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JP2006193283A - シート後処理装置 - Google Patents

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JP2006193283A
JP2006193283A JP2005007108A JP2005007108A JP2006193283A JP 2006193283 A JP2006193283 A JP 2006193283A JP 2005007108 A JP2005007108 A JP 2005007108A JP 2005007108 A JP2005007108 A JP 2005007108A JP 2006193283 A JP2006193283 A JP 2006193283A
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Hiromichi Tsujino
浩道 辻野
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Abstract

【課題】 一時積載トレイを略水平にした場合、シートの自重による戻りが殆ど作用せず、整合不良になるという不具合があった。本発明の目的は、装置の小型化を維持しつつ、一時積載トレイを緩傾斜にした場合に発生する整合不良を解決することにある。
【解決手段】 上記課題を解決するために、シートを排出する時と整合する時で処理トレイの積載面の傾きを変える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、シートを整合し積載するシート積載整合装置、及び前記シート積載整合装置を備えたシート処理装置、さらに前記シート処理装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、占有面積が小さくできる後処理装置として、胴内排紙型の後処理装置が組み込まれた画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これは、図9に示すような後処理装置が装着された画像形成装置において、画像形成装置本体で画像形成されたシートSはシート処理装置500内の処理トレイ540に一時的に積載され、ここでシートSの整合、綴じ処理等のシート後処理が行われるようになっている。従来の傾斜トレイ構成の後処理装置では、排出されたシートSに対して、トレイの傾斜による戻りが期待できていたため、処理トレイ540上ではシート搬送方向の整合に関しては、簡単な構成の図示せぬ戻しベルトのようなもので戻し整合を行っている。
また、略水平に構成された整合トレイ上に画像形成装置から排出されたシートを搬送するため、用紙排出口部に上側ローラと下側ローラからなる排出ローラ対が配設されている構成の後処理装置も存在する(例えば、特許文献2参照)。この構成において上側ローラは下側ローラの周表面が接触する作用位置と前記作用位置から隔離する退避位置に選択的に位置付けるローラ位置変更手段と該上側ローラを正逆転駆動せしめる駆動手段とを備えている。画像形成装置から排出されたシートを整合トレイ上に搬送するときには上側ローラを作用位置に位置付けるように制御するとともに上側ローラを逆転駆動するように駆動制御し、整合トレイ540上で後処理が施されたシート束をスタックトレイ581上へ排出するときには上側ローラを作用位置に位置付けるように制御するとともに上側ローラを正転駆動するように駆動制御するようになっている。
いずれに於いても、後処理装置を小型化するために処理トレイや整合トレイなどの、排紙されてくる紙を一時積載する為の一時積載トレイの積載面を緩傾斜または略水平に構成している。
特許願4388071号公報 特開平11−171396号公報
しかしながら、このように一時積載トレイを緩傾斜または略水平にした場合、一時積載トレイに排紙される紙が斜行して排紙された時、トレイの傾斜によって導き出される紙の自重による戻りが殆ど作用せず、基準壁に紙端が当接しない場合がある。排紙方向と直行する方向、即ち、幅方向の整合を行ったとしても、紙の斜行は補正しきれずに、紙は斜めに積載され、シートの端部がシート束からはみ出し、結果として、整合不良になるという不具合があった。
また、排紙されたシートをリング状になった弾性体で構成される戻しベルトによってスイッチバック状態で戻す事によって基準壁に突き当てて搬送方向の整合を行う場合、排紙されるシートが斜行していなかったとしても、幅方向の整合時に戻しベルトの弾性力及び戻し力と幅方向に整合する為の整合部材の動作との相互作用によってシートに対して回転させるような力が働き、基準壁に当接しなくなることもある。
本発明の目的は、装置の小型化を維持しつつ、一時積載トレイを緩傾斜にした場合に発生する整合不良を解決することにある。
上記課題を解決するために、本発明の構成は、請求項1に於いては、シートを搬送するシート搬送手段と、前記シート搬送手段によって搬送されたシートを積載する処理トレイと、前記処理トレイ上で処理されたシート束を積載するスタックトレイと、前記シート搬送手段から搬送されたシートを処理トレイ上に排出する排出手段と、前記排出手段によって排出されたシートを挟持して、前記処理トレイ上に搬送及び前記スタックトレイ上に排出する揺動可能な挟持手段とを具備したシート処理装置において、前記処理トレイのシート積載面が揺動する事を特徴とすることを特徴とする。
請求項2については、前記揺動可能な処理トレイは、シート積載面が、前記処理トレイに積載されるシートの整合される基準側が下になるような角度に揺動する事を特徴とする。
請求項3については、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイの前記狭持手段側が揺動することを特徴とする。
請求項4については、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイ上にシートが排出された後に揺動することを特徴とする。
請求項5については、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイに排出されるシートの先端が前記狭持手段を通過した後に揺動することを特徴とする。
請求項6については、前記処理トレイに排出されたシートを整合する為の整合手段を備え、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイに排出されたシートを整合する時に前記処理トレイのシート積載面の水平方向に対する角度が大きくなるように揺動することを特徴とする。
請求項7については、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイにシートが排出される時には、前記処理トレイのシート積載面の水平方向に対する角度が小さくなるように揺動することを特徴とする。
請求項8については、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイから前記スタックトレイにシート束が排出される時には、前記処理トレイのシート積載面の水平方向に対する角度が小さくなるように揺動することを特徴とする。
請求項9については、前記処理トレイは、積載される紙の状態に応じて揺動される量が変更される事を特徴とする。
本発明によれば、シートの排出、及び、束排出時とシートの整合時でトレイの傾斜を変えることによって、処理トレイにシートが排出される時にはジャム等に対する信頼性を高めると同時に、整合する時には整合性、積載性を高めることができる。
また、トレイの傾斜を変える時には処理トレイの揺動ローラ側を上下させる事によって、処理トレイが占有するスペースを小さくしている。
以下、本発明を適用したシート積載整合装置、シート処理装置及び画像形成装置の実施形態について図面を参照して具体的に説明する。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施形態について、図を用いて説明する。図1は本発明の第一実施形態に係るシート処理装置500を装着した画像形成装置本体200の断面図、図2はシート処理装置500の上視図、図3はシート処理装置500の断面図である。
<全体構成>
図1に示すような、画像形成装置本体200の上部で、かつ原稿読み取り装置100の下部に配設され、画像形成装置本体200から排出された画像形成済みのシートSを一時的に処理トレイ540上に積載し、針綴じ、整合等の後処理を行った後、処理済のシートSを略水平に配設されたスタックトレイ504上で整合、積載するシート処理装置500を、例にとって説明する。
図1に示すように、画像形成装置200には、原稿読み取り部150が装着され、原稿読み取り部150には自動式原稿読取装置100が装着されている。自動式原稿読取装置100は、上向きにセットされた原稿を上分離して、先頭頁から順に1枚ずつ左方向へ給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス102上へ搬送し、原稿を読み取った後に排紙トレイ112へ排出する。スキャナユニット104のランプの光が原稿に照射され、その原稿からの反射光がミラー105、106、レンズ107を介してイメージセンサ109に導かれることにより原稿の読み取りが行われる。イメージセンサ109により読み取った原稿の画像は画像処理が施されて露光制御部202へ送られ、レーザ光が発せられる。
次に、このレーザ光が回転しているポリゴンミラーに反射し、更に反射ミラーにより再び折り返して、表面が一様に帯電された画像形成手段となる感光体ドラム203上に照射され、静電潜像が形成される。感光体ドラム203上の静電潜像は現像器205により現像された後、紙やOHPシート等で構成されるシートS上にトナー画像として転写される。
シートSはシート給送手段を構成するピックアップローラ238によりシートカセット231、232、233、234から適宜選択的に繰り出され、分離手段237により分離されて1枚ずつ給送され、レジ前ローラ対により斜行が矯正された後、感光体ドラム203の回転に同期して転写位置に送り込まれ、感光体ドラム203に形成されたトナー画像が転写ベルト211を介してシートSに転写される。
その後、シートSは定着ローラ対206に導かれ、定着ローラ対206により加熱及び加圧処理されてシートSに転写されたトナー画像が永久定着される。定着ローラ対206には各々定着上分離爪、定着下分離爪が接しており、これによりシートSは定着ローラ対206から分離される。
分離されたシートSは本体側排出ローラ対207により画像形成装置本体200の外部へと搬送され、画像形成装置本体200に接続されたシート処理装置500に導かれる。
次に、シート後処理装置500の構成について具体的に説明する。
図1において、シート処理装置500は、上流側にシート一時積載手段である処理トレイ540と下流側にスタックトレイ504が共に略水平に配設されており、画像形成装置200の本体側排出ローラ対207より排出されたシートSは処理トレイ540で後処理され、スタックトレイ504に積載されるようになっている。処理トレイ540で行われる後処理のモードとは、複数部を仕分けするソートモード、複数枚のシートをステープルユニット510により綴じる針綴じ(ステープル)モードなどであり、ジョブの開始前に、図示しない設定手段により選択、設定される。なお、一箇所綴じ、二箇所綴じといった針綴じ位置の選択も可能であり、シートサイズと綴じ位置等の設定内容から実際の針綴じ位置へとステープルユニット510が移動する。
図2、図3に示すように、画像形成装置200より排出されたシートSはシート処理装置500側の排出ローラ508aとそれに従動する排出コロ508bからなる排出部508によりスタックトレイ504に向かって排出されるが、シートSの後端が排出部508を通過したタイミングで、シートS後端は揺動ローラ550により処理トレイ540上に落とし込まれ、揺動ローラ550と従動コロ571により挟持される。
<揺動ローラ構成>
図2、図4、によって、揺動アーム及び揺動ローラ550の動作を説明する。
図4に示すように、揺動ローラ550は揺動ローラ軸552を中心に上下方向に揺動自在な揺動アーム551に取り付けられている。揺動アーム軸553には、揺動カム554を介して不図示の揺動アーム駆動モータからの駆動が伝達されており、揺動アーム駆動モータが回転すると、揺動アーム551は揺動カム554と一体的に、揺動ローラ軸552を中心にして上下方向に揺動する。また、揺動アーム551には上方への揺動を補助するための揺動アーム引張りばね555が装着されている。
揺動ローラ550は、揺動ローラ駆動ベルト556、揺動ローラ従動プーリ557を介して揺動ローラ軸552から不図示の揺動ローラ駆動モータに連結されている。
<揺動ローラ動作>
揺動ローラ550のホームポジションは、排出部508により処理トレイ540上に排出されるシートSと当接しない上部に設置されている(図4a)。シートSが排出部508から排出されると、揺動アーム551が揺動アーム駆動モータ643の駆動を受けて揺動ローラ軸552を中心にして反時計回りに回転することにより揺動ローラ550は下降し、シートSの後端を揺動ローラ550で押し付け、シート後端部を処理トレイ540へ落とし込む(図4b)。
そして、揺動ローラ550は従動コロ571とニップを形成し、揺動ローラ駆動モータの駆動を受けて反時計回りに回転することにより、処理トレイ540上のシートSの後端が戻しベルト560に当接するまで、それまでの搬送方向とは逆方向に下ガイド561に沿ってシートSを引き込む(図4c)。その後、揺動ローラ550は再びホームポジションまで上昇し、次のシートSの排出に備える(図4a)。
<戻しベルト>
次に図3、図5を用いて戻しベルトの動作について説明する。
戻しベルト560は排出ローラ軸509により上下方向に支持され、通常は処理トレイ540上のシートSに接触する位置に設定されている。シートSをシート後端ストッパ562に突き当てる方向に対して直交方向に配置された、少なくとも1つ以上のシート送り回転体である戻しベルト560は、排紙ローラ508aとハウジング563で支持された戻しベルトプーリ564にベルト565を介した構成(図3)であり、排出ローラ軸509が反時計回りに回転することにより、ベルト部材565はシートSをシート後端ストッパ562方向へ搬送する(図5a)。
また、戻しベルト560は処理トレイ540上に積載されたシートSの枚数に応じてシートの厚み方向に逃げるようになっている(図5b)。
以上のようにして揺動ローラ550と、戻しベルト560における反時計回りの回転によりシートS後端は、処理トレイ540の端部に位置し、処理トレイ540上のシートSを受け止めるシート受け止め手段であるシートSの後端ストッパ562へ送られ、1枚ずつシート搬送方向の整合が行われる。
シート幅方向の整合について図2を用いて説明する。
前整合板541、後整合板542はそれぞれ不図示の前整合モータと後整合モータにより駆動され、排出ローラ軸509と平行方向に移動する。
後処理装置500が動作中で無いとき、前記前整合板541、後整合板542はそれぞれシートが搬送されてくるときに整合板にあたらないような整合ホームポジション位置で待機している。
整合板541,542は、画像形成装置からシートが搬送されてくる前に、シートのサイズに応じた待機位置へと移動する。シートSが前述のように搬送方向に整合された後、ジョブ開始前に設定された後処理モードによる整合位置へと整合板541,542が移動することにより、シート幅方向の整合が行われる。
例えばソートモードの場合、N部目のシートを幅方向整合するときは、前整合板541は基準位置で待機し、後整合板542が待機位置からシート整合位置へと移動することで前側を基準とした整合を行い、後述の動作でスタックトレイ504へとシートを排出する。N+1部目のシートを整合するときは、後整合板542は基準位置で待機し、前整合板541が待機位置からシート整合位置へと移動することで後側を基準とした整合を行い、スタックトレイ504へ排出する。これによりスタックトレイ504上では、束排出を行う毎に仕分けされた状態でシートを積載することが出来る。
もちろん、シートの中央位置を基準にして整合することも可能である。その場合は整合板541、542両方が、待機位置から中央位置基準の整合位置へと移動することで整合を行う。
針綴じモードが選択されている場合は、設定された針綴じ位置に応じた位置にて前述の幅整合動作を行う。
針綴じモードが選択されている場合は、続いて針綴じ動作を行う。ステイプラユニット510は、ステイプラユニット510内に配設されたステープルクリンチモータの駆動により、針綴じ動作を行う。また、ステイプラユニット510は不図示のステープルスライドモータの駆動により、前後方向へ移動可能である。
ステイプラユニット510は、ジョブが開始されると、ジョブ開始前に設定された針綴じ位置の内容と、シートサイズとから割り出される実際の針綴じ位置へと移動する。前述の幅方向整合を終えた整合済シート束Sに対して、ステイプラユニット510が針綴じ動作を行う。
<束排出手段>
次に、束排出手段について、図6を用いて説明する。
シート搬送方向の整合、シート幅方向の整合、そして針綴じ動作の終了後、揺動ローラ550は揺動アーム駆動モータの駆動を受けて揺動ローラ軸552を中心にシート束Sに当接するまで下降し(図6a)、従動コロ571とニップを形成した後、時計回りに回転し、シート束Sの後端が後端整合壁570上端付近に達するまで搬送し、停止させる(図6b)。
その後、揺動ローラ550はシート束Sから離間してホームポジションに戻る(図6c)。同時に後端整合壁570は後端整合壁570下部に位置するカム572によりカム揺動回転軸573を中心にシート搬送と逆方向へ揺動する。
<シート後端整合>
処理トレイ540上のシート束Sをスタックトレイ504上へ排出し、整合、積載する手段について図7を用いて説明する。後端整合壁570はバネ512で付勢されており、ホームポジションにあるカム572に当接させることにより、揺動回転軸573を中心に揺動する(図3、図7)。
束排出手段により排出されたシート束Sの後端が後端整合壁570上端に当接した状態において(図6b)、後端整合壁570をシート搬送方向上流側へ退避させ(図6c)、後端整合壁570の斜面部にシート束Sの後端を当接させる(図7a)。退避した後端整合壁570を揺動回転軸中心にホームポジションへ復帰させる過程において、シート束Sの後端を後端整合壁570により水平方向に押圧することでシート束Sの後端の整合を行いつつ、スタックトレイ504にシート束Sを積載する(図7b、図7c)。
スタックトレイ504上に載置されたのシート束は、シート束の排出後にシート戻し部材583によって後端整合壁側へと引き戻され、シート束の上面から押さえられる。シート戻し部材583はパドル状の部材であり、後端整合壁内に渡してあるパドル回転軸590(図6、7)を中心に回転するようになっており、揺動ローラ550によってシート束がスタックトレイ504上に束排出される毎にシート戻し部材583は反時計回りに一回転することで、排出されたシート束を後端整合壁570方向へ毎回引き戻し、シート束の後端を押さえることができる。
なお、シート戻し部材583はシート戻し動作中以外は図6a、図6bのような状態で保持されており、シートを押さえている。このときの部材の位置状態は、図示しないパドルホームポジションセンサ532で検知している。
スタックトレイ504は積載されたシート束Sの上面高さを一定に保つため、図示しない駆動手段により昇降可能に構成されている。
本実施例において、スタックトレイ504のシート積載面は略水平に設定されているが、シート積載面が傾斜している場合にも前記シート後端整合手段は有効に作用し、シート積載面が略水平である場合にはさらに効果が増す。また、シート積載面504aを前記シート後端整合壁に向かって下側に18°以下の傾斜角にすることにより、スタックトレイ504上に積載済みのシート束後端と処理トレイ540から排出される後続のシート束との干渉を回避しつつ、装置の小型化を実現する。
<処理トレイ>
次に、本特許の実施例である処理トレイの積載面の傾斜角変更動作を図8を用いながら説明する。
処理トレイ540揺動アーム551は待機位置にあり、排出されるシートの先端が揺動アーム551に当たり排紙動作が阻害されることがない様に揺動ローラ550は開口している。この時、処理トレイは略水平状態であり、開口面積を大きく取ることによってシートの排出を邪魔しないようになっている(図8−a)。シートSの先端が束排紙ローラより下流になった時、処理トレイ540は後端ストッパ562の近傍にある回転軸を中心に図の時計回転方向に回動する。これと同時に処理トレイ540に積載されているシート束を支持する為に後端整合壁570は上方にスライドする(図8−b)。シートの後端が排紙ローラ508を抜けると揺動アーム551が下降し、揺動アーム551の先端にある揺動ローラ550と後端整合壁570の上部に配設される従動コロ571との間にシートを挟む事ができる(図8−c)。その後、揺動ローラ550は図の反時計回転方向に回転し、戻しベルト560までシートを戻し、続いて戻しベルトによってシートを後端ストッパ562に突き当たるまで戻す(図8−d)。シートが後端ストッパ562に突き当たると揺動アーム551は再び待機位置に戻り、揺動ローラは開口状態となる。この状態で、前整合板や後整合板を用いて搬送方向と直行する方向、即ち、幅方向の整合を行う。
幅方向の整合が終了した時点で処理トレイ540及び後端整合壁570は再び元の図8−aの状態になり、次のシートの排出に備える。
また、一連の後処理動作が終了し、処理済みのシート束をスタックトレイ504に排出する時(図8−e.f)も処理トレイは略水平状態で、シート束の排出を容易にしている。
ところで、処理トレイ540の傾きは、処理トレイ540に積載されるシート束の厚みに応じて変更しても良い。処理トレイの傾きが大きい程、後端ストッパにシートが突き当たる効果は大きいが、シート束の厚みが大きい程、シート束のコシ砕けが発生し易い為、傾斜角度を小さくして、シート束のコシ腰砕け等の傾斜を急にする事による弊害を避ける。
以上の様に、シートが排出される時には処理トレイを略水平状態とすることで、シートを排紙する為の開口部を大きくし、大きくカールしたシートが排出されたとしても、シートの排出を阻害する事が無いようにすることができ、ジャム等に対する装置の信頼性を高めている。
一方、シートの先端が揺動ローラを通過した後で、且つ、シートを整合する時には、処理トレイの傾斜を急にする事で、トレイの傾斜によって導き出される紙の自重による戻りの作用を大きくし、シートが後端ストッパにシート端が突き当たりやすくしている。同時に、シートの斜行補正に対しても、補正されやすくなっている。従って、シートの整合性、積載性を高めることができる。
第一実施形態に係るシート処理装置の全体構成を示す断面説明図。 同じく、シート積載整合装置の上視図。 同じく、揺動ローラと処理トレイに設けられた整合部材の移動機構を示す断面図。 同じく、揺動ローラの動作を示す断面図。 同じく、戻しベルトの動作を示す断面図。 同じく、シート束の排出動作を示す断面図。 第一実施形態に係るシート束後端の整合動作を示す断面図。 処理トレイ傾斜角変更の動作を説明する図。 従来のシート処理装置の全体構成を示す断面図。
符号の説明
S シート
100 原稿読み取り装置
101 原稿セットトレイ
102 プラテンガラス
104 スキャナユニット
105 ミラー
106 ミラー
107 レンズ
109 イメージセンサ
112 排紙トレイ
150 原稿読取部
202 露光制御部
203 感光体ドラム
205 現像器
206 定着ローラ対
207 本体側排出ローラ
200 画像形成装置
237 分離手段
238 ピックアップローラ
500 シート後処理装置
504 スタックトレイ
508 排出部
508a 排出ローラ
508b 排出コロ
509 排出ローラ軸
510 ステープルユニット
512 後端整合壁不勢バネ
520 パドル
540 処理トレイ
541 前整合板
542 後整合板
550 揺動ローラ
551 揺動アーム
552 揺動ローラ軸
553 揺動アーム軸
554 揺動カム
555 揺動アーム引張ばね
556 揺動ローラ駆動ベルト
557 揺動ローラ従動プーリ
560 戻しベルト
561 下ガイド
562 シート後端ストッパ
563 ハウジング
564 戻しベルトプーリ
565 ベルト
570 後端整合壁
571 従動コロ
572 カム
573 揺動回転軸
574 ピニオンギア
575 後端整合壁ホームポジションセンサ
577 ラック支持コロ
578 ラックギア
580 束排出手段
581 スタックトレイ
582 グリッパ
583 シート戻し部材(パドル)
585 先端規制板
590 パドル回転軸
595 シート検出手段
644 後端整合壁駆動モータ

Claims (9)

  1. シートを搬送するシート搬送手段と
    前記シート搬送手段によって搬送されたシートを積載する処理トレイと
    前記処理トレイ上で処理されたシート束を積載するスタックトレイと
    前記シート搬送手段から搬送されたシートを処理トレイ上に排出する排出手段と
    前記排出手段によって排出されたシートを挟持して、前記処理トレイ上に搬送及び前記スタックトレイ上に排出する揺動可能な挟持手段とを具備したシート処理装置において、
    前記処理トレイのシート積載面が揺動する事を特徴とすることを特徴とするシート処理装置。
  2. 請求項1記載のシート処理装置において、前記揺動可能な処理トレイは、シート積載面が、前記処理トレイに積載されるシートの整合される基準側が下になるような角度に揺動する事を特徴とするシート処理装置。
  3. 請求項1ないし請求項2記載のシート処理装置において、前記揺動可能な処理トレイは、前記狭持手段側が揺動することを特徴とするシート処理装置。
  4. 請求項1ないし3記載シート処理装置において、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイ上にシートが排出された後に揺動することを特徴とするシート処理装置。
  5. 請求項1ないし4記載シート処理装置において、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイに排出されるシートの先端が前記狭持手段を通過した後に揺動することを特徴とするシート処理装置。
  6. 請求項1ないし5記載シート処理装置において、前記処理トレイに排出されたシートを整合する為の整合手段を備え、
    前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイに排出されたシートを整合する時に前記処理トレイのシート積載面の水平方向に対する角度が大きくなるように揺動することを特徴とするシート処理装置。
  7. 請求項1ないし6記載シート処理装置において、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイにシートが排出される時には、前記処理トレイのシート積載面の水平方向に対する角度が小さくなるように揺動することを特徴とするシート処理装置。
  8. 請求項1ないし7記載シート処理装置において、前記揺動可能な処理トレイは、前記処理トレイから前記スタックトレイにシート束が排出される時には、前記処理トレイのシート積載面の水平方向に対する角度が小さくなるように揺動することを特徴とするシート処理装置。
  9. 請求項1ないし請求項8記載の後処理装置に於いて、前記処理トレイは、積載される紙の状態に応じて揺動される量が変更される事を特徴とする。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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