JP2006131101A - タイヤ用ホイール及びホイール/タイヤ組立体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リム組み性を良好にしながら、リム擦れ防止を可能にする、特に重荷重用タイヤに好適なホイ−ル及びホイール/タイヤ組立体を提供する。
【解決手段】 リム2のビードシート面にタイヤビ−ド部Bのタイヤ軸方向への移動を防止するためのリム擦れ防止手段5を形成すると共に、リム2を周方向に複数のセクター1a、1b、1c、1d、1eに分割し、これらセクター1a、1b、1c、1d、1eを環状のディスク4を介して車軸に着脱自在に固定するようにしたタイヤ用ホイール1と、このホイール1に重荷重用タイヤTを装着したホイール/タイヤ組立体。
【選択図】 図2
【解決手段】 リム2のビードシート面にタイヤビ−ド部Bのタイヤ軸方向への移動を防止するためのリム擦れ防止手段5を形成すると共に、リム2を周方向に複数のセクター1a、1b、1c、1d、1eに分割し、これらセクター1a、1b、1c、1d、1eを環状のディスク4を介して車軸に着脱自在に固定するようにしたタイヤ用ホイール1と、このホイール1に重荷重用タイヤTを装着したホイール/タイヤ組立体。
【選択図】 図2
Description
本発明はタイヤ用ホイール及びホイール/タイヤ組立体に関し、さらに詳しくは、リム組み性を良好にしながら、リム擦れ防止を可能にする、特に重荷重用タイヤに好適なホイ−ル及びホイール/タイヤ組立体に関する。
製鉄所などのコンテナーに装着される産業車両用などの重荷重用タイヤでは、過酷な高荷重下で使用されることから、タイヤのビード部がタイヤ軸方向に移動してリム擦れ故障を発生し易いという問題がある。従来、この対策として、タイヤのビードベース面に凹部を形成し、これをリムのビードシート面に形成した凸部に嵌合させるようにした提案が多数ある(例えば、特許文献1、2参照)。
しかしながら、重荷重用タイヤのようにビード部の剛性が高いタイヤでは、上記のようにタイヤのビードベース面とリムのビードシート面とに凹凸の噛み合い部を形成していると、リム組み作業が著しく困難になり、結局は本質的な解決策になっていないという問題があった。
実開昭57−142605号公報
特開平6−211001号公報
本発明の目的は、かかる従来の問題点を解消し、リム組み性を良好にしながら、リム擦れ防止を可能にする、特に重荷重用タイヤに好適なホイ−ル及びホイール/タイヤ組立体を提供することにある。
本発明のタイヤ用ホイ−ルは、リムのビードシート面にタイヤビ−ド部のタイヤ軸方向への移動を防止するためのリム擦れ防止手段を形成したタイヤホイールにおいて、リムを周方向に複数のセクターに分割すると共に、これらセクターを環状のディスクを介して車軸に着脱可能に固定するようにしたことを要旨とするものである。
また、本発明のホイ−ル/タイヤ組立体は、上述するタイヤ用ホイ−ルに重荷重用空気入りタイヤを装着したことを要旨とするものである。
本発明によれば、リムのビードシート面にタイヤビ−ド部のタイヤ軸方向への移動を防止するためのリム擦れ防止手段を形成したタイヤホイールにおいて、リムを周方向に複数のセクターに分割すると共に、これらセクターを環状のディスクを介して車軸に着脱可能に固定するようにしたので、タイヤをリム組みするに際して、分割したセクターを一つずつタイヤ軸側からタイヤビ−ド底面側に向かって移動させながら組み込むことにより、タイヤのリム組みを容易に行なうことができる。また、リムのビードシート面に形成したリム擦れ防止手段がタイヤビ−ド部のタイヤ軸方向への移動を確実に防止することから、タイヤのリム擦れを防止することができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態によるタイヤ用ホイ−ルに重荷重用タイヤ(以下、単にタイヤという)を装着した状態を示す断面図で、図2は本発明の実施形態による分割されたホイ−ルの組み合わせ形態の一例を示す側面図である。
図1において、タイヤ用ホイ−ル1はリム2とこれに連結するディスク部3とからなり、ディスク部3は車軸(図示せず)に着脱自在に固定されるディスク4にボルト等によって固定されるようになっている。リム2のビードシート面には、ビ−ド部Bのタイヤ軸方向への移動を防止するためのリム擦れ防止手段5が形成され、ディスク部3を連結したリム2が、図2に示すように、周方向に複数(図では5つ)のセクターに分割されている。図2では、分割された5つのセクター1a、1b、1c、1d、1eを構成するリム2及びディスク部3を、それぞれ2a、2b、2c、2d、2e及び3a、3b、3c、3d、3eで表示している。なお、タイヤTはチューブを内蔵した空気入りタイヤからなり、分割された1つのセクター(図では1a)には、バルブ孔6aが形成されている。
分割された5つのセクタ−1a、1b、1c、1d、1eは、図3の(a)から(i)に示すように、タイヤTをリム組みするに際して、一つずつ(図では1a、1b、1c、1d、1eの順で)タイヤ軸側からタイヤビ−ド底面側に向かって移動させると共に、ディスク4(図示せず)にボルト等によって固定しながら組み込むことによって、タイヤTのリム組みを行なうようにしている。
このように分割された各セクターを順次組み込むようにするため、少なくとも1つのセクター(図2ではセクター1e)の分割面は、周方向両側の分割面をタイヤ用ホイール1の半径方向に互いに平行な面に形成されている。すなわち、セクター1eの分割面を、タイヤ用ホイール1の回転中心からセクター1eの中心を通って外側に延びる直線と平行な面となるように形成している。したがって、これに対応させて、隣接するセクター1a及び1dの分割面もセクター1eの分割面と同等の面に形成しておく必要がある。
図5は、分割された各セクターの組み込み後の他の実施形態を示すもので、この実施形態では、セクター1eの両側の分割面が、タイヤ用ホイール1の半径方向外側に向かうほど互いに近づくように形成されている。すなわち、セクター1eの両側の分割面を、各分割面の延長線がセクター1eの外側で交差するような分割面に形成している。したがって、これに対応させて、隣接するセクター1a及び1dの分割面もセクター1eの分割面と同等の傾斜面に形成している。
なお、各セクターの組み込みに際して,最初に組み込むセクター1aにはバルブ孔6aが形成されたセクターを使用し、そのバルブ孔6aにタイヤTのバルブ6を挿入して位置決めをするようにするとよい。上述するように分割された各セクターを組み込むことにより、タイヤのリム組みを容易に行なうことができる。
また、リム2のビードシート面には、タイヤビ−ド部Bのタイヤ軸方向への移動を防止するためのリム擦れ防止手段5を形成しているので、タイヤのリム擦れを有効に防止することができる。図1の実施形態では、リム2のビードシート面に形成するリム擦れ防止手段5を、装着されるタイヤTのビ−ドト−部の内側に位置し、かつ周方向に連続する凸条からなる場合を示したが、リム擦れ防止手段5を、図4に要部を示すように、リム2のビ−ドシ−ト面に形成された周方向に連続する凸条又は凹溝(図では2本の凹溝)とし、リム組みに際して、この凸条又は凹溝に対応させて形成したタイヤTのビ−ドシ−ト面の凹溝又は凸状(図では2本の凸状)に噛合させてリム組みを行なうようにするとよい。
本発明において、リム擦れ防止手段5を構成する凸条の高さ及び凹溝の深さは、タイヤビ−ド部Bのタイヤ軸方向への移動を確実に防止させる観点から、それぞれ3mm以上、好ましくは10mm以下に設定するとよい。さらに、ホイ−ル1の分割数は4以上、好ましくは10以下にするとよい。ホイ−ル1の分割数が3以下であると、分割した各ホイ−ルを組み込むに際して、分割したホイ−ルがタイヤビ−ド部Bの内径よりも大きくなる場合が生じて、リム組み性を低下させることになる。
上述するように、本発明のホイ−ルは、リムのビードシート面又はリムとタイヤとのビードシート面にタイヤビ−ド部のタイヤ軸方向への移動を防止するためのリム擦れ防止手段を形成すると共に、リムを周方向に複数のセクターに分割して構成し、これら分割したセクターをそれぞれ一つずつタイヤ軸側からタイヤビ−ド部の底面側に向かって移動させながら組み込んで組立体を形成することにより、リム組み性を良好にしながら、リム擦れ防止を可能にするもので、特にビ−ド部の剛性が高い大型の重荷重用タイヤのホイール及びホイール/タイヤ組立体として好ましく適用される。
タイヤを8.25−15 18PR LUGとし、リムを15×6.50T IRとして、タイヤ及びリムのビードシート面に凹凸を形成しなかった図6に示す構造の従来組立体と、リムのビードシート面に凸条を形成した図1に示す構造の本発明組立体1と、タイヤ及びリムのビードシート面にそれぞれ凸条及び凹溝を形成した図4に示す構造からなる本発明組立体2と、をそれぞれ32個作製した。なお、各タイヤに充填した空気圧を1,000kPaとした。
各組立体2個を1組として、16組をそれぞれ160トン積みのキャリアパレットの前後の遊動輪に装着し、アスファルト路面上をタイヤが全摩耗するまで走行させた。この過程において、タイヤにリム擦れ故障が発生して走行不能となった組立体については、その都度、新たな組立体と交換した。
その結果、交換した組立体の数が、従来組立体を装着したキャリアパレットでは7組であったのに対して本発明組立体1を装着したキャリアパレットでは3組であり、本発明組立体2を装着したキャリアパレットでは2組であった。
1 タイヤ用ホイ−ル
1a、1b、1c、1d、1e セクター
2 リム
3 ディスク部
4 ディスク
5 リム擦れ防止手段
6 バルブ
T タイヤ
B ビ−ド部
1a、1b、1c、1d、1e セクター
2 リム
3 ディスク部
4 ディスク
5 リム擦れ防止手段
6 バルブ
T タイヤ
B ビ−ド部
Claims (8)
- リムのビードシート面にタイヤビ−ド部のタイヤ軸方向への移動を防止するためのリム擦れ防止手段を形成したタイヤホイールにおいて、
リムを周方向に複数のセクターに分割すると共に、これらセクターを環状のディスクを介して車軸に着脱可能に固定するようにしたタイヤ用ホイ−ル。 - 前記リム擦れ防止手段が、装着されるタイヤのビードトー部の内側に位置し、かつ周方向に連続する凸条からなる請求項1に記載のタイヤ用ホイ−ル。
- 前記凸条の高さが3mm以上、10mm以下である請求項2に記載のタイヤ用ホイ−ル。
- 前記リム擦れ防止手段が、前記ビ−ドシ−ト面の周方向に連続する凸条又は凹溝からなる請求項1に記載のタイヤ用ホイ−ル。
- 前記凸条の高さ及び凹溝の深さが3mm以上、10mm以下である請求項4に記載のタイヤ用ホイ−ル。
- 前記リム及びディスク部の分割数が4以上、10以下である請求項1〜5のいずれかに記載のタイヤ用ホイ−ル。
- 前記複数のセクターのうち少なくとも1つのセクターにおける周方向両側の分割面を、ホイールの半径方向に互いに平行にするか、又はホイールの半径方向外側に向かうほど互いに近づくように形成した請求項1〜6のいずれかに記載のタイヤ用ホイ−ル。
- 請求項1〜7のいずれかに記載されたタイヤ用ホイ−ルに重荷重用空気入りタイヤを装着したホイール/タイヤ組立体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004322421A JP2006131101A (ja) | 2004-11-05 | 2004-11-05 | タイヤ用ホイール及びホイール/タイヤ組立体 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004322421A JP2006131101A (ja) | 2004-11-05 | 2004-11-05 | タイヤ用ホイール及びホイール/タイヤ組立体 |
Publications (1)
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JP2006131101A true JP2006131101A (ja) | 2006-05-25 |
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Family Applications (1)
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JP2004322421A Pending JP2006131101A (ja) | 2004-11-05 | 2004-11-05 | タイヤ用ホイール及びホイール/タイヤ組立体 |
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JP (1) | JP2006131101A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007055399A (ja) * | 2005-08-24 | 2007-03-08 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | タイヤ用ホイール及びホイール/タイヤ組立体 |
CN104608565A (zh) * | 2015-01-04 | 2015-05-13 | 常德市瑭桥机械厂 | 新型农用运输车轮胎及轮毂 |
CN107813664A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-20 | 开封大学 | 便携式爆胎替换轮 |
KR20190070667A (ko) * | 2017-12-13 | 2019-06-21 | 한국항공우주연구원 | 운송 수단용 바퀴 |
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2004
- 2004-11-05 JP JP2004322421A patent/JP2006131101A/ja active Pending
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CN107813664A (zh) * | 2017-11-23 | 2018-03-20 | 开封大学 | 便携式爆胎替换轮 |
CN107813664B (zh) * | 2017-11-23 | 2023-09-19 | 开封大学 | 便携式爆胎替换轮 |
KR20190070667A (ko) * | 2017-12-13 | 2019-06-21 | 한국항공우주연구원 | 운송 수단용 바퀴 |
KR101997189B1 (ko) | 2017-12-13 | 2019-07-05 | 한국항공우주연구원 | 운송 수단용 바퀴 |
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