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JP2006122987A - 金属板の冷却制御装置及び冷却制御方法 - Google Patents

金属板の冷却制御装置及び冷却制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な補正によって巻取り温度の精度を向上することが可能な金属板の冷却制御方法を提供する。
【解決手段】熱間圧延工程における仕上げ圧延機1出側から巻取り機3までの間に配置された水冷設備4での冷却条件を調整することで搬送される金属板の温度を降下して、当該金属板の巻取り温度を目標巻取り温度に制御する。この際に、上記目標巻取り温度にするためのCTN位置での温度降下量を伝熱モデルで演算し、その演算した温度降下量に応じた冷却条件に上記水冷設備4を調整する金属板の冷却制御方法である。そして、上記伝熱モデルで演算した温度降下量と実績の温度降下量と比例誤差若しくは偏差に基づく学習項で、次回の伝熱モデルで演算した温度降下量を補正することで、冷却制御の精度を向上する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、仕上げ圧延機で熱間圧延された金属板を、伝熱モデルに基づき目標とする巻取り温度まで冷却する制御に係り、特に厚物の金属板に有効な熱間圧延工程における金属板の冷却制御装置及び冷却制御方法に関する。
鋼板の巻取り温度を制御する方法としては、例えば特許文献1に記載されている冷却制御方法がある。特許文献1に記載されているような従来の冷却制御方法では、伝熱モデルで演算して求めた予測温度と実績温度との偏差に基づき、上記伝熱モデル中の抜熱に係わる熱伝達係数のモデル学習項を順次、変更し更新するフィードフォワード制御で、次回の伝熱モデルの予測温度の精度を上げることによって、鋼板巻取り温度の精度を向上する。
また、上記予測温度と実績温度との偏差に基づき、水冷設備の最終段側のバンクの注水をフィードバック制御して目標とする巻取り温度となるように冷却制御を行う場合もある。
特開平6−218414号公報
しかし、伝熱モデルの熱伝達係数のモデル学習項を更新するためには、学習値を変化させ伝熱モデルによる予測巻取り温度を算出し、実績巻取り温度と予測巻取り温度を比較し、その誤差が収束条件(実績巻取り温度と予測巻取り温度とが一致若しくは所定公差内)となるように収束計算を行う必要があることから、精度を上げるために伝熱モデルが複雑になるほど学習値の算出に時間がかかり、学習値の反映が遅くなる。つまり、学習値の更新が無い状態で巻き取られる金属板の長さが長くなる。
特に、厚物などの短尺(例えば、長さ100m以内)の金属板を冷却制御する場合には、できるだけ早く学習項の反映を実施したい。
また、対象とする金属板の長さが短くなるほど、上記フィードバックによる制御も困難なものとなる。また、最終的な目標巻取り温度が所定の公差に入っていても、途中でフィードバック制御を行うと、一時的に大きな過冷却が行われることで一時的にパーライト組織が形成される温度領域になって実際には品質不良となるおそれもある。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、簡単な補正によって巻取り温度の精度を向上することが可能な金属板の冷却制御方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1に記載した発明は、熱間圧延工程における仕上げ圧延機出側から巻取り機までの間に配置された水冷設備での冷却条件を調整することで搬送される金属板の温度を降下させて、当該金属板の巻取り温度を目標巻取り温度に制御するに際し、上記目標巻取り温度にするための温度降下量を伝熱モデルで演算する温度降下予測部と、その演算した温度降下量に応じた冷却条件に上記水冷設備を調整する注水制御部とを備えた金属板の冷却制御装置であって、
上記伝熱モデルで演算した温度降下量と実績の温度降下量との誤差比率若しくは偏差に基づき、次回の伝熱モデルで演算する温度降下量を補正する補正部を備えることを特徴とするものである。
次に、請求項2に記載した発明は、熱間圧延工程における仕上げ圧延機出側から巻取り機までの間に配置された水冷設備での冷却条件を調整することで搬送される金属板の温度を降下させて、金属板の巻取り温度を目標巻取り温度に制御するに際し、上記目標巻取り温度にするための温度降下量を伝熱モデルで演算し、その演算した温度降下量に応じた冷却条件に上記水冷設備を調整する金属板の冷却制御方法であって、
上記伝熱モデルで演算した温度降下量と実績の温度降下量との誤差比率若しくは偏差に基づき、次回の伝熱モデルで演算した温度降下量を補正することを特徴とするものである。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項2に記載した構成に対し、上記仕上げ圧延機出側から巻取り機までの間に、上流側から水冷ゾーン及び空冷ゾーンが設けられ、水冷ゾーンに上記水冷設備が配置され、
少なくとも目標巻取り温度及び仕上げ圧延機出側実績温度に基づき上記伝熱モデルで水冷ゾーン出側での予測温度降下量を予測し、その伝熱モデルで演算した温度降下量と水冷ゾーン出側での実績温度降下量に基づき、次回の伝熱モデルで演算した温度降下量を補正することを特徴とするものである。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項1に記載した構成に対し、少なくとも目標巻取り温度及び仕上げ圧延機出側実績温度に基づき上記伝熱モデルで水冷ゾーン出側及び空冷ゾーン出側での各予測温度降下量を予測し、その伝熱モデルで演算した水冷ゾーン出側での温度降下量と水冷ゾーン出側での実績温度降下量との誤差比率による補正、及び伝熱モデルで演算した空冷ゾーン出側での温度降下量と空冷ゾーン出側での実績温度降下量との偏差による補正を、次回の伝熱モデルで演算した温度降下量に施すことを特徴とするものである。
次に、請求項5に記載した発明は、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載した構成に対し、上記伝熱モデルは、差分方程式を使用していることを特徴とするものである。
本発明を採用すると、次回の予測温度降下量の演算時にも今までと同様の演算誤差が生じるものとして、伝熱モデル自体を変更することなく、当該伝熱モデルで演算した予測温度降下量を今までの誤差により補正し、補正後の予測温度降下量に基づき冷却設備の冷却能を設定することで、早期に補正が反映でき且つ冷却制御の精度が向上、つまり巻取り温度の精度が向上する。
次に、本発明に係わる実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、熱間圧延工程における冷却制御装置の概要図である。なお、本実施形態では、金属板として鋼板を例示して説明するが、他の金属板の冷却制御設備についても適用可能である。
本実施形態では、図1に示すように、仕上げ圧延機1で熱間圧延された金属板である鋼板2は、ランナウトテーブルで巻取り機3に向けて連続的に搬送され、連続的に巻取り機3に巻き取られてコイルとなる。
上記仕上げ圧延機1の出側から巻取り機3までのパスラインに沿って、上流側から水冷ゾーン及び空冷ゾーンが設けられ、水冷ゾーンには、独立に注水制御可能な複数のバンクからなる水冷設備4が配置されて、鋼板2に向けて注水することで鋼板2を急冷可能となっている。
各バンクは、コントローラ6からの指令によって注水の有無及び量が制御されることで、水冷設備4の冷却条件が調整される。
また、仕上げ圧延機1出側、水冷ゾーン出側及び空冷ゾーン出側にはそれぞれ温度計7,8,9が設置されていて、各温度計7,8,9,は、それぞれ各位置を通過する鋼板2の温度の実績値を連続的に測定してコントローラ6に出力している。
ここで、以下の説明では、仕上げ圧延機1の出側をFDTと、水冷ゾーン出側をCTNと、空冷ゾーン出側(巻取り温度の測定位置)をCTSと呼称する場合もある。また、上記鋼板2は、長さ方向に沿って所定長さ毎(例えば1m毎)のピースに仮想的に区分され、各ピース毎に使用するバンクや注水量が調整されることでそれぞれ所定の温度に冷却される。
また、コントローラ6は、温度降下予測部6A、補正部6B、及び注水制御部6Cを備える。そのコントローラ6には、鋼板2の搬送速度及び仕上げ圧延終了後の鋼板2の板厚等の情報が供給される。
上記温度降下予測部6Aは、鋼板2が所定長さ(例えば1m)進む毎に、FDTでの温度計実績、最新の搬送予測結果を伝熱モデルに入力し、当該FDT位置にあるピース部分がCTN位置に移動したときのCTN予測温度(CTN予測温度からFDTでの温度計実績を引けば、CTNでの予測温度降下量になる)を当該伝熱モデルを使用して演算して、各ピース部分毎の予測温度及を温度降下補正部6Bに出力する。
上記伝熱モデルとしては、公知の伝熱モデルを使用することができるが、本実施形態では、クランクニコルソン法その他の差分方程式を使用した伝熱モデルとする。なお、差分方程式を使用する伝熱モデルである差分温度モデルは、熱伝達係数の逆算が不可能で、熱伝達係数の学習を行うには、熱伝達係数の大きさを変化させながら収束計算を行う必要があり、計算機負荷が大きく且つ迅速な学習値の演算が困難である。
上記補正部6Bでは、FDT〜CTNの水冷部分、及びCTN〜CTSの空冷部分毎に、その範囲での温度降下量の誤差比率若しくは偏差に基づき、補正のための学習値TCFn、TCFsを連続的に演算し更新する。
そして、上記温度降下予測部6Aから入力したCTS予測温度を上記学習値TCFn、TCFsによって補正して、補正後の学習CTS予測温度を注水制御部6Cに出力する。
注水制御部6Cでは、学習CTS予測温度及びFDT実績温度から求まる補正後の予測温度降下量に基づき、マップなどによって、現在FDT位置を通過したピースを冷却する為に注水するバンクを選択すると共にそのバンクの注水量を選定して当該ピースの冷却条件である注水スケジュールを演算し、当該ピースの移動に沿って上記注水スケジュールに合わせて冷却制御を行う。なお、上記説明では、これから水冷設備4で急冷されるピースの温度降下量を補正するように説明しているが、学習項の反映開始時などにおいて、水冷途中のピースについても降下温度を補正して、下流側の水冷条件を変更するようにしてもよい。
次に、上記補正部6Bの処理について、本実施形態の方法を説明する。
「FDT〜CTNでの水冷部分」
FDT〜CTNの水冷部分の学習値TCFnは、次のように温度降下量の誤差比率から求める。
ある瞬間における比例誤差による学習値の値をTCFnと定義すると、TCFnは次の式で表現できる。
TCFn=(FDT実績温度 −CTN実績温度)
÷(FDT実績温度 −CTN予測温度)
このTCFnを、CTN予測温度が求まる毎(鋼板2が所定長さ(例えば1m)進む毎)に演算し、その演算の毎に、上記学習値TCFnを平準化して更新するために、本実施形態では指数平滑法を採用し、今回のTCFnに指数平滑係数G1を、前回の更新値TCFnold に(1−G1)を演算して、下記の式のように、順次に学習値TCFnnew を更新する。
TCFnnew =(1−G1)×TCFnold +G1 ×TCFn
TCFnold ← TCFnnew
ここで、指数平滑係数G1は、0≦G1<1の値であって、小さな値に設定するほどTCFnnew は滑らかに更新され、1に近づくほど原データとの差が小さくなる。この指数平滑係数G1は、実験などから適切な値に設定すればよい。
そして、下記式のように、学習値を乗算してFDT〜CTNでの温度降下量を補正する。
補正後のFDT〜CTNでの温度降下量
=TCFnold ×(FDT実績温度−CTN予測温度)
「CTN〜CTSでの空冷部分」
CTN〜CTSでの空冷部分の学習値TCFsは、次のように温度降下量の偏差から求める。
ある瞬間における偏差による学習値の値をTCFsと定義すると、TCFsは次の式で表現できる。
TCFs=(CTS実績温度 −CTS予測温度)
なお、実際には、CTN実績温度及びCTN予測温度も加味して降下量の偏差を演算すべきであるが、簡略化しCTN実績温度=CTN予測温度として、上記式を使用している。
このTCFsを、CTS予測温度が求まる毎(鋼板2が所定長さ(例えば1m)進む毎)に演算し、その演算の毎に、上記学習値TCFsを平準化して更新するために、本実施形態では、指数平滑法を採用し、今回のTCFsに指数平滑係数G2を、前回の更新値TCFsold に(1−G2)を演算して、連続的に学習値TCFsnew を更新しておく。
TCFsnew =(1−G2)×TCFsold +G2 ×TCFs
TCFsold ← TCFsnew
ここで、指数平滑係数G2は、0≦G2<1の値であって、小さな値に設定するほどTCFnnew は滑らかに更新され、1に近づくほど原データとの差が小さくなる。この指数平滑係数G1は、実験などから適切な値に設定すればよい。
そして、下記式のように、学習値分だけ温度補正をCTN〜CTSでの温度降下量に補正を施す。
補正後のCTN〜CTSでの温度降下量
=CTN予測温度 −CTS予測温度 +TCFsold
以上のことから、両学習値が存在する状態となった後は、伝熱モデルで演算したCTS温度は下記式によって補正されてから、注水制御部6Cに出力されることとなる。
補正後のCTS温度
=FDT実績温度 −補正後のFDT〜CTNでの温度降下量
−補正後のCTN〜CTSでの温度降下量
=FDT実績温度 −TCFnold ×(FDT実績温度−CTN予測温度)
−(CTN予測温度 −CTS予測温度 +TCFsold )
次に、上記冷却制御方法の作用・効果などについて説明する。
鋼板2は、連続して仕上げ圧延され、所定長さ搬送されるたびにFDT実績温度が計測され、そのFDT実績温度及び目標巻取り温度(CTS予測温度)に基づきCTN予測温度が伝熱モデルを使用して演算され、FDT実績温度およびそのCTN予測温度によるCTNでの温度降下量となるように、当該ピース部分に対する注水条件(冷却条件)が設定されることで、各ピース部分毎にフィードフォワード制御で水冷制御される。
このとき、本実施形態では、CTNでの温度降下量の誤差比率及びCTSでの温度降下量の偏差に応じた誤差の学習値で、これから水冷冷却するピース部分のCTNでの温度降下量を補正することで、冷却制御の精度が向上して巻取り温度の精度が向上する。
また、本実施形態では、従来のように、伝熱モデル自体の熱伝達係数モデル学習項を演算更新するのではなく、伝熱モデルが演算した演算値を今までに温度降下量の比例誤差若しくは偏差によって補正することで、学習項の反映が迅速に行えるため、各鋼板2の先端部側の学習項が反映されずに不良となる可能性のある部分を小さくすることができる。
また、少なくとも、実際の鋼板2がCTSの位置に来る前である水冷ゾーンを出た位置の情報で学習項を補正することで、より短時間で補正を開始することが可能になる。
例えば、厚肉パイプ材用の鋼板2は、100m程度と短尺であることから、CTSに先端部が通過してから補正を開始すると、鋼板2の後端部が水冷ゾーンを通過してしまい実質補正が出来ないおそれがあるが、このことを本実施形態では抑えることができる。
ここで、空冷ゾーンでの学習項を偏差で演算し更新しているは、誤差比率を使用すると学習項がハンチングするおそれがあるためである。なお、冷却制御は実質的に水冷ゾーンで行われるため、空冷ゾーンでの学習項を使用することなく、水冷ゾーンの学習項だけで予測温度降下を補正するようにしても良い。
また、上記実施形態では、早期に学習効果を出すために、水冷ゾーンと空冷ゾーンの2つに分けて学習項を演算しているが、FDT〜CTSまでを一つのゾーンとみて、CTSでの温度降下量を、上述のようなCTSでの誤差比率若しくは偏差による学習項で補正するようにしても良い。
ここで、本実施形態では、前段の水冷ゾーンでは誤差比率で学習項を演算して更新し、空冷ゾーンでは偏差で学習項を演算して更新しているが、空冷ゾーンを第2の水冷ゾーンとしても良い。
本発明に基づく実施形態に係る冷却制御設備を示す概略構成図である。
符号の説明
FDT 仕上げ圧延機出側
CTN 水冷ゾーン出側
CTS 空冷ゾーン出側
1 仕上げ圧延機
2 鋼板
3 巻取り機
4 水冷設備
6 コントローラ
6A 温度降下予測部
6B 補正部
6C 注水制御部
7 仕上げ圧延機出側の温度計
8 水冷ゾーン出側の温度計
9 空冷ゾーン出側(巻取り機直前)の温度計

Claims (5)

  1. 熱間圧延工程における仕上げ圧延機出側から巻取り機までの間に配置された水冷設備での冷却条件を調整することで搬送される金属板の温度を降下させて、当該金属板の巻取り温度を目標巻取り温度に制御するに際し、上記目標巻取り温度にするための温度降下量を伝熱モデルで演算する温度降下予測部と、その演算した温度降下量に応じた冷却条件に上記水冷設備を調整する注水制御部とを備えた金属板の冷却制御装置であって、
    上記伝熱モデルで演算した温度降下量と実績の温度降下量との誤差比率若しくは偏差に基づき、次回の伝熱モデルで演算する温度降下量を補正する補正部を備えることを特徴とする金属板の冷却制御装置。
  2. 熱間圧延工程における仕上げ圧延機出側から巻取り機までの間に配置された水冷設備での冷却条件を調整することで搬送される金属板の温度を降下させて、当該金属板の巻取り温度を目標巻取り温度に制御するに際し、上記目標巻取り温度にするための温度降下量を伝熱モデルで演算し、その演算した温度降下量に応じた冷却条件に上記水冷設備を調整する金属板の冷却制御方法であって、
    上記伝熱モデルで演算した温度降下量と実績の温度降下量との誤差比率若しくは偏差に基づき、次回の伝熱モデルで演算した温度降下量を補正することを特徴とする金属板の冷却制御方法。
  3. 上記仕上げ圧延機出側から巻取り機までの間に、上流側から水冷ゾーン及び空冷ゾーンが設けられ、該水冷ゾーンに上記水冷設備が配置されて、
    少なくとも目標巻取り温度及び仕上げ圧延機出側実績温度に基づき上記伝熱モデルで水冷ゾーン出側での予測温度降下量を予測し、その伝熱モデルで演算した温度降下量と水冷ゾーン出側での実績温度降下量に基づき、次回の伝熱モデルで演算した温度降下量を補正することを特徴とする請求項2に記載した金属板の冷却制御方法。
  4. 少なくとも目標巻取り温度及び仕上げ圧延機出側実績温度に基づき上記伝熱モデルで水冷ゾーン出側及び空冷ゾーン出側での各予測温度降下量を予測し、その伝熱モデルで演算した水冷ゾーン出側での温度降下量と水冷ゾーン出側での実績温度降下量との誤差比率による補正、及び伝熱モデルで演算した空冷ゾーン出側での温度降下量と空冷ゾーン出側での実績温度降下量との偏差による補正を、次回の伝熱モデルで演算した温度降下量に施すことを特徴とする請求項3に記載した金属板の冷却制御方法。
  5. 上記伝熱モデルは、差分方程式を使用していることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載した金属板の冷却制御方法。
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