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JP2006162335A - X線検査装置、x線検査方法およびx線検査プログラム - Google Patents

X線検査装置、x線検査方法およびx線検査プログラム Download PDF

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JP2006162335A
JP2006162335A JP2004351407A JP2004351407A JP2006162335A JP 2006162335 A JP2006162335 A JP 2006162335A JP 2004351407 A JP2004351407 A JP 2004351407A JP 2004351407 A JP2004351407 A JP 2004351407A JP 2006162335 A JP2006162335 A JP 2006162335A
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Tokuji Teramoto
篤司 寺本
Takayuki Murakoshi
貴行 村越
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Nagoya Electric Works Co Ltd
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Nagoya Electric Works Co Ltd
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Abstract

【課題】 多数の検査対象品を高速に検査することが困難であった。
【解決手段】 X線によって検査対象を検査するにあたり、固定的に配置されたX線源から所定の立体角の範囲にX線を出力し、上記X線の出力範囲内で平面的に検査対象品を移動させ、上記立体角に含まれる位置に配設されるとともに上記検査対象品の移動平面に対して略平行の検出面でX線を検出し、上記立体角に含まれる位置であるとともに上記検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面でX線を検出し、上記平行X線検出工程によって検出したX線と上記傾斜X線検出工程によって検出したX線とのいずれかまたは組み合わせに基づいて上記検査対象品の検査を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線検査装置、X線検査方法およびX線検査プログラムに関する。
従来より、検査対象品にX線を照射し、得られる透過像を分析することによって当該検査対象品の良否判定等が行われていた(例えば、特許文献1参照。)。この文献においては、X−Yステージ上にθテーブルを配設し、X−Yステージに直交する面内でX線源およびカメラを回転させる技術(特許文献1,図1)や、X−Yステージに直交する軸を中心にしてX線源およびカメラを回転させる技術(特許文献1,図2)が開示されている。
特開2000−356606号公報
上述した従来のX線検査装置においては、多数の検査対象品を高速に検査することが困難であった。すなわち、検査対象品を詳細に検査するためには、検査対象品を異なる方向から撮影した複数のX線画像を取得し、外観検査や3次元構造の解析を行う必要がある。従来の技術においては、異なる方向から検査対象品を撮影するためにX線源およびカメラを回転させるが、X線源およびカメラを高精度に回転させるためには非常に時間がかかってしまう。
具体的には、X線源は通常、高電圧を利用してX線を発生させるため、装置が大きく、また重くなる。このように、大きく重いX線源を移動させるためには、大がかりな装置が必要であるとともに移動を完了するまでに多くの時間を要してしまう。特に、ICチップのBGA(Ball Grid Array)など、小さな部品を検査対象品とする場合、検査対象品を高精度に検査位置に配置する必要があるが、大きく重い装置を移動させて高精度に位置制御を行うことは非常に困難であり、また、時間がかかってしまう。
また、X−Yステージ上にθテーブルを配設する構成においては、X−Yステージのみを移動させるための構成と比較して機構が大がかりになる。従って、この構成においてもやはり移動を完了するまでに多くの時間を要してしまう。また、移動の自由度が大きいため、高精度の制御が困難であり、小さな部品の検査を高速に実施することは困難であった。
さらに、詳細な検査のためには上述のように複数のX線画像を取得する必要があるが、総ての検査対象品について複数のX線画像を取得することが必須とは限らない。例えば、一枚のX線画像に基づく分析により、検査対象品が良品であることあるいは不良品であることが明らかである場合には、複数のX線画像を取得する必要はない。このような場合に複数のX線画像を取得して分析しても過度な分析となり、無意味な検査に時間を費やすことになる。
尚、高精度の制御を伴う検査を高速に実施することは、部品の全数検査を実施するような場合に極めて重要である。すなわち、自動車の搭載部品など、一部の部品について抜き取り調査をするのでは不十分であって全数検査を必要とする製品では、高速に検査対象品を検査しなければ、生産効率が低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、多数の検査対象品を高速に検査することが可能なX線検査装置、X線検査方法およびX線検査プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明では、所定の立体角の範囲にX線を出力するX線源を固定的に配置し、検査対象品をこの立体角の範囲内で平面的に移動させてX線画像を撮影する。また、本発明では、2つの撮像系、すなわち、検査対象品の移動平面に対して略平行の検出面でX線を検出する平行X線検出手段と検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面でX線を検出する傾斜X線検出手段とを備えている。以上の構成により、本発明ではX線源を移動させることなく検査対象品のX線画像を取得することができる。従って、大きく、重いX線出力機構を移動させることなく検査対象品の検査を実施することができる。
尚、平行X線検出手段は少なくとも一カ所に形成された検出面によってX線を検出し、傾斜X線検出手段は複数の回転位置にてX線を検出する。従って、対象品検査手段は、請求項2のように、上記平行X線検出手段によって検出したX線に基づいて検査対象品の透過像を取得して検査を行い、上記傾斜X線検出手段によって検出したX線に基づいて検査対象品の断層像を取得して検査を行うのが好ましい。
すなわち、検査対象品の3次元構造を取得し、その2次元断層像等を取得するためには、異なる方向から検査対象品にX線を照射してX線画像を取得する必要があるので、複数の回転位置にてX線を検出する傾斜X線検出手段に基づいて検査対象品の3次元構造を取得する。尚、本発明においては、複数の回転位置にてX線画像を取得するために検査対象品を回転させることはない。従って、簡易な構成によって検査対象を移動させるのみで検査対象品の検査を行うことが可能になり、多数の検査対象品を検査する場合であっても高速にその処理を実施することができる。
一方、本発明においては、平行X線検出手段によってX線を検出しているので、透過像に基づく検査を行うのであれば、当該平行X線検出手段によって検出したX線画像を利用すればよい。当該平行X線検出手段は、一つの検出面によって一方向へのX線によるX線画像を取得するので、検査対象品を透過した透過像に基づいて2次元的な検査、例えば、検査対象品の断面積や体積、形状、半田付けにおけるブリッジの有無等を検査することができる。
以上のように、本発明によれば、平行X線検出手段で取得したX線画像に基づいて2次元的な検査を実施し、傾斜X線検出手段にて取得したX線画像に基づいて3次元的な検査を行うことができ、双方の検査を必要とするX線検査装置において高速に検査を行うことができる。尚、上記対象品検査手段による検査としては、透過像に基づいて検査対象品の断面積や体積、形状、半田付けにおけるブリッジの有無等を検査したり、複数の透過像に基づく再構成演算を行って断層像を算出し、半田付け等の良否判定を行うなど種々の構成を採用可能である。
尚、上述のように傾斜X線検出手段では、複数の回転位置にてX線画像を取得するので、複数のX線画像に基づいて3次元構造を取得するのが好ましいが、むろん、複数のX線画像を個別に利用して分析を行っても良い。すなわち、複数の透過像のそれぞれを解析し、良否判定を行う。この構成によれば、異なる方向から検査対象品を撮影した透過像に基づいて分析を行うことになるので、一定の方向から撮影した透過像のみに基づいて分析を行う場合と比較して高精度の良否判定を行うことが可能である。
ここで、X線出力手段はX線源が固定的に配置され、かつ所定の立体角の範囲にX線を出力することができればよい。X線源は、検査対象品の検査に際して移動しない状態で構成されればよく、X線検査装置を工場等に据え付ける際に床や検査ラインに対して相対的に移動しないように設定されればよい。また、X線の出力範囲は、上記平行X線検出手段の検出面と上記傾斜X線検出手段における複数の回転位置に配置される検出面とが含まれるような範囲であればよい。すなわち、従来用いられてきた照射範囲に制約のあるX線管を使用するのではなく、広い範囲にX線が照射されるX線管を使用することによって、X線画像の撮影に際してX線源の角度変更や移動を伴わないようにすることができればよい。
尚、このようなX線源としては、例えば、透過型開放管を採用すればよい。すなわち、透過型開放管においては、薄いターゲットに衝突した電子によってX線が発生し、X線が当該ターゲットを透過して外部に出力される際にほぼ全方位(立体角2π)が出力範囲になる。むろん、ほとんどの場合、被検査対象について撮像するための照射範囲として立体角2πは必要なく、少なくとも上記複数の回転位置における傾斜X線検出手段の検出面および平行X線検出手段の検出面を含む立体角でX線を照射するX線源を採用すればよいが、立体角が大きいほど本発明を適用できる検査対象品が多くなり、汎用性が高くなる。
平面移動手段は、検査対象品を2次元的に移動させることができれば良く、いわゆるX−Yステージ等によって構成することができる。尚、本発明においては、検査対象品を回転移動させる必要がないので、X線源と検査対象品とを近接させることが可能である。従って、傾斜X線検出手段の検出面において容易に大きな拡大率のX線画像を取得することができ、高精度の検査を実施することが可能である。
平行X線検出手段においては、X線出力手段から出力されたX線および検査対象品を透過したX線を平面移動手段における移動平面に対して略平行の検出面で検出することができればよい。また、傾斜X線検出手段においては、X線出力手段から出力されたX線および検査対象品を透過したX線を複数の回転位置において検出面にて取得することができれば良い。これらの検出手段としては、例えば、2次元的に配置したCCDによってX線の強度を計測するセンサを採用可能である。
以上のように、所定の面積を有する検出面で平面的に移動する検査対象品に関するX線を検出する構成においては、検査対象品を回転させる場合と比較して検出面の位置精度に高い精度が要求されることはない。すなわち、検出面は所定の面積を有しているので、X線画像における検出対象品の像が検出面の全範囲を占めるように構成せず、検出面の上下左右にある程度の余裕を持たせておけば、検出位置が多少ずれたとしてもX線画像を取得することは可能である。一方、検査対象品は、通常、X線画像の拡大率を確保するため、X線源に近い位置に配置される。従って、検査対象品を回転させることを想定した場合、その位置がわずかにずれたとしても拡大後のX線画像には大きな影響がある。
このため、検査対象品を回転させる場合と比較して本発明の平行X線検出手段および傾斜X線検出手段における検出面の位置として要求される位置精度は低く、簡易な構成によって高速に駆動可能な装置を設計することができる。この構成は、後述のように傾斜X線検出手段の検出面を回転させる回転機構を構成する場合に特に有意である。すなわち、検出面を回転させて回転位置に位置決めするに際して、非常に高い精度が要求されるわけではないので、高速に回転動作を終えることができ、高速に検査を実施することが可能になる。
尚、複数の回転位置は、検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心に検出面を回転させたことを想定した場合の位置であればよい。例えば、X線源の焦点とX線照射範囲の中心とを結ぶ直線を軸とし、この軸を中心にした所定の半径の円周上に回転位置を想定すればよい。むろん、検出面はこの軸に傾斜し、X線を検出するので、検出面がX線源の焦点に対向するように傾斜角が決められる。
本発明においては、平行X線検出手段と傾斜X線検出手段とが併用されていることを利用して、不必要な検査を防止することによる高速化を図ることもできる。すなわち、請求項3のように、平行X線検出手段によって検出したX線に基づく検査結果が所定の基準を満たさない場合に、傾斜X線検出手段によって検出したX線に基づく検査を行うように構成すれば、必要な場合にのみ傾斜X線検出手段に基づく検査を行うことになる。従って、高速に検査を行うことが可能である。尚、傾斜X線検出手段においては複数の回転位置にてX線画像を取得するため、この画像取得処理を省略することは高速化に大きく寄与する。
ここでは、傾斜X線検出手段による検査が不要であるか否かを所定の基準によって判定することができればよい。従って、所定の基準としては、検査対象品が明らかに良品であることを示す基準と検査対象品が明らかに不良品であることを示す基準とのいずれかまたは双方を採用することができる。より具体的には、平行X線検出手段で取得するX線画像の強度やX線画像から得られる検査対象品の断面積や体積、形状に対して予め基準を設定すればよい。むろん、傾斜X線検出手段においては複数の回転位置にてX線を検出するので、位置毎のX線画像について所定の基準を設けておき、各位置におけるX線画像が当該所定の基準を満たさない場合に次の位置におけるX線を検出するように構成することもできる。
傾斜X線検出手段において、複数の回転位置でX線を検出するためには種々の構成を採用することができ、例えば、請求項4のように上記傾斜した検出面を持つ複数の検出器を用いても良いし、請求項5のように上記検出面を持つ検出器を上記軸に対して回転させる回転機構を用いても良い。複数の検出器を利用する場合、複数の回転位置の総てに検出器を予め配設しておけば、検出器の移動を全く伴わずに検査対象品の検査を行うことができ、非常に高速に検査を実施することができる。
一方、複数の検出器あるいは一つの検出器を回転させて複数の回転位置におけるX線を検出しても良い。この回転は、上述のようにX−Yステージとθテーブルとを組み合わせて位置制御を行う場合と比較して制御が単純である。また、平面移動手段における平面移動と、傾斜X線検出手段における回転移動とを別個に制御することができ、平面移動と回転移動とを同時に行うことができるので、高速に移動動作を完了することができる。尚、複数の検出器を回転させる場合には、一つの検出器を回転させる場合より回転動作を行う回数が少ないので、回転移動の精度および速度の点でより有利である。
本発明においては、上述のように高速に検査を実施可能な構成を採用しているため、工場等の検査ラインにおいてインラインで検査を実施できるように構成することが好ましい。そこで、請求項6のように、上記平面移動手段において複数の検査対象品をX線の出力範囲に逐次搬送する搬送機構を構成すれば、多数の検査対象品をインラインで検査することが可能になる。この結果、全数検査を要する検査対象品に適用して好適なX線検査装置を提供することができる。
本発明においては、上記平面移動手段を利用して検査対象品を平面上の所望位置に移動可能に構成することで、撮像時の所定位置(例えば、X線出力手段における焦点と上記検出面の所定位置とを結ぶ直線上)に検査対象品を配設する。このとき、請求項7のように、より正確な位置に検査対象品を配置する構成を採用しても良い。すなわち、位置センサによって上記X線出力手段における焦点と上記検査対象品との相対的な位置関係を検出すれば、焦点と上記検出面の所定位置とを結ぶ直線上に上記検査対象品を移動させるに必要な移動量や当該所定位置の座標を正確に算出することができる。
従って、平面移動手段によって正確な移動を行うことが可能になる。ここで、位置センサは、上記X線出力手段における焦点と上記検査対象品との相対的な位置関係を検出することができれば良く、例えば、当該焦点から鉛直上方に向けた軸に平行な距離(高さ)等によって相対位置関係を検出しても良い。むろん、ここでは、検査対象品と焦点との相対的な位置関係を直接的に検出する構成の他、検査対象品が載置されている基板等と焦点との相対的な位置関係を検出し、基板等の厚さを見込んで相対的な位置関係を取得しても良いし、基板等の厚さが無視できると考えても良い。
以上は、本発明が装置として実現される場合について説明したが、かかる装置を実現する方法においても本発明を適用可能である。その一例として、請求項8にかかる発明は、請求項1に対応した方法を実現する構成としてある。むろん、その実質的な動作については上述した装置の場合と同様である。また、請求項2〜請求項7に対応した方法も構成可能である。このようなX線検査装置は単独で実現される場合もあるし、ある方法に適用され、あるいは同方法が他の機器に組み込まれた状態で利用されることもあるなど、発明の思想としてはこれに限らず、各種の態様を含むものである。従って、ソフトウェアであったりハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。
発明の思想の具現化例として上記方法を制御するためのソフトウェアとなる場合には、かかるソフトウェアあるいはソフトウェアを記録した記録媒体上においても当然に存在し、利用される。その一例として、請求項9にかかる発明は、請求項1に対応した機能をソフトウェアで実現する構成としてある。むろん、請求項2〜請求項7に対応したソフトウェアも構成可能である。
また、ソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。一次複製品、二次複製品などの複製段階については全く問う余地無く同等である。その他、供給装置として通信回線を利用して行なう場合でも本発明が利用されていることにはかわりない。さらに、一部がソフトウェアであって、一部がハードウェアで実現されている場合においても発明の思想において全く異なるものではなく、一部を記録媒体上に記憶しておいて必要に応じて適宜読み込まれるような形態のものとしてあってもよい。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)本発明の構成:
(2)X線検査処理:
(3)他の実施形態:
(1)本発明の構成:
図1は本発明にかかるX線検査装置10の概略ブロック図である。同図において、このX線検査装置10は、X線発生器11とX−Yステージ12とX線検出器13a,13cと搬送装置14とを備えており、各部をCPU25によって制御する。すなわち、X線検査装置10はCPU25を含む制御系としてX線制御機構21とステージ制御機構22と画像取得機構23と搬送機構24とCPU25と入力部26と出力部27とメモリ28と高さセンサ制御機構29とを備えている。この構成において、CPU25は、メモリ28に記録された図示しないプログラムを実行し、各部を制御し、また所定の演算処理を実施することができる。
メモリ28はデータを蓄積可能な記憶媒体であり、予め検査位置データ28aと撮像条件データ28bとが記録されている。検査位置データ28aは、検査対象品の位置を示すデータであり、本実施形態においては、基板上に配設されたBGAの位置を示すデータである。撮像条件データ28bは、X線発生器11にてX線を発生させる際の条件を示すデータであり、X線管に対する印加電圧,撮像時間等を含む。尚、メモリ28はデータを蓄積可能であればよく、RAMやEEPROM,HDD等種々の記憶媒体を採用可能である。
X線制御機構21は、上記撮像条件データ28bを参照し、X線発生器11を制御して所定のX線を発生させることができる。X線発生器11は、いわゆる透過型開放管であり、X線の出力位置である焦点Fからほぼ全方位、すなわち、立体角2πの範囲にX線を出力する。また、X線発生器11は、X線検査装置10において固定的に配置されている。すなわち、X線発生器11の位置や角度は変更されず、装置に対して固定されたまま移動されることはない。
ステージ制御機構22はX−Yステージ12と接続されており、上記検査位置データ28aに基づいて同X−Yステージ12を制御する。また、搬送機構24は、搬送装置14を制御して基板12aをX−Yステージ12に搬送する。すなわち、搬送装置14によって一方向に基板12aを搬送し、X−Yステージ12において基板12a上のBGAを検査し、搬送装置14にて検査後の基板12aを搬送する処理を連続的に実施できるように構成されている。
尚、上述のように検査位置データ28aは基板上のBGAの位置を特定しており、ステージ制御機構22は、BGAの検査に際して当該BGAが各X線検出器13a,13cの視野中心に位置するように制御する。すなわち、X線発生器11の焦点Fと各X線検出器13a,13cにおける検出面の中心とを結ぶ直線上にBGAが配置されるように、一つのBGAについて複数回位置を移動させ、各位置でX線画像を撮像する。
画像取得機構23はX線検出器13a,13cに接続されており、同X線検出器13a,13cが出力する検出値によって検査対象品のX線画像を取得する。本実施形態におけるX線検出器13a,13cは、2次元的に分布したセンサを備えており、検出したX線からX線の2次元分布を示すX線画像データを生成することができる。X線検出器13aはアームを介して回転機構13bに接続されており、X線検出器13aは、X線発生器11の焦点Fから鉛直上方に延ばした軸Aを中心に半径Rの円周上を回転可能である。この回転機構13bは、画像取得機構23のθ制御部23aによって制御される。また、X線検出器13cは、X−Yステージ12によって検査対象品を移動させる際の移動平面に対して平行、すなわち、X線発生器11の焦点Fから鉛直上方に延ばした軸Aに対して垂直に配向された検出面を備えている。
高さセンサ制御機構29は、高さセンサ15に接続されており、上記検査位置データ28aに基づいて検査対象となるBGAの高さ、すなわち、X線発生器11の焦点とBGAとの鉛直方向への距離を取得する。高さセンサ15は、この距離を計測するセンサであれば良く、種々のセンサを採用可能である。
出力部27はCPU25での上記X線画像等を表示するディスプレイであり、入力部26は利用者の入力を受け付ける操作入力機器である。すなわち、利用者は入力部26を介して種々の入力を実行可能であるし、CPU25の処理によって得られる種々の演算結果やX線画像データ、検査対象品の良否判定結果等を出力部27に表示することができる。
CPU25は、メモリ28に蓄積された各種制御プログラムに従って所定の演算処理を実行可能であり、検査対象品の検査を行うために、図1に示す搬送制御部25aとX線制御部25bとステージ制御部25cと画像取得部25dと良否判定部25eと高さセンサ制御部25fとにおける演算を実行する。搬送制御部25aは、搬送機構24を制御して、適切なタイミングで搬送装置14を駆動して基板12aをX−Yステージ12に供給し、また、適切なタイミングで検査済みの基板12aをX−Yステージ12から取り除く。
X線制御部25bは、上記撮像条件データ28bを取得し、上記X線制御機構21を制御して所定のX線をX線発生器11から出力させる。高さセンサ制御部25fは、上記検査位置データ28aを取得し、検査対象のBGAを特定して上記高さセンサ制御機構29に当該BGAの位置を指示する。この結果、高さセンサ制御機構29は、高さセンサ15を制御し、X線発生器11の焦点とBGAとの鉛直方向への距離を取得する。
ステージ制御部25cは、上記検査位置データ28aを取得し、検査対象のBGAを上記複数の視野中心へ移動させるための座標値を算出し、ステージ制御機構22に供給する。この結果ステージ制御機構22は、この座標値がX線発生器11における焦点の鉛直上方に移動するようにX−Yステージ12を移動させ、検査対象品のBGAを適切な位置に配置する。この処理の詳細は後述する。画像取得部25dは、画像取得機構23のθ制御部23aに指示を行い、X線検出器13aを回転させる。また、画像取得機構23が取得するX線画像データをメモリ28に記録する。良否判定部25eは、当該記録されたX線画像データに基づいて所定の演算処理を行い、検査対象品が良品であるか、不良品であるかを判定する。
(2)X線検査処理:
本実施形態においては、上述の構成において図2に示すフローチャートに従って検査対象品の良否判定を行う。本実施形態においては、多数の基板12aを搬送装置14によって搬送し、逐次X−Yステージ12上で基板12aのBGAを検査する。このため、検査に際しては、まずステップS100にて搬送制御部25aが搬送機構24に指示を出し、搬送装置14によって検査対象の基板12aをX−Yステージ12上に搬送する。
次に、ステージ制御部25cは、検査対象となるBGAを適切な位置に移動させるため、変数iを”1”に初期化する(ステップS105)。尚、本実施形態においては、Np個のBGAを検査対象としており、変数iは基板上のBGAに対して予め割り振られた番号1〜Npに対応している。続いて、ステップS110において、ステージ制御部25cは上記検査位置データ28aを参照して検査対象となるi番目のBGAの位置(xi,yi)を取得し、この座標(xi,yi)をステージ制御機構22に指示する。
図3,図4は、この座標の座標系およびX線検出器13a,13c、X線発生器11の位置関係を示す図である。これらの図においては、X−Yステージ12による移動平面をx−y平面とし、この平面に垂直な方向をz方向としている。図3は、z−x平面を眺めた図であり、図4はx−y平面を眺めた図である。上記BGAの位置を示す座標は図4に示すx−y平面上の座標であり、本実施形態においては、X−Yステージ12の移動にかかわらず基板12a上に予め設定された固定座標系で座標を定義している。尚、この固定座標系は、X−Yステージ12が初期位置(移動していない状態)にある場合に、軸Aの位置が座標(0,0)となるように設定してある。
本実施形態において、ステージ制御機構22は、与えられた座標値が軸Aと重なるようにX−Yステージ12を移動させる。従って、上記座標(xi,yi)をステージ制御機構22に指示することによって、座標(xi,yi)のBGAは軸A上に配置することになる。尚、この軸AはX線検出器13cの中央と交差するので、軸AとX−Yステージ12とが交差する位置はX線検出器13cの視野中心である。
座標(xi,yi)のBGAをX線検出器13cの視野中心に配置したら、ステップS115にてX線制御部25bおよび画像取得部25dの制御により、X線検出器13cにてX線画像を撮影する。すなわち、X線制御部25bは、上記撮像条件データ28bを取得し、当該撮像条件データ28bに示される条件でX線を出力するようにX線制御機構21に対して指示を行う。この結果、X線発生器11が立体角2πの範囲でX線を出力するので、画像取得部25dはX線検出器13cが検出したX線画像を取得する。
良否判定部25eは、ステップS120において、このX線画像に基づいて良否判定を行う。すなわち、X線画像に基づいて検査対象品の断面積や体積、形状、半田付けにおけるブリッジの有無等を検査する。ここでは予め断面積や形状等に基準の閾値や基準の形状等を設定しておくことによって、検査を自動で行っても良いし、上記出力部27にX線画像を表示することによって目視検査を行っても良い。
尚、本実施形態においては、X線検出器13aによる検査も実行するため、上記ステップS120での良否判定は厳しい条件によって判定を行う。すなわち、上記閾値や基準の形状あるいは目視による検査基準を厳しくし、明らかに良品であることおよび明らかに不良品であることを判定する。そして、明らかに良品あるいは不良品であると判定されたときには、ステップS125においてi番目のBGAについての検査を続行する必要がないと判定する。ステップS125においてi番目のBGAについての検査を続行する必要がないと判定されたときには、ステップS130にて変数iをインクリメントし、ステップS115以降の処理を繰り返す。すなわち、検査対象のBGAを変更して処理を続ける。
ステップS120の良否判定によって明らかに良品あるいは不良品であると判定されないときには、さらに確実な良否判定を実施するため、ステップS125においてi番目のBGAについての検査を続行する必要があると判定し、X線検出器13aに基づく処理を行う。このためにまず、ステージ制御部25cは、変数nを”1”に初期化する。ここで、変数nはX線検出器13aにてX線画像を撮像する位置の数を示しており、撮像位置の数NDが最大値である。尚、本実施形態においては変数nを”1”〜”4”とし、4カ所でX線画像を撮像する例を説明する。
変数nを初期化した後には、ステップS140にて高さセンサ制御部25fが上記検査位置データ28aを取得し、i番目のBGAの座標(xi,yi)を上記高さセンサ制御機構29に指示する。この結果、高さセンサ15から当該座標(xi,yi)のBGAとX線発生器11の焦点との鉛直方向に沿った距離が出力され、高さセンサ制御部25fはこの高さをFODとしてメモリ28に記録する。
図3においては、本実施形態における高さセンサ15を示している。高さセンサ15は基板12aの下方に配置され、レーザー出力器15aとラインセンサ15bとを備えている。レーザー出力器15aは基板12aに向けてレーザー光を出力可能であり、ラインセンサ15bは基板12aにて反射したレーザー光を検出するセンサである。ラインセンサ15bは、ある方向に沿って並べられた複数のセンサを備えており、レーザー光の出力方向の水平成分と当該ラインセンサが並べられる方向は一致している。
従って、基板12aが垂直方向へ変動することに伴って反射レーザー光が変動すると、反射レーザー光がラインセンサ15bに到達する位置も変動する(例えば、基板12aが下方に変動すると、レーザー光の軌跡は実線から破線のように変動する)。そこで、上記高さセンサ制御部25fは、ラインセンサ15bにて検出する反射レーザー光の輝度が最大となる位置が反射レーザー光の到達位置であるとし、この到達位置に基づいてBGAの高さを検出する。尚、レーザー光の経路を幾何学的に分析することによって基板12aの下面と焦点Fとの鉛直方向に沿った距離を算出し、基板12aの厚さとBGAの中心までの高さを見込めば、焦点FからBGAの中心までの高さを算出することができるので、この高さをFODとすればよい。
むろん、基板12aの上面からBGAの中心までの高さと基板12aの厚さとが微小であれば、これらを無視してFODとすることもできる。これらを無視しても、基板12aの上下方向への変動程度が基板12aの厚さや基板12aの上面からBGAの中心までの高さと比較して大きい場合には、BGAの位置精度を確保するために充分なFODを取得することができる。
続いて画像取得部25dは、ステップS145にてθ制御部23aに指示を行い、回転機構13bを駆動して予め決められた回転位置にX線検出器13aを移動させる。図4は、X−Yステージ12が初期位置にある場合を想定して回転機構13bによる回転に伴ってBGAを配置すべき位置を示している。BGAを配置すべき位置は、X線検出器13aを複数の回転位置に配置した場合の視野中心であり、図4において座標(xi1,yi1)〜(xi4,yi4)として示している。
図3に示すように、X線検出器13aの検出面は、その中心と焦点Fとを結ぶ直線lに対して垂直になるように配向されている。すなわち、軸Aに対して傾斜され、x−y平面と検出面とに対して所定の角度(傾斜角)αが与えられている。従って、検出面の視野中心は図3における直線lに相当し、上記図4に示す座標(xi1,yi1)〜(xi4,yi4)はこの直線l上に存在することになる。
図4においては、原点(0,0)と座標(xi1,yi1)とを結ぶ直線に対して時計回りに設定される角度をθと定義している。本実施形態において、この角度θは、各座標のそれぞれに対して0度、90度、180度、270度である。すなわち、上記X線検出器13aの回転角も上記図4のθと同様に定義され、本実施形態では軸Aを中心に90度ずつ回転した4つの回転位置にてX線画像を撮影する。
そこで、ステップS145においては、画像取得部25dがθn=360n/NDとして変数n毎にθnを決定し、θ制御部23aがこのθnに応じて回転機構13bを制御する。また、このX線検出器13aの回転動作と同時にステージ制御部25cは、X−Yステージ12を移動させる(ステップS150)。すなわち、上記検査位置データ28aを取得し、i番目のBGAの座標(xi,yi)をX線検出器13aの視野中心に配設するための座標値をステージ制御機構22に指示し、X−Yステージ12を移動させる。
ここで、座標(xi,yi)をX線検出器13aの視野中心に配設するための座標値は以下の式(1)〜(4)によって決定される。
oin=xi+ΔL・sinθn …(1)
oin=yi+ΔL・cosθn …(2)
ΔL=FODα・sinα …(3)
FODα=FOD/cosα …(4)
ここで、座標(xoin,yoin)は、i番目のBGAをX線検出器13aの視野中心に移動させるための座標値である。
FODは、上記高さセンサ15によって計測された高さであり、i番目のBGAと焦点Fとにおけるz軸方向の距離である。αは上記傾斜角であり、この値に基づいて式(3),(4)からFODαおよびΔLが算出され、この結果および角度θnを式(1),(2)に代入することで上記座標値が算出される。尚、本実施形態においては、高さセンサ15によって計測された高さを利用してX−Yステージ12の移動を制御しているので、BGAを正確に視野中心に配設することができる。
上記座標(xoin,yoin)は、i番目のBGAの座標(xi,yi)の各要素に対して原点から座標(xin,yin)までの差分を示す量を要素毎に加えていることになる。従って、固定座標系における座標(xoin,yoin)の部位が軸Aと重なるようにX−Yステージ12を制御することにより、i番目のBGAをX線検出器13aの視野中心に配設することができる。むろん、一旦X−Yステージ12を移動した後には、X−Yステージ12が初期位置から変動しているが、ここで利用している座標は上記固定座標系における座標であることから、変数nがどのような値であったとしても式(1),(2)に基づいてX−Yステージ12を移動させるべき量を特定することができる。
以上のステップS150によりi番目のBGAを変数nに対応した視野中心に移動させた後には、ステップS155において、X線制御部25bおよび画像取得部25dの制御により、X線画像Pθnを撮影する。すなわち、X線制御部25bは、上記撮像条件データ28bを取得し、当該撮像条件データ28bに示される条件でX線を出力するようにX線制御機構21に対して指示を行う。この結果、X線発生器11が立体角2πの範囲でX線を出力するので、画像取得部25dは、X線検出器13aが検出したX線画像を取得する。
ステップS160では、変数nが撮影位置の最大値NDに達しているか否か判別し、最大値NDに達していると判別されなければステップS165にて変数nをインクリメントしてステップS140以降の処理を繰り返す。ステップS160にて変数nが最大値NDに達していると判別されたときには、良否判定部25eが良否判定を行う。本実施形態においては、複数の位置におけるX線画像に基づいてBGAの3次元像を構成し、この3次元像に基づいて良否判定を行うようになっている。
このために、まず、良否判定部25eは、ステップS170にて3次元画像の再構成処理を行う。すなわち、本実施形態においては、複数のX線画像に基づいて検査対象品の3次元情報を再構成する。当該再構成処理は、検査対象品の再構成をすることができれば良く、種々の処理を採用可能である。例えば、フィルタ補正逆投影法を採用可能である。この処理においては、まず、n枚のX線画像のいずれかに対してフーリエ変換実施し、フーリエ変換で得られた結果に対して周波数空間でフィルタ補正関数を乗じる。さらに、この結果に対して逆フーリエ変換を実施することで、フィルタ補正を行った画像を取得する。尚、このフィルタ補正関数は、画像のエッジを強調するための関数等を採用可能である。
続いて、フィルタ補正後の画像を、それが投影された軌跡に沿って3次元空間へ逆投影する。すなわち、X線検出器13aの検出面におけるある位置の像に対応する軌跡は、X線発生器11の焦点とこの位置との直線であるので、この直線上に上記画像を逆投影する。以上の逆投影をn枚のX線画像の総てについて行うと、3次元空間上で検査対象品が存在する部分のX線吸収係数分布が強調され、検査対象品の3次元形状が得られる。むろん、この処理は一例であり、n枚のX線画像から補間によって擬似的にX線画像の数を増やす処理を加えるなど、種々の処理を採用可能である。
ステップS170にて3次元画像の再構成処理を行った後、良否判定部25eはステップS175にて良否判定処理を行う。すなわち、検査対象品の3次元画像が得られているので、この画像に基づいて検査対象品の断面積や体積、形状、半田付けにおけるブリッジの有無等を検査する。ここでは予め断面積や形状等に基準の閾値や基準の形状等を設定しておくことによって、検査を自動化することができる。このとき、良否判定部25eは、出力部27に良否判定の結果を出力する。むろん、3次元画像を目視することによって検査を行っても良い。
また、3次元画像を再構成することは必須ではなく、2次元画像を再構成しても良いし、再構成処理を行うことなくn枚のX線画像に基づいて外観検査を行っても良い。いずれにしても、上記X線検出器13cによる良否判定に加えて、さらにX線検出器13aによる良否判定を行うことで、確実に検査対象品の良否を判定することができる。
ステップS175にて良否判定を行った後は、ステップS180にて変数iが最大値Npに達しているか否かを判別し、最大値Npに達していると判別されなければステップS130にて変数iをインクリメントしてステップS110以降の処理を繰り返す。ステップS180にて変数iが最大値Npに達していると判別されたときには、ある基板上の検査対象品について、一通り検査が終了したことになるので、ステップS100以降の処理を繰り返し、検査対象品のインライン検査を繰り返す。
尚、上述の実施形態においては、検査対象品である個々のBGAに対して各検出器の視野中心となる位置にX−Yステージ12を移動してX線画像を撮影し良否判定を行う方法を提案したが、上記複数の回転位置のそれぞれにおいて(角度θn毎に)X線画像を取得しても良い。すなわち、各回転位置において、複数のBGAに対するX線画像をX−Yステージ12を微小移動させて撮影・記憶し、最後に記憶した画像から個々のBGAの3次元画像を構成して良否判定を行うようにしてもよい。この場合においては、X−Yステージ12の移動距離を短くすることができる。
以上のように、本実施形態においては、X線発生器11を固定的に配置し、位置や角度を変更することはない。すなわち、略全方位(立体角2π)にX線を出力するX線発生器11を採用し、複数のX線検出器13a,13cとX−Yステージ12とを組み合わせることによって複数の方向からの撮影したX線画像の取得を可能にしている。
従って、大きく、重いX線発生器11を移動させる必要はないし、複数のX線画像を取得するための駆動部位はX−Yステージ12のみである。この結果、ある検査対象品を非常に高速に検査することが可能である。また、X線検出器13cにて検出したX線画像に基づいて明らかに良品あるいは不良品であることが判定できる場合には、X線検出器13aによるX線画像の撮影を省略している。従って、連続的に検査対象品を搬送する機構と組み合わせることにより、多数の検査対象品を高速に検査することが可能である。
(3)他の実施形態:
本発明においては、固定的に配置したX線源からのX線に基づいて検査対象品の移動平面に略平行の検出面および複数の回転位置における検出面にてX線画像を取得することができれば良く、上記実施形態の他、種々の構成を採用可能である。例えば、平行X線検出手段による検査と傾斜X線検出手段による検査とを併用して良否判定を実施する構成としても良い。この場合、X線検査装置は、上記図1と同様の構成を採用することができる。処理手順としては、上記図2において、ステップS120,125を省略し、ステップS175において、ステップS115で撮影したX線画像とステップS170にて再構成したX線画像とに基づいて良否判定を行えばよい。
また、固定的に配置された複数の検出面によって傾斜X線検出手段を構成しても良い。図5は、複数の検出面によって傾斜X線検出手段を構成したX線検査装置100の概略構成図である。同図に示すように、X線検査装置100の構成は多くの点でX線検査装置10の構成と共通であり、共通の構成については図1と同じ符号で示してある。図5に示すX線検査装置100は、傾斜X線検出手段として、複数のX線検出器130a〜130dを備えている。各X線検出器130a〜130dは、X線発生器11の焦点Fから鉛直上方に延ばした軸Aを中心にした半径Rの円周上に検出面の中心が存在するように配置されている。
また、図5に示す構成においても、各検出面は軸Aに対して傾斜角αで傾斜されており、各検出面はX線発生器11によるX線の出力範囲内に含まれる。さらに、軸Aと各検出面の中心とを結ぶ直線を想定すると、各直線によって形成される内角は90度である。すなわち、上記X線検出器13aの回転位置は上記図1におけるX線検出器13aの回転位置と同様に定義され、本実施形態では軸Aを中心に90度ずつ回転した4つの回転位置にてX線画像を撮影する。
以上の構成において、画像取得機構230では、回転機構に対する制御が不要である。すなわち、傾斜X線検出手段によるX線画像の撮影において、ステップS145の回転動作は不要であり、ステージ制御部25cによるX−Yステージ12の移動のみによってθ毎のX線画像Pθnを撮影することができる。このような構成においては、傾斜X線検出手段での撮影に際してθ回転動作を行う必要がないので、非常に高速に検査を進めることが可能である。従って、図5に示す構成においても、連続的に検査対象品を搬送する機構と組み合わせることにより、多数の検査対象品を高速に検査することが可能である。
さらに、傾斜X線検出手段による複数のX線画像を3次元画像の再構成に使用せず、異なる方向から撮影した個別の透過像として良否判定に利用しても良い。例えば、図2におけるステップS170,S175を省略し、ステップS155とステップS160との間にθ毎のX線画像Pθnに基づく良否判定処理を挿入すればよい。すなわち、ステップS155の後に、θnにおけるX線画像Pθnに基づいて良否判定を行い、明らかに良品あるいは不良品であると判定されたときには、ステップS130にジャンプし、明らかに良品あるいは不良品であると判定されないのであれば、ステップS160以降の処理を実施する。
このように、異なる方向から撮影したX線画像に基づいて良否判定を行う場合、ある一定の方向から撮影したX線画像に基づいて良否判定を行う場合と比較して、より高精度に良否判定を行うことができる。しかも、明らかに良品あるいは不良品であると判定されたときには、過度のX線画像の撮影を省略することができるので、非常に高速に検査を進めることが可能である。
本発明にかかるX線検査装置の概略ブロック図である。 X線検査処理のフローチャートである。 X線検査装置の構成を座標系とともに説明する説明図である。 X線検査装置の構成を座標系とともに説明する説明図である。 本発明にかかるX線検査装置の第2実施形態を示す概略ブロック図である。
符号の説明
10…X線検査装置
11…X線発生器
12…X−Yステージ
12a…基板
13a,13c…X線検出器
14…搬送装置
15…高さセンサ
21…X線制御機構
22…ステージ制御機構
23…画像取得機構
24…搬送機構
25…CPU
25a…搬送制御部
25b…X線制御部
25c…ステージ制御部
25d…画像取得部
25e…良否判定部
25f…高さセンサ制御部
26…入力部
27…出力部
28…メモリ
28a…検査位置データ
28b…撮像条件データ
29…高さセンサ制御機構

Claims (9)

  1. 固定的に配置されたX線源から所定の立体角の範囲にX線を出力するX線出力手段と、
    上記X線の出力範囲内で平面的に検査対象品を移動させる平面移動手段と、
    上記立体角に含まれる位置に配設されるとともに上記検査対象品の移動平面に対して略平行の検出面でX線を検出する平行X線検出手段と、
    上記立体角に含まれる位置であるとともに上記検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面でX線を検出する傾斜X線検出手段と、
    上記平行X線検出手段によって検出したX線と上記傾斜X線検出手段によって検出したX線とのいずれかまたは組み合わせに基づいて上記検査対象品の検査を行う対象品検査手段とを備えることを特徴とするX線検査装置。
  2. 上記対象品検査手段は、上記平行X線検出手段によって検出したX線に基づいて検査対象品の透過像を取得して検査を行い、上記傾斜X線検出手段によって検出したX線に基づいて検査対象品の断層像を取得して検査を行うことを特徴とする上記請求項1に記載のX線検査装置。
  3. 上記対象品検査手段は、上記平行X線検出手段によって検出したX線に基づく検査結果が所定の基準を満たさない場合に、上記傾斜X線検出手段によって検出したX線に基づく検査を行うことを特徴とする上記請求項1または請求項2のいずれかに記載のX線検査装置。
  4. 上記傾斜X線検出手段は、上記検出面を持つ複数の検出器を備えていることを特徴とする上記請求項1〜請求項3のいずれかに記載のX線検査装置。
  5. 上記傾斜X線検出手段は、上記検出面を持つ検出器を上記軸に対して回転させる回転機構を備えることを特徴とする上記請求項1〜請求項4のいずれかに記載のX線検査装置。
  6. 上記平面移動手段は、複数の検査対象品をX線の出力範囲に逐次搬送する搬送機構を備えることを特徴とする上記請求項1〜請求項5のいずれかに記載のX線検査装置。
  7. 上記X線出力手段における焦点と上記検査対象品との相対的な位置関係を検出する位置センサを備え、上記平面移動手段は当該位置センサの検出結果を参照し、上記焦点と上記検出面の所定位置とを結ぶ直線上に上記検査対象品を移動させることを特徴とする上記請求項1〜請求項6のいずれかに記載のX線検査装置。
  8. X線によって検査対象を検査するX線検査方法であって、
    固定的に配置されたX線源から所定の立体角の範囲にX線を出力するX線出力工程と、
    上記X線の出力範囲内で平面的に検査対象品を移動させる平面移動工程と、
    上記立体角に含まれる位置に配設されるとともに上記検査対象品の移動平面に対して略平行の検出面でX線を検出する平行X線検出工程と、
    上記立体角に含まれる位置であるとともに上記検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面でX線を検出する傾斜X線検出工程と、
    上記平行X線検出工程によって検出したX線と上記傾斜X線検出工程によって検出したX線とのいずれかまたは組み合わせに基づいて上記検査対象品の検査を行う対象品検査工程とを備えることを特徴とするX線検査方法。
  9. X線によって検査対象を検査するX線検査プログラムであって、
    固定的に配置されたX線源を制御して所定の立体角の範囲にX線を出力させるX線出力機能と、
    上記X線の出力範囲内で平面的に検査対象品を移動させる平面移動機構を制御する平面移動制御機能と、
    上記立体角に含まれる位置に配設されるとともに上記検査対象品の移動平面に対して略平行の検出面でX線を検出する平行X線検出機能と、
    上記立体角に含まれる位置であるとともに上記検査対象品の移動平面に対して垂直な軸を中心にした複数の回転位置において、上記軸に対して傾斜した検出面を備える検出器によってX線を検出する傾斜X線検出機能と、
    上記平行X線検出機能によって検出したX線と上記傾斜X線検出機能によって検出したX線とのいずれかまたは組み合わせに基づいて上記検査対象品の検査を行う対象品検査機能とをコンピュータに実現させることを特徴とするX線検査プログラム。

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