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JP2006208535A - 液晶表示装置 - Google Patents

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JP2006208535A JP2005017877A JP2005017877A JP2006208535A JP 2006208535 A JP2006208535 A JP 2006208535A JP 2005017877 A JP2005017877 A JP 2005017877A JP 2005017877 A JP2005017877 A JP 2005017877A JP 2006208535 A JP2006208535 A JP 2006208535A
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JP2005017877A
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Yuki Muraoka
祐樹 村岡
Toyohiro Sakai
豊博 酒井
Junya Yoshida
淳也 美田
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Sanyo Epson Imaging Devices Corp
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Abstract

【課題】プリズムシートのプリズムの稜線が液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられたものを使用してもモアレ縞が目立たない液晶表示装置を提供する。
【解決手段】バックライトセット14と、下側偏光板13と、行方向及び列方向に配置された複数の画素を有する液晶セル12と、上側偏光板11とが上方向に順次配置された液晶表示装置において、前記バックライトセット14は、光源21と、前記光源21からの光を取り入れる導光板19と、前記導光板19の上面に順次配置された第1の拡散シート18、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられた第1のプリズムシート16及び第2の拡散シート15と、からなり、前記第2の拡散シート15はヘイズ値が60%〜80%であるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は液晶表示装置に関し、特にプリズムシートとしてプリズムの稜線が液晶セルの行方向に対して平行ないしは直交する方向に設けられているものを使用してもモアレ縞の発生の少ない液晶表示装置に関する。
透過型の液晶表示装置は、液晶セルとバックライト光源との間に拡散シート、レンズシート、プリズムシート、偏向フィルム等の各種光学シートを備えている。このうち、プリズムシートは、液晶セルの正面輝度向上のためにバックライト光源からの光を導光板の発光面の鉛直方向(法線角度が0度の方向)に光を集光するために用いられているものである。このプリズムシート50は、図4に示すように、表面51が微細なプリズム面を備え、裏面52が平滑面を有する透明なシートから構成されており、表面の微細なプリズム面には多数の一定のピッチpで形成された平行なV字状の溝53及び逆V字状の稜線54を備えている(下記特許文献1参照)。
そして一般に、アクティブマトリクス型の液晶セルにおけるRGBの各画素は、図5に示したように、それぞれ矩形状をしており、このRGBの各画素が液晶セルの行方向及び列方向に、一定のピッチで多数繰り返し配列されている。
したがって、プリズムシートが液晶セルとバックライト光源との間に配置される場合、図6(a)に示したように、液晶セルの一定のピッチで行方向及び列方向に配列されたRGBの各画素とプリズムシートの多数の一定のピッチで形成されたV字状の溝ないしは逆V字状の稜線54(なお、図6においてはV字状の溝については省略した。)とが平行に近くなるように配置されると、両者の干渉によっていわゆるモアレ縞(干渉縞)が発生してしまい、非常に目障りとなる。そのため、プリズムシートとしては、図6(b)に示したように、プリズムの稜線54の方向が液晶セルの行方向と平行ないしは直交しないように所定角度θだけ傾けたもの、すなわち、プリズムシートの各辺とプリズムの稜線54がなす角度を所定角度θだけ傾けたものが使用されている。
この所定角度θは、θ=0度から徐々に大きくなると、その大きさに略比例してモアレ縞の間隔が徐々に小さくなり、終にはモアレ縞の間隔が人の目には認識できなくなるので実質的にモアレ縞が存在しないように見える。
この場合、液晶セルの各画素の配列方向を傾けてもプリズムシートの稜線の方向を傾けても同様の効果が得られるが、液晶セルの各画素は一般的には液晶セルの基板の行方向及び列方向に繰り返し配列されており、しかも、液晶セルの各画素の配列方向を傾けるよりもプリズムシートの稜線の方向を傾ける方が容易であるため、一般的にはプリズムシートの稜線の方向をプリズムシートの各辺からθ=約45度傾けたプリズムシートが多く使用されている。そして、特に携帯電話機用ないしはパソコン用の液晶表示装置としては、表面輝度を高くするとともに視野角を狭くして周囲の人から見えないようにするために、2枚のプリズムシートがそれぞれの稜線が直交するように組み合わされて使用されている。
特開平8−68997号公報(特許請求の範囲、段落[0028]〜[0030]、[0061]〜[0075]、図1〜図6) 特開平11−52372号公報(特許請求の範囲、段落[0017]〜[0027]、図1〜図2)
しかしながら、このようなプリズムシートの各辺とプリズムシートの稜線がなす角度が所定角度θだけ傾いたものを使用すると、通常はθ=0度の縦方向ないしは横方向にプリズムが形成された原板から金型により所定の角度θだけ傾けた方向に切断して製造されるため、原板の端部においては矩形のプリズムシートを得ることができない。そのため、プリズムシートの原板に余り部分ができるので、各プリズムシートのコストが高くなるという問題点が存在する。
加えて、プリズムシートの稜線が液晶セルの各画素の配列方向とは傾いた方向に取り付けられるので、この稜線が各画素の透光部を斜め方向に横切ることになるため、輝度が低下するという問題点も存在する。
これに対して、プリズムシートのプリズムの稜線がθ=0度のプリズムシートの各辺と平行ないしは直角になっているものを使用すると、上述のようなプリズムフィルムのコスト及び輝度の問題点は解決し得るが、液晶セルの行方向とプリズムシートのプリズムの稜線が平行ないしは直角に近くなってしまうため、両者の干渉によりモアレ縞が発生してしまうので、このモアレ縞対策が必要不可欠である。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであり、その目的は、プリズムシートのコスト及び輝度低下に関する問題点を解決するために、プリズムシートとしてプリズムの稜線が液晶セルの行方向と平行ないしは直交する方向に設けられているものを使用しても、モアレ縞が目立たない液晶表示装置を提供することにある。
本発明の上記目的は以下の構成により達成し得る。すなわち請求項1に係る液晶表示装置の発明は、バックライトセットと、下側偏光板と、液晶セルと、上側偏光板とが上方向に順次配置された液晶表示装置において、前記バックライトセットは、光源と、前記光源からの光を取り入れる導光板と、前記導光板の上面に順次配置された第1の拡散シート、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられた第1のプリズムシート及び第2の拡散シートと、からなり、前記第2の拡散シートはヘイズ値が60%〜80%であることを特徴とする。
なお、ヘイズ値(Th)とは、透明プラスチックの内部又は表面の不明瞭なくもり様の外観の度合いのことであり、数値は「くもり価」とも呼ばれている。このヘイズ値は全光線透過率(Tt)と散乱光線透過率(Td)とを測定して、Th=(Td/Tt)×100(%)として求められる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の液晶表示装置において、前記第1のプリズムシートと前記第1の拡散シートとの間に第2のプリズムシートが配置され、前記第2のプリズムシートの稜線は前記第1のプリズムシートの稜線と直交していることを特徴とする。
さらに、請求項3に係る液晶表示装置の発明は、バックライトセットと、下側偏光板と、行方向及び列方向に配置された複数の画素を有する液晶セルと、上側偏光板とが上方向に順次配置された液晶表示装置において、前記バックライトセットは、光源と、前記光源からの光を取り入れる導光板と、前記導光板の上面に順次配置された拡散シート、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられた第1のプリズムシート及び光学シートと、からなり、前記光学シートには光拡散材が混入されていることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項3に記載の液晶表示装置において、前記光学シートは、輝度上昇フィルムの少なくとも一方の面に光拡散材が混入された透明シートを備えていることを特徴とする。なお、前記輝度上昇フィルムは、反射型偏光技術に基づき、バックライト光源からの可視光のうち液晶セルの下側に配置されている偏光板に吸収されてしまう偏光成分を選択的に反射させて、液晶セルの全視野角にわたり再利用するものである。また、光拡散材が混入された透明シートは、輝度上昇フィルムの一方の表面にのみ設けても両面に設けてもよい。
また、請求項5に係る発明は、請求項3又は4に記載の液晶表示装置において、前記第1のプリズムシートと前記拡散シートとの間に第2のプリズムシートが配置され、前記第2のプリズムシートの稜線は前記第1のプリズムシートの稜線と直交していることを特徴とする。
さらに、請求項6に係る液晶表示装置の発明は、バックライトセットと、下側偏光板と、行方向及び列方向に配置された複数の画素を有する液晶セルと、上側偏光板とが上方向に順次配置された液晶表示装置において、前記バックライトセットは、光源と、前記光源からの光を取り入れる導光板と、前記導光板の上面に順次配置された拡散シート及びプリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられた第1のプリズムシートと、からなり、前記拡散シートは透明な基材シートの上面に透明微粒子を含む光拡散層が形成されたものからなることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の液晶表示装置において、前記第1のプリズムシートと前記拡散シートとの間に第2のプリズムシートが配置され、前記第2のプリズムシートの稜線は前記第1のプリズムシートの稜線と直交していることを特徴とする。
本発明は、上記の構成を備えることにより以下に述べるような優れた効果を奏する。すなわち、請求項1に係る発明によれば、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられたものを使用したので、プリズムシートの原板より余り部分がないように無駄なく切り出したプリズムシートを使用できるためにコストが安くなる。
しかも、第2の拡散シートとして従来から普通に使用されている第2の拡散シートよりも光の拡散効率が高いヘイズ値が60%〜80%のものを使用したので、液晶セルに入射する光は、第1の拡散シートで散乱された後に再度、第2の拡散シートで散乱されるため入射方向が高度に散乱されているから、プリズムシートとしてプリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられたものを使用したことにより必然的に生じるモアレ縞が視認し難くなる。加えて、プリズムの稜線が液晶セルの各画素の配列方向に対して傾いていないので液晶表示装置の輝度が上昇する。
なお、ヘイズ値が60%未満であると、光散乱効果が少ないので、プリズムシートとしてプリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられたものを使用したことにより必然的に生じるモアレ縞が目立ってしまう。また、ヘイズ値が80%を越えると、光散乱効果が大きいためのモアレ縞は目立たなくなるが、光の透過度が低下するために液晶表示装置の輝度が低下する。
また、請求項2に係る発明によれば、プリズムシートが2枚設けられているので、1枚のものよりは液晶表示装置の輝度が向上し、しかも、視野角は狭くなるので他人に見られたくない携帯電話機用ないしはパソコン用の表示装置として最適な液晶表示装置が得られる。
また、請求項3に係る発明によれば、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられたものを使用したので、プリズムシートの原板より余り部分がないように無駄なく切り出したプリズムシートを使用できるためにコストが安くなる。しかも、光学シートには光拡散材が混入されているので、液晶セルに入射する光は、拡散シートで散乱された後に再度光学シート中の光拡散材で散乱されるため、入射方向が高度に散乱されているから、プリズムシートとしてプリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられたものを使用したことにより必然的に生じるモアレ縞が視認し難くなる。加えて、プリズムの稜線が液晶セルの各画素の配列方向に対して傾いていないので液晶表示装置の輝度が上昇する。
また、請求項4に係る発明によれば、輝度上昇フィルムはバックライト光源からの可視光のうち下側偏光板に吸収されてしまう偏光成分を反射するが、この反射光は反射シートにより再反射されて下側偏光板により吸収されない偏光光に変換されて再利用されるので下側偏光板を透過する光の量が増加するため、プリズムシートが1枚であっても輝度が高くかつ視野角の広い、モニタやテレビ等の画像表示装置として最適な液晶表示装置が得られる。
また、請求項5に係る発明によれば、請求項3又は4に係る発明の効果を奏しながらも請求項2に係る発明と同様の効果を生じる液晶表示装置が得られる。
さらに、請求項6に係る発明によれば、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられたものを使用したので、プリズムシートの原板より余り部分がないように無駄なく切り出したプリズムシートを使用できるためにコストが安くなる。
しかも、透明な基材シートの表面に透明微粒子を含む光拡散層が形成されている拡散シートは、光の透過度が大きいながらも光の散乱効率も大きいので、プリズムシートが1枚であっても視野角が広くかつ輝度の高い液晶表示装置が得られるために、プリズムシートとしてプリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられたものを使用したことにより必然的に生じるモアレ縞が視認し難くなる。加えて、プリズムの稜線が液晶セルの各画素の配列方向に対して傾いていないので液晶表示装置の輝度が上昇する。
また、請求項7に係る発明によれば、請求項6に係る発明の効果を奏しながらも請求項2に係る発明と同様の効果を生じる液晶表示装置が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を実施例及び図1〜図3を用いて詳細に説明するが、以下に述べた実施例は、本発明の技術思想を具体化するための液晶表示装置を例示するものであって、本発明をこの実施例に特定することを意図するものではなく、本発明は特許請求の範囲に示した技術思想を逸脱することなく種々の変更を行ったものにも均しく適用し得るものである。
実施例1の液晶表示装置10Aを、その縦断面図である図1を用いて説明する。実施例1の液晶表示装置10Aは、大きく分けて上側偏光板11、液晶セル12、下側偏光板13、バックライトセット14がそれぞれ積層されて形成されている。このうち、上側偏光板11、液晶セル12及び下側偏光板13は互いに離して記載されているが、実際には液晶セル12の両面に密着されている。
一方、バックライトセット14は、液晶セル12側から下方向に順に、第2の拡散シート15、プリズムの稜線が互いに直交する方向に配置された第1及び第2のプリズムシート16、17、第1の拡散シート18、導光板19及び反射シート20が配置されており、導光板19の側部には管状冷陰極管ないしは発光ダイオードからなるバックライト光源21が配置されている。
なお、図1では、わかりやすくするために第2の拡散シート15、第1及び第2のプリズムシート16、17、第1の拡散シート18、導光板19及び反射シート20は互いに接していないように示されているが、これらの構成要素は液晶表示装置10Aを図示しない枠部材内に組み込んだ際に、互いに接するようにされている。
このうち、実施例1においては、第1及び第2のプリズムシート16,17として、プリズムの稜線が、図6(a)に示したように、プリズムシートの各辺と平行ないしは直交する方向に設けられているものが使用されており、また、第2の拡散シート15として、ヘイズ値が60%〜80%のものが使用されている。
このように、プリズムシートとしてプリズムの稜線がプリズムシートの各辺と平行ないしは直交する方向に設けられているものを使用すると、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に配置されてしまうので、従来技術ではモアレ縞が目立ってしまう。しかしながら、実施例1では、第2の拡散シート15として従来から普通に使用されている第1の拡散シート18よりも光散乱性が大きいヘイズ値が60%〜80%のものを使用しており、液晶セルに入射する光は、第2の拡散シート18で散乱された後に再度第1の拡散シート15で大きく散乱されるので、入射方向が高度に散乱されているためにモアレ縞が目立たなくなる。
この場合、第2の拡散シート15のヘイズ値が60%未満であると光散乱効果が少ないのでモアレ縞が目立ってしまうし、また、ヘイズ値が80%を越えると、光散乱効果が大きいためにモアレ縞は目立たなくなるが、光の透過度が低下するために液晶表示装置の輝度が低下する。また、プリズムシートの稜線がプリズムシートの各辺と平行ないしは直交する方向に設けられているので、プリズムシートの原板より余り部分がないように無駄なく切り出すことができるため、実施例1によれば安価なプリズムシートを使用しながらもモアレ縞の発生が少ない液晶表示装置10Aが得られる。
なお、実施例1では、プリズムシートとして2枚使用したものを示したが、プリズムシートを1枚としてもよい。プリズムシートを2枚設けると、プリズムシートが1枚の場合よりも輝度が向上すると共に視野角が狭くなるので、他人に見られたくない携帯電話機用ないしはパソコン用の表示装置として最適な液晶表示装置が得られる。逆にプリズムシートが1枚であれば、プリズムシートが2枚の場合よりも輝度が低下するが、視野角が広くなるので、モニタやテレビ等の画像表示装置に適するようになる。
実施例2の液晶表示装置10Bを、その縦断面図である図2を用いて説明する。ただし、図2においては図1に示す実施例1の液晶表示装置10Aと同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。実施例2の液晶表示装置10Bが実施例1の液晶表示装置10Aと構成が相違している点は、バックライトセット14において、第2の拡散シート15に換えて、輝度上昇フィルム22の両面に光拡散材が混入された透明シート23及び24を有する光学シート15’を使用した点にあり、他の構成は実施例1の液晶表示装置10Aと同一である。
この輝度上昇フィルム22はDBEF(商品名、住友スリーエム株式会社製)等として市販されている周知のものであるが、実施例2においては前述の輝度上昇フィルム22の表面に光拡散材が混入された透明シート23及び24を有する光学シート15’を使用したものである。なお、このような構成の光学シート15’としては市販のDBEF−D400(商品名、住友スリーエム株式会社製)をそのまま使用し得る。
この光学シート15’を使用すると、輝度上昇フィルム22がバックライト光源からの可視光のうち下側偏光板13に吸収されてしまう偏光成分を反射するが、この反射光は反射シート20により再反射されて下側偏光板13に吸収されない偏光光に変換されて再利用されるため、下側偏光板13を透過する光の量が増加し、さらに光拡散材が混入された透明シート23及び24によって液晶セル12に入射する光はより高度に散乱される。
したがって、実施例2の液晶表示装置10Bによれば、プリズムシートとしてプリズムの稜線がプリズムシートの各辺と平行ないしは直交する方向に設けられているものを使用しても、光学シート15’の輝度上昇効果と光散乱効果により、実施例1の液晶表示装置10Aと同様の効果を奏しながらもさらに高輝度の液晶表示装置10Bが得られる。この場合、光拡散材が混入された透明シート23及び24は輝度上昇フィルム22の一方の表面にのみ設けたものを使用しても両面に設けたものを使用してもよい。さらに、実施例2では、プリズムシートとして2枚使用したものを示したが、実施例1の場合と同様にプリズムシートを1枚としてもよい。
実施例3の液晶表示装置10Cを、その縦断面図である図3を用いて説明する。なお、図3においては、図2に示す実施例2の液晶表示装置10Bと同一の構成部分には同一の参照符号を付与してその詳細な説明は省略する。実施例3の液晶表示装置10Cが実施例2の液晶表示装置10Bと構成が相違している点は、実施例2の液晶表示装置10Bで使用している光学シート15’を使用せず、かつ、拡散シート18に換えて高輝度拡散シート18’を使用した点であり、他の構成は実施例2の液晶表示装置10Bと同一である。
この高輝度拡散シート18’は、透明な基材シート25の一方の表面に透明微粒子を含む光拡散層26が形成されたものであって、ここでは高輝度拡散シート18’として透明な基材シート25の他方の表面に貼り付き防止作用ないし帯電防止作用を有するバックコート層27を備えた市販のもの、例えば、オパルスBSシリーズ(商品名、恵和株式会社製)、ライトアップGM3シリーズ(商品名、株式会社きもと製)等を適宜選択して使用し得る。この高輝度拡散シート18’は、従来の一般的に使用されている拡散シートと比すると、全光線透過率が大きく、しかも高度に散乱された光が得られるという特徴を有している。
したがって、実施例3の液晶表示装置10Cによれば、プリズムシートとしてプリズムの稜線がプリズムシートの各辺と平行ないしは直交する方向に設けられているものを使用しても、高輝度拡散シート18’の輝度上昇効果と光散乱効果により、実施例1の液晶表示装置10Aと同様の効果を奏しながらもさらに高輝度の液晶表示装置10Cが得られる。この場合、透明微粒子を含む光拡散層26は透明な基材シート25の一方の表面にのみ設けても両面に設けてもよい。さらに、実施例2では、プリズムシートとして2枚使用したものを示したが、実施例1の場合と同様に、プリズムシートを1枚としてもよい。
実施例1の液晶表示装置の縦断面図である。 実施例2の液晶表示装置の縦断面図である。 実施例3の液晶表示装置の縦断面図である。 プリズムシートの拡大縦断面図である。 液晶セルの各画素部分の拡大平面図である。 プリズムシートの溝ないしは稜線の方向を説明するための平面図である。
符号の説明
10A、10B、10C 液晶表示装置
11 上側偏光板
12 液晶セル
13 下側偏光板
14 バックライトセット
15、18 拡散シート
15’ 光学シート
16、17 プリズムシート
18’ 高輝度拡散シート
19 導光板
20 反射シート
21 バックライト光源
22 輝度上昇フィルム
23、24 拡散材が混入された透明シート
25 透明な基材シート
26 透明微粒子を含む光拡散層
27 バックコート層

Claims (7)

  1. バックライトセットと、下側偏光板と、行方向及び列方向に配置された複数の画素を有する液晶セルと、上側偏光板とが上方向に順次配置された液晶表示装置において、前記バックライトセットは、光源と、前記光源からの光を取り入れる導光板と、前記導光板の上面に順次配置された第1の拡散シート、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられた第1のプリズムシート及び第2の拡散シートと、からなり、前記第2の拡散シートはヘイズ値が60%〜80%であることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1のプリズムシートと前記第1の拡散シートとの間に第2のプリズムシートが配置され、前記第2のプリズムシートの稜線は前記第1のプリズムシートの稜線と直交していることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. バックライトセットと、下側偏光板と、行方向及び列方向に配置された複数の画素を有する液晶セルと、上側偏光板とが上方向に順次配置された液晶表示装置において、前記バックライトセットは、光源と、前記光源からの光を取り入れる導光板と、前記導光板の上面に順次配置された拡散シート、プリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられた第1のプリズムシート及び光学シートと、からなり、前記光学シートには光拡散材が混入されていることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 前記光学シートは、輝度上昇フィルムの少なくとも一方の面に光拡散材が混入された透明シートを備えていることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1のプリズムシートと前記拡散シートとの間に第2のプリズムシートが配置され、前記第2のプリズムシートの稜線は前記第1のプリズムシートの稜線と直交していることを特徴とする請求項3又は4に記載の液晶表示装置。
  6. バックライトセットと、下側偏光板と、行方向及び列方向に配置された複数の画素を有する液晶セルと、上側偏光板とが上方向に順次配置された液晶表示装置において、前記バックライトセットは、光源と、前記光源からの光を取り入れる導光板と、前記導光板の上面に順次配置された拡散シート及びプリズムの稜線が前記液晶セルの行方向に対して平行または直交する方向に設けられた第1のプリズムシートと、からなり、前記拡散シートは透明な基材シートの上面に透明微粒子を含む光拡散層が形成されたものからなることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 前記第1のプリズムシートと前記拡散シートとの間に第2のプリズムシートが配置され、前記第2のプリズムシートの稜線は前記第1のプリズムシートの稜線と直交していることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置。
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