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JP2006147356A - コネクタ嵌合装置 - Google Patents

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JP2006147356A
JP2006147356A JP2004336102A JP2004336102A JP2006147356A JP 2006147356 A JP2006147356 A JP 2006147356A JP 2004336102 A JP2004336102 A JP 2004336102A JP 2004336102 A JP2004336102 A JP 2004336102A JP 2006147356 A JP2006147356 A JP 2006147356A
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Japan
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connectors
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fitting
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JP2004336102A
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Tetsuji Tanaka
徹児 田中
Hiroki Hirai
宏樹 平井
Hiroki Shimoda
洋樹 下田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

【課題】 互いに異なる向きに設置される複数の設置側コネクタに対して相手方コネクタを低操作力でかつ効率良く嵌合する。
【解決手段】 コネクタ保持ケース50により、複数の設置側コネクタ16,14を互いに異なる向きで保持するとともに、これらの設置側コネクタ16,14に嵌合される相手方コネクタ24,34を完全嵌合する手前の位置に仮保持する。このコネクタ保持ケースに操作部材60を設けるとともに、この操作部材60に加えられる操作力を、仮保持されている相手方コネクタ24,34を前記設置側コネクタ16,14に嵌合する力であつて前記操作力よりも大きなコネクタ嵌合力に変換する操作力変換機構を設ける。
【選択図】 図11

Description

本発明は、自動車等の所定箇所に設置される複数の設置側コネクタに対して相手方コネクタを低操作力で嵌合するための装置に関するものである。
従来、コネクタ同士を低操作力で嵌合するための装置として、例えば特許文献1に記載されるようなレバー嵌合式のものが知られている。この装置は、互いに嵌合されるコネクタのうちの一方のコネクタに揺動可能にレバーが設けられ、このレバーの操作によって、前記一方のコネクタが他方のコネクタに低操作力で嵌合されるように構成されている。
特開平11−26070号公報
自動車等のように複雑な配線がなされる場所においては、複数のコネクタを特定箇所に集中配置し、これらの設置側コネクタに他の箇所から導かれる相手方コネクタを嵌合するといった作業が行われることがある。これらのコネクタの嵌合にそれぞれ前記特許文献1に記載されるような嵌合装置を適用した場合、互いに嵌合される複数のコネクタ対のそれぞれについて、そのコネクタ同士をセットする作業と、そのセット後にレバーを操作する作業とを行わなければならず、非常に面倒となる。特に、設置個所や配線形態の関係で複数の設置側コネクタが互いに異なる向きで設置される場合、前記コネクタセット作業やレバー操作も互いに異なる方向から行わなければならないことになり、作業効率はさらに低下する。
本発明はこのような技術的課題を解決することを目的とする。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、複数の設置側コネクタを互いに異なる向きで保持するとともに、これらの設置側コネクタに嵌合される相手方コネクタを当該相手方コネクタが前記設置側コネクタと完全嵌合する手前の位置に仮保持する仮保持部を有するコネクタ保持ケースと、このコネクタ保持ケースに操作可能に設けられる操作部材と、この操作部材に加えられる操作力を、前記仮保持部にそれぞれ仮保持されている相手方コネクタを前記設置側コネクタに嵌合する力であつて前記操作力よりも大きなコネクタ嵌合力に変換する操作力変換機構とが設けられているものである。
この構成によれば、コネクタ保持ケースの各仮保持部に各相手方コネクタを仮保持させた状態で、当該コネクタ保持ケースに設けられた操作部材を操作すれば、その操作力が操作力変換機構によって各相手方コネクタを対応する設置側コネクタに嵌合するコネクタ嵌合力に変換されるので、複数の設置側コネクタが互いに異なる向きに保持されているにもかかわらず、共通の操作部材を低操作力で操作するだけの簡単な作業で各設置側コネクタとその相手方コネクタとの嵌合を完了することができる。
ここで、前記操作部材の操作方向は適宜設定可能であるが、当該操作部材が前記各設置側コネクタとその相手方コネクタとの嵌合方向と略直交する方向に操作されるものとすれば、簡単な構造で前記操作部材の操作力を各コネクタ嵌合力に変換する機構を構築することが可能になる。
例えば、前記操作力変換機構として、前記操作部材に前記各相手方コネクタに対応して誘導溝が設けられる一方、前記相手方コネクタにこの相手方コネクタと対応する誘導溝に係合される溝係合部が設けられ、各誘導溝は前記操作部材の操作に伴って各相手方コネクタが前記設置側コネクタと嵌合する向きに前記溝係合部を誘導する形状を有している構成とすることが可能であり、このような構成によれば、所定形状の誘導溝に溝係合部を係合するだけの簡単な構造で、共通の操作部材の操作力を互いに異なる向きのコネクタ嵌合力に変換することが可能になる。
さらに、前記コネクタ保持ケースに、前記各相手方コネクタの溝係合部が嵌入可能であって当該溝係合部を当該相手方コネクタと設置側コネクタとが嵌合する方向に案内する案内溝が設けられている構成とすれば、当該案内溝によって相手方コネクタの移動方向をより安定させる効果が得られるとともに、前記溝係合部を前記案内溝により案内される被案内部として兼用することにより、簡素な構造で前記効果を得ることが可能になる。
また、前記操作部材を、前記コネクタ保持ケースの外側に嵌合される操作カバーとし、その嵌合方向に操作されるものとすれば、当該操作カバーとコネクタ保持ケースとの嵌合によって当該操作カバーの操作方向を安定させることができる。
以上のように、本発明によれば、複数の設置側コネクタが互いに異なる向きに設置されるにもかかわらず、これらの設置側コネクタに対してその相手方コネクタを低操作力でかつ効率良く嵌合することができる効果がある。
本発明の好ましい実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。
図1は、自動車の車室前側に配設されるインストゥルメントパネル2の近傍の配線構造を示したものである。前記インストゥルメントパネル2のすぐ裏側には車両幅方向に延びる図略のリーンフォースメント(強度部材)が配設され、このリーンフォースメントに沿ってインストゥルメントパネル用ワイヤハーネス10が配索されている。前記インストゥルメントパネル2よりも前方のエンジンルーム内には給電用電線等を含むエンジンルーム用ワイヤハーネス20が配索される一方、前記インストゥルメントパネル2よりも後方の領域には、図略のドアから導かれるドア用ワイヤハーネス30や、車室フロアに敷設されるフロア用ワイヤハーネス40が存している。そして、これらのワイヤハーネス20,30,40が図2〜図11に示すコネクタユニットによって前記インストゥルメントパネル用ワイヤハーネス10に電気的に接続されるようになっている。
図2に示すように、前記インストゥルメントパネル用ワイヤハーネス10の電線12の端末には、前記エンジンルーム用ワイヤハーネス20に接続されるインストゥルメントパネル用コネクタ16と、前記ドア用ワイヤハーネス30及びフロア用ワイヤハーネス40に接続されるインストゥルメントパネル用コネクタ14とが接続されている。これらのコネクタ16,14はいずれも上下方向に延びる略直方体状をなし、設置側コネクタとして図3に示す共通のコネクタケース50に保持されている。
一方、図4に示すように、前記エンジンルーム用ワイヤハーネス20の電線22の端末にはコネクタ24,26が接続されている。このうち、前記コネクタ24は前記インストゥルメントパネル用コネクタ16の相手方コネクタであり、前記コネクタ26は後述のようにフロア用ワイヤハーネス40側に接続されるものである。
また、図5に示すように、前記ドア用ワイヤハーネス30の電線32の端末にはコネクタ34が接続され、前記フロア用ワイヤハーネス40の電線42の端末にはコネクタ44が接続されている。前記コネクタ34は前記インストゥルメントパネル用コネクタ14の上側部分に嵌合される相手方コネクタであり、前記コネクタ44は前記インストゥルメントパネル用コネクタ14の下側部分に嵌合される相手方コネクタであるが、このコネクタ44の下部には前記エンジンルーム用ワイヤハーネス20のコネクタ26と直接嵌合可能なエンジンルーム接続用コネクタ部46が形成されている。
次に、前記各コネクタ嵌合を実現するための装置の具体的構成を説明する。この装置は、前記インストゥルメントパネル用コネクタ16,14を保持するコネクタ保持ケース50と、このコネクタ保持ケース50に装着される操作カバー60とを備えている。
図3に示すように、前記コネクタ保持ケース50は、上下方向に延びる形状を有し、前記インストゥルメントパネル用コネクタ16,14を相互逆向きに保持するとともに、インストゥルメントパネル用コネクタ14のさらに下方に前記コネクタ26を保持する構造を有している。
前記コネクタ保持ケース50の中央には前記インストゥルメントパネル用ワイヤハーネス10の端末が上下方向に挿通されるワイヤハーネス挿通筒部51が形成され、その両側に前記インストゥルメントパネル用コネクタ16,14がそれぞれ外向きに保持されている。そして、前記インストゥルメントパネル用コネクタ16が車両前側を向き、前記インストゥルメントパネル用コネクタ14及びコネクタ26が車両後側を向く姿勢で、コネクタ保持ケース50が前記インストゥルメントパネル2の近傍(図1に示す例では同パネル2のすぐ裏側)のボディ側壁4に固定されるようになっている。
具体的に、前記ボディ側壁4には前記ワイヤハーネス挿通筒部51が嵌め込み可能な矩形状の貫通孔4aが形成される一方、前記ワイヤハーネス挿通筒部51の左右両側面には上下方向の溝51aが形成され、これらの溝51aに前記貫通孔4aの周縁部分が差し込まれた状態で、前記コネクタ保持ケース50が前記ボディ側壁4に沿う姿勢で当該側壁4aに固定されるようになっている。
なお、この実施の形態では前記ワイヤハーネス挿通筒部51から車両幅方向内側(図3では右側)にインストゥルメントパネル用ワイヤハーネス10が導出されるようになっており、このインストゥルメントパネル用ワイヤハーネス10を下から支持するためのトレイ56が前記コネクタ保持ケース50に形成されている。
前記コネクタ保持ケース50において、前記インストゥルメントパネル用コネクタ16よりも外側の部分(車両前側の部分)には、当該インストゥルメントパネル用コネクタ16と完全嵌合する位置よりも手前側(ケース外側)の位置に前記コネクタ24を仮保持するための仮保持部52(図6及び図7)が形成され、前記インストゥルメントパネル用コネクタ14よりも外側の部分(車両後側の部分)には、当該インストゥルメントパネル用コネクタ14と完全嵌合する位置よりも手前側(ケース外側)の位置に前記コネクタ34,44をそれぞれ仮保持するための仮保持部53,54が形成されている。これらの仮保持部52,53,54は、各コネクタ24,34,44の絶縁ハウジングが嵌入可能なフード状をなしている。
さらに、この実施の形態では、前記仮保持部52,53,54内に各コネクタ24,34,44を仮係止するための仮係止部がコネクタ保持ケース50に設けられている。このうち代表的に仮保持部52についての仮係止部を図6及び図7に示す。
前記仮保持部52の両側壁には上下一対のスリットが形成されることにより当該側壁の厚み方向に撓み変形可能な係止アーム55が形成され、この係止アーム55の端部に内向きに突出する係止突起55aが形成されている。これに対してコネクタ24の両側面には外向きに被係止突起24aが形成されており、これらの被係止突起24aが前記係止突起55aと係合することにより、前記仮保持部52内の仮保持位置にコネクタ24が仮係止されるようになっている。
各コネクタ24,34,44の左右両側面には、それぞれ、外向きに被案内突起24b,34b,44bが突設されている。これに対し、各仮保持部52,53,54の左右側壁にはその端面から水平方向内向きに延びる案内溝52a,53a,54aが形成されており、これら案内溝52a,53a,54aにそれぞれ前記コネクタ24,34,44の被案内突起24b,34b,44bが嵌入されることにより、当該被案内突起24b,34b,44bがそれぞれ前記案内溝52a,53a,54aに沿う方向すなわちコネクタ嵌合方向に案内されるようになっている。
操作カバー60は、前記コネクタ保持ケース50の外側に嵌合される形状を有している。具体的には、底壁60aと、この底壁60aの両側(車両幅方向両側)から上向きに延びる一対の側壁60bとを一体に有し、両側壁60bの間に前記コネクタ保持ケース50が上から嵌め込み可能な形状となっている。すなわち、この操作カバー60はコネクタ保持ケース50に対して上下方向に嵌合され、かつ、その嵌合方向に移動可能となっている。
この操作カバー60が前記コネクタ保持ケース50に係止される位置として、図3,図6,図7,図9に示すように当該操作カバー60の底壁60aが前記コネクタ保持ケース50の底面よりも下方に位置する仮係止位置と、この仮係止位置よりも上側の位置であって図8及び図10に示すように前記底壁60aが前記コネクタ保持ケース50の底面にほぼ当接する本係止位置とが設定されている。
具体的に、前記コネクタ保持ケース50の上部には、前記ワイヤハーネス挿通筒部50と反対の側に当該ケース50の上端から下方に係止板57が垂下しており、この係止板57とコネクタ保持ケース50の本体側面との間に前記操作カバー60の一方の側壁60bが差込可能な隙間が確保されている。そして、この係止板57の左右両縁部に、上側係止切欠57a及び下側係止切欠57bが形成されている。
一方、前記操作カバー60の両側壁60bのうち前記係止板57側の側壁60bには上方に大きく開放された矩形状の切欠66が形成され、この切欠66の左右両縁部から下向きに上側被係止アーム67A及び下側被係止アーム67Bが延びている。これらの被係止アーム67A,67Bはその下端部が側壁60bの厚み方向に撓み可能となっており、当該下端部にそれぞれ外向きの被係止突起67a,67bが形成されている。そして、前記上側被係止アーム67Aの被係止突起67aが前記係止板57の下側係止突起57bに係合されることにより前記仮係止位置に操作カバー60が係止され、前記上側被係止アーム67Aの被係止突起67a及び下側被係止アーム67Bの被係止突起67bがそれぞれ前記係止板57の上側係止突起57a及び下側係止突起57bに係合されることにより前記本係止位置に前記操作カバー60が係止されるようになっている。
この操作カバー60における両側壁60bの両縁部には、前記各仮保持部52,53,54に対応して誘導溝62,63,64が設けられている。各誘導溝62,63,64は、前記側壁60bをその厚み方向に貫通し、かつ、前記各コネクタ24,34,44の被案内突起24b,34b,44bが嵌入可能な幅寸法を有しており、その溝形状は、操作カバー60が前記仮係止位置から本係止位置に移動するのに伴って前記仮保持位置にあるコネクタ24,34,44の被案内突起24b,34b,44bをそれぞれ当該コネクタ24,34,44がインストゥルメントパネル用コネクタ16,14と完全嵌合する方向に誘導する形状を有している。
具体的に、各誘導溝62,63,64は、前記側壁60bの縁部からカバー内側に向かうに従って下方に大きく延びる形状を有している。これら誘導溝62,63,64の外側端は前記側壁60bの縁部につながっていて側方に開放されており、かつ、操作カバー60が前記仮係止位置にあるときに前記各案内溝52a,53a,54aと同じ高さとなる位置に存している。
すなわち、この実施の形態において前記被案内突起24b,34b,44bは、案内溝52,53,54によりコネクタ嵌合方向に案内される被案内部と、誘導溝62,63,64に係合される溝係合部とに兼用されるものとなっている。
次に、このコネクタユニットを用いて各コネクタを嵌合する方法の例を以下に示す。
1)コネクタ保持ケース50に操作カバー60を仮係止位置に仮係止させた状態で、当該コネクタ保持ケース50をボディ側壁4に固定する。
2)前記コネクタ保持ケース50のワイヤハーネス挿通筒部51内に上からインストゥルメントパネル用コネクタ16,14を挿入するようにしながら当該コネクタ16,14を相互逆向きの姿勢でコネクタ保持ケース50にセットする。また、インストゥルメントパネル用コネクタ14の下側にエンジンルーム用ワイヤハーネス20のコネクタ26もセットしておく。
3)コネクタ保持ケース50の仮保持部52にエンジンルーム用ワイヤハーネス20のコネクタ24を仮保持させる。具体的には、当該コネクタ24の被案内突起24bをコネクタ保持ケース50の案内溝52及び操作カバー60の誘導溝62の双方に嵌め込むようにしながら、当該コネクタ24の被係止突起24aがコネクタ保持ケース50の係止アーム55の係止突起55aに係合する位置まで、当該コネクタ24を前記仮保持部52内に押し込む。同様にして、コネクタ保持ケース50の仮保持部53,54にドア用ワイヤハーネス30のコネクタ34及びフロア用ワイヤハーネス40のコネクタ44をそれぞれ仮保持させる。
この段階では、図11(a)に示すように、各コネクタ24,34,44の端子(同図ではコネクタ24,34の端子24t,34tのみ図示)がインストゥルメントパネル用コネクタ16,14の端子16t,14tに完全嵌合する位置よりも手前の位置にあり、よって各コネクタ24,34,44のセットに大きな力は要しない。
4)3)の状態から操作カバー60を押し上げて前記仮係止位置から本係止位置まで移動させる。この操作カバー60の上昇に伴い、各誘導溝62,63,64に係合されている各コネクタ24,34,44の被案内突起24b,34b,44bは設置側のインストゥルメントパネル用コネクタ16,14と嵌合する向きに案内され、当該操作レバー60の操作が終了した時点で各コネクタ24,34,44とインストゥルメントパネル用コネクタ16,14とが完全嵌合する(例えば図11(b)に示すコネクタ24,34の端子24t,34tとインストゥルメントパネル用コネクタ16,14の端子16t,14tとが完全嵌合する)のと同時に、前記コネクタ44に一体に形成されているエンジンルーム接続用コネクタ部46とコネクタ26も完全嵌合する。
すなわち、操作カバー60に加えられる上向きの操作力は、各誘導溝62,63,64及び被案内突起24b,34b,44bからなる操作力変換機構によって、前記コネクタ24,34,44とインストゥルメントパネル用コネクタ16,14とを嵌合するコネクタ嵌合力に変換されることとなり、単一の操作によって、互いに逆向きに保持されているインストゥルメントパネル用コネクタ16,14への相手方コネクタ24,34,44の嵌合を一度に実現することができる。また、図示のように誘導溝62,63,64の形状がコネクタ嵌合方向に対して上下方向に大きく傾く形状となっていることにより、前記操作力よりも大きなコネクタ嵌合力が生ずるので、小さな操作力で全てのコネクタ嵌合作業をまとめて行うことが可能となる。
なお、本発明において操作力変換機構の具体的な構成は問わず、例えば歯車機構やリンク機構を用いることも可能である。また、操作部材とは別に操作力変換機構の構成要素を含んでいてもよい。
図12(a)(b)は、水平方向に操作される操作板80の操作力を操作力変換板70を介してコネクタ嵌合力に変換する構造を示したものである。
同図の操作板80は、コネクタ保持ケース50の下部に水平方向に操作可能に組付けられ、その被案内部82の上端がコネクタ保持ケース50に設けられた水平方向の案内部58に案内されるようになっている。
操作力変換板70は、前記操作カバー60と同様に上下方向に移動可能となるようにコネクタ保持ケース50に組み込まれ、前記誘導溝62,63,64と同様に前記コネクタ24,34,44の被案内突起24b,34b,44bに係合される誘導溝72,73,74を有している。そして、この操作力変換板70の底部に形成された被案内突起76が、前記操作板80に形成された斜め向きの案内溝86に嵌め込まれており、この操作板80を車室側(図では左側)から車両前側に向かって水平方向に操作することにより、その操作力が操作力変換板70を上向きに移動させる力に変換され、さらに、その移動力が各誘導溝72,73,74によってコネクタ嵌合力に変換されるようになっている。
このような構造においても、操作板80の操作によって各コネクタの嵌合をまとめて行うことが可能になる。ただし、前記図1〜図11に示した操作カバー60のように、操作部材が上下方向に操作されるものとすれば、複雑な構造を用いることなく、また車両内側に占有スペースを拡大することなく、単一の操作部材の操作力を大きなコネクタ嵌合力に変換し得る操作力変換機構を構築することが可能になる。
また、本発明では各設置側コネクタの具体的な向きや設置場所を問わず、複数の設置側コネクタを互いに異なる向きに保持する場合に広く適用し得るものである。例えば、図13に示すように、コネクタ保持ケース50が三方に延びる平面視T字状をなし、その3つの端部501,502,503にそれぞれ仮保持部58が設けられている構造とし、操作カバー60を前記コネクタ保持ケース50の外側に嵌合する形状、すなわち前記各端部501,502,503にそれぞれ対応する端部601,602,603を有するT字状にして、上下方向(すなわち各コネクタ嵌合方向と略直交する方向)に移動可能となるように構成するようにしても、各端部601,602,603に操作力変換機構(例えば前記図3等に示した誘導溝62,63,64と同様の誘導溝)を設けることによって、各仮保持部58に保持されている相手方コネクタを設置側コネクタにまとめて嵌合することが可能になる。
あるいは、前記コネクタ保持ケース50及び操作カバー60の端部503,603を省略して全体を平面視L字状にしてもよい。すなわち、本発明は必ずしも設置側コネクタを相互逆向きに保持するものに限られない。
また、図3等には、前向きに保持されるインストゥルメントパネル用コネクタ16及び後向きに保持されるインストゥルメントパネル用コネクタ14がそれぞれ単数であるものを示したが、本発明は互いに同じ向きに保持される複数の設置側コネクタを含んでいてもよい。要は、互いに異なる向きに保持される複数の設置側コネクタを含んでいればよい。
本発明の実施の形態に係る車両の配線形態を示す斜視図である。 前記車両に配索されるインストゥルメントパネル用ワイヤハーネスの端末に設けられた設置側コネクタとしてのインストゥルメントパネル用コネクタを示す斜視図である。 前記インストゥルメントパネル用コネクタを保持するコネクタ保持ケース及び同コネクタ保持ケースに装着される操作カバーを示す斜視図である。 前記車両に配索されるエンジンルーム用ワイヤハーネスの端末に設けられた相手方コネクタを示す斜視図である。 前記車両に配索されるドア用ワイヤハーネスの端末及びフロア用ワイヤハーネスの端末に設けられた相手方コネクタを示す斜視図である。 前記コネクタ保持ケースにエンジンルーム用ワイヤハーネスのコネクタを仮保持させる前の状態を示す斜視図である。 前記コネクタ保持ケースにエンジンルーム用ワイヤハーネスのコネクタを仮保持させた状態を示す斜視図である。 前記コネクタ保持ケースに保持されているインストゥルメントパネル用コネクタに各コネクタが完全嵌合した状態を示す斜視図である。 前記コネクタ保持ケースに各コネクタを仮保持させる前の状態を示す正面図である。 前記コネクタ保持ケースに保持されているインストゥルメントパネル用コネクタに各コネクタが完全嵌合した状態を示す正面図である。 (a)は図9のA−A線の高さにおける断面平面図であってコネクタ保持ケースに各コネクタが仮保持されている状態を示す図、(b)は図10のB−B線断面図である。 本発明に係るコネクタ嵌合装置の変形例を示す正面図である。 本発明に係るコネクタ嵌合装置の変形例を示す正面図である。
符号の説明
14,16 インストゥルメントパネル用コネクタ(設置側コネクタ)
24 コネクタ(相手方コネクタ)
24b 被案内突起(溝係合部)
34 コネクタ(相手方コネクタ)
34b 被案内突起(溝係合部)
44 コネクタ(相手方コネクタ)
44b 被案内突起(溝係合部)
50 コネクタ保持ケース
52,53,54 仮保持部
60 操作カバー
62,63,64 誘導溝

Claims (5)

  1. 複数の設置側コネクタを互いに異なる向きで保持するとともに、これらの設置側コネクタに嵌合される相手方コネクタを当該相手方コネクタが前記設置側コネクタと完全嵌合する手前の位置に仮保持する仮保持部を有するコネクタ保持ケースと、このコネクタ保持ケースに操作可能に設けられる操作部材と、この操作部材に加えられる操作力を、前記仮保持部にそれぞれ仮保持されている相手方コネクタを前記設置側コネクタに嵌合する力であつて前記操作力よりも大きなコネクタ嵌合力に変換する操作力変換機構とが設けられていることを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  2. 請求項1記載のコネクタ嵌合装置において、前記操作部材は、前記各設置側コネクタとその相手方コネクタとの嵌合方向と略直交する方向に操作されるものであることを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  3. 請求項2記載のコネクタ嵌合装置において、前記操作部材は、前記コネクタ保持ケースの外側に嵌合される操作カバーであり、その嵌合方向に操作されるものであることを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  4. 請求項2または3記載のコネクタ嵌合装置において、前記操作力変換機構として、前記操作部材に前記各相手方コネクタに対応して誘導溝が設けられる一方、前記相手方コネクタにこの相手方コネクタと対応する誘導溝に係合される溝係合部が設けられ、各誘導溝は前記操作部材の操作に伴って各相手方コネクタが前記設置側コネクタと嵌合する向きに前記溝係合部を誘導する形状を有していることを特徴とするコネクタ嵌合装置。
  5. 請求項4記載のコネクタ嵌合装置において、前記コネクタ保持ケースに、前記各相手方コネクタの溝係合部が嵌入可能であって当該溝係合部を当該相手方コネクタと設置側コネクタとが嵌合する方向に案内する案内溝が設けられていることを特徴とするコネクタ嵌合装置。
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