JP2006221010A - 画像形成用カートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents
画像形成用カートリッジおよび画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006221010A JP2006221010A JP2005035455A JP2005035455A JP2006221010A JP 2006221010 A JP2006221010 A JP 2006221010A JP 2005035455 A JP2005035455 A JP 2005035455A JP 2005035455 A JP2005035455 A JP 2005035455A JP 2006221010 A JP2006221010 A JP 2006221010A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image forming
- contact
- forming apparatus
- cover
- information
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
【課題】コネクタの開口部分から電界ノイズによる影響やトナー等による汚損等を受けることがない画像形成用カートリッジを提供する。
【解決手段】トナーカートリッジ23aに備えられるオス型コネクタ230は、金属製の接点部231と、導電性材料または半導電性材料からなる前面カバー232および周囲カバー233と、各種情報を記憶するメモリICチップ235とを備える。前面カバー232は、周囲カバー233端部近傍に回動自在に取り付けられており、接続時にはその回転軸Cを中心として時計回りに回動して開く。通常時にはこの前面カバー232および周囲カバー233により、接点部231は密閉されまたはほぼ密閉されている。このことにより、接点部231は、歪みなどを生じさせる衝撃、メモリICチップ235を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波、および汚損を生じるトナー等から遮断され保護される。
【選択図】図4
【解決手段】トナーカートリッジ23aに備えられるオス型コネクタ230は、金属製の接点部231と、導電性材料または半導電性材料からなる前面カバー232および周囲カバー233と、各種情報を記憶するメモリICチップ235とを備える。前面カバー232は、周囲カバー233端部近傍に回動自在に取り付けられており、接続時にはその回転軸Cを中心として時計回りに回動して開く。通常時にはこの前面カバー232および周囲カバー233により、接点部231は密閉されまたはほぼ密閉されている。このことにより、接点部231は、歪みなどを生じさせる衝撃、メモリICチップ235を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波、および汚損を生じるトナー等から遮断され保護される。
【選択図】図4
Description
本発明は、電子写真方式、静電方式、磁気方式等の画像形成装置に着脱自在に装着される画像形成用カートリッジおよびそれを装着する画像形成装置に関する。
近年、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、電子写真方式が広く採用されている。また、静電方式や磁気方式等が採用されることもある。このような画像形成装置は、感光体や各種記録媒体上に潜像を形成した後、この潜像をトナー等により可視像化し、さらに所定の用紙に転写し定着させることにより画像形成を行う。この画像形成プロセスでは、トナーの消費や感光体等の消耗を伴うので、これらを装置外部から補給する必要がある。
そこで、従来より、例えば現像用装置の上部にいわゆるトナーカートリッジを着脱自在に取り付け、このトナーカートリッジからトナーを補給する画像形成装置がある。また従来より、上記画像形成プロセスの全部または一部を実現する装置(例えば、感光体や、帯電装置、クリーニング装置など)を一体的に含むいわゆるプロセスカートリッジを着脱自在に取り付けた画像形成装置がある。このトナーカートリッジやプロセスカートリッジなど、画像形成装置において画像形成のために必要となる要素の少なくとも1つを構成するように、当該画像形成装置に着脱自在に装着されるカートリッジまたはユニット等を、以下、画像形成用カートリッジという。
この画像形成用カートリッジには、従来より半導体メモリなどの記憶手段が内蔵されることがある。この記憶手段には、各色トナーの残量情報や、一度交換されたカートリッジか否かの判別情報、各種画像形成条件などの情報が記録される。そして画像形成用カートリッジが画像形成装置に装着されるとき、画像形成装置は、画像形成装置と画像形成用カートリッジとに設けられたコネクタを介して、記録された上記情報にアクセスすることができるようになっているものが多い。
このような構成では、画像形成用カートリッジのコネクタは、記録された上記情報のアクセスにとって不可欠であるので、電界ノイズによる影響やトナー等による汚損、装着時の衝撃による破損や静電気による破壊などから保護されることが望まれる。そこで、従来より、コネクタを差し込む方向にのみ開口しているカバーでコネクタを包囲した現像カートリッジがある(例えば特許文献1を参照)。このカバーにより電界ノイズによる影響やトナー等によるコネクタの汚損を抑えることができる。
また、画像形成用カートリッジのコネクタと画像形成装置(のコネクタ)とは、少なくとも上記情報のアクセス中には安定した接続状態が確保されていなければならない。もし上記情報の読み出し中または書き込み中にコネクタの接続状態が解除されると、上記情報が異常な状態となるので、画像形成装置は、異常な情報に基づく異常な動作を行う可能性がある。そこで、従来より、装着時にコネクタの接続を解除する動作の速度を制限するダンパ機構を備える画像形成装置がある(例えば特許文献2を参照)。このダンパ機構によりコネクタの接続状態が完全に解除されるまでの所定時間内にアクセスを確実に終了することができる。
特開2003−255648号公報
特開2004−69943号公報
しかし、上記カバーでコネクタを包囲した現像カートリッジ(特許文献1参照)は、コネクタの開口部分から電界ノイズによる影響やトナー等による汚損を受けることがあり、また装着時の衝撃による破損や静電気による破壊から保護するための構成を有していない。また、上記ダンパ機構を備える画像形成装置(特許文献2参照)は、構成が複雑でありコストがかかる。
そこで本発明の目的は、コネクタの開口部分から電界ノイズによる影響やトナー等による汚損等を受けることがない画像形成用カートリッジを提供することである。また、本発明のさらなる目的は、装着時の衝撃による破損や静電気による破壊から保護され、また簡易かつ安価な構成でコネクタの接続状態が完全に解除されるまでの所定時間内にアクセスを確実に終了することができる画像形成用カートリッジおよびそれを装着する画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、画像形成装置に着脱自在に装着され、前記画像形成装置における画像形成に使用される画像形成用カートリッジであって、
所定の情報を記憶する記憶回路と、
前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である接点と、
導電性素材または半導電性素材からなり、前記接点を保護するためのカバーと
を備え、
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着されない場合、前記画像形成装置と電気的に接続されるべき前記接点の接続方向を覆うように設けられることを特徴とする、画像形成用カートリッジ。
所定の情報を記憶する記憶回路と、
前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である接点と、
導電性素材または半導電性素材からなり、前記接点を保護するためのカバーと
を備え、
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着されない場合、前記画像形成装置と電気的に接続されるべき前記接点の接続方向を覆うように設けられることを特徴とする、画像形成用カートリッジ。
第2の発明は、第1の発明において、
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点の前記接続方向が覆われないように、前記接点の前記接続方向への移動に応じて開くことを特徴とする。
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点の前記接続方向が覆われないように、前記接点の前記接続方向への移動に応じて開くことを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、
前記カバーは、前記接点が前記画像形成装置と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ、前記画像形成装置に備えられる所定の検知電極と接触する位置に設けられることを特徴とする。
前記カバーは、前記接点が前記画像形成装置と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ、前記画像形成装置に備えられる所定の検知電極と接触する位置に設けられることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記画像形成装置に備えられる除電のための除電電極と接触する位置に設けられることを特徴とする。
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記画像形成装置に備えられる除電のための除電電極と接触する位置に設けられることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点と前記画像形成装置とが電気的に接続される時点よりも前の時点で、前記除電電極と接触する位置に設けられることを特徴とする。
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点と前記画像形成装置とが電気的に接続される時点よりも前の時点で、前記除電電極と接触する位置に設けられることを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点と前記画像形成装置とが電気的に接続される時点よりも後の時点で、前記接点が前記画像形成装置と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ接触可能な前記画像形成装置に備えられる所定の検知電極と接触する位置に設けられることを特徴とする。
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点と前記画像形成装置とが電気的に接続される時点よりも後の時点で、前記接点が前記画像形成装置と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ接触可能な前記画像形成装置に備えられる所定の検知電極と接触する位置に設けられることを特徴とする。
第7の発明は、第1の発明において、
前記接点の周囲近傍を覆う周囲保護部をさらに備え、
前記周囲保護部は、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着されない場合、前記カバーとで形成される空間内に前記接点を略密閉することを特徴とする。
前記接点の周囲近傍を覆う周囲保護部をさらに備え、
前記周囲保護部は、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着されない場合、前記カバーとで形成される空間内に前記接点を略密閉することを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、
前記カバーは、前記接点の前記接続方向を覆う状態が維持されるように係止するための凸部を含み、
前記周囲保護部は、前記凸部と嵌合することにより前記カバーを係止するための凹部を含むことを特徴とする。
前記カバーは、前記接点の前記接続方向を覆う状態が維持されるように係止するための凸部を含み、
前記周囲保護部は、前記凸部と嵌合することにより前記カバーを係止するための凹部を含むことを特徴とする。
第9の発明は、第1の発明において、
前記接点を支持するための支持部をさらに備え、
前記支持部は、粘弾性素材を含むことを特徴とする。
前記接点を支持するための支持部をさらに備え、
前記支持部は、粘弾性素材を含むことを特徴とする。
第10の発明は、第1の発明において、
前記画像形成装置の筐体に設けられ当該画像形成用カートリッジを装着するときに開けられるべきドアが開かれている場合、前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取ることを禁止するアクセス制御手段をさらに備えることを特徴とする。
前記画像形成装置の筐体に設けられ当該画像形成用カートリッジを装着するときに開けられるべきドアが開かれている場合、前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取ることを禁止するアクセス制御手段をさらに備えることを特徴とする。
第11の発明は、第3または第6の発明において、
前記カバーが前記検知電極と接触していない場合、前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取ることを禁止するアクセス制御手段をさらに備えることを特徴とする。
前記カバーが前記検知電極と接触していない場合、前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取ることを禁止するアクセス制御手段をさらに備えることを特徴とする。
第12の発明は、所定の情報を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に前記情報を与えまたは前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である第1の接点と、導電性素材または半導電性素材からなり、前記第1の接点の接続方向を覆うことができるように設けられる前記第1の接点を保護するためのカバーとを備える画像形成用カートリッジを着脱自在に装着される画像形成装置であって、
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記画像形成用カートリッジが装着される場合、前記第1の接点と前記第2の接点とが電気的に接続される時点よりも前の時点で前記カバーに接触する位置に設けられる、除電のための除電電極と
を備えることを特徴とする。
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記画像形成用カートリッジが装着される場合、前記第1の接点と前記第2の接点とが電気的に接続される時点よりも前の時点で前記カバーに接触する位置に設けられる、除電のための除電電極と
を備えることを特徴とする。
第13の発明は、所定の情報を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に前記情報を与えまたは前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である第1の接点と、導電性素材または半導電性素材からなり、前記第1の接点の接続方向を覆うことができるように設けられる前記第1の接点を保護するためのカバーとを備える画像形成用カートリッジを着脱自在に装着される画像形成装置であって、
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記第2の接点を支持するための支持部とを備え、
前記支持部は、粘弾性素材を含むことを特徴とする。
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記第2の接点を支持するための支持部とを備え、
前記支持部は、粘弾性素材を含むことを特徴とする。
第14の発明は、所定の情報を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に前記情報を与えまたは前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である第1の接点と、導電性素材または半導電性素材からなり、前記第1の接点の接続方向を覆うことができるように設けられる前記第1の接点を保護するためのカバーとを備える画像形成用カートリッジを着脱自在に装着される画像形成装置であって、
少なくとも前記画像形成用カートリッジを格納する筐体と、
前記筐体に設けられており、前記画像形成用カートリッジを装着するときに開けられるべきドアと、
前記ドアが開けられているか否かを検知するドア開放検知手段と、
前記ドア開放検知手段によりドアが開けられていることが検知された場合、前記記憶回路から当該画像形成装置へ前記情報を受け取りまたは当該画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を与えることを禁止するアクセス制御手段と
を備えることを特徴とする。
少なくとも前記画像形成用カートリッジを格納する筐体と、
前記筐体に設けられており、前記画像形成用カートリッジを装着するときに開けられるべきドアと、
前記ドアが開けられているか否かを検知するドア開放検知手段と、
前記ドア開放検知手段によりドアが開けられていることが検知された場合、前記記憶回路から当該画像形成装置へ前記情報を受け取りまたは当該画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を与えることを禁止するアクセス制御手段と
を備えることを特徴とする。
第15の発明は、所定の情報を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に前記情報を与えまたは前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である第1の接点と、導電性素材または半導電性素材からなり、前記第1の接点の接続方向を覆うことができるように設けられる前記第1の接点を保護するためのカバーとを備える画像形成用カートリッジを着脱自在に装着される画像形成装置であって、
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記第1の接点が前記第2の接点と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ前記カバーが接触する位置に設けられる検知電極と、
前記カバーと前記検知電極とが接触しているか否かを検知する接触検知手段と、
前記接触検知手段により前記カバーと前記検知電極との接触が検知されない場合、前記記憶回路から当該画像形成装置へ前記情報を受け取りまたは当該画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を与えることを禁止するアクセス制御手段と
を備えることを特徴とする。
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記第1の接点が前記第2の接点と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ前記カバーが接触する位置に設けられる検知電極と、
前記カバーと前記検知電極とが接触しているか否かを検知する接触検知手段と、
前記接触検知手段により前記カバーと前記検知電極との接触が検知されない場合、前記記憶回路から当該画像形成装置へ前記情報を受け取りまたは当該画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を与えることを禁止するアクセス制御手段と
を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、接点の接続方向を覆うようにカバーが設けられるので、接点に歪みなどを生じさせる衝撃、および汚損を生じるトナー等から遮断され保護される。また、カバーは、導電性材料または半導電性材料からなるため、記憶回路を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波から遮断され保護される。
第2の発明によれば、第1の発明と同様、通常時には接点に歪みなどを生じさせる衝撃、汚損を生じるトナー等、および記憶回路を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波から遮断され保護されるとともに、画像形成用カートリッジが画像形成装置に装着されるときにはカバーが開くので、簡単に接続することができる。
第3の発明によれば、カバーと検知電極とが接触する場合に、接点と画像形成装置とが電気的に安定して接続されることになるので、電気的に安定して接続された状態で確実に記憶回路から画像形成装置へ情報を与えまたは画像形成装置から記憶回路へ情報を受け取ることができる。
第4の発明によれば、導電性または半導電性のカバーから除電電極へ画像形成用カートリッジの静電気を逃がすことができるので、記憶回路等の電子部品の静電破壊を未然に防止することができる。
第5の発明によれば、接点が接触するよりも先に、カバーから除電電極へ画像形成用カートリッジの静電気を逃がすことができるので、接点に過大な電圧がかかることによる記憶回路等の電子部品の静電破壊を未然に防止することができる。
第6の発明によれば、第5の発明と同様に接点に過大な電圧がかかることによる記憶回路等の電子部品の静電破壊を未然に防止することができ、さらに第3の発明と同様に電気的に安定して接続された状態で確実に記憶回路から画像形成装置へ情報を与えまたは画像形成装置から記憶回路へ情報を受け取ることができる。
第7の発明によれば、接点が略密閉されるので、特に汚損を生じるトナー等から完全に遮断され保護される。また、カバーは、導電性材料または半導電性材料からなるため、記憶回路を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波から十分に遮断され保護される。
第8の発明によれば、簡易な構成で接点を略密閉することができるので、、汚損を生じるトナー等から完全に遮断され保護され、また、記憶回路を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波から十分に遮断され保護される。
第9の発明によれば、支持部が粘弾性を有することにより、例えば押し込まれる際の衝撃による破壊や歪みなどを未然に防止することができる。
第10の発明によれば、ドアが開放状態である場合に記憶回路への情報の書き込みまたは読み出しがなされることはないので、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることによる異常動作を確実に防止することができる。
第11の発明によれば、カバーと検知電極とが離れているときに記憶回路への情報の書き込みまたは読み出しを停止することにより、簡易かつ安価な構成で接点の接続状態が完全に解除されるまでの所定時間内にアクセスを確実に終了することができる。
第12の発明によれば、第5の発明と同様に、第1および第2の接点が接触するよりも先にカバーから除電電極へ画像形成用カートリッジの静電気を逃がすことができるので、接点に過大な電圧がかかることによる記憶回路等の電子部品の静電破壊を未然に防止することができる。
第13の発明によれば、第9の発明と同様に、支持部が粘弾性を有することにより、例えば押し込まれる際の衝撃による破壊や歪みなどを未然に防止することができる。
第14の発明によれば、第10の発明と同様に、ドアが開放状態である場合に記憶回路への情報の書き込みまたは読み出しがなされることはないので、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることによる異常動作を確実に防止することができる。
第15の発明によれば、第11の発明と同様に、カバーと検知電極とが接触する場合に、接点と画像形成装置とが電気的に安定して接続されることになるので、電気的に安定して接続された状態で確実に記憶回路から画像形成装置へ情報を与えまたは画像形成装置から記憶回路へ情報を受け取ることができる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照して説明する。
<1. 画像形成装置全体の構成および動作>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を簡単に示す側面図である。この画像形成装置は、装置外部から与えられる画像データに基づき用紙Paに対して多色(または単色)の画像を形成した用紙Pbを出力する。このため、本画像形成装置は、露光ユニット20と、感光体ドラム12a〜12dと、現像装置13a〜13dと、トナーカートリッジ23a〜23dと、中間転写ベルト11と、二次転写ローラ14と、加熱ローラ(定着ローラとも言う)および加圧ローラからなる定着ユニット21と、用紙さばきローラ16と、排紙トレイ18とを備えている。なお、図1において、用紙の搬送路は一点鎖線で示されている。
<1. 画像形成装置全体の構成および動作>
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構造を簡単に示す側面図である。この画像形成装置は、装置外部から与えられる画像データに基づき用紙Paに対して多色(または単色)の画像を形成した用紙Pbを出力する。このため、本画像形成装置は、露光ユニット20と、感光体ドラム12a〜12dと、現像装置13a〜13dと、トナーカートリッジ23a〜23dと、中間転写ベルト11と、二次転写ローラ14と、加熱ローラ(定着ローラとも言う)および加圧ローラからなる定着ユニット21と、用紙さばきローラ16と、排紙トレイ18とを備えている。なお、図1において、用紙の搬送路は一点鎖線で示されている。
この画像形成装置は、ブラック(K)、並びに減法混色の3原色であるシアン(C)、マゼンタ(M)、およびびイエロー(Y)からなる4色の各色相に対応した画像データに基づき画像形成を行う。例えば、画像形成装置には、ブラックの画像形成を行うため、感光体ドラム12aと、現像装置13aと、図示されない帯電ローラ、一次転写ローラ、およびクリーニングユニットとが備えられており、他の3色の画像形成を行うため、同様の構成(感光体ドラム12b〜12dおよび現像装置13b〜13d等)が備えられている。これらの構成要素は、中間転写ベルト11の移動方向に沿って一列に配置されている。
図示されない帯電ローラは、例えば、像の担持体である感光体ドラム12a〜12dの表面を所定の電位になるよう均一に帯電させる接触方式の帯電器である。レーザビーム走査装置である露光ユニット20は、半導体レーザ、ポリゴンミラー15、および複数の反射ミラー等を含み、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローの各色相に対応した画像データに基づき変調された4つのレーザビームのそれぞれを、対応する感光体ドラム12a〜12dの表面に照射する。このことにより、感光体ドラム12a〜12dの表面には、ブラック、シアン、マゼンタ、およびイエロー各色相に対応した画像データに基づく静電潜像が形成される。
トナーカートリッジ23a〜23dは、現像装置13a〜12dの上部近傍に着脱自在に取り付けられており、ブラック、シアン、マゼンタ、またはイエローの色相に対応した現像剤であるトナーを貯留する。このトナーをトナーカートリッジ23a〜23dに新たに補給する場合、これらトナーカートリッジ23a〜23dは一旦本画像形成装置から取り外される。図2は、これらのトナーカートリッジを取り外した状態での本画像形成装置の構造を簡単に示す側面図である。その後、トナーカートリッジ23a〜23dは、図1に示すように取り付けられる。なお、本画像形成装置の筐体には、図示されない開口部を覆うための開閉可能なドアが設けられており、通常このドアは閉じられている。そしてメンテナンス時やトナーカートリッジ23a〜23dを取り外すときには、このドアが開けられる。
図3は、装着前のトナーカートリッジおよび現像装置の外観を簡易に示す斜視図である。この図3に示されるように、トナーカートリッジ23aは例えばピンコネクタのようなオス型コネクタ230を備え、現像装置13aはその上部近傍に例えばソケットコネクタのようなメス型コネクタ130を備えている。なお、これらの型(オス型およびメス型)は入れ替えられてもよい。トナーカートリッジ23aを移動方向Mへ移動させて現像装置13aに装着する場合、オス型コネクタ230とメス型コネクタ130とが嵌合するように接続される。画像形成装置は、これらのコネクタを介して、トナーカートリッジ23a〜23dに内蔵される所定の情報を記録するためのメモリICから、記憶されている情報を読み出しまたは各種情報を記憶させる。この情報は、例えば各色トナーの残量情報や、一度交換されたカートリッジか否かの判別情報、各種画像形成条件などの情報など、従来の画像形成装置におけるメモリICに記憶される周知の内容の情報である。ここで、本発明の特徴は上記コネクタの構造等にみられるが、その詳細については後述する。
現像装置13a〜12dは、静電潜像が形成された感光体ドラム12a〜12dの表面にトナーを供給し、静電潜像を現像剤像であるトナー像に顕像化する。具体的には現像装置13a〜13dは、上部に取り付けられたトナーカートリッジ23a〜23dの図示されない供給口から上記色相に対応したトナーを受けとり、このトナーにより感光体ドラム12a〜12dに形成された色相に対応した静電潜像をブラック、シアン、マゼンタ、またはイエローの色相に対応したトナー像に顕像化する。また、図示されないクリーニングユニットは、現像および画像転写後における感光体ドラム12a〜12dの表面に残留したトナーを除去し回収する。
中間転写ベルト11は、駆動ローラと従動ローラとの間に張架されて図1に示されるようなループ状の移動経路を形成している。中間転写ベルト11の外周面は、感光体ドラム12d、感光体ドラム12c、感光体ドラム12b、および感光体ドラム12aに対向しており、中間転写ベルト11はこれらの順番で各感光体ドラム12a〜12dに対向するよう回転する。この中間転写ベルト11を挟んで各感光体ドラム12a〜12dに対向する位置には、図示されない一次転写ローラが配置されている。この一次転写ローラには、感光体ドラム12a〜12dの表面に担持されたトナー像を中間転写ベルト11上に転写するために、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧である一次転写バイアスが印加される。これによって、感光体ドラム12a〜12dに形成された各色相に対応するトナー像は中間転写ベルト11の外周面に順次重ねられるように転写され、中間転写ベルト11の外周面にフルカラーのトナー像が形成される。
このように中間転写ベルト11の外周面に転写されたトナー像は、中間転写ベルト11の回転によって、二次転写ローラ14と対向する位置に搬送される。二次転写ローラ14は、画像形成時において、内周面が駆動ローラの周面に接触する中間転写ベルト11の外周面に所定のニップ圧で圧接されている。
用紙Paを収納する給紙カセットから用紙Paを一枚ずつ引き出す用紙さばきローラ16により給紙される用紙は、二次転写ローラ14と中間転写ベルト11との間を通過する際に、トナーの帯電極性とは逆極性の高電圧を二次転写ローラ14によって印加される。これにより、中間転写ベルト11の外周面から用紙の表面にトナー像が転写される。なお、中間転写ベルト11に付着したトナーのうち用紙上に転写されることなく中間転写ベルト11上に残存したトナーは、混色を防止するため、従動ローラに摺接するよう設けられるクリーニングユニットによって回収される。
トナー像が転写された用紙は、定着ユニット21に導かれ、定着ユニット21を構成する加熱ローラと加圧ローラとの間を通過して加熱および加圧を受ける。この定着ユニット21の動作によって、トナー像は、用紙の表面に堅牢に定着する。トナー像が定着した用紙Pbは、排紙ローラによって排紙トレイ17または排紙トレイ18上に排出される。
以上のような画像形成動作は、図示されない電動モータやギヤなどを含む複数の駆動部と、これらの駆動部を制御する制御部とにより行われ、上記制御部の機能は、図示されないセンサや操作入力部などの情報を受け付けるマイクロコンピュータにより実現される。また、この制御部は、トナーカートリッジ23a〜23dに内蔵されるメモリICから記憶されている情報を読み出しまたはこれに各種情報を記憶させる動作を適宜行う。この動作については周知であるので、詳しい説明を省略する。ここでこの動作は、前述したコネクタを介して行われる。このコネクタの構成、特にトナーカートリッジ23a〜23dに備えられるコネクタの構造等について、次に説明する。
<2. コネクタの構成>
図4は、トナーカートリッジ23aに備えられる図3に示すオス型コネクタ230の外観図であり、より詳細には図4(a)は図3に示される移動方向Mを図の上方としたときのオス型コネクタ230の平面図であり、図4(b)はその正面図である。なお、トナーカートリッジ23b〜23dの構成もトナーカートリッジ23aの構成と同様であるので、これらの説明は以下の説明で代える。
図4は、トナーカートリッジ23aに備えられる図3に示すオス型コネクタ230の外観図であり、より詳細には図4(a)は図3に示される移動方向Mを図の上方としたときのオス型コネクタ230の平面図であり、図4(b)はその正面図である。なお、トナーカートリッジ23b〜23dの構成もトナーカートリッジ23aの構成と同様であるので、これらの説明は以下の説明で代える。
図4に示されるように、トナーカートリッジ23aに備えられるオス型コネクタ230は、金属製の接点部(端子接触部ともいう)231と、導電性材料または半導電性材料(例えば、金属や、導電化剤を付与した樹脂など)からなる前面カバー232および周囲カバー233と、これらを所定の位置関係に固定する支持部として機能するハウジング部234と、ハウジング部234に内蔵されるメモリICチップ235と、このメモリICチップ235を搭載するためのチップ基板236とを備える。
メモリICチップ235は、前述のように例えば各色トナーの残量情報や、一度交換されたカートリッジか否かの判別情報などを記憶しており、このチップ基板236上に装着されている。チップ基板236は、ハウジング部234内に格納され固定されている。なお、このチップ基板236は、接点部231と一体的に構成されていてもよい。また、チップ基板236は、メモリICチップ235のほか、通信機能などの各種機能を実現するために必要な電子部品を搭載していてもよい。
接点部231は、メス型コネクタ130に備えられる接点部と接触することにより電気的に接続される。典型的にはこの接点部231は電気的に独立した複数の接続点からなり、これらの接続点は図示されない配線でそれぞれチップ基板236と接続されている。したがって、画像形成装置は、コネクタが接続状態にあるとき、この接点部231を介してメモリICチップ235に自由に情報を書き込みまたは読み出すことができる。
周囲カバー233は、接点部231の外周近傍を囲んで移動方向Mに沿って延びるように設けられており、接点部231を囲むことにより保護する周囲保護部として機能する。このような構造のため、移動方向Mに略垂直な面は、周囲カバー233によって覆われることなく開口されており、接点部231をメス型コネクタ130の接点部と接続することができるようになっている。また、図4(a),(b)により示されるように、前面カバー232は、上記開口面が覆われるようにこの開口面に沿って設けられている。これら前面カバー232および周囲カバー233により、接点部231は密閉されまたはほぼ密閉されている。このことにより、接点部231は、歪みなどを生じさせる衝撃、メモリICチップ235を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波、および汚損を生じるトナー等から遮断され保護されている。また、この前面カバー232の図の右側の端部は鈎状の凸部(突起)となっており、この鈎状の凸部が周囲カバー233の端部に形成された凹部(切欠)に解除可能な状態で係止されている。なお、前面カバー232および周囲カバー233の少なくとも一方が弾性材料などで構成されていれば、容易に解除可能な構成とすることができる。
しかし、このように密閉された状態では、接点部231はメス型コネクタ130の接点部と接触することができないので、前面カバー232は、装着時に開く構成となっている。すなわち、前面カバー232は、図の左側の周囲カバー233端部近傍に回動自在に取り付けられており、その回転軸Cを中心として時計回りに回動する。このとき、前面カバー232の図の右側端部の凸部は、周囲カバー233端部の凹部との係止状態を解除され、回動方向Rに沿って移動する。以下、この前面カバー232を開くための構成について図5から図9までを参照して説明する。
図5は、メス型コネクタ130にオス型コネクタ230を装着する直前の状態を簡略に示す平面図である。図5に示されるように、メス型コネクタ130は、接点部131と、接点部131を支持する支持部として機能するとともに粘弾性素材からなることにより接続の衝撃等を吸収する衝撃吸収部132と、トナーカートリッジ23aに帯電する電荷を除去するための除電電極135と、コネクタの嵌合を検知するための検知電極136とを備える。なお、オス型コネクタ230の構成要素については図4において前述したとおりである。
ここで、図3に示されるようにトナーカートリッジ23aを現像装置13aに装着するため、図5に示される移動方向Mへオス型コネクタ230が移動すると、オス型コネクタ230における前面カバー232の一方の端部近傍、図5では左側の端部近傍がメス型コネクタ130の外周端部近傍と接触する。この前面カバー232の左端近傍がメス型コネクタ130の外周端部近傍に押されることにより、前面カバー232の右端近傍における周囲カバー233との係止状態が解除され、前面カバー232が開く。
図6は、トナーカートリッジ23aの前面カバー232が回動して開く様子を示す平面図である。図6に示されるように、前面カバー232の左端近傍がメス型コネクタ130の外周端部近傍に押されることにより、前面カバー232は回転軸Cを中心として時計回りに回動し、前面カバー232の右端は回動方向Rに沿って移動する。その後、前面カバー232は、メス型コネクタ130の外周部内側に設けられた除電電極135と面接触し、その回動が止まる。
図7は、前面カバー232の回動が止まった直後の様子を示す平面図である。図7に示されるように、導電性材料または半導電性材料からなる前面カバー232は除電電極135と面接触し、このことにより前面カバー232と除電電極135とが導通状態となる。ここで、前面カバー232はトナーカートリッジ23aに蓄積された静電気を放電するための図示されないアース電極と接続されており、除電電極135は画像形成装置のアースと接続されている。したがって、トナーカートリッジ23aに静電電荷が蓄積されていたとしても、前面カバー232から除電電極135を介して画像形成装置のアースへ上記蓄積された電荷が流れることにより、トナーカートリッジ23aは除電される。このことにより、内蔵されるメモリICチップ235などの電子部品の静電破壊を未然に防止することができる。そうして、前面カバー232は除電電極135と面接触した状態で、オス型コネクタ230とメス型コネクタ130とが完全に嵌合するまで、さらに移動方向Mへ移動する。
図8は、オス型コネクタ230とメス型コネクタ130とが嵌合し始めた直後の様子を示す平面図である。図8に示されるように、オス型コネクタ230の接点部231とメス型コネクタ130の接点部131とは不完全ながら物理的には接触しているため、電気的には導通状態である。しかし、完全にコネクタ同士が嵌合していないので、これらの接点部が導通状態にあっても、衝撃等により簡単にその導通状態が解除されてしまうことがある。したがって、この導通状態を検知することにより、コネクタの嵌合を検知することは好ましくない。そこで、本画像形成装置は、検知電極136と前面カバー232との導通により、コネクタの嵌合を検知する。図8に示されるように、コネクタが完全に嵌合していない状態では、検知電極136と前面カバー232とは未だ接触していない。したがって、本画像形成装置は、コネクタが完全に嵌合していない状態でコネクタが完全に嵌合したと誤って検知することがなく、正確な検知を行うことができる。その後、オス型コネクタ230は、さらに移動方向Mへ移動し、メス型コネクタ130と完全に嵌合する。
図9は、オス型コネクタ230とメス型コネクタ130とが完全に嵌合した様子を示す平面図である。図9に示されるように、検知電極136と前面カバー232とは接触状態にあるので、本画像形成装置は、例えば除電電極135と検知電極136と間に前面カバー232を介して電流が流れるか否かを検知することにより、コネクタの嵌合状態を正確に検知することができる。なお、このとき、前面カバー232は、検知電極136と接触する前から除電電極135と接触しているので、トナーカートリッジ23aに蓄積された静電気が前面カバー232を介して検知電極136から画像形成装置本体へ流れ込むことはなく、画像形成装置に内蔵される電子部品が静電破壊されることを未然に防止することができる。さらに、前面カバー232は、除電のためと、コネクタの嵌合状態の検知のためとに併用されるため、装置の製造コストを下げることができる。
また、オス型コネクタ230は、メス型コネクタ130と完全に嵌合させるため強く押し込まれるが、粘弾性素材、例えば高減衰ゴムや低反発発泡体などの素材からなる衝撃吸収部132により、その衝撃(特に速い速度で押し込む力)を吸収することができるので、その衝撃による破壊や歪みなどを未然に防止することができる。また、オス型コネクタ230とメス型コネクタ130との位置関係が完全な嵌合が行われるためには好適でない場合(例えばあるべき位置から水平方向へややずれている場合)にも、衝撃吸収部132が(例えば水平方向へ)弾性変形することにより、そのずれが吸収されるため、コネクタを完全に嵌合させることができる。
このようにオス型コネクタ230とメス型コネクタ130とが完全に嵌合するようにトナーカートリッジ23aが現像装置13aに装着されると、画像形成装置は、メモリICチップ235に自由かつ安全に情報を書き込みまたは読み出すことができる。そして、この自由かつ安全な情報の書き込みまたは読み出しは、オス型コネクタ230とメス型コネクタ130との嵌合を解除してトナーカートリッジ23aを現像装置13aから取り出すときにも確保される。
すなわち、トナーカートリッジ23aを現像装置13aから取り出すとき、オス型コネクタ230およびメス型コネクタ130は、図9に示される完全に嵌合した状態から、図8に示される不完全に嵌合した状態へ移行する。ここで、図8に示される不完全な嵌合状態のときであってもこれらのコネクタは電気的には導通しているので、画像形成装置は、メモリICチップ235に情報を書き込みまたは読み出すことができる。したがって、画像形成装置は、検知電極136から前面カバー232が離れたことを検知したときに、メモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しを停止することにより、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることによる異常動作を未然に防止することができる。このような検知動作を含むメモリICチップ235へのアクセス制御動作(より詳しくはメモリICチップ235へのアクセス動作を禁止する動作およびこれを許可する動作)は、具体的には画像形成装置の制御部を構成するコンピュータによりなされる。
図10は、このコンピュータによる処理の流れを示すフローチャートである。この図10に示すステップS100では、除電電極135と検知電極136との間に所定の電圧を印加する。続くステップS110では、除電電極135と検知電極136と間に前面カバー232が掛け渡されることにより電流が流れたか否かが判定される。この判定の結果、電流が流れた場合(S110においてYesの場合)、メモリICチップ235へのアクセス動作、すなわちメモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しが行われる(またはアクセス動作が維持される)(ステップS120)。また、上記判定の結果、電流が流れない場合(S110においてNoの場合)、メモリICチップ235へのアクセス動作、すなわちメモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しが停止される(またはアクセス動作が行われない)(ステップS130)。以上の処理が終了すると、本画像形成装置が動作している間は再び本処理が開始される。このように上記処理が繰り返されることにより、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることによる異常動作を未然に防止することができる。
<3. 効果>
以上のように、画像形成用カートリッジであるトナーカートリッジ23aに備えられる前面カバー232および周囲カバー233により、接点部231は密閉されまたはほぼ密閉されている。このようにコネクタの開口部分が閉じられていることにより、接点部231に歪みなどを生じさせる衝撃、および汚損を生じるトナー等から遮断され保護されている。また、前面カバー232(および周囲カバー233)は、導電性材料または半導電性材料からなるため、メモリICチップ235を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波から遮断され保護されている。
以上のように、画像形成用カートリッジであるトナーカートリッジ23aに備えられる前面カバー232および周囲カバー233により、接点部231は密閉されまたはほぼ密閉されている。このようにコネクタの開口部分が閉じられていることにより、接点部231に歪みなどを生じさせる衝撃、および汚損を生じるトナー等から遮断され保護されている。また、前面カバー232(および周囲カバー233)は、導電性材料または半導電性材料からなるため、メモリICチップ235を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波から遮断され保護されている。
また、オス型コネクタ230とメス型コネクタ130とが接触する前に前面カバー232は除電電極135とが接触することにより、トナーカートリッジ23aに内蔵されるメモリICチップ235などの電子部品の静電破壊を未然に防止することができる。
さらに、衝撃吸収部132により、オス型コネクタ230がメス型コネクタ130に押し込まれる際の衝撃による破壊や歪みなどを未然に防止することができる。
さらにまた、検知電極136から前面カバー232が離れたことを検知したときに、メモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しを停止することにより、簡易かつ安価な構成でコネクタの接続状態が完全に解除されるまでの所定時間内にアクセスを確実に終了することができる。
<4. 主たる変形例>
上記一実施形態における画像形成装置は、検知電極136から前面カバー232が離れたことを検知したときに、メモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しを停止することにより、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることによる異常動作を未然に防止するが、検知電極136から前面カバー232が離れた時点からオス型コネクタ230とメス型コネクタ130との電気的接続が解除される時点まではわずかな時間しかない。したがって、情報の書き込みまたは読み出しの停止が間に合わないこともあり得る。そこで、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることを確実に防止するため、主たる変形例における画像形成装置は、トナーカートリッジ23a〜23dを取り出す場合や各種メインテナンス時に開けられる図示されないドアの状態を検知する。通常、このドアは筐体の一方側面に開口された部分を覆っており、トナーカートリッジ23a〜23dを取り出す場合には開けられる。したがって、このドアが開放状態であるときには、トナーカートリッジ23a〜23dが取り出される可能性があるので、この間の情報の書き込みまたは読み出しを停止する。このような検知動作を含むメモリICチップ235へのアクセス動作は、画像形成装置の制御部を構成するコンピュータによりなされる。
上記一実施形態における画像形成装置は、検知電極136から前面カバー232が離れたことを検知したときに、メモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しを停止することにより、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることによる異常動作を未然に防止するが、検知電極136から前面カバー232が離れた時点からオス型コネクタ230とメス型コネクタ130との電気的接続が解除される時点まではわずかな時間しかない。したがって、情報の書き込みまたは読み出しの停止が間に合わないこともあり得る。そこで、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることを確実に防止するため、主たる変形例における画像形成装置は、トナーカートリッジ23a〜23dを取り出す場合や各種メインテナンス時に開けられる図示されないドアの状態を検知する。通常、このドアは筐体の一方側面に開口された部分を覆っており、トナーカートリッジ23a〜23dを取り出す場合には開けられる。したがって、このドアが開放状態であるときには、トナーカートリッジ23a〜23dが取り出される可能性があるので、この間の情報の書き込みまたは読み出しを停止する。このような検知動作を含むメモリICチップ235へのアクセス動作は、画像形成装置の制御部を構成するコンピュータによりなされる。
図11は、このコンピュータによる処理の流れを示すフローチャートである。この図11に示すステップS200では、図示されないセンサにより、ドアの状態を検知する。例えば、このセンサはドアと筐体とが接触している場合に導通状態となるスイッチである。続くステップS210では、上記センサの検知結果に基づき、ドアが開放状態であるか否かが判定される。この判定の結果、開放状態である場合(S210においてYesの場合)、メモリICチップ235へのアクセス動作、すなわちメモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しが停止される(またはアクセス動作が行われない)(ステップS250)。また、上記判定の結果、開放状態でない場合(S210においてNoの場合)、処理はステップS220へ進む。
ステップS220では、除電電極135と検知電極136との間に電流を流す。続くステップS230では、除電電極135と検知電極136と間に前面カバー232が掛け渡されることにより電流が流れたか否かが判定される。この判定の結果、電流が流れた場合(S230においてYesの場合)、メモリICチップ235へのアクセス動作、すなわちメモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しが行われる(またはアクセス動作が維持される)(ステップS240)。また、上記判定の結果、電流が流れない場合(S230においてNoの場合)、メモリICチップ235へのアクセス動作が停止される(またはアクセス動作が行われない)(ステップS250)。
以上の処理が終了すると、本画像形成装置が動作している間は再び本処理が開始される。このように上記処理が繰り返されることにより、ドアが開放状態である場合にアクセス動作がなされることはないので、情報の書き込みまたは読み出しの途中で接続を切断されることによる異常動作を確実に防止することができる。
なお、上記主たる変形例において、ステップS220,S230の処理が省略され、ステップS210においてNoの場合にはステップS240の処理が行われる構成でもよい。この構成では、検知電極136と前面カバー232とが接触しているか否かにかかわらず、ドアが閉められていればアクセス動作が許可されることになる。よって、検知電極136を省略することができる。
<5. その他の変形例>
上記一実施形態では、前面カバー232および周囲カバー233により、接点部231は密閉されまたはほぼ密閉されているが、接点部231に歪みなどを生じさせる衝撃、メモリICチップ235を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波、および汚損を生じるトナー等は、オス型コネクタ230の差し込み方向において問題となることが多い。オス型コネクタ230がトナーカートリッジ23aから差し込み方向へ突き出るように設けられるためである。したがって、接点部231を保護するためには、前面カバー232のみが備えられ、周囲カバー233が省略される構成であってもよい。例えば前面カバー232が回動するための回転中心となる部分と、前面カバー232を係止するための凹部を提供する部分とを残して、周囲カバー233のその他の部分が省略される構成であってもよい。なお、周囲カバー233は、前面カバー232とともに接点部231を密閉するのに有用であるが、さらに前面カバー232が何らかの理由により取り外されてしまった場合にも、ある程度接点部231を保護することができるため好適である。このとき、周囲カバー233の高さ(移動方向Mに沿った長さ)は接点の高さよりも大きいことが好適である。そうすれば、接点部231をより確実に保護することができる。
上記一実施形態では、前面カバー232および周囲カバー233により、接点部231は密閉されまたはほぼ密閉されているが、接点部231に歪みなどを生じさせる衝撃、メモリICチップ235を破壊しまたは誤動作させる静電気や電磁波、および汚損を生じるトナー等は、オス型コネクタ230の差し込み方向において問題となることが多い。オス型コネクタ230がトナーカートリッジ23aから差し込み方向へ突き出るように設けられるためである。したがって、接点部231を保護するためには、前面カバー232のみが備えられ、周囲カバー233が省略される構成であってもよい。例えば前面カバー232が回動するための回転中心となる部分と、前面カバー232を係止するための凹部を提供する部分とを残して、周囲カバー233のその他の部分が省略される構成であってもよい。なお、周囲カバー233は、前面カバー232とともに接点部231を密閉するのに有用であるが、さらに前面カバー232が何らかの理由により取り外されてしまった場合にも、ある程度接点部231を保護することができるため好適である。このとき、周囲カバー233の高さ(移動方向Mに沿った長さ)は接点の高さよりも大きいことが好適である。そうすれば、接点部231をより確実に保護することができる。
上記一実施形態では、前面カバー232の鈎状の凸部(突起)と、周囲カバー233の凹部(切欠)とが解除可能な状態で係止されているが、通常時に密閉状態を保つことのできる構成であれば、バネで付勢することにより前面カバー232が開かないようにする構成など周知の構成に代えてもよい。
上記一実施形態では、メス型コネクタ130に備えられる衝撃吸収部132により、オス型コネクタ230がメス型コネクタ130に押し込まれる際の衝撃による破壊や歪みなどを未然に防止するが、これとともに、またはこれに代えてオス型コネクタ230に衝撃吸収部132に相当する部分が設けられてもよい。例えば、ハウジング部234の全部または一部が粘弾性素材により構成されていてもよい。
上記一実施形態では、画像形成装置の制御部を構成するコンピュータにより、検知電極136から前面カバー232が離れたことを検知したときに、メモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しを停止するが、トナーカートリッジ23a(のチップ基板236上)の制御部などによりこれらを行ってもよい。例えば、検知電極136から前面カバー232が離れたことを検知したときに、トナーカートリッジ23aの制御部が画像形成装置の制御部を構成するコンピュータによるメモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しを禁止する構成でもよい。また、主たる変形例における場合でも同様に、トナーカートリッジ23aの制御部が画像形成装置の制御部を構成するコンピュータによるメモリICチップ235への情報の書き込みまたは読み出しを禁止する構成でもよい。
上記一実施形態では、画像形成装置の制御部を構成するコンピュータにより、検知電極136と前面カバー232との接触状態を検知するが、これとともに除電電極135と前面カバー232との接触状態を検知することにより、前面カバー232の欠落(不存在)を検知してもよい。例えば、オス型コネクタ230とメス型コネクタ130とが電気的に接続されているにもかかわらず、除電電極135と前面カバー232との接触が検出されない場合には、前面カバー232が欠落していると判定することができる。なお、トナーカートリッジ23a(のチップ基板236上)の制御部などによりこれらの動作を行ってもよい。
上記一実施形態では、トナーカートリッジ23aの構成について説明したが、本発明は、画像形成プロセスの全部または一部を実現する装置(例えば、感光体や、帯電装置、クリーニング装置など)を一体的に含むプロセスカートリッジなど、画像形成装置において画像形成のために必要となる要素の少なくとも1つを構成するように、画像形成装置に着脱自在に装着されるカートリッジまたはユニット等である画像形成用カートリッジ全てに適用可能である。
11 …中間転写ベルト
12a〜12d …感光体ドラム
13a〜13d …現像装置
14 …二次転写ローラ
15 …ポリゴンミラー
16 …用紙さばきローラ
18 …排紙トレイ
20 …露光ユニット
21 …定着ユニット
23a〜23d …トナーカートリッジ
130 …メス型コネクタ
131 …接点部
132 …衝撃吸収部
135 …除電電極
136 …検知電極
230 …オス型コネクタ
231 …接点部
232 …前面カバー
233 …チップ基板
233 …周囲カバー
234 …ハウジング部
235 …メモリICチップ
236 …チップ基板
C …回転軸
M …移動方向
R …回動方向
Pa,Pb …用紙
12a〜12d …感光体ドラム
13a〜13d …現像装置
14 …二次転写ローラ
15 …ポリゴンミラー
16 …用紙さばきローラ
18 …排紙トレイ
20 …露光ユニット
21 …定着ユニット
23a〜23d …トナーカートリッジ
130 …メス型コネクタ
131 …接点部
132 …衝撃吸収部
135 …除電電極
136 …検知電極
230 …オス型コネクタ
231 …接点部
232 …前面カバー
233 …チップ基板
233 …周囲カバー
234 …ハウジング部
235 …メモリICチップ
236 …チップ基板
C …回転軸
M …移動方向
R …回動方向
Pa,Pb …用紙
Claims (15)
- 画像形成装置に着脱自在に装着され、前記画像形成装置における画像形成に使用される画像形成用カートリッジであって、
所定の情報を記憶する記憶回路と、
前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である接点と、
導電性素材または半導電性素材からなり、前記接点を保護するためのカバーと
を備え、
前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着されない場合、前記画像形成装置と電気的に接続されるべき前記接点の接続方向を覆うように設けられることを特徴とする、画像形成用カートリッジ。 - 前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点の前記接続方向が覆われないように、前記接点の前記接続方向への移動に応じて開くことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成用カートリッジ。
- 前記カバーは、前記接点が前記画像形成装置と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ、前記画像形成装置に備えられる所定の検知電極と接触する位置に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成用カートリッジ。
- 前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記画像形成装置に備えられる除電のための除電電極と接触する位置に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成用カートリッジ。
- 前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点と前記画像形成装置とが電気的に接続される時点よりも前の時点で、前記除電電極と接触する位置に設けられることを特徴とする、請求項4に記載の画像形成用カートリッジ。
- 前記カバーは、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着される場合、前記接点と前記画像形成装置とが電気的に接続される時点よりも後の時点で、前記接点が前記画像形成装置と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ接触可能な前記画像形成装置に備えられる所定の検知電極と接触する位置に設けられることを特徴とする、請求項5に記載の画像形成用カートリッジ。
- 前記接点の周囲近傍を覆う周囲保護部をさらに備え、
前記周囲保護部は、当該画像形成用カートリッジが前記画像形成装置に装着されない場合、前記カバーとで形成される空間内に前記接点を略密閉することを特徴とする、請求項1に記載の画像形成用カートリッジ。 - 前記カバーは、前記接点の前記接続方向を覆う状態が維持されるように係止するための凸部を含み、
前記周囲保護部は、前記凸部と嵌合することにより前記カバーを係止するための凹部を含むことを特徴とする、請求項7に記載の画像形成用カートリッジ。 - 前記接点を支持するための支持部をさらに備え、
前記支持部は、粘弾性素材を含むことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成用カートリッジ。 - 前記画像形成装置の筐体に設けられ当該画像形成用カートリッジを装着するときに開けられるべきドアが開かれている場合、前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取ることを禁止するアクセス制御手段をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成用カートリッジ。
- 前記カバーが前記検知電極と接触していない場合、前記記憶回路から前記画像形成装置へ前記情報を与えまたは前記画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を受け取ることを禁止するアクセス制御手段をさらに備えることを特徴とする、請求項3または請求項6に記載の画像形成用カートリッジ。
- 所定の情報を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に前記情報を与えまたは前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である第1の接点と、導電性素材または半導電性素材からなり、前記第1の接点の接続方向を覆うことができるように設けられる前記第1の接点を保護するためのカバーとを備える画像形成用カートリッジを着脱自在に装着される画像形成装置であって、
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記画像形成用カートリッジが装着される場合、前記第1の接点と前記第2の接点とが電気的に接続される時点よりも前の時点で前記カバーに接触する位置に設けられる、除電のための除電電極と
を備えることを特徴とする、画像形成装置。 - 所定の情報を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に前記情報を与えまたは前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である第1の接点と、導電性素材または半導電性素材からなり、前記第1の接点の接続方向を覆うことができるように設けられる前記第1の接点を保護するためのカバーとを備える画像形成用カートリッジを着脱自在に装着される画像形成装置であって、
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記第2の接点を支持するための支持部とを備え、
前記支持部は、粘弾性素材を含むことを特徴とする、画像形成装置。 - 所定の情報を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に前記情報を与えまたは前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である第1の接点と、導電性素材または半導電性素材からなり、前記第1の接点の接続方向を覆うことができるように設けられる前記第1の接点を保護するためのカバーとを備える画像形成用カートリッジを着脱自在に装着される画像形成装置であって、
少なくとも前記画像形成用カートリッジを格納する筐体と、
前記筐体に設けられており、前記画像形成用カートリッジを装着するときに開けられるべきドアと、
前記ドアが開けられているか否かを検知するドア開放検知手段と、
前記ドア開放検知手段によりドアが開けられていることが検知された場合、前記記憶回路から当該画像形成装置へ前記情報を受け取りまたは当該画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を与えることを禁止するアクセス制御手段と
を備えることを特徴とする、画像形成装置。 - 所定の情報を記憶する記憶回路と、前記記憶回路に前記情報を与えまたは前記記憶回路へ前記情報を受け取るための電気的接続点である第1の接点と、導電性素材または半導電性素材からなり、前記第1の接点の接続方向を覆うことができるように設けられる前記第1の接点を保護するためのカバーとを備える画像形成用カートリッジを着脱自在に装着される画像形成装置であって、
前記第1の接点と電気的に接続する第2の接点と、
前記第1の接点が前記第2の接点と電気的に安定して接続される位置にある場合にのみ前記カバーが接触する位置に設けられる検知電極と、
前記カバーと前記検知電極とが接触しているか否かを検知する接触検知手段と、
前記接触検知手段により前記カバーと前記検知電極との接触が検知されない場合、前記記憶回路から当該画像形成装置へ前記情報を受け取りまたは当該画像形成装置から前記記憶回路へ前記情報を与えることを禁止するアクセス制御手段と
を備えることを特徴とする、画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005035455A JP2006221010A (ja) | 2005-02-14 | 2005-02-14 | 画像形成用カートリッジおよび画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005035455A JP2006221010A (ja) | 2005-02-14 | 2005-02-14 | 画像形成用カートリッジおよび画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006221010A true JP2006221010A (ja) | 2006-08-24 |
Family
ID=36983375
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005035455A Pending JP2006221010A (ja) | 2005-02-14 | 2005-02-14 | 画像形成用カートリッジおよび画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006221010A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007058057A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Brother Ind Ltd | 現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
JP2007147755A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2008090124A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008224966A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Brother Ind Ltd | 現像剤カートリッジ |
JP2008224962A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Brother Ind Ltd | 現像剤カートリッジ |
JP2010128431A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US20110002705A1 (en) * | 2009-07-02 | 2011-01-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2011180282A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Brother Industries Ltd | 画像形成装置 |
CN103293907A (zh) * | 2012-03-02 | 2013-09-11 | 珠海赛纳打印科技股份有限公司 | 一种显影盒 |
WO2015137576A1 (en) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cartridge and electrophotographic image forming apparatus using the same |
JP2021018931A (ja) * | 2019-07-19 | 2021-02-15 | シャープ株式会社 | 第1コネクタ、これに接続される第2コネクタ及びこれらを含むコネクタセット |
CN116382052A (zh) * | 2018-12-26 | 2023-07-04 | 佳能株式会社 | 用于成像设备中的盒 |
JP7549806B2 (ja) | 2021-04-19 | 2024-09-12 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
2005
- 2005-02-14 JP JP2005035455A patent/JP2006221010A/ja active Pending
Cited By (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007058057A (ja) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Brother Ind Ltd | 現像カートリッジ、プロセスカートリッジ、および画像形成装置 |
JP2007147755A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2008090124A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2008224966A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Brother Ind Ltd | 現像剤カートリッジ |
JP2008224962A (ja) * | 2007-03-12 | 2008-09-25 | Brother Ind Ltd | 現像剤カートリッジ |
US7826779B2 (en) | 2007-03-12 | 2010-11-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developer cartridge |
US7826780B2 (en) | 2007-03-12 | 2010-11-02 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Developer cartridge |
JP2010128431A (ja) * | 2008-12-01 | 2010-06-10 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
US8391742B2 (en) | 2009-07-02 | 2013-03-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having detachable developing device |
US20110002705A1 (en) * | 2009-07-02 | 2011-01-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
JP2011028221A (ja) * | 2009-07-02 | 2011-02-10 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2011180282A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Brother Industries Ltd | 画像形成装置 |
US8472842B2 (en) | 2010-02-26 | 2013-06-25 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device including process unit provided with handle |
US8706003B2 (en) | 2010-02-26 | 2014-04-22 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming device including process unit provided with handle |
CN103293907A (zh) * | 2012-03-02 | 2013-09-11 | 珠海赛纳打印科技股份有限公司 | 一种显影盒 |
WO2015137576A1 (en) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cartridge and electrophotographic image forming apparatus using the same |
US9235188B2 (en) | 2014-03-12 | 2016-01-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cartridge and electrophotographic image forming apparatus using the same |
CN116382052A (zh) * | 2018-12-26 | 2023-07-04 | 佳能株式会社 | 用于成像设备中的盒 |
JP2021018931A (ja) * | 2019-07-19 | 2021-02-15 | シャープ株式会社 | 第1コネクタ、これに接続される第2コネクタ及びこれらを含むコネクタセット |
JP7261112B2 (ja) | 2019-07-19 | 2023-04-19 | シャープ株式会社 | 第1コネクタ、これに接続される第2コネクタ及びこれらを含むコネクタセット |
JP7549806B2 (ja) | 2021-04-19 | 2024-09-12 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US12169381B2 (en) | Toner cartridge electrical contacts | |
JP6398362B2 (ja) | 通信コネクタ及び画像形成装置 | |
JP2006221010A (ja) | 画像形成用カートリッジおよび画像形成装置 | |
JP2004020910A (ja) | 無線通信システム及び画像形成装置 | |
JP2011076050A (ja) | 粉体補給装置及び画像形成装置 | |
US10444663B2 (en) | Developing cartridge including holder cover that covers holder holding electrical contact surface | |
JP5476871B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US20160238993A1 (en) | Cartridge, image forming apparatus and manufacturing method of the cartridge | |
US11609529B2 (en) | Image forming apparatus with draw-out unit having electrical contact | |
EP3118689B1 (en) | Electrophotographic image forming apparatus and developing device | |
US7218866B2 (en) | Developer container and image forming apparatus | |
JP2015025910A (ja) | 画像形成装置 | |
CN115993764B (zh) | 盒单元 | |
EP2357536B1 (en) | Developing device and image forming apparatus including the same | |
JP2012103427A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS60114870A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4358038B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 | |
JP7082439B2 (ja) | プリンタ用メモリ装置 | |
KR100509507B1 (ko) | 전자사진방식 화상형성장치의 토너 카트리지 | |
JP2008310039A (ja) | 露光口保有部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
JP2004333890A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3697901B2 (ja) | 像担持体カートリッジ装置とそれを用いた画像形成装置 | |
KR20230172655A (ko) | 토너 카트리지의 전기 접점부 구조 | |
CN116736666A (zh) | 触发组件、适配件、盒、盒组、图像形成装置及检测方法 | |
JPH08146715A (ja) | 画像形成装置 |