるレーザービームのビーム径を0.4μm以上15μm未満に集光し、幅が0.4μm以上20μm未満、深さが1μm以上100μm未満の微細な凹パターンを樹脂製印刷原版表面に形成することができ、更に、厚さを100μmに設定して別途光硬化させて作製した感光性樹脂硬化物の光線透過率が、レーザー彫刻工程で使用するパルス発振紫外線レーザーの発振波長において0.1%以上60%以下であることを特徴とするシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
3. パルス発振紫外線レーザーの発振波長が、300nm以上400nm以下であり、かつ連続発振あるいはパルス発振の赤外線レーザーの発振波長が、5μm以上20μm以下であることを特徴とする1.または2.に記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
4. パルス発振紫外線レーザーのビーム数および赤外線レーザーのビーム数が、少なくとも1本であることを特徴とする1.から3.のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
6. シリンダーの長軸を固定し周方向へ回転させながら、ガルバノミラーを用いてレーザービームを該シリンダーの長軸方向に走査し、樹脂製印刷原版表面に凹凸パターンを形成する方法において、シリンダーを1回転させて1周分のパターンを、シリンダーの長軸方向に分割された画像データにしたがってレーザー彫刻した後、前記ガルバノミラーをシリンダーの長軸方向へ移動させるか、あるいはシリンダーを長軸方向へ移動させる工程を含み、前記の一連の工程を繰り返し実施することにより全画像データに対応したパターンをレーザー彫刻することが可能な5.に記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
7. 樹脂製印刷原版表面に照射されるパルス発振の紫外線レーザーのパルス幅が1フェムト秒以上200ナノ秒以下であり、繰り返し周波数が10Hz以上500MH以下であることを特徴とする1.から6.のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
9. 感光性樹脂硬化物が、20℃において液状の感光性樹脂を光硬化させて形成されたものであり、該感光性樹脂硬化物がカーボネート結合、エステル結合から選ばれる少なくとも1種類の結合を有し、且つウレタン結合、ウレア結合、アミド結合から選ばれる少なくとも1種類の結合を有することを特徴とする1.から8のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
10. パルス発振紫外線レーザーの1パルスで彫刻される感光性樹脂硬化物の深さが、0.05μm以上10μm以下であることを特徴とする1.から9のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
12. レーザー彫刻装置が、更に連続発振赤外線レーザーおよび光学シャッター、あるいはパルス発振赤外線レーザーおよび光学シャッターあるいはメカニカルシャッターを有し、レーザービームを集光するための集光レンズを有することを特徴とする11.に記載の微細加工用レーザー彫刻装置。
本発明で用いるレーザー彫刻法とは、レーザー光を樹脂製印刷原版表面に照射してレーザー光が照射された部分の樹脂が除去されることにより凹パターンが形成されるパターン形成方法である。表面にパターンが形成される樹脂製印刷原版は、感光性樹脂組成物に光を照射して形成された感光性樹脂硬化物からなり、該感光性樹脂硬化物は、レーザー彫刻で用いるレーザーの発振波長に光線透過性を有する。
本発明の感光性樹脂硬化物の光線透過性は、厚さ100μmの感光性樹脂硬化物の彫刻に用いるレーザーの発振波長での光線透過率で評価する。本発明の感光性樹脂硬化物の光線透過率は、0.1%以上60%以下である。好ましくは、1%以上50%以下、より好ましくは、5%以上40%以下である。光線透過率が0.1%以上60%以下の範囲であれば、深さ方向へのレーザー彫刻が十分深く行われ、低い平均出力のレーザーを光源として使用することが可能となる。
本発明で用いるレーザーはパルス発振の紫外線レーザーであり、繰り返し周波数は10Hz以上500MHz以下であることが好ましい。より好ましい範囲は1kHz以上200MHz以下、更に好ましくは10kHz以上100MH以下である。発振周波数が10Hz以上500MHz以下の範囲であれば、高速にレーザービームを走査し彫刻することが可能であるので、彫刻工程に要する時間を短縮することができる。
本発明で用いられる樹脂組成物より得られる印刷原版の機械強度を高めるためには、有機化合物(b)としては脂環族または芳香族の誘導体が少なくとも1種類以上有することが好ましく、この場合、有機化合物(b)の全体量の20wt%以上であることが好ましく、更に好ましくは50wt%以上である。また、前記芳香族の誘導体として、窒素、硫黄等の元素を有する芳香族化合物であっても構わない。
樹脂(a)あるいは有機化合物(b)が、分子鎖中に存在する酸素原子あるいは窒素原子に対しα位に存在する水素原子を有する化合物、チオールのような硫黄原子に直接結合している水素原子を有する化合物を、感光性樹脂組成物全体量の少なくとも20wt%以上含有することが好ましい。より好ましくは40wt%以上である。前記酸素原子の由来原子団としては、アルコール、エーテル、エステル、カーボネート等を挙げることができ、また前記窒素原子の由来原子団としてはウレタン、ウレア、アミド等を挙げることができる。
(式中、R1は各々独立に、水素原子または炭素数1〜10のアルキル基を表す。また、Xは炭素数1〜10のアルキレン基を表す。)
水素引き抜き型光重合開始剤として機能する部位と崩壊型光重合開始剤として機能する部位を同一分子内に有する化合物の添加量としては、感光性樹脂組成物全体量の0.1wt%以上10wt%以下が好ましく、より好ましくは0.3wt%以上3wt%以下である。添加量がこの範囲であれば、感光性樹脂組成物を大気中で光硬化させた場合であっても、硬化物の機械的物性は充分に確保できる。
感光性樹脂組成物には無機多孔質体(f)を添加することが好ましい。無機多孔質体(f)とは、粒子中に微小細孔を有する、あるいは微小な空隙を有する無機粒子であり、レーザー彫刻において多量に発生する粘稠性の液状カスを吸収除去するための添加剤であり、版面のタック防止効果も有する。本発明の無機多孔質体は粘稠な液状カスの除去を最大の目的として添加するものであり、数平均粒子径、比表面積、平均細孔径、細孔容積、灼熱減量がその性能に大きく影響する。
無機多孔質体(f)の細孔容積は、好ましくは0.1ml/g以上10ml/g以下、より好ましくは0.2ml/g以上5ml/g以下である。細孔容積が0.1ml/g以上の場合、粘稠性液状カスの吸収量は十分であり、また10ml/g以下の場合、粒子の機械的強度を確保することができる。細孔容積の測定には、窒素吸着法を用いる。細孔容積は、−196℃における窒素の吸着等温線から求められる。
無機多孔質体(f)は、特に赤外線波長領域のレーザー光照射により変形あるいは溶融せずに多孔質性を保持することが好ましい。950℃において2時間処理した場合の灼熱減量が、15wt%以下が好ましく、より好ましくは10wt%以下である。
更にこれらの細孔あるいは空隙にレーザー光の波長の光を吸収する顔料、染料等の有機色素を取り込ませることもできる。
無機多孔質体(f)は1種類もしくは2種類以上のものを選択でき、無機多孔質体(f)を添加することによりレーザー彫刻時の液状カスの発生抑制、及びレリーフ印刷版のタック防止等の改良が有効に行われる。
本発明に用いる感光性樹脂組成物における樹脂(a)、有機化合物(b)、及び無機多孔質体(f)の割合は、通常、樹脂(a)100重量部に対して、有機化合物(b)は5〜200重量部が好ましく、20〜100重量部の範囲がより好ましい。又、無機多孔質体(f)は1〜100重量部が好ましく、2〜50重量部の範囲がより好ましい。更に好ましい範囲は、2〜20重量部である。
又、無機多孔質体(f)の量が上記の範囲より小さい場合、樹脂(a)及び有機化合物(b)の種類によっては、レーザー彫刻した際に、彫刻液状カスの発生を抑制するなどの効果が十分発揮されない場合があり、上記の範囲より大きい場合には、印刷版が脆くなりやすい。また、透明性が損なわれる場合があり、また、特にフレキソ版として利用する際には、硬度が高くなりすぎてしまう場合がある。光、特に紫外線を用いて感光性樹脂組成物を硬化させレーザー彫刻印刷原版を作製する場合、光線透過性が硬化反応に影響する。したがって、用いる無機多孔質体の屈折率が感光性樹脂組成物の屈折率に近いものを用いることが有効である。
本発明に用いるレーザー彫刻可能な印刷原版では、有機化合物(b)の重合性不飽和基同士、あるいは樹脂(a)の重合性不飽和基と有機化合物(b)の重合性不飽和基が反応することにより3次元架橋構造が形成され、通常用いるエステル系、ケトン系、芳香族系、エーテル系、アルコール系、ハロゲン系溶剤に不溶化する。この反応は、有機化合物(b)同士、樹脂(a)同士、あるいは樹脂(a)と有機化合物(b)との間で起こり、重合性不飽和基が消費される。また、光重合開始剤を用いて架橋硬化させる場合、光重合開始剤が光により分解されるため、前記架橋硬化物を溶剤で抽出し、GC−MS法(ガスクロマトグラフィーで分離したものを質量分析する方法)、LC−MS法(液体クロマトグラフィーで分離したものを質量分析する方法)、GPC−MS法(ゲル浸透クロマトグラフィーで分離し質量分析する方法)、LC−NMR法(液体クロマトグラフィーで分離したものを核磁気共鳴スペクトルで分析する方法)を用いて解析することにより、未反応の光重合開始剤および分解生成物を同定することができる。更に、GPC−MS法、LC−MS法、GPC−NMR法を用いることにより、溶剤抽出物中の未反応のポリマー、未反応の有機化合物(b)、および重合性不飽和基が反応して得られる比較的低分子量の生成物についても溶剤抽出物の分析から同定することができる。
本発明では、レーザー彫刻される層の下部にエラストマーからなるクッション層を形成することもできる。一般的にレーザー彫刻される層の厚さは、0.1〜数mmであるため、それ以外の下部層は組成の異なる材料であっても構わない。クッション層としては、ショアA硬度が20から70度のエラストマー層であることが好ましい。ショアA硬度が20度以上である場合、適度に変形するため、印刷品質を確保することができる。また、70度以下であれば、クッション層としての役割を果たすことができる。より好ましいショアA硬度の範囲は、30〜60度である。
クッション層に用いる熱可塑性エラストマーの具体例としては、スチレン系熱可塑性エラストマーであるSBS(ポリスチレン−ポリブタジエン−ポリスチレン)、SIS(ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリスチレン)、SEBS(ポリスチレン−ポリエチレン/ポリブチレン−ポリスチレン)等、オレフィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、エステル系熱可塑性エラストマー、アミド系熱可塑性エラストマー、シリコン系熱可塑性エラストマー、フッ素系熱可塑性エラストマー等を挙げることができる。
また、硫黄架橋型ゴム、有機過酸化物、フェノール樹脂初期縮合物、キノンジオキシム、金属酸化物、チオ尿素等の非硫黄架橋型ゴムを用いることもできる。
多層化する場合、前記バックフィルムの位置は、クッション層の下、すなわち印刷原版の最下部、あるいは、レーザー彫刻可能な感光性樹脂層とクッション層との間の位置、すなわち印刷原版の中央部、いずれの位置でも構わない。
また、レーザー彫刻印刷版の表面に改質層を形成させることにより、印刷版表面のタックの低減、インク濡れ性の向上を行うこともできる。改質層としては、シランカップリング剤あるいはチタンカップリング剤等の表面水酸基と反応する化合物で処理した被膜、あるいは多孔質無機粒子を含有するポリマーフィルムを挙げることができる。
上記のカップリング剤に、必要に応じ、水−アルコール、或いは酢酸水−アルコール混合液で希釈して、調製することができる。処理液中のカップリング剤の濃度は、0.05〜10.0重量%が好ましい。
本発明におけるカップリング剤処理法について説明する。前記のカップリング剤を含む処理液を、印刷原版、あるいはレーザー彫刻後の印刷版表面に塗布して用いられる。カップリング剤処理液を塗布する方法に特に限定はなく、例えば浸漬法、スプレー法、ロールコート法、或いは刷毛塗り法等を適用することが出来る。また、被覆処理温度、被覆処理時間についても特に限定はないが、5〜60℃であることが好ましく、処理時間は0.1〜60秒であることが好ましい。更に樹脂版表面上の処理液層の乾燥を加熱下で行うことが好ましく、加熱温度としては50〜150℃が好ましい。
カップリング剤で印刷版表面を処理する前に、キセノンエキシマランプ等の波長が200nm以下の真空紫外線領域の光を照射する方法、あるいはプラズマ等の高エネルギー雰囲気に曝すことにより、印刷版表面に水酸基を発生させ高密度にカップリング剤を固定化することもできる。
本発明では、微細なパターンの形成は、パルス発振紫外線レーザーを用いて行う。また、より粗いパターンが同一印刷版内に存在する場合は、短時間に彫刻処理が行われるように、発振波長が5μm以上20μm以下の赤外線レーザーを用いて彫刻することもできる。特に好ましい赤外線レーザーとして、炭酸ガスレーザーを挙げることができる。炭酸ガスレーザーの発振モードは、連続発振でもパルス発振であっても良い。また、赤外線レーザーから出力されるレーザービーム径を15μm以上100μm未満に集光し、幅が15μmを越えて広く、深さが100μm以上の粗い凹パターンを形成することが可能である。
(1)粘度
感光性樹脂組成物の粘度は、B型粘度計(B8H型;日本国、東京計器社製)を用い、20℃で測定した。
(2)数平均分子量の測定
樹脂(a)の数平均分子量は、ゲル浸透クロマトグラフ法(GPC法)を用いて、分子量既知のポリスチレンで換算して求めた。高速GPC装置(日本国、東ソー社製のHLC−8020)とポリスチレン充填カラム(商標:TSKgelGMHXL;日本国、東ソー社製)を用い、テトラヒドロフラン(THF)で展開して測定した。カラムの温度は40℃に設定した。GPC装置に注入する試料としては、樹脂濃度が1wt%のTHF溶液を調製し、注入量10μlとした。また、検出器としては、樹脂(a)に関しては紫外吸収検出器を使用し、モニター光として254nmの光を用いた。
(3)重合性不飽和基の数の測定
合成した樹脂(a)の分子内に存在する重合性不飽和基の平均数は、未反応の低分子成分を液体クロマトグラフ法を用いて除去した後、核磁気共鳴スペクトル法(NMR法)を用いて分子構造解析し求めた。
温度計、攪拌機、還流器を備えた1Lのセパラブルフラスコに旭化成株式会社製ポリカーボネートジオールである、商標「PCDL L4672」(数平均分子量1990、OH価56.4)447.24gとトリレンジイソシアナート30.83gを加え80℃に加温下に約3時間反応させた後、2−メタクリロイルオキシイソシアネート14.83gを添加し、さらに約3時間反応させて、末端がメタアクリル基(分子内の重合性不飽和基が1分子あたり平均約2個)である数平均分子量約10000の樹脂(ア)を製造した。この樹脂は20℃では水飴状であり、外力を加えると流動し、かつ外力を除いても元の形状を回復しなかった。
温度計、攪拌機、還流器を備えた1Lのセパラブルフラスコに旭化成株式会社製ポリテトラメチレングリコール(数平均分子量1830、OH価61.3)500gとトリレンジイソシアネート52.40gを加え60℃に加温下に約3時間反応させた後、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート6.2gとポリプロピレングリコールモノメタクリレート(Mn400)7.9gを添加し、さらに2時間反応させたのち、エタノールを20g加えてさらに2時間反応させた。末端がメタアクリル基(分子内の重合性不飽和基が1分子あたり平均で0.5個)である数平均分子量約20000の樹脂(イ)を製造した。この樹脂は20℃では水飴状であり、外力を加えると流動し、かつ外力を除いても元の形状を回復しなかった。
樹脂(a)として樹脂(ア)65重量部、有機化合物(b)としてフェノキシエチルアクリレート33重量部、メチルスチリル変性シリコーンオイル(信越化学工業社製、商標「KF−410」)1重量部、光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン0.6重量部、重合禁止剤として2,6−ジ−t−ブチルアセトフェノン1重量部を混合し感光性樹脂組成物(ウ)を調製した。感光性樹脂組成物(ウ)の20℃における粘度は、1600Pa・sであった。
作製した感光性樹脂組成物(ウ)を、PETフィルム上に厚さ0.5mmのシート状に成形し、その上に厚さ15μmのPETカバーフィルムを被覆して、高圧水銀灯から出てくる光を、大気中で感光性樹脂層が露出している面から照射してクッション層を得た。照射したエネルギー量は、4000mJ/cm2(UV−35−APRフィルター(商標、オーク製作所社製)で測定した照度を時間積分した値)であった。
また、製造例2で得られた樹脂(イ)100重量部に対し、重合性モノマーとしてフェノキシエチルメタクリレート25重量部、ポリプロピレングリコールモノメタクリレート19重量部、トリチロールプロパントリアクリレート5重量部、無機多孔質体として富士シリシア化学株式会社製、多孔質性微粉末シリカである、商標「サイロスフェアC−1504」(以下略してC−1504、数平均粒子径4.5μm、比表面積520m2/g、平均細孔径12nm、細孔容積1.5ml/g、灼熱減量2.5wt%、吸油量290ml/100g)5重量部、光重合開始剤として2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン0.6重量部とベンゾフェノン1重量部、その他添加剤として2,6−ジ−t−ブチルアセトフェノン0.5重量部を加えて20℃で液状の感光性樹脂組成物(エ)を作成し、レーザー彫刻印刷版層形成に用いた。液状感光性樹脂組成物(エ)の20℃における粘度は、1200Pa・sであった。得られた感光性樹脂組成物(エ)をPETフィルム上に厚さ1.7mmのシート状に成形し、その上に厚さ15μmのPETカバーフィルムを被覆して、高圧水銀灯から出てくる光を、大気中で感光性樹脂層が露出している面から照射し、レーザー彫刻印刷原版層を形成した。照射したエネルギー量は、4000mJ/cm2(UV−35−APRフィルター(商標、オーク製作所社製)で測定した照度を時間積分した値)であった。得られたレーザー彫刻印刷原版層の両面に付いたPETフィルムを剥がし、上記のクッション層上に両面接着テープを介して、貼り付けることにより、クッション層上にレーザー彫刻層を積層したシート状印刷原版を形成した。
更に、別途、感光性樹脂組成物(エ)を、PETフィルム上に厚さ100μmmmのシート状に成形し、その上に厚さ15μmのPETカバーフィルムを被覆して、高圧水銀灯から出てくる光を、大気中で感光性樹脂層が露出している面から照射して光線透過率測定用サンプルを得た。照射したエネルギー量は、2000mJ/cm2(UV−35−APRフィルター(商標、オーク製作所社製)で測定した照度を時間積分した値)であった。紫外・可視・近赤外分光光度計(日本分光社製、商標「V−570」)を用いて、355nm(微細パターン形成に用いたレーザーの発振波長)において、34%であった。
実施例1と同様にして、シート状印刷原版を作製した。微細パターンのレーザー彫刻は、エンドポンプ式半導体レーザー励起モードロック固体レーザーであるNd:YVO4レーザーの第3高調波(スペクトラフィジックス社製、商標「Vanguard UV350mW」)を用いて、ビーム径を8μmにfθレンズで集光して実施した。レーザーの発振周波数は80MHz、パルス幅は12ピコ秒、平均出力は0.35W、1パルスあたりのエネルギー量は365Jであった。試料を固定し、レーザービームを、ガルバノミラーを用いてXY方向へ走査し凹パターンを形成した。ビームのクォリティーを示すM2値は1.3未満であった。実施例1と同じデザインでライン状凹パターンを形成した。得られた凹パターンの深さは25μmであった。1パルス当たりの彫刻深さは、0.3μmであった。
実施例1で用いた感光性樹脂組成物(エ)に、中心金属がバナジウムであるフタロシアニン系色素を2500ppm添加した感光性樹脂組成物(オ)を調製し、レーザー彫刻層を形成した。感光性樹脂組成物(オ)を用い、厚さを0.15mmとする以外は、実施例1と同様にしてシート状印刷版を作製した。感光性樹脂組成物(オ)を用いて、別途形成した厚さ100μmの感光性樹脂硬化物の355nmにおける光線透過率は1%であった。
パルス発振紫外線レーザーを用いて形成された凹パターンの寸法は、幅が12μm、深さが10μmであった。
実施例1と、レーザー光源としてパルス発振固体レーザー(コヒレント社製、商標「Thor−355−15W−LP」)を用いる以外は、同様にして凹パターンを形成したシート状印刷版を作製した。レーザーの発振周波数は50Hz、パルス幅は130ナノ秒、平均出力は15Wであった。レーザービーム径を8μmにレンズで集光して実施した。得られた凹パターンの幅は30μmであった。
シリカを含有する厚さ1mmのシリコーンゴムシートを用いて、実施例1と同じパルス発振紫外線レーザーを用いて、同じ彫刻条件でレーザー彫刻を実施した。線状の痕跡は見られたが、深さは1μm未満であった。使用したシリコーンゴムは、感光性樹脂硬化物ではなかった。
用いたシリコーンゴムを、厚さ100μmにスライスして355nmにおける光線透過率を測定したところ、光線透過率は0.1%未満であった。
Claims (12)
- 表面に凹凸パターンを有するシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法が、レーザー光を樹脂製印刷原版表面に照射してレーザー光が照射された部分の樹脂が除去されることにより凹パターンが形成されるレーザー彫刻工程を含み、前記樹脂製印刷原版の表面から少なくとも100μmの厚さの部分は、紫外線領域に光線透過性を有する感光性樹脂硬化物からなり、かつ前記レーザー彫刻工程において用いられるレーザー光源が、平均出力が0.01W以上5W未満、1パルス当たりのエネルギー量が10J以上50kJ以下であるパルス発振紫外線レーザーであって、前記パルス発振紫外線レーザーから出力されるレーザービームのビーム径を0.4μm以上15μm未満に集光し、幅が0.4μm以上20μm未満、深さが1μm以上100μm未満の微細な凹パターンを樹脂製印刷原版表面に形成することができ、更に、厚さを100μmに設定して別途光硬化させて作製した感光性樹脂硬化物の光線透過率が、レーザー彫刻工程で使用するパルス発振紫外線レーザーの発振波長において0.1%以上60%以下であることを特徴とするシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- レーザー彫刻工程において、更に、連続発振あるいはパルス発振の赤外線レーザーを用いて、樹脂製印刷原版表面をレーザー彫刻する工程を含み、前記赤外線レーザーから出力されるレーザービームのビーム径を15μm以上100μm未満に集光し、幅が15μmを越えて大きく、深さが100μm以上の粗い凹パターンを形成できることを特徴とする請求項1に記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- パルス発振紫外線レーザーの発振波長が、300nm以上400nm以下であり、かつ連続発振あるいはパルス発振の赤外線レーザーの発振波長が、5μm以上20μm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- パルス発振紫外線レーザーのビーム数および赤外線レーザーのビーム数が、それぞれ、少なくとも1本であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- レーザー彫刻工程において、シート状印刷原版をシリンダー表面に巻きつけ固定した状態、あるいは円筒状印刷原版をシリンダーに装着した状態で、シリンダーの長軸を固定し周方向へ回転させながら、レーザービームを該シリンダーの長軸方向に走引するか、あるいは、ガルバノミラーを用いて該シリンダーの長軸方向に走査する方法でレーザー彫刻される工程を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- シリンダーの長軸を固定し周方向へ回転させながら、ガルバノミラーを用いてレーザービームを該シリンダーの長軸方向に走査し、樹脂製印刷原版表面に凹凸パターンを形成する方法において、シリンダーを1回転させて1周分のパターンを、シリンダーの長軸方向に分割された画像データにしたがってレーザー彫刻した後、前記ガルバノミラーをシリンダーの長軸方向へ移動させるか、あるいはシリンダーを長軸方向へ移動させる工程を含み、前記の一連の工程を繰り返し実施することにより全画像データに対応したパターンをレーザー彫刻することが可能な請求項5に記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- 樹脂製印刷原版表面に照射されるパルス発振の紫外線レーザーのパルス幅が1フェムト秒以上200ナノ秒以下であり、繰り返し周波数が10Hz以上500MH以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- パルス発振の紫外線レーザー光が、エンドポンプ方式の半導体レーザー励起固体レーザーの第三高調波であることを特徴とする請求項1から7に記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- 感光性樹脂硬化物が、20℃において液状の感光性樹脂を光硬化させて形成されたものであり、該感光性樹脂硬化物がカーボネート結合、エステル結合から選ばれる少なくとも1種類の結合を有し、且つウレタン結合、ウレア結合、アミド結合から選ばれる少なくとも1種類の結合を有することを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- パルス発振紫外線レーザーの1パルスで彫刻される感光性樹脂硬化物の深さが、0.05μm以上10μm以下であることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のシート状あるいは円筒状の樹脂製印刷基材の製造方法。
- レーザー彫刻装置が、パルス発振紫外線レーザー、シリンダーの長軸方向へレーザービームを走査するためのガルバノミラー、レーザービームを集光するための集光レンズ、光学シャッターあるいはメカニカルシャッターを有し、且つシリンダーの長軸を保持する機構、保持したシリンダーを周方向へ回転させる機構、更に、前記ガルバノミラーをシリンダーの長軸方向へ移動させる機構あるいはシリンダーをその長軸方向へ移動させる機構を有することを特徴とする微細加工用レーザー彫刻装置。
- レーザー彫刻装置が、更に連続発振赤外線レーザーおよび光学シャッター、あるいはパルス発振赤外線レーザーおよび光学シャッターあるいはメカニカルシャッターを有し、レーザービームを集光するための集光レンズを有することを特徴とする請求項11に記載の微細加工用レーザー彫刻装置。
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