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JP2006120771A - チップのピックアップ装置およびピックアップ方法 - Google Patents

チップのピックアップ装置およびピックアップ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】チップを高速でダメージを与えることなくピックアップすることができるチップのピックアップ装置およびピックアップ方法を提供すること。
【解決手段】シート5に貼り付けられたチップ6を真空吸引用の開口部20aを有する取出しノズル20で吸着保持してピックアップするチップのピックアップ方法において、チップ6の位置検出結果に基づいて開口部20aの位置がチップの重心位置からオフセットするようにチップ6を取り出しノズル20に対して相対的に位置決めして開口部20aから真空吸引することにより、チップ6を取出しノズル20に吸着保持する。これによりチップ6を端面側から無理なくシート5から剥離させることができ、チップ6を高速でダメージを与えることなくピックアップすることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、ウェハから切り出されシートに貼り付けられた状態のチップをピックアップするチップのピックアップ装置およびピックアップ方法に関するものである。
半導体装置の製造工程において、半導体チップは多数の個片チップより成るウェハから切り出される。この個片チップの切り出しは、粘着性のシートにウェハを貼り付けた状態で行われ、切り出された個片チップはシートから剥ぎ取られてピックアップされる(例えば特許文献1参照)。このピックアップ作業は、シートを下面側から吸着した状態で、シートの下面側からチップをエジェクタによって突き上げることによりシートから剥離させながら、チップを取出しヘッドによって吸着保持して取り出すようにしている。
特許第2679266号公報
最近の電子部品の小型化に伴ってチップは薄型化する傾向にあり、100μm以下の極薄のチップが実用化されるようになっている。しかしながら、このように薄型化したチップは低剛性で撓みやすく極めて破損しやすいことから取り扱いが難しい。このためピックアップ動作の高速高能率化が難しく、また上述のウェハから個片のチップを取り出すピックアップ作業において、チップの割れや欠けなどのダメージを生じる場合があった。
そこで本発明は、チップを高速でダメージを与えることなくピックアップすることができるチップのピックアップ装置およびピックアップ方法を提供することを目的とする。
本発明のチップのピックアップ装置は、シートに貼り付けられたチップを真空吸引用の開口部を有する取出しノズルで吸着保持してピックアップするチップのピックアップ装置であって、前記シートを下方から支持する支持部と、前記チップを上方から撮像することによりこのチップの位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて前記開口部の位置が前記チップの重心位置からオフセットするように前記チップを前記取出しノズルに対して相対的に位置決めする位置決め手段と、前記開口部から真空吸引することにより前記チップを前記取出しノズルに吸着保持する吸引手段と、前記取出しノズルを昇降させるノズル昇降手段とを備えた。
本発明のチップのピックアップ方法は、シートに貼り付けられたチップを真空吸引用の開口部を有する取出しノズルで吸着保持してピックアップするチップのピックアップ方法であって、前記シートを下方から支持する支持工程と、前記チップを上方から撮像することによりこのチップの位置を検出する位置検出工程と、前記位置検出工程の検出結果に基づいて前記開口部の位置が前記チップの重心位置からオフセットするように前記チップを前記取出しノズルに対して相対的に位置決めする位置決め工程と、前記取出しノズルを前記シートに対して下降させるノズル下降工程と、前記開口部から真空吸引することにより前記チップを前記取出しノズルに吸着保持する吸引工程と、前記取出しノズルを上昇させるノズル上昇工程とを含む。
本発明によれば、真空吸引用の開口部の位置をチップの重心位置からオフセットさせた状態で開口部から真空吸引してチップを取出しノズルに吸着保持することにより、チップ
を端面側から無理なくシートから剥離させることができ、チップを高速でダメージを与えることなくピックアップすることができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1のチップのピックアップ装置の構成を示すブロック図、図2は本発明の実施の形態1のチップのピックアップ装置のシート剥離機構の部分断面図、図3、図4は本発明の実施の形態1のチップのピックアップ方法の工程説明図である。
まず図1を参照してチップのピックアップ装置の構成について説明する。このチップのピックアップ装置は、ダイシングによって個片に分割されシートに貼り付けられた状態の半導体チップを、真空吸引用の開口部を有する取出しノズルで吸着保持してピックアップする機能を有するものである。図1においてチップ供給部1は、XYテーブル2に立設されたブラケット3上に保持テーブル4を結合して構成されている。保持テーブル4には複数の半導体チップ6(以下、単に「チップ6」と略記する)が貼り付けられたシート5が保持されている。ここで、チップ6は薄化加工された薄型チップであり、剛性が小さく撓みやすい特性を有している。
保持テーブル4の下方にはシート剥離機構7が配設されている。シート剥離機構7は、以下に説明するピックアップヘッド8によるチップ6のピックアップ動作において、チップ6をシート5から剥離させる機能を有している。すなわち、シート5の下面から突き上げ用のピンをシート5を突出させることにより、チップ6をシート5の上面から剥離させる。なお突き上げ用のピンは必須のものではない。
チップ供給部1の上方には、移動テーブル9に装着されたピックアップヘッド8が水平動自在に配設されている。ピックアップヘッド8の下部には、取出しノズル20が装着されており、取出しノズル20はピックアップヘッド8に内蔵されたノズル昇降手段によって昇降自在となっている。取出しノズル20の下面には真空吸引用の開口部20a(図3(c)参照)が設けられており、吸引部23(吸引手段)を駆動することにより、開口部20aから真空吸引して、チップ6を取出しノズル20に吸着保持することができるようになっている。
シート5が剥離されたチップ6は取出しノズル20によって真空吸着によりピックアップされる。そしてピックアップされたチップ6は移動テーブル9によってピックアップヘッド8が移動することにより取出しノズル20とともに基板保持テーブル10の上方に移動し、ここで取出しノズル20を昇降させることにより、チップ6は基板保持テーブル10に保持された基板11上に実装される。
保持テーブル4の上方には、カメラ13を備えた撮像部12が配設されている。撮像部12はシート5上のチップ6を上方から撮像し、撮像結果を画像認識部14に対して出力する。画像認識部14はこの撮像結果を認識処理することにより、チップ6の位置を検出する。撮像部12と画像認識部14は、シート5に保持されたチップ6を撮像して位置を検出する位置検出手段となっている。演算部15はCPUであり、記憶部16に記憶されたプログラムを実行することにより各種動作処理や演算を行うことにより、以下に説明する各部を制御する。
記憶部16は各部の動作に必要なプログラムや認識対象のチップ6のサイズや、シート5上での配列データ、後述するチップ6と取出しノズル20との相対位置決め時のオフセット量などの各種データを記憶する。機構制御部17は、ピックアップヘッド8およびピックアップヘッド8を移動させる移動テーブル9、シート剥離機構7、XYテーブル2を
制御する。
XYテーブル2,保持テーブル4,移動テーブル9、演算部15および機構制御部17は、位置検出手段によるチップ6の位置検出結果に基づいてピックアップ対象のチップを取出しノズル20の開口部20aに対して相対的に位置決めする位置決め手段となっている。なお本実施の形態においては、後述するように、開口部20aの位置がチップ6の重心位置からオフセットするように、チップ6を取出しノズル20に対して相対的に位置決めするようにしている。表示部18は撮像されたチップ6の画像や操作・入力時の画面を表示する。操作・入力部19はキーボードなどの入力装置であり、操作入力やデータ入力を行う。
次に図2を参照して、シート剥離機構7の構成について説明する。図2に示すように、シート剥離機構7はシート剥離ツール25を備えており、シート剥離ツール25の上面はシート剥離動作においてシート5の下面に当接する当接支持面25a(支持部)となっている。当接支持面25aには複数の吸着孔25bが開口しており、シート剥離ツール25の内部空間に連通した真空吸引源28を駆動することにより、吸着孔25bから真空吸引する。当接支持面25aがシート5の下面に当接した状態で真空吸引源28を駆動することにより、シート5は当接支持面25aに吸着保持される。
シート剥離ツール25の内部には、ピンホルダ26aに保持された突き上げピン26が垂直に配設されており、ピンホルダ26aは昇降駆動機構27によって昇降自在となっている。昇降駆動機構27を駆動することにより、突き上げピン26の上端部は中央に位置する吸着孔25bから当接支持面25aの上方に突出する。当接支持面25aをチップ6を貼着保持したシート5の下面に当接させた状態で、突き上げピン26を突出させることにより、前述のように、シート5を突き破った突き上げピン26がチップ6を押上げ、これによりチップ6をシート5の上面から引きはがすことができる。
このチップのピックアップ装置は上記のように構成されており、次に図3,図4を参照して、このピックアップ装置を用いたピックアップ方法について説明する。図3(a)において、シート剥離機構7の上方には、当該ピックアップ動作においてピックアップ対象となるチップ6が位置している。この状態では、ピックアップ対象のチップ6は正規のピックアップ位置ではなく、概略位置にある。次いで、図3(b)に示すように、シート剥離ツール25を上昇させて当接支持面25a(図2参照)をシート5の下面に当接させ、シート5を下方から支持する(支持工程)。このとき、シート5は吸着孔25bによって吸着保持されている。次いで、カメラ13によってピックアップ対象のチップ6を上方から撮像することにより、このチップ6の位置を検出する(位置検出工程)。
次いで、この位置の検出結果に基づいて、チップ6を取出しノズル20に対して相対的に位置決めする(位置決め工程)。このとき、図3(c)に示すように、開口部20aの中心位置Cが、チップ6の重心位置Gから所定のオフセット量dだけオフセットするように、前述の位置決め手段によって位置決めを行う。なお、オフセット量dは、最適なピックアップ動作が実現されるように予め試行により決定され、記憶部16に記憶されている。
この後、図4(a)に示すように、取出しノズル20をシート5に対して下降させ(ノズル下降工程)、次いで開口部20aから真空吸引することにより、チップ6を取出しノズル20に吸着保持する(吸引工程)。そして突き上げピン26をシート5を突き破って上方に突出させ、チップ6を下面側から突き上げるとともに、取出しノズル20を突き上げピン26の突き上げ動作と同期させて上昇させる。このとき、前述のようにチップ6は開口部20aに対して前述のオフセット量だけ位置ずれしていることから、開口部20a
による吸引力はチップ6の中心部ではなく側端面に近い位置に集中して作用する。
すなわち、チップ6とシート5とが貼着状態で接触した貼着界面において、最も口開きが発生しやすいチップ6の側端面に開口部20aによる吸引力が集中して作用する。そしてこの吸引力と突き上げピン26による下方からの突き上げとにより、チップ6は貼着界面の一方側から口開きを生じながらシート5から剥離する。そしてこの後、取出しノズル20をさらに上昇させて(ノズル上昇工程)、チップ6をシート5から完全に剥離させることにより、ピックアップ動作が終了する。
上述のチップのピックアップ方法においては、開口部20aが設けられた取出しノズル20によって真空吸着によりチップ6をシート5から剥離して取り出す構成のチップのピックアップ方法において、チップ6の重心位置からオフセットした位置を開口部20aによって吸着するようにしている。これにより、チップの中心近傍に真空吸引力を作用させる従来の方法と比較して、チップ6とシート5の貼着界面に容易に口開きを生じさせることができる。
したがって、このようにして口開きを生じた端面側からチップ6を無理なくシート5から剥離させて、チップを高速でダメージを与えることなくピックアップすることができる。これにより、ピックアップ時のダメージにより品質を低下させることなく、ピックアップ作業のタクトタイムを短縮することができる。
(実施の形態2)
図5,図7は本発明の実施の形態2のチップのピックアップ装置に用いられる取出しノズルの構造説明図、図6は本発明の実施の形態2のチップのピックアップ装置によるピックアップ動作の説明図、図8,図9は本発明の実施の形態2のチップのピックアップ方法の工程説明図、図10,図11は本発明の実施の形態2のチップのピックアップ装置に用いられる取出しノズルの構造説明図である。
実施の形態1においては、チップ6のシート5からの剥離を容易にするために、取出しノズル20とチップ6の相対位置決めにおいて相互にオフセットさせるようにしているが、本実施の形態2においては、取出しノズル自体において真空吸引用の開口部を予めオフセットした位置に設けるようにしたものである。
図5において、取出しノズル21は、実施の形態1における取出しノズル20と同様にピックアップヘッド8の下部に装着され、略正方形状のチップ6を対象として用いられる。取出しノズル21の下面には、開口部21aがノズル中心(チップ6の重心位置Gに対応した取出しノズル21下面の中心位置)から対角線方向にオフセットした位置に開口しており、開口部21aは実施の形態1と同様に吸引部23に連通している。ここでノズル中心から開口部21aの中心位置Cまでのオフセット量dは、実施の形態1において図3に示すオフセット量と同様に設定される。
図6は、取出しノズル21によるチップ6のピックアップ動作を示している。この場合には、実施の形態1におけるシート剥離ツール25と異なる構成の当接支持面25aが用いられる。すなわち、図6(b)に示すように、当接支持面25aにおける突き上げピン26の位置は、取出しノズル21の中心ではなく、開口部21aによる吸着位置近傍に設定されている。すなわち、開口部21aがノズル中心からオフセットされているのに対応して、突き上げピン26の位置も同一方向にオフセットされた配置となっている。
図7は、上述例のように真空吸引用の開口部をノズル中心位置からオフセットした構成を、長方形形状のチップ6Aに適用した例を示している。すなわち、取出しノズル22の
下面は対象となるチップ6Aの形状に対応して長方形となっており、開口部22aはノズル中心からオフセットした位置に設けられている。このような長方形状のチップ6Aを対象とする場合においても、前述に示す例と同様の効果を得る。なお、この例は略正方形状のチップに対しても適用できる。
次に図8,図9を参照して、このピックアップ装置を用いたピックアップ方法について説明する。図8(a)において、シート剥離機構7の上方には、当該ピックアップ動作においてピックアップ対象となるチップ6が位置している。この状態では、ピックアップ対象のチップ6は正規のピックアップ位置ではなく、概略位置にある。次いで、図8(b)に示すように、シート剥離ツール25Aを上昇させて当接支持面25a(図2参照)をシート5の下面に当接させ、シート5を下方から支持する(支持工程)。次いで、カメラ13によってピックアップ対象のチップ6を上方から撮像することにより、このチップ6の位置を検出する(位置検出工程)。
次いで、この位置検出結果に基づいて、チップ6を取出しノズル21に対して相対的に位置決めする(位置決め工程)。このとき、前述の位置決め手段によって位置決めを行う。本実施の形態2では、取出しノズル21の中心がチップ6の重心位置に一致するように位置決めすることにより、図8(c)に示すように、開口部20aの中心位置Cが、チップ6の重心位置Gから所定のオフセット量dだけオフセットした状態となる。
この後、図9(a)に示すように、取出しノズル21をシート5に対して下降させ(ノズル下降工程)、次いで開口部21aから真空吸引することにより、チップ6を取出しノズル21に吸着保持する(吸引工程)。そして突き上げピン26をシート5を突き破って上方に突出させ、チップ6を下面側から突き上げるとともに、取出しノズル20を突き上げピン26の突き上げ動作と同期させて上昇させる。このとき、前述のようにチップ6は開口部21aに対して前述のオフセット量だけ位置ずれしていることから、実施の形態1と同様に、開口部21aによる吸引力はチップ6の中心部ではなく側端面に近い位置に集中して作用する。
すなわち、チップ6とシート5とが貼着状態で接触した貼着界面において、最も口開きが発生しやすいチップ6の側端面に開口部21aによる吸引力が集中して作用する。そしてこの吸引力と突き上げピン26による下方からの突き上げとにより、チップ6は貼着界面の一方側から口開きを生じながらシート5から剥離する。そしてこの後、取出しノズル21をさらに上昇させて(ノズル上昇工程)、チップ6をシート5から完全に剥離させることによりピックアップ作業が終了する。
上述のチップのピックアップ方法においても、チップ6の重心位置からオフセットした位置を開口部21aによって吸着するようにしている。これにより、実施の形態1と同様の効果を得るとともに、取出しノズル21をチップ6の全面に当接させた状態で吸着保持することができ、保持状態を安定させることができる。
なお、図10に示す取出しノズル21Aは、図5に示す取出しノズル21において、チップ6に当接する当接面に、開口部21a以外に開口部21bをチップ6の中央近傍に相当する位置に追加した例を示している。また図11に示す取出しノズル22Aは、図7に示す取出しノズル22において、チップ6Aに当接する当接面に、開口部22a以外に開口部22bをチップ6Aの中央近傍に相当する位置に追加した例を示している。そしていずれの例においても、開口部21a,22aは第1吸引部23Aによって、また開口部21b,22bは第2吸引部23Bによって真空吸引される。
このように、チップの口開きを促進するためにチップの中心位置からオフセットして設
けられた開口部21a,22aのほかに、真空吸引用の開口部21b,22bを設けることにより、実施の形態1にて説明したようにチップの剥離を容易にするとともに、チップを安定した状態で保持することができる。すなわち、取出しノズルをチップに当接させてシートからチップを剥離する時には、第1吸引部23Aのみを駆動して開口部21a,22aから真空吸引する。そしてチップが剥離した後には、第1吸引部23Aとともに第2吸引部23bを駆動して、開口部21a,22aと開口部21b,22bによってチップを吸着保持する。すなわち、チップは2箇所で吸着保持された状態となり、取出しヘッドによる保持状態が安定する。
本発明のチップのピックアップ装置およびピックアップ方法は、チップを端面側から無理なくシートから剥離させて、チップを高速でダメージを与えることなくピックアップすることができるという効果を有し、薄型のチップをピックアップの対象とするピックアップ装置に対して有用である。
本発明の実施の形態1のチップのピックアップ装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1のチップのピックアップ装置のシート剥離機構の部分断面図 本発明の実施の形態1のチップのピックアップ方法の工程説明図 本発明の実施の形態1のチップのピックアップ方法の工程説明図 本発明の実施の形態2のチップのピックアップ装置に用いられる取出しノズルの構造説明図 本発明の実施の形態2のチップのピックアップ装置によるピックアップ動作の説明図 本発明の実施の形態2のチップのピックアップ装置に用いられる取出しノズルの構造説明図 本発明の実施の形態2のチップのピックアップ方法の工程説明図 本発明の実施の形態2のチップのピックアップ方法の工程説明図 本発明の実施の形態2のチップのピックアップ装置に用いられる取出しノズルの構造説明図 本発明の実施の形態2のチップのピックアップ装置に用いられる取出しノズルの構造説明図
符号の説明
5 シート
6 チップ
7 シート剥離機構
8 ピックアップヘッド
20、21,22,21A,22A 取出しノズル
20a、21a、22a 開口部
23 吸引部

Claims (2)

  1. シートに貼り付けられたチップを真空吸引用の開口部を有する取出しノズルで吸着保持してピックアップするチップのピックアップ装置であって、
    前記シートを下方から支持する支持部と、前記チップを上方から撮像することによりこのチップの位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果に基づいて前記開口部の位置が前記チップの重心位置からオフセットするように前記チップを前記取出しノズルに対して相対的に位置決めする位置決め手段と、前記開口部から真空吸引することにより前記チップを前記取出しノズルに吸着保持する吸引手段と、前記取出しノズルを昇降させるノズル昇降手段とを備えたことを特徴とするチップのピックアップ装置。
  2. シートに貼り付けられたチップを真空吸引用の開口部を有する取出しノズルで吸着保持してピックアップするチップのピックアップ方法であって、
    前記シートを下方から支持する支持工程と、前記チップを上方から撮像することによりこのチップの位置を検出する位置検出工程と、前記位置検出工程の検出結果に基づいて前記開口部の位置が前記チップの重心位置からオフセットするように前記チップを前記取出しノズルに対して相対的に位置決めする位置決め工程と、前記取出しノズルを前記シートに対して下降させるノズル下降工程と、前記開口部から真空吸引することにより前記チップを前記取出しノズルに吸着保持する吸引工程と、前記取出しノズルを上昇させるノズル上昇工程とを含むことを特徴とするチップのピックアップ方法。
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