JP2006125494A - ケーブル類保護案内装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】限られたケーブル類収容空間内でケーブル類を効率良く収容することができる
ようにしたケーブル類保護案内装置を提供すること。
【解決手段】ケーブル類収容空間R内のケーブル類Cを屈曲内周側と屈曲外周側とに仕分ける仕切り棚板部材120と左右に仕分ける一対の仕切り壁板部材130とを着脱自在に装着してなるケーブル類保護案内装置100において、仕切り棚板部材120が仕切り壁板部材130に対して傾斜自在に装着する係止用突起部(121a)を備えているとともに、仕切り壁板部材130が係止用突起部(121a)に対して傾斜自在に装着する複数の係止用孔(131a)からなる傾斜調整用孔群(131)を備えている。
【選択図】図1
ようにしたケーブル類保護案内装置を提供すること。
【解決手段】ケーブル類収容空間R内のケーブル類Cを屈曲内周側と屈曲外周側とに仕分ける仕切り棚板部材120と左右に仕分ける一対の仕切り壁板部材130とを着脱自在に装着してなるケーブル類保護案内装置100において、仕切り棚板部材120が仕切り壁板部材130に対して傾斜自在に装着する係止用突起部(121a)を備えているとともに、仕切り壁板部材130が係止用突起部(121a)に対して傾斜自在に装着する複数の係止用孔(131a)からなる傾斜調整用孔群(131)を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、ケーブル類保護案内装置に係り、更に詳しくは、産業用機械の可動部材に電力や圧縮空気のエネルギーを供給するケーブルやホース等のケーブル類を収容すると共に、可動部の移動中においてもケーブル類を安全にかつ確実に案内保護するのに好適なケーブル類保護案内装置に関するものである。
従来、ケーブル収容空間内でケーブル類を多段に仕分けるケーブル類保護案内装置が知られている。このような従来のケーブル類保護案内装置は、縦仕切り板とリンクプレートに対して棚板の取り付け位置を同じ高さに設け、ケーブル収容空間内で棚板が水平な面で取り付く構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−120807号公報
ところが、従来のケーブル類保護案内装置にあっては、例えば、一つの棚板でケーブル収容空間を仕切って該棚板の上下の空間でそれぞれ径の大きさが異なる複数のケーブル類を収容する場合、棚板で仕切られた上下それぞれの空間の内高さと略同じ径幅の太いケーブル類は収まり良くそれら上下の空間内にそれぞれ収容されるが、前述の内高さより大幅に径幅の小さい細いケーブル類はそれら上下の空間内でそれぞれ大きくばたつくため、このようなばたつきによりケーブル類が磨耗して該ケーブル類の損傷が増大するという問題があった。
また、従来、この種のケーブル類保護案内装置においては、例えば、半導体用のチップマウンターや工作機械等のマシンに取り付けられる場合、それらマシンの設置されるスペースが小さいことによりケーブルやホース等のケーブル類の取り回しが容易ではなく、それらケーブル類を大きさ順に配列を変えてケーブル収容空間内に挿入することが出来ない事が多々あった。
この為、従来のケーブル類保護案内装置では、例えば、一つの棚板でケーブル収容空間を2段に仕切って、棚板の上下の異なる空間それぞれに太いケーブル類を収容しなければならない場合に、ケーブル収容空間内が小さくて仕切れず、ケーブル収容空間内の内高さが大きいサイズのケーブル類保護案内装置に変更するしかないという問題があるばかりでなく、コスト的に不経済であり、ケーブル類保護案内装置の外形寸法が大きくなると設置スペースに収まらないという問題もあった。
そこで、本発明は、上述したような課題を解決するものであって、すなわち、本発明の目的は、ケーブル類収容空間内に収容される複数のケーブル類の径の大小に対応して棚板を斜めに設置することにより、ケーブル類のばたつきを抑えてケーブル類の損傷を軽減することができ、設置スペースを左右する外形寸法を大きくせずとも限られたケーブル類収容空間内でケーブル類を効率良く収容することができるようにしたケーブル類保護案内装置を提供することにある。
本請求項1に係る発明は、左右一対のリンクプレートの屈曲内周側及び屈曲外周側に連結板をそれぞれ横架した矩形状枠断面のリンク枠体が、前記リンクプレートに設けた連結ピンと連結ピン孔とで相互に屈曲自在に多数連結されてケーブル類を挿通して案内保護するケーブル類収容空間を形成するとともに、前記ケーブル類収容空間内のケーブル類を屈曲内周側と屈曲外周側とに仕分ける仕切り棚板部材と左右に仕分ける一対の仕切り壁板部材とを着脱自在に装着してなるケーブル類保護案内装置において、前記仕切り棚板部材が仕切り壁板部材に対して傾斜自在に装着する係止用突起部を備えているとともに、前記仕切り壁板部材が前記係止用突起部に対して傾斜自在に装着する複数の係止用孔からなる傾斜調整用孔群を備えていることによって、上記目的を達成するものである。
また、本請求項2に係る発明は、本請求項1の発明の構成に加えて、前記仕切り棚板部材が前記一対の仕切り壁板部材に対する装着傾斜角度を変更自在にする伸縮棚構造を備えていることによって、上記目的を達成するものである。
また、本請求項3に係る発明は、本請求項1または本請求項2の発明の構成に加えて、前記仕切り壁板部材が、前記仕切り棚板部材の装着ピッチを細かく調節する複数列の傾斜調整用孔群を備えていることによって、上記目的を達成するものである。
本請求項1に係る発明によれば、左右一対のリンクプレートの屈曲内周側及び屈曲外周側に連結板をそれぞれ横架した矩形状枠断面のリンク枠体が、前記リンクプレートに設けた連結ピンと連結ピン孔とで相互に屈曲自在に多数連結されてケーブル類を挿通して案内保護するケーブル類収容空間を形成するとともに、前記ケーブル類収容空間内のケーブル類を屈曲内周側と屈曲外周側とに仕分ける仕切り棚板部材と左右に仕分ける一対の仕切り壁板部材とを着脱自在に装着してなるケーブル類保護案内装置において、前記仕切り棚板部材が仕切り壁板部材に対して傾斜自在に装着する係止用突起部を備えているとともに、前記仕切り壁板部材が前記係止用突起部に対して傾斜自在に装着する複数の係止用孔からなる傾斜調整用孔群を備えているため、仕切り棚板部材を水平に組みつける以外にも斜めにも組みつけることにより、収容するケーブル類の径の大小に対応してケーブル収容空間を有効に仕切ってケーブル類を収容することができるとともに、仕切り棚板部材を収容する複数のケーブル類の径の大小に対応して所望の位置で斜めに設置することにより、ケーブル類のばたつきを抑えてケーブル類の損傷を軽減することができる。更に、仕切り棚板部材を収容するケーブル類の径の大小に対応して所望の位置に斜めに設置することにより、装置の外形寸法を大きくせずとも限られたケーブル類収容空間内でケーブル類を効率良く収容することができるので、経済的であり、かつ、小スペースに設置されるマシンにも取り付けることができる。
また、本請求項2に係る発明によれば、本請求項1の発明が奏する効果に加えて、前記仕切り棚板部材が前記一対の仕切り壁板部材に対する装着傾斜角度を変更自在にする伸縮棚構造を備えていることで、一対の仕切り壁板部材の装着位置を固定して使用する形態においても、仕切り棚板部材の長さを自由に調節することができるので、ケーブル類の仕様が変わっても容易に調整することができ部品を無駄にしなくても済む。
また、本請求項3に係る発明によれば、本請求項1または請求項2の発明が奏する効果に加えて、前記仕切り壁板部材が、前記仕切り棚板部材の装着ピッチを細かく調節する複数列の傾斜調整用孔群を備えていることで、収容するケーブル類の大小に対応して仕切り棚板部材の取り付けピッチを細かく調節してケーブル収容空間内を有効に仕切って効率良くケーブル類を収容することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るケーブル類保護案内装置100の斜視図である。図1に示すように、本発明に係るケーブル類保護案内装置100は、例えば、半導体用のチップマウンターや、工作機械や、車両等の可動部と静止部とを接続する電気信号の伝達や電力の供給を行う電気ケーブルや油圧や空圧を供給するホースのようなケーブル類Cを保護案内するために使用されるもので、矩形状のリンク枠体110が長尺状に多数連結され、可動部と静止部(図示しない)との間の移動状況に応じて直線状態、あるいは屈曲状態を呈することができ、これらのリンク枠体110が連続して形成されたケーブル類収容空間R内にケーブル類Cを挿通した状態で保護案内できるようになっている。
前述したリンク枠体110は、例えば、優れた強度特性を発揮できるガラス繊維強化ポリアミド系樹脂によって成形され、離間配置された左右一対のリンクプレート111、111と、該リンクプレート111、111の屈曲内周側に横架された屈曲内周側連結板112と屈曲外周側に横架された屈曲外周側連結板113とが矩形状に一体化されている。
すなわち、屈曲内周側連結板112は、左右一対のリンクプレート111、111と射出成形加工によって一体化されているが、屈曲外周側連結板113は、一端が片方のリンクプレート111に回動可能に連結され、他端がもう片方のリンクプレート111に係合可能に開閉できるようになっている。
そして、リンクプレート111のプレート前方とプレート後方とは、プレート厚み方向に段差を形成した、所謂、オフセット構造を呈しており、さらに、リンクプレート111のプレート後方には、連結ピン114が設けられているとともに、プレート前方には、連結ピン114と略同一径の連結ピン孔115が設けられている。
したがって、リンク枠体110同士は、相互に連続して配置されるリンクプレート111、111の連結ピン114と連結ピン孔115とを嵌め込むことで連結され、連結ピン114を中心に屈曲することができるようになっている。
また、本実施例では、一対のリンクプレート111ごとにケーブル類収容空間R内のケーブル類Cを屈曲内周側と屈曲外周側とに仕分ける仕切り棚板部材120と、左右に仕分ける一対の仕切り壁板部材130とを着脱自在に装着している。具体的には、屈曲内周側連結板112と屈曲外周側連結板113とに着脱自在に仕切り壁板部材130が装着され、一対の仕切り壁板部材130に対し仕切り棚板部材120が傾斜状態で着脱自在に装着されている。なお、仕切り壁板部材130は、左右一対のリンクプレート方向(以下、単に、「左右方向」という。)で所望の位置に装着自在である。この実施例では、仕切り壁板部材130に備わる爪部133が、連結板112及び連結板113それぞれを掴み保持することでそれら連結板に装着される。
そして、仕切り棚板部材120を仕切り壁板部材130に対して傾斜状態でも装着する装着係止機構が、仕切り棚板部材120と仕切り壁板部材130との間に設けられている。具体的には、収容する複数のケーブル類Cの径の大小の違いに対応して該ケーブル類Cのばたつきを抑制する傾斜状態、あるいは、限られたケーブル類収容空間R内で複数のケーブル類Cを効率良く収容することができる傾斜状態(図8参照)で装着可能な装着係止機構が、仕切り棚板部材120と仕切り壁板部材130との間に設けられている。
つぎに、本実施例のケーブル類保護案内装置100が最も特徴としている仕切り棚板部材120と仕切り壁板部材130との構造について図2乃至図4に基づき説明する。すなわち、仕切り棚板部材120を一対の仕切り壁板部材130に対して傾斜状態でも装着可能な装着係止機構について詳細に説明する。
図2は、図1に示した一対のリンクプレート111に備わる一対の仕切り壁板部材130とこれに対し傾斜状態で装着された仕切り棚板部材120との装着状態を拡大視した斜視図であり、図3は、仕切り棚板部材120の組み立て構成を拡大視した拡大斜視図であり、図4は、仕切り壁板部材130を拡大視した拡大斜視図である。
仕切り棚板部材120は、2つのアダプタ部121、121と1つの板部122とから構成される。ここで、2つのアダプタ部121、121は、板部122の両端で着脱自在に嵌合される。更に、アダプタ部121は、仕切り壁板部材130に対して傾斜自在に装着可能な係止用突起部121aを備える。
また、仕切り壁板部材130は、前述の係止用突起部121aに対して傾斜自在に装着する複数の係止用孔131aからなる傾斜調整用孔群131を備える。
なお、アダプタ部121は、左右の係止用突起部121aをつなぐ本体部の中央がえぐられた形状を有している。このえぐられた形状によりアダプタ部121が変形し、仕切り棚板部材120を仕切り壁板部材130に対し着脱する作業が容易となる。また、係止用突起部121aは、前述の傾斜調整用孔群131のいずれかの係止用孔131aと傾斜自在に装着する為に先端がピンなどの軸形状で形成されている。また、係止用突起部121aは、前述の仕切り壁板部材130の開口部132側からリンク枠体110が連結する方向(以下、「前後方向」という。)に備わる2つの傾斜調整用孔群131のそれぞれいずれかの係止用孔131aに嵌まり込むように、前述の前後方向の両向きそれぞれに突出する形態でアダプタ部121に2つ備わる。
更に、この実施例では、仕切り壁板部材130に備わる傾斜調整用孔群131の複数の係止用孔131aの形成位置は、個々の仕切り壁板部材130間で同じ高さにくるように構成されている。すなわち、実際の使用に際しては、同じ構成で製造した仕切り壁板部材130を複数適用することとなる。
このような構成によると、仕切り棚板部材120の両端のアダプタ部121に形成された係止用突起部121aが仕切り壁板部材130の傾斜調整用孔群131のいずれかの係止用孔131aに回動自在に嵌まり込むので、仕切り棚板部材120を一対の仕切り壁板部材130に対して水平に装着する以外にも斜めにも装着することができるので、収容するケーブル類の径の大小に対応してケーブル収容空間を有効に仕切ってケーブル類を収容することができる。すなわち、仕切り棚板部材を収容する複数のケーブル類の径の大小に対応して所望の位置で斜めに設置することにより、ケーブル類のばたつきを抑えてケーブル類の損傷を軽減することができると共に、ケーブル類保護案内装置の外形寸法を大きくせずとも限られたケーブル類収容空間内でケーブル類を効率良く収容することができるので、経済的であり、かつ、小スペースに設置されるマシンにも取り付けることができる。
また、本実施例の装着係止機構によれば、係止用突起部121aの径幅及び傾斜調整用孔群131の係止用孔の孔径幅を板部122の板厚幅より大幅に小さく形成することが可能となるので、仕切り壁板部材130に備わる傾斜調整用孔群131の係止用孔ピッチ(すなわち、仕切り棚板部材120の取り付けピッチ)を細かく設定することができる。これにより、従来の棚板そのものを壁板に貫通または嵌め込む構造に比べて、一対の仕切り壁板部材に対して仕切り棚板部材を取り付けるピッチを細かく調節することができる。
更に、本実施例における仕切り棚板部材120の板部122は、アルミの押し出し加工品なので任意の長さに切断でき、長さを容易に調整できるので、従来のように幅ごとに合せた樹脂の射出成型金型を沢山作らなくても良く、大幅なコストダウンが可能となる。また、板部122は、アルミの押し出し品でなく樹脂の押し出し品でも代用可能である。なお、本実施例のアダプタ部121は、樹脂成型品からなっているが、これ以外の金属成型品などであっても良い。
なお、本実施例の仕切り壁板部材130には、前述の傾斜調整用孔群131と貫通する開口部132を形成している。この開口部132は、仕切り棚板部材120の係止用突起部121aを傾斜調整用孔群131の係止用孔131aに嵌め込む際、アダプタ部121を挿入する口となる。また、仕切り棚板部材120を取り付ける一対の仕切り壁板部材130間に設置される他の仕切り壁板部材130の開口部132にあっては、取り付ける仕切り棚板部材120を貫通させる口となる。
このような開口部132を設けることで、一つの仕切り棚板部材120と複数の仕切り壁板部材130とによって、ケーブル収容空間Rを左右一対のリンクプレート方向に複数列に仕切ることができる。すなわち、屈曲内周側連結板112と屈曲外周側連結板113の方向(以下、単に「上下方向」という。)に空間を2段で仕切る場合で、左右方向に複数列の空間を仕切る場合には、複数の仕切り棚板部材を用意すること無く、一つの仕切り棚板部材のみを用意すれば良い。
つぎに、前述した仕切り棚板部材120の変形例である仕切り棚板部材220について図5及び図6を用いて説明する。なお、この場合では、前述した仕切り壁板部材130と同一の機能構成である仕切り壁板部材については符号を200番台に変えて示している。
この仕切り棚板部材220は、前述した仕切り棚部材120と同様の構成である2つのアダプタ部221を備えると共に、新たな構成要素の伸縮自在板部222とを備えて構成される。
ここで、伸縮自在板部222は、仕切り棚板部材220が一対の仕切り壁板部材230に対する装着傾斜角度を変更自在にする伸縮構造を備えている。
例えば、図5及び図6に示す実施例では、伸縮構造の一例として、板短手方向断面の枠サイズが大きく内部が中空の板部に対して板短手方向断面の枠サイズが小さい板部を抜き差しすることで伸縮自在にする構造を示している。
このような構成により、一対の仕切り壁板部材の装着位置を固定して使用する形態においても、仕切り棚板部材の長さを自由に調節することができるので、ケーブル類の仕様が変わっても容易に調整することができ部品を無駄にしなくても済む。
つぎに、前述した仕切り壁板部材230の変形例である仕切り壁板部材330について図7を用いて説明する。
図7において、この仕切り壁板部材330は、前述の仕切り壁板部材230と同様に開口部332を備えると共に、係止用孔間隔の上下方向の位置が列間で相互にずれるように2列構成の傾斜調整用孔群331を板厚幅方向に新たに備えている。なお、図の実施例では、複数の係止用孔331aのそれぞれの孔間隔がAである傾斜調整用孔群を2列に設け、更に、2列間で上下に隣接する係止用孔331aの上下方向の間隔がA/2になるように設けている。
また、図7に示す仕切り棚板部材330では、2列構成を示したが、本発明はこれに限定されず、2列以外の複数列構成にしても良い。また、前述した実施例では、好ましい構成として、複数の係止用孔の上下方向の間隔を等間隔とした場合について示しているが、別に等間隔にしなくても良い。
このような構成によると、仕切り壁板部材の板厚幅を広くして複数列に係止用孔331aの孔間隔の上下方向の位置を相互にずらして設けることにより、一対の仕切り壁板部材に対する仕切り棚板部材の取り付けピッチを細かく調節することができるので、ケーブル収容空間Rを有効に仕切ってケーブル類を効率良く収容することができる。
図8は、本実施例のケーブル類保護案内装置100のケーブル収容空間Rの上下方向に切断した場合の断面図を示す。なお、この実施例では、仕切り棚板部材として、図1乃至図4の実施例に示した仕切り棚板部材120を適用した場合を示している。
すなわち、図8に示すように、本実施例のケーブル類保護案内装置100では、仕切り棚板部材120を一対の仕切り壁板部材130に対して斜めに取り付けることができるので、仕切り棚板部材120で仕切られて上下方向に形成された上下の空間にそれぞれ径の大小が異なる複数のケーブル類Cを収容するとき、上下の空間それぞれにおいて、収容するケーブル類Cのばたつきを抑制する位置で、かつ、複数のケーブル類を効率良く収容できる位置で仕切り棚板部材120を斜めに装着することができる。
具体的には、例えば、図8に示すように、一対の仕切り壁板部材と、一つの仕切り棚板部材とを用いてケーブル収容空間Rを上下方向に仕切るとき、仕切り棚板部材に対する上空間R1と下空間R2とのそれぞれに、空間Rの内高さHの半分H/2より大きな径幅dの太いケーブル類とH/2より大きな径幅Dの太いケーブル類を収容しなければならないような場合、従来のように、空間Rの内高さHの半分のH/2の位置で水平面にて仕切った場合には空間が小さくて仕切れないが、同図に示すように、前述の径幅dのケーブル類と径幅Dのケーブル類がそれぞれ上空間R1と下空間R2に収まるように斜めに設置することで対応することができる。なお、この例では、一対の仕切り壁板部材130の外側の2つの空間(仕切り壁板部材130とリンクプレート111との間の2つの空間)にもそれぞれケーブル類を収容する使用形態を示している。
言うまでも無く、図8に示した仕切り棚板部材120の代わりに、図5及び図6の実施例に示した仕切り棚板部材220を適用した場合も、同図8に示すような斜め配置が可能である。
なお、前述した実施例では、屈曲内周側連結板112が、左右一対のリンクプレート111、111と射出成形加工によって一体化され、屈曲外周側連結板113は、一端が片方のリンクプレート111に回動可能に連結され、他端がもう片方のリンクプレート111に係合可能に開閉できる構成を示したが、本発明はこれに限定されず、両側開閉タイプや内周側開閉タイプにしても良い。
また、上記実施例の屈曲内周側連結板112及び屈曲外周側連結板113では、隣接のリンク枠体110間に隙間ができるタイプを示したが、本発明はこれに限定されず、隣接のリンク枠体110間に隙間が形成されずケーブル収容空間を密閉するタイプであっても良い。
さらに、前述の実施例においては、仕切り棚板部材と仕切り壁板部材との間に設けられ、仕切り棚板部材を仕切り壁板部材に対して傾斜状態でも装着する装着係止機構として、係止用突起部や傾斜調整用孔群や開口部を示したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、仕切り棚板部材を水平に装着する以外にも斜めにも装着することができる構成であれば良い。また、仕切り棚板部材を、収容する複数のケーブル類の径の大小に対応して収容するケーブル類のばたつきを抑制する所望の位置で斜めに設置することができる構成、あるいは、収容する複数のケーブル類の径の大小に対応して限られたケーブル収容空間内で複数のケーブル類を効率良く収容することができる所望の位置で斜めに設置することができる構成であれば良い。
また、前述した実施例では、仕切り壁板部材に備わる傾斜調整用孔群の複数の係止用孔形成位置は、個々の仕切り壁板部材間で同じ高さにくるような構成として説明したが、これ以外にも、仕切り棚板部材を装着する一対の仕切り壁板部材間同士で高さがずれた構成にしても良い。すなわち、仕切り棚板部材を水平に装着できなくても良い。
前述の実施例では、一つの仕切り棚板部材を用いてケーブル収容空間R内を上下方向に仕切る形態を示したが、これ以外にも、複数の仕切り棚板部材を用いてケーブル収容空間Rを上下方向に複数段に仕切るようにしても良い。例えば、1段目と2段目とで傾斜向きが逆向きになるように配置しても良い。
このようにして得られた本実施例のケーブル類保護案内装置100は、仕切り棚板部材120が仕切り壁板部材130に対して傾斜自在に装着する係止用突起部121aを備えているとともに、仕切り壁板部材130が係止用突起部121aに対して傾斜自在に装着する複数の係止用孔131aからなる傾斜調整用孔群131を備えているため、ケーブル類収容空間R内で仕切り棚板部材120を複数のケーブル類Cの大小に対応して斜めに設置することにより、ケーブル類Cのばたつきを抑えてケーブル類Cの損傷を軽減することができると共に、設置スペースを左右する外形寸法を大きくせずとも限られたケーブル類収容空間R内でケーブル類Cを効率良く収容することができるものであり、その効果は甚大である。
100・・・ケーブル類保護案内装置
110・・・リンク枠体
111・・・リンクプレート
112・・・屈曲内周側連結板
113・・・屈曲外周側連結板
114・・・連結ピン
115・・・連結ピン孔
120,220・・・仕切り棚板部材
121,221・・・アダプタ部
121a,221a・・・係止用突起部
122・・・板部
222・・・伸縮自在板部
130,230,330・・・仕切り壁板部材
131,331・・・傾斜調整用孔群
131a,231a,331a・・・係止用孔
132,232,332・・・開口部
133,233,333・・・爪部
C・・・ケーブル類
R・・・ケーブル収容空間
R1・・・上空間
R2・・・下空間
110・・・リンク枠体
111・・・リンクプレート
112・・・屈曲内周側連結板
113・・・屈曲外周側連結板
114・・・連結ピン
115・・・連結ピン孔
120,220・・・仕切り棚板部材
121,221・・・アダプタ部
121a,221a・・・係止用突起部
122・・・板部
222・・・伸縮自在板部
130,230,330・・・仕切り壁板部材
131,331・・・傾斜調整用孔群
131a,231a,331a・・・係止用孔
132,232,332・・・開口部
133,233,333・・・爪部
C・・・ケーブル類
R・・・ケーブル収容空間
R1・・・上空間
R2・・・下空間
Claims (3)
- 左右一対のリンクプレートの屈曲内周側及び屈曲外周側に連結板をそれぞれ横架した矩形状枠断面のリンク枠体が、前記リンクプレートに設けた連結ピンと連結ピン孔とで相互に屈曲自在に多数連結されてケーブル類を挿通して案内保護するケーブル類収容空間を形成するとともに、前記ケーブル類収容空間内のケーブル類を屈曲内周側と屈曲外周側とに仕分ける仕切り棚板部材と左右に仕分ける一対の仕切り壁板部材とを着脱自在に装着してなるケーブル類保護案内装置において、
前記仕切り棚板部材が仕切り壁板部材に対して傾斜自在に装着する係止用突起部を備えているとともに、前記仕切り壁板部材が前記係止用突起部に対して傾斜自在に装着する複数の係止用孔からなる傾斜調整用孔群を備えていることを特徴とするケーブル類保護案内装置。 - 前記仕切り棚板部材が前記一対の仕切り壁板部材に対する装着傾斜角度を変更自在にする伸縮棚構造を備えていることを特徴とする請求項1記載のケーブル類保護案内装置。
- 前記仕切り壁板部材が、前記仕切り棚板部材の装着ピッチを細かく調節する複数列の傾斜調整用孔群を備えていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のケーブル類保護案内装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004313904A JP2006125494A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | ケーブル類保護案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004313904A JP2006125494A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | ケーブル類保護案内装置 |
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JP2006125494A true JP2006125494A (ja) | 2006-05-18 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008010340A1 (de) | 2007-03-29 | 2008-10-02 | Tsubakimoto Chain Co. | Schutz- und Führungsvorrichtung für ein Kabel oder dergleichen |
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KR20160069669A (ko) * | 2014-12-09 | 2016-06-17 | 현대중공업 주식회사 | 배선 가이드를 포함하는 화물 적재 선박 |
-
2004
- 2004-10-28 JP JP2004313904A patent/JP2006125494A/ja active Pending
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