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JP2006148684A - 携帯情報端末用の蓋および携帯情報端末 - Google Patents

携帯情報端末用の蓋および携帯情報端末 Download PDF

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JP2006148684A JP2004337582A JP2004337582A JP2006148684A JP 2006148684 A JP2006148684 A JP 2006148684A JP 2004337582 A JP2004337582 A JP 2004337582A JP 2004337582 A JP2004337582 A JP 2004337582A JP 2006148684 A JP2006148684 A JP 2006148684A
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Abstract

【課題】 携帯情報端末の蓋の色調、艶等を本体と合わせるというデザイン的な要求と、開閉や設置が容易である等の機能的要求を両立する、携帯情報端末の蓋および携帯情報端末を提供する。
【解決手段】 携帯電話機本体1の開口29を開閉するための蓋21は、溝212、213を有する成形樹脂部材21Aと、溝212、213に圧入嵌合され、かつ回転軸部218を有する弾性部材21Bとを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、携帯情報端末用の蓋および携帯情報端末に関し、より特定的には、携帯情報端末本体のカード挿入口、コネクタ接続口等の開口を開閉するための蓋およびこれを備えた携帯情報端末に関するものである。
携帯情報端末本体のカード挿入口、コネクタ接続口等の開口には、防塵や防水等を目的として、蓋が設けられている。この蓋については、開閉の容易性や携帯情報端末本体への設置の容易性等の向上を目的として、種々の検討がなされている。
たとえば、特開平10−64615号公報には、図9を参照して、コネクタカバー52の舌片521に凹部522を設け、一方、電子機器本体51のカバー固定部の案内溝511には前述の舌片521の凹部522に相対する凸部512を形成する構造が提案されている。これにより、コネクタカバー52の舌片521を案内溝511に合わせてスライド挿入するだけで、コネクタカバー52を電子機器本体51に嵌合することができ、開口部513をコネクタカバー52で閉じることができる。
この構造によれば、組み立て作業性、および防水性がよい。
また、特開2001−210972号公報には、図10を参照して、外部接続端子を覆う蓋部61と、本体側に取り付けられる舌片部62とからなる携帯端末の端子カバー60が提案されている。舌片部62は第一の弾性変形部622と第二の弾性変形部625とを備えている。また、端子カバー60は弾性素材で作製されている。この構成によれば、プラグの抜き差しが頻繁に行われるときは、舌片部62の弾性により端子カバー60を本体から取り外すことができ、取り外す必要がなくなったときには、舌片部62の弾性により端子カバー60を本体に簡単に取り付けられるようになっている。また、この取り付けた状態では、ガイド624に沿って端子カバー61を本体(図示せず)に対して抜け止め623まで引き出すことができる。
また、特開2003−283157号公報には、図11を参照して、外部接続用のコネクタ710を閉鎖するキャップ70が、筐体71に挿入、嵌合するためのフック部701と、キャップ70を折り曲げ可能にする薄肉部702とを有する構造が提案されている。フック部701は1/2半円球状の突起を有しており、この突起が抜脱の際のストッパとして作用することにより、キャップ70の抜脱が防止されている。
また、特開2003−331978号公報には、図12(a)(b)を参照して、コネクタ本体80に蝶番81を固定し、蝶番81にコネクタの保護カバー82を開閉自在に支持する構造が提案されている。嵌合部83は外部インターフェイス部84と充電端子85との間に配置されている。これにより、保護カバー82自身のサイズを縮小し、意匠デザイン上の制約となりにくくすることができる。また、コネクタと保護カバー82とを一体化できるため、電子機器の組み立て時には保護カバー付コネクタとして組み立てることができ、組み立て工程が簡略化できる。
特開平10−64615号公報 特開2001−210972号公報 特開2003−283157号公報 特開2003−331978号公報
ゴムのような弾性部材は容易に変形するため、弾性素材で作製したカバーでは開閉や設置等が容易である。そのため、一般的に、上述のような携帯情報端末の端子カバーは弾性素材で作製されている。しかしながら、携帯情報端末の外観部は樹脂成型品で構成される場合が多い。したがって、弾性部材を保護カバー等に使用する場合、デザイン的な要素である色調、艶等を合わせることは非常に困難である。
以上の理由により、上述した従来の構成によっては、コネクタを保護するカバーについて、携帯情報端末本体と色調、艶等を統一するというデザイン的要求と、開閉や設置が容易である等の機能的要求とを両立することはできない。
なお、上記ではいずれも蓋で外部接続用コネクタ部を保護するものを例として挙げたが、昨今はデータ記憶用カードの挿入口を備えるものも多く、その場合、その挿入口も蓋で保護されている。したがって、当該カード挿入用の蓋についても同様の課題が存在する。
そこで本発明の目的は、携帯情報端末の蓋について、色調、艶等を携帯情報端末本体と統一するというデザイン的な要求と、開閉や設置が容易である等の機能的要求とを両立する、携帯情報端末の蓋および携帯情報端末を提供することである。
本発明の携帯情報端末の蓋は、携帯情報端末本体の開口を開閉するための蓋であって、溝を有する成型樹脂部材と、溝に圧入嵌合され、かつ回転軸部を有する弾性部材とを備えている。
本発明の蓋によれば、蓋の外観部を携帯情報端末本体の外観部と同じ樹脂部材とすることで、蓋の色調、艶等を携帯情報端末本体と統一するというデザイン的な要求を満たすことができる。また、蓋の内側を弾性部材とすることで、開閉容易、設置容易等の機能的要求をも満たすことができる。さらに、接着剤を使用することなく、成型樹脂部材と弾性部材を押え合わせることで、両者を結合することができる。また、回転軸部を携帯情報端末本体において回転自在に保持することで、その回転動作により、蓋を開閉自在に設置することができる。これにより、弾性部材の弾性力を利用せずとも蓋を回転機構で開いた状態に保持できるため、開いた状態で操作者が蓋から手を放しても蓋が弾性部材の復元力で閉じた状態に移行することはなく、コネクタやカードの挿入が容易となる。
上記携帯情報端末用の蓋において好ましくは、成形樹脂部材はリブを有し、溝はリブに形成した耳部嵌合用溝および腕部嵌合用溝を有している。また、耳部嵌合用溝および腕部嵌合用溝の各々において、リブの根元側の溝幅がリブの突出先端側の溝幅より大きい。
これにより、前述の成型樹脂部材の溝に弾性部材を圧入嵌合させる際、弾性部材の嵌合部分を溝底まで圧入することで、溝から弾性部材が外れることを防止でき、安定して嵌合させることができる。
上記携帯情報端末用の蓋において好ましくは、弾性部材は、両端に耳部を有する本体部と、軸方向に垂直な断面が円形である回転軸部と、本体部と回転軸部とを繋ぐ腕部とを有している。
これにより、上記耳部および腕部を成型樹脂部材の溝に圧入することで、嵌合を安定させることができる。また、回転軸部の断面を円形とすることにより、蓋の開閉がスムーズになる。さらに、腕部の長さを変えることで、回転軸位置、回転半径を自由に選択でき、設計の自由度がひろがる。
上記携帯情報端末用の蓋において好ましくは、本体部と回転軸部とは回転軸部の両端において腕部によって連結されている。
これにより、軸の弾性が左右対称となり、設置された蓋のバランスが良くなる。また、本体部と結合していない回転軸部の中央部を携帯情報端末本体で保持することが可能となり、蓋を開閉自在に取り付けることが容易となる。
上記携帯情報端末用の蓋において好ましくは、弾性部材の耳部は耳部嵌合用溝に嵌合しており、かつ腕部は腕部嵌合用溝に嵌合して組み立てられるように構成されている。
これにより、接着を行うことなく、上述の成型樹脂部材と弾性部材との結合を安定させることができる。
上記携帯情報端末用の蓋において好ましくは、上述のリブは、成形樹脂部材の本体部嵌合領域を取り囲むように形成されており、かつ弾性部材の本体部が成形樹脂部材の本体部嵌合領域に嵌め込まれることにより、リブと嵌合している。
これにより、接着を行うことなく、上述の成型樹脂部材と弾性部材との結合を安定させることができる。
上記携帯情報端末用の蓋において好ましくは、弾性部材はゴム含有プラスチック樹脂から作製された部材である。
これにより、ゴム含有プラスチック樹脂の有する弾性を利用して、接着剤を使用することなく、成形樹脂部材と弾性部材を押え合わせることで、両者を容易に結合することができる。また、ゴム含有プラスチック樹脂の有する弾性により、蓋の開閉がスムーズとなる。
本発明の携帯情報端末は、開口を有する携帯情報端末本体と、開口を開閉するための上述の蓋とを備えている。携帯情報端末本体は蓋の保持部材を有し、その保持部材は開口付近の携帯情報端末本体の内部側に配置された第1のリブと第2のリブとを有している。第1のリブは蓋の回転軸部を携帯情報端末本体の内壁との間に挟み、回転軸部を軸回りに回転自在かつ内壁に沿って移動可能ように配置されている。第2のリブは回転軸部が内壁に沿って移動した場合に、開口から脱落しないように配置されている。
本発明の携帯情報端末によれば、蓋の外観部を携帯情報端末の外観部と同じ成形樹脂部材とすることで、蓋の色調、艶等を携帯情報端末本体と統一するというデザイン的な要求を満たすことができる。また、蓋の内側を弾性部材とすることで、蓋の開閉や設置が容易であること等の機能的要求をも満たすことができる。さらに、弾性部材の回転軸部を保持部材で回転自在に保持することで、蓋を開閉自在に設置することができる。また、回転軸部を携帯情報端末内壁に沿って開口付近まで移動可能とすることで、開けられた蓋が弾性部材の復元力によって閉じられることはなく、大きく開けた状態で保持できる。したがって、コネクタやカード等の挿入、取り出しが容易となる。
上記携帯情報端末において好ましくは、第1のリブと第2のリブとは、回転軸部の保持部材に対して着脱可能な隙間をもって配置されている。
これにより、携帯情報端末の組み立ての際、蓋の設置が容易となる。
上記携帯情報端末において好ましくは、第1のリブと第2のリブとは、回路部品を組み込むことで、隙間が閉じられるように配置されている。
これにより、新たな部品を加えることなく、蓋の外れ防止が可能となる。また、携帯情報端末の組み立てが容易となる。
上記携帯情報端末において好ましくは、成形樹脂部材に弾性部材を嵌合圧入した状態で、弾性部材の耳部の少なくとも一方は、成形樹脂部材からはみ出す膨出部分を有している。携帯情報端末本体は、開口側部に膨出部分を受け入れる凹部を有している。
これにより、蓋を閉めた際、前述の膨出部分が開口側部の凹部に受け入れられるため、蓋が閉じた状態で保持される。また、弾性部材の弾性により、容易に蓋を開けることも可能となる。さらに、蓋の開閉を行う際の異音の発生も防止できる。
以上の説明から明らかなように、本発明の携帯情報端末用の蓋および携帯情報端末によれば、携帯情報端末の本体と蓋の色調、艶等を合わせることができ、外観上のデザイン的要求を満たすことができる。また、これと同時に、蓋に求められる開閉容易、設置容易等の機能的要求をも満たすことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における携帯電話機の開いた状態を示す斜視図である。図2は、図1の携帯電話機の閉じた状態を示す斜視図である。図3は、図2の携帯電話機を上下逆にした状態を示す斜視図である。
図1〜3を参照して、本実施の形態の携帯電話機は、携帯電話機本体1と、蓋21とを有している。蓋21は、携帯電話機本体1のカード挿入口、コネクタ接続口等の開口を開閉するためのものである。本実施の形態では、蓋21は、たとえばSD(Secure Digital)カードのようなデータ記憶用カード挿入口を開閉するためのものである。
図4は、本発明の一実施の形態における携帯電話機用の蓋を構成する成形樹脂部材の構成を示す斜視図である。図5は、本発明の一実施の形態における携帯電話機用の蓋を構成する弾性部材の構成を示す斜視図である。図6は、図4の成形樹脂部材と図5の弾性部材とを組み合わせて構成される、携帯電話機用の蓋の構成を示す斜視図である。
図6を参照して、蓋21は、成形樹脂部材21Aと弾性部材21Bとを有している。
図4を参照して、成形樹脂部材21Aはリブ211を有し、リブ211は本体部嵌合領域220を取り囲むように形成されている。このリブ211には耳部嵌合用溝212と腕部嵌合用溝213とが形成されている。耳部嵌合用溝212および腕部嵌合用溝213はいずれも、根元側の溝幅W1、W3が突出側の溝幅W2、W4よりも大きくなるように形成されている。
成形樹脂部材21Aは携帯電話機本体1と同じ、たとえばABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene resin)やPC-ABS(Polycarbonate- Acrylonitrile Butadiene Styrene resin)等のプラスチック樹脂等により作製されている。また、外観の塗装も携帯電話機本体1と同じものを使用している。成形樹脂部材21Aはデータ記憶用カード挿入口の蓋21の外観部を構成することから、携帯電話機本体1とデータ記憶用カード挿入口の蓋21の色彩、艶等を共通にするという、デザイン上の要求を満たすことができる。
図5を参照して、弾性部材21Bは、弾性部材本体215と、腕部217と、回転軸部218とを有している。また、弾性部材本体215は両端の各々に突き出すように形成された耳部216を有している。回転軸部218は、軸方向に垂直な断面が円形であり、かつその回転軸部の両端218の各々で腕部217により弾性部材本体215に連結されている。弾性部材21BはTPE(Thermoplastic-Elastomer)やTPEE(Thermoplastic-Polyester-Elastomer)等のゴム含有プラスチック樹脂(エラストマー)を材料として作製されている。
図6を参照して、データ記憶用カード挿入口の蓋21は、弾性部材21Bの耳部216を成形樹脂部材21Aの耳部嵌合用溝212に、また弾性部材21Bの腕部217を成形樹脂部材の腕部嵌合用溝213に、それぞれ圧入嵌合することにより組み立てられている。また、この際、弾性部材21Bの本体215が成形樹脂部材21Aの本体部嵌合領域220に嵌め込まれることにより、リブ211と嵌合している。
ここで、前述のように耳部嵌合用溝212および腕部嵌合用溝213は、根元側の溝幅が突出側の溝幅よりも大きくなるように形成されており、かつ弾性部材21Bの耳部216および腕部217は弾性を有する。したがって、耳部216および腕部217は変形しながら圧入され、リブの根元まで圧入されると復元する。そのため、接着剤等を使用することなく、成形樹脂部材21Aと弾性部材21Bとは強固に結合されている。組み立ては弾性を利用して、弾性部材21Bを指で押えることにより、容易に行うことができる。また、弾性部材21Bは冶具にて押し込まれてもよい。
図7は、本発明の一実施の形態における携帯電話機本体内部の開口付近の構成を示す斜視図である。図8は本発明の一実施の形態における携帯電話機の蓋の開閉動作を示す概略断面図であり、(a)は蓋が閉じた状態、(b)は蓋が開いた状態を示している。
図7を参照して、携帯電話機本体1のデータ記憶用カード挿入口の開口29付近の内部側には、上記蓋21を保持するための保持部材が設けられている。この保持部材は、第一のリブ291と、第二のリブ292と、凹部293とを有している。第1のリブ291と第2のリブ292とは、これらの間に回転軸部を着脱可能な隙間をもって配置されている。凹部293は開口29の側部に設けられている。
図6および図7を参照して、蓋21の回転軸部218は第一のリブ291と内壁294とに挟まれる空間に挿入されることで、蓋21が携帯電話機本体1に取り付けられている。このとき、回転軸部218は弾性を有するが、直径は1mm程度であり、弾性力は大きくないため、容易に挿入が可能である。また、耳部216は成形樹脂部材21Aからはみ出す膨出部分216Aを有している。一方、開口29の側部には凹部293が形成されている。蓋21を閉じる際は、膨出部216Aはその弾性により容易に変形し、凹部293に受け入れられ復元する。これにより、蓋21は携帯電話機本体1に固定される。蓋21を開ける場合、膨出部216Aは弾性を有するため変形して凹部293から抜けるため、蓋21を開けることができる。なお、肉厚は0.5mm程度であるため、弾性力は小さく、容易に開けることができる。また、膨出部216Aが存在することにより、成形樹脂部材同士が接触しないため、蓋21を開閉する際の異音の発生も防止される。
図7および図8を参照して、蓋21が携帯電話機本体1に取り付けられた後、回路部品40が組み込まれる。これにより、第一のリブ291と第二のリブ292との間の隙間が回路部品40によって閉じられるため、新たな部品を加えることなく、蓋21の携帯電話機本体1からの外れが防止される。
次に本実施の形態における蓋の開閉動作について説明する。
図8を参照して、図8(a)の状態から蓋21の回転軸部218の反対側を携帯電話機本体1に対して持ち上げるように倒すと、回転軸部218が第一のリブ291と内壁294の間をスライドし、第二のリブ292接触するため、脱落することなく止まる。蓋21は、回転軸部218を軸として携帯電話機本体1に対して回転することで開けられ、図8(b)に示す状態となる。このとき、腕部217は弾性を有するため、回転軸部218は第一のリブ291と内壁294との間をスムーズに移動する。また、前述のように回転軸部218は円形の断面を有するため、スムーズに回転し、蓋21は滑らかに開閉することができる。さらに、回転軸部218がスライドするため、蓋21を開けた状態で弾性を有する腕部217は変形しておらず、その弾性によって閉まることはない。よって、カードの挿入、取り出しを容易に行うことができる。また、蓋21が開いた状態(図8(b))から閉じた状態(図8(a))への移行は上記と逆の操作をすることにより可能である。
なお、本実施の形態の携帯電話機本体1は、たとえば折り畳み方式の携帯電話機本体であってもよい。この場合の携帯電話機本体1の構成について以下に概略を説明する。
図1〜3を参照して、本実施の形態の折り畳み方式の携帯電話機本体1は、第一の筐体2と、第二の筐体3と、ヒンジ部4とを有している。ヒンジ部4により、第一の筐体2と第二の筐体3とは第一の回転軸5を軸として回動自在に連結されている。また、第二の筐体3は、たとえば第二の回転軸6を軸として回転自在に連結されたヒンジ接続部3aと表示部保持部3bとを有している。第一の筐体2は、データ記憶用カード挿入口の蓋21以外に、表面側にはたとえばファンクションキーなどからなる第一の操作部22、テンキーなどからなる第二の操作部23、通話用マイク24などを有し、背面側にはたとえば第二のカメラユニット26、フラッシュ27、サブ表示部28などを有している。また、第二の筐体3は、表面側にたとえば表示部31、レシーバー32、第一のカメラユニット33などを有し、背面側にはスピーカーなどを有している。
本実施の形態によれば、蓋21の外観部である成形樹脂部材21Aを携帯電話機本体1と同じ素材から作製することで、蓋21の色調、艶等を携帯電話機本体1と統一するというデザイン的な要求を満たすことができる。また、蓋21の内側を弾性部材21Bとすることで、蓋21の開閉や設置が容易であること等の機能的要求をも満たすことができる。さらに、弾性部材21Bの回転軸部218を携帯電話機本体の第一のリブ291および第二のリブ292で回転自在に保持することで、蓋21を開閉自在に設置することができる。また、回転軸部218を携帯電話機本体1の内壁294に沿って開口29付近まで移動可能とすることで、開けられた蓋21が弾性部材21Bの復元力によって閉じられることはなく、大きく開けた状態で保持することができる。したがって、記憶用カードの挿入、取り出しが容易となる。
また、上記においては、折り畳み式方式の携帯電話機について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ストレートタイプやフリップタイプの携帯電話機にも適用することができる。
また、本実施の形態においては、携帯情報端末の一例として携帯電話機について説明したが、本発明の携帯情報端末はこれに限定されるものではなく、PDA(personal data assistant)、ノート型パーソナルコンピュータ、通信可能なデジタルカメラなどであってもよい。
また、携帯情報端末の蓋はたとえばデータ記憶用カード挿入口の蓋であるが、コネクタ挿入口の蓋、イヤホンジャック挿入口の蓋などであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の携帯情報端末用の蓋および携帯情報端末は、携帯情報端末本体の開口を開閉するための蓋および当該蓋を備えた携帯情報端末に特に有利に適用することができる。
本発明の一実施の形態における携帯電話機の開いた状態を示す斜視図である。 図1の携帯電話機の閉じた状態を示す斜視図である。 図2の携帯電話機を上下逆にした状態を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における携帯電話用の蓋を構成する成形樹脂部材の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における携帯電話用の蓋を構成する弾性部材の構成を示す斜視図である。 図4の成形樹脂部材と図5の弾性部材を組み合わせて構成される、携帯電話用の蓋の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における携帯電話機本体内部の開口付近の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態における携帯電話機本体に蓋を取り付けた様子を示す概略断面図であり、(a)は蓋が閉じた状態、(b)は蓋が開いた状態を示している。 従来の電子機器本体に対してスライドさせて挿入可能なコネクタカバーの構成を示す斜視図である。 従来の舌片部を有する端子カバーの構成を示す斜視図である。 従来の嵌合用フック部および折り曲げ用薄肉部を有するコネクタキャップを示す断面図である。 従来のコネクタと保護カバーを一体化したコネクタ部の構成を示す概略図である。
符号の説明
1 携帯電話機本体、2 第一の筐体、3 第二の筐体、3a ヒンジ接続部、3b 表示部保持部、4 ヒンジ部、5 第一の回転軸、6 第二の回転軸、21 データ記憶用カード挿入口の蓋、21A データ記憶用カード挿入口の蓋を構成する成形樹脂部材、21B データ記憶用カード挿入口の蓋を構成する弾性部材、22 第一の操作部、23 第二の操作部、24 通話用マイク、26 第二のカメラユニット、27 フラッシュ、28 サブ表示部、29 データ記憶用カード挿入口の開口、31 表示部、32 レシーバー、33 第一のカメラユニット、40 回路部品、211 リブ、212 耳部嵌合用溝、213 腕部嵌合用溝、215 弾性部材本体、216 耳部、216A 耳部膨出部、217 腕部、218 回転軸部、291 第一のリブ、292 第二のリブ、293 凹部、294 内壁。

Claims (11)

  1. 携帯情報端末本体の開口を開閉するための蓋であって、
    溝を有する成形樹脂部材と、
    前記溝に圧入嵌合され、かつ回転軸部を有する弾性部材とを備えた、携帯情報端末用の蓋。
  2. 前記成形樹脂部材はリブを有し、
    前記溝は前記リブに形成された耳部嵌合用溝および腕部嵌合用溝を有し、
    前記耳部嵌合用溝および前記腕部嵌合用溝の各々において、前記リブの根元側の溝幅が前記リブの突出先端側の前記溝幅より大きいことを特徴とする、請求項1記載の携帯情報端末用の蓋。
  3. 前記弾性部材は、
    両端に耳部を有する本体部と、
    軸方向に垂直な断面が円形である前記回転軸部と、
    前記本体部と前記回転軸部とを繋ぐ腕部とを有することを特徴とする、請求項2記載の携帯情報端末用の蓋。
  4. 前記本体部と前記回転軸部とは、前記回転軸部の両端において、前記腕部によって連結されていることを特徴とする、請求項3記載の携帯情報端末用の蓋。
  5. 前記耳部は前記耳部嵌合用溝に嵌合し、かつ前記腕部は前記腕部嵌合用溝に嵌合して組み立てられるように構成されたことを特徴とする、請求項3または4記載の携帯情報端末用の蓋。
  6. 前記リブは、前記成形樹脂部材の本体部嵌合領域を取り囲むように形成されており、かつ前記弾性部材の前記本体部が前記本体部嵌合領域に嵌め込まれることにより、前記リブと嵌合していることを特徴とする、請求項2から5のいずれか記載の携帯情報端末用の蓋。
  7. 前記弾性部材はゴム含有プラスチック樹脂から作製された部材であることを特徴とする、請求項1から6のいずれか記載の携帯情報端末用の蓋。
  8. 開口を有する携帯情報端末本体と、
    前記開口を開閉するための請求項1から7のいずれか記載の蓋とを備え、
    前記携帯情報端末本体は前記蓋の保持部材を有し、
    前記保持部材は前記開口付近の前記携帯情報端末本体の内部側に配置された第1のリブと第2のリブとを有し、
    前記第1のリブは前記蓋の前記回転軸部を前記携帯情報端末本体の内壁との間に挟み、前記回転軸部を軸回りに回転自在かつ前記内壁に沿って移動可能ように配置され、
    前記第2のリブは前記回転軸部が前記内壁に沿って移動した場合に、前記開口から脱落しないように配置された、携帯情報端末。
  9. 前記第1のリブと前記第2のリブとは、前記回転軸部を前記保持部材に対して着脱可能な隙間をもって配置されていることを特徴とする、請求項8記載の携帯情報端末。
  10. 前記第1のリブと前記第2のリブとは、回路部品を組み込むことで、前記隙間が閉じられるように配置されていることを特徴とする、請求項9記載の携帯情報端末。
  11. 前記成形樹脂部材に前記弾性部材を嵌合圧入した状態で、前記耳部の少なくとも一方は、前記成形樹脂部材からはみ出す膨出部分を有し、
    前記携帯情報端末本体は、前記開口側部に、前記膨出部分を受け入れる凹部を有することを特徴とする、請求項8から10のいずれか記載の携帯情報端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010186562A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd コネクタ蓋の防水構造、及び電子機器
JP2015079219A (ja) * 2013-10-18 2015-04-23 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2015115511A (ja) * 2013-12-13 2015-06-22 株式会社シグマ コネクタパネル

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