JP2006206999A - 高強度中空スタビライザ用電縫鋼管および高強度中空スタビライザの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 質量%で、C:0.20〜0.38%、Si、Mn、Alを適正量に調整し、W:0.01〜1.50%、B:0.0005〜0.0050%、を含みさらにTi、NをTi:0.001〜0.04%、N:0.0010〜0.0100%の範囲でかつN/14 < Ti/47.9を満足するように含有する組成の電縫鋼管とする。上記した組成の電縫鋼管を素材とし、成形工程と、該成形された素材に、Ac3変態点以上でかつ中空スタビライザー全体で最も高い温度に加熱される個所の温度Tが、(T/140)−7.84 ≦ log(W) (ここで、W:Wの含有量(質量%))を満足するように加熱したのち急冷する焼入れ処理と、あるいはさらに350℃以下の温度に加熱し冷却する焼戻処理を施す熱処理工程を順次施し中空スタビライザーとする。
【選択図】 図1
Description
このような中空スタビライザは車体の軽量化には大きく寄与するが、中実スタビライザに比べ断面積が大幅に減少するため、素材として使用する鋼管には従来以上に優れた強度靭性を有すること、複雑な形状に加工できるように曲げ加工性に優れること、高い疲労強度を確保できるための十分な焼入れ性を有すること、などが要求される。
質量%で、0.25%C−0.2%Si−0.5%Mn−0.024%Ti−0.002%Bを基本組成とし、あるいはさらに、Cu、Ni、Cr、Mo、W等の合金元素の含有量を種々変化させて含む各種熱延鋼板(板厚:5mm)を素材として、冷間で管状に成形したのち、突合せ部分を高周波電気抵抗溶接して各種電縫鋼管(25.4mmφ×肉厚5mm)とした。これら電縫鋼管に、通電加熱により外表面の温度が1000℃となるように加熱したのち水槽に浸漬する焼入れ処理を施し、ついで種々の温度で20min間加熱する焼戻処理を施した。焼戻処理済み電縫鋼管から試験片を採取し、断面硬さの測定および鋼管長さ方向を試験片長さ方向とする2mmVノッチ試験片(試験片厚さ2.5mm)を用いたシャルピー衝撃試験を実施し、硬さHV(肉厚方向平均値)および破面遷移温度vTrsを求め、強度、靭性を評価した。得られた結果をHV−vTrsの関係として図1に示す。
図3から、下記(2)式
(T/140)−7.84 ≦ log(W) …………(2)
ここで、T:焼入れ処理時の加熱温度(℃)、
W:W含有量(質量%)
を満足するように、W含有量に応じて焼入れ処理時の加熱温度(均一に加熱されない場合には、最も高温に加熱される個所の温度)を調整するか、あるいは焼入れ処理時の加熱温度(均一に加熱されない場合には、最も高温に加熱される個所の温度)に応じてW含有量を調整することにより、HV450という高硬度にもかかわらず、vTrs:−110℃以下の高靭性が得られ、W無添加材に比較して靭性が顕著に改善されることがわかる。
(1)質量%で、C:0.20〜0.38%、Si:0.10〜0.50%、Mn:0.30〜2.00%、Al:0.01〜0.10%、W:0.01〜1.50%、B:0.0005〜0.0050%、を含みさらにTi、NをTi:0.001〜0.04%、N:0.0010〜0.0100%の範囲でかつ次(1)式
N/14 < Ti/47.9 …………(1)
(ここで、N,Ti:各元素の含有量(質量%))
を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有し、焼入れ焼戻処理後の強度−靭性バランスに優れることを特徴とする高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
(2)(1)において、前記組成に加えてさらに、質量%で、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
(3)(1)または(2)において、前記組成に加えてさらに、質量%で、Nb:0.2%以下、V:0.2%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
(4)(1)ないし(3)のいずれかにおいて、前記組成に加えてさらに、質量%で、Ni:1.0%以下、Cu:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
(5)(1)ないし(4)のいずれかにおいて、前記組成が、不可避的不純物として、質量%で、P:0.020%以下、S:0.010%以下、O:0.005%以下を含む組成であることを特徴とする高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
(6)(1)ないし(5)のいずれかに記載の電縫鋼管を素材とし、該素材に成形加工と、焼入れ焼戻処理を施してなる高強度中空スタビライザー。
(7)電縫鋼管を素材とし、該素材に所定のスタビライザー形状に成形する成形加工を施す成形工程と、該成形された素材に、焼入れ処理あるいはさらに焼戻処理を施す熱処理工程を順次施す中空スタビライザーの製造方法において、前記電縫鋼管を、質量%で、C:0.20〜0.38%、Si:0.05〜0.50%、Mn:0.30〜2.00%、Al:0.01〜0.10%、W:0.01〜1.50%、B:0.0005〜0.0050%、を含みさらにTi、NをTi:0.001〜0.04%、N:0.0010〜0.0100%の範囲でかつ次(1)式
N/14 < Ti/47.9 …………(1)
(ここで、N,Ti:各元素の含有量(質量%))
を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼管とし、前記焼入れ処理を、Ac3変態点以上でかつ中空スタビライザー全体で最も高い温度に加熱される個所の温度Tが次(2)式
(T/140)−7.84 ≦ log(W) …………(2)
(ここで、T:焼入れ処理時の加熱に際し、中空スタビライザー全体で最も高い温度に加
熱される個所の温度(℃)、W:Wの含有量(質量%))
を満足するように加熱したのち急冷する処理とし、前記焼戻処理を、350℃以下の温度に加熱し冷却する処理として、前記中空スタビライザーの硬さを所望の硬さに調整することを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
(8)(7)において、前記組成に加えてさらに、質量%で、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
(9)(7)又は(8)において、前記組成に加えてさらに、質量%で、Nb:1.0%以下、V:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
(10)(7)ないし(9)のいずれかにおいて、前記組成に加えてさらに、質量%で、Ni:1.0%以下、Cu:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
(11)(7)ないし(10)のいずれかにおいて、前記組成が、不可避的不純物として、質量%で、P:0.020%以下、S:0.010%以下、O:0.005%以下を含む組成であることを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
(12)(7)ないし(11)のいずれかにおいて、前記素材が、縮径圧延を施された電縫鋼管であることを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
(13)(7)ないし(12)のいずれかにおいて、前記焼入れ処理における加熱が、通電加熱であることを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
(14)(7)ないし(13)のいずれかにおいて、前記焼入れ処理後に、または前記焼戻処理後に、ショットブラスト処理を施すことを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
C:0.20〜0.38%
Cは、固溶して、あるいは炭化物、炭窒化物として析出して鋼材の強度を増加させる元素であり、本発明では素材である鋼管の強度や、製品である中空スタビライザの焼入れ処理後硬さを所定値以上とするために、0.20%以上の含有を必要とする。一方、0.38%を超える含有は、焼入れ処理後の靭性が低下する。このため、Cは、0.20〜0.38%の範囲に限定した。なお、好ましくは強度−靭性バランスの観点から0.24〜0.35%である。
Siは、脱酸剤として作用するとともに、固溶して鋼の強度を増加させる元素であり、本発明では0.05%以上の含有を必要とするが、0.50%を超えて含有しても、脱酸剤としての効果が飽和するうえ、電縫溶接時に介在物を生じやすく、かえって電縫溶接部の健全性に悪影響を及ぼす。このため、Siは0.05〜0.50%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.10〜0.30%である。
Mnは、固溶して、あるいは焼入れ性の増加を介して、鋼材の強度を増加させる元素であり、本発明では素材である鋼管の強度や、製品である中空スタビライザの焼入れ処理後硬さを所定値以上とするために、0.30%以上の含有を必要とする。一方、2.00%を超えて含有すると、残留オーステナイト(以下、残留γともいう)が生じやすくなり焼戻後の靭性が低下する。このため、Mnは0.30〜2.00%の範囲に限定した。なお、好ましくは、0.3〜1.0%である。
Alは、脱酸剤として作用するとともに、AlNとしてNを固定し、焼入れ性向上に有効な固溶Bを所定量以上確保することに有効に作用する。このような効果を得るためには、0.01%以上の含有を必要とするが、0.10%を超えて含有すると、介在物量が増加し、疲労寿命を低下させる場合がある。このため、Alは0.01〜0.10%の範囲に限定した。なお、好ましくは0.02〜0.04%である。
Wは、鋼の焼入れ性を高めるとともに、焼入れ焼戻処理後の靭性を向上させ、強度(硬さ)−靭性バランスを向上させる本発明で最も重要な元素である。このような効果を得るためには0.01%以上の含有を必要とする。一方、1.50%を超えて含有しても、効果が飽和し含有量に見合う効果を期待できず経済的に不利となる。このため、Wは0.01〜1.50%の範囲に限定した。なお、中空スタビライザの焼入れ処理時の加熱温度Tが限定される場合には、次(2)式
(T/140)−7.84 ≦ log(W) …………(2)
(ここで、T:焼入れ処理時の加熱に際し、中空スタビライザー全体で最も高い温度に加熱される個所の温度(℃)、W:Wの含有量(質量%))
を満足する下限のW含有量とすることが好ましい。
Bは、鋼の焼入れ性を向上させ、中空スタビライザの焼入れ処理後の硬さを所望の硬さにするとともに、粒界を強化して焼割れの発生を防止する有効な元素である。このような効果を得るために0.0005%以上の含有を必要とする。一方、0.0050%を超えて含有しても、効果が飽和し含有量に見合う効果が期待できず経済的に不利となるとともに、粗大なB含有析出物が生成し靭性が低下する場合がある。このため、Bは0.0005〜0.0050%の範囲に限定した。さらに好ましくは0.0010〜0.0030%である。
Tiは、Nと結合し、焼入れ性向上に有効な固溶Bを所定量以上確保することに有効に作用するとともに、微細な炭化物を生成して溶接時、熱処理時の結晶粒粗大化を抑制し、靭性を向上させる作用を有する元素である。このような効果を得るためには0.001%以上の含有を必要とする。一方、0.04%を超える含有は、介在物量が増加して靭性が低下する場合がある。このため、Tiは0.001〜0.04%の範囲に限定した。
Nは、焼戻時に窒化物、炭窒化物として析出し、焼戻処理後に所望の強度(硬さ)を確保するために有効に作用する。このような効果を得るためには0.0010%以上の含有を必要とするが、0.0100%を超える含有は窒化物、炭窒化物の粗大化を促進して、靭性、疲労寿命を低下させる場合がある。このため、Nは0.0010〜0.0100%の範囲に限定した。
N/14 < Ti/47.9…………(1)
(ここで、N、Ti:各元素の含有量(質量%))
を満足する範囲に限定する。Ti、N含有量が、(1)式を満足しない場合には、固溶Bが減少して焼入性が低下する。
Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種
Cr、Moはいずれも、鋼の焼入れ性を向上させるとともに、微細な炭化物を生成して強度を向上させる元素であり、必要に応じ選択して含有できる。このような効果はそれぞれCr:0.1%以上、Mo:0.1%以上の含有で顕著となる。一方、Cr:1.0%を超えて含有しても効果が飽和して含有量に見合う効果が期待できなくなり経済的に不利となることに加えて、電縫溶接時に介在物を生じやすくなり電縫溶接部の健全性が低下する。また、Mo:1.0%を超えて含有しても効果が飽和して含有量に見合う効果が期待できなくなり経済的に不利となることに加えて、粗大な炭化物を生成して靭性が低下する。このため、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下にそれぞれ限定することが好ましい。なお、好ましくはCr:0.10〜0.50%、Mo:0.10〜0.50%である。
Nb、Vはいずれも、焼戻時に微細な炭化物を生成し強度増加に寄与する元素であり、必要に応じ選択して含有できる。このような効果はそれぞれNb:0.01%以上、V:0.01%以上の含有で顕著となる。一方、Nb:1.0%、V:1.0%をそれぞれ超えて含有しても、効果が飽和して含有量に見合う効果が期待できなくなり経済的に不利となる。このため、Nb:1.0%以下、V:1.0%以下にそれぞれ限定することが好ましい。なお、より好ましくはNb:0.012〜0.020%、V:0.012〜0.020%である。
Ni、Cuはいずれも、鋼の焼入れ性を向上させ、スタビライザの強度を増加させる元素であり、必要に応じ選択して含有できる。このような効果はそれぞれNi:0.1%以上、Cu:0.1%以上の含有で顕著となる。一方、Ni:1.0%、Cu:1.0%をそれぞれ超えて含有しても効果が飽和し、含有量に見合う効果が期待できなくなり経済的に不利となるとともに、加工性が低下する。このため、Ni:1.0%以下、Cu:1.0%以下にそれぞれ限定することが好ましい。なお、より好ましくはNi:0.25〜0.50%、Cu:0.25〜0.50%である。
Pは、溶接割れ性、靭性に悪影響を及ぼす元素であり0.020%以下に低減することが好ましい。
Sは、鋼中では介在物(硫化物)として存在し、鋼管の加工性、靭性、疲労寿命等を低下させるとともに、再熱割れ感受性をも増大させるため、0.010%以下に低減することが好ましい。なお、より好ましくは0.005%以下である。
本発明電縫鋼管の製造方法は、上記した組成を有する鋼板を使用すること以外はとくに限定する必要はないが、鋼管長手方向のr値が大きく、スタビライザ形状に曲げ成形加工するに際し発生する減肉、増肉量が小さい鋼管が得られる製造方法を採用することが望ましい。減肉、増肉量が小さくなることにより、スタビライザの焼入れ処理時の加熱に際し、温度むらが小さくなり、スタビライザの強度(硬さ)−靭性バランスをより一層向上させることができる。
本発明では、上記した組成を有し、好ましくは上記した縮径圧延を含む製造方法で製造された電縫鋼管を素材として、該素材に成形工程と熱処理工程を順次施して中空スタビライザとする。
成形工程では、素材である鋼管に、通常の成形方法でスタビライザ形状に成形する。通常の成形方法としては、冷間曲げ加工がある。冷間曲げ加工では、回転引き曲げ、プレス曲げとしてもよい。なお、冷間曲げ加工では、略任意の形状に成形可能なNCベンダーを用いることが好ましい。
(T/140)−7.84 ≦ log(W) …………(2)
(ここで、T:焼入れ処理時の加熱に際し、中空スタビライザー全体で最も高い温度に加
熱される個所の温度(℃)、W:Wの含有量(質量%))
を満足するように加熱したのち急冷する処理とすることが好ましい。これにより、焼入れ処理後に、または焼入れ焼戻処理後に、高強度でかつ高靭性を具備する中空スタビライザとすることができる。焼入れ処理の通電加熱時に際し、(2)式が満足されない場合には、焼入れ処理後または焼入れ焼戻処理後の靭性が劣化する。
表1に示す組成の熱延鋼板(鋼板No.A〜No.W)を、冷間で管状に成形したのち、突き合わせ部を高周波電気抵抗溶接法を用いて溶接して電縫鋼管(外径25.4mmφ×肉厚5mm)とした。ついで、これら電縫鋼管に表2に示す条件で焼入れ処理および焼戻処理を施した。なお、焼入れ処理は、鋼管外表面が表2に示す加熱温度Tとなるように通電加熱した後、水槽に浸漬し急冷する処理とした。
硬さ測定は鋼管のC断面について行い、鋼管の外表面を起点として肉厚方向に内表面まで、0.4mmピッチで測定し、その平均値を該鋼管の焼入れ焼戻後の硬さとした。硬さはビッカース硬さ計を用いて荷重500gf(4.9N)で行った。
得られた結果を表2に示す。
(実施例2)
表1に示す組成の熱延鋼板(鋼板No.A、No.F)を、冷間で管状に成形したのち、突き合わせ部を高周波電気抵抗溶接方法を用いて溶接して電縫鋼管No.AA、No.FA(外径30.5mmφ×肉厚7mm)および電縫鋼管(外径89mmφ×肉厚7mm)とした。電縫鋼管(外径89mmφ×肉厚7mm)については、さらに加熱温度:920℃、仕上げ温度:790℃とする縮径圧延(縮径率:66%)を施して、外径30.5mmφ×肉厚7mm の電縫鋼管No. AB、No.FBとした。
得られた結果を表3に示す。
Claims (14)
- 質量%で、
C:0.20〜0.38%、 Si:0.10〜0.50%、
Mn:0.30〜2.00%、 Al:0.01〜0.10%、
W:0.01〜1.50%、 B:0.0005〜0.0050%、
を含みさらにTi、Nを
Ti:0.001〜0.04%、 N:0.0010〜0.0100%
の範囲で、かつ下記(1)式を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有し、焼入れ処理後あるいは焼入れ焼戻処理後の強度−靭性バランスに優れることを特徴とする高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
記
N/14 < Ti/47.9 …………(1)
ここで、N,Ti:各元素の含有量(質量%) - 前記組成に加えてさらに、質量%で、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項1に記載の高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Nb:0.2%以下、V:0.2%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Ni:1.0%以下、Cu:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
- 前記組成が、不可避的不純物として、質量%で、P:0.020%以下、S:0.010%以下、O:0.005%以下を含む組成であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の高強度中空スタビライザー用電縫鋼管。
- 請求項1ないし5のいずれかに記載の電縫鋼管を素材とし、該素材に成形加工と、焼入れ焼戻処理を施してなる高強度中空スタビライザー。
- 電縫鋼管を素材とし、該素材に所定のスタビライザー形状に成形する成形加工を施す成形工程と、該成形された素材に、焼入れ処理あるいはさらに焼戻処理を施す熱処理工程を順次施す中空スタビライザーの製造方法において、
前記電縫鋼管を、質量%で、
C:0.20〜0.38%、 Si:0.10〜0.50%、
Mn:0.30〜2.00%、 Al:0.01〜0.10%、
W:0.01〜1.50%、 B:0.0005〜0.0050%、
を含みさらにTi、Nを
Ti:0.001〜0.04%、 N:0.0010〜0.0100%
の範囲でかつ下記(1)式を満足するように含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有する鋼管とし、
前記焼入れ処理を、Ac3変態点以上でかつ中空スタビライザー全体で最も高い温度に加熱される個所の温度Tが下記(2)式を満足するように加熱したのち急冷する処理とし、前記焼戻処理を、350℃以下の温度に加熱し冷却する処理として、
前記中空スタビライザーの硬さを所望の硬さに調整することを特徴とする高強度中空スタビライザーの製造方法。
記
N/14 < Ti/47.9 …………(1)
(T/140)−7.84 ≦ log(W) …………(2)
ここで、T:焼入れ処理時の加熱に際し、中空スタビライザー全体で最も高い温度に加熱される個所の温度(℃)、N,Ti、W:各元素の含有量(質量%) - 前記組成に加えてさらに、質量%で、Cr:1.0%以下、Mo:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項7に記載の高強度中空スタビライザーの製造方法。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Nb:0.2%以下、V:0.2%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項7又は8に記載の高強度中空スタビライザーの製造方法。
- 前記組成に加えてさらに、質量%で、Ni:1.0%以下、Cu:1.0%以下のうちから選ばれた1種又は2種を含有する組成とすることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載の高強度中空スタビライザーの製造方法。
- 前記組成が、不可避的不純物として、質量%で、P:0.020%以下、S:0.010%以下、O:0.005%以下を含む組成であることを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載の高強度中空スタビライザーの製造方法。
- 前記素材が、縮径圧延を施された電縫鋼管であることを特徴とする請求項7ないし11のいずれかに記載の高強度中空スタビライザーの製造方法。
- 前記焼入れ処理における加熱が、通電加熱であることを特徴とする請求項7ないし12のいずれかに記載の高強度中空スタビライザーの製造方法。
- 前記焼戻処理後に、ショットブラスト処理を施すことを特徴とする請求項7ないし13のいずれかに記載の高強度中空スタビライザーの製造方法。
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