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JP2006170228A - クラッチアクチュエータ及び鞍乗型車両 - Google Patents

クラッチアクチュエータ及び鞍乗型車両 Download PDF

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JP2006170228A
JP2006170228A JP2004359228A JP2004359228A JP2006170228A JP 2006170228 A JP2006170228 A JP 2006170228A JP 2004359228 A JP2004359228 A JP 2004359228A JP 2004359228 A JP2004359228 A JP 2004359228A JP 2006170228 A JP2006170228 A JP 2006170228A
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誠 小杉
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Abstract

【課題】 クラッチが摩耗等しても好適にクラッチの断接を手動で行うことができるクラッチアクチュエータを複雑化させずに実現すること。
【解決手段】 クラッチ10を断接させるための油圧機構を備える鞍乗型車両に用いられるクラッチアクチュエータであって、油圧機構は、オイルホース18と、オイルホース18の一端に設けられ、クラッチ10に連結されるクラッチレリーズシリンダ14と、オイルホース18の他端に設けられ、オイルホース18を介してクラッチレリーズシリンダ14側に油圧を加えるピストン36を備え、オイルホース18内に補充され、又はそこから回収されるオイルを蓄えるリザーバタンク42と連結されるマスターシリンダ40と、を備え、前記クラッチアクチュエータは、モータ44により駆動され、ピストン36を押圧する第2ピストン押圧ロッド34と、手動操作され、ピストン36を押圧する手動アーム58と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明はクラッチアクチュエータ及び鞍乗型車両に関し、特に人力ではなく電力等の駆動力によりクラッチを動作させるクラッチアクチュエータに関する。
近年、自動二輪車等の鞍乗型車両に搭載されるクラッチの電動化が検討されているが、必要に応じて手動でもクラッチの断接動作を行えるようにすることが望ましい。この点、下記特許文献1には、バスやトラック等の大型車両を対象としたクラッチ操作システムにおいて、手動でクラッチの断接動作を行わせる構成が開示されている。このクラッチ操作システムは、クラッチの自動断接用のモータ側に配置された第1シリンダと、クラッチ側に配置された第2シリンダと、を備え、さらに第2シリンダ側のピストンを手動で操作する機構を備えている。この構成により、モータに不具合が生じた場合にクラッチを手動操作できるようになっている。
特開2002−213497号公報
上記従来技術では、リザーバタンクが第1シリンダ及び第2シリンダの双方に接続されており、これにより両シリンダにおけるオイル量の調整機能が実現されている。しかしながら、モータ側に配置された第1シリンダとクラッチ側に配置された第2シリンダの双方にリザーバタンクを接続すると配管が複雑化する。このため、上記従来技術を自動二輪車等の鞍乗型車両に適用するのは困難であった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、構成を複雑化させることなく自動及び手動のいずれでもクラッチを操作できるクラッチアクチュエータ及びそれを備えた鞍乗型車両を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係るクラッチアクチュエータは、クラッチを断接させるための油圧機構を備える鞍乗型車両に用いられるクラッチアクチュエータであって、前記油圧機構は、オイルホースと、前記オイルホースの一端に設けられ、前記クラッチに連結されるクラッチレリーズシリンダと、前記オイルホースの他端に設けられ、前記オイルホースを介して前記クラッチレリーズシリンダ側に油圧を加えるピストンを備え、前記オイルホース内に補充され、又はそこから回収されるオイルを蓄えるリザーバタンクに連結されるマスターシリンダと、を備える。そして、前記クラッチアクチュエータは、アクチュエータにより駆動され、前記ピストンを押圧する第1ピストン押圧機構と、手動操作され、前記ピストンを押圧する第2ピストン押圧機構と、を備える。
本発明では、鞍乗型車両にはクラッチを断接させるための油圧機構が備えられる。そして、該油圧機構に備えられたマスターシリンダのピストンを第2ピストン押圧機構によって手動で押圧し、クラッチを動作させることができる。本発明によれば、マスターシリンダにはリザーバタンクが連結されているので、油圧機構のオイル量が調整される。また、リザーバタンクをクラッチレリーズシリンダに接続しなくて済むので構成を複雑化させずに済む。
本発明の一態様では、前記第2ピストン押圧機構は、前記鞍乗型車両のハンドルに取り付けられたクラッチレバーと連結され、該クラッチレバーの手動操作により前記ピストンを押圧する。こうすれば、クラッチレバーにより簡単にクラッチを手動操作することができる。
また、本発明の一態様では、第1当接部と第2当接部とが形成され、前記ピストンを押圧するピストン押圧部材をさらに備え、前記第1ピストン押圧機構は、その一部を前記ピストン押圧部材の前記第1当接部に直接当接させることにより、前記ピストンを押圧して前記クラッチを切断状態とするよう設けられ、前記第2ピストン押圧機構は、その一部を前記ピストン押圧部材の前記第2当接部に直接当接させることにより、前記ピストンを押圧して前記クラッチを切断状態とするよう設けられる。
この態様では、第1ピストン押圧機構及び第2ピストン押圧機構は、いずれもピストン押圧部材に直接当接し、該ピストン押圧部材によりピストンを押圧するので、第1ピストン押圧機構及び第2ピストン押圧機構の一方がピストンを押圧していなくても、他方により独立して速やかにピストンを押圧し、クラッチを切断状態にすることができる。すなわち、第1ピストン押圧機構と第2ピストン押圧機構とを独立動作させることができる。
この態様では、前記第1ピストン押圧機構は、前記ピストン押圧部材に対してスライド移動可能に設けられるとともに、前記ピストン押圧部材に対する押込位置にて前記第1当接部に当接するロッド部材を備えるようにしてもよい。こうすれば、第1ピストン押圧機構を確実に前記ピストン押圧部材の前記第1当接部に当接させることができるようになる。
また、本発明の一態様では、前記第1ピストン押圧機構及び前記第2ピストン押圧機構は、前記マスターシリンダと一体的に設けられる。こうすれば、クラッチアクチュエータの組み立てや調整を容易化できる。また、鞍乗型車両への取り付けを容易化できる。
この態様では、前記鞍乗型車両に固定されるベース部材をさらに備え、前記第1ピストン押圧機構は、前記ベース部材に固定され、前記第2ピストン押圧機構は、その一端が前記ベース部材により回転可能に軸支され、その他端が手動操作により移動され、その中間部にて前記ピストンを押圧するよう設けられてよい。こうすれば、てこの原理を用いて軽い操作によりクラッチを手動操作することができる。
また、本発明に係る鞍乗型車両は、上記いずれかのクラッチアクチュエータを備える。鞍乗型車両は、例えば自動二輪車(電動機付き自転車(モータバイク)・スクータを含む。)、四輪バギー(全地形型車両)、スノーモービル等である。本発明によれば、クラッチが摩耗等しても好適にクラッチを手動操作することができる鞍乗型車両を簡単な構成で実現することができる。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動二輪車の外観側面図である。同図に示す自動二輪車100は、本発明に係る鞍乗型車両の一形態であり、前輪110及び後輪112を備え、前輪110に取り付けられたフロントフォーク114の頂部には、車両進行方向に対して横方向に延伸するハンドル116が取り付けられている。ハンドル116の一端にはグリップ102及びクラッチレバー104が取り付けられ、他端にはアクセルグリップ及びブレーキレバー(図示せず)が取り付けられている。また、自動二輪車100の上方にはシート118が設けられており、該シート118にまたがってライダーが自動二輪車100に搭乗することができる。この自動二輪車100の構成は、周知の自動二輪車のそれと概ね同様であり、特徴の1つは、エンジン106のクランクケース内に設けられたクラッチをモータにより動作させる、クラッチアクチュエータ11がエンジン106の上方、すなわち燃料タンク108の下方に設置されていることである。クラッチアクチュエータ11は、その動作が図示しない制御装置によって制御され、クラッチの断接動作が同クラッチアクチュエータ11によって人力ではなく電力等の駆動力によって行われるようになっている。また、クラッチレバー104はワイヤーによりクラッチアクチュエータ11に接続されており、クラッチレバー104でもクラッチを断接させることができるようになっている。
図2は、自動二輪車100に搭載されているクラッチ制御システムの全体構成を模式的に示す図である。同図に示すクラッチ制御システムでは、そのエンジン106のクランクケース内には例えば湿式多板式のクラッチ10が収容されている。クラッチ10はプッシュロッド12によりクラッチを切断状態とし、或いは接続状態とすることができるようになっている。クラッチ10にはクラッチスプリングが備えられており、その付勢力によりクランクシャフト(駆動側)に結合されたクラッチディスクを、ミッションメインシャフト(被駆動側)に結合されたフリクションディスクに押圧するようになっている。このため、平常時には、クラッチ10は接続状態となっている。そして、プッシュロッド12をクラッチスプリングの押圧力に抗してクラッチ10側に押し込むことにより、クラッチ10を半クラッチ状態とし、さらに押し込むことにより切断状態とすることができる。
本実施形態に係るクラッチ制御システムでは、クラッチ10のプッシュロッド12は油圧機構により押し込まれるようになっている。油圧機構は、オイルを流通させるオイルホース18と、その一端に連結されるクラッチレリーズシリンダ14と、他端にコネクタ43を介して連結されるマスターシリンダ40と、を含んで構成されている。クラッチレリーズシリンダ14には、オイルホース18から流入するオイルにより押圧されるピストン15、及び該ピストン15をクラッチ10側に付勢するクラッチレリーズスプリング16を内蔵している。そして、オイルホース18からオイルが流入すると、ピストン15がクラッチ10側に移動し、これによりプッシュロッド12が押し込まれるようになっている。この結果、クラッチ10は半クラッチ状態や切断状態となる。また、マスターシリンダ40側からオイルの流入が無くなると、クラッチスプリングによりプッシュロッド12は押し戻され、ピストン15も元の位置に戻り、クラッチ10は接続状態に戻るようになっている。
マスターシリンダ40には、コネクタ41を介してリザーバタンク42が連結されており、該リザーバタンク42により油圧補正機能が実現されている。すなわち、クラッチ10の摩耗や、温度等による油圧機構内のオイルの体積変化に応じて、リザーバタンク42に蓄えられたオイルがマスターシリンダ40内に流入し、或いはマスターシリンダ40内のオイルがリザーバタンク42に回収されるようになっている。マスターシリンダ40にはピストン36が内蔵されており、該ピストン36を外部から押圧することにより、マスターシリンダ40内のオイルを押し出し、オイルホース18を介してオイルをクラッチレリーズシリンダ14内に流入させるようになっている。
本実施形態に係るクラッチアクチュエータ11は、マスターシリンダ40と、該マスターシリンダ40のピストン36を押圧し、また該押圧を解除するための機構と、を含んで構成されている。具体的には、マスターシリンダ40のピストン36は、第1ピストン押圧ロッド35(クラッチ操作部材、第1ピストン押圧機構)により押し込まれるようになっており、この第1ピストン押圧ロッド35に対し、手動アーム58及び第2ピストン押圧ロッド34がそれぞれ独立して当接できるよう設けられている。手動アーム58は、クラッチレバー104にワイヤー63を介して接続されており、鞍乗型車両の搭乗者により該クラッチレバー104が操作されると、ワイヤー63によって手動アーム58が移動する。これにより、手動アーム58が第1ピストン押圧ロッド35を押圧し、ピストン36がマスターシリンダ40の奥側に押し込まれるようになっている。また、搭乗者がクラッチレバー104の位置を元に戻すと、手動アーム58は初期位置に復帰し、これによりピストン36も元の位置に復帰するようになっている。
第2ピストン押圧ロッド34は、モータ44(アクチュエータ)により駆動され、手動アーム58とは独立して第1ピストン押圧ロッド35を押圧し、これによりピストン36をマスターシリンダ40の奥側に押し込むようになっている。また、モータ44が逆回転すると、第2ピストン押圧ロッド34は初期位置(クラッチ接続位置)に復帰し、それに応じてクラッチ10は接続状態に復帰するようになっている。
より具体的には、第2ピストン押圧ロッド34の一端は、第1ピストン押圧ロッド35の頭部に当接しており、他端は回転軸30により回転部材32に回転可能に軸支されている。回転部材32はモータ44により回転駆動されるものであり、クラッチアクチュエータ11の各要素が収容されるアクチュエータケース70により回転可能に軸支されている。第2ピストン押圧ロッド34の回転軸30は、回転部材32の回転軸48と平行しており、回転軸48から離間して設けられている。回転軸48にはウォームホイール50も取り付けられており、ウォームホイール50と回転部材32とは回転軸48を中心に一体的に回転するようになっている。ウォームホイール50にはウォームギア52が噛み合っている。ウォームギア52はモータ44の回転軸46を介してモータ44に結合され、該モータ44により回転されるようになっている。こうして、クラッチアクチュエータ11では、モータ44の回転駆動を回転部材32の回転駆動に変換するようになっている。
上述したようにプッシュロッド12には、クラッチ10に備えられたクラッチスプリングによりクラッチ10を接続方向に動作させる向きの力が加えられている。このため、第2ピストン押圧ロッド34によりピストン36を押圧するには、モータ44はこの力に抗して回転部材32を回転させなければならない。そこで、本アクチュエータ11では、回転部材32にさらに補助スプリング22を取り付け、モータ44の出力を低減できるようにしている。すなわち、回転部材32には、第2ピストン押圧ロッド34を取り付けるための回転軸30とは別に、補助スプリング22を取り付けるための回転軸28を備えている。この回転軸28も、回転部材32の回転軸48と平行しており、回転軸48から離間して設けられている。補助スプリング22は、第1補助スプリングシャフト26を備えており、この第1補助スプリングシャフト26の一端が回転軸28に回転可能に軸支されている。また、補助スプリング22の他端側は、クラッチアクチュエータ11の各要素が収容されるアクチュエータケース70の内壁に当接している。補助スプリング22には、自然長よりも短い状態に収縮され、自立的に伸張しようと作用するコイルスプリング20が内蔵されている。補助スプリング22の一端は車体側に固定されたアクチュエータケース70の内壁により支持され、他端は第1補助スプリングシャフト26を回転部材32の方向に押圧している。すなわち、コイルスプリング20の弾性力により第1補助スプリングシャフト26はその伸張方向に回転軸28を押圧し、回転軸28に補助トルクを付与するようになっている。
なお、ウォームホイール50には、抵抗器等により構成されたクラッチポテンショメータ54が取り付けられており、回転部材32の回転角に応じた電圧値を出力できるようになっている。この電圧値は、マイクロコンピュータ等により構成される図示しない制御装置に入力され、モータ44等の動作制御に用いられるようになっている。すなわち、制御装置では、クラッチモータポテンショメータ54の出力電圧から回転部材32の回転角を判断し、回転部材32を、クラッチ10の接続位置に対応する回転角(接続回転角)と、クラッチ10の切断位置に対応する回転角(切断回転角)との間の任意の回転角度に設定することができる。なお、モータ44の回転軸46の回転量を検出して、それを制御に用いてもよい。
クラッチアクチュエータ11についてさらに説明する。図3は、クラッチアクチュエータ11の主要部を示す外観斜視図である。図4は、クラッチ接続時のクラッチアクチュエータ11を示す縦断面図である。さらに、図5は、クラッチ切断時のクラッチアクチュエータ11を示す縦断面図である。図3では、アクチュエータケース70及びコイルスプリング20の図示が省略されており、また、図4及び図5では、アクチュエータケース70に隠れて、モータ44、回転規制部材51、ウォームホイール50及びウォームギア52が示されていない。
アクチュエータケース70は平板状の底板の周囲に隔壁が立設された形状を有しており、その内部に回転部材32を中心とした各要素が収容されている。すなわち、まず軸受け59がアクチュエータケース70の底に形成された開口付きの凹部に嵌め込まれ、そこに回転部材32の回転軸48が挿通されている。補助スプリング22は第1補助スプリングシャフト26及び第2補助スプリングシャフト21を備えている。第1補助スプリングシャフト26は一端が筒状に形成されており、第2補助スプリングシャフト21の一端が挿通され、両者は相対的にスライド移動できるようになっている。第1補助スプリングシャフト26と第2補助スプリングシャフト21の間にはコイルスプリング20が配置されており、このコイルスプリング20により、第1補助スプリングシャフト26及び第2補助スプリングシャフト21は、互いに離れる向きにスライド移動するよう付勢されている。第1補助スプリングシャフト26の他端には軸穴が形成されており、この軸穴は回転部材32の回転軸28に取り付けられている。また、第2補助スプリングシャフト21の他端は山形に形成されており、該山形の部分はアクチュエータケース70の側壁に形成された窪みに嵌め込まれるようになっている。補助スプリング22は、コイルスプリング20が縮んだ状態でアクチュエータケース70に収容されており、回転部材32に回転トルクを付与している。
アクチュエータケース70には側方からマスターシリンダ40が嵌め込まれており、アクチュエータケース70の内側に第1ピストン押圧ロッド35が入り込むようになっている。第1ピストン押圧ロッド35の一端は概略球状に形成されており、該一端はピストン36に連結されたカップ74により保持されるようになっている。カップ74及び概略球状の端部により、第1ピストン押圧ロッド35は、ある幅をもった姿勢範囲にてピストン36を押圧することができる。クラッチスプリングの付勢力やマスターシリンダ40内に設けられたマスターシリンダスプリング39の付勢力により、カップ74は常に第1ピストン押圧ロッド35の概略球状の一端に接するようになっている。図6及び図7に示すように、第1ピストン押圧ロッド35の途中には、やや大径のアクチュエータ当接部65が形成されており、さらに該アクチュエータ当接部65のマスターシリンダ40側に隣接して環状のアーム当接部61が形成されている。第2ピストン押圧ロッド34は有底筒状に形成されており、そこに第1ピストン押圧ロッド35の先端部37が挿通されるようになっている。こうして、第1ピストン押圧ロッド35は、回転軸30により回転部材32に回転可能に軸支された第2ピストン押圧ロッド34に対してスライド移動できるようになっている。上述したように、第1ピストン押圧ロッド35には、常にピストン36が押し出される方向、すなわち第1ピストン押圧ロッド35がアクチュエータケース70の内部に入り込む方向の付勢力が働いており、通常は、第1ピストン押圧ロッド35は、第2ピストン押圧ロッド34に対して最大限押し込まれた状態(押込位置)にある。このため、第2ピストン押圧ロッド34の先端面は、通常はアクチュエータ当接部65に当接している。そして、手動アーム58により第1ピストン押圧ロッド35がマスターシリンダ40に押し込まれた場合に、第1ピストン押圧ロッド35は第2ピストン押圧ロッド34からせり出すようになっている。この場合、第2ピストン押圧ロッド34の先端面とアクチュエータ当接部65との係り合いは解除されることになる。
手動アーム58はその一端が、アクチュエータケース70の底に固定された回転軸62により回転自在に軸支されている。また、その他端にはピン60によってクラッチレバー104に接続されたワイヤー63が取り付けられている。すなわち、手動アーム58は回転軸62の位置からワイヤー63の端部の位置まで延伸している。手動アーム58の途中部には開口56が形成されており、該開口56には第2ピストン押圧ロッド34が挿通されている。上述のように第2ピストン押圧ロッド34の先端には第1ピストン押圧ロッド35が差し込まれており、開口56のマスターシリンダ40側にはアーム当接部61が位置することになる。このため、クラッチレバー104を操作し、手動アームの先端(ピン60側)がマスターシリンダ40側に移動すると、開口56の周囲がアーム当接部61に当接し、それにより第1ピストン押圧ロッド35をマスターシリンダ40に押し込むようになっている。
回転部材32には回転部材操作部33が形成されており、該回転部材操作部33の頭部には六角レンチ等の工具を差し込むための工具穴が形成されている。工具穴は回転軸48と同心に形成されており、この工具穴に工具を差し込むことで外部から手動で強制的に回転部材32を回転させることができる。なお、モータ44の回転軸46を外部から手動で回転させ、それにより回転部材32を強制的に回転させるようにしてもよい。
また、回転部材32の回転軸48は軸受け59に挿通され、その先端はアクチュエータケース70の底板の裏面側に位置している。回転軸48の先端にはウォームホイール50が取り付けられている。ウォームホイール50は、回転部材32を接続回転角から切断回転角まで回転させるのに必要十分なだけ歯が形成されており、その他は歯が形成されていない。アクチュエータケース70の底部裏面側には、ウォームホイール50に形成された歯部の可動範囲に隣接して、一対の回転規制部材51が形成されている(図3では一方のみ示されている。)。そして、回転部材32が接続回転角に達したとき、ウォームホイール50の歯部の一方側面が一方の回転規制部材51に当接し、それ以上の回転を規制するようになっている。また、回転部材32が切断回転角に達したとき、ウォームホイール50の歯部の他方側面が他方の回転規制部材51に当接し、それ以上の回転を規制するようになっている。
ここで、回転部材32に作用するトルクについて説明する。図8は、第2ピストン押圧ロッド34により回転部材32に付与されるトルク(図中、曲線A)、補助スプリング22により回転部材32に付与されるトルク(図中、曲線B)、及びそれらの合成トルク(図中、曲線C)の関係を示すグラフである。同図縦軸はトルク値を示しており、負の値のトルクは、回転部材32を図4及び図5において右回転させ、第2ピストン押圧ロッド34をマスターシリンダ40側に押し出し、クラッチ10を切断させるよう作用する。また、正の値のトルクは、回転部材32を図4及び図5において左回転させ、第2ピストン押圧ロッド34をマスターシリンダ40側から元の位置に戻し、クラッチ10を接続させるよう作用する。同図横軸は回転部材32の回転角であり、接続回転角を40度とし、切断回転角を180度としている。
同図に曲線Aとして示されるように、クラッチ10の接続状態ではクラッチスプリングが自然長となり、第2ピストン押圧ロッド34により回転部材32に付与されるトルクは接続回転角にて零となっている。その後、クラッチ切断方向に回転部材32を回転させると、徐々にトルクが上昇し、クラッチ接続方向のトルクが発生する。その後、回転部材32の回転に伴って、第2ピストン押圧ロッド34の延伸方向に回転部材32の回転軸48が近づき、第2ピストン押圧ロッド34により回転部材32に付与されるトルクが低下し始める。そして、クラッチ10の切断状態では、クラッチスプリングは最も縮められた状態となるものの、第2ピストン押圧ロッド34の延長上に回転部材32の回転軸48が位置し、第2ピストン押圧ロッド34により回転部材32に付与されるトルクは零になる。
また、同図に曲線Bとして示されるように、クラッチ10の接続状態では補助スプリング22により接続方向のトルクが回転部材32に付与されている。そして、クラッチ切断方向に回転部材32を回転させると、トルクは零となり、さらに回転させるとトルクは負となる。すなわち、補助スプリング22の位置及び回転軸28の位置は、回転部材32の接続回転角にてクラッチ接続方向のトルクを回転部材32に付与し、クラッチ10が半クラッチ状態となる回転角にてクラッチ切断方向のトルクを回転部材32に付与するよう、調整されている。その後、回転部材32をクラッチ切断方向に回転させると、補助スプリング22の延伸方向が回転部材32の回転軸48から離れるにつれて、クラッチ切断方向のトルクが増大する。そして、さらに回転部材32を回転させると、今度は補助スプリング22が自然長に近づき、クラッチ切断方向のトルクは小さな値に戻る。
同図に曲線Cとして示されるように、回転部材32の大部分の角度範囲において、第2ピストン押圧ロッド34により付与されるトルクと補助スプリング22により付与されるトルクとは反対方向に作用し、互いに弱め合うようになっている。このため、回転部材32に付与されるトルクの絶対量は小さな値に収まり、モータ44により回転部材32を容易に回転駆動することができる。また、接続回転角では、合成トルクはクラッチ接続方向に作用する。このため、クラッチ10を接続状態で安定させることができる。また、切断回転角では、合成トルクはクラッチ切断方向に作用する。このため、クラッチ10を切断状態で安定させることができる。さらに、クラッチ10の半クラッチ状態に対応する回転角では、回転部材32をクラッチ切断方向に回転させると、クラッチ接続方向のトルクが発生し、逆に回転部材32をクラッチ接続方向に回転させると、クラッチ切断方向のトルクが発生する。このため、クラッチ10を半クラッチ状態で安定させることができる。
すなわち、本実施形態に係るクラッチアクチュエータ11によれば、モータ44による駆動力が回転部材32に作用しなくなっても、回転部材32は接続回転角、半クラッチ状態に対応する回転角、切断回転角の3つの回転角で安定するようになっている。
さらに、実際には回転部材32はあらゆる回転角で安定する。すなわち、実際にはクラッチ制御システムには各種のフリクションが発生する。また、ウォームホイール50とウォームギア52にはある程度のセルフロック効果があって、回転部材32に回転トルクを付与しても、ウォームギア52の作用により回転部材32は回転し難くなっている。上述のように、クラッチアクチュエータ11では回転部材32に作用する合成トルクは、いずれの回転方向についても小さな値で納められているから、このクラッチアクチュエータ11によれば、モータ44がどのような回転部材32の回転角で停止したとしても、クラッチ10の状態をそのままに維持することができる。
さらに、本実施形態に係るクラッチ制御システムによれば、油圧機構によりクラッチ10を断接動作させ、油圧機構に含まれるマスターシリンダ40のピストン36を、モータ44により駆動される第2ピストン押圧ロッド34又は手動アーム58のいずれかで押圧できるようにしたので、クラッチ10が摩耗したり、油圧機構内のオイルの体積変化が発生したりしても、手動又はモータ44により安定的にクラッチ10を断接させることができる。また、リザーバタンク42をマスターシリンダ40に接続するだけで済むので、装置の構成を複雑化させずに済む。
特に、手動アーム58はクラッチレバー104を操作していない状態で、第1ピストン押圧ロッド35を押圧しない位置(初期位置)にある。そして、クラッチレバー104を操作している状態では、手動アーム58が第1ピストン押圧ロッド35をマスターシリンダ40に押し込み、これにより第1ピストン押圧ロッド35を第2ピストン押圧ロッド34から引き出し、第2ピストン押圧ロッド34の先端面からアクチュエータ当接部65が引き離されるようになっている。また、回転部材32がクラッチ切断方向に回転すると、第1ピストン押圧ロッド35がマスターシリンダ40に押し込まれ、アーム当接部65は手動アーム58の開口56から引き離される。このため、第2ピストン押圧ロッド34及び手動アーム58は、一方の状態によらず、いつでも他方により第1ピストン押圧ロッド35を押圧することができる。これにより、例えば車両のエンジンが止まってしまい、駆動輪がロックしてしまった場合にも、手動アーム58により容易にクラッチ10を切断状態とすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、以上の説明では回転部材32によってウォームホイール50の回転運動を第2ピストン押圧ロッド34の直線運動に変換し、それによりマスターシリンダ40のピストン36を押圧するようにしたが、図9に示すように、ピニオンギア80をモータ82で回転させ、それにより外方に延びるピストン押圧部88を備えた回転部材84を、回転軸86を中心に回転させてもよい。このように回転運動を直線運動に変換する機構を用いなくても、ピストン押圧部88を第1ピストン押圧ロッド35の頭部に当接させ、ピストン36を押圧することができる。この場合、ピストン押圧部88の先端に他端をクラッチレバー104に接続されたワイヤー90を取り付け、手動でも回転部材84を回転できるようにすれば好適である。
本発明の実施形態に係る鞍乗型車両の外観側面図である。 本発明の実施形態に係るクラッチ制御システムの概略全体構成図である。 クラッチアクチュエータの要部の外観を示す斜視図である。 クラッチ接続時のクラッチアクチュエータの縦断面図である。 クラッチ切断時のクラッチアクチュエータの縦断面図である。 手動アームの動作を示す図である。 手動アームの動作を示す図である。 クラッチ側から回転部材に付与されるトルク、補助スプリングにより回転部材に付与されるトルク、それらの合成トルクの関係を示すグラフである。 クラッチアクチュエータの変形機構を示す図である。
符号の説明
10 クラッチ、11 クラッチアクチュエータ、12 プッシュロッド、14 クラッチレリーズシリンダ、15,36 ピストン、16 クラッチレリーズスプリング、18 オイルホース、20 コイルスプリング(弾性部材)、21 第2補助スプリングシャフト、22 補助スプリング(弾性伸縮部材)、26 第1補助スプリングシャフト、28,30,46,48,62,86 回転軸、32,84 回転部材、33 回転部材操作部(手動回転部)、34 第2ピストン押圧ロッド、35 第1ピストン押圧ロッド(クラッチ操作部材,第1ピストン押圧機構)、39 マスターシリンダスプリング、40 マスターシリンダ、41,43 コネクタ、42 リザーバタンク、44,82 モータ、46 モータ回転軸、50 ウォームホイール、51 回転規制部材、52 ウォームギア、54 クラッチポテンショメータ、56 開口、58 手動アーム(第2ピストン押圧機構)、59 軸受け、60 ピン、61 アーム当接部(第2当接部)、63,90 ワイヤー、65 アクチュエータ当接部(第1当接部)、70 アクチュエータケース(ベース部材)、74 カップ、80 ピニオンギア、88 ピストン押圧部、100 自動二輪車(鞍乗型車両)、102 グリップ、104 クラッチレバー、106 エンジン、108 燃料タンク、110 前輪、112 後輪、114 フロントフォーク、116 ハンドル、118 シート。

Claims (7)

  1. クラッチを断接させるための油圧機構を備える鞍乗型車両に用いられるクラッチアクチュエータであって、
    前記油圧機構は、
    オイルホースと、
    前記オイルホースの一端に設けられ、前記クラッチに連結されるクラッチレリーズシリンダと、
    前記オイルホースの他端に設けられ、前記オイルホースを介して前記クラッチレリーズシリンダ側に油圧を加えるピストンを備え、前記オイルホース内に補充され、又はそこから回収されるオイルを蓄えるリザーバタンクと連結されるマスターシリンダと、を備え、
    前記クラッチアクチュエータは、
    アクチュエータにより駆動され、前記ピストンを押圧する第1ピストン押圧機構と、
    手動操作され、前記ピストンを押圧する第2ピストン押圧機構と、を備える、
    ことを特徴とするクラッチアクチュエータ。
  2. 請求項1に記載のクラッチアクチュエータにおいて、
    前記第2ピストン押圧機構は、前記鞍乗型車両のハンドルに取り付けられたクラッチレバーと連結され、該クラッチレバーの手動操作により前記ピストンを押圧する、
    ことを特徴とするクラッチアクチュエータ。
  3. 請求項1又は2に記載のクラッチアクチュエータにおいて、
    第1当接部と第2当接部とが形成され、前記ピストンを押圧するピストン押圧部材をさらに備え、
    前記第1ピストン押圧機構は、その一部を前記ピストン押圧部材の前記第1当接部に直接当接させることにより、前記ピストンを押圧して前記クラッチを切断状態とするよう設けられ、
    前記第2ピストン押圧機構は、その一部を前記ピストン押圧部材の前記第2当接部に直接当接させることにより、前記ピストンを押圧して前記クラッチを切断状態とするよう設けられる、
    ことを特徴とするクラッチアクチュエータ。
  4. 請求項3に記載のクラッチアクチュエータにおいて、
    前記第1ピストン押圧機構は、前記ピストン押圧部材に対してスライド移動可能に設けられ、前記ピストン押圧部材に対する押込位置にて前記第1当接部に当接するロッド部材を備える、
    ことを特徴とするクラッチアクチュエータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のクラッチアクチュエータにおいて、
    前記第1ピストン押圧機構及び前記第2ピストン押圧機構は、前記マスターシリンダと一体的に設けられる、
    ことを特徴とするクラッチアクチュエータ。
  6. 請求項5に記載のクラッチアクチュエータにおいて、
    前記鞍乗型車両に固定されるベース部材をさらに備え、
    前記第1ピストン押圧機構は、前記ベース部材に固定され、
    前記第2ピストン押圧機構は、その一端が前記ベース部材により回転可能に軸支され、その他端が手動操作により移動され、その中間部にて前記ピストンを押圧するよう設けられる、
    ことを特徴とするクラッチアクチュエータ。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のクラッチアクチュエータを備える鞍乗型車両。
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