JP2006123294A - 透明蒸着フィルム - Google Patents
透明蒸着フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006123294A JP2006123294A JP2004313503A JP2004313503A JP2006123294A JP 2006123294 A JP2006123294 A JP 2006123294A JP 2004313503 A JP2004313503 A JP 2004313503A JP 2004313503 A JP2004313503 A JP 2004313503A JP 2006123294 A JP2006123294 A JP 2006123294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- vapor deposition
- transparent
- polyethylene terephthalate
- deposited
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
Abstract
【解決手段】延伸された透明なプラスチックフィルム(11)の上に無機化合物の蒸着薄膜(12)が形成された透明蒸着フィルム(10)において、プラスチックフィルム(11)が、縦方向の200°C×10分加熱収縮率が+1.5〜+2.5%、横方向の200°C×10分加熱収縮率が−0.5〜+0.5%の熱収縮特性を有するポリエチレンテレフタレートフィルムである。
【選択図】図1
Description
この弛みは巻き取りロール上で幅方向に不均一な張力を生じさせるため、蛇行や偏りを生じて巻きジワが入り易い。巻きジワが入るとガスバリア性を劣化させるという問題が起こる。
本発明の透明蒸着フィルムは、例えば、図1に示すように、延伸された透明なプラスチックフィルム(11)の上に無機化合物の蒸着薄膜(12)が形成された透明蒸着フィルムにおいて、前記プラスチックフィルム(11)が、縦方向の200°C×10分加熱収縮率が+1.5%〜+2.5%、横方向の200°C×10分加熱収縮率が−0.5%〜+0.5%、の熱収縮特性を有するポリエチレンテレフタレートフィルムを用いた透明蒸着フィルム(10)である。
法、スクリーン印刷法、スプレー法など従来公知の手段が用いられる。被膜層(13)の厚さは、コーティング剤の種類によって異なるが、乾燥後の厚さが約0.01〜50μm程度の範囲、より好ましくは0.1〜0.5μmの範囲であれば良い。
系樹脂、(c)メラミン系樹脂のうちから選ばれる1種以上の混合物からなる混入樹脂とその混合物からなる第2透明プライマー層(15)が製膜されている構成とすることもできる(図4参照)。
あり、ウレタン系、アクリル系、ニトロセルロース系、ゴム系、塩化ビニル系等の、従来から用いられているインキバインダー樹脂に各種顔料、体質顔料及び可塑剤、乾燥剤、安定剤等の添加剤などが添加されてなるインキより構成される層であり、文字、絵柄等が形成されている。
形成方法としては、例えば、グラビア印刷法、オフセット印刷法、シルクスクリーン印刷法等の公知の印刷方式や、ロールコート、ナイフエッジコート、グラビアコート等の公知の塗布方式を用いることができる。厚さは、0.1〜2.0μm程度が好適に使用される。
形成方法としては、上記樹脂からなるフィルム状のものをドライラミネート法、ノンソルベントラミネート法により透明蒸着フィルム(10)と積層する方法、上記樹脂を加熱溶融させカーテン状に押し出し、透明蒸着フィルム(10)と貼り合わせるエキストルージョンラミネート法等の公知の方法により積層することができる。
《実験1》
の200°C×10分加熱収縮率が−0.25%、縦方向の220°CのTMA収縮率が−2.7%、横方向の220°CのTMA収縮率が+1.7%の延伸された透明なポリエチレンテフタレートフィルム(11)を用いて、酸化硅素蒸着薄膜を積層し、その上に水溶性高分子と、一種以上の金属アルコキシドあるいはその加水分解物を塗布し、加熱乾燥して被膜層を形成させ、実施例4のポリエチレンテフタレートフィルムとした。
・加熱収縮率の測定方法 ‥ 100mm(MD)×100mm(TD)に切り取った各試料片を張力がかからない状態で200°Cの乾燥オーブンに10分間保管し、乾燥オーブンに入れる前に対して、乾燥オーブンから取り出した後のMD、TDそれぞれの収縮膨張率を測定した。
・TMA収縮率の測定方法 ‥ 5mm幅の短冊状に切り取った各試料片の両端をチャック幅200mm間隔で挟み、荷重が常に10グラムかかる状態で環境雰囲気が1分間で4°C上昇するように昇温し、220°Cに到達した時点の収縮膨張率を測定した。
実施例1と実施例3のポリエチレンテレフタレートフィルムには、真空蒸着法により酸化アルミニウムの蒸着薄膜を15nmの厚さに形成させて透明蒸着フィルムを作製した。また、実施例2と実施例4のポリエチレンテレフタレートフィルムには、真空蒸着法により酸化ケイ素の蒸着薄膜を15nmの厚さに形成させて透明蒸着フィルムを作製した。
測定方法;MOCON法、25°C−65%RH.
水蒸気透過度透過度測定方法‥単位;g/m2 /day
測定方法;MOCON法、40°C−90%RH.
巻きジワ発生状況 ‥加工した巻き取りを目視観察
11‥‥プラスチックフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム
12‥‥蒸着薄膜
13‥‥被膜層
14‥‥透明プライマー層
15‥‥第2透明プライマー層
20‥‥印刷層
30‥‥包装材料
31‥‥シーラント層
Claims (9)
- 延伸された透明なプラスチックフィルムの上に無機化合物の蒸着薄膜が形成された透明蒸着フィルムにおいて、
前記プラスチックフィルムは、縦方向の200°C×10分加熱収縮率が+1.5%〜+2.5%、横方向の200°C×10分加熱収縮率が−0.5%〜+0.5%、の熱収縮特性を有するポリエチレンテレフタレートフィルムであることを特徴とする、透明蒸着フィルム。 - 延伸された透明なプラスチックフィルムの上に無機化合物の蒸着薄膜が形成された透明蒸着フィルムにおいて、
前記プラスチックフィルムは、縦方向の220°CのTMA収縮率が−1.5%〜−3.0%、横方向の220°CのTMA収縮率が+3.0%〜+6.0%のTMA特性を有するポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたことを特徴とする、透明蒸着フィルム。 - 延伸された透明なプラスチックフィルムの上に無機化合物の蒸着薄膜が形成された透明蒸着フィルムにおいて、
前記プラスチックフィルムは、縦方向の200°C×10分加熱収縮率が+1.5%〜+2.5%、横方向の200°C×10分加熱収縮率が−0.5%〜+0.5%、の熱収縮特性を有すると共に、縦方向の220°CのTMA収縮率が−1.5%〜−3.0%、横方向の220°CのTMA収縮率が+3.0%〜+6.0%のTMA特性を有するポリエチレンテレフタレートフィルムを用いたことを特徴とする、透明蒸着フィルム。 - 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムに形成させる蒸着膜が酸化アルミニウム蒸着膜又は酸化ケイ素蒸着膜であることを特徴とする、請求項1、2又は3記載の透明蒸着フィルム。
- 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムに形成させる蒸着膜の上に水溶性高分子と、(a)一種以上の金属アルコキシドあるいはその加水分解物、または(b)塩化錫の少なくとも一方を含む水溶液、あるいは水/アルコール混合溶液を主剤とするコーティング剤を塗布し、加熱乾燥してなる被膜層が製膜されていることを特徴とする、請求項1、2、3又は4記載の透明蒸着フィルム。
- 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムに形成させる蒸着膜の下に特定の3官能オルガノシロキサンあるいは前記オルガノシロキサンの加水分解物と、アクリルポリオールとイソシアネート化合物との複合物となる透明プライマー層が製膜されていることを特徴とする、請求項1、2、3、4又は5記載の透明蒸着フィルム。
- 前記ポリエチレンテレフタレートフィルムに形成させる蒸着膜の下にポリエステル樹脂あるいは該樹脂と、(a)イソシアネート系樹脂、(b)エポキシ系樹脂、(c)メラミン系樹脂のうちから選ばれる1種以上の混合物からなる混入樹脂との混合物からなる第2透明プライマー層が製膜されていることを特徴とする、請求項1、2、3、4、5又は6記載の透明蒸着フィルム。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の透明蒸着フィルムに印刷加工が施された包装材料。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の透明蒸着フィルムにラミネート加工が施された包装材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004313503A JP2006123294A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 透明蒸着フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004313503A JP2006123294A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 透明蒸着フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006123294A true JP2006123294A (ja) | 2006-05-18 |
Family
ID=36718493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004313503A Pending JP2006123294A (ja) | 2004-10-28 | 2004-10-28 | 透明蒸着フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006123294A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253861A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明ガスバリア性フィルム |
JP2010253860A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明ガスバリア性フィルム |
JP2010253862A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明ガスバリア性フィルム |
JP2016215579A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 凸版印刷株式会社 | バリアフィルム及び波長変換シート |
JPWO2020213471A1 (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-22 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06278240A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-04 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷層を形成したガスバリヤー性フィルム |
JPH10722A (ja) * | 1996-06-13 | 1998-01-06 | Toppan Printing Co Ltd | ボイル・レトルト用強密着透明積層体 |
JP2000218726A (ja) * | 1999-02-04 | 2000-08-08 | Toppan Printing Co Ltd | 強密着透明積層体 |
JP2003053832A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-26 | Toray Ind Inc | 透明蒸着用ポリエステルフィルム及び透明蒸着ポリエステルフィルム |
JP2006082319A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Dainippon Printing Co Ltd | バリア性フィルムおよびそれを使用した積層材 |
-
2004
- 2004-10-28 JP JP2004313503A patent/JP2006123294A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06278240A (ja) * | 1993-03-29 | 1994-10-04 | Toppan Printing Co Ltd | 印刷層を形成したガスバリヤー性フィルム |
JPH10722A (ja) * | 1996-06-13 | 1998-01-06 | Toppan Printing Co Ltd | ボイル・レトルト用強密着透明積層体 |
JP2000218726A (ja) * | 1999-02-04 | 2000-08-08 | Toppan Printing Co Ltd | 強密着透明積層体 |
JP2003053832A (ja) * | 2001-08-21 | 2003-02-26 | Toray Ind Inc | 透明蒸着用ポリエステルフィルム及び透明蒸着ポリエステルフィルム |
JP2006082319A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Dainippon Printing Co Ltd | バリア性フィルムおよびそれを使用した積層材 |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010253861A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明ガスバリア性フィルム |
JP2010253860A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明ガスバリア性フィルム |
JP2010253862A (ja) * | 2009-04-28 | 2010-11-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 透明ガスバリア性フィルム |
JP2016215579A (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 凸版印刷株式会社 | バリアフィルム及び波長変換シート |
JPWO2020213471A1 (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-22 | ||
WO2020213471A1 (ja) * | 2019-04-18 | 2020-10-22 | 東洋紡株式会社 | ポリエステル系シーラントフィルムおよびそれを用いた包装体 |
JP7392715B2 (ja) | 2019-04-18 | 2023-12-06 | 東洋紡株式会社 | ポリエステル系シーラントフィルムおよびそれを用いた包装体 |
TWI849106B (zh) * | 2019-04-18 | 2024-07-21 | 日商東洋紡股份有限公司 | 聚酯系密封劑膜以及使用有該聚酯系密封劑膜之包裝體、包裝體之製造方法、以及積層體 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008001111A (ja) | 積層体 | |
JP6217173B2 (ja) | ガスバリア積層体 | |
JP7110860B2 (ja) | ガスバリア性蒸着フィルム、ガスバリア性積層体、ガスバリア性包装材料及びガスバリア性包装体。 | |
JP6380568B2 (ja) | バリア性フィルムを備える包装用袋 | |
JPH07126419A (ja) | ガスバリア性積層体 | |
JP2009220530A (ja) | ガスバリアフィルムおよび包装材料 | |
US20240336048A1 (en) | Laminated film for forming inorganic thin film layer | |
JP2005074731A (ja) | 高ガスバリア性を有する透明積層体 | |
JP3570250B2 (ja) | 強密着ガスバリア透明積層体 | |
JP4474750B2 (ja) | ガスバリア性透明積層体 | |
JP2006123294A (ja) | 透明蒸着フィルム | |
JP4654662B2 (ja) | 加熱処理耐性を有するガスバリア性フィルム積層体を用いた包装体 | |
JP3367391B2 (ja) | 蒸着フィルム透明積層体 | |
JP4483448B2 (ja) | 蓋材 | |
JP2024096212A (ja) | 包装材 | |
JP2009137092A (ja) | インクカートリッジ用部材 | |
JP2020078941A (ja) | バリア性フィルムおよびそれを用いた積層体 | |
JPH11129384A (ja) | 強密着ガスバリア透明積層体およびそれを用いた包装体 | |
JP4626348B2 (ja) | 加熱処理耐性を有するガスバリアフィルム積層体 | |
JP2008127019A (ja) | スライスチーズ包装体 | |
JP6086329B2 (ja) | バリア性フィルムおよびそれを用いた積層体 | |
JP3738618B2 (ja) | 蒸着フィルム及びこの蒸着フィルムを用いた包装材料 | |
JP2004351834A (ja) | 高ガスバリア性透明積層体 | |
JP2003320608A (ja) | ガスバリアフィルム積層体 | |
JP2000202937A (ja) | 蒸着フィルム積層包装材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070920 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100126 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100317 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100427 |