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JP2006188913A - 建築物の外壁解体工法 - Google Patents

建築物の外壁解体工法 Download PDF

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JP2006188913A
JP2006188913A JP2005002538A JP2005002538A JP2006188913A JP 2006188913 A JP2006188913 A JP 2006188913A JP 2005002538 A JP2005002538 A JP 2005002538A JP 2005002538 A JP2005002538 A JP 2005002538A JP 2006188913 A JP2006188913 A JP 2006188913A
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jack
pillar
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column
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JP2005002538A
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English (en)
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Takahiro Kubota
貴弘 窪田
Kazuji Fujita
和司 藤田
Masaru Aoki
勝 青木
Toshimi Samejima
敏見 鮫島
Satoyuki Saeki
聡之 佐伯
Takaaki Kodaira
貴章 小平
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Toda Corp
Original Assignee
Toda Corp
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Abstract

【課題】本発明は、建築物の外壁解体工法に関し、解体途中において、柱が外側に誤って転倒しないように、安全性を確実にすることが課題である。
【解決手段】解体予定の柱1の外側壁面2の脚部において、ジャッキ受け用ブラケット3を上下方向で対向配置に固定し、そのブラケットの間に軸力を制御できるジャッキ4を配設し、その後、前記ジャッキ4にプレロードを掛けるとともに解体用重機で当該柱を外側に転倒しないように支持し、当該柱1の内側壁面8から外側壁面2に向けて前記ジャッキ4の存在する範囲内で該柱1はつり、前記ジャッキ4によって前記柱が1外側へ転倒しないように制御装置でその軸力を制御しながら、前記解体用重機で前記柱1を内側に転倒させることとする建築物の外壁解体工法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、建築物の解体工事における外壁解体工法に関するものである。
従来、例えば、建築物を解体するには解体用の重機で行うが、その内部を解体した後、外壁の解体も重機で行っている。その解体手順は、図4乃至図7に示すように、まず、前準備として、外壁の張出部分をサポートで支持したり、柱1上部をワイヤーで引っ張り、外壁の外側への転倒防止策を施す。
そして、柱1内側の脚部において、コンクリート部分の半分程度を重機10によりはつりとる。次に、柱1の上部を、例えば、2台の重機11でそのアーム先端部の挟着破砕機ではさみ、支持する。鍛冶工がはつりとった部分の鉄筋や鉄骨をガス切断する。その後、前記2台の重機11により、前記柱1をゆっくりと内側に倒す。そして、柱1の外側の鉄筋や、鉄骨を鍛冶工が切断し、倒した柱1を細かく解体する。また、他の工法として、予め、ワイヤーを柱上部に繋着させておいて、重機でそのワイヤーを巻き取って柱を内側に倒すようにする解体工法が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−140476号公報
しかし、従来の建築物の外壁解体工法では、該建築物の外壁を内側に倒すので、柱脚を解体して構造的な強度を弱くする必要がある。その柱1を重機11で保持している場合に、その重機11の能力以上の負荷が加わる可能性があり、外側へ柱1が転倒して崩壊するおそれがある。そのような不安定な状態にならないように予め計算等して対策を講じるべきであるが、実際には重機のオペレータの技量に任せられているのが実情である。このように、外壁の解体工事における安全性が各現場において差が出ることになり、従来の外壁解体工法では、安全対策上で確実性に欠けるという課題がある。
本発明に係る建築物の外壁解体工法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係る建築物の外壁解体工法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、解体予定の柱の外側壁面の脚部において、ジャッキ受け用ブラケットを上下方向で対向配置に固定し、そのブラケットの間に軸力を制御できるジャッキを配設し、その後、前記ジャッキにプレロードを掛けるとともに解体用重機で当該柱を外側に転倒しないように支持し、当該柱の内側壁面から外側壁面に向けて前記ジャッキの存在する範囲内で該柱をはつり、前記ジャッキによって前記柱が外側へ転倒しないように制御装置でその軸力を制御しながら、前記解体用重機で前記柱を内側に転倒させる建築物の外壁解体工法である。
また、前記ジャッキの軸力は、柱が外側に傾斜したことで増加した負荷分と同じかそれ以上に制御装置によって増大されること、;
柱の転倒部分における壁面のうち、内側壁面以外の壁面に、当該壁面側への柱の転倒に対して抵抗するガイド部材が設けられていること、;
を含むものである。
本発明の建築物の外壁解体工法によれば、解体しようとする柱の外側に、転倒防止用のジャッキを設けて、解体中に、制御装置によりジャッキの軸力を制御して当該柱の外側への転倒が防止される。よって、解体工事中の安全性が確保される。
更に、前記ジャッキの軸力を制御装置で、柱の外側への傾斜に伴うジャッキへの負荷が増大すると、これに対向するように該ジャッキの軸力を増大させて上に押し上げることで、柱の転倒が自動的に防止されるものである。
前記ガイド部材により、解体される柱は、 内側壁面以外の壁面である外側壁面と左右の壁面と設けられたガイド部材により、これらの方向には転倒が阻止され、内側のみに柱が転倒するようになり、解体作業の安全性が高まるものである。
本発明に係る建築物の外壁解体工法は、図1に示すように、解体予定の柱1の外側壁面2の脚部において、ジャッキ受け用ブラケット3,3を上下方向で対向配置に固定する。
前記ブラケット3は、その平板状の受け板3aを、向き合わせて固定するものである。固定方法としては、図1に示すように、外側壁面2に孔をドリルで先行し、孔内の清浄後に、カプセルアンカー若しくは注入型接着剤を装填若しくは充填し、アンカーボルトをその孔に打ち込んで固定する。そして、ブラケット3に設けた貫通孔に前記アンカーボルトを挿通させて、ボルトにネジ部がある場合にはナットで締結し、異形鋼棒の場合には止着金具で固定するものである。このようなケミカルアンカーを用いて容易にブラケット3を外側壁面2に固定することができる。なお、このほかにも、アンカー筋を穿孔した孔に打ち込みその端部を拡径させるような公知の方法で、行うこともできる。
そして、前記ブラケット3,3の間に軸力を制御できるジャッキ4を配設する。通常は、ジャッキ4の本体部4aを下側の受け板3aに載置し、ロッド4bの先端部を上側の受け板3aに当接させる。なお、本体部4aと下側の受け板3aとは、ボルト・ナット等で固定する。また、ロッド4bの先端部では、受け板3aに当接させるだけで、連結はしない。
その後、前記ジャッキ3に、制御装置(図示せず)により、既存の柱1が起立している現状の状態で、プレロードを掛ける。このジャッキ3には、高圧油を供給するための油圧ホース5が比較的長く配設され、その端部に、油圧計6が設けられ、手動ポンプ7が設けられている。なお、他の実施例として、この油圧ホース5の端部に制御装置を設けて、前記油圧計6のデータが前記制御装置に送られ、当該制御装置により駆動・制御される油圧ポンプにより、自動で高圧油の供給を制御することができる。
このようにして、解体の準備ができたならば、次に、解体工事を開始する。これには、解体用重機10(図4参照)の一台で、前記柱1の脚部における、内側壁面8から外側壁面2に向けて前記ジャッキ4の存在する範囲内で、該柱1のコンクリート躯体をはつる。
前記重機10のブレーカ等でコンクリート躯体を破砕している最中に、前記ジャッキ3によって前記柱1が外側へ転倒しないように、油圧計6の数値を確認しながら手動ポンプ7を作動させ、若しくは制御装置で、その軸力を制御する。
ジャッキ3の軸力は、柱1が外側に傾斜したことで増加した負荷分と同じかそれ以上になるように、制御装置によって増大される。これにより、プレロードとほぼ同じ軸力に調整することで、柱1の直立が維持され、外側に倒れて隣接の建物や、人等に被害を与えるるおそれがない。
前記柱1の脚部におけるコンクリート躯体のはつりが終了したなら、重機11によって、そのアーム先端の挟着破砕装置により、当該柱1を外側に転倒しないようにくわえ込む。そして、この柱1のはつり部分で露出した鉄筋やH型鋼を、鍛冶工がガス切断する。
その後、前記解体用重機で前記柱1を内側に転倒させるものである。転倒後は、従来例と同様に、柱1を解体処理するものである。また、ブラケット3とジャッキ4とは撤去して、更に、他の解体する柱1に転用する。
図2に示すように、柱1を複数本纏めて解体する場合には、ブラケット3及びジャッキ4を柱1の外側壁面2に取付けて、当該ジャッキ4のプレドードを行い、柱1の脚部を重機10ではつり、そのはつり部分のH型鋼等を切断し、重機11で支持して、次の柱1に移って前記と同様にブラケット3を取り付けて転倒前の準備を施した後に、纏めて柱1,1,1,…を内側に転倒させるものである。
更に、図3に示すように、柱1の左右側壁面と外側壁面2とに、ガイド部材9を設けることで、更に安全性を高めることができる。具体的には、ガイド部材9a,9bは、左右の側壁面において、はつり部分の上位置に設置し、外側壁面2のガイド部材9cは、その上部を前記ガイド部材9a,9bと連結して、下部は床面にまで延設し、これらをガイド斜材9dとガイド支持部材9eとで支持補強する。このような、ガイド部材9により、はつり工事中でも柱1が外側に転倒するというおそれが確実に解消される。
なお、前記ジャッキ4の能力が大きい場合には、解体重機による柱1の転倒作用時に、このジャッキ4の軸力を加圧して、柱1を外側に転倒させるように補助させることもできるし、このジャッキ4によって柱1を転倒させることも可能である。
本発明に係る建築物の外壁解体工法における説明図である。 同本発明の建築物の外壁解体工法における、複数の柱1を纏めて転倒させる場合の説明図である。 同本発明の建築物の外壁解体工法における、ガイド部材9を使用した場合の説明図である。 従来例における解体工事の第1段階の様子を示す説明図である。 従来例における解体工事の第2段階の様子を示す説明図である。 従来例における解体工事の第3段階の様子を示す説明図である。 従来例における解体工事の第4段階の様子を示す説明図である。
符号の説明
1 柱、
2 外側壁面、
3 ブラケット、 3a 受け板、
4 ジャッキ、
4a 本体、 4b ロッド、
5 油圧ホース、
6 油圧計、
7 手動ポンプ、
8 内側壁面、
9 ガイド部材、
10 解体用重機、
11 解体用重機。

Claims (3)

  1. 解体予定の柱の外側壁面の脚部において、ジャッキ受け用ブラケットを上下方向で対向配置に固定し、
    そのブラケットの間に軸力を制御できるジャッキを配設し、
    その後、前記ジャッキにプレロードを掛けるとともに解体用重機で当該柱を外側に転倒しないように支持し、
    当該柱の内側壁面から外側壁面に向けて前記ジャッキの存在する範囲内で該柱をはつり、
    前記ジャッキによって前記柱が外側へ転倒しないように制御装置でその軸力を制御しながら、
    前記解体用重機で前記柱を内側に転倒させること、
    を特徴とする建築物の外壁解体工法。
  2. ジャッキの軸力は、柱が外側に傾斜したことで増加した負荷分と同じかそれ以上に制御装置によって増大されること、
    を特徴とする請求項1に記載の建築物の外壁解体工法。
  3. 柱の転倒部分における壁面のうち、内側壁面以外の壁面に、当該壁面側への柱の転倒に対して抵抗するガイド部材が設けられていること、
    を特徴とする請求項1に記載の建築物の外壁解体工法。
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