JP2006162050A - 自動変速機のセレクトアシスト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作力特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供する。
【解決手段】 Dレンジ位置から、オーバーレンジ方向の小さな短時間の変位である操作入力があると、オーバードライブをOFFにし、アシストアクチュエータ2の駆動を停止し、Dレンジ位置からオーバーレンジ方向と逆のPレンジ位置方向への小さな短時間の変位である操作入力があると、オーバードライブをONにし、アシストアクチュエータ2の駆動を行った。
【選択図】 図3
【解決手段】 Dレンジ位置から、オーバーレンジ方向の小さな短時間の変位である操作入力があると、オーバードライブをOFFにし、アシストアクチュエータ2の駆動を停止し、Dレンジ位置からオーバーレンジ方向と逆のPレンジ位置方向への小さな短時間の変位である操作入力があると、オーバードライブをONにし、アシストアクチュエータ2の駆動を行った。
【選択図】 図3
Description
本発明は、自動変速機を備えた車両において、ドライバのセレクトレバーの操作に応じて、自動変速機のセレクト位置を制御で切り換える自動変速機のセレクトアシスト装置の技術分野に属する。
従来、自動変速機のセレクトレバーは、ロッドやケーブル等の操作力伝達手段を介して自動変速機のマニュアルバルブと機械的に連結されている。セレクトレバーに入力されるドライバの操作力は、操作力伝達手段を介してマニュアルバルブに伝達され、操作量に応じてセレクト位置が切り換えられる(例えば、特許文献1参照)。
一方、セレクトレバーとマニュアルバルブとが電気的に接続された、いわゆるシフトバイワイヤ技術を用いたものが知られている。この従来技術は、マニュアルバルブを作動するアクチュエータを設け、セレクトレバーの回動操作を電気信号に変化してアクチュエータを駆動することにより、セレクト位置を切り換えるものである(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−323559号公報
特開2003−97694号公報
セレクトレバーの操作時には、操作力伝達手段のフリクション、ディテントの抵抗等、機械的な操作反力が発生するため、大きな操作力が要求される。よって、ドライバの必要操作力を小さくするために、セレクトレバーの長さを十分な梃子力が得られる長さに設定する必要がある。
したがって、上記従来技術のうち前者にあっては、セレクトレバーの長さに起因して形状が大きくなるため、設置場所に制約が多く、車室内におけるレイアウト自由度が低いという問題があった。
一方、後者では、アクチュエータの採用によってセレクトレバーを短く設計でき、前者と比較してレイアウト自由度は高くなる。ところが、セレクトレバーとマニュアルバルブとが機械的に連結していないため、フェール時にレンジ切り換えが不能となる。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結によりフェール時のレンジ切り換え操作を可能にしつつ、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を図ることができ、しかも要求に応じたセレクトレバー操作特性を得ることができる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置では、セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、前記セレクトレバーのレンジ位置を切り換えない小さな短時間の変位を、操作入力として検出する操作入力検出手段を設けたことを特徴とする。
本発明では、セレクトレバーとセレクト位置切換装置の機械的連結を保持しつつ、ドライバのセレクトレバーの操作に応じて自動変速機のセレクト位置切換装置の切り換えを制御駆動で行うことにより、フェール時のレンジ切り換え操作の確保と、セレクトレバーの小型化によるレイアウト自由度の拡大を共に達成できる。
以下に、本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を実現する実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1の自動変速装置の構成を示す側面図、図2はセレクト部の細部構造を示す要部斜視図である。
図1は実施例1の自動変速装置の構成を示す側面図、図2はセレクト部の細部構造を示す要部斜視図である。
実施例1の自動変速装置は、図1に示すように、セレクト部1、アシストアクチュエータ2、コントローラ3、コントロールケーブル4、自動変速機5を主要な構成としている。
セレクト部1は、セレクトレバー11、セレクトノブ12、第1回転部13(第1連結部材に相当する)、チェック機構部14、ウォームホイール16、第2回転部17(第2連結部材に相当する)、ケーブル取付レバー18、支点軸19からなる。
セレクトレバー11は、運転席から操作可能な位置に設けられ、セレクトレバー11の先端には、セレクト操作時にドライバが把持するためのセレクトノブ12が付設されている。セレクトレバー11は、第1回転部13に取り付けられ、第1回転部13は支点軸19を中心に回動操作される。結果的にセレクトレバー11は、回動操作可能となる。セレクトレバー11は、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm短い100mmに設定されている。
セレクト部1は、セレクトレバー11、セレクトノブ12、第1回転部13(第1連結部材に相当する)、チェック機構部14、ウォームホイール16、第2回転部17(第2連結部材に相当する)、ケーブル取付レバー18、支点軸19からなる。
セレクトレバー11は、運転席から操作可能な位置に設けられ、セレクトレバー11の先端には、セレクト操作時にドライバが把持するためのセレクトノブ12が付設されている。セレクトレバー11は、第1回転部13に取り付けられ、第1回転部13は支点軸19を中心に回動操作される。結果的にセレクトレバー11は、回動操作可能となる。セレクトレバー11は、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm短い100mmに設定されている。
さらに、支点軸19には、回転自在に第2回転部17を設ける。第2回転部17は、第1回転部13と同軸となるが、相対回転可能な構造にする。
第2回転部17の一端側には、ウォームホイール16を設け、このウォームホイールと反対側には、ケーブル取付レバー18を設ける。このケーブル取付レバー18にコントロールケーブル4の端部を取り付け、反対側の端部を自動変速機5の制御アーム51に取り付ける。
同じ回転軸(支点軸19)に対して相対回転が可能な第1回転部13と第2回転部17において、第1回転部13には、円周方向に対して所定の長さである遊び溝131を設ける。第2回転部17には、遊び溝131内に位置するよう突起171を設ける。これにより、第1回転部13と第2回転部17の相対回転は遊び溝131の間を突起171が移動できる範囲となる。(第1回転部13の遊び溝131と第2回転部17の突起171で相対変位許容連結機構である遊び連結機構を構成する)
第2回転部17の一端側には、ウォームホイール16を設け、このウォームホイールと反対側には、ケーブル取付レバー18を設ける。このケーブル取付レバー18にコントロールケーブル4の端部を取り付け、反対側の端部を自動変速機5の制御アーム51に取り付ける。
同じ回転軸(支点軸19)に対して相対回転が可能な第1回転部13と第2回転部17において、第1回転部13には、円周方向に対して所定の長さである遊び溝131を設ける。第2回転部17には、遊び溝131内に位置するよう突起171を設ける。これにより、第1回転部13と第2回転部17の相対回転は遊び溝131の間を突起171が移動できる範囲となる。(第1回転部13の遊び溝131と第2回転部17の突起171で相対変位許容連結機構である遊び連結機構を構成する)
アシストアクチュエータ2は電動モータであり、その出力軸には、ウォーム21を設けて、ウォームホイール16と係合させてウォームギアを構成し、アシストアクチュエータ2により第2回転部17を回転駆動させる構造にする。さらに、支点軸19の部分には、固定部材に対する第1回転部13のストローク角度、つまりセレクトレバー11の操作角度を検出する位置センサ61(操作位置検出手段に相当する)を設ける。またさらに、支点軸19の部分には、固定部材に対する第2回転部17のストローク角度、つまり、コントロールケーブル4を介して自動変速機5の制御アーム51の回転位置を検出する位置センサ62を設ける。
さらに、第1回転部13のセレクトレバー11の反対側には、チェック機構部14を設けている。チェック機構部14は、第1回転部13から外周側に突出させたピン141と、ピン141に係合する溝部142からなる。ピン141は詳細には図示しないが内部から先端を突出方向にバネで付勢する構造である。このピン141の先端を溝部142に係合させる。溝部142は、4つのレンジ(P・R・N・D)に対応した谷部142aを形成するよう波形状にしたものである。このチェック機構部14により、選択されたセレクト位置が保持されるようにし、操作を伴わない例えば車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトの入力を防止する。
さらに、第1回転部13のセレクトレバー11の反対側には、チェック機構部14を設けている。チェック機構部14は、第1回転部13から外周側に突出させたピン141と、ピン141に係合する溝部142からなる。ピン141は詳細には図示しないが内部から先端を突出方向にバネで付勢する構造である。このピン141の先端を溝部142に係合させる。溝部142は、4つのレンジ(P・R・N・D)に対応した谷部142aを形成するよう波形状にしたものである。このチェック機構部14により、選択されたセレクト位置が保持されるようにし、操作を伴わない例えば車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトの入力を防止する。
コントローラ3(アシスト制御手段に該当する)は、検出された相対位置に基づいて、アシストアクチュエータ2の指令値を設定し、電動モータの出力デューティ比をPWM制御する。
図3にコントローラ3の制御ブロック図を示す。
セレクト部1において、レンジ切り換え操作されたセレクトレバー11のストローク変化は、第1回転部13の回転変位となり、位置センサ61で検出され、コントローラ3へ出力される。さらに、第2回転部17の回転変位は、位置センサ62で検出され、コントローラ3へ出力される。
また、車速及びアクセル開度が車両側センサまたは車両装置のコントローラ(運転状態検出手段に相当する)からコントローラ3へ入力される。
図3にコントローラ3の制御ブロック図を示す。
セレクト部1において、レンジ切り換え操作されたセレクトレバー11のストローク変化は、第1回転部13の回転変位となり、位置センサ61で検出され、コントローラ3へ出力される。さらに、第2回転部17の回転変位は、位置センサ62で検出され、コントローラ3へ出力される。
また、車速及びアクセル開度が車両側センサまたは車両装置のコントローラ(運転状態検出手段に相当する)からコントローラ3へ入力される。
減算器31は、操作位置と作動位置の偏差を演算する。
FB制御部32は、操作位置と作動位置の偏差、つまり相対変位量が0に近づくように駆動指令値を演算する。この制御演算の例として、相対変位量をΔP、比例ゲインをKp、微分ゲインをKd、積分ゲインをKiとして、Kp×ΔP+Kd×dΔP/dt+Ki×∫ΔPdtの演算式で示すPID制御演算を挙げておく。
駆動許可判定部33は、オーバードライブ操作入力が成立している間は、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しない。許可の場合は、駆動指令値をそのまま出力する。
FB制御部32は、操作位置と作動位置の偏差、つまり相対変位量が0に近づくように駆動指令値を演算する。この制御演算の例として、相対変位量をΔP、比例ゲインをKp、微分ゲインをKd、積分ゲインをKiとして、Kp×ΔP+Kd×dΔP/dt+Ki×∫ΔPdtの演算式で示すPID制御演算を挙げておく。
駆動許可判定部33は、オーバードライブ操作入力が成立している間は、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しない。許可の場合は、駆動指令値をそのまま出力する。
モータ駆動制御部34は、駆動指令値に基づいて、アシストアクチュエータ2を駆動する。
オーバードライブ入力処理部35(操作入力検出手段に相当する)は、設定した短い時間で、設定した小さい変位が操作位置の変位として入力されると、オーバードライブのON/OFFの操作入力として処理を行う。
オーバードライブ入力処理部35(操作入力検出手段に相当する)は、設定した短い時間で、設定した小さい変位が操作位置の変位として入力されると、オーバードライブのON/OFFの操作入力として処理を行う。
次に、自動変速機5について説明する。
自動変速機5は、図示しない流体を用いたトルクコンバータと複数のギヤ、図11のL/C501,H/C502,R/C505のように動力の伝達の接続・非接続を行う複数のクラッチ、2-4B503,L&R/B504のようにギヤを自動変速機の固定部材と接続することで、固定状態にする複数のブレーキ等を備え、これらクラッチやブレーキを油圧で制御するための油圧回路507を備える。
さらに、制御アーム51の回転作動により、バルブを作動させP・R・N・Dを切り換えるマニュアルバルブ506、油圧回路507への油路の切換を行うシフトソレノイドA508,シフトソレノイドB509、車両から必要な情報を得て、シフトソレノイドA508,シフトソレノイドB509を含む複数のソレノイドを制御駆動するA/Tコントロールユニット511を備える。
自動変速機5は、図示しない流体を用いたトルクコンバータと複数のギヤ、図11のL/C501,H/C502,R/C505のように動力の伝達の接続・非接続を行う複数のクラッチ、2-4B503,L&R/B504のようにギヤを自動変速機の固定部材と接続することで、固定状態にする複数のブレーキ等を備え、これらクラッチやブレーキを油圧で制御するための油圧回路507を備える。
さらに、制御アーム51の回転作動により、バルブを作動させP・R・N・Dを切り換えるマニュアルバルブ506、油圧回路507への油路の切換を行うシフトソレノイドA508,シフトソレノイドB509、車両から必要な情報を得て、シフトソレノイドA508,シフトソレノイドB509を含む複数のソレノイドを制御駆動するA/Tコントロールユニット511を備える。
次に、自動変速機5のディテント構造について説明する。
図4は、自動変速機5のディテント構造を示す斜視図である。
制御アーム51には回転シャフト52が設けられ、この回転シャフト52にディテントプレート53が支持されている。ディテントプレート53の上端には、カム山53aの間に4つのレンジ(P・R・N・D)に対応した谷部53bが形成されている。そして、この谷部53bにバネ板54の先端に形成されたディテントピン55を係合させ、選択されたセレクト位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
図4は、自動変速機5のディテント構造を示す斜視図である。
制御アーム51には回転シャフト52が設けられ、この回転シャフト52にディテントプレート53が支持されている。ディテントプレート53の上端には、カム山53aの間に4つのレンジ(P・R・N・D)に対応した谷部53bが形成されている。そして、この谷部53bにバネ板54の先端に形成されたディテントピン55を係合させ、選択されたセレクト位置を保持することにより、車両の振動等に起因する意図しないレンジセレクトを防止している。
すなわち、アシストアクチュエータ2の作動力又はセレクトレバー11の操作力により回転シャフト52が回動し、この回動に応じてディテントプレート53がディテントピン55に対して相対移動する。このとき、ディテントピン55がカム山53aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部53bと係合し、係合状態がバネ板54の弾性力により保持される。この弾性力がセレクト操作する際の主要な負荷力となる。
なお、ディテントプレート53には、パーキングロッド56の一端が回動自在に連結されている。このパーキングロッド56は、セレクトレバー11をPレンジに移動させたとき、カム状プレート57を介してパーキングギア58の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングロッド56を咬む力として作用する。
実施例1では、自動変速機5とセレクト部において、それぞれディテント力(チェック力)が働くようにしている。
実施例1では、自動変速機5とセレクト部において、それぞれディテント力(チェック力)が働くようにしている。
次に作用を説明する。
[自動変速機のセレクト位置制御処理]
図5は、コントローラ3で実行されるセレクト位置制御処理の基本処理の流れを示すフローチャートである。
[自動変速機のセレクト位置制御処理]
図5は、コントローラ3で実行されるセレクト位置制御処理の基本処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、位置センサ6からの相対位置変位量信号を入力して、相対位置の変位量を読み込む。
ステップS2では、読み込んだ相対位置から、相対位置の中点からの偏差を演算する。
ステップS3では、相対位置の中点からの偏差から、モータトルク指令値を設定する。
ステップS4では、モータトルク指令値に従ってアシストアクチュエータ2の電動モータを駆動する。
[自動変速機の操作反力特性]
図6は、P→Rレンジ方向いおけるアシストアクチュエータ2の出力軸に発生する操作反力、及び連結状態においてセレクトノブ12に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、出力軸における操作反力[N]及びセレクトレバー11における操作反力[N]をセレクトレバー11の操作位置(ストローク角度)と対比させたものである。
図6は、P→Rレンジ方向いおけるアシストアクチュエータ2の出力軸に発生する操作反力、及び連結状態においてセレクトノブ12に発生する操作反力を示す特性図である。この操作反力特性は、出力軸における操作反力[N]及びセレクトレバー11における操作反力[N]をセレクトレバー11の操作位置(ストローク角度)と対比させたものである。
なお、セレクトレバー11の操作力が自動変速機5へ伝達される場合には、セレクトレバー11における操作反力は、上述したセレクト部1におけるディテントで発生する負荷力に機構の摩擦力等を合成したものである。よって、レンジ切り換え制御中、レンジ切り換え操作を行う場合には、この操作反力以上の手動操作を必要とする。
また、アシストアクチュエータ2の電動モータの出力軸における操作反力は、上述した自動変速機5のディテントで発生する負荷力に、コントロールケーブル4の摩擦力、電動モータのイナーシャ等を合成したものである。よって、アシストアクチュエータ2によるレンジ切り換えは、この操作反力以上の駆動力が必要となる。
図6に示すように、セレクトレバー11をP→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力は、各レンジ間において、初めにセレクトレバー11の操作方向、又はアシストアクチュエータ2の駆動方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン55又はピン141が、カム山53a又は溝部142のカム山を乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えるまでは、バネ板54又はピン141を付勢する図示しないバネの付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えた後は、ディテントピン55又はピン141が次のカム山53aの溝又は溝53bに落ち込んで引き込み力(慣性力)が発生するためである。
図6に示すように、セレクトレバー11をP→Rレンジ方向に操作したときに発生する操作反力は、各レンジ間において、初めにセレクトレバー11の操作方向、又はアシストアクチュエータ2の駆動方向と逆方向(D→Nレンジ方向)に発生し、ピーク後に向きを変えて操作方向と同一方向(P→Rレンジ方向)に発生し、レンジ切り換え位置(停止位置)付近でゼロに収束した状態となる。この特性は、ディテントピン55又はピン141が、カム山53a又は溝部142のカム山を乗り越える際に発生する負荷力に起因している。すなわち、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えるまでは、バネ板54又はピン141を付勢する図示しないバネの付勢力により抵抗力が発生し、ディテントピン55又はピン141がカム山53a又は溝部142のカム山を乗り越えた後は、ディテントピン55又はピン141が次のカム山53aの溝又は溝53bに落ち込んで引き込み力(慣性力)が発生するためである。
[自動変速機のレンジ切り換え制御]
実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、操作前の状態の例として、第1回転部13と第2回転部17は非連結状態であり、遊び溝131内において、突起171は相対位置が中点の位置、つまり、どちらの操作方向に対しても余裕分を有する状態となっている(図8(a)参照)。
実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、操作前の状態の例として、第1回転部13と第2回転部17は非連結状態であり、遊び溝131内において、突起171は相対位置が中点の位置、つまり、どちらの操作方向に対しても余裕分を有する状態となっている(図8(a)参照)。
この状態から、例えばセレクトレバー11を操作し始めると、この遊び溝131と突起171の相対変位量が変化する。しかし、非連結状態における位置範囲内であるので、コントロールケーブル4に動きはない。この相対変位量の変化は、位置センサ61,62で検出され、FB制御部32でその相対位置の偏差に応じたモータ駆動制御指令値が設定されて、アシストアクチュエータ2の電動モータが駆動される。アシストアクチュエータ2の駆動出力は、ウォーム21によりウォームホイール16に伝達され、第2回転部17が回転し、コントロールケーブル4を介して自動変速機5の制御アーム51が駆動されて自動変速機のセレクト位置が切り換えられる。
なお、第2回転部17の回転によりコントロールケーブル4が進退することにより、遊び溝131と突起171の相対位置は、中点近傍に復帰する。
つまり、FB制御部32の制御により相対位置変位量を、相対位置の中点近傍に保持することにより、図8(a)〜(c)に示すようにセレクトレバー11の操作による動きに追従させて自動変速機の制御アーム51を駆動して、セレクト位置を切り換えることになる。
この動きは、あたかもセレクトレバー11と自動変速機5の制御アーム51がコントロールケーブル4で接続されているかのような動きとなる。
なお、例として、PレンジからRレンジに移動させる際の相対位置の変化状態を図7に示す。セレクトレバー11に入力される角度を操作角、制御アーム51の角度を作動角とした場合、操作角と作動角の関係は、非連結状態を保ちつつ図7に示すような状態となる。つまり、制御開始当初は、操作角に対して作動角が遅れて追従し、ディテントによる次レンジへの吸い込み力によって、制御後半は、操作角に対して作動角が先行するのである。
つまり、FB制御部32の制御により相対位置変位量を、相対位置の中点近傍に保持することにより、図8(a)〜(c)に示すようにセレクトレバー11の操作による動きに追従させて自動変速機の制御アーム51を駆動して、セレクト位置を切り換えることになる。
この動きは、あたかもセレクトレバー11と自動変速機5の制御アーム51がコントロールケーブル4で接続されているかのような動きとなる。
なお、例として、PレンジからRレンジに移動させる際の相対位置の変化状態を図7に示す。セレクトレバー11に入力される角度を操作角、制御アーム51の角度を作動角とした場合、操作角と作動角の関係は、非連結状態を保ちつつ図7に示すような状態となる。つまり、制御開始当初は、操作角に対して作動角が遅れて追従し、ディテントによる次レンジへの吸い込み力によって、制御後半は、操作角に対して作動角が先行するのである。
[操作フィーリングの向上作用]
実施例1では、上記に説明したように通常の制御が行われている場合、第1回転部13の遊び溝131と、第2回転部17の突起171の相対位置が中点に保たれるため、操作の途中で、第1回転部13と第2回転部17が機械的伝達系として接続して、そのショックがセレクトレバー11に伝達されて操作フィーリングを低下させてしまうことがない。
実施例1では、上記に説明したように通常の制御が行われている場合、第1回転部13の遊び溝131と、第2回転部17の突起171の相対位置が中点に保たれるため、操作の途中で、第1回転部13と第2回転部17が機械的伝達系として接続して、そのショックがセレクトレバー11に伝達されて操作フィーリングを低下させてしまうことがない。
これにより、実施例1における操作フィーリングは、セレクト部1のチェック機構部14のみによって生成されることになる。よって、溝部142とピン141におけるカム山の形状、大きさ、ばねの強さ等を、従来に対して小さいセレクトレバー11の軽い操作フィーリングを非常に良好にする構成にできるのである。
[急な坂道における発進時の操作フィーリングの向上作用と小型軽量化]
急な坂道を発進しようとしてPレンジからDレンジへセレクト操作する場合には、パーキングロッドを引き抜く力が大きくなるため操作力が重くなる。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、このように負荷が大きい場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力を加算してパーキングロッド56を引き抜くため、操作フィーリングとしては軽い操作となり、システムとしては、電動モータの定格を小さくできシステムの小型軽量化となる。
急な坂道を発進しようとしてPレンジからDレンジへセレクト操作する場合には、パーキングロッドを引き抜く力が大きくなるため操作力が重くなる。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、このように負荷が大きい場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力を加算してパーキングロッド56を引き抜くため、操作フィーリングとしては軽い操作となり、システムとしては、電動モータの定格を小さくできシステムの小型軽量化となる。
[急激なシフト操作における操作フィーリングの向上作用とコスト低減作用]
本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置において、急激なセレクト操作をした場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力が加算される。よって、操作フィーリングとしては軽快な操作となり、システムとしては、電動モータへの応答性の要求が緩和され、モータの定格小型化となる。
本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置において、急激なセレクト操作をした場合には、遊び溝131の端部に突起171が当接する、つまり遊び機構における遊び量がない状態となってドライバのセレクトレバー11へ入力される操作力が第2回転部17、コントロールケーブル4に伝達され、これにアシストアクチュエータ2の電動モータのアシスト力が加算される。よって、操作フィーリングとしては軽快な操作となり、システムとしては、電動モータへの応答性の要求が緩和され、モータの定格小型化となる。
[セレクトレバーと自動変速機の制御アームの機械的連結]
さらに、実施例1において、フェール時には、セレクトレバー11を、非連結状態の位置範囲を超えて操作すれば、その操作方向において、可動量つまり遊び量がなくなり、連結状態となって、コントロールケーブル4を介して、その操作力によって、自動変速機5の制御アーム51を操作することができる。
さらに、実施例1において、フェール時には、セレクトレバー11を、非連結状態の位置範囲を超えて操作すれば、その操作方向において、可動量つまり遊び量がなくなり、連結状態となって、コントロールケーブル4を介して、その操作力によって、自動変速機5の制御アーム51を操作することができる。
[オーバードライブの操作について]
オーバードライブのON/OFF操作について、専用に操作するノブやスイッチを従来では設けていた。実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、セレクトレバー11を小型化しているため、このようなノブやスイッチを設けると省スペースの効果やデザイン自由度の向上を損なうおそれがある。
オーバードライブのON/OFF操作について、専用に操作するノブやスイッチを従来では設けていた。実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、セレクトレバー11を小型化しているため、このようなノブやスイッチを設けると省スペースの効果やデザイン自由度の向上を損なうおそれがある。
[オーバードライブのON/OFFについて]
図11に示した自動変速機5において、A/Tコントロールユニット511は、図12に示すようにシフトソレノイドA508、シフトソレノイドB509のON/OFFの組み合わせにより、Dレンジ位置における1速〜4速(4速はオーバードライブ時のみ)を制御で切り換える。
図11に示した自動変速機5において、A/Tコントロールユニット511は、図12に示すようにシフトソレノイドA508、シフトソレノイドB509のON/OFFの組み合わせにより、Dレンジ位置における1速〜4速(4速はオーバードライブ時のみ)を制御で切り換える。
[オーバードライブ操作処理]
図9はコントローラ3で実行するオーバードライブ操作処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS11では、位置センサ61から入力される操作位置の変位ΔXが、予め設定した小さい変位であるかどうか、つまりX1<|ΔX|<X2であるかどうかを判断し、条件成立ならばステップS12へ進み、条件不成立ならば処理を終了する。
図9はコントローラ3で実行するオーバードライブ操作処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS11では、位置センサ61から入力される操作位置の変位ΔXが、予め設定した小さい変位であるかどうか、つまりX1<|ΔX|<X2であるかどうかを判断し、条件成立ならばステップS12へ進み、条件不成立ならば処理を終了する。
ステップS12では、位置センサ61から入力される操作位置の変位がある時間が、予め設定した短時間かどうか、つまり、T1<|ΔT|<T2であるかどうかを判断し、条件成立ならばステップS13へ進み、条件不成立ならば処理を終了する。
ステップS13では、操作位置の変位ΔXの変位の方向、つまりΔX=プラスかどうかを判断し、プラス方向(P→Dレンジ位置)ならばステップS14へ進み、マイナス方向ならばステップS17へ進む。
ステップS14では、現セレクト位置がDレンジ位置のオーバードライブONかどうかを判断し、オーバードライブONならばステップS15へ進み、オーバードライブOFFならば処理を終了する。
ステップS15では、オーバードライブを解除する。
ステップS16では、アシストアクチュエータ2の駆動をしない状態にする。
ステップS17では、現セレクト位置がDレンジ位置のオーバードライブOFFかどうかを判断し、オーバードライブOFF(解除)ならばステップS18へ進み、オーバードライブONならば処理を終了する。
ステップS18では、オーバードライブをONにする。
ステップS19では、アシストアクチュエータ2をセレクトレバー11の操作に応じて作動させる通常の制御状態にする。
[オーバードライブ操作作用]
実施例1では、レンジ位置、つまり制御アーム51の作動で油圧の切換を行うマニュアルバルブのレンジ位置としては、P・R・N・Dの4つのレンジ位置を設けるようにする。
Dレンジ位置をセレクトした状態ではオーバードライブONとなっており、オーバードライブをOFF(解除)にするには、ドライバは、セレクトレバー11をオーバーレンジ側(P→Dレンジ位置方向)に操作する。すると、Dレンジ位置が、最も端であるため、アシストアクチュエータ2の追従する制御は起動しない。よって、セレクトレバー11をオーバーレンジ側に操作すると、第1回転部13の溝131と第2回転部17の突起171が当たるがた当たりの状態まで操作がされる。この操作を、操作意思を持って行うと、短い時間の小さな変位の操作となる。このことをオーバードライブ入力処理部35が、ステップS11,S12の処理により検出する。なお、セレクトレバー11に手を載せると、時間が長くなるため、誤判断とならないようにしている。
実施例1では、レンジ位置、つまり制御アーム51の作動で油圧の切換を行うマニュアルバルブのレンジ位置としては、P・R・N・Dの4つのレンジ位置を設けるようにする。
Dレンジ位置をセレクトした状態ではオーバードライブONとなっており、オーバードライブをOFF(解除)にするには、ドライバは、セレクトレバー11をオーバーレンジ側(P→Dレンジ位置方向)に操作する。すると、Dレンジ位置が、最も端であるため、アシストアクチュエータ2の追従する制御は起動しない。よって、セレクトレバー11をオーバーレンジ側に操作すると、第1回転部13の溝131と第2回転部17の突起171が当たるがた当たりの状態まで操作がされる。この操作を、操作意思を持って行うと、短い時間の小さな変位の操作となる。このことをオーバードライブ入力処理部35が、ステップS11,S12の処理により検出する。なお、セレクトレバー11に手を載せると、時間が長くなるため、誤判断とならないようにしている。
この小さな変位で短時間の入力の状態を図10に示す。
このオーバードライブの操作入力が検出されると、オーバードライブ入力処理部35は、自動変速機5にオーバードライブをOFFにする信号を自動変速機5のA/Tコントロールユニット511へ出力する。すると、A/Tコントロールユニット511は、シフトソレノイドA508、シフトソレノイドB509を駆動して、図12に示す4速の状態から3速の状態へ移行させる。これにより油圧回路507を解して自動変速機が油圧で制御され、オーバードライブがOFFになる。
このオーバードライブの操作入力が検出されると、オーバードライブ入力処理部35は、自動変速機5にオーバードライブをOFFにする信号を自動変速機5のA/Tコントロールユニット511へ出力する。すると、A/Tコントロールユニット511は、シフトソレノイドA508、シフトソレノイドB509を駆動して、図12に示す4速の状態から3速の状態へ移行させる。これにより油圧回路507を解して自動変速機が油圧で制御され、オーバードライブがOFFになる。
なお、オーバードライブの操作入力があったと判断されると、アシストアクチュエータ2の制御をステップS16の処理で停止する。これによりセレクトレバー11をオーバーレンジ方向と反対側のPレンジ方向へ操作すると、アシストアクチュエータ2が作動しないことにより、Dレンジ位置を保って、がた当たりが生じるまで、操作させ、この操作を同様にステップS11,S12の処理で検出し、この場合には、ステップS18の処理によりオーバードライブをONにし、アシストアクチュエータを駆動する状態にして、他のレンジ位置への切換を可能にする。また、この状態から、さらに、オーバーレンジ側へ小さく短い所定の操作を行えば、再度ステップS11,S12の処理で検出されて、オーバーレンジのOFF操作を行える。
言い換えて説明すると、Dレンジ位置において、セレクト操作と誤判断することがないオーバーレンジ側の操作により、オーバードライブの操作モードに入り、オーバードライブOFFしか操作ができない状態となり、オーバードライブOFFにするとオーバードライブの操作モードから脱して、他のセレクト位置への操作が可能になる。
このように、実施例1では、オーバードライブ用のノブやスイッチを設けることなく、セレクトレバー11の操作でオーバードライブのON/OFFを操作する。
次に効果を説明する。
本実施の形態の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)セレクトレバー11は従来のセレクトレバーよりも車室内空間への突出量が150mm程度少なく、さらに、セレクトレバー11と制御アーム51は遊び量を持ってコントロールケーブル4を介して連結されているため、従来品よりも車室内レイアウトの自由度が大きく、インストルメントパネル等、車室内の任意箇所にセレクトレバー11を設定できる。
また、セレクトレバー11と制御アーム51がコントロールケーブル4によって、遊び量を有して機械的に連結されているため、アシストアクチュエータ2やコントローラ3がフェールした場合でも、ドライバは手動でセレクト位置を切り換えることができる。
本実施の形態の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
(1)セレクトレバー11は従来のセレクトレバーよりも車室内空間への突出量が150mm程度少なく、さらに、セレクトレバー11と制御アーム51は遊び量を持ってコントロールケーブル4を介して連結されているため、従来品よりも車室内レイアウトの自由度が大きく、インストルメントパネル等、車室内の任意箇所にセレクトレバー11を設定できる。
また、セレクトレバー11と制御アーム51がコントロールケーブル4によって、遊び量を有して機械的に連結されているため、アシストアクチュエータ2やコントローラ3がフェールした場合でも、ドライバは手動でセレクト位置を切り換えることができる。
また、第1回転部13の遊び溝131、第2回転部17の突起171の係合により非連結状態と連結状態とを設け、設定遊び量内で中立状態を保持するため、通常の操作の際に非連結状態から連結状態となることによる違和感を生じないようにできる。
また、実施例1においては、通常の状態を非連結状態とするため、連結状態の際に受ける後段の摩擦抵抗を受けることなく、セレクトレバー11の小型化に合わせた軽い力で操作する良好な操作フィーリングをセレクト部1のチェック機構部14で生じさせることができる。
また、実施例1においては、非連結状態の遊び量を有するため、セレクトレバー11側と自動変速機5側の組付の際に互いに同期させる調整等を簡略化でき、車両への組付性を向上させることができる。
また、実施例1においては、通常の状態を非連結状態とするため、連結状態の際に受ける後段の摩擦抵抗を受けることなく、セレクトレバー11の小型化に合わせた軽い力で操作する良好な操作フィーリングをセレクト部1のチェック機構部14で生じさせることができる。
また、実施例1においては、非連結状態の遊び量を有するため、セレクトレバー11側と自動変速機5側の組付の際に互いに同期させる調整等を簡略化でき、車両への組付性を向上させることができる。
また、セレクト操作系の負荷が過大となる急な坂道での発進や急激なセレクト操作の際には、ドライバの操作力にモータのアシスト力が加わり、操作を軽快にできる。また、操作力を伝達できるために、システムとしてモータ定格の小型化やモータへの応答性要求の緩和化ができる。
さらに、本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置におけるシフトバイワイヤシステムに対する有利な作用効果について、比較して説明する。
上記に挙げた作用効果において、(A)通常時は、手動操作力を自動変速機に伝達することなくアクチュエータの作動力によりレンジ切り換えを行う。(B)フェール時は、アクチュエータの作動力を用いることなく、手動操作力によりレンジ切り換えを行う。(C)過大な負荷が生じる場合には、手動操作力とアクチュエータの作動力を加算したものによりレンジ切り換えを行う(アシスト状態)。特に(B),(C)は、シフトバイワイヤシステムに対し有利な作用効果である。
上記に挙げた作用効果において、(A)通常時は、手動操作力を自動変速機に伝達することなくアクチュエータの作動力によりレンジ切り換えを行う。(B)フェール時は、アクチュエータの作動力を用いることなく、手動操作力によりレンジ切り換えを行う。(C)過大な負荷が生じる場合には、手動操作力とアクチュエータの作動力を加算したものによりレンジ切り換えを行う(アシスト状態)。特に(B),(C)は、シフトバイワイヤシステムに対し有利な作用効果である。
さらに、(A)と(C)の状態も可変であることが有利である。つまり、本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、走行状況に応じて、ドライバの操作力とアシストアクチュエータによるアシスト力の比率を変えることができる。例えば、走行速度が高い時にRレンジからPレンジにシフトしようとする場合に、モータのアシスト力を弱めることにより、ドライバの操作力を高くして(操作を重くして)フィンガータッチの誤セレクトによって車が急停止することが防止できる。このように、操作フィーリングの向上に加えて、誤セレクトの防止や、それにつながるものを抑制することが操作を重くすることで実現できるのである。
さらにシフトバイワイヤシステムと比較すると、ポテンショメータ(位置センサ)のゼロ点の経時移動や電源電圧の変動、回路入力電圧のドリフトなどの外乱に対して、シフトバイワイヤシステムでは制御系の応答性や位置決め精度が劣化しやすい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、制御系に多少の変動があってもドライバはメカリンクを通じてその変動分を吸収して操作できるためシステムのロバスト安定性に優れている。
さらに、シフトバイワイヤシステムがシステムダウンした際には、非常用レバーを探して通常と異なる操作をする必要がありパニックに陥ったドライバには負担が大きい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、操作力が重くなるものの通常と同様のセレクト操作のまま平常心で運転を続けられる。
さらに、シフトバイワイヤシステムがシステムダウンした際には、非常用レバーを探して通常と異なる操作をする必要がありパニックに陥ったドライバには負担が大きい。本実施例1の自動変速機のセレクトアシスト装置では、操作力が重くなるものの通常と同様のセレクト操作のまま平常心で運転を続けられる。
さらに実施例1では、セレクトレバー11のレンジ位置を切り換えない小さな短時間の変位を、操作入力として検出するオーバードライブ入力処理部35を設けたため、他の操作ノブやスイッチを設けることなく、コストを抑制して、セレクトレバーで他の操作を行うことができる。また、他の操作ノブやスイッチをドライバが操作しなくて済むため、操作フィーリングが向上する。
また、これにより、他のノブやスイッチを設けなくて済むことは、省スペースである実施例1のセレクトレバー11周りを省スペースに維持しつつ、他の操作を可能にする。
また、これにより、他のノブやスイッチを設けなくて済むことは、省スペースである実施例1のセレクトレバー11周りを省スペースに維持しつつ、他の操作を可能にする。
(2)オーバードライブ入力処理部35の入力を自動変速機への制御指令としたため、他の操作ノブやスイッチを設けることなく、コストを抑制してセレクトレバー11で他の自動変速機への操作を行うことができる。
(3)Dレンジ位置から、オーバーレンジ方向の小さな短時間の変位である操作入力があると、オーバードライブをOFFにし、アシストアクチュエータ2の駆動を停止し、Dレンジ位置からオーバーレンジ方向と逆のPレンジ位置方向への小さな短時間の変位である操作入力があると、オーバードライブをONにし、アシストアクチュエータ2の駆動を行うため、他の操作ノブやスイッチを設けることなく、コストを抑制してセレクトレバー11の操作でオーバードライブのON/OFFを操作することができる。
(9)オーバードライブ入力処理部35は、操作位置の変位が、セレクトレバー11のレンジ位置を切り換えない小さな設定変位で設定短時間である場合に、操作入力と検出するため、確実の通常のセレクト操作と異なる、操作入力を検出することができる。
実施例2は、小さな変位で、短時間の操作入力によりDレンジ位置とLレンジ位置の切り換えを行う例である。
構成を説明する。
図13は実施例2のコントローラ3の制御ブロック図である。
D・L入力処理部36(操作入力検出手段に相当する)は、設定した短い時間で、設定した小さい変位が操作位置の変位として入力されると、Dレンジ位置とLレンジ位置の切り換えの操作入力として処理を行う。
自動変速機5には、図16に示すように、油圧回路507の油圧を切り替えるソレノイドC510を設け、A/Tコントロールユニット511の制御で作動するようにする。これにより、マニュアルバルブ506による作動位置がDレンジ位置のままL&R/B504に油圧を供給できるようにする。
構成を説明する。
図13は実施例2のコントローラ3の制御ブロック図である。
D・L入力処理部36(操作入力検出手段に相当する)は、設定した短い時間で、設定した小さい変位が操作位置の変位として入力されると、Dレンジ位置とLレンジ位置の切り換えの操作入力として処理を行う。
自動変速機5には、図16に示すように、油圧回路507の油圧を切り替えるソレノイドC510を設け、A/Tコントロールユニット511の制御で作動するようにする。これにより、マニュアルバルブ506による作動位置がDレンジ位置のままL&R/B504に油圧を供給できるようにする。
作用を説明する。
[Lレンジ位置とDレンジ位置の切り換え処理]
[Lレンジ位置とDレンジ位置の切り換え処理]
図14は、コントローラ3で実行するLレンジ位置とDレンジ位置の切り換え処理の流れを示すフローチャート図で、以下各ステップについて説明する。
なお、図9と同様のステップについては、同じ符号にし、説明を省略する。
ステップS21では、現時点でセレクトされているレンジ位置がDレンジ位置かどうかを判断し、Dレンジ位置ならばステップS22へ進み、Dレンジ位置でないならば処理を終了する。
なお、図9と同様のステップについては、同じ符号にし、説明を省略する。
ステップS21では、現時点でセレクトされているレンジ位置がDレンジ位置かどうかを判断し、Dレンジ位置ならばステップS22へ進み、Dレンジ位置でないならば処理を終了する。
ステップS22では、D・L入力処理部36から自動変速機5のA/Tコントロールユニット511に指令を出力し、図17に示すようにシフトソレノイドA508、シフトソレノイドB509、ソレノイドC510を制御して、マニュアルバルブ506はDレンジ位置のままで、自動変速機5がLレンジ位置となるように切り換える。
ステップS23では、現時点でセレクトされているレンジ位置がLレンジ位置かどうかを判断し、Lレンジ位置ならばステップS24へ進み、Lレンジ位置でないならば処理を終了する。
ステップS24では、D・L入力処理部36から自動変速機5のA/Tコントロールユニット511に指令を出力し、図17に示すようにシフトソレノイドA508、シフトソレノイドB509、ソレノイドC510を制御して、自動変速機5をDレンジ位置になるよう切り換える。
[Lレンジ位置とDレンジ位置の切り換え作用]
実施例2では、図15に示すように、オーバーレンジ方向の変位が小さく、操作時間が短い操作があると、Dレンジ位置からLレンジ位置へ切り換える。
つまり、Dレンジ位置において、オーバーレンジ方向の変位が小さく、操作時間が短い操作があると、Dレンジ位置とLレンジ位置の切り換えモードとなり、アシストアクチュエータ2の操作位置に作動位置を追従させる制御は停止させる。
その後、Lレンジ位置からオーバーレンジ方向と逆方向の変位が小さく、操作時間が短いステップS11,S12を満たす操作があると、Dレンジ位置へ切り換え、このモードを脱し、他のレンジ位置へのセレクトが行えるようアシストアクチュエータ2が駆動される。
このようにして、セレクト位置としてLレンジ位置を設けず、このような操作にすることによって、操作頻度の低いLレンジ位置をセレクト位置から除外し、セレクトレバー11周りの省スペース化をさらに進めることができる。
実施例2では、図15に示すように、オーバーレンジ方向の変位が小さく、操作時間が短い操作があると、Dレンジ位置からLレンジ位置へ切り換える。
つまり、Dレンジ位置において、オーバーレンジ方向の変位が小さく、操作時間が短い操作があると、Dレンジ位置とLレンジ位置の切り換えモードとなり、アシストアクチュエータ2の操作位置に作動位置を追従させる制御は停止させる。
その後、Lレンジ位置からオーバーレンジ方向と逆方向の変位が小さく、操作時間が短いステップS11,S12を満たす操作があると、Dレンジ位置へ切り換え、このモードを脱し、他のレンジ位置へのセレクトが行えるようアシストアクチュエータ2が駆動される。
このようにして、セレクト位置としてLレンジ位置を設けず、このような操作にすることによって、操作頻度の低いLレンジ位置をセレクト位置から除外し、セレクトレバー11周りの省スペース化をさらに進めることができる。
効果を説明する。実施例2の自動変速機のセレクトアシスト装置は、上記(1),(2)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(4)小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置とLレンジ位置を切り換えるため、さらに省スペースにでき、コストを抑制してセレクトレバー11の操作でDレンジ位置とLレンジ位置の切り換えを操作することができる。
その他構成、作用効果は実施例1と同様である。
(4)小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置とLレンジ位置を切り換えるため、さらに省スペースにでき、コストを抑制してセレクトレバー11の操作でDレンジ位置とLレンジ位置の切り換えを操作することができる。
その他構成、作用効果は実施例1と同様である。
実施例3は、小さな変位で短時間の操作入力により、オーバードライブのON/OFF、Dレンジ位置からLレンジ位置への切り換えを行うようにした例である。
図18は、実施例3におけるコントローラの制御ブロック図である。
入力処理部37(操作入力検出手段に相当する)は、設定した短い時間で、設定した小さい変位が操作位置の変位として入力されると、オーバードライブのON/OFFの操作入力、及びDレンジ位置とLレンジ位置との切り換えの操作入力として処理を行う。
図18は、実施例3におけるコントローラの制御ブロック図である。
入力処理部37(操作入力検出手段に相当する)は、設定した短い時間で、設定した小さい変位が操作位置の変位として入力されると、オーバードライブのON/OFFの操作入力、及びDレンジ位置とLレンジ位置との切り換えの操作入力として処理を行う。
作用を説明する。
[オーバードライブのON/OFF及びDレンジ位置とLレンジ位置の切換処理]
図19に示すのはコントローラ3で実行されるオーバードライブのON/OFF、及びDレンジ位置とLレンジ位置の切換処理の流れを示すフローチャート図で、以下各ステップについて説明する。
なお、図9と同様のステップについては、符号を同じにし、説明を省略する。
[オーバードライブのON/OFF及びDレンジ位置とLレンジ位置の切換処理]
図19に示すのはコントローラ3で実行されるオーバードライブのON/OFF、及びDレンジ位置とLレンジ位置の切換処理の流れを示すフローチャート図で、以下各ステップについて説明する。
なお、図9と同様のステップについては、符号を同じにし、説明を省略する。
ステップS31では、現在セレクトされているレンジ位置が、Dレンジ位置でかつオーバードライブONの状態かどうかを判断し、条件成立の場合にはステップS31に進み、条件不成立の場合にはステップS33に進む。
ステップS32では、オーバードライブを解除する。
ステップS33では、現在セレクトされているレンジ位置が、Dレンジ位置でかつオーバードライブOFFの状態かどうかを判断し、条件成立の場合にはステップS34へ進み、条件不成立の場合には処理を終了する。
ステップS34では、Lレンジ位置への切換を行う。
ステップS35では、現在セレクトされているレンジ位置が、Lレンジ位置かどうかを判断し、Lレンジ位置の場合にはステップS36へ進み、Lレンジ位置でない場合にはステップS37へ進む。
ステップS36では、オーバードライブOFFのDレンジ位置へ切換を行う。
ステップS37では、現在セレクトされているレンジ位置が、Dレンジ位置でかつオーバードライブOFFの状態かどうかを判断し、条件成立の場合にはステップS38へ進み、条件不成立の場合には処理を終了する。
ステップS38では、オーバードライブをONにする。
[オーバードライブのON/OFF及びDレンジ位置とLレンジ位置の切換作用]
実施例3では、Dレンジ位置の状態から、変位が小さく、時間が短いオーバーレンジ方向への操作があると、オーバードライブのON/OFF及びDレンジ位置とLレンジ位置の切換モードとなるようにする(図20参照)。
すなわち、Dレンジ位置へのセレクトがされた場合には、オーバードライブONのDレンジ位置にし、このDレンジ位置において、ステップS11,S12のX1<|ΔX|<X2で且つT1<|ΔT|<T2のオーバーレンジ方向の操作が入力処理部37で検出される。すると、まず、ステップS31→S32→S16の処理により、オーバードライブOFF、アシストアクチュエータ2の駆動停止となり、このセレクト操作がされず、この操作モードのみの操作が行われるようになる。
次に、さらにオーバーレンジ方向の所定変位、所定時間の操作を行うと、ステップS33→S34→S19の処理により、Dレンジ位置からLレンジ位置への切換が行われる。ステップS19の処理により、アシストアクチュエータ2の駆動停止が維持される。
このように、実施例3では、専用の操作ノブやスイッチを設けることなく、オーバードライブのOFF、Lレンジ位置への切換を行える。
実施例3では、Dレンジ位置の状態から、変位が小さく、時間が短いオーバーレンジ方向への操作があると、オーバードライブのON/OFF及びDレンジ位置とLレンジ位置の切換モードとなるようにする(図20参照)。
すなわち、Dレンジ位置へのセレクトがされた場合には、オーバードライブONのDレンジ位置にし、このDレンジ位置において、ステップS11,S12のX1<|ΔX|<X2で且つT1<|ΔT|<T2のオーバーレンジ方向の操作が入力処理部37で検出される。すると、まず、ステップS31→S32→S16の処理により、オーバードライブOFF、アシストアクチュエータ2の駆動停止となり、このセレクト操作がされず、この操作モードのみの操作が行われるようになる。
次に、さらにオーバーレンジ方向の所定変位、所定時間の操作を行うと、ステップS33→S34→S19の処理により、Dレンジ位置からLレンジ位置への切換が行われる。ステップS19の処理により、アシストアクチュエータ2の駆動停止が維持される。
このように、実施例3では、専用の操作ノブやスイッチを設けることなく、オーバードライブのOFF、Lレンジ位置への切換を行える。
Lレンジ位置の状態からの切換は、Pレンジ方向への所定時間、所定変位の操作により、ステップS35→S36→S16の処理で、Dレンジ位置でかつオーバードライブOFFの状態に切換える。さらに、この状態から、Pレンジ方向への所定時間、所定変位の操作があると、ステップS37→S38→S19の処理で、オーバードライブONのDレンジ位置へ切換え、アシストアクチュエータ2を駆動する。よって、この状態からセレクトレバー11をPレンジ方向へ操作すれば、アシストアクチュエータ2が駆動して、追従制御が成されNレンジ位置等への瀬セレクト操作が可能となる。
効果を説明する。実施例3の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、上記(1),(2)に加えて、以下の効果を有する。
(5)小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置でのオーバードライブのONと、Dレンジ位置でのオーバードライブのOFFと、Lレンジ位置とを切換えるため、さらに省スペースにでき、コストを抑制してセレクトレバー11の操作でDレンジ位置とLレンジ位置の切り換え、オーバードライブのON,OFFの切り換えを操作することができる。
また、このように複数の操作であっても、実際にドライバが行っているのは、オーバーレンジ方向の小さい操作と、Pレンジ方向の小さい操作のみであり、操作としては、非常に容易にすることができる。
その他構成、作用効果は実施例1と同様である。
(5)小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置でのオーバードライブのONと、Dレンジ位置でのオーバードライブのOFFと、Lレンジ位置とを切換えるため、さらに省スペースにでき、コストを抑制してセレクトレバー11の操作でDレンジ位置とLレンジ位置の切り換え、オーバードライブのON,OFFの切り換えを操作することができる。
また、このように複数の操作であっても、実際にドライバが行っているのは、オーバーレンジ方向の小さい操作と、Pレンジ方向の小さい操作のみであり、操作としては、非常に容易にすることができる。
その他構成、作用効果は実施例1と同様である。
実施例4は、小さな短時間の変位である操作入力があると、Dレンジ位置におけるシフトアップとシフトダウンを行う例である。
構成を説明する。
図21は実施例4におけるコントローラの制御ブロック図である。
シーケンシャルマニュアルモード入力処理部38(操作入力検出手段に相当する)は、設定した短い時間で、設定した小さい変位が操作位置の変位として入力されると、シーケンシャルマニュアルモードでの操作入力を検出したとし、その操作入力に応じて、シフトアップ、シフトダウンの指令を自動変速機5に出力する。
構成を説明する。
図21は実施例4におけるコントローラの制御ブロック図である。
シーケンシャルマニュアルモード入力処理部38(操作入力検出手段に相当する)は、設定した短い時間で、設定した小さい変位が操作位置の変位として入力されると、シーケンシャルマニュアルモードでの操作入力を検出したとし、その操作入力に応じて、シフトアップ、シフトダウンの指令を自動変速機5に出力する。
作用を説明する。
[シーケンシャルマニュアルモード操作処理]
図22は実施例4におけるコントローラで実行されるシーケンシャルマニュアルモードの操作処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
なお、図9と同様のステップについては、符号を同じにし、説明を省略する。
ステップS40では、セレクトされているレンジ位置がDレンジ位置であるかどうかを判断し、Dレンジ位置であるならばステップS11へ移行し、Dレンジ位置でないならば処理を終了する。
[シーケンシャルマニュアルモード操作処理]
図22は実施例4におけるコントローラで実行されるシーケンシャルマニュアルモードの操作処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
なお、図9と同様のステップについては、符号を同じにし、説明を省略する。
ステップS40では、セレクトされているレンジ位置がDレンジ位置であるかどうかを判断し、Dレンジ位置であるならばステップS11へ移行し、Dレンジ位置でないならば処理を終了する。
ステップS41では、シーケンシャルマニュアルモードに入り、且つシフトダウンを行う。
ステップS42では、シーケンシャルマニュアルモードであるかどうかを判断し、シーケンシャルマニュアルモードならばステップS43へ進み、シーケンシャルマニュアルモードでないならば処理を終了する。
ステップS43では、シーケンシャルマニュアルモードの1〜3速が選択されているかどうかを判断し、条件成立ならばステップS44へ進み、条件不成立ならばステップS45へ進む。
ステップS44では、シーケンシャルマニュアルモードを維持し、且つシフトアップを行う。
ステップS45では、シーケンシャルマニュアルモードを脱し、通常のセレクトが行えるDレンジ位置の状態にする。
[シーケンシャルマニュアルモード操作作用]
実施例4では、変位の小さい短時間のオーバーレンジ方向の操作があると、シーケンシャルマニュアルモードに入る。シーケンシャルマニュアルモードでは、操作に対し、1速分のシフトアップ、シフトダウンを行う。
また、ステップS41の処理でシーケンシャルマニュアルモードに入る際には、シフトダウンを行う。図23では、Dレンジ位置の4速でシーケンシャルマニュアルモードに入るため、3速へシフトダウンされる。そして、シーケンスマニュアルモードに入るとステップS16の処理によりアシストアクチュエータ2の駆動が停止される。これにより、シーケンスマニュアルモード中にアシストアクチュエータが作動しないようにする。
さらに、この状態からオーバードライブ方向へ変位の小さい短時間の操作があると2速へシフトダウンする。
実施例4では、変位の小さい短時間のオーバーレンジ方向の操作があると、シーケンシャルマニュアルモードに入る。シーケンシャルマニュアルモードでは、操作に対し、1速分のシフトアップ、シフトダウンを行う。
また、ステップS41の処理でシーケンシャルマニュアルモードに入る際には、シフトダウンを行う。図23では、Dレンジ位置の4速でシーケンシャルマニュアルモードに入るため、3速へシフトダウンされる。そして、シーケンスマニュアルモードに入るとステップS16の処理によりアシストアクチュエータ2の駆動が停止される。これにより、シーケンスマニュアルモード中にアシストアクチュエータが作動しないようにする。
さらに、この状態からオーバードライブ方向へ変位の小さい短時間の操作があると2速へシフトダウンする。
次に、2速の状態からPレンジ方向へ変位の小さい短時間の操作があると、ステップS42→S43→S44→S16の処理で、3速にシフトアップする。
さらに、この3速の状態からPレンジ方向へ変位の小さい短時間の操作があると、ステップS43→S45→S19の処理で、Dレンジへ変更される。この際には、自動変速機5側の制御選択により3速又は4速(オーバードライブ)が選択される。また、Dレンジになる際にアシストアクチュエータ2が駆動され、他のレンジ位置へのセレクト操作を可能にする。これにより、シーケンシャルマニュアルモードから脱する。
さらに、この3速の状態からPレンジ方向へ変位の小さい短時間の操作があると、ステップS43→S45→S19の処理で、Dレンジへ変更される。この際には、自動変速機5側の制御選択により3速又は4速(オーバードライブ)が選択される。また、Dレンジになる際にアシストアクチュエータ2が駆動され、他のレンジ位置へのセレクト操作を可能にする。これにより、シーケンシャルマニュアルモードから脱する。
なお、自動変速機5の変速は、シーケンシャルマニュアルモード入力処理部38からA/Tコントロールユニット511へ指令を出力し、A/Tコントロールユニット511の制御によりシフトソレノイドA508、シフトソレノイドB509を駆動して、図12の状態を変更してシフトアップ、シフトダウンを行うものとする。
効果を説明する。実施例4の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、上記(1),(2)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(6)小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置におけるシフトダウンとシフトアップを行うため、さらに省スペースにでき、コストを抑制してセレクトレバー11の操作でマニュアルモードとしてシフトアップ、シフトダウンの切り換えを操作することができる。
さらに、実施例5の作用効果について言い換えて説明しておく。
実施例5では、アシストアクチュエータが作動しないオーバーレンジ側への小操作により、シーケンシャルマニュアルモードに入り、通常のアシストアクチュエータの操作位置に作動位置を追従させる制御は停止させる。この操作には、第1回転部13と第2回転部17の溝131と突起171で構成される遊び量を用いる。よって、P・R・N・Dのセレクト操作の配列と別にシーケンシャルマニュアルモード用の操作位置の配列、これに伴うセレクトレバー11の別位置へ移動等の機構を設ける必要がない。このことによる省スペース、コスト抑制の効果は非常に大きい。また実施例5の自動変速機のセレクトアシスト装置において、シーケンシャルマニュアルモードの有無による構成の変更、追加がほとんどなく、この点においても、コスト抑制の効果は大きく、機種等への対応性が向上する効果が得られるのである。
(6)小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置におけるシフトダウンとシフトアップを行うため、さらに省スペースにでき、コストを抑制してセレクトレバー11の操作でマニュアルモードとしてシフトアップ、シフトダウンの切り換えを操作することができる。
さらに、実施例5の作用効果について言い換えて説明しておく。
実施例5では、アシストアクチュエータが作動しないオーバーレンジ側への小操作により、シーケンシャルマニュアルモードに入り、通常のアシストアクチュエータの操作位置に作動位置を追従させる制御は停止させる。この操作には、第1回転部13と第2回転部17の溝131と突起171で構成される遊び量を用いる。よって、P・R・N・Dのセレクト操作の配列と別にシーケンシャルマニュアルモード用の操作位置の配列、これに伴うセレクトレバー11の別位置へ移動等の機構を設ける必要がない。このことによる省スペース、コスト抑制の効果は非常に大きい。また実施例5の自動変速機のセレクトアシスト装置において、シーケンシャルマニュアルモードの有無による構成の変更、追加がほとんどなく、この点においても、コスト抑制の効果は大きく、機種等への対応性が向上する効果が得られるのである。
実施例5は、シーケンシャルマニュアルモードを設け、所定の小操作より、時間の長い操作を検出すると、Dレンジ位置からNレンジ位置へ切換える例である。
構成は、実施例4と同様であるので、説明を省略する。
構成は、実施例4と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[シーケンシャルマニュアルモードからNレンジへ切換える処理]
図24は実施例5におけるコントローラで実行するシーケンシャルマニュアルモードへ切換える処理及びシーケンシャルマニュアルモードからNレンジへ切換える処理を示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図22と同様のステップについては、符号を同じにし、説明を省略する。
[シーケンシャルマニュアルモードからNレンジへ切換える処理]
図24は実施例5におけるコントローラで実行するシーケンシャルマニュアルモードへ切換える処理及びシーケンシャルマニュアルモードからNレンジへ切換える処理を示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図22と同様のステップについては、符号を同じにし、説明を省略する。
ステップS51では、操作時間の絶対値がステップS12で判断するT1,T2よりも大きいT3を超えるものであり、且つ操作方向がPレンジ方向であるかどうかを判断し、条件成立ならばステップS52へ進み、条件不成立ならば処理を終了する。
ステップS52では、アシストアクチュエータ2の駆動を行い、操作位置に作動位置を追従させる制御を行う。
[シーケンシャルマニュアルモードからNレンジへ切換える処理]
実施例5では、Dレンジ位置において、シーケンシャルマニュアルモードの操作を行っている際には、図25に示すようにアシストアクチュエータ2は駆動させないようにしている。このマニュアルモードでの変速が行われている状態において、Pレンジ方向、つまりNレンジ方向へセレクトレバー11を操作する。この際、セレクトレバー11は、第1回転部13と第2回転部17の遊び量の分動き、がた当たりの状態となる。この状態もしくは、がた当たりとなる前の所定量を超える操作量を維持した場合に、その維持時間がT3を超えるとステップS51からステップS52の処理でシーケンシャルマニュアルモードを脱し、アシストアクチュエータ2が駆動される。これにより操作位置に作動位置が追従する制御が行われ、Dレンジ位置からNレンジ位置へ切り換ることになる。
すると、シーケンシャルマニュアルモードの変速状態と関係なく、いつでもDレンジ以外のレンジ位置への切り換えを行うことができ、さらに使い勝手のよいものとなる。
実施例5では、Dレンジ位置において、シーケンシャルマニュアルモードの操作を行っている際には、図25に示すようにアシストアクチュエータ2は駆動させないようにしている。このマニュアルモードでの変速が行われている状態において、Pレンジ方向、つまりNレンジ方向へセレクトレバー11を操作する。この際、セレクトレバー11は、第1回転部13と第2回転部17の遊び量の分動き、がた当たりの状態となる。この状態もしくは、がた当たりとなる前の所定量を超える操作量を維持した場合に、その維持時間がT3を超えるとステップS51からステップS52の処理でシーケンシャルマニュアルモードを脱し、アシストアクチュエータ2が駆動される。これにより操作位置に作動位置が追従する制御が行われ、Dレンジ位置からNレンジ位置へ切り換ることになる。
すると、シーケンシャルマニュアルモードの変速状態と関係なく、いつでもDレンジ以外のレンジ位置への切り換えを行うことができ、さらに使い勝手のよいものとなる。
効果を説明する。実施例5の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、上記(1),(2),(6)の効果に加えて以下の効果を有する。
(7)Pレンジ位置方向への操作入力がシーケンシャルマニュアルモード入力処理部38で検出する操作入力より長く、設定時間以上続くと、Dレンジ位置からNレンジ位置へコントローラ3がアシストアクチュエータ2を駆動させるため、シーケンシャルマニュアルモードの操作状態に関わらず、いつでも、シーケンシャルマニュアルモードから通常の操作状態に戻り、セレクト操作を行うことができ、さらに使いやすさが向上する。
なお、実施例5のNレンジ位置への切り換えは、オーバードライブの操作モードに対して行うようにしてもよい。オーバードライブに用いた場合の操作位置の検出電圧、アシストアクチュエータの駆動、制御状態を示すタイムチャートを図26に示す。
(7)Pレンジ位置方向への操作入力がシーケンシャルマニュアルモード入力処理部38で検出する操作入力より長く、設定時間以上続くと、Dレンジ位置からNレンジ位置へコントローラ3がアシストアクチュエータ2を駆動させるため、シーケンシャルマニュアルモードの操作状態に関わらず、いつでも、シーケンシャルマニュアルモードから通常の操作状態に戻り、セレクト操作を行うことができ、さらに使いやすさが向上する。
なお、実施例5のNレンジ位置への切り換えは、オーバードライブの操作モードに対して行うようにしてもよい。オーバードライブに用いた場合の操作位置の検出電圧、アシストアクチュエータの駆動、制御状態を示すタイムチャートを図26に示す。
実施例6は、シーケンシャルマニュアルモードを設け、所定の小操作より、時間の長い操作を検出すると、シーケンシャルマニュアルモードを脱し、Dレンジへ切換える例である。
構成は、実施例4と同様であるので、説明を省略する。
構成は、実施例4と同様であるので、説明を省略する。
作用を説明する。
[シーケンシャルマニュアルモードからDレンジへ切換える処理]
図27は実施例6におけるコントローラで実行するシーケンシャルマニュアルモードへ切換える処理及びシーケンシャルマニュアルモードからDレンジへ切換える処理を示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図22と同様のステップについては、符号を同じにし、説明を省略する。
[シーケンシャルマニュアルモードからDレンジへ切換える処理]
図27は実施例6におけるコントローラで実行するシーケンシャルマニュアルモードへ切換える処理及びシーケンシャルマニュアルモードからDレンジへ切換える処理を示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。なお、図22と同様のステップについては、符号を同じにし、説明を省略する。
ステップS61では、ステップS12で判断される時間T1,T2より長いT4を超える時間、操作が継続し、操作方向がオーバーレンジ方向であるかどうかを判断し、条件成立ならばステップS62へ進み、条件不成立ならば処理を終了する。
ステップS62では、シーケンシャルマニュアルモードから脱し、Dレンジへ変更する。
[シーケンシャルマニュアルモードからDレンジへ切換える作用]
実施例6では、図28に示すように、シーケンシャルマニュアルモードで変速操作を行っている場合に、それがどの変速状態でも、さらにオーバーレンジ側
に時間T4を超える長い操作、つまり、がた当たり、もしくはがた当たり前の設定された操作を行うと、ステップS61,S62の操作により、Dレンジとなり、アシストアクチュエータ2を駆動した状態となる。
実施例6では、図28に示すように、シーケンシャルマニュアルモードで変速操作を行っている場合に、それがどの変速状態でも、さらにオーバーレンジ側
に時間T4を超える長い操作、つまり、がた当たり、もしくはがた当たり前の設定された操作を行うと、ステップS61,S62の操作により、Dレンジとなり、アシストアクチュエータ2を駆動した状態となる。
よって、この状態からセレクト操作を行えばよい。
シーケンシャルマニュアルモードから脱する操作が、オーバーレンジ側の操作で、Dレンジとすることは、誤ってNレンジへ操作してしまうことを確実に防いでいるのである。
シーケンシャルマニュアルモードから脱する操作が、オーバーレンジ側の操作で、Dレンジとすることは、誤ってNレンジへ操作してしまうことを確実に防いでいるのである。
効果を説明する。実施例6の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、上記(1),(2),(6)の効果に加えて以下の効果を有する。
(8)オーバーレンジ方向への操作入力がシーケンシャルマニュアルモード入力処理部38で検出する操作入力より長く、設定時間以上続くと、Dレンジ位置をセレクトした状態にするため、シーケンシャルマニュアルモードの操作状態に関わらず、いつでも、シーケンシャルマニュアルモードから通常の操作状態に戻り、セレクト操作を行うことができ、さらに使いやすさが向上する。また、この通常の操作状態に戻る際の誤操作を確実に防止できる。
(8)オーバーレンジ方向への操作入力がシーケンシャルマニュアルモード入力処理部38で検出する操作入力より長く、設定時間以上続くと、Dレンジ位置をセレクトした状態にするため、シーケンシャルマニュアルモードの操作状態に関わらず、いつでも、シーケンシャルマニュアルモードから通常の操作状態に戻り、セレクト操作を行うことができ、さらに使いやすさが向上する。また、この通常の操作状態に戻る際の誤操作を確実に防止できる。
実施例7は、設定速度より車速が速い場合には、アシストアクチュエータの駆動を許可しない例である。
構成を説明する。
図29は、実施例7におけるコントローラの制御ブロック図である。
駆動許可判定部39は、シーケンシャルマニュアルモードの操作入力が成立している間は、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しない。許可の場合は、駆動指令値をそのまま出力する。さらに、車速が所定の車速以上となると、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しない。
構成を説明する。
図29は、実施例7におけるコントローラの制御ブロック図である。
駆動許可判定部39は、シーケンシャルマニュアルモードの操作入力が成立している間は、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しない。許可の場合は、駆動指令値をそのまま出力する。さらに、車速が所定の車速以上となると、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しない。
作用を説明する。
[誤操作の防止作用]
実施例7では、車速が所定値以上となると、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しない。これにより、上記各実施例のDレンジ位置の状態からNレンジ位置への誤操作が生じ、エンジンが大きく空回りするような事態が生じることがない。
[誤操作の防止作用]
実施例7では、車速が所定値以上となると、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しない。これにより、上記各実施例のDレンジ位置の状態からNレンジ位置への誤操作が生じ、エンジンが大きく空回りするような事態が生じることがない。
効果を説明する。実施例7の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、上記(1)〜(9)の効果に加えて、以下の効果を有する。
(10)車速を車両側から入力し、コントローラ3は、設定速度よりも車速が高い場合には、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しないため、Nレンジ位置への誤操作を確実に防止できる。
(10)車速を車両側から入力し、コントローラ3は、設定速度よりも車速が高い場合には、アシストアクチュエータ2の駆動を許可しないため、Nレンジ位置への誤操作を確実に防止できる。
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を実施例1〜実施例7に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
セレクトレバー11の形状や大きさは任意であり、指先で操作可能なスイッチ形状としてもよい。
各実施例において、レンジ位置やオーバードライブのON/OFFを切換操作した際には、そのことがメーターパネル部等のドライバの見やすい位置へ表示されるものとする。また、セレクト部に表示を行ってもよい。
実施例1では、第1回転部13の回転変位を検出する位置センサ61、第2回転部17の回転変位を検出する位置センサ62を設けるようにした。位置センサ61で検出する操作位置と、位置センサ62で検出する作動位置との偏差が相対変位となる。この場合、固定部材に対する第1回転部13、第2回転部17の回転変位を検出する。これに対し、第1回転部13と第2回転部17のどちらか一方を基準とし、他方の回転変位を検出する、つまり第1回転部13と第2回転部17の相対変位を検出する位置センサ6を設けるようにしてもよい。
以上、本発明の実施の形態を実施例1〜実施例7に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
セレクトレバー11の形状や大きさは任意であり、指先で操作可能なスイッチ形状としてもよい。
各実施例において、レンジ位置やオーバードライブのON/OFFを切換操作した際には、そのことがメーターパネル部等のドライバの見やすい位置へ表示されるものとする。また、セレクト部に表示を行ってもよい。
実施例1では、第1回転部13の回転変位を検出する位置センサ61、第2回転部17の回転変位を検出する位置センサ62を設けるようにした。位置センサ61で検出する操作位置と、位置センサ62で検出する作動位置との偏差が相対変位となる。この場合、固定部材に対する第1回転部13、第2回転部17の回転変位を検出する。これに対し、第1回転部13と第2回転部17のどちらか一方を基準とし、他方の回転変位を検出する、つまり第1回転部13と第2回転部17の相対変位を検出する位置センサ6を設けるようにしてもよい。
実施例1〜実施例7では、相対変位許容連結機構の例として遊び連結機構を示したが、遊び連結機構以外であっても、例えば、限界弾性変位量までの弾性変位を許容しつつ両連結部材と連結する弾性連結機構であってもよい。
弾性連結機構について具体的に説明すると、実施例1において、第1回転部13の遊び溝131に係合して遊び溝131内に位置する突起171に対し、遊び溝131の両端側から中点位置に向かって突起171を付勢するようにバネを両側に設ける。チェック機構部14は設けない。すると、自動変速機5のディテント力によりコントロールケーブル4を介して作動位置に回転して位置する第2回転部17の突起171によりバネが伸縮され、バネ力により第1回転部13つまり、セレクトレバー11の位置が決まる。弾性連結機構では、このようにバネを介して自動変速機側のディテントを伝達することでセレクトレバー11への操作反力が生成される。また、制御は、同様に遊び溝の中点位置、つまり弾性変位量を0にするよう制御されることで、セレクトレバー11の操作に自動変速機5の作動が追従する動きをさせるのである。この弾性連結機構も相対変位許容連結機構の例である。
弾性連結機構について具体的に説明すると、実施例1において、第1回転部13の遊び溝131に係合して遊び溝131内に位置する突起171に対し、遊び溝131の両端側から中点位置に向かって突起171を付勢するようにバネを両側に設ける。チェック機構部14は設けない。すると、自動変速機5のディテント力によりコントロールケーブル4を介して作動位置に回転して位置する第2回転部17の突起171によりバネが伸縮され、バネ力により第1回転部13つまり、セレクトレバー11の位置が決まる。弾性連結機構では、このようにバネを介して自動変速機側のディテントを伝達することでセレクトレバー11への操作反力が生成される。また、制御は、同様に遊び溝の中点位置、つまり弾性変位量を0にするよう制御されることで、セレクトレバー11の操作に自動変速機5の作動が追従する動きをさせるのである。この弾性連結機構も相対変位許容連結機構の例である。
実施例1〜実施例7では、遊び連結機構の例として、遊び量を許容する溝と
突起、アシストアクチュエータをセレクト部に設けたが、図30に示すように、第2回転部17及びアシストアクチュエータを自動変速機5に設けるようにしてもよい。図30を参照して具体的に説明すると、自動変速機5の制御アーム51を第2回転部17に接続して設け、第2回転部17の回転によって制御アーム51がレンジ位置を切り換える構造にする。この第2回転部17には、ウォームホイール16を設け、アシストアクチュエータ2のウォーム21を係合させる。よって、アシストアクチュエータ2は自動変速機5側に設ける。セレクトレバー11が設けられた第1回転部13の遊び溝131内を移動する突起171には、コントロールケーブル4の一端を取付け、他端を第2回転部17に取り付ける。このような構成であってもよい。
突起、アシストアクチュエータをセレクト部に設けたが、図30に示すように、第2回転部17及びアシストアクチュエータを自動変速機5に設けるようにしてもよい。図30を参照して具体的に説明すると、自動変速機5の制御アーム51を第2回転部17に接続して設け、第2回転部17の回転によって制御アーム51がレンジ位置を切り換える構造にする。この第2回転部17には、ウォームホイール16を設け、アシストアクチュエータ2のウォーム21を係合させる。よって、アシストアクチュエータ2は自動変速機5側に設ける。セレクトレバー11が設けられた第1回転部13の遊び溝131内を移動する突起171には、コントロールケーブル4の一端を取付け、他端を第2回転部17に取り付ける。このような構成であってもよい。
また、遊び連結機構の例として、遊び連結機構、アシストアクチュエータをコントロールケーブルの途中に設けた例を図31、図32に示す。
この例においては、遊び連結機構は、コントロールケーブル8aとコントロールケーブル8bの接続部分で形成されるとともに、位置センサ71によりその相対変位量が検出される。セレクトレバー11側のコントロールケーブル8bは、ジョイント91により入力レバー92に接続し、自動変速機5側のコントロールケーブル8eは、ジョイント96により出力レバー95に接続する。この入力レバー92と出力レバー95は、同一の回転軸となる出力軸94に接続した構造にする。出力軸94には、ウォームホイール93を設け、アシストアクチュエータの電動モータ97の出力軸にウォーム98を設けてウォームホイール93と係合させる。このようにコントロールケーブルの途中に遊び連結機構、アシストアクチュエータを設ける構成にしてもよく、また、遊び連結機構における相対位置変位量が発生する部分で直接、変位量を検出するようにしてもよい。
この例においては、遊び連結機構は、コントロールケーブル8aとコントロールケーブル8bの接続部分で形成されるとともに、位置センサ71によりその相対変位量が検出される。セレクトレバー11側のコントロールケーブル8bは、ジョイント91により入力レバー92に接続し、自動変速機5側のコントロールケーブル8eは、ジョイント96により出力レバー95に接続する。この入力レバー92と出力レバー95は、同一の回転軸となる出力軸94に接続した構造にする。出力軸94には、ウォームホイール93を設け、アシストアクチュエータの電動モータ97の出力軸にウォーム98を設けてウォームホイール93と係合させる。このようにコントロールケーブルの途中に遊び連結機構、アシストアクチュエータを設ける構成にしてもよく、また、遊び連結機構における相対位置変位量が発生する部分で直接、変位量を検出するようにしてもよい。
実施例1においては、自動変速機のマニュアルバルブの作動位置をDレンジ位置としたまま、ソレノイドCにより油圧をL&R/Bへ制御して、Lレンジ位置への切換えを行った。この油圧回路、バルブ、ソレノイドについての詳細な構成例として以下文献、全国自動車整備専門学校協会編集・発行、「シャシ構造I」、二訂2版、株式会社山海堂、平成14年3月31日、p.90-98を挙げておく。
変位が小さく、短時間な操作における変位は、第1回転部13と第2回転部17の相対変位の遊び量において、所定の量からがた当たりを生じるまでとしても、上限をがた当たり前の位置としてもよい。
1 セレクト部
11 セレクトレバー
12 セレクトノブ
13 第1回転部
131 溝
14 チェック機構部
141 ピン
142 溝部
142a 谷部
16 ウォームホイール
17 第2回転部
171 突起
18 ケーブル取付レバー
19 支点軸
2 アシストアクチュエータ
21 ウォーム
3 コントローラ
31 減算器
32 制御器
33 駆動許可判定部
34 モータ駆動制御部
35 オーバードライブ入力処理部
36 入力処理部
37 入力処理部
38 シーケンシャルマニュアルモード入力処理部
39 駆動許可判定部
4 コントロールケーブル
5 自動変速機
51 制御アーム
52 回転シャフト
53 ディテントプレート
53a カム山
53b 溝(谷部)
54 バネ板
55 ディテントピン
56 パーキングロッド
57 カム状プレート
58 パーキングギア
501 L/C
502 H/C
503 2-4B
504 L&R/B
505 R/C
506 マニュアルバルブ
507 油圧回路
508 シフトソレノイドA
509 シフトソレノイドB
510 シフトソレノイドC
511 A/Tコントロールユニット
6 位置センサ
61 位置センサ
62 位置センサ
71 位置センサ
8a コントロールケーブル
8b コントロールケーブル
8e コントロールケーブル
91 ジョイント
92 入力レバー
93 ウォームホイール
94 出力軸
95 出力レバー
96 ジョイント
97 電動モータ
98 ウォーム
11 セレクトレバー
12 セレクトノブ
13 第1回転部
131 溝
14 チェック機構部
141 ピン
142 溝部
142a 谷部
16 ウォームホイール
17 第2回転部
171 突起
18 ケーブル取付レバー
19 支点軸
2 アシストアクチュエータ
21 ウォーム
3 コントローラ
31 減算器
32 制御器
33 駆動許可判定部
34 モータ駆動制御部
35 オーバードライブ入力処理部
36 入力処理部
37 入力処理部
38 シーケンシャルマニュアルモード入力処理部
39 駆動許可判定部
4 コントロールケーブル
5 自動変速機
51 制御アーム
52 回転シャフト
53 ディテントプレート
53a カム山
53b 溝(谷部)
54 バネ板
55 ディテントピン
56 パーキングロッド
57 カム状プレート
58 パーキングギア
501 L/C
502 H/C
503 2-4B
504 L&R/B
505 R/C
506 マニュアルバルブ
507 油圧回路
508 シフトソレノイドA
509 シフトソレノイドB
510 シフトソレノイドC
511 A/Tコントロールユニット
6 位置センサ
61 位置センサ
62 位置センサ
71 位置センサ
8a コントロールケーブル
8b コントロールケーブル
8e コントロールケーブル
91 ジョイント
92 入力レバー
93 ウォームホイール
94 出力軸
95 出力レバー
96 ジョイント
97 電動モータ
98 ウォーム
Claims (10)
- セレクトレバーと自動変速機のセレクト位置切換装置とがセレクト操作力伝達系により連結され、前記セレクト操作力伝達系にはドライバによるセレクト操作力をアシストするアシストアクチュエータが設けられた自動変速機のセレクトアシスト装置において、
前記セレクト操作力伝達系を、セレクトレバーに連結した第1連結部材と、前記セレクト位置切換装置に連結した第2連結部材と、限界量までの相対変位を許容しつつ前記両連結部材を連結する相対変位許容連結機構と、を有する構成とし、かつ、前記アシストアクチュエータを第2連結部材に設定し、
前記アシストアクチュエータの駆動を制御するアシスト制御手段を設け、
前記セレクトレバーのレンジ位置を切り換えない小さな短時間の変位を、操作入力として検出する操作入力検出手段を設けた、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
前記操作入力検出手段の入力を自動変速機への制御指令とした、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
Dレンジ位置から、オーバーレンジ方向の前記小さな短時間の変位である操作入力があると、オーバードライブをOFFにし、アシストアクチュエータの駆動を停止し、
Dレンジ位置からオーバーレンジ方向と逆のPレンジ位置方向への前記小さな短時間の変位である操作入力があると、オーバードライブをONにし、アシストアクチュエータの駆動を行う、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
前記小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置とLレンジ位置を切り換える、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
前記小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置でのオーバードライブのONと、Dレンジ位置でのオーバードライブのOFFと、Lレンジ位置とを切り換える、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項1又は請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
前記小さな短時間の変位である操作入力により、Dレンジ位置におけるシフトダウンとシフトアップを行う、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項3〜請求項6のいずれかに記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
Pレンジ位置方向への操作入力が前記操作入力検出手段で検出する操作入力より長く、設定時間以上続くと、Dレンジ位置からNレンジ位置へ前記アシスト制御手段によりアシストアクチュエータを駆動させる、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項3〜請求項6のいずれかに記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
オーバーレンジ方向への操作入力が前記操作入力検出手段で検出する操作入力より長く、設定時間以上続くと、Dレンジ位置をセレクトした状態にする、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項7又は請求項8に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
前記セレクトレバーの操作位置を検出する操作位置検出手段を設け、
前記操作入力検出手段は、
操作位置の変位が、前記セレクトレバーのレンジ位置を切り換えない小さな設定変位で設定短時間である場合に、操作入力と検出する、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。 - 請求項1〜請求項9のいずれかに記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
車速を検出する車速検出手段を設け、
前記アシスト制御手段は、
設定速度よりも車速が高い場合には、アシストアクチュエータの駆動を許可しない、
ことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
Priority Applications (1)
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Publications (1)
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-
2004
- 2004-12-10 JP JP2004358873A patent/JP2006162050A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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