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JP2006159413A - タグテープロール体 - Google Patents

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JP2006159413A
JP2006159413A JP2004349313A JP2004349313A JP2006159413A JP 2006159413 A JP2006159413 A JP 2006159413A JP 2004349313 A JP2004349313 A JP 2004349313A JP 2004349313 A JP2004349313 A JP 2004349313A JP 2006159413 A JP2006159413 A JP 2006159413A
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tag tape
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JP2004349313A
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Kunihiro Yasui
邦博 安井
Nobu Fukuoka
野歩 福岡
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

【課題】リール部材からタグテープがばらけるのを確実に防止する。
【解決手段】タグテープロール体100は、無線タグ回路素子Toが複数個収容されるとともにIC回路部151の無線タグ情報にアクセスするタグラベル作成装置1に着脱可能に構成され、無線タグ回路素子Toが長手方向に複数個配置されロール状に巻回されたタグテープ3Aと、このタグテープ3Aをロール状に巻回する略筒状の巻芯3Bと、この巻芯3Bからロール状のタグテープ3Aがばらけるのを防止するための切り込み101を備え巻芯3Bを回転可能に支持するテープホルダ3とを有する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、無線通信により外部と情報の授受が可能な無線タグ回路素子を備えたタグラベルを作成するタグラベル作成装置に係わり、特に、そのタグラベル作成装置に備えられるタグテープロール体に関する。
従来、例えば各種書類・物品の分類・整理用に添付するラベルを作成するために用いるものとして、帯状の被印字体に所定の印字を行って印字付きテープを連続的に生成する印字装置(テープライタ)が既に提唱されている(例えば、特許文献1)。
この従来技術では、略筒状のリール部材(テープコア)に被印字テープを巻回して収納したロールとインクリボンを巻回して収納したロールとをテープカートリッジに格納し、このテープカートリッジを印字ヘッド等を備えた印字装置に装着する。そして、被印字テープ及びインクリボンをそれぞれロールから巻き出しつつ、インクリボンを被印字テープに当接させて印字を行い、印字付きテープを作成する。このとき、消耗品である被印字テープやインクリボンがなくなった場合には、テープカートリッジごと交換することによって容易かつ手軽に消耗品(被印字テープのロール及びインクリボンのロール)の補充が可能となっている。
また、この従来技術では、リール部材のテープ幅方向両端部に位置するフランジ部のテープ側壁面に薄い接着材層を設け、消耗品交換時や他の装置への付け替えのためにカートリッジの取り外し・装着を行ったときにリール部材のテープがばらけたり緩んだりするのを抑制するように図られている。
特開平10−181132号公報(段落番号0024〜0032、図23)
近年、小型の無線タグとリーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが知られている。無線タグに備えられた無線タグ回路素子は、所定の情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うアンテナ部とを備えており、無線タグが汚れている場合や見えない位置に配置されている場合であっても、リーダ/ライタ側よりIC回路部に対して情報の読み取り/書き込みが可能であり、商品管理や検査工程等の様々な分野において実用が期待されている。
このような無線タグは、通常、ラベル状の素材上に無線タグ回路素子を設けて形成され、このタグラベルが対象物品に貼り付けられることが多い。また、この無線タグの管理上、タグ自体に併せて文字情報を印字しておくと非常に便利である。そこで、上記従来技術のテープ印字装置の技術を応用し、略筒状のリール部材に予め無線タグ回路素子を配置したタグテープを巻回して収納したロールとインクリボンを巻回して収納したロールとをテープカートリッジに格納し、このテープカートリッジを印字装置に装着して印字付きタグテープを作成することが考えられる。
しかしながら、上記従来技術では、通常時にリール部材からテープを繰り出すときにも上記フランジ部の接着材層が繰り出しを阻害する方向の抵抗となるため、現実には接着材層による粘着力は比較的小さなものとせざるを得ない。この結果、リール部材からタグテープがばらけるのを防止するのは実際には困難である。また上記従来技術では、テープを、テープとともに回転する回転側部材であるリール部材のフランジ部になるべく固定しようとするもので、固定側部材に固定するものではないため、その意味でもばらけ防止機能は実際には得られ難いものであった。
本発明の目的は、リール部材からタグテープがばらけるのを確実に防止できるタグテープロール体を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明は、所定の情報を記憶するIC回路部及びこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うタグ側アンテナを備えた無線タグ回路素子が複数個収容され、前記IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するとともにそのアクセス情報を無線通信により非接触で前記タグ側アンテナに伝達し前記IC回路部の前記無線タグ情報にアクセスする無線タグ情報通信装置に着脱可能に構成されたタグテープロール体であって、前記無線タグ回路素子が長手方向に複数個配置され、ロール状に巻回されたタグテープと、このタグテープをロール状に巻回する略筒状のリール部材と、このリール部材から前記ロール状のタグテープがばらけるのを防止するためのばらけ防止手段を備え、当該リール部材を回転可能に支持するテープホルダとを有することを特徴とする。
本願第1発明においては、リール部材を回転可能に支持する固定側部材であるテープホルダにばらけ防止手段を設けることにより、テープホルダに対しリール部材の頻繁な取り外し・装着を行う場合であっても、リール部材からロール状のタグテープがゆるんでばらけるのを確実に防止できる。この結果、ゆるみによって搬送むらや印字の不具合等が生じることがなく、また再装着時にゆるんだテープをまき直す必要もないので、高い生産性で無線タグラベル作成作業を行うことができる。
第2の発明は、上記第1発明において、前記ばらけ防止手段は、前記タグテープの長手方向端部又は幅方向縁部を挿入し係止する切り欠き部であることを特徴とする。
テープホルダにばらけ防止手段として設けた切り欠き部にタグテープの長手方向端部又は幅方向端部を挿入し係止することにより、テープ自体が径方向外側に広がっていこうとする挙動を直接阻止できる。したがって、リール部材からロール状のタグテープがゆるんでばらけるのを防止できる。
第3の発明は、上記第2発明において、前記テープホルダは、前記リール部材の軸方向両側にその軸線と略直交するように配設される一方側側壁部及び他方側側壁部と、これら側壁部のいずれかに接続され前記無線タグ情報通信装置に配置されたセンサ手段と協働して前記タグテープの種類を特定するタグテープ特定部とを有し、前記切り欠き部は、前記一方側側壁部、前記他方側側壁部、及び前記タグテープ特定部のうち少なくとも1つに設けられていることを特徴とする。
テープホルダの一方側側壁部、他方側側壁部、タグテープ特定部の少なくともどれか1つに設けた切り欠き部にタグテープの長手方向端部又は幅方向端部を挿入し係止することにより、テープ自体が径方向外側に広がっていこうとする挙動を直接阻止できる。
第4の発明は、上記第2又は第3発明において、前記無線タグ回路素子は、前記タグテープの幅方向一方側に配置されており、前記切り欠き部は、前記一方側側壁部及び前記他方側側壁部のうち、前記幅方向他方側に対応する側壁部に設けられていることを特徴とする。
無線タグ回路素子が設けられている側と反対側に切り欠き部を設け、その反対側のテープを切り欠き部に挿入し係止することにより、テープの挿入係止時に無線タグ回路素子に悪影響が及ばないようにすることができる。
第5の発明は、上記第1発明において、前記ばらけ防止手段は、前記テープホルダにおいて前記リール部材の軸方向両側を回転可能に支持するように配設され、前記無線タグ情報通信装置に取り付けたときには前記リール部材の支持部近傍における互いの距離が離れる一方で前記無線タグ情報通信装置より取り外したときには前記リール部材支持部近傍における互いの距離が近づき前記ロール状のタグテープの側面を押圧するように構成された、一方側側壁部及び他方側側壁部であることを特徴とする。
テープホルダに設けた一方側側壁部及び他方側側壁部が、無線タグ情報通信装置に取り付けたときにはリール部材支持部近傍における互いの距離が離れることでリール部材の回転を許容する一方、無線タグ情報通信装置より取り外したときにはリール部材支持部近傍における互いの距離が近づきロール状のタグテープの側面を押圧することで、ロール状のタグテープ全体が回転しようとする挙動を阻止できる。これにより、リール部材からロール状のタグテープがゆるんでばらけるのを防止できる。
第6の発明は、上記第5発明において、前記無線タグ回路素子は、前記タグテープの幅方向一方側に配置されており、前記一方側側壁部及び前記他方側側壁部のうち前記幅方向一方側に対応する側壁部は、前記幅方向他方側に対応する側壁部よりも大きな面積を備えていることを特徴とする。
無線タグ情報通信装置への取り外し及び取り付け時に一方側側壁部と他方側側壁部とが遠近するとき、その遠近動作によっていずれの側壁部にもたわみが生じるが、無線タグ回路素子が設けられている側の側壁部の面積を大きくしてその反対側の側壁部よりも強度的に強くすることで、相対的にたわみが生じる量を小さくできる。この結果、上記無線タグ情報通信装置への取り外し及び取り付けに伴う両側壁部の遠近時に無線タグ回路素子に悪影響が及ばないようにすることができる。
第7の発明は、上記第1発明において、前記テープホルダは、前記リール部材の軸方向両側にその軸線と略直交するように配設される一方側側壁部及び他方側側壁部を有し、前記ばらけ防止手段は、前記テープホルダにおいて前記リール部材の軸方向と直交する方向にスライド可能となるように前記一方側側壁部及び前記他方側側壁部に接続され、前記テープホルダを前記無線タグ情報通信装置に取り付けたときには前記リール部材から離れる方向にスライドする一方で前記テープホルダを前記無線タグ情報通信装置より取り外したときには前記リール部材に近づく方向にスライドし前記ロール状のタグテープを押圧するように構成されたスライド押圧部材であることを特徴とする。
テープホルダにばらけ防止手段として設けたスライド押圧部材が、テープホルダを無線タグ情報通信装置に取り付けたときにはリール部材から離れる方向にスライドすることでリール部材の回転を許容する一方、テープホルダを無線タグ情報通信装置より取り外したときにはリール部材に近づく方向にスライドしロール状のタグテープを押圧することで、ロール状のタグテープ全体が回転しようとする挙動を阻止できる。これにより、リール部材からロール状のタグテープがゆるんでばらけるのを防止できる。
第8の発明は、上記第7発明において、前記スライド押圧部材は、前記タグテープのうち前記無線タグ回路素子以外の部分に当接し押圧する押圧部を備えることを特徴とする。
テープホルダを無線タグ情報通信装置から取り外した時にスライド押圧部材がリール部材に近づきタグテープを押圧するとき、無線タグ回路素子が設けられている部分を避けてその他の部分のみに押圧部を当接させることで、無線タグ回路素子に押圧による悪影響が及ばないようにすることができる。
第9の発明は、上記第1乃至第8発明のいずれか1つにおいて、前記テープホルダを、電磁波遮蔽機能を備えた金属部材で構成したことを特徴とする。
これにより、テープホルダ内外をシールドすることができるので、テープホルダ外部からの電波によってタグテープの無線タグ回路素子に対し誤って誤読み取りや誤書き込みが行われるのを確実に防止することができる。
本発明によれば、リール部材を回転可能に支持する固定側部材であるテープホルダにばらけ防止手段を設けるので、リール部材からロール状のタグテープがゆるんでばらけるのを確実に防止できる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態のタグテープロール体を備えたタグラベル作成装置の概略構成を表す斜視図である。
図1において、タグラベル作成装置1(無線タグ情報通信装置)は、本体筐体2と、透明樹脂製の上カバー5と、この上カバー5の前側略中央部に対向するように立設される透明樹脂製のトレー6と、このトレー6の前側に配置される電源ボタン7と、カッターレバー9等から構成されている。
図2は、図1に示したタグラベル作成装置の上記上カバー5を取り外した状態を表す斜視図である。
図2において、テープホルダ収納部4に、テープホルダ3が収納配置されている。このテープホルダ3は、位置決め保持部材12とガイド部材20とを備えており、所定幅のタグテープ3Aが回転可能に巻回されている。すなわち、タグテープ3Aの軸方向両側にその軸線と略直交するように、一方側側壁部としての上記ガイド部材20と他方側側壁部としての上記位置決め保持部材12とが設けられている。またテープホルダ収納部4の上側を覆うように、前述の上カバー5が後側上端縁部に開閉自在に取り付けられている。
またテープホルダ収納部4の搬送方向に対して略垂直方向の一方の側端縁部にホルダ支持部材15が設けられ、このホルダ支持部材15には、上方に開口する正面視略縦長コの字状の第1位置決め溝部16が形成されている。そして、上記位置決め保持部材12の外側方向に突設され、正面視下方向に幅狭になるように形成された上下方向に縦長の断面略矩形状の取付部材13が、下方向に幅狭な上記第1位置決め溝部16内に密着することで上記ホルダ支持部材15に嵌め込まれる。なおこの取付部材13の突出高さ寸法は、第1位置決め溝部16の幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。
テープホルダ収納部4の他方の側端縁部の搬送方向前端部には、レバー27が設けられている。また上記のタグテープ3Aにおいて、IC回路部150及びアンテナ151を備えた無線タグ回路素子Toが、この例ではタグテープ3Aの幅方向一方側(ガイド部材20側)に偏って設けられている。
図3は、図2に示した構造の側面図である。
図3において、タグテープ3Aはこの例では3層構造となっており(部分拡大図参照)、外側に巻かれる側(図3中左上側)よりその反対側(図3中右下側)へ向かって、剥離紙3a、粘着層3b、自己発色性を有する長尺状の感熱紙(いわゆる、サーマルペーパー)3cの順序で積層され構成されている。
感熱紙3cの裏側(図3中左上側)には、情報を記憶するIC回路部150がこの例では一体的に設けられており、感熱紙3cの裏側の表面には上記IC回路部150に接続され情報の送受信を行うアンテナ151が形成されており、これらIC回路部150及びアンテナ151によって無線タグ回路素子Toが構成されている。感熱紙3cの裏側(図3中左上側)にはまた、上記粘着層3bによって上記剥離紙3aが感熱紙3cに接着されている。この剥離紙3aは、最終的に完成した無線タグラベルTが所定の商品等に貼り付けられる際に、これを剥がすことで粘着層3bにより当該商品等に接着できるようにしたものである。
なお、本体筐体2の背面部には一方の側端部に電源コード10が接続されている。
図4は、図3中X−X′断面による断面図である。
図4において、上記タグテープ3Aは、巻芯(リール部材)3Bにロール状に巻回されている。本実施形態のタグテープロール体100は、これらタグテープ3A及び巻芯3Bと、上記位置決め保持部材12、ガイド部材20等を備えたテープホルダ3とから構成されている。
位置決め保持部材12とガイド部材20との間には、上記巻芯3Bの内周側にて軸方向に配置されるように略筒状形状のホルダ軸部材40が設けられており、主としてこれら位置決め保持部材12、ガイド部材20、及びホルダ軸部材40によってテープホルダ3が構成されている。
ホルダ支持部材15の内側基端部には係合凹部15Aが形成されており、この係合凹部15Aに対し、位置決め保持部材12の下端部に突設された弾性係止片12Aが係合されている。
テープホルダ収納部4の底面部には、ホルダ支持部材15の内側基端部から搬送方向に対して略垂直に、平面視横長四角形の位置決め凹部4Aが所定深さ(例えば約1.5〜3mm)で形成される。またテープホルダ収納部4の下側には、外部のパーソナルコンピュータ等からの指令により各機構部を駆動制御する制御回路部が形成された制御基板32が設けられている。
位置決め凹部4Aの搬送方向幅寸法は、テープホルダ3を構成する位置決め保持部材12及びガイド部材20の各下端縁部の幅寸法にほぼ等しくなるように形成されている。また位置決め凹部4Aのホルダ支持部材15の内側基端部には、位置決め保持部材12の下端縁部から略直角内側方向に延出される後述のテープ判別部60(後述の図11〜図13も参照)に対向する部分が判別凹部4Bとなっている。
この判別凹部4Bは、搬送方向に縦長の平面視長四角形となっており、位置決め凹部4Aよりもさらに所定深さ(例えば約1.5〜3mm)だけ深くなるように形成されている。また判別凹部4Bには、プッシュ式のマイクロスイッチ等から構成され、タグテープ3Aの種別を判別する4個のテープ判別センサS1、S2、S3、S4がこの例では略L字状に設けられている。これらテープ判別センサS1〜S4は、それぞれプランジャーとマイクロスイッチ等から構成される公知の機械式スイッチからなり、該各プランジャーの上端部は、該判別凹部4Bの底面部から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで突き出るように設けられている。そして、この各テープ判別センサS1〜S4に対してテープ判別部60の各センサ孔(後述)が有るか否かを検出して、そのオン・オフ信号によりテープホルダ3に装着されたタグテープ3Aの種類を検出するようになっている。
図5(A)及び図5(B)は、図1に示したタグラベル作成装置より上カバー及びタグテープロールを取り外した状態を表す斜視図、及び図5(A)中W部の拡大斜視図である。
これら図5(A)及び図5(B)において、テープホルダ3を構成する上記ガイド部材20の先端部が載置される載置部21が設けられている。この載置部21は、上記タグテープ3Aを挿入する挿入口18の後端縁部からテープホルダ収納部4の前側上端縁部まで略水平に延出されている。なお前述のガイド部材20の先端部は上記挿入口18まで延出されるようになっている。
載置部21の搬送方向後側の端縁角部には、タグテープ3Aの複数の幅寸法に対応して断面略L字状の4個の第2位置決め溝部22A〜22Dが形成されている。各第2位置決め溝部22A〜22Dは、テープホルダ3を構成するガイド部材20の載置部21に当接する部分の一部を上方から嵌め込むことができるように形成されている。なお、前述した上記位置決め凹部4Aは、ホルダ支持部材15の内側基端部から上記第2位置決め溝部22Aに対向する位置まで設けられている。
巻芯3B、タグテープ3A、及びテープホルダ3からなる本実施形態のタグテープロール体100は、位置決め部材12の取付部材13をホルダ支持部材15の第1位置決め溝部16に嵌め込み、該位置決め部材12の下端部に突設される弾性係止片12Aをホルダ支持部材15の内側基端部に形成される係合凹部15Aに係合させると共に、ガイド部材20の先端部下面を各第2位置決め溝部22A〜22Dに嵌め込んで該ガイド部材20の下端部を位置決め凹部4A内に嵌入して当接させることによって、テープホルダ収納部4に着脱自在に取り付けられる。
図6は、図1に示したタグラベル作成装置の上カバーを取り外した状態を表す後方斜視図である。
図6において、上記挿入口18のホルダー支持部材15側の側端縁部には、案内リブ部23が立設されている。また、挿入口18のホルダー支持部材15側の側端縁部(図6中、左端縁部)は、該ホルダー支持部材15に嵌め込まれる上記位置決め部材12の内側端面に対向する位置になるように形成されている。
なお、本体筐体2の背面部の他方の側端部には、不図示のパーソナルコンピュータ等と接続されるUSB(Universal Serial Bus)等から構成されるコネクタ部11が設けられている。
図7は、図1に示したタグラベル作成装置にテープホルダが装着された状態を上カバーを取り外して示す側断面図である。
図7において、前側側面部に左右移動可能に設けられた上記カッターレバー9によって左右に移動されるカッターユニット8が設けられ、このカッターユニット8のテープ3A搬送方向上流側(図7中右側)下部には印字を行うサーマルヘッド31が設けられ、このサーマルヘッド31と対向する位置にはプラテンローラ26が設けられている。
サーマルヘッド31は、その上下動操作用の前述のレバー27を上方に回動させることによりサーマルヘッド31が下方に移動されてプラテンローラ26から離間した状態となり、レバー27を下方に回動させることにより上方に移動されてタグテープ3Aをプラテンローラ26に押圧付勢して印字可能な状態になる。
すなわち、印刷実行時においては、まずレバー27を上方に回動させて、タグテープ3Aの一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ、このタグテープ3Aの他方の側端縁部を挿入口18の側縁部に立設される上記案内リブ部23に当接させながら挿入口18内に挿入し該レバー27を下方に回動させることにより、印刷可能となる。この状態でレバー27を下方に回動させることにより、挿入口18から挿入されたタグテープ3Aは、ライン型のサーマルヘッド31によってプラテンローラ26に向かって押圧されるように付勢される。そして、該プラテンローラ26をパルスモータ(あるいはステッピングモータ等、後述の図9参照)等により回転駆動しつつ、該サーマルヘッド31を駆動制御することによって、タグテープ3Aを搬送しながら印字面に順次画像データを印字でき、さらにその搬送方向下流側に位置するアンテナ204を介し無線タグ回路素子Toのアンテナ151を介しIC回路部150へのアクセス(情報読み取り又は書き込み)が行われる。そして、トレー6上に排出された印字済みのタグテープ3Aは、カットレバー9を右側方向に移動操作することによってカッターユニット8により切断され、無線タグ回路素子Toを備えた無線タグラベルT(後述の図18参照)が分割生成される。
図8は、上記タグテープ3Aに備えられる無線タグ回路素子Toの機能的構成を表す機能ブロック図である。
この図8において、無線タグ回路素子Toは、タグラベル作成装置1側のアンテナ204とUHF帯等の高周波を用いて非接触で信号の送受信を行う上記アンテナ151と、このアンテナ151に接続された上記IC回路部150とを有している。
IC回路部150は、アンテナ151により受信された搬送波を整流する整流部152と、この整流部152により整流された搬送波のエネルギを蓄積しIC回路部150の駆動電源とするための電源部153と、上記アンテナ151により受信された搬送波からクロック信号を抽出して制御部157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得る情報記憶部として機能するメモリ部155と、上記アンテナ151に接続された変復調部156と、上記整流部152、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部157とを備えている。
変復調部156は、アンテナ151により受信された上記タグラベル作成装置1のアンテナ204からの通信信号の復調を行うと共に、上記制御部157からの応答信号に基づき、アンテナ204より受信された搬送波を変調反射する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、上記変復調部156により返信する制御等の基本的な制御を実行する。
図9は、タグラベル作成装置1の制御系を表す概念図である。
図9において、巻芯3Bに巻回された上記タグテープ3Aは、前述したように複数の無線タグ回路素子Toがその幅方向一方側(図9中下側)端部に配列されるとともに、この例では、それぞれの無線タグ回路素子Toの幅方向他方側(図9中上側)がサーマルヘッド31により各無線タグ回路素子Toに対応する印字が行われる印字領域Sとなっており、前述した印刷の後、上記アンテナ204によって、タグテープ3Aに備えられる無線タグ回路素子Toとの間でUHF帯等の高周波を用いて無線通信により信号の授受が行われ、印字済みのタグテープ3Aは前述のようにカッターレバー9が操作されることで所望のタイミングでカッタユニット8にて切断され、無線タグラベルTが生成される。
そのほか、タグラベル作成装置1には、搬出口Eに至る搬送経路におけるタグテープ3Aの有無を検出するセンサ239と、タグテープ3A及び切断後の無線タグラベルTを搬出口Eへと搬送し送出する上記プラテンローラ26と、上記アンテナ204を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報(無線タグ情報)へアクセスする(読み取り又は書き込みを行う)ための高周波回路201と、無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すとともに無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスする信号処理回路202と、上記サーマルヘッド31への通電を制御する印刷駆動回路205と、上記プラテンローラ26を駆動するプラテンローラ用モータ208を制御するプラテンローラ駆動回路209と、上記高周波回路201、信号処理回路202、印刷駆動回路205、プラテンローラ駆動回路209等を介し、タグラベル作成装置1全体の動作を制御するための制御回路210とが設けられている。なお、上記無線通信による信号授受時において無線タグ回路素子Toをアンテナ204に対向する所定のアクセスエリアに設定保持するとともに切断後の各無線タグラベルTを案内する搬送ガイドをさらに設けてもよい。
制御回路210は、いわゆるマイクロコンピュータであり、詳細な図示を省略するが、中央演算処理装置であるCPU、ROM、及びRAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うようになっている。またこの制御回路210は、電源回路211Aにより給電されるとともに、通信回路211Bを介し例えば通信回線に接続され、この通信回線に接続された図示しないルートサーバ、他の端末、汎用コンピュータ、及び情報サーバ等との間で情報のやりとりが可能となっている。
図10は、上記高周波回路201の詳細機能を表す機能ブロック図である。この図10において、高周波回路201は、アンテナ204を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部212と、アンテナ204により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波を入力する受信部213と、送受分離器214とから構成される。
送信部212は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスする(読み取り/書き込みを行う)ための搬送波を発生させる水晶発振回路215と、上記信号処理回路212から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では信号処理回路212からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路216(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路216により変調された変調波を増幅(この例では制御回路210からの「TX_PWR」信号によって増幅率を決定される増幅)する送信アンプ217とを備えている。そして、上記送信アンプ217の出力は、送受分離器214を介してアンテナ204に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。
受信部213は、アンテナ204により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生させられた搬送波とを掛け合わせる受信第1乗算回路218と、その第2乗算回路218の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのバンドパスフィルタ219と、このバンドパスフィルタ219の出力を増幅する受信第1アンプ221と、この受信第1アンプ221の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第1リミッタ220と、上記アンテナ204により受信された無線タグ回路素子Toからの反射波と上記発生された後に移相器227で位相を90°遅らせた搬送波とを掛け合わせる受信第2乗算回路222と、その受信第2乗算回路222の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのバンドパスフィルタ223と、このバンドパスフィルタ223の出力を増幅する受信第2アンプ225と、この受信第2アンプ225の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換する第2リミッタ224とを備えている。そして、上記第1リミッタ220から出力される信号「RXS−I」及び第2リミッタ224から出力される信号「RXS−Q」は、上記信号処理回路202に入力されて処理される。
また、受信第1アンプ221及び受信第2アンプ225の出力は、RSSI(Received Signal Strength Indicator)回路226にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が信号処理回路202に入力されるようになっている。このようにして、本実施形態のタグラベル作成装置1では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの反射波の復調が行われる。
図11(A)及び図11(B)は、図1に示したタグラベル作成装置1に備えられた、本発明の一実施形態によるタグテープロール体100の詳細構造を表す、前側上方からの斜視図、及び下側後方からの斜視図である。
これら図11(A)及び図11(B)において、タグテープロール体100に備えられたテープホルダ3のガイド部材20には、テープホルダ収納部4の底面部に形成される位置決め凹部4Aに嵌入されて該位置決め凹部4Aの底面に当接される第1延出部42と、タグテープ3Aの前側方向略1/4円周上の外側端面部を覆うように外側方向に延出される第2延出部43と、この第2延出部43の外周部からタグテープ3Aの上記挿入口18(図6参照)近傍まで上側端縁部が前下がり状に延出される第3延出部44とが形成されている。
第3延出部44の先端部の下端面は、略水平に形成され、タグラベル作成装置1の前述の載置部21上に当接して、該第3延出部44と第2延出部43の内側面によって装着されたタグテープ3Aの一側端縁部を上記挿入口18まで案内するように構成されている。また、この第3延出部44の下端面の載置部21の搬送方向後端縁部に対向する位置から第1延出部42まで、所定長さ延出される第4延出部45が形成されている。この第4延出部45の搬送方向先端部分は、上記第3延出部44の下端面が載置部21上に当接された場合に、装着されたタグテープ3Aのテープ幅に対向する各第2位置決め溝部22A〜22Dのいずれかに嵌入されるように構成されている(前述の図7参照)。
また、テープホルダ3の位置決め部材12の取付部材13の下端部には、該取付部材13の下端部よりも左右方向に各々外側方向に所定長さ(この例では、約1.5mm〜3mm)突出する正面視略四角形の平板状(この例では長さ約1.5mm〜3mm)の案内部57が形成されている。これにより、テープホルダ3を装着する場合は、取付部材13の下端部に形成される案内部57をホルダ支持部材15の外側端面に当接させつつ、取付部材13を第1位置決め溝部16に挿入することによって、該テープホルダ3を容易に位置決めしつつ装着できるようになっている。
位置決め部材12の延出部56の下端縁部は、ガイド部材20の下端縁部よりも所定長さ(この例では、約1mm〜2.5mm)下側方向に突出するように延出されており、この下端縁部に、略直角内側方向に所定長さ延出される略長四角形のテープ判別部(タグテープ特定部)60が形成されている。
このテープ判別部60は、前述した各テープ判別センサ(センサ手段)S1〜S4に対向する所定位置に各センサ孔60A〜60Dが略L字状に配置されて穿設され、これらセンサS1〜S4と協働してタグテープ3Aの種類を特定するタグテープ特定部として機能するものである。
また、この判別部60には、この巻芯3Bから上記ロール状のタグテープ3Aがばらけるのを防止するための本実施形態のばらけ防止手段としての切り欠き部101が設けられ、タグテープ3Aの長手方向端部(又は幅方向縁部)を挿入し係止するようになっている(二点鎖線参照)。すなわちこの例では、(前述のように無線タグ回路素子Toがタグテープ3Aの反位置決め部材12側に設けられていることから)切り欠き部101は、タグテープ3Aから位置決め部材12側であって無線タグ回路素子Toとは反対側に設けられている。なおこの切り欠き部は、判別部60ではなく、位置決め部材12やガイド部材20等に設けてもよいし、これら3カ所のうち2カ所以上に設けてもよい。
図12(A)は、テープホルダを斜め後方側からみた斜視図であり、図12(B)は斜め前方側からみた斜視図である。
これら図12(A)及び図12(B)において、上記ガイド部材20には第1筒部35が設けられており、この第1筒部35が巻芯3Bの筒孔の一端側端縁部に嵌挿されることによって、ガイド部材20がタグテープ3Aの一方の端面に当接されている。一方、上記位置決め保持部材12には第2筒部37が設けられており、この第2筒部37が巻芯3Bの他端側に嵌挿されることによって、位置決め保持部材12がタグテープ3Aの他方の端面に当接されている。これら第1筒部35と第2筒部37とによって、タグテープ3Aが巻回された巻芯3Bが回転可能に保持される。
また上記ホルダ軸部材40は、一端側が上記ガイド部材20の第1筒部35に嵌挿されるとともに、その一端側端面の外周部にフランジ部36が形成されており、このフランジ部36は上記第1筒部35の外側端面に固着されている。またホルダ軸部材40の他端側端部は、位置決め保持部材12の第2筒部37に嵌挿されてその第2筒部37に固着されている。
このとき、ガイド部材20の上記第1延出部42は、第1筒部35の外側端面の下側外周部から下側方向に延出されており、その上端部、即ち、第1筒部35の外側端面の外周部の左右両中央部には、正面視略四角形の各切欠部47が設けられている。
また、ガイド部材20の各延出部43,44,45の内側面には、装着されたタグテープ3Aの巻回長さ10m、20m、30mをそれぞれ表す各目盛り43A,43,43Cが形成されている。なお、テープホルダ3に巻回されるタグテープ3Aの最大巻回長さは、約30mの長さである。
一方、位置決め部材12の上記第2筒部37の外周部には、フランジ部55が形成されると共に、このフランジ部55の下側外周部から下側方向に延出される延出部56が形成されている。このフランジ部55と延出部56の内側面がタグテープ3A及び巻芯3Bの外側端面に当接される。そして、上記取付部材13は、これらフランジ部55と延出部56の外側端面部の幅方向(図12(A)中左上〜右下方向)略中央部に、即ちホルダ軸部材40の軸心の端縁部から該軸心に対してほぼ直交するように、突設されている。
図13(A)は、上記テープホルダ3の詳細構造を表す左側面図であり、図13(B)は正面図であり、図13(C)は右側面図である。
これら図13(A)〜(C)において、前述したように、上記位置決め保持部材12と上記ガイド部材20との間に上記ホルダ軸部材40が設けられている。このとき、ホルダ軸部材40は、前述した巻芯3Bの各長さ寸法に対応して複数種類(例えば4種類)の長さ寸法のものが設けられており、このホルダ軸部材40の長さ寸法を変更することにより、異なる幅寸法のタグテープ3Aが装着可能な複数種類のテープホルダ3を容易に製作できるようになっている。
図14は、図13(A)中Y−Y′断面における矢視断面図である。
図14において、ホルダ軸部材40のうち、位置決め保持部材12の第2筒部37内に嵌入される先端部には略縦長の切欠部51が形成されている。この切欠部51には、第2筒部37の内側下端部に内側半径方向に突設される位置決めリブ50が嵌入され、これによって、ホルダ軸部材40を介して位置決め保持部材12とガイド部材20との位置決めを行えるようになっている。
また、位置決め部材12の取付部材13の下端部には延出部56に縦長四角形の貫通孔62が穿設され、この貫通孔62の上端縁部には、下側方向に先端部に外側方向に突出する突起部が形成された弾性係止片12Aが設けられている。
図15は、図13(A)中Z−Z′断面における矢視断面図である。
図15において、前述した第1延出部42の切欠部47に、ホルダ軸部材40の上記フランジ部36の内側面に突設される各位置決め突起48が嵌入され、これによってホルダ軸部材40のガイド部材に対する位置決めが行われる。
図16(A)〜(E)は、それぞれ、位置決め保持部材12のテープ判別部60にタグテープの種類を表すセンサ孔の穿設例を示す図である。
図16(A)は、前述したようにテープ判別部60に4つのセンサ孔60A〜60Dが設けられた例を表している。テープホルダ収納部4の判別凹部4Bにはこれらテープ判別孔60A〜60Dに対応して前述のテープ判別センサS1〜S4が設けられている。各センサS1〜S4は、そのプランジャーが常には上記判別凹部4Bの底面から位置決め凹部4Aの底面部近傍まで突き出し、マイクロスイッチがオフ状態になっている。そして、各センサ孔60A〜60Dが各テープ判別センサS1〜S4に対向する位置にそれぞれ存在する場合にはプランジャーが押下されずマイクロスイッチがオフ状態にあるためオフ信号が出力され、テープ判別部60の各センサ孔60A〜60Dが各テープ判別センサS1〜S4に対向する位置にない場合には上記プランジャーが押下されてマイクロスイッチがオン状態になり、オン信号が出力されるようになっている。
このように、4つのセンサS1〜S4に4つのセンサ孔60A〜60Dの有無の検出結果を関連づけ、ひとつひとつのセンサ孔の有無を「1」と「0」に対応させることにより、該テープホルダ3に装着されたタグテープ3Aの種類を4ビットの符号によって(言い換えれば16通りを区別して)表示できるようになっている。図16(A)〜図16(E)はそれら16通りのうちの一例をそれぞれ表しており、図16(A)はセンサ孔60A,60B,60C,60Dがすべて存在し「1,1,1,1」の検出信号が出力される場合、図16(B)はセンサ孔60A,60B,60Cが存在し「1,1,1,0」の検出信号が出力される場合、図16(C)はセンサ孔60A,60B,60Dが存在し「1,1,0,1」の検出信号が出力される場合、図16(D)はセンサ孔60Bが存在し「0,1,0,0」の検出信号が出力される場合、図16(E)はセンサ孔60C,60Dが存在し「0,0,1,1」の検出信号が出力される場合を表している。
以上のようにして、位置決め部材12の内側下端縁部に設けられたテープ判別部60が判別凹部4B内に挿入され、センサS1〜S4で各センサ孔60A〜60Dの有無が検出されることで、テープホルダ3に装着されたタグテープ3Aの種類が検出可能となっている。
図17(A)及び図17(B)は、上記のように構成されたテープホルダ3のタグラベル作成装置1側への装着挙動の一例について説明するための説明図である。
図17(A)は、巻芯3Bに最大幅のタグテープ3Aが巻回されたテープホルダ3を装着する場合の例を表している。図17(A)において、まずテープホルダ3の位置決め保持部材12の取付部材13をホルダ支持部材15の位置決め溝部16に挿入する。そして、テープホルダ3のガイド部材20の第3延出部44の下端面を載置部21上に当接させると共に、該ガイド部材20の第4延出部45を載置部21の搬送方向後側角部に形成される第2位置決め溝部21Aに嵌入させる。また、該ガイド部材20の第1延出部42の下端縁部をテープホルダ収納部4の底面部に形成される位置決め凹部4A内に嵌入して当接させる。
このとき同時に、テープホルダ3の位置決め保持部材12の延出部56の下端部に形成されるテープ判別部60を、ホルダ支持部材15の基端部内側に形成される判別凹部4Bに挿入すると共に、弾性係止片12Aをホルダ支持部材15の基端部に形成される係合凹部15Aに係合させる。
以上の操作により、テープホルダ3がテープホルダ収納部4に着脱自在に取り付けられ、また各テープ判別センサS1〜S5を介して対向するテープ判別部60の各センサ孔60A〜60Eの有無が検出可能となる。
続いて、レバー27を上方に回動させた状態で、タグテープ3Aの一方の側端縁部をガイド部材20の内側面に当接させつつ、該タグテープ3Aを引きだし、このタグテープ3Aの他方の側端縁部を挿入口18の側端縁部に立設された案内リブ部23に当接させつつ挿入口18に挿入する。その後、レバー27を下方に回動させることにより、該タグテープ3Aの先端部がサーマルヘッド31によってプラテンローラ26に押圧され、印字可能な状態になる。
図17(B)は、巻芯3Bに最小幅のタグテープ3Aが巻回されたテープホルダ3を装着する場合の例を表している。図17(B)において、まずテープホルダ3の位置決め保持部材12の取付部材13をホルダ支持部材15の位置決め溝部16に挿入する。そして、テープホルダ3のガイド部材20の第3延出部44の下端面を載置部21上に当接させると共に、該ガイド部材20の第4延出部45を載置部21の搬送方向後側角部に形成される第2位置決め溝部21Dに嵌入させる。また、該ガイド部材20の第1延出部42の下端縁部をテープホルダ収納部4の底面部に形成される位置決め凹部4A内に嵌入して当接させる。
このとき同時に、テープホルダ3の位置決め保持部材12の延出部56の下端部に形成されるテープ判別部60を、ホルダ支持部材15の基端部内側に形成される判別凹部4Bに挿入すると共に、弾性係止片12Aをホルダ支持部材15の基端部に形成される係合凹部15Aに係合させる。
以上の操作により、テープホルダ3がテープホルダ収納部4に着脱自在に取り付けられ、また各テープ判別センサS1〜S5を介して対向するテープ判別部60の各センサ孔60A〜60Eの有無が検出可能となる。
以降レバー27を上方に回動させる等については上記と同様であるので説明を省略する。
図18(a)及び図18(b)は、上記のようにして無線タグ回路素子Toの情報読み取り(又は書き込み)及びタグテープ3Aの切断が完了し形成された無線タグラベルTの外観の一例を表す図であり、図18(a)は上面図、図18(b)は下面図である。また図19は、図18中XIX‐XIX′断面による横断面図である。
これら図18(a)、図18(b)、及び図19において、無線タグラベルTは、前述のように3層構造となっており、表面側(図19中上側)よりその反対側(図19中下側)へ向かって、感熱紙3c、粘着層3b、剥離紙3aの順で積層している。そして、前述のように感熱紙3cの裏側に、IC回路部150及びアンテナ151からなる無線タグ回路素子Toが備えられる(Toは逆向きでも良い。)とともに、感熱紙3cの表面に印字R(この例では「AA−AA」の文字)が印刷されている。
以上のように構成したタグラベル作成装置1に備えられた本実施形態のタグテープロール体100の作用効果を図20を用いて説明する。
図20は上記作用効果を概念的に表す説明図である。テープホルダ3に対し巻芯3Bの頻繁な取り外し・装着を行う場合、そのままでは、この取り外し・装着によって巻芯3Bからロール状のタグテープ3Aがゆるんでばらける可能性がある((A)の状態)。これに対し、本実施形態では巻芯3Bを回転可能に支持する固定側部材であるテープホルダ3(詳細には判別部60)にばらけ防止手段としての切り欠き部101を設け、これにタグテープ3Aの長手方向端部(又は幅方向端部)を挿入し係止することにより、テープ3A自体が径方向外側に広がっていこうとする挙動を直接阻止して上記ばらけが発生するのを確実に防止することができる((B)の状態)。この結果、ゆるみによって搬送むらや印字の不具合等が生じることがなく、また再装着時にゆるんだタグテープ3Aをまき直す必要もないので、高い生産性で無線タグラベルTの作成作業を行うことができる。
また特にこの例では、前述したようにタグテープ3Aの幅方向でみて無線タグ回路素子Toが設けられている側と反対側に位置する位置決め保持部材12の判別部60に切り欠き部101を設け、そのタグテープ3Aの無線タグ回路素子Toと反対側部分を切り欠き部101に挿入し係止することにより、テープの挿入係止時に無線タグ回路素子Toに悪影響が及ばないようにすることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。なお、各変形例において、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
(1)巻芯3Bを挟み込んで回転停止させる場合
すなわち、上記ばらけ防止手段として、切り欠き部101に代えて、テープホルダ3で巻芯3Bを挟み込み押圧して回転停止させる構造とした場合である。
図21はこの変形例を表す縦断面図であり、前述の図14に相当する図である。図21において、この例では、テープホルダ3を構成する位置決め保持部材12、ホルダ軸部材40、ガイド部材20の組み付け状態が、タグラベル作成装置1側より取り外した状態(図示の状態)では、位置決め保持部材12とガイド部材20とが面平行とならず、巻芯3B近傍(図示の例では下側近傍)において位置決め保持部材12とガイド部材20との間の距離が相対的に近づいて巻芯3Bまわりのロール状のタグテープ3A(図示省略)の側面を押圧する。
このテープホルダ3をタグラベル作成装置1側に取り付ける際には、前述のようにガイド部材20の第4延出部45を載置部21の位置決め溝部(この例では第2位置決め溝部21A)に嵌入し、位置決め保持部材12のテープ判別部60を判別凹部4Bに挿入しなければならないが、図21に示すようにそのままの状態では上記のようにガイド部材20と位置決め保持部材12との間の距離が狭く、上記2つの挿入を行えない。したがって、取り付けの際には、図22に示すように、上記非平行状態の位置決め部材12とガイド部材20とを面平行とするように操作者が上記組み付け体を弾性的に変形させつつ取り付けを行う。この結果、図22に示すように、位置決め保持部材12とガイド部材20との間の距離が相対的に遠ざかって(面平行状態となり)巻芯3Bまわりのロール状のタグテープ3A(図示省略)の側面の上記押圧がなくなり、タグテープ3Aが自由に引き出せるようになる。
以上のように、この変形例においては、タグラベル作成装置1よりテープホルダ3を取り外したときには自動的に(弾性復元力にて)ガイド部材20と位置決め部材12とでロール状のタグテープ3Aの側面を押圧し、ロール状のタグテープ3A全体が回転しようとする挙動を阻止できる。これにより、上記実施形態と同様、巻芯3Bからロール状のタグテープ3Aがゆるんでばらけるのを防止できる。
また、特にこの例では、さらに以下の効果がある。すなわち、上記のようにしてタグラベル作成装置1への取り外し及び取り付け時にガイド部材20と位置決め保持部材12とが遠近するとき、その遠近動作によっていずれの部材12,20にもたわみが生じる。ここでこの変形例では上記部材12,20のうち無線タグ回路素子Toが設けられている側のガイド部材20の面積のほうが位置決め保持部材12の面積よりも相対的に大きくなっている(図12等を参照)。これにより、ガイド部材20を位置決め保持部材12よりも強度的に強くし、相対的にたわみが生じる量を小さくできる。この結果、上記タグラベル作成装置1への取り外し及び取り付けに伴う両部材12,20の遠近時に無線タグ回路素子Toに悪影響が及ばないようにすることができる。
(2)上蓋部材を設ける場合
図23は、この変形例を表す縦断面図であって上記図14や図21に相当する図であり、図24はこの変形例のテープホルダを斜め後方側みた斜視図であって上記図12(A)に相当する図である(但し上蓋部材は図示省略)。
これら図23及び図24において、この例では、上記ばらけ防止手段として、上蓋部材(スライド押圧部材)102を設けている。
この上蓋部材102は、上下方向(言い換えれば巻芯3Bの軸方向と直交する方向)にスライド可能となるように、ばね部材103a,103bを介し位置決め保持部材12(詳細にはこの例ではフランジ部55)及びガイド部材20(詳細にはこの例では第1筒部35)にそれぞれ接続されている。
また、上蓋部材102の内周側下部には、適宜の弾性部材から構成されタグテープ3Aを当接し押圧する押圧部104が設けられている。この押圧部104は、タグテープ3Aの無線タグ回路素子Toに相当する部分には凹部104Aが設けられてこの部分ではタグテープ3Aの押圧を行わない(言い換えれば押圧部104は無線タグ回路素子To以外の部分に当接し押圧する)ようになっている。
図25は、上記構成のテープホルダ3がタグラベル作成装置1側に取り付けられるときの挙動を表す図である。図示のように、上蓋部材102の下端部102A,102Aがタグラベル作成装置1側の対応する部位に設けられた突設部105,105に当接され上方に押し上げられることで、上蓋部材102全体が上記ばね部材103a,103bの付勢力に抗して巻芯3B及びタグテープ3Aから離れる方向にスライドする。この結果、上記押圧部104によるロール状のタグテープ3Aへの押圧が解放されるようになっている。
図26は、上記したテープホルダ取り外し状態のタグテープ押圧及びテープホルダ取り付け時のタグテープ解放状態の挙動をそれぞれ概念的に示した説明図である。上述したように、本変形例では、テープホルダ3にばらけ防止手段として設けた上蓋部材102が、テープホルダ3をタグラベル作成装置1側に取り付けたときにはタグテープ3Aから離れる方向に押圧されスライドすることで回転を許容する((B)の状態)一方、テープホルダ3をタグラベル作成装置1より取り外したときにはタグテープ3Aに近づく方向にスライドしロール状のタグテープ3Aを押圧することで、ロール状のタグテープ3A全体が回転しようとする挙動を阻止できる((A)の状態)。これにより、巻芯3Bからロール状のタグテープ3Aがゆるんでばらけるのを防止できる。
このとき、特にこの例では、上蓋部材102内に設けた押圧部104が上記したように凹部104Aを備え無線タグ回路素子Toが設けられている部分を避けてその他の部分のみに当接するようになっているので、無線タグ回路素子Toに押圧による悪影響が及ばないようにすることができる。
(3)上記実施形態及び変形例の組み合わせ
なお、上記実施形態及び(1)(2)の変形例のばらけ防止手段を適宜組み合わせることも可能である。
すなわち、図21及び図22を用いて説明した上記(1)の変形例の構成において、位置決め保持部材12の判別部60に切り欠き部101を併せて設けるようにしてもよいし、あるいは上記(2)の変形例のように上蓋部材102を設けて押圧部104を当接させるようにしてもよい。
同様に、図23、図24、図25、及び図26を用いて説明した上記(2)の変形例の構成において、位置決め保持部材12の判別部60に切り欠き部101を併せて設けるようにしてもよい。
さらには、上記実施形態の切り欠き部101、上記(1)の変形例の挟み込み構造、上記(2)の上蓋部材102による押圧をすべて併せて設けるようにしてもよい。
これらの場合いずれも、複数のばらけ手段による相乗効果で、より確実にばらけ防止を行なえるという効果を得る。
(4)その他
上記テープホルダ3の全部、あるいは主たる構成要素(位置決め保持部材12、ガイド部材20、及びホルダ軸部材40等)を、電磁波遮蔽機能を備えた公知の金属部材で構成してもよい。この場合、テープホルダ3内外をシールドすることができるので、テープホルダ3外部からの電波によってタグテープ3Aの無線タグ回路素子Toに対し誤って誤読み取りや誤書き込みが行われるのを確実に防止できる効果がある。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本発明の一実施形態によるタグテープロール体を備えたタグラベル作成装置の概略構成を表す斜視図である。 図1に示したタグラベル作成装置の上カバーを取り外した状態を表す斜視図である。 図2に示した構造の側面図である。 図3中X−X′断面による断面図である。 図1に示したタグラベル作成装置より上カバー及びタグテープロールを取り外した状態を表す斜視図、及び図5(A)中W部の拡大斜視図である。 図1に示したタグラベル作成装置の上カバーを取り外した状態を表す後方斜視図である。 図1に示したタグラベル作成装置にテープホルダが装着された状態を上カバーを取り外して示す側断面図である。 タグテープに備えられる無線タグ回路素子の機能的構成を表す機能ブロック図である。 タグラベル作成装置の制御系を表す概念図である。 高周波回路の詳細機能を表す機能ブロック図である。 タグテープロール体の詳細構造を表す前側上方からの斜視図、及び下側後方からの斜視図である。 テープホルダを斜め後方側からみた斜視図、及び斜め前方側からみた斜視図である。 テープホルダの詳細構造を表す左側面図、正面図、及び右側面図である。 図13(A)中Y−Y′断面における矢視断面図である。 図13(A)中Z−Z′断面における矢視断面図である。 位置決め保持部材のテープ判別部にタグテープの種類を表すセンサ孔を穿設した例を示す図である。 テープホルダのタグラベル作成装置側への装着挙動の一例について説明するための説明図である。 無線タグラベルの外観の一例を表す上面図及び下面図である。 図18中XIX‐XIX′断面による横断面図である。 切り欠き部によるばらけ防止効果を概念的に表す説明図である。 巻芯を挟み込んで回転停止させる変形例を表す縦断面図である。 操作者がテープホルダを取り付けるときの挙動を表す図である。 上蓋部材を設ける変形例を表す縦断面図である。 テープホルダを斜め後方側みた斜視図である。 テープホルダがタグラベル作成装置側に取り付けられるときの挙動を表す図である。 テープホルダ取り外し状態のタグテープ押圧及びテープホルダ取り付け時のタグテープ解放状態の挙動をそれぞれ概念的に示した説明図である。
符号の説明
1 タグラベル作成装置(無線タグ情報通信装置)
3 テープホルダ
3A タグテープ
3B 巻芯(リール部材)
12 位置決め保持部材(他方側側壁部)
20 ガイド部材(一方側側壁部)
60 テープ判別部(タグテープ特定部)
100 タグテープロール体
101 切り欠き部(ばらけ防止手段)
102 上蓋部材(スライド押圧部材、ばらけ防止手段)
104 押圧部
104A 凹部
150 IC回路部
151 アンテナ(タグ側アンテナ)
S1〜4 テープ判別センサ(センサ手段)
To 無線タグ回路素子

Claims (9)

  1. 所定の情報を記憶するIC回路部及びこのIC回路部に接続され情報の送受信を行うタグ側アンテナを備えた無線タグ回路素子が複数個収容され、前記IC回路部の無線タグ情報にアクセスするアクセス情報を生成するとともにそのアクセス情報を無線通信により非接触で前記タグ側アンテナに伝達し前記IC回路部の前記無線タグ情報にアクセスする無線タグ情報通信装置に着脱可能に構成されたタグテープロール体であって、
    前記無線タグ回路素子が長手方向に複数個配置され、ロール状に巻回されたタグテープと、
    このタグテープをロール状に巻回する略筒状のリール部材と、
    このリール部材から前記ロール状のタグテープがばらけるのを防止するためのばらけ防止手段を備え、当該リール部材を回転可能に支持するテープホルダとを有することを特徴とするタグテープロール体。
  2. 請求項1記載のタグテープロール体において、
    前記ばらけ防止手段は、前記タグテープの長手方向端部又は幅方向縁部を挿入し係止する切り欠き部であることを特徴とするタグテープロール体。
  3. 請求項2記載のタグテープロール体において、
    前記テープホルダは、前記リール部材の軸方向両側にその軸線と略直交するように配設される一方側側壁部及び他方側側壁部と、これら側壁部のいずれかに接続され前記無線タグ情報通信装置に配置されたセンサ手段と協働して前記タグテープの種類を特定するタグテープ特定部とを有し、
    前記切り欠き部は、前記一方側側壁部、前記他方側側壁部、及び前記タグテープ特定部のうち少なくとも1つに設けられていることを特徴とするタグテープロール体。
  4. 請求項2又は3記載のタグテープロール体において、
    前記無線タグ回路素子は、前記タグテープの幅方向一方側に配置されており、
    前記切り欠き部は、前記一方側側壁部及び前記他方側側壁部のうち、前記幅方向他方側に対応する側壁部に設けられていることを特徴とするタグテープロール体。
  5. 請求項1記載のタグテープロール体において、
    前記ばらけ防止手段は、前記テープホルダにおいて前記リール部材の軸方向両側を回転可能に支持するように配設され、前記無線タグ情報通信装置に取り付けたときには前記リール部材の支持部近傍における互いの距離が離れる一方で前記無線タグ情報通信装置より取り外したときには前記リール部材支持部近傍における互いの距離が近づき前記ロール状のタグテープの側面を押圧するように構成された、一方側側壁部及び他方側側壁部であることを特徴とするタグテープロール体。
  6. 請求項5記載のタグテープロール体において、
    前記無線タグ回路素子は、前記タグテープの幅方向一方側に配置されており、
    前記一方側側壁部及び前記他方側側壁部のうち前記幅方向一方側に対応する側壁部は、前記幅方向他方側に対応する側壁部よりも大きな面積を備えていることを特徴とするタグテープロール体。
  7. 請求項1記載のタグテープロール体において、
    前記テープホルダは、前記リール部材の軸方向両側にその軸線と略直交するように配設される一方側側壁部及び他方側側壁部を有し、
    前記ばらけ防止手段は、前記テープホルダにおいて前記リール部材の軸方向と直交する方向にスライド可能となるように前記一方側側壁部及び前記他方側側壁部に接続され、前記テープホルダを前記無線タグ情報通信装置に取り付けたときには前記リール部材から離れる方向にスライドする一方で前記テープホルダを前記無線タグ情報通信装置より取り外したときには前記リール部材に近づく方向にスライドし前記ロール状のタグテープを押圧するように構成されたスライド押圧部材であることを特徴とするタグテープロール体。
  8. 請求項7記載のタグテープロール体において、
    前記スライド押圧部材は、前記タグテープのうち前記無線タグ回路素子以外の部分に当接し押圧する押圧部を備えることを特徴とするタグテープロール体。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項記載のタグテープロール体において、
    前記テープホルダを、電磁波遮蔽機能を備えた金属部材で構成したことを特徴とするタグテープロール体。
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