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JP2006171041A - 表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法 - Google Patents

表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法 Download PDF

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JP2006171041A JP2004359331A JP2004359331A JP2006171041A JP 2006171041 A JP2006171041 A JP 2006171041A JP 2004359331 A JP2004359331 A JP 2004359331A JP 2004359331 A JP2004359331 A JP 2004359331A JP 2006171041 A JP2006171041 A JP 2006171041A
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Takanori Maehara
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Abstract

【課題】アクティブマトリクス型表示装置において、簡易な構成で画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止する。
【解決手段】複数のデータ線と複数のゲート線とが格子状に配置されたアクティブマトリクス型液晶表示装置において、表示制御回路から出力される所定のデューティ比を有するPWM制御のための出力制御信号OEに基づき、ゲートドライバに含まれるPWM回路が、シフトレジスタからの出力パルス信号の所定期間をPWM制御することによりゲート信号OG(j)を生成する。このゲート信号OG(j)は、対応するゲート線の選択のために各フレーム期間においてアクティブ(Hレベル)となる信号であり、このゲート信号OG(j)は、アクティブ期間の直前期間にPWM制御されることにより当該ゲート線を予備的に充電するため早くHレベルに達する。そのため画素容量への十分な充電時間を確保できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、アクティブマトリクス型の表示装置に関するものであり、更に詳しくは、そのような表示装置においてマトリクス状に配置された複数の画素形成部またはこれらの画素形成部を選択するための走査信号線に対し所定の電圧を与えることにより、予備的に当該走査信号線または当該画素形成部を充電する駆動回路および駆動方法に関する。
一般に、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、液晶層を挟持する2枚の基板を含む表示部を備えており、当該2枚の基板のうち一方の基板には、映像信号線としての複数のデータ線と走査信号線として複数のゲート線とが格子状に配置され、それら複数のデータ線とゲート線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部が設けられている。また、アクティブマトリクス型液晶表示装置は、その表示部のデータ線を駆動するデータドライバ、その表示部のゲート線を駆動するゲートドライバ、および、それらデータドライバとゲートドライバを制御するための表示制御回路を有している。
図11は、従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置における要部の構成を表示部の等価回路と共に示すブロック図である。この液晶表示装置における表示部603は、外部の信号源等から表示制御回路(不図示)が受け取る画像データの表す画像における水平走査線にそれぞれが対応する複数本(m本)のゲート線GL1〜GLmと、それらのゲート線GL1〜GLmのそれぞれと交差する複数本(n本)のデータ線(「ソースバスライン」とも呼ばれる)SL1〜SLnと、それらのゲート線GL1〜GLmとデータ線SL1〜SLnとの交差点にそれぞれ対応して設けられた複数個(m×n個)の画素形成部とを含む。
これらの画素形成部はマトリクス状に配置されて画素アレイを構成し、各画素形成部は、対応する交差点を通過するゲート線GLjにゲート端子が接続される共に当該交差点を通過するデータ線SLkにソース端子が接続されたスイッチング素子であるTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)と、そのTFTのドレイン端子に接続された画素電極と、上記複数の画素形成部に共通的に設けられた対向電極である共通電極Ecと、上記複数の画素形成部に共通的に設けられ画素電極と共通電極Ecとの間に挟持された液晶層とからなる。そして、画素電極と共通電極Ecとにより形成される容量により画素容量Cpが構成される。
表示制御回路は、外部の信号源等から画像データを示すデジタルビデオ信号を受け取り、そのデジタルビデオ信号の表す画像を表示部603に表示させるための信号として、データドライバ用スタートパルス信号SSPと、データドライバ用クロック信号SCKと、デジタル画像信号DAと、ゲートドライバ用スタートパルス信号GSPと、ゲートドライバ用クロック信号GCKとを生成する。
データドライバ601は、データドライバ用スタートパルス信号SSPと、データドライバ用クロック信号SCKと、デジタル画像信号DAとを表示制御回路から受け取り、これらの信号に基づき、デジタル画像信号DAの表す画像の各水平走査線における画素値に相当するアナログ電圧をデータ信号S(1)〜S(n)として順次生成し、これらのデータ信号S(1)〜S(n)を表示部603におけるデータ線SL1〜SLnにそれぞれ印加する。
ゲートドライバ602は、ゲートドライバ用スタートパルス信号GSPと、ゲートドライバ用クロック信号GCKとを表示制御回路から受け取り、これらの信号に基づき、デジタル画像信号DAの表す画像を表示するための各フレーム期間(各垂直走査期間)において、表示部603におけるゲート線GL1〜GLmを1水平走査期間ずつ順次に選択し、選択したゲート線にアクティブなゲート信号(TFT10をオンさせる電圧)を印加する。
上記のように、データ線SL1〜SLnにはデータドライバ601からデータ信号S(1)〜S(n)がそれぞれ印加され、ゲート線GL1〜GLmにはゲートドライバ602からゲート信号G(1)〜G(m)がそれぞれ印加されることにより、表示部603における各画素容量Cpには、デジタル画像信号DAの表す画像における対応画素の値に応じた電圧がTFT10を介して与えられて保持される。これにより、液晶層には、デジタル画像信号DAに応じて各画素電極と共通電極Ecとの電位差に相当する電圧が印加される。表示部603は、この印加電圧によって液晶層の光透過率を制御することにより、デジタル画像信号DAの表す画像すなわち外部の信号源等から受け取ったデジタルビデオ信号の表す画像を表示する。
ところで近年、上記のような液晶表示装置の表示部は大型化が進んでおり、このことに伴ってゲート線の本数が増加し、1本のゲート線に繋がるTFTの個数の増加によるゲート線の抵抗および容量が増加している。このようにゲート線の抵抗および容量が増加すると、ゲート線の終端側において当該ゲート線に印加されるゲート信号の波形が大きくなまってしまうことがある。この波形のなまり、具体的にはゲート信号の立ち上がり時における波形のなまりは、データ信号による画素容量への充電時間を減少させる。この減少の結果、画素容量への充電時間が必要とされる時間に満たない場合、画素容量への充電時間の不足により表示画質が低下することがある。
これに対し、ゲート信号を画素容量への書き込みには至らない中間的な電位まで一旦上昇させ、その後に画素容量への書き込み電位(TFTがオンされる閾値電圧)まで上昇させる段階的な駆動方法(以下「階段状ゲート駆動方式」という)が従来より提案されている(例えば特許文献1参照)。この駆動方法では、ゲート信号の電位を一旦中間的な電位に引き上げた後に当該中間的な電位からさらに上昇させるため、ゲート信号のなまりを少なくすることができ、その結果、画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
また従来より一般的に、液晶層への印加電圧の極性は、1フレーム期間毎に反転される。これは液晶の劣化を防ぐために交流駆動を行う必要があるためである。さらに表示品位を向上させるために、近年、1水平期間毎に異なる極性の電圧を印加するライン反転と、1ドット毎(水平走査方向の1画素毎)に異なる極性の電圧を印加するドット反転が採用されることが多い。これらの場合、各画素容量Cpを1水平走査期間の間に逆極性に充電すること(正極性に充電された状態から負極性への充電、または、負極性に充電された状態から正極性への充電)が必要となるため、画素容量への十分な充電時間が必要となる。一方、近年の表示部の大型化に伴いデータ信号の遅延が大きくなると共に、表示すべき画像の高精細化が進んでおり、このため画素容量の充電に使用できる時間が短くなってきている。その結果、データ信号による画素容量への充電時間の不足により、表示画質が低下することがある。
これに対し、各フレーム期間において各ゲート線を2回ずつ選択することで、各画素容量を充電すべき本来の期間よりも前の期間において予備的に充電を行い、これにより画素容量の充電を十分に行えるようにした駆動方法(以下「ダブルゲート駆動方式」という)が従来より提案されている(例えば特許文献2参照)。このようにゲート線の本来の選択期間での画素容量の充電(以下「本充電」という)と、その本来の選択期間よりも前の期間における当該画素容量の予備的な充電(以下「予備充電」という)とを行うダブルゲート駆動方式を図11の液晶表示装置において採用した場合、データ信号S(k)とゲート信号G(j)とは、図12に示すような波形となる(1≦j≦m、1≦k≦n)。
この液晶表示装置では、ライン反転駆動方式が採用されているので、データ信号S(k)は、図12(a)に示すように、1フレーム期間(垂直走査期間)Tv毎に極性が反転すると共に、1水平走査期間Th毎にも極性が反転する。そして、ゲート信号G(j)は、各フレーム期間において、データ線SLkとゲート線GLjとの交差点(j,k)に対応する画素形成部の画素容量Cp(以下「画素容量Cp(j,k)と表記する)に対して予備充電が行われる期間T1と、その画素容量Cp(j,k)に対して本充電が行われる期間T2との2回、アクティブとなる(ここで、ゲート信号G(j)はアクティブのときにハイレベル(Hレベル)になるものとし、以下同様である)。
このダブルゲート駆動方式の場合、図12(b)に示すように、データ信号S(k)の極性が本充電の期間T2での極性と同一である期間T1に画素容量Cp(j,k)が予備的に充電され、その後の期間T2に当該画素容量Cp(j,k)に対して本充電が行われる。これにより、表示部603における各画素容量Cpに対する充電期間が実質的に延長され、十分な充電が可能となるので、画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
特開2002−99256号公報 特開2001−249643号公報 特開2003−15608号公報
しかし、上記のようなアクティブマトリクス型液晶表示装置において上記階段状ゲート駆動方式を採用した場合、ゲート信号の電位を引き上げるための中間的な電位をゲートドライバ602に与えなければならないので、当該中間的な電位を生成する回路(典型的には電源回路)の構成が複雑となりコストがかかる。そして、この中間的な電位を液晶パネルの特性等に応じて変化させる場合には、さらに構成が複雑となる。
また、上記のようなアクティブマトリクス型液晶表示装置において上記ダブルゲート駆動方式を採用した場合、予備充電が行われる期間にTFTが完全にオンされるので、その結果、当該予備充電期間に本来の画像信号とは異なる画像信号が完全に書き込まれることがある。例えば、図12(b)に示す期間T2に画素容量Cp(j,k)に対して充電される画像信号は本来の画像信号であり、期間T1に画素容量Cp(j,k)に対して充電される画像信号は、上記本来の画像信号とは異なり、画素容量Cp(j−2,k)に充電されるべき画像信号である。よって、本来の画像信号とは異なる画像信号が各画素容量に完全に書き込まれることがあるので、表示に不具合を生じることがある。
そこで本発明は、上記階段状ゲート駆動方式を採用した場合に相当するようなゲート信号の電位を中間的な電位に引き上げる構成であっても、中間的な電位を生成する回路(典型的には電源回路)の構成を複雑なものとすることなく、また上記ダブルゲート駆動方式を採用した場合に相当するような各画素容量を充電すべき本来の期間よりも前の期間において予備的に充電を行う構成であっても、表示に不具合を生じることなく、画素容量への充電時間の不足等による表示画質の低下を防止することができるアクティブマトリクス型表示装置ならびにその駆動回路および駆動方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、表示すべき画像を表す複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部とを備えるアクティブマトリクス型表示装置における前記走査信号線を駆動する走査線駆動回路であって、
各走査信号線につき予め設定された本充電期間中は当該走査信号線が選択されるように、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するとともに、前記本充電期間の直前に設定された予備充電期間中は前記本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記予備充電期間に応じた幅のパルスが所定周期で繰り返し現れるクロック信号に基づき、前記予備充電期間と前記本充電期間との和の長さに等しい幅のパルスを入力端から出力端へと順次シフトさせる、前記走査信号線の数に応じた段数のシフトレジスタと、
前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき、各走査信号線に対して当該走査信号線につき設定された前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与え、かつ、各走査信号線を当該走査信号線につき設定された前記本充電期間中に選択するための信号を出力する選択回路と
を備えることを特徴とする。
第3の発明は、第1または第2の発明において、
前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与えるために前記走査信号線に与えられるべき信号の属性は、当該表示装置の温度を含む、前記走査信号線の信号伝送特性に影響を与えうるパラメータのうち1つ以上に応じて設定されることを特徴とする。
第4の発明は、第1から第3までのいずれか1つの発明に記載の走査信号線駆動回路を備えたことを特徴とする、アクティブマトリクス型表示装置である。
第5の発明は、表示すべき画像を表す複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部とを備えるアクティブマトリクス型表示装置における前記走査信号線を駆動する走査線駆動回路であって、
各走査信号線につき予め設定された本充電期間中は当該走査信号線が選択されるように、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するとともに、前記本充電期間より前に設定された予備充電期間中は前記本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることにより前記選択されるべき走査信号線を断続的に選択することを特徴とする。
第6の発明は、第5の発明において、
所定のクロック信号に基づき、前記予備充電期間の長さに等しい幅のパルスと前記本充電期間の長さに等しい幅のパルスとを入力端から出力端へと順次シフトさせる、前記走査信号線の数に応じた段数のシフトレジスタと、
前記シフトレジスタの各段のうち隣り合う所定数を1組とし当該1組おきに選ばれる第1群に含まれる各段からの出力信号に基づき、前記第1群に対応する各走査信号線に対して当該走査信号線につき設定された前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与え、かつ、前記第1群に対応する各走査信号線を当該走査信号線につき設定された前記本充電期間に選択するための信号を出力する第1の選択回路と
前記シフトレジスタの各段のうち前記第1群以外の第2群に含まれる各段からの出力信号に基づき、前記第2群に対応する各走査信号線に対して当該走査信号線につき設定された前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与え、かつ、前記第2群に対応する各走査信号線を当該走査信号線につき設定された前記本充電期間に選択するための信号を出力する第2の選択回路と
を備えることを特徴とする。
第7の発明は、第5または第6の発明において、
前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与えるために前記走査信号線に与えられるべき信号の属性は、当該表示装置の温度と前記画像信号が表す画像の表示データとを含む、前記画素形成部へ印加されるべき電圧に影響を与えうるパラメータのうち1つ以上に応じて設定されることを特徴とする。
第8の発明は、第5から第7までのいずれか1つの発明に記載の走査信号線駆動回路を備えたことを特徴とする、アクティブマトリクス型表示装置である。
第9の発明は、表示すべき画像を表す複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部とを備えるアクティブマトリクス型表示装置における前記走査信号線の駆動方法であって、
各走査信号線につき予め設定された本充電期間中は当該走査信号線が選択されるように、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するとともに、前記本充電期間の直前に設定された予備充電期間中は前記本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることを特徴とする。
第10の発明は、表示すべき画像を表す複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部とを備えるアクティブマトリクス型表示装置における前記走査信号線の駆動方法であって、
各走査信号線につき予め設定された本充電期間中は当該走査信号線が選択されるように、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するとともに、前記本充電期間より前に設定された予備充電期間中は前記本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることにより前記選択されるべき走査信号線を断続的に選択することを特徴とする。
上記第1の発明によれば、階段状ゲート駆動方式を採用した従来構成のように電源回路により生成された中間的な電位を使用することなく、走査信号線駆動回路において、本充電期間の直前に設定された予備充電期間中に駆動のための所定電位を断続的に与える。このことにより、本充電期間の開始時点から従来よりも早く走査信号線の電位が上昇するので、簡易な構成で表示に不具合を生じることなく、例えば画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
上記第2の発明によれば、シフトレジスタで予備充電期間と本充電期間との和の長さに等しい幅のパルスを出力し、選択回路により予備充電期間中に所定電位を断続的に与える。このことにより、1つのシフトレジスタで、従来では走査信号線を駆動しない期間を有効に利用することができる。
上記第3の発明によれば、予備充電期間中に所定電位を断続的に与えるために走査信号線に与えられるべき信号の属性(例えば当該信号であるパルスのデューティ比や周期など)は、当該表示装置の温度を含む、走査信号線の信号伝送特性に影響を与えうるパラメータのうち1つ以上に応じて設定されるので、例えば装置環境が変化した場合であっても、簡易な構成で表示に不具合を生じることなく、例えば画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
上記第4の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果を奏するアクティブマトリクス型液晶表示装置を提供することができる。
上記第5の発明によれば、本充電期間より前に設定された予備充電期間中は本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることにより選択されるべき走査信号線を断続的に選択する。このことにより、例えば一方で従来のダブルゲート駆動方式のように、予備充電期間に本来の映像信号とは異なる映像信号が画素形成部に完全に書き込まれることがなく、他方で予備充電期間における走査信号線の断続的な選択に基づく断続的かつ短期間の充電により、選択パルスによる画素容量への充電時間は短くて済む。したがって、簡易な構成で表示に不具合を生じることなく、画素容量への充電時間の不足等による表示画質の低下を防止することができる。
上記第6の発明によれば、シフトレジスタで予備充電期間の長さに等しい幅のパルスと本充電期間の長さに等しい幅のパルスとを出力し、第1および第2の選択回路により予備充電期間中に所定電位を断続的に与える。このことにより、1つのシフトレジスタで、従来では走査信号線を駆動しない期間を有効に利用することができる。なおこの第6の発明では、典型的には液晶表示装置においてライン反転駆動方式またはドット反転駆動方式による交流駆動が行われる場合、本充電期間と同じ極性の映像信号が与えられるように、予備充電期間中に上記所定電位が断続的に与えられてもよい。
上記第7の発明によれば、予備充電期間中に所定電位を断続的に与えるために走査信号線に与えられるべき信号の属性(例えば当該信号であるパルスのデューティ比や周期など)は、当該表示装置の温度と画像信号が表す画像の表示データとを含むパラメータであって、画素形成部へ印加されるべき電圧に影響を与えうるパラメータのうち1つ以上に応じて設定されるので、例えば装置環境などが変化した場合であっても、簡易な構成で表示に不具合を生じることなく、画素容量への充電時間等の不足による表示画質の低下を防止することができる。
上記第8の発明によれば、上記第5の発明と同様の効果を奏するアクティブマトリクス型液晶表示装置を提供することができる。
上記第9の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果を奏するアクティブマトリクス型液晶表示装置における走査信号線の駆動方法を提供することができる。
上記第10の発明によれば、上記第5の発明と同様の効果を奏するアクティブマトリクス型液晶表示装置における走査信号線の駆動方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の各実施形態について説明する。
<1. 第1の実施形態作>
<1.1 全体的な構成および動作>
まず、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の全体的な構成および動作について説明する。本実施形態の液晶表示装置は、従来の階段状ゲート駆動方式を採用した場合に相当するようなゲート信号の電位を擬似的にまたは実質的に中間的な電位に引き上げる構成である。
図1は、本実施形態に係る液晶表示装置の構成をその表示部の等価回路と共に示すブロック図である。この液晶表示装置は、図11に示した従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置と同様、映像信号線駆動回路としてのデータドライバ101と、走査信号線駆動回路としてのゲートドライバ102と、アクティブマトリクス形の表示部103と、データドライバ101およびゲートドライバ102を制御するための表示制御回路200とを備えている。また、この液晶表示装置は、液晶パネルの温度を測定するための温度センサ300をさらに備えている。
本実施形態における表示部103は、図11に示した表示部603と同様の構成となっている。すなわち、表示部103は、複数本(m本)の走査信号線としてのゲート線GL1〜GLmと、それらのゲート線GL1〜GLmのそれぞれと交差する複数本(n本)の映像信号線としてのデータ線SL1〜SLnと、それらのゲート線GL1〜GLmとデータ線SL1〜SLnとの交差点にそれぞれ対応して設けられた複数個(m×n個)の画素形成部とを含む。
これらの画素形成部はマトリクス状に配置されて画素アレイを構成し、各画素形成部は、対応する交差点を通過するゲート線GLjにゲート端子が接続される共に当該交差点を通過するデータ線SLkにソース端子が接続されたスイッチング素子であるTFT10と、そのTFT10のドレイン端子に接続された画素電極と、上記複数の画素形成部に共通的に設けられた対向電極である共通電極Ecと、上記複数の画素形成部に共通的に設けられ画素電極と共通電極Ecとの間に挟持された液晶層とからなり、必要に応じ、画素電極と共通電極Ecとによって形成される容量に並列に補助容量が付加される。そして、これら画素電極と共通電極Ecとにより形成される容量(補助容量が付加されている場合にはこれに補助容量を加えた容量)により、画素容量Cpが構成される。このような構成の本実施形態の上記表示部103に対する本発明の駆動方法および駆動回路につき、以下に説明する。
本実施形態では、液晶パネルに表示すべき画像を表す(狭義の)画像データおよび表示動作のタイミング等を決めるデータ(例えば表示用クロックの周波数を示すデータ)(以下「表示制御データ」という)は、外部のコンピュータにおけるCPU等から表示制御回路200に送られる(以下、外部から送られるこれらのデータDvを「広義の画像データ」という)。すなわち、外部のCPU等は、広義の画像データDvを構成する(狭義の)画像データおよび表示制御データを、表示制御回路200内の後述の表示メモリおよびレジスタにそれぞれ書き込む。
表示制御回路200は、上記画像データDvと、温度センサ300により測定された液晶パネルの温度を示す信号Tpとを受け取り、それらの信号Dv,Tpに基づき、その画像データDvの表す画像を表示部103に表示させるための信号として、データドライバ用スタートパルス信号SSPと、データドライバ用クロック信号SCKと、表示すべき画像を表すデジタル画像信号DA(画像データDvに相当する信号)と、ゲートドライバ用スタートパルス信号GSPと、ゲートドライバ用クロック信号GCKと、ゲートドライバ102から出力されるゲート信号の(立ち上がり時点近傍における)電位を制御する出力制御信号OEとを生成し出力する。
より詳しくは、画像データDvを内部メモリで必要に応じてタイミング調整等を行った後に、デジタル画像信号DAとして表示制御回路200から出力し、そのデジタル画像信号DAの表す画像の各画素に対応するパルスからなる信号としてデータドライバ用クロック信号SCKを生成し、1水平走査期間毎に所定期間だけハイレベル(Hレベル)となる信号としてデータドライバ用スタートパルス信号SSPを生成し、1フレーム期間(1垂直走査期間)毎に所定期間だけHレベルとなる信号としてゲートドライバ用スタートパルス信号GSPを生成し、所定のパルスを繰り返し含むゲートドライバ用クロック信号GCKを生成し、温度を示す信号Tpおよびデジタル画像信号DAに基づきゲートドライバ102から出力されるゲート信号の立ち上がり時点近傍の電位を後述のように抑制するよう制御するための出力制御信号OEを生成する。
上記のようにして表示制御回路200において生成された信号のうち、デジタル画像信号DAとデータドライバ用のスタートパルス信号SSPおよびクロック信号SCKとは、データドライバ101に入力され、ゲートドライバ用のスタートパルス信号GSPおよびクロック信号GCKと出力制御信号OEとは、ゲートドライバ102に入力される。
データドライバ101は、デジタル画像信号DAとデータドライバ用のスタートパルス信号SSPおよびクロック信号SCKとに基づき、デジタル画像信号DAの表す画像の各水平走査線における画素値に相当するアナログ電圧としてデータ信号S(1)〜S(n)を1水平走査期間毎に順次生成し、これらのデータ信号S(1)〜S(n)をデータ線SL1〜SLnにそれぞれ印加する。本実施形態におけるデータドライバ101は、液晶層への印加電圧の極性が1フレーム期間毎に反転されると共に各フレーム内において1水平走査線毎にも反転されるようにデータ信号S(1)〜S(n)が出力される駆動方式、すなわちライン反転駆動方式が採用されるが、表示品位向上の観点からは、これに加えて、1データ線毎(縦ライン毎)にも液晶層への印加電圧の極性を反転させる駆動方式、すなわちドット反転駆動方式を採用するのが好ましい。すなわち、データドライバ101は、データ線SL1〜SLnへの印加電圧の極性がデータ線毎に反転するようにデータ信号S(1)〜S(n)を出力する構成とするのが好ましい。
ゲートドライバ102は、ゲートドライバ用スタートパルス信号GSPと、ゲートドライバ用クロック信号GCKと、出力制御信号OEとを表示制御回路200から受け取り、これらの信号GSP,GCK,OEに基づき、デジタル画像信号DAの各フレーム期間(各垂直走査期間)において、ゲート線GL1〜GLmを順次に選択し、選択したゲート線にアクティブなゲート信号(TFT10をオンさせる電圧)を印加する。本実施形態におけるゲートドライバ102は、ゲート線GL1〜GLmのそれぞれが各フレーム期間内に1回ずつ選択されるように動作する。表示部103において、ゲート線GL1〜GLmのそれぞれが各フレーム期間内に選択されると、それぞれの選択期間において、選択されたゲート線GLjにゲート端子が接続された各TFT10がオン状態となる。これにより、各TFT10のドレイン端子に接続された画素容量Cpに対し、デジタル画像信号DAの表す画像における対応画素の値に相当する電圧が保持される。
上記のデータドライバ101およびゲートドライバ102により、表示部103において、データ線SL1〜SLnにはデータ信号S(1)〜S(n)がそれぞれ印加され、ゲート線GL1〜GLmにはゲート信号G(1)〜G(m)がそれぞれ印加される。これにより、表示部103における各画素形成部の画素容量Cpには、デジタル画像信号DAの表す画像における対応画素の値に相当する電圧が、データ信号S(1)〜S(n)により与えられて保持され、液晶層には、デジタル画像信号DAに応じて画素電極と共通電極Ecとの電位差に相当する電圧が印加される。すなわち、各画素容量Cpに保持された電圧がそれに対応する液晶部分への印加電圧となる。
表示部103は、この印加電圧によって液晶層の光透過率を制御することにより、デジタル画像信号DAの表す画像すなわち外部の信号源等から受け取ったデジタルビデオ信号の表す画像を表示する。このように表示を制御するための表示制御回路の詳細な構成につき、以下に説明する。
<1.2 表示制御回路>
図2は、上記の液晶表示装置における表示制御回路200の構成を示すブロック図である。この表示制御回路200は、入力制御回路20と、表示メモリ21と、レジスタ22と、タイミング発生回路23と、メモリ制御回路24と、OE生成回路25と、デューティ比決定回路26とを備えている。
この表示制御回路200が外部のCPU等から受け取る広義の画像データDvを示す信号(以下、この信号も符号“Dv”で表すものとする)は、入力制御回路20に入力される。入力制御回路20は、広義の画像データDvに含まれるアドレス信号に基づき、当該広義の画像データDvを、画像データDaと表示制御データDcとに振り分ける。そして、画像データDaを表す信号(以下、これらの信号も符号“Da”で表すものとする)をアドレス信号に基づく表示メモリ21への書き込みのためのアドレス信号ADwと共に表示メモリ21に供給することで画像データDaを表示メモリ21に書き込むと共に、表示制御データDcをレジスタ22に書き込む。表示制御データDcは、ソース用クロック信号SCKを含むクロック信号の周波数や画像データDvの表す画像を表示するための水平走査期間および垂直走査期間を指定するタイミング情報を含んでいる。
タイミング発生回路(以下「TG」と略記する)23は、レジスタ22の保持する上記表示制御データDcに基づき、ソース用クロック信号SCK、およびソース用スタートパルス信号SSPを生成する。また、TG23は、表示メモリ21およびメモリ制御回路24をソース用クロック信号SCKに同期させて動作させるためのタイミング信号を生成する。さらに、TG23は、OE生成回路25およびデューティ比決定回路26をゲートドライバ用クロック信号GCKに同期させて動作させるためのタイミング信号を生成する。
メモリ制御回路24は、外部から入力されて入力制御回路20を介して表示メモリ21に格納された画像データDaのうち液晶パネルに表示すべき画像を表すデータを読み出すためのアドレス信号ADrと、表示メモリ21の動作を制御するための信号とを生成する。これらのアドレス信号ADrおよび制御信号は表示メモリ21に与えられ、これにより、液晶パネルに表示すべき画像を表すデータがデジタル画像信号DAとして表示メモリ21から読み出され、表示制御回路200から出力される。このデジタル画像信号DAは、既述のように映像信号線駆動回路300に供給される。
OE生成回路25は、後述のデューティ比決定回路26から与えられるデューティ比Drとゲートドライバ用クロック信号GCKに対応するTG23から与えられるタイミング信号とに基づき、出力制御信号OEを生成し出力する。この出力制御信号OEは、ゲートドライバ用クロック信号GCKがLレベルである期間においてアクティブ(Hレベル)になり、またゲートドライバ用クロック信号GCKがHレベルである期間において上記デューティ比に応じた割合で交互にアクティブ(Hレベル)または非アクティブ(Lレベル)になる。なお、このゲートドライバ用クロック信号GCKがHレベルである期間に出力制御信号OEが交互にアクティブ(Hレベル)または非アクティブ(Lレベル)に切り替わる回数は予め適宜な値に定められている。このように出力制御信号OEが上記デューティ比に応じた割合でアクティブ(Hレベル)または非アクティブ(Lレベル)に交互に切り替わることにより、ゲート信号に対していわゆるパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)制御が行われる。このPWM制御により、電源回路の構成を変えることなく、ゲート線を予備的に充電するためのゲート信号の(平均)電位を所望の電位に容易に設定することができる。なお、このPWM制御を実現するための具体的な構成については後述する。
デューティ比決定回路26は、温度センサ300から与えられる温度を示す信号Tp(以下、この信号により示される温度も符号“Tp”で表すものとする)に基づき、上記出力制御信号OEのデューティ比Drを決定し、OE生成回路25に与える。ここで、このデューティ比Drは、上記PWM制御が行われる期間(ここではゲートドライバ用クロック信号GCKがHレベルである期間)(以下、「PWM制御期間」という)において、当該PWM制御期間に対する、出力制御信号OEがアクティブとなる全期間の占める割合をいう。なお、上記PWM制御期間は、実質的には従来の階段状ゲート駆動方式を採用した場合における予備充電期間に相当し、各走査信号線を選択するための期間の直前に設定される。
デューティ比決定回路26は、温度Tpとデューティ比Drとの対応関係を予め定めた対応テーブルを参照することにより、デューティ比Drを決定する。この対応テーブルは、温度Tpが高くなるほどデューティ比Drが大きくなり、温度Tpが低くなるほどデューティ比Drが小さくなるよう定められる。なぜなら、液晶パネルの温度Tpが高くなるほどゲート線を流れるゲート信号の波形なまりが大きくなる(すなわちTFTの閾値電圧に達するまでの時間が長くなる)ため、ゲート信号のPWM制御期間(終了時点)における電位を高くする必要があるからである。ここで、このデューティ比Drが大きくなるほど、ゲートドライバ102から出力されるゲート信号OG(j)の当該PWM制御期間における電位は高くなる。例えば、デューティ比Drが100%の場合、当該PWM制御期間におけるゲート信号OG(j)はHレベルの電位となり、デューティ比Drが0%の場合、当該PWM制御期間におけるゲート信号OG(j)はLレベルの電位となる。もっとも、後述するように当該PWM制御期間においてゲート信号OG(j)の電位がTFT10の閾値電圧Vgonに達すると表示に不具合を生じることがあるため、上記デューティ比Drおよびパルス周期(PWM制御期間におけるパルス数)を含むパルスの属性は、ゲート信号OG(j)の電位が閾値電圧Vgonに達しない値に定められるのが好適である。このようなゲート信号OG(j)を生成するための具体的な構成および上記信号の波形について、図を参照して以下に詳しく説明する。
<1.3 ゲートドライバの動作および構成例>
図3は、本実施形態におけるゲートドライバ102の構成例を簡略に示すブロック図である。また、図4は、このゲートドライバ102の動作を説明するための信号波形図である。図3に示すゲートドライバ102は、m段のシフトレジスタ1021と、m個のAND回路からなるPWM回路1022とを備えている。そして、ゲートドライバ用クロック信号GCKおよびゲートドライバ用スタートパルス信号GSPはシフトレジスタ1021に与えられ、シフトレジスタ1021からのパルス信号および出力制御信号OEはPWM回路1022に与えられる。また、PWM回路1022から出力された各信号はバッファ回路などの出力回路(不図示)に与えられ、ゲート線GL1〜GLmにそれぞれ印加すべきゲート信号OG(1)〜OG(m)が当該出力回路から出力される。
シフトレジスタ1021は、図4(a)に示すようなゲートドライバ用クロック信号GCKおよびスタートパルス信号GSPに基づき、ゲートドライバ用クロック信号GCKの立ち上がりから次の立ち上がりまで(すなわち1水平走査期間の長さ)に等しい幅のパルスを入力端から出力端まで順にシフトさせる。そして、シフトレジスタ1021におけるj段目からは図4(c)に示すようなパルス信号SH(j)が出力される(j=1,2,…,m)。同様に、シフトレジスタ1021におけるj+1段目からは図4(d)に示すようなパルス信号SH(j+1)が出力される。
PWM回路1022は、第1〜第mのAND回路からなり、第jのAND回路には、シフトレジスタ1021のj段目の出力信号SH(j)が入力される。また、第1〜第mのAND回路には、PWM制御を行うための制御信号である図4(b)に示すような出力制御信号OEが与えられる。この第jのAND回路によるAND演算により、シフトレジスタ1021のj段目の出力信号SH(j)がHレベルであっても、出力制御信号OEがLレベルであれば、第jのAND回路からLレベルの信号が出力される。以上のように、この出力制御信号OEにより、第jのAND回路に与えられたシフトレジスタ1021のj段目の出力信号SH(j)は、PWM制御期間内にデューティ比Drに応じて所定回数だけ交互にHレベルまたはLレベルに設定される。この第jのAND回路により、デューティ比Drに応じてPWM制御期間内にHレベルまたはLレベルに設定されたシフトレジスタ1021のj段目の出力信号SH(j)は、図示されない出力回路を経て、ゲート信号OG(j)としてゲートドライバ102から出力される。このゲート信号OG(j)は、ゲート線GLjの一端に印加される。
以上のように、OE生成回路25(およびデューティ比決定回路26)とPWM回路1022とにより、PWM制御期間内にデューティ比Drに応じて所定回数だけ交互にHレベルまたはLレベルに設定されたゲート信号が得られるので、これらの回路は、PWM制御期間中にHレベルの電位を断続的に与え、かつ、各走査信号線を選択するための信号を出力する選択回路として機能している。
ここで、ゲート線GLjは所定の抵抗および容量を有しているため、ゲート線GLjの(反対側の)他端では波形が大きくなまる(すなわちTFTの閾値電圧に達するまでの時間が長くなる)。図4(e)には、この他端でのゲート信号OGp(j)の波形が示されている。また、第j+1のAND回路により、デューティ比Drに応じてPWM制御期間内にHレベルまたはLレベルに設定されたシフトレジスタ1021のj+1段目の出力信号SH(j+1)は、ゲート信号OG(j+1)としてゲートドライバ102から出力される。このゲート信号OG(j+1)も同様に、ゲート線GL(j+1)の他端でのゲート信号OGp(j+1)について図4(f)に示すように、その波形が大きくなまっている。しかしこの波形のなまり、すなわち立ち上がり時点からTFTの閾値電圧に達するまでにかかる時間は、従来構成の場合に比べて十分に少なくなっているので、画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。以下、図を参照して説明する。
図5(a)は、図11に示す従来構成におけるゲート線GLjの(ゲートドライバに接続される一端とは反対側の)他端でのゲート信号G(j)の波形を示す図であり、図5(b)は、本実施形態におけるゲート線GLjの他端でのゲート信号OG(j)の波形の一部を簡略に示す図である。図中のVghはHレベルの電位を示し、VglはLレベルの電位を示し、Vmは上記PWM制御期間終了時点に到達した電位(例えばPWM制御期間の平均電位)を示し、VgonはTFTの閾値電圧を示している。また、図5(b)に示される点線の信号波形は、図5(a)に示す従来構成の信号波形を比較のために重ねて描いたものである。
この図5(b)を参照すると、本実施形態におけるゲート線GLjの他端でのゲート信号OG(j)が閾値電圧Vgonに達する時点は、従来構成における他端でのゲート信号G(j)が閾値電圧Vgonに達する時点よりも、時間tmだけ早いことが分かる。このように早く閾値電圧に達するのは、上記PWM制御の結果である。すなわち、図4(g)に示すソース信号S(k)が与えられるべき画素容量に印加され始める時点において、ゲート信号OG(j)の電位が電位Vglよりも高い電位Vmに達していることによる。よって、従来構成の場合に比べて、本実施形態では画素容量への充電時間を長く取ることができるため、表示画質の低下を防止することができる。
なお、図4(b)に示す出力制御信号OEは、ゲートドライバ用クロック信号GCKのHレベルの期間に対応する期間における前半の一部期間においてLレベルに維持されている。これは、或るゲート信号がアクティブにされる直前に非アクティブにされるべきゲート信号、例えばゲート信号OGp(j+1)がアクティブにされる直前に非アクティブにされるべきゲート信号OGp(j)がアクティブになることを防止するためである。また、図4(e),(f)に示すゲート信号OGp(j),OGp(j+1)を含む各ゲート信号は、PWM制御期間において閾値電圧Vgonに達しないことが好適であるが、極めて短期間または瞬間的に閾値電圧Vgonに達したとしても、対応する画素容量に対して他の画素容量に充電されるべき異なる画像信号が瞬間的に充電されるにすぎないので、表示に不都合を生じることはない。
<1.4 第1の実施形態の効果>
以上のように、本実施形態のアクティブマトリクス型液晶表示装置(におけるゲートドライバ102)は、階段状ゲート駆動方式を採用した従来構成のように電源回路により生成された中間的な電位を使用することなく、OE生成回路25により生成された出力制御信号OEに基づき、PWM回路1022内のAND回路により、出力されるべきゲート信号をPWM制御期間において所定のデューティ比に応じて所定回数だけ交互にHレベルまたはLレベルに設定する。このことにより、図5(b)に示すように従来構成におけるゲート信号が閾値電圧Vgonに達する時点よりも早く本実施形態におけるゲート信号が閾値電圧Vgonに達するので、簡易な構成で表示に不具合を生じることなく、画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
また、本実施形態のデューティ比決定回路26は、温度センサ300から与えられる温度Tpに基づき上記デューティ比を適宜の値に変更する。このことにより、液晶パネルの温度Tpが高くなることによりゲート線を流れるゲート信号の波形なまりが大きくなっても(すなわちTFTの閾値電圧に達するまでの時間が長くなっても)、ゲート信号のPWM制御期間(の終了時点)における電位を高くする(絶対値を大きくする)ことができる。その結果、装置環境(ここでは温度)が変化した場合であっても、簡易な構成で表示に不具合を生じることなく、画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
<2. 第2の実施形態>
<2.1 全体的な構成および動作>
次に、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置の構成および動作について説明する。本実施形態の液晶表示装置は、従来のダブルゲート駆動方式を採用した場合に相当するような各画素容量を充電すべき本来の期間よりも前の期間において予備的に充電を行う構成である。
本液晶表示装置の全体的な構成は、図1に示す第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成とほぼ同様であるので、ほぼ同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態に係る液晶表示装置は、第1の実施形態に係る表示装置とは、表示制御回路200およびゲートドライバ102の一部の構成および動作が異なる。以下、この異なる構成および動作について説明する。
<2.2 表示制御回路>
図6は、上記液晶表示装置における表示制御回路200の構成を示すブロック図である。この表示制御回路200は、図2に示す第1の実施形態における表示制御回路200とほぼ同様の構成であるので、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態における表示制御回路200は、第1の実施形態における表示制御回路200とは、OE生成回路25およびデューティ比決定回路26の構成および動作が異なる。
本実施形態におけるデューティ比決定回路26は、第1の実施形態におけるデューティ比決定回路26と同様、温度センサ300から与えられる温度を示す信号Tpを受け取るとともに、表示メモリ21から出力されるディジタル画像信号DAを受け取る。
このデューティ比決定回路26は、温度Tpと、当該ゲート信号が印加されるゲート線に繋がる各画素形成部に対して直前(のフレーム周期)に与えられた電圧の平均値Vpmと、デューティ比Drとの対応関係を予め定めた対応テーブルを参照することにより、デューティ比Drを決定する。
まず、温度Tpとデューティ比Drとの関係において、この対応テーブルは、温度Tpが高くなるほどデューティ比Drが大きくなり、温度Tpが低くなるほどデューティ比Drが小さくなるよう定められる。なぜなら、液晶パネルの温度Tpが高くなるほどゲート線を流れるゲート信号の波形なまりが大きくなる(すなわちTFTの閾値電圧に達するまでの時間が長くなる)ため、予備充電が行われる期間に相当する後述するPWM制御期間においてゲート信号の電位が閾値電圧Vgonを超える期間を長くすることにより、画素形成部を十分に充電する必要があるからである。なお、第1の実施形態において、デューティ比Drおよびパルス周期(PWM制御期間におけるパルス数)を含むパルスの属性は、ゲート信号OG(j)の電位が閾値電圧Vgonに達しない値に定められているが、本実施形態ではPWM制御期間のうち所定の期間だけゲート信号OG(j)の電位が閾値電圧Vgonに達するように定められるのが好適である。
また、直前(のフレーム周期)に与えられたデジタル画像信号DAの表す画像における対応画素の値に相当する保持電圧の平均値である上記平均値Vpmとデューティ比Drとの関係において、この対応テーブルは、平均値Vpm(の絶対値)が大きいほどデューティ比Drが小さくなり、平均値Vpm(の絶対値)が小さいほどデューティ比Drが大きくなるよう定められる。なぜなら、平均値Vpm(の絶対値)が大きければ、画素形成部を予備的に充電する時間を長くする必要性が小さくなるので、予備充電が行われる期間に相当する後述するPWM制御期間においてゲート信号の電位が閾値電圧Vgonを超える期間を短くするのが好適だからである。
なお、上記対応テーブルは、温度Tpとデューティ比Drとの対応関係のみを予め定めたものであってもよく、また平均値Vpmとデューティ比Drとの対応関係のみを予め定めたものであってもよい。さらに平均値Vpmに代えて、ゲート線に繋がる各画素形成部に対して直前(のフレーム周期)に与えられた電圧の積分値や最大電圧が与えられた回数など、直前に与えられた電圧に関連するパラメータが使用されてもよい。
OE生成回路25は、上記のようにデューティ比決定回路26において決定されたデューティ比Drとゲートドライバ用クロック信号GCKに対応する(TG23から与えられる)タイミング信号とに基づき、第1および第2の出力制御信号OE1,OE2を生成し出力する。これら第1および第2の出力制御信号OE1,OE2は、ゲートドライバ用クロック信号GCKの立ち下がりから次の立ち下がりを経てさらにその立ち下がりまでの所定期間(すなわち2水平走査期間)に上記デューティ比に応じた割合で交互にアクティブ(Hレベル)または非アクティブ(Lレベル)になる。すなわち、この期間がPWM制御期間となる。なお、第1および第2の出力制御信号OE1,OE2の各PWM制御期間は互いに重ならないように設定されている。詳しくは後述する。
<2.3 ゲートドライバの動作および構成例>
図7は、本実施形態におけるゲートドライバ102の構成例を簡略に示すブロック図である。図8は、本実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法を説明するための概念図である。図9は、本実施形態におけるゲートドライバ102の動作を説明するための信号波形図である。
なお、図8に示す行からなる各矩形は画素マトリクスを示しており、この画素マトリクスに付された記号“+”または“−”は、画素液晶に印加される電圧すなわち共通電極Ecを基準とする画素電極Epの電圧の極性を示しており、画素マトリクスを示す各矩形に沿って描かれた矢印は、走査方向(行番号の昇順方向)を示している。このように本実施形態では、画素液晶への印加電圧の正負極性を画素毎に反転させ且つ1フレーム毎にも反転させる駆動方式である1ドット反転駆動方式が採用されている。
本実施形態におけるゲートドライバ102は、m段のシフトレジスタ2021と、それぞれm/2個のAND回路からなる第1のPWM回路2022および第2のPWM回路2023とを備えている。そして、ゲートドライバ用クロック信号GCKおよびゲートドライバ用スタートパルス信号GSPはシフトレジスタ2021に与えられ、シフトレジスタ2021からのパルス信号の後述する半分および第1の出力制御信号OE1は第1のPWM回路2022に与えられ、シフトレジスタ2021からのパルス信号の残りの半分および第2の出力制御信号OE2は第2のPWM回路2023に与えられる。また、第1および第2のPWM回路2022,2023から出力された各信号はバッファ回路などの出力回路(不図示)に与えられ、ゲート線GL1〜GLmにそれぞれ印加すべきゲート信号OG(1)〜OG(m)が当該出力回路から出力される。
シフトレジスタ2021は、第1の実施形態におけるシフトレジスタ2021とは出力するパルスの幅および数は異なるがほぼ同様の構成を有しており、図9(a)に示す2つの(Hレベルの)パルスを含むスタートパルス信号GSPおよび図9(b)に示すようなゲートドライバ用クロック信号GCKに基づき、ゲートドライバ用クロック信号GCKの立ち下がりから立ち上がりまでに等しい幅の上記2つのパルスを入力端から出力端まで順にシフトさせる。そして、シフトレジスタ2021における1段目から3段目までからは図9(e)〜(g)に示すようなパルス信号SH(1)〜SH(3)が出力される。このようにして、シフトレジスタ2021におけるm段目まで同様にシフトされた各パルス信号が出力される。
第1のPWM回路2022は、m/2個のAND回路からなり、第1のAND回路には、シフトレジスタ2021の1段目の出力信号SH(1)が入力され、第2のAND回路には、シフトレジスタ2021の2段目の出力信号SH(2)が入力される。また、第3のAND回路には、シフトレジスタ2021の5段目の出力信号SH(5)が入力され、第4のAND回路には、シフトレジスタ2021の6段目の出力信号SH(2)が入力される。
また、第2のPWM回路2023は、m/2個のAND回路からなり、第1のAND回路には、シフトレジスタ2021の3段目の出力信号SH(3)が入力され、第2のAND回路には、シフトレジスタ2021の4段目の出力信号SH(4)が入力される。また、第3のAND回路には、シフトレジスタ2021の7段目の出力信号SH(7)が入力され、第4のAND回路には、シフトレジスタ2021の8段目の出力信号SH(8)が入力される。
このように、第1および第2のPWM回路2022,2023は、シフトレジスタ2021の隣り合う2つの段から出力される2つの信号を1組として、1組毎に交互に入力される。また、第1のPWM回路2022に含まれる各AND回路には、図9(c)に示す対応する第1の出力制御信号OE1が与えられ、第2のPWM回路2023に含まれる各AND回路には、図9(d)に示す第2の出力制御信号OE2が与えられ、各AND回路は、これら第1の出力制御信号OE1または第2の出力制御信号OE2と、対応するシフトレジスタ2021の各段から出力されるパルス信号とをAND演算する。
ここで、第1および第2の出力制御信号OE1,OE2に含まれるPWM制御期間は、シフトレジスタ2021の各段から出力されるパルス信号に含まれる2つの(Hレベルの)パルスのうち早い方(図の左側)のパルス(以下、「予備パルス」という)のみをPWM制御するように設定されている。例えば、図9(c)に示す第1の出力制御信号OE1に含まれるPWM制御期間は、図9(e),(f)に示すパルス信号SH(1),SH(2)の予備パルスをともに含む期間に設定されており、図9(d)に示す第2の出力制御信号OE2に含まれるPWM制御期間は、図9(g)に示すパルス信号SH(3)および図示されないパルス信号SH(4)の予備パルスをともに含む期間に設定されている。
なお、図9(c)に示す第1の出力制御信号OE1に含まれるPWM制御期間は、図9(g)に示すパルス信号SH(3)に含まれる2つのパルスのうちの遅い方(図の右側)のパルス(以下、「選択パルス」という)を含む期間に設定されているが、第1の出力制御信号OE1はパルス信号SH(3)を制御する第2のPWM回路2023には与えられないので、パルス信号SH(3)に影響を与えることはない。同様に、図9(d)に示す第2の出力制御信号OE2に含まれるPWM制御期間は、図9(e),(f)に示すパルス信号SH(1),SH(2)の選択パルスをともに含む期間に設定されているが、第2の出力制御信号OE2はパルス信号SH(1),SH(2)を制御する第1のPWM回路2022には与えられないので、同様にこれらのパルス信号SH(1),SH(2)に影響を与えることはない。
このように第1および第2のPWM回路2022,2023に含まれるAND回路によるAND演算の結果、予備パルスをデューティ比Drに応じてPWM制御期間内にHレベルまたはLレベルに設定されたシフトレジスタ1021の1段目からm段目までのパルス出力信号SH(1)〜SH(m)は、図示されない出力回路を経て、ゲート信号OG(1)〜OG(m)としてゲートドライバ102から出力される。これらのゲート信号OG(1)〜OG(m)は、ゲート線GL1〜GLmの一端に印加される。そして、この他端ではゲート信号の波形がなまることは前述したとおりであり、例えばこの他端でのゲート信号OGp(1)〜OGp(3)は、図9(h)〜(j)に示されるような波形となる。
ここで、図9(h)〜(j)に示されるこれらゲート信号OGp(1)〜OGp(3)の予備パルスに相当する部分の波形を見ると、部分的に閾値電圧Vgonに達する信号成分が含まれていることが分かる。このようにゲート信号の電位が閾値電圧Vgonに達している期間では、対応する画素形成部への充電が行われるため、その点では従来のダブルゲート駆動方式における予備充電が行われる期間における充電と同様の効果を奏する。しかし本実施形態における予備パルスによる予備充電期間は、上記ダブルゲート駆動方式における予備充電が行われる期間とは異なり、選択期間での本充電期間(本実施形態では選択パルスによる充電期間)と同様の充電が行われるわけではなく、断続的かつ短期間の充電がなされるに過ぎない。そのため、従来のダブルゲート駆動方式のように、本来の画像信号とは異なる画像信号が各画素容量に完全に書き込まれるわけではない。
以上のように、OE生成回路25(およびデューティ比決定回路26)と第1および第2のPWM回路2022,2023とにより、予備パルスによる予備充電期間(PWM制御期間)内にデューティ比Drに応じて所定回数だけ交互にHレベルまたはLレベルに設定されたゲート信号が得られるので、これらの回路は、予備充電期間中にHレベルの電位を断続的に与え、かつ、選択パルスによる充電期間に各走査信号線を選択するための信号を出力する選択回路として機能している。
なお、ゲートドライバ用スタートパルスGSPおよびシフトレジスタ2021の各段から出力されるパルス信号にそれぞれ含まれる2つの(Hレベルの)パルスはほぼ1水平走査期間の間隔が空けられている。これは、図8に示されるように、本実施形態において1ドット反転駆動方式が採用されているからである。例えば、図8に示すGL1に対応する行とこれに隣り合うGL2に対応する行とに含まれる画素は、同一の行でそれぞれ逆極性となり、GL1に対応する行と1行あけたGL3に対応する行とに含まれる画素は、同一の行でそれぞれ同極性となる。したがって、予備パルスと選択パルスとが隣り合うように設定されると、選択パルスにより各画素容量に充電されるべき電位の極性とは逆の電位で予備パルスによる充電が行われるため、好ましくない。そこで、上述のように予備パルスと選択パルスとの間にはほぼ1水平走査期間の間隔が空けられている。このことは、1ライン反転駆動方式が採用されても同様である。
<2.4 第2の実施形態の効果>
以上のように、本実施形態のアクティブマトリクス型液晶表示装置において、予備パルスによる予備充電期間は、上記ダブルゲート駆動方式における予備充電が行われる期間とは異なり、選択期間での充電(本実施形態では選択パルスによる充電)と同様の充電が行われるわけではなく、断続的かつ短期間の充電がなされるに過ぎない。そのため、一方で従来のダブルゲート駆動方式のように、TFTが完全にオンされる状態が維持されることはないので、当該予備充電期間に本来の画像信号とは異なる画像信号が完全に書き込まれることがなく、他方でこのような予備パルスに含まれる閾値電圧Vgonを超える信号成分による断続的かつ短期間の充電により、選択パルスによる画素容量への充電時間は短くて済む。したがって、簡易な構成で表示に不具合を生じることなく、画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
また、本実施形態のデューティ比決定回路26は、温度センサ300から与えられる温度Tpおよび表示メモリ21から出力される直前(のフレーム周期)に与えられたデジタル画像信号DAの表す画像における対応画素の値に相当する保持電圧の平均値Vpmに基づき上記デューティ比を適宜の値に変更する。このことにより、装置環境(ここでは温度)およびその他の要因(ここでは上記平均値)が変化した場合であっても、簡易な構成で表示に不具合を生じることなく、画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
<3. 各実施形態の変形例>
上記第1の実施形態では、出力制御信号OEに含まれるPWM制御期間は、ゲートドライバ用クロック信号GCKがHレベルである期間に一致している。このことにより、1水平走査期間内にゲート信号において従来では非アクティブとされていた期間を有効に利用することができる。また、これ以上の期間をPWM制御期間として設定するならば、隣り合うゲート信号に対応するシフトレジスタ1021からの出力パルス信号がこのPWM制御期間の一部または全部において同時に出力される(重なる)ことになる。このような重なる期間を有する2つのパルス信号を1つのシフトレジスタで同時に出力することは困難である。そこで、第1の実施形態におけるゲートドライバ102に代えて、2つのシフトレジスタを含むゲートドライバを設け、隣り合う2つのゲート信号をこれら2つのシフトレジスタのパルス信号に基づき独立に(交互に)生成する構成であってもよい。
図10は、このような2つのシフトレジスタを有する第1の実施形態の変形例におけるゲートドライバの構成を簡略に示すブロック図である。このゲートドライバは、m段の半数段のパルス信号をそれぞれ出力する第1および第2のシフトレジスタ3021,3022と、それぞれm/2個のAND回路からなる第1のPWM回路3023および第2のPWM回路2024とを備えている。ここで例えば、表示制御回路200は、2水平走査期間の(Hレベルの)パルスを繰り返し含み、互いのパルスの立ち上がり時点が1水平走査期間ずれている第1および第2のゲートドライバ用クロック信号GCK1,GCK2を生成する。第1のゲートドライバ用スタートパルス信号GSP1は第1のシフトレジスタ3021に与えられ、第2のゲートドライバ用スタートパルス信号GSP2は第2のシフトレジスタ3022に与えられる。また、第1のシフトレジスタ3021からのパルス信号およびPWM制御を行うための第1の出力制御信号OE1は第1のPWM回路3023に与えられ、第2のシフトレジスタ3022からのパルス信号およびPWM制御を行うための第2の出力制御信号OE2は第2のPWM回路3024に与えられる。また、第1および第2のPWM回路3023,3024から出力された各信号はバッファ回路などの出力回路(不図示)に与えられ、ゲート線GL1〜GLmにそれぞれ印加すべきゲート信号OG(1)〜OG(m)が当該出力回路から出力される。
ここで、第1および第2の出力制御信号OE1,OE2に含まれるPWM制御期間は、第1および第2のシフトレジスタ3021,3022の各段から出力されるパルス信号の所望の部分(典型的には前半部分)をPWM制御するように設定される。そうすれば、PWM制御期間を第1の実施形態の場合のようにゲートドライバ用クロック信号のHレベル期間に限定されることなく、例えばここでは1水平走査期間の間に設定することができる。したがって、ゲート線の抵抗および容量が比較的大きい場合であっても十分な時間をかけて充電することができるので波形のなまり(すなわちTFTの閾値電圧に達するまでの時間が長くなること)を確実に抑制することができる。その結果、画素容量への充電時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
上記第2の実施形態では1ドット反転駆動方式が採用されているが、画素液晶への印加電圧の正負極性を1行における画素毎に反転させ、且つn行を1組として交互に反転させ、さらに1フレーム毎にも反転させる駆動方式である1×nドット反転駆動方式が採用されてもよい。この場合、表示制御回路200に含まれるOE生成回路は、第2の実施形態において生成される、2水平期間の長さを有するPWM制御期間を2水平期間空けて繰り返し含む(図9(c),(d)に示す)第1および第2の出力制御信号OE1,OE2に代えて、2n水平期間の長さを有するPWM制御期間を2n水平期間空けて断続的に含む第1および第2の出力制御信号OE1,OE2を生成する。また、シフトレジスタ1021は、予備パルスと選択パルスとの間にほぼ(2n−1)水平走査期間の間隔が空けられたパルス信号を生成し、ゲートドライバ102に含まれる第1および第2のPWM回路2022,2023は、シフトレジスタ2021の隣り合う2n段から出力される2n本の信号を1組として、1組毎に交互に入力されるように構成される。なお、この変形例の構成は、例えばn本の水平走査線毎に液晶層への印加電圧の極性を反転するnライン反転駆動方式の液晶表示装置にも適用可能である。
上記第2の実施形態では、ゲート線GL1〜GLmのそれぞれを各フレーム期間において2回ずつ選択するダブルゲート駆動が行われる場合に、予備パルスによる充電は各フレーム期間において1回行われるだけであるが、予備パルスによる充電が各フレーム期間において2回以上行われる構成であっても本発明は適用可能である。ただし、各予備充電の期間におけるデータ信号S(k)の極性は、その予備充電に対応する本充電の期間におけるデータ信号S(k)と極性と同一であることが前提となる。
上記第1および第2の実施形態では、OE生成回路25によって生成される出力制御信号とシフトレジスタの各段からの出力パルスとが、ゲートドライバ102に含まれるPWM回路内の各AND回路によってAND演算されることにより、対応するゲート線に印加する電位をHレベルまたはLレベルに切り替えられるが、出力されるべきゲート信号がPWM制御期間において断続的にHレベルに設定される構成であればよいので、各AND回路に代えて、AND回路以外の演算回路が使用されてもよい。また、電源回路などで中間的な電位を有する電圧信号を新たに生成する必要のない構成であればよいので、上記OWM回路内の各AND回路に代えて、例えば出力制御信号に基づきシフトレジスタの各段とこれに対応する走査信号線とを接続しまたは接続を切断するアナログスイッチがそれぞれ使用される構成であってもよい。
上記第1および第2の実施形態では、デューティ比決定回路26により、温度Tpとデューティ比Drとの対応テーブル、または温度Tpと与えられた電圧の平均値Vpmとデューティ比Drとの対応テーブルが使用されるが、これらの対応テーブルに代えて、所定の条件判断式や数式などこれらのパラメータ間の一意の対応関係を示すものが使用されてもよい。また、装置の温度は走査信号線の信号伝送特性や画素形成部の充電特性などに大きな影響を与えるパラメータであるためこれらの対応テーブルに使用されるパラメータとして好適であるが、上記対応テーブルには、この温度Tpのパラメータとともにまたは温度Tpのパラメータに代えて、例えば本表示装置の使用積算時間など、走査信号線の信号伝送特性や画素形成部の充電特性などに影響を与えるパラメータの1つ以上が使用されてもよい。
上記第1および第2の実施形態における出力制御信号またはゲート信号は、デューティ比決定回路26により決定されたデューティ比Drに基づきPWM制御期間内で同じ幅のパルスを均等に含むが、必ずしも均等である必要はなく、ランダムに決定された幅を有するパルスや、例えばPWM制御期間の前半では素早く電位を引き上げるように高い電位を与えるための広い幅のパルスを含み、PWM制御期間の後半では低い電位を与えるための狭い幅のパルスを含んでもよい。また、上記第1および第2の実施形態における出力制御信号またはゲート信号のPWM制御期間中は、ゲート線が完全に選択されない状態でゲート線への充電が可能であればよい。よって、PWM制御期間内におけるこれらの信号は、PWM制御を受けることなくPWM制御とは無関係の断続的な信号、例えば三角波などの矩形波以外の信号であってもよい。
第1および第2の実施形態における表示装置は、画素形成部に液晶を使用しているが、ゲート線を有するアクティブマトリクス型表示装置であれば、画素形成部に液晶以外の電気光学素子、例えば有機EL(EelectroLuminescence)素子やLED(light emitting diode)などを使用するアクティブマトリクス型表示装置であってもよい。この構成では、画素容量への充電時間が不足する問題を生じることはないが、画素形成部を選択する時間が不足することは考えられるため、この選択時間の不足による表示画質の低下を防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成をその表示部の等価回路と共に示すブロック図である。 上記実施形態における表示制御回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態におけるゲートドライバの構成例を簡略に示すブロック図である。 上記実施形態におけるゲートドライバの動作を説明するための信号波形図である。 上記実施形態におけるゲートドライバに接続される一端とは反対側の他端でのゲート信号の波形を、従来の信号波形とともに示す図である。 本発明の第2の実施形態における表示制御回路の構成を示すブロック図である。 上記実施形態におけるゲートドライバの構成例を簡略に示すブロック図である。 上記実施形態に係る液晶表示装置の駆動方法を説明するための概念図である。 上記実施形態におけるゲートドライバの動作を説明するための信号波形図である。 上記第1の実施形態の一変形例におけるゲートドライバの構成を簡略に示すブロック図である。 従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置における要部の構成を表示部の等価回路と共に示すブロックである。 従来のアクティブマトリクス型液晶表示装置においてダブルゲート駆動方式が採用された場合の動作を説明するための信号波形図である。
符号の説明
10 …薄膜トランジスタ(TFT)
25 …OE生成回路
26 …デューティ比決定回路
101 …データドライバ(映像信号線駆動回路)
102 …ゲートドライバ(走査信号線駆動回路)
103 …表示部
200 …表示制御回路
300 …温度センサ
1021,2021,3021,3022 …シフトレジスタ
1022,2022,2023,3023,3024 …PWM回路
Cp …画素容量
Ec …共通電極
GL1〜GLm …ゲート線(走査信号線)
OG(1)〜OG(m)…ゲート信号(走査信号)
SH(1)〜SH(m)…シフトレジスタからの出力信号
SL1〜SLn …データ線(映像信号線)
S(1)〜S(n) …データ信号(映像信号)
DA …デジタル画像信号
OE …出力制御信号
Dr …デューティ比
Tp …温度信号
GSP …ゲートドライバ用スタートパルス
GCK …ゲートドライバ用クロック信号
SSP …データドライバ用スタートパルス
SCK …データドライバ用クロック信号
SSP …データドライバ用スタートパルス

Claims (10)

  1. 表示すべき画像を表す複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部とを備えるアクティブマトリクス型表示装置における前記走査信号線を駆動する走査線駆動回路であって、
    各走査信号線につき予め設定された本充電期間中は当該走査信号線が選択されるように、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するとともに、前記本充電期間の直前に設定された予備充電期間中は前記本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることを特徴とする、走査信号線駆動回路。
  2. 前記予備充電期間に応じた幅のパルスが所定周期で繰り返し現れるクロック信号に基づき、前記予備充電期間と前記本充電期間との和の長さに等しい幅のパルスを入力端から出力端へと順次シフトさせる、前記走査信号線の数に応じた段数のシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタの各段の出力信号に基づき、各走査信号線に対して当該走査信号線につき設定された前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与え、かつ、各走査信号線を当該走査信号線につき設定された前記本充電期間中に選択するための信号を出力する選択回路と
    を備えることを特徴とする、請求項1に記載の走査信号線駆動回路。
  3. 前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与えるために前記走査信号線に与えられるべき信号の属性は、当該表示装置の温度を含む、前記走査信号線の信号伝送特性に影響を与えうるパラメータのうち1つ以上に応じて設定されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の走査信号線駆動回路。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の走査信号線駆動回路を備えたことを特徴とする、アクティブマトリクス型表示装置。
  5. 表示すべき画像を表す複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部とを備えるアクティブマトリクス型表示装置における前記走査信号線を駆動する走査線駆動回路であって、
    各走査信号線につき予め設定された本充電期間中は当該走査信号線が選択されるように、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するとともに、前記本充電期間より前に設定された予備充電期間中は前記本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることにより前記選択されるべき走査信号線を断続的に選択することを特徴とする、走査信号線駆動回路。
  6. 所定のクロック信号に基づき、前記予備充電期間の長さに等しい幅のパルスと前記本充電期間の長さに等しい幅のパルスとを入力端から出力端へと順次シフトさせる、前記走査信号線の数に応じた段数のシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタの各段のうち隣り合う所定数を1組とし当該1組おきに選ばれる第1群に含まれる各段からの出力信号に基づき、前記第1群に対応する各走査信号線に対して当該走査信号線につき設定された前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与え、かつ、前記第1群に対応する各走査信号線を当該走査信号線につき設定された前記本充電期間に選択するための信号を出力する第1の選択回路と
    前記シフトレジスタの各段のうち前記第1群以外の第2群に含まれる各段からの出力信号に基づき、前記第2群に対応する各走査信号線に対して当該走査信号線につき設定された前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与え、かつ、前記第2群に対応する各走査信号線を当該走査信号線につき設定された前記本充電期間に選択するための信号を出力する第2の選択回路と
    を備えることを特徴とする、請求項5に記載の走査信号線駆動回路。
  7. 前記予備充電期間中に前記所定電位を断続的に与えるために前記走査信号線に与えられるべき信号の属性は、当該表示装置の温度と前記画像信号が表す画像の表示データとを含む、前記画素形成部へ印加されるべき電圧に影響を与えうるパラメータのうち1つ以上に応じて設定されることを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の走査信号線駆動回路。
  8. 請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載の走査信号線駆動回路を備えたことを特徴とする、アクティブマトリクス型表示装置。
  9. 表示すべき画像を表す複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部とを備えるアクティブマトリクス型表示装置における前記走査信号線の駆動方法であって、
    各走査信号線につき予め設定された本充電期間中は当該走査信号線が選択されるように、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するとともに、前記本充電期間の直前に設定された予備充電期間中は前記本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることを特徴とする、駆動方法。
  10. 表示すべき画像を表す複数の映像信号をそれぞれ伝達するための複数の映像信号線と、前記複数の映像信号線と交差する複数の走査信号線と、前記複数の映像信号線と前記複数の走査信号線との交差点にそれぞれ対応してマトリクス状に配置された複数の画素形成部とを備えるアクティブマトリクス型表示装置における前記走査信号線の駆動方法であって、
    各走査信号線につき予め設定された本充電期間中は当該走査信号線が選択されるように、前記複数の走査信号線を選択的に駆動するとともに、前記本充電期間より前に設定された予備充電期間中は前記本充電期間中に選択されるべき走査信号線に対して駆動のための所定電位を断続的に与えることにより前記選択されるべき走査信号線を断続的に選択することを特徴とする、駆動方法。
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