JP2006119324A - ズームレンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】 この発明は、広画角、安価、高ズーム比であり、より小型(薄型)なズームレンズを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明に係るズームレンズは、第一のレンズ群G1、第二のレンズ群G2と第三のレンズ群G3とを、物体側から当該順に備えている。第一のレンズ群G1は、負のパワーを有する第一のレンズ1と、第一のレンズ1の後段に位置し、光路を折り曲げ、正のパワーを有するプリズム2とを備えている。また、第一のレンズ1のアッベ数は、プリズム2のアッベ数より大きい。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明に係るズームレンズは、第一のレンズ群G1、第二のレンズ群G2と第三のレンズ群G3とを、物体側から当該順に備えている。第一のレンズ群G1は、負のパワーを有する第一のレンズ1と、第一のレンズ1の後段に位置し、光路を折り曲げ、正のパワーを有するプリズム2とを備えている。また、第一のレンズ1のアッベ数は、プリズム2のアッベ数より大きい。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ズームレンズに係る発明であり、例えば、カメラ付き携帯電話等に適用することができる。
携帯電話やデジタルカメラ等に搭載される小型のズームレンズに関する技術として、例えば特許文献1ないし3がある。
上記特許文献1ないし特許文献3に開示されているズームレンズでは、第一のレンズ群において、光路を折り曲げている。これにより、携帯電話等の薄型化が可能となる。
ところで、カメラ付き携帯電話等の場合には、撮影者自身が自分を撮影することがあるため、画角は、2ωで75°程度必要となる(つまり、広画角が要求される)。
しかし、特許文献1に係る発明では、画角は2ωで68°と小さい。また、特許文献2に係る発明においても、画角は2ωで61°と小さい。
さらに、特許文献1に係る発明および特許文献3に係る発明では、一部に硝子製の部材を用いているため、その分コスト高となってしまう。
また、特許文献2に係る発明では、ズーム比が2倍程度と小さくなっている。さらに、特許文献3に係る発明では、レンズの枚数が9枚も必要となっていることから、ズームレンズ全体の寸法も大きくなる。
そこで、この発明は、上記各問題点に鑑みてなされたものであり、広画角、安価、高ズーム比であり、より小型(薄型)なズームレンズを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載のズームレンズは、変倍において位置固定の、負のパワーを有する第一のレンズ群と、変倍において位置可変の、正のパワーを有する第二のレンズ群と、変倍において位置可変の、正のパワーを有する第三のレンズ群と、物体側からこの順に備えており、各レンズ群の間隔を変化させることにより、前記変倍を行うズームレンズであって、前記第一のレンズ群は、負のパワーを有する第一のレンズと、前記第一のレンズの後段に位置し、光路を折り曲げる機能を有し、正のパワーを有するプリズムと、を備えており、前記第一のレンズのアッベ数は、前記プリズムのアッベ数より大きい。
本発明の請求項1に記載のズームレンズは、変倍において位置固定の、負のパワーを有する第一のレンズ群と、変倍において位置可変の、正のパワーを有する第二のレンズ群と、変倍において位置可変の、正のパワーを有する第三のレンズ群と、物体側からこの順に備えており、各レンズ群の間隔を変化させることにより、前記変倍を行うズームレンズであって、前記第一のレンズ群は、負のパワーを有する第一のレンズと、前記第一のレンズの後段に位置し、光路を折り曲げる機能を有し、正のパワーを有するプリズムと、を備えており、前記第一のレンズのアッベ数は、前記プリズムのアッベ数より大きいので、第一のレンズの負のパワーを大きくした場合に発生する倍率色収差を、正のパワーを有するプリズムで補正することができる。当該補正が可能となるので、請求項1に係るズームレンズでは、第一のレンズ群の負のパワーをより大きく設計することができる。このように、第一のレンズ群の負のパワーを大きくすることにより、第一のレンズ群の広画角化が可能となる。また、第一のレンズ群には、より広角からの光をも入射されるので、当該第一のレンズ群の口径をより小さくすることができる。さらに、第一のレンズ群の負のパワーを大きくすることにより、バックフォーカスを短くすることができる(光学全長の短縮化)。よって、ズームレンズ系全体をよりコンパクトにすることができる。また、第一のレンズ群において有効に倍率色収差補正が行われるので、変倍比(ズーム比)を増加させることができる。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
<実施の形態1>
本実施の形態に係るズームレンズは、三群構成のズームレンズである。
本実施の形態に係るズームレンズは、三群構成のズームレンズである。
図1は、本実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。また、図2は、図1で示したズームレンズの光路を直線的に表した構成図である。なお、内部反射面を有するプリズムは、図2において、平行平板で表されている。また、各図1,2において、物体側を前段側とし、像面側を後段側とする。
また、図1,2において、ri(i=1,2,3,・・・)は、物体側から数えてi番目の面であり、像面側に近づくに連れて数字は大きくなる。また、di(i=1,2,3,・・・)は、物体側から数えてi番目の軸上面間隔であり、像面側に近づくに連れて数字が大きくなる。
図1,2に示しているように、物体側から像面側にかけて、第一のレンズ群G1、第二のレンズ群G2、および第三のレンズ群G3が、当該順に配設されている。ここで、第二のレンズ群G2は、変倍機能を有するバリエータである。また、第三のレンズ群G3は、像点の補正を行うコンペンセータである。
図1,2で示すズームレンズでは、各レンズ群G1,G2,G3の間隔を変化させることにより、変倍を行う。
具体的に、各レンズ群G1〜G3を、図2で示す矢印の方向M,Nに移動させることにより、変倍を行う。図2に示すように、第一のレンズ群G1は、変倍において位置が変動しない。また変倍(特に、広角端(W)から望遠端(T)へのズーミング)において、第二のレンズ群G2が光軸に沿って前段方向に移動すると、第三のレンズ群G3は、光軸に沿って一度後段側に移動した後に前段側へと移動する(図2参照)。
第一のレンズ群G1は、変倍において位置が変化せず、負のパワーを有している。第二のレンズ群G2は、変倍において位置が変動し、正のパワーを有している。第三のレンズ群G3は、変倍において位置が変動し、正のパワーを有している。
なお、第二のレンズ群G2の前段には、絞りS1が配設されいる。また、第三のレンズ群G3の後段には、平行平板から成る赤外カットフィルタF1が配設されており、当該赤外カットフィルタF1の後段には、光学像面P1が配設されている。
ここで、光学像面P1は、例えば複数の画素から成るCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary MOS)センサ等の固体撮像素子である。当該撮像素子により、ズームレンズにより形成された光学像が電気的な信号に変換される。また、赤外カットフィルタF1の代わりに、平行平板から成る光学的ローパスフィルタやカバー硝子を用いても良い。
次に、各レンズ群G1〜G3の具体的な構成について説明する。
第一のレンズ群G1は、図1,2に示すように、第一のレンズ1とプリズム2とで構成されている。
第一のレンズ1は、最も物体側に配置されており、負のパワーを有している。プリズム2は、第一のレンズ1の後段に位置しており、正のパワーを有している。
第一のレンズ1の物体側面r1および像面側面r2は、凹状の曲面形状であり、少なくともどちらか一方面は、非球面形状を有している。当該曲面形状により、第一のレンズ1は、全体として負のパワーを有している。
また、プリズム2は、反射面r4において光軸Z1(光路)を90°折り曲げている。このように、プリズム2により光路を折り曲げることにより、ズームレンズ系の入射光軸方向(つまり、奥行き方向(図1の上下方向))の長さを短くかつ一定にしている。ここで、プリズム2の反射面r4には、例えばアルミニウム等を蒸着されている。これにより、光量損失を最小限にしている。
なお、上記反射面r4における光軸Z1(光路)の折り曲げ角度は、90°以外の角度であっても良く、必要に応じてその角度は設定すれば良い。また、当該反射面r4にパワーを持たせても良く、また反射面の変わりに屈折面や回折面を用いて光軸Z1(光路)を折り曲げても良い。
また、プリズム2の物体側面r3は凸状の曲面形状であり、プリズム2の像面側面r5は凹状の曲面形状である。当該曲面形状により、プリズム2は、全体として正のパワーを有している。
また、第一のレンズ1のアッベ数は、プリズム2のアッベ数よりも大きい。
ところで、プラスチック製のレンズ等のアッベ数の分布は、27〜34の範囲内および49〜58の範囲内に分布している。したがって、第一のレンズ1およびプリズム2をプラスチック製として場合には、第一のレンズ1として、アッベ数が49以上の材料を採用し、またプリズム2として、アッベ数が35より小さい材料を採用することができる。
次に、第二のレンズ群G2の具体的な構成について説明する。
第二のレンズ群G2は、図1,2に示すように、第二のレンズ3と第三のレンズ4とで構成されている。
第二のレンズ3は、第一のレンズ群G1の後段に配置されており、正のパワーを有している。第三のレンズ4は、第二のレンズ3の後段に位置しており、負のパワーを有している。
第二のレンズ3の物体側面r6および像面側面r7は、凸状の曲面形状であり、少なくともどちらか一方面は、非球面形状を有している。当該曲面形状により、第二のレンズ3は、全体として正のパワーを有している。
また、第三のレンズ4の物体側面r8および像面側面r9は、凹状の曲面形状であり、当該曲面形状により、第三のレンズ4は、全体として負のパワーを有している。
また、第二のレンズ3のアッベ数は、第三のレンズ4のアッベ数よりも大きい。例えば、プラスチック製の第二のレンズ3および第三のレンズ4を採用した場合には、第二のレンズ3として、アッベ数が49以上の材料を採用し、また第三のレンズ4として、アッベ数が35より小さい材料を採用することができる。
なお、第三のレンズ群G3は、図1,2に示すように、レンズ5のみによって構成されている。
レンズ5は、第二のレンズ群G2の後段に配置されており、正のパワーを有している。レンズ5の物体側面r10は凸状の曲面形状を有しており、レンズ5の像面側面r11は凹状の曲面形状を有している。当該曲面形状により、レンズ5は、全体として正のパワーを有している。
なお、本実施の形態に係るズームレンズでは、以下の各式(1),(2)を満足するように設計されている。
1.5<−f1/fW<4.0 ・・・(1)
1.0<−f2/f1<2.0 ・・・(2)
ここで、f1は、第一のレンズ群G1の焦点距離である。fWは、広角端でのズームレンズ系全体の焦点距離である。f2は、第二のレンズ群G2の焦点距離である。
1.0<−f2/f1<2.0 ・・・(2)
ここで、f1は、第一のレンズ群G1の焦点距離である。fWは、広角端でのズームレンズ系全体の焦点距離である。f2は、第二のレンズ群G2の焦点距離である。
本実施の形態に係るズームレンズは、上記のように構成されているので、以下に示す効果を有する。
本実施の形態に係るズームレンズでは、正のパワーを有するプリズム2を備え、第一のレンズ1のアッベ数は、プリズム2のアッベ数より大きい。
したがって、第一のレンズ1の負のパワーを大きくした場合に発生する倍率色収差を、正のパワーを有するプリズム2で補正することができる。当該補正が可能となるので、本実施の形態に係るズームレンズでは、第一のレンズ群G1の負のパワーをより大きく設計することができる。
このように、第一のレンズ群G1の負のパワーを大きくすることにより、第一のレンズ群G1の広画角化が可能となる。また、第一のレンズ群G1には、より広角からの光も入射されるので、当該第一のレンズ群G1の口径をより小さくすることができる。さらに、第一のレンズ群G1の負のパワーを大きくすることにより、バックフォーカスを短くすることができる(光学全長の短縮化)。よって、ズームレンズ系全体をよりコンパクトにすることができる。
また、本実施の形態に係るズームレンズでは、第一のレンズ群G1において有効に倍率色収差補正が行われるので、変倍比(ズーム比)を増加させることができる。
また、第一のレンズ1のアッベ数とプリズム2のアッベ数との差をより大きく取ったとする。この場合、第一のレンズ1の負のパワーとプリズム2の正のパワーとの差を大きく取らなかったとしても、第一のレンズ1で発生する倍率色収差を、プリズム2において補正することができる。
つまり、プリズム2のアッベ数がより小さければ小さい程、また第一のレンズ1のアッベ数が大きければ大きい程、プリズム2の正のパワーは小さくて済み、また第一のレンズ1の負のパワーをより大きく設定することができる。
上記のように、プリズム2の正のパワーが小さくて済むなら、当該プリズム2の曲率はより小さくすることができる。これにより、プリズム2の製造が容易となる。また、プリズム2の正のパワーが小さいと、ズームレンズ系全体の構成を容易に行うことができるという効果も有する。
なお、レンズ等のアッベ数は、当該レンズ等を構成する材質により異なる。プラスチック製のレンズ等を採用した場合には、第一のレンズ1として、アッベ数が49〜58(49以上)の材質のものを採用すれば良く、プリズム2として、アッベ数が27〜34(35より小さい)材質のものを採用すれば良い。
また、一般的に、アッベ数が小さい程、屈折率が大きくなる。したがって、上記の様にプリズム2のアッベ数を小さくすれば、プリズム2の屈折率は大きくなる。このように、プリズム2の屈折率が大きくなれば、広角端で主光線のプリズム2内での傾角を小さくできる。よって、第一のレンズ群G1を小型化することができる。
ところで、硝子素材に比べて屈折率が低いプラスチック製の第一のレンズ1を採用したとする。この場合、当該第一のレンズ1は比較的屈折率が小さいので、負のパワーを大きくすると、当該第一のレンズ1の広角端で大きな負の歪曲収差が発生する。
そこで、本実施の形態に係るズームレンズでは、第一のレンズ1の少なくとも一面は、非球面とする。これにより、上記負の歪曲収差の補正が行われる。よって、第一のレンズ群G1の負のパワーを、より大きくすることができる。
また、第二のレンズ3として、屈折率の小さい材質のもの(例えば、プラスチック)を採用したとする。この場合、第二のレンズ3の屈折率が小さいので、正のパワーを有する当該第二のレンズ3によって、負の球面収差が発生する。
そこで、本実施の形態に係るズームレンズでは、正のパワーを有する第二のレンズ3の少なくとも一面は、非球面とする。これにより、上記球面収差の補正が行われる。
上式(1)において、周知のとおり、(−f1/fW)が1.5以下になると、変倍比を大きくすることができず、倍率が低下してしまう。また、(−f1/fW)が4.0以上になると、バックフォーカスが長くなり、ズームレンズ系全体の長さが長くなる。よって、上式(1)を満たすことにより、変倍比とズームレンズ系のコンパクト化を両立させることができる。
また、本実施の形態に係るズームレンズの第二のレンズ群G2は、正のパワーを有する第二のレンズ3の後段に、負のパワーを有する第三のレンズ4を配置している。さらに、第二のレンズ3のアッベ数を第三のレンズ4のアッベ数より大きくしている。
したがって、正のパワーを有する第二のレンズ3で発生する軸上色収差を、上記第三のレンズ4により補正することができる。
ところで、通常、ズームレンズ系における曲面の数が増えれば増える程、各収差の補正をより有効に行うことができる。
そこで、本実施の形態に係るズームレンズでは、プリズム2の二つの面r3,r5が曲面形状である。したがって、第一のレンズ1にて発生する倍率色収差を、当該プリズム2により、より確実に補正することができる。
また、本実施の形態に係るズームレンズにおいて、全てのレンズおよびプリズムを、軽量で安価なプラスチックにより構成しても良い。
これにより、ズームレンズ系全体の低コスト化を図ることができる。また、当該ズームレンズ系を搭載する装置を、誤って地面に落下させたとしても、軽量であるため、当該ズームレンズ系に与えられる衝撃力を最小限に抑えることができる。つまり、耐衝撃性に優れたズームレンズ系を提供することができる。
上式(2)において、(−f2/f1)が1.0以下になると、負の像面湾曲が発生する。これは、以下の理由による。
第一のレンズ群G1の負のパワーの絶対値が、第二のレンズ群G2の正のパワーの絶対値と第三のレンズ群G3の正のパワーの絶対値との和と、等しくなる必要がある。しかし、(−f2/f1)が1.0以下の場合には、第二のレンズ群G2の正のパワーの絶対値(|1/f2|)が、第一のレンズ群G1の負のパワーの絶対値(|1/f1|)を上回ってしまう。そして、当該場合には結果として、負の像面湾曲が発生するのである。
このようにして発生した負の像面湾曲は、ズームレンズ系において非球面を多用しても、補正することは困難である。
また、(−f2/f1)が2.0以上になると、変倍の際に、第二のレンズ群G2と第三のレンズ群G3とが衝突してしまう。さらに、(−f2/f1)が2.0以上になると、第一のレンズ群G1の口径が、携帯電話等で搭載できない程、大きくなってしまい、実用的でなくなると伴に、広画角化も不可能となり、さらには、ズームレンズ系のコンパクト化も不可能となる。
しかし、本実施の形態に係るズームレンズでは、上式(2)を満たしているので、上記各問題点を解消することができる。なお、上限の「2.0」は、経験則により決定されている。
また、光軸Z1をプリズム2にて折り曲げないタイプのズームレンズでは、物体側方向のズームレンズ系の全長を短くするために、カメラの非使用時には、レンズ部を装置内に格納する(沈胴機構)。
当該沈胴機構のズームレンズを携帯電話に使用したとする。この場合において、もし、撮影中(鏡筒が装置から突出している状態)に、当該携帯電話を地面に落下させたなら、突出している鏡筒が直接地面に衝突する可能性があり、レンズの破損を招く。
しかし、本実施の形態に係るズームレンズは、沈胴機構でなく、プリズム2を使用して光軸Z1(光路)を垂直に折り曲げる機構を採用している。これにより、ズームレンズ系を搭載する装置(携帯電話等)の奥行きが狭い場合においても、装置から鏡筒部分を突出させる必要はなくなる。よって、当該装置を落下させたとしても、鏡筒が直接地面と衝突することも防止できる。
当該、光軸Z1(光路)を折り曲げる機構のズームレンズは、乱暴な取り扱いが想定される携帯電話等に搭載する場合に、より上記効果が発揮される。
<実施例1>
図1,2で示した実施の形態1に係るズームレンズのシミュレーション結果を、以下に示す。表1は、実施例1の具体的な構成データである。また、表2は、各レンズの非球面係数を示した表である。
図1,2で示した実施の形態1に係るズームレンズのシミュレーション結果を、以下に示す。表1は、実施例1の具体的な構成データである。また、表2は、各レンズの非球面係数を示した表である。
表1において、riは、物体側からi番目に存するレンズ(またはプリズム、フィルタ)の面の曲率半径(非球面においては軸上曲率半径)である。なお、無限大の曲率半径は、当該面が平面であることを示している。
表1において、diは、物体側からi番目に存するレンズ(またはプリズム、フィルタ)の面から、i+1番目に存するレンズ(またはプリズム、フィルタ)の面までの距離である。なお、変倍において距離diが変化する場合には、当該diは、広角端(短焦点距離端,W)〜ミドル(中間焦点距離状態,M)〜望遠端(長焦点距離端,T)の順で示されている。
表1において、niは、物体側からi番目に存するレンズ(またはプリズム、フィルタ)のd(黄)線(波長:587.56nm)における屈折率である。またνiは、物体側からi番目に存するレンズ(またはプリズム、フィルタ)のアッベ数である。
また、表2において、riは、物体側からi番目に存するレンズ(またはプリズム)の曲面の面番号である。
また、表2に示した非球面係数は、下式に示す各係数を示している。
z=ch2/[1+{1・(1+K)c2h2}1/2]+Ah4+Bh6+Ch8+Dh10
上式において、「z」は、面頂点に対する接平面からの深さである。「c」は、面の近軸的曲率である。「h」は、光軸からの高さである。「K」は、円錐乗数である。「A」は、4次の非球面係数である。「B」は、6次の非球面係数である。「C」は、8次の非球面係数である。「D」は、10次の非球面係数である。
上式において、「z」は、面頂点に対する接平面からの深さである。「c」は、面の近軸的曲率である。「h」は、光軸からの高さである。「K」は、円錐乗数である。「A」は、4次の非球面係数である。「B」は、6次の非球面係数である。「C」は、8次の非球面係数である。「D」は、10次の非球面係数である。
実施例1では、第一のレンズ1、第二のレンズ3およびレンズ5として、ゼオネックス(登録商標)E48Rを採用している。また、プリズム2および第三のレンズ4として、PC(ポリカーボネイト)を採用している。つまり、実施例1に係るズームレンズは、5枚のプラスチックレンズ(プリズムを含む)で構成されている。なお、全ての屈折面を非球面としている。
上記構成の実施例1に係るズームレンズのシミュレーションの結果、全系焦点距離f(mm)は、各焦点距離状態(W,M,T)毎に、3.03(W)〜5.25(M)〜9.09(T)である。また、FナンバーFNOは、各焦点距離状態(W,M,T)毎に、3.2(W)〜4.6(M)〜5.9(T)である。また、画角2ωは、各焦点距離状態(W,M,T)毎に、75.0°(W)〜47.8°(M)〜28.7°(T)である。
さらに、上記構成の実施例1に係るズームレンズのシミュレーションの結果、第一のレンズ群G1の焦点距離f1は、−8.12mmである。第二のレンズ群G2の焦点距離f2は、8.18mmである。広角端でのズームレンズ系全体の焦点距離fWは、上述したように、3.03mmである。
上記シミュレーション結果から、(−f1/fW)の値は、2.68であることが分かる。当該値は、式(1)の関係を満足している。また、(−f2/f1)の値は、1.01であることが分かる。当該値は、式(2)の関係を満足している。
また、広角端での画角2ωは、75°と広画角であり、ズーム比(9.09/3.03)も3倍程度を確保されている。
また、実施例1に係るズームレンズの収差図を、図3,4,5に示す。ここで、図3は、広角端(W)における収差図である。図4は、ミドル(M)における収差図である。図5は、望遠端(T)における収差図である。また、図3,4,5において、左から、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。また、「FNO」は、Fナンバー値を示しており、「Y」は、最大像高(mm)を示している。
各球面収差図において、実線(d)は、d(黄)線(波長:587.56nm)に対する球面収差(mm)を示している。また、破線(g)は、g(青紫)線(波長:435.84nm)に対する球面収差(mm)を示している。また、一点鎖線(c)は、c(赤)線(波長:656.27nm)に対する球面収差を示している。
非点収差図において、実線(S)は、サジタル面でのd(黄)線に対する非点収差(mm)を示している。また、破線(M)は、メリディオナル面でのd(黄)線に対する非点収差(mm)を示している。
歪曲収差図において、実線は、d(黄)線に対する歪曲(%)を示している。
図3,4,5において、各データ線は、ほぼ0に収束している。このことから、実施例1に係るズームレンズでは、各収差は十分に補正されていることが分かる。なお、図5の球面収差図において、g線は、入射高が0付近での収差は少し大きくなっている。しかし、当該入射高0付近での収差の値は、0.2mm未満であることから、十分に補正できていると言える。
<実施の形態2>
本実施の形態に係るズームレンズも、三群構成のズームレンズである。
本実施の形態に係るズームレンズも、三群構成のズームレンズである。
図6は、本実施の形態に係るズームレンズの構成を示す図である。また、図7は、図6に示したズームレンズの光路を直線的に表した構成図である。なお、内部反射面を有するプリズムは、図7において、平行平板で表されている。また各図6,7において、物体側を前段側とし、像面側を後段側とする。
また、図6,7において、ri(i=1,2,3,・・・)は、物体側から数えてi番目の面であり、像面側に近づくに連れて数字は大きくなる。また、di(i=1,2,3,・・・)は、物体側から数えてi番目の軸上面間隔であり、像面側に近づくに連れて数字が大きくなる。
また、図6,7で示すズームレンズでは、各レンズ群G1,G2,G3の間隔を変化させることにより、変倍を行う。
具体的に、各レンズ群G1〜G3を、図7で示す矢印の方向M,Nに移動させることにより、変倍を行う。図7に示すように、第一のレンズ群G1は、変倍において位置が変動しない。また変倍(特に、広角端(W)から望遠端(T)へのズーミング)において、第二のレンズ群G2が光軸に沿って前段方向に移動すると、第三のレンズ群G3は、光軸に沿って一度後段側に移動した後に前段側へと移動する(図7参照)。
本実施の形態に係るズームレンズは、実施の形態1に係るズームレンズとほぼ同じ構成であるが、以下の点において両者は相違する。以下、相違点についてのみ言及する。なお、他の構成は、実施の形態1に係るズームレンズと同じであるので、ここでの説明は省略する。
本実施の形態に係るズームレンズでは、図6,7に示すように、負のパワーを有する第一のレンズ群G1は、新たに第四のレンズ10を備えている。当該第四のレンズ10は、負のパワーを有しており、プリズム2の後段に配設されている。
第四のレンズ10の物体側面r6は凹状の曲面形状であり、第四のレンズ10の像側面r7は凸状の曲面形状である(なお、レンズの中心付近では凸状であり、レンズの端部に行くほど曲率が緩くなり、レンズの端部付近では、正の曲率(凹状)となっている)。当該曲面形状により、第四のレンズ10は、全体として負のパワーを有している。また、第四のレンズ10のアッベ数は、プリズム2のアッベ数よりも大きい。
ところで、プラスチック製のレンズ等のアッベ数の分布は、27〜34の範囲内および49〜58の範囲内に分布している。したがって、第四のレンズ10およびプリズム2をプラスチック製として場合には、第四のレンズ10として、アッベ数が49以上の材料を採用し、またプリズム2として、アッベ数が35より小さい材料を採用することができる。
また、本実施の形態において、第一のレンズ1の物体側面r1は、凸状の曲面形状となっている。
また、本実施の形態において、プリズム2の物体側面r3は平面であり、プリズム2の像面側面r5は凸状の曲面形状である。
なお、上記とは逆に、プリズム2の物体側面r3を凸状の曲面形状として、プリズム2の像面側面r5を平面としても良い。つまり、プリズム2の物体側面r3と像側面r5のどちらか一方が平面であれば良く、他方の面は、プリズム2が全体として正のパワーを有する形状とされれば良い。
なお、本実施の形態に係るズームレンズにおいても、上記各式(1),(2)を満足するように設計されている。
本実施の形態に係るズームレンズは、上記の様に構成されているので、実施の形態1で説明した効果に加えて、以下に示す効果も有する。
本実施の形態に係るズームレンズでは、プリズム2のアッベ数よりも大きいアッベ数を有する、負のパワーを有する第四のレンズ10を新たに設けている。したがって、第一のレンズ群G1の負のパワーを第一のレンズ1と第四のレンズ10とで担うことができる。これにより、第一のレンズ10のレンズ厚を、より薄くすることができ、結果として、ズームレンズの奥行き方向(図6の上下方向)の厚みを、より薄くできる。
また、第四のレンズ10により、歪曲収差の補正を容易に行うことができる。
本実施の形態に係るズームレンズでは、プリズム2の物体側面r3および像側面r5のどちらか一方が平面である。したがって、プリズム2の物体側面r3と像側面r5との芯ズレを防止することができる。これにより、性能の高いプリズム2を容易に製造することができ、製造コストの削減も図ることができる。
なお、実施の形態1,2において、各レンズおよびプリズムが非球面を有する構成を採用しても良い。これにより、各収差の補正は、各レンズ等で行うことができるので、より少ない枚数のレンズにより、ズームレンズを構成することができる。
実施の形態1,2に係るズームレンズを構成している各レンズ群は、入射光線を屈折により偏向させる屈折型レンズ(つまり、異なる屈折率を有する媒質同士の界面で偏向が行われるタイプのレンズ)のみで構成されている。しかし、これに限られない。
例えば、回折により入射光線を偏向させる回折型レンズ、回折作用と屈折作用との組合わせにより入射光線を偏向させる屈折・回折ハイブリッド型レンズ、入射光線を媒質内の屈折率分布により偏向させる屈折率分布レンズ等で、各レンズ群を構成しても良い。
<実施例2>
図6,7で示した実施の形態2に係るズームレンズのシミュレーション結果を、以下に示す。表3は、実施例2の具体的な構成データである。また、表4は、各レンズの非球面係数を示した表である。
図6,7で示した実施の形態2に係るズームレンズのシミュレーション結果を、以下に示す。表3は、実施例2の具体的な構成データである。また、表4は、各レンズの非球面係数を示した表である。
表3,4における、ri,di,ni,νi等の定義は、実施例1と同様である。
実施例2では、第一のレンズ1、第二のレンズ3、第四のレンズ10およびレンズ5として、ゼオネックス(登録商標)E48Rを採用している。また、プリズム2および第三のレンズ4として、PC(ポリカーボネイト)を採用している。つまり、実施例2に係るズームレンズは、6枚のプラスチックレンズ(プリズムを含む)で構成されている。なお、面r3を除く、全ての屈折面を非球面としている。
上記構成の実施例2に係るズームレンズのシミュレーションの結果、全系焦点距離f(mm)は、各焦点距離状態(W,M,T)毎に、3.03(W)〜5.56(M)〜9.09(T)である。また、FナンバーFNOは、各焦点距離状態(W,M,T)毎に、3.2(W)〜4.6(M)〜5.7(T)である。また、画角2ωは、各焦点距離状態(W,M,T)毎に、75.0°(W)〜45.3°(M)〜28.7°(T)である。
さらに、上記構成の実施例2に係るズームレンズのシミュレーションの結果、第一のレンズ群G1の焦点距離f1は、−6.44mmである。第二のレンズ群G2の焦点距離f2は、7.37mmである。広角端でのズームレンズ系全体の焦点距離fWは、上述したように、3.03mmである。
上記シミュレーション結果から、(−f1/fW)の値は、2.13であることが分かる。当該値は、式(1)の関係を満足している。また、(−f2/f1)の値は、1.14であることが分かる。当該値は、式(2)の関係を満足している。
また、広角端での画角2ωは、75°と広画角であり、ズーム比(9.09/3.03)も3倍程度を確保されている。
また、実施例2に係るズームレンズの収差図を、図8,9,10に示す。ここで、図8は、広角端(W)における収差図である。図9は、ミドル(M)における収差図である。図10は、望遠端(T)における収差図である。また、図8,9,10において、左から、球面収差図、非点収差図、歪曲収差図を示す。また、「FNO」は、Fナンバー値を示しており、「Y」は、最大像高(mm)を示している。
各収差図における、各データの表示(各実線および各破線等)は、実施例1で説明したものと同じである。
図8,9,10において、各データ線は、ほぼ0に収束している。このことから、実施例2に係るズームレンズでは、各収差は十分に補正されていることが分かる。
1 第一のレンズ、2 プリズム、3 第二のレンズ、4 第三のレンズ、5 レンズ、10 第四のレンズ、G1 第一のレンズ群、G2 第二のレンズ群、G3 第三のレンズ群、S1 絞り、F1 赤外カットフィルタ、P1 光学像面。
Claims (14)
- 変倍において位置固定の、負のパワーを有する第一のレンズ群と、
変倍において位置可変の、正のパワーを有する第二のレンズ群と、
変倍において位置可変の、正のパワーを有する第三のレンズ群と、物体側からこの順に備えており、
各レンズ群の間隔を変化させることにより、前記変倍を行うズームレンズであって、
前記第一のレンズ群は、
負のパワーを有する第一のレンズと、
前記第一のレンズの後段に位置し、光路を折り曲げる機能を有し、正のパワーを有するプリズムと、を備えており、
前記第一のレンズのアッベ数は、前記プリズムのアッベ数より大きい、
ことを特徴とするズームレンズ。 - 前記第一のレンズの少なくとも一面は、非球面である、
ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。 - 前記第二のレンズ群は、
正のパワーを有する第二のレンズを、備えており、
前記第二のレンズの少なくとも一面は、非球面である、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のズームレンズ。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のズームレンズ;
1.5<−f1/fW<4.0 ・・・(1)
ただし、
f1:第一のレンズ群の焦点距離、
fW:広角端でのズームレンズ系全体の焦点距離、
である。 - 前記第二のレンズ群は、
正のパワーを有する第二のレンズと、
前記第二のレンズの後段に位置し、負のパワーを有する第三のレンズと、を備えており、
前記第二のレンズのアッベ数は、前記第三のレンズのアッベ数よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のズームレンズ。 - 前記プリズムの物体側面および像面側面は、曲面である、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のズームレンズ。 - 前記プリズムの物体側面および像面側面のどちらか一方は、平面である、
ことを特徴とする請求項1または請求項5のいずれかに記載のズームレンズ。 - 前記第一のレンズ群は、
前記プリズムの後段に位置し、負のパワーを有する第四のレンズを、さらに備えており、
前記第四のレンズのアッベ数は、前記プリズムのアッベ数よりも大きい、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか、または請求項7に記載のズームレンズ。 - 各前記レンズ群を構成している各レンズ、および前記プリズムは、
プラスチック製である、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のズームレンズ。 - 前記第一のレンズおよび前記プリズムは、プラスチック製であり、
前記第一のレンズのアッベ数は、49以上であり、
前記プリズムのアッベ数は、35より小さい、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のズームレンズ。 - 前記第二のレンズおよび前記第三のレンズは、プラスチック製であり、
前記第二のレンズのアッベ数は、49以上であり、
前記第三のレンズのアッベ数は、35より小さい、
ことを特徴とする請求項5に記載のズームレンズ。 - 前記第四のレンズは、プラスチック製であり、
前記第四のレンズのアッベ数は、49以上である、
ことを特徴とする請求項8に記載のズームレンズ。 - 各前記レンズ群が備える各前記レンズ、およびプリズムは、非球面を各々有している、
ことを特徴とする請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のズームレンズ。 - 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のズームレンズ;
1.0<−f2/f1<2.0 ・・・(2)
ただし、
f1:第一のレンズ群の焦点距離、
f2:第二のレンズ群の焦点距離、
である。
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