JP2006130999A - 後輪用サスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 緩衝器の反力によるトー方向のコンプライアンスステア特性を確保した上で、車両のパッケージングをも確保する。
【解決手段】 キャリア11(後輪支持部材)は、一対のアッパリンク21,22、一対のロアリンク23,24、緩衝器26などによって車体30に連結される。各アッパリンク21,22および各ロアリンク23,24は、一端にてゴムブッシュ31a〜34aを介してキャリア11にそれぞれ連結され、他端にてゴムブッシュ31b〜34bを介して車体30にそれぞれ連結される。緩衝器26は、上端にて車体30の一部に連結され、下端にてキャリア11に連結される。両アッパリンク21,22およびロアリンク23,24による仮想キングピン軸Kは、その上方が下方に比して車両幅方向外方に位置するように傾斜する。緩衝器26と車体30との連結位置Qは、キャリア11との連結位置Rよりも車両後方または車両幅方向外方に位置する。
【選択図】 図1
【解決手段】 キャリア11(後輪支持部材)は、一対のアッパリンク21,22、一対のロアリンク23,24、緩衝器26などによって車体30に連結される。各アッパリンク21,22および各ロアリンク23,24は、一端にてゴムブッシュ31a〜34aを介してキャリア11にそれぞれ連結され、他端にてゴムブッシュ31b〜34bを介して車体30にそれぞれ連結される。緩衝器26は、上端にて車体30の一部に連結され、下端にてキャリア11に連結される。両アッパリンク21,22およびロアリンク23,24による仮想キングピン軸Kは、その上方が下方に比して車両幅方向外方に位置するように傾斜する。緩衝器26と車体30との連結位置Qは、キャリア11との連結位置Rよりも車両後方または車両幅方向外方に位置する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両における後輪用サスペンション装置に関する。
後輪用サスペンション装置の一つとしては、例えば下記特許文献1に記載されているように、車両幅方向に延設されて一端にて弾性ブッシュを介して車体に連結されるとともに他端にて後輪支持部材の上部に連結されているアッパリンクと、車両幅方向に延設されて一端にて弾性ブッシュを介して車体に連結されるとともに他端にて後輪支持部材の下部に連結されているロアリンクと、車両上下方向に立設されて上端にて車体に連結されるとともに下端にて後輪支持部材に連結されて後輪支持部材に反力を付与する緩衝器とを備えたものが知られている。この後輪用サスペンション装置においては、後輪支持部材が緩衝器による反力に応じて仮想キングピン軸回りのモーメントを受ける。これにより、車輪をトーイン方向に回動変位させるコンプライアンスステアが確保されている。
特開2003−335117号公報
しかし、上記特許文献1に記載された後輪用サスペンション装置においては、シートレイアウトまたはトランクレイアウトのスペースを十分に確保すること、すなわち車両のパッケージングが考慮されずにトー方向のコンプライアンスステアが設定されている。このため、トー方向のコンプライアンスステアが確保されても、車両のパッケージングが十分に確保されないおそれがある。
したがって、本発明では、上記問題に対処するために、緩衝器の反力によるトー方向のコンプライアンスステア特性を確保した上で、車両のパッケージングをも確保することが可能な後輪用サスペンション装置を提供することをその目的としている。
上記目的を達成するため、本発明においては、車両幅方向に延設されて一端にて弾性ブッシュを介して車体に連結されるとともに他端にて後輪支持部材の上部に連結されているアッパリンクと、車両幅方向に延設されて一端にて弾性ブッシュを介して車体に連結されるとともに他端にて前記後輪支持部材の下部に連結されているロアリンクと、車両上下方向に立設されて上端にて車体に連結されるとともに下端にて前記後輪支持部材に連結されて前記後輪支持部材に反力を付与する緩衝器とを備えた後輪用サスペンション装置において、前記アッパリンクおよび前記ロアリンクによる仮想キングピン軸は、その上方が下方に比して車両幅方向外方に位置するように傾斜しており、かつ前記緩衝器の車体との連結位置は、同緩衝器の前記後輪支持部材との連結位置よりも車両後方または車両幅方向外方に位置していることに特徴がある。この場合において、例えば、前記アッパリンクは、車両幅方向外方にて軸線が交差する前後一対のアッパリンクで構成され、前記ロアリンクは、車両幅方向外方にて軸線が交差する前後一対のロアリンクで構成されており、前記仮想キングピン軸は、前記前後一対のアッパリンクの交差点と前記前後一対のロアリンクの交差点とを結んだ線であるようにすることも可能である。
本発明によれば、緩衝器の車体との連結位置が同緩衝器の後輪支持部材との連結位置よりも車両後方または車両幅方向外方に位置している。したがって、緩衝器の反力による仮想キングピン軸回りのモーメントに応じたトー方向のコンプライアンスステアを確保した上で、シートレイアウトまたはトランクレイアウトに関する車両のパッケージングを確保することが可能である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明による後輪用サスペンション装置の一実施形態における右後輪側を概略的に示していて、この実施形態においては、車輪10を回転可能に支持するキャリア11(後輪支持部材)が、前後一対のI形アッパリンク21,22、前後一対のI形ロアリンク23,24、1個のI形トーコントロールリンク25および緩衝器26によって車体30に連結されている。
前方のアッパリンク21は、車両幅方向に延設されていて、その一端にてゴムブッシュ31aを介してキャリア11の前方上部に連結されるとともに、その他端にてゴムブッシュ31bを介して車体30の一部に連結されている。また、アッパリンク21は、その軸線が一端から他端に向かうに従って車両前方および下方に傾斜する向きに配置されている。
後方のアッパリンク22は、車両幅方向に延設されていて、その一端にてゴムブッシュ32aを介してキャリア11の後方上部に連結されるとともに、その他端にてゴムブッシュ32bを介して車体30の一部に連結されている。また、アッパリンク22は、その軸線が一端から他端に向かうに従って車両後方および下方に傾斜する向きに配置されている。
前方のロアリンク23は、車両幅方向に延設されていて、その一端にてゴムブッシュ33aを介してキャリア11の前方下部に連結されるとともに、その他端にてゴムブッシュ33bを介して車体30の一部に連結されている。また、ロアリンク23は、その軸線が一端から他端に向かうに従って車両前方および上方に傾斜する向きに配置されている。
後方のロアリンク24は、車両幅方向に延設されていて、その一端にてゴムブッシュ34aを介してキャリア11の後方下部に連結されるとともに、その他端にてゴムブッシュ34bを介して車体30の一部に連結されている。また、ロアリンク24は、その軸線が一端から他端に向かうに従って車両後方および上方に傾斜する向きに配置されている。
トーコントロールリンク25は、車両幅方向に延設されていて、その一端にてゴムブッシュ35aを介してキャリア11の中間部に連結されるとともに、その他端にてゴムブッシュ35bを介して車体30の一部に連結されている。また、トーコントロールリンク25は、その軸線が一端から他端に向かうに従って略水平で車両後方に傾斜する向きに配置されている。
緩衝器26は、ダンパ27およびコイルスプリング28を備えており、車両上下方向に立設されていて、その上端にて車体30の一部に連結されるとともに下端にてキャリア11の後方中間部に連結されている。この緩衝器26は、車輪10の上下ストロークおよびストローク速度に応じたコイルスプリング28の弾性力およびダンパ27の減衰力による反力Fをキャリア11に付与する。
ところで、この実施形態においては、前後一対のアッパリンク21,22の軸線が車両幅方向外方にて交差し、前後一対のロアリンク23,24の軸線が車両幅方向外方にて交差している。また、両アッパリンク21,22の軸線の交差点Oが両ロアリンク23,24の軸線の交差点Pよりも車両幅方向外方に位置している。そして、両交差点O,Pを結んだ線により仮想キングピン軸Kが形成されるようになっている。この仮想キングピン軸Kは、その上方が下方に比して車両幅方向外方に位置するとともに、図2の車両側面視にて略鉛直となるように傾斜している。
また、この実施形態においては、緩衝器26の車体30との連結位置Qが、緩衝器26のキャリア11との連結位置Rよりも車両後方および車両幅方向内方に位置している。また、緩衝器26のキャリア11との連結位置Rは、図2の車両側面視にて仮想キングピン軸Kに対して車両後方に位置するとともに、両交差点O,P間におけるキャリア11の中間部上に位置している。
これにより、キャリア11は、緩衝器26による反力Fの水平成分の大きさに応じて、図1の平面視にて仮想キングピン軸K回りに反時計方向のモーメントを受けるため、トーイン方向のコンプライアンスステアが確保される。また、緩衝器26と車体30との連結位置Qがキャリア11との連結位置Rよりも車両後方および車両幅方向内方に位置しているため、シートレイアウトも確保される。したがって、この場合には、トーイン方向のコンプライアンスステアとシートレイアウトに関する車両のパッケージングとを両立させることができる。
上記実施形態においては、緩衝器26と車体30との連結位置Qがキャリア11との連結位置Rよりも車両後方および車両幅方向内方に位置している後輪用サスペンション装置に本発明を実施した。この場合には、緩衝器26の軸線と鉛直線間の角度が、上記実施形態で示した角度よりも更に小さくなるように、例えば、連結位置Qを図3の矢視Aで示す車両外方へ移動させることも可能である。これによれば、トーイン方向のコンプライアンスステアおよびシートレイアウトを確保した上で、更にトランクレイアウトも確保することができる。
また、上記実施形態およびその変形実施形態においては、緩衝器26と車体30との連結位置Qがキャリア11との連結位置Rよりも車両後方および車両幅方向内方に位置するようにすることで、トーイン方向のコンプライアンスステアを確保するようにしたが、連結位置Qが連結位置Rよりも車両後方および車両幅方向外方に位置するように設定することも可能である。この場合には、キャリア11は、緩衝器26による反力Fの水平成分の大きさに応じて、図1の平面視にて仮想キングピン軸K回りに時計方向のモーメントを受けるため、トーアウト方向のコンプライアンスステアを確保することができる。これにより、トーアウト方向のコンプライアンスステアを確保した上で、シートレイアウトおよびトランクレイアウトを確保することができる。
また、上記した実施形態およびその各種変形実施形態においては、両アッパリンク21,22を広めの間隔で配設した後輪用サスペンション装置に本発明を実施したが、両アッパリンク間の間隔を広くし難い後輪用サスペンション装置に本発明を実施することも可能である。この場合には、両アッパリンクの軸線間の角度を小さくすることにより、上記実施形態と同様に、両アッパリンクおよび両ロアリンクによる仮想キングピン軸を、その上方が下方に比して車両幅方向外方に位置するように傾斜させることができる。
また、上記した実施形態およびその各種変形実施形態においては、一対のI形アッパリンク21,22および一対のI形ロアリンク23,24を用いた後輪用サスペンション装置に本発明を実施したが、このリンクの構成は適宜変更可能である。例えば、一対のI形リンクを1個のA形リンクに代えて実施することも可能である。
10…車輪、11…キャリア(後輪支持部材)、21,22…アッパリンク、23,24…ロアリンク、25…トーコントロールリンク、26…緩衝器、27…ダンパ、28…コイルスプリング、30…車体、31a〜35a,31b〜35b…ゴムブッシュ(弾性ブッシュ)
Claims (2)
- 車両幅方向に延設されて一端にて弾性ブッシュを介して車体に連結されるとともに他端にて後輪支持部材の上部に連結されているアッパリンクと、車両幅方向に延設されて一端にて弾性ブッシュを介して車体に連結されるとともに他端にて前記後輪支持部材の下部に連結されているロアリンクと、車両上下方向に立設されて上端にて車体に連結されるとともに下端にて前記後輪支持部材に連結されて前記後輪支持部材に反力を付与する緩衝器とを備えた後輪用サスペンション装置において、
前記アッパリンクおよび前記ロアリンクによる仮想キングピン軸は、その上方が下方に比して車両幅方向外方に位置するように傾斜しており、かつ前記緩衝器の車体との連結位置は、同緩衝器の前記後輪支持部材との連結位置よりも車両後方または車両幅方向外方に位置していることを特徴とする後輪用サスペンション装置。 - 請求項1に記載した後輪用サスペンション装置において、
前記アッパリンクは、車両幅方向外方にて軸線が交差する前後一対のアッパリンクで構成され、前記ロアリンクは、車両幅方向外方にて軸線が交差する前後一対のロアリンクで構成されており、前記仮想キングピン軸は、前記前後一対のアッパリンクの軸線の交差点と前記前後一対のロアリンクの軸線の交差点とを結んだ線であることを特徴とする後輪用サスペンション装置。
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JP2017514752A (ja) * | 2014-05-08 | 2017-06-08 | ゴードン・マレー・デザイン・リミテッド | 車両サスペンション |
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